JPH10156288A - 郵便物処理装置 - Google Patents

郵便物処理装置

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Publication number
JPH10156288A
JPH10156288A JP32057796A JP32057796A JPH10156288A JP H10156288 A JPH10156288 A JP H10156288A JP 32057796 A JP32057796 A JP 32057796A JP 32057796 A JP32057796 A JP 32057796A JP H10156288 A JPH10156288 A JP H10156288A
Authority
JP
Japan
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pocket
mail
unit
address information
accumulation
Prior art date
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Pending
Application number
JP32057796A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyouichirou Yoshida
祥一朗 吉田
Takehisa Hiramatsu
岳久 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH10156288A publication Critical patent/JPH10156288A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者の管理能力に依存することなく、集積
ポケットが満杯になってオーバーフローした郵便物を確
実に管理することができる郵便物処理装置を提供する。 【構成】 住所情報が予め記載された郵便物を供給する
供給部と、この供給部で供給された郵便物から住所情報
を読取る読取部と、複数の第1及び第2の集積ポケット
群からなり、読取部での読取結果に基づいて、第1の集
積ポケット群の各ポケットに特定の住所情報を示す郵便
物を集積する集積部と、この集積部の第1の集積ポケッ
ト群の各集積ポケットにおける郵便物による満杯状態を
検知する検知部と、この検知部によって所定の集積ポケ
ットの満杯状態が検知された場合、集積ポケットに集積
された特定の住所情報と同一の住所情報である郵便物を
集積すべき集積ポケットを第2の集積ポケット群から選
択し、決定する決定部と、を具備し、決定部によって決
定された集積ポケット群の集積ポケットに住所情報を示
す郵便物のみ集積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便物等の郵便物
に記載された情報を読取り、区分する郵便物処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、郵便物に記載された住所情報を読
取って、この住所情報に基づき区分する郵便物宛名読取
区分機としての郵便物処理装置が実用化されている。郵
便物処理装置により郵便物を処理する場合は、郵便物は
判別部でその住所情報が、また予めバーコードが与えら
れている場合にはバーコードが読取られる。住所情報の
読取結果、或いはバーコードの読取結果に従って郵便物
は対応する集積部の各ポケットに区分集積される。
【0003】この郵便物宛名読取区分機で、一回の処理
のために紙葉を複数回機械に供給する必要のある作業、
例えば郵便物の順番を入れ替えて整列させるような処理
を行うとき、従来は下記a〜eの作業を行っていた。
【0004】a.郵便物を機械に供給する。
【0005】b.機械が郵便物を集積部に区分する。
【0006】c.区分の終わった郵便物を取り出す。そ
の際、特定の郵便物が区分けされた処理を示す情報が紙
札に印刷され、これを郵便物の束に添付し、上記の情報
に従って、作業者が郵便物の束を一時保管棚に順番に移
載する。
【0007】d.作業者が一時保管棚から定められた順
序に従って郵便物を取り出し、機械に再供給する。
【0008】e.上記の作業b〜dを必要な回数だけ繰
