JPH10157020A - 色素受容体要素 - Google Patents

色素受容体要素

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JPH10157020A
JPH10157020A JP9326010A JP32601097A JPH10157020A JP H10157020 A JPH10157020 A JP H10157020A JP 9326010 A JP9326010 A JP 9326010A JP 32601097 A JP32601097 A JP 32601097A JP H10157020 A JPH10157020 A JP H10157020A
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dye
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dtc
protective sheet
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Jr Jacob J Hastreiter
ジョン ハストレイター,ジュニア ジェィコブ
William H Simpson
ヘンリー シンプソン ウィリアム
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた接着性並びに耐離層性及び耐摩擦性を
示すと共に、通常遭遇しうる溶剤との接触に対して化学
的に安定である感熱色素転写画像のための保護ラミネー
トを提供すること。 【解決手段】 感熱転写された色素像を含む色素受容性
層を支持体上に有する色素受容体要素であって、前記色
素受容性層に、フェノキシ樹脂を含む接着剤によって透
明保護シートがラミネートされている色素受容体要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の接着剤を用
いて保護シートがラミネートされている感熱色素転写型
受容体要素に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、カラービデオカメラから電子的に
発生させた画像からプリントを得るための感熱転写装置
が開発されている。このようなプリントを得る方法の一
つによると、まず電子像をカラーフィルターによって色
分解する。次いで、それぞれの色分解画像を電気信号に
変換する。その後、これらの信号を操作して、シアン、
マゼンタ及びイエローの電気信号を発生させ、これらの
信号を感熱プリンターへ伝送する。プリントを得るた
め、シアン、マゼンタまたはイエローの色素供与体要素
を色素受容体要素と向い合わせて配置する。次いで、そ
れら二つの要素を感熱プリントヘッドと定盤ローラーと
の間に挿入する。ライン型感熱プリントヘッドを使用し
て、色素供与体シートの裏側から熱をかける。感熱プリ
ントヘッドは数多くの加熱要素を有し、シアン、マゼン
タ及びイエローの信号に応じて逐次加熱される。その
後、この処理を他の2色について繰り返す。こうして、
スクリーンで見た元の画像に対応するカラーハードコピ
ーが得られる。この方法とそれを実施するための装置に
ついての詳細が、米国特許第4,621,271号明細
書に記載されている。
【0003】感熱プリントは、色素が隣接表面へ再転写
し易く、また指紋による変色も起こり易い。さらに、画
像色素が表面に位置しているため、指紋跡から褪色が起
こる場合もある。これらの色素は、高温ローラー又は感
熱ヘッドを用いてプリントを熱融解させることにより、
色素受容性層のさらに内部へ追い込むこともできる。こ
れにより、色素の再転写や指紋感受性を抑えることはで
きるが、こうした問題を完全に排除するものではない。
しかしながら、保護オーバーコートを適用することによ
り、これらの問題は事実上排除される。
【0004】Reiterらの同時係属米国特許出願第08/
688,975号は、感熱色素転写型IDカード複合素
材に関する。この特許出願明細書には、加熱加圧型ラミ
ネーターを用いてカードに透明な保護シートを適用でき
ることが記載されている。しかしながら、保護シートの
材料については具体的な記載が全くない。
【0005】Simpson らの米国特許第5,332,71
3号及び同時係属米国特許出願第08/684,899
号に、感熱色素転写用の色素供与体要素であって、プリ
ントされた画像の上に保護層を形成するために用いられ
るポリ(ビニルアセタール)やフェノキシ樹脂のような
透明保護オーバーコートも該要素上に存在しているもの
が記載されている。これらの保護オーバーコートは、写
真再現として用いられる感熱印刷された材料について非
