JPH10152546A - エポキシ基を有するマクロモノマーおよびその製造方法 - Google Patents

エポキシ基を有するマクロモノマーおよびその製造方法

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JPH10152546A
JPH10152546A JP8326003A JP32600396A JPH10152546A JP H10152546 A JPH10152546 A JP H10152546A JP 8326003 A JP8326003 A JP 8326003A JP 32600396 A JP32600396 A JP 32600396A JP H10152546 A JPH10152546 A JP H10152546A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エポキシ基を有し且つ重合体の片末端に不飽
和二重結合を有するマクロモノマー、その製造法および
該マクロモノマーを用いて形成した枝部分にエポキシ基
を有するグラフトポリマーを提供すること。 【解決手段】 エポキシ基を有し且つ重合体の片末端に
一般式;CH2=C(R1)−R2−NH−COO−(式
中、R1は水素又は低級アルキル基、R2は2価の有機基
を示す)で表される基を有する本発明のマクロモノマ
ー;そのマクロモノマーを分子中にエポキシ基を有し且
つ片末端に水酸基を有する重合体と一般式;CH2=C
(R1)−R2−NCO(式中R1とR2は前記と同じ基を
示す)で表されるイソシアネート化合物を反応させて製
造する本発明の方法;並びに前記のマクロモノマーを用
いて形成した本発明のグラフトポリマーによって上記の
課題が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重合体中にエポキ
シ基を有し且つ片末端にウレタン結合を介して不飽和二
重結合を有するマクロモノマー、その製造方法、および
前記のマクロモノマーを用いて得られるグラフトポリマ
ーに関するものである。本発明のマクロモノマーを用い
て得られるグラフトポリマーは、エポキシ基が枝部分に
局在したグラフトポリマーであって、溶解性や反応性に
特色のある、溶剤系硬化型塗料、エマルジヨン塗料、エ
ポキシ系接着剤、プライマー、シーラント、成形材料な
どとして有用に用いることができる。
【0002】
【従来の技術】重合体の片末端に重合性の官能基を有す
る高分子量のモノマー、いわゆるマクロモノマーは、枝
の分子量や本数を制御したグラフトポリマーをつくる原
料として有用なことが知られている。さらに、重合体中
に反応性の基を有するマクロモノマーは広く応用が期待
される。しかしながら、エポキシ基を有するマクロモノ
マーは合成上の困難さから、製造されていない。
【0003】例えば、リビング重合ではエポキシ基等を
有する極性モノマーの利用には保護基が必要であり、製
造工程が著しく複雑になる。また、ラジカル重合法でマ
クロモノマーを合成する場合は末端基変換を伴うので、
末端基変換反応に関与するような官能基は、マクロモノ
マーの重合体骨格中に組み込めない。例えば、末端にカ
ルボキシル基を有するポリマーに対してエポキシ基と重
合性二重結合の両方を有する化合物を付加反応させる方
法では、該ポリマー中にエポキシ基含有モノマーが存在
すると、前記末端カルボキシル基が、該付加反応時に、
同時にポリマー中のエポキシ基と反応して架橋を生ずる
ため、実用的なマクロモノマーを製造することができな
い。
【0004】上記した方法以外のマクロモノマーの製造
法としては、末端にヒドロキシ基を有するポリマーに対
して、ジイソシアネート化合物、および水酸基と重合性
二重結合を有する化合物を反応させて重合性二重結合を
導入するポリマーを製造する方法も知られている(特開
昭59−215372号公報)。しかしながら、この方
法による場合は、ジイソシアネート化合物の両側に末端
ヒドロキシ基を有するポリマーが付加した重合性二重結
合を持たないポリマーの生成、逆にジイソシアネート化
合物の両側に重合性二重結合を有する化合物が付加した
2個の重合性二重結合を有する架橋性の低分子化合物の
生成などの副反応が生じ易く、目的とする重合性二重結
合を有するマクロモノマーを円滑に製造できないという
問題がある。
【0005】また、分子の片末端にヒドロキシル基を有
するポリマーにメタクリロイルイソシアナートを付加反
応させてメタクリロイル基を有するマクロモノマーを製
