JP2002136925A - 紙葉類区分制御方法及び装置 - Google Patents

紙葉類区分制御方法及び装置

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JP2002136925A
JP2002136925A JP2000335174A JP2000335174A JP2002136925A JP 2002136925 A JP2002136925 A JP 2002136925A JP 2000335174 A JP2000335174 A JP 2000335174A JP 2000335174 A JP2000335174 A JP 2000335174A JP 2002136925 A JP2002136925 A JP 2002136925A
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Minoru Fukuda
実 福田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 満杯検出時に紙札を自動的に発行できるよう
にした紙葉類区分制御方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 まとめてセットされた複数の紙葉類を、
分離供給して各種区分または道順組み立てを行なう。各
紙葉類に予めコードデータを与えておき、この複数の紙
葉類のセットに対して少なくとも2回以上の区分操作を
行なって道順組み立てを行なう際、振り分けられた特定
の区分口内が紙葉類で満杯になると、その区分口を特定
するための区分口番号や時刻等の情報が印刷された紙札
を自動的に発行する。これにより、満杯であることが検
出されてから紙札が発行されるまでの待ち時間を最小限
にすることができる。また、操作者は、紙葉類が定量に
なる度にスイッチを押す必要はなく、発行済みの紙札の
内容を確認して該当する紙葉類に添付するだけで良く、
作業が大幅に軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば郵政機関等
で使用されている紙葉類区分システムにおいて、束にし
て複数まとめて投入された郵便物等の紙葉類を一枚ずつ
に分離して区分けし、所定の順序に並び替え(道順組み
立て)する紙葉類区分制御方法及び装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、郵便物に付されたバーコードを読
み取る認識機能または郵便番号等の宛先情報を読み取る
文字認識機能を備え、それらの宛先情報から郵便物を自
動で区分け処理する郵便物区分装置が実用化されてい
る。このような郵便物等(以下、これを「紙葉類」とい
う)の紙葉類区分装置では、省スペース、少人数作業、
低コスト、高速化、或いは正確さ等が要求されている。
このうち、高速化を実現するには、待機途中や搬送途中
での紙葉類の脱落等のトラブルの発生をなくしていかに
早く、かつ区分処理された紙葉類を決められた手順に従
って正確に処理することができるかが求められている。
【0003】ところで、一般に、この種の紙葉類区分装
置では、仕分けを行う紙葉類は複数まとめて束にしたま
ま仕分け用の投入部に投入され、それを分離供給部にお
いて1枚ずつに分離し、順に下流側へ送る構造が採られ
ている。そして、郵便番号や住所地番等のデータ (バ
ーコード化されている)に基づき一定のアルゴリズムに
したがって紙葉類の区分け処理、すなわち道順組み立て
処理が行なわれる。
【0004】従来にあっては、紙葉類が区分されてから
排出される区分口(或いは、区分け集積部)が数百個も
ある大型の紙葉類区分装置が大部屋に設置されて成る。
1つの区分口の紙葉類収容能力は通常70〜80通であ
る。よって紙葉類区分装置を操作するときは、上記大型
の紙葉類区分装置の前に所定の人数の担当者を配備し、
区分口が一杯にならないよう、手作業で区分口から紙葉
類を取り出すようにしている。そして、従来では、まと
めてセットされた複数の紙葉類を紙葉類区分装置に供給
し一枚ずつに分離して区分けする操作を2度(すなわち
