JPH10152617A - 電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成物

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JPH10152617A
JPH10152617A JP31340196A JP31340196A JPH10152617A JP H10152617 A JPH10152617 A JP H10152617A JP 31340196 A JP31340196 A JP 31340196A JP 31340196 A JP31340196 A JP 31340196A JP H10152617 A JPH10152617 A JP H10152617A
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JP
Japan
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component
silicon
group
thermosetting resin
molecular weight
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Application number
JP31340196A
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English (en)
Inventor
Manabu Tsumura
学 津村
Takanao Iwahara
岩原孝尚
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 低応力性に優れ、更に耐熱性および各種基材
との接着性、耐衝撃性に優れた電気絶縁材料用熱硬化性
樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 従来の熱硬化性樹脂に、主鎖骨格を構成
する原子の30%以上の原子がケイ素と炭素からなり、
分子量が1000以上のケイ素系高分子で、分子末端が
ビニルシリル基であることを特徴とする反応性ケイ素系
高分子((B)成分)、及び1分子中に少なくとも2つ
以上のSi−H基を有するケイ素化合物((C)成
分)、及び(D)成分として、甲・乙成分として示した
成分の中から少なくとも1種類以上の分子量1000未
満のケイ素化合物、ビニルシリル基(CH 2=C R’
−Si(R)2−) を有するケイ素化合物((甲)成
分)、Si−H基とビニルシリル基を有するケイ素化合
物((乙)成分)、及び(E)成分としてヒドロシリル
化触媒を必須成分とした電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性、接着性、
硬化性に優れた熱硬化性樹脂組成物に関するものであ
り、半導体素子のドリップコーティングやポッティング
用封止材やコンデンサー等各種電子部品のポッティング
材、コーティング材等に好適に利用できる電気絶縁材料
用熱硬化性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、電子機器のより小型、高性能化が
進む中で半導体実装分野でも、小型、薄型、軽量、高密
度のパッケージが求められてきている。フレキシブル基
板用接着剤、あるいは半導体等の電子部品の封止に用い
られる樹脂組成物としては、フェノール樹脂/アクリロ
ニトリルブタジエンゴム系、エポキシ樹脂/アクリロニ
トリルブタジエンゴム系、エポキシ樹脂/カルボキシ基
含有アクリロニトリルブタジエンゴム系、エポキシ樹脂
/アクリルゴム系等の材料が用いられている。ゴムの種
類としては、アクリロニトリルブタジエン系、アクリル
系、ポリブチレン系、ポリブタジエン系あるいはシリコ
ン系などが広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アクリ
ロニトリルブタジエンゴム、カルボキシ基含有アクリロ
ニトリルブタジエンゴム等を用いた接着剤は、回路を形
成する銅が半田浸せき時に熱劣化の触媒となって、アク
リロニトリルブタジエンゴムが酸化劣化され、半田浸せ
き後の接着力が著しく低下するという欠点がある。ま
た、アクリルゴム等を用いた接着剤では、加熱による劣
化は少ないが、例えばカバーレイとして用いたとき半硬
化状態でのべたつきが大きく加工工程での作業性が悪
く、さらにフレキシブル基板としたときの耐屈曲性に劣
るという欠点があった。
【0004】したがって、これらのことから低応力性に
優れ、更に耐熱性および各種基材との接着性、耐衝撃性
に優れた電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成物の開発が望
まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記の手段にとって達成された。すなわち、従来の熱硬化
性樹脂に、主鎖骨格を構成する原子の30%以上の原子
がケイ素と炭素からなり、分子量が1000以上のケイ
素系高分子で、分子末端がビニルシリル基(CH2=C
R’−Si(R)2−)であることを特徴とする反応性
ケイ素系高分子((B)成分)、及び1分子中に少なく
とも2つ以上のSi−H基を有するケイ素化合物
((C)成分)、及び(D)成分として、甲・乙成分と
して示した成分の中から少なくとも1種類以上の分子量
1000未満のケイ素化合物、1分子中に少なくとも2
個以上の分子量1000未満のビニルシリル基(CH 2
=C R’−Si(R)2−) を有するケイ素化合物
((甲)成分)、1分子中に、Si−H基とビニルシリ
ル基(CH2=CR’−Si(R)2−)が合わせて少な
くとも2個以上有する分子量1000未満のケイ素化合
物((乙)成分)、及び(E)成分としてヒドロシリル
化触媒を必須成分とした電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組
成物に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いる(A)熱硬化性樹
脂としては、エポキシ樹脂、シアナート樹脂、フェノー
ル樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂等及びこれらの変性樹脂等が挙げられ、これ
らは単独または2種類以上混合して使用することができ
る。
【0007】次に該組成物中の反応性ケイ素系高分子
((B)成分)について説明する。反応性ケイ素系高分
子((B)成分)の主鎖骨格とは、該高分子の骨格を構
成する部分で、該骨格に結合している置換基・原子など
を除いた部分を指す。反応性ケイ素系高分子((B)成
分)は、主鎖骨格を構成する原子の30%以上の原子が
ケイ素と炭素からなる分子量が1000以上のケイ素系
高分子で、分子末端がビニルシリル基(CH2=CR’
−Si(R)2−)であることを特徴とする。(式中、
Rは炭素数1〜20の1価の有機基を表す。R’は水素
または1価の有機基を表す。)耐熱性・力学特性などの
特性面から主鎖骨格中のケイ素と炭素を合計した割合
は、主鎖骨格を構成する原子全体の40%以上が好まし
く、60%以上がさらに好ましく、80%以上が特に好
ましい。さらに、該電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成物
の反応性ケイ素系高分子((B)成分)の主鎖骨格中の
ケイ素と炭素の原子数の割合(ケイ素/炭素)は、0.