り返す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような郵便物の
整列を変更する道順組立作業においては、郵便物の集積
順番が非常に重要な意味を持つことが分かる。そこで、
問題になるのは区分率及び郵便物を一時保管棚へ移載す
る処理能力である。
【0010】また、道順組立作業にかかわらず区分率に
ついては、ある集積ポケットが満杯になった場合に、ポ
ケットに収納されずにポケットからオーバーフローする
郵便物をどのように処理し、どのように管理するかが問
題となる。この対策として複数の集積ポケットを予め同
一の住所情報の郵便物を集積するように使うマルチポケ
ット処理を採用するとしても、1ロット当たりにつきそ
のポケットを行き先とする郵便物の数にばらつきがある
ため、必ずしも最適な区分指定をつくることができな
い。
【0011】一方、郵便物を一時保管棚へ移載する作業
においては、作業者が手動で郵便物を一時保管棚へ移す
ため、その保管場所を間違えるなど作業ミスを生じるお
それがあり、その後の処理を狂わせてしまう危険性があ
る。さらに処理時間の短縮化のため、供給が行われてい
る最中に集積部から郵便物を取り除こうとする場合はな
おさらである。また、たとえミスを生じ無いにしても、
作業者が移載する郵便物の保管位置に該当する一時保管
棚を探しまわるため、その処理能力は作業者自身の能力
と経験に依存するところが大きく、未熟で不慣れな作業
者の場合は作業時間が増大し、ミスを生じるおそれもあ
る。
【0012】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであって、作業者の能力に依存することなく、集
積ポケットが満杯になってオーバーフローした郵便物を
わかり易く処理し、確実に管理することができる郵便物
処理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の郵便物処理装置
は、住所情報が予め記載された郵便物を供給する供給手
段と、この供給手段で供給された前記郵便物から前記住
所情報を読取る読取手段と、複数の集積ポケットからな
り、前記読取手段での読取結果に基づいて、それぞれ特
定の住所情報を示す郵便物を各集積ポケットに集積する
集積部と、この集積部の前記各集積ポケットにおける郵
便物による満杯状態を検知する検知手段と、この検知手
段によって集積ポケットの満杯状態が検知された場合、
前記集積ポケットに集積された特定の住所情報と同一の
住所情報である郵便物を集積すべき集積ポケットを決定
する決定手段と、を具備し、上記決定手段によって決定
された集積ポケットに前記住所情報を示す郵便物のみ集
積することを特徴とする。
【0014】この場合に、前記集積ポケットはそれぞれ
表示部を有し、この表示部は当該集積ポケットに集積さ
れる郵便物の前記住所情報を表示することが好ましい。
【0015】本発明の郵便物処理装置は、住所情報が予
め記載された郵便物を供給する供給手段と、この供給手
段で供給された前記郵便物から前記住所情報を読取る読
取手段と、複数の集積ポケットからなる第1の集積ポケ
ット群及び複数の集積ポケットからなる第2の集積ポケ
ット群からなり、前記読取手段での読取結果に基づい
て、前記第1の集積ポケット群の各ポケットそれぞれに
特定の住所情報を示す郵便物を集積する集積部と、この
集積部の前記第1の集積ポケット群の各集積ポケットに
おける郵便物による満杯状態を検知する検知手段と、こ
の検知手段によって所定の集積ポケットの満杯状態が検
知された場合、前記集積ポケットに集積された特定の住
所情報と同一の住所情報である郵便物を集積すべき集積
ポケットを前記第2の集積ポケット群から選択し、決定
する決定手段と、を具備し、上記決定手段によって決定
された前記第2の集積ポケット群の集積ポケットに前記
住所情報を示す郵便物のみ集積することを特徴とする。
【0016】この場合に、前記第1の集積ポケット群と
前記第2の集積ポケット群とは、隣接して設けられてい
ることが好ましい。
【0017】また、前記第1の集積ポケット群と前記第
2の集積ポケット群とはそれぞれ1対1に対応して設け
られていることが好ましい。
【0018】さらに、前記第1の集積ポケット群および
前記第2の集積ポケット群はそれぞれ表示部を有し、当
該集積ポケットに集積される郵便物の前記住所情報を表
示することが好ましい。
【0019】本発明の郵便物処理装置は、住所情報が予
