JPH10151948A - 自動車用ドアトリム - Google Patents
自動車用ドアトリムInfo
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- JPH10151948A JPH10151948A JP31447996A JP31447996A JPH10151948A JP H10151948 A JPH10151948 A JP H10151948A JP 31447996 A JP31447996 A JP 31447996A JP 31447996 A JP31447996 A JP 31447996A JP H10151948 A JPH10151948 A JP H10151948A
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Abstract
裏側に裏蓋を取付けてポケットを形成した自動車用ドア
トリムにおいて、ドアトリム本体と裏蓋とが接触して生
ずるガタつき等の異音の発生を的確に防止したものとす
ること。 【解決手段】 ポケット用開口部1aを設けたドアトリ
ム本体1の裏側にポケット形成用の裏蓋2を取付けてド
アトリム本体1の裏側をポケットとした自動車用ドアト
リムにおいて、ドアトリム本体1と裏蓋2とを部分的な
締結部3においてのみ連接されるように取付けて締結部
3を除くドアトリム本体1と裏蓋2との近接部分が走行
振動などにより直接接触して異音が発生することを防止
する。
Description
を設けたドアトリム本体の裏側にポケット形成用の裏蓋
を取付けてポケットを形成した自動車用ドアトリムにお
いて、ドア開閉時や走行時の振動などでドアトリム本体
とポケット形成用の裏蓋との接触により生ずるガタつき
等の異音を確実に防止することができる自動車用ドアト
リムに関するものである。
用開口部を設けたドアトリム本体の裏側にポケット形成
用の裏蓋を取付けてポケットをドアトリム本体の裏側に
形成したものは、例えば、実開平3−8919号公報や
実開平7−37813号公報などで既に知られている
が、このような自動車用ドアトリムにおいては、成形上
の寸法精度のバラツキの点から、あるいは使用中におけ
る樹脂成形品の反りの発生の点から密着状態に設計され
ているポケット体とドアトリム本体との間にズレが発生
し、走行中の震動の影響でガタつき音のような異音が発
生するという問題点があった。また、前記ズレによりポ
ケット体とドアトリム本体との間に隙間が生ずると、例
えばポケット内へ入れたメモ用紙などの薄いものはポケ
ット外へ落下してしまうという問題点があった。一方、
これらの問題点を解決するのにビスや超音波カシメ等の
締結部の点数を増加させる方法も採られているが組立作
業が煩雑になるとともに、生産コストも高くなるという
問題点があり、また、完全に異音の発生防止にも至って
ないというのが現状である。
従来の問題点を解決して、成形上の寸法精度のバラツキ
があったり、あるいは使用中における樹脂成形品の反り
が発生してポケット体とドアトリム本体との間にズレが
生じたとしても、ドアトリム本体と裏蓋との近接部分が
振動などで接触して異音が発生することを確実に防止す
ることができるとともに、ポケット内部に入れた内容物
が落下するのも防止することができ、更には組立作業性
にも優れ、かつ部品点数も少なくて低コストで生産する
ことができる自動車用ドアトリムを提供することを目的
として完成されたものである。
めになされた本発明の自動車用ドアトリムは、ポケット
用開口部を設けたドアトリム本体の裏側に裏蓋を取付け
てポケットをドアトリム本体の裏側に形成した自動車用
ドアトリムにおいて、前記ドアトリム本体と裏蓋とを部
分的な締結部においてのみ連接されるように取付けて前
記締結部を除くドアトリム本体と裏蓋との近接部分が直
接接触して異音が発生することを防止したことを特徴と
するものである。
の好ましい実施の形態を示す。図中1は所要箇所に設け
られたポケット用開口部1aが設けられたものとして、
例えば、硬質塩ビ樹脂やポリプロピレン樹脂等の熱可塑
性合成樹脂により成形されたドアトリム本体、2はドア
トリム本体1の裏側に取付けられてポケット用開口部1
aと連通するポケットを形成する前記同様の熱可塑性合
成樹脂よりなる裏蓋であり、ドアトリム本体1と裏蓋と
は超音波カシメ等により数カ所の締結部3、3で取付固
定されている点は従来のこの種の自動車用ドアトリムと
基本的に同じであるが、本願発明においては、前記ドア
トリム本体1と裏蓋2とが前記した締結部3を除き両者
間に僅かな隙間4を設けておくか、図3に示されるよう
に、裏蓋2の下端部のドアトリム本体1との間に一連ま
たは間歇的にクッション性のある玉縁6を介在させるな
どして直接接触することがないようにし、これにより走
行振動などで両者が接離して異音が発生することを防止
した点に特徴を有する。即ち、従来は欠陥と認識されて
いた両者間の隙間を異音の発生防止という観点で利用し
て本願発明に至ったものである。
ト体2の合せ部に締結部3を除いて0.5〜3mmの空間
が形成されるように設計されるもので、例えば、裏蓋2
の合せ部に設けられる締結部3を合せ面よりも0.5〜
3mm突出させるよう設計することで容易に所定幅の隙間
4を形成することができる。なお、前記締結手段として
はビスや超音波カシメ等の一般的な方法により行うこと
ができ、この時、締結部3の点数としては異音発生防止
を目的としないため両者を固定するに必要な最少の点数
でよい。
は、ドアトリム本体1の裏面のポケット底部と近接する
下方または上方部分にはフランジなどの内容物落下防止
部5を設けて、この内容物落下防止部5により、例え
