JPH10157064A - 印刷用マスクおよびそれを用いたプリント配線板の半田印刷方法 - Google Patents

印刷用マスクおよびそれを用いたプリント配線板の半田印刷方法

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JPH10157064A
JPH10157064A JP33492796A JP33492796A JPH10157064A JP H10157064 A JPH10157064 A JP H10157064A JP 33492796 A JP33492796 A JP 33492796A JP 33492796 A JP33492796 A JP 33492796A JP H10157064 A JPH10157064 A JP H10157064A
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JP
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wiring board
printing
printed wiring
solder
printing mask
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JP33492796A
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Kazuhito Yamada
和仁 山田
Yoshinori Wakihara
義範 脇原
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0266Marks, test patterns or identification means
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/12Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
    • H05K3/1216Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing

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  • Screen Printers (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アライメントマークに充填された充填物質の離
脱等が発生しがたく、該アライメントマークを確実にし
かも容易に認識することができる印刷用マスク、および
それを用いたプリント配線板の半田印刷方法を提供する
こと。 【解決手段】半田印刷用の開口部が設けられた印刷用マ
スクであって、その一方の面にプリント配線板との位置
決めのためのアライメントマークとして凹部または貫通
孔が形成され、前記凹部または貫通孔に、加熱によって
焼付けおよび着色がされ、前記一方の面の色彩と異なる
色彩を有する樹脂が充填されてなる印刷用マスク、並び
に該印刷用マスクをプリント配線板に積層し、クリーム
半田を用いて前記プリント配線板の半導体素子実装部分
に半田バンプを印刷することを特徴とするプリント配線
板の半田印刷方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用マスクおよ
びそれを用いたプリント配線板の半田印刷方法に関す
る。さらに詳しくは、プリント配線板上の半導体素子実
装部分にクリーム半田を印刷する際に用いられる印刷用
マスク、および該印刷用マスクを用いたプリント配線板
の半田印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリント配線板の表面のICチ
ップ実装部分には、半田バンプと呼ばれる半田のボール
群が形成されており、この半田バンプにICチップを載
せて加熱することにより、プリント配線板にICチップ
が実装されている。
【0003】従来、半田バンプを形成する方法として、
メタルマスクやプラスチックマスク等の印刷用マスクお
よびプリント配線板に、それぞれ該印刷用マスクと該プ
