JP3059666U - 印鑑登録証明書偽造防止ラベル - Google Patents

印鑑登録証明書偽造防止ラベル

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JP3059666U JP1998005328U JP532898U JP3059666U JP 3059666 U JP3059666 U JP 3059666U JP 1998005328 U JP1998005328 U JP 1998005328U JP 532898 U JP532898 U JP 532898U JP 3059666 U JP3059666 U JP 3059666U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印鑑登録証明書の登録印影部に簡単に貼れ
て、しかも自然光、一般照明の下では、単に登録印影の
保護フイルムのように見える印鑑登録証明書偽造防止ラ
ベルを提供する。 【解決手段】 35〜50μmの透明合成樹脂フィルム
をラベル基材とし、このラベル基材に接着しにくい蛍光
インキを印刷、或いは蛍光塗料を塗布して、蛍光発色層
を形成し、この上に感圧性接着剤を所定の大きさに印刷
して剥離紙を積層し、剥離紙を残して所定の大きさに打
ち抜いてラベルとし、印鑑登録証明書の登録印影部に貼
り付ける。尚、印刷接着剤の代わりに、透明両面接着テ
ープを使用してもよい。このラベルは自然光、一般照明
では透明で、紫外線を照射すれば白光色を発し、又、貼
り付け後フイルムを剥がせば、蛍光発色層が印鑑登録証
明書に転写する構造で、転写した蛍光発色層に紫外線を
照射すれば蛍光を発する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案のラベルは、印鑑登録証明書の偽造防止に関わるものであり、詳しくは 、本考案ラベルを印鑑登録証明書の登録印影部に貼り付けた際、一見印鑑登録証 明書の登録印影部の保護フイルムとして機能しているように見えるが、この上に ブラックライトで紫外線を照射すれば蛍光発色し、更に、ラベル基材を剥がせば 、印鑑登録証明書に蛍光発色層と接着剤、或いは蛍光発色層と透明浸透防止樹脂 層そして接着剤が一体となって転写するような構造の印鑑登録証明書偽造防止ラ ベルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、我が国の市町村で発行されている印鑑登録証明書には、各市町村のロゴ が地紋として印刷されており、通常のコピーではこの地紋が複写されない色にな っている。一方、日本銀行券の一万円札の日本銀行印の部分は、紫外線に感応す る不透明蛍光顔料を使用したインキで印刷されており、日本銀行券の表面に印刷 されている。又、銀行の預金通帳の使用印鑑の捺印部分(お届出印と表示されて いる部分)の押印上に、透明合成樹脂フイルムに透明感圧性接着剤を塗布した保 護膜が貼られている.然し、この透明合成樹脂フイルムは偽造防止が目的ではな く、汚染防止がその目的であり,いずれの方法ともそのまま完全な印鑑登録証明 書偽造防止に利用出来る技術ではない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたように、現在まで印鑑登録証明書偽造防止方法の決定的な 手段は提供されていない。
【0004】 上述のように、印鑑登録証明書の偽造防止方法に関しては、未だ決定的な手段 がなく放置されているのが現状である。