JPH10159486A - 複連型推進工法及び複連型推進管 - Google Patents
複連型推進工法及び複連型推進管Info
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- JPH10159486A JPH10159486A JP31997796A JP31997796A JPH10159486A JP H10159486 A JPH10159486 A JP H10159486A JP 31997796 A JP31997796 A JP 31997796A JP 31997796 A JP31997796 A JP 31997796A JP H10159486 A JPH10159486 A JP H10159486A
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Abstract
来の通常の単円トンネル用の掘進機、推進管、設備を転
用して容易に且つコストアップを招くことなく行えるよ
うにする。 【解決手段】 2台の掘進機1A・1Bをスペーサ2で
並列に結合するとともに、並列する推進管3・4相互も
2リング型カラー5で結合し、推進管3・4の間隙に充
填材を充填する。2台の掘進機1A・1Bを同時に掘進
させるのに伴い、並列結合した推進管3・4を同時に推
進させる。
Description
進管を接続し、掘進機の掘進に伴い推進管同士をカラー
で直列に連結して推進させる推進工法、特に、推進管に
よる複数のトンネルを並列して同時に施工する複連型推
進工法と、それに使用する複連型推進管に関する。
口径の小さな管渠の布設工法として用いられている。管
渠の形態として、部分的に2つの管渠を布設する必要が
ある場合(例えば、下水管の伏せ越し)や、途中より分
岐させる場合等には、従来は、図10に示すように2つ
の小口径単円トンネルt・tを別個に施工するか、又は
図11に示すように2つの管渠が内挿されるような大口
径の1つの単円トンネルTを施工していたので、次のよ
うな問題点があった。
合、通常、両トンネルの間隔をトンネル1つ分程度離す
必要があるので、占有幅又は占有高が大きくなり、ルー
ト選定が制限され、また立坑寸法の増大によりコストア
ップとなる。
コストアップとなる。 通常の口径の単円トンネル区間のための推進機、設
備等に加え、大口径の単円トンネル区間のための推進
機、設備等が別個に必要になるため、コストアップにな
る。
み、推進管による複数トンネルの同時施工を、従来の通
常の単円トンネル用の掘進機、推進管、設備を転用して
容易に且つコストアップを招くことなく行えるようにす
ることにある。
を並列に結合するとともに、並列する推進管相互も結合
し、複数の掘進機を同時に掘進させるのに伴い、並列結
合した推進管を同時に推進させる。並列する推進管相互
は、複リングのカラーで結合したうえ、推進管の間隙に
充填材を充填する。
を介して結合することにより、他工事、つまり一般の単
円トンネル用のものとして転用できる。
に基づいて詳述する。
の概略をそれぞれ示し、図1は横2連型、図2は縦2連
型としたものである。図1の横2連型の場合には、2台
の掘進機1A・1Bを容易に分離できるスペーサ2によ
り左右に並べて結合し、これに応じて推進管3・4も左
右に並べて同じスパン同士のものを2リング型のカラー
5で結合させ、その左右の結合を各スパン毎に行い、同
じカラー5で左右とも直列に継ぎ足しながら左右同時に
推進させる。図2の縦2連型の場合には、2台の掘進機
1A・1Bをスペーサ2により上下に並べて結合し、こ
れに応じて推進管3・4も上下に並べて同じスパン同士
のものを2リング型のカラー5で結合させ、その上下の
結合を各スパン毎に行い、同じカラー5で上下とも直列
に継ぎ足しながら上下同時に推進させる。横2連、縦2
連のいずれの場合にも、同じスパンの2本の推進管3・
4間の間隙にはモルタル等の充填材6を充填する。各掘
進機1A・1Bは、掘進方向を変更できるように中折れ
式のものを使用する。
び図5(図3のB−B線の断面図)に、横2連の場合に
おける同一スパンの2本の推進管3・4の結合例を示
す。2本の推進管3・4は、その前後両端で2リング型
カラー5により結合するとともに、前後のカラー5の間
においても板状の上下のスペーサ7・8により胴部同士
を結合して、上下のスペーサ7・8間に充填空間を形成
し、この充填空間にモルタル等の充填材6を充填する。
図)及び図9(図7のD−D線の断面図)に2リング型
カラー5の一例を示す。このカラー5は、左右2個のリ
ング9・10を、板状の上下のスペーサ11・12によ
り所定の間隔を保持して結合し、更にその補強のためこ
れらスペーサ11・12間において複数の補助リブ13
でも結合して左右一体にしたものである。上下のスペー
サ11・12間の間隙にも、図4に示すようにモルタル
等の充填材6を充填するが、その充填を前後に分けて行
うため、上下のスペーサ11・12の間に仕切板14が
設けられている。各リング9・10は、従来の単一リン
グのカラーと同様に、ウエブ15とフランジ16とによ
るT形断面になっており、前後2本の推進管(例えば、
図1における前後の推進管4・4)を直列連結する場
合、それらの端部をウエブ15の前後においてフランジ
16に嵌合させる。
ンネルを施工するには、2台の掘進機1A・1Bを同時
に掘進させるのに伴い、2本の推進管3・4を図3ない
し図5に示したように並列結合してジャッキ(図示せ
ず)により後押ししながら同時に推進させる。1スパン
分の1組の推進管3・4を推進させたら、次の組の推進
管3・4を前組の推進管3・4にカラー5で直結し、2
台の掘進機1A・1Bを同時に掘進させるのに伴い、同
様に後押ししながら全ての推進管3・4を同時に推進さ
せ、同様の工程を繰り返す。
ルを同時に施工した後、掘進機1A・1Bを他工事に転
用する場合には、2台の掘進機1A・1Bを結合してい
るスペーサ2を撤去して掘進機1A・1Bを分離する。
が、3連以上にも上記と同様にして適用できる。
進管による複数トンネルの同時施工を、従来の通常の単
円トンネル用の掘進機、推進管、設備を転用し、カラー
を複リングにすることと、結合のためのスペーサを付加
するだけで、容易に且つさしたるコストアップを招くこ
となく行える。一方、立坑寸法は、複数の単円トンネル
を別々に施工する場合に比べ小さくなるので、その面で
はコストダウンになる。また、使用後の掘進機を容易に
分離し、他工事に転用することができる。
る。
る。
従来工法の説明図である。
な1つの大口径単円トンネルを施工する従来工法の説明
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】掘進機の掘進に伴い推進管同士をカラーで
直列に連結して推進させる推進工法において、複数の掘
進機を並列に結合するとともに、並列する推進管相互も
結合し、複数の掘進機を同時に掘進させるのに伴い、並
列結合した推進管を同時に推進させることを特徴とする
複連型推進工法。 - 【請求項2】並列する推進管相互を複リングのカラーで
結合し、その結合された推進管の間隙に充填材を充填す
ることを特徴とする請求項1に記載の複連型推進工法。 - 【請求項3】複数の掘進機を並列に結合するとともに、
これら掘進機に接続されて並列する推進管相互を複リン
グのカラーで結合し、更にその結合された推進管の間隙
に充填材を充填したことを特徴とする複連型推進管。 - 【請求項4】掘進機相互を、容易に分離できるスペーサ
を介して結合したことを特徴とする請求項3に記載の複
連型推進管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31997796A JP3840712B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 複連型推進工法及び複連型推進管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31997796A JP3840712B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 複連型推進工法及び複連型推進管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10159486A true JPH10159486A (ja) | 1998-06-16 |
JP3840712B2 JP3840712B2 (ja) | 2006-11-01 |
Family
ID=18116374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31997796A Expired - Fee Related JP3840712B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 複連型推進工法及び複連型推進管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3840712B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1031391C2 (nl) * | 2006-03-16 | 2007-09-18 | Sterk Midden Nederland B V | Werkwijze voor het vervaardigen van een doorgang in een ondergrond, alsmede pijpsectie daarvoor. |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP31997796A patent/JP3840712B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1031391C2 (nl) * | 2006-03-16 | 2007-09-18 | Sterk Midden Nederland B V | Werkwijze voor het vervaardigen van een doorgang in een ondergrond, alsmede pijpsectie daarvoor. |
EP1835125A1 (en) * | 2006-03-16 | 2007-09-19 | Sterk Midden Nederland B.V. | Method for the production of an underground passage, and also pipe section for use with said method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3840712B2 (ja) | 2006-11-01 |
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