JPS58606B2 - 音片式レベル検出装置 - Google Patents
音片式レベル検出装置Info
- Publication number
- JPS58606B2 JPS58606B2 JP10367977A JP10367977A JPS58606B2 JP S58606 B2 JPS58606 B2 JP S58606B2 JP 10367977 A JP10367977 A JP 10367977A JP 10367977 A JP10367977 A JP 10367977A JP S58606 B2 JPS58606 B2 JP S58606B2
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- Japan
- Prior art keywords
- shaped
- sound piece
- powder
- level detection
- detection device
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- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は粉粒体のレベル検出装置に係り、特に超微粒子
の粉体のレベル検出に好適な形状の音片を備えた音片式
レベル検出装置に関する。
の粉体のレベル検出に好適な形状の音片を備えた音片式
レベル検出装置に関する。
音叉または振動体に粉粒体等を接触せしめ、その振動の
停止または減衰を電気的に検出して粉粒体等のレベルを
検出する装置は周知である。
停止または減衰を電気的に検出して粉粒体等のレベルを
検出する装置は周知である。
従来、粉粒体等のレベル検出装置に用いられている音叉
形状は一般に第1図に示すごとくU字形である。
形状は一般に第1図に示すごとくU字形である。
以下、第1図について説明する。U字形音叉振動体1の
脚片基部に接着した圧電素子2゜2′からのリード線3
,3′は支持板4に設置されている端子5,5′にそれ
ぞれ接続されている。
脚片基部に接着した圧電素子2゜2′からのリード線3
,3′は支持板4に設置されている端子5,5′にそれ
ぞれ接続されている。
リード線3,3′は音叉の振動を拘束せず安定にするた
め、負荷のかからぬ軽量で細い線をたわみをもたせて使
用している。
め、負荷のかからぬ軽量で細い線をたわみをもたせて使
用している。
なお、端子5″は音叉振動体1のアース端子である。
上記構成のU字形音叉振動体を小型にし、かつ、超微粒
子の粉体(例えば複写機のトナーの如きもの)のレベル
を検出するのに用いた場合、超微粒子の粉体は凝集力が
強いため、U字形音叉の設置位置より上記粉体のレベル
が低下しても、U字形音叉の両振動片の間隙に粉体が堆
積して、振動片を拘束したままになってしまう。
子の粉体(例えば複写機のトナーの如きもの)のレベル
を検出するのに用いた場合、超微粒子の粉体は凝集力が
強いため、U字形音叉の設置位置より上記粉体のレベル
が低下しても、U字形音叉の両振動片の間隙に粉体が堆
積して、振動片を拘束したままになってしまう。
それゆえ、レベル検出に誤動作が生ずる重大な欠点があ
る。
る。
また、上記において、音叉振動体を粉粒体中に挿入して
使用するので、リード線が粉粒体等の接触、衝撃により
断線したり、変形し、音叉振動体に接触して音叉の振動
特性を損うなどの機械的に弱い欠点もある。
使用するので、リード線が粉粒体等の接触、衝撃により
断線したり、変形し、音叉振動体に接触して音叉の振動
特性を損うなどの機械的に弱い欠点もある。
本発明の目的は凝集力の強い超微粒子粉体にも適用しう
る小型化が可能でしかも堅牢な新規な構成の音片式レベ
ル検出装置を提供するにある。
る小型化が可能でしかも堅牢な新規な構成の音片式レベ
ル検出装置を提供するにある。
本発明では棒の横振動を利用したI字形音片を用い、そ
の音片の振動の節の周囲を振動を拘束しないように簿い
膜板で支持し、さらにその膜板の外周部を中空柱で支持
する。
の音片の振動の節の周囲を振動を拘束しないように簿い
膜板で支持し、さらにその膜板の外周部を中空柱で支持
する。
そして、音片の中空柱内に収納された部分の部近傍に2
個の圧電素子を接着し、励振部とする。
個の圧電素子を接着し、励振部とする。
また、音片の中空柱から露出している部分が被レベル検
出粉粒体中に挿入する検出部となる。
出粉粒体中に挿入する検出部となる。
ここで、本発明に適用した理論的根拠を示せば以下の通
りである。
りである。
すなわち、断面の一様な棒が全く自由な状態になってい
るとき、棒は横振動をする。
るとき、棒は横振動をする。
この横振動の基本共振周波数f1は次式で表わされる。
ここに、l=棒の長さ、E=ヤング率
R=断面の回転半径、ρ=棒の密度
Rは方形断面の棒では振動する方向の棒の厚さを以下、
本発明を第2図に示した一実施例によって説明する。
本発明を第2図に示した一実施例によって説明する。
図において、棒の横振動を利用した方形断面のI字形音
片6の横振動の節部分を振動が拘束されないように簿く
膜板7で支持(両者を2溶接)し、さらに膜板7の外周
を支持板4に設置されている中空柱8で支持する。
片6の横振動の節部分を振動が拘束されないように簿く
膜板7で支持(両者を2溶接)し、さらに膜板7の外周
を支持板4に設置されている中空柱8で支持する。
中空柱8内に収納された音片6の両面の振動の部近傍に
接着された圧電素子2,2′はリード線3,3′、支持
台4に設置されている端子5,5′を経てアンプ9に接
続2されている。
接着された圧電素子2,2′はリード線3,3′、支持
