JPH10156004A - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
- Publication number
- JPH10156004A JPH10156004A JP8319735A JP31973596A JPH10156004A JP H10156004 A JPH10156004 A JP H10156004A JP 8319735 A JP8319735 A JP 8319735A JP 31973596 A JP31973596 A JP 31973596A JP H10156004 A JPH10156004 A JP H10156004A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- storage case
- control board
- ultraviolet light
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/0266—Marks, test patterns or identification means
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/18—Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＲＯＭの不正すり替えを簡単な作業で発見す
ることを可能とした遊技機を提供する。 【解決手段】 ＣＰＵ３，遊技制御用プログラムを記憶
したＲＯＭ４その他の電子部品を実装した制御基板２は
収納ケース１に収納されて遊技機に取り付けられる。収
納ケース１は制御基板２を搭載した基台部１ａとこれを
覆う蓋部１ｂとから構成されて基台部１ａと蓋部１ｂの
連結部に封印シール６が貼着される。ＲＯＭ４の表面に
はブラックライトで発光するように蛍光塗料が塗布され
る。封印シール６は、剥離したときに収納ケース１に剥
離跡が残る和紙により作られ、これにも蛍光塗料が塗布
される。
ることを可能とした遊技機を提供する。 【解決手段】 ＣＰＵ３，遊技制御用プログラムを記憶
したＲＯＭ４その他の電子部品を実装した制御基板２は
収納ケース１に収納されて遊技機に取り付けられる。収
納ケース１は制御基板２を搭載した基台部１ａとこれを
覆う蓋部１ｂとから構成されて基台部１ａと蓋部１ｂの
連結部に封印シール６が貼着される。ＲＯＭ４の表面に
はブラックライトで発光するように蛍光塗料が塗布され
る。封印シール６は、剥離したときに収納ケース１に剥
離跡が残る和紙により作られ、これにも蛍光塗料が塗布
される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロコンピ
ュータにより遊技内容の制御を行うパチンコやスロット
マシン等の遊技機に係り、特にその制御基板の収納構造
に関する。
ュータにより遊技内容の制御を行うパチンコやスロット
マシン等の遊技機に係り、特にその制御基板の収納構造
に関する。
【０００２】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の制御基板は、ＣＰ
Ｕ，ＲＯＭ，ＲＡＭその他の電子部品を搭載して構成さ
れている。遊技制御用プログラムはＲＯＭに記憶されて
おり、ＲＯＭを交換することにより、パチンコの遊技制
御内容を変更することができる。しかし、パチンコの遊
技制御内容は、法的に厳しく規制されており、不正な遊
技制御内容の変更を防止するために、制御基板は厳しい
条件のもとで遊技機メーカーで作られ、透明な収納ケー
スに収められて封印されるようになっている。
Ｕ，ＲＯＭ，ＲＡＭその他の電子部品を搭載して構成さ
れている。遊技制御用プログラムはＲＯＭに記憶されて
おり、ＲＯＭを交換することにより、パチンコの遊技制
御内容を変更することができる。しかし、パチンコの遊
技制御内容は、法的に厳しく規制されており、不正な遊
技制御内容の変更を防止するために、制御基板は厳しい
条件のもとで遊技機メーカーで作られ、透明な収納ケー
