JPH10155566A - 電動式移動棚装置における安全装置 - Google Patents
電動式移動棚装置における安全装置Info
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- JPH10155566A JPH10155566A JP31761396A JP31761396A JPH10155566A JP H10155566 A JPH10155566 A JP H10155566A JP 31761396 A JP31761396 A JP 31761396A JP 31761396 A JP31761396 A JP 31761396A JP H10155566 A JPH10155566 A JP H10155566A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通路内に使用者が入って作業中に地震が起き
た場合、移動棚の移動距離を物理的に制限して使用者が
移動棚間に挟まれない程度の通路を確実に確保するこ
と、移動棚の横揺れを極力抑制して収容した書籍等が通
路内に飛び出さず、移動棚の転倒を防止してなる電動式
移動棚装置における安全装置を提供する。 【解決手段】 各移動棚の下部に通電、非通電によって
二態様を取り得るアクチュエータ8を配設し、該アクチ
ュエータによって通電時に上昇し、非通電時に下降して
移動棚の下端から突出する規制杆9を設け、レールに沿
って下降状態の規制杆を当止し得るストッパー片10を
所定間隔毎に設け、電動モータ5から車輪へ駆動力を伝
達する駆動伝達系12に電磁クラッチ13を介在させ、
感震センサー11が地震を感知した際に発生する地震信
号Sに基づいてアクチュエータを駆動して規制杆を下降
させて、各移動棚の移動距離を隣接するストッパー片間
の間隔内に制限し且つ電磁クラッチを解除して車輪の自
由な回転を可能とする。
た場合、移動棚の移動距離を物理的に制限して使用者が
移動棚間に挟まれない程度の通路を確実に確保するこ
と、移動棚の横揺れを極力抑制して収容した書籍等が通
路内に飛び出さず、移動棚の転倒を防止してなる電動式
移動棚装置における安全装置を提供する。 【解決手段】 各移動棚の下部に通電、非通電によって
二態様を取り得るアクチュエータ8を配設し、該アクチ
ュエータによって通電時に上昇し、非通電時に下降して
移動棚の下端から突出する規制杆9を設け、レールに沿
って下降状態の規制杆を当止し得るストッパー片10を
所定間隔毎に設け、電動モータ5から車輪へ駆動力を伝
達する駆動伝達系12に電磁クラッチ13を介在させ、
感震センサー11が地震を感知した際に発生する地震信
号Sに基づいてアクチュエータを駆動して規制杆を下降
させて、各移動棚の移動距離を隣接するストッパー片間
の間隔内に制限し且つ電磁クラッチを解除して車輪の自
由な回転を可能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動式移動棚装置
における安全装置に係わり、更に詳しくは移動棚間に通
路を形成した使用中において地震が発生しても通路を確
実に確保し、また移動棚の横揺れを極力少なくすること
が可能な電動式移動棚装置における安全装置に関する。
における安全装置に係わり、更に詳しくは移動棚間に通
路を形成した使用中において地震が発生しても通路を確
実に確保し、また移動棚の横揺れを極力少なくすること
が可能な電動式移動棚装置における安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電動モータによって回転駆動さ
れる車輪を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に
対して直交する方向に敷設したレールに沿って移動可能
に配置し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が
形成される電動式移動棚装置は各種提供されている。通
常は、各移動棚の正面に設けた操作パネルのスイッチを
使用者が操作し、電動モータから駆動伝達系を介して車
輪を回転駆動して所定の移動棚間又は側端部に配置した
固定棚と移動棚間に通路を形成し、その通路内に使用者
が入って該通路に面した出入面から書籍やファイル等の
物品を出し入れするのである。
れる車輪を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に
対して直交する方向に敷設したレールに沿って移動可能
に配置し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が
形成される電動式移動棚装置は各種提供されている。通
常は、各移動棚の正面に設けた操作パネルのスイッチを
使用者が操作し、電動モータから駆動伝達系を介して車
輪を回転駆動して所定の移動棚間又は側端部に配置した
固定棚と移動棚間に通路を形成し、その通路内に使用者
が入って該通路に面した出入面から書籍やファイル等の
物品を出し入れするのである。
【0003】一般的に、電動モータから車輪へ回転駆動
力を伝達する駆動伝達系には、減速機構が設けられてお
り、そのため移動棚にレールに沿った方向への外力が加
わっても車輪が回転して電動モータを回転させることは
不可能である。つまり、移動棚に加わる外力に対しては
車輪は固定と見なせる。
力を伝達する駆動伝達系には、減速機構が設けられてお
り、そのため移動棚にレールに沿った方向への外力が加