6〜0.5が好ましく、0.5〜0.4がさらに好まし
く、0.4〜0.2が特に好ましい。
【0008】また、反応性ケイ素系高分子((B)成
分)の分子末端は、両末端がビニルシリル基(CH2
CR’−Si(R)2−)であることを特徴とする。
R’は上述のRと同じで、具体的に例示すれば、H、メ
チル、エチル、フェニル、トリメチルシロキシ基などで
ある。これらのうちで、Hが特に好ましい。反応性ケイ
素系高分子((B)成分)の分子量は、粘度・溶解性の
点から、ゲル・パーミエーションクロマトグラフ(GP
C)におけるポリスチレンスタンダードを用いた数平均
分子量で1000〜50000が好ましく、1500〜
30000がさらに好ましい。分子量分布は5以下が好
ましく。3以下がさらに好ましい。
【0009】また、反応性ケイ素系高分子((B)成
分)の主鎖骨格は、基本的には直鎖状であるが、溶解性
を損なわない範囲で分岐構造を有していても構わない。
該電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成物中の反応性ケイ素
系高分子(B)成分は、耐熱性、力学特性を向上させる
点から、該電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成物中の60
重量%以上が好ましく、70重量%以上がさらに好まし
く、80重量%以上が特に好ましい。
【0010】該電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成物中の
反応性ケイ素系高分子((B)成分)は特開平7−18
8418に開示されている方法で製造することが可能で
ある。例えば、該電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成物中
の反応性ケイ素系高分子((B)成分)の主鎖骨格は、
[Si(R)2−X−Si(R)2−CH2CH2−Si
(R)2−Y−Si(R)2−CH2CH2−]、[Si
(R)2−X−Si(R)2−CH2CH2−Si(R)2
−CH2CH2−]もしくは[Si(R)2−CH2CH2
−Si(R)2−CH2CH2−](式中、Rは炭素数1
〜20の1価の有機基を表す。)を繰り返し単位とする
ものである。上記Rは、具体的には、メチル、エチル、
n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、t−ブチ
ル、イソアミル、n−オクチル、n−ノニル、フェニル
基、クロル基、トリメチルシロキシ基等が挙げられる。
【0011】上記X及びYは、炭素数1から50までの
2価の有機基、2価の有機ケイ素基または酸素原子であ
ってもよく、また有機基は官能基を含んでいてもよい。
XおよびYを具体的に例示すれば、下記に示す構造が挙
げられる。
【0012】
【化1】
【0013】これらのうちで、
【0014】
【化2】
【0015】が好ましい。さらには、
【0016】
【化3】
【0017】が特に好ましい。本発明の反応性ケイ素系
高分子((B)成分)の好ましい構造を例示すれば、C
2=CH−[Si(Ph)(Me)−−C64−S
i(Ph)(Me)−CH2CH2−]n−Si(Ph)
(Me)−−C64−Si(Ph)(Me)−CH=
CH2、CH2=CH−[Si(Ph)(Me)−CH2
CH2−SiMe 2−C64−SiMe2−CH2CH
2n−Si(Ph)(Me)−CH=CH2、CH2=C
H−[SiMe2−C64−SiMe2−CH2CH2
−SiMe2−C64−SiMe2−CH2CH2n
−SiMe2−C64−SiMe2−CH=CH2
CH2=CH−[SiMe2−C64−SiMe2
CH2CH2−SiMe2−C64−SiMe2−CH
2CH2n−SiMe2−C64−SiMe2−CH
=CH2、CH2=CH−[SiMe2−C64−S
iMe2−CH2CH2−Si(Ph)(Me)−−C6
4−Si(Ph)(Me)−CH2CH2n−SiMe
2−C64−SiMe2−CH=CH2、CH 2=CH
−[SiMe2−C64−SiMe2−CH2CH2
SiMe2−CH 2CH2n−SiMe2−C64
SiMe2−CH=CH2、などを挙げることができる。
【0018】本発明の請求項2記載の式(1)で示され
る構造単位を該高分子中に生成させるためには、Si−
H成分として、HSi(R1)(R2)−−C64−S
i(R1)(R2)Hで示されるケイ素化合物、あるいは
Si−ビニル成分として、CH2=CH−Si(R1
(R2)−−C64−Si(R1)(R2)−CH=C
2で示されるケイ素化合物(上記式中のR1、R2は式
(1)中のR1、R2と同じ。)のうち少なくとも一方を
ヒドロシリル化重合の成分の1つとして用いる必要があ
る。
【0019】また、式(2)で示される構造単位を該高
分子中に生成させるためには、Si−H成分として、H
SiMe2−C64−SiMe2Hかつ成分として、
CH 2=CH−Si(R1)(R2)−CH=CH2で示さ
れるケイ素化合物、あるいはSi−H成分として、HS
i(R1)(R2)−HかつSi−ビニル成分として、C
2=CH−SiMe2−C64−SiMe2−CH
=CH2(上記式中のR 1、R2は式(1)中のR1、R2
と同じ。)のいずれかの組み合わせを、ヒドロシリル化
重合の成分の1つとして用いる必要がある。
【0020】さらに、式(3)で示される構造単位を該
高分子中に生成させるためには、Si−H成分として、
HSi(R1)(R2)−−C64−Si(R1
(R2)Hで示されるケイ素化合物、あるいはSi−ビ
ニル成分として、CH2=CH−Si(R1)(R2)−
−C64−Si(R1)(R2)−CH=CH2で示さ
れるケイ素化合物(上記式中のR1、R2は式(1)中の
1、R2と同じ。)のうち少なくとも一方をヒドロシリ
ル化重合の成分の1つとして用いる必要がある。
【0021】本発明の電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成
物中の(C)成分として用いるケイ素化合物は、1分子
中に少なくとも2個以上のSiH基を有するケイ素化合
物であれば特に制限なく用いることができる。例えば、
(C)成分としては、特開平3−95266、特開平3
−200807に開示されている1分子中に少なくとも
2個以上のSiH基を有する化合物である。
【0022】本発明の(C)成分としては、オルガノハ
イドロジェンポリシロキサンも用いることが可能であ
る。ここで言うオルガノハイドロジェンポリシロキサン
とは、Si原子上に炭化水素基あるいは水素原子を有す
るポリシロキサンを指し、その構造について具体的に示
すと、
【0023】
【化4】
【0024】などで示される鎖状、環状のものが挙げら
れる。また、本発明の(C)成分としては、以下に示し
た式(4)〜(7)で表されるヒドロシラン、または芳
香環上の3個以上の水素がSiR2H、SiRH2、Si
3(Rは炭素数1〜20の1価の有機基を表す。)で
置換された芳香環と該置換基からなるヒドロシランなど
も好ましく使用することができる。これらの化合物は1
種類でも2種類以上用いても良い。HaSiR
(4-a)(4)、H(a-1)SiR(4-a)−(X)m(SiR
H)nSiR(4-a)(a-1)(5)、R’−(X)m(Si
RH)(n+2)−R’(6)、[X−SiR
(4-a)(a-2)(n+2)(7)(式中、Rは炭素数1〜2
0の1価の有機基を表し、R’は水素または1価の有機
基を表し、Xは2価の基を表し、aは3〜4の整数、n
は0〜30の整数、mは1〜31の整数を表す。) 式(4)〜(7)中の1価の有機基としては、例えば、
メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブ
チル、t−ブチル、イソアミル、n−オクチル、n−ノ
ニル、フェニル基、クロル基、トリメチルシロキシ基等
が挙げられ、メチル基、フェニル基が好ましい。式
(5)、(6)、(7)中の2価の基:Xは、具体的に
は下記に示す構造があげられる。
【0025】
【化5】
【0026】(式中、nは1〜4の整数を表す。)これ
らのうちで、
【0027】
【化6】
【0028】(式中、Meはメチル基を表し、nは前記
と同じ。)が好ましい。さらには、
【0029】
【化7】
【0030】(式中、nは前記と同じ。)が特に好まし
い。(C)成分の好ましい具体例として、
【0031】
【化8】
【0032】(式中、Meは前記と同じ、Phはフェニ
ル基、nは3〜5の整数を表す。)で示す構造をあげる
ことができる。本発明の電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組
成物中の(D)成分のひとつである(甲)成分は、1分
子中に少なくとも2個以上のビニルシリル基(CH2
CR’−Si(R)2−)を有する分子量1000未満
のケイ素化合物であれば制限なく用いることが出来る。
具体的には、式(8)〜(13)で表されるビニルシラ
ン、または芳香環上の3個以上の水素がSiR2(CH
=CH2)、SiR(CH=CH22、Si(CH=C
23(Rは炭素数1〜20の1価の有機基を表す。)
で置換された芳香環と該置換基からなるビニルシランな
ども好ましく使用することができる。これらの化合物は
1種類でも2種類以上用いても良い。(CH=CH2
SiR2−X−SiR2(CH=CH2) (8)、(C
2=CH)SiR2(CH=CH2) (9)、(CH2
=CH)aSiR(4-a)(10)、(CH2=CH)(a-1)
SiR(4-a)−(X)m(SiR(CH=CH2))nSi
(4-a )(CH=CH2(a-1)(11)、R’−(X)m
(SiR(CH=CH2))(n+ 2)−R’(12)、[X
−SiR(4-a)(CH=CH2(a-2)(n+2)(13)
(式中、Rは炭素数1〜20の1価の有機基を表し、
R’は水素または1価の有機基を表し、Xは2価の基を
表し、aは3〜4の整数、nは0〜30の整数、mは1
〜31の整数を表す。) 式(8)〜(13)中のR及びXは、式(4)〜(7)
中と同じであり、また好ましい構造も同じである。
(甲)成分の好ましい具体例として、
【0033】
【化9】
【0034】(式中、Meは前記と同じ、Phはフェニ
ル基、nは3〜5の整数を表す。)で示す構造をあげる
ことができる。また、本発明の(D)成分のひとつであ
る(乙)成分は、1分子中に、Si−H基とビニルシリ
ル基(CH2=CR’−Si(R)2−)が合わせて少な
くとも2個以上有する分子量1000未満のケイ素化合
物であれば特に制限なく用いることが出来る。具体的に
例示すれば、以下の化合物を挙げることが出来る。
【0035】
【化10】
【0036】本発明の電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成
物中の(B)、(C)、(D)成分の合計のSi−H基
/ビニルシリル基の比は、0.5〜5が好ましく、0.
8〜3がさらに好ましく、0.9〜2が特に好ましい。
本発明の電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成物中の(E)
成分であるヒドロシリル化触媒は、一般的に知られてい
るヒドロシリル化触媒を好適に用いることができる。例
えば、白金の錯体、アルミナ、シリカ、カーボンブラッ
クなどの単体に固体白金を担持させたもの、塩化白金
酸、塩化白金酸とアルコール、アルデヒド、ケトンなど
の錯体、白金ーオレフィン錯体(例えば、Pt(CH2
=CH22(PPh32Pt(CH2=CH22
2);白金ービニルシロキサン錯体(例えば、Pt
n(ViMe2SiOSiMe2Vi)m、Pt[(MeV
iSiO)4m)、白金ーホスフィン錯体(例えば、P
t(PPh34、P(PBu)4)、白金ーホスファイ
ト錯体(例えば、Pt[P(OPh)34)(式中、M
eはメチル基、Buはブチル基、Viはビニル基、Ph
はフェニル基を表し、m,nは整数を表す)、ジカルボ
ニルジクロロ白金、また、アシュビー(Ashby)の
米国特許第3159601及び、3159662号書中
に記載された白金ー炭化水素複合体、並びに、ラモロー
(Lamoreaux)の米国特許第3220972号
明細書中に記載された白金アルコラート触媒も挙げられ
る。さらに、モディク(Modic)の米国特許第35
16946号明細書中に記載された塩化白金ーオレフィ
ン複合体も本発明において有用である。
【0037】また、白金化合物以外の触媒の例としては
RhCl(PPh33、RhCl3、RhAl23、R
uCl3、IrCl3、FeCl3、AlCl3、PdCl
2・2H2O、NiCl2、TiCl4、などが挙げられ
る。これらの触媒は単独で使用してもよく、2種以上併
用しても構わない。触媒活性の点から、塩化白金酸、白
金ーオレフィン錯体、白金ービニルシロキサン錯体、白
金アセチルアセトナートが好ましい。触媒量としてはと
くに制限はないが、(C)成分中、場合によっては、
(C)成分及び(D)成分の2成分とを合わせた成分中
に存在する全ヒドロシリル基1molに対して、10ー1
〜10ー8molの範囲で用いるのがよい。さらには10
ー3〜10ー6molが好ましい。
【0038】本発明の電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成
物の(F)成分であるシランカップリング剤としては、
分子中にエポキシ基、メタクリル基、アクリル基、イソ
シアネート基、イソシアヌレート基、ビニル基、カルバ
メート基から選ばれる少なくとも1個の官能基と、ケイ
素原子結合アルコキシ基を有するシランカップリング剤
が好ましい。前記官能基については、中でも、硬化性及
び接着性の点から、分子中にエポキシ基、メタクリル
基、アクリル基が特に好ましい。具体的に例示すると、
エポキシ官能基とケイ素原子結合アルコキシ基を有する
有機ケイ素化合物としては3−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエト
キシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
エチルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリエトキシシランが挙げられ
る。また、メタクリル基あるいはアクリル基とケイ素原
子結合アルコキシ基を有する有機ケイ素化合物としては
3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−
メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−アク
リロキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキ
シプロピルトリエトキシシラン、メタクリロキシメチル
トリメトキシシラン、メタクリロキシメチルトリエトキ
シシラン、アクリロキシメチルトリメトキシシラン、ア
クリロキシメチルトリエトキシシランが挙げられる。
【0039】本発明の電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成
物の(G)成分である有機アルミニウム化合物として
は、アルコキシシリル基の加水分解縮合反応の有用な触
媒とされるキレート有機化合物が好ましい。具体例とし
ては、アルミニウムアセチルアセトネート等が挙げられ
る。また、本発明の(G)成分である有機チタン化合物
としては、アルコキシシリル基の加水分解縮合反応の有
用な触媒とされるTi−O−C結合を有する有機チタン
化合物が好ましい。具体例としては、テトライソプロポ
キシチタン、テトラブトキシチタン等のテトラアルコキ
シチタンのほか、オキシ酢酸やエチレングリコール等の
残基を有するものなど一般的なチタネートカップリング
剤を使用することができる。
【0040】本発明の電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成
物の(H)成分である多価アルコキシシランとしては、
種々のアルコキシシランが使用できる。具体的にはテト
ラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラ(n
−プロピル)シラン、テトラ(n−ブチル)シランなど
のテトラアルコキシシラン及びその縮合体またはメチル
トリエトキシシラン、エチルトリエトキシシランなどの
トリアルコキシシラン及びその縮合体が使用できる。
【0041】さらに本発明の電気絶縁材料用熱硬化性樹
脂組成物の保存安定性を改良する目的で、貯蔵安定改良
剤を使用することができる。貯蔵安定改良剤は、硬化性
組成物の貯蔵安定性を高める目的で用いる。貯蔵安定改
良剤としては、脂肪族不飽和結合を含有する化合物、有
機リン化合物、有機イオウ化合物、窒素含有化合物、ス
ズ系化合物、有機過酸化物等の貯蔵安定性改良剤を併用
してもかまわない。脂肪族不飽和結合を含有する化合物
として、プロパギルアルコール、エン−イン化合物、マ
レイン酸エステル等が例示される。有機リン化合物とし
ては、トリオルガノフォスフィン、ジオルガノフォスフ
ィン、オルガノフォスフォン、トリオルガノフォスファ
イト等が例示される。有機イオウ化合物としては、オル
ガノメルカプタン、ジオルガノスルフィド、硫化水素、
ベンゾチアゾール、ベンゾチアゾールジサルファイト等
が例示される。窒素含有化合物としては、アンモニア、
1〜3級アルキルアミン、アリールアミン、尿素、ヒド
ラジン等が例示される。スズ系化合物としては、ハロゲ
ン化第一スズ2水和物、カルボン酸第一スズ等が例示さ
れる。有機過酸化物としては、ジ−t−ブチルペルオキ
シド、ジクミルペルオキシド、ベンゾイルペルオキシ
ド、過安息香酸t−ブチル等が例示される。貯蔵安定性
改良剤は、ベンゾチアゾール、チアゾール、ジメチルマ
レートが好ましく、ジメチルマレートが好ましいがこれ
に限定されるものではない。貯蔵安定性改良剤は、使用
する白金触媒1molに対し、0〜1000molの範
囲で用いるのが好ましく、10〜500molの範囲で
用いるのがさらに好ましく、30〜300molの範囲
で用いるのが特に好ましい。
【0042】本発明の電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成
物に無機フィラーを添加すると、主に半田付け等の熱衝
撃の緩和、接着剤の流動性の防止、接着強度の安定化や
向上に効果があるので、好ましく使用できる。無機フィ
ラーとしては電気絶縁性に優れ、微粒子状なものが好ま
しく、アルミナ、水酸化アルミニウム、溶融シリカ、結
晶性シリカ、超微粉無定型シリカや疎水性超微粉シリ
カ、タルク、硫酸バリウム等を挙げることができる。
【0043】また更に、本発明の電気絶縁材料用熱硬化
性樹脂組成物の特性を改質する目的で、種々の樹脂を添
加することも可能である。樹脂としては、エポキシ樹
脂、シアナート樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、
ポリイミド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ウレタン
樹脂及びポリエステル樹脂等が例示されるがこれに限定
されるものではない。
【0044】本発明の電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成
物をそのままフィルムに流延あるいは塗布することも可
能であるが、該電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成物を有
機溶剤に溶解して塗布ワニスとすることも可能である。
使用できる溶剤は特に限定されるものではなく、具体的
に例示すれば、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、ヘプタ
ンなどの炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラン、1, 4
ージオキサン、ジエチルエーテルなどのエーテル系溶
媒、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン系溶
媒、クロロホルム、塩化メチレン、1, 2ージクロロエ
タンなどのハロゲン系溶媒を好適に用いることができ
る。溶媒は2種類以上の混合溶媒として用いることもで
きる。溶媒としては、テトラヒドロフラン、クロロホル
ムが好ましい。使用する溶媒量は、用いる反応性ケイ素
系高分子((B)成分)1gに対し、0〜10mLの範
囲で用いるのが好ましく、0.5〜5mLの範囲で用い
るのがさらに好ましく、1〜3mLの範囲で用いるのが
特に好ましい。
【0045】尚、本発明の組成物を封止用樹脂として適
用する場合、従来から一般に使用されるエポキシ樹脂の
封止用樹脂と同様の方法でポッティングすればよい。本
発明は、電気・電子絶縁材料用の封止材や、コンデンサ
ー等各種電子部品のポッティング材、コーティング材等
に好適に用いることが可能であり、耐熱性、接着性、硬
化性に優れている。
【0046】次の実施例は本発明をより具体的に説明す
るものであるが、本発明の範囲を限定するものではな
い。
【0047】
【実施例】
(製造例1)反応性ケイ素系高分子((B)成分)の合
成(1) 1,4−ビス(ジメチルシリル)ベンゼン50.70g
(260.8mmol)をトルエン100mLに溶か
し、メチルフェニルジビニルシラン50.00g(28
6.9mmol)と白金ビニルシロキサン錯体591m
g(9.71x10-5mmol/mg,Si−viny
l基に対し10-4当量使用)のトルエン溶液160mL
に3.5時間かけて滴下した(仕込み比:Si−vin
yl基/Si−H基=1.1)。滴下中内温が44℃ま
で上昇したことが確認された。20時間後、溶媒留去を
行い、高粘性の反応性ケイ素系高分子94.3gを製造
した。収率:94%。得られた反応性ケイ素系高分子
は、ゲル・パーミエーションクロマトグラフ(GPC)
におけるポリスチレンスタンダードを用いた数平均分子
量で2230、重量平均分子量で4890のものであっ
た。また、1,2−ジブロムエタンを用いたビニルシリ
ル基(CH2=CH−Si(Me)(Ph)−)の定量
の結果、ビニル含有量は0.7684mmol/gであ
った。 (製造例2)反応性ケイ素系高分子((B)成分)の合
成(2) 1,3−ビス(ジメチルシリル)ベンゼン35.85g
(184.8mmol)をトルエン100mLに溶か
し、1,4−ビス(ジメチルビニルシリル)ベンゼン5
0.00g(203.3mmol)と白金ビニルシロキ
サン錯体419mg(9.71x10-5mmol/m
g,Si−vinyl基に対し10-4当量使用)のトル
エン溶液160mLに3.5時間かけて滴下した(仕込
み比:Si−vinyl基/Si−H基=1.1)。滴
下中内温が40℃まで上昇したことが確認された。20
時間後、溶媒留去を行い、高粘性の反応性ケイ素系高分
子84.3gを製造した。収率:98%。得られた反応
性ケイ素系高分子は、ゲル・パーミエーションクロマト
グラフ(GPC)におけるポリスチレンスタンダードを
用いた数平均分子量で3330、重量平均分子量で69
90のものであった。また、1,2−ジブロムエタンを
用いたビニルシリル基(CH2=CH−Si(Me)
(Ph)−)の定量の結果、ビニル含有量は0.512
6mmol/gであった。 (実施例1)エポキシ樹脂としてエポミックR−304
(三井石油化学(株)社製、商品名)25重量部、エポ
トートYDCN−704P(東都化成(株)社製、商品
名)20重量部、エポキシ樹脂硬化剤としてフェノライ
トVH−4170(大日本インキ(株)社製、商品名)
15重量部、ゴム成分として、製造例(1)で製造した
反応性ケイ素系高分子1gと、1,3,5−トリス(ジ
メチルシリル)ベンゼン64mg(0.768mmo
l)を定量、混合し、この溶液に1,4−ビス(ジメチ
ルビニルシリル)ベンゼン3.50g(14.2mmo
l)、1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロ
キサン1.71g(7.1mmol)を加えた。そこに
Pt−ビニルシロキサン錯体(9.71x10-6mmo
