JP2001300432A - 郵便物処理装置 - Google Patents

郵便物処理装置

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JP2001300432A
JP2001300432A JP2000132852A JP2000132852A JP2001300432A JP 2001300432 A JP2001300432 A JP 2001300432A JP 2000132852 A JP2000132852 A JP 2000132852A JP 2000132852 A JP2000132852 A JP 2000132852A JP 2001300432 A JP2001300432 A JP 2001300432A
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Shinji Miyagawa
真司 宮川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】押印機と区分機の両機を連結する連結機から構
成された郵便物処理装置において、押印機から連結機を
通って区分機に郵便物が供給されているときにも、区分
機は読み取り区分処理能力の最大限の処理をできるよう
な郵便物処理装置を提供すること。 【解決手段】押印機から連結機を通って区分機に郵便物
が供給されているときにも、区分機自身の供給部から郵
便物を繰り出して合流させて、区分機が常に読み取り区
分処理能力の最大限の処理をできるように供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はたとえば、郵便物を
処理する郵便物選別取揃押印機(以下、押印機)、郵便
物宛名読み取り区分機(以下、区分機)と両機を連結す
る連結機からなる郵便物処理装置に関し、処理する郵便
物の繰り出しや搬送の制御技術に係る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として例えば特許第2670
298号公報に記載されているような、押印機と区分機
の両機を連結する連結機から構成された郵便物処理装置
がある。
【0003】この従来技術での一般の処理状態では、押
印機の供給部に供給された例えば郵便ポストから集配さ
れてきた郵便物は、規定寸法内と規定寸法外に選別さ
れ、規定寸法内の郵便物に対してその紙面上の切手や料
額印面を認識し、それらに押印処理を正常に終了した郵
便物のみが連結機を通って区分機に供給される。その後
区分機の読み取り部で読み取られた宛先に応じて、区分
機の複数個に区分された集積箱に区分集積されるように
なっている。
【0004】また、区分機自身にも供給部を有し、この
供給部から繰り出された郵便物の搬送路は読み取り部よ
りも上流で連結機からの搬送路と合流するようになって
おり、供給部から供給された例えば郵便局の窓口で引き
受けられたような予め規定寸法内に選別されており押印
済みまたは押印不要な郵便物等も、連結機から送られて
きた郵便物と同様に、読み取り部で読み取られた宛先に
応じて、区分機の複数個に区分された集積箱に区分集積
されるようになっている。
【0005】このようにして、規定寸法内の郵便物は宛
先に応じて、区分機の複数個に区分された集積箱に区分
集積されるようになっている。
【0006】ここで区分機の読み取り区分処理は、押印
機から連結機を通って供給される郵便物と、区分機自身
の供給部から供給される郵便物をシリーズ動作で読み取
り区分を行う運用がされている。このとき区分機でどち
らの郵便物を処理するかの制御方法は、連結機から郵便
物が供給されているときは区分機自身の供給部は停止し
て連結機からの郵便物の読み取り区分を行い、連結機か
ら郵便物が途切れたときは区分機自身の供給部を起動し
て区分機自身の供給部から供給される郵便物の読み取り
区分を行う制御方式になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】郵便物区分処理装置で
は、郵便物区分処理装置全体の処理能力を向上させるこ
とが要求されており、いかに区分機で読み取り区分処理
能力の最大限の処理をすることが重要な課題である。