2パス)にわたって実行し、所定の順序に並び替え(道
順組み立て)する。すなわち、1回の区分け作業が終わ
ったら、その区分けが済んだ各区分口毎の紙葉類をまと
めて取り出し、その取り出した紙葉類をそのまままとめ
て再びセットし、さらに細分化された区分けを行って所
定の順序に並び替え(道順組み立て)する。また、各区
分口について、それぞれ2回の並び変えを終えると、区
分け作業が終了する。
【0005】しかしながら、各パスにおいて、全ての区
分口に紙葉類が平均して振り分けられるということもな
く、キャンペーン等があると特定の区分口に集中して振
り分けられることがある。このような場合、区分口内の
紙葉類が満杯になると、その仕分け作業の途中で区分口
内の紙葉類を取り出し、特定の場所に一時移し替えて保
管しておく方法が採られている。また、保管場所から取
り出す場合には、後でどこの区分口に仕分けされていた
紙葉類かがわからなくならないように、該当区分口の番
号、時刻等を書いた紙札を取り出した紙葉類の束に添付
して保管する方法が採られている。その紙札の発行は、
紙札発行プリンタを用意しておき、操作者がスイッチを
押下すると紙札に必要な情報が印字されて発行される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紙札プ
リンタを用意しておき、操作者がスイッチを押下して紙
札を印字させて発行する方法では、区分口内における紙
葉類の満杯を操作者が知ってスイッチ操作を行うまでの
時間に加えて、スイッチ操作をしてから紙札が発行され
て取り出されるまでに2〜3秒の時間が必要とされる。
このため、少人数作業でしかも満杯が頻発するような状
況では、この待ち時間の間に複数口の満杯が次々と発生
し、紙札発行と紙葉類取り出しが交錯して作業が非常に
煩雑となる。これにより、全体作業時間が増大するとと
もに、作業ミスが発生する心配等があった。
【0007】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は区分口内に振り分けられた紙葉
類の量が満杯になると紙札を自動的に発行できるように
した紙葉類区分制御方法及び装置を提供することであ
る。
【0008】また、本発明の第2の目的は、紙札の発行
が不要な場合は、その紙札の発行を止め、不要な紙札の
発行を無くすことができるようにした紙葉類区分制御方
法及び装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の紙葉類区分制御
方法は、一枚ずつに分離されて順に送られて来る紙葉類
の各々に予め付与されているコードデータを読み取り、
その紙葉類を前記コードデータに対応する区分口に各々
振り分ける区分操作(パス)を行って道順組み立てをす
る紙葉類区分制御方法において、特定の前記区分口内に
紙葉類が所定量振り分けられたら、その区分口を特定す
る情報を持つ紙札を自動的に発行するようにしたことを
特徴とするものである。これにより、特定の区分口内に
紙葉類が満杯の状態になる等、所定量振り分けられる
と、その区分口に対応した紙札を自動的に発行するの
で、紙札が発行されるまでの待ち時間を最小限にするこ
とができる。また、操作者は、紙葉類が所定量になる度
毎に、いちいちスイッチを押す等の手間もなくなる。し
たがって、発行済みの紙札の内容を確認し、その紙札を
該当する紙葉類に添付するだけで良く、作業が大幅に軽
減される。この結果、全体作業時間の短縮及び少人数作
業が可能となり、低コスト、高速化、正確さ等をさらに
図ることができることとなる。
【0010】また、本発明の紙葉類区分制御方法は、前
記紙札に、該当区分口の番号及び時刻の情報を印刷して
発行するようにしたことを特徴とするものである。これ
により、印刷された紙札をその区分口より取り出した紙
葉類等に添付しておくと、後から取り出した区分口及び
時刻を簡単に知ることのできる紙葉類区分制御装置を実
現することができる。
【0011】また、本発明の紙葉類区分制御方法は、前
記紙札の発行を、自動発行から手動操作による発行に切
り替えできるようにしたことを特徴とするものである。
これにより、紙札の発行が不要な場合は、手動発行に切
