JPH10155974A - 弾球遊技機の遊技球発射装置 - Google Patents

弾球遊技機の遊技球発射装置

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JPH10155974A
JPH10155974A JP33270596A JP33270596A JPH10155974A JP H10155974 A JPH10155974 A JP H10155974A JP 33270596 A JP33270596 A JP 33270596A JP 33270596 A JP33270596 A JP 33270596A JP H10155974 A JPH10155974 A JP H10155974A
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JP
Japan
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pressure air
game
shooting
firing
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Application number
JP33270596A
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English (en)
Inventor
Hiroki Hirata
宏樹 平田
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Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球の発射に際して機械的な衝撃を与えず
かつ応答性を良くする。 【解決手段】 発射ハンドル42の操作により、発射制
御装置50にタッチセンサ43からの開始信号が入力さ
れ、また、ポテンショメータ44から発射ハンドルの回
転量に比例した信号が入力される。シャッタ23は横方
向に往復スライドして遊技球落下口22aを開閉し、遊
技球を1個づつ発射レール21内に落下させ、発射位置
にセットする。シャッタ開閉のタイミングに同期して、
噴射信号が電磁開閉弁32に出力され、電磁開閉弁の開
閉により、空気圧縮機30の高圧空気供給管31先端の
ノズル31aから高圧空気が噴射される。この高圧空気
が発射位置に供給された遊技球に当たることにより、高
圧空気の強力な噴射力に押されて、遊技球は発射レール
を通過して遊技盤11に供給される。高圧空気の噴射時
間または噴射圧力を変化させることにより、発射力を変
化させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機の遊技
球発射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばパチンコ遊技機(前面のガ
ラス扉及び上皿基板を取り外した状態)の遊技球発射装
置は、図11に示すように、発射ハンドル1を手動操作
して、遊技球供給機構により発射レール2の下端発射位
置に供給された遊技球を、軸に支持されて回動する打球
杆3の打撃力により発射させるようにしている。すなわ
ち、打球杆3を、モータの回転軸に取り付けたカム部材
により、バネ部材の付勢力に抗して発射待機位置に移動
させ、そこでカム部材による拘束を解除して、打球杆3
をバネ部材の付勢力により急速に発射位置にまで回動さ
せ、その運動エネルギにより遊技球を発射供給させるよ
うにしていた。また、他の遊技球発射装置の例として
は、軸に回転可能に支持された打球杆の代わりに、電磁
ソレノイドの軸に取り付けられた打球ロッドを用い、電
磁ソレノイドのオンオフにより打球ロッドを移動させ
て、遊技球に打撃力を加えるようにしたものも知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記パチンコ
遊技機の遊技球発射装置は、いずれも打球杆を遊技球に
当てて大きな衝撃を与えることにより、遊技球を発射さ
せる構造になっているため、打球杆や遊技球の摩耗が非
常に大きい。そのため、遊技球の発射にばらつきが生じ
たり、また、打球杆等の寿命が短くなるという問題があ
る。また、上記構造のため、バネ部材やソレノイドの性
能が変化し易く、それによっても遊技球の発射にバラツ
キが生じ易くなっている。さらに、打球杆等を遊技球に
当てたときの大きな衝撃が遊技盤面を伝って発射ハンド
ルに絶えず伝えられるため、遊技者に不快感を与えるこ
とにもなっていた。また、遊技球発射装置は、バネ部材