スに収められて封印されるようになっている。
【０００３】この様なパチンコ遊技機について、封印シ
ールを剥して収納ケース内のＲＯＭをすり替えるという
不正行為を防止するため、剥離するとその剥離跡がケー
スに残るようにした特殊な封印シールを用いることも提
案されている（特開昭６４−１７６７７号公報参照）。
また、封印シールの工夫だけでは不正行為の防止が難し
く、収納ケース自体に開放の痕跡を残さずに開放するこ
とができないような工夫を施すことも提案されている
（特開平８−１９６４９号公報参照）。
ールを剥して収納ケース内のＲＯＭをすり替えるという
不正行為を防止するため、剥離するとその剥離跡がケー
スに残るようにした特殊な封印シールを用いることも提
案されている（特開昭６４−１７６７７号公報参照）。
また、封印シールの工夫だけでは不正行為の防止が難し
く、収納ケース自体に開放の痕跡を残さずに開放するこ
とができないような工夫を施すことも提案されている
（特開平８−１９６４９号公報参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の不正行為防止策を施しても、巧妙なＲＯＭのすり替え
を確実に防止することは難しい。特に大きな問題は、Ｒ
ＯＭがすり替えられた事実を確認することが簡単ではな
いということである。実際の封印シールには、遊技機メ
ーカーでの封印の段階でパチンコ台毎に異なる連番が付
されており、従ってＲＯＭをすり替えて別の封印シール
を貼った場合にも確認は可能である。しかし、小さな封
印シールに付された番号を、営業終了後に全パチンコ台
についてチェックすることは大変な作業となる。封印シ
ールを剥したときに痕跡が残るようにしても、痕跡は小
さく、これだけではやはり確認作業は容易ではない。
の不正行為防止策を施しても、巧妙なＲＯＭのすり替え
を確実に防止することは難しい。特に大きな問題は、Ｒ
ＯＭがすり替えられた事実を確認することが簡単ではな
いということである。実際の封印シールには、遊技機メ
ーカーでの封印の段階でパチンコ台毎に異なる連番が付
されており、従ってＲＯＭをすり替えて別の封印シール
を貼った場合にも確認は可能である。しかし、小さな封
印シールに付された番号を、営業終了後に全パチンコ台
についてチェックすることは大変な作業となる。封印シ
ールを剥したときに痕跡が残るようにしても、痕跡は小
さく、これだけではやはり確認作業は容易ではない。
【０００５】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、ＲＯＭの不正すり替えを簡単な作業で発見する
ことを可能とした遊技機を提供することを目的としてい
る。
もので、ＲＯＭの不正すり替えを簡単な作業で発見する
ことを可能とした遊技機を提供することを目的としてい
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、第１に、Ｃ
ＰＵ，遊技制御用プログラムを記憶したＲＯＭその他の
電子部品を実装した制御基板が透明の収納ケースに収納
されて取り付けられた遊技機において、前記制御基板上
のＲＯＭは、表面に紫外光または近紫外光の照射により
蛍光を発するフォトルミネセンス材料を含む塗料が塗布
されていることを特徴とする。この発明において好まし
くは、前記収納ケースは、前記制御基板を搭載した基台
部とこれを覆う蓋部とから構成され、かつ前記基台部と
蓋部の連結部は、剥離したときに前記収納ケースに剥離
跡が残る紙により作られて表面に紫外光または近紫外光
の照射により蛍光を発するフォトルミネセンス材料を含
む塗料が塗布された封印シールにより封印される。
ＰＵ，遊技制御用プログラムを記憶したＲＯＭその他の
電子部品を実装した制御基板が透明の収納ケースに収納
されて取り付けられた遊技機において、前記制御基板上
のＲＯＭは、表面に紫外光または近紫外光の照射により
蛍光を発するフォトルミネセンス材料を含む塗料が塗布
されていることを特徴とする。この発明において好まし
くは、前記収納ケースは、前記制御基板を搭載した基台
部とこれを覆う蓋部とから構成され、かつ前記基台部と
蓋部の連結部は、剥離したときに前記収納ケースに剥離
跡が残る紙により作られて表面に紫外光または近紫外光
の照射により蛍光を発するフォトルミネセンス材料を含
む塗料が塗布された封印シールにより封印される。
【０００７】この発明は、第２に、ＣＰＵ，遊技制御用
プログラムを記憶したＲＯＭその他の電子部品を実装し
た制御基板が収納ケースに収納されて取り付けられ、前
記収納ケースは前記制御基板を搭載した基台部とこれを
覆う蓋部とから構成されて前記基台部と蓋部の連結部に
封印シールを貼着してなる遊技機において、前記封印シ
ールは、剥離したときに前記収納ケースに剥離跡が残る
紙により作られ、表面に紫外光または近紫外光の照射に
より蛍光を発するフォトルミネセンス材料を含む塗料が
塗布されていることを特徴とする。第１または第２の発
明において例えば、前記封印シールは和紙であり、前記
塗料は前記封印シールを前記収納ケースに貼着後に封印
シール上から収納ケース上に跨って塗布されているもの
とする。
プログラムを記憶したＲＯＭその他の電子部品を実装し
た制御基板が収納ケースに収納されて取り付けられ、前
記収納ケースは前記制御基板を搭載した基台部とこれを
覆う蓋部とから構成されて前記基台部と蓋部の連結部に
封印シールを貼着してなる遊技機において、前記封印シ
ールは、剥離したときに前記収納ケースに剥離跡が残る
紙により作られ、表面に紫外光または近紫外光の照射に
より蛍光を発するフォトルミネセンス材料を含む塗料が
塗布されていることを特徴とする。第１または第２の発
明において例えば、前記封印シールは和紙であり、前記
塗料は前記封印シールを前記収納ケースに貼着後に封印
シール上から収納ケース上に跨って塗布されているもの
とする。
【０００８】この発明は、第３に、ＣＰＵ，遊技制御用
プログラムを記憶したＲＯＭその他の電子部品を実装し
た制御基板が収納ケースに収納されて取り付けられ、前
記収納ケースは前記制御基板を搭載した基台部とこれを
覆う蓋部とから構成されて前記基台部と蓋部の連結部に
封印シールを貼着してなる遊技機において、前記制御基
板上のＲＯＭは、表面に紫外光または近紫外光の照射に
より蛍光を発するフォトルミネセンス材料を含む塗料が
塗布されており、かつ前記封印シールは、剥離したとき
に前記収納ケースに剥離跡が残る和紙により作られ、内
部に紫外光または近紫外光の照射により蛍光を発するフ
ォトルミネセンス材料を含有させたことを特徴としてい
る。
プログラムを記憶したＲＯＭその他の電子部品を実装し
た制御基板が収納ケースに収納されて取り付けられ、前
記収納ケースは前記制御基板を搭載した基台部とこれを
覆う蓋部とから構成されて前記基台部と蓋部の連結部に
封印シールを貼着してなる遊技機において、前記制御基
板上のＲＯＭは、表面に紫外光または近紫外光の照射に
より蛍光を発するフォトルミネセンス材料を含む塗料が
塗布されており、かつ前記封印シールは、剥離したとき
に前記収納ケースに剥離跡が残る和紙により作られ、内
部に紫外光または近紫外光の照射により蛍光を発するフ
ォトルミネセンス材料を含有させたことを特徴としてい
る。
【０００９】この発明によると、制御基板上のＲＯＭの
表面に紫外光または近紫外光により蛍光発光するフォト
ルミネセンス材料（以下、これを蛍光材という）を含む
塗料（以下、これを蛍光塗料という）を塗布して、ブラ
ックライト等の近紫外光ランプまたは紫外光ランプで発
光するようにしている。これにより、多数並んだパチン
コ台の収納ケースに順次ランプを照射することにより、
不正が行われた台を簡単に発見することができる。また
この発明によると、収納ケースの封印シールが紙、好ま
しくは和紙により作られて、剥離したときにその痕跡が
残るようにしているから、封印シールを剥してＲＯＭを
すり替えるという不正行為が出来にくくなっている。し
かしこれでも不正行為が行われないという保証はない。
そこでこの発明では、ＲＯＭの表面と同時に、または封
印シール上に単独に蛍光塗料を塗布しておくことによ
り、ブラックライト等の照射により封印シールが発光す
るようにしている。これにより、やはり、不正が行われ
た台を簡単に発見することができる。
表面に紫外光または近紫外光により蛍光発光するフォト
ルミネセンス材料（以下、これを蛍光材という）を含む
塗料（以下、これを蛍光塗料という）を塗布して、ブラ
ックライト等の近紫外光ランプまたは紫外光ランプで発
光するようにしている。これにより、多数並んだパチン
コ台の収納ケースに順次ランプを照射することにより、
不正が行われた台を簡単に発見することができる。また
この発明によると、収納ケースの封印シールが紙、好ま
しくは和紙により作られて、剥離したときにその痕跡が
残るようにしているから、封印シールを剥してＲＯＭを
すり替えるという不正行為が出来にくくなっている。し
かしこれでも不正行為が行われないという保証はない。
そこでこの発明では、ＲＯＭの表面と同時に、または封
印シール上に単独に蛍光塗料を塗布しておくことによ
り、ブラックライト等の照射により封印シールが発光す
るようにしている。これにより、やはり、不正が行われ
た台を簡単に発見することができる。
【００１０】封印シールの塗料は、裁断前または後に予
め全面に塗布しておいてもよいし、和紙を蛍光材を含む
液につけて内部に蛍光材を含有させてもよいし、さらに
封印後に塗布してもよい。特に封印後に塗布する場合
に、封印シール上から収納ケース上に跨るように、割り
印のように蛍光塗料を塗布すれば、封印シールを剥して
同じ蛍光塗料を塗布した偽造封印シールが貼られた場合
にも、不正発見は可能になる。
め全面に塗布しておいてもよいし、和紙を蛍光材を含む
液につけて内部に蛍光材を含有させてもよいし、さらに
封印後に塗布してもよい。特に封印後に塗布する場合
に、封印シール上から収納ケース上に跨るように、割り
印のように蛍光塗料を塗布すれば、封印シールを剥して
同じ蛍光塗料を塗布した偽造封印シールが貼られた場合
にも、不正発見は可能になる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施例を説明する。図１は、この発明の一実施例によ
るパチンコ遊技機の収納ケースの分解斜視図である。収
納ケース１は、透明なプラスチックにより作られた、基
台部１ａ及びこれにかぶせられる蓋部１ｂにより構成さ
れ、基台部１に図示のように制御基板２が搭載される。
制御基板２には、ＣＰＵ３，ＲＯＭ４の他、各種の電子
部品が実装されている。遊技制御プログラムが書かれた
ＲＯＭ４は、制御基板２に取り付けられたソケット５に
取り外し可能に装着され、このＲＯＭ４の交換により遊
技制御内容が変更できるようにされている。
の実施例を説明する。図１は、この発明の一実施例によ
るパチンコ遊技機の収納ケースの分解斜視図である。収
納ケース１は、透明なプラスチックにより作られた、基
台部１ａ及びこれにかぶせられる蓋部１ｂにより構成さ
れ、基台部１に図示のように制御基板２が搭載される。
制御基板２には、ＣＰＵ３，ＲＯＭ４の他、各種の電子
部品が実装されている。遊技制御プログラムが書かれた
ＲＯＭ４は、制御基板２に取り付けられたソケット５に
取り外し可能に装着され、このＲＯＭ４の交換により遊
技制御内容が変更できるようにされている。
【００１２】収納ケース１の組立構造の詳細説明は省く
が、組立後、蓋部１ｂと基台部１ａの連結部に図示のよ
うに封印シール６が貼着される。また、収納ケース１と
これを取り付ける遊技機台との間にも、封印シール６が
貼着される。図２は、収納ケース１の一つの封印部を示
している。封印シール６は、好ましくは和紙により作ら
れ、裏面に糊をつけて貼り付けられる。従って一旦貼り
付けられるときれいに剥すことはできず、剥したときに
は痕跡が残ることになり、これにより不正行為が防止さ
れる。
が、組立後、蓋部１ｂと基台部１ａの連結部に図示のよ
うに封印シール６が貼着される。また、収納ケース１と
これを取り付ける遊技機台との間にも、封印シール６が
貼着される。図２は、収納ケース１の一つの封印部を示
している。封印シール６は、好ましくは和紙により作ら
れ、裏面に糊をつけて貼り付けられる。従って一旦貼り
付けられるときれいに剥すことはできず、剥したときに
は痕跡が残ることになり、これにより不正行為が防止さ
れる。
【００１３】この実施例においては、制御基板２に実装
されるＲＯＭ４の表面に、蓋部１ｂをかぶせる前に、全
面または部分的に蛍光塗料が塗布される。蛍光塗料は可
視光では透明な有機系の蛍光塗料が好ましい。例えば、
キシレン或いはエタノールを溶剤とする合成樹脂系塗料
であるロイヒ マーカー Ｒ−５０（シンロイヒ株式会
社製）を用いる。この実施例の場合、封印シール６につ
いても、ケースに貼着後或いは貼着前に、図２の斜線で
示す全面に同様の蛍光塗料を塗布して蛍光層７とする。
但し封印シール６については、表面塗布ではなく、予め
内部に同様の蛍光材を含有させてもよい。好ましくは、
封印シール６の蛍光材とＲＯＭ４の蛍光材を別の発光色
のものとする。これにより、遊技機に搭載された状態で
ブラックライトで照射することにより、ＲＯＭ４及び封
印シール６が発光する。従って、不正に封印シール６が
剥がされ、ＲＯＭ交換が行われた場合に、簡単に不正を
発見できる。蛍光塗料の塗られていない偽造封印シール
を貼って偽装しても、発見は容易である。
されるＲＯＭ４の表面に、蓋部１ｂをかぶせる前に、全
面または部分的に蛍光塗料が塗布される。蛍光塗料は可
視光では透明な有機系の蛍光塗料が好ましい。例えば、
キシレン或いはエタノールを溶剤とする合成樹脂系塗料
であるロイヒ マーカー Ｒ−５０（シンロイヒ株式会
社製）を用いる。この実施例の場合、封印シール６につ
いても、ケースに貼着後或いは貼着前に、図２の斜線で
示す全面に同様の蛍光塗料を塗布して蛍光層７とする。
但し封印シール６については、表面塗布ではなく、予め
内部に同様の蛍光材を含有させてもよい。好ましくは、
封印シール６の蛍光材とＲＯＭ４の蛍光材を別の発光色
のものとする。これにより、遊技機に搭載された状態で
ブラックライトで照射することにより、ＲＯＭ４及び封
印シール６が発光する。従って、不正に封印シール６が
剥がされ、ＲＯＭ交換が行われた場合に、簡単に不正を
発見できる。蛍光塗料の塗られていない偽造封印シール
を貼って偽装しても、発見は容易である。
【００１４】図３は、別の実施例の封印部を示してい
る。この実施例は、貼着後に蛍光塗料を封印シール６上
から収納ケース１上に跨るように塗布して、割り印様の
蛍光層７としたものである。説明の便宜的上、斜線を施
して蛍光層７を明示したが、これは可視光のもとでは見
えない。封印シール６には、図２の実施例と同様に全面
に予め蛍光層が形成されたものを用いても、或いは蛍光
層が形成されていないものを用いてもよい。特に割り印
を複雑なパターンとすることは好ましい。この様にすれ
ば、たとえ封印シール６を剥して別の蛍光塗料が塗布さ
れた封印シールを貼って偽装しても、パターンの不一致
や色の不一致により、偽装を発見することは容易であ
る。
る。この実施例は、貼着後に蛍光塗料を封印シール６上
から収納ケース１上に跨るように塗布して、割り印様の
蛍光層７としたものである。説明の便宜的上、斜線を施
して蛍光層７を明示したが、これは可視光のもとでは見
えない。封印シール６には、図２の実施例と同様に全面
に予め蛍光層が形成されたものを用いても、或いは蛍光
層が形成されていないものを用いてもよい。特に割り印
を複雑なパターンとすることは好ましい。この様にすれ
ば、たとえ封印シール６を剥して別の蛍光塗料が塗布さ
れた封印シールを貼って偽装しても、パターンの不一致
や色の不一致により、偽装を発見することは容易であ
る。
【００１５】次に、予め裏面に接着剤が形成された蛍光
発光する封印シール６を得るための製造工程例を説明す
る。図４はその一例である。シート状の和紙１０の裏面
全面に水溶性の高分子接着剤を塗布して乾燥させる。そ
してその表面に蛍光塗料を全面塗布して乾燥させた後、
裁断して封印シール６とする。この様に予め接着層及び
蛍光層が形成された封印シール６を用意すれば、刷毛等
を用いて収納ケース側または封印シール６に水をつけて
簡単にケースに貼着するだけで、封印後に個々の封印シ
ールに蛍光塗料を塗布するという面倒な作業は要らなく
なる。
発光する封印シール６を得るための製造工程例を説明す
る。図４はその一例である。シート状の和紙１０の裏面
全面に水溶性の高分子接着剤を塗布して乾燥させる。そ
してその表面に蛍光塗料を全面塗布して乾燥させた後、
裁断して封印シール６とする。この様に予め接着層及び
蛍光層が形成された封印シール６を用意すれば、刷毛等
を用いて収納ケース側または封印シール６に水をつけて
簡単にケースに貼着するだけで、封印後に個々の封印シ
ールに蛍光塗料を塗布するという面倒な作業は要らなく
なる。
【００１６】図５は、別の例であり、この場合はシート
状の和紙１０を先ず蛍光材を含む液に浸漬して内部に蛍
光材を含有させた後、乾燥させる。次いで裏面に接着剤
を塗布して乾燥させ、その後裁断する。これによって
も、封印後の蛍光塗料の塗布作業が必要のない封印シー
ルを作ることができる。
状の和紙１０を先ず蛍光材を含む液に浸漬して内部に蛍
光材を含有させた後、乾燥させる。次いで裏面に接着剤
を塗布して乾燥させ、その後裁断する。これによって
も、封印後の蛍光塗料の塗布作業が必要のない封印シー
ルを作ることができる。
【００１７】なお実施例では、ＲＯＭ４の表面に蛍光塗
料を塗布すると共に、収納ケース１の封印シール６につ
いても蛍光塗料を塗布または内添して、これらがブラッ
クライトにより発光するようにしたが、いずれか一方の
みが発光するようにしてもよい。また実施例は、近紫外
光の照射で発光する蛍光材を用いたが、紫外光で発光す
る蛍光材を用いてもよい。
料を塗布すると共に、収納ケース１の封印シール６につ
いても蛍光塗料を塗布または内添して、これらがブラッ
クライトにより発光するようにしたが、いずれか一方の
みが発光するようにしてもよい。また実施例は、近紫外
光の照射で発光する蛍光材を用いたが、紫外光で発光す
る蛍光材を用いてもよい。
【００１８】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、Ｒ
ＯＭに蛍光塗料を塗り、或いは制御基板収納ケースの封
印シールを紙により作ってその表面に蛍光塗料を塗布し
または内部に蛍光材を含有させることにより、パチンコ
遊技機等のＲＯＭの不正すり替えを簡単な作業で発見す
ることが可能となる。
ＯＭに蛍光塗料を塗り、或いは制御基板収納ケースの封
印シールを紙により作ってその表面に蛍光塗料を塗布し
または内部に蛍光材を含有させることにより、パチンコ
遊技機等のＲＯＭの不正すり替えを簡単な作業で発見す
ることが可能となる。
【図１】 この発明の一実施例による制御基板収納ケー
スの分解斜視図である。
スの分解斜視図である。
【図２】 同実施例の封印部の構成を示す。
【図３】 他の封印部の構成を示す。
【図４】 封印シールの製造工程の一例を示す。
【図５】 封印シールの製造工程の他の例を示す。
１…収納ケース、１ａ…基台部、１ｂ…蓋部、２…制御
基板、３…ＣＰＵ、４…ＲＯＭ、５…ソケット、６…封
印シール、７…蛍光層、１０…和紙。
基板、３…ＣＰＵ、４…ＲＯＭ、５…ソケット、６…封
印シール、７…蛍光層、１０…和紙。
Claims (5)
- 【請求項１】 ＣＰＵ，遊技制御用プログラムを記憶し
たＲＯＭその他の電子部品を実装した制御基板が透明の
収納ケースに収納されて取り付けられた遊技機におい
て、 前記制御基板上のＲＯＭは、表面に紫外光または近紫外
光の照射により蛍光を発するフォトルミネセンス材料を
含む塗料が塗布されていることを特徴とする遊技機。 - 【請求項２】 前記収納ケースは、前記制御基板を搭載
した基台部とこれを覆う蓋部とから構成され、かつ前記
基台部と蓋部の連結部は、剥離したときに前記収納ケー
スに剥離跡が残る紙により作られて表面に紫外光または
近紫外光の照射により蛍光を発するフォトルミネセンス
材料を含む塗料が塗布された封印シールにより封印され
ていることを特徴とする請求項１記載の遊技機。 - 【請求項３】 ＣＰＵ，遊技制御用プログラムを記憶し
たＲＯＭその他の電子部品を実装した制御基板が収納ケ
ースに収納されて取り付けられ、前記収納ケースは前記
制御基板を搭載した基台部とこれを覆う蓋部とから構成
されて前記基台部と蓋部の連結部に封印シールを貼着し
てなる遊技機において、 前記封印シールは、剥離したときに前記収納ケースに剥
離跡が残る紙により作られ、表面に紫外光または近紫外
光の照射により蛍光を発するフォトルミネセンス材料を
含む塗料が塗布されていることを特徴とする遊技機。 - 【請求項４】 前記封印シールは和紙であり、前記塗料
は前記封印シールを前記収納ケースに貼着後に封印シー
ル上から収納ケース上に跨って塗布されていることを特
徴とする請求項２または３に記載の遊技機。 - 【請求項５】 ＣＰＵ，遊技制御用プログラムを記憶し
たＲＯＭその他の電子部品を実装した制御基板が収納ケ
ースに収納されて取り付けられ、前記収納ケースは前記
制御基板を搭載した基台部とこれを覆う蓋部とから構成
されて前記基台部と蓋部の連結部に封印シールを貼着し
てなる遊技機において、 前記制御基板上のＲＯＭは、表面に紫外光または近紫外
光の照射により蛍光を発するフォトルミネセンス材料を
含む塗料が塗布されており、かつ前記封印シールは、剥
離したときに前記収納ケースに剥離跡が残る和紙により
作られ、内部に紫外光または近紫外光の照射により蛍光
を発するフォトルミネセンス材料を含有させたことを特
徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8319735A JPH10156004A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8319735A JPH10156004A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 遊技機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10156004A true JPH10156004A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18113600
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8319735A Pending JPH10156004A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 遊技機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10156004A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012157597A (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-23 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
| JP6712394B1 (ja) * | 2019-05-17 | 2020-06-24 | 山佐株式会社 | 遊技機用基板ユニット |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP8319735A patent/JPH10156004A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012157597A (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-23 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
| JP6712394B1 (ja) * | 2019-05-17 | 2020-06-24 | 山佐株式会社 | 遊技機用基板ユニット |
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