り替えると、不要な紙札の発行を無くすことのできる紙
葉類区分制御装置を実現することができる。
【0012】また、本発明の紙葉類区分制御装置は、1
枚ずつに分離されて順に送られて来る紙葉類の各々に予
め付与されているコードデータを読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた後の紙葉類を受け入れ
可能な複数の区分口と、前記区分口を特定する情報を持
つ紙札を発行する紙札発行手段と、前記読取手段により
読み取ったコードデータを解析し、解析結果を基に前記
紙葉類を前記区分口に振り分ける区分操作(パス)を行
って道順組み立ての演算を行う動作から前記紙札発行手
段による紙札の自動発行に至るまでの一連の動作をコン
トロールするシステム制御手段とを備えたものである。
これにより、特定の区分口内に紙葉類が満杯の状態にな
る等、所定量振り分けられると、その区分口に対応した
紙札を自動的に発行するので、紙札が発行されるまでの
待ち時間を最小限にすることができる。また、操作者
は、紙葉類が所定量になる度毎、にいちいちスイッチを
押す等の手間もなくなる。したがって、発行済みの紙札
の内容を確認し、その紙札を該当する紙葉類に添付する
だけで良く、作業が大幅に軽減される。この結果、全体
作業時間の短縮及び少人数作業が可能となり、低コス
ト、高速化、正確さ等をさらに図ることができることと
なる。
【0013】また、本発明の紙葉類区分制御装置は、前
記区分口内に紙葉類が所定量振り分けられたことを検出
する紙葉類定量検出手段をさらに備え、前記システム制
御手段は、特定の区分口内に振り分けられた紙葉類の量
が所定量に達したと前記紙葉類定量検出手段の出力信号
から判断されたときに、前記紙札発行手段がその該当す
る区分口に対応するところの前記紙札を自動的または手
動操作で発行するようにコントロールすることを特徴と
するものである。これにより、特定の区分口内に振り分
けられた紙葉類の量を紙葉類定量検出手段により自動的
に検出し、また紙葉類定量検出手段が紙葉類の量を所定
量検出すると紙札を自動的または手動操作で発行するの
で、正確度がさらに向上することとなる。
【0014】また、本発明の紙葉類区分制御装置は、前
記システム制御手段からの紙札発行信号を受けると前記
紙札発行手段が自動的に前記紙札の発行を開始する自動
発行モードと、紙札発行信号を受けても手動による指示
が付加されない限り前記紙札の発行を開始しない手動発
行モードとに切り替え可能な発行モード切替手段をさら
に備えたものである。これにより、紙札の発行が不要な
場合は、発行モード切替手段を介して手動発行モードに
切り替えると、不要な紙札の発行を無くすことのできる
紙葉類区分制御装置を実現することができる。
【0015】また、本発明の紙葉類区分制御装置は、前
記紙札発行手段に、該当区分口の番号及び時刻の情報を
前記紙札に印刷して発行する手段を持たせたことを特徴
とするものである。これにより、印刷された紙札をその
区分口より取り出した紙葉類等に添付しておくと、後か
ら取り出した区分口及び時刻を簡単に知ることのできる
こととなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。図1は本発明に係る紙葉類
区分制御装置を用いた紙葉類区分システムの全体構成を
示す斜視図、図2は同じく紙葉類区分システムの全体構
成を示す平面図である。この実施の形態においては、紙
葉類区分システムとして郵便物(以下、これを「紙葉
類」という)を宛て先別に区分するバーコード区分シス
テムを例に挙げて説明する。
【0017】図1および図2において、この紙葉類区分
システムは、大きくは紙葉類供給部1と、読取部2と、
紙葉類区分け部3と、紙葉類搬送手段4と、保管棚5等
で構成されている。
【0018】紙葉類供給部1には、区分けされるべき紙
葉類が複数まとめて束にされて立位の姿勢で投入される
投入部11を有しており、その紙葉類をそのまま紙葉類
繰り出し位置8まで搬送し、その紙葉類繰り出し位置8
に設けた紙葉類分離部9で1枚ずつに分離し、読取部2
の上流側へ順に繰り出すことができる構造になってい
る。その読取部2は、紙葉類分離部9で1枚ずつに分離
