JPH1043096A - 空気清浄機能付き電気掃除機 - Google Patents

空気清浄機能付き電気掃除機

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JPH1043096A
JPH1043096A JP20178796A JP20178796A JPH1043096A JP H1043096 A JPH1043096 A JP H1043096A JP 20178796 A JP20178796 A JP 20178796A JP 20178796 A JP20178796 A JP 20178796A JP H1043096 A JPH1043096 A JP H1043096A
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JP
Japan
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air
cleaning
electric blower
chamber
blower
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JP20178796A
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English (en)
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Masaru Kamei
勝 亀井
Kenji Harada
健司 原田
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、微細塵の除去を確実にした空気清浄
機能付き電気掃除機を提供することにある。 【解決手段】吸込口113と被清浄空気吸入口104a
とが設けられた本体ケース100と、本体ケース100
に設けられ集塵室110と、空気清浄用フィルター14
8を配設する配設室140と、集塵室110の下流に形
成した第一の風路107に連通する第一の吸気口122
と配設室140に連通する第一の排出口123とを有し
掃除用電動送風機160を収納する掃除用電動送風機室
120と、気吸入口104aに連通する第二の吸気口1
05と配設室140に連通する第二の排出口133とを
有し空気清浄用動送風機170を収納する清浄用動送風
機室130と、排出口123に設けられ掃除用電動送風
機の駆動時に開く第一の弁124と、前記第二の排出口
133に設けられ清浄用電動送風機170の駆動時に開
く第二の弁134を備えた空気清浄機能付き電気掃除
機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気清浄機能を
有する電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気清浄機としての機能を持たせ
た電気掃除機は、例えば特開平3−224529号、特
開平4−352925号公報に記載されたものがある。
【0003】そして、前者の特開平3−224529号
に記載された空気清浄器付電気掃除機は、前記公報の発
明の詳細な説明の項および第1図、第2図、第5図およ
び第6図に記載されているように、掃除機本体内に電気
掃除機として機能させるために使用する掃除用電動送風
機と空気清浄器として機能させるために使用する清浄器
用電動送風機とを設け、そして、掃除機として使用する
場合は掃除用電動送風機を駆動して吸込口から流入した
吸込気流に含まれた塵埃を掃除用集塵フィルターで補足
した後、塵埃が除去された吸込気流を排気口から排出さ
せ、また、空気清浄器として使用する場合は清浄器用電
動送風機を駆動して清浄器用集塵フィルターが設けられ
た吸込口から吸込み、この吸い込まれた空気を清浄器用
集塵フィルターが設けられた排気口から排気するように
したものである。
【0004】このように構成された従来の空気清浄器付
電気掃除機は、掃除機として機能つまり使用する場合は
塵埃が除去された排気風は排気口から排気されるもので
あり、一方排気風には掃除用集塵フィルターを通過した
極めて微細な塵埃つまり微細塵が含まれているため、こ
の微細塵は前記排気口から排出される排気風とともに室
内に排気されることから衛生上必ずしも好ましいもので
はない。
【0005】また、空気清浄器として機能つまり使用す
る場合は前記清浄器用電動送風機を駆動して空気清浄を
行うものであるが、この空気清浄器として使用する場合
は常に前記空気清浄用電動送風機によりなすものである
ため、空気清浄能力は前記空気清浄用電動送風機の吸込
能力によって定まってしまうものである。ところで、室
内の空気清浄をなす場合は短時間の間に清浄つまり急速
清浄をしたい場合あるいは睡眠中のように静かな状態つ
まり運転音を小さくした静音清浄をなしたい場合とがあ
るが、従来のものは上述のように空気清浄能力は空気清
浄用電動機の最大能力(一般には掃除電動機送風機より
も小さく設計されている)によって定まってしまうもの
であり、急速清浄ができないものである。
【0006】また、後者の特開平4−352925号公
報に記載された空気清浄機能内臓電気掃除機は、同公報
の発明の詳細な説明の項および図1ないし図3に記載さ
れているように、掃除機本体内に電気掃除機として機能
させるため使用する電動送風機と空気清浄機として機能
させるために使用する清浄器用ファン内臓電動機とを設
けるとともに、掃除機本体内部に吸込口に連通する集塵
室及び集塵室の下流側に配置された電動送風機、この電
動送風機の下流側に装着されたクリーンフィルター装置
及び空気清浄用ファン内臓電動機を介して排気口に至る
排気風路Aと、クリーンフィルター装置に直接連通する
開閉可能な空気清浄用吸気口を掃除機本体外面に形成
し、この空気清浄用吸気口からクリーンフィルター装置
及び空気清浄用ファン内臓電動機を介して排気口に至る
空気清浄用風路Bとを形成し、そして、掃除機として使
用する場合は前記電動送風機を駆動して吸込口から流入
した吸込気流を前記吸込口、集塵室、クリーンフィルタ
ー、空気清浄用ファン内臓電動機、排気口に至る排気風
路Aを介して排気させ、また、空気清浄機として使用す
る場合は空気清浄用ファン内臓電動機を駆動して、開口
された空気清浄用吸気口から吸い込まれた空気を、この
空気清浄用吸気口、クリーンフィルター装置、空気清浄
用ファン内臓電動機、排気口に至る風路Bを介して排気
させるものである。
【0007】そして、この公報に記載されている空気清
浄機能内臓電気掃除機も、前記特開平3−224529
号に記載された空気清浄器付電気掃除機と同様に、掃除
機として機能つまり使用する場合は塵埃が除去された排
気風は排気口から排気されるものであり、集塵装置を通
過した排気風には微細塵が含まれていることから衛生上
好ましくないものであり、また、空気清浄機として使用
する場合は前記清浄器用ファン内臓電動機を駆動して空
気清浄を行うもので、この空気清浄機として使用する場
合は常に前記清浄器用ファン内臓電動機によりなすもの
であり、急速清浄ができないものである。
【0008】なお、この公報記載の空気清浄機能内臓電
気掃除機は、掃除機として使用させる場合もその排気風
は前記清浄器用ファン内臓電動機内を通して排気させる
ことから風路抵抗が大きくなり吸込性能の低下を招くと
いう問題があり、また、空気清浄用吸気口を開閉する機
構を設ける必要があることから構造が複雑となるととも
に掃除機として使用する際と空気清浄機として使用する
際にその都度前記空気清浄用吸気口を開閉する操作をし
なければならないという煩わしさがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、空気清
浄機能を有する従来の電気掃除機は、掃除機として使用
する場合は掃除用フィルターを通過した微細塵が含まれ
ている排気風は排気口から排気されるものであり、衛生
上好ましくないという問題がある。また、室内の空気清
浄をなす場合においては静音清浄をなすことはできると
しても急速清浄ができないものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、請求項1記載の発明は、塵埃吸
込口と被清浄空気吸入口とが設けられた本体ケースと、
この本体ケース内に設けられ前記塵埃吸込口に連通する
集塵室と、空気清浄用フィルターを配設する配設室と、
前記集塵室の下流側に形成した第一の風路に連通する第
一の吸気口と前記配設室に連通する第一の排出口とを有
するとともに掃除用電動送風機を収納する掃除用電動送
風機室と、前記被清浄空気吸入口に連通する第二の吸気
口と前記配設室に連通する第二の排出口とを有するとと
もに空気清浄用動送風機を収納する空気清浄用動送風機
室と、前記第一の排出口に設けられ前記掃除用電動送風
機の駆動時に開くとともに前記空気清浄用動送風機の駆
動時に閉じる第一の弁と、前記第二の排出口に設けられ
第二の前記電動送風機の駆動時に開くとともに前記掃除
用電動送風機の駆動時に閉じる第二の弁とを備えた空気
清浄機能付き電気掃除機。
【0011】このように構成した請求項1記載の発明
は、空気清浄用フィルターを配設した配設室に掃除機と
して使用する場合における掃除用電動送風機の排気風は
前記空気清浄用フィルターを通過する際に、この空気清
浄用フィルターにより微細塵が除去され衛生的な掃除が
できるという作用を有するものであり、しかも、掃除用
電動送風機の駆動時は第二の弁が閉じていることから、
掃除用電動送風機による排気風は清浄用電動送風機室内
を介して吸入口から排出されることなく、排気風はすべ
て空気清浄用フィルターを通して排気されることから微
細塵は確実に除去され衛生的な掃除ができるものであ
る。また、空気清浄用動送風機の駆動時にはこの空気清
浄用動送風機からの被清浄空気は第一の弁が閉じている
ことから掃除用電動送風機室を介して吸込口から排出さ
れることなく、被清浄空気はすべて空気清浄用フィルタ
ーを通して排気されることから微細塵は確実に除去され
るとともに吸込口から塵埃に含まれている異臭が室内に
排出されることなく衛生的な空気清浄ができるという作
用を有するものである。
【0012】また、請求項2記載の発明は、塵埃吸込口
と被清浄空気吸入口とが設けられた本体ケースと、この
本体ケース内に設けられ前記塵埃吸込口に連通する集塵
室と、空気清浄用フィルターを配設する配設室と、前記
集塵室の下流側に形成した第一の風路に連通する第一の
吸気口と前記配設室に連通する第一の排出口とを有する
とともに掃除用電動送風機を収納する掃除用電動送風機
室と、前記被清浄空気吸入口に連通する第二の吸気口と
前記配設室に連通する第二の排出口とを有するとともに
空気清浄用動送風機を収納する空気清浄用動送風機室
と、前記被清浄空気吸入口に連通するとともに前記第一
の吸気口に連通する第二の風路と、前記第一の吸気口を
前記第一の風路と第二の風路とに選択的に連通させる切
換弁と、前記第一の排出口に設けられ前記掃除用電動送
風機の駆動時に開くとともに前記空気清浄用動送風機の
駆動時に閉じる第一の弁と、前記第二の排出口に設けら
れ前記空気清浄用動送風機の駆動時に開くとともに前記
掃除用電動送風機の駆動時に閉じる第二の弁とを備えた
空気清浄機能付き電気掃除機としたものである。
【0013】このように構成した請求項2記載の発明
は、上記請求項1記載の発明と同様空気清浄用フィルタ
ーを配設した配設室に掃除機として使用する場合におけ
る掃除用電動送風機による排気風は前記空気清浄用フィ
ルターを通過する際に、この空気清浄用フィルターによ
り微細塵が除去され衛生的な掃除ができるものであり、
しかも、掃除用電動送風機の駆動時は第二の弁は閉じて
いることから、掃除用電動送風機による排気風は清浄用
電動送風機室内を介して吸入口から排出されることな
く、排気風はすべて空気清浄用フィルターを通して排気
されることから微細塵は確実に除去されることから衛生
的な掃除ができるという作用を有するものである。
【0014】また、空気清浄用動送風機の駆動時にはこ
の空気清浄用動送風機からの被清浄空気は掃除用電動送
風機室を介して吸込口から排出されることなく、被清浄
空気はすべて空気清浄用フィルターを通して排出される
ことから微細塵の吸入口から排出を防止するとともに集
塵室内に集塵された塵埃に含まれる異臭の室内への排出
を防止できることから衛生的な空気清浄ができるという
作用を有するものである。
【0015】また、掃除用電動送風機室の吸気口を第一
の風路と第二の風路とに選択的に切換る切換弁を設けた
ことにより、掃除用電動送風機を駆動して行う急速清浄
と空気清浄用動送風機を駆動して行う静音清浄とを選択
できるという作用を有するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の第一の実施の
形態を図1および図2に基づいて説明する。
【0017】図1は空気清浄機能付き電気掃除機(以下
掃除機という)Aの一部を断面して示した平面図であ
り、図2は掃除機Aの一部を断面して示した側面図であ
る。
【0018】図1および図2に示すように掃除機Aは、
図示しない取付ねじによって一体的に結合された上ケー
ス2と下ケース3とからなる本体ケース1と、この本体
ケース1内に配設された後述する掃除用電動送風機6
0、空気清浄用電動送風機70、集塵装置15、空気清
浄用フィルター48等から構成されている。
【0019】そして、前記本体ケース1の前側部(図
1、図2において左側)の内部には図において上方に図
示しない開口が設けられた集塵室10が形成されてお
り、また、前記図示しない開口は吸込ホース14aが接
続された接続管14が着脱可能に取り付けられる吸込口
13が形成された開閉蓋12によって開閉されるように
なっている。また、前記吸込口13は前記集塵室10に
連通しているものである。なお、前記吸込ホース14a
には従来周知のものと同様に図示しない握管が設けられ
ている。
【0020】また、前記集塵装置15は従来周知の塵埃
を補足する濾紙等を波状に折り曲げて形成したフィルタ
ー15aとこれらフィルター15aを取り付けるフィル
ター枠15bから構成されている。そして、前記フィル
ター枠15bには図2において上下に係合突起16a、
16bが形成され、これら係合突起16a、16bを前
記集塵室10の下流側に設けた仕切壁17に形成した係
合孔17a、17bに係脱することにより前記集塵室1
0の仕切壁17に着脱できるように配設されているもの
である。また、前記仕切壁17には後述する第一の風路
7に連通する通気孔18が形成されている。なお、前記
集塵室10内には図示しない集塵装置である集塵袋が配
設されている。
【0021】また、この本体ケース1の前記集塵室10
の下流には前記掃除用電動送風機60を収納する掃除用
電動送風機室20が形成されている。この掃除用電動送
風機室20は周壁21a、前壁21bおよび後壁21c
からなる周壁21によって区画されており、また、前壁
21bには吸気口22が形成されている。また、周壁2
1aの図2において上方には第一の排出口としての方形
状の排出口23が設けられている。そして、掃除用電動
送風機60はブラシレスモータ61とこのブラシレスモ
ータ61によって高速回転させられファンカバー62内
に収納された図示しない遠心ファンとから構成され、弾
性ゴム等からなる緩衝体63a、63bによって前記掃
除用電動送風機室20に支持されて収納されている。
【0022】また、図2に示すように前記本体ケース1
には掃除用電動送風機室20の側方に位置して前記被清
浄空気を吸い込む空気清浄用電動送風機70を収納する
清浄用電動送風機室30が形成されている。また、この
清浄用電動送風機室30の前記掃除用電動送風機室20
と反対側の面には吸気口31が形成されており、また、
この清浄用電動送風機室30は図2において上方つまり
本体ケース1の上部方向に開口した第二の排出口として
の排出口33が形成されている。そして、前記清浄用電
動送風機室30には、前記空気清浄用電動送風機70が
収納されており、この空気清浄用電動送風機70は誘導
電動機71とこの誘導電動機71の回転軸71aに取り
付けられたファン72とから構成され、前記誘導電動機
71を図示しない緩衝体を介して同様にねじ71b、7
1bによって取り付けられ前記清浄用電動送風機室30
内に収納されている。
【0023】そして、前記掃除用電動送風機室20およ
び清浄用電動送風機室30の下流つまり図2において掃
除用電動送風機室20および清浄用電動送風機室30上
方に位置して配設室40が形成されており、この配設室
40は底壁41とこの底壁41の外周部に端縁が当接す
る周壁46aと天井壁46bとからなる蓋体46とから
構成されている。また、この蓋体46は図示しない取付
手段によって前記底壁41に気密状態にして取り付けら
れるようになっている。また、前記底壁41には前記掃
除用電動送風機室20に設けた排出口23および清浄用
電動送風機室30に設けた排出口33がそれぞれ開口し
ており、これら排出口23、33の外側に位置して前記
底壁41には凸状の周壁42が形成されており、この周
壁42の上端部には嵌合溝43aがまた内側には嵌合段
部43bがそれぞれ形成されている。また、前記蓋体4
6の天井壁46bには排気口47が形成されている。ま
た、配設室40の内部には前記空気清浄用フィルター4
8が収納されており、この空気清浄用フィルター48は
フィルター枠48aとこのフィルター枠48aに取り付
けられたフィルター48bとから構成されている。ま
た、このフィルター48bは一般にヘパフィルターと呼
ばれているミクロン単位の大きさの塵埃を補足できる素
材を波形に折り曲げて前記フィルター枠48aに取り付
けられており、この空気清浄用フィルター48は前記蓋
体46を取り外した状態で前記嵌合溝43aに嵌合され
た断面円形状のパッキングPに前記フィルター枠48a
を載置した後、前記蓋体46を前記図示しない取付手段
によって前記底壁41に取り付けることにより前記配設
室40内に収納されるものである。なお、蓋体46が取
り付けられた状態では前記フィルター枠48aは前記パ
ッキングPに押圧されて気密状態となっており、前記周
壁42と前記フィルター枠48aの下端側との間からは
排気風は漏洩しないようになっている。また、前記周壁
42に形成された嵌合段部43bには脱臭剤を含浸した
脱臭フィルター49が嵌合して取り付けられている。
【0024】そして、前記底壁41に開口した前記排出
口23には方形状の薄板からなる第一の弁としての弁2
4が一端側つまり図2おいて左側を回動軸24aによっ
て回動可能に軸支されて設けられている。この弁24は
掃除用電動送風機60の駆動により排出される排気風の
圧力を受けることにより上方つまり反時計方向に回動し
前記排出口23を開き、また、掃除用電動送風機60が
停止して排気風がなくなると自重によって時計方向に回
動して排出口23を閉じるようになっている。
【0025】また、前記排出口33にも同様に方形状の
薄板からなる第二の弁としての弁34が一端側つまり図
2おいて左側を回動軸34aによって回動可能に軸支さ
れて設けられている。この弁34は空気清浄用電動送風
機70の駆動により排出される排気風の圧力を受けるこ
とにより上方つまり時計方向に回動し前記排出口33を
開き、また、空気清浄用電動送風機70が停止して排気
風がなくなると自重によって反時計方向に回動して排出
口33を閉じるようになっている。
【0026】つまり、前記掃除用電動送風機60が駆動
し空気清浄用電動送風機70が停止している状態では、
掃除用電動送風機60による排気風により前記弁24は
反時計方向に回動して排出口23を開くが、前記弁34
は自重により前記排出口33を閉じた状態となっている
ことから、掃除用電動送風機60による排気風は前記清
浄用電動送風機室30内に流入することはない。また、
逆に掃除用電動送風機60が停止し空気清浄用電動送風
機70が駆動している状態では、空気清浄用電動送風機
70による排気風により前記弁34は時計方向に回動し
て排出口33を開くが、前記弁24は自重により前記排
出口23を閉じた状態となっていることから、空気清浄
用電動送風機70による被清浄空気は前記清浄用電動送
風機室30内に流入することはない。
【0027】また、前記弁24が開き排気風が配設室4
0に流入した際には配設室40の圧力が高くなるため、
この圧力は弁34が前記排出口33を閉じる方向に作用
するために弁34は排出口33を自重とともに確実に閉
じるものであり、また、弁34が開いて被清浄空気が配
設室40に流入した際も同様に配設室40の圧力が高く
なるため、この圧力は弁24が前記排出口23を閉じる
方向に作用するために弁24は排出口23を自重ととも
に確実に閉じるものである。
【0028】また、前記清浄用電動送風機室30の吸気
口31と対向する本体ケース1の側壁には吸入口4aが
形成された凹状の収納部4が形成されており、この収納
部4には比較的目の荒いフィルター5aとこのフィルタ
ー5aが取り付けられたフィルター枠5bからなるフィ
ルター装置5が着脱可能に取り付けられている。また、
この収納部4には貫通孔6aが形成された蓋枠6が取り
付けられている。そして、前記貫通孔6aおよび吸入口
4aからは前記空気清浄用電動送風機70が駆動した際
に室内の被清浄空気が吸入されるものである。
【0029】そして、前記掃除用電動送風機室20の前
壁21bに形成した吸気口22は図1に示すようにその
中心を稜線部Lとする山形状に形成し互いに対向する傾
斜壁25および26が形成され、これら傾斜壁25およ
び26には貫通孔25aおよび26aがそれぞれ形成さ
れている。そして、前記仕切壁17に形成した通気孔1
8と前記傾斜壁25に形成した貫通孔25aとは仕切壁
17と前記に前壁21bおよび前記稜線部Lとに一体に
形成された隔壁27によって囲まれて形成された前記第
一の風路7によって連通しており、また、前記本体ケー
ス1の側壁に形成されたフィルター収納部4に形成され
た吸入口4aと前記傾斜壁26に形成された貫通孔26
aとは前記稜線部Lに一体に形成された隔壁27、掃除
用電動送風機室20の前記周壁21a、前壁21b、後
壁21cからなる周壁21および本体ケース1の周壁に
よって形成された第二の風路8によって連通している。
【0030】つぎに、前記傾斜壁25および26に形成
された貫通孔25aおよび26aを開閉する切換弁90
について説明する。この切換弁90はそれぞれの貫通孔
25aおよび26aを開閉する方形状の薄板からなる弁
91および92とこれら弁91および92を連結して連
動動作させる棒状の連結部材96とから構成されてい
る。そして、前記弁91の基端部にはボス部91aが形
成され、このボス部91aには作動軸93が一体的に取
り付けられるとともに先端側には嵌合孔91cが設けら
れた凸部91dが形成されている。そして、前記弁91
の作動軸93の両端は貫通孔25aの吸込気流の流れに
対する上流側に位置する前記隔壁27の内側に形成され
た軸受28a、28bに回動自在に軸支されて、貫通孔
25aつまり傾斜壁25の上流側に配置されている。ま
た、前記作動軸93の図2において上側は前記隔壁27
を貫通するとともにその先端部には歯車29が設けられ
ている。そして、図2に示すように前記隔壁27の外側
に取り付けられた駆動手段97によって回動動作される
ようになっている。つまり、駆動手段97により弁91
が図1において時計方向に回動したとき貫通孔25aを
開き、反時計方向に回動したときは貫通孔25aを閉じ
るようになっている。なお、前記駆動手段97は図示し
ないステッピングモータと減速機構等から構成されてお
り、この駆動手段97は後述する制御手段65によって
制御されて動作するものである。
【0031】また、前記弁92の基端部にはボス部92
aが形成され、このボス部92aには軸94が一体的に
取り付けられるとともに先端側には嵌合孔92cが設け
られた凸部92dが形成されている。そして、前記弁9
2の軸94の両端は貫通孔26aの被清浄空気の流れに
対する上流側に位置する前記隔壁27の内側に形成され
た図示しない軸受に回動自在に軸支されて、貫通孔25
aつまり傾斜壁25の上流側に配置されており、この弁
92は図1において時計方向回動したときは前記貫通孔
26aを開き、逆に反時計方向に回動したときは貫通孔
26aを閉じるようになっている。
【0032】そして、前記弁91および92に設けられ
た凸部91dおよび92dに形成した嵌合孔91cおよ
び92cには前記連結部材96の両端部が嵌合され、こ
の連結部材96を介して弁91と92とは連動して動作
するものである。つまり、前記駆動手段97により前記
弁91が時計方向に回動させられると弁91は貫通孔孔
25aを開き、また、この弁91の回動に連動して弁9
2は同様に反時計方向に回動して貫通孔26aを閉じ
る。また、逆に駆動手段97により前記弁91が反時計
方向に回動させられると弁91は貫通孔25aを閉じ、
また、この弁91の回動に連動して弁92は同様に時計
方向に回動して貫通孔26aを開くものである。なお、
前記貫通孔25aおよび26aの孔縁にはシール部材2
5bおよび26bが設けられ弁91および92との気密
性を高めるようになっている。
【0033】つぎに、前記制御手段65はマイクロコン
ピューター等から構成され、図2に示すように前記配設
室40の前方に形成された制御手段収納室65aに収納
されている。この制御手段65は本体ケース1の上面に
設けられた図示しないが電源スイッチ、掃除用電動送風
機60の駆動スイッチ、空気清浄用電動送風機70の駆
動スイッチ、切換弁90の切換スイッチ等各種制御スイ
ッチの操作により動作するものである。なお、図に示す
ように本体ケース1の後部には電源コード9aが巻回さ
れる従来周知のコードリール装置9が設けられ、前記電
源コード9aには図示しないプラグが設けられている。
また、図1に示すように本体ケース1の底部には旋回輪
19aと走行車輪19bが設けられている。
【0034】つぎに、上記掃除機Aの動作について説明
する。まず、掃除機として使用する場合は、前記電源コ
ード9aの図示しないプラグをコンセントに接続すると
ともに、図示しない切換スイッチを操作して制御手段6
5により切換弁90を時計方向に回動させて貫通孔25
aを開き、また、貫通孔26aを閉じるように弁91お
よび92を動作させ、ついで、図示しない掃除用電動送
風機60の駆動スイッチを閉成する。すると掃除用電動
送風機60が駆動し図示しない床ブラシ等から塵埃が吸
込気流とともに集塵室10に吸い込まれ集塵装置15に
より塵埃が除去された吸込気流は通気孔18、第一の風
路7、貫通孔25a、掃除用電動送風機60、排出口2
3を経て配設室40に入り空気清浄用フィルター48を
通って排気口47から排気される。そして、前記排出口
23を排気風が流れるときに前記弁24は排気風の圧力
により反時計方向に回動して排出口23を開くものであ
り、また、排気風が空気清浄用フィルター48を通過す
る際に排気風に含まれている微細塵は除去されるため、
排気口47から排出される空気は清浄されていることか
ら衛生的な掃除ができるものである。また、前記排出口
23から流出する排気風は排出口33が弁34によって
閉じられていることから、清浄用電動送風機室30を通
して吸入口4aから外部つまり室内に排気されることは
なく、したがって、微細塵が含まれた排気風はすべて前
記空気清浄用フィルター48を通して排気されるもので
あり、この点からも衛生的な掃除ができるものである。
【0035】つぎに、空気清浄機として使用する場合に
ついて説明する。この空気清浄機として使用する場合
は、睡眠中等に静かな状態で空気清浄を行う静音清浄態
様と短時間の間に室内の空気を清浄する急速清浄態様と
の二つの態様がある。まず、静音清浄態様で使用する場
合は、前記電源コード9aのプラグをコンセントに接続
するとともに、図示しない切換スイッチを操作して制御
手段65により切換弁90を反時計方向に回動させて貫
通孔25aを閉じ、また、貫通孔26aを開くように弁
91および92を動作させ、ついで、図示しない空気清
浄用電動送風機70の駆動スイッチを閉成する。すると
空気清浄用電動送風機70が駆動し、室内の被清浄用空
気は蓋枠6に形成した貫通孔6a、フィルター装置5お
よび吸入口4aから吸入され、吸気口31、前記清浄用
電動送風機室30内を経て、排出口33から配設室40
内に流入し、前記空気清浄用フィルター48を通して室
内に排出される。そして、被清浄空気は前記フィルター
装置5により大きな塵埃は除去され、また、空気清浄用
フィルター48を通過する際に微細塵が除去されて清浄
され室内に排出されるものである。そして、被清浄空気
が清浄用電動送風機室30内から排出口33を通って配
設室40内に流入する際に、この被清浄空気の風圧によ
り前記弁34は時計方向に開くものであり、また、前記
弁24は自重により前記時計方向に回動して排出口23
を閉じていることから、被清浄空気は前記掃除用電動送
風機室20、集塵室10等を経て吸込ホース14aを介
して外部に流出することを防止できるため被清浄空気の
すべてを確実に清浄できるものである。
【0036】つぎに、急速清浄態様で使用する場合は、
前記図示しない切換スイッチを操作して制御手段65に
より弁手段90を反時計方向に回動させ弁91により貫
通孔25aを閉じるとともに弁92により貫通孔26a
を開き、ついで、前記掃除用電動送風機60の駆動スイ
ッチを閉成する。すると掃除用電動送風機60が駆動
し、被清浄空気は前記貫通孔6a、フィルター装置5、
吸入口4a、第二の風路8、貫通孔26a、掃除用電動
送風機60、排出口23、配設室40を経て空気清浄用
フィルター48を通って排気口47から排気される。そ
して、前記排出口23を被清浄空気が流れるときに前記
弁24は排気風の圧力により反時計方向に回動して排出
口を開くものであり、また、弁34は自重により反時計
方向に回動して排出口33を閉じていることから被清浄
空気はすべて空気清浄用フィルター48を通過すること
になりこの際に被清浄空気に含まれている微細塵は除去
され排気口47から清浄された空気が排出されるもので
ある。
【0037】そして、この急速清浄態様では吸引能力の
大きい掃除用電動送風機60によって被清浄空気は吸引
されて清浄されることから短時間の間に室内の空気の清
浄ができるものである。また、この際前記清浄用電動送
風機室30の排出口33は弁34によって閉じられてい
ることから、掃除用電動送風機60によって吸い込まれ
た被清浄空気は清浄用電動送風機室30、第二の風路8
を経て再び掃除用電動送風気機室20内に流れること、
つまり第二の風路8、掃除用電動送気機室20、排出口
23、配設室40、排出口33、清浄用電動送風機室3
0を経て再び第二の風路8に流れて還流することが防止
されることから効率の良い清浄動作がなされるものであ
る。
【0038】このように構成した掃除機Aは、掃除機と
して使用する場合において掃除用電動送風機60によっ
て生じる排気風は、前記空気清浄用フィルター48を配
設した配設室40を通過する際に、この空気清浄用フィ
ルター48により微細塵は除去されて、排気されるもの
であることから衛生的に掃除ができるものである。ま
た、掃除用電動送風機60の駆動時は弁34は排出口3
3閉じていることから、掃除用電動送風機60による排
気風は清浄用電動送風機室30を介して吸入口4aから
排出されることなく、排気風はすべて空気清浄用フィル
ター48を通して排気されることから排気風に含まれて
いる微細塵は確実に除去できるものである。また、空気
清浄用動送風機70の駆動時にはこの空気清浄用動送風
機70から被清浄空気は掃除用電動送風機室20を介し
て排出口23から排出されることなく、被清浄空気はす
べて空気清浄用フィルター48を通して排出されるため
微細塵が除去された空気が排出されることから空気清浄
が確実にできるものである。
【0039】また、掃除用電動送風機室20の吸気口2
2を第一の風路7と第二の風路8とに選択的に切換る切
換弁90を設けたことにより、掃除用電動送風機60を
駆動して急速清浄を行うことと、空気清浄用電動送風機
70を駆動して静音清浄を行うことを選択できるもので
ある。また、急速清浄を行う場合にも前記清浄用動送風
機室30の排出口33は弁34によって閉じられている
ことから、掃除用電動送風機60により吸引される被清
浄空気が掃除用電動送風機室20、清浄用電動送風機室
30等を介して還流することがないことから効率の良い
空気清浄ができるものである。
【0040】なお、急速清浄態様を設けない場合は、前
記切換弁90を省略することができるものである。
【0041】つぎに、この発明の第二の実施の形態を図
3に基づいて説明する。なお、この第二の実施の形態は
上記第一の実施の形態とは掃除機の具体的構成は異なる
ものの、基本的構成は同じである。
【0042】図3に示すように掃除機Aの本体ケース1
00には集塵室110が形成され、この集塵室110の
上部には吸込ホース114aが接続される接続管114
が接続される吸込口113が設けられた開閉蓋112が
設けられており、また、集塵室110の後部に設けた仕
切壁117には通気孔118が形成され、この通気孔1
18は第一の風路107に連通している。また、通気孔
118の上流側にはフィルター装置115が設けられて
いる。
【0043】また、本体100には前記仕切壁117と
隔壁121によって区画して形成された掃除用電動送風
機室120が形成され、この掃除用電動送風機室120
内には緩衝体163aおよび163bによって支持され
て掃除用電動送風機160が収納されている。
【0044】また、前記掃除用電動送風機室120の下
側に位置する隔壁121の中央部には吸気口122が形
成され、この吸気口122には下方に設けた稜線部Lを
頂部として互いに対向する傾斜壁125、126が形成
されこの傾斜壁125、126にはそれぞれ貫通孔12
5a、126aが形成されている。そして、貫通孔12
5aは前記第一の風路107と連通しており、また、貫
通孔126aは後述する第二の風路108と連通してい
る。
【0045】そして、前記貫通孔125a、126aは
それぞれ切換弁190の回動軸部193に放射状に設け
た弁191、192によって選択的に切り換えられるよ
うになっている。すなわち図に実線で示したように前記
弁191が貫通孔125aを閉じているときは弁192
は貫通孔126aを開き前記吸気口122と第二の風路
108を連通させるものであり、また、逆に図に二点鎖
線で示したように弁192が貫通孔126aを閉じてい
るときは弁191は貫通孔125aを開き、前記吸気口
122と第一の風路107を連通させるようになってい
る。なお、前記貫通孔125aおよび126aの孔縁に
は弁191および192との気密性を高めるためのシー
ル部材125bおよび126bが設けられいる。
【0046】また、前記切換弁190の回動軸193の
一端側は図示しないが気密的にかつ回動可能にして本体
ケース100の側壁を貫通し、その先端部に操作つまみ
が設けられ、この操作つまみによって前記切換弁190
を動作させて吸気口122を第一の風路107と第二の
風路108とに選択的に連通させるようになっている。
【0047】また、掃除用電動送風機室120の下流側
つまり図において上方には第一の排出口としての排出口
123が設けられており、この排出口123には第一の
弁としての弁124が一端を回動軸124aによって回
動可能に取り付けられており、この弁124は掃除用電
動送風機160が駆動することによって生じる排気風に
よって反時計方向に回動し、排出口123を開き掃除用
電動送風機160が停止し、排気風がなくなると自重に
より時計方向に回動し排出口123を閉じるようになっ
ている。また、後述する空気清浄用電動送風機170が
駆動しているときは、後述する配設室140に流入した
被清浄空気流により時計方向に圧力が加わり、弁124
は排出口123をより確実に閉じるようになっている。
【0048】また、前記掃除用電動送風機室120の後
方には隔壁121を介して清浄用電動送風機室130が
形成され、この清浄用電動送風機室130には誘導電動
機171とファン172とからなる空気清浄用電動送風
機170が収納されている。また、清浄用電動送風機室
130の下流側つまり図において上部には第二の排出口
としての排出口133が設けられており、この排出口1
33には第二の弁としての弁134が一端を回動軸13
4aによって回動可能に取り付けられており、この弁1
34は空気清浄用電動送風機170が駆動することによ
って生じる被清浄空気流によって時計方向に回動し排出
口133を開き、空気清浄用電動送風機170が停止し
被清浄空気流がなくなると自重により反時計方向に回動
し排出口133を閉じるようになっている。また、前記
掃除用電動送風機160が駆動しているときは後述する
配設室140に流入した排気風により反時計方向に圧力
がも加わり、弁134は排出口133をより確実に閉じ
るようになる。
【0049】また、前記本体ケース100の後部には被
清浄空気吸入口としての吸入口104aが形成され、こ
の吸入口104aには比較的大きな塵埃を除去するフィ
ルター装置105が設けられている。
【0050】また、前記掃除用電動送風機室120およ
び清浄用電動送風機室130の上部には配設室140が
設けられ、この配設室140の底壁141に前記排出口
123および133が開口しているものである。また、
底壁141には隔壁142が設けられ、この隔壁142
の上端部143aに設置されて上記第一の実施の形態と
同様の構成の空気清浄用フィルター148が収納されて
いる。また、隔壁142の段部143bには脱臭剤を含
浸した脱臭フィルター149が配置されている。なお、
前記上端部143aには図示しないがパッキングが配置
されて気密性を高めるようになっている。
【0051】また、前記配設室140の上部には排気口
147が形成されている。また、本体ケース100には
上記第一の実施の形態と同様図示しないが掃除用電動送
風機160の駆動スイッチ、清浄用電動送風機170の
駆動スイッチ等が設けられている。なお、図において1
65は制御手段収納室165aに配設された制御手段で
ある。また、図示しないが本体ケース100にはプラグ
が接続された電源コードを収納するコードリール装置が
設けられている。また、119aは旋回輪、119bは
走行車輪である。
【0052】つぎに、このように構成した掃除機Aの動
作について説明する。まず、掃除機として使用する場合
は、前記図示しない電源コードのプラグをコンセントに
接続するとともに、弁192により貫通孔126aを閉
じ、弁191が貫通孔125aを開くように切換弁19
0を操作し、ついで図示しない掃除用電動送風機160
の駆動スイッチを閉成する。このことにより掃除用電動
送風機160が駆動し図示しない床ブラシ等を介して吸
込気流とともに集塵室110に吸い込まれた塵埃はフィ
ルター装置115によって除去され、吸い込み気流は通
気孔118、第一の風路107、貫通孔125a、掃除
用電動送風機160、排出口123を経て配設室140
に入り、空気清浄用フィルター148を通って排気口1
47から排気される。そして、前記排出口123を排気
風が流れるときに弁124は排気風の圧力により反時計
方向に回動して排出口123を開き、また、排気風が空
気清浄用フィルター148を通過する際に排気風に含ま
れている微細塵は除去され排気口147からは清浄され
た空気が排気されることから衛生的な掃除ができるもの
である。
【0053】また、排出口123から流出する排気風は
排出口133が弁134によって閉じられていることか
ら、清浄用電動送風機130を通して吸入口104aか
ら外部つまり室内に排気されることはなくこのことから
も衛生的な掃除ができるものである。また、排出口12
3から排気風が流れる状態では、前記空気清浄用電動送
風機170は停止しており弁134は自重により排出口
133を閉じているが、排気風が配設室140に流入す
ると配設室140内の圧力は高くなりこの圧力により弁
134には排出口133を閉じる方向の押圧されるた
め、弁134は自重と前記圧力により排出口133をよ
り確実に閉じものである。
【0054】つぎに、空気清浄機として使用する場合に
ついて説明する。この空気清浄機として使用する場合
は、上記第一の実施の形態と同様、睡眠中等に静かな状
態で空気清浄を行う静音清浄態様と短時間の間に室内の
空気を清浄する急速清浄態様との二つの態様がある。ま
ず、静音清浄態様で使用する場合は、前記図示しない電
源コードのプラグをコンセントに接続するとともに、弁
192が貫通孔126aを開き、弁191が貫通孔12
5aを閉じように切換弁190を切り換える。
【0055】ついで、図示しない空気清浄用電動送風機
170の駆動スイッチを閉成する。すると空気清浄用電
動送風機170が駆動し、室内の被清浄用空気は吸入口
104a、フィルター装置105から吸入され、吸気口
131、前記清浄用電動送風機室130内を経て、排出
口133から配設室140内に流入し、前記空気清浄用
フィルター148を通して室内に排出される。そして、
被清浄空気は含まれ前記フィルター装置105により大
きな塵埃は除去され、また、空気清浄用フィルター14
8を通過する際に微細塵が除去されて清浄され室内に排
出されるものである。そして、被清浄空気が清浄用電動
送風機室130内から排出口133を通って配設室14
0内に流入する際に、この被清浄空気の風圧により前記
弁134は時計方向に回動して開くものであり、また、
前記弁124は自重により前記時計方向に回動して排出
口123を閉じていることから、被清浄空気は前記掃除
用電動送風機室120、集塵室110等を経て吸込ホー
ス114aを介して外部に流出することを防止できるた
め被清浄空気のすべてを確実に清浄できるものである。
【0056】また、この場合も排出口133から排気風
が流れる状態では、前記掃除用電動送風機160は停止
しており弁133は自重により排出口123を閉じてい
るが、被清浄空気が配設室140に流入すると配設室1
40内の圧力は高くなりこの圧力により弁124には排
出口123を閉じる方向の押圧されるため、弁124は
自重と前記圧力により排出口123をより確実に閉じも
のである。
【0057】つぎに、急速清浄態様で使用する場合は、
弁192が貫通孔126aを開き、弁191が貫通孔1
25aを閉じように切換弁190を切り換える。
【0058】ついで、前記掃除用電動送風機160の駆
動スイッチを閉成する。すると掃除用電動送風機160
が駆動し、室内の被清浄用空気は吸入口104a、フィ
ルター装置105から吸入され、第二の風路108、貫
通孔126a、吸気口122、掃除用電動送風機室12
0内を経て、排出口123から配設室140内に流入
し、前記空気清浄用フィルター148を通して室内に排
出される。そして、被清浄空気は含まれ前記フィルター
装置105により大きな塵埃は除去され、また、空気清
浄用フィルター148を通過する際に微細塵が除去され
て清浄され室内に排出されるものである。そして、被清
浄空気が掃除用動送風機室120内から排出口123を
通って配設室140内に流入する際に、この被清浄空気
の風圧により前記弁123は時計方向に回動して開くも
のであり、また、前記弁124は自重により前記時計方
向に回動して排出口133を閉じていることから、被清
浄空気は前記清浄用電動送風機室130を経て吸入口1
04aから外部に流出することを防止できるため被清浄
空気のすべてを確実に清浄できるものである。
【0059】そして、この急速清浄態様では吸引能力の
大きい掃除用電動送風機160によって被清浄空気は吸
引されて清浄されることから短時間の間に室内の空気の
清浄ができるものである。また、この際前記清浄用電動
送風機室130の排出口133は弁134によって閉じ
られていることから、掃除用電動送風機160によって
吸い込まれた被清浄空気は清浄用電動送風機室130、
第二の風路108を経て再び掃除用電動送風気機室12
0内に流れること、つまり第二の風路108、掃除用電
動送気機室120、排出口123、配設室140、排出
口133、清浄用電動送風機室130を経て再び第二の
風路108に流れて還流することが防止されることから
効率の良い清浄動作がなされるものである。
【0060】このように構成した第二の実施の形態にお
ける掃除機Aは、掃除機として使用する場合において掃
除用電動送風機160によって生じる排気風は、前記空
気清浄用フィルター148を配設した配設室140を通
過する際に、この空気清浄用フィルター148により微
細塵は除去されて、排気されるものであることから衛生
的に掃除ができるものである。また、掃除用電動送風機
160の駆動時は弁134は排出口133閉じているこ
とから、掃除用電動送風機160による排気風は清浄用
電動送風機室130を介して吸入口104aから排出さ
れることなく、排気風はすべて空気清浄用フィルター1
48を通して排気されることから排気風に含まれている
微細塵は確実に除去できるものである。また、空気清浄
用動送風機170の駆動時にはこの空気清浄用動送風機
170から被清浄空気は掃除用電動送風機室120を介
して排出口123から排出されることなく、被清浄空気
はすべて空気清浄用フィルター148を通して排出され
るため微細塵が除去された空気が排出されることから空
気清浄が確実にできるものである。
【0061】また、掃除用電動送風機室120の吸気口
122を第一の風路107と第二の風路108とに選択
的に切換る切換弁190を設けたことにより、掃除用電
動送風機160を駆動して急速清浄を行うことと、空気
清浄用電動送風機170を駆動して静音清浄を行うこと
を選択できるものである。また、急速清浄を行う場合に
も前記清浄用動送風機室130の排出口133は弁13
4によって閉じられていることから、掃除用電動送風機
60により吸引される被清浄空気が掃除用電動送風機室
120、清浄用電動送風機室130等を介して還流する
ことがないことから効率の良い空気清浄ができるもので
ある。
【0062】なお、第一の実施の形態と同様に急速清浄
態様を設けない場合は、前記切換弁190を省略するこ
とができるものである。
【0063】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、空気清浄用フィルターを配設した配設室に掃除機
として使用する場合における掃除用電動送風機の排気風
は前記空気清浄用フィルターを通過する際に、この空気
清浄用フィルターにより微細塵が除去され衛生的な掃除
ができるという作用を有するものであり、しかも、掃除
用電動送風機の駆動時は第二の弁が閉じていることか
ら、掃除用電動送風機による排気風は清浄用電動送風機
室内を介して吸入口から排出されることなく、排気風は
すべて空気清浄用フィルターを通して排気されることか
ら微細塵は確実に除去され衛生的な掃除ができるもので
ある。また、空気清浄用動送風機の駆動時にはこの空気
清浄用動送風機からの被清浄空気は第一の弁が閉じてい
ることから掃除用電動送風機室を介して吸込口から排出
されることなく、被清浄空気はすべて空気清浄用フィル
ターを通して排気されることから微細塵は確実に除去さ
れるとともに吸込口から塵埃に含まれている異臭が室内
に排出されることなく衛生的な空気清浄ができるという
効果を有するものである。
【0064】また、請求項2記載の発明は、上記請求項
1記載の発明と同様空気清浄用フィルターを配設した配
設室に掃除機として使用する場合における掃除用電動送
風機による排気風は前記空気清浄用フィルターを通過す
る際に、この空気清浄用フィルターにより微細塵が除去
され衛生的な掃除ができるものであり、しかも、掃除用
電動送風機の駆動時は第二の弁は閉じていることから、
掃除用電動送風機による排気風は清浄用電動送風機室内
を介して吸入口から排出されることなく、排気風はすべ
て空気清浄用フィルターを通して排気されることから微
細塵は確実に除去されることから衛生的な掃除ができる
という効果を有するものである。
【0065】また、空気清浄用動送風機の駆動時にはこ
の空気清浄用動送風機からの被清浄空気は掃除用電動送
風機室を介して吸込口から排出されることなく、被清浄
空気はすべて空気清浄用フィルターを通して排出される
ことから微細塵の吸入口からの排出を防止するとともに
集塵室内に集塵された塵埃に含まれる異臭の室内への排
出を防止できることから衛生的な空気清浄ができるとい
う効果を有するものである。
【0066】また、掃除用電動送風機室の吸気口を第一
の風路と第二の風路とに選択的に切換る切換弁を設けた
ことにより、掃除用電動送風機を駆動して行う急速清浄
と空気清浄用動送風機を駆動して行う静音清浄とを選択
できるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気清浄機能付き電気掃除機の第一の
実施の形態の一部を断面した平面図。
【図2】上記実施の形態の空気清浄機能付き電気掃除機
の一部を断面した側面図。
【図3】本発明の空気清浄機能付き電気掃除機の第二の
実施の形態の一部を断面した側面図。
【符号の説明】
A 電気掃除機本体 1、100 本体ケース 4a、104a 被清浄空気吸入口 7、107 第一の風路 8、108 第二の風路 10、110 集塵室 13、113 吸込口 20、120 掃除用電動送風機室 23、123 第一の排出口 24、124 第一の弁 30、130 清浄用電動送風機室 33、133 第二の排出口 34、134 第二の弁 48、148 空気清浄用フィルター 60、160 掃除用電動送風機 70、170 空気清浄用電動送風機 90、190 切換弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塵埃吸込口と被清浄空気吸入口とが設けら
    れた本体ケースと、この本体ケース内に設けられ前記塵
    埃吸込口に連通する集塵室と、空気清浄用フィルターを
    配設する配設室と、前記集塵室の下流側に形成した第一
    の風路に連通する第一の吸気口と前記配設室に連通する
    第一の排出口とを有するとともに掃除用電動送風機を収
    納する掃除用電動送風機室と、前記被清浄空気吸入口に
    連通する第二の吸気口と前記配設室に連通する第二の排
    出口とを有するとともに空気清浄用動送風機を収納する
    空気清浄用動送風機室と、前記第一の排出口に設けられ
    前記掃除用電動送風機の駆動時に開くとともに前記空気
    清浄用動送風機の駆動時に閉じる第一の弁と、前記第二
    の排出口に設けられ第二の前記電動送風機の駆動時に開
    くとともに前記掃除用電動送風機の駆動時に閉じる第二
    の弁とを備えたことを特徴とする空気清浄機能付き電気
    掃除機。
  2. 【請求項2】塵埃吸込口と被清浄空気吸入口とが設けら
    れた本体ケースと、この本体ケース内に設けられ前記塵
    埃吸込口に連通する集塵室と、空気清浄用フィルターを
    配設する配設室と、前記集塵室の下流側に形成した第一
    の風路に連通する第一の吸気口と前記配設室に連通する
    第一の排出口とを有するとともに掃除用電動送風機を収
    納する掃除用電動送風機室と、前記被清浄空気吸入口に
    連通する第二の吸気口と前記配設室に連通する第二の排
    出口とを有するとともに空気清浄用動送風機を収納する
    空気清浄用動送風機室と、前記被清浄空気吸入口に連通
    するとともに前記第一の吸気口に連通する第二の風路
    と、前記第一の吸気口を前記第一の風路と第二の風路と
    に選択的に連通させる切換弁と、前記第一の排出口に設
    けられ前記掃除用電動送風機の駆動時に開くとともに前
    記空気清浄用動送風機の駆動時に閉じる第一の弁と、前
    記第二の排出口に設けられ前記空気清浄用動送風機の駆
    動時に開くとともに前記掃除用電動送風機の駆動時に閉
    じる第二の弁とを備えたことを特徴とする空気清浄機能
    付き電気掃除機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100435187B1 (ko) * 2002-02-26 2004-06-16 주식회사 디에스테크 가습 및 공기청정 기능이 부설된 중앙집진식 진공청소기
KR100464884B1 (ko) * 2002-09-02 2005-01-13 주식회사 디에스테크 가습 및 공기청정 기능이 부설된 중앙집진식 진공청소기
CN104172993A (zh) * 2014-08-21 2014-12-03 深圳市宝乐机器人技术有限公司 一种在智能扫地机上具有多种清洁方式的方法及其装置
CN107041711A (zh) * 2017-02-22 2017-08-15 苏州祥弘源电子科技有限公司 一种智能清洁机器人
CN108294683A (zh) * 2018-03-20 2018-07-20 江南大学附属医院 一种口腔科用滤气吸污装置

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