JPH05212465A - 車両用ウェザーストリップとその芯体製作法 - Google Patents
車両用ウェザーストリップとその芯体製作法Info
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- JPH05212465A JPH05212465A JP4242625A JP24262592A JPH05212465A JP H05212465 A JPH05212465 A JP H05212465A JP 4242625 A JP4242625 A JP 4242625A JP 24262592 A JP24262592 A JP 24262592A JP H05212465 A JPH05212465 A JP H05212465A
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- weatherstrip
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- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
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- B60J10/70—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
- B60J10/74—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 用途に合せて幅を変更したものを製作できる
一体物のベルト型ウェザーストリップを、提供する。 【構成】 U字形の芯体20の中間脚部24に対応する
部分で芯体素材に、長さ方向で間欠配置の多数の切抜き
穴28aを形成しておいて、芯体素材を芯体形状へと成
形する時に中間脚部の幅を拡大するように引張り曲げし
て所定のウェザーストリップ幅を得る。エラストマー材
の外層は上記成形の前又は後で芯体上に押出し成形して
施す。
一体物のベルト型ウェザーストリップを、提供する。 【構成】 U字形の芯体20の中間脚部24に対応する
部分で芯体素材に、長さ方向で間欠配置の多数の切抜き
穴28aを形成しておいて、芯体素材を芯体形状へと成
形する時に中間脚部の幅を拡大するように引張り曲げし
て所定のウェザーストリップ幅を得る。エラストマー材
の外層は上記成形の前又は後で芯体上に押出し成形して
施す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用のベルト型ウェ
ザーストリップに関するものである。より詳しく言うと
この発明は、例えば滑動する窓ガラスと車両ドアの外観
呈示面との間の車両部分を密封するため等に用いられる
ベルト型ウェザーストリップに関する。
ザーストリップに関するものである。より詳しく言うと
この発明は、例えば滑動する窓ガラスと車両ドアの外観
呈示面との間の車両部分を密封するため等に用いられる
ベルト型ウェザーストリップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のベルト型ウェザーストリップは一
般に、車両のシートメタル製フランジ領域のためのウェ
ザーストリップとして利用されて来ている。例えば車両
のドアは、外観呈示面部分をドア内側のフレーム部分に
対し接続するための、スポット溶接された端部フランジ
を有する。このようなフランジは普通、窓穴を形成する
ために設けられている。ウェザーストリップは普通、ガ
ラス窓を密封すると共に水を掻取るためのシール舌片
と、ドアの外観呈示面のベルト受棚に対し係合してフラ
ンジ領域に対する水分の侵入を阻止するところの張出し
たエラストマー帯片部とを有する。
般に、車両のシートメタル製フランジ領域のためのウェ
ザーストリップとして利用されて来ている。例えば車両
のドアは、外観呈示面部分をドア内側のフレーム部分に
対し接続するための、スポット溶接された端部フランジ
を有する。このようなフランジは普通、窓穴を形成する
ために設けられている。ウェザーストリップは普通、ガ
ラス窓を密封すると共に水を掻取るためのシール舌片
と、ドアの外観呈示面のベルト受棚に対し係合してフラ
ンジ領域に対する水分の侵入を阻止するところの張出し
たエラストマー帯片部とを有する。
【0003】このような構造において調和のとれた適応