本考案はこの現状に鑑みてなされたもの であり、その目的とするところは、印鑑登録証明書の最重要部である登録印影の 上に簡単に貼り付けが出来、かつ一見単なる登録印影の保護フイルムのように見 えるが、ブラックライトで紫外線を照射することにより、蛍光発色する印鑑登録 証明書偽造防止ラベルを提供するものであり、更に,ラベル基材を剥がせばラベ ル基材とそれ以外の層は分離し、分離した層は印鑑登録証明書に転写して残り、 ブラックライトで紫外線を照射すれば蛍光発色する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における印鑑登録証明書偽造防止ラベルの 基本構造は、ラベル基材(OPP,PET等)の透明フイルム(剥離処理の有無 に関係なく)の片面に接着しにくい (通常のハンドリング、巻き取り、巻き戻 し作業では剥離しないが、感圧性接着剤では剥離する程度の接着性を有する)透 明熱可塑性樹脂、透明熱硬化性樹脂或いは透明紫外線硬化樹脂等に蛍光染料、蛍 光増白剤、透明蛍光顔料等を混入した印刷インキ、或いは塗料で、蛍光発色層を 形成する。請求項2で記述したように、場合によっては蛍光発色層の上に接着剤 の浸透を防ぐために透明浸透防止樹脂層を形成し、この蛍光発色層或いは透明浸 透防止樹脂層の上に所定の寸法で感圧性接着剤を印刷し、この感圧性接着剤の上 に剥離紙を積層したのち、剥離紙を残して打ち抜いたラベルである。尚、感圧性 接着剤は上記のように印刷する代わりに、請求項1の記述のように、ラベル基材 より上下左右それぞれ2〜5mm小さく打ち抜いた透明両面接着テープを使用し てもよい。
【0006】 それ故、ラベルの寸法は感圧性接着剤の寸法よりも上下左右それぞれ2〜5m m大きい方が好ましい。
【0007】 また、請求項2で述べたような構造にする場合に、蛍光発色層と透明浸透防止 樹脂層はそれぞれ逆に入れ替えてもよい。
【0008】 また、本考案ラベルの登録印影部枠の内側に入る蛍光発色層、或いは透明浸透 防止樹脂層に、前記蛍光発色層の形成に使用した蛍光インキで、印鑑登録証明書 発行所の住所、ロゴ等の印刷をしてもよい。
【0009】 更に、本考案ラベルの登録印影部の外側の蛍光発色層、或いは透明浸透防止樹 脂層に不透明インキで印鑑登録証明書発行所の住所、ロゴ等の印刷をしてもよい 。但し、この際、接着剤の寸法はラベルに合わせた寸法にしなければならない。
【0010】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図1は,ラベル基材1として無処理の50μmの透明OPPフイルムを使用し 、この片面に蛍光発色層2として、久保井インキ(株)が販売している商品名、 UVカクシインキ(透明紫外線硬化樹脂に蛍光顔料を混入した凸版印刷用インキ )を厚さが約7μmになるように凸版輪転印刷機でロール状でベタ印刷し、巻き 取り後、この材料をラベルが10枚取れる寸法のシートに切断し、蛍光発色層2 に、吉川加工(株)が販売しているスクリーン印刷用の溶剤型透明感圧性接着剤 、商品名TC2000と(株)永瀬スクリーン研究所が販売しているスクリーン 印刷用透明感圧性接着剤、商品名水性粘着剤SP タック、この二種類の透明感 圧性接着剤3をスクリーン印刷で、乾燥後の接着剤の厚さが約15μmになるよ う、又、隣合うラベルの接着剤の余白5が上下左右それぞれ約4mm以上10m m位になるような寸法に印刷し、十分乾燥後、剥離紙4を積層し、ゼンマイ刃を 合板、或いは塩化ビニール板に埋め込んだいわゆるビク型で接着剤の印刷されて いない部分の中間を剥離紙4を残して打ち抜き、印鑑登録証明書偽造防止ラベル 11とする。上記二種類の接着剤を使用したラベルと,50μmの透明PETフ イルムに透明感圧性接着剤を塗布した印刷材料を、上記ラベルと同じ寸法に切断 し、合計三種類のラベルを印鑑登録証明書10の地紋部分に貼り付け、この上に ブラックライトで紫外線を照射したら、蛍光発色層2のあるラベルは蛍光発色し 、接着剤の種類による明るさの差はなかった。勿論、PETフイルムの方は発色 しなかった。又、印刷されている地紋も明瞭に判読できた。翌日、この三種類の ラベルのラベル基材1を印鑑登録証明書10から剥がそうとしたら、感圧性接着 剤TC2000を印刷したラベルのラベル基材1はスムースに剥がれ蛍光発色層 2は印鑑登録照明書10に転写したが、感圧性接着剤 SPを印刷したラベルの 蛍光発色層2はラベル基材1からスムースに剥離しないで約1/5がラベル基材 1に残り,約4/5が印鑑登録証明書10に転写した。そして、PETフイルム の方は、印鑑登録証明書10の表層が剥離した。
【0011】 図2は、図1の試験結果のように、感圧性接着剤3の種類に依ってラベル基材 1から蛍光発色層2の剥離性に斑が生じる場合があるので、蛍光発色層2に更に 接着剤3の浸透を防ぐために、透明浸透防止樹脂層6を設けた印鑑登録証明書偽 造防止ラベル11である。この図2は、図1で作成した蛍光発色層2の上に,接 着剤3の透明浸透防止樹脂層6として(株)T&K TOKA が販売している 凸版印刷用透明インキ、商品名UV コートニスSS を厚さが約5μm にな るように凸版輪転印刷機で、ロール状でベタ印刷し、ラベルが10枚取れる寸法 の大きさのシートに切断し、この上に、前記TC 2000とSP タックの二 種類の感圧性接着剤3を、前記図1で説明した条件でスクリーン印刷し、以後は 前記図1の記述と全く同じ工程で印鑑登録証明書偽造防止ラベル11とし、上記 二種類のラベルと図1の構造で作成した二種類のラベルを印鑑登録証明書10に 貼り付け、この上にブラックライトで紫外線を照射したが、四者ともに明るさに 差はなかった。翌日図2の二種類のラベルのラベル基材1を印鑑登録証明書10 から剥がしたら、両者のラベル基材1はスムースに剥離した。即ち、蛍光発色層 2の上に透明浸透防止樹脂層6を設ければ、接着剤3の浸透を防ぐ効果がある。
【0012】 図3は、図2の構造で、蛍光発色層2と透明浸透防止樹脂層6を逆にした構造 で、図1,図2で使用した材料で、本構造の印鑑登録証明書偽造防止ラベル11 を作り、印鑑登録証明書10に貼り付け、この上にブラックライトで紫外線を照 射したら、明るさに問題はなく、透明浸透防止樹脂層6のラベル基材1からの剥 離性にも全く問題がなかった。
【0013】 図8は、図1、図2、図3の構造の印鑑登録証明書偽造防止ラベル11の偽造 防止効果を更にアップさせるために、蛍光発色層2、或いは透明浸透防止樹脂層 6の上に、更に前記UVカクシインキで、印鑑登録証明書10の登録印影部9の 内に入るように、印鑑登録証明書発行所の住所、ロゴ等を凸版印刷7した印鑑登 録証明書偽造防止ラベル11である。このラベルを印鑑登録証明書10に貼り付 け、この上にブラックライトで紫外線を照射したら、前記カクシインキで印刷し た部分、即ち、印鑑登録証明書発行所の住所、ロゴ等は濃く見えた。又、蛍光発 色層2とそれ以下の層、透明浸透防止樹脂層6とそれ以下の層のラベル基材1か らの剥離性にも問題はなかった。
【0014】 図9は、図1,図2、図3の構造の印鑑登録証明偽造防止ラベル11の偽造防 止効果を更にアップさせるため、図8で使用したカクシインキの代わりに、印鑑 登録証明書10の登録印影部9の外側の位置に、印鑑登録証明書発行所の住所、 ロゴ等が来るように不透明インキで凸版印刷7した印鑑登録証明書偽造防止ラベ ル11である。不透明インキは、(株)T&K TOKAが販売している凸版印 刷用インキ、商品名 UVベストキュアー161青を使用した。このラベルを印 鑑登録証明書10に貼り付け、この上にブラックライトで紫外線を照射したら、 不透明インキの部分が蛍光発色層2とはっきりとしたコントラストを生じ、此の 部分が浮き上がっているように見えた。又、蛍光発色層2とそれ以下の層、透明 浸透防止樹脂層6とそれ以下の層のラベル基材1からの剥離性にも問題はなかっ た。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、上述のとうり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0016】 請求項1の構造から分かるように、本考案ラベルの基材は合成樹脂フイルムで あるから、本考案ラベルを印鑑登録証明書の登録印影の上に貼った場合、登録印 影の汚損、擦り傷の保護になる。
【0017】 請求項1の構造から分かるように、本考案ラベルの構成材料、即ち、ラベル基 材、蛍光発色層、透明浸透防止樹脂層、接着剤等は全て透明である、従って、印 鑑登録証明書の登録印影の上に本考案ラベルを貼り付けても登録印影は鮮明に見 え、外観上何ら不都合は生じない。
【0018】 請求項1の構造から分かるように、本考案ラベルを印鑑登録証明書の登録印影 の上に貼付した場合、一見ただの透明保護ラベルのように見えるが、この上にブ ラックライトで紫外線を照射すれば蛍光発色するので、単に透明フイルムを貼っ た偽造品とは簡単に識別できる。
【0019】 請求項1の構造から、本考案ラベルが蛍光発色することが,他者に分かって、 例えば、前記透明フイルムに、感圧性接着剤に前記蛍光染料、蛍光増白剤、或い は透明蛍光顔料等を混入させて、所定の寸法に塗布、打ち抜けば蛍光発色するラ ベルは出来る。然し、このラベルを印鑑登録証明書に貼り付けた後、ラベル基材 を印鑑登録証明書から剥がせば、透明フイルムと感圧性接着剤は剥離しないので 、印鑑登録証明書は破損する。一方、本考案ラベルは、ラベル基材を剥がせば、 蛍光発色層とそれ以下の層、或いは透明浸透防止樹脂層とそれ以下の層が印鑑登 録証明書に転写して残るので、真贋は直ぐに識別出来る。又、転写して残った蛍 光発色層は合成樹脂層で、特に紫外線硬化樹脂を使った場合は、硬度が高いので 登録印影の汚損、擦り傷の保護の効果を有する。
【0020】 請求項1の記述から分かるように、このように接着しにくいインキを使用した ラベルを、剥離紙から剥がし、登録印影上に貼り付ける際、ラベル端部まで接着 剤が塗布されていると、接着剤が指に触れて蛍光発色層以下の層、或いは透明浸 透防止樹脂層以下の層が剥がれる怖れがあるが、本考案ラベルは接着剤がラベル 基材よりも上下左右それぞれ約2〜5mm位小さいのでそのような怖れはない。
【0021】 請求項4の構造のように、蛍光発色層或いは透明浸透防止樹脂層に、印鑑登録 証明書発行所の住所、ロゴ等を蛍光インキで印刷することにより、更に偽造防止 効果があがる。
【0022】 請求項5の構造のように、蛍光発色層或いは透明浸透防止樹脂層に、不透明イ ンキを使い二色,或いは三色で、印鑑登録証明書発行所の住所、ロゴ等を印刷す ることにより、更に偽造防止効果を高めることができる。
【提出日】平成10年9月9日
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】課題を解決するための手段
【補正方法】変更
【補正内容】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本考案における印鑑
登録証明書偽造防止ラベルの基本構造は、OPP、PET等の透明フイルム面に
接着しにくいが、通常の巻き取り作業、持ち運び、巻き戻し作業、断裁、打ち抜
き、梱包、輸送では剥離しないが、感圧性接着剤を介して、紙に貼り付けしてか
ら、ラベル基材を剥がせば、簡単に剥離する程度の接着性を有する、透明熱可塑
性樹脂、透明熱硬化性樹脂、或いは透明紫外線硬化樹脂等に蛍光染料、蛍光増白
剤、透明蛍光顔料等を混入した蛍光インキ、或いは塗料で、蛍光発色層を形成す
る。請求項2で記述したように、場合によっては蛍光発色層の上に接着剤の浸透
を防ぐために透明浸透防止樹脂層を形成し、この蛍光発色層或いは透明浸透防止
樹脂層の上にラベルの寸法より上下左右それぞれ約2〜5mm位小さく感圧性接
着剤を印刷し、この感圧性接着剤の上に剥離紙を積層したのち、接着剤の寸法よ
りも上下左右それぞれ約2〜5mm位外側を剥離紙を残して打ち抜いたラベルで
ある。尚、感圧性接着剤は上記のように印刷する代わりに、請求項1の記述のよ
うに、ラベル基材より上下左右それぞれ約2〜5mm小さく打ち抜いた透明両面
接着テープを使用してもよい。
【提出日】平成10年12月7日
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】上記目的を達成するための、本考案印鑑登録証明書偽造防止ラベル
は、OPP、PET等の延伸した透明フイルムをラベル基材として、先ず、これ
らのフイルムに接着しにくいが、通常の巻き取り作業、持ち運び、巻き戻し作
業、断裁、打ち抜き、梱包、輸送等では剥離しないが、感圧性接着剤を介して、
紙等に貼り付けしてから、ラベル基材を剥がせば、簡単に剥離する程度の接着性
を有する透明熱可塑性樹脂、透明熱硬化性樹脂、或いは透明紫外線硬化樹脂等に
波長360nm付近の近紫外線で蛍光発色する蛍光染料、蛍光増白剤、透明蛍光
顔料等を混入した透明蛍光インキで印刷、或いは透明蛍光塗料をコーテングして
蛍光発色層を形成する。次いで、蛍光発色層の上に所定の寸法で透明感圧性接着
剤を印刷等で形成する。然し、蛍光発色層にピンホールがあったり、接着剤の種
類によっては接着剤が蛍光発色層を透過してラベル基材面まで浸透することがあ
る。ラベル基材面まで接着剤が浸透すると、本ラベルを印鑑登録証明書に貼り付
け後、ラベル基材を剥がす際にスムーズに剥離しないので、このような場合は、
請求項2に記述したように、蛍光発色層の上に、透明浸透防止樹脂層を形成して
から、この上に所定の寸法で透明感圧性接着剤を形成する。そして、接着剤を保
護するために剥離紙を積層し,接着剤の寸法より上下左右それぞれ約2〜5mm
位外側を剥離紙を残して打ち抜いたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ラベルの基本構造の断面図である。
【図2】本考案ラベルの基本構造図1に接着剤浸透防止
のため透明浸透防止樹脂層を設けた場合の断面図であ
る。
【図3】図2の接着剤浸透防止のための蛍光発色層と透
明浸透防止樹脂層を逆にした場合の断面図である。
【図4】図1の構造のラベルに、前記蛍光インキ、不透
明インキで印鑑登録証明書発行所の住所、ロゴ等を印刷
した場合の断面図である。
【図5】図3の構造のラベルに、前記蛍光インキ、不透
明インキで印鑑登録証明書発行所の住所、ロゴ等を印刷
した場合の断面図である。
【図6】図2の構造のラベルに、前記蛍光インキ、不透
明インキで印鑑登録証明書発行所の住所、ロゴ等を印刷
し、印鑑登録証明書の登録印影部に貼り付けた場合の断
面図である。
【図7】図6の本考案ラベルを、印鑑登録証明書の登録
印影部に貼り付け、ラベル基材を剥離した場合の断面図
である。
【図8】本考案ラベルの蛍光発色層、或いは透明浸透防
止樹脂層に前記蛍光インキで、印鑑登録証明書発行所の
住所、ロゴ等を登録印影部の内に入るように印刷した場
合の俯瞰図である。
【図9】本考案ラベルの蛍光発色層、或いは透明浸透防
止樹脂層に不透明インキで、印鑑登録証明書発行所の住
所、ロゴ等を登録印影部の外に来るように印刷した場合
の俯瞰図である。
【図10】図1、図2,図3の本考案ラベルを、印鑑登
録証明書の登録印影部に貼り付けた場合の俯瞰図であ
る。
【図11】図1,図2,図3の本考案ラベルの蛍光発色
層、或いは透明浸透防止樹脂層に、前記蛍光インキで、
印鑑登録証明書発行所の住所、ロゴ等を登録印影部の内
に入るように印刷し、印鑑登録証明書の登録印影部に貼
り付けた場合の俯瞰図である。
【図12】図1,図2,図3の本考案ラベルの蛍光発色
層、或いは透明浸透防止樹脂層に、不透明インキで、印
鑑登録証明書発行所の住所、ロゴ等を登録印影部枠外に
来るように印刷し、印鑑登録証明書の登録印影部に貼り
付けた場合の俯瞰図である。
【図13】印鑑登録証明書のフオームの一例である。
【符号の説明】
1 ラベル基材 2 蛍光発色層 3 感圧接着剤 4 剥離紙 5 ラベル基材と接着剤との余白 6 透明浸透防止樹脂層 7 印刷 8 登録印影 9 登録印影部 10 印鑑登録証明書 11 本考案ラベル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月9日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 ラベル基材 2 蛍光発色層 3 感圧性接着剤 4 剥離紙 5 ラベル基材と接着剤との余白 6 透明浸透防止樹脂層 7 印鑑登録証明書発行所の住所、ロゴ等の印刷 8 登録印影 9 登録印影部 10 印鑑登録証明書 11 本考案ラベル ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月7日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラベル基材1として35〜50μmのOP
    P(延伸ポリプロピレンフイルム)、PET(延伸ポリ
    エチレンテレフタレートフイルム)等の透明フイルム
    (以後透明フイルム、或いはフイルム)を用い(剥離処
    理の有無に関係なく)このフイルムの片面に接着しにく
    い(通常のハンドリング、巻き取り、巻き戻し作業では
    剥離しないが、感圧性接着剤では剥離する程度の接着性
    を有する)透明熱可塑性樹脂、透明熱硬化性樹脂、或い
    は透明紫外線硬化樹脂等に、自然光、一般照明では見え
    ないがブラックライト(波長360nm付近の近紫外線
    波長を放射する照明装置)で紫外線を照射すれば、白光
    色を発する(以後蛍光発色)蛍光染料、蛍光増白剤、透
    明蛍光顔料等を混入した印刷インキ(以後蛍光インキ)
    或いは塗料を、印刷或いはコーテング等の手段により、
    蛍光発色層2を形成し、更に、この蛍光発色層2の上に
    所定の大きさに透明感圧性接着剤(以後感圧性接着或い
    は接着剤)3を印刷、乾燥した後、この感圧性接着剤3
    の上に剥離紙4を積層し、接着剤の寸法よりも上下左右
    それぞれ約2〜5mm位外側を剥離紙4を残して打ち抜
    いた、紫外線で蛍光発色するラベルで、このラベルを印
    鑑登録証明書10の登録印影部9に貼り付け後,ラベル
    基材1を剥がせば、ラベル基材1から蛍光発色層2と感
    圧性接着剤3のようなラベル基材1以外の層が一緒に分
    離して、印鑑登録証明書10に転写する構造の印鑑登録
    証明書偽造防止ラベル(以後ラベル)11。尚、感圧性
    接着剤3は上記のように印刷する代わりに、ラベル基材
    1より上下左右それぞれ約2〜5mm位小さく打ち抜い
    た透明両面接着テープを使用してもよい。
  2. 【請求項2】 請求項1において、蛍光発色層2に直接
    感圧性接着剤3を形成した場合に、蛍光発色層2にピン
    ホールがあったり、或いは接着剤の種類によっては上記
    蛍光発色層2を透過して接着剤3がラベル基材1まで浸
    透することがある。このような場合には、後で上記ラベ
    ル基材1を剥離する際にスムースに剥離せず、蛍光発色
    層2が,斑模様(一部がラベル基材1に残り、一部が印
    鑑登録証明書10上に転写する)になり非常に見苦しく
    商品の価値を低下させる。この現象を防ぐために、前記
    蛍光発色層2の形成後、更に、この上に請求項1に記載
    した透明熱可塑性樹脂、透明熱硬化性樹脂、或いは透明
    紫外線硬化樹脂の何れかを選択して透明浸透防止樹脂層
    6を形成した構造の印鑑登録証明書偽造防止ラベル1
    1。
  3. 【請求項3】 請求項2において、蛍光発色層2と透明
    浸透防止樹脂層6の構造を入れ替えた印鑑登録証明書偽
    造防止ラベル11。
  4. 【請求項4】 請求項1,2、3の構造で、印鑑登録証
    明書10の登録印影部9の内側に入る蛍光発色層2或い
    は透明浸透防止樹脂層6に、蛍光発色層2の形成に使用
    した前記蛍光インキで、印鑑登録証明書発行所の住所、
    ロゴ等を印刷した印鑑登録証明書偽造防止ラベル11。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3の構造で、印鑑登録証
    明書10の登録印影部9の外側に来る位置に、不透明イ
    ンキで、印鑑登録証明書発行所の住所、ロゴ等を印刷し
    た印鑑登録証明書偽造防止ラベル11。
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