台4に設置されている端子5,5′を経てアンプ9に接
続2されている。
そして、圧電素子2はアンプ9の入力側に、圧電素子2
はアンプ9の出力側に接続し、音片6を介して正帰還ル
ープを形成する。
はアンプ9の出力側に接続し、音片6を介して正帰還ル
ープを形成する。
リード線3″および端子5″は音片6のアース用である
。
。
なお、リード線3,3′には音片の振動を拘束せず安定
にするため、負荷のかからぬ軽量で細い線をたわみをも
たせて使用している。
にするため、負荷のかからぬ軽量で細い線をたわみをも
たせて使用している。
以上の説明でわかるごとく、被レベル検出粉粒体に接触
して破損または変形し易い、圧電素子2,2′、リード
線3゜3′は簿い膜板7、中空柱8、支持板4よりなる
ハウジング内に収納され保護される構成になっている。
して破損または変形し易い、圧電素子2,2′、リード
線3゜3′は簿い膜板7、中空柱8、支持板4よりなる
ハウジング内に収納され保護される構成になっている。
上記構成において、■字形音片6の長さの中央を薄い膜
板7で支持すると第3図のごとく、音片6は第2次モー
ドで振動し、その振動周波数はf1の2.756倍とな
る。
板7で支持すると第3図のごとく、音片6は第2次モー
ドで振動し、その振動周波数はf1の2.756倍とな
る。
その振動を圧電素子2で電気信号に変換し、アンプ9に
より増幅する。
より増幅する。
増幅された信号はもう一方の圧電素子2′に正帰還され
圧電素子2は歪みを生じ、その歪みは音片6の振動を促
すようになる。
圧電素子2は歪みを生じ、その歪みは音片6の振動を促
すようになる。
そして、ついにはI字形音片6は第2次モードの固有振
動数により振動が持続される。
動数により振動が持続される。
■字形音片6のハウジングから露出している部分すなわ
ち検出部に粉粒体が接触し、拘束すると正帰還ループが
断たれ振動が減衰し、ついには振動が停止する。
ち検出部に粉粒体が接触し、拘束すると正帰還ループが
断たれ振動が減衰し、ついには振動が停止する。
検出部を拘束している粉粒体が除かれると再びI字形音
片6は振動を始める。
片6は振動を始める。
アンプ9の振動出力は信号処理回路10により任意の信
号に変換する。
号に変換する。
したがって、粉粒体等のような、■字形音片6の振動を
拘束するもののレベルを正確に検出することができる。
拘束するもののレベルを正確に検出することができる。
しかも、検出部が単純形状のI字形音片であるから、凝
集力の強い超微粒子の粉体のレベル検出に適用しても粉
体が音片に耐着することなく、正確に検出できる効果が
ある。
集力の強い超微粒子の粉体のレベル検出に適用しても粉
体が音片に耐着することなく、正確に検出できる効果が
ある。
第4図は第2図の構成でI字形音片6を第3次モードの
振動で振動させた場合の実施例である。
振動で振動させた場合の実施例である。
すなわち、■字形音片6の長さとその一端から測った簿
い膜板の位置との比を0.6442または0.3558
(音片6の節位置)にした場合である。
い膜板の位置との比を0.6442または0.3558
(音片6の節位置)にした場合である。
この場合の固有振動数はf1の5,404倍で第3図の
第2次モード振動時より高くなるが、動作は上記と全く
同じであるから、粉粒体等のごときI字形音片6の検出
部の振動を拘束するもののレベルを検出することができ
る。
第2次モード振動時より高くなるが、動作は上記と全く
同じであるから、粉粒体等のごときI字形音片6の検出
部の振動を拘束するもののレベルを検出することができ
る。
第3次モードで振動させるようにすると、圧電素子2,
2′を接着する側の音片の長さが、露出している部分よ
り短かくてすむことになるので、装置としての小型化が
図れる効果がある。
2′を接着する側の音片の長さが、露出している部分よ
り短かくてすむことになるので、装置としての小型化が
図れる効果がある。
勿論、凝集力の強い超微粒子粉体に対する効果は第3図
の場合と同様である。
の場合と同様である。
第5図は圧電素子の接着位置の他の実施例である。
すなわち、簿い膜板7で支持され、かつ中空柱8内に収
納されているI字形音片6の同一側面に圧電素子2,2
′を同一極性で接着した場合である。
納されているI字形音片6の同一側面に圧電素子2,2
′を同一極性で接着した場合である。
圧電素子の極性が同一極性であるから、回路が簡単にな
る。
る。
この場合も前記2つの実施例と同様に動作し、■字形音
片6の露出部を粉粒体等で拘束すれば振動は停止または
減衰して、該粉粒体等のレベル検出ができることは勿論
である。
片6の露出部を粉粒体等で拘束すれば振動は停止または
減衰して、該粉粒体等のレベル検出ができることは勿論
である。
第4図に示した第3次モードの振動でその固有振動数が
約6kHzの音片式レベル検出装置(第2図構成)を製
作し、検出感度を測定した結果、音片の露出部の先端に
0.3g程度の荷重をかけると音片の振動は停止し、荷
重を除くと再振動した。
約6kHzの音片式レベル検出装置(第2図構成)を製
作し、検出感度を測定した結果、音片の露出部の先端に
0.3g程度の荷重をかけると音片の振動は停止し、荷
重を除くと再振動した。
これより高感度の粉粒体等のレベル検出が可能であるこ
とが明らかである。
とが明らかである。
以上の説明により、本発明によれば、棒の横振動を利用
するので、U字形音叉より構造が極めて単純である。
するので、U字形音叉より構造が極めて単純である。
それゆえ、凝集力の強い超微粒子の粉体のレベル検出に
適用しても、音片に該粉体が耐着することなく、誤動作
することがない効果がある。