造する方法(特開平2−92913号公報)、分子の片
末端にヒドロキシル基を有するポリマーにイソシアナー
トエチルメタクリレートを付加反応させてメチルメタク
リレート基を有するマクロモノマーを製造する方法(特
公平7−39382号公報)などが知られているが、こ
れらの方法によって重合体骨格中にエポキシ基を有する
マクロモノマーが製造されたということは報告されてい
ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、分子
の片末端に重合性二重結合を有すると共に重合体骨格中
にエポキシ基を有するマクロモノマーを提供することで
ある。そして、本発明の目的は、上記したマクロモノマ
ーの円滑な製造法を提供することである。さらに、本発
明の目的は、上記したマクロモノマーを用いて形成した
エポキシ基をその枝部分に有するグラフトポリマーを提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべく
色々研究を重ねた結果、本発明者らは、エポキシ基を有
する重合体の片末端にウレタン結合を介して特定のラジ
カル重合性基を結合させたマクロモノマーの製造に成功
し、本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は、エポキシ基を有する
重合体の片末端に下記の一般式(I);
【0009】
【化6】 CH2=C(R1)−R2−NH−COO− (I) (式中、R1は水素または低級アルキル基、R2は2価の
有機基を示す)で表される基を有することを特徴とする
マクロモノマーである。
【0010】そして、本発明は、分子中にエポキシ基を
有し且つ片末端に水酸基を有する重合体と、下記の一般
式(III);
【0011】
【化7】 CH2=C(R1)−R2−NCO (III) (式中、R1は水素または低級アルキル基、R2は2価の
有機基を示す)で表されるイソシアネート化合物を反応
させることを特徴とするマクロモノマーの製造方法であ
る。
【0012】さらに、本発明は、上記の一般式(1)で
表されるマクロモノマーを、単独で重合させるか、エポ
キシ基と反応性の基を有しない他の不飽和モノマーと共
重合させるか、または他の重合体にグラフト結合させて
得られるグラフトポリマーである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明
する。本発明のマクロモノマーは、下記の一般式
(I);
【0014】
【化8】 CH2=C(R1)−R2−NH−COO− (I) (式中、R1は水素または低級アルキル基、R2は2価の
有機基を示す)で表される基[以下「二重結合含有基
(I)」ということがある]を、エポキシ基を有する重
合体片の片末端に有するラジカル重合性のマクロモノマ
ーである。
【0015】本発明のマクロモノマーにおいて、その片
末端に結合した上記の一般式(I)で表される基[以下
これを「基(I)」ということがある]において、R1
は水素または低級アルキル基であり、R2は2価の有機
基である。基(I)において、R1としては、例えば水
素、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などを
挙げることができ、そのうちでも水素またはメチル基で
あるのが好ましい。
【0016】また、基(I)において、R2はエポキシ
基やイソシアネート基などと反応性の活性基を有せず且
つ重合性の不飽和基を有しない2価の有機基であればい
ずれでもよいが、そのうちでも非反応性の2価の炭化水
素基であることが好ましい。R2の好ましい例として
は、2価の飽和脂肪族炭化水素基(アルキレン基、シク
ロアルキレン基など)、芳香族環を有する2価の炭化水
素基(アリーレン基、アルアリーレン基など)などを挙
げることができ、より具体的には炭素数2〜10のアル
キレン基、炭素数5〜10のシクロアルキレン基、フェ
ニレン基、ベンジル基、アルキル置換ベンジル基、ナフ
チレン基などを挙げることができる。そのうちでも、R2
は、シクロアルキレン基、フェニレン基、ベンジル基、
アルキル置換ベンジル基、ナフチレン基などのようなバ
ルキーな構造を有する2価の炭化水素基であることが、
マクロモノマーの製造の容易性などの点から好ましく、
下記の化学式(II);
【0017】
【化9】 で表されるα,α−ジメチルベンジル基であることが、
マクロモノマーの製造の容易性、基(I)をマクロモノ
マーに導入するための原料化合物の安全性などの点から
より好ましい。上記の化学式(II)で表されるα,α−
