JPH1015198A - パチンコ機の施錠装置 - Google Patents

パチンコ機の施錠装置

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JPH1015198A
JPH1015198A JP17832596A JP17832596A JPH1015198A JP H1015198 A JPH1015198 A JP H1015198A JP 17832596 A JP17832596 A JP 17832596A JP 17832596 A JP17832596 A JP 17832596A JP H1015198 A JPH1015198 A JP H1015198A
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glass frame
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mounting plate
plate
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Atsufumi Nakamura
農史 中村
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常男 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前面枠用の施錠装置にガラス枠用の施錠具を
内蔵し、構造が簡単で小形化が可能なパチンコ機の施錠
装置を提供する。 【解決手段】 取付板2と支持板3からなる基枠体1の
内側に連結杆6が摺動可能に配設され、支持板3の上部
と下部に鉤部材4、5が連結杆6に連結されて傾動可能
に枢支され、取付板の中間部にシリンダ錠7がその錠軸
を取付板2に設けた孔から内側に差込むように固定さ
れ、錠軸の先端に連結杆と係合するカム板8が固定さ
れ、基枠体の取付板2がパチンコ機の前面枠に縦に取付
けられる。鉤部12、13を上下に有するガラス枠施錠
杆10が、支持板3に沿って、鉤部を取付板から前面側
に突出させた状態で、摺動可能に配設され、ガラス枠施
錠杆の一部にカム板8が係合可能な係合孔14が設けら
れ、ガラス枠の一部に設けた係止片26、27にガラス
枠施錠杆の鉤部12、13が係止されてガラス枠が施錠
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の前面
枠を本体枠に対し施錠すると共に、前面枠内に開閉可能
に取付けられたガラス枠を、前面枠に対し施錠するパチ
ンコ機の施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の前面枠を本体枠に対し施錠
する施錠装置として、断面L字状の取付板と支持板から
なる基枠体の内側に、連結杆が摺動可能に配設され、支
持板の上部と下部に鉤部材が連結杆に連結されて傾動可
能に枢支され、取付板の中間部にシリンダ錠がその錠軸
を取付板に設けた孔から内側に差込むように固定され、
錠軸の先端に連結杆と係合するカム板が固定されてなる
施錠装置が、一般に使用されている(例えば、実公昭5
7−8867号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、パチンコ機の前
面枠内には、ガラス枠が開閉可能に取付けられている
が、この種の施錠装置には、ガラス枠を施錠するガラス
枠用施錠具は設けられてなく、単にガラス枠用施錠具を
解錠するための作動片付き作動杆が、施錠装置の基枠体
内に設けられ、シリンダ錠によるカム板の回動によりそ
の作動杆を摺動させる機構が設けられているのみであ
る。
【0004】このため、ガラス枠用施錠具を別個に前面
枠の内側に取付ける必要があり、その際の取付け作業に
多くの工数がかかると共に、施錠装置側の作動片をガラ
ス枠用施錠具側の受け具に合せるように、位置調整を行
なう必要があり、取付け時の調整作業にも多くの作業工
数がかかる問題があった。
【0005】そこで、本発明者は、特開平7−2043
37号公報により、1つの基枠体内に前面枠用の施錠装
置とガラス枠用の施錠装置を組み込んだパチンコ機の施