やソレノイドの弾性変形を利用しているため、高速発射
を行う場合に、部材の遊技球連続発射に対する追従性に
欠けるという問題もある。本発明は、上記した問題を解
決しようとするもので、遊技球の発射に際して機械的な
衝撃を与えず発射応答性が良くかつ耐久性の高い弾球遊
技機の遊技球発射装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するために上記請求項1に係る発明の構成上の特
徴は、遊技機の本体前面に設けた遊技盤に、遊技盤の下
側に設けた発射レールを通して遊技球を発射供給する遊
技機の遊技球発射装置において、発射レール下端の発射
位置に供給された遊技球に、空気圧縮機から供給される
高圧空気を噴射させることにより、遊技球を前記遊技盤
面に発射供給させるようにしたことにある。
【0005】上記のように請求項1に係る発明を構成し
たことにより、発射位置に供給された遊技球には、空気
圧縮機からの高圧空気が噴射されるので、高圧空気の強
力な噴射力に押されて、遊技球は発射レール及びそれに
続く遊技盤に設けた通過レールを通して円滑に遊技盤中
央の遊技領域に供給される。このとき、遊技球には、高
圧空気が噴射されるのみであり、なんら機械的な衝撃力
が加えられることはないので、遊技球が摩耗することは
なく、また発射装置にも摩耗する部分がない。そのた
め、遊技球及び発射装置の耐用期間を長くすることがで
きる。また、遊技球及び発射装置の摩耗による、遊技球
の発射のばらつきを防止できる。
【0006】さらに、遊技球の発射時に、遊技球に機械
的な衝撃が加えられることがないので、遊技球の発射に
伴う衝撃の本体を介して発射ハンドルへの伝達が抑制さ
れ、遊技者に不快感を与えることがない。また、発射装
置がバネやソレノイド等の機械的部材を含まないので、
発射の応答性が良く、遊技球の高速発射に対する適応性
が従来に比べて改善された。
【0007】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の遊技機の遊技球発射装置
において、発射レールの発射位置近傍部分を筒形状に形
成したことにある。上記のように請求項2に係る発明を
構成したことにより、発射位置に噴射される高圧空気の
逃げがなく、遊技球のみに対して効率よく噴射すること
ができる。そのため、空気圧縮機の噴射圧を低くするこ
とができ、空気圧縮機として小型軽量のものを使用でき
る。その結果、弾球遊技機の省スペース化を図ることが
でき好適である。
【0008】また、上記請求項3に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1又は請求項2に記載の遊技機の遊
技球発射装置において、高圧空気の噴射と、発射位置へ
の遊技球の供給とを同期させたことにある。上記のよう
に請求項3に係る発明を構成したことにより、高圧空気
の噴射が、遊技球の発射力として効率よく活用される。
そのため、空気圧縮機として小型軽量のものを使用でき
るので、パチンコ遊技機の省スペース化を図ることがで
き好適である。
【0009】また、上記請求項4に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1から請求項3のいずれか1つに記
載の遊技機の遊技球発射装置において、高圧空気の噴射
時間を変化させることにある。上記のように請求項4に
係る発明を構成したことにより、高圧空気の噴射力及び
噴射量を変化させることができる。これにより遊技球に
当たる高圧空気の総量が変化し、相対的に、遊技球の発
射力を変化させることができる。
【0010】また、上記請求項5に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1から請求項3のいずれか1つに記
載の遊技機の遊技球発射装置において、高圧空気の噴射
圧力を変化させることにある。上記のように請求項5に
係る発明を構成したことにより、遊技球に加わる力が変
化し、遊技球の発射力を変化させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明すると、図1は、同実施形態を適用したパ
チンコ遊技機の本体10を、前面のガラス扉及び上皿基
板を取り外した状態で正面図により示したものである。
本体10は、正面の上側の枠部10aに遊技盤11を支
持しており、枠部10aの左内側に開閉自在に支持した
ガラス扉(図示しない)により遊技盤11の前側を閉鎖
している。遊技盤11の周囲には、下端略中央から上部
右端にかけて円弧状の通過レール12aが設けられてお
り、また通過レール12aのわずか内側には、遊技盤の