ジメチルベンジル基において、ベンゼン核に対するジメ
チルメチレン基[−C(CH32−]の結合位置はいず
れでもよいが、基(I)の末端の不飽和基[CH2=C
(R1)−]に対してメタの位置にあるのが、マクロモ
ノマーの製造に用いる不飽和基導入用化合物の入手の容
易性などの点から好ましい。
【0018】本発明のマクロモノマーは、前記の基
(I)を付与させるための骨格となる重合体部分が、架
橋構造や三次元網状構造になっておらずに実質的に鎖状
構造をなしていることが、マクロモノマーの取り扱い
性、マクロモノマーを用いて枝部分にエポキシ基を有す
るグラフトポリマーを製造する際の製造反応の容易性な
どの点から好ましい。
【0019】本発明のマクロモノマーは、後記のとお
り、分子中にエポキシ基を有し且つ片末端に水酸基を有
する重合体(以下「プレポリマー」ということがある)
と、特定のイソシアネート化合物から製造される。該プ
レポリマーとしては、水酸基を有するメルカプト化合物
の存在下に、エポキシ基を有する重合性不飽和モノマー
およびイソシアネート基と反応する基を有しない他の重
合性不飽和モノマーをラジカル重合させて得られる重合
体が好ましい。
【0020】プレポリマーの製造に用いられる上記した
エポキシ基を有する重合性不飽和モノマーとしては、例
えば、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレ
ート、グリシジルビニルエーテル、N−[4−(2,3
−エポキシプロポキシ)−3,5−ジメチルベンジル]
アクリルアミド、メチルグリシジルメタクリレート、
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリ
レート、そのラクトン変性物などを挙げることができ、
これらの1種または2種以上を用いることができる。
【0021】また、プレポリマーの製造に用いられるイ
ソシアネート基と反応する基を有しない他の重合性不飽
和モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プ
ロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル
酸ペンチルなどのような(メタ)アクリル酸のアルキル
エステル;(メタ)アクリル酸ベンジルなどの(メタ)
アクリル酸のアルアルキルエステル;スチレン、α−ア
ルキルスチレンなどの芳香族ビニル化合物;(メタ)ア
クリロニトリル;パーフルオロアルキルエチル(メタ)
アクリレート;酢酸ビニル;塩化ビニル、弗化ビニルな
どのハロゲン化ビニル;ハロゲン化ビニリデン;テトラ
フロロエタン;エチレン、プロピレン、イソブチレンな
どのオレフィン類;ブタジエン、イソプレン、クロロプ
レンなどの共役ジエン化合物などを挙げることができ、
これらの1種または2種以上を用いることができる。
【0022】プレポリマーの製造に用いられる水酸基を
有するメルカプト化合物は、連鎖移動剤であり、これを
用いることにより、ポリマーの片末端に水酸基が導入さ
れる。かかるメルカプト化合物としては、例えば、2−
メルカプトエタノール、3−メルカプトプロパノール、
4−メルカプトブタノールなどを挙げることができ、こ
れらの1種または2種以上を用いることができる。その
うちでも、2−メルカプトエタノールが入手の容易性な
どの点から好ましく用いられる。
【0023】また、マクロモノマーにおけるエポキシ基
の含有量はマクロモノマー、およびそれから形成するグ
ラフトポリマーの用途などに応じ調節できるが、マクロ
モノマーのベースをなすプレポリマーが、水酸基を有す
るメルカプト化合物の存在下に、上記したエポキシ基を
有する重合性不飽和モノマーおよびイソシアネート基と
反応する基を有しない他の重合性不飽和モノマーをラジ
カル重合して得られるポリマーである場合は、不飽和モ
ノマーの合計重量に基づいて、エポキシ基を有する重合
性不飽和モノマーを5〜80重量%の割合で用いて形成
したポリマーであることが好ましく、エポキシ基を有す
る重合性不飽和モノマーを10〜70重量%の割合で用
いて形成したポリマーであることがより好ましい。プレ
ポリマーの形成に用いるエポキシ基を有する不飽和化合
物の使用量が5重量%の未満であると、マクロモノマー
を用いて得られるグラフトポリマー中のエポキシ基が少
なすぎて塗料や接着剤等に利用する際に硬化性や反応性
が発現できないことがあり、一方80重量%を超えると
プレポリマー製造中に副反応をおこし易い。