め記載された郵便物を供給する供給手段と、この供給手
段で供給された前記郵便物から前記住所情報を読取る読
取手段と、複数の集積ポケットからなり、前記読取手段
での読取結果に基づいて、特定の住所情報を示す郵便物
を各集積ポケットにそれぞれ集積する集積部と、この集
積部に配置され、前記複数の集積ポケットそれぞれに集
積された郵便物の前記特定の住所情報を表示する第1の
表示部と、を有する集積手段と、複数区画に分割され、
前記集積手段にて集積された郵便物を保管可能な保管部
と、この保管部の各区画ごとに設けられた第2の表示部
と、を有する保管手段と、この保管手段の前記第2の表
示部に、当該区画にて保管すべき郵便物の前記住所情報
を表示せしめる制御手段と、を具備することを特徴とす
る。
【0020】この場合に、前記保管手段は、通信回線に
よって前記制御手段と交信可能に接続されていることが
好ましい。
【0021】本発明の郵便物処理装置は、住所情報が予
め記載された郵便物を供給する供給手段と、この供給手
段で供給された前記郵便物から前記住所情報を読取る読
取手段と、複数の集積ポケットからなり、前記読取手段
での読取結果に基づいて各集積ポケットに特定の住所情
報を示す郵便物をそれぞれ集積する集積部と、この集積
部の各集積ポケットそれぞれに設けられ、当該集積ポケ
ットに集積された郵便物に関する帳票の出力を指示する
指示部と、を有する集積手段と、この集積手段の前記指
示部での指示に従って、前記帳票を印刷出力する出力手
段と、複数区画に分割され、前記集積手段にて集積され
た郵便物及び前記出力手段にて出力され前記郵便物に対
応する帳票を対応せしめて保管可能な保管部と、この保
管部の各区画ごとに設けられた表示部と、を有する保管
手段と、この保管手段の前記表示部に、当該区画にて保
管すべき郵便物の前記住所情報を表示せしめる制御手段
と、を具備することが好ましい。
【0022】この場合に、前記保管手段の前記表示部は
移載位置表示部を備え、前記指示部から帳票出力指示さ
れると、制御手段による制御に伴って前記郵便物及び帳
票を保管する区画に対応する前記移載表示部を点灯せし
めることが好ましい。
【0023】また、前記表示部は、前記指示部から帳票
出力指示されると、保管部の当該区画にて保管すべき郵
便物が集積されている集積ポケット位置を表示すること
が好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しながら
本発明の好ましい実施の形態として郵便物宛名自動読み
取り区分機の例について説明する。
【0025】図1に示すように、この発明の郵便物処理
装置としての郵便物宛名自動読み取り区分機1は、複数
の郵便物Pを後端を揃えて立位で収容するとともにこれ
らの郵便物Pを所定の取出位置へ順次供給する供給部2
を備えている。郵便物Pの取出位置には、供給部2にて
供給された郵便物Pを主搬送路3に沿って一通づつ取出
す取出部4が配設されている。
【0026】取出部4にて取出された郵便物Pを搬送す
る主搬送路3上には、郵便物Pから郵便番号や宛名等の
住所情報(区分情報)を光学的に読取る図示しない光学
式文字読取装置(OCR)およびこの住所情報に対応し
て予め郵便物に印刷されたバーコードを読取り、認識す
る図示しないバーコードリーダーを有する判別部6が設
けられている。
【0027】判別部6の下流側の主搬送路3は後述する
集積部14の下方を通って延び、この主搬送路3上に
は、郵便物Pの搬送方向を整位する整位部8、および判
別部6にて読取られた住所情報に対応するバーコードを
印刷するインクジェットプリンタ10が設けられてい
る。
【0028】インクジェットプリンタ10の下流側の主
搬送路、即ち遅延搬送路3a上には、インクジェットプ
リンタ10によりバーコードが正確に印刷されたか否か
を確認するためのバーコードリーダー12が設けられ、
遅延搬送路3aの終端は、郵便物Pを所定の集積ポケッ
トへ区分する集積部14に接続されている。なお、遅延
搬送路3aは、インクジェットプリンタ10により印刷
されたバーコードを乾燥する目的で約10〜15mの長
さに形成されている。
【0029】集積部14は、複数の段および複数の列に
区画された複数の集積ポケット15を有している。この
各集積ポケット15にはA0,A1,A2…のようにそ
れぞれポケット番号が割り当てられている。なお、集積
ポケット15のうち二重四角で示すものは後述するオー