わっても車輪が回転して電動モータを回転させることは
不可能である。つまり、移動棚に加わる外力に対しては
車輪は固定と見なせる。
【0004】ここで、通路内に使用者が入って作業中
に、地震が起きて床面に大きな横揺れが発生した場合、
車輪が回転せずともレール上を滑って移動棚が不意に移
動し、通路内の使用者が両側の移動棚間に挟まれるとい
った危険性がある。一方、床面の横揺れは、レール、車
輪を介して移動棚の下部に伝達され、レールに対して移
動棚が移動しない場合には、移動棚の下部が床面の横揺
れに同期して横方向に激しく揺すられることになり、結
果として移動棚が激しく横揺れして、該移動棚に収容し
ていた書籍等が通路内に飛び出して使用者に当たること
になる。更に、大きな地震であれば移動棚が転倒するこ
とになる。
に、地震が起きて床面に大きな横揺れが発生した場合、
車輪が回転せずともレール上を滑って移動棚が不意に移
動し、通路内の使用者が両側の移動棚間に挟まれるとい
った危険性がある。一方、床面の横揺れは、レール、車
輪を介して移動棚の下部に伝達され、レールに対して移
動棚が移動しない場合には、移動棚の下部が床面の横揺
れに同期して横方向に激しく揺すられることになり、結
果として移動棚が激しく横揺れして、該移動棚に収容し
ていた書籍等が通路内に飛び出して使用者に当たること
になる。更に、大きな地震であれば移動棚が転倒するこ
とになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が前述
の状況に鑑み、解決しようとするところは、移動棚間に
形成した通路内に使用者が入って作業中に地震が起きた
場合、移動棚の移動距離を物理的に制限して使用者が両
側の移動棚間に挟まれない程度の通路を確実に確保する
ことを第1の目的とし、また移動棚の横揺れを極力抑制
して収容した書籍等が通路内に飛び出さないようにする
こと、引いては移動棚の転倒を防止することを第2の目
的としてなる電動式移動棚装置における安全装置を提供
する点にある。
の状況に鑑み、解決しようとするところは、移動棚間に
形成した通路内に使用者が入って作業中に地震が起きた
場合、移動棚の移動距離を物理的に制限して使用者が両
側の移動棚間に挟まれない程度の通路を確実に確保する
ことを第1の目的とし、また移動棚の横揺れを極力抑制
して収容した書籍等が通路内に飛び出さないようにする
こと、引いては移動棚の転倒を防止することを第2の目
的としてなる電動式移動棚装置における安全装置を提供
する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の第1の
課題解決のために、電動モータによって回転駆動される
車輪を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に対し
て直交する方向に敷設したレールに沿って移動可能に配
置し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成
される電動式移動棚装置において、各移動棚の下部に通
電、非通電によって二態様を取り得るアクチュエータを
配設するとともに、該アクチュエータによって通電時に
上昇し、非通電時に下降して移動棚の下端から突出する
規制杆を設け、前記レールに沿って下降状態の規制杆を
当止し得るストッパー片を所定間隔毎に設け、移動棚の
作動状態では前記規制杆が上昇しており、感震センサー
が地震を感知した際に発生する地震信号に基づいてアク
チュエータを駆動して前記規制杆を下降させて、各移動
棚の移動距離を隣接するストッパー片間の間隔内に制限
してなる電動式移動棚装置における安全装置を構成し
た。
課題解決のために、電動モータによって回転駆動される
車輪を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に対し
て直交する方向に敷設したレールに沿って移動可能に配
置し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成
される電動式移動棚装置において、各移動棚の下部に通
電、非通電によって二態様を取り得るアクチュエータを
配設するとともに、該アクチュエータによって通電時に
上昇し、非通電時に下降して移動棚の下端から突出する
規制杆を設け、前記レールに沿って下降状態の規制杆を
当止し得るストッパー片を所定間隔毎に設け、移動棚の
作動状態では前記規制杆が上昇しており、感震センサー
が地震を感知した際に発生する地震信号に基づいてアク
チュエータを駆動して前記規制杆を下降させて、各移動
棚の移動距離を隣接するストッパー片間の間隔内に制限
してなる電動式移動棚装置における安全装置を構成し
た。
【0007】また、本発明は、前述の第2の課題解決の
ために、電動モータによって回転駆動される車輪を有す
る複数台の移動棚を、それらの出入面に対して直交する
方向に敷設したレールに沿って移動可能に配置し、移動
棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成される電動
式移動棚装置において、前記電動モータから車輪へ駆動
力を伝達する駆動伝達系に電磁クラッチを介在させ、移
動棚の作動状態においては電磁クラッチが連結して電動
モータの駆動力を車輪へ伝達し、前記感震センサーが地
震を感知した際に発生する地震信号に基づいて電磁クラ
ッチを解除して車輪の自由な回転を可能としてなる電動
式移動棚装置における安全装置を構成した。
ために、電動モータによって回転駆動される車輪を有す
る複数台の移動棚を、それらの出入面に対して直交する
方向に敷設したレールに沿って移動可能に配置し、移動
棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成される電動
式移動棚装置において、前記電動モータから車輪へ駆動
力を伝達する駆動伝達系に電磁クラッチを介在させ、移
動棚の作動状態においては電磁クラッチが連結して電動
モータの駆動力を車輪へ伝達し、前記感震センサーが地
震を感知した際に発生する地震信号に基づいて電磁クラ
ッチを解除して車輪の自由な回転を可能としてなる電動
式移動棚装置における安全装置を構成した。
【0008】更に、本発明は、前述の第1と第2の両課
題解決のために、電動モータによって回転駆動される車
輪を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に対して
直交する方向に敷設したレールに沿って移動可能に配置
し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成さ
れる電動式移動棚装置において、各移動棚の下部に通
電、非通電によって二態様を取り得るアクチュエータを
配設するとともに、該アクチュエータによって通電時に
上昇し、非通電時に下降して移動棚の下端から突出する
規制杆を設け、前記レールに沿って下降状態の規制杆を
当止し得るストッパー片を所定間隔毎に設け、更に前記
電動モータから車輪へ駆動力を伝達する駆動伝達系に電
磁クラッチを介在させ、移動棚の作動状態では前記規制
杆が上昇しており且つ電磁クラッチが連結して電動モー
タの駆動力を車輪へ伝達し、感震センサーが地震を感知
した際に発生する地震信号に基づいてアクチュエータを
駆動して前記規制杆を下降させて、各移動棚の移動距離
を隣接するストッパー片間の間隔内に制限し且つ電磁ク
ラッチを解除して車輪の自由な回転を可能としてなる電
動式移動棚装置における安全装置を構成した。
題解決のために、電動モータによって回転駆動される車
輪を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に対して
直交する方向に敷設したレールに沿って移動可能に配置
し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成さ
れる電動式移動棚装置において、各移動棚の下部に通
電、非通電によって二態様を取り得るアクチュエータを
配設するとともに、該アクチュエータによって通電時に
上昇し、非通電時に下降して移動棚の下端から突出する
規制杆を設け、前記レールに沿って下降状態の規制杆を
当止し得るストッパー片を所定間隔毎に設け、更に前記
電動モータから車輪へ駆動力を伝達する駆動伝達系に電
磁クラッチを介在させ、移動棚の作動状態では前記規制
杆が上昇しており且つ電磁クラッチが連結して電動モー
タの駆動力を車輪へ伝達し、感震センサーが地震を感知
した際に発生する地震信号に基づいてアクチュエータを
駆動して前記規制杆を下降させて、各移動棚の移動距離
を隣接するストッパー片間の間隔内に制限し且つ電磁ク
ラッチを解除して車輪の自由な回転を可能としてなる電
動式移動棚装置における安全装置を構成した。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を添付図面
に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る電動
式移動棚装置の全体斜視図、図2は本発明の安全装置の
概念図、図3及び図4はその要部を示し、図中Aは移動
棚、1はベース、2は収納部、3はレール、4は通路を
それぞれ示している。
に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る電動
式移動棚装置の全体斜視図、図2は本発明の安全装置の
概念図、図3及び図4はその要部を示し、図中Aは移動
棚、1はベース、2は収納部、3はレール、4は通路を
それぞれ示している。
【0010】本実施形態では、ベース1に内蔵した電動
モータ5によって回転駆動される車輪6を有する5台の
移動棚A,…を、それらの収納部2の出入面2Aに対し
て直交する方向に配設された複数のレール3,…に沿っ
て互いに移動可能に配置され、隣接する移動棚A,Aが
相対的に移動することによって、それらの間に所定幅の
通路4が形成され、該通路4内に作業者が入って出入面
2Aから書籍やファイル等の物品を出し入れする電動式
移動棚装置を示している。便宜上、前記移動棚Aのフロ
ントパネルに設けた操作パネル7に向かって左側から移
動棚A1,A2,A3,A4,A5とする。ここで、図
1では移動棚A3と移動棚A4との間に通路4が形成さ
れている例を示した。
モータ5によって回転駆動される車輪6を有する5台の
移動棚A,…を、それらの収納部2の出入面2Aに対し
て直交する方向に配設された複数のレール3,…に沿っ
て互いに移動可能に配置され、隣接する移動棚A,Aが
相対的に移動することによって、それらの間に所定幅の
通路4が形成され、該通路4内に作業者が入って出入面
2Aから書籍やファイル等の物品を出し入れする電動式
移動棚装置を示している。便宜上、前記移動棚Aのフロ
ントパネルに設けた操作パネル7に向かって左側から移
動棚A1,A2,A3,A4,A5とする。ここで、図
1では移動棚A3と移動棚A4との間に通路4が形成さ