【0024】そして、本発明のマクロモノマーの分子量
は任意に変え得るが、一般に数平均分子量で1000〜
20000の範囲が好ましく、2000〜10000で
あるのがより好ましい。マクロモノマーの分子量が小さ
すぎると、本発明のマクロモノマーと、グリシジルメタ
クリレートなどのようなエポキシ基および重合性二重結
合を有する低分子量化合物との間の差が無くなり、マク
ロモノマーとしての特徴がみられなくなる。逆にマクロ
モノマーの分子量が大きくなりすぎると、溶液粘度が高
くなって、グラフトポリマーの製造が困難になったり、
グラフトポリマーにおけるグラフト率の低下などが生じ
易くなる。
【0025】本発明のマクロモノマーの製造法は特に制
限されないが、好ましい製造法としては、分子中にエポ
キシ基を有し且つ片末端に水酸基を有する重合体、すな
わちプレポリマーと、下記の一般式(III);
【0026】
【化10】 CH2=C(R1)−R2−NCO (III) (式中、R1は水素または低級アルキル基、R2は2価の
有機を示す)で表されるイソシアネート化合物[以下こ
れを「イソシアネート化合物(III)」ということがあ
る]を反応させる方法を挙げることができる。
【0027】イソシアネート化合物(III)において、
1およびR2としては、基(I)に関して上記で説明し
たのと同じ基が採用できる。そして、上記したように、
1が水素またはメチル基であるのが好ましく、R2が2
価の飽和脂肪族炭化水素基(アルキレン基、シクロアル
キレン基など)、芳香族環を有する2価の炭化水素基
(アリーレン基、アルアリーレン基など)など、より具
体的には炭素数2〜10のアルキレン基、炭素数5〜1
0のシクロアルキレン基、フェニレン基、ベンジル基、
アルキル置換ベンジル基、ナフチレン基などであるのが
好ましい。特に、R2が、シクロアルキレン基、フェニ
レン基、ベンジル基、アルキル置換ベンジル基、ナフチ
レン基などのようなバルキーな構造を有する2価の炭化
水素基であるイソシアネート化合物(III)が好ましく
用いられ、R2が上記の化学式(II)であるイソシアネ
ート化合物(III)がより好ましく用いられる。特に、
本発明では、マクロモノマーを製造するためのイソシア
ネート化合物(III)として、下記の化学式(V);
【0028】
【化11】 で表される3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベン
ジルイソシアネートがさらに好ましく用いられる。この
3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシ
アネートは、メタクリロイルイソシアネートやイソシア
ネートエチルメタクリレートなどの重合性二重結合を有
する他のイソシアネート化合物に比べて、そのイソシア
ネート基の反応性がはるかにマイルドであり、そのた
め、取扱い時に水分と副反応をおこし難く、また人体に
対する有害性も低く、工業的に利用可能であり、マクロ
モノマーの製造原料中に多少の水分などが含まれても副
反応などをあまり生ずることなく目的とするマクロモノ
マーを円滑に製造することができる。その理由は明確で
はないが、3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベン
ジルイソシアネート1分子が水と反応した後、3−イソ
プロペニル−α,α−ジメチルベンジル部分の疎水性と
立体障害から2ケ目の3−イソプロペニル−α,α−ジ
メチルベンジルイソシアネートが近づきにくいことによ
るものではないかと推定される。
【0029】プレポリマーとしては、架橋構造や三次元
網状構造になっておらずに実質的に鎖状構造をなしてい
るものでポリマーであればいずれも好ましく用いられ、
特に数平均分子量が1000〜20000、より好まし
くは2000〜10000のプレポリマーが好ましく用
いられる。そのうちでも、プレポリマーとして、上記し
たように、水酸基を有するメルカプト化合物の存在下
に、エポキシ基を有する重合性不飽和モノマーおよびイ
ソシアネート基と反応する基を有しない他の重合性不飽
和モノマーをラジカル重合させて得られる、上記した数
平均分子量を有する重合体がより好ましく用いられる。
【0030】また、プレポリマーにおけるエポキシ基の
含有量は、マクロモノマーの用途、マクロモノマーから
形成するグラフトポリマーの用途などに応じ調節できる
が、上記したように、プレポリマーの製造に用いる重合
性不飽和モノマーの全重量に基づいて、エポキシ基を有