左上から同心円状に配置され、右上にて通過レール12
aにつなげられた仕切りレール12bが設けられてい
る。そして、通過レール12aと仕切りレール12bに
仕切られて、遊技盤11の中央には遊技領域11aが設
けられており、遊技盤11の左側には通過レール12a
と仕切りレール12bに挟まれた弓形の遊技球通過領域
11bが形成されている。
【0012】遊技領域11aの中央には、図柄表示装置
13が設けられている。図柄表示装置13の上部、左右
両側及び左右下側には入賞口14a〜14eが設けられ
ている。また、図柄表示装置13の直下には中央下第1
種始動口15aが、その下には大入賞口15bが、大入
賞口15bの左右には一対の第1種始動口15cが設け
られている。大入賞口15bの直下は、はずれ球を回収
するアウト口16になっている。左入賞口14bの左側
には左電飾ランプ17aが、右入賞口14cの右側には
右電飾ランプ17bが設けられている。そして、上部入
賞口14aの左右両側には、ランプ付風車18が設けら
れており、また左右入賞口14b,14cの左右に各一
対の平円板型風車19が設けられている。その他、遊技
盤面には、図示しない多数の障害釘が設けられている。
【0013】遊技盤11の下側には、図1に示すよう
に、金属製の部品搭載板20が設けられている。部品搭
載板20には、通過レール12aの下端延長位置に遊技
球の発射レール21が設けられている。発射レール21
は、略下半分が断面四角形の筒状の被覆部材22によっ
て囲まれている。発射レール21は、図2に示すよう
に、下端近傍位置に遊技球を位置決めする発射位置決め
凸部21aが設けられている。発射位置決め凸部21a
のわずか上部には、被覆部材22の上壁に遊技球落下口
22aが開口されている。遊技球落下口22aには、こ
れを開閉するシャッタ23が設けられている。シャッタ
23は、電磁ソレノイド23aの駆動片に取り付けられ
ており、電磁ソレノイド23aのオンオフによりスライ
ドして遊技球落下口22aを開閉するようになってい
る。遊技球落下口22aの上方には、上記上皿基盤の遊
技球通路の先端に設けた遊技球供給口24が配設されて
いる。
【0014】発射レール21下端の被覆部材22の端面
には、空気圧縮機30に設けた高圧空気供給管31の先
端のノズル31aが被覆部材22内に突出して取り付け
られている。高圧空気供給管31には、電磁開閉弁32
が介装されている。空気圧縮機30の特性としては、図
4に示すように、噴射力は、噴射開始から所定時間tc
経過まではほぼ時間に比例して上昇し、所定時間tc 経
過後は、一定値となる。従って、高圧空気の噴射時間を
調節することにより噴射力及び高圧空気の供給量を調節
することができる。なお、空気圧縮機としては、小型軽
量タイプである容積圧縮型の機械を用いるのが好まし
い。
【0015】本体10の部品搭載板20の下側には、下
皿基盤40が取り付けられている。下皿基盤40には、
中央に下皿41が、右端位置に発射ハンドル42が設け
られている。発射ハンドル42は、図3に示すように、
回転バー42aに取り付けた戻しばね42bにより、回
動による位置変動から自動的に初期位置に戻るように付
勢されている。発射ハンドル42には、無人打球を防ぐ
ために遊技者が手を触れることにより発射開始信号を出
力するタッチセンサ43が設けられている。また、発射
ハンドル42の回転バー42aには、発射ハンドル42
の回転量に比例した信号を出力するポテンショメータ4
4が取り付けられている。
【0016】そして、部品搭載板20の裏側には、遊技
球の発射動作を制御する発射制御装置50が設けられて
いる。発射制御装置50は、ROM、CPU、RAM、
I/O等からなるマイクロコンピュータを備えており、
その入力側には、リード線43a,44aを介したタッ
チセンサ43と、ポテンショメータ44が接続されてい
る。発射制御装置50の出力側には、上記シャッタ23
を開閉する電磁ソレノイド23a及び空気圧縮機30の
電磁開閉弁32が接続されている。
【0017】つぎに、以上のように構成した実施形態の
動作について説明する。上皿に遊技球を収容し、発射ハ
ンドル42を操作すると、発射制御装置50にタッチセ
ンサ43からの発射開始信号が入力され、また、ポテン
ショメータ44から発射ハンドル42の回転量に比例し
た信号が入力される。発射信号の入力に応じて発射制御
装置50は、電磁ソレノイド23aに所定周期の開閉信
号を出力し、電磁ソレノイド23aのオンオフによりシ
ャッタ23は横方向に往復スライドさせて遊技球落下口
22aを開閉し、遊技球を1個づつ発射レール21内に