れている例を示した。
【0011】前記各移動棚Aは、前面に配した操作パネ
ル7に通路スイッチやリセットスイッチで、通路4の選
択と移動、停止等の操作を行うが、通常の通路選択操作
によって複数の移動棚A,…が移動し、その一連の移動
を終了して隣接する移動棚A,Aの間隔が所定の最近接
した状態になった際に自動的に正常停止できるように、
各移動棚Aの移動方向側面に停止手段を設けている。
ル7に通路スイッチやリセットスイッチで、通路4の選
択と移動、停止等の操作を行うが、通常の通路選択操作
によって複数の移動棚A,…が移動し、その一連の移動
を終了して隣接する移動棚A,Aの間隔が所定の最近接
した状態になった際に自動的に正常停止できるように、
各移動棚Aの移動方向側面に停止手段を設けている。
【0012】第1発明は、各移動棚A,…の下部のベー
ス1に通電、非通電によって二態様を取り得るアクチュ
エータ8を配設するとともに、該アクチュエータ8によ
って通電時に上昇し、非通電時に下降して移動棚Aのベ
ース1の下端から突出する規制杆9を設け、前記レール
3に沿って下降状態の規制杆9を当止し得るストッパー
片10,…を所定間隔毎に設け、電動式移動棚装置の主
電源が入った移動棚Aの作動状態では前記アクチュエー
タ8に通電されて規制杆9が上昇しており、電動式移動
棚装置又は室内の適所に取付けた感震センサー11が地
震を感知した際に発生する地震信号Sに基づいてアクチ
ュエータ8を駆動し、即ち通電を遮断して前記規制杆9
を下降させて、各移動棚A,…の移動距離を隣接するス
トッパー片10,10間の間隔D内に制限してなるもの
である。即ち、地震が発生した際に、各移動棚A,…の
移動距離を物理的に制限して使用者が両側の移動棚A,
A間に挟まれない程度の通路4を確保するのである。
ス1に通電、非通電によって二態様を取り得るアクチュ
エータ8を配設するとともに、該アクチュエータ8によ
って通電時に上昇し、非通電時に下降して移動棚Aのベ
ース1の下端から突出する規制杆9を設け、前記レール
3に沿って下降状態の規制杆9を当止し得るストッパー
片10,…を所定間隔毎に設け、電動式移動棚装置の主
電源が入った移動棚Aの作動状態では前記アクチュエー
タ8に通電されて規制杆9が上昇しており、電動式移動
棚装置又は室内の適所に取付けた感震センサー11が地
震を感知した際に発生する地震信号Sに基づいてアクチ
ュエータ8を駆動し、即ち通電を遮断して前記規制杆9
を下降させて、各移動棚A,…の移動距離を隣接するス
トッパー片10,10間の間隔D内に制限してなるもの
である。即ち、地震が発生した際に、各移動棚A,…の
移動距離を物理的に制限して使用者が両側の移動棚A,
A間に挟まれない程度の通路4を確保するのである。
【0013】第2発明は、前記電動モータ5から車輪
6,…へ駆動力を伝達する駆動伝達系12に電磁クラッ
チ13を介在させ、移動棚Aの作動状態においては電磁
クラッチ13が連結して電動モータ5の駆動力を駆動伝
達系12を介して車輪6,…へ伝達し、前記感震センサ
ー11が地震を感知した際に発生する地震信号Sに基づ
いて電磁クラッチ13を解除して車輪6,…の自由な回
転を可能としてなるものである。即ち、地震が発生した
際に、各移動棚A,…をレール3,…に沿って自由に移
動できるようにして、つまり免震機構によって各移動棚
A,…の横揺れを極力抑制して収容した書籍等が通路4
内に飛び出さないようにするとともに、移動棚A,…の
転倒を防止するのである。
6,…へ駆動力を伝達する駆動伝達系12に電磁クラッ
チ13を介在させ、移動棚Aの作動状態においては電磁
クラッチ13が連結して電動モータ5の駆動力を駆動伝
達系12を介して車輪6,…へ伝達し、前記感震センサ
ー11が地震を感知した際に発生する地震信号Sに基づ
いて電磁クラッチ13を解除して車輪6,…の自由な回
転を可能としてなるものである。即ち、地震が発生した
際に、各移動棚A,…をレール3,…に沿って自由に移
動できるようにして、つまり免震機構によって各移動棚
A,…の横揺れを極力抑制して収容した書籍等が通路4
内に飛び出さないようにするとともに、移動棚A,…の
転倒を防止するのである。
【0014】第3発明は、前述の第1発明による通路4
の確保と、第2発明による免震機構とを組合せたもので
あり、地震に対する安全性が最も高いものである。つま
り、第3発明は、各移動棚A,…の下部に通電、非通電
によって二態様を取り得るアクチュエータ8を配設する
とともに、該アクチュエータ8によって通電時に上昇
し、非通電時に下降して移動棚Aの下端から突出する規
制杆9を設け、前記レール3に沿って下降状態の規制杆
9を当止し得るストッパー片10を所定間隔毎に設け、
更に前記電動モータ5から車輪6へ駆動力を伝達する駆
動伝達系12に電磁クラッチ13を介在させ、移動棚A
の作動状態では前記規制杆9が上昇しており且つ電磁ク
ラッチ13が連結して電動モータ5の駆動力を車輪6へ
伝達し、感震センサー11が地震を感知した際に発生す
る地震信号Sに基づいてアクチュエータ8を駆動して前
記規制杆9を下降させて、各移動棚A,…の移動距離を
隣接するストッパー片10,10間の間隔D内に制限し
且つ電磁クラッチ13を解除して車輪6の自由な回転を
可能としたものである。
の確保と、第2発明による免震機構とを組合せたもので
あり、地震に対する安全性が最も高いものである。つま
り、第3発明は、各移動棚A,…の下部に通電、非通電
によって二態様を取り得るアクチュエータ8を配設する