l/mg)を30mg混合した(Si−ビニル基に対し
て1x10-5当量) 。
【0048】この樹脂液を、厚さ20μm程度になるよ
うにカンマコーターを用いて、ポリフェニレンサルファ
イドフィルム(”トレリナ”東レ(株)製)上に塗布
し、60℃で1分間乾燥した。上記作製フィルムの樹脂
塗工面と、200μm用のリードフレーム用42アロイ
と重ね合わせ表面温度200℃に加熱した加圧プレスで
圧力6kg/cm2、加熱時間7秒で張り合わせ、さら
に100℃で3時間加熱した。加熱後の接着力は1.1
kg/cmであり接着力の強い重ね合わせ品が得られ
た。150℃で300時間エージング後、接着強度は
1.0kg/cmであり、接着強度の低下は見られなか
った。 (実施例2)エポキシ樹脂としてエポミックR−304
(三井石油化学(株)社製、商品名)25重量部、エポ
トートYDCN−704P(東都化成(株)社製、商品
名)20重量部、エポキシ樹脂硬化剤としてフェノライ
トVH−4170(大日本インキ(株)社製、商品名)
15重量部、ゴム成分として、製造例(2)で製造した
反応性ケイ素系高分子1gと、1,3,5−トリス(ジ
メチルシリル)ベンゼン64mg(0.513mmo
l)を定量、混合し、この溶液に1,4−ビス(ジメチ
ルビニルシリル)ベンゼン3.50g(14.2mmo
l)、1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロ
キサン1.71g(7.1mmol)を加えた。そこに
Pt−ビニルシロキサン錯体(9.71x10-6mmo
l/mg)を28mg混合した(Si−ビニル基に対し
て1x10-5当量) 。
【0049】該樹脂液を、厚さ20μm程度になるよう
にカンマコーターを用いて、ポリフェニレンサルファイ
ドフィルム(”トレリナ”東レ(株)製)上に塗布し、
60℃で1分間乾燥した。上記作製フィルムの樹脂塗工
面と、200μm用のリードフレーム用42アロイと重
ね合わせ表面温度200℃に加熱した加圧プレスで圧力
6kg/cm2、加熱時間7秒で張り合わせ、さらに1
00℃で3時間加熱した。加熱後の接着力は1.5kg
/cmであり接着力の強い重ね合わせ品が得られた。1
50℃で300時間エージング後、接着強度は1.1k
g/cmであり、接着強度の低下は見られなかった。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明は、従来の熱硬化性
樹脂に、主鎖骨格を構成する原子の30%以上の原子が
ケイ素と炭素からなる分子量が1000以上のケイ素系
高分子で、分子末端がビニルシリル基(CH2=CR’
−Si(R)2−)であることを特徴とする反応性ケイ
素系高分子((B)成分)、及び1分子中に少なくとも
2つ以上のSi−H基を有するケイ素化合物((C)成
分)、及び(D)成分として、甲・乙成分として示した
成分の中から少なくとも1種類以上の分子量1000未
満のケイ素化合物、1分子中に少なくとも2個以上のビ
ニルシリル基(CH2=CR’−Si(R)2−) を有
する分子量1000未満のケイ素化合物((甲)成
分)、1分子中に、Si−H基とビニルシリル基(CH
2=CR’−Si(R)2−)が合わせて少なくとも2個
以上有する分子量1000未満のケイ素化合物((乙)
成分)、及び(E)成分としてヒドロシリル化触媒を用
いて架橋させたものをゴム成分として用いた電気絶縁材
料用熱硬化性樹脂組成物に関するものであり、接着性、
耐熱性、耐折性に優れた材料を与える。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01B 3/30 H01B 3/30 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)熱硬化性樹脂、(B)主鎖骨格を
    構成する原子の30%以上の原子がケイ素と炭素からな
    り、分子量が1000以上のケイ素系高分子で、分子末
    端がビニルシリル基(CH2=CR’−Si(R)2−)
    であることを特徴とする反応性ケイ素系高分子、及び
    (C)1分子中に少なくとも2つ以上のSi−H基を有
    するケイ素化合物、及び(D)成分として、甲・乙成分
    として示した成分の中から少なくとも1種類以上の分子
    量1000未満のケイ素化合物、1分子中に少なくとも
    2個以上のビニルシリル基(CH2=CR’−Si
    (R)2−) を有する分子量1000未満のケイ素化
    合物((甲)成分)、 1分子中に、Si−H基とビニルシリル基(CH2=C
    R’−Si(R)2−)が合わせて少なくとも2個以上
    有する分子量1000未満のケイ素化合物((乙)成
    分)、及び(E)成分としてヒドロシリル化触媒を必須
    成分とした電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成物。(式
    中、Rは炭素数1〜20の1価の有機基を表し、R’は
    水素または1価の有機基を表す。)
  2. 【請求項2】 (A)熱硬化性樹脂、(B)成分の主鎖
    骨格に下記式(1)〜(3): −Si(R1)(R2)−−C64−Si(R1)(R2)−CH2CH2− ( 1) −Si(R1)(R2)−CH2CH2−SiMe2−C64−SiMe2−CH 2 CH2− (2) −Si(R1)(R2)−−C64−Si(R1
    (R2)−CH2CH2− (3) のいずれかで示さ
    れる構造単位を30重量%以上有すること、及び各分子
    末端がビニルシリル基(CH2=CR’−Si(R)
    2−)であることを特徴とする数平均分子量1000以
    上の反応性ケイ素系高分子、及び1分子中に少なくとも
    2つ以上のSi−H基を有するケイ素化合物、及び
    (D)成分として、甲・乙成分として示した成分の中か
    ら少なくとも1種類以上の分子量1000未満のケイ素
    化合物、 1分子中に少なくとも2個以上のビニルシリル基(CH
    2=CR’−Si(R)2−) を有する分子量1000
    未満のケイ素化合物((甲)成分)、 1分子中に、Si−H基とビニルシリル基(CH2=C
    R’−Si(R)2−)が合わせて少なくとも2個以上
    有する分子量1000未満のケイ素化合物((乙)成
    分)、及び(E)成分としてヒドロシリル化触媒を必須
    成分とした電気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成物。(式
    中、Rは炭素数1〜20の1価の有機基を表し、R’は
    水素または1価の有機基を表す。)
  3. 【請求項3】 請求項2記載の(B)成分が該電気絶縁
    材料用熱硬化性樹脂組成物中の60重量%以上であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の電気絶縁材料用熱硬化性
    樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1で用いた(A)〜(E)成分を
    必須成分として用いることの他に、下記(F)、
    (G)、(H)成分を必須成分とする請求項1記載の電
    気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成物。 (F)シランカップリング剤 (G)有機アルミニウム化合物及び/あるいは有機チタ
    ン化合物 (H)多価アルコキシシラン及び/あるいはその縮合体
  5. 【請求項5】 請求項2で用いた(A)〜(E)成分を
    必須成分として用いることの他に、下記(F)、
    (G)、(H)成分を必須成分とする請求項1記載の電
    気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成物。 (F)シランカップリング剤 (G)有機アルミニウム化合物及び/あるいは有機チタ
    ン化合物 (H)多価アルコキシシラン及び/あるいはその縮合体
  6. 【請求項6】 請求項3で用いた(A)〜(E)成分を
    必須成分として用いることの他に、下記(F)、
    (G)、(H)成分を必須成分とする請求項1記載の電
    気絶縁材料用熱硬化性樹脂組成物。 (F)シランカップリング剤 (G)有機アルミニウム化合物及び/あるいは有機チタ
    ン化合物 (H)多価アルコキシシラン及び/あるいはその縮合体
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000226566A (ja) * 1999-02-08 2000-08-15 Ube Ind Ltd カバ−レイフィルム用接着剤及びカバ−レイフィルム
JP2001026717A (ja) * 1999-07-01 2001-01-30 Dow Corning Corp 高い強度及び耐破壊性を有するシルセスキオキサン樹脂並びにそれらの調製方法
JP2012201696A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Panasonic Corp 電子部品用液状エポキシ樹脂組成物とそれを用いた電子装置

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JP2001026717A (ja) * 1999-07-01 2001-01-30 Dow Corning Corp 高い強度及び耐破壊性を有するシルセスキオキサン樹脂並びにそれらの調製方法
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