リント配線板との位置決めのためのアライメントマーク
をあらかじめ形成させておき1所定の位置に印刷用マス
クとプリント配線板とが積層するように両者のアライメ
ントマーク同士を整合させたのち、クリーム半田を印刷
する方法が採用されている。
【0004】具体的には、例えば、プリント配線板の上
方から、該プリント配線板に形成されているアライメン
トマークをカメラで読み取り、その位置座標を記憶し、
次に印刷用マスクの上方または下方から該印刷用マスク
に設けられたアライメントマークをカメラで読み取り、
その位置座標を記憶して、両者の位置座標のずれを求
め、ずれ量を演算して記憶した後、前記プリント配線板
を前記印刷用マスクの直下のステージにまでコンベアで
移動させ、ずれ量が許容範囲内に収まるようにステージ
の位置を調整し、次いで前記印刷用マスクを前記プリン
ト配線板上に積層し、前記プリント配線板の所定位置に
クリーム半田を印刷した後、かかるクリーム半田をリフ
ロー処理することにより半田バンプを形成する方法が採
用されている。
【0005】しかしながら、前記印刷方法では、印刷用
マスクのアライメントマークは、印刷用マスクに設けら
れた凹部または貫通孔に、カーボン樹脂等の顔料を練り
込んで着色された樹脂を充填して形成されているため、
印刷後に印刷用マスクに付着した半田粒子を洗浄した際
には、顔料自体が有する離型性によってカーボン樹脂が
剥がれるという欠点がある。
【0006】例えば、顔料が練り込まれたカーボン樹脂
を貫通孔に充填して形成されたアライメントマークに
は、洗浄の際の僅かな外的応力が加わっただけで、カー
ボン樹脂が抜け落ちてしまうという欠点がある。
【0007】また、顔料が練り込まれたカーボン樹脂を
凹部に充填し形成されたアライメントマークには、前記
貫通孔にカーボン樹脂が充填されたものと同様に、カー
ボン樹脂がごくわずかな外的応力できわめて容易に剥が
れ落ちてしまうという欠点がある。
【0008】このように、充填されたカーボン樹脂がア
ライメントマークから離脱した場合には、その周囲との
色彩の差がなくなるため、アライメントマークとしての
役割を果たさなくなるので、近年、充填物質が離脱しが
たいアライメントマークを有する印刷用マスクの開発が
待ち望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、アライメントマークに
充填された充填物質の離脱等が発生しがたく、該アライ
メントマークを確実にしかも容易に認識することができ
る印刷用マスク、およびそれを用いたプリント配線板の
半田印刷方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、(1)
半田印刷用の開口部が設けられた印刷用マスクであっ
て、その一方の面にプリント配線板との位置決めのため
のアライメントマークとして凹部または貫通孔が形成さ
れ、前記凹部または貫通孔に、加熱によって焼付けおよ
び着色がされ、前記一方の面の色彩と異なる色彩を有す
る樹脂が充填されてなる印刷用マスク、(2) 樹脂が
フッ素樹脂である前記(1)記載の印刷用マスク、並び
に(3) 前記(1)または(2)記載の印刷用マスク
をプリント配線板に積層し、クリーム半田を用いて前記
プリント配線板の半導体素子実装部分に半田バンプを印
刷することを特徴とするプリント配線板の半田印刷方法
に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の印刷用マスクは、前記し
たように、半田印刷用の開口部が設けられた印刷用マス
クであり、その一方の面にプリント配線板との位置決め
のためのアライメントマークとして凹部または貫通孔が
形成され、前記凹部または貫通孔に、加熱されて焼付け
および着色がされ、前記一方の面の色と異なる色を有す
る樹脂が充填されたものである。
【0012】本発明の印刷用マスクに用いられる基板と
しては、特に限定がなく、従来用いられているものを用
いることができる。かかる基板の材質としては、例え
ば、ニッケル合金、ニッケル−コバルト合金、ステンレ
ス鋼等の金属;エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等の樹脂
等があげられるが、本発明はかかる例示のみに限定され
