JPH10155986A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH10155986A
JPH10155986A JP8321910A JP32191096A JPH10155986A JP H10155986 A JPH10155986 A JP H10155986A JP 8321910 A JP8321910 A JP 8321910A JP 32191096 A JP32191096 A JP 32191096A JP H10155986 A JPH10155986 A JP H10155986A
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JP
Japan
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probability
item
player
scene
game machine
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8321910A
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English (en)
Inventor
Shoji Sato
昭治 佐藤
Kazuyuki Fujizono
和之 藤園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾球遊技機における判定の表示に新規な形態
を採用する。 【解決手段】 始動入賞口16への入賞があると当たり
外れの判定とアイテムの選択がなされ、味方選手が選択
されたアイテムを使用する格闘場面が格闘表示部24に
表示され、判定が当たりなら味方選手の勝利場面が、外
れなら敗北場面が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパチンコ機
やアレンジボール式パチンコ機等の弾球遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばパチンコ機やアレンジボー
ル式パチンコ機等の弾球遊技機においては、例えば始動
口に遊技球が入賞したことに起因して図柄を変動表示し
て、その図柄が静止表示されたときに特別の図柄(例え
ば777のように3桁揃った図柄)であれば、例えば大
入賞口を開放する等して遊技者に有利な遊技状態(特別
遊技状態)を創出するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の弾球遊技機に
おいては、機種毎に図柄のデザインや種類(数字、漢
字、将棋の駒、動物など)を変えたり、当たりラインを
多くする(横一列ばかりでなく縦や斜め)等により個性
を持たせようとしていたが、結局のところ同じ図柄が3
つ揃うか揃わないかだけであり、新規な表示形態を希望
する遊技者も多かった。
【0004】本発明は、このような遊技者の要望に応え
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための手段として、請求項1記載の弾球遊
技機は、遊技領域における遊技球の挙動によって入賞等
が成立すると遊技者側に遊技上の価値を与える弾球遊技
機において、動画を表示する動画表示手段と、選択条件
が成立したことに起因して選択要素を選択するアイテム
選択手段と、該アイテム選択手段により選択された選択
要素に関連する動画を表示すべく前記動画表示手段を制
御する画面制御手段と、予め定められた目的が達成され
た場面が前記動画表示手段に表示されたことに起因して
遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段と
を設けている。
【0006】この弾球遊技機では、アイテム選択手段
は、選択条件が成立したことに起因して選択要素を選択
する。選択条件としては、特定の入球口(始動口)に遊
技球が入ったり遊技球が特定の通過口(始動ゲート)を
通過することが例示されるが、これらに限るものではな
い。
【0007】選択要素としては、例えば物語の主人公が
進む、退く、右に行く、左に行く等の進路の選択、ある
品物を手にする、手にしない等物品の選択、戦う、逃げ
る等の戦術の選択等が例示され、請求項2に記載される
技や武器もその一例である。画面制御手段は、アイテム
選択手段により選択された選択要素に関連する動画を表
示すべく動画表示手段を制御し、動画表示手段には、選
択された選択要素に応じて例えば物語の主人公が進む、
退くといった動画が表示される。
【0008】そして、予め定められた目的が達成された
場面が動画表示手段に表示されたことに起因して、特別
遊技実行手段が遊技者に有利な特別遊技を実行する。予
め定められた目的が達成された場面としては、例えば宝
物を手に入れたり、誘拐された人物を救い出したりする
場面が例示され、請求項2記載の勝利場面のその一つで
ある。なお、目的とその達成さえ表示されればよいので
あって、これらの例に限るものではない。
【0009】遊技者に有利な特別遊技としては、パチン
コ機において大入賞口を開放することが例示されるが、
目的達成の場面が表示されてから特定の入球口への入球
や特定の通過口の通過を待って大入賞口を開放すること
により特別遊技を実行してもよい。また、アレンジボー
ル式パチンコ機の場合には、得点をきわめて成立しやす
くしたり、高得点を得やすくすることが例示される。
【0010】このように、従来の表示形態(777のよ
うに図柄を揃える)とはまったく違う形態で特別遊技の
実行を予告できるので、従来の表示形態では物足りなか
ったり飽きていた遊技者を満足させることができる。請
求項2記載の弾球遊技機では、アイテム選択手段は、選
択要素として技または武器を選択し、画面制御手段は、
味方選手が該選択された技を繰り出すか該選択された武
器を使用して敵選手と格闘する格闘場面を表示すべく動
画表示手段を制御し、特別遊技実行手段は、動画表示手
段に味方選手の勝利場面が表示されたことに起因して特
別遊技を実行する。
【0011】格闘場面であると、勝敗すなわち目的の達
成(勝利)あるいは不達成(敗北)がきわめて明瞭であ
るから、請求項1記載の構成による効果が一層良好にな
る。また格闘場面では、味方選手がどんな技または武器
(以下、両者をまとめてアイテムと呼ぶ)を用いるかに
より、遊技者の勝利の期待感(勝ちそうか負けそうか)
が違ってくるから、請求項3記載のように、アイテム選
択手段により選択された選択要素を表示するアイテム表
示手段を設ければ、遊技者はその表示を見ては一喜一憂
することになり興趣を高めることになる。なお、選択要
素の表示は、例えば「前進」、「後退」、「正拳突
き」、「棍棒」等のように文字で表示してもよいし図形
で表示してもよく、特に限定はない。
【0012】さらに、その際に選択要素のリストを表示
しておいて、そのリストにおける表示形態を変化させる
ことにより選択された選択要素を表示すれば、どのよう
な選択肢があるかを示すことができる。特に格闘場面で
は選ばれたアイテムの強さの程度(リスト中で何番目の
強さか)が判るから、請求項2の効果をさらに高めるこ
とができる。
【0013】なお、リストにおける表示形態を変化させ
るとは、例えば選択された選択要素を表示する文字や図
形の色を変えたり、選択されたことを示す図形例えば星
印を選択要素の側に表示するといった形態が例示され
る。格闘場面の表示の場合、勝敗の決定の方法、勝敗を
どの時点で決めるか等は適宜に設定されればよいのであ
るが、請求項4記載のように、予め定められている勝敗
確率に従って味方選手の勝利または敗北を決めれば、各
回毎の勝利の確率を同じにできる。選択条件が成立した
ことに起因して勝敗の決定処理を実行する構成とすれ
ば、勝敗を決めるタイミングも適切と言える。そして、
勝敗決定手段が、このようにして味方選手の勝利または
敗北を決めて、画面表示制御手段が、勝敗決定手段の決
定に従って、味方選手が勝利または敗北する格闘場面を
表示すべく動画表示手段を制御する構成とするなら、従
来の弾球遊技機における当たり外れの判定(ゲーム基板
による処理)とその表示(図柄表示装置による)に関わ
る構成をそのまま使用できる。
【0014】従来の弾球遊技機においても、当たりの確
率が低い低確率(例えば1/300)とそれよりも当た
りの確率が高い高確率(例えば1/30)の2種類の設
定のいずれか一方をそのときの条件に応じて使用して、
当たり外れを判定するものがある(いわゆる確変機)。
請求項5および6の構成は、本発明をそうした確変機に
適用するのに好適である。
【0015】請求項5記載の弾球遊技機では、勝敗確率
には少なくとも高確率と低確率の2種類があり、高確率
では味方選手が勝利する確率が低確率よりも高く、アイ
テム表示手段は、勝敗確率が高確率のときには強力な技
または武器からなる強リストを表示し、勝敗確率が低確
率のときには強リストの技または武器よりも弱い技また
は武器からなる弱リストを表示して、アイテム選択手段
は、勝敗確率が高確率のときには強リストから技または
武器を選択し、勝敗確率が低確率のときには弱リストか
ら技または武器を選択するから、遊技者は、アイテム表
示手段の表示(強リストか弱リストか)を見れば高確率
か低確率かが判る。
【0016】また、請求項6記載の弾球遊技機において
は、弱敵指示手段が、勝敗確率が高確率のときには、勝
敗確率が低確率のときよりも弱いと見られる敵選手の表
示を動画表示手段に指示する。つまり、高確率のときに
は弱そうな敵選手が登場するから、遊技者は、敵選手を
みれば高確率か低確率かが判る。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の2つの具体例によ
り発明の実施の形態を具体的に説明する。
【0018】
【具体例1】図1に示すように、本具体例の弾球遊技機
としてのパチンコ機10の遊技盤12には、液晶表示装
置14、始動入賞口(以下始動口ともいう)16、大入
賞口18等が設置されている。大入賞口18は、開閉板
26を起てた状態(図示の状態)では閉鎖されていて入
賞できないが、開閉板26を前方(遊技者側)に倒すと
開放されてきわめて入賞しやすくなる。
【0019】図1および図2に示すように、本具体例に
おいては、液晶表示装置14の表示面には、格闘表示部
24、アイテム表示部20および図柄表示部22の3つ
の区画が形成される。詳しくは、図2に示すように、格
闘表示部24には味方選手(図示右側)と敵選手(同左
側)との格闘場面が表示され、図柄表示部22には、0
〜9の9種類の数字を3つ組み合わせた判別図柄が表示
され、アイテム表示部20には、味方選手が使用する武
器や技が表示される。なお、アイテム表示部20の表示
は、後述する低確率状態と高確率状態とで切換表示さ
れ、低確率状態では素手(武器を使用しない)、メリケ
ン(メリケンサック)、ヌンチャクおよびかかと落とし
(蹴り技)の弱リストが表示され、高確率状態では棍
棒、鎖鎌、青龍刀および昇龍拳(必殺技)の強リストが
表示される。
【0020】図3に示すように、パチンコ機10は、パ
チンコ機10の全体的な動作を制御するための制御装置
30を備えている。この制御装置30は、周知のCPU
32、CPU32の動作プログラム等を記憶しているR
OM34、CPU32のワークエリアとなるRAM3
6、入出力ポート(図示略)等を備えるマイクロコンピ
ュータとして構成されている。また、制御装置30は、
0〜29を繰り返しカウントするカウンタ38、0〜9
9を繰り返しカウントするカウンタ40および0〜99
9を繰り返しカウントするカウンタ42を備えている。
【0021】制御装置30には、液晶表示装置14、始
動入賞口16、大入賞口18等が接続されており、制御
装置30は、遊技球が始動入賞口16に入賞した際に始
動入賞口16内のセンサが出力する始動信号、遊技球が
大入賞口18等の入賞口に入賞した際にその入賞口内の
センサが出力する入賞信号等を取得でき、大入賞口18
の開閉、液晶表示装置14の表示内容等を制御すること
ができる。なお、詳細の図示は省略しているが、液晶表
示装置14は、CPU、ROM、RAM等からなるマイ
クロコンピュータの制御回路を内蔵しており、ROMに
はCPUのプログラムの他に格闘場面や判定図柄表示の
ための画像データが格納されている。
【0022】次に、制御装置30のCPU32が、パチ
ンコ機10の稼働中を通して所定のタイミング例えば割
り込みクロック信号が入力される毎に実行するメイン処
理に従ってパチンコ機10の動作を説明する。図4に示
すように、メイン処理においては、CPU32は、まず
始動入賞口16からの始動信号が入力されているか否か
を判断する(ステップ101、以下ステップをSと略記
する)。始動信号が入力されていれば、CPU32は判
定確率の設定が高確率(本具体例では1/30)か低確
率(本具体例では1/300)かを判断する(S10
2)。なお、この判定確率は、初期設定では低確率にな
っていて、以後はこのメイン処理において設定される。
【0023】設定が高確率であれば(S102:YE
S)、CPU32はカウンタ38のカウント値(乱数
1)を読み込んで、それが当たり数値(本具体例では
1)と一致しているか否かにより当たり外れを判定する
(S103)。また、高確率でなければ(S102:N
O)、CPU32はカウンタ40のカウント値(乱数
2)を読み込んで、それが当たり数値(本具体例では
1)と一致しているか否かにより当たり外れを判定する
(S104)。
【0024】そして、次にCPU32は、カウンタ42
のカウント値(乱数3)を読み込んで、これに基づいて
アイテムおよび判別図柄を決定する(S104)。詳し
くは、この判定が当たりのときには、乱数3が0ならア
イテム1、乱数3が0以外の3の倍数ならアイテム2、
乱数3を3で割って余りが1ならアイテム3、乱数3を
3で割って余りが2ならアイテム4を選択し、判定が外
れのときには、、乱数3が0以外の3の倍数ならアイテ
ム1、乱数3を3で割って余りが1ならアイテム2、乱
数3を3で割って余りが2ならアイテム3、乱数3が0
ならアイテム1を選択する。図5(a)に示すように、
判定が当たりならアイテム1が選ばれる確率は1%、ア
イテム2〜4は33%であり、判定が外れならアイテム
1〜3が選ばれる確率は33%、アイテム4は1%であ
る。
【0025】そして、図5(b)に示されるアイテム決
定テーブルにより、判定確率が低確率のときには、アイ
テム1〜4に対応する素手、メリケン、ヌンチャク、か
かと落としのいずれかを、高確率のときには棍棒、鎖
鎌、青龍刀、昇龍拳のいずれかを決定する。
【0026】また、判別図柄の決定も乱数3によって行
われる。もし判定が当たりなら、CPU32は、乱数3
の百の位(乱数3が0〜99のときには百の位は0とみ
なす)の数を3つ並べて判別図柄(000、111、2
22・・・999)を決定し、判定が外れのときには乱
数3をそのまま使用して判別図柄とする。ただし、乱数
3が0〜99のときには先頭側に0を付加して、00
1、099のように3桁にする。もし、判定が外れで、
乱数3が111、222のように3桁揃っているときま
たは乱数3が0で先頭側に0を付加した結果000にな
ってしまった場合には、十の位の数を1大きくして、0
10、121、232のように修正して判別図柄を決定
する。
【0027】続いて、CPU32は、S104で決定し
たアイテムと判別図柄を液晶表示装置14に指示して、
選択されたアイテム、そのアイテムを味方選手が用いる
格闘場面および判別図柄を表示させる(S105)。液
晶表示装置14は、アイテム表示部20のリスト中のC
PU32から指示されたアイテムを例えば明暗反転させ
て選択されたことを表示し、格闘場面の開始と共に判別
図柄を変動表示させる。そして、判別図柄を左、右、中
の順に静止表示し、最後の図柄(中の図柄)の静止とほ
ぼ同期して格闘場面における勝敗の決定場面を表示す
る。その際、判別図柄が3桁揃い(000、111等)
であれば(つまりS103またはS104の判定が中り
なら)味方選手が勝利し、そうでなければ敵選手が勝利
する場面となる。これにより、判定が当たりであったこ
とが、格闘結果および判別図柄の両方で示されることに
なる。
【0028】次に、CPU32は、S103またはS1
04の判定が当たりであったか否かすなわち液晶表示装
置14における格闘場面の結果は味方選手の勝利である
か否かを判断し(S106)、味方選手の負け(S10
6:NO)ならメイン処理を終了する。
【0029】もし、味方選手の勝ちなら(S106:Y
ES)、CPU32は、液晶表示装置14における結果
の表示(勝敗と判別図柄の確定表示)を待って、特別遊
技に関わる処理を実行する(S107)。特別遊技は、
公知のパチンコ機におけるものと変わりはないが、以下
簡単に説明する。CPU32は、まず大入賞口18を開
放させ、その開放状態が30秒経過するか開放中の入賞
が10球に達したなら大入賞口18を閉鎖させる。そし
て、その開放中の入賞球のいずれかが大入賞口18内の
特別領域を通過していれば再び大入賞口18を開放し、
同様に30秒経過または10球入賞で閉鎖、特別領域を
通過していれば再開放を繰り返す。
【0030】そして、大入賞口18の開放回数が16回
に達したか、大入賞口18の開放中に特別領域を通過し
た入賞球がない場合には、CPU32は特別遊技の終了
と判断して(S108:YES)、大入賞口18の再開
放はせず、特別遊技を終了する。
【0031】特別遊技が終了したなら、CPU32はS
104で決定した判別図柄が確率変更図柄(確変図柄)
であったか(本具体例では333または777であった
か)否かを判断する(S109)。確変図柄であったな
ら(S109:YES)、CPU32は判定確率を高確
率に設定すると共に液晶表示装置14に指示してアイテ
ム表示部20に強リストを表示させる(S110)。こ
れにより、次回からは高確率(S103、カウンタ38
の乱数1を使用)で判定されることになり、遊技者は強
リストが表示されたことでそれを知ることができる。
【0032】また、確変図柄でなければ(S109:N
O)、CPU32は、それまでの判定確率が低確率であ
ったか否か、もし高確率ならこれを低確率に戻すか否か
を判断する(S111)。本具体例では、高確率から低
確率に戻す条件としては、確変図柄以外の判別図柄によ
る当たりの表示が2回続くことが設定されている。
【0033】CPU32は、S111で肯定判断(それ
までが低確率または低確率に戻す条件が成立)であれ
ば、S112に進んで判定確率を低確率に設定し、否定
判断(それまで高確率だが戻す条件は成立していない)
ならばそのままメイン処理を終了する。
【0034】このように、本具体例のパチンコ機10に
おいては、従来の表示形態(777のように図柄を揃え
る)とはまったく違う形態(格闘の勝敗)で特別遊技状
態の実施を表示できるので、従来の表示形態では物足り
なかったり飽きていた遊技者を満足させることができ
る。
【0035】この格闘場面では、味方選手がどんなアイ
テムを用いるかにより、遊技者の勝利の期待感(勝ちそ
うか負けそうか)が違ってくるので、遊技者は、アイテ
ム表示部20のリスト中から選択されるアイテムを見て
は一喜一憂することになり興趣を高める。
【0036】しかも、高確率では強リストが表示され低
確率では弱リストが表示されるから、遊技者は、この表
示(強リストか弱リストか)を見れば高確率か低確率か
が判る。さらに、勝敗の決定方法や決定のタイミング
(すなわち当たり外れの判定やそのタイミング)等は、
従来の弾球遊技機と同様であるから、従来の弾球遊技機
における当たり外れの判定とその表示に関わる構成をそ
のまま使用できる。
【0037】なお、本具体例においては、液晶表示装置
14特に格闘表示部24が動画表示手段に相当し、液晶
表示装置14特にアイテム表示部20がアイテム表示手
段に相当している。また、大入賞口18および制御装置
30により特別遊技実行手段が構成され、制御装置30
特にCPU32は、アイテム選択手段、画面制御手段、
勝敗決定手段および弱敵指示手段として機能している。
【0038】
【具体例2】この具体例は、格闘場面において敵選手と
して登場する人物を代えて行くゆくものである。なお、
本具体例における弾球遊技機としてのパチンコ機の構成
は具体例1と同様であり、また格闘場面自体は具体例1
と本質的に同じであるので、ここでは敵選手の入れ替わ
りについて詳しく説明し、その他の動作の説明は簡略な
説明にとどめる。特に、パチンコ機を構成する各部につ
いては、具体例1と同じ品番を使用して、説明を省略す
る。
【0039】本具体例では、登場する敵選手が6名で各
敵選手に対応して場面1〜6の6場面が用意されてい
る。そしてCPU32は、遊技が実行されているとき
(例えば発射ハンドルからのタッチ信号が入力されてい
るとき)には、設定されたタイミングで図6に示される
場面切替処理を繰り返し実行している。
【0040】図6に示すように、場面切替処理では、C
PU32は、特別遊技の実行中か否かを判断する(S3
01)。もし特別遊技実行中であれば、その時は格闘場
面を一時中断して特別遊技用の動画を表示しているの
で、この場面切替処理を終了する。
【0041】また、特別遊技中でないなら、CPU32
は、特別遊技終了に伴う格闘場面の再開か否かを判断す
る(S302)。ここで肯定判断なら、CPU32は、
再開時の格闘場面として場面1を選択する(S30
9)。一方、S302で否定判断なら、CPU32は場
面切替の条件が成立しているか否かを判断する(S30
3)。本実施例では、1つの場面の継続時間が10分に
達したなら場面切替の条件が成立する。よって、S30
3では、現在表示中の場面の継続時間が10分以上か否
かを判断することになる。
【0042】CPU32は、場面切換の条件が成立して
いなければこの場面切替処理を終了し、場面切換の条件
が成立していれば場面終了シーンの表示を液晶表示装置
14に指示する(S304)。すると、液晶表示装置1
4では、例えば敵選手が逃亡する場面や味方選手が敵選
手と和解する場面等、格闘の終了を意味する場面が表示
される。
【0043】次にCPU32は、場面切替が一巡したか
否かすなわち場面1〜6が1回ずつ表示されたか否かを
判断する(S305)。CPU32は、場面切替が一巡
していれば次の格闘場面として場面1を選択し(S30
9)、一巡していなければ予め決められた手順で次の場
面を選択する(S306)。この次の選択は、例えば場
面1から順に場面2、場面3と選択していってもよい
し、適宜の乱数等を用いてランダムに選択してもよい。
【0044】そして、液晶表示装置14における場面終
了シーンの終了を待って(S307:YES)、S30
6で選択した新場面またはS309で選択した場面1の
表示開始を液晶表示装置14に指示する(S308)。
このように、本具体例では、特別遊技が実行される毎に
場面1が開始され、特別遊技が実行されなければ10分
毎に場面1〜6が切替えられる。遊技者は、たとえ特別
遊技が実行されなくても、格闘場面において次々と異な
る敵に遭遇でき、遊技の単調さに飽きることがなく遊技
を継続することができる。また遊技店としては、そのよ
うに遊技者が遊技を続けてくれれば売上げの増加を期待
できる。
【0045】なお、この具体例において場面1からの再
開は一巡時および特別遊技終了時としているが、例えば
高確率状態の終了時に場面1から再開してもよい。ま
た、場面切替のタイミングは、10分毎にする必要はな
く15分毎、20分毎等任意にできる。あるいは、経過
時間によって切替えずに、遊技球の発射数やアレンジボ
ール式パチンコ機などでのゲーム回数を切替の要因とし
てもよい。
【0046】以上、2つの具体例に従って、本発明の実
施の形態について説明したが、本発明はこのような具体
例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
例えば、動画表示は具体例で挙げた格闘場面に限らず、
いわゆるロールプレイングゲーム(RPG)としてもよ
い。その場合、選択要素は物語の進行に応じたものとさ
れ、主人公の移動方向(例えば上、下、左、右および斜
め上下右左の8方向)や宝を掘り出すために使用する道
具(例えばくわ、つるはし、スコップ、棒きれ、板きれ
等)が例示され、例えば遊技球が始動口に入賞する毎に
これらのいずれかが選択される構成とするとよい。そし
て、移動を繰り返して首尾よく目的地に到達できたり、
うまく宝を掘り当てることができれば目的達成として特
別遊技を実行するか、特別遊技の権利を獲得可能な状態
とすればよい。
【0047】なお、上記2つの具体例では格闘場面の進
行の詳細は説明していないが、俗にストリートファイト
ものとかファイティングゲーム等と呼ばれる格闘ゲーム
(テレビゲーム)と同様の画像処理および音声処理が行
われており、敵に勝たなくても(大当たりしなくても)
選択された武器や技で攻防を繰り返す種々の場面が時系
列的に動画表示される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 具体例1のパチンコ機の正面図である。
【図2】 具体例1のパチンコ機の液晶表示装置の表示
の説明図である。
【図3】 具体例1のパチンコ機の制御系を説明するブ
ロック図である。
【図4】 具体例1のパチンコ機の制御装置のCPUが
実行するメイン処理のフローチャートである。
【図5】 具体例1のパチンコ機におけるアイテム選択
の説明図であり、図5(a)は選択比率の表、図5
(b)はアイテム決定テーブルの説明図である。
【図6】 具体例2のパチンコ機の制御装置のCPUが
実行する場面切替処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10…パチンコ機(弾球遊技機)、12…遊技盤、14
…液晶表示装置(動画表示手段、アイテム表示手段)、
16…始動入賞口、18…大入賞口(特別遊技実行手
段)、20…アイテム表示部(アイテム表示手段)、2
2…図柄表示部、24…格闘表示部(動画表示手段)、
26…開閉板、30…制御装置(アイテム選択手段、画
面制御手段、特別遊技実行手段、勝敗決定手段、弱敵指
示手段)、32…CPU(アイテム選択手段、画面制御
手段、特別遊技実行手段、勝敗決定手段、弱敵指示手
段)、34…ROM、36…RAM、38…カウンタ、
40…カウンタ、42…カウンタ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域における遊技球の挙動によって
    入賞等が成立すると遊技者側に遊技上の価値を与える弾
    球遊技機において、 動画を表示する動画表示手段と、 選択条件が成立したことに起因して選択要素を選択する
    アイテム選択手段と、 該アイテム選択手段により選択された選択要素に関連す
    る動画を表示すべく前記動画表示手段を制御する画面制
    御手段と、 予め定められた目的が達成された場面が前記動画表示手
    段に表示されたことに起因して遊技者に有利な特別遊技
    を実行する特別遊技実行手段とを設けたことを特徴とす
    る弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機において、 前記アイテム選択手段は、前記選択要素として技または
    武器を選択し、 前記画面制御手段は、味方選手が該選択された技を繰り
    出すか該選択された武器を使用して敵選手と格闘する格
    闘場面を表示すべく前記動画表示手段を制御し、 前記特別遊技実行手段は、前記動画表示手段に前記味方
    選手の勝利場面が表示されたことに起因して特別遊技を
    実行することを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の弾球遊技機にお
    いて、 前記選択要素のリストを表示しておき、該リストにおけ
    る表示形態を変化させることにより前記アイテム選択手
    段によって選択された前記選択要素を表示するアイテム
    表示手段を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の弾球遊技機において、 前記選択条件が成立したことに起因して、予め定められ
    ている勝敗確率に従って前記味方選手の勝利または敗北
    を決める勝敗決定手段を設け、 前記画面表示制御手段は、該勝敗決定手段の決定に従っ
    て、味方選手が勝利または敗北する格闘場面を表示すべ
    く前記動画表示手段を制御することを特徴とする弾球遊
    技機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の弾球遊技機において、 前記勝敗確率には少なくとも高確率と低確率の2種類が
    あり、前記高確率では前記味方選手が勝利する確率が前
    記低確率よりも高く、 前記アイテム表示手段は、該勝敗確率が高確率のときに
    は強力な技または武器からなる強リストを表示し、該勝
    敗確率が低確率のときには該強リストの技または武器よ
    りも弱い技または武器からなる弱リストを表示して、 前記アイテム選択手段は、前記勝敗確率が高確率のとき
    には前記強リストから技または武器を選択し、前記勝敗
    確率が低確率のときには前記弱リストから技または武器
    を選択することを特徴とする弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の弾球遊技機において、 前記勝敗確率が高確率のときには、前記勝敗確率が低確
    率のときよりも弱いと見られる敵選手の表示を前記動画
    表示手段に指示する弱敵指示手段を設けたことを特徴と
    する弾球遊技機。
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