JPS6117873Y2 - - Google Patents

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JPS6117873Y2
JPS6117873Y2 JP1978025826U JP2582678U JPS6117873Y2 JP S6117873 Y2 JPS6117873 Y2 JP S6117873Y2 JP 1978025826 U JP1978025826 U JP 1978025826U JP 2582678 U JP2582678 U JP 2582678U JP S6117873 Y2 JPS6117873 Y2 JP S6117873Y2
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ウエザーストリツプ類に埋設され
る楔形様打抜き部を有する金属帯芯体に関するも
ので、特に、ウエザーストリツプの埋設用芯体と
しての切断構成が迅速で、芯体との接着力並びに
ゴム状物質の損傷する虞れのない、正確な安定製
品が得られ、より好適な沿接性を保持する金属帯
芯体の提供を目差したものである。
この金属帯芯体は埋設して押出し成形されるウ
エザーストリツプ類は、特に、自動車の扉、エン
ジンボンネツトおよびトランク等の箇所に用いら
れるもので、それらの箇所の折り曲げられた支持
縁部やチヤンネル部等のようなストリツプ支持部
と係合するに適した断面形を有する挟持部と共に
長手方向に延びる密封部(普通筒状の断面形)を
備えるウエザーストリツプにおいて、その挟持部
の長手方向に埋設される打抜き部分を有する金属
帯芯体であつて、最初の埋設時は、長い帯状のシ
ートであつて、ゴムやプラスチツク等の弾性高分
子物質であるゴム状物質に埋設され、加熱硬化成
形された後、ブレーキング工程を経て、一部切断
部を形成して、使用箇所の形状に変形して、好適
な嵌合沿接性を付与するものである。
従来、すぐれた機能を持つ押出し成形ウエザー
ストリツプは、発泡性合成樹脂からなる密封部
に、打抜き又は打刻後圧延された金属帯芯体を、
長手方向に埋め込んだ非発泡性合成樹脂からなる
挟持部を押し出して接合してなるものである。
この種のウエザーストリツプの長所は、発泡性
合成樹脂で作られている密封部の柔軟さによつ
て、すぐれた密封効果が得られるだけでなく、全
体を非発泡性合成樹脂から作られているウエザー
ストリツプに比較して、使用箇所の支持縁部やチ
ヤンネルの曲線形状に適合しやすい事である。
この打抜き又は打刻後に圧延された金属帯芯体
を、長手方向に埋め込んだ非発泡性合成樹脂から
なる挟持部が、使用箇所の支持縁部やチヤンネル
の曲線形状に適合しやすいのは、該挟持部に長手
方向に埋め込まれた金属帯芯体が、長手方向に対
し垂直方向に打抜き部分および打刻部分を有して
おり、一体に押出し、成形加硫の後、ブレーキン
グ工程(ロール間を通して、前後に繰り返し折曲
げる工程)に付する事により、金属帯芯体が打抜
き部分および打刻部分で形成された区画で、帯片
部6がすべてバラバラにされるためである。
従来のこの金属帯芯体1は、第1図のように、
長手方向に、中央部は、裏面まで貫通するように
打刻して貫通打刻部2を形成し、両側端部4,4
は、バラバラにならないように、この帯芯体の中
央部の貫通打刻部2の端部まで、長手方向に垂直
に、裏面まで貫通しないように打刻して非貫通裂
け目3を設けている。
次いで、第1図のごとく加工された金属帯芯体
1の両側端部4を押圧延伸すると、第2図のよう
に、縦横共に延伸(50%以下の範囲)し、中央部
の貫通打刻部2が打抜き部分2′を形成し、非貫
通裂け目3は隣接の帯片部6を離隔しない状態に
保持している。
この帯片部6の両側端部4′の延伸部分の厚み
は、第3図のように、元の厚みに対し、延伸度に
対応して薄くなる。
この延伸された金属帯芯体は、第4図に示すよ
うに、挟持部Aの非発泡性ゴム状物質の中へ長手
方向に埋め込まれ、同時に密封部Bの発泡性ゴム
状物質および挟持部Aの下部に、第5図に示す非
発泡性ゴム状物質の鋸歯状突起7とを三重押し出
し操作によつて形成し、加硫等の硬化工程後、ブ
レーキング工程および挟持部Aをロール間を通し
てU字型に成形する各工程を経て、第5図に示す
ような金属帯芯体1の帯片部6が分離したウエザ
ーストリツプの製品をうるものである。
しかし、上記のごとき金属帯芯体1を挟持部A
に埋設したウエザーストリツプは、なお、また次
のような欠点を有し、その解決が技術的課題とさ
れていたのである。
すなわち、 (i) ウエザーストリツプ製造の際、押出し工程、
加硫工程において、上下レベルが変化する事に
加え、同時に引張り力が働く事により金属帯芯
体が打抜き部分および打刻部分で形成された区
画で切断されバラバラとなる事である。
(ii) 金属帯芯体がバラバラの状態で、ウエザース
トリツプに引張り力をかけ、これを所要の一定
長に裁断すると、その後収縮により寸法的に不
安定な製品しか得られない。
(iii) 金属帯芯体がバラバラになつていなくても、
ウエザーストリツプを一定長に裁断後、ブレー
キング工程に付する事によつてバラバラになる
ので、一定長より長くなり寸法的に安定でな
い。
(iv) ウエザーストリツプを所定の箇所に装着する
時、長さ方向への引張り力のむらが生じ、密封
部の密封効果にもむらを生じ、また装着場所が
大きな曲率の場合は、密封部分が倒れる。
(v) この両側端部4は押圧延伸工程が必要であ
り、しかも押圧延伸工程での打刻部の切断の不
良発生が多い。
以上の欠点を勘案し、バラバラにならないよう
にするためには、非貫通裂け目3を無くする事で
ある。その改良が第6図から第9図に示すもので
ある。
これらの金属帯芯体1は平面に展開されたと
き、中央部は、従前どおり、長孔が帯状に並設さ
れているものである。すなわち、第1図,第2図
のように、両側端部の押圧延伸工程を経ずに、同
一幅の穴が長手方向に対し垂直方向に打抜き部分
2′を形成し、該打抜き部分2′と、その延長線上
の両側端部4に、一直線状または凹凸状に、一端
は狭間隔部5とし、対応する他端は、広間隔部
5′を形成し、前記と同様、ゴム状物質にて埋
設、加熱加硫等の硬化工程後のブレーキング工程
において、狭間隔部5のみにて帯片部6が離隔
し、金属帯芯体1は全体としては連結形状を形成
するものである。
なお、この狭間隔部5は、硬化工程後のブレー
キング工程で、両側端部4が離隔するような幅で
ある事が必要で、広間隔部5′>狭間隔部5の関
係があり、狭間隔部5の最小幅は、金属帯芯体1
の幅、厚さによつて異なるが、0.2〜1.5mmで、広
間隔部5′の最大幅は1.5〜5.0mmが好ましい等、
狭間隔部5の幅を上記以上に増大する事は困難で
あつた。従つて、円滑な湾曲性が得られない欠点
があつた。
上記の構成の実施の一例を次に示す。
第6図および第7図は、金属帯芯体1の長手方
向に対し垂直方向に、同一幅穴の打抜き部分2′
が、長手方向に並列し、その端部を一直線状に配
列したもので、一方の側端部を狭間隔部5とし、
他方の側端部を広間隔部5′に配置したものであ
る。この場合の狭間隔部5は、連続した均等な狭
間隔部を形成するものであり、この狭間隔部は、
湾曲時には、応力集中箇所がなく、湾曲は容易で
あるが、均等化されて切断効果がきわめて劣るも
のである。
第8図は、同一幅穴の打抜き部分2′の端部
を、両側端部4において、凹凸状に交互に配列し
たもので、従つて、狭間隔部5と広間隔部5′と
が交互に形成されるものである。この場合は、第
6図の場合に比し、狭間隔部と広間隔部とが交互
に形成されるため、湾曲時に、狭間隔部における
応力集中は増大するが、打抜き部分2′が、同一
の所定の幅を有するため、狭間隔部5に一直線状
態の限定された切断発生部が形成され難い欠点が
あり、切断効果が充分に得られない。
第9図は、打抜き部分2′を2列ずつ組にし
て、両側端部4において凹凸状に交互に配列した
もので、従つて、狭間隔部5と広間隔部5′とが
組ごとに交互に形成されたものである。
以上のとおり、金属帯芯体の内側に並列された
打抜き部分2′の延長上にある端部は、一方が狭
間隔部5であれば他方は広間隔部5′であること
が必要で、これによつて、金属帯芯体自体として
はバラバラに離間することなく、両端の一箇所で
連続的に連結されることになる。
上記のとおり、打抜き部分2′の配置には、色