常に良好に作用する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、運転免
許証、ナショナルIDカード、銀行その他当局によるカ
ードのような身分証明用カードの表面に熱的に設けた画
像に保護オーバーコートを適用することについては問題
がある。すなわち、これらには耐摩擦性や耐化学薬品性
がさらに要求されるからである。摩擦の原因には、汚
れ、砂、布帛、皮革の他、身分証明用カード同士の摩擦
が挙げられる。上記従来技術の保護オーバーコートの厚
みは1μm未満であるため、保護された画像は摩擦によ
る損傷又は破壊を受けやすい。
【0007】IDカードは、水/アルコール混合物、家
庭用漂白剤、有機溶剤及び自動車燃料をはじめとする溶
液や溶剤と接触する場合があるため、化学的な攻撃も問
題となりうる。常用の感熱転写型保護層は、溶解したポ
リマーと溶剤とからなる溶液から塗布されるため、得ら
れる保護層は容易に再溶解しうる。同様に、画像に耐久
性トップコートを結合させるために用いられる接着剤の
多くは、溶剤塗布されるものである。塗布された接着剤
は容易に再溶解しうるため、画像への化学的な攻撃は、
保護されていない縁部からの溶剤拡散が原因で始まるこ
ともありうる。
【0008】本発明の目的は、感熱色素転写画像のため
の保護ラミネートであって、優れた接着性並びに耐離層
性及び耐摩擦性を示すと共に、通常遭遇しうる溶剤との
接触に対して化学的に安定である保護ラミネートを提供
することにある。本発明の別の目的は、感熱色素転写画
像のための保護ラミネートであって、画像の安定性及び
一体性が向上される保護ラミネートを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】これら及びその他の目的
は、感熱転写された色素像を含む色素受容性層を支持体
上に有する色素受容体要素であって、前記色素受容性層
に、フェノキシ樹脂を含む接着剤によって透明保護シー
トがラミネートされている色素受容体要素に関する本発
明により達成される。本発明の別の実施態様は、感熱色
素転写画像の上に透明保護シートをラミネートする方法
であって、(1)画像色素をバインダー中に含む色素層
を支持体上に有する色素供与体要素を像様加熱するに際
し、該色素供与体に色素受容体要素を接触せしめ、よっ
て色素像を該色素受容体要素へ転写して色素転写像を形
成させる工程、及び(2)前記色素転写像の上にフェノ
キシ樹脂を含む接着剤によって透明保護シートを熱的に
ラミネートする工程を含んで成る方法に関する。
【0010】本発明には、当業者が知っているいずれの
フェノキシ樹脂でも使用することができる。例えば、下
記の樹脂を使用することができる。Phenoxy Associate
s, Rock Hill, S.C. 製のフェノキシ樹脂 PKHC(商標)
、 PKHH(商標) 及び PKHJ(商標) のような Paphen(商
標) 樹脂; Scientific Polymer Products, Inc., Ontar
io, N.Y.製の045A樹脂及び045B樹脂。これらの樹脂は数
平均分子量が約10,000以上である。本発明の好適な実施
態様では、フェノキシ樹脂は下記の構造式で示されるフ
ェノキシ樹脂 PKHC(商標) 、 PKHH(商標) 又は PKHJ(商
標) である。
【0011】
【化1】
【0012】本発明で用いられるフェノキシ樹脂は、保
護シート表面に塗布されるに際し、約0.5g/m2
上の量で使用することができる。本発明の別の好ましい
実施態様では、上記接着剤と共に各種架橋剤を使用する
ことができ、その例として、チタンアルコキシド、ポリ
イソシアネート、メラミン−ホルムアルデヒド、フェノ
ール−ホルムアルデヒド、ウレア−ホルムアルデヒド、
ビニルスルホン及びテトラエチルオルトシリケートのよ
うなシランカップリング剤が挙げられる。本発明の好ま
しい実施態様では、上記架橋剤はチタンテトライソプロ
ポキシド又はチタンブトキシドのようなチタンアルコキ
シドである。一般に、このような架橋剤が約0.01g
/m2 〜0.045g/m2 の量で存在すると、良好な
結果が得られる。
【0013】本発明に用いられる透明保護シートの例と
して、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(エチレ
ンナフタレート)のようなポリエステル;ポリカーボネ
ート;酢酸セルロースのようなセルロースエステル;ポ
リスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン又はメチル
ペンテンポリマーのようなポリオレフィン;ポリ(塩化