性を産み出すためウェザーストリップに、車両外面の仕
上げ輪郭と美的に調和する着色エラストマー帯片或はク
ロム帯片等を含む形状推移面を設けることが望まれてい
る。多くの車両構造において形状推移端縁部を有するベ
ルト受棚が、ウェザーストリップの外観呈示面から車両
ドアの外観呈示面への推移点となるドアフランジの近く
に形成されている。このような端縁部はドアの長さ方向
に沿って幅を変更している場合があり、このためウェザ
ーストリップをそれに調和させることが望ましい変動す
る湾曲を有し得る。
性を産み出すためウェザーストリップに、車両外面の仕
上げ輪郭と美的に調和する着色エラストマー帯片或はク
ロム帯片等を含む形状推移面を設けることが望まれてい
る。多くの車両構造において形状推移端縁部を有するベ
ルト受棚が、ウェザーストリップの外観呈示面から車両
ドアの外観呈示面への推移点となるドアフランジの近く
に形成されている。このような端縁部はドアの長さ方向
に沿って幅を変更している場合があり、このためウェザ
ーストリップをそれに調和させることが望ましい変動す
る湾曲を有し得る。
【0004】ベルト型ウェザーストリップは車体の形状
にとけ込み、車両ドアの形状推移端縁部でほぼ連続した
面を形成するものであるのが望ましい。従来の構造例で
はこれを、個別的な用途ごとの特別な要求に合せて2つ
物のベルト型ウェザーストリップを製作することによ
り、達成していた。すなわち例えばベルト型ウェザース
トリップの芯体と外観呈示面を、調和させるべき形状推
移端縁部の特定の仕様に合せて製作していた。この部分
の製作後に同部分に対し、別に製作された窓シール舌片
部材をステープル等を用いて取付け、その上でベルト型
ウェザーストリップを車両の端部フランジ上に組付けて
いた。他の解決法は本願出願人の米国特許No.4,9
49,507に開示されており、そこではウェザースト
リップの幅の変動に対処するのに余分の素材量が利用さ
れている。
にとけ込み、車両ドアの形状推移端縁部でほぼ連続した
面を形成するものであるのが望ましい。従来の構造例で
はこれを、個別的な用途ごとの特別な要求に合せて2つ
物のベルト型ウェザーストリップを製作することによ
り、達成していた。すなわち例えばベルト型ウェザース
トリップの芯体と外観呈示面を、調和させるべき形状推
移端縁部の特定の仕様に合せて製作していた。この部分
の製作後に同部分に対し、別に製作された窓シール舌片
部材をステープル等を用いて取付け、その上でベルト型
ウェザーストリップを車両の端部フランジ上に組付けて
いた。他の解決法は本願出願人の米国特許No.4,9
49,507に開示されており、そこではウェザースト
リップの幅の変動に対処するのに余分の素材量が利用さ
れている。
【0005】従来の2つ物ベルト型ウェザーストリップ
は、使用する加工及び製造装置を車両のモデルごとに変
更しなければならないことから、製造コストが比較的高
価についていた。また従来の2つ物ベルト型ウェザース
トリップ構造によるとウェザーストリップの芯体部分に
シール舌片部分を取付けるのに別工程を必要とし、ベル
ト型ウェザーストリップを組立てるのに必要な労賃がさ
らに加算される問題点があった。
は、使用する加工及び製造装置を車両のモデルごとに変
更しなければならないことから、製造コストが比較的高
価についていた。また従来の2つ物ベルト型ウェザース
トリップ構造によるとウェザーストリップの芯体部分に
シール舌片部分を取付けるのに別工程を必要とし、ベル
ト型ウェザーストリップを組立てるのに必要な労賃がさ
らに加算される問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって前述のよう
な用途に適当している一体物のベルト型ウェザーストリ
ップを提供して、製作中の別々の作業からするコストを
節減することが望ましい。またベルト受棚の幅変動に適
応させるように引張り成形して幅を変更できるベルト型
ウェザーストリップを提供することも、望まれるところ
である。このようなウェザーストリップの構造は車両部
品の工具加工及び製作に要するコストを低減し、資源の
有効利用と車両部品の製作及び販売コストの低減をもた
らすことになる。
な用途に適当している一体物のベルト型ウェザーストリ
ップを提供して、製作中の別々の作業からするコストを
節減することが望ましい。またベルト受棚の幅変動に適
応させるように引張り成形して幅を変更できるベルト型