【0008】前記従来技術では、区分機自身の供給部か
ら郵便物を繰り出しているときは、連続して郵便物を供
給できるので、区分機は読み取り区分処理能力の最大限
の処理ができる。ところが押印機から連結機を通って郵
便物が供給されているときは、前述の通り規定寸法内に
選別され、押印処理を正常に終了した郵便物のみしか連
結機を通って区分機に供給されないことや、押印処理機
構の処理能力の制限から押印機の郵便物搬送速度も遅い
ことなどから、区分機は読み取り区分処理能力に余裕が
ある状態で処理を行っている。
【0009】本発明の目的は、押印機から連結機を通っ
て区分機に郵便物が供給されているときにも、区分機は
読み取り区分処理能力の最大限の処理をできるような郵
便物処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】解決策として押印機から
連結機を通って区分機に郵便物が供給されているときに
も、区分機自身の供給部から郵便物を繰り出して合流さ
せて区分する。
【0011】また、前記区分機自身の供給部から繰り出
して合流させる郵便物の比率の設定を柔軟に行えるよう
に係員が操作パネルから入力できるようにし、また現在
の合流比率が操作パネルに表示されるようにする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の郵便物処理装置に
ついて、図面を用いて詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例である郵便物処
理装置の概略図を示すが、図示のように郵便物処理装置
は大きく分けて押印機1と区分機3と連結機2で構成さ
れている。
【0014】はじめに一般の処理を郵便物の流れに沿っ
て説明する。
【0015】図示しない押印機1の供給部に供給された
例えば郵便ポストから集配されてきた郵便物の束は1通
ずつ繰り出された後、規定寸法内と規定寸法外に選別さ
れ、規定寸法内の郵便物に対してその紙面上の切手や料
額印面を認識し、それらに押印処理を正常に終了した郵
便物のみが連結機2の受入部5に供給される。
【0016】このとき押印機1から連結機2に送られて
くる郵便物は搬送間隔が不均一である上に間欠的である
ため、そのまま区分機へ送り込むと郵便物処理装置全体
の処理能力が低下する。そこで連結機2の受入部5から
第一搬送路6を通り、分岐部7から一時集積部9へ送ら
れた郵便物を一時集積部9で一旦集積して、一時集積分
離部10で再び所望の間隔で一通ずつ繰り出すようにな
っている。合流部11を通って送出部12から区分機3
の受入部13に送られた郵便物は、変速部14で押印機
の搬送速度から区分機の搬送速度に加速される。第4搬
送路15を通って合流部24へ送られ、読取部25へ送
られる。姿勢不良等で読取部へ搬送すべきでない郵便物
は排除箱16へ送られる。
【0017】ここで、区分機自身にも供給部を有し、ホ
ッパ21に置かれた例えば郵便局の窓口で引き受けられ
たような予め規定寸法内に選別されており押印済みまた
は押印不要な郵便物等の束は区分機分離部22で1通ず
つに繰り出され、第3の搬送路23を通って連結機2か
らの郵便物と同様に合流部24へ送られ、読取部25へ
送られる。異物在中等で読取部へ搬送すべきでない郵便
物は排除箱17へ送られる。
【0018】読取部25以降は第5搬送路26を通って
間隔補正部27で前後郵便物との間隔を補正された後、
分岐搬送路28で各段に振り分けられ、マトリクス状に
配置された複数個に区分された集積箱からなる集積部2
9に区分集積されるようになっている。図示する様に集
積部29の一列当たり8つの集積箱が実装されており、
列数の増減により装置一台当たりの集積箱数を変えられ
るようになっている。通常は150〜400の集積箱が
実装されていることが多い。
【0019】次に押印機の強制押印処理時の郵便物の流
れを説明する。
【0020】強制押印処理とは、例えばダイレクトメー
ルなどのあらかじめ揃った郵便物の束を押印機に供給す
る場合、規定寸法内と規定寸法外に選別する必要はない
ので、すべての郵便物に定間隔で連続で強制的に押印処
理をする方法である。
【0021】このとき押印機1から連結機2に送られて