錠装置を提案した。
【0006】この施錠装置は、支持板の外側の上部と下
部に、ガラス枠施錠用の鉤部材を傾動可能に枢支し、両
鉤部材をガラス枠施錠用の連結杆により連結すると共
に、連結杆の一部を支持板の内側のカム板と係合可能な
箇所まで延設し、シリンダ錠によるカム板の反対側への
回動により、ガラス枠施錠用の連結杆を摺動させ、それ
によってガラス枠用の鉤部材を傾動させ、ガラス枠の解
錠を行う構造であった。このため、構造が複雑となり、
部品点数が増大して、また、基枠体が大形化する問題が
あった。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、前面枠用の施錠装置にガラス枠用の施錠
具を内蔵し、構造が簡単で小形化が可能なパチンコ機の
施錠装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の施錠装置は、取付板と支持板からなる基
枠体の内側に連結杆が摺動可能に配設され、支持板の上
部と下部に鉤部材が連結杆に連結されて傾動可能に枢支
され、取付板の中間部にシリンダ錠がその錠軸を取付板
に設けた孔から内側に差込むように固定され、錠軸の先
端に連結杆と係合するカム板が固定され、基枠体の取付
板がパチンコ機の前面枠に縦に取付けられ、本体枠側に
取付けられた受け金具に鉤部材が係止されて前面枠を施
錠するパチンコ機の施錠装置において、鉤部を上下に有
するガラス枠施錠杆が、鉤部を取付板から前面側に突出
させた状態で、支持板に沿って摺動可能に配設され、ガ
ラス枠施錠杆の一部にカム板が係合可能な係合孔が設け
られ、ガラス枠の一部に設けた係止片にガラス枠施錠杆
の鉤部が係止されてガラス枠が施錠され、シリンダ錠を
前面枠の解錠時と反対方向に回してカム板を同方向に回
動させ、ガラス枠施錠杆を摺動させてガラス枠を解錠す
るように構成される。
【0009】
【作用・効果】このような構成の施錠装置では、前面枠
を本体枠に対し閉じると、施錠装置の上下の鉤部材が本
体枠側の受け金具に当って下方に傾動しながら係止さ
れ、施錠状態となる。
【0010】それを解錠する場合は、キーによってシリ
ンダ錠を回し、カム板を回転させると、カム板の係合部
が連結杆と係合してこれを摺動させ、上下の鉤部材が傾
動する。この鉤部材の傾動によって、本体枠の受け金具
との係合が外れ、前面枠は開放可能な状態となる。
【0011】一方、前面枠内のガラス枠を前面枠に対し
閉じると、ガラス枠内の係止片が基枠体の取付板から突
出したガラス枠施錠杆の鉤部に当り、これを摺動させな
がら閉じられ、このとき、鉤部に係止片が係止され、ガ
ラス枠は施錠状態となる。
【0012】ガラス枠を解錠する場合は、シリンダ錠の
キーを逆方向に回して、カム板を同方向に回動させる。
このとき、カム板の係合部がガラス枠施錠杆の係合孔と
係合してこれを摺動させる。このガラス枠施錠杆の摺動
によって、ガラス枠の係止片と鉤部の係合が外れ、ガラ
ス枠は解錠される。
【0013】このように、ガラス枠施錠具を構成するガ
ラス枠施錠杆が基枠体に取付けられるため、別個にガラ
ス枠用施錠具を取付ける必要がなく、簡単に取付け作業
を行うことができ、ガラス枠用施錠具との間の調整作業
も必要としない。また、基枠体の支持板に沿って1本の
ガラス枠施錠杆を摺動可能に配設するのみでよいため、
従来のものより小形化が可能で、部品点数も少なくする
ことができる。
【0014】また、ガラス枠施錠杆を支持板と連結杆と
の間に摺動可能に配設し、取付板に設けたスリット孔か
ら鉤部を前面側に突出させる構造とすれば、一層、小形
化が可能で構造も簡単化できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0016】図1は施錠装置の正面図を、図2はその左
側面図を、図3はその右側面図を、図4はその背面図を
各々示している。1は取付板2と支持板3を略直角に曲
折して一体成形してなる縦長の基枠体で、基枠体1の支
持板3の上部と下部に枢支部が形成される。取付板2に
は複数の取付孔が穿設される。上部の枢支部の上方及び
下部の枢支部の下方に、基枠体を上下に伸ばすように延
設部1a,1bが設けられ、基枠体1をプラスチック製