ウェザーストリップを提供することも、望まれるところ
である。このようなウェザーストリップの構造は車両部
品の工具加工及び製作に要するコストを低減し、資源の
有効利用と車両部品の製作及び販売コストの低減をもた
らすことになる。
【0007】
【発明の要約】この発明は、車両の端部フランジに係合
させて該フランジ上に取付けられるベルト型ウェザース
トリップに係る。このベルト型ウェザーストリップは一
体的な芯体を含み、同芯体は車両の端部フランジ上に嵌
め込むための幅を有する略U字形部分を形成する背脚
部、中間脚部及び外観呈示面脚部を有する。エラストマ
ーより成る外層が芯体の少なくとも一部分上に、該芯体
上から延出する少なくとも1個のシール舌片を形成する
ように押出し成形されている。この発明に従って芯体の
上記中間脚部には多数の打抜き穴を、ウェザーストリッ
プの製作中に該ウェザーストリップの幅をウェザースト
リップ長さ方向に沿って変更できるように中間脚部の幅
変更を可能とすべく、形成してある。これによって車両
面に対するより優れた適合性が、ウェザーストリップに
与えられる。
させて該フランジ上に取付けられるベルト型ウェザース
トリップに係る。このベルト型ウェザーストリップは一
体的な芯体を含み、同芯体は車両の端部フランジ上に嵌
め込むための幅を有する略U字形部分を形成する背脚
部、中間脚部及び外観呈示面脚部を有する。エラストマ
ーより成る外層が芯体の少なくとも一部分上に、該芯体
上から延出する少なくとも1個のシール舌片を形成する
ように押出し成形されている。この発明に従って芯体の
上記中間脚部には多数の打抜き穴を、ウェザーストリッ
プの製作中に該ウェザーストリップの幅をウェザースト
リップ長さ方向に沿って変更できるように中間脚部の幅
変更を可能とすべく、形成してある。これによって車両
面に対するより優れた適合性が、ウェザーストリップに
与えられる。
【0008】この発明はまた、ウェザーストリップの一
体的な芯体を製作する方法に係る。この発明に従ってウ
ェザーストリップの芯体素材を用意し、この芯体素材の
幅方向中央部分に多数の打抜き穴を、芯体素材長さ方向
に沿い間欠的に配置して形成する。該芯体素材から芯体
形状を、上記中央部分の幅変更を容易とする上記の多数
の打抜き穴を有する該中央部分に沿って引張り曲げする
ことにより成形し、もって芯体の幅寸法を調整する。エ
ラストマー外層の芯体上への押出し成形は、芯体の上記
成形前又は成形後に行える。以上よりして幅寸法ないし
横断面形状を変更するウェザーストリップを、容易に形
成できることになる。したがって本発明方法によれば最
終の用途に合せて幅を変更された一体物のウェザースト
リップが、ウェザーストリップの仕上げ構造を与えるよ
うに引張り曲げ及びロール成形するといった単純な手段
で、提供されることになる。
体的な芯体を製作する方法に係る。この発明に従ってウ
ェザーストリップの芯体素材を用意し、この芯体素材の
幅方向中央部分に多数の打抜き穴を、芯体素材長さ方向
に沿い間欠的に配置して形成する。該芯体素材から芯体
形状を、上記中央部分の幅変更を容易とする上記の多数
の打抜き穴を有する該中央部分に沿って引張り曲げする
ことにより成形し、もって芯体の幅寸法を調整する。エ
ラストマー外層の芯体上への押出し成形は、芯体の上記
成形前又は成形後に行える。以上よりして幅寸法ないし
横断面形状を変更するウェザーストリップを、容易に形
成できることになる。したがって本発明方法によれば最
終の用途に合せて幅を変更された一体物のウェザースト
リップが、ウェザーストリップの仕上げ構造を与えるよ
うに引張り曲げ及びロール成形するといった単純な手段
で、提供されることになる。
【0009】この発明の他の特徴と長所は、添付図面を
参照して行う以下の説明から明白に理解される。
参照して行う以下の説明から明白に理解される。
【0010】
【実施例】図1に示す本発明に従ったベルト型ウェザー
ストリップ10は、車両のドア14の端部フランジ12
に対し係合させて該フランジ上に取付けられるものに形
成されている。ドア14はベルト受棚部16を含み、ま
たウェザーストリップ10が該ドア14と接する端縁部
18の湾曲でもって示したように長さ方向で湾曲した形
状を有する。
ストリップ10は、車両のドア14の端部フランジ12
に対し係合させて該フランジ上に取付けられるものに形
成されている。ドア14はベルト受棚部16を含み、ま