ば、メモ用紙などの薄いものがポケット内に入れられた
場合にこれが前記隙間4を通過するようなことがあって
もポケット外へ落下するのを防止するためのものであっ
て、突出高さが約10mm程度の板状のものや同じく突出
高さが約10mm程度の棒状のものを適宜間隔をおいて数
本設けたものとすることができる。
本体1と裏蓋2とは締結部3を除き隙間4や玉縁6によ
り直接接触することがないようにしてあるので、成形上
の寸法精度のバラツキや使用中における樹脂成形品の反
りによる両者間のズレが発生しても、合せ部において直
接当たることがないため異音が生じるのを確実に防止で
きることとなる。また、上記構成のためズレ防止用に多
数の締結部3を設ける必要もなく最小限の締結数ですみ
優れた組立作業性を発揮するとともに、生産コストも安
くすることができることとなる。また、ドアトリム本体
1とポケット形成用の裏蓋2との間の締結部3を除く部
分の隙間4を相当な幅としたときでも、ドアトリム本体
1の裏面のポケット底部と近接する部分に内容物落下防
止部5を形成しておけば、ポケット内に入れた収納物が
隙間4より落下することはないうえ、図面に示されたよ
うにポケット底面が隙間4に向け下がる傾斜面である場
合には、埃やゴミ等が自然落下してポケット外へ排出さ
れるのでポケットをきれいな状態に維持できることとな
る。
明は成形上の寸法精度のバラツキがあったり、あるいは
使用中における樹脂成形品の反りが発生してポケット体
とドアトリム本体との間にズレが生じたとしても、ドア
トリム本体と裏蓋との近接部分が振動などで接触して異
音が発生することを確実に防止でき、しかも、ポケット
内部に入れた収納物が落下することもなく、更には組立
作業性にも優れ、かつ部品点数も少なくて低コストで生
産することができるものである。よって本発明は従来の
問題点を一掃した自動車用ドアトリムとして、産業の発
展に寄与するところは極めて大である。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 ポケット用開口部(1a)を設けたドアトリ
ム本体(1) の裏側にポケット形成用の裏蓋(2) を取付け
てドアトリム本体(1) の裏側をポケットとした自動車用
ドアトリムにおいて、前記ドアトリム本体(1) と裏蓋
(2) とを部分的な締結部(3) においてのみ連接されるよ
うに取付けて締結部(3) を除くドアトリム本体(1) と裏
蓋(2) との近接部分が直接接触して異音が発生すること
を防止したことを特徴とする自動車用ドアトリム。 - 【請求項2】 ドアトリム本体(1) と裏蓋(2) との間の
締結部(3) を除く部分に玉縁(6) を介在させてドアトリ
ム本体(1) と裏蓋(2) との直接接触をなくしている請求
項1に記載の自動車用ドアトリム。 - 【請求項3】 ドアトリム本体(1) と裏蓋(2) との間の
締結部(3) を除く部分に隙間(4) を設けてドアトリム本
体(1) と裏蓋(2) との直接接触をなくしている請求項1
に記載の自動車用ドアトリム。 - 【請求項4】 ドアトリム本体(1) の裏面のポケット底
部と近接する部分に内容物落下防止部(5) を形成してあ
る請求項3に記載の自動車用ドアトリム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31447996A JP3497678B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 自動車用ドアトリム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31447996A JP3497678B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 自動車用ドアトリム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10151948A true JPH10151948A (ja) | 1998-06-09 |
JP3497678B2 JP3497678B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=18053816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31447996A Expired - Lifetime JP3497678B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 自動車用ドアトリム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3497678B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016064878A (ja) * | 2014-09-24 | 2016-04-28 | 株式会社日立製作所 | 乗りかご及びエレベータ |
-
1996
- 1996-11-26 JP JP31447996A patent/JP3497678B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016064878A (ja) * | 2014-09-24 | 2016-04-28 | 株式会社日立製作所 | 乗りかご及びエレベータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3497678B2 (ja) | 2004-02-16 |
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