適用しても、音片に該粉体が耐着することなく、誤動作
することがない効果がある。
なお、本音片式レベル検出装置は液体中の粉粒体のレベ
ル検出に使用しうることは勿論である。
ル検出に使用しうることは勿論である。
第1図は従来のU字形音叉の構成図、第2図は本発明の
一実施例を示す音片式レベル検出装置の構成図、第3図
は■字形前片を第2次モードの振動で使用した場合の説
明図、第4図はI字形音片を第3次モードの振動で使用
した場合の説明図、第5図は圧電素子の接着位置の他の
実施例を示す構成図である。 1・・・U字形音叉、2,2′・・・圧電素子、3,3
′。 3″・・・リード線、4・・・支持板、5,5′、5″
・・・端子、6・・・■字形前片、7・・・簿い膜板、
8・・・中空柱、9・・・アンプ、10・・・信号処理
回路。
一実施例を示す音片式レベル検出装置の構成図、第3図
は■字形前片を第2次モードの振動で使用した場合の説
明図、第4図はI字形音片を第3次モードの振動で使用
した場合の説明図、第5図は圧電素子の接着位置の他の
実施例を示す構成図である。 1・・・U字形音叉、2,2′・・・圧電素子、3,3
′。 3″・・・リード線、4・・・支持板、5,5′、5″
・・・端子、6・・・■字形前片、7・・・簿い膜板、
8・・・中空柱、9・・・アンプ、10・・・信号処理
回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 振動時の節部を支持される■字形音片と、このI字
形音片の支持部の一方側に取り付けた2つの圧電素子と
、一方の圧電素子の電気的出力を増幅して他方の圧電素
子に与える増幅回路と、前記I字形音片を支持部の他方
側を被検出粉体側に向けて支持する支持手段とを備えた
ことを特徴とする音片式レベル検出装置。 2 前記支持手段はI字形音片の支持部に取り付けられ
た簿膜とこの簿膜の周縁をその先端に支持しI字形音片
の前記−古訓を覆う中空柱とを有することを特徴とする
特許請求の範囲第1項の音片式レベル検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10367977A JPS58606B2 (ja) | 1977-08-31 | 1977-08-31 | 音片式レベル検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10367977A JPS58606B2 (ja) | 1977-08-31 | 1977-08-31 | 音片式レベル検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5437782A JPS5437782A (en) | 1979-03-20 |
JPS58606B2 true JPS58606B2 (ja) | 1983-01-07 |
Family
ID=14360464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10367977A Expired JPS58606B2 (ja) | 1977-08-31 | 1977-08-31 | 音片式レベル検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58606B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57160633U (ja) * | 1981-04-01 | 1982-10-08 | ||
JPS58202832A (ja) * | 1982-05-21 | 1983-11-26 | Murata Mfg Co Ltd | 荷重検出装置 |
US4570482A (en) * | 1982-04-23 | 1986-02-18 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Load-sensitive level detecting device |
JPS58186015A (ja) * | 1982-04-23 | 1983-10-29 | Murata Mfg Co Ltd | 荷重検出装置 |
JPS58201027A (ja) * | 1982-05-20 | 1983-11-22 | Murata Mfg Co Ltd | 画像形成材料のレベル検知装置 |
JPS6061626A (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-09 | Murata Mfg Co Ltd | 荷重検出装置 |
JPS62257027A (ja) * | 1986-05-01 | 1987-11-09 | Nouken Kogyo Kk | 振動式レベル検出装置 |
DE3619678A1 (de) * | 1986-06-11 | 1987-12-17 | Eberhard Hermann | Fuellstandskontrollgeraet |
JP2021023921A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | 株式会社ニクニ | 分離システム |
-
1977
- 1977-08-31 JP JP10367977A patent/JPS58606B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5437782A (en) | 1979-03-20 |
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