JPH10153303A - 自然吸引式低ＮＯｘバーナ - Google Patents
自然吸引式低ＮＯｘバーナInfo
- Publication number
- JPH10153303A JPH10153303A JP35339296A JP35339296A JPH10153303A JP H10153303 A JPH10153303 A JP H10153303A JP 35339296 A JP35339296 A JP 35339296A JP 35339296 A JP35339296 A JP 35339296A JP H10153303 A JPH10153303 A JP H10153303A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- burner
- main body
- mixing
- air
- primary air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Gas Burners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自然吸引式リングバーナの低ＮＯｘ化を図
る。 【構成】 水平リング状バーナ本体１に混合管２を、混
合気がバーナ本体１内に接線方向に流入するよう水平に
配設されたパイプ状バーナ本体１の上面に炎孔に連設す
ると共に、バーナ本体１内に該流入口３に対面する撹拌
用の邪魔板４を配設し、混合管２の基端部５における一
次空気の混合割合を理想空気量の７０〜９０％とした。 【効果】 混合管の寸法を大形化することなく、一次空
気率を高めて低ＮＯｘ化を図ることができた。
る。 【構成】 水平リング状バーナ本体１に混合管２を、混
合気がバーナ本体１内に接線方向に流入するよう水平に
配設されたパイプ状バーナ本体１の上面に炎孔に連設す
ると共に、バーナ本体１内に該流入口３に対面する撹拌
用の邪魔板４を配設し、混合管２の基端部５における一
次空気の混合割合を理想空気量の７０〜９０％とした。 【効果】 混合管の寸法を大形化することなく、一次空
気率を高めて低ＮＯｘ化を図ることができた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自然吸引式リング
バーナの低ＮＯｘ化に関するものである。
バーナの低ＮＯｘ化に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３の実線は、従来の自然吸引式リング
バーナの一例を示したものであり、また同図の鎖線は自
然吸引式リングバーナの一次空気の混合割合を７０〜９
０％と大きくすると共に、一次空気吸引量の増加に応じ
て混合管２を長くし、同等の混合効果が得られるように
したものである。このように一次空気の割合を理想混合
比に近付けることにより、火炎中の燃焼を均一化して局
所的な高温部をなくし、それによってＮＯｘの発生率を
改善したものであるが、空気吸引量が増加してもなお十
分な混合効果を得るためには、混合管の長さを大きくす
る必要があって、器具が大型化するという問題があっ
た。
バーナの一例を示したものであり、また同図の鎖線は自
然吸引式リングバーナの一次空気の混合割合を７０〜９
０％と大きくすると共に、一次空気吸引量の増加に応じ
て混合管２を長くし、同等の混合効果が得られるように
したものである。このように一次空気の割合を理想混合
比に近付けることにより、火炎中の燃焼を均一化して局
所的な高温部をなくし、それによってＮＯｘの発生率を
改善したものであるが、空気吸引量が増加してもなお十
分な混合効果を得るためには、混合管の長さを大きくす
る必要があって、器具が大型化するという問題があっ
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題点
を解消するためのもので、燃料ガスの噴出速度により一
次空気の吸引を行う自然吸引式バーナにおいて、低ＮＯ
ｘ化のために一次空気の混合比率を高めるに当たり混合
管を長くする必要がなく、従って器具を大型化する必要
のない低ＮＯｘバーナの構造を提供することを目的とす
るものである。
を解消するためのもので、燃料ガスの噴出速度により一
次空気の吸引を行う自然吸引式バーナにおいて、低ＮＯ
ｘ化のために一次空気の混合比率を高めるに当たり混合
管を長くする必要がなく、従って器具を大型化する必要
のない低ＮＯｘバーナの構造を提供することを目的とす
るものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明による自然吸引式
低ＮＯｘバーナは、図１に示すように、水平リング状バ
ーナ本体１に混合管２を、混合気がバーナ本体１内に接
線方向に流入するように連設すると共に、バーナ本体１
内に該流入口３に対面する撹拌用の邪魔板４を配設し、
混合管２の基端部５における一次空気の混合割合を理想
空気量の７０〜９０％としたものであって、従来混合管
２内でのみ行われていた混合を邪魔板４による撹拌効果
によって補うことにより、図３に鎖線で示したような長
い混合管２を不要とした点に特徴を有するものである。
低ＮＯｘバーナは、図１に示すように、水平リング状バ
ーナ本体１に混合管２を、混合気がバーナ本体１内に接
線方向に流入するように連設すると共に、バーナ本体１
内に該流入口３に対面する撹拌用の邪魔板４を配設し、
混合管２の基端部５における一次空気の混合割合を理想
空気量の７０〜９０％としたものであって、従来混合管
２内でのみ行われていた混合を邪魔板４による撹拌効果
によって補うことにより、図３に鎖線で示したような長
い混合管２を不要とした点に特徴を有するものである。
【０００５】
【作用】一般に一次空気の吸引量を増加すれば、混合気
の量も多くなるために混合管２が大型化する。図２は自
然吸引式バーナにおいて、一次空気の比率を上げたとき
のＮＯｘ値の変化を測定したもので、このように一次空
気比率を上げることにより、火炎中の燃焼空気と一次空
気との混合がよくなって局所的な高温部がなくなり、Ｎ
Ｏｘ発生率を低下させることができる。しかし基端部付
近を絞った形状のベンチュリ型混合管２の内部に、混合
効果を高めるために何等かの攪拌用部材を設けると、混
合管２内の流速が低下してしまうために、混合管２の基
端部５における吸引力が低下して、混合割合を所定の値
に上げることができなくなる。しかるに本発明では、混
合気が混合管２を出た直後に、リング状本体１内で混合
気を邪魔板４に衝突させるようにしたものであるから、
衝突による減速効果はバーナ本体１内の周回気流には及
ぶものの、混合管２内の気流には殆ど影響を及ぼすこと
はなく、従ってこの邪魔板４により、一次空気吸引量を
低下させることなく混合効果を向上することができるの
である。
の量も多くなるために混合管２が大型化する。図２は自
然吸引式バーナにおいて、一次空気の比率を上げたとき
のＮＯｘ値の変化を測定したもので、このように一次空
気比率を上げることにより、火炎中の燃焼空気と一次空
気との混合がよくなって局所的な高温部がなくなり、Ｎ
Ｏｘ発生率を低下させることができる。しかし基端部付
近を絞った形状のベンチュリ型混合管２の内部に、混合
効果を高めるために何等かの攪拌用部材を設けると、混
合管２内の流速が低下してしまうために、混合管２の基
端部５における吸引力が低下して、混合割合を所定の値
に上げることができなくなる。しかるに本発明では、混
合気が混合管２を出た直後に、リング状本体１内で混合
気を邪魔板４に衝突させるようにしたものであるから、
衝突による減速効果はバーナ本体１内の周回気流には及
ぶものの、混合管２内の気流には殆ど影響を及ぼすこと
はなく、従ってこの邪魔板４により、一次空気吸引量を
低下させることなく混合効果を向上することができるの
である。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１（ａ）及び（ｂ）は本発明の
一実施例を示したもので、バーナの全長をできるだけ短
くするために、混合管２が水平リング状バーナ本体１に
偏心的に、すなわち混合気がバーナ本体１内に接線方向
に流入するように連設されており、バーナ本体１内には
混合管２からの流入口３に対面する位置に、混合管２か
ら流入する混合気を更によく撹拌混合するための邪魔板
４が配設されている。また混合管２の基端部５におい
て、燃料ガスの噴出エネルギーによって吸引されている
一次空気の混合割合は、火炎の燃焼温度を均一化するた
めに理想空気量の約７０〜９０％に設定されている。な
お（ｂ）図においては、邪魔板４が便宜上見易い位置に
描かれているが、これは実際は（ａ）図に示す位置に設
けられているものである。図中６は燃料ガス供給管、７
はバーナ本体１の外周面に設けられた炎孔スリットであ
る。
一実施例を示したもので、バーナの全長をできるだけ短
くするために、混合管２が水平リング状バーナ本体１に
偏心的に、すなわち混合気がバーナ本体１内に接線方向
に流入するように連設されており、バーナ本体１内には
混合管２からの流入口３に対面する位置に、混合管２か
ら流入する混合気を更によく撹拌混合するための邪魔板
４が配設されている。また混合管２の基端部５におい
て、燃料ガスの噴出エネルギーによって吸引されている
一次空気の混合割合は、火炎の燃焼温度を均一化するた
めに理想空気量の約７０〜９０％に設定されている。な
お（ｂ）図においては、邪魔板４が便宜上見易い位置に
描かれているが、これは実際は（ａ）図に示す位置に設
けられているものである。図中６は燃料ガス供給管、７
はバーナ本体１の外周面に設けられた炎孔スリットであ
る。
【０００７】
【実施例】バーナ本体の外径８０ｍｍ，混合管の長さ９
０ｍｍの従来型リングバーナ（図３の実線）に対して、
例えば一次空気率を８５％とした低ＮＯｘ型バーナ（図
３の鎖線）は、混合管の長さを１６５ｍｍとする必要が
あった。しかし本発明によれば、図１に示すような邪魔
板４を設けることによって、混合管２の長さは９０ｍｍ
のまま、一次空気率を８５％とし、低ＮＯｘ化を実現す
ることができた。
０ｍｍの従来型リングバーナ（図３の実線）に対して、
例えば一次空気率を８５％とした低ＮＯｘ型バーナ（図
３の鎖線）は、混合管の長さを１６５ｍｍとする必要が
あった。しかし本発明によれば、図１に示すような邪魔
板４を設けることによって、混合管２の長さは９０ｍｍ
のまま、一次空気率を８５％とし、低ＮＯｘ化を実現す
ることができた。
【０００８】
【発明の効果】本発明によれば上述のように、一次空気
率を高めて低ＮＯｘ化するに当り、混入空気量の増加に
伴う混合の不足を、邪魔板によって補うようにしたの
で、従来のように混合管を長くする必要がなく、コンパ
クトでしかも低ＮＯｘ型の自然吸引式リングバーナを提
供することができるという利点がある。
率を高めて低ＮＯｘ化するに当り、混入空気量の増加に
伴う混合の不足を、邪魔板によって補うようにしたの
で、従来のように混合管を長くする必要がなく、コンパ
クトでしかも低ＮＯｘ型の自然吸引式リングバーナを提
供することができるという利点がある。
【図１】本発明による自然吸引式リングバーナの一実施
例を示すもので、（ａ）は平面断面図、（ｂ）は縦断面
図。
例を示すもので、（ａ）は平面断面図、（ｂ）は縦断面
図。
【図２】同上の動作原理を示すグラフ。
【図３】 従来の同種のバーナを示す平面断面図。
１ バーナ本体 ２ 炎孔列 ３ 遮蔽壁 ４ ガス供給管 ５ 基端部 ６ 燃料ガス供給管 ７ 炎孔スリット
Claims (1)
- 【請求項１】 水平リング状バーナ本体に混合管を、混
合気がバーナ本体内に接線方向に流入するように連設す
ると共に、バーナ本体内に該流入口に対面する撹拌用の
邪魔板を配設し、混合管の基端部における一次空気の混
合割合を理想空気量の７０〜９０％として成る自然吸引
式低ＮＯｘバーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35339296A JP3639399B2 (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 自然吸引式低ＮＯｘバーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35339296A JP3639399B2 (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 自然吸引式低ＮＯｘバーナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10153303A true JPH10153303A (ja) | 1998-06-09 |
| JP3639399B2 JP3639399B2 (ja) | 2005-04-20 |
Family
ID=18430535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35339296A Expired - Lifetime JP3639399B2 (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 自然吸引式低ＮＯｘバーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3639399B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1306210C (zh) * | 2003-08-27 | 2007-03-21 | 松下电器产业株式会社 | 燃烧器和使用其的燃气灶 |
| KR100765283B1 (ko) * | 2006-01-06 | 2007-10-09 | 엘지전자 주식회사 | 가스복사 버너 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7766005B2 (en) | 2006-01-20 | 2010-08-03 | Lg Electronics Inc. | Gas radiation burner and controlling method thereof |
| KR100751417B1 (ko) * | 2006-01-20 | 2007-08-23 | 엘지전자 주식회사 | 가스 버너 및 이를 이용한 히팅장치 |
-
1996
- 1996-11-20 JP JP35339296A patent/JP3639399B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1306210C (zh) * | 2003-08-27 | 2007-03-21 | 松下电器产业株式会社 | 燃烧器和使用其的燃气灶 |
| KR100765283B1 (ko) * | 2006-01-06 | 2007-10-09 | 엘지전자 주식회사 | 가스복사 버너 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3639399B2 (ja) | 2005-04-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3905751A (en) | Gas burner | |
| JPH04350315A (ja) | 排ガス系 | |
| US6810867B2 (en) | Exhaust gas recirculation device | |
| US4260361A (en) | Resonant or pulsating combustion heating apparatus | |
| EP0738854B1 (en) | A low nitrogen oxide producing combustion method and apparatus | |
| JPH1089628A (ja) | 元混合型ガス燃焼装置 | |
| JPS61125511A (ja) | 高温ガス発生用バ−ナ | |
| JPS5824694B2 (ja) | ガスタ−ビンゲンドウソウチヨウノ ネンシヨウシツノ ネンリヨウキヨウキユウオヨビコンゴウキケイセイソウチ | |
| JPH10153303A (ja) | 自然吸引式低ＮＯｘバーナ | |
| JPH0674423A (ja) | 燃料ガスと空気の混合装置 | |
| JPH08508089A (ja) | 水噴射装置を備えた二重燃料噴射ノズル | |
| JPH10281012A (ja) | 火花点火エンジンの軸流スタティックミキサ | |
| JP2001208344A (ja) | 燃焼装置のｃｏ濃度検出構造 | |
| JP2003035402A (ja) | 全一次空気式バーナ | |
| CN218269050U (zh) | 一种烟气内循环低氮燃烧器 | |
| CN217029063U (zh) | 一种旋流组件及混合器 | |
| JP2769439B2 (ja) | 高ターンダウンバーナ | |
| CN217464446U (zh) | 一种垃圾焚烧炉吹灰防回火装置 | |
| JPH11211014A (ja) | 微粉炭燃焼バーナ及び微粉炭燃焼バーナの燃焼方法並びに微粉炭燃焼ボイラの燃焼方法 | |
| JPS58158412A (ja) | ガスバ−ナ | |
| CN211314344U (zh) | 一种混合器 | |
| JPH0144899Y2 (ja) | ||
| JP2564513Y2 (ja) | 旋回式燃焼器 | |
| JPS582321B2 (ja) | Ｎｏｘ テイゲンセキタンバ−ナ− | |
| JP2943887B2 (ja) | 窒素酸化物低発生バ−ナ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050111 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050114 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080121 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121 Year of fee payment: 9 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |