JPH10155708A - 空気清浄機能付電気掃除機 - Google Patents

空気清浄機能付電気掃除機

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JPH10155708A
JPH10155708A JP32018796A JP32018796A JPH10155708A JP H10155708 A JPH10155708 A JP H10155708A JP 32018796 A JP32018796 A JP 32018796A JP 32018796 A JP32018796 A JP 32018796A JP H10155708 A JPH10155708 A JP H10155708A
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JP
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air
state detection
air inlet
communication
suction port
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JP32018796A
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Shinichiro Mano
真一郎 真野
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、掃除モードと清浄モードの誤選択を
防止した空気清浄機能付電気掃除機を提供することにあ
る。 【解決手段】吸込口13への吸込ホース14の接続状態
を検出するマイクロスイッチ70(接続状態検出スイッ
チ)と、集塵室10下流側の第一の風路7と電動送風機
室30に連通する第一の吸気口25aの連通状態と被清
浄空気吸入口6aの下流側の第二の風路8と電動送風機
室30に連通する第二の吸気口26aの連通状態とを検
出するマイクロスイッチ90(連通状態検出スイッチ)
とを設け、制御手段80によってマイクロスイッチ70
の接続信号とマイクロスイッチ90の第一の吸気口25
aと第一の風路8の連通信号とに基づいて掃除モードを
実行し、マイクロスイッチ70の非接続信号とマイクロ
スイッチ90の第二の吸気口26aと第二の風路8の連
通信号とに基づいて空気清浄モードを実行するようにし
て両モードの誤選択を防止した空気清浄機能付電気掃除
機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気清浄機能を
有する電気掃除機に関し、とくに掃除モードと空気清浄
モードの誤選択を防止するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気清浄機としての機能を持たせ
た電気掃除機としては、例えば特開平3−224529
号、特開平4−352925号公報に記載されたものが
ある。
【0003】そして、前者の特開平3−224529号
に記載された空気清浄器付電気掃除機は、前記公報の発
明の詳細な説明の項および第1図、第2図、第5図およ
び第6図に記載されているように、掃除機本体内に電気
掃除機として機能させるために使用する掃除用電動送風
機と空気清浄器として機能させるために使用する清浄器
用電動送風機とを設け、掃除機として使用する場合は掃
除用電動送風機を駆動して吸込口から流入した吸込気流
に含まれた塵埃を掃除用集塵フィルターで補足した後、
塵埃が除去された吸込気流を排気口から排出させ、ま
た、空気清浄器として使用する場合は清浄器用電動送風
機を駆動して清浄器用集塵フィルターが設けられた吸込
口から吸込み、この吸い込まれた空気を清浄器用集塵フ
ィルターが設けられた排気口から排気するようにしたも
のである。
【0004】このように構成された上記公報記載の空気
清浄器付電気掃除機は、掃除機として機能つまり使用す
る場合は塵埃が除去された排気風は排気口から排気され
るものであり、一方排気風には掃除用集塵フィルターを
通過した極めて微細な塵埃つまり微細塵が含まれている
ため、この微細塵は前記排気口から排出される排気風と
ともに室内に排気されることから衛生上必ずしも好まし
いものではない。
【0005】また、掃除機として機能させる電動送風機
と空気清浄器として機能させる清浄器用電動送風機との
二つの電動送風機を使用していることから高価となる欠
点がある。
【0006】また、後者の特開平4−352925号公
報に記載された空気清浄機能内臓電気掃除機は、同公報
の発明の詳細な説明の項および図1ないし図3に記載さ
れているように、掃除機本体内に電気掃除機として機能
させるため使用する電動送風機と空気清浄機として機能
させるために使用する清浄器用ファン内臓電動機とを設
けるとともに、掃除機本体内部に吸込口に連通する集塵
室及び集塵室の下流側に配置された電動送風機、この電
動送風機の下流側に装着されたクリーンフィルター装置
及び空気清浄用ファン内臓電動機を介して排気口に至る
排気風路Aと、クリーンフィルター装置に直接連通する
開閉可能な空気清浄用吸気口を掃除機本体外面に形成
し、この空気清浄用吸気口からクリーンフィルター装置
及び空気清浄用ファン内臓電動機を介して排気口に至る
空気清浄用風路Bとを形成し、そして、掃除機として使
用する場合は前記電動送風機を駆動して吸込口から流入
した吸込気流を前記吸込口、集塵室、クリーンフィルタ
ー、空気清浄用ファン内臓電動機、排気口に至る排気風
路Aを介して排気させ、また、空気清浄機として使用す
る場合は空気清浄用ファン内臓電動機を駆動して、開口
された空気清浄用吸気口から吸い込まれた空気を、この
空気清浄用吸気口、クリーンフィルター装置、空気清浄
用ファン内臓電動機、排気口に至る風路Bを介して排気
させるものである。
【0007】そして、この公報に記載されている空気清
浄機能内臓電気掃除機も、前記特開平3−224529
号に記載された空気清浄器付電気掃除機と同様に、電気
