JPH10156930A - ラベル貼着容器の製造方法 - Google Patents

ラベル貼着容器の製造方法

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JPH10156930A
JPH10156930A JP31482096A JP31482096A JPH10156930A JP H10156930 A JPH10156930 A JP H10156930A JP 31482096 A JP31482096 A JP 31482096A JP 31482096 A JP31482096 A JP 31482096A JP H10156930 A JPH10156930 A JP H10156930A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器内の内容物の種類や等級毎にエンボス、
穿孔、ミシン目、点字等の識別マークをラベルに施し
て、盲人等の目の不自由な人にも識別可能にしたラベル
貼着容器の製造方法を提供する。 【解決手段】 空孔率が5〜60%の微多孔性樹脂延伸
フィルムの表面に、(i)線番40〜200本のエンボス
模様、(ii)穿孔、(iii) ミシン目、(iv)点字、(v) 発泡
インキによる印刷から選ばれた少なくとも一種類の識別
マークを施したラベルを、該識別マークが金型壁に接す
るように金型内に配置した後、該金型内でインモールド
成形を行なって、該ラベルを樹脂製容器に一体に融着さ
せることを特徴とするラベル貼着容器の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、盲人等の目の不自
由な人にでも識別することができる識別マークを施した
ラベルを樹脂製容器に一体に融着したラベル貼着容器の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通常の容器は、容器内の内容物の
種類や製造メーカー等を表示するために印刷が施された
ラベルが貼着されており、購入者や使用者はそれらラベ
ルの絵柄や文字の表示を目で確認してから購入や使用が
なされている。しかし、盲人等の目の不自由な人には、
これらラベルの表示を目で確認することができないこと
から、その容器の形状等を手の感触で読み取ったり、目
の見える人にラベルを読んで貰ってからでないと、購入
することや使用をすることができなかった。そのため
に、製造メーカーでは盲人等の目の不自由な人にも容易
に購入することが出来るように、その内容物の種類や等
級等毎に容器本体の形状を変更したり、容器の蓋の形状
等を変更して、容器本体に特殊なリブ形状の突起物等の
目印を付けることがなされていた。例えば、特開昭63
−317462号公報、特開平1−267159号公
報、及び、特開平2−13932号公報に記載の発明に
は、その容器に凹凸のレリーフ(彫刻)の形状等を設け
て手の感触で読み取ることが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように容
器本体の形状を変更したり、容器の蓋の形状等を変更し
て、容器本体に特殊な目印を付けることは、その容器内
の内容物の種類や等級毎に容器の成形用金型を変更しな
ければならず、その結果として、容器成形用金型の種類
が多くなり、このことが製品のコストアップに影響を与
えていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題点
に鑑みて、容器本体や蓋の形状を変更したり、容器本体
に特殊な目印を付けずに、内容物を識別することができ
ないか鋭意研究を重ねた結果、識別マークを施したラベ
ルを使用して樹脂製容器を成形することによりコストに
影響の少ないラベル貼着容器が得られるとの知見に基づ
き本発明を完成するに至ったものである。すなわち、本
発明のラベル貼着容器の製造方法は、空孔率が5〜60
%の微多孔性樹脂延伸フィルムの表面に、(i) 線番40
〜200本のエンボス模様、(ii)穿孔、(iii) ミシン
目、(iv)点字から選ばれた少なくとも一種類の識別マー
クを施したラベルを、該識別マークが金型壁に接するよ
うに金型内に配置した後、該金型内でインモールド成形
を行なって、該ラベルを樹脂製容器に一体に融着させる
ことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
[I] ラベル貼着容器 (1) 容器本体 (a) 素 材 本発明のラベル貼着容器の製造方法において、ラベルの
貼着と容器の成形を金型内で一体にするインモールド成
形に使用される容器本体用の素材としては、中空成形、
射出成形、差圧成形(真空成形、圧空成形)、プレス成
形、発泡成形などの成形方法によって各種容器を製造す
る際に使用される公知の熱可塑性樹脂を使用することが
できるが、特に融点が135〜264℃の熱可塑性樹脂
を用いることが好ましい。このような熱可塑性樹脂の具
体例としては、ポリプロピレン、密度0.880〜0.