とともに、該アクチュエータ8によって通電時に上昇
し、非通電時に下降して移動棚Aの下端から突出する規
制杆9を設け、前記レール3に沿って下降状態の規制杆
9を当止し得るストッパー片10を所定間隔毎に設け、
更に前記電動モータ5から車輪6へ駆動力を伝達する駆
動伝達系12に電磁クラッチ13を介在させ、移動棚A
の作動状態では前記規制杆9が上昇しており且つ電磁ク
ラッチ13が連結して電動モータ5の駆動力を車輪6へ
伝達し、感震センサー11が地震を感知した際に発生す
る地震信号Sに基づいてアクチュエータ8を駆動して前
記規制杆9を下降させて、各移動棚A,…の移動距離を
隣接するストッパー片10,10間の間隔D内に制限し
且つ電磁クラッチ13を解除して車輪6の自由な回転を
可能としたものである。
【0015】更に詳しくは、前記感震センサー11が地
震の振動を感知した際に、地震信号Sをアクチュエータ
8と電磁クラッチ13の制御回路14に送り、該制御回
路14からそれぞれアクチュエータ8と電磁クラッチ1
3とを制御する制御信号C1,C2を送り、前記規制杆
9を下降させるとともに、電磁クラッチ13を解除する
のである。ここで、地震時には停電することが多いの
で、停電時、即ち非通電時に前記規制杆9が下降し、電
磁クラッチ13が解除する機構が好ましい。逆の場合に
は、無停電電源が必要であり、コスト高となる。従っ
て、本実施形態では、アクチュエータ8としてソレノイ
ド15を用い、そのプランジャ16を通電時に引き込む
ようにしている。また、電磁クラッチ13としては市販
のものを用いることができる。
震の振動を感知した際に、地震信号Sをアクチュエータ
8と電磁クラッチ13の制御回路14に送り、該制御回
路14からそれぞれアクチュエータ8と電磁クラッチ1
3とを制御する制御信号C1,C2を送り、前記規制杆
9を下降させるとともに、電磁クラッチ13を解除する
のである。ここで、地震時には停電することが多いの
で、停電時、即ち非通電時に前記規制杆9が下降し、電
磁クラッチ13が解除する機構が好ましい。逆の場合に
は、無停電電源が必要であり、コスト高となる。従っ
て、本実施形態では、アクチュエータ8としてソレノイ
ド15を用い、そのプランジャ16を通電時に引き込む
ようにしている。また、電磁クラッチ13としては市販
のものを用いることができる。
【0016】前記ベース1は、周囲の枠体17の内部に
レール3に沿って下向き開放した断面略コ字形の横桟1
8を渡設し、該横桟18の長手方向一側部にはシャフト
19が回転可能に貫通し、該シャフト19に固定された
駆動車輪6が横桟18の内部に取付けられ、該横桟18
の他側部の内部には従動車輪6が取付けられている。そ
して、前記横桟18の側面には前記ソレノイド15が水
平に固定されており、該ソレノイド15から水平に延び
た前記プランジャ16の先端に、同じく横桟18の側面
に屈曲部20Aを回転可能に軸支したL字形の回動部材
20の一方のアーム20Bの遊端を枢着するとともに、
他方のアーム20Cの遊端を前記規制杆9の上端部に遊
びを設けて枢着している。それにより、前記ソレノイド
15に通電することによって、プランジャ16を引き込
むと、その水平移動が回動部材20によって規制杆9の
垂直移動に変換されて、該規制杆9が上昇するのであ
る。また、ソレノイド15が非通電時には、前記規制杆
9はその自重によって回動部材20を回転させ且つプラ
ンジャ16をソレノイド15から抜ける方向に移動させ
ながら下降し、前記ストッパー片10に当止するのであ
る。尚、前記ストッパー片10,…は、前記レール3に
一体的に形成しても良いが、本実施形態では既製のレー
ル3に、ストッパー片10,…を一定間隔毎に突設した
長尺部材をレール3に沿って固定して設けている。
レール3に沿って下向き開放した断面略コ字形の横桟1
8を渡設し、該横桟18の長手方向一側部にはシャフト
19が回転可能に貫通し、該シャフト19に固定された
駆動車輪6が横桟18の内部に取付けられ、該横桟18
の他側部の内部には従動車輪6が取付けられている。そ
して、前記横桟18の側面には前記ソレノイド15が水
平に固定されており、該ソレノイド15から水平に延び
た前記プランジャ16の先端に、同じく横桟18の側面
に屈曲部20Aを回転可能に軸支したL字形の回動部材
20の一方のアーム20Bの遊端を枢着するとともに、
他方のアーム20Cの遊端を前記規制杆9の上端部に遊
びを設けて枢着している。それにより、前記ソレノイド
15に通電することによって、プランジャ16を引き込
むと、その水平移動が回動部材20によって規制杆9の
垂直移動に変換されて、該規制杆9が上昇するのであ
る。また、ソレノイド15が非通電時には、前記規制杆
9はその自重によって回動部材20を回転させ且つプラ
ンジャ16をソレノイド15から抜ける方向に移動させ
ながら下降し、前記ストッパー片10に当止するのであ
る。尚、前記ストッパー片10,…は、前記レール3に
一体的に形成しても良いが、本実施形態では既製のレー
ル3に、ストッパー片10,…を一定間隔毎に突設した
長尺部材をレール3に沿って固定して設けている。
【0017】また、前記電動モータ5は、前記横桟18
に並設した取付桟21の一側面に固定され、その駆動軸
は取付桟21を貫通して該取付桟21の他側面に取付け
た電磁クラッチ13に連係している。そして、電磁クラ
ッチ13には小歯車22が連係され、該小歯車22に噛
合する大歯車23が前記シャフト19に固定されてい
る。前記駆動伝達系12は、前記電磁クラッチ13、小
歯車22、大歯車23及びシャフト19等によって構成
されている。
に並設した取付桟21の一側面に固定され、その駆動軸
は取付桟21を貫通して該取付桟21の他側面に取付け
た電磁クラッチ13に連係している。そして、電磁クラ
ッチ13には小歯車22が連係され、該小歯車22に噛
合する大歯車23が前記シャフト19に固定されてい
る。前記駆動伝達系12は、前記電磁クラッチ13、小
歯車22、大歯車23及びシャフト19等によって構成
されている。
【0018】更に詳しく本発明を図5〜図10に基づい
て説明する。前記ソレノイド15のプランジャ16の先
端には垂直な軸ピン24によって水平回動可能に連結部
材25が連結され、該連結部材25の先端側に形成した
垂直連結片25Aに水平な軸ピン26にてヒンジ部材2
7の一端部が枢着されているとともに、該ヒンジ部材2
7の他端部が水平な軸ピン28にて前記回動部材20の
アーム20Bの端部に枢着されている。また、該回動部
材20の屈曲部20Aは、前記横桟18の側面に固定し
た軸受部材29に突設した水平な軸ピン30に回動可能
に取付けられている。即ち、前記プランジャ16と回動
部材20のアーム20Bとは、水平及び垂直な変移を許
容できるように連結されている。また、前記横桟18の
内部側面には、該側面との間に上下貫通した空間を形成
して保持部材32を固定し、金属製の前記規制杆9の両
側面、即ち移動棚Aの移動方向の前後面の上部にウレタ
ンゴム等の緩衝部材31,31をネジ止め等によって固
定した状態で、該規制杆9及び両緩衝部材31,31を
保持部材32の内部に収容し、上下移動可能に案内して
いる。また、前記規制杆9の上下中間部に固定した突軸
33を横桟18の側面を貫通させて前記回動部材20の
アーム20Cの先端部に枢着している。ここで、前記突
軸33が貫通する横桟18の外側面には上下方向に延び
た長孔34Aを有するスライド部材34が固定され、前
記回動部材20のアーム20Cの回転がスムーズに行え
るようになっている。
て説明する。前記ソレノイド15のプランジャ16の先
端には垂直な軸ピン24によって水平回動可能に連結部
材25が連結され、該連結部材25の先端側に形成した
垂直連結片25Aに水平な軸ピン26にてヒンジ部材2
7の一端部が枢着されているとともに、該ヒンジ部材2
7の他端部が水平な軸ピン28にて前記回動部材20の
アーム20Bの端部に枢着されている。また、該回動部
材20の屈曲部20Aは、前記横桟18の側面に固定し
た軸受部材29に突設した水平な軸ピン30に回動可能
に取付けられている。即ち、前記プランジャ16と回動
部材20のアーム20Bとは、水平及び垂直な変移を許
容できるように連結されている。また、前記横桟18の
内部側面には、該側面との間に上下貫通した空間を形成
して保持部材32を固定し、金属製の前記規制杆9の両
側面、即ち移動棚Aの移動方向の前後面の上部にウレタ
ンゴム等の緩衝部材31,31をネジ止め等によって固
定した状態で、該規制杆9及び両緩衝部材31,31を
保持部材32の内部に収容し、上下移動可能に案内して
いる。また、前記規制杆9の上下中間部に固定した突軸
33を横桟18の側面を貫通させて前記回動部材20の
アーム20Cの先端部に枢着している。ここで、前記突
軸33が貫通する横桟18の外側面には上下方向に延び
た長孔34Aを有するスライド部材34が固定され、前
記回動部材20のアーム20Cの回転がスムーズに行え
るようになっている。
【0019】地震を感震センサー11が感知して前記ソ
レノイド15への通電が停止した時、即ち非通電時に、
前記規制杆9が下降するが、その状態で地震の横揺れに
よって移動棚Aが移動すると規制杆9の下端部が何れか
のストッパー片10に衝突する。この規制杆9がストッ
パー片10に衝突する衝撃が大きければ、この衝突によ
って移動棚Aが急激に停止して転倒することも考えられ
るが、前記規制杆9には移動方向の前後面に緩衝部材3
1,31を固定しているので、該緩衝部材31が保持部
材32の内面との間で弾性変形し、その衝撃力を吸収す
ることができ、移動棚Aが転倒に至らないのである。
レノイド15への通電が停止した時、即ち非通電時に、
前記規制杆9が下降するが、その状態で地震の横揺れに
よって移動棚Aが移動すると規制杆9の下端部が何れか
のストッパー片10に衝突する。この規制杆9がストッ
パー片10に衝突する衝撃が大きければ、この衝突によ
って移動棚Aが急激に停止して転倒することも考えられ
るが、前記規制杆9には移動方向の前後面に緩衝部材3
1,31を固定しているので、該緩衝部材31が保持部
材32の内面との間で弾性変形し、その衝撃力を吸収す
ることができ、移動棚Aが転倒に至らないのである。
【0020】また、図10に示すように、前記移動棚A
の幅をW、通路4の幅をT、ストッパー片10,10の
ピッチ間隔をPとすれば、移動棚Aの幅W及び通路4の
幅Tをピッチ間隔Pの整数倍に設定しておけば、逆に言
えばピッチ間隔Pを移動棚Aの幅Wの整数等分に設定し
且つ通路4の幅Tをピッチ間隔Pの整数倍に設定してお
けば、所定幅Tの通路4が形成された場合には、前記規
制杆9を隣接するストッパー片10,10の中間に常に
位置させることができる。つまり、通常の正常な操作に
おいて、所定位置に各移動棚A,…を停止させ、所定幅
の通路4を形成した後に、地震が起きて規制杆9が下降
すると、該規制杆9は隣接する両ストッパー片10,1
0の中間部に位置するので、前記電磁クラッチ13が解
除されて移動棚Aが自由に移動できるようになった際
に、移動方向の何れ側にも横揺れを吸収すべく移動させ
ることができ、免震機構が確実に作用するのである。
の幅をW、通路4の幅をT、ストッパー片10,10の
ピッチ間隔をPとすれば、移動棚Aの幅W及び通路4の
幅Tをピッチ間隔Pの整数倍に設定しておけば、逆に言
えばピッチ間隔Pを移動棚Aの幅Wの整数等分に設定し
且つ通路4の幅Tをピッチ間隔Pの整数倍に設定してお
けば、所定幅Tの通路4が形成された場合には、前記規
制杆9を隣接するストッパー片10,10の中間に常に
位置させることができる。つまり、通常の正常な操作に
おいて、所定位置に各移動棚A,…を停止させ、所定幅
の通路4を形成した後に、地震が起きて規制杆9が下降
すると、該規制杆9は隣接する両ストッパー片10,1
0の中間部に位置するので、前記電磁クラッチ13が解
除されて移動棚Aが自由に移動できるようになった際
に、移動方向の何れ側にも横揺れを吸収すべく移動させ
ることができ、免震機構が確実に作用するのである。
【0021】尚、図示しないが、この種の電動式移動棚
装置では、側端部には固定棚が位置するが、この固定棚
も従来のように完全に床面又は壁面に固定されたもので
はなく、地震の発生時に自由に回転できる車輪を有する
免震機構を備えていることが望ましい。
装置では、側端部には固定棚が位置するが、この固定棚
も従来のように完全に床面又は壁面に固定されたもので
はなく、地震の発生時に自由に回転できる車輪を有する
免震機構を備えていることが望ましい。
【0022】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の電動式移動棚装
置における安全装置によれば、以下に示す顕著な効果を
奏するのである。
置における安全装置によれば、以下に示す顕著な効果を
奏するのである。
【0023】請求項1によれば、移動棚間に形成した通
路内に使用者が入って作業中に地震が起きた場合、規制
杆が下降して移動棚の下端から突出し、隣接するストッ
パー片間のみに移動棚の移動距離を物理的に制限し、そ
れにより使用者が両側の移動棚間に挟まれない程度の通
路を確実に確保することができる。
路内に使用者が入って作業中に地震が起きた場合、規制
杆が下降して移動棚の下端から突出し、隣接するストッ
パー片間のみに移動棚の移動距離を物理的に制限し、そ
れにより使用者が両側の移動棚間に挟まれない程度の通
路を確実に確保することができる。
【0024】請求項2によれば、地震が起きた場合、電
動モータから車輪へ回転駆動力を伝達する駆動伝達系に
介在させた電磁クラッチが解除されて、車輪が自由に回
転できるようになることから、移動棚の横揺れを極力抑
制して収容した書籍等が通路内に飛び出さないようにす
ることができ、引いては移動棚の転倒を防止することが
できるのである。
動モータから車輪へ回転駆動力を伝達する駆動伝達系に
介在させた電磁クラッチが解除されて、車輪が自由に回
転できるようになることから、移動棚の横揺れを極力抑
制して収容した書籍等が通路内に飛び出さないようにす
ることができ、引いては移動棚の転倒を防止することが
できるのである。
【0025】請求項3によれば、移動棚間に形成した通
路内に使用者が入って作業中に地震が起きても、使用者
が両側の移動棚間に挟まれない程度の通路を確実に確保
することができるとともに、移動棚の横揺れを極力抑制
して収容した書籍等が通路内に飛び出さないようにする
ことができ、引いては移動棚の転倒を防止することがで
き、これらの相乗効果によって使用者の安全性をより高
めることができる。
路内に使用者が入って作業中に地震が起きても、使用者
が両側の移動棚間に挟まれない程度の通路を確実に確保
することができるとともに、移動棚の横揺れを極力抑制
して収容した書籍等が通路内に飛び出さないようにする
ことができ、引いては移動棚の転倒を防止することがで
き、これらの相乗効果によって使用者の安全性をより高
めることができる。
【図1】本発明に係る電動式移動棚装置の一例を示す簡
略斜視図である。
略斜視図である。
【図2】本発明の要部を示す概念図である。
【図3】本発明の要部の部分平面図である。
【図4】同じく要部の説明用斜視図である。
【図5】第1発明の説明用分解斜視図である。
【図6】同じく要部の部分側面図である。
【図7】同じく部分横断面図である。
【図8】同じく部分縦断面図である。
【図9】第2発明の説明用横断面図である。
【図10】移動棚の幅と通路幅及びストッパー片のピッ
チ間隔との関係並びに規制杆との位置関係を示す説明用
簡略正面図である。
チ間隔との関係並びに規制杆との位置関係を示す説明用
簡略正面図である。
A 移動棚 1 ベース 2 収納部 2A 出入面 3 レール 4 通路 5 電動モータ 6 車輪 7 操作パネル 8 アクチュエータ 9 規制杆 10 ストッパー片 11 感震センサー 12 駆動伝達系 13 電磁クラッチ 14 制御回路 15 ソレノイド 16 プランジャ 17 枠体 18 横桟 19 シャフト 20 回動部材 20A 屈曲部 20B アーム 20C アーム 21 取付桟 22 小歯車 23 大歯車 24 軸ピン 25 連結部材 25A 垂直連結片 26 軸ピン 27 ヒンジ部材 28 軸ピン 29 軸受部材 30 軸ピン 31 緩衝部材 32 保持部材 33 突軸 34 スライド部材 34A 長孔
Claims (3)
- 【請求項1】 電動モータによって回転駆動される車輪