ビニル))、ポリ(塩化ビニリデン);ポリメチルメタ
クリレートのようなポリアクリレートを挙げることがで
きる。この保護シートは、所望であれば、チタンアルコ
キシドのような下塗層と共に塗布することができる。透
明保護シートの厚みは、例えば、約4μm〜約250μ
mであることができる。
【0014】本発明は、Kodak Readyprint Photo Lamin
ator (Eastman Kodak Co., Rochester, NY) のようなラ
ミネーター又は加熱加圧可能な装置を用いて熱を均一に
かけることによって、感熱プリントに保護オーバーコー
トシートを適用するものである。
【0015】色素供与体要素からイエロー、マゼンタ及
びシアンの各色素を感熱転写することにより色素受容性
シートの表面に多色画像を形成させることができる。本
発明に用いられる色素供与体要素の色素層には、熱によ
って色素受容性層へ転写されうるものであればいずれの
色素でも使用することができる。特に良好な結果が、下
記のような昇華性色素又は米国特許第4,541,83
0号に記載されている色素のいずれかを用いることによ
り得られる。
【0016】
【化2】
【0017】
【化3】
【0018】
【化4】
【0019】
【化5】
【0020】
【化6】
【0021】
【化7】
【0022】上記色素は、単独で使用しても、また組み
合わせて使用しても、モノクロを得ることができる。こ
れらの色素は約0.05〜約1g/m2 の被覆量で使用
することができ、また疎水性であることが好ましい。
【0023】本発明に用いられる色素受容体要素は、支
持体の上に色素像受容性層を有するものである。この支
持体は、ポリ(エーテルスルホン)、ポリイミド、酢酸
セルロースのようなセルロースエステル、ポリ(ビニル
アルコール−コ−アセタール)又はポリ(エチレンテレ
フタレート)のような透明フィルムであることができ
る。色素受容体要素のための支持体は、バライタ塗被
紙、ポリエチレン塗被紙、白色ポリエステル(白色顔料
を内蔵したポリエステル)、アイボリー紙、コンデンサ
ー紙、合成紙(例、DuPont Tyvek (商標) )又は米国特
許第5,244,861号に記載されているラミネート
されたミクロボイドを有する包装用複合フィルム支持
体、のような反射性の支持体であってもよい。
【0024】上記色素像受容性層は、例えば、ポリカー
ボネート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ(塩化ビ
ニル)、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポ
リカプロラクトン又はこれらの混合物を含むことができ
る。該色素像受容性層は、所期の目的に有効である限
り、いかなる量で存在させてもよい。一般には、約1〜
約5g/m2 とした場合に良好な結果が得られる。
【0025】上記のように、本発明に用いられる色素供
与体要素を使用して色素転写像を形成する。このような
プロセスには、上記色素供与体要素を像様加熱して色素
像を色素受容体要素へ転写することにより色素転写像を
形成させる工程が含まれる。色素像を転写した後、その
転写された色素像の上に透明保護シートをラミネートす
る。
【0026】
【実施例】本発明を説明するため、以下に実施例を提供
する。厚み6μmのポリ(エチレンテレフタレート)支
持体の上に下記を塗布することによって色素供与体要素
を製作した。 (1)n−プロピルアセテートとn−ブチルアルコール
の溶剤混合物から塗布したチタンブトキシド(DuPont T
yzor TBT (商標) 、0.12g/m2 )の下塗層;及び
(2)後述の組成物を含有するイエロー、マゼンタ及び
シアンの各色素パッチを繰り返し塗布したもの
【0027】上記要素の裏側には順に下記の層を塗布し
た。 (1)n−プロピルアセテートとn−ブチルアルコール
の溶剤混合物から塗布したチタンブトキシド(DuPont T
yzor TBT (商標) 、0.12g/m2 )の下塗層;及び
(2)ジエチルケトンから塗布したアミノプロピル−ジ
メチル−末端を有するポリジメチルシロキサン、PS-513
(商標)(United Chemical Technologies, Bristol, P
A 、0.01g/m2 )、ポリ(ビニルアセタール)バ
インダー(0.38g/m2 、KS-1, Sekisui Chemical
Co.) 、p-トルエンスルホン酸(0.0003g/
2 )、カンデリラ蝋(0.02g/m2 )を含有する
スリップ層
【0028】イエロー組成物は、0.27g/m2 の上
記イエロー色素1、0.07g/m 2 のCAP 482-0.5(酢
酸プロピオン酸セルロース、粘度0.5 s 、Eastman Chem