965g/cm3 のポリチレン、ポリスチレン、ポリア
クリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリアミド、ポリカーボネートなどを挙げる
ことができる。これら熱可塑性樹脂の中では特にポリプ
ロピレン、高密度ポリチレンを使用することが好まし
い。また、積層体として用いても良いし、二種以上をブ
レンドして用いても良い。
【0006】(b) 形 状 上記容器の形状としては、種々の形状のものを使用する
ことができる。
【0007】(2) ラベル 本発明のラベル貼着容器の製造方法に用いられ、上記容
器に融着して一体になるラベルとしては、下記の構造及
び素材からなる識別マークを施したインモールド成形用
の微多孔性樹脂延伸フィルムよりなるラベルが用いられ
る。
【0008】(a) 構 造 上記識別マークを施したラベルは、その構造が、基材層
と、該基材層の裏面側に積層されたヒートシール性樹脂
よりなる接着層とから基本的に構成される二層構造のも
の、或いは、更に、表面側に無機微細粉末を含有する樹
脂フィルムの一軸延伸物の紙状層を形成した三層構造と
したもの、或いは、更に多層構造としたものなどであ
る。このようなラベルは、金型内で容器に貼着される前
は紙片状であるが、貼着後は容器と一体となる。より具
体的には以下に示す構造のラベルを使用することが好ま
しい。
【0009】 基材層 通常、基材層と接着層とから構成され、該基材層として
用いられる材料としては、ポリプロピレン、線状ポリエ
チレン、高密度ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアク
リロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリカーボネート、ポリアミドなどの融点が1
35〜264℃の熱可塑性樹脂に、無機微細粉末を8〜
65重量%含有させた樹脂フィルム、或いは、該樹脂フ
ィルムの表面上に無機充填剤含有ラテックスを塗工させ
たフィルム、或いは、前記樹脂フィルムにアルミニウム
又はSiO2 を蒸着させたものなどを挙げることができ
る。このような基材層は単層であっても、或いは、二層
以上の積層された構造であっても良い。
【0010】 接着層 前記基材層の樹脂フィルムの裏面側(樹脂容器と接する
側)には、接着層となる低密度ポリエチレン、酢酸ビニ
ル・エチレン共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸
共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体の金
属塩などの、融点が85〜135℃のヒートシール性樹
脂よりなるフィルム層が積層される。このヒートシール
性樹脂フィルム層の積層によって、ラベルと樹脂容器と
の接着をより強固にさせることができる。
【0011】(b) 素 材(構成材料) 本発明のラベル貼着容器の製造方法におけるラベルとし
て用いられる素材としては、空孔率が5〜60%、好ま
しくは10〜45%の微多孔性樹脂延伸フィルムが用い
られる。上記構造のラベルの場合の素材としては、例え
ば、以下の如くとなる。
【0012】 基材層 基材層として用いられる材料としては、ポリプロピレ
ン、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直鎖状
ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステ
ル、ポリアミドなどの融点が127〜264℃の熱可塑
性樹脂に、無機微細粉末を8〜65重量%含有させた樹
脂フィルム、或いは、該樹脂フィルムの表面上に無機充
填剤含有ラテックスを塗工させたフィルム、或いは、前
記樹脂フィルムにアルミニウム、SiO2 等を蒸着させ
たものなどを挙げることができる。このような基材層は
単層であっても、或いは、二層以上の積層された多層構
造のフィルムであっても良い。このような多層構造の樹
脂フィルムの場合には共押出しによる方法やラミネート
による方法によって積層することができる。