バーフローポケットである。また、集積ポケット15の
うち取出部4の近傍の一列にはリジェクトポケット15
aが設けられている。これらオーバーフローポケット及
びリジェクトポケット15a以外のポケット15は正ポ
ケットである。
【0030】各集積ポケット15の上方には、各段毎に
延びた段パス部16が設けられている。各段パス部16
には、段パス部16を各集積ポケット15に連通させる
複数の区分ゲートが設けられ、これらの区分ゲートを選
択的に切換えることにより搬送路3cで搬送された郵便
物が所定の集積ポケット15に区分されるようになって
いる。
【0031】集積部14に向う遅延搬送路3aの終端近
くには集積部14の各段パス部16に対応した複数の切
換ゲート18が設けられ、各切換ゲート18を選択的に
切換えることにより、主搬送路3が各段パス部16に選
択的に接続されるようになっている。
【0032】また、判別部6からインクジェットプリン
タ10に向う主搬送路3は、主搬送路3をインクジェッ
トプリンタ10を通さずに直接集積部14へ接続させる
ためのストレートパス3b(短絡通路)へ分岐されてい
る。この分岐位置には分岐ゲート22が設けられてい
る。この分岐ゲート22を第1位置に切換えると主搬送
路3がインクジェットプリンタ10へ接続され、分岐ゲ
ート22を第2位置に切換えると主搬送路3がストレー
トパス3bへ接続される。なお、各搬送路3、3a〜3
cには図示しない搬送ローラや搬送ガイド等が設けられ
ている。
【0033】また、区分機1の右側部には区分処理動作
を制御するCPUを内蔵した制御部30が設けられ、区
分機1の左側部には分岐ゲート22の切換指示等を入力
するとともに作業員に対する操作ガイダンス等を表示す
る操作・表示パネル25が設けられている。
【0034】また、集積部14の適所には複数の紙札発
行プリンタ部27が設けられている。この紙札発行プリ
ンタ部27は、制御部30から後述する整列情報を受け
取り、例えば図7に示すような道順組立パス用の紙札5
8を印刷発行する。発行された紙札58は区分集積され
た郵便物Pとともに各集積ポケット15から持ち出され
るようになっている。
【0035】次に、図2を参照しながら区分機1の制御
系について説明する。
【0036】制御部30は区分機1の制御系の中心的役
割をもつものであり、その入力側には判別部6、満杯検
知装置44a,44b,45a,45b、データベース
部37、移載終了スイッチ57のそれぞれから信号が送
られ、その出力側からは搬送系制御装置35、満杯表示
灯48、集積部側液晶表示部46、一時保管部側液晶表
示部56、データベース部37、移載位置表示灯55の
それぞれに指令信号を送るようになっている。
【0037】判別部6で読取られた住所情報が入力され
ると、データベース部37は、所定の住所データベース
37aと配列データベース37bとを用いてその区分情
報を郵便物Pを配達する道順に沿ったバーコード化され
た道順番号に変換し、これを区分情報として制御部30
に送る。区分情報が制御部30に入力されると、制御部
30は区分情報に基づき搬送系制御装置35に集積先を
指定する信号を出し、集積部側液晶表示部46に表示内
容を指定する信号を出すとともに、データベース部37
には区分情報を送るようになっている。
【0038】集積先指定信号が入力されると、搬送系制
御装置35は、郵便物Pを所定の集積ポケット15に搬
送し、区分集積する。
【0039】表示内容指定信号が入力されると、液晶表
示部46は、図3に示すように集積ポケット番号A0,
A1,A2…、郵便番号210,220…、満杯先集積
ポケット番号A1,A2…、「未使用」をそれぞれ表示
する。これらについての詳細は後述する。
【0040】上述のように1回目の供給においてバーコ
ードが印刷された郵便物の道順組立をする場合、または
予め他の装置によりバーコードが印刷された郵便物の道
順組立をする場合、まず、供給部2に郵便物が供給さ
れ、郵便物にバーコードを印刷せずに区分する旨の指示
が作業員により操作・表示パネル25を介して入力され
る。この指示入力に応じて分岐ゲート22が第2位置に
切換えられ、主搬送路3がストレートパス3bに接続さ
れる。そして、取出部4にて供給部2から取出された郵
便物Pは、判別部6、分岐ゲート22、およびストレー
トパス3bを介して集積部14へ搬送され、ここで所定
の集積ポケット15へ区分集積される。