くる郵便物は定間隔で連続なので、一時集積部9に郵便
物を一旦集積して、一時集積分離部10で再び所望の間
隔で一通ずつ繰り出す必要はない。そこで押印機1から
送られてくる郵便物は、連結機2の受入部5から第一搬
送路6を通り、分岐部7から第2搬送路8を通って区分
機3の受入部13に定間隔で連続のままおくられる。送
られた郵便物の以降の流れは、一般の処理と同じであ
る。
【0022】また連結機2の係員操作用の操作パネル4
と区分機3の係員操作用の操作パネル20が設けられて
おり、郵便物の搬送路通過状態を監視するセンサが8
1、85、86、87、88、89、一時集積部9の集
積状態を監視するセンサ82、83、84が設けられて
いる。一時集積部9が空の状態ではセンサ82、83、
84はすべてライトであるが、郵便物が集積されてきて
集積量が増えてくるとまず82がダークになり、ニアフ
ルで82、83がダーク、フルでセンサ82、83、8
4がすべてダークになるように配設されている。
【0023】図2は、図1に示した連結機2と区分機3
の電気系ブロック図を示す。
【0024】連結機2は、係員の操作パネル4からの入
力に応じて、連結機制御部41から各電子制御部43を
通じて各機構部、アクチュエータ(46、47等)を制
御するように接続されている。一時集積分離部はブロッ
クでまとまった制御をするので、一時集積分離部制御部
42が設けられて一時集積分離部の各電子制御部43を
まとめて制御し、連結機機制御部41に接続されてい
る。連結機制御部41には、制御指令の入出力部41a
のほか演算部41b、記憶部41cが設けられており、
操作パネル4には、入力部4aのほかに、連結機制御部
41からの情報を表示する表示部4bが設けられてい
る。
【0025】区分機3は、係員の操作パネル4からの入
力に応じて、区分機制御部51から各電子制御部55を
通じて各機構部、アクチュエータ(56、57等)を制
御するように接続されている。区分機分離部はブロック
でまとまった制御をするので、区分機分離部制御部54
が設けられて区分機分離部の各電子制御部55をまとめ
て制御し、区分機制御部51に接続されている。区分機
分離部制御部54と同様に読取部制御部53、間隔補正
制御部52が設けられている。区分機制御部51には、
制御指令の入出力部51aのほか演算部51b、記憶部
51c、また連結機の一時集積分離部10と区分機分離
部22の郵便物分離タイミングを制御する同期制御部5
1dが設けられている。操作パネル20には、入力部2
0aのほかに、区分機制御部51からの情報を表示する
表示部20bが設けられている。
【0026】また回線62経由で連結機2に設けられた
通信部40と、区分機3に設けられた通信部50を通し
て、連結機制御部41と区分機制御部51が接続されて
いる。
【0027】図3は、図1に示した操作パネル20の操
作画面で、郵便物処理装置の設定画面および状態表示画
面である。この画面は例えばタッチパネルで構成されて
おり、各キーを押下することで各項目が選択でき、また
選択されている項目は色を変えるなどして現在の状態が
表示されるように構成されている。
【0028】単動キー101を押下すると、押印機1と
連結機2は動作せず、区分機3のみが動作し、区分機分
離部22からの郵便物のみを区分集積する。連動キー1
02を押下すると、押印機1、連結機2、区分機3すべ
て動作し、区分機3は押印機1からの郵便物と区分機分
離部22からの郵便物を区分集積する。
【0029】連動キー102を選択すると、前述した連
結部2の一時集積部9を使用する一般の処理モード10
3と、一時集積部9を使用しない強制押印モード104
が選択できる。さらに連結機2から郵便物が供給されて
いるときに、連結機2から供給される郵便物に対する区
分機分離部22から供給される郵便物の合流比率を設定
でき、ここでは1:1の1速から1:5の5速が選択で
きるようになっている(105から109)。また自動
補正キー110を押下すると、供給中にセンサ82、8
3、84で監視している一時集積部9の集積状態に応じ
て合流比率を自動で補正し、手動補正キー111を押下
すると、手動で合流比率を変更するまでは、最後に選択
した合流比率を保持する。また区分機3の読取区分処理
の処理能力が選択できるようになっており、ここでは3
0,000通/時から60,000通/時が選択できる
ようになっている(112から115)。そして読取区
分処理動作中に合流比率が自動で補正された場合は、補
正された現在の合流比率が116に表示される。
【0030】以下、本発明の一実施例の動作について説
明する。
【0031】まず、一般の処理モードの動作を図4に示
すタイムチャートと図6に示す制御ダイアグラムを用い
て説明する。
【0032】係員が図3の画面で、連動102、一般の
処理モード103を押下し、ここでは合流比率を2速
(1:2)が選択され、合流比率自動補正110が選択
され、区分機処理能力は50,000通/時が選択され
たとする(201)。ここで図4の時刻1、2、3、・
・・・の間隔hは入力された区分機処理能力50,00
0通/時を満たすために、ここでは h=3600(s)÷50,000(通/時)=0.0
72(s) と決められる(202)(上記式を式1とする。)。
【0033】図示しない押印機1の供給部に郵便物の束
が供給され、操作パネル20の図示しない運転開始ボタ
ンが押下されると(203)、押印機1から連結機2の
一時集積部9へ送られて堆積される。郵便物が集積され
てくるとまず82がダークになり図4の時刻1の状態に
なる。その後時刻1、2、3、・・・と等間隔hで進ん
でいくとここでは、連結機2の一時集積部9からは時刻
1、4、7区分機分離部22からは時刻2、3、5、6
から時間t経過後の様に、図3の画面で選択された合流
比率2速(1:2)を満たすように同期制御部51dか
らの指令で郵便物を合流させていく(204)。
【0034】なお図4では連結機2の一時集積部9から
の郵便物はA、区分機分離部22からの郵便物はBと表
してある。ここで図4中の時間tは、 t=(郵便物が一時集積分離部出口センサ85から合流
部センサ88まで搬送される時間)−(郵便物が区分機
分離部出口センサ87から合流部センサ88まで搬送さ
れる時間) と決められる。このときt>0となるように搬送路を構
成する。例えば時刻2から時間t経過後、区分機分離部
22から郵便物Bを繰り出すと、時刻1に繰り出された
郵便物Aが合流部24に到達してから時間h後にこの郵
便物Bが合流部24に到達する様に合流させることがで
き、以後Bは同様に同期制御部51dからの指令で繰り
出していく。
【0035】その後図3の画面で割り込み比率自動補正
110が選択されているのでセンサ82、83、84で
一時集積部9の集積状態監視を開始し(205)、さら
に一時集積部9の郵便物が集積されていって時刻10と
11の間でセンサ83がダークになると(208)、同
期制御部51dから1段加速指令をONして合流比率1
速(1:1)に変更するように指令が出され(20
9)、図3の画面で116に補正された現在の合流比率
1速(1:1)が表示される(212)。その後、連結
機2の一時集積部9からは時刻12、14、16区分機
分離部22からは時刻11、13、15から時間t経過
後の様に、補正された合流比率1速(1:1)を満たす
ように同期制御部51dからの指令で郵便物を合流させ
ていく(204)。
【0036】その後一時集積部9の郵便物の集積量が減
っていき時刻16と17の間でセンサ82がライトにな
ると(206)、同期制御部51dから1段加速指令を
OFFして合流比率2速(1:2)に戻すように指令が
だされ(207)、図3の画面で116に現在の合流比
率2速(1:2)に表示が戻される(212)。その
後、連結機2の一時集積部9からは時刻19、22区分
機分離部22からは時刻17、18、20、21から時
間t経過後の様に、補正された合流比率2速(1:2)
を満たすように同期制御部51dからの指令で郵便物を
合流させていく(204)。
【0037】その後再び一時集積部9の郵便物が集積さ
れていって時刻28と29の間でセンサ83がダークに
なると(208)、前述と同様の手順で合流比率1速
(1:1)に補正されて同期制御部51dからの指令で
郵便物を割り込ませていくが(209、212、20
4)、ここで一時集積部9に連続して厚いメールが搬送
されてきた場合等さらに時刻32と33の間でセンサ8
4がダークになると(210)、同期制御部51dから
2段加速指令をONして図示しない合流比率−1速
(2:1)に変更するように指令が出され(211)、
図3の画面で116に補正された現在の合流比率−1速
(2:1)が表示される(212)。その後、連結機2
の一時集積部9からは時刻32、33、35、36区分
機分離部22からは時刻34から時間t経過後の様に、
補正された合流比率−1速(2:1)を満たすように同
期制御部51dからの指令で郵便物を合流させていく
(204)。
【0038】その後一時集積部9の郵便物の集積量が減
っていき時刻36と37の間でセンサ83がライトにな
ると(208)、同期制御部51dから2段加速指令を
OFFして合流比率1速(1:1)に戻すように指令が
だされ(209)、図3の画面で116に現在の合流比
率1速(1:1)に表示が戻され(212)、補正され
た合流比率1速(1:1)を満たすように同期制御部5
1dからの指令で郵便物を合流させていく(204)。
さらに時刻44と45の間でセンサ82がライトになる
と(206)、前述と同様の手順で合流比率2速(1:
2)に戻されて(207、212)同期制御部51dか
らの指令で郵便物を合流させていく(204)。
【0039】以上の様にして、押印機から連結機を通っ
て区分機に郵便物が供給されているときにも区分機自身
の供給部からも郵便物を繰り出して合流させて、区分機
が常に図3の画面で選択された区分機処理能力50,0
00通/時の最大限の処理をできるように供給すること
ができる。
【0040】ここで上記例において、図6制御ダイアグ
ラムの206、208、210で一時集積部の集積部状
態のニア空、ニアフル、フルの判定は、センサ82、8
3、84で直接郵便物の集積状態を監視して行っている
が、代替方法として一時集積部9に堆積されている通数
で判定する方法を用いても良い。
【0041】まずニア空、ニアフル、フルのしきい値
(通数)を決めて記憶部51cに記憶し、運転を開始し
たらセンサ81、85の状態を監視して通過通数をカウ
ントし、 (集積通数)=(センサ81通過通数)−(センサ85
通過通数) で一時集積部9に集積されている通数を計算して、しき
い値(通数)と比較判定を行う方法ことで可能となる。
【0042】さらに、一時集積部9よりも上流側に図示
しない厚さ検知測定器を設けて、搬送されてくる郵便物
の厚さを測定し、前述の方法で一時集積部9に集積され
ている通数の代わりに一時集積部9に集積されている厚
さを加算してしきい値(厚さ)と比較判定を行う方法と
すれば、より正確な判定が行える。
【0043】また、図3の画面で手動補正111が選択
されている場合には、図6制御ダイアグラムの206〜
212の郵便物の集積状態監視による合流比率の自動補
正は行わず、係員が手動で105〜109のキーで合流
比率を変更するまで、最後に入力された合流比率を保持
するようにして、係員が装置の運用を柔軟に行えるよう
になっている。
【0044】また、図4で連結機2の一時集積部9から
ある時刻に繰り出される郵便物Aの繰り出しが、何らか
の原因で遅れた場合は、その後の郵便物の繰り出し処理
を郵便物Aが遅れた分だけ遅らせるように同期制御部5
1dから指令を出して、適正な間隔で合流部24で合流
するようにして、安定した供給を行う。図示しないが例
えば、図4の時刻1で郵便物Aの繰り出しがw遅れてし
まったことをセンサ85で検出したとき、次の郵便物B
を時刻2から時間(t+w)経過後に区分機分離部22
から繰り出すようにすることで、センサ88(合流点)
の郵便物Aの先端と郵便物Bの先端の間隔はhとなり、
間隔が過小になったり、重なってしまうことはない。以
降同様にwずつ遅らせて補正していくことで、安定した
供給が行える。
【0045】続いて、強制押印モードの動作を図5に示
すタイムチャートと図7に示す制御ダイアグラムを用い
て説明する。例として以下押印機1から定間隔で連続の
まま送られる郵便物と、区分機分離部22からの郵便物
を交互に区分機で読取区分処理動作を行う場合を以下説
明する。
【0046】係員が図3の画面で、連動102、強制押
印モード104を押下し、区分機処理能力は50,00
0通/時が選択されたとする(221)。ここで図4の
時刻1、2、3、…の間隔hは前述の式1から図4と同