【0013】 接着層 前記基材層の樹脂フィルムの裏面側(樹脂容器と接する
側)には、該基材層の素材樹脂(A)の融点より20℃
以上の低い温度、好ましくは78〜145℃の融点を有
する熱可塑性樹脂の単独又は2種以上の混合物(B,
B′)よりなるヒートシール性樹脂が使用される。ここ
で熱可塑性樹脂の融点とは、試料樹脂3〜10mgを、
示差熱走査分析計(DSC)で昇温速度5℃/分で測定
したときのDSC曲線のピークの温度である。
【0014】このようなヒートシール性樹脂組成物とし
ては、高密度ポリエチレン、中密度及び低密度ポリエチ
レン、直鎖線状ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共
重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・ア
クリル酸アルキルエステル共重合体、エチレン・メタク
リル酸アルキルエステル共重合体(アルキル基の炭素数
は1〜8)、エチレン・メタクリル酸共重合体の金属塩
(Zn、Al、Li、K、Na)等のエチレン系樹脂が
用いられる。特にパリソンの樹脂(C)がポリプロピレ
ンや高密度ポリエチレンの場合、直鎖線状低密度ポリエ
チレン(密度:0.88〜0.94g/cm3 、メルトイ
ンデックス:0.05〜30g/10分)10〜55重量
%と、低密度ポリエチレン、エチレン・メタクリル酸共
重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・酢
酸ビニル共重合体より選ばれた樹脂の一種以上90〜4
5重量%との混合物が良好である。該ヒートシール性樹
脂層は透明なフィルムでもよく、未延伸であっても延伸
されていてもよい。好ましくは延伸されていても結晶配
向していないことがよい。前記エンボス加工後の積層構
造フィルムは、少なくとも一方向に、通常3.5〜12
倍、好ましくは4〜10倍に延伸される。該延伸は基材
層の樹脂の融点よりも低い温度で、かつヒートシール性
樹脂の融点以上の温度で行われる。この延伸によって基
材層は配向されるが、ヒートシール性樹脂層は配向され
ない。
【0015】(c) 延 伸 上記基材層にヒートシール性樹脂を積層した積層フィル
ムは、少なくとも一方向に延伸される。該延伸は通常3
〜12倍、好ましくは4〜10倍に、特に好ましくは縦
方向に3.5〜10倍、好ましくは4〜7倍、横方向に
3.5〜12倍、好ましくは5〜10倍に延伸される。
【0016】(d) 肉 厚 ラベルの総肉厚は、一般に30μm〜300μm、好ま
しくは45〜200μmである。この内ヒートシール性
樹脂を有するラベルの接着剤層の厚みは一般に1〜30
μm、好ましくは2μm〜20μmである。
【0017】(e) その他の処理 前記延伸後の積層フィルム(合成紙)は、必要であれ
ば、コロナ放電加工、火炎処理、プラズマ処理などを施
すことによって、表面の印刷性、接着性を改善しておく
ことができる。また、前記基材層の表面側、例えば紙状
層には、通常印刷が施される。この様な印刷としては、
グラビア印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、スクリ
ーン印刷などがあり、これによって、商品名、製造元、
販売会社名、キャラクター、バーコード、使用方法など
を印刷することができる。
【0018】(f) 識別マーク 本発明のラベル付容器の製造方法に用いられるラベルに
は識別マークが設けられていることが重要である。該識
別マークとしては、線番40〜200(1インチ当たり
の線の本数)のエンボス模様、1〜10mmφの穿孔、
ミシン目、点字、発泡インキによる印刷等を挙げること
ができる。これら識別マークは少なくとも一種類の識別
マークを単独又は併用して用いることができる。
【0019】(i) 線番40〜200本のエンボス模様 線番40〜200本のエンボス模様としては、線状、台
形、格子等である。 (ii) 穿孔 穿孔としては、例えば、1〜10mm、好ましくは2〜
6mm程度の孔を開けたものである。孔の形状としては
丸、四角、三角、星型等の各種の形状とすることができ
る。 (iii) ミシン目 ミシン目としては、1〜5mm、好ましくは2〜3mm
程度の間隔で、幅0.3〜1mm、好ましくは0.3〜
0.6mm程度の大きさの細孔を連続して穿けることが
できる。 (iv) 点字 点字としては、2〜5mm、好ましくは3〜4mm程度
の間隔で、3×3〜12×12mm角、好ましくは5×
5〜10×10mm角程度の大きさのエンボスを設け
る。
【0020】(g) 抜打加工 上記印刷・識別マークが施された容器用ラベルは、抜打
加工により必要な形状、寸法のラベルに分離される。こ
のラベルは容器表面の一部に貼着される部分的なもので
あっても良いが、通常はカップ状容器の側面部を取り巻
くブランクとして形成することができる。
【0021】[II] インモールド成形 (1) 配 置 上記識別マークを備えるラベルを樹脂製容器と一体とす
るために、該識別マークがインモールド成形用金型内の
壁面と接する様に配置させた後に、インモールド成形が
実施される。
【0022】(2) 成 形 ラベルを樹脂製容器に一体となる様に融着させるための
上記インモールド成形としては、真空成形、圧空成形、
中空成形、マッチドダイ成形、又は、射出成形を挙げる
ことができる。 (a) 真空成形又は圧空成形 識別マークをインモールド成形用金型内の壁面と接する
様に配置させた後に、該溶融樹脂シートを金型内に導い
て、減圧にして、又は、圧空ガスを用いる公知の真空成
形及び/又は圧空成形の方法で実施される。
【0023】(b) 中空成形 識別マークをインモールド成形用金型内の壁面と接する
様に配置させた後に、溶融パリソンを金型内に導いて、
公知の中空成形の方法で実施される。中空容器の製造 具体的には、例えば、予め前記ラベルの識別面を金型面
に、接着層側を金型内壁面の内側に向けてインサートし
た後、該金型内に押出機によって溶融混練させたポリプ
ロピレン樹脂あるいは高密度ポリエチレン樹脂など熱可
塑性樹脂のパリソンを170℃〜250℃の温度で垂下
して、その一端を型締めにより封止した後、該パリソン
の内部に0.5〜10kg/cm2 G、好ましくは2〜
5kg/cm2 Gの圧縮ガスを導入することによりパリ
ソンを膨張させる。これによってパリソンの外側の面を
金型の内壁に押圧して、該パリソンを金型の形状に沿っ
た形状に成形すると共に、前記金型の内壁にインサート
されたラベルの接着層に溶融したパリソンを接着させ
て、ラベルの接着層の樹脂を溶融してパリソンとラベル
の接着層とを融着させた後、冷却して、金型を開き、ラ
ベル付きの中空成形容器を金型より取り出して製造す
る。
【0024】(c) 射出成形 識別マークをインモールド成形用金型内の壁面と接する
様に配置させた後に、溶融樹脂を射出成形する通常の射
出成形法により、ラベルを樹脂製容器に一体に融着させ
ることができる。
【0025】[III] ラベル貼着容器 以上のようにして製造されたラベル付容器は、ブリスタ
ーの発生の少ない良好なもので、成形サイクルが短く成
形コストも安価であることから、シャンプー容器、食用
油瓶、モーターオイル容器、トイレ殺菌溶剤容器、その
他生活用各種容器等の汎用容器として利用することがで
きる。
【0026】
【実施例】以下に示す実験例によって、本発明を更に具
体的に説明する。 実施例1〜3 (1)インモールド用ラベルの製造 王子油化合成紙(株)製微多孔ポリプロピレン延伸フィ
ルムよりなる合成紙「ユポFPG−80」(商品名:空
孔率31%)の片面に、東洋モートン(株)製感熱型ヒ
ートシール剤「アドコートX33P5」[エチレン・酢
酸ビニル共重合体(DSCで測定した結晶化温度58
℃)のトルエン溶液]を4g/mの塗布量にて塗工
し、乾燥し、更に、ヒートシール剤とは反対に、それぞ
れ(イ)ヘアーシャンプー用(実施例1)、(ロ)ヘア
ーリンス用(実施例2)、及び、(ハ)ボディーシャン
プー用(実施例3)の印刷を施した。次いで、(イ)ヘ
アーシャンプー用ラベルに線番60の全面エンボスを施
すと共に直径5mmの穿孔を6個開け、(ロ)ヘアーリ
ンス用ラベルに線番100の両側面エンボスを施すと共
に直径5mmの穿孔を5個開け、(ハ)ボディーシャン
プー用ラベルの1/4面に線番120のエンボスを施す
と共に直径5mmの穿孔を4個及び直径3mmの穿孔を
5個開けて、上記(イ)毛髪用シャンプー(実施例
1)、(ロ)ヘアーリンス(実施例2)、及び、(ハ)
ボディーシャンプー(実施例3)の大きさをそれぞれ1
0cm×10cmのインモールド用ラベルとして打ち抜
いて、(イ)毛髪用シャンプー用ラベル、(ロ)ヘアー
リンス用ラベル、及び、(ハ)ボディーシャンプー用ラ
ベルを製造した。
【0027】(2)中空成形 これらのインモールド用ラベルを、該ラベルのヒートシ
ール剤の塗工された面(接着層)と反対側の面(表面
層)が金型の壁面に接するように金型に装着させた。次
いで、この金型内に三菱化学(株)製「高密度ポリエチ
レンBZ−50」を、(株)プラコー製「V−50型中
空成形機」にて、200℃の樹脂温度でパリソンを押し
出した。そして、該パリソンを、20℃の冷却水を30
リットル/分の水量で冷却した金型で挟みつけた後、圧
力5kg/cmの圧縮空気をパリソン内に供給して該
金型内壁にパリソンを賦形させた後、型開きして、胴直
径が60mm、高さが200mm、肉厚が1mmの、
(イ)ヘアーシャンプー用中空容器(実施例1)、
(ロ)ヘアーリンス用中空容器(実施例2)、及び、
(ハ)ボディーシャンプー用中空容器(実施例3)とし
て成形した。
【0028】(3) 評 価 上記(イ)ヘアーシャンプー用中空容器、(ロ)ヘアー
リンス用中空容器、及び、(ハ)ボディーシャンプー用
中空容器を予め識別法を教示しておいた全盲の人10名
にて試験して貰った結果、全員が全面エンボスと直径5
mmの穿孔が6個開けられた容器が(イ)ヘアーシャン
プー用中空容器の600円であり、両側面エンボスと直
径5mmの穿孔が5個開けられた容器が(ロ)ヘアーリ
ンス用中空容器の500円であり、及び、1/4エンボ
スと直径5mmの穿孔を4個及び直径3mmの穿孔を5
個開けられた容器が(ハ)ボディーシャンプー用中空容
器であることを簡単に当てた。
【0029】
【発明の効果】このような本発明のラベル貼着容器の製
造方法は、盲人等の目の不自由な人にも識別することが
できる、線番40〜200本のエンボス模様、穿孔、ミ
シン目、点字の識別マークが施されたラベルであること
から、そのラベルを手の感触で読み取ることができるの
で、盲人等の目の不自由な人にも容器内の内容物を知っ
た上で購入したり、使用することができる。従って、製
造メーカーでは、容器内の内容物の種類や等級毎に容器
の成形用金型を変更しなくても、単にラベルに識別マー
クを施せば良いので、金型の種類を少なくでき、製品の
コストアップを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のラベル貼着容器の製造方法に
て製造されたエンボス及び大小の穿孔による識別マーク
を施したインモールド成形用ラベルを貼着したラベル貼
着ボディーシャンプー用中空容器の斜視図である。
【符号の説明】
1 ラベル貼着容器 2 インモールド用ラベル 3 エンボス 4 穿孔(大) 5 穿孔(小)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空孔率が5〜60%の微多孔性樹脂延伸フ
    ィルムの表面に、(i) 線番40〜200本のエンボス模
    様、(ii)穿孔、(iii) ミシン目、(iv)点字、(v) 発泡イ
    ンキによる印刷から選ばれた少なくとも一種類の識別マ
    ークを施したラベルを、該識別マークが金型壁に接する
    ように金型内に配置した後、該金型内でインモールド成
    形を行なって、該ラベルを樹脂製容器に一体に融着させ
    ることを特徴とするラベル貼着容器の製造方法。
  2. 【請求項2】インモールド成形が、識別マークを金型壁
    に接するように配置した後、該金型内に、溶融樹脂シー
    トを導いて真空成形又は圧空成形、或いは、溶融パリソ
    ンを導いて中空成形、或いは、溶融樹脂を射出成形す
    る、請求項1に記載のラベル貼着容器の製造方法。
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