されて繰り出されて来た紙葉類に付されているバーコー
ド(または郵便番号等)の宛先情報を読み取り、その宛
先情報をコンピュータに送る。また、紙葉類供給部1の
前面側には操作制御盤12と紙札発行プリンタ13が設
けられている。操作制御盤12は、液晶ディスプレイを
有する表示部12aと、複数のキーを配列している入力
操作部12bを備えており、表示部12aは本装置の各
種状態の表示及び入力操作部12bにより入力される操
作状態をそれぞれ表示する。紙札発行プリンタ13は、
後述する紙札を発行するためのもので、発行された紙札
は発札口13aより排出される。
【0019】上記紙葉類区分け部3は、本実施の形態で
は上下方向に3段形成されている。その各紙葉類区分け
部3には、宛先情報により区分け処理されて振り分けら
れた紙葉類を一時集積収納しておく区分け集積部、すな
わち区分口3aが、横一列に並んで複数(本実施の形態
では33口)設けられている。一つの区分口3aは通路
状の構造を有し、一つの区分口につき500通程度の紙
葉類を収容することが可能である。したがって、33口
全部を使うとすれば、 500×33=16500 通程度の紙葉類を紙葉類区分操作にかけることができ
る。
【0020】上記紙葉類搬送手段4は、紙葉類供給部1
のバーコード区分機の紙葉類分離部9から1枚ずつ繰り
出されて来る紙葉類を、読取部2を通って紙葉類区分け
部3に搬送するもので、その紙葉類区分け部3の区分口
3aに入る手前(上流)側には、その3段に配置されて
いる区分口3aにそれぞれ紙葉類を振り分けるための振
り分け部(図示してない)が設けられている。
【0021】上記保管棚5は、紙葉類区分け部3の区分
口3aから排出された紙葉類を受け取って収納するもの
で、紙葉類区分け部3の区分口3aと対応して紙葉類中
継路5aが上下3段に分かれて設けられている。
【0022】保管棚5は、紙葉類区分け部3の区分口3
aに対応して、紙葉類保管路5bが横一列に並んで1列
11個ずつで、上下方向に3段作られている。この保管
棚5には、区分口3aに仕分けされてまとめられている
紙葉類を、そのまとめられて束にされたままの状態で移
し替えられ、その移し替えられた紙葉類を一時保管して
おくことができる構造となっている。
【0023】図3は、上記紙葉類区分制御装置に用いら
れる制御回路の一実施の形態を示すブロック図である。
この制御回路は、上記バーコード等のコードデータを読
み取る読取部2と、読み取ったコードデータを解析する
コード解析部15と、コード解析結果を格納するメモリ
16と、コード情報の解析結果から並び替えの演算を行
なう道順組立演算部17と、並び替えの演算結果を基に
各紙葉類に供給動作用の連続番号を与える連続番号算出
部18と、紙葉類の供給および分離、および搬送の駆動
制御を行なう駆動制御部19と、このバーコード区分機
の制御装置全体の動作を制御するシステム制御部20
と、各区分口3a内に振り分けられた紙葉類が所定の
量、すなわち満杯になると検出してシステム制御部20
に信号を出力する紙葉類定量検出手段21と、上記表示
部12a及び入力操作部12bと、上記紙札発行プリン
タ13を備えて成る。
【0024】この実施の形態においては、紙葉類に記載
された宛て先情報がバーコード化され、この紙葉類の宛
て先記載面に、例えば紫外線のみに反応する塗料または
インクによってバーコードを付ける。そして、読取部2
は紫外線光を照射して上記バーコードを読み取る。
【0025】宛て先情報のバーコード化方法については
従来からよく知られており、一般資料も多いため、説明
は省略する。
【0026】コード解析部15は、バーコードデータか
らその宛て先を郵便番号および地番を解析し、宛て先情
報(BC値)を特定する。メモリ16には上記宛て先情
報をはじめ、システム制御部20において実行される各
種プログラムや処理データが格納されているとともに、
紙札発行プリンタ13による紙札の発行を制御するプロ
グラムも格納されている。また、メモリ16には紙葉類
区分制御のために必要に応じて作成された各種テーブル
も格納される。
【0027】道順組立演算部17は1回目の区分操作