るものではない。なお、これらのなかでは、コスト、耐
久性、開口部の精度等の点から、ニッケル合金、ニッケ
ル−コバルト合金等が好ましい。
【0013】前記印刷用マスクの厚さは、特に限定がな
いが、通常30〜150μm程度、好ましくは40〜8
0μm程度であることが望ましい。
【0014】前記印刷用マスクは、前記基板に、半田印
刷用の開口部(貫通孔)と、プリント配線板に対する位
置決めとなるアライメントマークとして凹部または貫通
孔とを形成することによって得られる。
【0015】前記開口部は、前記基板において、通常、
プリント配線板の半田バンプ形成用パッドに対応する位
置に設けられる。
【0016】前記開口部の形状、大きさ等は、特に限定
がなく、任意である。その一例として、例えば、直径5
0〜100μm程度の円形等をあげることができる。
【0017】前記開口部は、例えば、エッチング法、ア
ディティブ法、レーザー加工法等によって形成させるこ
とができる。これらの方法のなかでは、開口部を精度よ
く形成させることができるという観点から、アディティ
ブ法が特に好ましい。
【0018】また、前記凹部または貫通孔は、前記基板
において、通常、プリント配線板に設けられているアラ
イメントマークと対応する位置に設けられる。かかる凹
部または貫通孔を設ける位置およびその数は、任意であ
り、プリント配線板に応じて適宜選定すればよい。
【0019】前記凹部の形状、大きさ、深さ等は、特に
限定がなく、任意である。その一例として、例えば、形
状および大きさとして直径50〜100μm程度の円形
があげられ、また深さとして5〜20μm程度があげら
れる。
【0020】前記凹部は、例えば、エッチング法、レー
ザー加工法等によって形成させることができる。
【0021】また、前記貫通孔の形状、大きさ等は、特
に限定がなく、任意である。その一例として、例えば、
形状および大きさとして直径50〜100μm程度の円
形が挙げられる。
【0022】前記貫通孔は、例えば、前記基板に前記開
口部を形成する際にかかる開口部とともに形成させるこ
とができる。
【0023】本発明においては、前記凹部または貫通孔
に、加熱によって焼付けおよび着色がされ、前記一方の
面の色彩と異なる色彩を有する樹脂が充填されている点
に、1つの大きな特徴がある。
【0024】このように、前記凹部または貫通孔に前記
樹脂が充填されている場合には、該樹脂は、前記基板と
の接着強度に優れているので、例えば印刷用マスクを洗
浄する際などに外的応力が加わった場合であっても、該
樹脂が離脱するなどの不都合が発生することがない。
【0025】したがって、前記印刷用マスクは、印刷と
洗浄とを繰り返して行なうことができるので、耐久性に
優れたものである。さらに、繰り返して使用した場合で
あっても、印刷する際には、プリント配線板に精度よく
位置合わせすることができるので、正確にプリント配線
板の所定位置にクリーム半田を印刷することできる。
【0026】前記凹部または貫通孔に充填される樹脂と
しては、例えば、加熱等によって有害な収縮が生じがた
く、離脱が生じがたい樹脂であれば、特に限定がない。
このような樹脂としては、加熱により金属と密着し、印
刷用マスクの洗浄等における外的応力による剥離が生じ
がたく、しかも加熱により緑色または茶色に変色し、印
刷用マスクの基板の色彩とは異なった色彩を呈するので
認識しやすいという点から、フッ素樹脂が特に好まし
い。かかるフッ素樹脂としては、例えば、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン等が
挙げられる。
【0027】前記樹脂を前記凹部または貫通孔に充填す
る量は、印刷マスクの基板から離脱しがたくするため
に、前記凹部内または貫通孔内に樹脂が収まっており、
突出しておらず、また外的応力が加わった際に離脱が生
じないかぎり任意である。通常、充填した樹脂の厚さ
は、かかる観点から、通常、凹部に充填する場合は、好
ましくは5〜100μm程度、貫通孔に充填する場合
は、好ましくは30〜150μm程度であることが望ま
しい。
【0028】前記樹脂を加熱して焼付けおよび着色させ
る際の温度は、用いる樹脂の種類等によっても異なる
が、例えば、フッ素樹脂であれば、250〜300℃程
度であることが望ましい。
【0029】前記樹脂は、前記凹部または貫通孔に充填
された後、焼付けおよび加熱することにより、樹脂に顔
料を練り込まなくても容易に着色することができ、印刷
用マスクの基板と異なる色彩にすることができる。従っ
て、樹脂に顔料を練り込んで着色する必要がないため、
前記樹脂は印刷用マスクとの接着強度にすぐれ、印刷用
マスクの洗浄時等のように外的応力がアライメントマー
クに加わったとしても、該樹脂が剥がれ落ちる等の劣化
が生じがたので、半田印刷の際に、該アライメントマー
クを確実に認識することができ、印刷用マスクとプリン
ト配線板とを位置合わせする際に、位置ずれが生じがた
く、正確にプリント配線板に半田バンプを印刷すること
できる。
【0030】次に、本発明の半田印刷方法について説明
する。
【0031】本発明の半田印刷方法は、前記したよう
に、前記印刷用マスクをプリント配線板に積層し、前記
プリント配線板の半導体素子実装部分にクリーム半田を
印刷することを特徴とする。
【0032】以下に、本発明の半田印刷方法を図1に基
づいて説明する。図1は、本発明の半田印刷方法の一実
施態様を示す概略説明図である。図1には、印刷用マス
ク1として、凹部に樹脂を充填することによってアライ
メントマーク3が形成された態様が記載されているが、
本発明は、かかる態様のみに限定されるものではない。
【0033】図1(a)において、4はプリント配線板
である。具体的には、絶縁基材5にはスルーホール7が
形成されており、かかる絶縁基材5上には第一層導体回
路6が形成され、スルーホール7の壁面にはスルーホー
ルめっき8が形成されている。かかる絶縁基材5、第一
層導体回路6およびスルーホールめっき8の上には層間
絶縁材(無電解めっき用接着剤層)9が形成され、かか
る層間絶縁材9上にはめっきレジスト10が形成されて
いる。プリント配線板4の電子部品実装面に形成された
めっきレジスト10の非形成部分には、アライメントマ
ーク3および開口部2を有する印刷用マスク1との位置
決めのためのアライメントマーク11および第二層導体
回路の一部である半田バンプ形成用パッド12が設けら
れ、プリント配線板4の電子部品実装面の反対面に形成
されためっきレジスト10の非形成部分にはランドグリ
ッドアレイ(LGA)用ランド13が設けらている。さ
らにアライメントマーク11、半田バンプ形成用パッド
12およびLGA用ランド13の上にはソルダーレジス
ト14が形成されている。
【0034】図1(a)において、プリント配線板4の
導体回路は、いわゆるビルドアップ法によって多層に形
成されているが、かかる導体回路は単層であってもよ
い。
【0035】絶縁基材5としては、例えば、樹脂基板、
セラミック基板、ガラス基板、薄膜基板等が挙げられる
が、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではな
い。前記絶縁基材5の厚さは、特に限定がないが、通
常、0.1〜2mm程度であることが好ましい。
【0036】絶縁基材5上に設けられた第一層導体回路
6は、通常、電源層、グランド層等として作用するた
め、面状または格子状の導体層として形成されているこ
とが多い。
【0037】第一層導体回路6の製造方法としては、例
えば、いわゆるフルアディティブ法、セミアディティブ
法、エッチング法等が挙げられる。なお、図1に示され
た第一層導体回路6は、エッチング法によって形成され
ている。
【0038】第一層導体回路6の厚さは、特に限定がな
く、通常5〜40μm程度であればよい。
【0039】スルーホール7の壁面に形成されたスルー
ホールめっき8は、通常、第一層導体回路6とともに形
成することができる。
【0040】スルーホールめっき8の製造方法として
は、例えば、いわゆるフルアディティブ法、セミアディ
ティブ法、エッチング法等が挙げられる。
【0041】スルーホールめっき8の厚さは、特に限定
がなく、通常5〜40μm程度であればよい。
【0042】前記絶縁基材5、一層導体回路6およびス
ルーホールめっき8の上に形成された層間絶縁材9とし
ては、例えば、無電解めっき用接着剤が用いられる。か
かる無電解めっき用接着剤としては、例えば、絶縁性を
有する各種樹脂等をあげることができる。かかる樹脂の