掃除機として機能させるための電動送風機と空気清浄機
として機能させるための清浄器用ファン内臓電動機との
二つの電動送風機を使用していることから高価となる欠
点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、空気清
浄機能を有する従来の電気掃除機は、掃除機として使用
する場合は掃除用フィルターを通過した微細塵が含まれ
ている排気風は排気口から排気されるものであり、衛生
上好ましくないという問題がある。また、電気掃除機と
して機能させるための電動送風機と空気清浄機として機
能させるための清浄器用ファン内臓電動機との二つの電
動送風機を使用していることから、電気掃除機が大形化
となるとともに高価となる欠点がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、吸込ホースが接続される吸込口
と被清浄空気吸入口とが設けられた本体ケースと、この
本体ケース内に設けられ前記吸込口に連通する集塵室
と、空気清浄用フィルターを配設する配設室と、前記集
塵室の下流側に形成した第一の風路に連通する第一の吸
気口と、前記被清浄空気吸入口の下流側に形成した第二
の風路に連通する第二の吸気口と、前記第一の吸気口お
よび第二の吸気口の下流側に位置し前記配設室に連通す
る排出口を有するとともに電動送風機を収納した電動送
風機室と、前記第一の吸気口を前記第一の風路に、前記
第二の吸気口を第二の風路にそれぞれ択一的に連通させ
る切換弁と、前記吸入口に吸込ホースが接続状態である
か非接続状態であるかを検出する接続状態検出スイッチ
と、前記切換弁の択一的連通動作に応じて動作しこの切
換弁が第一の吸気口を第一の風路に連通させた状態であ
るか第二の吸気口を第二の風路に連通させた状態である
かを検出する連通状態検出スイッチと、前記接続状態検
出スイッチからの接続状態検出信号と前記連通状態検出
スイッチからの第一の吸気口と第一の風路とが連通して
いる連通状態検出信号とに基づいて掃除モードを実行
し、前記接続状態検出スイッチからの非接続状態検出信
号と前記連通状態検出スイッチからの第二の吸気口と第
二の風路とが連通している連通状態検出信号に基づいて
空気清浄モードを実行する制御手段とを備えた空気清浄
機能付電気掃除機としたものである。
【0010】このように構成した請求項1記載の発明
は、掃除モードの際は、切換弁により第一の風路と第一
の吸気口を連通させることにより、吸込口から吸い込ま
れた塵埃を含んだ空気を集塵室、第一の風路、第一の吸
気口、電動送風機を収納した電動送風機室および空気清
浄用フィルターを配設した配設室を経由させて微細塵を
除去して排気し衛生的に掃除ができ、空気清浄モードで
は切換弁により第二の風路と第二の吸気口を連通させる
ことにより、被清浄空気吸入口から吸い込まれた被清浄
空気を第二の風路、第二の吸気口、電動送風機を収納し
た電動送風機室および空気清浄用フィルターを配設した
配設室を経由させて微細塵を除去して空気を清浄できる
という作用を有するものである。また、制御手段により
接続状態検出スイッチからの吸込ホースの接続状態検出
信号と前記連通状態検出スイッチからの第一の給気口と
第一の風路との連通状態検出信号とに基づいて掃除モー
ドを実行し、前記接続状態検出スイッチからの吸込ホー
スの非接続状態検出信号と前記連通状態検出スイッチか
らの第二の吸気口と第二の風路との連通状態検出信号に
基づいて空気清浄モードを実行することとしたことか
ら、掃除モードと空気清浄モードの誤った選択を確実に
防止できるという作用を有するものである。また、切換
弁を用いることにより一つの電動送風機によって掃除機
としての機能および空気清浄機としての機能を果すこと
ができるという作用を有するするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の第一の実施の
形態を図1および図4に基づいて説明する。
【0012】図1は空気清浄機能付電気掃除機(以下掃
除機という)Aの一部を断面して示した平面図、図2は
掃除機Aの一部を断面して示した側面図、図3は吸込ホ
ースを吸込口から抜いた状態を示す斜視図である。
【0013】図1および図2に示すように掃除機Aは、
図示しない取付ねじによって一体的に結合された上ケー
ス2と下ケース3とからなる本体ケース1と、この本体
ケース1内に配設された後述する電動送風機30、集塵
装置15、空気清浄用フィルター50および制御手段8
0等から構成されている。
【0014】そして、前記本体ケース1の前側部(図
1、図2において左側)の内部には上方に開口10aが
設けられた集塵室10が形成されており、前記開口10
aはホース14aとこのホース14aが接続された接続
管14bとからなる吸込ホース14が着脱可能に取り付
けられる吸込口13が形成された開閉蓋12によって開
閉されるようになっている。また、前記吸込口13は前
記集塵室10に連通しているものである。なお、前記ホ
ース14aには従来周知のものと同様に図示しない握管
が設けられ、この握管には延長管を介して床ブラシ等が
接続されるようになっている。
【0015】そして、前記開閉蓋12には図2および図
3に示すように前記吸込口13に隣接した位置に上方に
開口した凹状穴13aが形成され、この凹状穴13aに
は図2に示すように貫通孔13bが形成されている。ま
た、前記開閉蓋12の内部には図2に示すように前記接
続管14bつまり吸込ホース14が接続されたか否かを
検出する接続状態検出スイッチとしてのマイクロスイッ
チ70が設けられており、このマイクロスイッチ70は
作動片71と常時は突出状態となっており、前記作動片
71に押圧されたとき没入して、内部に設けられた図示
しない可動接点を同じく図示しない固定接点に接触させ
る作動突起72とが設けられている。また、前記作動片
71は常時つまり自由状態では前記貫通孔13bを貫通
して前記凹状穴13a内に突出しているものである。
【0016】また、前記マイクロスイッチ70の前記図
示しない可動接点と固定接点とにはリード線73aおよ
び73bの一端が接続されており、このリード線73a
および73bの他端側は図示しないが後に詳述する制御
手段80に接続されているものである。
【0017】そして、前記接続管14の周壁には前記吸
込口13に接続した際の軸方向への位置決めをする位置
決突起14cが形成されるとともに、この位置決突起1
4cの下方に位置して前記凹状穴13aに挿脱可能な押
圧突起14dが設けられており、この押圧突起14dが
前記凹状穴13aに挿入された際は、この押圧突起14
dは前記貫通孔13bを貫通して凹状穴13aに突出し
ている作動片71を貫通孔13b内に没入させるように
押圧する。そして、この押圧された作動片71によって
作動突起72は押圧され、この作動片71が押圧される
ことにより前記作動突起72も内部に没入し、このこと
によって前記図示しない可動接点は固定接点に接触する
ようになっている。
【0018】つまり、前記吸込ホース14が接続管14
bを介して前記吸込口13に接続されると、この接続に
伴って前記凹状穴13aに挿入される押圧突起14dに
よって前記作動片71が押圧されて作動突起72は内部
に没入し、このことによって図示しない前記可動接点は
固定接点に接触し、この接触状態を吸込ホース14の吸
込口13に接続された状態つまり接続状態の検出信号と
して取り出され、この検出信号は前記制御手段80に送
られ、また、接続管14を吸込口13から抜き去ると押
圧突起14dも凹状穴13bから抜き去られることから
前記作動片71は押圧突起14dによる押圧が解除され
るため復元し、作動突起72も元の状態つまり外部に突
出することになり前記図示しない可動接点は固定接点か
ら離れて非接触状態となり、この非接触状態は吸込ホー
ス14と吸込口13とが非接続状態であるとしての検出
信号として取り出され、この検出信号は同様に制御手段
80に送られるものである。
【0019】このようにマイクロスイッチ70によっ
て、前記吸入口13に吸込ホース14aが接続状態であ
るか非接続状態であるかが検出され、その検出結果は制
御手段80に送られるものである。
【0020】つぎに、前記集塵装置15は従来周知の塵
埃を補足する濾紙等を波状に折り曲げて形成したフィル
ター15aとこれらフィルター15aを取り付けるフィ
ルター枠15bから構成されている。そして、前記フィ
ルター枠15bには図2において上下に係合突起16
a、16bが形成され、これら係合突起16a、16b
を前記集塵室10の下流側に設けた仕切壁17に形成し
た係合孔17a、17bに係脱することにより前記集塵
室10の仕切壁17に着脱できるように配設されている
ものである。また、前記仕切壁17には後述する第一の
風路7に連通する通気孔18が形成されている。また、
前記集塵室10内には図示しないが通気孔が形成された
集塵ケース10bおよびこの集塵ケース10bの内側に
配設された紙袋からなる集塵袋10cが設けられてい
る。
【0021】また、この本体ケース1の前記集塵室10
の下流には前記電動送風機30を収納する電動送風機室
20が形成されている。この電動送風機室20は一端側
つまり前記集塵室10側に開口21aを、他端側に底壁
21bを有するとともに環状壁21cによって囲まれた
有底筒状に形成された収納ケース21によって形成され
るとともに、本体ケース1の一方の側壁に形成された複
数の支持リブ1aおよび他方側に形成した側方隔壁11
aに形成された複数の支持リブ1bとに支持されて本体
ケース1内に、配設されている。そして、この電動機収
納室20内に収納されている電動送風機30はブラシレ
スモータ31、このブラシレスモータ31に設けられた
ファンカバー32およびこのファンカバー32内に設け
られた図示しない遠心ファンとから構成されており、こ
の電動送風機30は前端側を前記ファンカバー32の前
面および外周に気密状態に嵌合した弾性ゴム等からなる
緩衝体33を介して前記開口21aに気密状態に支持
し、また、後端側を前記底壁に同様に弾性ゴム等からな
る緩衝体34を介して前記底壁に支持することにより前
記電動送風機室20に支持されて収納されている。
【0022】また、前記緩衝体33の前面は本体ケース
1に形成された前記側方隔壁11aと連続して形成され
た前側隔壁11bに気密的に当接するようにして配置さ
れているものである。なお、前記前側隔壁11bの中央
部には前記ファンカバー32の中央部に形成した図示し
ない吸気孔と対応した開口11cが形成されている。ま
た、前記収納ケース21には電動送風機室20と後述す
る配設室40とを連通させる排出口23が形成されてい
る。
【0023】そして、前記電動送風機室20の前記前側
隔壁11bには前記開口11cに対応して、図1に示す
ようにその中心を稜線部Lとする山形状に形成し互いに
対向する傾斜壁25および26が形成され、これら傾斜
壁25および26には第一の吸気口25aおよび第二の
吸気口26aがそれぞれ形成されている。そして、前記
仕切壁17に形成した通気孔18と前記傾斜壁25に形
成した第一の吸気口25aとは、仕切壁17の一端側
(図1において上側)と前記前側隔壁11bとに一体に
形成された隔壁27aと、仕切壁17の他端側(図1に
おいて下側)と前記稜線部Lとに一体に形成された隔壁
27bによって囲まれて形成された前記第一の風路7に
よって連通している。また、前記本体ケース1の側壁に
は吸入口4aが設けられたフィルター収納部4が形成さ
れており、このフィルター収納部4に形成された吸入口
4aと前記傾斜壁26に形成された第二の吸気口26a
とは前記稜線部Lに一体に形成された前記隔壁27b、
前側隔壁11b、前記仕切壁17、側方隔壁11aおよ
びこの側方隔壁11aに連続して形成された後方隔壁1
1dよって形成された第二の風路8によって連通してい
る。
【0024】つぎに、前記傾斜壁25および26に形成
された第一の吸気口25aおよび第二の吸気口26aを
開閉する切換弁60について説明する。この切換弁60
は第一の吸気口25aおよび第二の吸気口26aを開閉
する方形状の薄板からなる弁61および62とこれら弁
61および62を連結して連動動作させる棒状の連結部
材66とから構成されている。そして、前記弁61の基
端部には上下に支軸61a、61aが形成されこの両支
軸61a、61aを本体ケースに設けた軸受28a、2
8bによって回動可能に軸支されて第一の吸気口25a
つまり傾斜壁25の上流側に配置されている。また、弁
61の中間部には嵌合孔61cが設けられた凸部61d
が形成されている。
【0025】また、前記弁62の基端部の一端側つまり
本体の上面側には作動杆63が設けられ他端側には支軸
62aが設けられている。そして、この支軸62aは本
体ケース1に設けた軸受28dに回動可能に軸支され、
また、前記作動軸63は前記本体ケース1に形成した上
側隔壁27cに設けた軸受28cに軸支されるとともに
後述する制御室85を通って、その先端部は本体ケース
1の上面から突出して設けられている。そして、この作
動軸63の先端部には操作つまみ63aが取り付けられ
この操作つまみ63aにより回動操作されるようになっ
ており、また、制御室85に位置する部位に押圧片63
bが一体的に設けられている。また、弁62の中間部に
は嵌合孔62cが設けられた凸部62dが形成されてい
る。そして、前記弁62は前記第二の吸気口26aの被
清浄空気の流れに対する上流側に位置して配置されてい
る。
【0026】そして、前記弁61に形成した凸部61d
の嵌合孔61cと、弁62の凸部62dの嵌合孔62c
とに前記連結部材66の両端が嵌合して取り付けられて
おり、この連結部材66を介して弁61と弁62とは連
動して動作するものである。つまり、前記操作つまみ6
3aにより作動軸63を反時計方向に回動すると図1に
実線で示すように弁61は第一の吸気口25aを開き、
弁62は第二の吸気口62aを閉じるように動作し、逆
に作動軸63を時計方向に回動すると図1に二点鎖線で
示すように弁61は第一の吸気口25aを閉じ、弁62
は第二の吸気口62aを開くように動作するものであ
る。
【0027】なお、前記第一の吸気口25aおよび第二
の吸気口26aの孔縁にはシール部材25bおよび26
bが設けられ弁61および62との気密性を高めるよう
になっている。
【0028】そして、前記電動送風機室20の下流つま
り図2において電動送風機室20の上方に位置して配設
室40が形成されており、この配設室40は底壁41と
この底壁41の外周部に端縁が当接する周壁42aと天
井壁42bとからなる蓋体42とから構成されている。
そして、前記蓋体42の天井壁42bには排気口44が
形成されているとともに、この蓋体42は図示しない取
付手段によって前記底壁41に気密状態にして取り付け
られるようになっている。また、前記底壁41には前記
電動送風機室20に設けた排出口23が開口しており、
この排出口23の外側に位置して前記底壁41には凸状
の周壁43が形成されており、この周壁43には上端部
に嵌合溝43aが形成されているとともに、後部外周部
にはクランプ46が設けられている。また、配設室40
の内部には前記空気清浄用フィルター50が収納されて
おり、この空気清浄用フィルター50は、周壁51aと
この周壁51aの排気風の流れに対して下流側の端縁に
着脱可能に設けられ多数の通気孔51dを有する蓋板5
1b、上流側の端部に一体に設けられるとともに多数の
通気孔51dを有する底板51cとからなるフィルター
枠51と、このフィルター枠51の内部に収納された一
般にヘパフィルターと呼ばれているミクロン単位の大き
さの塵埃を補足できる素材を波形に折り曲げて形成され
たフィルター52とから構成されている。また、前記フ
ィルター枠51の周壁51aの上部つまり前記蓋板51
b側の前部には前記蓋体42に形成した係合突起42c
に係合する係合凹部51eが形成され、また周壁51の
下部つまり底板51c側の後部には前記クランプ46に
係合する係合凹部51fが形成されている。
【0029】また、前記フィルター枠51の前記底板5
1cの下側に位置して前記周壁51aには環状溝51g
が形成されこの環状溝51gには脱臭フィルター47が
取り付けられている。この脱臭フィルター47は排気風
の流れに対してフィルター52の上流側に位置している
ことから、塵埃等によって生じる不快臭は前記脱臭フィ
ルター47によって除去されることからフィルター52
に前記不快臭が付着することが防止される。
【0030】そして、前記空気清浄用フィルター50の
配設室40内への配設は、前記嵌合溝43aに嵌合した
パッキング48を介して前記周壁43に前記空気清浄用
フィルター50を載置し、ついで前記クランプ46を前
記フィルター枠51の係合凹部51fに係合した後、前
記蓋体42の係合突起42cをフィルター枠51の係合
凹部51eに係合させつつ図示しない取り付け手段によ
て蓋体42を底壁41に取り付けることによってなされ
るものである。
【0031】また、本体ケース1の側壁に設けられた前
記フィルター収納部4には、比較的目の荒いフィルター
5aとこのフィルター5aが取り付けられたフィルター
枠5bからなるフィルター装置5が着脱可能に取り付け
られている。また、このフィルター収納部4には吸気孔
6aが形成されるとともにネットフィルター6bが設け
られた蓋枠6が取り付けられている。そして、前記吸気
孔6aおよび吸入口4aからは前記電動送風機30が駆
動した際に室内の被清浄空気が吸入されるものであり、
吸入口4aおよび吸気孔6aは被清浄空気吸入口を構成
しているものである。
【0032】また、前記本体ケース1の前記第一の風路
7および第二の風路8の上部に位置して上側隔壁27c
を底壁とした前記制御室85が形成されており。この制
御室85にはマイクロコンピューター等から構成された
制御手段80が取り付けられた配線基板81が取付ボス
81aにねじ81bによって取り付けられ配設されてい
る。また、前記配線基板81には前記第一の吸気口25
aを第一の風路7に、また、第二の吸気口26aを第二
の風路8にそれぞれ択一的に連通させる前記切換弁60
と連動して動作し、第一の吸気口25aと第一の風路7
とが連通状態にあるか、第二の吸気口26aと第二の風