様の0.072(s)と決められる(222)。また押
印機1からの郵便物は定間隔で連続のまま送られるの
で、押印機の処理能力を区分機処理能力の半分の処理能
力25,000通/時として2h=0.144(s)の
間隔で押印処理を行う。この押印機1の押印処理間隔の
設定は、係員が押印機1の図示しない操作パネルに手動
で入力しても良いし、図2の区分機制御部51から62
回線を経由して押印機1の図示しない押印機制御部へ指
令が送られるように構成しても良い。
【0047】図示しない押印機1の供給部に郵便物の束
が供給され、操作パネル20の図示しない起動ボタンが
押下されると(223)、押印機1から連続して連結機
2の受入部5から第一搬送路6を通り、分岐部7から第
2搬送路8を通って区分機3の受入部13に定間隔2h
で連続のまま送られる。区分機変速部14の出口では、
時刻1、2、3、・・・と等間隔hで進んでいくとここ
では、連結機2からは時刻1、3、5の様に、間隔2h
で郵便物が通過していく。ここでセンサ86を監視し、
時刻1、2、3、・・・のいずれにおいてもある時刻か
ら時間hの間センサ86で郵便物を検知しなかった場合
は(224)、該ある時刻から時間p経過後に区分機分
離部22から郵便物を繰り出す(225)。
【0048】なお図5では連結機2からの郵便物はC、
区分機分離部22からの郵便物はBと表してある。ここ
で図4中の時間pは、 p=(郵便物が区分機変速部出口センサ86から合流部
センサ88まで搬送される時間)−(郵便物が区分機分
離部出口センサ87から合流部センサ88まで搬送され
る時間) と決められる。このときp>0、またp>hとなるよう
に搬送路を構成する。
【0049】例えば時刻2から時間hの間センサ86で
郵便物を検知しないので、時刻2から時間p経過後、区
分機分離部22から郵便物Bを繰り出すと、時刻1に繰
り出された郵便物Aが合流部24に到達してから時間h
後にこの郵便物Bが合流部24に到達する様に合流させ
ることができ、以後Bは同様に区分機制御部51からの
指令で繰り出していくことで、合流点24では押印機1
からの郵便物と、区分機分離部22からの郵便物が交互
に通過していく。それだけでなく、さらに時刻15に示
すように、本来押印機1から郵便物が搬送されてくる時
刻に、例えば図示しない押印機分離部の繰り出しミス等
で郵便物が搬送されてこなかった場合にも、区分機分離
部22からの郵便物を供給できるようになる。
【0050】以上の様にして、強制押印モードの場合
も、区分機が常に図3の画面で選択された区分機処理能
力50,000通/時の最大限の処理をできるように供
給することができる。
【0051】
【発明の効果】以上本発明の詳細な説明によれば、押印
機から連結機を通って区分機に郵便物が供給されている
ときにも、区分機自身の供給部からも郵便物を繰り出し
て合流させることが可能となるので、区分機で読み取り
区分処理能力の最大限の処理をすることが実現できる。
【0052】また、連結機から郵便物が区分機に送られ
てくる、こないにかかわらず区分機自身の供給部は常に
動作中になるので、従来は連結機から郵便物が途切れて
区分機自身の供給部を起動するときに、区分機供給部起
動に時間がかかるので読み取り区分処理が行われない時
間ができてしまっていたことがなくなり、また供給部で
はポンプを用いて郵便物を空気圧で吸着分離させている
が、区分機供給部起動後該ポンプの空気圧が安定する迄
に繰り出す何枚かが空気圧不足で姿勢不良になって排除
されてしまっていたこともなくなり、これらの点からも
郵便物処理装置全体の処理能力を向上させる事ができ
る。
【0053】また、前記区分機自身の供給部から繰り出
して合流させる郵便物の比率の設定を係員が操作パネル
から入力できるようにし、また現在の合流比率が操作パ
ネルに表示され、合流比率の補正を自動または手動に選
択可能としているので、係員操作性がよくかつ柔軟な運
用が行える郵便物処理装置を提供することができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である郵便物処理装置の概略
図。
【図2】本発明の一実施例である郵便物処理装置の連結
機、区分機の電気系ブロック図。
【図3】本発明の一実施例である郵便物処理装置の区分
機の操作パネルの操作画面。
【図4】本発明の一実施例である郵便物処理装置の一般
の処理モードの動作タイムチャート。
【図5】本発明の一実施例である郵便物処理装置の強制
押印処理モードの動作タイムチャート。
【図6】本発明の一実施例である郵便物処理装置の一般
の処理モードの制御ダイアグラム。
【図7】本発明の一実施例である郵便物処理装置の強制
押印処理モードの制御ダイアグラム。
【符号の説明】
1・・・押印機、2・・・連結機、3・・・区分機、4
・・・操作パネル、4a・・・入力部、4b・・・表示
部、5・・・受入部、6・・・第1搬送路、7・・・分
岐部、8・・・第2搬送路、9・・・一時集積部、10
・・・一時集積分離部、11・・・合流部、12・・・
送出部、13・・・受入部、14・・・変速部、15・
・・第4搬送路、16、17・・・排除箱、20・・・
操作パネル、20a・・・入力部、20b・・・表示
部、21・・・ホッパ、22・・・区分機分離部、23
・・・第3搬送路、24・・・合流部、25・・・読取
部、26・・・第5搬送路、27・・・間隔補正部、2
8・・・分岐搬送路、29・・・集積部、40・・・通
信部、41・・・連結機制御部、41a・・・入出力
部、41b・・・演算部、41c・・・記憶部、42・
・・一時集積分離部制御部、43a〜d・・・電子制御
部、44・・・分離機構部、45・・・ポンプ、46・
・・搬送機構部、47・・・ゲート、50・・・通信
部、51・・・区分機制御部、51a・・・入出力部、
51b・・・演算部、51c・・・記憶部、51d・・
・同期制御部、52・・・間隔補正制御部、53・・・
読取部制御部、54・・・区分機分離部制御部、55a
〜f・・・電子制御部、56・・・分離機構部、57・
・・ポンプ、58・・・補正機構部、59・・・読取機
構部、60・・・搬送機構部、61・・・ゲート、62
・・・回線、81〜89・・・センサ、101〜115
操作画面のキー、116・・・操画面の表示部、201
〜225・・・制御ダイアグラム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】郵便物に押印して送り出す押印機と、郵便
    物を区分する区分機と、前記押印機から送られてきた郵
    便物を受け入れた後に前記区分機に送り出す連結機とか
    らなる郵便物処理装置において、 前記区分機は、前記連結機から送られてきた郵便物を受
    け入れる受け入れ手段と、前記区分機内に堆積された郵
    便物を分離する分離手段と、前記受け入れ手段が受け入
    れた郵便物と前記分離手段から繰り出された郵便物とを
    合流させる合流手段と、該合流手段で合流した郵便物に
    記載された情報を読み取る読み取り手段と、該読み取り
    手段で読み取られた郵便物を集積する集積手段とを備
    え、 前記押印機から前記連結機を通って送られてきた郵便物
    を前記区分機の受け入れ手段で受け入れているときに
    も、前記区分機の分離手段から郵便物を分離して前記合
    流手段で合流させて前記読み取り手段へ送り込むことを
    特徴とする郵便物処理装置。
  2. 【請求項2】前記連結機は、前記押印機から送られてき
    た郵便物を一時集積する一時集積手段と、該一時集積手
    段に集積された郵便物の集積量を検知する検知手段と、
    前記一時集積手段に集積された郵便物を分離して前記区
    分機へ送り出す一時集積分離手段とを備え、 前記区分機はさらに、前記連結機の検知手段で検知する
    前記一時集積手段の郵便物集積量に応じて、前記連結機
    の一時集積分離手段と前記区分機の分離手段との郵便物
    の分離タイミングを制御する同期制御部を備えることを
    特徴とする請求項1記載の郵便物処理装置。
  3. 【請求項3】前記郵便物処理装置はさらに、 前記一時集積分離手段で分離する郵便物通数と前記区分
    機の分離手段で分離する郵便物通数の比率を表示する表
    示手段と、 該郵便物通数の比率を入力する入力手段とを有すること
    を特徴とする請求項2記載の郵便物処理装置。
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