【0041】そして、2回目以降の供給においては、判
別部6のバーコードリーダーにて郵便物に印刷されたバ
ーコードを読取ることにより郵便物Pの住所情報を読取
り、この住所情報に従って郵便物Pを区分する。
【0042】次に、図3を参照しながら集積部の集積ポ
ケットについて説明する。
【0043】搬送路3cを通って搬送された郵便物P
は、ゲート28により各集積ポケットA〜C(集積ポケ
ット番号がA0,A1,A2と定められている)にそれ
ぞれ振り分けられ、載置板40の上に集積されるように
なっている。載置板40は複数本のスプリング41によ
り吊り下げ支持されている。載置板40の下面と集積ポ
ケット本体にはそれぞれ満杯検知器44a,44bが取
り付けられている。郵便物Pの集積枚数が増えて載置板
40が下降すると、満杯検知器44a,44bが相互に
接触して満杯が検知されるようになっている。
【0044】また、載置板40上の郵便物Pを押えるた
めの押え部材42が集積ポケットの上部に設けられてい
る。この押え部材42には別の満杯検知器45aが取り
付けられている。郵便物Pの集積枚数が増えて押え部材
42が持ち上げられると、満杯検知器45aが集積ポケ
ット本体側の満杯検知器45bに接触して満杯が検知さ
れるようになっている。
【0045】各集積ポケットA〜Cの前面側には集積部
側液晶表示部46、紙札発行スイッチ47、満杯表示灯
48が設けられている。集積部側液晶表示部46には集
積ポケット番号、郵便番号、満杯先集積ポケット番号が
それぞれ表示されるようになっている。この表示される
集積ポケット番号は各集積ポケット個有の番号であり、
郵便番号は当該集積ポケットに集積された郵便物の類を
示し、また、満杯先集積ポケット番号は当該集積ポケッ
トが満杯であった場合に、同じ郵便番号の郵便物を集積
した集積ポケットを示している。
【0046】例えば、集積ポケットAはリジェクトポケ
ットであり、この集積部側液晶表示部46には通常時お
よび満杯時ともに「A0 リジェクト」と表示される。
なお、「リジェクト」というのはリジェクトポケットで
あることを示している。集積ポケットBは正ポケットで
あり、この集積部側液晶表示部46には例えば通常時に
は「A1 210」と表示され、満杯時には「A1 2
10 A2」と表示される。集積ポケットCはオーバー
フローポケットであり、この集積部側液晶表示部46に
は例えば通常時には「A2 未使用」と表示され、満杯
時には「A2210」と表示される。なお、「未使用」
というのは集積ポケットを使用していないことを示して
いる。
【0047】集積ポケットBのように満杯状態になる
と、満杯表示灯48が点灯し、オーバーフロー分の郵便
物P(郵便番号が210のもの)は制御部30の作用に
より集積ポケットCのほうに区分集積されるようにな
る。
【0048】紙札発行スイッチ47を押すと、紙札発行
プリンタ部27から紙札58が発行される。作業者は紙
札58を添付して郵便物Pを一時保管部50に移載す
る。
【0049】次に、図4を参照しながら一時保管部50
について説明する。
【0050】一時保管部50には内部が仕切られた多数
の一時保管棚52が設けられている。一時保管棚52の
それぞれには操作パネル54が付属している。操作パネ
ル54には移載位置表示灯55,一時保管部側液晶表示
部56、移載終了スイッチ57が設けられている。
【0051】紙札発行スイッチ47が押されると、制御
部30を介して制御信号が一時保管部50へ送信され、
対応する一時保管棚52の移載位置表示灯55と一時保
管部側液晶表示部56がそれぞれ点灯表示する。
【0052】郵便物Pを点灯及び表示がなされた一時保
管棚52へ移載し、作業者が移載終了スイッチ57を押
すと、移載状況情報が制御部30に送られる。移載状況
情報が入力されると、制御部30から移載位置表示灯5
5に指令が出され、移載位置表示灯55が消灯する。
【0053】なお、この一時保管部50から再度供給部
2に郵便物Pを移動し、再供給する場合のために、一時
保管棚52の左側の上から下へ、次いで右側の上から下
への順番に再供給できるように制御して郵便物Pを保管
する。
【0054】また、一時保管部側液晶表示部56の表示
については図6に示すようになる。すなわち、隣接する
一時保管棚52に集積される郵便物Pの郵便番号(ここ
では210)と、郵便物Pが区分されていた集積ポケッ
ト番号(ここではA1、A2)とを表示する。
【0055】次に、郵便物Pの区分集積作業および並べ
替え作業について説明する。
【0056】郵便物Pは区分機1の供給部2より供給さ
れ、判別部6により区分情報を得る。その情報は制御部
30に転送され、そこで配達ルート及び供給回数によっ
て区分先の集積ポケットが決定される。郵便物Pはその
情報に従って所定の集積ポケット15に区分される。
【0057】以上のように区分作業が進められるが、本
発明は、まず集積ポケットの満杯時の制御をカバーす
る。
【0058】(1)集積ポケットの満杯時のフロー ある段の集積ポケットを1.正ポケット群、及び2.オ
ーバーフローポケット群の二組に分ける。通常、郵便物
Pは搬送の上流にある正ポケット群の内にある所定のポ
ケットBに集積される。その集積ポケットが満杯になっ
た時、以下のような制御がなされる。
【0059】1.満杯表示灯48が点灯する。
【0060】2.そのポケットBに属する集積部側液晶
表示部46に、集積ポケット番号及び郵便番号の他にオ
ーバーフロー郵便物Pが新たに区分されるポケット番号
を表示する。
【0061】3.余剰郵便物Pは、指定されたオーバー
フローポケットCに集積される。
【0062】さらに、オーバーフローポケットCでは以
下のような制御がなされる。
【0063】4.そのポケットに属する表示部46は、
表示を「集積ポケット番号、未使用」から「集積ポケッ
ト番号、集積する郵便物の郵便番号」に変更表示する。
【0064】5.余剰郵便物Pは、オーバーフローポケ
ットCが満杯になるまで集積される。
【0065】なお、オーバーフローポケットCの満杯時
には次のオーバーフローポケットに行き先が変更され、
それぞれのポケットの表示部46の情報が上記同様に更
新される。
【0066】(2)区分集積された郵便物の一時保管棚
への移載時のフロー 郵便物Pの区分が終了した時点で集積ポケット15から
抜き出し、一時保管部50の一時保管棚52へと移載す
る。
【0067】各集積ポケットでは以下のような制御がな
される。
【0068】1.集積ポケット15から郵便物Pを抜き
出す際に、各ポケット15に属する紙札発行スイッチ4
7を押して、紙札(対応する一時保管棚の番地などの情
報を記載した札)58を専用の紙札発行プリンタ部27
より発行し、これを郵便物Pの束と併せる。
【0069】なお、郵便物Pが正ポケット、余剰ポケッ
トに渡り集積されているものについては、ポケットの情
報をも紙札に併せて記載する。
【0070】2.作業者が郵便物Pの束を紙札に示され
ている所定の一時保管棚52に移載する。その際、複数
ポケットに集積された郵便物Pはポケットが切り替わっ
た順に従って並べた上で、一時保管棚52に移載する。
【0071】一時保管部50では以下のような制御がな
される。
【0072】3.紙札発行スイッチ47が押されると、
紙札発行プリンタ部27から紙札58が発行されるとと
もに、このスイッチ47の信号が制御部30を介して受
入れ先の保管棚52に属するランプ55が点灯し、該当
する郵便番号と集積ポケット番号を表示部56に表示す
る。
【0073】4.保管棚52に該当する郵便物Pを収容
したら、作業者は保管棚52に属する確認ボタン57を
押して、ランプ55を消灯する。
【0074】次に、図5のデータフォーマットを参照し
ながら集積ポケットと一時保管棚との整合性について説
明する。以下、制御部30での制御によって行われる。
【0075】ID番号は各集積ポケット15と一時保管
棚52にそれぞれ固有の番号であり、それぞれ対応する
集積ポケット15と一時保管棚52には下一桁以外は同
じID番号を付与する。また、正ポケットとオーバーフ
ローポケットとのポケットIDは下一桁のみ違うものと
する。すなわち、全て正ポケットの場合は下一桁が
「0」に、オーバーフローポケットの場合は下一桁が
「1」になっている。
【0076】集積ポケット15が満杯になると、そのポ
ケットIDの満杯ステータスにフラグが立つ。ポケット
を指定しようとするときにこのフラグが立っていると、
下一桁以外が同じIDを持ち、フラグの立っていないポ
ケットを探す。該当するポケットが存在しない場合は、
同じ行に存在する余剰ポケットの一つを割り当てる(下
一桁以外のIDを書き換える)。このようにしてオーバ
ーフローポケットに郵便物Pが行くようにする。満杯ス
テータスフラグが再び元の状態にもどると、同じIDポ
ケットは正ポケットのみにもどされる。