路8とが連通状態にあるかを検出する連通状態検出スイ
ッチとしてのマイクロスイッチ90が前記配線基板81
に配置されて設けられている。このマイクロスイッチ9
0は、図2および図4に示すように作動片91とこの作
動片91に押圧された際に内部に没入する作動突起92
を有しており、また、この作動突起92が没入した際に
この作動突起92によって押圧される図示しない固定接
点に接触し、押圧が解除されたときに非接触となる可動
接点を有している。また、前記図示しない固定接点およ
び可動接点にはそれぞれリード線93aおよび93bの
一端側が接続され、このリード線93aおよび93bの
他端側は図示しないが前記制御手段80に接続されてい
る。
【0033】そして、図1および図4に示すように作動
杆63を反時計方向(図4の矢印イ方向)に回動させて
切換弁90つまり弁61、62を動作させ、弁61が第
一の吸入口25aを解放してこの第一の吸入口25aと
第一の風路7とを連通させるとともに、弁62が第二の
吸入口26aを閉じてこの第二の吸入26aと第二の風
路8とを非連通とするよう操作すると、前記作動軸63
に設けられた押圧片63bによって前記マイクロスイッ
チ90の作動片91は図4に実線で示す位置まで押圧さ
れ、作動片91によって図示しない可動接点は押圧され
て固定接点に接触する。そして、この接触状態における
信号は第一の吸気口25aと第一の風路7とが連通状態
であるとしての信号つまり検出信号として前記制御手段
80に送られる。
【0034】また、逆に作動杆63を時計方向(図4の
矢印ロ方向)に回動させて切換弁90つまり弁61、6
2を動作させ、弁61が第一の吸気口25aを閉じてこ
の第一の吸気口25aと第一の風路7とを非連通とし、
また、弁62が第二の吸入口26aを開きこの第二の吸
入口26aと第二の風路8とを連通させるよう操作する
と、前記作動軸63に設けられた押圧片63bも時計方
向に回動して前記マイクロスイッチ90の作動片91は
図4に二点鎖線で示す位置に復元することから、可動接
点は固定接点から離れ非接触となる。そして、この非接
触状態における信号は第二の吸気口26aと第二の風路
8とが連通状態であるとしての信号つまり検出信号とし
て前記制御手段80に送られる。
【0035】つまり、掃除機Aを掃除機として機能させ
ようとするときは前記作動軸63を反時計方向に回動操
作して、第一の吸気口25aと第一の風路7を連通させ
るとともに第二の吸気口26aと第二の風路8を非連通
させるように操作すると、この作動軸63の回動操作に
伴って、押圧片63bも反時計方向に回転しマイクロス
イッチ90の動作片91を押圧し、このことによって作
動突起92が没入し図示しない可動接点と固定接点とが
接触状態となり、この接触状態を第一の吸気口25aと
第一の風路7とが連通状態にあるとしての検出信号とし
て制御手段80に送り、また、空気清浄機として機能さ
せようとするときは、前記作動軸63を時計方向に回動
して第二の吸気口26aと第二の風路8を連通させると
ともに、第一の吸気口25aと第一の風路7を非連通さ
せるように操作すると、この操作に伴って押圧片63b
も時計方向に回転し押圧片63bは作動片91から離れ
作動突起92は元の状態に復元つまり外方に突出し、可
動接点と固定接点とは非接触となり、この接触状態を第
二の吸気口26aと第二の風路8とが連通状態にあると
しての検出信号として制御手段80に送る。
【0036】このように掃除機Aを掃除機または空気清
浄機のいずれかとして使用しようとする場合は、操作つ
まみ63aを操作して切換弁60を切り換えるものであ
るが、この切換弁60の切換動作に連動つまり応じてマ
イクロスイッチ90によって、第一の吸気口25aと第
一の風路7とが連通状態であるか、また第二の吸気口2
6aと第二の風路8とが連通状態であるかを検出し、こ
れらの検出結果を制御手段80に送られるようになって
いるものである。
【0037】なお、前記本体ケース1の上面には図示し
ないが、電源スイッチ、掃除モードスイッチ、空気清浄
モードスイッチ等の各種制御スイッチが設けられてお
り、これら各種制御スイッチからの信号に基づいて前記
制御手段80は掃除機Aを制御するようになっている。
また、図1および図2に示すように本体ケース1の後部
には電源コード9aが巻回されている従来周知のコード
リール装置9が設けられ、前記電源コード9aには図示
しないプラグが設けられている。また、図1に示すよう
に本体ケース1の底部には旋回輪19aと走行車輪19
bが設けられている。 なお、図1および図2において
符号3aは掃除中における掃除機の移動に伴って家具等
に掃除機が衝突したさいに、家具等を傷けないようにす
るためのバンパーである。
【0038】つぎに、この掃除機Aの制御について図5
に示す制御ブロック図に基づいて説明する。
【0039】図5において、マイクロスイッチ70は、
マイクロスイッチ70の状態が前記吸込ホース14の接
続管14bが吸込口13に接続され可動接点と固定接点
とが接触している状態を「接触」として、また、接続管
14bが吸込口13から抜き去られ可動接点が固定接点
から離れて非接触となっている状態を「非接触」として
示し、また、マイクロスイッチ90は、このマイクロス
イッチ90の状態が、掃除モードつまり第一の吸気口2
5aと第一の風路7とが連通状態とされ可動接点と固定
接点とが接触している状態を「接触」と、また、空気清
浄モードつまり第二の吸気口26aと第二の風路8とが
連通状態とされ可動接点が固定接点から離れ非接触とな
っている状態を「非接触」として示してある。
【0040】そして、マイクロスイッチ70の「接触」
つまり吸込ホース14が吸込口13に接続されている状
態の検出信号はANDゲート75に出力され、また、
「非接触」つまり吸込ホース14が吸込口13に接続さ
れていない状態の状態の検出信号はANDゲート76に
出力されるようになっている。また、マイクロスイッチ
90の「接触」つまり掃除モードが選択され第一の吸気
口25aと第一の風路7が連通状態となっているときの
検出信号はANDゲート75に出力され、また、「非接
触」つまり空気清浄モードが選択され第二の吸気口26
aと第二の風路8とが連通している状態の検出信号はA
NDゲート76に出力されるようになっている。
【0041】そして、前記ANDゲート75およびAN
Dゲート76の出力はそれぞれ制御手段80に出力さ
れ、制御手段80はANDゲート75の出力に基づいて
掃除モードを実行し、ANDゲート76の出力に基づい
て空気清浄モードを実行するようになっている。
【0042】つまり、掃除機Aを掃除機として使用しよ
うとする場合は、吸込口13に吸込ホース14の接続管
14を接続するとともに前記操作つまみ63aを操作し
て切換弁60を掃除モードに切り換えることになる。そ
して前記吸込ホース14の吸込口13への接続に伴って
上述したようにマイクロスイッチ70の図示しない可動
接点が同じく図示しない固定接点と接触し、マイクロス
イッチスイッチ70からは吸込口13に吸込ホース14
が接続されたとしての検出信号がANDゲート75に出
力され、また、前記切換弁60の切換えによって弁61
が第一の吸気口25aを開き弁62が第二の吸気口26
aを閉じ、第一の吸気口25aと第一の風路7が連通
し,第二の吸気口26aと第二の風路8は非連通となる
とともに、作動軸63の回動に伴って押圧片63bも回
動し上述したようマイクロスイッチ90の図示しない可
動接点が同じく図示しない固定接点と接触し、マイクロ
スイッチスイッチ90からは第一の吸気口25aと第一
の風路26aが連通状態であるとしての検出信号がAN
Dゲート75に出力される。そして、マイクロスイッチ
70およびマイクロスイッチ90からの前記検出信号が
ANDゲート75に出力されるとANDゲート76の条
件が成立しANDゲート75から制御手段80に出力さ
れ制御手段80は掃除機Aを掃除機モードとして動作さ
せる。
【0043】また、掃除機Aを空気清浄機として使用し
ようとする場合は、吸込口13から吸込ホース14の接
続管14bを抜き去るとともに、操作つまみ63aを操
作して切換弁60を空気清浄モードに切り換えることに
なる。そして前記吸込ホース14が吸込口13から抜き
去られることに伴って上述したようにマイクロスイッチ
70の可動接点は固定接点と非接触となり、マイクロス
イッチスイッチ70からは吸込口13に吸込ホース14
が接続されていないとしての検出信号がANDゲート7
6に出力され、また、切換弁60の切換えによって弁6
1が第一の吸気口25aを閉じ弁62が第二の吸気口2
6aを開き、第一の吸気口25aと第一の風路7が非連
通となり、第二の吸気口26aと第二の風路8は連通す
ることなるとともに、作動軸63の回動に伴って押圧片
63bも回動し上述したようマイクロスイッチ90の可
動接点は固定接点と非接触となり、マイクロスイッチス
イッチ90からは第二の吸気口25aと第二の風路8が
連通状態であるとしての検出信号がANDゲート76に
出力される。そして、マイクロスイッチ70およびマイ
クロスイッチ90からの前記検出信号がANDゲート7
6に出力されると、ANDゲート76の条件が成立しA
NDゲート76から制御手段80に信号が出力され制御
手段80は掃除機Aを清浄モードとして動作させる。
【0044】このように、掃除機として使用する場合
は、吸込口13に接続管14bつまり吸込ホース14が
接続状態となっていることをマイクロスイッチ70によ
って検出し、また、切換弁60によって第一の吸気口2
5aと第一の風路7が連通状態(この時は第二の吸気口
26aとは非連通状態である)であることをマイクロス
イッチ90によって検出し、これら両検出信号によって
吸込口13に吸込ホース14が接続されている状態と切
換弁60によって第一の吸気口25aと第一の風路7と
が連通状態であることの条件が整った場合にのみ、制御
手段80は掃除モードを実行するように掃除機Aを制御
する。そして、この掃除モードにおいては前記吸込ホー
ス14に接続された図示しない床ブラシ等から吸込気流
とともに吸い込まれた塵埃は前記集塵袋10cにより除
去されて、塵埃を除去された吸込気流は前記通気孔1
8、第一の風路7、第一の吸気口25a、電動送風機3
1、電動送風機室30に形成した排出口23を通り、排
気風として配設室40に流れ込み、ついで脱臭フィルタ
ー47、フィルター52を通過して排気口44から外部
つまり室内に排気される。そして、前記脱臭フィルター
47、フィルター52を通過する際に排気風に含まれて
いる不快臭は脱臭フィルター47により、また、集塵袋
10cを通過した微細塵はフィルター52によって除去
されるため衛生的な掃除ができる。
【0045】また、掃除機Aを浄機として使用する場合
は、吸込口13ら吸込ホース14が非接続状態となって
いることをマイクロスイッチ70により検出し、また、
切換弁60が第二の吸気口26aと第二の風路7が連通
状態(この時は第一の吸気口25aとは非連通状態であ
る)であることを検出し、両検出信号によって吸込口1
3に吸込ホース14が非接続となっている状態と、切換
弁60によって第二の吸気口26aと第にの風路8とが
連通状態であることの二つの条件が整った場合にのみ、
制御手段80は清浄モードを実行するように掃除機Aを
制御をするものである。そして、この清浄モードにおい
ては、本体ケース1の側壁に設けた蓋枠6の吸気口6a
から吸い込まれた被清浄空気は、フィルター5a、収納
部4に形成した吸入口4a、第二の風路8、第二の吸気
口26a、電動送風機31、電動送風機室30に形成し
た排出口23を通り、排気風として配設室40に流れ込
み、ついで脱臭フィルター47、フィルター52を通過
して排気口44から外部つまり室内に排気される。そし
て、前記脱臭フィルター47、フィルター52を通過す
る際に排気風に含まれている不快臭は脱臭フィルター4
7により、また、前記フィルター5aを通過した微細塵
はフィルター52によって除去されるため衛生的な空気
清浄ができるものである。
【0046】つぎに、上記掃除機Aの動作について説明
すると、まず、掃除機として使用する場合は、図示しな
い床ブラシ等を接続した吸込ホース14を吸込口13に
接続するとともに、操作つまみ63aを操作して第一の
吸気口25aと第一の風路7とを連通させるように切換
弁60を動作させ、ついで図示しない掃除モードスイッ
チを閉成する。するとマイクロスイッチ70からは接続
状態検出信号が、また、マイクロスイッチ90からは第
一の吸気口25aと第一の風路7とが連通状態となって
いる連通状態検出信号がそれぞれANDゲート75に出
力され、この両出力が入力されることによりANDゲー
ト75からは制御手段80に出力信号が出力され、制御
手段80は掃除モードを実行する。この掃除モードの実
行によって、床ブラシから吸込気流とともに吸い込まれ
た塵埃は集塵袋10cによって除去され、吸込気流は排
気風として排気口44から排気される。この排気の際に
前記空気清浄用フィルター50によって排気風に含まれ
ている微細塵は除去されることから衛生的に掃除がなさ
れるものである。
【0047】また、空気清浄機として使用する場合は、
接続ホース14を吸込口13から抜き去るとともに、操
作つまみ63aを操作して第二の吸気口26aと第二の
風路8とを連通させるように切換弁60を動作させ、つ
いで図示しない空気清浄モードスイッチを閉成する。す
るとマイクロスイッチ70からは非接続状態検出信号
が、また、マイクロスイッチ90からは第二の吸気口2
6aと第二の風路8とが連通状態となっている連通状態
検出信号がそれぞれANDゲート76に出力され、この
両出力が入力されることによりANDゲート76からは
制御手段80に出力信号が出力され、制御手段80は空
気清浄モードを実行する。この空気清浄モードの実行に
よって、吸気孔6a、吸入口4aを介して吸い込まれた
被清浄空気は第二の吸気口26aと第二の風路8を通っ
て排気口44から排気される。そして、被清浄空気はフ
ィルター収納部4に収納されたフィルター装置5によっ
て大きい塵埃は補足され、また、微細塵は空気清浄用フ
ィルター50によって除去されて清浄され室内に排出る
ものである。
【0048】上述のように、掃除機Aを掃除機として使
用する場合は、吸込口13に接続管14bを介して吸込
ホース14が接続状態となっていることがマイクロスイ
ッチ70により検出され、また、切換弁60によって第
一の吸気口25aと第一の風路7が連通状態となってい
ることがマイクロスイッチ90によって検出され、これ
ら両検出信号が整った場合にのみ、つまり吸込口13に
吸込ホース14が接続されている状態と、切換弁60に
よって第一の吸気口25aと第一の風路7とが連通され
た状態との二つの条件が整った場合にのみ制御手段80
は掃除モードを実行し、また、掃除機Aを浄機として使
用する場合は、吸込口13に対して吸込ホース14が非
接続状態となっていることが接続状態検出スイッチ70
により検出さ、また、切換弁60によって第二の吸気口
26aと第二の風路8が連通状態であることがマイクロ
スイッチ90によって検出され、これら両検出信号が整
った状態、つまり吸込口13に対して吸込ホース14が
非接続となっている状態と、切換弁60によって第二の
吸気口26aと第二の風路8とが連通した状態との二つ
の条件が整った場合にのみ制御手段80が空気清浄モー
ドを実行するように構成したことから、例えば、切換弁
60によって第一の吸気口25aと第一の風路7とが連
通した状態となっている場合に、誤って空気清浄モード
を実行すべく前記図示しない空気清浄モードスイッチを
操作したとしても、このときは仮に吸入口13に接続管
14が嵌合つまり接続されていないとしても、前記切換
弁60が第二の吸気口26aと第二の風路8とが連通す
るように操作されていないことからマイクロスイッチ9
0からは第二の吸気口26aと第二の風路8が連通状態
であるとの検出信号が出力されていないため、ANDゲ
ート76の条件は成立せず制御手段80は空気清浄モー
ドを実行することはなく、また、逆に切換弁60によっ
て第二の吸気口26aと第二の風路8とが連通している
状態となっている場合に、誤って掃除モードスイッチを
操作したとしても、このときは仮に吸入口13に接続管
14が接続されていたとしても、前記切換弁60が第一
の吸気口25aと第一の風路7とが連通状態となるよう
に操作されていないことからマイクロスイッチ90から
は第一の吸気口25aと第一の風路7が連通状態である
との出力信号が出力されていないため、ANDゲート7
5の条件は成立せず制御手段80は掃除モードを実行す
ることはないものであり、したがって誤操作つまり誤選
択を確実に防止できるるものである。
【0049】また、切換弁60によって掃除モードつま
り掃除機として機能させる場合の第一の吸気口25aを
第一の風路7に連通させること、空気清浄モードつまり
空気清浄器として機能させる場合の第二の吸気口26a
を第二の風路8に連通させることとをそれぞれ択一的に
なすようにしたことから、1個の電動送風機30によっ
て掃除機としても空気清浄機としても使用できるもので
あることから、掃除機Aの小形化が図られるとともに安
価とすることができる。
【0050】また、マイクロスイッチ70の検出動作は
吸込ホース14の吸込口13への接続または非接続状態
によって検出するようにしたことから、吸込ホース14
が接続された状態では空気清浄機として機能させること
ができないものであることからことから、空気清浄機と
して使用する際には不要である吸込ホース14は必ず取
り外されることになり空気清浄機としての使い勝手をよ
くすることができるものである。
【0051】なお、上記実施の形態においては、接続状
態検出スイッチおよび連通状態検出スイッチをそれぞれ
機械的構成のマイクロスイッチ70およびマイクロスイ
ッチ90によって構成したが、これはフォトセンサー等
の光学的スイッチによって構成してもよいものであり、
このように光学的スイッチにより構成した場合は耐久性
の点で有利となる利点がある。
【0052】また、上記実施の形態においては、切換弁
60の切換えを作動軸63を用いて手動操作によりなす
構成としたが、これは例えば電磁石装置を用いて動作さ
せる構成としてもよく、このように構成した場合は電磁
石の切換えに連動して連通状態検出スイッチであるマイ
クロスイッチ90を動作させるようにしてもよく、ま
た、励磁電流の変化を検出信号として取り出し連通状態
および非連通状態の検出信号として制御手段80に入力
するようにしてもい。上記のように切換弁60を電磁石
装置を用いる構成としたときは操作つまみ63aは不要
とすることができる。
【0053】また、上記実施の形態においては、マイク
ロスイッチ70およびマイクロスイッチ90からの信号
をANDゲート75および76を介して制御手段80に
入力する構成としたが、これは直接制御手段80である
マイクロコンピュータに入力してマイクロコンピュータ
により処理するようにしてもよいものである。
【0054】また、上記実施の形態においては、制御手
段80をマイクロコンピュータにより構成したが、これ
は例えばマイクロスイッチ70およびマイクロスイッチ
90の閉成または開成にしたがって動作する電磁式リレ
ー装置を組み合わせて構成してもよい。しかし、上記実
施の形態のように制御手段80をマイクロコンピュータ
により構成した場合は耐久性、省電力等の点で有利であ
る。
【0055】また、上記実施の形態においては、切換弁
60の作動軸63の軸方向を図2にをいて上下方向とし
て配置する構成としたが、これは横方向として配置する
構成として操作つまみ63aを本体ケース1の側壁また
は後壁から突出させて設けるようにしてもよいものであ
る。
【0056】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、掃除モードの際は、切換弁により第一の風路と第
一の吸気口を連通させることにより、吸込口から吸い込
まれた塵埃を含んだ空気を集塵室、第一の風路、第一の
吸気口、電動送風機を収納した電動送風機室および空気
清浄用フィルターを配設した配設室を経由させて微細塵
を除去して排気し衛生的に掃除ができ、空気清浄モード
では切換弁により第二の風路と第二の吸気口を連通させ
ることにより、被清浄空気吸入口から吸い込まれた被清
浄空気を第二の風路、第二の吸気口、電動送風機を収納
した電動送風機室および空気清浄用フィルターを配設し
た配設室を経由させて微細塵を除去して空気を清浄でき
るという効果を有するものである。また、制御手段によ
り接続状態検出スイッチからの吸込ホースの接続状態検
出信号と前記連通状態検出スイッチからの第一の給気口
と第一の風路の連通状態検出信号とに基づいて掃除モー
ドを実行し、前記接続状態検出スイッチからの吸込ホー
スの非接続状態検出信号と前記連通状態検出スイッチか
らの第二の吸気口と第二の風路の連通状態検出信号に基
づいて空気清浄モードを実行することとしたことから、
掃除モードと空気清浄モードを誤って選択することを確
実に防止できるという効果を有するものである。また、
切換弁を用いることにより一つの電動送風機によって掃
除機としての機能および空気清浄機としての機能を果す
ことができ、掃除機の小形化が図られるとともに安価と
することができるという効果を有するするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の空気清浄機能付電気掃除
機の一部を断面した平面図。
【図2】上記実施の形態の空気清浄機能付電気掃除機の
一部を断面した側面図。
【図3】上記実施の形態の空気清浄機能付電気掃除機の
吸込ホースの接続管を吸込口から抜いた状態を示す斜視
図。
【図4】上記実施の形態の空気清浄機能付電気掃除機の
連通状態検出スイッチの図。
【図5】上記実施の形態の空気清浄機能付電気掃除機の
制御ブロック図。
【符号の説明】
A 電気掃除機本体 1 本体ケース 4a 吸入口(被清浄空気吸入口の一部) 6a 吸気口(被清浄空気吸入口の一部) 7 第一の風路 8 第二の風路 10 集塵室 13 吸込口 14a 吸込ホース 20 電動送風機室 25a 第一の吸気口 26a 第二の吸気口 30 電動送風機 40 配設室 50 空気清浄用フィルター 60 切換弁 70 マイクロスイッチ(接続状態検出スイ
ッチ) 90 マイクロスイッチ(連通状態検出スイ
ッチ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸込ホースが接続される吸込口と被清浄空
    気吸入口とが設けられた本体ケースと、この本体ケース
    内に設けられ前記吸込口に連通する集塵室と、空気清浄
    用フィルターを配設する配設室と、前記集塵室の下流側
    に形成した第一の風路に連通する第一の吸気口と、前記
    被清浄空気吸入口の下流側に形成した第二の風路に連通
    する第二の吸気口と、前記第一の吸気口および第二の吸
    気口の下流側に位置し前記配設室に連通する排出口を有
    するとともに電動送風機を収納した電動送風機室と、前
    記第一の吸気口を前記第一の風路に、前記第二の吸気口
    を第二の風路にそれぞれ択一的に連通させる切換弁と、
    前記吸入口に吸込ホースが接続状態であるか非接続状態
    であるかを検出する接続状態検出スイッチと、前記切換
    弁の択一的連通動作に応じて動作しこの切換弁が第一の
    吸気口を第一の風路に連通させた状態であるか第二の吸
    気口を第二の風路に連通させた状態であるかを検出する
    連通状態検出スイッチと、前記接続状態検出スイッチか
    らの接続状態検出信号と前記連通状態検出スイッチから
    の第一の吸気口と第一の風路とが連通している連通状態
    検出信号とに基づいて掃除モードを実行し、前記接続状
    態検出スイッチからの非接続状態検出信号と前記連通状
    態検出スイッチからの第二の吸気口と第二の風路とが連
    通している連通状態検出信号に基づいて空気清浄モード
    を実行する制御手段とを備えたことを特徴とする空気清
    浄機能付電気掃除機。
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