(以下、1パス操作という、それ以降も2パス、3パス
と表現する)をはじめとする各パス操作において、一番
最初は無作為の順序で供給されて来た紙葉類を所定のア
ルゴリズムにしたがって順序替え(道順組立)し、区分
操作が1パス操作から始まって3パス操作を終了すると
きはあらかじめ予定された(或いは想定された)順序に
並び変える。
【0028】駆動制御部19は、紙葉類区分システムに
おける紙葉類の搬送動作、供給動作、分離動作、および
紙葉類区分け部3までの搬送動作、さらには目的の区分
口3aへの投入動作といった各動作を駆動制御する。シ
ステム制御部20は紙葉類区分のために必要な、バーコ
ード読み取り解析、道順組立のための各種演算、および
駆動制御のためのコマンド送付といったシステム全体の
制御動作を行なう。
【0029】紙葉類定量検出手段21は、特定の区分口
3a内が、その区分口3a内に振り分けられた紙葉類で
満杯になると、それを検出してシステム制御部20に信
号を送る。なお、ここでの満杯とは文字通りの満杯では
なく、直ぐに満杯になる「所定量」と言う程度のもの
で、ある幅を有した状態であってもよい。そして、紙葉
類定量検出手段21は、図示しないが各区分口3a内
に、この区分口3a内に振り分けられて集まった紙葉類
の量を検出するセンサを個々に設けている。
【0030】紙札発行プリンタ13は、区分口3a内に
振り分けられた紙葉類の束が取り出されるとき、何時、
どの区分口3aから取り出されたものかを一目で分かる
ようにしておくのに、その取り出された紙葉類の束に添
付しておく紙札を発行する。この紙札には、区分口番
号、発行時刻等が印刷される。また、紙札発行プリンタ
13による紙札の発行は、区分口3a内が紙葉類で満杯
になった信号を受けると自動的に紙札を発行する自動発
行モードと、操作者によって発行が指示されない限り紙
札を発行しない手動発行モードとに切り替え可能になっ
ている。この切り替えは、システム制御部20のコント
ロールによって行われ、その切り替え指示は操作者によ
る操作を介して行われる。
【0031】係る構成を有する紙葉類区分装置における
紙葉類区分の動作について以下説明する。本実施の形態
における紙葉類区分制御装置は、3パス道順組み立てに
おいて実施した場合である。この紙葉類区分制御装置に
おいては、紙葉類が紙葉類供給部1に運ばれ、紙葉類分
離供給装置9により紙葉類繰り出し位置8から読取部2
に向かって1枚ずつ繰り出される1パス目の動作が開始
されると、読取部2によりバーコードの読み取り、すな
わち郵便番号の読み取りが行なわれる。一方、読み取ら
れた1枚の紙葉類のコードデータはコード解析部15に
おいてコード解析され、その解析結果により、システム
制御部20は、バーコードデータの解析によって得られ
た郵便番号および地番情報を認識し、またこれらの情報
から1パス操作において区分される区分口3aを判定す
る。すべての紙葉類の読み取りが終わった場合は、紙葉
類区分制御の1パス操作を終了する。一方、コードデー
タによって振り分けられた紙葉類はそれぞれ対応する各
区分口3aに送られて、その該当する区分口3a内に順
に集積される。1パスの操作が終了すると、紙葉類は各
区分口3aに集積された状態を保持したまま保管棚5に
移し替えられて保管される。1パス目の操作が終了した
ら、続いて1パス目の動作と同じようにして2パス目、
3パス目と順に区分け作業が開始される。
【0032】また、各パスにおける区分作業の途中にお
いて、特定の区分口3a内が紙葉類で満杯となった場合
は、その区分作業の途中で区分口3a内の紙葉類を保管
棚5に束の状態で移し替える。この場合、保管棚5に移
し替えられた紙葉類の束がいつどの区分口3aから移し
替えられたものであるかを分かるようにしておくのに、
紙札を発行してその移し替えた紙葉類の束に添付してお
く。図4は、その紙札を紙札発行プリンタ13で発行す
る手順を示すフロー図であり、その処理はメモリ16に
予め格納されているプログラムに従って紙葉類システム
制御部20によりコントロールされる。
【0033】図4に示すフロー図にしたがって紙札発行
手順の動作を次に説明する。まず、紙札を自動的に発行
するか否かは入力操作部12bのキーを介して発行モー