icalCo.) 、0.287g/m2 のCAP 482-20 (酢酸プ
ロピオン酸セルロース、粘度20 s、Eastman Chemical C
o.) 、0.002g/m2 のFC-430(商標)フルオロカ
ーボン界面活性剤(3M社)をトルエン、メタノール及び
シクロペンタノンの溶剤混合物(66.5/28.5/5)に含むも
のとした。
【0029】マゼンタ組成物は、0.18g/m2 の上
記マゼンタ色素2、0.17g/m 2 の上記マゼンタ色
素3、0.17g/m2 のCAP 482-0.5(酢酸プロピオン
酸セルロース、粘度0.5 s 、Eastman Chemical Co.) 、
0.31g/m2 のCAP 482-20 (酢酸プロピオン酸セル
ロース、粘度20 s、Eastman Chemical Co.) 、0.07
g/m2 のフェニルインダン二酸の2,4,6−トリメ
チルアニリド、0.002g/m2 のFC-430(商標)フ
ルオロカーボン界面活性剤(3M社)をトルエン、メタノ
ール及びシクロペンタノンの溶剤混合物(66.5/28.5/5)
に含むものとした。
【0030】シアン組成物は、0.127g/m2 の上
記シアン色素4、0.115g/m 2 の上記シアン色素
5、0.275g/m2 の上記シアン色素6、0.30
g/m2 のCAP 482-20 (酢酸プロピオン酸セルロース、
粘度20 s、Eastman ChemicalCo.) 、及び0.002g
/m2 のFluorad FC-430(商標)フルオロカーボン界面
活性剤(3M社)をトルエン、メタノール及びシクロペン
タノンの溶剤混合物(66.5/28.5/5)に含むものとした。
【0031】B.受容体要素 受容体要素は、厚さ195μmのポリ(エチレンテレフ
タレート)支持体 Estar(商標)(Eastman Kodak Co.)
の上に塗布した四つの層からなり、これはその後ポリ
(エチレンテレフタレート)コア(KODADIRECTPET(商
標)Card, EastmanKodak Co.)にラミネートされた。第
一層は、支持体上に直接塗布され、8.07g/m2
ブチルアクリレート及びアクリル酸(50/50重量%)の
コポリマー、0.57g/m2 の1,4−ブタンジオー
ルジグリシジルエーテル(Eastman Kodak Co.) 、0.3
2g/m2 のトリブチルアミン及び0.016g/m2
のFluorad FC-431(商標)界面活性剤(3M社)からなる
ものとした。
【0032】第二層は、0.54g/m2 の14モル%
のアクリロニトリル、79モル%の塩化ビニリデン及び
7モル%のアクリル酸のコポリマー並びに0.016g
/m 2 のDC-1248 シリコーン流体(Dow Corning)からな
るものとした。第三層は、Makrolon(商標)KL3-1013ポ
リカーボネート(Bayer AG 、1.78g/m2 )、Lexa
n (商標)141-112 ポリカーボネート(General Electri
c Co.、1.44g/m2 )、ジブチルフタレート(East
man Kodak Co. 、0.32g/m2 )及びFluorad FC-
431(商標)(0.012g/m2 )からなるものとし
た。第四層は、該要素の最上層であるが、50モル%の
ビスフェノールA、49モル%のジエチレングリコール
及び1モル%のポリジメチルシロキサンブロックのコポ
リマー(0.65g/m2 )、Fluorad FC-431(商標)
(0.054g/m 2 )及びDC-510(Dow Corning Co.)
(0.054g/m2 )からなるものとした。
【0033】C.印刷条件 上記色素供与体要素の色素面を上記受容体要素の最上層
と接触させて配置した。この組立体をモーター駆動式定
盤と京セラ製KBE−57−12MGL2感熱プリント
ヘッドとの間に配置し、該ヘッドを色素供与体要素のス
リップ層側に対して31.2Nの力で押し当てた。この
京セラ製プリントヘッドが有する672個のヒーター
は、独立にアドレス可能であり、解像度11.81ドッ
ト/mm、平均抵抗1968Ωの性能を有する。画像形
成電子回路を作動させ、上記組立体をプリントヘッドと
ローラーの間を26.67mm/秒で引き抜いた。同時
に、感熱プリントヘッドの抵抗素子に91μ秒毎に8
7.5μ秒のパルスを与えた。最高濃度の印刷には3.
175ミリ秒の印刷線当たり32パルスの「オン」時間
を要した。供給電圧は14.0ボルトとし、最高ステー
タスA濃度2.2〜2.3をプリントするため4.4J
/cm2 のエネルギーを得た。画像は1:1のアスペク
ト比で印刷された。
【0034】D.耐久性トップコート(DTC) DTC対照#1 Bostik(商標)7962ポリマーポリエステル樹脂(Bostik
Inc., Middleton, MA)(1.08 g/m2) 及び Fluorad(商
標)FC-431(0.011 g/m2)を含む要素を製作し、19.8μm
のポリ(エチレンテレフタレート)PETフィルム(Typ
e37R, Toray Polyester)からなり、 Tyzor TBT(商標)
チタンテトラブトキシド(DuPont)(0.139 g/m2)を下塗り
した支持体に、適用した。
【0035】DTC対照#2 これは、塗布量を2.16g/m2 としたことを除き、
対照#1と同じとした。DTC実験#1 PKHJ(商標)フェノキシ樹脂(Phenoxy Associates, Roc
k Hill, SC)(1.08 g/m 2)、4μmのジビニルベンゼンビ
ーズ(86 g/m2)及びミクロゲル(67モル%イソブチルメ
タクリレート、30モル%2-エチルヘキシルメタクリレー
ト、3モル%ジビニルベンゼン)(0.0108 g/m2)を含む
要素を、19.8μmのPETフィルムからなり、 Tyzor T
BT(商標)を下塗りした支持体に塗布した。
【0036】DTC実験#2 これは、0.043 g/m2のTyzor TBT (商標)を付加したこ
とを除き、DTC実験#1と同じとした。DTC実験#3 これは、PKHJ(商標)フェノキシ樹脂を0.54g/m
2 で塗布し且つジビニルベンゼンビーズを0.09g/
2 で塗布したことを除き、DTC実験#1と同じとし
た。
【0037】DTC実験#4 これは、0.022 g/m2のTyzor TBT (商標)を付加したこ
とを除き、DTC実験#3と同じとした。DTC実験#5 これは、フェノキシ樹脂をカタログ No. 045B (Scienti
fic Polymer Products, Inc., Ontario, NY)とし且つジ
ビニルベンゼンビーズを0.09g/m2 で塗布したこ
とを除き、DTC実験#1と同じとした。
【0038】E.DTCの積層 上記DTC要素の塗布面を上記画像含有受容体要素の最
上層と接触するように配置することにより、DTCを受
容体要素にラミネートした。このサンドイッチ構造体を
マニラファイルホルダーから加工したスリーブの中に配
置し、その組立体をサーモスタット制御式 Kodak Ready
print Photo Laminator (Eastman KodakCo., Rocheste
r, NY)に供給した。
【0039】F.付着性 受容体要素の最上層にDTCを積層した後、DTCを除
去するのに要する力を測定した。まず、試料に中性濃度
パターンを画像化し、そして上記のようにDTCを適用
した。DTCの適用後、180°剥離試験を行いDTC
の付着性を測定した。
【0040】幅2.54cm(1インチ)のストリップ
をDTCを通して縦方向に切断した。ラミネートされた
画像を固定クランプによってしっかりと固定し、DTC
のタグ端を、モーター駆動式定盤に搭載されたChallion
Model DFG-10 Digital Force Gauge (John Challion &
Sons, Inc., Greensboro, NC)に取り付けた。定盤の速
度は0.714cm/秒とした。活性化時、フォースゲ
ージを取り付けた定盤はDTCを画像化材料から引っ張
ろうとする。力の測定値はニュートン/cmで算出し
た。適用時、DTCは剥離可能であってはならない。D
TCを剥離させようとした場合、DTCは引き裂かれる
か又は下部の画像に損傷を与え、よってさらなる変更の
試みを妨げるべきである。評価結果を表1及び表2に記
載する。
【0041】約176.7℃(350°F)の積層温度
【表1】
【0042】約190.6℃(375°F)の積層温度
【表2】
【0043】 * x=DTCが完全に離層、DTCの引き裂きはまっ
たく無し o=DTCは部分的に離層、DTCの引き裂き有り +=DTCの離層はまったく無し、DTCの引き裂き有
【0044】上記結果は、従来技術の接着剤は、受容体
への付着ができないか、カバーシートを、引き裂くこと
なく、完全に離層させてしまった。本発明の接着剤はよ
り強力に受容体に付着し、DTCの引き裂きをもたらし
た。
【0045】G.耐化学薬品性 受容体要素の最上層にDTCを積層した後、画像に現れ
たシアンカラーバーのステータスA赤濃度をX−Rit
e(商標)デンシトメーター(X−Rite社、Grandv
ille, MI) を用いて異なる2か所で測定し、その平均濃
度を算出し記録した。次いで、保護された受容体要素を
表3に記載した各種溶剤に表記の時間浸漬した。
【0046】
【表3】
【0047】次いで、受容体試料を溶剤から取り出し
た。取り出し後、溶剤1、5及び6については試料を風
乾させた。溶剤2、3及び4については試料を脱イオン
水でリンスした後に乾燥した。乾燥後、カラーバーのス
テータスA濃度を再度同じ場所で読取り、その平均濃度
を記録した。カラーバーにおける色素濃度の損失率%を
以下の計算式から算出した。 損失率%=((I−F)/I)×100 上式中、I=初期ステータス濃度 F=最終ステータス濃度 損失率%の値が低いほどDTCの性能は良好である。得
られた値を表4に記載する。
【0048】
【表4】
【0049】上記結果は、保護ラミネートを含まない対
照用受容体と比較した場合、本発明の接着剤により、保
護シートが縁部において耐化学薬品性を提供することを
示している。
【0050】H.耐摩擦性 耐摩擦性を測定するため、受容体の上にブルーパッチ像
とブラックパッチ層をプリントした後にDTC実験#2
を適用することにより2種の受容体要素試料を製作し
た。対照として、プリントされた画像のみを有する(す
なわち、DTCをラミネートしていない)受容体要素の
2種の試料を使用した。これらの試料を、ヘッドの重さ
250gのCS10Fホイールを用いたテーバー磨耗試
験に供した。試料に500回及び1000回のサイクル
を施した。磨耗試験前後に試料の濃度を測定した。試料
上の各カラーパッチについて磨耗領域に対応する異なる
四箇所で赤、緑及び青のステータスA反射濃度を測定し
た。平均濃度を算出して記録した。試料手順をテーバー
試験に従い繰り返した。カラーパッチにおける色素濃度
の損失率を算出し、そしてこれを用いてDTCの有効性
を求めた。損失率%の値が低いほどDTCの性能は良好
である。得られた値を表5に記載する。
【0051】
【表5】
【0052】上記結果は、保護ラミネートを含まない対
照用受容体と比較した場合、本発明の接着剤により、保
護シートが耐摩擦性を提供することを示している。
【0053】
【発明の効果】本発明により、ラミネートされた保護シ
ートは、露光、グリースや指紋由来の油脂などの一般化
学物質、及びポリ(塩化ビニル)でできたフィルムアル
バムのページやスリーブからの可塑剤による画像の劣化
から、感熱画像を極めて良好に保護する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱転写された色素像を含む色素受容性
    層を支持体上に有する色素受容体要素であって、前記色
    素受容性層に、フェノキシ樹脂を含む接着剤によって透
    明保護シートがラミネートされている色素受容体要素。
JP9326010A 1996-11-27 1997-11-27 色素受容体要素 Pending JPH10157020A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/757,986 US5723405A (en) 1996-11-27 1996-11-27 Adhesive for laminating thermal dye transfer print
US08/757986 1996-11-27

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10157020A true JPH10157020A (ja) 1998-06-16

Family

ID=25050001

Family Applications (1)

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JP9326010A Pending JPH10157020A (ja) 1996-11-27 1997-11-27 色素受容体要素

Country Status (4)

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US (1) US5723405A (ja)
EP (1) EP0845371B1 (ja)
JP (1) JPH10157020A (ja)
DE (1) DE69707401T2 (ja)

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DE69707401D1 (de) 2001-11-22
EP0845371A3 (en) 1998-06-17
EP0845371B1 (en) 2001-10-17
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EP0845371A2 (en) 1998-06-03

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