の前面枠に固定した場合、この延設部1a,1bによっ
て前面枠の補強効果が向上するようにしている。
【0017】枢支部には、鉤部材4、5が上方に傾動可
能に枢支ピン4a,5aで枢支される。鉤部材4、5は
三角形頭部を有しその中間部に係合凹部を有している。
基枠体1の内側に、図3に示すように、支持板3に沿っ
て連結杆6が摺動可能に配設され、連結杆6の上端は、
鉤部材4の末端に連結ピン4bで連結され、その下端は
同様に下部の鉤部材5の末端に連結ピン5bで連結され
る。
【0018】連結杆6の略中間部(曲折した部分)に、
後述のカム板8の第一係合部8aが係合する係合孔6a
が形成される。この係合孔6aにはカム板の第二係合部
8bの進入を許容する部分も設けられる。連結杆6は、
そこに設けた長孔にガイドピン11を通しそれを支持板
3に固定することにより、摺動可能に支持され、また、
支持板3上に設けたガイド部3aによってガイドされ
る。この鉤部材4、5及びそれを動かす連結杆6は、パ
チンコ機の前面枠用の施錠機構を構成する。
【0019】取付板2の略中央の拡幅部分に、シリンダ
錠7がその錠軸を孔から基枠体1の内側に挿入するよう
に、ねじ又はかしめで固定される。シリンダ錠7の錠軸
には第一係合部8aと第二係合部8bを持つカム板8が
固定される。図4反時計方向にカム板8を回動させた場
合、カム板の第一係合部8aは連結杆6の係合孔6aに
係合し、連結杆6を上方に摺動させ、鉤部材4、5を傾
動させる。連結杆6と取付板2間にコイルばね9が掛け
られ、連結杆6はコイルばね9により下側に付勢され
る。
【0020】さらに、連結杆6と支持板3の隙間に、ガ
ラス枠施錠杆10が摺動可能に配設される。ガラス枠施
錠杆10は、図5に示すように、帯状金属の上部と下部
に、鉤部12,13を前方に向けて形成し、取付板2の
拡幅部分に対応した曲折部に、カム板8の第二係合部8
bと係合可能な係合孔14を設けて形成される。上下の
鉤部12、13は、後述のガラス枠に設けた係止片を係
止可能で、且つ解錠時にガラス枠を開方向に押し出す形
状を有して形成される。また、ガラス枠施錠杆10の一
部には手動操作用の操作部15が突設される。
【0021】一方、基枠体1の取付板2には、ガラス枠
施錠杆10の鉤部12を挿入するためのスリット孔2a
と2bが、図5に示すように、上部及び中間部下の角部
に沿って形成される。さらに、スリット孔2aに対向し
た支持板3の上部に、ガラス枠施錠杆10の鉤部12を
後方から押えてガイドするためのガイド部3bが設けら
れ、支持板3の中間部下寄りには同様のガイド部3aが
形成される。
【0022】ガラス枠施錠杆10と取付板2の間にコイ
ルばね16が掛けられ、ガラス枠施錠杆10はコイルば
ね16により上方へ付勢される。
【0023】このように構成された施錠装置は、パチン
コ機における例えば合成樹脂製の前面枠21の内側に、
シリンダ錠7の先端を前面に露出させ、鉤部材4、5を
本体枠2側に向けた状態で、取付板2を用いて縦に取付
けられる。一方、本体枠20の内側の鉤部材4、5に対
応した上下位置に、受け金具24、25が固定される。
さらに、ガラス枠22が前面枠21の開口部にヒンジを
開閉可能に取付けられ、そのガラス枠22の自由端部
に、ガラス枠施錠杆の鉤部12、13が係止可能な係止
片26、27が設けられる。
【0024】この施錠装置では、パチンコ機における前
面枠21を本体枠20に対し閉じると、図6に示すよう
に、施錠装置の上下の鉤部材4、5が本体枠20側の受
け金具24、25に当って下方に傾動し、コイルばね9
の付勢力により戻って係止され、施錠状態となる。
【0025】それを解錠する場合は、キーによってシリ
ンダ錠7を回し、カム板8を図1反時計方向に回転させ
ると、カム板8の第一係合部8aが連結杆6の係合孔6
aと係合してこれを上方へ摺動させ、上下の鉤部材4、
5を下方に傾動させる。この鉤部材4、5の傾動によっ
て、本体枠の受け金具24、25との係合が外れ、前面
枠21は開放可能な状態となる。
【0026】一方、前面枠21内のガラス枠22を前面
枠21に対し閉じると、図7に示すように、ガラス枠2
2内の係止片26、27がガラス枠施錠杆10の鉤部1