ドを設定しておく。この発行モードの切り替えは、例え
ば表示部12aに図示せぬメインメニューを表示し、こ
の中から紙札発行モード変更を選択して表示する。ここ
での表示部12aは図示しないが表示面に透明なタッチ
スイッチが貼り付けられており、表示面上の画像と対応
している表面部分を指等で触れて軽く押すと、対応して
いる部分のスイッチが押下され、その部分に表示されて
いた動作、すなわち自動発行モードまたは手動発行モー
ドを指示することができる構造になっている。
【0034】図5は、その変更モード選択メニューの一
例である。この変更モード選択メニューでは、紙札を自
動発行するか否かを選択するようになっており、「は
い」の部分に触れて軽く押すとシステム制御部20は自
動発行モードを選択し、「いいえ」の部分に触れて軽く
押すと手動発行モードを選択する。図5では、「はい」
を選択した状態を示している。
【0035】そして、図4の流れ図において、紙葉類の
区分け動作が開始されると、紙葉類システム制御部20
は各区分口3a内に振り分けられた紙葉類の量を、各区
分口3a毎に紙葉類定量検出手段21からの信号により
監視する(ステップST1)。紙葉類定量検出手段21
からの信号により区分口┗Nの区分口3a内の紙葉類が
所定量(満杯)になったと判定されると、紙葉類システ
ム制御部20は紙札発行モードが自動発行モードに設定
されているか手動発行モードに設定されているかによ
り、システム制御部20は異なる制御を行う(ステップ
ST2)。すなわち、手動発行モードに設定されている
場合には、紙札発行プリンタ13に隣接して配置されて
いる入力操作部12b内に設けられている図示せぬ印字
スイッチが押下されるのを待つ(ステップST3)。
【0036】自動発行モードに設定されている場合、或
いはステップST3で印字スイッチが押下された場合は
ステップST4の処理に移行する。ステップST4で
は、紙札発行プリンタ13が動作されて紙札の発行を行
う。この紙札には、その満杯になった区分口3aの区分
口番号及び紙札発行時間が印刷され、印刷後は発札口1
3aより一部が排出される。一方、作業者は、満杯にな
った該当区分口3a内の紙葉類の束を取り出し、それを
保管棚5における所定の紙葉類保管路5bに移し替え
る。その後、発札口13aに排出されている紙札を抜き
取り、これを紙葉類保管路5bに移し替えた紙葉類の束
に貼付する。これにより、紙札が貼付されている紙葉類
保管路5bに保管されている紙葉類の束は、紙札を見る
ことにより、どの区分口3aから何時取り出されたもの
かを瞬時にして判別することができる。すなわち、この
場合は、保管棚5のどの位置に移し替えて保管しておい
ても、紙札を見ることによってどの区分口から何時取り
出されて移し替えられたものであるかが判別できる。
【0037】なお、ステップST1で紙葉類定量検出手
段21が満杯を検出しない場合、或いはステップST3
で手動による印字スイッチが押下されない場合、或いは
ステップST4で紙札印字が終了した場合はそれぞれス
テップST5に移行する。ステップST5では、1パス
目(または2パス目、3パス目)が終了したが否かが判
定され、ここでnパス目(nは1,または2,または
3)が終っていない場合はステップST1へ戻り、終っ
ている場合には終了する。
【0038】したがって、本実施の形態の紙葉類区分装
置によれば、紙札発行モードを自動発行モードに設定し
ておくと、特定の区分口3a内に紙葉類が定量振り分け
られて満杯になると、その満杯になった区分口3aに対
応している情報、すなわち区分口番号と時刻が印刷され
た紙札を自動的に発行するので、紙札が発行されるまで
の待ち時間を最小限にすることができる。すなわち、従
来の装置では、満杯になると操作者がその都度、印刷ス
イッチを押す等して紙札を発行していたのに対して、本
実施の形態の構造では自動的に発行されるので印刷スイ
ッチを押す手間が省け、発行から貼り付けまでの処理時
間を短くすることができる。したがって、操作者は発行
された紙札の内容(区分番号、時刻等)を確認し、それ
を保管棚5の所定の紙葉類保管路5bに移し替えられた
紙葉類の束に貼付するだけで良いので、操作者の作業が
