JPH10152184A - ディスク用ケース - Google Patents

ディスク用ケース

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Publication number
JPH10152184A
JPH10152184A JP31186396A JP31186396A JPH10152184A JP H10152184 A JPH10152184 A JP H10152184A JP 31186396 A JP31186396 A JP 31186396A JP 31186396 A JP31186396 A JP 31186396A JP H10152184 A JPH10152184 A JP H10152184A
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JP
Japan
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chuck
bag
zipper
disk
case
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31186396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Nakamura
芳夫 中村
Akitatsu Takagishi
亮樹 高岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EMI Records Japan Inc
Soshin Co Ltd
Original Assignee
Soshin Co Ltd
Toshiba Emi Ltd
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Publication date
Application filed by Soshin Co Ltd, Toshiba Emi Ltd filed Critical Soshin Co Ltd
Priority to JP31186396A priority Critical patent/JPH10152184A/ja
Publication of JPH10152184A publication Critical patent/JPH10152184A/ja
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  • Bag Frames (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Packaging For Recording Disks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 性能の劣化を防止でき、盗難防止機能に優
れ、書籍への添付が容易であり、更には、内容の確認が
容易であるディスク用ケースを提供する。 【解決手段】 ディスク用ケースは、開閉自在な留め具
23を有する合成樹脂製のチャック袋2Aと、留め具2
3の一端側に設けた封止部21と、留め具23を挟んで
封止部21と反対側のチャック袋2A内に収納されたデ
ィスク1を保護する不織布とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク、DVDディスク等のディスクを収納するディスク用
ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスク又はCD−R
OM(以下、CDと総称する)を包装するには、CDを
固定するプラスチック製トレーにCDをセットした後、
更にプラスチックのケースに収める。このようなプラス
チック製のディスク用ケースは、音楽ソフトを記録した
ディスクの収納に多く使用されている。
【0003】しかし、このプラスチック製のディスク用
ケースは、厚みが10mmもあり、また耐圧縮性及び耐
衝撃性が劣るため、書籍などへ挟み込んで装着するには
無理があるという不具合がある。
【0004】そこで、書籍、雑誌などに多く採用されて
いるCD用のケースは、書籍などのサイズ、例えばA5
判に合わせたプラスチック製トレーを表紙の裏面にセッ
トして、CDを収納する。
【0005】しかし、この場合は、トレーはその都度書
籍のサイズに合わせなければならないし、又、店頭に陳
列するときのCD盗難防止のため、書籍全体を透明プラ
スチックフィルムなどで包装することが必要で、読者が
内容を確かめることができないという問題がある。
【0006】また、CDを厚紙又は段ボールで収納する
ディスク用ケースがあり、このケースの場合には、厚紙
又は段ボールの中心部にCDを収納できる凹みを作り、
この凹みにCDを納めた後、取り出し口に切取り用のミ
シン目を形成した、0.05mm厚程度のプラスチック
フィルム、又は、0.5mm厚位の板紙を貼ってCDを
収納する。
【0007】しかし、プラスチックフィルムを用いた場
合においては、ミシン目を開けてCDを抜き取ることが
できるので、盗難防止対策としては充分ではなかった。
また、板紙を使用した場合にはCDを目視できないとい
う問題があった。
【0008】また、CDを不織布の袋に収納してディス
ク用ケースとすることが考えられる。この場合には、ナ
イロン又はポリプロピレンなどの不織布で袋を作り、こ
の袋に収納する。そして、この袋には、収納したCDを
目視できるように、片面にポリプロピレンなどのフィル
ムを用いることもある。
【0009】なお、一部には軟質塩化ビニルフィルム
(塩化ビニル樹脂に可塑剤を加えて、可撓性のフィルム
としたもの)を用いたものもある。これらのディスク用
ケースは、粘着テープなどで書籍に貼付され、CDの取
出口は、粘着テープなどで封をされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粘着テ
ープなどで封をされていても容易に開封でき、又、取り
外すことができるので、包装袋としては不充分である。
【0011】特に、プラスチック技術読本(工業調査会
刊)「プラスチック性能表」によれば、軟質塩化ビニル
フィルムは、CDを構成するポリカーボネート樹脂と対
溶剤性が悪く、気温が高く、又書籍、雑誌などを高く積
み上げ圧力がかかると可塑剤がCDに移行し、性能の劣
化が懸念され、好ましくない。
【0012】そこで、本発明は性能の劣化を防止でき、
盗難防止機能に優れ、書籍への添付が容易であり、更に
は、内容の確認が容易であるディスク用ケースを提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明のディスク用ケースでは、開閉自在な
留め具を有する透明合成樹脂製のチャック袋と、前記留
め具の一端側に設けた封止部と、前記留め具を挟んで封
止部と反対側のチャック袋内に収納されたディスクを保
護する不織布とを備えることを特徴としている。この構
成では、不織布によりディスクが保護されるとともに、
留め具の外側に封止部を設けてあるので、盗難防止機能
に優れ、更には、透明合成樹脂製のチャック袋としたの
で、内容の確認が容易に行えると共に、開封後何度も使
用することが可能である。
【0014】また、請求項2の発明のディスク用ケース
では、請求項1記載のディスク用ケースにおいて、前記
不織布は、スパンボンド不織布であることを特徴として
いる。この構成では、不織布をスパンボンド不織布とし
たので、繊維が長くチャック袋と熱溶着した場合、他の
不織布と比較して剥がれにくく、実用性に優れる。
【0015】また、請求項3の発明のディスク用ケース
では、請求項1又は2に記載のディスク用ケースにおい
て、前記チャック袋は空気が抜ける開口部を備えている
ことを特徴としている。この構成では、熱溶着シールす
る場合に空気が抜けるので、熱溶着シールが容易であ
り、またディスクを収納したときにも空気が抜けるの
で、雑誌等に添付して積み上げる場合、空気層が間に入
らず、安定して積み上げられる。
【0016】また、請求項4の発明のディスク用ケース
では、請求項1〜3の何れかに記載のディスク用ケース
において、前記不織布は不織布貼り板紙からなることを
特徴としている。この構成では、製本工程での丁合作業
を可能にすることができる。
【0017】また、請求項5の発明のディスク用ケース
では、請求項1〜4の何れかに記載のディスク用ケース
において、前記不織布は、チャック袋の開口部から突出
していることを特徴としている。製本時に、この突出し
た部分に糊付けすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、重複した繁雑な説明を避け
るため、同一の構成、同様な構成は、共通の符号をもっ
て示し、その説明を割愛する。
【0019】図1は本発明の第1の実施形態(書籍添付
用)であるディスク用ケースを示し、(a)はCD1枚
収納用であり、(b)は同2枚収納用である。図1
(a)に示すように、CD1枚収納用のディスク用ケー
スは、低密度ポリエチレン(以下、軟質PEと記す)フ
ィルム製の頭閉じ底開きチャック付き袋2Aを備えてい
る。即ち、留め具であるチャック付きの軟質PEフィル
ムをチャック部23が開閉自在となるように環状に形成
し、チャック部23寄りの一端の開口(図1(a)では
チャック上部25の開口)の熱溶着シール部21を熱溶
着でシールする。このチャック上部25には、チャック
部23とほぼ平行にハサミカットの目印となる切取り線
22が記されている。この切り取り線22から熱溶着シ
ール部21を除去することにより、チャック上部25の
開口がチャック部23を介して開閉自在となる。このチ
ャック部23は凹凸係合によりその凹凸の噛み合いが着
脱自在となる周知のものである。なお、軟質PEフィル
ムの厚みは0.06〜0.10mmであることが望まし
い。
【0020】また、CD1を収納するチャック下部26
には、不織布又は不織布貼り板紙からなる台紙3が挿入
されている。チャック下部26の開口26a近くには、
ディスク用ケース内にCD1を収納した後、封をする熱
溶着シール部24が設けられている。この熱溶着シール
部24により、軟質PEフィルムと、台紙3の不織布又
は不織布貼り板紙の不織布部分とを熱溶着してシールす
る。
【0021】前記チャック下部26の開口26aより突
出した綴じしろ部27aが設けられ、この綴じしろ部2
7aにより、ディスク用ケースは書籍等に糊付け等で綴
じ込まれる。
【0022】不織布貼り板紙の台紙3は、200g/m
2 から400g/m2 の板紙に20g/m2 から40g
/m2 のナイロン又はポリプロピレン製スパンボンド不
織布を貼り合わせたものからなる。
【0023】また、不織布のみを用いた台紙3は、40
g/m2 から100g/m2 のナイロン、ポリプロプレ
ン又はポリエチレン製スパンボンド不織布からなる。
【0024】CD1を1枚する収納するディスク用ケー
スにCD1を収納するには、先ず、軟質PEチャック袋
2Aの底部より袋巾より3〜5mm巾の小さい台紙3を
入れる。台紙3の長さは軟質PEチャック袋2Aのチャ
ック下部26より5〜20mm長いものを用いる。この
ように軟質PEチャック袋2Aのチャック下部26より
長い台紙3を用いた場合には、製本時に丁合工程及び本
にセットする時、作業性がよく、又後付けで書籍に装着
することができる。
【0025】次いで、CD1を軟質PEチャック袋2A
の底部より挿入して不織布の台紙3上に載せ熱溶着シー
ル部24のところをヒートシーラー(インパルスシーラ
ー、モデルWO−301、中央電気製作所製)で封をす
る。軟質PEが溶融して台紙3の不織布と一体となりシ
ールが完了する。開封はチャック上部25の切り取り線
22よりカットすることによりチャック部23の開閉が
できCD1の出し入れ、保存ができる。
【0026】図1(b)に示すように、CDを2枚収納
するディスク用ケースは、軟質PEフィルム製の頭閉じ
底開きチャック付き袋2Bを備えている。即ち、チャッ
ク付きの軟質PEフィルムをチャック部23が開閉自在
となるように環状に形成し、チャック部23寄りの一端
の開口(図1(b)ではチャック上部25の開口)の熱
溶着シール部21を熱溶着でシールする。なお、軟質P
Eフィルムの厚みは0.06〜0.10mmであること
が望ましい。図1(b)のディスク用ケースでは、その
横幅は図1(a)のディスク用ケースの略2倍の長さを
有し、その幅方向の中央部分に左右のディスク収納部を
分離する熱溶着シール部24bが設けられている。
【0027】また、CD1を収納するチャック下部26
には、予め不織布又は不織布貼り板紙からなる台紙3が
挿入されている。チャック下部26の開口26a近くに
は、ディスクケース内にCD1を収納した後、封をする
熱溶着シール部24が設けられている。この熱溶着シー
ル部24により、軟質PEフィルムと、台紙3の不織布
又は不織布貼り板紙の不織布部分とを熱溶着してシール
する。
【0028】不織布貼り板紙の台紙3は、200g/m
2 から400g/m2 の板紙に20g/m2 から40g
/m2 のナイロン、ポリプロピレン又はポリエチレン製
スパンボンド不織布を貼り合わせたものからなる。
【0029】また、不織布のみを用いた台紙3は、40
g/m2 から100g/m2 のナイロン又はポリプロプ
レン製スパンボンド不織布からなる。
【0030】CD1を2枚収納するディスク用ケースに
CD1を収納するには、先ず、図1(b)の如くCD1
を2枚収納できる軟質PEチャック袋2Bを用い、この
中に不織布貼り板紙又は不織布の台紙3を入れる。次い
で、熱溶着シール部24bのところで、軟質PEと不織
布とを溶着する。溶着後、CD1を底部より台紙3の不
織布の上に載せた後、熱溶着シール部24で溶着し封を
する。
【0031】開封及びCD1の取り出しは、チャック上
部25の切り取り線22よりカットする。次いで、取り
出しを希望するCD1の入っているチャック部23を開
くことにより取り出し及び収納が自由にでき、何度でも
使用可能である。
【0032】図2は本発明の第2の実施形態(バインダ
ー綴じ込み用)のディスク用ケースを示し、(a)はC
D1枚収納用であり、(b)は同2枚収納用である。
【0033】この第2の実施形態で、上述した第1の実
施形態と異なる部分は、軟質PEチャック袋2C又は軟
質PEチャック袋2Dの開口と熱溶着シール部24との
間を広げて、バインダー綴じ込み部27bとし、バイン
ダー綴じ込み穴29を設けた部分である。
【0034】この第2の実施形態のディスク用ケースを
用いて多数のCD1を希望数量アルバムなどに収納する
には、図2(a)又は図2(b)のディスク用ケースを
所要枚数用意し、希望数量のCD1を収納した後、ディ
スク用ケースのバインダー綴じ込み穴29にアルバムの
綴じ込み用分割リングを挿入保持して収納する。また、
ディスク用ケースをアルバムに保持してからチャック部
23を開いてCD1を収納することもできる。尚、予備
のディスク用ケースを用意することにより、アルバムに
収納するCD1を追加することができる。
【0035】図3はこの予備のディスク用ケースを示
し、(a)は図2(a)のディスク用ケースにおいて、
熱溶着シール部21を予め除去してある軟質PEチャッ
ク袋2Eを用いたディスク用ケースを示し、(b)は図
2(b)のディスク用ケースにおいて、熱溶着シール部
21を予め除去してある軟質PEチャック袋2Fを用い
たディスク用ケースを示す。
【0036】図4(a)(b)に示すディスク用ケース
は、軟質PEチャック袋2G又は軟質PEチャック袋2
Hにおいて、書籍等の製本時に綴じ込む際に、書籍等の
背以外の三方小口を仕上がり寸法に裁ちあげる三方断裁
をするときに断裁しろとなる断裁しろ部29を設けたデ
ィスク用ケースである。この例では1辺のみに断裁しろ
部29を設けてあるが、この断裁しろ部29は他の辺に
も設けてもよく、また、他の辺のみに設けてもよい。
【0037】本発明のディスク用ケースでは下記の特長
がある。本発明ディスク用ケースは、CDの確実な保
護、盗難防止、製本工程への適応性がある。
【0038】(1)ナイロン、ポリプロピレン又はポリ
エチレン製のスパンボンド不織布を用いることによりソ
フト読み取り面を傷つけない。
【0039】(2)使用者がCDを取り出すためにハサ
ミでチャック上部を切り取るまで確実に保護できる。
【0040】なお、0.08mm厚の軟質PEは破断強
度が約220kg/cm2 あり、巾130mmのチャッ
ク袋で46kgの破断強度がある。CD収納後はチャッ
ク上部を熱溶着して閉じることにより、用意に手では開
けられないので、安全に保持できる。
【0041】(3)軟質PEは透明性が良く、収納され
た状態で保存CDを容易に外部より確認できる。又、C
Dを構成するポリカーボネート樹脂に対しても移行その
他の被害を与えることはない。
【0042】(4)本発明のディスク用ケースでは柔軟
性が大きくてCD保持が行い難い軟質PEチャック袋と
不織布貼り板紙又は不織布の台紙とを複合して使用する
ことにより、軟質PEと不織布の溶着及び製本工程での
丁合作業を可能にし、また店頭でのCDの盗難防止対策
を確実にした。
【0043】(5)不織布は、チャック袋の開口部から
突出しているので、製本時の糊付けが容易である。
【0044】(実施例1)実施例1では、12cmφC
Dを1枚収納するディスク用ケースについて示す。 (1)頭閉じ底開き軟質PEチャック袋の仕様 厚みは0.06mm、チャック上の長さは20mm、チ
ャック下の長さは144mm、巾は130mm、エア抜
き穴は3φとし1箇所設けた。
【0045】(2)台紙 250g/cm2 の板紙に20g/m2 のスパンボンド
ナイロン不織布(ユニチカ(株)製ナイロンスパンボン
ド不織布、PO303WTO)を貼り合わせたものを使
用した。サイズは巾125mm、長さ150mmであ
る。
【0046】(3)CDの収納法 軟質PE袋の底部より台紙を入れた後、不織布面にCD
を載せる。次に、チャック下130mmの所を熱溶着す
る。
【0047】これによりCDは頭部を開封するまで、確
実に保護される。なお、エア抜き穴は、熱溶着のとき、
袋内に空気が残留すると、製本時に支障があるので、こ
れを防止するために必要である。
【0048】(実施例2)実施例2では、12cmφC
Dを2枚収納するディスク用ケースについて示す。 (1)頭閉じ底開き軟質PEチャック袋の仕様 厚みは0.08mm、チャック上の長さは15mm、チ
ャック下の長さは142mm、巾は260mm、エア抜
き穴は3φとし、左右に各1箇所設けた。
【0049】(2)台紙 350g/m2 の板紙に30g/m2 のスパンボンドポ
リプロピレン不織布(三井石油化学(株)製、ポリプロ
ピレンスパンボンド不織布)を貼り合わせたものを使用
した。サイズは巾255mm、長さ150mmである。
【0050】(3)CDの収納法 軟質PE袋の底部より台紙を入れた後、図1(b)の熱
溶着シール部で熱溶着をした後で、中央部で仕切られた
左右の不織布面にCDを1枚づつ入れる。次いで、図1
の熱溶着シール部で熱溶着を行い、CD収納は完了す
る。
【0051】(実施例3)実施例3では、8cmφCD
を2枚から4枚収納できるアルバムなどへのファイルで
きるディスク用ケースについて示す。 (1)頭閉じ底開き軟質PEチャック袋の仕様 厚みは0.10mm、チャック上の長さは20mm、チ
ャック下の長さは100mm、巾は185mmである。
【0052】(2)台紙 スパンボンドナイロン不織布(旭化成工業製スパンボン
ドナイロン不織布、ILNO. 1100)を使用した。サ
イズは巾175mm、長さ110mmである。
【0053】(3)CDの収納法 軟質PE袋の底部より不織布を入れた後、図1(b)の
熱溶着シール部で表裏より熱溶着する。本方式では不織
布が約2mm前後と厚く、折り曲げ強さもあり、CDを
不織布を挟んで片面に2枚(合計4枚)収納することが
できる。CD収納後、チャック下90mmのところで表
裏より熱溶着して収納作業は終わる。
【0054】なお、アルバムに組み込むために図1
(b)の綴じしろ部分にリングなどで保持できるように
パンチで穴を開けておく。
【0055】また、収納袋端末を整えておくため、チャ
ック下106mm前後のところを熱溶着しておく。
【0056】(実施例4)実施例4では、製本時に三方
裁断できるディスク1枚入れ用の頭閉じ底開きチャック
袋の実施例について示す。製本時に三方裁断を行う場
合、ディスクの損傷を防ぐため「裁断しろ」を5〜10
mm設けたときのチャック袋の形状と台紙(不織布貼り
板紙又は不織布)の形状(サイズ)を次に示す。
【0057】(1)頭閉じ底開き軟質PEチャック袋の
仕様 厚みは0.08mm、チャック上の長さは20mm、チ
ャック下の長さは144mm、幅は140mm、断裁し
ろは10mmである。なお、断裁しろは5mm以上であ
ることが望ましい。
【0058】(2)台紙 板紙(230g/m2 )にナイロン不織布(ユニチカス
パンボンドナイロン20g/m2 )を貼ったものを使用
した。サイズは巾135mm、長さ150mmである。
【0059】(3)CDの収納法 図4でチャック袋の底部より台紙を入れた後、熱溶着シ
ール部で熱溶着する。次いで、CDを底部より入れ台紙
上に載せてから、熱溶着シール部で熱溶着を行い、包装
完了する。製本時の裁断しろは端部より7〜8mmとな
り、ディスクを損傷せずに製本できる。
【0060】(実施例5)実施例5では、製本時に三方
裁断できるディスク2枚入れ用頭閉じ底開きチャック袋
の実施例について示す。
【0061】製本時に三方裁断を行う場合、ディスクの
損傷を防ぐため「裁断しろ」を5〜10mm設けたとき
のチャック袋の形状と台紙(不織布貼り板紙又は不織
布)の形状(サイズ)を次に示す。
【0062】(1)頭閉じ底開き軟質PEチャック袋の
仕様 厚みは0.08mm、チャック上の長さは20mm、チ
ャック下の長さは144mm、幅は270mm、断裁し
ろは10mmである。なお、断裁しろは実施例4と同様
に5mm以上であることが望ましい。
【0063】(2)台紙 内層にポリエステル、表層にポリエチレンの同軸構造を
形成した二成分構成のオレフィン系スパンボンド不織布
(ユニチカ(株)製、製品名エルベス、TO703WD
O)を使用した。サイズは巾265mm、長さ150m
mである。
【0064】(3)CDの収納法 図4(b)でチャック袋2Hの底部より台紙3を入れた
後、熱溶着シール部24c及び熱溶着シール部24bを
熱溶着する。次いで、CDを底部より左右の台紙3上に
載せてから、熱溶着シール部24aで熱溶着し、包装完
了する。製本時の裁断しろは端部より7〜8mmとな
り、ディスクを損傷せずに製本できる。
【0065】実施例4、5では、左側に裁断しろを設定
したが、製本工程に応じて、右側に設定することもで
き、裁断しろの巾も変えることができる。又、左右に設
定することもできる。
【0066】以上、代表的な実施例としてCDを収納す
る場合について説明したが、ディスクのサイズに応じて
チャック袋の形状(厚み、巾、長さ)とそれに応じた台
紙を用いることにより、CD以外にも全てのディスク収
納法として使用できる。また、台紙に印刷する事によ
り、内容の表示もできる。
【0067】以上において、エア抜き穴を設ける代わり
に、熱溶着シール部の一部に熱溶着シールしない部分を
形成してもよい。
【0068】また、板紙の台紙を用いた場合に、軟質P
Eを両面に貼付することにより、両面にディスクを収納
することができる。
【0069】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のディス
ク収納用ケースによれば、盗難防止機能に優れ、書籍へ
の添付が容易であり、更には、内容の確認が容易である
ディスク用ケースを提供することができる。
【0070】また、不織布をスパンボンド不織布とした
場合には、チャック袋と熱溶着したとき、強度的に有利
である。また、空気が抜ける開口部を設けた場合には、
熱溶着シールが容易となるとともに、ディスク収納時に
スペースを節約することができる。また、不織布を不織
布貼り板紙とした場合には、製本工程での丁合作業を可
能にすることができる。また、チャック袋の開口部から
不織布を突出させた場合には、この突出部分に糊付けす
ることができるので、製本が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態(書籍添付用)
のディスク用ケースを示し、(a)はCD1枚収納用で
あり、(b)は同2枚収納用である。
【図2】本発明の第2の実施形態(バインダー綴じ込み
用)のディスク用ケースを示し、(a)はCD1枚収納
用であり、(b)は同2枚収納用である。
【図3】予備のディスク用ケースを示し、(a)は図2
(a)のディスク用ケースにおいて、熱溶着シール部を
予め除去してある軟質PEチャック袋を用いたディスク
用ケースを示し、(b)は図2(b)のディスク用ケー
スにおいて、熱溶着シール部を予め除去してある軟質P
Eチャック袋を用いたディスク用ケースを示す。
【図4】本発明の第3の実施形態のディスク用ケースを
示し、(a)はディスク1枚収納用、(b)はディスク
2枚収納用を示す。
【符号の説明】
1 コンパクトディスク 2A チャック袋 2B チャック袋 2C チャック袋 2D チャック袋 2E チャック袋 2F チャック袋 2G チャック袋 2H チャック袋 21 封止部 23 留め具 28 開口部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在な留め具を有する合成樹脂製の
    チャック袋と、前記留め具の一端側に設けた封止部と、
    前記留め具を挟んで封止部と反対側のチャック袋内に収
    納されたディスクを保護する不織布とを備えるディスク
    用ケース。
  2. 【請求項2】 前記不織布は、スパンボンド不織布であ
    ることを特徴とする請求項1記載のディスク用ケース。
  3. 【請求項3】 前記チャック袋は空気が抜ける開口部を
    備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のデ
    ィスク用ケース。
  4. 【請求項4】 前記不織布は不織布貼り板紙からなるこ
    とを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のディスク
    用ケース。
  5. 【請求項5】 前記不織布は、チャック袋の開口部から
    突出していることを特徴とする請求項1〜4の何れかに
    記載のディスク用ケース。
JP31186396A 1996-11-22 1996-11-22 ディスク用ケース Withdrawn JPH10152184A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007261668A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Ss Sangyo Kk チャック付袋

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