代表例としては、例えば、エポキシ樹脂、ポリイミド樹
脂等があげられる。これらの樹脂は、硬化剤によって硬
化されるものである。したがって、これらの樹脂を硬化
させる際には、硬化剤が用いられる。かかる硬化剤とし
ては、例えば、イミダゾール系硬化剤、酸無水物系硬化
剤等があげられる。
【0043】なお、本発明においては、層間絶縁材9に
は、酸または酸化剤に可溶の耐熱性樹脂粒子が分散され
ていることが好ましい。かかる耐熱性樹脂粒子を層間絶
縁材9内に分散させた場合には、該層間絶縁材9の表面
を粗化させることができ、めっきレジスト10および半
田バンプ形成用パッド12との接着強度を高めることが
できる。
【0044】前記耐熱性樹脂粒子としては、例えば、ア
ミン系硬化剤で硬化させたエポキシ樹脂からなる樹脂粒
子をはじめ、メラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミン樹脂
等に代表されるアミノ系樹脂からなる樹脂粒子があげら
れる。
【0045】前記耐熱性樹脂粒子としては、例えば、
平均粒径が10μm以下の耐熱性樹脂粒子、平均粒径
が2μm以下の耐熱性1次樹脂粒子を凝集させて得られ
た平均粒径10μm以下の凝集粒子、平均粒径が10
μm以下の耐熱性樹脂粒子と、平均粒径が2μm以下の
耐熱性樹脂粒子との混合物、平均粒径が2〜10μm
の耐熱性樹脂粒子の表面に、平均粒径が2μm以下の耐
熱性樹脂粒子およびシリカ、アルミナ、炭酸カルシウム
などの無機粒子の少なくとも1種を付着させた疑似粒子
等があげられる。これらの樹脂粒子は、めっきレジスト
10および半田バンプ形成用パッド12に対して複雑な
アンカー効果(投錨効果)を呈するので、本発明におい
て好適に使用しうるものである。
【0046】なお、層間絶縁材9には、感光性樹脂を用
いることが望ましい。このように感光性樹脂を用いた場
合には、かかる感光性樹脂に露光、現像処理を施すこと
により、バイアホール形成用の孔等を容易に形成させる
ことができる。かかる感光性樹脂の代表的なものとして
は、例えば、エポキシ樹脂のアクリレート等が挙げられ
る。
【0047】層間絶縁材9の厚さは、特に限定がない
が、通常、5〜100μm程度であることが好ましい。
【0048】なお、層間絶縁材9の表面には、例えば、
酸や酸化剤等を用いて、常法により粗化処理が施されて
いる。
【0049】めっきレジスト10は、通常用いられてい
るものであれば、特に限定がない。かかるめっきレジス
ト10には、例えば、エポキシ樹脂とアクリル酸、メタ
クリル酸等とを反応させてえられたエポキシアクリレー
トとイミダゾール系硬化剤とからなる組成物;エポキシ
アクリレート、ポリエーテルスルホンおよびイミダゾー
ル系硬化剤からなる組成物等が挙げられる。
【0050】めっきレジスト10の厚さは、特に限定が
ないが、5〜40μm程度であることが好ましい。
【0051】アライメントマーク11は、本発明の印刷
用マスクと対応する位置に設けられる。かかるアライメ
ントマーク11が設けられる位置およびその数は、任意
であり、本発明の印刷用マスクに応じて適宜選定すれば
よい。
【0052】アライメントマーク11の形状、大きさ、
深さ等は、特に限定がなく、任意である。その一例とし
て、例えば、直径80〜100μmの円形を有し、金め
っき処理が施されたもの等が挙げられる。
【0053】半田バンプ形成用パッド12は、第二層導
体回路の一部であり、例えば、無電解めっき法等によっ
て形成される。
【0054】半田バンプ形成用パッド12は、例えば、
円形、長円形、長方形等の形状で、配線の幅よりもその
幅が大きくなるように、形成されている。
【0055】半田バンプ形成用パッド12の厚さは、特
に限定がないが、通常5〜40μm程度であることが好
ましい。
【0056】LGA用ランド13は、ICチップ等の電
子部品実装面の反対面に設けられる。
【0057】LGA用ランド13の形状、大きさ、深さ
等は、特に限定がなく、任意である。その一例として、
例えば、直径600〜1000μmの円形を有するもの
が挙げられる。
【0058】ソルダーレジスト14は、例えば、市販品
をそのまま用いることができる。例えば、エポキシ樹脂
のアクリレート等を用いることが望ましく、また必要に