大幅に軽減される。この結果、全体作業時間の短縮及び
少人数作業が可能となり、低コスト、高速化、正確さ等
を図ることができることとなる。また、紙札発行モード
を手動発行モードに設定すると、紙札の発行が不要な場
合は手動発行に切り替えると不要な紙札の発行を無くす
ことができる。さらに、紙札発行プリンタ(紙札発行手
段)は、紙札に該当区分口の番号及び時刻のデータを印
刷して発行するので、印刷された紙札をその区分口より
取り出した紙葉類等に貼付しておくと、取り出した区分
口及び時刻を後から簡単に知ることができる。
【0039】なお、上記の実施の形態では、紙札を自動
的に発行する自動発行モードと手動で発行する手動発行
モードとの切り替えを、表示部12aの表示面上に設け
られている透明なタッチスイッチの表面部分を指等で触
れて軽く押すと行うことができる構造を開示した。しか
し、例えば図6に示すように、紙札発行プリンタ13の
近くにモード切替スイッチ22を設けておき、そのモー
ド切替スイッチ22を押下することによりモード切替が
できるようにしても良い。
【0040】その図6の構造では、モード切替スイッチ
22に隣接して発光窓23a,23bが設けられてい
る。また、発光窓23aに隣接して「手動発行」の文字
が印刷されているとともに、発光窓23bに隣接して
「自動発行」の文字が印刷されている。そして、モード
切替スイッチ22が押される度に、点灯する側の発光窓
23a,23bが切り替わり、発光窓23aが点灯して
いるときには「手動発行」モード、発光窓23bが点灯
しているときには「自動発行」モードにそれぞれ設定さ
れていることを表している。したがって、操作者は発光
窓23a,23bを見ることにより、紙札発行プリンタ
13のモード設定がどちらになっているかを簡単に知る
ことができる。
【0041】さらに、上記実施の形態では、紙札に「区
分口番号」と「時刻」を情報として印刷するようにした
場合について説明したが、これ以外の情報であってもよ
い。さらに、紙札発行プリンタ13の位置と員数も上記
実施の形態に限定されず、たとえば区分口の近傍に複数
台設けてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特定の区分口内に紙葉類が定量振り分けられたら、該当
区分口を特定するための各種データを有する紙札を自動
的に発行するようにしているので、紙札が発行されるま
での待ち時間を最小限にすることができる。そして、操
作者は発行された紙札の内容(区分番号、時刻等)を確
認し、それを所定の保管棚等に移し替えられた紙葉類の
束に貼付するだけで良いので、操作者の作業が大幅に軽
減される。したがって、例えばキャンペーン等があって
特定の区分口に紙葉類が集中したりし、頻繁に移し替え
る作業が発生したような場合でも少人数で対応可能とな
る。この結果、全体作業時間の短縮及び少人数作業が可
能となり、低コスト、高速化、正確さ等をさらに図るこ
とができることとなる。
【0043】また、紙札発行モードを自動発行モードか
ら手動発行モードに切り替えることができるので、紙札
の発行が不要な場合は手動発行に切り替えると不要な紙
札の発行を無くすことができる。
【0044】さらに、紙札に該当区分口の番号及び時刻
の情報データを印刷して発行するので、印刷された紙札
をその区分口より取り出した紙葉類等に貼付しておく
と、取り出した区分口及び時刻を後から簡単に知ること
ができる等、色々とすぐれた効果を有する紙葉類区分制
御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る紙葉類区分システム
の全体構成を示す斜視図
【図2】本実施の形態における紙葉類区分システムの全
体構成を示す平面図
【図3】本実施の形態において使用される紙葉類区分制
御装置の回路構成を示すブロック図
【図4】本実施の形態における紙札の発行手順の動作を
説明するフロー図
【図5】本実施の形態において使用される発行モード切
替手順の一例を説明する図
【図6】本実施の形態において使用される発行モード切
替操作手順の別の例を説明する図
【符号の説明】