落下させ、遊技球を発射位置にセットする。また、電磁
ソレノイド23aのオンオフのタイミングに同期して、
噴射信号が電磁開閉弁32に出力され、電磁開閉弁32
の開閉により、空気圧縮機の高圧空気供給管31先端の
ノズル31aから高圧空気が噴射される。噴射信号は、
オン時間がポテンショメータ44からの信号の大きさに
応じて設定されており、そのため、発射ハンドル42の
回転量に応じた時間だけノズル31aから高圧空気が噴
射されるようになっている。
【0018】この高圧空気が発射位置に供給された遊技
球に当たることにより、高圧空気の強力な噴射力に押さ
れて、遊技球は発射レール21及びそれに続く遊技盤1
1に設けた通過レール12aを通して円滑に遊技盤11
中央の遊技領域11aに供給される。ここで、発射レー
ル21の下側の半分が被覆部材22により囲われてお
り、密閉されているので、ノズル31aから噴射される
高圧空気が、遊技球の発射に非常に効率よく利用され
る。そのため、空気圧縮機として小型軽量のタイプを使
用することができ、パチンコ遊技機において省スペース
に寄与することができる。さらに、高圧空気の噴射の時
間が、発射ハンドル42の回転量に比例しており、これ
により遊技球に当たる高圧空気の噴射力及び供給量が変
化し、相対的に、遊技球の発射力を変化させることがで
きる。
【0019】また、遊技球には、高圧空気が噴射される
のみであり、なんら機械的な衝撃力が加えられることは
ないので、遊技球が摩耗することはなく、また発射機構
のいずれの部分も機械的に摩耗することがない。そのた
め、遊技球及び発射機構の耐用期間を長くすることがで
きると共に、空気圧縮機を含む発射機構各部の転用も可
能である。また、遊技球及び発射機構の摩耗を防止でき
ることにより、遊技球の発射のばらつきを防止できる。
【0020】さらに、遊技球の発射時に、遊技球に機械
的な衝撃が加えられることがないので、発射による衝撃
の本体を介して発射ハンドル42への伝達が抑制され、
遊技者に不快感を与えることがない。また、発射機構が
バネやソレノイド等の機械的部材を含まないので、発射
の応答性が良く、遊技球の高速発射に対する適応性が従
来に比べて改善され、例えば100回/分程度の発射速
度にも十分に対応できる。
【0021】つぎに、第2の実施形態について説明す
る。本実施形態においては、上記第1の実施形態に示し
た遊技球に噴射する高圧空気の噴射時間を変化させる代
わりに、高圧空気の噴射圧力を変化させるようにしたも
のである。すなわち、図5に示すように、空気圧縮機3
0の出力側に電磁開閉弁63を介して高圧空気を収容す
る容積可変の容器60を設け、容器60内に発射ハンド
ル42の回動角度に応じて位置が変化し、圧縮空気が導
入される容器内空間62の容積を変化させる圧縮板61
を設けた。容器60の出力側には電磁開閉弁32を介装
した上記高圧空気供給管31が接続されている。
【0022】第2の実施形態の動作を説明すると、図5
(a)に示すように、発射ハンドル42を回動させて所
定の回動角度θA とし、圧縮板61の位置をAとする
(以後、圧縮板61は発射ハンドル42の回動角度が変
化するまで不動とする)。出力側の電磁開閉弁32を閉
じた状態で、空気圧縮機30の電磁開閉弁63を開放
し、容器内空間62Aに高圧空気を一定量だけ導入(こ
の実施形態では、図5(a)に示される容器内空間62
Aの容積の高圧空気を圧縮板61の位置に関係なく導入
すると仮定する)し、導入を終了したら電磁開閉弁63
を閉じる。つぎに、出力側の電磁開閉弁32を開放し、
図示しないノズルを通して遊技球に高圧空気を噴射す
る。
【0023】また、圧縮板61は、発射ハンドル42の
回動角度に応じて位置が変化するようになっているの
で、図5(b)に示すように、図5(a)の場合に比べ
て発射ハンドル42の回動角度θB (<θA )が小さ
く、発射力が小さくなる方向Bに動かされた場合、容器
内空間62Bに導入される高圧空気の体積(導入される
圧縮空気の体積は、圧縮板61の位置に関係なく常に一
定量)に対して、容器内空間62Bの容積が図5(a)
の場合と比べて大きくされているため(62B>62
A)、図5(a)の場合と比べて容器内空間62Bに導
入された高圧空気の圧力が弱くなる。また、図5(c)
に示すように、図5(a)の場合に比べて発射ハンドル
42の回動角度θC (>θA )が大きく、発射力が大き
くなる方向Cに動かされた場合、容器内空間62Cに導
入される高圧空気の体積に対して、容器内空間62Cの
容積が小さくされているため(62C<62A)、図5
(a)の場合と比べて容器内空間62Cに導入された高
圧空気の圧力は強くなる。以上のように、発射ハンドル
42の回動角度に応じて容器60内の高圧空気を導入す
る容器内空間62の容積を変えることにより、遊技球に
噴射される高圧空気の噴射圧力を調節することができ
る。なお、圧縮板61の動作を除く上記一連の動作は、
遊技球の発射位置への供給と連動するようにされてい
る。
【0024】つぎに、第3の実施形態について説明す
る。第3の実施形態においても、遊技球に噴射する高圧
空気の噴射圧力を変化させようとするものである。第3
の実施形態においても、図5に示すような圧縮板61を
有する容積可変の容器60が用いられている。第3の実
施形態においては、図6に示すように、容器内空間62
内に高圧空気が送り込まれていない状態の圧縮板61の
初期位置を、発射ハンドル42の回動角度θによらず一
定位置Kとし、高圧空気の導入は、発射ハンドルの位置
と関係なく、圧縮板61が位置Kにあるときに行うもの
とする。これによって導入される高圧空気の体積は、発
射ハンドルの位置に関係なく一定量になる。容器内空間
62に高圧空気が導入された後に、圧縮板61の位置を
発射ハンドル42の回動角度θに応じて変化させるよう
にする。
【0025】第3の実施形態の動作を説明すると、図7
(a)、(b)に示すように、発射ハンドル42を回動
させて所定の回動角度θx とし、電磁開閉弁32を閉じ
た状態で、容器内空間62Kに高圧空気を送り込み、電
磁開閉弁63を閉じる。その後、図7(c)に示すよう
に、発射ハンドル42の回動角度θx に応じて圧縮板6
1の位置をXにまで移動させ、容器内空間62Xを狭め
て内部の高圧空気を圧縮することにより、高圧空気の圧
力を高めることができる。つぎに、図7(d)に示すよ
うに、圧縮板61の位置Xはそのままで、出力側の電磁
開閉弁32を開放することにより、図示しないノズルを
通して遊技球に圧力の高められた高圧空気を噴射するこ
とができる。高圧空気の放出後には、図7(e)に示す
ように、圧縮板61は、初期位置Kに戻される。
【0026】そして、図8(a)に示すように、図7
(a)の場合に比べて発射ハンドル42の回動角度θy
(<θx )が小さくされたときは、容器内空間62に高
圧空気が送り込まれた後、図8(c)に示すように、発
射ハンドル42の回動角度θyに応じて圧縮板61の位
置を位置Xより位置Kに近い位置Yにまで移動させる。
このとき、容器内空間62Yは図7に示す容器内空間6
2Xより容積は大きくなる。これにより、容器内空間6
2を広めて内部の高圧空気の圧縮の程度を少なくし、高
圧空気の圧力を発射ハンドル42の回動角度θy に応じ
た値にすることができ、図8(d)に示す高圧空気の噴
射時の噴射圧力を低くすることができる。
【0027】また、図9(a)に示すように、図7
(a)の場合に比べて発射ハンドル42の回動角度θz
(<θx )が大きくされたときは、上記図7や図8の場
合と同じように、容器内空間62に高圧空気が送り込ま
れた後、図9(c)に示すように、発射ハンドル42の
回動角度θz に応じて圧縮板61の位置が位置Kに対し
て位置Xより遠い位置Zにまで移動させる。これによ
り、容器内空間62Zをさらに狭めて内部の高圧空気の
圧縮の程度を大きくし、高圧空気の圧力を発射ハンドル
42の回動角度θz に応じた値にすることができ、図9
(d)に示す高圧空気の噴射時の噴射圧力を高くするこ
とができる。
【0028】以上に説明したように、第3の実施形態に
おいては、一定容積の容器内空間内に高圧空気を導入し
た後、発射ハンドル42の回動角度θに応じて圧縮板6
1の位置を変化させて高圧空気の体積を変えることによ
り、遊技球に噴射される高圧空気の圧力を調節すること
ができる。なお、圧縮板61の動作を除く上記一連の動
作は、遊技球の発射位置への供給と連動するようにされ
ている。
【0029】上記各実施形態の変形例として、図10に
示すように、上記実施形態において用いられる発射レー
ル21の下側半分に設けた被覆部材22を除去すること
ができる。これにより、遊技球に噴射される高圧空気の
利用効率が若干損なわれるが、空気圧縮機からの噴射圧
力を高めにすることにより、同様に遊技球を発射させる
ことができる。
【0030】なお、遊技球を発射位置へ供給する球供給
機構については上記実施形態に示したものに限らない。
また、上記実施形態では、本発明をパチンコ遊技機の発
射装置に適用した場合について説明しているが、アレン
ジ遊技機等の他の形式の弾球遊技機の発射装置にも本発
明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用した前面のガラス扉
及び上皿基板を取り外した状態のパチンコ遊技機を概略
的に示す正面図である。
【図2】同パチンコ遊技機の発射装置を背面側より詳細
に示す一部断面図である。
【図3】同発射装置の発射制御装置を概略的に示す構成
図である。
【図4】空気圧縮機から供給される高圧空気の噴射時間
と噴射力との関係を概略的に示すグラフである。
【図5】第2の実施形態における空気圧縮機からの高圧
空気の圧力を変化させる過程を説明する説明図である。
【図6】第3の実施形態における容器内の圧縮板の初期
位置を説明する説明図である。
【図7】第3の実施形態における空気圧縮機からの高圧
空気の圧力を変化させる過程を説明する説明図である。
【図8】同空気圧縮機からの高圧空気の圧力を変化させ
る過程を説明する説明図である。
【図9】同空気圧縮機からの高圧空気の圧力を変化させ
る過程を説明する説明図である。
【図10】変形例である発射装置を備えたパチンコ遊技
機を示す正面図である。
【図11】従来例であるパチンコ遊技機(前面のガラス
扉及び上皿基板を取り外した状態)を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
10…本体、11…遊技盤、11a…遊技領域、12a
…通過レール、12b…仕切りレール、20…部品搭載
板、21…発射レール、21a…発射位置決め凸部、2
2…被覆部材、22a…遊技球落下口、23…シャッ
タ、23a…電磁ソレノイド、24…遊技球供給口、3
0…空気圧縮機、31…高圧空気供給管、31a…ノズ
ル、32…電磁開閉弁、40…下皿基盤、42…発射ハ
ンドル、42a…回転バー、42b…戻しばね、43…
タッチセンサ、44…ポテンショメータ、50…発射制
御装置、60…容器、61…圧縮板、62…容器内空
間、63…電磁開閉弁。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の本体前面に設けた遊技盤に、同
    遊技盤の下側に設けた発射レールを通して遊技球を発射
    供給する弾球遊技機の遊技球発射装置において、前記発
    射レール下端の発射位置に供給された遊技球に、空気圧
    縮機から供給される高圧空気を噴射させることにより、
    遊技球を前記遊技盤面に発射供給させるようにしたこと
    を特徴とする弾球遊技機の遊技球発射装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の弾球遊技機の遊技
    球発射装置において、前記発射レールの発射位置近傍部
    分を筒形状に形成したことを特徴とする弾球遊技機の遊
    技球発射装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は請求項2に記載の弾球
    遊技機の遊技球発射装置において、前記高圧空気の噴射
    と、前記発射位置への遊技球の供給とを同期させたこと
    を特徴とする弾球遊技機の遊技球発射装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1から請求項3のいずれか1
    つに記載の弾球遊技機の遊技球発射装置において、前記
    高圧空気の噴射時間を変化させることを特徴とする弾球
    遊技機の遊技球発射装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1から請求項3のいずれか1
    つに記載の弾球遊技機の遊技球発射装置において、前記
    高圧空気の噴射圧力を変化させることを特徴とする弾球
    遊技機の遊技球発射装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005049300A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Yamato Scale Co Ltd 金属検出装置
WO2013178050A1 (zh) * 2012-05-30 2013-12-05 Pheo Bounmy 多轨道游戏装置
US9564021B2 (en) 2012-06-06 2017-02-07 Aristocrat Technologies Australia Pty Limited Gaming system and a method of gaming
JP2019195457A (ja) * 2018-05-09 2019-11-14 西川 基守 パチンコ遊技機

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