2、13に当り、これを下方に摺動させながら閉じら
れ、コイルばね16の付勢力によりガラス枠施錠杆10
が上方に戻る。これにより、鉤部12、13に係止片2
6、27が係止され、ガラス枠22は施錠状態となる。
【0027】ガラス枠22を解錠する場合は、シリンダ
錠7のキーを逆方向に回して、カム板8を図1時計方向
へ回動させると、カム板8の第二係合部8bがガラス枠
施錠杆10の係合孔14と係合してこれを下方へ摺動さ
せ、上下の鉤部12、13を下方へ摺動させる。この動
作によって、ガラス枠22の係止片26、27と鉤部1
2、13との係合が外れ、ガラス枠22は開放される。
【0028】このように、前面枠用の施錠装置の基枠体
1内に、ガラス枠施錠杆を内蔵しているため、基枠体1
の取付板2を前面枠21の内側に固定するだけで、別個
にガラス枠用施錠具を取付ける必要がなく、簡単に取付
け作業を行うことができる。また、別個にガラス枠用施
錠具を取付ける場合のように、ガラス枠用施錠具との間
の調整作業も必要としない。さらに、従来のこの種の施
錠装置に比べ、構造が簡単化できると共に、部品点数が
少なくなり、基枠体つまり施錠装置の外形を小形化する
ことができる。
【0029】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、下記のような形態でも実施することができ
る。
【0030】上記実施例の鉤部材4、5は上向きに取
付けられ、下側に傾動して施錠状態となったが、鉤部材
を下向きに取付け、上側に傾動して施錠状態となるよう
に構成することもできる。その場合、連結杆の端部は鉤
部材の枢支ピンより先端側に連結すればよい。
【0031】上記実施例のガラス枠施錠杆10は基枠
体1内つまり支持板3の内側に配設したが、支持板3の
外側に上下摺動可能に配設することもできる。この場
合、ガラス枠施錠杆は、支持板の外面に略沿って配設さ
れるが、厚さの薄い帯状金属であるため、構造を複雑化
せず、外形をそれ程大形化せずに実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す施錠装置の正面図であ
る。
【図2】その左側面図である。
【図3】その右側面図である。
【図4】その背面図である。
【図5】装置上部の分解斜視図である。
【図6】使用状態を示す右側面図である。
【図7】使用状態を示す左側面図である。
【符号の説明】
1−基枠体 2−取付板 3−支持板 4、5−鉤部材 6−連結杆 7−シリンダ錠 8−カム板 10−ガラス枠施錠杆 12、13−鉤部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付板と支持板からなる基枠体の内側に
    連結杆が摺動可能に配設され、該支持板の上部と下部に
    鉤部材が連結杆に連結されて傾動可能に枢支され、該取
    付板の中間部にシリンダ錠がその錠軸を取付板に設けた
    孔から内側に差込むように固定され、該錠軸の先端に前
    記連結杆と係合するカム板が固定され、前記基枠体の取
    付板がパチンコ機の前面枠に縦に取付けられ、本体枠側
    に取付けられた受け金具に前記鉤部材が係止されて前面
    枠を施錠するパチンコ機の施錠装置において、 鉤部を上下に有するガラス枠施錠杆が、前記支持板に沿
    って、該鉤部を取付板から前面側に突出させた状態で、
    摺動可能に配設され、該ガラス枠施錠杆の一部に前記カ
    ム板が係合可能な係合孔が設けられ、ガラス枠の一部に
    設けた係止片にガラス枠施錠杆の鉤部が係止されてガラ
    ス枠が施錠され、前記シリンダ錠を前面枠の解錠時と反
    対方向に回して該カム板を同方向に回動させ、ガラス枠
    施錠杆を摺動させてガラス枠を解錠するように構成した
    パチンコ機の施錠装置。
  2. 【請求項2】 前記ガラス枠施錠杆が前記支持板と連結
    杆との間に摺動可能に配設され、前記取付板に設けたス
    リット孔から該鉤部を前面側に突出させている請求項1
    記載のパチンコ機の施錠装置。
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