1 紙葉類供給部 2 読取部 3 紙葉類区分け部 3a 区分口 4 紙葉類搬送手段 5 保管棚 8 紙葉類繰り出し位置 9 紙葉類分離部 11 投入部 12 操作制御盤 12a 表示部 12b 入力操作部 13 紙札発行プリンタ 13a 発札口 20 システム制御部 21 紙葉類定量検出手段 22 モード切替スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚ずつに分離されて順に送られて来る
    紙葉類の各々に予め付与されているコードデータを読み
    取り、その紙葉類を前記コードデータに対応する区分口
    に各々振り分けることにより区分操作または道順組み立
    てをする紙葉類区分制御方法において、 特定の前記区分口内に紙葉類が所定量振り分けられた
    ら、その区分口を特定する情報を持つ紙札を自動的に発
    行するようにしたことを特徴とする紙葉類区分制御方
    法。
  2. 【請求項2】 前記紙札に該当区分口の番号及び時刻の
    情報を印刷して発行するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の紙葉類区分制御方法。
  3. 【請求項3】 前記紙札の発行を、自動発行から手動操
    作による発行に切り替えできるようにしたことを特徴と
    する請求項1または2記載の紙葉類区分制御方法。
  4. 【請求項4】 1枚ずつに分離されて順に送られて来る
    紙葉類の各々に予め付与されているコードデータを読み
    取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られた後の紙葉類を受け入れ
    可能な複数の区分口と、 前記該当区分口を特定する情報を持つ紙札を発行する紙
    札発行手段と、 前記読取手段により読み取ったコードデータを解析し、
    解析結果を基に前記紙葉類を前記区分口に振り分ける区
    分操作または道順組み立ての演算を行う動作から前記紙
    札発行手段による紙札の自動発行に至るまでの一連の動
    作をコントロールするシステム制御手段とを備えた紙葉
    類区分制御装置。
  5. 【請求項5】 前記区分口内に紙葉類が所定量振り分け
    られたことを検出する紙葉類定量検出手段をさらに備
    え、前記システム制御手段は、 特定の区分口内に振り分けられた紙葉類の量が所定量に
    達したと前記紙葉類定量検出手段の出力信号から判断さ
    れたときに、前記紙札発行手段がその該当する区分口に
    対応するところの前記紙札を自動または手動操作で発行
    するようにコントロールすることを特徴とする請求項4
    記載の紙葉類区分制御装置。
  6. 【請求項6】 前記システム制御手段からの紙札発行信
    号を受けると前記紙札発行手段が自動的に前記紙札の発
    行を開始する自動発行モードと、紙札発行信号を受けて
    も手動による指示が付加されない限り前記紙札の発行を
    開始しない手動発行モードとに切り替え可能な発行モー
    ド切替手段をさらに備えたことを特徴とする請求項5記
    載の紙葉類区分制御装置。
  7. 【請求項7】 前記紙札発行手段に、該当区分口の番号
    及び時刻の情報を前記紙札に印刷して発行する手段を持
    たせたことを特徴とする請求項4から6のいずれかに記
    載の紙葉類区分制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005123279A1 (ja) * 2004-06-15 2005-12-29 Kabushiki Kaisha Toshiba 紙葉類処理装置

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JP2006000684A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Toshiba Corp 予備スタッカを自動的に切り換える紙葉類処理装置

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