色な配列が考えられる。第11図,第12図の一
例のように、ウエザーストリツプの装着部8,
8′の形状にも色色な形状があり、適応配列を選
定すればよい。
以上の改良構成においては、一部改良されるも
のであるが、ブレーキング工程にて狭間隔部5が
容易に切断されず相当な回数を必要とするもので
あつた。従つて、狭間隔部5の幅を円滑な湾曲性
が得られる好適な高さに増大する事が困難であ
り、しかも、その切断も同時に切断されず、まち
まちのため、完全に切断するまでに芯体との接着
力およびゴム状物質を損傷する欠点があり、折曲
げ回数を可及的減少させる必要がある。この欠点
を補正するために、第1図のように、狭間隔部5
に非貫通裂け目3を設けると、工数が増加するば
かりでなく、押出し工程、加硫工程において切断
される虞れがある。従つて、引張り強度を上げ
て、なお且つ容易に切断され、さらに、切断部が
湾曲時にオーバラツプする事なく円滑な湾曲性が
得られる構成が必要である。
因つて、考案者らは、上記の要件を探究の結
果、第10図の構成が、より好ましい効果を有す
る事を見いだしたものである。もち論、上記の打
抜き部の配列は、第10図においても考慮されう
るものである。
その構成の一実施例は、第10図−aに示すよ
うに、楔形様打抜き部2wを、両端の幅を異にす
る広幅頭部2を細幅先端部2sとからなる楔形
の様な楔形様打抜き部に形成し、帯片部6の適当
な間隔をもつて長手方向に配列し、この楔形様打
抜き部2wの細幅先端部2sを交互に反対側に配
置し且つ細幅先端部2sと、この金属帯芯体1の
両側端部4との間に狭間隔部5を形成し、反対側
の広幅頭部2と両側端部4との間は、広間隔部
5′となるように配置するものである。
すなわち、この構成は、前記第8図の場合、同
一幅穴の打抜き部分2′の端部を、狭間隔部5と
広間隔部5′とを交互に形成すると、湾曲時に狭
間隔部5方向へ応力が集中する傾向を示すが、所
定の幅を有する同一幅穴の打抜き部分2′では、
狭間隔部に切断発生部が容易に出来ないので、迅
速な、同時的切断状態が得られないため、湾曲時
の応力集中が一直線状態の限定された切断部を生
起するように構成する必要のある事の知見によ
り、広幅頭部2を有する広間隔部に対し、楔形
様打抜き部2wの細幅先端部2sに狭間隔部を形
成する事により、細幅先端部2sと両側端部4間
に応力を、一直線状態に限定された応力集中部
(すなわち切断発生部)に集中させることが出
来、各切断部が、切断にバラツキの少ない迅速な
同時的切断状態が得られたものである。
なお、第10図−aにおいては、両側端部に
は、細幅先端部2sおよび広幅頭部2の対向位
置にそれぞれ切欠部9を設けているものである。
この両側縁部の切欠部9は、一般的には該縁部の
接着性の増大を意図するものであり、他面、金属
帯芯体の引張り力に対する強度の必要度に対応す
る楔形様打抜き部2wの長さの長短関係におい
て、切断の容易さを考慮し、切欠部9と細幅先端
部2sとの対向距離の調整用として、使用条件ま
たは必要に応じて切欠部9が設けられ、その高さ
が増減されうるものである。切断されない広幅頭
部に対向する切欠部9は、切断に関係がないので
接着力の増大のため本実施例では比較的大きな面
積の切欠部9を設けているものである。
第10図−bは、金属帯芯体1の両側縁部にお
いて、楔形様打抜き部2wの細幅先端部2sの対
向位置に切欠部9のみを形成し、第10図−aの
広幅頭部の対向位置の切欠部9を無くした実施例
を示したものである。それは、広幅頭部に対向す
る切欠部9は切断に関係が無いことと、金属とゴ
ム状物質との接着は、接着剤によつて強力な一次
結合が得られるので、接着に関与する広幅頭部の
対向位置の切欠部9は無くとも、さして支障が無
いので省いた実施例を示したものである。なお、
一般に切欠部は、第10図−a,bに例示のよう
に、それぞれに適宜に形成されるものであり、そ
の形状も各種の形状が使用され、また、切断部に
おける高さも切断の容易さを考慮し適宜に形成さ
れるものである。
この楔形様打抜き部2wの構成においては、広
幅頭部と細幅先端部との大きな応力の相違と、細
幅先端部に狭間隔部が形成される事により、ブレ
ーキング工程において、細幅先端部とその延長線
上に、好適な応力集中が行なわれ、迅速な切断が
得られ且つほとんど同時的に切断されるため、ま
た、広間隔部が形成されているため、被覆ゴム状
物質と金属帯芯体との接着力の低下並びにゴム状
物質の損傷される虞れがない。また、広間隔部形
成のため引張り強度も相当増大されるため、引張
り力に対する変形がなく正確な安定製品が得られ
る。さらに、切断部が狭間隔部の細幅先端部に形
成されるため、湾曲時に、切断部がオーバーラツ
プする事なく、円滑な湾曲性が得られる。
このようにして得られた金属帯芯体1と、前記
のとおり、発泡性ゴム状物質、非発泡性ゴム状物
質との三重押し出しを行ない、加硫等の硬化工程
の後、ブレーキング工程に付すると、狭間隔部5
のみが切断し、帯片部6は一方の端部でつながつ
ていて、バラバラに離間する事はない。
なお、ゴムやプラスチツク等の弾性高分子物質
であるゴム状物質は、塩化ビニル、天然ゴム、
EPDM(エチレンプロピレンジエンモノマー)そ
の他合成ゴムの単体または混合物等が適宜選定使
用される。また、発泡性ゴム状物質も同様材料か
ら選定される。
以上説明のとおり、特に、第10図の楔形様の
打抜き部を形成したウエザーストリツプ用金属帯
芯体が上述のような特徴効果を有する好ましい構
成である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のウエザーストリツプ用金属帯
芯体の打刻時の長手方向の部分平面図、第2図
は、第1図の金属帯芯体の両側端部を押圧延伸し
た部分平面図、第3図は、第2図の帯片部の縦断
面図、第4図は、金属帯芯体を埋め込んだ挟持部
Aと密封部Bとの押出し成形時の斜視図、第5図
は、硬化工程およびブレーキング工程工程を経て
U字型に成形した金属帯芯体入りウエザーストリ
ツプの一部切開した部分斜視図、第6図ないし第
9図は、第1段階の改良金属帯芯体の平面図、第
10図−a,bは、この考案のウエザーストリツ
プ用金属帯芯体の長手方向の部分平面図、第11
図,第12図は、ウエザーストリツプの装着部の
一例を示す形状図である。 1……金属帯芯体、2w……楔形様打抜き部、
2……広幅頭部、2s……細幅先端部、4……
両側端部、5……狭間隔部、5′……広間隔部、
9……切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発泡性ゴム状物質からなる密封部に対して、押
    出し接合された長手方向に延びる非発泡性ゴム状
    物質からなる挟持部に、シート状金属帯芯体を埋
    設するウエザーストリツプにおいて、該金属帯芯
    体は、平面に展開されたとき、中央部に、長手方
    向に対し垂直方向に、両端の幅を異にする広幅頭
    部と細幅先端部からなる楔形様打抜き部を形成
    し、この打抜き部の細幅先端部を交互に反対側に
    配置し且つ細幅先端部と、上記帯芯体の両側端部
    との間に狭間隔部を形成し、反対側の広幅頭部と
    同両側端部との間は広間隔部となるように配置
    し、ゴム状物質に埋設硬化工程後に、ブレーキン
    グ工程を経て狭間隔部を切断状態とし、広間隔部
    を左右連続状態に形成された芯体を特徴とするウ
    エザーストリツプ用金属帯芯体。
JP1978025826U 1978-02-28 1978-02-28 Expired JPS6117873Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5819082Y2 (ja) * 1979-09-22 1983-04-19 東洋ゴム工業株式会社 ウエザ−ストリツプ用金属帯芯体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5286617A (en) * 1976-01-09 1977-07-19 Tokai Kogyo Co Ltd Reinforcement member for sealed element or other

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