たウェザーストリップ10が該ドア14と接する端縁部
18の湾曲でもって示したように長さ方向で湾曲した形
状を有する。
【0011】ベルト型ウェザーストリップ10は一体的
な芯体20を含み、この芯体20は背脚部22、中間脚
部24及び外観呈示面脚部26を有する。これらの脚部
22,24,26は、端部フランジ12上に嵌め込まれ
る略U字形の部分を形成している。中間脚部24には多
数の打抜き穴28aを形成してある。これらの打抜き穴
28aは中間脚部24の幅を拡張可能とし、ウェザース
トリップの製作中に引張り曲げによってウェザーストリ
ップの幅を、端縁部18についてのより良い適合性が得
られるように変更できることとする。
な芯体20を含み、この芯体20は背脚部22、中間脚
部24及び外観呈示面脚部26を有する。これらの脚部
22,24,26は、端部フランジ12上に嵌め込まれ
る略U字形の部分を形成している。中間脚部24には多
数の打抜き穴28aを形成してある。これらの打抜き穴
28aは中間脚部24の幅を拡張可能とし、ウェザース
トリップの製作中に引張り曲げによってウェザーストリ
ップの幅を、端縁部18についてのより良い適合性が得
られるように変更できることとする。
【0012】打抜き穴28aを有する中間脚部24の詳
細構造を、図2,3に示してある。図3には中間脚部2
4の幅を拡張しない状態での打抜き穴形状を示してあ
り、芯体素材(ブランク)52中に切れ目を施してあ
る。本図に示すように打抜き穴は当初、素材52の幅方
向中央部分に素材長さ方向で間欠的に配して単なる細長
い切り目28として形成される。好ましい実施例では図
示のようにこれらの切り目28は、互に平行すると共に
芯体素材ないし最終ウェザーストリップの長手軸線に対
し傾斜するように設けられる。切り目28は中間脚部2
4の幅を越えず、且つ該脚部24のほぼ全幅にまたがる
寸法のものとするのがよい。しかし切り目28は、達成
すべき引張り曲げ量に依存して上記以外の寸法のものと
もできる。次に芯体素材52から芯体20を、ウェザー
ストリップの形状へと成形して作製し、この成形中に幅
方向中央部分に沿い引張り曲げして図2に示す最終の湾
曲形状を得る。この図2から理解されるように芯体素材
中央部分の切り目28は同部分の幅が拡大されると自ら
も拡げられて、中間脚部24中で楕円形をとる打抜き穴
28aとなる。つまり切り目ないし打抜き穴28,28
aは拡げられた形で、ウェザーストリップ長さ方向での
幅ないし横断面形状の変更を可能とし、これによって車
両でのウェザーストリップの所期の用途に適応させた適
正な輪郭形状を製作中に付与できることとする。
細構造を、図2,3に示してある。図3には中間脚部2
4の幅を拡張しない状態での打抜き穴形状を示してあ
り、芯体素材(ブランク)52中に切れ目を施してあ
る。本図に示すように打抜き穴は当初、素材52の幅方
向中央部分に素材長さ方向で間欠的に配して単なる細長
い切り目28として形成される。好ましい実施例では図
示のようにこれらの切り目28は、互に平行すると共に
芯体素材ないし最終ウェザーストリップの長手軸線に対
し傾斜するように設けられる。切り目28は中間脚部2
4の幅を越えず、且つ該脚部24のほぼ全幅にまたがる
寸法のものとするのがよい。しかし切り目28は、達成
すべき引張り曲げ量に依存して上記以外の寸法のものと
もできる。次に芯体素材52から芯体20を、ウェザー
ストリップの形状へと成形して作製し、この成形中に幅
方向中央部分に沿い引張り曲げして図2に示す最終の湾
曲形状を得る。この図2から理解されるように芯体素材
中央部分の切り目28は同部分の幅が拡大されると自ら
も拡げられて、中間脚部24中で楕円形をとる打抜き穴
28aとなる。つまり切り目ないし打抜き穴28,28
aは拡げられた形で、ウェザーストリップ長さ方向での
幅ないし横断面形状の変更を可能とし、これによって車
両でのウェザーストリップの所期の用途に適応させた適
正な輪郭形状を製作中に付与できることとする。
【0013】図4に示すように背脚部22は、折返えさ
れている低端部30を有する。背脚部22及び端部30
上にはエラストマー材より成る外層32が設けられてい
る。車両の窓を密封すると共に水分を掻取るタイプのシ
ール舌片34を外層32の延長として押出し成形されて
おり、このシール舌片34はこの種の用途のものに普通
であるように植毛材36を有する。舌片部分38を中間
脚部24側に向けて、打抜き穴28aの形成領域に重な
り合うように押出し成形してある。この舌片部分38は
中間脚部24から、最終製品で打抜き穴28aが視認で
きないようにして、距てられている。
れている低端部30を有する。背脚部22及び端部30
上にはエラストマー材より成る外層32が設けられてい
る。車両の窓を密封すると共に水分を掻取るタイプのシ
ール舌片34を外層32の延長として押出し成形されて
おり、このシール舌片34はこの種の用途のものに普通
であるように植毛材36を有する。舌片部分38を中間
脚部24側に向けて、打抜き穴28aの形成領域に重な
り合うように押出し成形してある。この舌片部分38は
中間脚部24から、最終製品で打抜き穴28aが視認で
きないようにして、距てられている。
【0014】外観呈示面脚部26も折返えされたフラン
ジ部分40を有し、このフランジ部分40は車両の外観
呈示面に対し良好な密封を与える。ステンレス鋼製のキ
ャップ44を被嵌可能であるダブテール部分42も、設
けられている。所望に応じ図示の外層46,48のよう
な押出し成形された外層を芯体上に、種々の美的効果を
付与するように施すことができる。上方側の外層48に
は舌片部分38を重ね合せてある。舌片部分38は外層
48に沿い、中間脚部24の幅如何に拘らずこれらの2
面間に適当した推移性が得られるように、滑動可能であ
る。この舌片部分38は中間脚部24の打抜き穴28a
を視界から遮えぎり、ウェザーストリップ10の本領域
の美的外観を損なうことなしに脚部24の幅を変更でき
ることとする。
ジ部分40を有し、このフランジ部分40は車両の外観
呈示面に対し良好な密封を与える。ステンレス鋼製のキ
ャップ44を被嵌可能であるダブテール部分42も、設
けられている。所望に応じ図示の外層46,48のよう
な押出し成形された外層を芯体上に、種々の美的効果を
付与するように施すことができる。上方側の外層48に
は舌片部分38を重ね合せてある。舌片部分38は外層
48に沿い、中間脚部24の幅如何に拘らずこれらの2
面間に適当した推移性が得られるように、滑動可能であ
る。この舌片部分38は中間脚部24の打抜き穴28a
を視界から遮えぎり、ウェザーストリップ10の本領域
の美的外観を損なうことなしに脚部24の幅を変更でき
ることとする。
【0015】図示の保持クリップ50のような取付手段
を、ウェザーストリップ10を車両のフランジ12(図
1)上に取付けるために設ける。このような保持クリッ
プは公知であり、また前述の米国特許No.4,94
9,507にも記載されている。車両の端部フランジ上
でウェザーストリップを拘束するための他の手段も勿
論、この発明の範囲を逸脱することなしに設けることが
できる。
を、ウェザーストリップ10を車両のフランジ12(図
1)上に取付けるために設ける。このような保持クリッ
プは公知であり、また前述の米国特許No.4,94
9,507にも記載されている。車両の端部フランジ上
でウェザーストリップを拘束するための他の手段も勿
論、この発明の範囲を逸脱することなしに設けることが
できる。
【0016】この発明に係るウェザーストリップの芯体
製作法によれば、横断面幅の変化に適合させえて湾曲し
たベルト受棚に適応させることができる一体物の芯体、
したがってまたウェザーストリップが、提供される。本
製作法では先ずウェザーストリップの芯体素材が用意さ
れる。次にこの芯体素材の幅方向中央部分に長さ方向で
間欠的に配して多数の打抜き穴ないし開口を、ダイスを
用いた打抜き等の適当した手段により形成する。次に芯
体素材をウェザーストリップ芯体の形状に成形するのと
同時に引張り曲げによって中間脚部の幅を変更して、ウ
ェザーストリップの幅が所与のベルト受棚の寸法に適合
するようにする。
製作法によれば、横断面幅の変化に適合させえて湾曲し
たベルト受棚に適応させることができる一体物の芯体、
したがってまたウェザーストリップが、提供される。本
製作法では先ずウェザーストリップの芯体素材が用意さ
れる。次にこの芯体素材の幅方向中央部分に長さ方向で
間欠的に配して多数の打抜き穴ないし開口を、ダイスを
用いた打抜き等の適当した手段により形成する。次に芯
体素材をウェザーストリップ芯体の形状に成形するのと
同時に引張り曲げによって中間脚部の幅を変更して、ウ
ェザーストリップの幅が所与のベルト受棚の寸法に適合
するようにする。
【0017】多数の打抜き穴は芯体の長手軸線に対し傾
斜する一方、互に平行している切り目に形成するのが好
ましい。これらの切り目は中間脚部に、素材幅方向での
引張り曲げを容易とする柔軟性を与える。これによって
ウェザーストリップの幅を、ベルト受棚の輪郭に適応さ
せるように調整可能となる。
斜する一方、互に平行している切り目に形成するのが好
ましい。これらの切り目は中間脚部に、素材幅方向での
引張り曲げを容易とする柔軟性を与える。これによって
ウェザーストリップの幅を、ベルト受棚の輪郭に適応さ
せるように調整可能となる。
【0018】シール舌片等を形成するためのエラストマ
ー外層は芯体素材上に、該素材を最終のウェザーストリ
ップ形状へとロール成形及び引張り曲げする以前に、押
出し成形して施すのが好ましい。しかし勿論、芯体の成
形後に外層を押出し成形することも可能である。
ー外層は芯体素材上に、該素材を最終のウェザーストリ
ップ形状へとロール成形及び引張り曲げする以前に、押
出し成形して施すのが好ましい。しかし勿論、芯体の成
形後に外層を押出し成形することも可能である。
【0019】この発明の好ましい実施例について説明し
たが、この発明は勿論、特許請求の範囲の記載を適正に
解釈した発明の範囲を外れることなしに実施例の構造に
改造及び変形を加えて実施できるものである。
たが、この発明は勿論、特許請求の範囲の記載を適正に
解釈した発明の範囲を外れることなしに実施例の構造に
改造及び変形を加えて実施できるものである。
【図1】この発明に従ったベルト型ウェザーストリップ
を、車両での使用状態で示す一部横断斜視図である。
を、車両での使用状態で示す一部横断斜視図である。
【図2】図1のウェザーストリップの一部分を示す平面
図である。
図である。
【図3】ウェザーストリップの芯体素材を、切り目を形
成した後の状態で示す平面図である。
成した後の状態で示す平面図である。
【図4】図1のウェザーストリップの拡大横断面図であ
る。
る。
10 ベルト型ウェザーストリップ 12 端部フランジ 20 芯体 22 背脚部 24 中間脚部 26 外観呈示面脚部 28 切り目 28a 切抜き穴 32 外層 34 シール舌片 38 舌片部分 46 外層 48 外層 52 芯体素材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60J 10/08 B60R 13/06 7912−3D // B29K 21:00 105:20
Claims (8)
- 【請求項1】 ウェザーストリップの一体的な芯体を製
作する方法であって、 a)ウェザーストリップの芯体素材を用意し、 b)この芯体素材の幅方向中央部分に多数の打抜き穴
を、芯体素材の長さ方向に沿い間欠的に配置して形成
し、 c)該芯体素材を、ウェザーストリップ芯体の形状に成
形すると共に芯体幅寸法の変更を容易とする上記打抜き
穴を有する幅方向中央部分に沿い引張り曲げして幅寸法
を調整する製作法。 - 【請求項2】 前記した多数の打抜き穴を、互に平行さ
せた切り目として形成する請求項1の製作法。 - 【請求項3】 前記切り目を、芯体素材の長手軸線に対
し傾斜するものに形成する請求項2の製作法。 - 【請求項4】 車両の端部フランジに係合させて該フラ
ンジ上に取付けられるベルト型ウェザーストリップであ
って、 上記端部フランジ上に嵌め込むための幅を有する略U字
形部分を形成する背脚部、中間脚部及び外観呈示面脚部
を備える一体的な芯体、 この芯体から延出する少なくとも1個のシール舌片を形
成するように該芯体の少なくとも一部分上に押出し成形
してある、エラストマーより成る外層、及び上記中間脚
部に形成してある多数の打抜き穴であって、上記した略
U字形部分の幅をウェザーストリップの製作中に変更で
きるように中間脚部の幅を拡大可能とする打抜き穴、を
備えたウェザーストリップ。 - 【請求項5】 前記した多数の打抜き穴を、多数の細長
い切り目に形成してある請求項4のウェザーストリッ
プ。 - 【請求項6】 前記した多数の細長い切り目を、互に平
行させてある請求項5のウェザーストリップ。 - 【請求項7】 前記切り目を、ウェザーストリップの長
さ方向に対し傾斜させてある請求項6のウェザーストリ
ップ。 - 【請求項8】 前記切り目を、前記中間脚部の略全幅に
またがらせて形成してある請求項7のウェザーストリッ
プ。
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