する重合性不飽和モノマーの使用割合が5〜80重量
%、好ましく10〜70重量%になるようにしてプレポ
リマーを製造するのがプレポリマーの製造中の副反応の
防止、プレポリマーとイソシアネート化合物(III)と
の反応により得られるマクロモノマーの性質、さらには
そのマクロモノマーを用いて得られるグラフトポリマー
の性質などの点から好ましい。
【0031】上記プレポリマーの製造に当たっては、通
常のラジカル重合を行えばよく、ラジカル重合開始剤と
しては、アゾ系開始剤、過酸化物系開始剤などを用いる
ことができ、そのうちでもアゾ系開始剤がメルカプト化
合物との副反応を避けることができ好ましく用いられ
る。ラジカル重合開始剤の使用量は、プレポリマーの製
造に用いる重合性不飽和モノマーの全重量に基づいて通
常0.05〜10重量%とするのが好ましく、重合温度
は通常50〜200℃の温度が好ましく用いられる。ま
た、プレポリマーの製造に用いる重合溶媒としては、例
えば、トルエン、キシレン等の芳香族化合物、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、エチルセルソルブアセテートなどのエ
ステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトンなどのケトン類、テトラヒドロフランなど
エーテル類などが挙げられ、これらの1種または2種以
上を使用することができる。
【0032】上記したプレポリマーとイソシアネート化
合物(III)との反応に当たっては、反応系における含
水量を500ppm以下にしておくことが、望ましくな
い副反応などを防止する上で好ましく、さらに好ましい
含水量は200ppm以下である。また、イソシアネー
ト化合物(III)同士の重合反応を防止するために、イ
ソシアネート化合物(III)を溶媒で希釈して反応系に
添加したり、反応液に重合禁止剤を加えたりすること
も、可能である。
【0033】イソシアネート化合物(III)とプレポリ
マーとの反応に当たっては、イソシアネート化合物(II
I)におけるイソシアネート基の活性の強さなどに応じ
て、必要に応じてウレタン形成化触媒を用いてもよく、
また加熱下に反応を行ってもよい。その場合のウレタン
化触媒としては、ウレタン反応において通常用いられる
触媒のいずれも使用でき、例えば、ジブチル錫ジラウレ
ート、ジメチル錫ジラウレート、テトラブチルジアセト
キシジスタノサン等の錫化合物、オクタン酸鉛、ナフテ
ン酸鉛などの鉛化合物、アミン類、アミン塩類、および
それらの2種以上を組み合わたものなどを挙げることが
できる。ウレタン化触媒を用いる場合は、通常50〜2
000ppm程度の添加量にするとよい。特に、イソシ
アネート化合物(III)として3−イソプロペニル−
α,α−ジメチルベンジルイソシアネートを用いる場合
は、そのイソシアネート基の活性がマイルドであるの
で、上記したウレタン形成用触媒の1種または2種以上
を反応系に添加し、加熱下にプレポリマーの形成反応を
行うことが好ましい。
【0034】イソシアネート化合物(III)の使用量
は、プレポリマーの片末端の水酸基に対して1.0〜
2.0倍モルであるのが好ましい。イソシアネート化合
物(III)の使用量が前記した1.0倍モルより少ない
と、イソシアネート化合物(III)が不足して、重合性
二重結合が片末端に導入されないポリマーが残留してし
まい、目的とするマクロモノマーが円滑に得られにくく
なる。一方、イソシアネート化合物(III)の使用量が
前記した2.0倍モルを超えると反応しないイソシアネ
ート化合物(III)が不純物としてマクロモノマー中に
多量に残ってしまい、マクロモノマーを他のモノマーと
共重合してグラフトポリマーを製造する際に、共重合挙
動を変えたり、グラフトポリマーの物性に悪影響を及ぼ
すので好ましくない。
【0035】プレポリマーとイソシアネート化合物(II
I)を反応させた後は、反応系、ひいてはマクロモノマ
ー中に残留するイソシアネート化合物(III)を不活化
処理することが好ましい。その際の不活化方法として
は、残留しているイソシアネート化合物(III)中のイ
ソシアネート基と反応する単官能性化合物を添加して行
うのがよい。その場合の単官能化合物としては、メタノ
ール、エタノール、イソプロピルアルコール、2−エチ
ルヘキシルアルコール等の脂肪族アルコール、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル等のエーテル類、ベンジルアルコール等の芳香族
化合物、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル等
のオリゴマーメチルアルコールなどの単官能性アルコー
ル類;ジメチルアミン、ジエチルアミン、メチルエチル
アミンなどの二級アミンなどを挙げることができ、それ
らは単独で使用しても、または2種以上を用いてもよ
い。そのうちでも、反応処理後の着色防止のため、単官
能アルコールが好ましく用いられる。また、前記した単
官能化合物は、残留しているイソシアネート化合物(II
I)に対して1.0〜5.0倍モルの割合で加えるのが
望ましい。
【0036】そして、上記した反応によって、重合体骨
格中にエポキシ基を有し且つ片末端に上記の一般式
(I)で表される基を有するマクロモノマーが得られ
る。そのマクロモノマーはグラフトポリマーの製造など
に有効に使用でき、それにより得られるグラフトポリマ
ーは、エポキシ基を有する塗料、接着剤、プライマー、
シーラント、成形材料等として種々の用途に有効に使用
することができる。グラフトポリマーの重合度やグラフ
トポリマーの幹部分の構造などは、グラフトポリマーの
用途などに応じて適宜選択することができ、特に制限さ
れない。
【0037】グラフトポリマーの製造法も特に制限され
ないが、例えば、(i)該マクロモノマーを単独で重合
させる方法、(ii)該マクロモノマーをエポキシ基と反
応性の基を有しない他の不飽和モノマーと共重合させる
方法、(iii)該マクロモノマーを他の重合体(幹ポリ
マー)にグラフト結合させる方法などを採用することが
できる。上記(i)〜(iii)の方法は、いずれも、ア
ゾ系開始剤や過酸化物系開始剤などのラジカル重合開始
剤を用いて、好ましくは不活性溶媒中で、行うことがで
きる。
【0038】そして、上記(ii)の方法においては、マ
クロモノマーと共重合させるエポキシ基と反応性の基を
有しない他の不飽和モノマーとしては、例えば、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸ペンチルなどのような(メタ)
アクリル酸のアルキルエステル;(メタ)アクリル酸ベ
ンジルなどの(メタ)アクリル酸のアルアルキルエステ
ル;スチレン、α−アルキルスチレンなどの芳香族ビニ
ル化合物;(メタ)アクリロニトリル;パーフルオロア
ルキルエチル(メタ)アクリレート;酢酸ビニル;塩化
ビニル、弗化ビニルなどのハロゲン化ビニル;ハロゲン
化ビニリデン;テトラフロロエタン;エチレン、プロピ
レン、イソブチレンなどのオレフィン類;ブタジエン、
イソプレン、クロロプレンなどの共役ジエン化合物など
を挙げることができ、これらの1種または2種以上を用
いることができる。
【0039】さらに、上記(iii)の方法においては、
他の重合体(幹ポリマー)としてはマクロモノマー中の
エポキシ基と反応性の基を有しない重合体であればいず
れも使用可能であり、例えば、上記(ii)に関して例示
した不飽和モノマーの1種または2種以上の重合により
得られたポリマーなどを挙げることができる。また、場
合によってはマクロモノマーをグラフト結合させる幹ポ
リマーは、縮合重合、開環重合などによって形成された
ものであってもよい。特に、幹ポリマーがマクロモノマ
ーの片末端の不飽和二重結合と反応性の基を有している
ポリマーである場合は、この(iii)の方法によっても
グラフトポリマーが円滑に製造される。
【0040】
【実施例】以下に実施例などにより、本発明について更
に具体的に説明するが、本発明はそれにより何ら限定さ
れない。以下の例において、部は重量部を意味する。
【0041】《実施例1》 (1) トルエン100部と2−メルカプトエタノール
1.1部の混合液を90℃に加熱・攪拌し、窒素気流を
流しながら、メタクリル酸ブチル90部、グリシジルメ
タクリレート10部、およびアゾビスイソブチロニトリ
ル1部を4時間かけて滴下した。さらに2時間加熱し
て、数平均分子量7000のエポキシ基を有し且つ片末
端にヒドロキシル基を有するプレポリマーを含有するト
ルエン溶液を得た。 (2) 上記(1)で得られたプレポリマー含有トルエ
ン溶液にジブチル錫ジラウレート0.1部を加え、モレ
キュラーシーブで脱水し、含水量が200ppm以下に
なったところで、3−イソプロペニル−α,α−ジメチ
ルベンジルイソシアネート4.3部(2−メルカプトエ
タノールの1.5倍モル)をトルエン10部で希釈した
溶液を滴下し、70℃で3時間加熱した。加熱終了時に
エタノール0.5部(2−メルカプトエタノールの0.