を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に対して直
交する方向に敷設したレールに沿って移動可能に配置
し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成さ
れる電動式移動棚装置において、各移動棚の下部に通
電、非通電によって二態様を取り得るアクチュエータを
配設するとともに、該アクチュエータによって通電時に
上昇し、非通電時に下降して移動棚の下端から突出する
規制杆を設け、前記レールに沿って下降状態の規制杆を
当止し得るストッパー片を所定間隔毎に設け、移動棚の
作動状態では前記規制杆が上昇しており、感震センサー
が地震を感知した際に発生する地震信号に基づいてアク
チュエータを駆動して前記規制杆を下降させて、各移動
棚の移動距離を隣接するストッパー片間の間隔内に制限
してなることを特徴とする電動式移動棚装置における安
全装置。 - 【請求項2】 電動モータによって回転駆動される車輪
を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に対して直
交する方向に敷設したレールに沿って移動可能に配置
し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成さ
れる電動式移動棚装置において、前記電動モータから車
輪へ駆動力を伝達する駆動伝達系に電磁クラッチを介在
させ、移動棚の作動状態においては電磁クラッチが連結
して電動モータの駆動力を車輪へ伝達し、前記感震セン
サーが地震を感知した際に発生する地震信号に基づいて
電磁クラッチを解除して車輪の自由な回転を可能として
なることを特徴とする電動式移動棚装置における安全装
置。 - 【請求項3】 電動モータによって回転駆動される車輪
を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に対して直
交する方向に敷設したレールに沿って移動可能に配置
し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成さ
れる電動式移動棚装置において、各移動棚の下部に通
電、非通電によって二態様を取り得るアクチュエータを
配設するとともに、該アクチュエータによって通電時に
上昇し、非通電時に下降して移動棚の下端から突出する
規制杆を設け、前記レールに沿って下降状態の規制杆を
当止し得るストッパー片を所定間隔毎に設け、更に前記
電動モータから車輪へ駆動力を伝達する駆動伝達系に電
磁クラッチを介在させ、移動棚の作動状態では前記規制
杆が上昇しており且つ電磁クラッチが連結して電動モー
タの駆動力を車輪へ伝達し、感震センサーが地震を感知
した際に発生する地震信号に基づいてアクチュエータを
駆動して前記規制杆を下降させて、各移動棚の移動距離
を隣接するストッパー片間の間隔内に制限し且つ電磁ク
ラッチを解除して車輪の自由な回転を可能としてなるこ
とを特徴とする電動式移動棚装置における安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31761396A JPH10155566A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 電動式移動棚装置における安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31761396A JPH10155566A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 電動式移動棚装置における安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10155566A true JPH10155566A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18090149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31761396A Pending JPH10155566A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 電動式移動棚装置における安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10155566A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004331256A (ja) * | 2003-05-01 | 2004-11-25 | Itoki Crebio Corp | 移動棚装置における安全装置 |
-
1996
- 1996-11-28 JP JP31761396A patent/JPH10155566A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004331256A (ja) * | 2003-05-01 | 2004-11-25 | Itoki Crebio Corp | 移動棚装置における安全装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040203 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |