JP2001310687A - トリム用インサート及びトリム - Google Patents
トリム用インサート及びトリムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トリムに所定の強度、伸縮性及び屈曲性を付
与可能なトリム用インサート及び頂部外面の外観に優
れ、所定の強度、伸縮性及び屈曲性を備えるトリムを提
供する。 【解決手段】 帯状金属板の幅方向の中央部に連結部1
3を残して、その両側部に幅方向へ延びるスリット14
を長手方向へ所定間隔をおきに形成する。1個おきに位
置する両側部のスリット14間には、トリム部18内に
埋設された状態で分離される分離部16を設ける。連結
部13の幅を、インサート11がトリム部18内に埋設
され断面ほぼU字形状に折曲された状態で、そのトリム
部18の内底面18aの幅とほぼ等しくなるように設定
する。
与可能なトリム用インサート及び頂部外面の外観に優
れ、所定の強度、伸縮性及び屈曲性を備えるトリムを提
供する。 【解決手段】 帯状金属板の幅方向の中央部に連結部1
3を残して、その両側部に幅方向へ延びるスリット14
を長手方向へ所定間隔をおきに形成する。1個おきに位
置する両側部のスリット14間には、トリム部18内に
埋設された状態で分離される分離部16を設ける。連結
部13の幅を、インサート11がトリム部18内に埋設
され断面ほぼU字形状に折曲された状態で、そのトリム
部18の内底面18aの幅とほぼ等しくなるように設定
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トリムの保形性
を良好にするために、トリムの成形部内に埋設されるト
リム用インサート及びトリムに関するものである。
を良好にするために、トリムの成形部内に埋設されるト
リム用インサート及びトリムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のトリム用インサートとし
ては、例えば特開昭56−91931号公報(第1従来
構成)及び特開平1−133055号公報(第2従来構
成)に開示されるような構成のものが知られている。
ては、例えば特開昭56−91931号公報(第1従来
構成)及び特開平1−133055号公報(第2従来構
成)に開示されるような構成のものが知られている。
【0003】第1従来構成のインサート31では、図4
に示すように、帯状金属板32の幅方向の両側部の連結
部33において圧延加工が施されている。この圧延加工
により、このインサート31には、その両側部に連結部
33が残こされるとともに、その中央部及び両端縁にイ
ンサート31の幅方向へ延びるスリット34,35が形
成されるようになっている。このスリット34,35
は、インサート31の長手方向へ所定間隔おきに形成さ
れている。そして、1個おきに位置する中央部のスリッ
ト34と両端縁のスリット35との間には、それらスリ
ット34,35の端部間の幅が狭い分離部36が設けら
れている。
に示すように、帯状金属板32の幅方向の両側部の連結
部33において圧延加工が施されている。この圧延加工
により、このインサート31には、その両側部に連結部
33が残こされるとともに、その中央部及び両端縁にイ
ンサート31の幅方向へ延びるスリット34,35が形
成されるようになっている。このスリット34,35
は、インサート31の長手方向へ所定間隔おきに形成さ
れている。そして、1個おきに位置する中央部のスリッ
ト34と両端縁のスリット35との間には、それらスリ
ット34,35の端部間の幅が狭い分離部36が設けら
れている。
【0004】そして、このインサート31は、例えば図
5に示すように、車両のドア用開口の周縁に装着される
ウェザストリップ37の成形に際して、そのトリム部3
8の保形性を良好にするために使用される。すなわち、
このインサート31は、成形部の材料として、例えばE
PDMソリッドゴムからなるトリム部38が押出成形さ
れるときに、そのトリム部38内に埋設される。このと
き同時に、そのトリム部38の側部に、例えばEPDM
スポンジゴムからなる中空シール部39が押出成形され
る。
5に示すように、車両のドア用開口の周縁に装着される
ウェザストリップ37の成形に際して、そのトリム部3
8の保形性を良好にするために使用される。すなわち、
このインサート31は、成形部の材料として、例えばE
PDMソリッドゴムからなるトリム部38が押出成形さ
れるときに、そのトリム部38内に埋設される。このと
き同時に、そのトリム部38の側部に、例えばEPDM
スポンジゴムからなる中空シール部39が押出成形され
る。
【0005】その後、トリム部38がドア用開口のフラ
ンジに装着できるように、断面ほぼU字形状に折曲形成
される。この状態で、または、断面ほぼU字形状に折曲
形成される前の帯状の状態で、ウェザストリップ37
が、例えば複数のローラ間に蛇行状に掛け渡された状態
で往復移動されることにより、インサート31の連結部
33がスリット34,35端部間の幅の狭い分離部36
において2骨片ごとに分離される。これによって、トリ
ム部38が所定の強度を維持した状態で、長手方向へ伸
縮可能になるとともに任意の方向へ屈曲可能になって、
トリム部38の保形性及びフランジへの追従性が確保さ
れるようになっている。
ンジに装着できるように、断面ほぼU字形状に折曲形成
される。この状態で、または、断面ほぼU字形状に折曲
形成される前の帯状の状態で、ウェザストリップ37
が、例えば複数のローラ間に蛇行状に掛け渡された状態
で往復移動されることにより、インサート31の連結部
33がスリット34,35端部間の幅の狭い分離部36
において2骨片ごとに分離される。これによって、トリ
ム部38が所定の強度を維持した状態で、長手方向へ伸
縮可能になるとともに任意の方向へ屈曲可能になって、
トリム部38の保形性及びフランジへの追従性が確保さ
れるようになっている。
【0006】一方、第2従来構成のインサート31で
は、図6に示すように、帯状金属板32の幅方向におけ
る中央の連結部33において圧延加工が施されている。
この圧延加工により、このインサート31には、その中
央に連結部33が残されるとともに、その両側部にイン
サート31の幅方向へ延びるスリット35が形成される
ようになっている。このスリット35は、インサート3
1の長手方向において所定間隔おきに形成されている。
そして、各両側部のスリット35間には、その端部間の
幅が比較的狭い分離部36が設けられている。
は、図6に示すように、帯状金属板32の幅方向におけ
る中央の連結部33において圧延加工が施されている。
この圧延加工により、このインサート31には、その中
央に連結部33が残されるとともに、その両側部にイン
サート31の幅方向へ延びるスリット35が形成される
ようになっている。このスリット35は、インサート3
1の長手方向において所定間隔おきに形成されている。
そして、各両側部のスリット35間には、その端部間の
幅が比較的狭い分離部36が設けられている。
【0007】そして、このインサート31も、前記の場
合と同様で、図7に示すように、ウェザストリップ37
の成形に際して、トリム部38内に埋設されて、断面ほ
ぼU字形状に折曲形成される。そして、その後の分離工
程において、インサート31の連結部33が各分離部3
6において1骨片ごとに分離されて、トリム部38の保
形性及びフランジへの追従性が確保されるようになって
いる。
合と同様で、図7に示すように、ウェザストリップ37
の成形に際して、トリム部38内に埋設されて、断面ほ
ぼU字形状に折曲形成される。そして、その後の分離工
程において、インサート31の連結部33が各分離部3
6において1骨片ごとに分離されて、トリム部38の保
形性及びフランジへの追従性が確保されるようになって
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの従
来構成のトリム用インサートおいては、次のような問題
があった。
来構成のトリム用インサートおいては、次のような問題
があった。
【0009】すなわち、前記第1従来構成では、インサ
ート31の幅方向の中央部にスリット34が配列形成さ
れている。このため、図5に示すように、インサート3
1がトリム部38内に押出成形により埋設される際、各
スリット34と対応する部分に成形材料のひけが生じ
る。そして、トリム部38が断面ほぼU字形状に折曲形
成されたとき、そのトリム部38の頂部外面の中央に多
数の凹溝40が形成され、外観が悪くなるという問題が
あった。
ート31の幅方向の中央部にスリット34が配列形成さ
れている。このため、図5に示すように、インサート3
1がトリム部38内に押出成形により埋設される際、各
スリット34と対応する部分に成形材料のひけが生じ
る。そして、トリム部38が断面ほぼU字形状に折曲形
成されたとき、そのトリム部38の頂部外面の中央に多
数の凹溝40が形成され、外観が悪くなるという問題が
あった。
【0010】一方、前記第2従来構成では、インサート
31の連結部33がその中央に設けられている。このた
め、この第2従来構成では、図7に示すように、前記第
1従来構成に比べ、インサート31のスリット35にお
いて、トリム部38内に埋設されて断面ほぼU字形状に
折曲された状態で、そのトリム部38の頂部外面に対応
する部分の面積を大きく低減することができる。これに
より、そのトリム部38の頂部外面に形成される凹溝4
0を小さくできて、その頂部外面の外観を改善すること
ができる。
31の連結部33がその中央に設けられている。このた
め、この第2従来構成では、図7に示すように、前記第
1従来構成に比べ、インサート31のスリット35にお
いて、トリム部38内に埋設されて断面ほぼU字形状に
折曲された状態で、そのトリム部38の頂部外面に対応
する部分の面積を大きく低減することができる。これに
より、そのトリム部38の頂部外面に形成される凹溝4
0を小さくできて、その頂部外面の外観を改善すること
ができる。
【0011】しかしながら、前記第2従来構成では、イ
ンサート31がトリム部38内に埋設されて断面ほぼU
字形状に折曲形成された後、各両側部のスリット34間
の分離部36において1骨片ごとに分離されるようにな
っている。このため、トリム部38の伸縮性や屈曲性は
良好になるが、強度が不足がちになるおそれがあるとい
う問題があった。また、各分離部36を完全に分離する
のが面倒で、分離工程に時間がかかるという問題もあっ
た。
ンサート31がトリム部38内に埋設されて断面ほぼU
字形状に折曲形成された後、各両側部のスリット34間
の分離部36において1骨片ごとに分離されるようにな
っている。このため、トリム部38の伸縮性や屈曲性は
良好になるが、強度が不足がちになるおそれがあるとい
う問題があった。また、各分離部36を完全に分離する
のが面倒で、分離工程に時間がかかるという問題もあっ
た。
【0012】また、前記第2従来構成では、インサート
31の連結部33の幅W1が、トリム部38内に埋設さ
れて断面ほぼU字形状に折曲された状態でそのトリム部
38の内底面の幅W2よりも小さくなるように設定され
ている。このため、各スリット35の内端部と対応する
部分における成形材料のひけが依然として解消されず、
トリム部38の頂部外面の両側に多数の凹溝40が形成
されてしまうことがある。すなわち、この第2従来構成
によりトリム部38の頂部外面の外観が改善されるもの
の、さらなる改善が期待されている。
31の連結部33の幅W1が、トリム部38内に埋設さ
れて断面ほぼU字形状に折曲された状態でそのトリム部
38の内底面の幅W2よりも小さくなるように設定され
ている。このため、各スリット35の内端部と対応する
部分における成形材料のひけが依然として解消されず、
トリム部38の頂部外面の両側に多数の凹溝40が形成
されてしまうことがある。すなわち、この第2従来構成
によりトリム部38の頂部外面の外観が改善されるもの
の、さらなる改善が期待されている。
【0013】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的
は、トリムの成形部内に埋設して断面ほぼU字形状に折
曲した際におけるトリムの頂部外面の外観を改善できる
とともに、トリムに所定の強度、伸縮性及び屈曲性を付
与可能なトリム用インサートを提供することにある。ま
た、その他の目的としては、頂部外面の外観に優れ、所
定の強度、伸縮性及び屈曲性を備えるトリムを提供する
ことにある。
する問題点に着目してなされたものである。その目的
は、トリムの成形部内に埋設して断面ほぼU字形状に折
曲した際におけるトリムの頂部外面の外観を改善できる
とともに、トリムに所定の強度、伸縮性及び屈曲性を付
与可能なトリム用インサートを提供することにある。ま
た、その他の目的としては、頂部外面の外観に優れ、所
定の強度、伸縮性及び屈曲性を備えるトリムを提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、トリムの保形性を良好
にするために、トリムの成形部内に埋設されるトリム用
インサートにおいて、帯状金属板の幅方向の中央部に連
結部を残して、その両側部に幅方向へ延びるスリットを
長手方向へ所定間隔をおきに形成し、少なくとも1個お
きに位置する両側部のスリット間には、トリムの成形部
内に埋設された状態で分離される分離部を設けたことを
特徴とするものである。
めに、請求項1に記載の発明は、トリムの保形性を良好
にするために、トリムの成形部内に埋設されるトリム用
インサートにおいて、帯状金属板の幅方向の中央部に連
結部を残して、その両側部に幅方向へ延びるスリットを
長手方向へ所定間隔をおきに形成し、少なくとも1個お
きに位置する両側部のスリット間には、トリムの成形部
内に埋設された状態で分離される分離部を設けたことを
特徴とするものである。
【0015】従って、この請求項1に記載の発明によれ
ば、インサートをトリムの成形部内に埋設して断面ほぼ
U字形状に折曲した際に、インサートのスリットにおけ
るトリムの頂部外面との対応部分の面積を低減できる。
このため、その対応部分における成形材料のひけの発生
を抑制して、トリムの頂部外面における凹溝の形成を抑
制することができ、その頂部外面の外観を改善すること
ができる。これと同時に、トリムの成形状態でインサー
トの連結部が、少なくとも1個おきに位置する両側部の
スリット間の分離部において、複数骨片ごとに分離され
るようになっている。このため、トリムにおいて、所定
の伸縮性及び屈曲性を確保しつつ、その強度が不足がち
になることがない。よって、トリムにおいて、その頂部
外面の良好な外観と、トリムに要求される強度、伸縮性
及び屈曲性とを両立させることができる。また、分離部
の数を低減できて、トリム内での分離部の分離が容易に
なって、トリムの製造コストを低減することができる。
ば、インサートをトリムの成形部内に埋設して断面ほぼ
U字形状に折曲した際に、インサートのスリットにおけ
るトリムの頂部外面との対応部分の面積を低減できる。
このため、その対応部分における成形材料のひけの発生
を抑制して、トリムの頂部外面における凹溝の形成を抑
制することができ、その頂部外面の外観を改善すること
ができる。これと同時に、トリムの成形状態でインサー
トの連結部が、少なくとも1個おきに位置する両側部の
スリット間の分離部において、複数骨片ごとに分離され
るようになっている。このため、トリムにおいて、所定
の伸縮性及び屈曲性を確保しつつ、その強度が不足がち
になることがない。よって、トリムにおいて、その頂部
外面の良好な外観と、トリムに要求される強度、伸縮性
及び屈曲性とを両立させることができる。また、分離部
の数を低減できて、トリム内での分離部の分離が容易に
なって、トリムの製造コストを低減することができる。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記連結部の幅を、トリムの成形部内
に埋設されて断面ほぼU字形状に折曲された状態で、そ
の成形部の内底面の幅とほぼ等しくなるように設定した
ことを特徴とするものである。
の発明において、前記連結部の幅を、トリムの成形部内
に埋設されて断面ほぼU字形状に折曲された状態で、そ
の成形部の内底面の幅とほぼ等しくなるように設定した
ことを特徴とするものである。
【0017】従って、この請求項2に記載の発明によれ
ば、インサートを使用してトリムを成形した際に、イン
サートのスリットがトリムの頂部外面と対応する位置に
ほとんど存在しない。このため、その頂部外面に凹溝が
形成されるのを一層確実に抑制することができて、トリ
ムの外観を一層良好にすることができる。
ば、インサートを使用してトリムを成形した際に、イン
サートのスリットがトリムの頂部外面と対応する位置に
ほとんど存在しない。このため、その頂部外面に凹溝が
形成されるのを一層確実に抑制することができて、トリ
ムの外観を一層良好にすることができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において、前記スリットの溝幅D
を、分離部の間隔Lに対して、D≦L/α(α=5〜2
2)となるように設定したことを特徴とするものであ
る。
請求項2に記載の発明において、前記スリットの溝幅D
を、分離部の間隔Lに対して、D≦L/α(α=5〜2
2)となるように設定したことを特徴とするものであ
る。
【0019】従って、この請求項3に記載の発明によれ
ば、スリットの溝幅Dが分離部の間隔Lに対して適正に
設定されて、トリムの外観を一層良好にすることができ
る。請求項4に記載のトリムに係る発明は、前記請求項
1〜請求項3のうちのいずれか一項に記載のトリム用イ
ンサートを使用して、そのインサートを成形部内に埋設
するとともに、その成形部を断面ほぼU字形状に折曲し
たことを特徴とするものである。
ば、スリットの溝幅Dが分離部の間隔Lに対して適正に
設定されて、トリムの外観を一層良好にすることができ
る。請求項4に記載のトリムに係る発明は、前記請求項
1〜請求項3のうちのいずれか一項に記載のトリム用イ
ンサートを使用して、そのインサートを成形部内に埋設
するとともに、その成形部を断面ほぼU字形状に折曲し
たことを特徴とするものである。
【0020】従って、この請求項4に記載の発明によれ
ば、請求項1〜請求項3に記載の作用と同様の作用を得
ることができる。請求項5に記載の発明は、請求項4に
記載の発明において、前記成形部の内底面に長手方向へ
延びる突条を形成したことを特徴とするものである。
ば、請求項1〜請求項3に記載の作用と同様の作用を得
ることができる。請求項5に記載の発明は、請求項4に
記載の発明において、前記成形部の内底面に長手方向へ
延びる突条を形成したことを特徴とするものである。
【0021】従って、この請求項5に記載の発明によれ
ば、トリムを、例えばドア用開口のフランジ等に装着し
た際に、突条がフランジの端縁に接合して、シール性を
向上させることができる。
ば、トリムを、例えばドア用開口のフランジ等に装着し
た際に、突条がフランジの端縁に接合して、シール性を
向上させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、この発明のトリム及びト
リム用インサートを、車両のドア開口部の周縁に取着さ
れるオープニングトリムウェザストリップ及びそのイン
サートに具体化した一実施形態について、図1〜図3に
基づいて説明する。
リム用インサートを、車両のドア開口部の周縁に取着さ
れるオープニングトリムウェザストリップ及びそのイン
サートに具体化した一実施形態について、図1〜図3に
基づいて説明する。
【0023】図1に示すように、この実施形態のインサ
ート11では、帯状金属板12の幅方向の中央部の連結
部13において、圧延ローラ等によって圧延加工が施さ
れている。そして、このインサート11には、その中央
部に連結部13が残されており、その両側部にインサー
ト11の幅方向へ延びるスリット14が形成されてい
る。このスリット14は、インサート11の長手方向へ
所定間隔おきに形成されている。そして、1個おきに位
置する両側部のスリット14間には、そのスリット14
の端部間の幅が狭い分離部16が設けられている。
ート11では、帯状金属板12の幅方向の中央部の連結
部13において、圧延ローラ等によって圧延加工が施さ
れている。そして、このインサート11には、その中央
部に連結部13が残されており、その両側部にインサー
ト11の幅方向へ延びるスリット14が形成されてい
る。このスリット14は、インサート11の長手方向へ
所定間隔おきに形成されている。そして、1個おきに位
置する両側部のスリット14間には、そのスリット14
の端部間の幅が狭い分離部16が設けられている。
【0024】前記連結部13の幅W1は、後述するよう
にインサート11がオープニングトリムウェザストリッ
プ(以下、単に「ウェザストリップ」という。)17の
成形部及びトリムをなすトリム部18内に埋設されて断
面ほぼU字形状に折曲された状態で、そのトリム部18
の内底面18aの幅W2とほぼ等しくなるように設定さ
れている。また、前記スリット14の溝幅Dは、分離部
16の間隔Lに対して、D≦L/αとなるように設定さ
れている。ここで、αは、5〜22に設定するのが好ま
しく、6〜11に設定するのがさらに好ましい。
にインサート11がオープニングトリムウェザストリッ
プ(以下、単に「ウェザストリップ」という。)17の
成形部及びトリムをなすトリム部18内に埋設されて断
面ほぼU字形状に折曲された状態で、そのトリム部18
の内底面18aの幅W2とほぼ等しくなるように設定さ
れている。また、前記スリット14の溝幅Dは、分離部
16の間隔Lに対して、D≦L/αとなるように設定さ
れている。ここで、αは、5〜22に設定するのが好ま
しく、6〜11に設定するのがさらに好ましい。
【0025】図2及び図3は、前記インサート11を使
用した車両の開口部をなすドア用開口の周縁に装着され
るウェザストリップ17の一例を示している。このウェ
ザストリップ17では、前記ドア開口の周縁をなすフラ
ンジ20を挟持するトリム部18と、ドア開口を開閉す
る開閉体としてのドアに弾性接触する中空シール部19
とを備えている。
用した車両の開口部をなすドア用開口の周縁に装着され
るウェザストリップ17の一例を示している。このウェ
ザストリップ17では、前記ドア開口の周縁をなすフラ
ンジ20を挟持するトリム部18と、ドア開口を開閉す
る開閉体としてのドアに弾性接触する中空シール部19
とを備えている。
【0026】前記トリム部18は、例えばEPDMソリ
ッドゴム等のゴム材料、TPO等の熱可塑性エラストマ
ー等の押出成形により成形される。この押出成形の際
に、そのトリム部18内にインサート11が埋設される
とともに、トリム部18の側部に、例えばEPDMスポ
ンジゴム等からなる中空シール部19が成形されるよう
になっている。
ッドゴム等のゴム材料、TPO等の熱可塑性エラストマ
ー等の押出成形により成形される。この押出成形の際
に、そのトリム部18内にインサート11が埋設される
とともに、トリム部18の側部に、例えばEPDMスポ
ンジゴム等からなる中空シール部19が成形されるよう
になっている。
【0027】その後、トリム部18が車両のドア用開口
のフランジ20等に装着できるように、断面ほぼU字形
状に折曲形成される。この状態で、ウェザストリップ1
7が、例えば複数のローラ間に蛇行状に掛け渡された状
態で往復移動されることにより、インサート11の連結
部13がスリット14の端部間の幅の狭い分離部16に
おいて2骨片ごとに分離される。これによって、トリム
部18が所定の強度を維持した状態で、長手方向へ伸縮
可能になるとともに任意の方向へ屈曲可能になって、ト
リム部18の保形性と前記フランジ20への追従性が確
保される。
のフランジ20等に装着できるように、断面ほぼU字形
状に折曲形成される。この状態で、ウェザストリップ1
7が、例えば複数のローラ間に蛇行状に掛け渡された状
態で往復移動されることにより、インサート11の連結
部13がスリット14の端部間の幅の狭い分離部16に
おいて2骨片ごとに分離される。これによって、トリム
部18が所定の強度を維持した状態で、長手方向へ伸縮
可能になるとともに任意の方向へ屈曲可能になって、ト
リム部18の保形性と前記フランジ20への追従性が確
保される。
【0028】また、前記トリム部18の車内側内側面1
8bには、ウェザストリップ17の長手方向へ延びる保
持リップ21が突出形成されている。この保持リップ2
1は、前記フランジ20に弾性接触して、対向する車外
側内側面18cとの間で前記フランジ20を挟持する役
割を担っている。
8bには、ウェザストリップ17の長手方向へ延びる保
持リップ21が突出形成されている。この保持リップ2
1は、前記フランジ20に弾性接触して、対向する車外
側内側面18cとの間で前記フランジ20を挟持する役
割を担っている。
【0029】さらに、前記トリム部18の内底面18a
には、ウェザストリップ17の長手方向へ延びる突条2
2が形成される。ここで、トリム部18の内底面18a
となるインサート11の連結部13の面には、トリム部
18の外周を覆う材料との接着性を向上させるための接
着剤を塗布していない。このため、インサート11を埋
設して平板状に成形されたトリム部18が、断面ほぼU
字形状に折曲されるとき、インサート11の連結部13
の幅W1を広く設定したことで、トリム部18の内底面
18a側の材料が押し縮められて連結部13の表面から
剥離突出される。この剥離突出により、突条22が自動
的に形成される。
には、ウェザストリップ17の長手方向へ延びる突条2
2が形成される。ここで、トリム部18の内底面18a
となるインサート11の連結部13の面には、トリム部
18の外周を覆う材料との接着性を向上させるための接
着剤を塗布していない。このため、インサート11を埋
設して平板状に成形されたトリム部18が、断面ほぼU
字形状に折曲されるとき、インサート11の連結部13
の幅W1を広く設定したことで、トリム部18の内底面
18a側の材料が押し縮められて連結部13の表面から
剥離突出される。この剥離突出により、突条22が自動
的に形成される。
【0030】そして、図3に示すように、トリム部18
が車両のドア用開口のフランジ20等に装着される際
に、フランジ20がトリム部18の保持リップ21と車
外側内側面18cとに挟持されるとともに、フランジ2
0の端縁が突条22に接合される。これにより、ウェザ
ストリップ17がフランジ20の端部に沿って装着保持
されるとともに、シール性が確保されるようになってい
る。
が車両のドア用開口のフランジ20等に装着される際
に、フランジ20がトリム部18の保持リップ21と車
外側内側面18cとに挟持されるとともに、フランジ2
0の端縁が突条22に接合される。これにより、ウェザ
ストリップ17がフランジ20の端部に沿って装着保持
されるとともに、シール性が確保されるようになってい
る。
【0031】従って、この実施形態によれば、以下のよ
うな効果を得ることができる。 (イ) このインサート11においては、帯状金属板1
2の幅方向の中央部に連結部13を残して、その両側部
に幅方向へ延びるスリット14が長手方向へ所定間隔お
きに形成されている。そして、1個おきに位置する両側
部のスリット14間には、インサート11がトリム部1
8部内に埋設された状態で分離される分離部16が設け
られている。
うな効果を得ることができる。 (イ) このインサート11においては、帯状金属板1
2の幅方向の中央部に連結部13を残して、その両側部
に幅方向へ延びるスリット14が長手方向へ所定間隔お
きに形成されている。そして、1個おきに位置する両側
部のスリット14間には、インサート11がトリム部1
8部内に埋設された状態で分離される分離部16が設け
られている。
【0032】このため、インサート11をトリム部18
内に埋設して断面ほぼU字形状に折曲した際、インサー
ト11のスリット14におけるトリム部18の頂部外面
18dとの対応部分の面積が低減される。そして、トリ
ム部18の押出成形時において、その対応部分における
材料のひけの発生が抑制され、頂部外面18dにおける
凹溝の形成が抑制される、その頂部外面18dの外観を
改善することができる。これと同時に、トリム部18内
でインサート11の連結部13が2骨片ごとに分離され
ているため、そのトリム部18における所定の伸縮性及
び屈曲性を確保しつつ、その強度が不足がちになること
がない。
内に埋設して断面ほぼU字形状に折曲した際、インサー
ト11のスリット14におけるトリム部18の頂部外面
18dとの対応部分の面積が低減される。そして、トリ
ム部18の押出成形時において、その対応部分における
材料のひけの発生が抑制され、頂部外面18dにおける
凹溝の形成が抑制される、その頂部外面18dの外観を
改善することができる。これと同時に、トリム部18内
でインサート11の連結部13が2骨片ごとに分離され
ているため、そのトリム部18における所定の伸縮性及
び屈曲性を確保しつつ、その強度が不足がちになること
がない。
【0033】従って、トリム部18において、その頂部
外面18dの良好な外観と、トリム部18に要求される
強度、伸縮性及び屈曲性とを両立させることができる。
また、インサート11の連結部13を2骨片ごとに分離
するようになっているため、分離部16の数が低減さ
れ、トリム部18内での分離部16の分離が容易になも
のとなる。従って、ウェザストリップ17の製造時にお
ける複数のローラ間での往復移動の回数を削減すること
ができ、ウェザストリップ17の製造コストを低減する
ことができる。
外面18dの良好な外観と、トリム部18に要求される
強度、伸縮性及び屈曲性とを両立させることができる。
また、インサート11の連結部13を2骨片ごとに分離
するようになっているため、分離部16の数が低減さ
れ、トリム部18内での分離部16の分離が容易になも
のとなる。従って、ウェザストリップ17の製造時にお
ける複数のローラ間での往復移動の回数を削減すること
ができ、ウェザストリップ17の製造コストを低減する
ことができる。
【0034】(ロ) このインサート11においては、
前記連結部13の幅W1が、トリム部18内に埋設され
て断面ほぼU字形状に折曲された状態で、そのトリム部
18の内底面18aの幅W2とほぼ等しくなるように設
定されている。
前記連結部13の幅W1が、トリム部18内に埋設され
て断面ほぼU字形状に折曲された状態で、そのトリム部
18の内底面18aの幅W2とほぼ等しくなるように設
定されている。
【0035】このため、トリム部18の成形時に、イン
サート11のスリット14がトリム部18の頂部外面1
8dと対応する位置にほとんど存在しない。これによ
り、従来構成のようにトリム部18の頂部外面18dに
凹溝が形成されるのを一層確実に抑制することができ
て、トリム部18の外観を一層良好にすることができ
る。
サート11のスリット14がトリム部18の頂部外面1
8dと対応する位置にほとんど存在しない。これによ
り、従来構成のようにトリム部18の頂部外面18dに
凹溝が形成されるのを一層確実に抑制することができ
て、トリム部18の外観を一層良好にすることができ
る。
【0036】(ハ) このインサート11においては、
スリット14の溝幅Dが、分離部16の間隔Lに対し
て、D≦L/α(ここで、α=5〜22)となるように
設定されている。
スリット14の溝幅Dが、分離部16の間隔Lに対し
て、D≦L/α(ここで、α=5〜22)となるように
設定されている。
【0037】このため、スリット14の溝幅Dが分離部
16の間隔Lに対して適正に設定されて、トリム部18
の外観を一層良好にすることができる。 (ニ) このウェザストリップ17では、そのトリム部
18の内底面18aにウェザストリップ17の長手方向
へ延びる突条22が形成されている。
16の間隔Lに対して適正に設定されて、トリム部18
の外観を一層良好にすることができる。 (ニ) このウェザストリップ17では、そのトリム部
18の内底面18aにウェザストリップ17の長手方向
へ延びる突条22が形成されている。
【0038】このため、トリム部18をドア用開口のフ
ランジ20に装着した際に、突条22がフランジ20の
端縁に接合して、シール性を向上させることができる。 (変形例)なお、前記実施形態は、次のように変形して
具体化することも可能である。このように構成した場合
でも、前記実施形態の効果とほぼ同様の効果を得ること
ができる。
ランジ20に装着した際に、突条22がフランジ20の
端縁に接合して、シール性を向上させることができる。 (変形例)なお、前記実施形態は、次のように変形して
具体化することも可能である。このように構成した場合
でも、前記実施形態の効果とほぼ同様の効果を得ること
ができる。
【0039】・ 前記実施形態では、分離部16が1個
おきに位置する両側部のスリット14間に設けられてお
り、インサート11が2骨片単位で分離されるように構
成されている。これに対して、分離部16を2個以上の
複数個おきに位置する両側部のスリット14間に設け
て、インサート11が3骨片以上の複数単位で分離され
るように構成してもよい。
おきに位置する両側部のスリット14間に設けられてお
り、インサート11が2骨片単位で分離されるように構
成されている。これに対して、分離部16を2個以上の
複数個おきに位置する両側部のスリット14間に設け
て、インサート11が3骨片以上の複数単位で分離され
るように構成してもよい。
【0040】・ 前記実施形態では、本発明のトリム及
びトリム用インサートを、車両のドア用開口の周縁に装
着されるウェザストリップ17のトリム部18及びその