8倍モル)を添加して系中に残留している3−イソプロ
ペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネートと反
応させてマクロモノマーを含有する溶液を得た。
【0042】(3) 上記(1)で得られたマクロモノ
マー溶液についてGPC−UV分析(UV検出器を装着
したGPC分析装置による測定)を行ったところ図1の
とおり、高分子領域(カウント36〜30)にプレポリ
マーのピークが見られない。一方、上記(2)で得られ
た生成物についてGPC−UV分析を行ったところ図2
に示す分析結果が得られ、カウント36〜30の保持時
間にベンゼン環による紫外線吸収によって生じるピーク
が見られた。よって、これらの結果から、上記(2)で
得られた生成物は、重合体中に3−イソプロペニル−
α,α−ジメチルベンジルイソシアネートに由来する末
端基が導入されたマクロモノマーであることが確認され
た。 (4) また、上記(2)で回収されたマクロモノマー
14gをエタノール180gに溶解し、撹拌しながらエ
タノール35gと蒸留水35gの混合液を少しずつ加
え、得られた沈澱を真空乾燥した。この乾燥品について
ガスクロマトグラフィーおよびGPC分析を行って、未
反応モノマーおよび溶剤が除かれていることを確認し
た。
【0043】(5) 上記(4)で得られた精製マクロ
モノマーのGPCによる数平均分子量の測定結果は約1
0,000であった。また、その精製マクロモノマーに
ついてプロトン−NMR分析を行ったところ、そのNM
Rチャートは図3に示すとおりであった。そして、図3
中の各ピークのうち、5.05ppmと5.35ppm
のピーク(プロペニル基のプロトン)、2.7〜3.2
ppmにある3本のピーク(エポキシ環のプロトン)お
よび1.4ppmのピーク(ブチル基に由来するプロト
ン)の強度比を比較することにより、上記(4)で得ら
れた精製マクロモノマーは、メタクリル酸ブチル単位と
グリシジルメタクリレート単位を9:1のモル比で有し
且つ1分子当たり約1ケのイソプロペニルベンジル基を
有するマクロモノマーであることが確認された。
【0044】《実施例2》 (1) 実施例1の(2)で得られたマクロモノマーを
含有する溶液41部(マクロモノマーとして20部)を
メチルメタクリレート20部およびトルエン79部とと
もにフラスコに仕込み、窒素置換した後、90℃にて攪
拌しながら、メチルメタクリレート60部、トルエン6
0部およびアゾビスイソブチロニトリル1部を3時間か
けて滴下し、その後2時間90℃に保って、グラフトポ
リマーを製造した。 (2) 上記(1)で得られたグラフトポリマーの分子
量をGPCにより測定したところ、その数平均分子量が
14000、重量平均分子量が49000であった。
【0045】(3) また、上記(1)で得られたグラ
フトポリマーのGPC−UV分析を行ったところ、図4
に示す分析結果が得られた。そして、図4の分析結果か
ら明らかなように、上記(1)で得られたグラフトポリ
マーでは、カウント36〜26の範囲の高分子量域の保
持時間に、紫外線吸収によるピークが見られないことか
ら、マクロモノマー中の末端イソプロペニル基のすべて
が重合に関与してグラフトポリマーが生成しているこ
と、また高分子側にショルダー等が見られずゲル化が生
じていないことが確認された。 (4) 上記(1)で得られたグラフトポリマーは、そ
の枝部分にエポキシ基を有しているところから、各種塗
料、接着剤、プライマー、シーラント、成形材料などと
して使用可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明の分子中にエポキシ基を含有し且
つ上記の一般式(1)で表される基を重合体の片末端に
有するマクロモノマーは、それ単独で重合させることに
より、他の重合性不飽和モノマーと共重合させることに
より、または他のポリマーをグレフト結合させることに
よって、枝部分にエポキシ基を有するグラフトコポリマ
ーを形成することができ、それにより得られるグラフト
ポリマーは、枝部分に局在するエポキシ基を利用して、
溶解性や反応性に特色のある、溶剤系硬化型塗料、エマ
ルション塗料、エポキシ系接着剤、プライマー、シーラ
ント、成形材料などとして有効に使用することができ
る。そして、分子中にエポキシ基を有し且つ片末端に水
酸基を有するポリマーと上記の一般式(III)で表され
るイソシアネート化合物(III)とを反応させる本発明
