JPH10157464A - フランジカバー - Google Patents

フランジカバー

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JPH10157464A
JPH10157464A JP9284004A JP28400497A JPH10157464A JP H10157464 A JPH10157464 A JP H10157464A JP 9284004 A JP9284004 A JP 9284004A JP 28400497 A JP28400497 A JP 28400497A JP H10157464 A JPH10157464 A JP H10157464A
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JP
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flange cover
core member
hollow cavity
outer edge
inner edge
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JP9284004A
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Eric Drozd
エリック・ドロズ
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Original Assignee
Standard Products Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変形が防止される、車両に取り付けるフラン
ジカバーを提供すること。 【解決手段】 車両に取り付けるフランジカバー１０
は、複数の開口部を有するコア部材３６を有する。コア
部材３６の周囲にはエラストマー層が配置されている。
エラストマー層の内側には内縁５８及び外縁５６を有す
る長手方向に延びる中空の空洞がある。内縁５８は、コ
ア部材と外縁５６との間に配置されている。長手方向に
延びるリブは、中空の空洞の外縁５６から中空の空洞の
内縁５８に向かって突出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、フランジカバーま
たはエッジカバーに関する。さらに詳細には、本発明
は、フランジ手段またはエッジカバー手段によって車両
に取り付けられるのに適したドアシールまたはガラス走
行溝に関する。
【０００２】
【従来の技術】フランジカバーを備えたドアシール及び
ガラス走行溝は、車両の製造に使用される。このような
フランジカバーを製造する１つの方法は、細片形状の金
属コアを使用し、このストリップは、間に開口部を備え
た複数の長手方向に間隔を置いたバンドを形成するよう
に溝が形成されている。金属コアは、Ｕ形状またはＳ形
状のような所定の形状に予め成形され、エラストマー材
料が、予め成形されたコアの周りに形成される。エラス
トマー材料は、間隔をおいた金属バンドの間の開口部内
に沈みまたは落ちる。これはバンドに対応した一連の山
及び開口部に対応した谷を備えた外面を形成する。この
状態は、一般に“ハングリホース”（hungry horse）効
果または外観と称される。同様の“ハングリホース”状
態は、ワイヤコアのフランジカバーで生じるが、あまり
明瞭には生じない。“ハングリホース”を呈するフラン
ジカバーの美的外観は望ましくない。なぜならば、それ
は、円滑に連続した外面を提供しないからである。
【０００３】
【課題を解決するための手段】車両に取り付けるフラン
ジカバーは複数の開口部を有するコア部材を有する。エ
ラストマー層はコア部材の周りに配置されている。内縁
と外縁とを有する長手方向に延びる中空の空洞がエラス
トマー層内にあり、内縁は、コア部材と外縁との間に配
置されている。長手方向に延びるリブは、中空の空洞の
外縁から前記中空の空洞の内縁に向かって突出してい
る。
【０００４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。
【０００５】図１には、参照符号１０によって支持され
る本発明のフランジカバーの好ましい実施例が示されて
いる。フランジカバー１０は、車両１６のドア１４のド
ア開口部１２に設置されている。フランジカバー１０
は、ドア開口部１２の周囲全体に延びている細長い組立
体である。フランジカバー１０は、図２に示すようなフ
ランジ１９を受ける開放端１７を形成する。別の例とし
て、フランジカバー１０は、ロッカパネル１８の後方部
分から上方にＢピラー２０に沿ってヘッダ２２に延び、
そしてＡピラー２４に沿って下方に延びて、ロッカーパ
ネル１８の前方部分に戻る。このような場合において、
ドア１４の下縁に沿うか、またはしきいプレート２６の
いずれかに沿って分離シールが形成される。このいずれ
かの状態において、コーナー２８，３０，３２または３
４で、フランジカバー１０は、従来技術のように、留め
継ぎ構造または突き合わせ構造によって形成することが
できる。
【０００６】図１の線２−２に沿って切断した断面図で
ある図２に示すように、フランジカバー１０は、フラン
ジカバー１０の長手方向に長さ全体に延びているアルミ
ニウム、スチールまたは他の適当な金属で構成されてい
る細長い金属構造のコア部材３６を含む。エラストマー
延伸層３８は、コア部材３６のほぼ全体を被覆する。保
持部材４０及び４２及び密封部材４４，４６，４７が層
３８に一体的に組み込まれている。好ましい実施例にお
いて、内側に延びる装飾リップ４８は、層３８に含まれ
る。装飾リップ４８は、Ａピラートリムパネル（A pill
ar trim panel）、Ｂピラートリムパネル（B pillar tr
im panel）またはカウルパネルトリム（cowl panel tri
m）のような内側トリム部材（図示せず）とほぼ境界を
接している。別の例として、装飾リップ４８を取り外
し、長手方向に延びる中空の空洞５２をフランジカバー
１０の脚部位置４９に沿って配置されしてもよい。この
ように内側トリムパネル（上述したが図示はしない）は
層３８の外面５４と接している。また、本発明の好まし
い実施例では、密封バルブ５１が層３８に取り付けられ
ている。
【０００７】層３８内には、長手方向に延びる中空の空
洞５２が形成されており、この中空の空洞５２は、コア
部材３６と層の外面５４との間に配置されている。空洞
５２は、外面５４にほぼ平行であり、外縁５６と内縁５
８とを有する。内縁５８は、コア部材３６と外縁５６と
の間に配置されている。リブ６０は、外縁５６から空洞
５２及び該空洞５２の内縁５８に向けて突出しており、
フランジカバー１０の長手方向に延びている。
【０００８】図３を参照すると、当業者においてよく知
られているように所定の形状にロール成形される前のコ
ア部材３６の平面図が示されている。前述したように、
コア部材３６は、金属細片材料から形成されている。コ
ア部材３６は、複数のバンド６２が互いに間隔を置いて
おり、ウエブ６４によって接続され、バンド６２の各対
の間に複数の開口部６６を形成するように成形される。
【０００９】コア部材３６は、その表面の周りに層３８
が形成される前に予備成形される。コア部材３６は、平
坦なコアを一連のロールに通して、（図２に示すよう
に）ほぼＵ形状、または（図５に示すような）ほぼＳ形
状を形成することによって予備成形される。一旦、コア
部材３６が適当な所定形状に成形されると、層３８が、
コア部材３６の周りに成形される。別の例として、ロー
ル成形の前にコア部材３６の周りに層３８を成形するこ
とは、製造上、時間的に有利である。このような場合、
フランジカバー１０は、所望の形状に１つのアセンブリ
としてロール成形される。“ハングリホース”（hungry
horse）状態は、コアが層３８の成形の前の予備成形さ
れるか、または層３８がコア部材３６の周りに成形され
た後に、フランジカバー１０が１つのアセンブリとして
所望の形状に形成されるかどうかにかかわらず現れる。
【００１０】中空の空洞５２、特にリブ６０の目的は、
開口部５２に接触して、“ハングリホース”状態になる
層３８の部分と、層３８の外面５４との間に空隙を形成
することである。このような空隙を形成することによっ
て、通常、“ハングリホース”状態にある山と谷は、層
３８の外面では観察することができない。これは、車両
に設置されたときに見えるフランジカバー１０の部分に
おける美的外観を改良する。
【００１１】リブ６０は、処理中に空洞５２の内縁５８
との最小限の接触面を提供する。もしリブ６０が設けら
れていない場合には、外縁５６の大きな面は、層３８が
温かく、成形後、まだ柔軟な間に内縁５８に接触する。
この接触が起こるとき、“ハングリホース”状態が外面
５４に転移され、外面５４に現れる。中空の空洞５２の
外縁５６にリブ６０を組みつけることによって、外縁５
６が内縁５８に接触することを防止するために空気を空
洞５２内に送るような追加的な作業は必要ではなくな
る。よってリブ６０を組み込むことによって、外縁５６
が内縁５８に接触することを防止するために必要な追加
的な作業は、必要ではなくなり、時間、経費及び複雑性
が低減される。
【００１２】図４を参照すると、第１の実施例によるよ
うに一連の金属バンドに対向するようにワイヤ６９から
成る別のコア部材６８が示される。ワイヤコア６８は、
連続的なワイヤ６９から構成され、該ワイヤ６９は、コ
ア６８の幅にわたって曲がりくねり（蛇行し）、図示す
るようにコア６８の長さにわたって設けられる。いくつ
かの繊維またはワイヤストランド７２は、コア６８の幅
にわたって配置されており、曲がりくねって形成された
ワイヤ６９を安定させる一方、完成したときコア６８の
可撓性に悪影響を与えない。
【００１３】“ハングリホース”効果の山及び谷は、ワ
イヤコア部材６８を使用するときに生じるが、該“ハン
グリホース”効果の大きさは、コア６８に使用されるワ
イヤ６９の小さい直径によって低減される。従って、本
発明の内容は、ワイヤコア部材６８のようなコア部材を
使用してフランジカバーに組み込むことができる。
【００１４】図５は、参照符号８０で示されるガラス走
行溝を示す図１のライン５−５に沿った断面図である。
金属コア部材８２は、ほぼＳ形状に形成され、図３に示
す場合と同様にバンド及び開口部を含む。前に示したフ
ランジカバーと同様に、ガラスの走行溝８０の成形層８
３は、“ハングリホース”状態になることが考えられ
る。このように、長手方向に延びる中空の空洞８４をガ
ラス走行溝８０に組み込むことが考慮される。中空の空
洞８４は、前述したリブ６０と同じように作用するリブ
８６を組み込む。
【００１５】ガラス走行溝８０は、層８３に組み込まれ
るか、装飾リップ８８が取り付けられる。別の例とし
て、装飾リップ８８が取り除かれ、長手方向に延びる中
空の空洞８４がガラス走行溝８０の脚部部分９０に沿っ
て配置されてもよい。
【００１６】前述した説明は、本発明の一実施例を示し
説明し、本発明の範囲を制限するものではないことを理
解すべきである。この説明、添付図面及び請求の範囲か
ら当業者は、本発明の精神及び範囲から逸脱せずに容易
に変更、改造、変形を行うことができることを理解でき
るであろう。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によって製造されたフランジカバーの好
ましい実施例を有する車両の一部の斜視図である。
【図２】図１のフランジカバーを示す図１の線２−２に
沿った断面図である。
【図３】コアを予め成形する前に図１及び図２の好まし
い実施例を製造する際に使用される金属コアの平面図で
ある。
【図４】本発明に使用される他の実施例の金属コアの平
面図である。
【図５】本発明によって製造されたフランジカバーの他
の好ましい実施例を示す図１の線５−５に沿った断面図
である。
【符号の説明】
１０ フランジカバー １２ ドア開口部 １４ ドア １６ 車両 １７ 開放端 １８ ロッカパネル １９ フランジ ２０ Ｂピラー ２２ ヘッダ ２４ Ａピラー ２８，３０，３２，３４ コーナ ３６ コア部材 ３８ 層 ４０，４２ 保持部材 ４８ 装飾リップ ５２ 中空の空洞 ５４ 外面 ５６ 外縁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 開口部を有するコア部材と、 前記コア部材の周りに配置されたエラストマー層とを有
    し、 前記層は、前記層の外面と前記コア部材との間に配置さ
    れた長手方向に延びる中空の空洞を有し、前記中空の空
    洞は、前記中空の空洞の外縁から前記中空の空洞の内縁
    に向かって突出している長手方向に延びるリブを備え、
    前記内縁は、前記コア部材と前記外縁との間に配置され
    ている車両のフランジに取り付けるフランジカバー。
  2. 【請求項２】 前記コア部材は、中に開口部を備えた金
    属細片材料を有する請求項１に記載のフランジカバー。
  3. 【請求項３】 前記コア部材はワイヤから成る請求項１
    に記載のフランジカバー。
  4. 【請求項４】 前記中空の空洞は、前記フランジを受け
    る前記フランジカバーの開放端とは反対側に配置されて
    いる請求項１に記載のフランジカバー。
  5. 【請求項５】 前記中空の空洞は、前記フランジカバー
    の脚部部分に沿って配置されており、前記中空の空洞の
    外縁から前記中空の空洞の内縁に向かって突出している
    長手方向に延びるリブを備え、前記内縁は、前記コア部
    材と前記外縁との間に配置されている請求項１に記載の
    フランジカバー。
  6. 【請求項６】 前記フランジカバーはガラス走行溝であ
    る請求項１に記載のフランジカバー。
  7. 【請求項７】 前記中空の空洞は、前記ガラス走行溝の
    脚部部分に沿って配置されており、前記中空の空洞の外
    縁から前記中空の空洞の内縁に向かって突出している長
    手方向に延びるリブを備え、前記内縁は、前記コア部材
    と前記外縁との間に配置されている請求項６に記載のフ
    ランジカバー。
JP9284004A 1996-10-16 1997-10-16 フランジカバー Abandoned JPH10157464A (ja)

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