インサート11に具体化した。これに対して、本発明の
トリム及びトリム用インサートは、車両の、例えばサン
ルーフ、バックドア、トランク等の開口周縁に装着され
るウェザストリップ用のトリム及びそのインサートに具
体化してもよい。
びトリム用インサートを、車両のドア用開口の周縁に装
着されるウェザストリップ17のトリム部18及びその
インサート11に具体化した。これに対して、本発明の
トリム及びトリム用インサートは、車両の、例えばサン
ルーフ、バックドア、トランク等の開口周縁に装着され
るウェザストリップ用のトリム及びそのインサートに具
体化してもよい。
【0041】・ 前記実施形態では、本発明のトリム及
びトリム用インサートを、トリム部18の側部に中空シ
ール部19を形成したウェザストリップ17に具体化し
た。これに対して、本発明のトリム及びトリム用インサ
ートは、例えば装飾等のため車両のボディ各部のフラン
ジ等を取着される中空シール部19を備えないトリム及
びそのインサートに具体化してもよい。
びトリム用インサートを、トリム部18の側部に中空シ
ール部19を形成したウェザストリップ17に具体化し
た。これに対して、本発明のトリム及びトリム用インサ
ートは、例えば装飾等のため車両のボディ各部のフラン
ジ等を取着される中空シール部19を備えないトリム及
びそのインサートに具体化してもよい。
【0042】さらに、上記実施形態及び変形例からさら
に把握される技術的思想について、以下に記載する。 ・ ボディの開口部の周縁に取着されるトリム部と、前
記開口部を開閉する開閉体に弾性接触するシール部とを
備えたウェザストリップにおいて、前記トリム部を請求
項4または請求項5に記載のトリムで構成したことを特
徴とするウェザストリップ。
に把握される技術的思想について、以下に記載する。 ・ ボディの開口部の周縁に取着されるトリム部と、前
記開口部を開閉する開閉体に弾性接触するシール部とを
備えたウェザストリップにおいて、前記トリム部を請求
項4または請求項5に記載のトリムで構成したことを特
徴とするウェザストリップ。
【0043】この構成によれば、請求項4及び請求項5
に記載の発明の効果と同様の効果を得ることができる。
に記載の発明の効果と同様の効果を得ることができる。
【0044】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、トリムにおいて、その頂部外面の良好な外
観と、トリムに要求される強度、伸縮性及び屈曲性とを
両立させることができる。また、トリムの製造コストを
低減することができる。
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、トリムにおいて、その頂部外面の良好な外
観と、トリムに要求される強度、伸縮性及び屈曲性とを
両立させることができる。また、トリムの製造コストを
低減することができる。
【0045】請求項2及び請求項3に記載の発明によれ
ば、トリムの外観を一層良好にすることができる。請求
項4に記載の発明によれば、請求項1〜請求項3に記載
の効果と同様の効果を得ることができる。
ば、トリムの外観を一層良好にすることができる。請求
項4に記載の発明によれば、請求項1〜請求項3に記載
の効果と同様の効果を得ることができる。
【0046】請求項5に記載の発明によれば、トリム
を、例えばドア用開口のフランジ等に装着した際に、シ
ール性を向上させることができる。
を、例えばドア用開口のフランジ等に装着した際に、シ
ール性を向上させることができる。
【図1】 トリム用インサートの一実施形態を示す要部
斜視図。
斜視図。
【図2】 図1のインサートを使用したウェザストリッ
プを示す斜視図。
プを示す斜視図。
【図3】 図2のウェザストリップの断面図。
【図4】 第1従来構成のトリム用インサートを示す要
部斜視図。
部斜視図。
【図5】 図4のインサートを使用したウェザストリッ
プを示す斜視図。
プを示す斜視図。
【図6】 第2従来構成のトリム用インサートを示す要
部斜視図。
部斜視図。
【図7】 図6のインサートを使用したウェザストリッ
プを示す斜視図。
プを示す斜視図。
11…インサート、12…帯状金属板、13…連結部、
14…スリット、16…分離部、18…成形部及びトリ
ムをなすトリム部、18a…内底面、22…突条、L…
分離部の間隔、D…スリットの幅、W1…連結部の幅、
W2…内底面の幅。
14…スリット、16…分離部、18…成形部及びトリ
ムをなすトリム部、18a…内底面、22…突条、L…
分離部の間隔、D…スリットの幅、W1…連結部の幅、
W2…内底面の幅。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志賀 雅夫 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成 株式会社内 (72)発明者 麦島 悟司 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成 株式会社内 Fターム(参考) 3D024 AA02 AB09 AB19
Claims (5)
- 【請求項1】 トリムの保形性を良好にするために、ト
リムの成形部内に埋設されるトリム用インサートにおい
て、 帯状金属板の幅方向の中央部に連結部を残して、その両
側部に幅方向へ延びるスリットを長手方向へ所定間隔を
おきに形成し、少なくとも1個おきに位置する両側部の
スリット間には、トリムの成形部内に埋設された状態で
分離される分離部を設けたことを特徴とするトリム用イ
ンサート。 - 【請求項2】 前記連結部の幅を、トリムの成形部内に
埋設されて断面ほぼU字形状に折曲された状態で、その
成形部の内底面の幅とほぼ等しくなるように設定したこ
とを特徴とする請求項1に記載のトリム用インサート。 - 【請求項3】 前記スリットの溝幅Dを、分離部の間隔
Lに対して、D≦L/α(α=5〜22)となるように
設定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記
載のトリム用インサート。 - 【請求項4】 前記請求項1〜請求項3のうちのいずれ
か一項に記載のトリム用インサートを使用して、そのイ
ンサートを成形部内に埋設するとともに、その成形部を
断面ほぼU字形状に折曲したことを特徴とするトリム。 - 【請求項5】 前記成形部の内底面に長手方向へ延びる
突条を形成したことを特徴とする請求項4に記載のトリ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000128072A JP2001310687A (ja) | 2000-04-27 | 2000-04-27 | トリム用インサート及びトリム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000128072A JP2001310687A (ja) | 2000-04-27 | 2000-04-27 | トリム用インサート及びトリム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001310687A true JP2001310687A (ja) | 2001-11-06 |
Family
ID=18637572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000128072A Withdrawn JP2001310687A (ja) | 2000-04-27 | 2000-04-27 | トリム用インサート及びトリム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001310687A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008030525A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Toyoda Gosei Co Ltd | ウエザストリップ |
JP2009179078A (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-13 | Toyoda Gosei Co Ltd | ウエザストリップ |
DE102008024383B4 (de) * | 2008-05-15 | 2015-10-22 | Cqlt Saargummi Technologies S.À.R.L. | Verstärkungseinlage für einen Dichtungsstrang |
JP2018095069A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | 東海興業株式会社 | 車両用トリム材及びその製造方法 |
JP2022165560A (ja) * | 2021-04-20 | 2022-11-01 | 株式会社東海理機 | インサート成形品及びインサート成形品の製造方法 |
-
2000
- 2000-04-27 JP JP2000128072A patent/JP2001310687A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008030525A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Toyoda Gosei Co Ltd | ウエザストリップ |
JP4760591B2 (ja) * | 2006-07-26 | 2011-08-31 | 豊田合成株式会社 | ウエザストリップ |
JP2009179078A (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-13 | Toyoda Gosei Co Ltd | ウエザストリップ |
DE102008024383B4 (de) * | 2008-05-15 | 2015-10-22 | Cqlt Saargummi Technologies S.À.R.L. | Verstärkungseinlage für einen Dichtungsstrang |
JP2018095069A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | 東海興業株式会社 | 車両用トリム材及びその製造方法 |
JP2022165560A (ja) * | 2021-04-20 | 2022-11-01 | 株式会社東海理機 | インサート成形品及びインサート成形品の製造方法 |
JP7403837B2 (ja) | 2021-04-20 | 2023-12-25 | 株式会社東海理機 | インサート成形品及びインサート成形品の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051019 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051122 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060117 |