応じてフタロシアニングリーン等の色素や顔料を混合し
て用いてもよい。
【0059】ソルダーレジスト14の厚さは、特に限定
がないが、例えば、5〜40μm程度であることが好ま
しい。
【0060】図2は、本発明の半田印刷方法の他の実施
態様を示す概略説明図である。図2に示された印刷用マ
スク1は、貫通孔に樹脂を充填することによって形成さ
れたアライメントマーク3を有するものである。図2に
示されたプリント配線板4は、図1(a)に示されたプ
リント配線板4と実質的に同一の構成を有する。
【0061】このように形成されたプリント配線板4上
に、本発明の印刷用マスク1を積層する。
【0062】印刷用マスク1をプリント配線板4に積層
する方法としては、特に限定がなく、例えば、本発明の
印刷用マスク1およびプリント配線板4を印刷機に配設
し、印刷用マスク1に形成されているアライメントマー
ク3の位置を、CCDカメラ等を用いて認識し、次いで
プリント配線板4の上方からカメラを用いてプリント配
線板4に形成されたアライメントマーク11を認識し、
印刷用マスク1およびプリント配線板4の位置ずれを補
正し、両者に形成されているそれぞれのアライメントマ
ークが整合するようにプリント配線板4に印刷用マスク
1を積層する方法等が挙げられる。
【0063】次に、印刷用マスク1に設けられた開口部
2に、図1(b)に示されるようにクリーム半田15を
充填する。
【0064】クリーム半田15としては、一般に使用さ
れているものであれば特に限定がない。かかるクリーム
半田15の代表例としては、例えば、Sn63Pb3
7、Sn62Pb36Ag2、Sn96.5Ag3.5
等が挙げられる。
【0065】印刷用マスク1に設けられた開口部2に、
クリーム半田15を充填した後に、図1(c)に示され
るように、印刷用マスク1をプリント配線板4から離脱
させることにより、プリント配線板4にクリーム半田1
5を印刷することができる。
【0066】印刷終了後には、金属基板からなる印刷用
マスクを用いた場合には、グリコールエーテル、イソプ
ロピルアルコール等を用いて洗浄すればよく、また樹脂
基板からなる印刷用マスクを用いた場合には、水洗すれ
ばよい。
【0067】本発明の印刷用マスクは、このように洗浄
を行なった場合であっても、アライメントマークとして
形成された凹部または貫通孔内の樹脂が離脱することが
ないので、繰り返して使用することができるという利点
がある。
【0068】
【実施例】以下、本発明の印刷用マスクおよびそれを用
いたプリント配線板の半田印刷方法を実施例に基づいて
さらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0069】実施例1 図1に示される印刷方法に従って、印刷用マスクを用い
てプリント配線板にクリーム半田を印刷した。
【0070】即ち、図1(a)において、印刷用マスク
1としては、以下の方法により得られた印刷用マスクを
用いた。
【0071】いわゆるアディティブ法により、直径10
0μmの円形を有する開口部2がプリント配線板の半田
バンプ形成用パッドに対応する位置に形成されたニッケ
ル−コバルト合金からなる厚さ50μmの基板(340
mm×255mm)を作製し、プリント配線板のアライ
メントマークに対応する位置に、エッチング法により直
径100μm、深さ5μmの凹部を形成させた。次に、
この基板の凹部以外の部分をフォトレジストを用いてマ
スクし、凹部にフッ素樹脂を充填して、300℃で3時
間加熱して樹脂の焼付けおよび着色をし、樹脂をその厚
さが5μmとなるように充填させた後、フォトレジスト
を除去することにより、基板にアライメントマーク3を
形成させ、印刷用マスク1を得た。
【0072】また、プリント配線板4としては、ビルド
アップ法によって導体回路が多層に形成されたプリント
配線板(340mm×255mm)を使用した。前記プ
リント配線板4は、具体的には以下のような構成を有す
る。すなわち、厚さ1mmのビスマレイミドトリアジン
樹脂基板からなる絶縁基材5にはスルーホール7が形成
されている。絶縁基材5上には、電源層である厚さ20
μmの第一層導体回路6が形成され、厚さ20μmのス
ルーホール7の壁面にはスルーホールめっき8が形成さ