【0077】一時保管棚52については次のようにす
る。
【0078】1つのIDを共有するポケットに紙札発行
命令がでると、下一桁以外は同じIDを持った一時保管
棚の投入確認ビットにフラグが立ち、表示灯などが点灯
するとともに、表示部56に入るべき郵便物Pの情報を
表示する。すなわち、郵便番号、正ポケットと場合によ
って、オーバーフローポケットの集積ポケット番号が表
示される。このフラグは、確認ボタンが押されるまでは
消えないようにする。このようにすると、表示灯なども
つきっぱなしとなり、移載終了などを確認できるように
なる。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、特定の集積ポケットに
集積しきれなかった郵便物を集積するポケットを指定し
て集積するとともに、これらのポケットの関連性を示す
ので、集積しきれなかった郵便物をリジェクトする必要
がなく、郵便物の移載手順を明確化することができ、処
理速度が大幅に向上する。
【0080】また、本発明によれば、一時保管部にて一
時保管した郵便物の情報を表示するので、作業者の熟練
度の差による処理精度及び処理速度のばらつきが無くな
り、郵便物の整列の信頼性が確保されるとともに、処理
速度が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る郵便物処理装置を示す
概略構成図。
【図2】区分機本体及び一時保管棚からなる郵便物処理
装置の制御ブロック図。
【図3】集積ポケットの概略構成と各集積部の表示例と
を示すブロック模式図。
【図4】一時保管棚の正面模式図。
【図5】集積ポケットと保管棚ポケットとの整合性を説
明するためのデータフォーマット。
【図6】一時保管棚のディスプレイ表示例を示す図。
【図7】紙札の印刷例を示す図である。
【符号の説明】
P…郵便物、 2…供給部、 3,3a,3b,3c…搬送路、 6…読取判別部、 10…インクジェットプリンタ、 14…集積部、 15…集積ポケット、 16…パス部、 22,28…ゲート、 27…紙札発行プリンタ部、 30…制御部、 31…通信回線、 35…搬送系制御装置、 37…データベース部、 40…載置板、 42…押え部材、 44a,44b,45a,45b…満杯検知器、 46…集積部側液晶表示部、 47…紙札発行スイッチ、 48,55…表示灯、 50…一時保管部、 52…一時保管棚、 54…操作パネル、 56…一時保管部側液晶表示部、 57…移載終了スイッチ(投入確認スイッチ)、 58…紙札。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住所情報が予め記載された郵便物を供給
    する供給手段と、 この供給手段で供給された前記郵便物から前記住所情報
    を読取る読取手段と、 複数の集積ポケットからなり、前記読取手段での読取結
    果に基づいて、それぞれ特定の住所情報を示す郵便物を
    各集積ポケットに集積する集積部と、 この集積部の前記各集積ポケットにおける郵便物による
    満杯状態を検知する検知手段と、 この検知手段によって集積ポケットの満杯状態が検知さ
    れた場合、前記集積ポケットに集積された特定の住所情
    報と同一の住所情報である郵便物を集積すべき集積ポケ
    ットを決定する決定手段と、を具備し、 上記決定手段によって決定された集積ポケットに前記住
    所情報を示す郵便物のみ集積することを特徴とする郵便
    物処理装置。
  2. 【請求項2】 前記集積ポケットはそれぞれ表示部を有
    し、この表示部は当該集積ポケットに集積される郵便物
    の前記住所情報を表示することを特徴とする請求項1記
    載の郵便物処理装置。
  3. 【請求項3】 住所情報が予め記載された郵便物を供給
    する供給手段と、 この供給手段で供給された前記郵便物から前記住所情報
    を読取る読取手段と、 複数の集積ポケットからなる第1の集積ポケット群及び
    複数の集積ポケットからなる第2の集積ポケット群から
    なり、前記読取手段での読取結果に基づいて、前記第1
    の集積ポケット群の各ポケットそれぞれに特定の住所情
    報を示す郵便物を集積する集積部と、 この集積部の前記第1の集積ポケット群の各集積ポケッ
    トにおける郵便物による満杯状態を検知する検知手段
    と、 この検知手段によって所定の集積ポケットの満杯状態が
    検知された場合、前記集積ポケットに集積された特定の
    住所情報と同一の住所情報である郵便物を集積すべき集
    積ポケットを前記第2の集積ポケット群から選択し、決
    定する決定手段と、を具備し、 上記決定手段によって決定された前記第2の集積ポケッ
    ト群の集積ポケットに前記住所情報を示す郵便物のみ集
    積することを特徴とする郵便物処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の集積ポケット群と前記第2の
    集積ポケット群とは、隣接して設けられていることを特
    徴とする請求項3記載の郵便物処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の集積ポケット群と前記第2の
    集積ポケット群とはそれぞれ1対1に対応して設けられ
    ていることを特徴とする請求項3又は4のいずれかに記
    載の郵便物処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の集積ポケット群および前記第
    2の集積ポケット群はそれぞれ表示部を有し、当該集積
    ポケットに集積される郵便物の前記住所情報を表示する
    ことを特徴とする請求項3、4、又は5のいずれかに記
    載の郵便物処理装置。
  7. 【請求項7】 住所情報が予め記載された郵便物を供給
    する供給手段と、 この供給手段で供給された前記郵便物から前記住所情報
    を読取る読取手段と、 複数の集積ポケットからなり、前記読取手段での読取結
    果に基づいて、特定の住所情報を示す郵便物を各集積ポ
    ケットにそれぞれ集積する集積部と、この集積部に配置
    され、前記複数の集積ポケットそれぞれに集積された郵
    便物の前記特定の住所情報を表示する第1の表示部と、
    を有する集積手段と、 複数区画に分割され、前記集積手段にて集積された郵便
    物を保管可能な保管部と、この保管部の各区画ごとに設
    けられた第2の表示部と、を有する保管手段と、 この保管手段の前記第2の表示部に、当該区画にて保管
    すべき郵便物の前記住所情報を表示せしめる制御手段
    と、を具備することを特徴とする郵便物処理装置。
  8. 【請求項8】 前記保管手段は、通信回線によって前記
    制御手段と交信可能に接続されていることを特徴とする
    請求項7記載の郵便物処理装置。
  9. 【請求項9】 住所情報が予め記載された郵便物を供給
    する供給手段と、 この供給手段で供給された前記郵便物から前記住所情報
    を読取る読取手段と、 複数の集積ポケットからなり、前記読取手段での読取結
    果に基づいて各集積ポケットに特定の住所情報を示す郵
    便物をそれぞれ集積する集積部と、この集積部の各集積
    ポケットそれぞれに設けられ、当該集積ポケットに集積
    された郵便物に関する帳票の出力を指示する指示部と、
    を有する集積手段と、 この集積手段の前記指示部での指示に従って、前記帳票
    を印刷出力する出力手段と、 複数区画に分割され、前記集積手段にて集積された郵便
    物及び前記出力手段にて出力され前記郵便物に対応する
    帳票を対応せしめて保管可能な保管部と、この保管部の
    各区画ごとに設けられた表示部と、を有する保管手段
    と、 この保管手段の前記表示部に、当該区画にて保管すべき
    郵便物の前記住所情報を表示せしめる制御手段と、を具
    備することを特徴とする郵便物処理装置。
  10. 【請求項10】 前記保管手段の前記表示部は移載位置
    表示部を備え、前記指示部から帳票出力指示されると、
    制御手段による制御に伴って前記郵便物及び帳票を保管
    する区画に対応する前記移載表示部を点灯せしめること
    を特徴とする請求項9記載の郵便物処理装置。
  11. 【請求項11】 前記表示部は、前記指示部から帳票出
    力指示されると、保管部の当該区画にて保管すべき郵便
    物が集積されている集積ポケット位置を表示することを
    特徴とする請求項9又は10のいずれかに記載の郵便物
    処理装置。
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