の方法による場合は、目的とするマクロモノマーを円滑
に製造することができる。そのうちでも、特にイソシア
ネート化合物(III)として3−イソプロペニル−α,
α−ジメチルベンジルイソシアネートを用いて上記の方
法によりマクロモノマーを製造する場合には、反応系に
多少の水分などが含まれていても、望まれないゲル化反
応を生ずることなく、マイルドな反応条件下で、目的と
するマクロモノマーを円滑に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の(1)で得られた分子中にエポキシ
基を有し且つ片末端に水酸基を有するプレポリマーのU
V検出によるGPCクロマトグラムである。
【図2】実施例1の(2)で得られたマクロモノマーの
UV検出によるGPCクロマトグラムである。
【図3】実施例1の(4)で得られた精製マクロモノマ
ーのNMRスペクトルである。
【図4】実施例2で得られたグラフトポリマーのUV検
出によるGPCクロマトグラムである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ基を有する重合体の片末端に下
    記の一般式(I); 【化1】 CH2=C(R1)−R2−NH−COO− (I) (式中、R1は水素または低級アルキル基、R2は2価の
    有機基を示す)で表される基を有することを特徴とする
    マクロモノマー。
  2. 【請求項2】 R2が脂肪族環または芳香族環を有する
    2価の炭化水素基である請求項1のマクロモノマー。
  3. 【請求項3】 R2が下記の化学式(II); 【化2】 で表される基である請求項1または2のマクロモノマ
    ー。
  4. 【請求項4】 分子中にエポキシ基を有し且つ片末端に
    水酸基を有する重合体と、下記の一般式(III); 【化3】 CH2=C(R1)−R2−NCO (III) (式中、R1は水素または低級アルキル基、R2は2価の
    有機基を示す)で表されるイソシアネート化合物を反応
    させることを特徴とするマクロモノマーの製造方法。
  5. 【請求項5】 分子中にエポキシ基を有し且つ片末端に
    水酸基を有する重合体が、水酸基を有するメルカプト化
    合物の存在下に、エポキシ基を有する重合性不飽和モノ
    マーおよびイソシアネート基と反応する基を有しない他
    の重合性不飽和モノマーをラジカル重合して得られる重
    合体である請求項4の製造方法。
  6. 【請求項6】 一般式(III)で表されるイソシアネー
    ト化合物における基R2が、下記の化学式(II); 【化4】 で表される2価の炭化水素基である請求項4または5の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 水酸基を有するメルカプト化合物の存在
    下に、エポキシ基を有する重合性不飽和モノマーおよび
    イソシアネート基と反応する基を有しない他の重合性不
    飽和モノマーをラジカル重合して、分子中にエポキシ基
    を有し且つ片末端に水酸基を有する重合体を製造し、そ
    れにより得られる該片末端に水酸基を有する重合体に、
    3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシ
    アネートを、前記のラジカル重合に使用した水酸基を有
    するメルカプト化合物に対して1.0〜2.0倍モルに
    なる量で反応させ、反応後、反応系に存在する過剰の3
    −イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシア
    ネートをその1.0倍モル以上の単官能性アルコールお
    よび/または二級アミンと反応させて失活処理すること
    を特徴とする、分子中にエポキシ基を有し且つ重合体の
    片末端に下記の化学式(IV); 【化5】 で表される基を有するマクロモノマーの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜3のいずれか1項のマクロモ
    ノマーを、単独で重合させるか、エポキシ基と反応性の
    基を有しない他の不飽和モノマーと共重合させるか、ま
    たは他の重合体にグラフト結合させて得られるグラフト
    ポリマー。
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