れている。その上には、エポキシ樹脂のアクリレート中
に平均粒径3.0μmの粒子と平均粒径0.5μmの粒
子を混合したエポキシ樹脂粒子を分散させた厚さ50μ
mの無電解メッキ接着剤からなる層間絶縁材9が形成さ
れ、その表面はエポキシ樹脂粒子を酸化剤で除去して粗
化処理を施されている。層間絶縁材9上にはエポキシ樹
脂のアクリレートからなる厚さ20μmのめっきレジス
ト10が形成されている。プリント配線板4の電子部品
実装面に形成されためっきレジスト10の非形成部分に
は厚さ20μmおよび直径100μmを有するアライメ
ントマーク11ならびに第二層導体回路の一部である直
径70μmを有する半田バンプ形成用パッド12が無電
解めっきにより形成され、プリント配線板4の電子部品
実装面の反対面に形成されためっきレジスト10の非形
成部分には、LGA用ランド13が設けられている。さ
らに、アライメントマーク11、半田バンプ形成用パッ
ド12およびLGA用ランド13の上には厚さ20μm
のソルダーレジスト14が形成されている。なお、アラ
イメントマーク11は、プリント配線板4における一本
の対角線においてかかる対角線の両端から5mm内側の
2ヵ所に設けられており、半田バンプ形成用パッド12
は、0.25mmの間隔で、プリント配線板上に100
0個形成されている。
【0073】次に、印刷用マスク1およびプリント配線
板4を印刷機に配設し、印刷用マスク1に形成されてい
るアライメントマーク3およびプリント配線板4に形成
されているアライメントマーク11のそれぞれの位置を
CCDカメラを用いて認識し、印刷用マスク1およびプ
リント配線板4の位置を調整して、両者のアライメント
マークが整合するようにプリント配線板4に印刷用マス
ク1を積層した後、図1(b)に示されるようにクリー
ム半田15を印刷用マスク1の開口部2に充填し、図1
(c)に示されるように印刷用マスク1をプリント配線
板4から離脱させることにより、プリント配線板4にク
リーム半田15を印刷した。
【0074】印刷終了後、プリント配線板の半田バンプ
間をフライングプローブを用いて絶縁性の検査をしたと
ころ、半田バンプの印刷ずれによる短絡(ショート)は
見られなかった。
【0075】次に、クリーム半田の印刷に使用した印刷
用マスクの耐久性を以下の方法に従って調べた。
【0076】〔印刷用マスクの耐久性〕印刷用マスクを
グリコールエーテル系洗浄液中に浸漬した後、これに5
分間、超音波をかける。そののち、印刷用マスクをグリ
コールエーテル系洗浄液中から取り出し、印刷用マスク
に形成されているアライメントマークに離脱等の異常が
ないかどうかを目視にて観察する。
【0077】印刷用マスクの耐久性を調べた結果、前記
試験を20回行なっても、アライメントマークの剥が
れ、劣化等の発生は認められなかった。
【0078】比較例1 基板に形成した凹部に、カーボン樹脂をその厚さが5μ
mとなるように充填させてアライメントマークを形成さ
せた印刷用マスクを用いた以外は、実施例1と同様にし
て、プリント配線板にクリーム半田を印刷した。
【0079】次いで、クリーム半田の印刷に使用した印
刷用マスクに形成されたアライメントマークの耐久性を
実施例1と同様にして調べたところ、前記試験を3回行
なったのみで、カーボン樹脂の劣化が発生した。
【0080】実施例2 基板に貫通孔を形成し、かかる貫通孔に実施例1と同様
にしてフッ素樹脂を充填させて、アライメントマークを
形成させた印刷用マスクを用いた以外は、実施例1と同
様にして、プリント配線板にクリーム半田を印刷した。
【0081】印刷終了後、プリント配線板の半田バンプ
間をフライングプローブを用いて絶縁性の検査をしたと
ころ、半田バンプの印刷ずれによる短絡(ショート)は
見られなかった。
【0082】次に、クリーム半田の印刷に使用した印刷
用マスクの耐久性を実施例1と同様にして調べたとこ
ろ、前記試験を20回行なってもアライメントマークの
剥がれ、劣化等の発生は認められなかった。
【0083】比較例2 基板に形成した貫通孔に、カーボン樹脂を充填させてア
ライメントマークを形成させた印刷用マスクを用いた以
外は、実施例1と同様にして、プリント配線板にクリー
ム半田を印刷した。
【0084】次いで、クリーム半田の印刷に使用した印
刷用マスクに形成されたアライメントマークの耐久性を
実施例1と同様にして調べたところ、前記試験を3回行
なったのみで、カーボン樹脂の劣化が発生した。
【0085】以上のことから、比較例1および2で得ら
れた印刷用マスクは、洗浄時における少しの外的応力に
より、アライメントマークの劣化が発生するが、実施例
1および2で得られた印刷用マスクは、洗浄時のように
外的応力がアライメントマークに加わった場合であって
も、金属層が剥がれ落ちることがなく、洗浄後もアライ
メントマークを確実に認識することができるため、位置
ずれがなく、正確にプリント配線板にクリーム半田を印
刷することができる。
【0086】
【発明の効果】本発明の印刷用マスクは、例えば、洗浄
等により外的応力がアライメントマークに加わった場合
であっても、形成された金属層の接着強度に優れたもの
であるため、該金属層が剥がれ落ちる等の劣化が生じが
たいという効果を奏する。
【0087】また、本発明の半田印刷方法によれば、前
記印刷用マスクが用いられているので、同じ印刷用マス
クを繰り返して使用しても、位置ずれがなく、正確にプ
リント配線板にクリーム半田を印刷することができ、従
来と比較して経済性に優れるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の半田印刷方法の一実施態様を
示す概略説明図である。
【図2】図2は、本発明の半田印刷方法の他の実施態様
を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 印刷用マスク 2 開口部 3 アライメントマーク 4 プリント配線板 5 絶縁基材 6 第一層導体回路 7 スルーホール 8 スルーホールめっき 9 層間絶縁材(無電解めっき用接着剤層) 10 めっきレジスト 11 アライメントマーク 12 半田バンプ形成用パッド 13 ランドグリッドアレイ(LGA)用ランド 14 ソルダーレジスト 15 クリーム半田

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半田印刷用の開口部が設けられた印刷用
    マスクであって、その一方の面にプリント配線板との位
    置決めのためのアライメントマークとして凹部または貫
    通孔が形成され、前記凹部または貫通孔に、加熱によっ
    て焼付けおよび着色がされ、前記一方の面の色彩と異な
    る色彩を有する樹脂が充填されてなる印刷用マスク。
  2. 【請求項2】 樹脂がフッ素樹脂である請求項1記載の
    印刷用マスク。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の印刷用マスクを
    プリント配線板に積層し、クリーム半田を用いて前記プ
    リント配線板の半導体素子実装部分に半田バンプを印刷
    することを特徴とするプリント配線板の半田印刷方法。
JP33492796A 1996-11-28 1996-11-28 印刷用マスクおよびそれを用いたプリント配線板の半田印刷方法 Pending JPH10157064A (ja)

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JP33492796A JPH10157064A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 印刷用マスクおよびそれを用いたプリント配線板の半田印刷方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010050182A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Bonmaaku:Kk メタルマスク及びその製造方法
CN101854775A (zh) * 2009-03-30 2010-10-06 太阳油墨制造株式会社 印刷电路板
CN104320928A (zh) * 2014-10-13 2015-01-28 广东依顿电子科技股份有限公司 不同阻焊颜色的电路板塞孔方法

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