JPH1015182A - 弾球遊技機 - Google Patents
弾球遊技機Info
- Publication number
- JPH1015182A JPH1015182A JP17247896A JP17247896A JPH1015182A JP H1015182 A JPH1015182 A JP H1015182A JP 17247896 A JP17247896 A JP 17247896A JP 17247896 A JP17247896 A JP 17247896A JP H1015182 A JPH1015182 A JP H1015182A
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- ball
- prize
- prize ball
- winning
- payout
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 景品玉払出制御手段が異常な状態になって
も、遊技制御手段の遊技に悪影響を及ぼさないようにす
ることが可能な弾球遊技機を提供することである。 【解決手段】 入賞領域への入賞があった場合に、その
入賞があった種別の入賞領域に対応する賞球データが遊
技制御用マイクロコンピュータから払出制御用マイクロ
コンピュータへ与えられ、すべての入賞玉を検出する入
賞玉検出器からの検出出力があった場合に景品玉払出制
御手段が景品玉の払出制御を行なう。払出制御用マイク
ロコンピュータにおいて賞球データの記憶がある場合に
は賞球データにより特定される景品玉数の払出が行なわ
れ(S331〜S334,S336,S337)、賞球
データの記憶がない場合には所定の景品玉数の払出が行
なわれる(S331,S334,S335)。
も、遊技制御手段の遊技に悪影響を及ぼさないようにす
ることが可能な弾球遊技機を提供することである。 【解決手段】 入賞領域への入賞があった場合に、その
入賞があった種別の入賞領域に対応する賞球データが遊
技制御用マイクロコンピュータから払出制御用マイクロ
コンピュータへ与えられ、すべての入賞玉を検出する入
賞玉検出器からの検出出力があった場合に景品玉払出制
御手段が景品玉の払出制御を行なう。払出制御用マイク
ロコンピュータにおいて賞球データの記憶がある場合に
は賞球データにより特定される景品玉数の払出が行なわ
れ(S331〜S334,S336,S337)、賞球
データの記憶がない場合には所定の景品玉数の払出が行
なわれる(S331,S334,S335)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、パチン
コ遊技機やコイン遊技機等で代表される弾球遊技機に関
し、詳しくは、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわ
れる弾球遊技機に関する。
コ遊技機やコイン遊技機等で代表される弾球遊技機に関
し、詳しくは、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわ
れる弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、遊技領域に複
数の入賞領域が設けられ、その複数の入賞個数のうちの
ある入賞領域に打玉が入賞したことによりたとえば5個
の景品玉が払出され、他の入賞領域に打玉が入賞したこ
とによりたとえば10個の景品玉が払出され、さらに他
の入賞領域に打玉が入賞したことにより15個の景品玉
が払出されるように構成されたものがあった。つまり、
打玉の入賞により払出される景品玉数が互いに異なる複
数種別に分類される複数の入賞領域が遊技領域に設けら
れていた。そして、この複数の入賞領域に入賞した打玉
が入賞玉検出手段により検出され、その検出出力があっ
た場合に景品玉を遊技者側に払出す制御が行なわれてい
た。
一般的に知られているものに、たとえば、遊技領域に複
数の入賞領域が設けられ、その複数の入賞個数のうちの
ある入賞領域に打玉が入賞したことによりたとえば5個
の景品玉が払出され、他の入賞領域に打玉が入賞したこ
とによりたとえば10個の景品玉が払出され、さらに他
の入賞領域に打玉が入賞したことにより15個の景品玉
が払出されるように構成されたものがあった。つまり、
打玉の入賞により払出される景品玉数が互いに異なる複
数種別に分類される複数の入賞領域が遊技領域に設けら
れていた。そして、この複数の入賞領域に入賞した打玉
が入賞玉検出手段により検出され、その検出出力があっ
た場合に景品玉を遊技者側に払出す制御が行なわれてい
た。
【0003】このような従来の弾球遊技機における景品
玉の払出制御は次のように行なわれていた。弾球遊技機
には、遊技状態を制御する遊技制御手段と、景品玉を払
出す景品玉払出手段を制御する景品玉払出制御手段とが
設けられている。入賞玉検出手段の検出出力が景品玉払
出制御手段に入力され、景品玉払出制御手段から遊技制
御手段に対し入賞玉が検出されたことを表わす入賞玉検
出信号が送信される。その入賞玉検出信号を受けた遊技
制御手段は、その入賞玉に対して払出すべき景品玉の個
数を特定する情報を景品玉払出制御手段に返信する。そ
して、景品玉払出制御手段は、遊技制御手段から受けた
景品玉の個数を示す情報に従った個数だけの景品玉の払
出を景品玉払出手段に行なわせていた。すなわち、従来
の弾球遊技機においては、景品玉の払出制御に際し、遊
技制御手段と、景品玉払出制御手段との間で情報の双方
向通信が行なわれていた。
玉の払出制御は次のように行なわれていた。弾球遊技機
には、遊技状態を制御する遊技制御手段と、景品玉を払
出す景品玉払出手段を制御する景品玉払出制御手段とが
設けられている。入賞玉検出手段の検出出力が景品玉払
出制御手段に入力され、景品玉払出制御手段から遊技制
御手段に対し入賞玉が検出されたことを表わす入賞玉検
出信号が送信される。その入賞玉検出信号を受けた遊技
制御手段は、その入賞玉に対して払出すべき景品玉の個
数を特定する情報を景品玉払出制御手段に返信する。そ
して、景品玉払出制御手段は、遊技制御手段から受けた
景品玉の個数を示す情報に従った個数だけの景品玉の払
出を景品玉払出手段に行なわせていた。すなわち、従来
の弾球遊技機においては、景品玉の払出制御に際し、遊
技制御手段と、景品玉払出制御手段との間で情報の双方
向通信が行なわれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な従来の弾球遊技機においては、遊技制御手段と、景品
玉払出制御手段との間で双方向の情報の通信が行なわれ
ることにより景品玉の払出動作が実行されていたため、
次のような不都合があった。
な従来の弾球遊技機においては、遊技制御手段と、景品
玉払出制御手段との間で双方向の情報の通信が行なわれ
ることにより景品玉の払出動作が実行されていたため、
次のような不都合があった。
【0005】景品玉払出制御手段が故障または誤動作す
ることにより、景品玉払出制御手段から遊技制御手段へ
通常とは異なる異常な情報が与えられると、景品玉払出
制御動作が異常な動作になることに加えて、その異常な
情報に基づいて、遊技制御手段が制御を行なうその他の
遊技制御の状態までも異常な制御状態になるおそれがあ
った。すなわち、遊技制御手段自体は正常であるのにも
かかわらず、情報が送られてくる景品玉払出制御手段が
異常な状態になったことにより、景品玉の払出とは無関
係のその他の遊技制御までもが正常に行なわれないとい
う問題がある。
ることにより、景品玉払出制御手段から遊技制御手段へ
通常とは異なる異常な情報が与えられると、景品玉払出
制御動作が異常な動作になることに加えて、その異常な
情報に基づいて、遊技制御手段が制御を行なうその他の
遊技制御の状態までも異常な制御状態になるおそれがあ
った。すなわち、遊技制御手段自体は正常であるのにも
かかわらず、情報が送られてくる景品玉払出制御手段が
異常な状態になったことにより、景品玉の払出とは無関
係のその他の遊技制御までもが正常に行なわれないとい
う問題がある。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、景品玉払出制御手段が異常な
状態になっても、遊技制御手段が実行するその他の遊技
制御に悪影響を及ぼさないようにする景品玉の払出制御
を行なうことが可能な弾球遊技機を提供することであ
る。
ものであり、その目的は、景品玉払出制御手段が異常な
状態になっても、遊技制御手段が実行するその他の遊技
制御に悪影響を及ぼさないようにする景品玉の払出制御
を行なうことが可能な弾球遊技機を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわれる弾球遊
技機であって、前記遊技領域に設けられ、打玉の入賞に
より払出される景品玉数が互いに異なる複数種別に分類
される複数の入賞領域と、該複数の入賞領域のうちの特
定の1種別の入賞領域以外の種別の入賞領域への入賞玉
を入賞領域の種別を認識可能な態様で検出する第1の入
賞玉検出手段と、前記複数の入賞領域に入賞したすべて
の入賞玉を検出できる位置に設けられた第2の入賞玉検
出手段と、複数種類の個数の景品玉を払出可能な景品玉
払出手段と、前記第2の入賞玉検出手段の検出出力を受
け、前記第2の入賞玉検出手段により入賞玉が検出され
た場合に、入賞があった前記入賞領域の種別に応じた個
数の景品玉を払出すように前記景品玉払出手段の制御を
行なう景品玉払出制御手段と、前記弾球遊技機の遊技状
態を制御する手段であって、前記第1の入賞玉検出手段
により入賞玉の検出が可能な前記入賞領域の種別毎の景
品玉数を予め記憶するとともに、前記第1の入賞玉検出
手段の検出出力を受け、前記第1の入賞玉検出手段によ
り入賞玉が検出された場合に、前記記憶されている種別
毎の景品玉数の情報に基づいて、その入賞玉が検出され
た種別の入賞領域に対応する景品玉数を特定する景品玉
数特定情報を前記景品玉払出制御手段へ与える制御を行
なう遊技制御手段とを含み、前記景品玉払出制御手段
は、前記遊技制御手段から受けた景品玉数特定情報に基
づいて前記第1の入賞玉検出手段により検出された入賞
玉の個数を示す入賞個数情報を景品玉数特定情報の種類
別に記憶し、その入賞個数情報の記憶がある場合には入
賞個数情報の記憶がある種類の景品玉数特定情報に対応
する景品玉数を前記第2の入賞玉検出手段からの入賞玉
の検出出力に応じて払出す制御を行ない、その入賞個数
情報の記憶がない場合には所定数の景品玉を前記第2の
入賞玉検出手段からの入賞玉の検出出力に応じて払出す
制御を行なうことを特徴とする。
は、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわれる弾球遊
技機であって、前記遊技領域に設けられ、打玉の入賞に
より払出される景品玉数が互いに異なる複数種別に分類
される複数の入賞領域と、該複数の入賞領域のうちの特
定の1種別の入賞領域以外の種別の入賞領域への入賞玉
を入賞領域の種別を認識可能な態様で検出する第1の入
賞玉検出手段と、前記複数の入賞領域に入賞したすべて
の入賞玉を検出できる位置に設けられた第2の入賞玉検
出手段と、複数種類の個数の景品玉を払出可能な景品玉
払出手段と、前記第2の入賞玉検出手段の検出出力を受
け、前記第2の入賞玉検出手段により入賞玉が検出され
た場合に、入賞があった前記入賞領域の種別に応じた個
数の景品玉を払出すように前記景品玉払出手段の制御を
行なう景品玉払出制御手段と、前記弾球遊技機の遊技状
態を制御する手段であって、前記第1の入賞玉検出手段
により入賞玉の検出が可能な前記入賞領域の種別毎の景
品玉数を予め記憶するとともに、前記第1の入賞玉検出
手段の検出出力を受け、前記第1の入賞玉検出手段によ
り入賞玉が検出された場合に、前記記憶されている種別
毎の景品玉数の情報に基づいて、その入賞玉が検出され
た種別の入賞領域に対応する景品玉数を特定する景品玉
数特定情報を前記景品玉払出制御手段へ与える制御を行
なう遊技制御手段とを含み、前記景品玉払出制御手段
は、前記遊技制御手段から受けた景品玉数特定情報に基
づいて前記第1の入賞玉検出手段により検出された入賞
玉の個数を示す入賞個数情報を景品玉数特定情報の種類
別に記憶し、その入賞個数情報の記憶がある場合には入
賞個数情報の記憶がある種類の景品玉数特定情報に対応
する景品玉数を前記第2の入賞玉検出手段からの入賞玉
の検出出力に応じて払出す制御を行ない、その入賞個数
情報の記憶がない場合には所定数の景品玉を前記第2の
入賞玉検出手段からの入賞玉の検出出力に応じて払出す
制御を行なうことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記遊技制御手段は、前記特
定の1種別の入賞領域への入賞に対応する景品玉の設定
個数を特定する景品玉数設定情報を前記景品玉払出制御
手段へ与え、前記景品玉払出制御手段は、前記景品玉数
設定情報を記憶し、その記憶された景品玉数設定情報に
基づいて、前記景品玉数特定情報の記憶がない場合の景
品玉の払出制御を行なうことを特徴とする。
載の発明の構成に加えて、前記遊技制御手段は、前記特
定の1種別の入賞領域への入賞に対応する景品玉の設定
個数を特定する景品玉数設定情報を前記景品玉払出制御
手段へ与え、前記景品玉払出制御手段は、前記景品玉数
設定情報を記憶し、その記憶された景品玉数設定情報に
基づいて、前記景品玉数特定情報の記憶がない場合の景
品玉の払出制御を行なうことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の発明の構成に加えて、前記弾球遊技機は、電源電圧
の供給を受けて動作し、前記遊技制御手段は、前記電源
電圧の供給開始時に前記景品玉数設定情報を前記景品玉
払出制御手段へ与えることを特徴とする。
載の発明の構成に加えて、前記弾球遊技機は、電源電圧
の供給を受けて動作し、前記遊技制御手段は、前記電源
電圧の供給開始時に前記景品玉数設定情報を前記景品玉
払出制御手段へ与えることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、打玉の入賞
により払出される景品玉数が互いに異なる複数種別に分
類される複数の入賞領域が遊技領域に設けられており、
これらの入賞領域に打玉が入賞可能である。第1の入賞
玉検出手段の働きにより、複数の入賞領域のうちの特定
の1種別の入賞領域以外の種別の入賞領域への入賞玉が
入賞領域の種別を認識可能な態様で検出される。複数の
入賞領域に入賞したすべての入賞玉を検出できる位置に
第2の入賞玉検出手段が設けられており、その第2の入
賞玉検出手段の働きにより、順次すべての入賞玉が検出
される。景品玉払出手段の働きにより、複数種類の個数
の景品玉が払出可能である。第2の入賞玉検出手段によ
り入賞玉が検出され、その検出出力が景品玉払出制御手
段に与えられた場合に、景品玉払出制御手段の働きによ
り、入賞があった入賞領域の種別に応じた個数の景品玉
を払出すように景品玉払出手段の制御が行なわれる。弾
球遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段の働きによ
り、第1の入賞玉検出手段により入賞玉の検出が可能な
入賞領域の種別毎の景品玉数が予め記憶されるととも
に、第1の入賞玉検出手段の検出出力を受け、第1の入
賞玉検出手段により入賞玉が検出された場合に、前記記
憶している種別毎の景品玉数の情報に基づいて、その入
賞玉が検出された種別の入賞領域に対応する景品玉数を
特定する景品玉数特定情報が景品玉払出制御手段へ与え
られる。景品玉払出制御手段のさらなる働きにより、遊
技制御手段から受けた景品玉数特定情報に基づいて、第
1の入賞玉検出手段により検出された入賞玉の個数を示
す入賞個数情報が景品玉数特定情報の種類別に記憶さ
れ、その入賞個数情報の記憶がある場合には入賞個数情
報の記憶がある種類の景品玉数特定情報に対応する景品
玉数を第2の入賞玉検出手段からの入賞玉の検出出力に
応じて払出す制御が行なわれ、その入賞個数情報の記憶
がない場合には所定数の景品玉を第2の入賞玉検出手段
からの入賞玉の検出出力に応じて払出す制御が行なわれ
る。このように、景品玉の払出に際して、遊技制御手段
から景品玉払出制御手段へ1方向の情報通信が行なわれ
ることにより、景品玉払出手段の動作が制御されて景品
玉の払出が行なわれる。
により払出される景品玉数が互いに異なる複数種別に分
類される複数の入賞領域が遊技領域に設けられており、
これらの入賞領域に打玉が入賞可能である。第1の入賞
玉検出手段の働きにより、複数の入賞領域のうちの特定
の1種別の入賞領域以外の種別の入賞領域への入賞玉が
入賞領域の種別を認識可能な態様で検出される。複数の
入賞領域に入賞したすべての入賞玉を検出できる位置に
第2の入賞玉検出手段が設けられており、その第2の入
賞玉検出手段の働きにより、順次すべての入賞玉が検出
される。景品玉払出手段の働きにより、複数種類の個数
の景品玉が払出可能である。第2の入賞玉検出手段によ
り入賞玉が検出され、その検出出力が景品玉払出制御手
段に与えられた場合に、景品玉払出制御手段の働きによ
り、入賞があった入賞領域の種別に応じた個数の景品玉
を払出すように景品玉払出手段の制御が行なわれる。弾
球遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段の働きによ
り、第1の入賞玉検出手段により入賞玉の検出が可能な
入賞領域の種別毎の景品玉数が予め記憶されるととも
に、第1の入賞玉検出手段の検出出力を受け、第1の入
賞玉検出手段により入賞玉が検出された場合に、前記記
憶している種別毎の景品玉数の情報に基づいて、その入
賞玉が検出された種別の入賞領域に対応する景品玉数を
特定する景品玉数特定情報が景品玉払出制御手段へ与え
られる。景品玉払出制御手段のさらなる働きにより、遊
技制御手段から受けた景品玉数特定情報に基づいて、第
1の入賞玉検出手段により検出された入賞玉の個数を示
す入賞個数情報が景品玉数特定情報の種類別に記憶さ
れ、その入賞個数情報の記憶がある場合には入賞個数情
報の記憶がある種類の景品玉数特定情報に対応する景品
玉数を第2の入賞玉検出手段からの入賞玉の検出出力に
応じて払出す制御が行なわれ、その入賞個数情報の記憶
がない場合には所定数の景品玉を第2の入賞玉検出手段
からの入賞玉の検出出力に応じて払出す制御が行なわれ
る。このように、景品玉の払出に際して、遊技制御手段
から景品玉払出制御手段へ1方向の情報通信が行なわれ
ることにより、景品玉払出手段の動作が制御されて景品
玉の払出が行なわれる。
【0011】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて次のように作用する。遊
技制御手段のさらなる働きにより、前記特定の1種別の
入賞領域への入賞に対応する景品玉の設定個数を特定す
る景品玉数設定情報が景品玉払出制御手段へ与えられ
る。景品玉払出制御手段のさらなる働きにより、遊技制
御手段から与えられた景品玉数設定情報が記憶され、そ
の記憶された景品玉数設定情報に基づいて、景品玉数特
定情報の記憶がない場合の景品玉の払出制御が行なわれ
る。このように、入賞検出手段により入賞が検出される
可能性がある種別の入賞領域への入賞に対応する景品玉
数の情報に加えて、入賞検出手段により入賞が検出され
る可能性がない種別の入賞領域への入賞に対応する景品
玉の設定個数までもが遊技制御手段から景品玉払出制御
手段に与えられ、その情報に基づいて景品玉払出制御手
段が景品玉の払出制御を行なうため、景品玉払出制御手
段は各種別の入賞領域への入賞に対応する景品玉の個数
に関する情報を予め有する必要がなく、各種別の入賞領
域への入賞に対応する景品玉の個数は、遊技制御手段か
ら与えられる情報に基づいて決められる。
1に記載の発明の作用に加えて次のように作用する。遊
技制御手段のさらなる働きにより、前記特定の1種別の
入賞領域への入賞に対応する景品玉の設定個数を特定す
る景品玉数設定情報が景品玉払出制御手段へ与えられ
る。景品玉払出制御手段のさらなる働きにより、遊技制
御手段から与えられた景品玉数設定情報が記憶され、そ
の記憶された景品玉数設定情報に基づいて、景品玉数特
定情報の記憶がない場合の景品玉の払出制御が行なわれ
る。このように、入賞検出手段により入賞が検出される
可能性がある種別の入賞領域への入賞に対応する景品玉
数の情報に加えて、入賞検出手段により入賞が検出され
る可能性がない種別の入賞領域への入賞に対応する景品
玉の設定個数までもが遊技制御手段から景品玉払出制御
手段に与えられ、その情報に基づいて景品玉払出制御手
段が景品玉の払出制御を行なうため、景品玉払出制御手
段は各種別の入賞領域への入賞に対応する景品玉の個数
に関する情報を予め有する必要がなく、各種別の入賞領
域への入賞に対応する景品玉の個数は、遊技制御手段か
ら与えられる情報に基づいて決められる。
【0012】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の発明の作用に加えて次のように作用する。遊
技制御手段のさらなる働きにより、電源電圧の供給開始
時に、景品玉数設定情報が景品玉払出制御手段へ与えら
れる。このため、景品玉払出制御手段は、電源電圧の供
給が断たれている状態において景品玉数設定情報を記憶
しておく必要がなく、電源電圧の供給開始時に与えられ
る景品玉数設定情報を記憶して景品玉の払出制御を行な
う。
2に記載の発明の作用に加えて次のように作用する。遊
技制御手段のさらなる働きにより、電源電圧の供給開始
時に、景品玉数設定情報が景品玉払出制御手段へ与えら
れる。このため、景品玉払出制御手段は、電源電圧の供
給が断たれている状態において景品玉数設定情報を記憶
しておく必要がなく、電源電圧の供給開始時に与えられ
る景品玉数設定情報を記憶して景品玉の払出制御を行な
う。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の実施の形態
においては、弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技機を
示すが、本発明はこれに限らず、コイン遊技機等であっ
てもよく、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわれる
弾球遊技機であればすべて対象となる。
に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の実施の形態
においては、弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技機を
示すが、本発明はこれに限らず、コイン遊技機等であっ
てもよく、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわれる
弾球遊技機であればすべて対象となる。
【0014】まず、図1ないし図3を参照し、実施の形
態に係る弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機1の全体の
構成について説明する。図1は、パチンコ遊技機1の正
面図であり、図2は、パチンコ遊技機1の一部内部構造
を示す全体背面図であり、図3はパチンコ遊技機1の遊
技盤30の背面図である。
態に係る弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機1の全体の
構成について説明する。図1は、パチンコ遊技機1の正
面図であり、図2は、パチンコ遊技機1の一部内部構造
を示す全体背面図であり、図3はパチンコ遊技機1の遊
技盤30の背面図である。
【0015】図1において、パチンコ遊技機1は、周知
のように額縁状に形成された前面枠2を有し、該前面枠
2の額縁状の開口には、扉保持枠3が周設され、その扉
保持枠3の上部にガラス板を有するガラス扉枠4が、そ
の下部に打球供給皿6を有する前面扉板5がそれぞれ開
閉自在に設けられている。また、前面枠2の下部の表面
には、前記打球供給皿6からあふれた余剰の景品玉を貯
留する余剰玉受皿20が設けられているとともに、打球
を発射する操作ハンドル21も設けられている。さら
に、前面枠2には、その上部に遊技状態が予め定められ
た特定遊技状態となったときに点灯または点滅する遊技
効果ランプ22が設けられているとともに、その開放側
側部には、図示しない施錠装置の錠の周囲を装飾する錠
飾りが設けられ、その錠飾りの内部に打球の発射動作が
行なわれてパチンコ遊技機1が稼働中であることを表示
する稼働ランプ23が内蔵されている。
のように額縁状に形成された前面枠2を有し、該前面枠
2の額縁状の開口には、扉保持枠3が周設され、その扉
保持枠3の上部にガラス板を有するガラス扉枠4が、そ
の下部に打球供給皿6を有する前面扉板5がそれぞれ開
閉自在に設けられている。また、前面枠2の下部の表面
には、前記打球供給皿6からあふれた余剰の景品玉を貯
留する余剰玉受皿20が設けられているとともに、打球
を発射する操作ハンドル21も設けられている。さら
に、前面枠2には、その上部に遊技状態が予め定められ
た特定遊技状態となったときに点灯または点滅する遊技
効果ランプ22が設けられているとともに、その開放側
側部には、図示しない施錠装置の錠の周囲を装飾する錠
飾りが設けられ、その錠飾りの内部に打球の発射動作が
行なわれてパチンコ遊技機1が稼働中であることを表示
する稼働ランプ23が内蔵されている。
【0016】前述した打球供給皿6について、さらに詳
細に説明すると、打球供給皿6は、その上流側に形成さ
れる景品玉払出口7aとその下流側に形成される供給口
7bとを連絡するように貯留整列路8が形成されてお
り、その貯留整列路8の中ほど底面裏面に玉検出器9が
設けられている。この玉検出器9は、打球供給皿6に残
留する打玉を検出するものである。なお、打球供給皿6
の上流側下部空間には、効果音を発生するスピーカ19
が内蔵されている。また、前記玉検出器9のやや上流側
にもう1つの同じ構造の玉検出器9aを設け、前記玉検
出器9が打玉の存在の検出をしなくなっても上流側の玉
検出器9aが打玉の存在を検出している場合には、玉詰
まり等のトラブルが発生していると判定して、前記玉検
出器9の打玉不存在の検出出力を無効処理するように構
成してもよい。
細に説明すると、打球供給皿6は、その上流側に形成さ
れる景品玉払出口7aとその下流側に形成される供給口
7bとを連絡するように貯留整列路8が形成されてお
り、その貯留整列路8の中ほど底面裏面に玉検出器9が
設けられている。この玉検出器9は、打球供給皿6に残
留する打玉を検出するものである。なお、打球供給皿6
の上流側下部空間には、効果音を発生するスピーカ19
が内蔵されている。また、前記玉検出器9のやや上流側
にもう1つの同じ構造の玉検出器9aを設け、前記玉検
出器9が打玉の存在の検出をしなくなっても上流側の玉
検出器9aが打玉の存在を検出している場合には、玉詰
まり等のトラブルが発生していると判定して、前記玉検
出器9の打玉不存在の検出出力を無効処理するように構
成してもよい。
【0017】また、打球供給皿6には、パチンコ遊技機
1に隣接して設けられるカードユニット(カード処理
機)50を介して遊技玉を借り受ける際に操作する操作
部が設けられている。操作部として玉貸スイッチ15と
返却スイッチ17とモード切換スイッチ18とが設けら
れ、また、その玉貸スイッチ15と返却スイッチ17の
間に度数表示LED16が設けられている。玉貸スイッ
チ15は、カードユニット50によって遊技玉を借り受
ける際に操作するものであり、返却スイッチ17は、遊
技終了の際にカードユニット50のカード挿入口55に
差し込まれたカードを返却するためのものである。な
お、カードがカード挿入口55に差し込まれていること
は、カードユニット50に設けられるカード投入表示ラ
ンプ54が点灯していることによりわかる。また、度数
表示LED16は、カードユニット50のカード挿入口
55に差し込まれたカードの残額が表示されるものであ
る。また、モード切換スイッチ18は、借り受けるべき
遊技玉を前記玉貸スイッチ15を操作して行なうマニュ
アルモードと、打球供給皿6の打玉の残量が前記玉検出
器9によって検出されなくなったときに自動的に遊技玉
を払出す自動モードと、のいずれかのモードに設定する
ものである。また、11は自動モードを表示する自動玉
貸表示器、12は玉貸が可能な旨を表示する玉貸可表示
器である。
1に隣接して設けられるカードユニット(カード処理
機)50を介して遊技玉を借り受ける際に操作する操作
部が設けられている。操作部として玉貸スイッチ15と
返却スイッチ17とモード切換スイッチ18とが設けら
れ、また、その玉貸スイッチ15と返却スイッチ17の
間に度数表示LED16が設けられている。玉貸スイッ
チ15は、カードユニット50によって遊技玉を借り受
ける際に操作するものであり、返却スイッチ17は、遊
技終了の際にカードユニット50のカード挿入口55に
差し込まれたカードを返却するためのものである。な
お、カードがカード挿入口55に差し込まれていること
は、カードユニット50に設けられるカード投入表示ラ
ンプ54が点灯していることによりわかる。また、度数
表示LED16は、カードユニット50のカード挿入口
55に差し込まれたカードの残額が表示されるものであ
る。また、モード切換スイッチ18は、借り受けるべき
遊技玉を前記玉貸スイッチ15を操作して行なうマニュ
アルモードと、打球供給皿6の打玉の残量が前記玉検出
器9によって検出されなくなったときに自動的に遊技玉
を払出す自動モードと、のいずれかのモードに設定する
ものである。また、11は自動モードを表示する自動玉
貸表示器、12は玉貸が可能な旨を表示する玉貸可表示
器である。
【0018】ところで、前記ガラス扉枠5の後方であっ
て前面枠2の裏面には、遊技盤30が着脱自在に取付け
られている。この遊技盤30には、打玉を誘導する誘導
レール31がほぼ円状に設けられ、その誘導レール31
に囲まれる中側範囲が遊技領域32を構成し、その遊技
領域32に可変表示装置や可変入賞球装置および入賞口
等の遊技装置が配置されるものである。より詳細に説明
すると、遊技領域32のほぼ中央には、複数の回転ドラ
ム機構を内蔵する可変表示装置33が配置され、該可変
表示装置33の下部に始動入賞口34と可変入賞球装置
35とが配置されている。始動入賞口34は、可変表示
装置33の回転ドラム機構を回転せしめるためのもので
あり、このため、始動入賞口34に入賞した入賞玉は、
遊技盤30の裏面に導かれて図3に示すように、入賞玉
集合カバー体45に設けられる始動入賞玉検出器46に
よって検出されるようになっている。また、可変入賞球
装置35は、ソレノイド37によって開閉駆動される開
閉板36を有し、該開閉板36の内部が3つに区画さ
れ、そのうちの中央が特定入賞領域として設定され、そ
の特定入賞領域に特定入賞玉検出器38が臨み、左右に
入賞玉検出器39a,39bが臨設されている。また、
遊技盤30には、前記した構成以外にアウト口40が遊
技領域32の最下方に設けられ、遊技領域32の中央部
左右に入賞口42a,42bが設けられ、遊技領域32
の上部外側に払出ランプ43と玉切れランプ44とが設
けられている。
て前面枠2の裏面には、遊技盤30が着脱自在に取付け
られている。この遊技盤30には、打玉を誘導する誘導
レール31がほぼ円状に設けられ、その誘導レール31
に囲まれる中側範囲が遊技領域32を構成し、その遊技
領域32に可変表示装置や可変入賞球装置および入賞口
等の遊技装置が配置されるものである。より詳細に説明
すると、遊技領域32のほぼ中央には、複数の回転ドラ
ム機構を内蔵する可変表示装置33が配置され、該可変
表示装置33の下部に始動入賞口34と可変入賞球装置
35とが配置されている。始動入賞口34は、可変表示
装置33の回転ドラム機構を回転せしめるためのもので
あり、このため、始動入賞口34に入賞した入賞玉は、
遊技盤30の裏面に導かれて図3に示すように、入賞玉
集合カバー体45に設けられる始動入賞玉検出器46に
よって検出されるようになっている。また、可変入賞球
装置35は、ソレノイド37によって開閉駆動される開
閉板36を有し、該開閉板36の内部が3つに区画さ
れ、そのうちの中央が特定入賞領域として設定され、そ
の特定入賞領域に特定入賞玉検出器38が臨み、左右に
入賞玉検出器39a,39bが臨設されている。また、
遊技盤30には、前記した構成以外にアウト口40が遊
技領域32の最下方に設けられ、遊技領域32の中央部
左右に入賞口42a,42bが設けられ、遊技領域32
の上部外側に払出ランプ43と玉切れランプ44とが設
けられている。
【0019】遊技領域32内には、さらに、通常の入賞
口48,49a,49bが設けられている。可変入賞球
装置35の開閉板36内部に打玉が入賞した場合には1
5個の景品玉が払出され、始動入賞口34に打玉が入賞
した場合には5個の景品玉が払出され、それ以外の通常
の入賞口42a,42b,48,49a,49bに打玉
が入賞した場合には10個の景品玉が払出される。この
ように、遊技領域32には、打玉の入賞により払出され
る景品玉が互いに異なる複数種別に分類される複数の入
賞領域が設けられている。
口48,49a,49bが設けられている。可変入賞球
装置35の開閉板36内部に打玉が入賞した場合には1
5個の景品玉が払出され、始動入賞口34に打玉が入賞
した場合には5個の景品玉が払出され、それ以外の通常
の入賞口42a,42b,48,49a,49bに打玉
が入賞した場合には10個の景品玉が払出される。この
ように、遊技領域32には、打玉の入賞により払出され
る景品玉が互いに異なる複数種別に分類される複数の入
賞領域が設けられている。
【0020】上記のように構成される遊技盤30の遊技
内容は、打玉が始動入賞口34に入賞して始動入賞玉検
出器46をONさせると、可変表示装置33の回転ドラ
ム機構が回転を開始し、一定時間(たとえば5秒)が経
過したときにその回転を停止する。そして、停止時の可
変表示装置33に表示される図柄の組合せが予め定めら
れた大当り図柄の組合せであるときに特定遊技状態(大
当り遊技状態とも言う)となって可変入賞球装置35の
開閉板36を一定時間(たとえば30秒間)が経過する
まで、または所定個数(たとえば10個)の入賞玉が発
生するまで開放する。そして、開閉板36の開放中に打
玉が特定入賞領域に入賞して特定入賞玉検出器38をO
Nすると、継続権が発生し、再度開閉板36の上記した
開放動作を繰返す。この継続権の発生は、所定回数(た
とえば16回)許容される。したがって、大当り遊技状
態になると、短い間に多量の入賞玉を獲得するチャンス
がある。このように大当り遊技状態という遊技者にとっ
て極めて大きなチャンスは、可変表示装置33と1回の
可変表示結果に基づいて発生するため、打球供給皿6の
残留玉がほとんどなくなった時点で発生する場合もあ
り、このような場合、続けて打玉を発射させて打玉を可
変入賞球装置35の特定入賞領域に入賞させる必要があ
るにもかかわらず、打玉が打球供給皿6に残存していな
いので、あわてて玉貸スイッチ15を操作して遊技玉を
借受けなければならない。しかし、玉貸スイッチ15を
操作してから遊技玉が払出され、しかもその玉が発射さ
れて可変入賞球装置35の特定入賞領域に到達するまで
に多少の時間がかかるため、その時間の間に有利なチャ
ンス(継続権の成立)を逃してしまうという不都合があ
るが、本実施例においては、モード切換スイッチ18を
自動モードに設定しておれば、玉検出器9が打玉の不存
在を検出した時点で自動的に遊技玉を打球供給皿6に払
出すので、上記したような不都合は生じない。一方、上
記したような自動モードに設定してあっても単位時間当
たりの景品玉払出度数が高い状態となったとき、たとえ
ば、上記した大当り遊技状態となったときには、その後
すぐに景品玉が払出されるので、遊技玉を自動的に払出
す必要がなく、磁気カードにおける残余玉貸情報を無駄
に消費することがない。
内容は、打玉が始動入賞口34に入賞して始動入賞玉検
出器46をONさせると、可変表示装置33の回転ドラ
ム機構が回転を開始し、一定時間(たとえば5秒)が経
過したときにその回転を停止する。そして、停止時の可
変表示装置33に表示される図柄の組合せが予め定めら
れた大当り図柄の組合せであるときに特定遊技状態(大
当り遊技状態とも言う)となって可変入賞球装置35の
開閉板36を一定時間(たとえば30秒間)が経過する
まで、または所定個数(たとえば10個)の入賞玉が発
生するまで開放する。そして、開閉板36の開放中に打
玉が特定入賞領域に入賞して特定入賞玉検出器38をO
Nすると、継続権が発生し、再度開閉板36の上記した
開放動作を繰返す。この継続権の発生は、所定回数(た
とえば16回)許容される。したがって、大当り遊技状
態になると、短い間に多量の入賞玉を獲得するチャンス
がある。このように大当り遊技状態という遊技者にとっ
て極めて大きなチャンスは、可変表示装置33と1回の
可変表示結果に基づいて発生するため、打球供給皿6の
残留玉がほとんどなくなった時点で発生する場合もあ
り、このような場合、続けて打玉を発射させて打玉を可
変入賞球装置35の特定入賞領域に入賞させる必要があ
るにもかかわらず、打玉が打球供給皿6に残存していな
いので、あわてて玉貸スイッチ15を操作して遊技玉を
借受けなければならない。しかし、玉貸スイッチ15を
操作してから遊技玉が払出され、しかもその玉が発射さ
れて可変入賞球装置35の特定入賞領域に到達するまで
に多少の時間がかかるため、その時間の間に有利なチャ
ンス(継続権の成立)を逃してしまうという不都合があ
るが、本実施例においては、モード切換スイッチ18を
自動モードに設定しておれば、玉検出器9が打玉の不存
在を検出した時点で自動的に遊技玉を打球供給皿6に払
出すので、上記したような不都合は生じない。一方、上
記したような自動モードに設定してあっても単位時間当
たりの景品玉払出度数が高い状態となったとき、たとえ
ば、上記した大当り遊技状態となったときには、その後
すぐに景品玉が払出されるので、遊技玉を自動的に払出
す必要がなく、磁気カードにおける残余玉貸情報を無駄
に消費することがない。
【0021】ところで、遊技盤30の裏面には、図3に
示すように、遊技盤30の表面に設けられ、前記の各種
の入賞口または入賞球装置に入賞した入賞玉を誘導して
集合させる入賞玉集合カバー体45が設けられている。
この入賞玉集合カバー体45には、入賞玉を誘導するた
めの複数の誘導通路451,452,453,454,
455が設けられている。そして、通常の入賞口48,
42a,42b,49a,49bに入賞した入賞玉が誘
導通路451,452,453,454により誘導され
る。誘導通路451,452で誘導されてきた入賞玉
は、それぞれ誘導通路453,454により誘導され
る。始動入賞口34に入賞した入賞玉は、始動入賞玉検
出器46により検出された後、誘導通路453により誘
導される。可変入賞球装置35の開閉板36内部に入賞
した入賞玉のうち、特定入賞領域に入賞した入賞玉が特
定入賞玉検出器38により検出され、それ以外の入賞玉
が通常入賞玉検出器39a,39bにより検出される。
開閉板36内部に入賞した入賞玉は、誘導通路455に
より誘導される。
示すように、遊技盤30の表面に設けられ、前記の各種
の入賞口または入賞球装置に入賞した入賞玉を誘導して
集合させる入賞玉集合カバー体45が設けられている。
この入賞玉集合カバー体45には、入賞玉を誘導するた
めの複数の誘導通路451,452,453,454,
455が設けられている。そして、通常の入賞口48,
42a,42b,49a,49bに入賞した入賞玉が誘
導通路451,452,453,454により誘導され
る。誘導通路451,452で誘導されてきた入賞玉
は、それぞれ誘導通路453,454により誘導され
る。始動入賞口34に入賞した入賞玉は、始動入賞玉検
出器46により検出された後、誘導通路453により誘
導される。可変入賞球装置35の開閉板36内部に入賞
した入賞玉のうち、特定入賞領域に入賞した入賞玉が特
定入賞玉検出器38により検出され、それ以外の入賞玉
が通常入賞玉検出器39a,39bにより検出される。
開閉板36内部に入賞した入賞玉は、誘導通路455に
より誘導される。
【0022】このパチンコ遊技機1においては、前述し
たように、入賞領域の種別に応じて景品玉の払出個数が
異なっており、このような入賞玉の区別をするために、
特定入賞玉検出器38,通常入賞玉検出器39a,39
b,始動入賞玉検出器46からの検出信号が、遊技制御
回路基板199(図2参照)に送られるようになってい
る。また、入賞玉集合カバー体45の裏面には、遊技盤
30に設けられるスイッチ類、ランプ類、駆動源類等か
ら延びる配線を中継する遊技中継基板47が取付けられ
ている。
たように、入賞領域の種別に応じて景品玉の払出個数が
異なっており、このような入賞玉の区別をするために、
特定入賞玉検出器38,通常入賞玉検出器39a,39
b,始動入賞玉検出器46からの検出信号が、遊技制御
回路基板199(図2参照)に送られるようになってい
る。また、入賞玉集合カバー体45の裏面には、遊技盤
30に設けられるスイッチ類、ランプ類、駆動源類等か
ら延びる配線を中継する遊技中継基板47が取付けられ
ている。
【0023】上記のように構成されるパチンコ遊技機1
の側方に設けられるカードユニット50は、図1に示さ
れるように、使用可能状態であるか否かを表示する使用
可表示ランプ51と、カード内に記録された残額情報に
端数(100円未満の数)が存在する場合にその端数を
前記度数表示LED16に表示させるための端数表示ス
イッチ52と、当該カードユニット50がいずれの側の
パチンコ遊技機1に対応しているか否かを表示する連結
台方向表示器53と、カードがカードユニット50内に
投入中であることを表示するカード投入表示ランプ54
と、記録媒体としての磁気カードを挿入するカード挿入
口55と、該カード挿入口55の裏面に設けられるカー
ドリーダライタの機構を点検する場合に開放するための
カードユニット錠56と、が設けられている。そして、
このように構成されるカードユニット50は、独自の制
御回路によって制御されるものであるが、パチンコ遊技
機1側に設けられる前記スイッチ15、17、18、表
示LED16や、払出制御回路基板152とを接続する
必要があるためパチンコ遊技機1の裏面に設けられる後
述する機構板60には、インタフェース基板138が設
けられている。なお、カードユニット50をパチンコ遊
技機1に内蔵してもよい。
の側方に設けられるカードユニット50は、図1に示さ
れるように、使用可能状態であるか否かを表示する使用
可表示ランプ51と、カード内に記録された残額情報に
端数(100円未満の数)が存在する場合にその端数を
前記度数表示LED16に表示させるための端数表示ス
イッチ52と、当該カードユニット50がいずれの側の
パチンコ遊技機1に対応しているか否かを表示する連結
台方向表示器53と、カードがカードユニット50内に
投入中であることを表示するカード投入表示ランプ54
と、記録媒体としての磁気カードを挿入するカード挿入
口55と、該カード挿入口55の裏面に設けられるカー
ドリーダライタの機構を点検する場合に開放するための
カードユニット錠56と、が設けられている。そして、
このように構成されるカードユニット50は、独自の制
御回路によって制御されるものであるが、パチンコ遊技
機1側に設けられる前記スイッチ15、17、18、表
示LED16や、払出制御回路基板152とを接続する
必要があるためパチンコ遊技機1の裏面に設けられる後
述する機構板60には、インタフェース基板138が設
けられている。なお、カードユニット50をパチンコ遊
技機1に内蔵してもよい。
【0024】次に、パチンコ遊技機1の裏面の構造につ
いて、図2に基づいて説明する。パチンコ遊技機の機構
板60には、その上部に玉タンク65が設けられ、パチ
ンコ遊技機1が遊技機設置島に設置された状態でその上
方からパチンコ玉がこの玉タンク65内に供給される。
67は玉欠乏検出器である。この玉タンク65内に貯留
されているパチンコ玉が玉払出装置97に供給され、こ
の玉払出装置97が作動することにより玉が打球供給皿
6内に払出される。
いて、図2に基づいて説明する。パチンコ遊技機の機構
板60には、その上部に玉タンク65が設けられ、パチ
ンコ遊技機1が遊技機設置島に設置された状態でその上
方からパチンコ玉がこの玉タンク65内に供給される。
67は玉欠乏検出器である。この玉タンク65内に貯留
されているパチンコ玉が玉払出装置97に供給され、こ
の玉払出装置97が作動することにより玉が打球供給皿
6内に払出される。
【0025】機構板60には、さらに、払出制御回路基
板用の基板ボックス149と、遊技制御を行なうための
遊技制御基板199を収納する遊技制御基板ボックス1
98とが設けられている。図中33は可変表示装置であ
り、47は遊技中継基板である。遊技領域に打込まれて
入賞領域あるいは可変入賞球装置内に入賞した入賞玉
は、入賞玉処理装置115により処理され、その入賞玉
1個につき所定個数の景品玉が玉払出装置97から払出
される。
板用の基板ボックス149と、遊技制御を行なうための
遊技制御基板199を収納する遊技制御基板ボックス1
98とが設けられている。図中33は可変表示装置であ
り、47は遊技中継基板である。遊技領域に打込まれて
入賞領域あるいは可変入賞球装置内に入賞した入賞玉
は、入賞玉処理装置115により処理され、その入賞玉
1個につき所定個数の景品玉が玉払出装置97から払出
される。
【0026】196は打球発射装置であり、発射モータ
197の回転力を利用して打玉が1つずつ遊技領域に発
射される。図2において、パチンコ遊技機1の上方隅部
分に、ターミナル基板78が設けられている。このター
ミナル基板は、外部電源と接続するための電源コネクタ
80および電源スイッチ81が設けられている。さら
に、ターミナル基板78は、玉切れ情報出力端子79
a、発射制御信号入力端子79b、玉貸情報出力端子7
9c、補給情報出力端子79dが設けられている。
197の回転力を利用して打玉が1つずつ遊技領域に発
射される。図2において、パチンコ遊技機1の上方隅部
分に、ターミナル基板78が設けられている。このター
ミナル基板は、外部電源と接続するための電源コネクタ
80および電源スイッチ81が設けられている。さら
に、ターミナル基板78は、玉切れ情報出力端子79
a、発射制御信号入力端子79b、玉貸情報出力端子7
9c、補給情報出力端子79dが設けられている。
【0027】前記遊技制御基板ボックス198には、前
記可変表示装置33が予め定められた特定の表示態様と
なり前記特定遊技状態が発生する確率を入力設定するた
めのキースイッチ200が設けられており、遊技場の係
員が所定のキーをこのキースイッチ200に挿入した状
態で操作することにより、前記確率を、たとえば高確
率,中確率,低確率の3段階に設定することができる。
そして、その確率の設定状態が設定確率表示LED20
1により表示される。
記可変表示装置33が予め定められた特定の表示態様と
なり前記特定遊技状態が発生する確率を入力設定するた
めのキースイッチ200が設けられており、遊技場の係
員が所定のキーをこのキースイッチ200に挿入した状
態で操作することにより、前記確率を、たとえば高確
率,中確率,低確率の3段階に設定することができる。
そして、その確率の設定状態が設定確率表示LED20
1により表示される。
【0028】パチンコ遊技機1の側部に設けられている
カードユニット50には、玉貸額設定スイッチ213が
設けられており、遊技場の係員がこの玉貸額設定スイッ
チ213を操作することにより、1回の玉貸動作に伴っ
て貸し出される玉貸額が設定される。
カードユニット50には、玉貸額設定スイッチ213が
設けられており、遊技場の係員がこの玉貸額設定スイッ
チ213を操作することにより、1回の玉貸動作に伴っ
て貸し出される玉貸額が設定される。
【0029】次に、パチンコ遊技機1の背面に設けられ
る機構板60の構成について、図4ないし図7を参照し
て説明する。図4は機構板60の背面図であり、図5は
機構板60に設けられる玉払出装置97部分の背面から
見た正面図であり、図6は玉払出装置97の分解図であ
り、図7(A)は、玉払出装置97の側面から見た断面
図であり、図7(B)は、玉払出装置97の前方から見
た断面図である。
る機構板60の構成について、図4ないし図7を参照し
て説明する。図4は機構板60の背面図であり、図5は
機構板60に設けられる玉払出装置97部分の背面から
見た正面図であり、図6は玉払出装置97の分解図であ
り、図7(A)は、玉払出装置97の側面から見た断面
図であり、図7(B)は、玉払出装置97の前方から見
た断面図である。
【0030】また、図において、機構板60は、主とし
て景品玉を貯留する玉タンク65とその玉タンク65に
貯留された景品玉を下流側に整列しながら誘導する玉整
列レール69とが設けられる上部ベースユニット61
と、主として入賞に基づく景品玉を払出す玉払出装置9
7が設けられる中間ベースユニット62と、主として遊
技盤30に打込まれた入賞玉を含む打玉を処理する処理
機構が設けられる下部ベースユニット63と、に分割形
成したものを組付けて構成される。上記したように3つ
のベースユニット61〜63を組付けて構成した本実施
例の機構板60においては、図4に示されるように、背
面から見て全体として「コ」字状となっており、機構板
60を閉じた状態において遊技盤30の1側辺部が開放
された状態となる。このため、遊技盤30の裏面構造が
複雑(遊技盤にあっては、入賞装置の後方突出面積およ
び突出量の多いものがあり、また配線の複雑なものもあ
る)なものであっても、機構板60の開閉動作をスムー
ズに行なうことができる。なお、図示の実施例では、中
間ベースユニット62の反対側に上部ベースユニット6
1と下部ベースユニット63とを連結する連結仮部材6
4が設けられているが、この連結仮部材64は、必ずし
も必要ではなく、前記入賞玉集合カバー体45の構造に
よっては、必要とされないものもある。
て景品玉を貯留する玉タンク65とその玉タンク65に
貯留された景品玉を下流側に整列しながら誘導する玉整
列レール69とが設けられる上部ベースユニット61
と、主として入賞に基づく景品玉を払出す玉払出装置9
7が設けられる中間ベースユニット62と、主として遊
技盤30に打込まれた入賞玉を含む打玉を処理する処理
機構が設けられる下部ベースユニット63と、に分割形
成したものを組付けて構成される。上記したように3つ
のベースユニット61〜63を組付けて構成した本実施
例の機構板60においては、図4に示されるように、背
面から見て全体として「コ」字状となっており、機構板
60を閉じた状態において遊技盤30の1側辺部が開放
された状態となる。このため、遊技盤30の裏面構造が
複雑(遊技盤にあっては、入賞装置の後方突出面積およ
び突出量の多いものがあり、また配線の複雑なものもあ
る)なものであっても、機構板60の開閉動作をスムー
ズに行なうことができる。なお、図示の実施例では、中
間ベースユニット62の反対側に上部ベースユニット6
1と下部ベースユニット63とを連結する連結仮部材6
4が設けられているが、この連結仮部材64は、必ずし
も必要ではなく、前記入賞玉集合カバー体45の構造に
よっては、必要とされないものもある。
【0031】そこで、以下、機構板60の構成につい
て、各ベースユニット毎に説明する。まず、上部ベース
ユニット61には、図4に示すように、多量の景品玉を
貯留する玉タンク65と、該玉タンク65から供給され
る景品玉を複数列(本実施の形態の場合2列)に整列し
て流下させる玉整列レール69と、該玉整列レール69
によって誘導された景品玉を後述する玉払出装置97に
向けて方向転換するカーブ樋74と、そのカーブ樋74
の上方に設けられたターミナル基板78がそれぞれ所定
の位置に設けられている。
て、各ベースユニット毎に説明する。まず、上部ベース
ユニット61には、図4に示すように、多量の景品玉を
貯留する玉タンク65と、該玉タンク65から供給され
る景品玉を複数列(本実施の形態の場合2列)に整列し
て流下させる玉整列レール69と、該玉整列レール69
によって誘導された景品玉を後述する玉払出装置97に
向けて方向転換するカーブ樋74と、そのカーブ樋74
の上方に設けられたターミナル基板78がそれぞれ所定
の位置に設けられている。
【0032】玉タンク65は、その左右両側に突設され
た取付片によって上部ベースユニット61の所定の位置
(この位置には、玉タンク65の側面形状に沿った凹部
が形成されている)にビスで取付けられるようになって
いる。また、玉タンク65は、上面が開放したボックス
状に形成されるとともに、その底面下流側に玉整列レー
ル69と連通する落下口68が開設され、その落下口6
8に向かって傾斜する複数の傾斜底面によって底面が形
成されている。また、落下口68の上部の傾斜底面に
は、揺動自在に軸支される玉欠乏検知レバー66が設け
られ、その玉欠乏検知レバー66の下方に、玉欠乏検出
器67が固定されている。この玉欠乏検出器67は、玉
タンク65内に景品玉が不足したときに遊技場に設けら
れる管理コンピュータ(図示せず)に景品玉補給要求信
号を導出するとともに、遊技盤30に設けられる玉切れ
ランプ44を点灯するようになっている。なお、玉欠乏
検知レバー66は、玉タンク65内の景品玉が載置して
いるときに玉欠乏検出器67をOFFとし、玉タンク6
5内の景品玉が不足して載置しなくなったときに玉欠乏
検出器67をONして上記信号を出力するようになって
いる。また、玉欠乏検出器67から延びる配線は、一旦
ターミナル基板78に中継接続された後、ターミナル基
板78からホール用管理コンピュータに出力線が接続さ
れるようになっている。
た取付片によって上部ベースユニット61の所定の位置
(この位置には、玉タンク65の側面形状に沿った凹部
が形成されている)にビスで取付けられるようになって
いる。また、玉タンク65は、上面が開放したボックス
状に形成されるとともに、その底面下流側に玉整列レー
ル69と連通する落下口68が開設され、その落下口6
8に向かって傾斜する複数の傾斜底面によって底面が形
成されている。また、落下口68の上部の傾斜底面に
は、揺動自在に軸支される玉欠乏検知レバー66が設け
られ、その玉欠乏検知レバー66の下方に、玉欠乏検出
器67が固定されている。この玉欠乏検出器67は、玉
タンク65内に景品玉が不足したときに遊技場に設けら
れる管理コンピュータ(図示せず)に景品玉補給要求信
号を導出するとともに、遊技盤30に設けられる玉切れ
ランプ44を点灯するようになっている。なお、玉欠乏
検知レバー66は、玉タンク65内の景品玉が載置して
いるときに玉欠乏検出器67をOFFとし、玉タンク6
5内の景品玉が不足して載置しなくなったときに玉欠乏
検出器67をONして上記信号を出力するようになって
いる。また、玉欠乏検出器67から延びる配線は、一旦
ターミナル基板78に中継接続された後、ターミナル基
板78からホール用管理コンピュータに出力線が接続さ
れるようになっている。
【0033】上記した玉タンク65の下流側に配置され
る玉整列レール69は、上部ベースユニット61の一端
から他端に向けて傾斜状に取付けられ、その内部中央に
仕切壁69aが立設されている。この仕切壁69aは、
玉タンク65の落下口68から流出した景品玉を下流に
向かうに従って確実に左右2列に整列させるために徐々
に高く形成されている。また、玉整列レール69の下流
側上部には、玉ならし部材70が垂下され、玉整列レー
ル69上を上下2段となって流下する景品玉を1段とす
るようになっている。さらに、玉ならし部材70の下流
側に玉止め金具71と玉ならし金具72とが設けられて
いる。玉止め金具71は、故障や点検時に玉整列レール
69に貯留された玉を一時的に止めておくためのもので
あり、玉ならし金具72は、最終的に玉を1段に整列す
るものである。また、玉整列レール69を機構板60に
止着する際に、玉整列レール69の上流端側方に形成さ
れる調節長穴73の止着位置を調節することにより、玉
整列レール69の傾斜角度を調節することができる。
る玉整列レール69は、上部ベースユニット61の一端
から他端に向けて傾斜状に取付けられ、その内部中央に
仕切壁69aが立設されている。この仕切壁69aは、
玉タンク65の落下口68から流出した景品玉を下流に
向かうに従って確実に左右2列に整列させるために徐々
に高く形成されている。また、玉整列レール69の下流
側上部には、玉ならし部材70が垂下され、玉整列レー
ル69上を上下2段となって流下する景品玉を1段とす
るようになっている。さらに、玉ならし部材70の下流
側に玉止め金具71と玉ならし金具72とが設けられて
いる。玉止め金具71は、故障や点検時に玉整列レール
69に貯留された玉を一時的に止めておくためのもので
あり、玉ならし金具72は、最終的に玉を1段に整列す
るものである。また、玉整列レール69を機構板60に
止着する際に、玉整列レール69の上流端側方に形成さ
れる調節長穴73の止着位置を調節することにより、玉
整列レール69の傾斜角度を調節することができる。
【0034】さらに、整列レール69の下流側には、逆
「く」字状の通路が形成されるカーブ樋74が接続され
ている。このカーブ樋74は、玉整列レール69によっ
て前後方向(機構板60の背面から見て)2列に流下さ
れる景品玉を左右方向(同じく機構板60の背面から見
て)2列に流下するように方向転換するとともに、その
屈曲部に玉抜き口が形成され、その玉抜き口を玉抜き弁
75で開閉自在に閉塞するように構成されている。玉抜
き弁75は、パチンコ遊技機1の前面から玉抜きピンを
差し込む操作により玉抜き口を閉塞したり開放したりす
るものである。また、玉抜き口の下部には、玉抜き上部
通路76が形成されている。
「く」字状の通路が形成されるカーブ樋74が接続され
ている。このカーブ樋74は、玉整列レール69によっ
て前後方向(機構板60の背面から見て)2列に流下さ
れる景品玉を左右方向(同じく機構板60の背面から見
て)2列に流下するように方向転換するとともに、その
屈曲部に玉抜き口が形成され、その玉抜き口を玉抜き弁
75で開閉自在に閉塞するように構成されている。玉抜
き弁75は、パチンコ遊技機1の前面から玉抜きピンを
差し込む操作により玉抜き口を閉塞したり開放したりす
るものである。また、玉抜き口の下部には、玉抜き上部
通路76が形成されている。
【0035】上部ベースユニット61には、上記した構
成以外にターミナル基板78が設けられるが、このター
ミナル基板78は、外部電源供給線が接続される電源コ
ネクタ80、電源スイッチ81、外部(たとえばホール
用管理コンピュータ)とパチンコ遊技機1との間の信号
線を接続する玉切れ情報出力端子79aと発射制御信号
入力端子79bと玉貸情報出力端子79cと補給情報出
力端子79d等が設けられたプリント配線基板によって
構成されるものである。
成以外にターミナル基板78が設けられるが、このター
ミナル基板78は、外部電源供給線が接続される電源コ
ネクタ80、電源スイッチ81、外部(たとえばホール
用管理コンピュータ)とパチンコ遊技機1との間の信号
線を接続する玉切れ情報出力端子79aと発射制御信号
入力端子79bと玉貸情報出力端子79cと補給情報出
力端子79d等が設けられたプリント配線基板によって
構成されるものである。
【0036】また、上部ベースユニット61には、前記
カーブ樋74の下部左右に連結突部77が突接されてい
る。この連結突部77は、中間ベースユニット62の上
端に形成される連結凹突部82が嵌入されるものであ
り、上部ベースユニット61と中間ベースユニット62
とを組付けるものである。具体的には、連結凹突部82
には、連結突部77を嵌入する凹部が形成され、該凹部
を連結突部77に嵌合させた後、連結凹突部82の上方
からビスで一体的に螺着することにより、上部ベースユ
ニット61と中間ベースユニット62とを強固に連結す
るものである。
カーブ樋74の下部左右に連結突部77が突接されてい
る。この連結突部77は、中間ベースユニット62の上
端に形成される連結凹突部82が嵌入されるものであ
り、上部ベースユニット61と中間ベースユニット62
とを組付けるものである。具体的には、連結凹突部82
には、連結突部77を嵌入する凹部が形成され、該凹部
を連結突部77に嵌合させた後、連結凹突部82の上方
からビスで一体的に螺着することにより、上部ベースユ
ニット61と中間ベースユニット62とを強固に連結す
るものである。
【0037】次に、中間ベースユニット62の構成につ
いて、図5を参照して説明する。図5において、中間ベ
ースユニット62の上下には、連結凹突部82が形成さ
れるとともに、その側方に玉抜き中間通路83が形成さ
れている。連結凹突部82は、上部ベースユニット61
および下部ベースユニット63と中間ベースユニット6
2を連結固定するものであり、前記したように上部ベー
スユニット61の連結突部77に上部の連結凹突部82
を連結固定させるとともに、後述する下部ベースユニッ
ト63の連結突部102に下部の連結凹突部82を連結
固定させることにより、上部ベースユニット61と中間
ベースユニット62と下部ベースユニット63とを一体
的に連結するものである。なお、下部ベースユニット6
3の連結突部102と下部の連結凹突部82との連結固
定の仕方は、上部ベースユニット61の連結突部77と
上部の連結凹突部82の連結固定の仕方と同じである。
また、玉抜き中間通路83は、前記玉抜き上部通路76
と連通するものであって上記玉抜き弁75によって玉抜
きされた景品玉を流下させるものである。
いて、図5を参照して説明する。図5において、中間ベ
ースユニット62の上下には、連結凹突部82が形成さ
れるとともに、その側方に玉抜き中間通路83が形成さ
れている。連結凹突部82は、上部ベースユニット61
および下部ベースユニット63と中間ベースユニット6
2を連結固定するものであり、前記したように上部ベー
スユニット61の連結突部77に上部の連結凹突部82
を連結固定させるとともに、後述する下部ベースユニッ
ト63の連結突部102に下部の連結凹突部82を連結
固定させることにより、上部ベースユニット61と中間
ベースユニット62と下部ベースユニット63とを一体
的に連結するものである。なお、下部ベースユニット6
3の連結突部102と下部の連結凹突部82との連結固
定の仕方は、上部ベースユニット61の連結突部77と
上部の連結凹突部82の連結固定の仕方と同じである。
また、玉抜き中間通路83は、前記玉抜き上部通路76
と連通するものであって上記玉抜き弁75によって玉抜
きされた景品玉を流下させるものである。
【0038】ところで、中間ベースユニット62には、
その上部に通路体84が止着され、該通路体84の下方
に玉払出装置97が固着される。より詳細に説明する
と、通路体84は、前記カーブ樋74によって流下方向
を左右に変換された2列の景品玉を流下させる景品玉通
路86a,86bを有し、その景品玉通路86a,86
bの上流側に玉切れスイッチ87a,87bが臨むよう
になっている。この玉切れスイッチ87a,87bは、
景品玉通路86a,86b内の景品玉の有無を検出する
もので、いずれか一方の玉切れスイッチ87a,87b
が景品玉を検出しなくなったときには、景品玉払出装置
97の図示していないステッピングモータの回転を停止
して景品玉の払出を不能動化させるようになっている。
なお、玉切れスイッチ87a,87bは、景品玉払出装
置97から2列の景品玉通路86a,86b内に27〜
28個の景品玉を検出する位置に係止片88によって係
止されるようになっている。
その上部に通路体84が止着され、該通路体84の下方
に玉払出装置97が固着される。より詳細に説明する
と、通路体84は、前記カーブ樋74によって流下方向
を左右に変換された2列の景品玉を流下させる景品玉通
路86a,86bを有し、その景品玉通路86a,86
bの上流側に玉切れスイッチ87a,87bが臨むよう
になっている。この玉切れスイッチ87a,87bは、
景品玉通路86a,86b内の景品玉の有無を検出する
もので、いずれか一方の玉切れスイッチ87a,87b
が景品玉を検出しなくなったときには、景品玉払出装置
97の図示していないステッピングモータの回転を停止
して景品玉の払出を不能動化させるようになっている。
なお、玉切れスイッチ87a,87bは、景品玉払出装
置97から2列の景品玉通路86a,86b内に27〜
28個の景品玉を検出する位置に係止片88によって係
止されるようになっている。
【0039】また、通路体84は、その中央部で左右に
湾曲状となって内部を流下する景品玉の玉圧を弱めるよ
うに形成されるとともに、その湾曲部の中央に止め穴8
9が形成されている。止め穴89の裏面には、中間ベー
スユニット62に突設される取付ボス(図示せず)が嵌
入されるようになっており、止め穴89を取付ボスに嵌
入した後に止めネジを螺着して通路体84を中間ベース
ユニット62に固定するようになっている。なお、止め
ネジを螺着する前に、中間ベースユニット62に突設さ
れる係止突片85によって通路体84を所定の位置に装
着することができるようになっており、このような装着
を終えてから、止めネジを螺着することにより、最終的
に通路体84を中間ベースユニット62に固定するもの
である。
湾曲状となって内部を流下する景品玉の玉圧を弱めるよ
うに形成されるとともに、その湾曲部の中央に止め穴8
9が形成されている。止め穴89の裏面には、中間ベー
スユニット62に突設される取付ボス(図示せず)が嵌
入されるようになっており、止め穴89を取付ボスに嵌
入した後に止めネジを螺着して通路体84を中間ベース
ユニット62に固定するようになっている。なお、止め
ネジを螺着する前に、中間ベースユニット62に突設さ
れる係止突片85によって通路体84を所定の位置に装
着することができるようになっており、このような装着
を終えてから、止めネジを螺着することにより、最終的
に通路体84を中間ベースユニット62に固定するもの
である。
【0040】さらに、通路体84の下方には、玉止め装
置90が設けられている。この玉止め装置90は、支軸
93によって揺動自在に軸支されかつその先端のストッ
パ部(図示省略)が穴(図示省略)を介して景品玉通路
86a,86bに出没するストッパ片91と、そのスト
ッパ片91の上部後方に形成される係合部94と係合す
る作動ピン95と、その作動ピン95に周設されスプリ
ング96とから構成され、作動ピン95が上下方向にス
ライド自在に支持されている。そして、玉払出装置97
が正常な状態で装着された通常の使用状態においては、
作動ピン95の下端が玉払出装置97のケース98に当
接してスプリング96の付勢力に抗して押上げられた作
動ピン95の中程と係合部94とが係合してストッパ片
91を景品玉通路86a,86bから退避させる方向に
回動させているので、景品玉通路86a,86bを流下
する景品玉は、下流側の玉払出装置97に供給される。
一方、玉払出装置97が逆方向に装着された状態では、
作動ピン97の下端がケース98に形成される穴99に
落ち込むので、作動ピン95がスプリング96の付勢力
により下方に移動するので、作動ピン95の中程と係合
部94との係合状態が解除されるため、ストッパ片91
の前記ストッパ部が前記穴から景品玉通路86a,86
bに突出するようになり、これがため、景品玉通路86
a,86bを流下する景品玉は、下流側の玉払出装置9
7に供給されることはない。このように、玉止め装置9
0は、玉払出装置97に景品玉を供給したり、あるいは
その供給を停止したりするものであるが、たとえば、玉
払出装置97が故障したときに、玉払出装置97を取り
外すことにより自動的に景品玉の流下を停止し、従来の
ように、すべての景品玉の玉抜き操作を終了してからで
ないと玉払出装置97を取り外すことができないものに
比較して、極めて簡単かつ迅速に玉払出装置97を取り
外すことができる。また、図示の玉払出装置97は、直
方体状のケース98に収納されているため、その上下方
向に正常な方向がわかりずらく、上下逆方向に取付ける
場合があるが、このような場合にも、前述したように誤
って逆方向に装着した場合には、景品玉の流下を停止す
るようになっている。
置90が設けられている。この玉止め装置90は、支軸
93によって揺動自在に軸支されかつその先端のストッ
パ部(図示省略)が穴(図示省略)を介して景品玉通路
86a,86bに出没するストッパ片91と、そのスト
ッパ片91の上部後方に形成される係合部94と係合す
る作動ピン95と、その作動ピン95に周設されスプリ
ング96とから構成され、作動ピン95が上下方向にス
ライド自在に支持されている。そして、玉払出装置97
が正常な状態で装着された通常の使用状態においては、
作動ピン95の下端が玉払出装置97のケース98に当
接してスプリング96の付勢力に抗して押上げられた作
動ピン95の中程と係合部94とが係合してストッパ片
91を景品玉通路86a,86bから退避させる方向に
回動させているので、景品玉通路86a,86bを流下
する景品玉は、下流側の玉払出装置97に供給される。
一方、玉払出装置97が逆方向に装着された状態では、
作動ピン97の下端がケース98に形成される穴99に
落ち込むので、作動ピン95がスプリング96の付勢力
により下方に移動するので、作動ピン95の中程と係合
部94との係合状態が解除されるため、ストッパ片91
の前記ストッパ部が前記穴から景品玉通路86a,86
bに突出するようになり、これがため、景品玉通路86
a,86bを流下する景品玉は、下流側の玉払出装置9
7に供給されることはない。このように、玉止め装置9
0は、玉払出装置97に景品玉を供給したり、あるいは
その供給を停止したりするものであるが、たとえば、玉
払出装置97が故障したときに、玉払出装置97を取り
外すことにより自動的に景品玉の流下を停止し、従来の
ように、すべての景品玉の玉抜き操作を終了してからで
ないと玉払出装置97を取り外すことができないものに
比較して、極めて簡単かつ迅速に玉払出装置97を取り
外すことができる。また、図示の玉払出装置97は、直
方体状のケース98に収納されているため、その上下方
向に正常な方向がわかりずらく、上下逆方向に取付ける
場合があるが、このような場合にも、前述したように誤
って逆方向に装着した場合には、景品玉の流下を停止す
るようになっている。
【0041】中間ベースユニット62の下方に装着され
る玉払出装置97は、直方体状のケース98の内部に収
納されて構成されるが、ケース98の左右4箇所の係合
突部180(図6参照)を中間ベースユニット62に形
成される位置決め突片100に当接させ、その状態で中
間ベースユニット62の下部に形成される弾性係合片1
01によってケース98の下端を係合することにより装
着される。また、ケース98内に構成される玉払出装置
97の具体的な構成は、次に詳細に説明するが、ステッ
ピングモータ189によってスクリュー188を回転せ
しめて、玉を1個ずつ計数しながら払出す形式のもので
ある。そして、この玉払出装置97によって払出される
玉は、入賞に基づく景品玉だけではなく、貸し出すべき
遊技玉も玉払出装置97によって払出されるようになっ
ている。
る玉払出装置97は、直方体状のケース98の内部に収
納されて構成されるが、ケース98の左右4箇所の係合
突部180(図6参照)を中間ベースユニット62に形
成される位置決め突片100に当接させ、その状態で中
間ベースユニット62の下部に形成される弾性係合片1
01によってケース98の下端を係合することにより装
着される。また、ケース98内に構成される玉払出装置
97の具体的な構成は、次に詳細に説明するが、ステッ
ピングモータ189によってスクリュー188を回転せ
しめて、玉を1個ずつ計数しながら払出す形式のもので
ある。そして、この玉払出装置97によって払出される
玉は、入賞に基づく景品玉だけではなく、貸し出すべき
遊技玉も玉払出装置97によって払出されるようになっ
ている。
【0042】そこで、玉払出装置97の構成について図
6ないし図7を参照して説明すると、玉払出装置97の
ケース98は、図6に示すように、左右2つに分割形成
され、それぞれの分割ケース98a,98bに玉供給路
181a,181bが形成されている。玉供給路181
a,181bは、その内部で湾曲面182a,182b
となって後方に向かって湾曲しており、その湾曲面18
2a,182bの終端の下方に玉送り水平路184a,
184bが形成され、さらに玉送り水平路184a,1
84bの終端に玉排出路183a,183bが形成され
ている。これらの玉供給路181a,181b、玉送り
水平路184a,184b、および玉排出路183a,
183bは、分割ケース98a,98bを前後に区画す
る区画壁195a,195bの前方に形成されている。
また、分割ケース98a,98bの前方には、玉圧緩衝
部材185が挾持されるようになっている。この玉圧緩
衝部材185は、前記通路体84の景品玉通路86a,
86bから供給される景品玉を、図7(B)に示すよう
に、左右側方に振り分けて玉供給路181a,181b
に誘導するとともに、その下方部に発光素子186(L
ED)と受光素子187とが設けられている。発光素子
186と受光素子187とは、所定の間隔をあけて設け
られ、この間隔内に次に説明する回転体の一例のスクリ
ュー188の先端が挿入されるようになっている。な
お、玉圧緩衝部材185は、分割ケース98a,98b
を張り合わせたときに、完全に内部に収納固定されるよ
うになっている。
6ないし図7を参照して説明すると、玉払出装置97の
ケース98は、図6に示すように、左右2つに分割形成
され、それぞれの分割ケース98a,98bに玉供給路
181a,181bが形成されている。玉供給路181
a,181bは、その内部で湾曲面182a,182b
となって後方に向かって湾曲しており、その湾曲面18
2a,182bの終端の下方に玉送り水平路184a,
184bが形成され、さらに玉送り水平路184a,1
84bの終端に玉排出路183a,183bが形成され
ている。これらの玉供給路181a,181b、玉送り
水平路184a,184b、および玉排出路183a,
183bは、分割ケース98a,98bを前後に区画す
る区画壁195a,195bの前方に形成されている。
また、分割ケース98a,98bの前方には、玉圧緩衝
部材185が挾持されるようになっている。この玉圧緩
衝部材185は、前記通路体84の景品玉通路86a,
86bから供給される景品玉を、図7(B)に示すよう
に、左右側方に振り分けて玉供給路181a,181b
に誘導するとともに、その下方部に発光素子186(L
ED)と受光素子187とが設けられている。発光素子
186と受光素子187とは、所定の間隔をあけて設け
られ、この間隔内に次に説明する回転体の一例のスクリ
ュー188の先端が挿入されるようになっている。な
お、玉圧緩衝部材185は、分割ケース98a,98b
を張り合わせたときに、完全に内部に収納固定されるよ
うになっている。
【0043】また、前記玉送り水平路184a,184
bの間には、ステッピングモータ189によって回転せ
しめられるスクリュー188が配置されている。すなわ
ち、区画壁195a,195bの後方に形成される固定
溝191a,191bにステッピングモータ189を固
定するモータ固定板190を嵌合固定し、ステッピング
モータ189のモータ軸を区画壁195a,195bの
前方に突出させて、その突出前方にスクリュー188が
固定されるものである。スクリュー188の外周には、
ステッピングモータ189の回転により玉送り水平路1
84a,184bに載置された景品玉を前方に移動せし
めるような螺旋突起188aが突設されるとともに、ス
クリュー188の先端には、前記発光素子186を被覆
する凹部が形成され、その凹部に2つの切欠部192が
形成されている。この切欠部192は、180度の対称
位置に形成されているので、スクリュー188が1回転
する間に、発光素子186からの光が切欠部192を介
して2回受光素子187によって検出されるようになっ
ている。なお、前記発光素子186、受光素子187、
およびステッピングモータ189からの配線193は、
まとめられてケース98の後部下方に形成された引出穴
から外部に引出されてコネクタ194に結線される。
bの間には、ステッピングモータ189によって回転せ
しめられるスクリュー188が配置されている。すなわ
ち、区画壁195a,195bの後方に形成される固定
溝191a,191bにステッピングモータ189を固
定するモータ固定板190を嵌合固定し、ステッピング
モータ189のモータ軸を区画壁195a,195bの
前方に突出させて、その突出前方にスクリュー188が
固定されるものである。スクリュー188の外周には、
ステッピングモータ189の回転により玉送り水平路1
84a,184bに載置された景品玉を前方に移動せし
めるような螺旋突起188aが突設されるとともに、ス
クリュー188の先端には、前記発光素子186を被覆
する凹部が形成され、その凹部に2つの切欠部192が
形成されている。この切欠部192は、180度の対称
位置に形成されているので、スクリュー188が1回転
する間に、発光素子186からの光が切欠部192を介
して2回受光素子187によって検出されるようになっ
ている。なお、前記発光素子186、受光素子187、
およびステッピングモータ189からの配線193は、
まとめられてケース98の後部下方に形成された引出穴
から外部に引出されてコネクタ194に結線される。
【0044】上記のように構成される玉払出装置97に
おいては、玉供給路181a,181bから供給される
景品玉が玉送り水平路184a,184bの後端部に供
給された位置で停止された状態において、ステッピング
モータ189の回転を開始すると、スクリュー188の
螺旋突起188aにより景品玉が玉送り水平路184
a,184b上を前方に向かって移動し、遂には、玉送
り水平路184a,184bの終端から玉排出路183
a,183bに向けて落下する。このとき、左右の玉送
り水平路184aと184bからの景品玉の落下は、交
互に行なわれるが、この交互の落下は、スクリュー18
8が半回転する毎に一方から1個の景品玉が落下するの
で、結局1個の景品玉が落下する毎に発光素子186か
らの光が受光素子187によって検出されることにな
る。このため、受光素子187によって検出された信号
数が予め定められた景品玉数(1個の入賞に対応する)
に到達したときにステッピングモータ189の駆動を停
止するように制御することにより、正確に入賞に対応す
る景品玉を払出すことができる。なお、回転体として
は、スクリュー188の他に、回転することにより玉を
下方に流下させるスプロケット等でもよい。
おいては、玉供給路181a,181bから供給される
景品玉が玉送り水平路184a,184bの後端部に供
給された位置で停止された状態において、ステッピング
モータ189の回転を開始すると、スクリュー188の
螺旋突起188aにより景品玉が玉送り水平路184
a,184b上を前方に向かって移動し、遂には、玉送
り水平路184a,184bの終端から玉排出路183
a,183bに向けて落下する。このとき、左右の玉送
り水平路184aと184bからの景品玉の落下は、交
互に行なわれるが、この交互の落下は、スクリュー18
8が半回転する毎に一方から1個の景品玉が落下するの
で、結局1個の景品玉が落下する毎に発光素子186か
らの光が受光素子187によって検出されることにな
る。このため、受光素子187によって検出された信号
数が予め定められた景品玉数(1個の入賞に対応する)
に到達したときにステッピングモータ189の駆動を停
止するように制御することにより、正確に入賞に対応す
る景品玉を払出すことができる。なお、回転体として
は、スクリュー188の他に、回転することにより玉を
下方に流下させるスプロケット等でもよい。
【0045】次に、下部ベースユニット63の構成につ
いて説明する。図4において、下部ベースユニット63
の前面側(遊技盤30に当接する側)には、そのほぼ中
程に入賞玉集合樋103が傾斜状に設けられている。こ
の入賞玉集合樋103は、遊技盤30の可変入賞球装置
35等に入賞した入賞玉を受け止めて後述する入賞玉処
理装置115に誘導するものであり、その下流側が入賞
玉を1個ずつ流下させる入賞玉誘導通路105となって
いる。なお、入賞玉集合樋103の傾斜に沿ってゴミ排
出穴104が形成されている。また、入賞玉集合樋10
3の下方には、遊技盤32に設けられるアウト口40か
らのアウト玉を導くアウト玉誘導通路106も形成され
ている。アウト玉誘導通路106の末端は、後述する玉
抜き下部通路107に合流するようになっている。
いて説明する。図4において、下部ベースユニット63
の前面側(遊技盤30に当接する側)には、そのほぼ中
程に入賞玉集合樋103が傾斜状に設けられている。こ
の入賞玉集合樋103は、遊技盤30の可変入賞球装置
35等に入賞した入賞玉を受け止めて後述する入賞玉処
理装置115に誘導するものであり、その下流側が入賞
玉を1個ずつ流下させる入賞玉誘導通路105となって
いる。なお、入賞玉集合樋103の傾斜に沿ってゴミ排
出穴104が形成されている。また、入賞玉集合樋10
3の下方には、遊技盤32に設けられるアウト口40か
らのアウト玉を導くアウト玉誘導通路106も形成され
ている。アウト玉誘導通路106の末端は、後述する玉
抜き下部通路107に合流するようになっている。
【0046】一方、下部ベースユニット63の後面側に
は、その1側上部に景品玉払出通路108が形成され、
その景品玉払出通路108の下端に上皿連通口110が
形成されている。この上皿連通口110は、パチンコ遊
技機1の前面に設けられる打球供給皿6に景品玉を導く
ものである。また、景品玉払出通路108の側方には、
前記玉抜き中間通路83と連通する玉抜き下部通路10
7が形成される。この玉抜き下部通路107は、下部ベ
ースユニット63の1側から中央にかけて形成されると
ともに、その途中において、前記景品玉払出通路108
と後述する入賞玉出口121と連通し、最終的に前記ア
ウト玉誘導通路106と合流するようになっている。
は、その1側上部に景品玉払出通路108が形成され、
その景品玉払出通路108の下端に上皿連通口110が
形成されている。この上皿連通口110は、パチンコ遊
技機1の前面に設けられる打球供給皿6に景品玉を導く
ものである。また、景品玉払出通路108の側方には、
前記玉抜き中間通路83と連通する玉抜き下部通路10
7が形成される。この玉抜き下部通路107は、下部ベ
ースユニット63の1側から中央にかけて形成されると
ともに、その途中において、前記景品玉払出通路108
と後述する入賞玉出口121と連通し、最終的に前記ア
ウト玉誘導通路106と合流するようになっている。
【0047】前述した景品玉払出通路108と玉抜き下
部通路107との間には、切換レバー109が配置され
ている。切換レバー109は、その下端部を支軸で軸支
されることにより回動自在となっており、図4の実線で
示すように、右側に傾動されているときには、玉払出装
置97から排出された景品玉を上皿連通口110に導
き、図4の一点鎖線で示すように、左側に傾動されてい
るときには、玉払出装置97から排出された景品玉を玉
抜き下部通路107に導いてパチンコ遊技機1の外部に
排出するようになっている。なお、切換レバー109の
切換操作は、切換レバー109の上部に突設される操作
ピン(図示せず)を手動操作することにより行なうこと
ができる。また、切換レバー109は、左右いずれに傾
動されたときにもその状態を保持するように付勢される
バネ製の部材を設けることが望ましい。なお、切換レバ
ー109をソレノイド等の電気的駆動源により切換操作
できるようにしてもよい。
部通路107との間には、切換レバー109が配置され
ている。切換レバー109は、その下端部を支軸で軸支
されることにより回動自在となっており、図4の実線で
示すように、右側に傾動されているときには、玉払出装
置97から排出された景品玉を上皿連通口110に導
き、図4の一点鎖線で示すように、左側に傾動されてい
るときには、玉払出装置97から排出された景品玉を玉
抜き下部通路107に導いてパチンコ遊技機1の外部に
排出するようになっている。なお、切換レバー109の
切換操作は、切換レバー109の上部に突設される操作
ピン(図示せず)を手動操作することにより行なうこと
ができる。また、切換レバー109は、左右いずれに傾
動されたときにもその状態を保持するように付勢される
バネ製の部材を設けることが望ましい。なお、切換レバ
ー109をソレノイド等の電気的駆動源により切換操作
できるようにしてもよい。
【0048】前記上皿連通口110の他の側方には、連
絡通路111が接続され、その連絡通路111の末端に
余剰玉通路112が接続されている。しかして、入賞に
基づく景品玉が多数払出されて打球供給皿6が景品玉で
満杯となり、ついには上皿連通口110に到達してさら
に景品玉が払出し続けられたときには、景品玉は連絡通
路111を介して余剰玉通路112に導かれ、その後、
図示しない接続樋を介して前記余剰玉受皿20に排出さ
れる。そして、さらに景品玉が払出し続けられたときに
は、余剰玉受皿20も満杯になるが、余剰玉通路112
の1側側壁に設けられた満タン検知板113部分に到達
すると、満タン検知板113が景品玉に押圧されて上端
の支軸を中心にして外側に向かって揺動し、これによっ
て満タン検出器114がONされて、玉払出装置97の
ステッピングモータの駆動を停止して景品玉の払出動作
を不能動化するとともに、必要に応じて打球発射装置の
駆動も停止される。
絡通路111が接続され、その連絡通路111の末端に
余剰玉通路112が接続されている。しかして、入賞に
基づく景品玉が多数払出されて打球供給皿6が景品玉で
満杯となり、ついには上皿連通口110に到達してさら
に景品玉が払出し続けられたときには、景品玉は連絡通
路111を介して余剰玉通路112に導かれ、その後、
図示しない接続樋を介して前記余剰玉受皿20に排出さ
れる。そして、さらに景品玉が払出し続けられたときに
は、余剰玉受皿20も満杯になるが、余剰玉通路112
の1側側壁に設けられた満タン検知板113部分に到達
すると、満タン検知板113が景品玉に押圧されて上端
の支軸を中心にして外側に向かって揺動し、これによっ
て満タン検出器114がONされて、玉払出装置97の
ステッピングモータの駆動を停止して景品玉の払出動作
を不能動化するとともに、必要に応じて打球発射装置の
駆動も停止される。
【0049】前記した景品玉払出通路108、玉抜き下
部通路107、連絡通路111、および余剰玉通路11
2の後面は、図8に示すような、ビスによって止着され
る通路カバー体132によって覆われるが、次に説明す
る入賞玉処理装置115部分に対応する位置には、取付
開口113が形成され、その取付開口113を支軸13
5を中心にして開閉する開閉蓋134で開閉自在に覆わ
れる。この開閉蓋134は、凹状に形成され、その凹状
部に前記カードユニット50とパチンコ遊技機1側の部
品とを電気的に接続するインタフェース基板138が収
納されるようになっている。さらに、下部ベースユニッ
ト63の下部1側には、入賞玉処理装置115および前
記玉払出装置97の動作を制御する景品玉払出制御基板
152を収納する基板ボックス149を収納する収納部
148が形成されている。入賞玉処理装置115は、入
賞玉排出ソレノイド127、入賞玉検出器122、入賞
玉出口121、第1玉係止部124、第2玉係止部13
0を含む。前記各種の入賞口または入賞装置に入賞して
入賞玉集合カバー体45により誘導されたすべての入賞
玉は、図示しない入賞玉入口から入賞玉処理装置115
に導かれ、第1玉係止部および第2玉係止部により係止
され、入賞玉検出器122により検出される。入賞玉排
出ソレノイド127は、第1,第2玉係止部124,1
30を動作させることにより、入賞玉検出器122によ
り検出された入賞玉を1個ずつ入賞玉出口121から外
部へ排出させる動作を行なう。
部通路107、連絡通路111、および余剰玉通路11
2の後面は、図8に示すような、ビスによって止着され
る通路カバー体132によって覆われるが、次に説明す
る入賞玉処理装置115部分に対応する位置には、取付
開口113が形成され、その取付開口113を支軸13
5を中心にして開閉する開閉蓋134で開閉自在に覆わ
れる。この開閉蓋134は、凹状に形成され、その凹状
部に前記カードユニット50とパチンコ遊技機1側の部
品とを電気的に接続するインタフェース基板138が収
納されるようになっている。さらに、下部ベースユニッ
ト63の下部1側には、入賞玉処理装置115および前
記玉払出装置97の動作を制御する景品玉払出制御基板
152を収納する基板ボックス149を収納する収納部
148が形成されている。入賞玉処理装置115は、入
賞玉排出ソレノイド127、入賞玉検出器122、入賞
玉出口121、第1玉係止部124、第2玉係止部13
0を含む。前記各種の入賞口または入賞装置に入賞して
入賞玉集合カバー体45により誘導されたすべての入賞
玉は、図示しない入賞玉入口から入賞玉処理装置115
に導かれ、第1玉係止部および第2玉係止部により係止
され、入賞玉検出器122により検出される。入賞玉排
出ソレノイド127は、第1,第2玉係止部124,1
30を動作させることにより、入賞玉検出器122によ
り検出された入賞玉を1個ずつ入賞玉出口121から外
部へ排出させる動作を行なう。
【0050】前記基板ボックス149に収納される払出
制御回路基板152には、前記入賞玉検出器122から
の入賞玉信号を受けて玉払出装置97のステッピングモ
ータ189に駆動開始信号を導出し、玉払出装置97内
に設けられる計数検出手段からの信号を計数してその計
数値が予め定められた払出景品玉数となったときにステ
ッピングモータ189に駆動停止信号を導出して景品玉
の払出動作を停止させるとともに、入賞玉処理装置11
5のソレノイド127に駆動信号を与える。また、前記
玉切れスイッチ87a,87bや満タン検出器114か
らの信号があったときには、その入賞に対する払出動作
が終了した時点または直ちにステッピングモータ189
に停止信号を導出するようになっている。また、本実施
例のように払出景品玉数が2種類ある場合には、払出景
品玉数の少ない方の入賞玉数を記憶しておき、その記憶
値の分に相当する払出動作を優先的に実行するようにす
ればよい。このようにすれば、仮に停電等で記憶値が消
去されても、遊技者に相対的に多い払出景品玉数で払出
すことができるからである。このことを考慮しなけれ
ば、いずれを記憶するように設計してもよい。また、同
様にカードユニット50からの遊技玉の玉貸要求信号が
あったときにも上記と同様の動作により所定個数(25
個/100円)の遊技玉を玉払出装置97によって払出
す。
制御回路基板152には、前記入賞玉検出器122から
の入賞玉信号を受けて玉払出装置97のステッピングモ
ータ189に駆動開始信号を導出し、玉払出装置97内
に設けられる計数検出手段からの信号を計数してその計
数値が予め定められた払出景品玉数となったときにステ
ッピングモータ189に駆動停止信号を導出して景品玉
の払出動作を停止させるとともに、入賞玉処理装置11
5のソレノイド127に駆動信号を与える。また、前記
玉切れスイッチ87a,87bや満タン検出器114か
らの信号があったときには、その入賞に対する払出動作
が終了した時点または直ちにステッピングモータ189
に停止信号を導出するようになっている。また、本実施
例のように払出景品玉数が2種類ある場合には、払出景
品玉数の少ない方の入賞玉数を記憶しておき、その記憶
値の分に相当する払出動作を優先的に実行するようにす
ればよい。このようにすれば、仮に停電等で記憶値が消
去されても、遊技者に相対的に多い払出景品玉数で払出
すことができるからである。このことを考慮しなけれ
ば、いずれを記憶するように設計してもよい。また、同
様にカードユニット50からの遊技玉の玉貸要求信号が
あったときにも上記と同様の動作により所定個数(25
個/100円)の遊技玉を玉払出装置97によって払出
す。
【0051】機構板60には、前述した遊技制御基板1
99を収納した遊技制御基板ボックス198が設けられ
る。図4に示すように、下部ベースユニット63の上部
裏面に形成されるリブ部の適宜箇所に形成されるベース
取付部169にボックス用取付ベース170を止着し、
そのボックス用取付ベース170に前記遊技制御基板ボ
ックス198を着脱自在に取付ける。なお、遊技制御基
板199用の遊技制御基板ボックス198を遊技盤30
の裏面に直接取付けてもよく、その場合には、機構板6
0のコ字型空間から外部に飛び出させるようにすればよ
い。また、上記のように構成される機構板60をパチン
コ遊技機1の背面に設ける際には、1側を開閉自在に軸
支し、他側を機構板60の上下に設けられる機構板止着
部材171で係止することにより行なう。
99を収納した遊技制御基板ボックス198が設けられ
る。図4に示すように、下部ベースユニット63の上部
裏面に形成されるリブ部の適宜箇所に形成されるベース
取付部169にボックス用取付ベース170を止着し、
そのボックス用取付ベース170に前記遊技制御基板ボ
ックス198を着脱自在に取付ける。なお、遊技制御基
板199用の遊技制御基板ボックス198を遊技盤30
の裏面に直接取付けてもよく、その場合には、機構板6
0のコ字型空間から外部に飛び出させるようにすればよ
い。また、上記のように構成される機構板60をパチン
コ遊技機1の背面に設ける際には、1側を開閉自在に軸
支し、他側を機構板60の上下に設けられる機構板止着
部材171で係止することにより行なう。
【0052】図8は、払出制御回路基板152とカード
ユニット50に設けられているカードユニット制御基板
210aと遊技制御基板199とに設けられている制御
回路を示すブロック図である。
ユニット50に設けられているカードユニット制御基板
210aと遊技制御基板199とに設けられている制御
回路を示すブロック図である。
【0053】カードユニット制御基板210aには、R
AM,ROM,CPU,I/Oポート等を含むカードユ
ニット制御用マイクロコンピュータ210と、スイッチ
からの検出信号をカードユニット制御用マイクロコンピ
ュータ210に入力するためのスイッチ回路211と、
カードユニット制御用マイクロコンピュータ210から
の表示制御信号を各種表示器に出力するための表示回路
212と、カードユニット制御用マイクロコンピュータ
210と払出制御回路基板152の払出制御用マイクロ
コンピュータ220との間で信号のやり取りを行なうた
めのフォトカプラで構成される信号回路214と、電源
回路215とが設けられている。このように両マイクロ
コンピュータ210,220間での信号のやり取りをフ
ォトカプラを介して一旦光信号に変換して行なっている
ために、両マイクロコンピュータ210,220間が電
気的に遮断された状態となり、一方の故障等に起因した
異常高電圧等が他方のマイクロコンピュータにまで伝送
されないために、一方の故障が他方にまで悪影響を及ぼ
すことを防止できる。さらに、このカードユニット制御
基板210aには、前記スイッチ回路211に接続され
た端数表示スイッチ52と玉貸額設定スイッチ213と
が設けられ、さらに、前記表示回路212に接続され
た、ユニット使用可表示器51とカード挿入表示器54
と連結方向表示器53とが設けられている。また、図2
の57は、インターフェイス基板138のコネクタ13
8aと接続されるコネクタである。
AM,ROM,CPU,I/Oポート等を含むカードユ
ニット制御用マイクロコンピュータ210と、スイッチ
からの検出信号をカードユニット制御用マイクロコンピ
ュータ210に入力するためのスイッチ回路211と、
カードユニット制御用マイクロコンピュータ210から
の表示制御信号を各種表示器に出力するための表示回路
212と、カードユニット制御用マイクロコンピュータ
210と払出制御回路基板152の払出制御用マイクロ
コンピュータ220との間で信号のやり取りを行なうた
めのフォトカプラで構成される信号回路214と、電源
回路215とが設けられている。このように両マイクロ
コンピュータ210,220間での信号のやり取りをフ
ォトカプラを介して一旦光信号に変換して行なっている
ために、両マイクロコンピュータ210,220間が電
気的に遮断された状態となり、一方の故障等に起因した
異常高電圧等が他方のマイクロコンピュータにまで伝送
されないために、一方の故障が他方にまで悪影響を及ぼ
すことを防止できる。さらに、このカードユニット制御
基板210aには、前記スイッチ回路211に接続され
た端数表示スイッチ52と玉貸額設定スイッチ213と
が設けられ、さらに、前記表示回路212に接続され
た、ユニット使用可表示器51とカード挿入表示器54
と連結方向表示器53とが設けられている。また、図2
の57は、インターフェイス基板138のコネクタ13
8aと接続されるコネクタである。
【0054】さらに、前記スイッチ回路211には、玉
貸スイッチ15と返却スイッチ17とが接続されてお
り、前記表示回路212には、カード残額表示器16が
接続されている。
貸スイッチ15と返却スイッチ17とが接続されてお
り、前記表示回路212には、カード残額表示器16が
接続されている。
【0055】払出制御回路基板152には、フォトカプ
ラで構成される信号回路216が設けられており、カー
ドユニット制御用マイクロコンピュータ210と払出制
御用マイクロコンピュータ220との間で、前記信号回
路214,216を介して、ユニット接続信号(V
L),ユニット動作信号(B RDY),玉貸要求信号
(BRQ),玉貸完了信号(EXS),P機動作信号
(P RDY)の各信号が送受信される。すなわち、カ
ードユニット制御用マイクロコンピュータ210と払出
制御用マイクロコンピュータ220とが接続されている
場合には、カードユニット制御用マイクロコンピュータ
210から払出制御用マイクロコンピュータ220に対
しユニット接続信号(VL)が伝送される。このユニッ
ト接続信号(VL)の入力があることを条件として、パ
チンコ遊技機が打球発射可能な状態となるとともに、入
賞玉に基づいた景品玉の払出制御が可能な状態となる。
ラで構成される信号回路216が設けられており、カー
ドユニット制御用マイクロコンピュータ210と払出制
御用マイクロコンピュータ220との間で、前記信号回
路214,216を介して、ユニット接続信号(V
L),ユニット動作信号(B RDY),玉貸要求信号
(BRQ),玉貸完了信号(EXS),P機動作信号
(P RDY)の各信号が送受信される。すなわち、カ
ードユニット制御用マイクロコンピュータ210と払出
制御用マイクロコンピュータ220とが接続されている
場合には、カードユニット制御用マイクロコンピュータ
210から払出制御用マイクロコンピュータ220に対
しユニット接続信号(VL)が伝送される。このユニッ
ト接続信号(VL)の入力があることを条件として、パ
チンコ遊技機が打球発射可能な状態となるとともに、入
賞玉に基づいた景品玉の払出制御が可能な状態となる。
【0056】パチンコ遊技機の電源が投入された段階で
払出制御用マイクロコンピュータ220からカードユニ
ット制御用マイクロコンピュータ210に対しP機動作
信号(P RDY)が出力される。次に、カードユニッ
ト50側においてカードが受付けられて玉貸スイッチ1
5が操作されてその検出信号が入力された段階で、ユニ
ット動作信号(B RDY)が払出制御用マイクロコン
ピュータ220に出力される。この時点から所定の遅延
時間だけ経過した時点で、玉貸要求信号(BRQ)がカ
ードユニット制御用マイクロコンピュータ210から払
出制御用マイクロコンピュータ220に出力される。こ
の所定の遅延時間を設けた理由は、ユニット動作信号
(B RDY)が入力されたことをパチンコ遊技機側で
判定するのに十分な時間を設けて、ノイズによる誤動作
を防止するためである。
払出制御用マイクロコンピュータ220からカードユニ
ット制御用マイクロコンピュータ210に対しP機動作
信号(P RDY)が出力される。次に、カードユニッ
ト50側においてカードが受付けられて玉貸スイッチ1
5が操作されてその検出信号が入力された段階で、ユニ
ット動作信号(B RDY)が払出制御用マイクロコン
ピュータ220に出力される。この時点から所定の遅延
時間だけ経過した時点で、玉貸要求信号(BRQ)がカ
ードユニット制御用マイクロコンピュータ210から払
出制御用マイクロコンピュータ220に出力される。こ
の所定の遅延時間を設けた理由は、ユニット動作信号
(B RDY)が入力されたことをパチンコ遊技機側で
判定するのに十分な時間を設けて、ノイズによる誤動作
を防止するためである。
【0057】前記遅延時間が経過した時点から、さらに
所定時間が経過した時点で、玉貸準備信号が払出制御用
マイクロコンピュータ220からカードユニット制御用
マイクロコンピュータ210に出力される。この時点か
ら所定時間が経過した段階で、前記玉貸要求信号(BR
Q)がOFFになりこれをもって玉貸指令信号がカード
ユニット制御用マイクロコンピュータ210から払出制
御用マイクロコンピュータ220に出力されたものとさ
れる。この時点から所定時間が経過した段階で、払出制
御用マイクロコンピュータ220が前記玉貸指令信号に
従って行なった玉貸制御動作が完了したことに基づいて
玉貸完了信号(EXS)が払出制御用マイクロコンピュ
ータ220からカードユニット制御用マイクロコンピュ
ータ210に出力される。
所定時間が経過した時点で、玉貸準備信号が払出制御用
マイクロコンピュータ220からカードユニット制御用
マイクロコンピュータ210に出力される。この時点か
ら所定時間が経過した段階で、前記玉貸要求信号(BR
Q)がOFFになりこれをもって玉貸指令信号がカード
ユニット制御用マイクロコンピュータ210から払出制
御用マイクロコンピュータ220に出力されたものとさ
れる。この時点から所定時間が経過した段階で、払出制
御用マイクロコンピュータ220が前記玉貸指令信号に
従って行なった玉貸制御動作が完了したことに基づいて
玉貸完了信号(EXS)が払出制御用マイクロコンピュ
ータ220からカードユニット制御用マイクロコンピュ
ータ210に出力される。
【0058】遊技制御基板199には、ワンチップ化さ
れた遊技制御用マイクロコンピュータ202が設けられ
ている。この遊技制御用マイクロコンピュータ202に
は、CPU203,RAM205,I/Oポート20
6,セキュリティ回路204等が設けられている。そし
て、ワンチップ化された遊技制御用マイクロコンピュー
タ202の外部にROM207と、アドレスデコード回
路208とが設けられている。アドレスデコード回路2
08は、遊技制御用マイクロコンピュータ202からの
アドレスデータをデコードし、遊技制御用マイクロコン
ピュータ202内のRAM205,I/Oポート20
6、あるいは前記ROM207にそれぞれチップセレク
ト信号を与える。
れた遊技制御用マイクロコンピュータ202が設けられ
ている。この遊技制御用マイクロコンピュータ202に
は、CPU203,RAM205,I/Oポート20
6,セキュリティ回路204等が設けられている。そし
て、ワンチップ化された遊技制御用マイクロコンピュー
タ202の外部にROM207と、アドレスデコード回
路208とが設けられている。アドレスデコード回路2
08は、遊技制御用マイクロコンピュータ202からの
アドレスデータをデコードし、遊技制御用マイクロコン
ピュータ202内のRAM205,I/Oポート20
6、あるいは前記ROM207にそれぞれチップセレク
ト信号を与える。
【0059】セキュリティ回路204は、前記ROM2
07に記憶されているプログラムの不正改造を監視する
機能を有するものである。セキュリティ回路204に
は、ROM207の記憶プログラムに対応するセキュリ
ティデータが記憶されており、電源投入時において、R
OM207に記憶されているプログラムを読出してその
プログラムと前記記憶されているセキュリティデータと
を比較して両者が整合性を有するか否か判別し、整合性
がとれている場合にのみCPU203を正常に動作可能
な状態にする。また、パチンコ遊技機の稼動中において
は、ROM207に記憶されているプログラムデータに
従ってCPU203が動作するのであるが、このROM
207に記憶されているプログラムデータのアドレスが
正常なアドレス範囲内を超えたものとなっているか否か
をセキュリティ回路204が判別し、正常なアドレス範
囲を超えているとセキュリティ回路204が判別した場
合には、CPU203が正常に制御動作できない状態に
する。
07に記憶されているプログラムの不正改造を監視する
機能を有するものである。セキュリティ回路204に
は、ROM207の記憶プログラムに対応するセキュリ
ティデータが記憶されており、電源投入時において、R
OM207に記憶されているプログラムを読出してその
プログラムと前記記憶されているセキュリティデータと
を比較して両者が整合性を有するか否か判別し、整合性
がとれている場合にのみCPU203を正常に動作可能
な状態にする。また、パチンコ遊技機の稼動中において
は、ROM207に記憶されているプログラムデータに
従ってCPU203が動作するのであるが、このROM
207に記憶されているプログラムデータのアドレスが
正常なアドレス範囲内を超えたものとなっているか否か
をセキュリティ回路204が判別し、正常なアドレス範
囲を超えているとセキュリティ回路204が判別した場
合には、CPU203が正常に制御動作できない状態に
する。
【0060】前記ROM207には、打玉がどの入賞領
域に入賞したかに応じて払出すべき景品玉の数を特定す
る賞球個数情報である賞球データも記憶されている。そ
して、始動入賞玉検出器46および大入賞口入賞玉検出
器(特定入賞玉検出器38,通常入賞玉検出器39a,
39bの総称)の各々が入賞玉を検出してその検出信号
がスイッチ回路229を介して遊技制御用マイクロコン
ピュータ202に入力されてくれば、遊技制御用マイク
ロコンピュータ202は、打玉が入賞した入賞領域に対
応する賞球データをROM207から読出して、信号回
路209,217(ともにフォトカプラで構成されてい
る)を介して払出制御用マイクロコンピュータ220に
送信する。本実施の形態では、賞球データは、図示する
ように4本の信号線からなる4ビットデータ(D0〜D
3)の形で払出制御用マイクロコンピュータ220に伝
送される。
域に入賞したかに応じて払出すべき景品玉の数を特定す
る賞球個数情報である賞球データも記憶されている。そ
して、始動入賞玉検出器46および大入賞口入賞玉検出
器(特定入賞玉検出器38,通常入賞玉検出器39a,
39bの総称)の各々が入賞玉を検出してその検出信号
がスイッチ回路229を介して遊技制御用マイクロコン
ピュータ202に入力されてくれば、遊技制御用マイク
ロコンピュータ202は、打玉が入賞した入賞領域に対
応する賞球データをROM207から読出して、信号回
路209,217(ともにフォトカプラで構成されてい
る)を介して払出制御用マイクロコンピュータ220に
送信する。本実施の形態では、賞球データは、図示する
ように4本の信号線からなる4ビットデータ(D0〜D
3)の形で払出制御用マイクロコンピュータ220に伝
送される。
【0061】払出制御回路基板152には、さらにスイ
ッチ回路218が設けられており、上皿玉検出器9から
の検出信号,玉切れスイッチ87a,87bからの検出
信号,満タンスイッチ114からの検出信号,自動玉貸
スイッチ118からの検出信号,玉払出検出器187か
らの検出信号が、それぞれスイッチ回路218を介して
払出制御用マイクロコンピュータ220に入力される。
払出制御回路基板152には、打止モードスイッチ15
4(図4参照)が設けられている。この打止モードスイ
ッチ154がスイッチ回路218に接続されており、打
止モードスイッチ154による前述した打止モード入力
操作が行なわれれば、その打止モードデータがスイッチ
回路218を介して払出制御用マイクロコンピュータ2
20に入力される。払出制御回路基板152には、さら
にリセットスイッチ156(図4参照)が設けられてお
り、このリセットスイッチ156がリセット回路221
を介して払出制御用マイクロコンピュータ220のリセ
ット端子に接続されている。そして、遊技場の係員がリ
セットスイッチ156を操作してリセット操作を行なえ
ば、そのリセット操作信号がリセット回路221を介し
て払出制御用マイクロコンピュータ220に入力されて
電源投入時の状態になる。
ッチ回路218が設けられており、上皿玉検出器9から
の検出信号,玉切れスイッチ87a,87bからの検出
信号,満タンスイッチ114からの検出信号,自動玉貸
スイッチ118からの検出信号,玉払出検出器187か
らの検出信号が、それぞれスイッチ回路218を介して
払出制御用マイクロコンピュータ220に入力される。
払出制御回路基板152には、打止モードスイッチ15
4(図4参照)が設けられている。この打止モードスイ
ッチ154がスイッチ回路218に接続されており、打
止モードスイッチ154による前述した打止モード入力
操作が行なわれれば、その打止モードデータがスイッチ
回路218を介して払出制御用マイクロコンピュータ2
20に入力される。払出制御回路基板152には、さら
にリセットスイッチ156(図4参照)が設けられてお
り、このリセットスイッチ156がリセット回路221
を介して払出制御用マイクロコンピュータ220のリセ
ット端子に接続されている。そして、遊技場の係員がリ
セットスイッチ156を操作してリセット操作を行なえ
ば、そのリセット操作信号がリセット回路221を介し
て払出制御用マイクロコンピュータ220に入力されて
電源投入時の状態になる。
【0062】払出制御回路基板152には、さらに電源
回路219が設けられており、外部電源AC24Vから
の電力がこの電源回路219に供給され、所定の直流電
流に変換された状態で各種制御回路や電子機器にこの直
流電流が供給される。また、AC24Vの電力が払出制
御回路基板152を介してカードユニット制御基板21
0aに設けられている電源回路215にも供給され、こ
の電源回路215からカードユニット50に設けられて
いる各種制御回路や電子機器に電力が供給される。
回路219が設けられており、外部電源AC24Vから
の電力がこの電源回路219に供給され、所定の直流電
流に変換された状態で各種制御回路や電子機器にこの直
流電流が供給される。また、AC24Vの電力が払出制
御回路基板152を介してカードユニット制御基板21
0aに設けられている電源回路215にも供給され、こ
の電源回路215からカードユニット50に設けられて
いる各種制御回路や電子機器に電力が供給される。
【0063】払出制御用マイクロコンピュータ220
は、払出制御に用いるために、記憶情報を書換可能な記
憶部を複数有している。それらの記憶部は、払出制御用
マイクロコンピュータ220に含まれるRAM220a
の所定のアドレスに設けられている。そのような記憶部
としては次のような第1〜第3記憶部および第1,第2
個数記憶部がある。第1〜第3記憶部は、電源投入時に
遊技制御用マイクロコンピュータ202から送られてく
る賞球データを記憶するためのものである。第1記憶部
には、5個の払出を示す賞球データが記憶される。第2
記憶部には、15個の払出を示す賞球データが記憶され
る。第3記憶部には、10個の払出を示す賞球データが
記憶される。第1個数記憶部および第2個数記憶部は、
電源投入後の通常動作において遊技制御用マイクロコン
ピュータ202から送られてくる賞球データを受けた回
数を入賞領域の種別毎に記憶する。具体的に、第1個数
記憶部には、5個の払出を示す賞球データを受けた回数
が記憶される。第2個数記憶部には15個の払出を示す
賞球データを受けた回数が記憶される。
は、払出制御に用いるために、記憶情報を書換可能な記
憶部を複数有している。それらの記憶部は、払出制御用
マイクロコンピュータ220に含まれるRAM220a
の所定のアドレスに設けられている。そのような記憶部
としては次のような第1〜第3記憶部および第1,第2
個数記憶部がある。第1〜第3記憶部は、電源投入時に
遊技制御用マイクロコンピュータ202から送られてく
る賞球データを記憶するためのものである。第1記憶部
には、5個の払出を示す賞球データが記憶される。第2
記憶部には、15個の払出を示す賞球データが記憶され
る。第3記憶部には、10個の払出を示す賞球データが
記憶される。第1個数記憶部および第2個数記憶部は、
電源投入後の通常動作において遊技制御用マイクロコン
ピュータ202から送られてくる賞球データを受けた回
数を入賞領域の種別毎に記憶する。具体的に、第1個数
記憶部には、5個の払出を示す賞球データを受けた回数
が記憶される。第2個数記憶部には15個の払出を示す
賞球データを受けた回数が記憶される。
【0064】図9は、払出制御用マイクロコンピュータ
220によって制御される各種制御機器を含む制御回路
を示すブロック図である。払出制御回路基板152に
は、前述した回路以外に、LED回路222,モータ回
路223,リレー回路224,ソレノイド回路225,
情報出力回路226,ブザー・LED回路227,ラン
プ回路228が設けられている。払出制御回路基板15
2には、さらにエラー表示器155が設けられており、
このエラー表示器155が前記LED回路222に接続
されている。そして、払出制御用マイクロコンピュータ
220からのエラーコード表示制御信号がLED回路2
22を介してエラー表示器155に与えられる。払出制
御用マイクロコンピュータ220から、モータ制御信号
がモータ回路223を介して払出モータ189に与えら
れるとともに、リレー回路224を介して発射モータ1
97に与えられる。さらに、ソレノイド回路225を介
してソレノイド励磁用制御信号が入賞玉排出ソレノイド
127に与えられる。払出制御用マイクロコンピュータ
220は、情報出力回路226を介して、補給情報,玉
貸情報,玉貸条件成立情報を出力する。補給情報とは、
景品玉を所定個数(たとえば10個)払出す毎にその旨
を表わす出力パルスのことであり、補給情報出力端子7
9d(図2参照)を介してホール用管理コンピュータに
出力される。玉貸情報とは、玉貸動作が行なわれたこと
を表わす情報であり、玉貸情報出力端子79c(図2参
照)を介してホール用管理コンピュータに出力される。
玉貸条件成立情報とは、打球供給皿6に貸玉を払出すた
めの玉貸条件が成立したことを表わす情報であり、カー
ドユニット50に出力される。
220によって制御される各種制御機器を含む制御回路
を示すブロック図である。払出制御回路基板152に
は、前述した回路以外に、LED回路222,モータ回
路223,リレー回路224,ソレノイド回路225,
情報出力回路226,ブザー・LED回路227,ラン
プ回路228が設けられている。払出制御回路基板15
2には、さらにエラー表示器155が設けられており、
このエラー表示器155が前記LED回路222に接続
されている。そして、払出制御用マイクロコンピュータ
220からのエラーコード表示制御信号がLED回路2
22を介してエラー表示器155に与えられる。払出制
御用マイクロコンピュータ220から、モータ制御信号
がモータ回路223を介して払出モータ189に与えら
れるとともに、リレー回路224を介して発射モータ1
97に与えられる。さらに、ソレノイド回路225を介
してソレノイド励磁用制御信号が入賞玉排出ソレノイド
127に与えられる。払出制御用マイクロコンピュータ
220は、情報出力回路226を介して、補給情報,玉
貸情報,玉貸条件成立情報を出力する。補給情報とは、
景品玉を所定個数(たとえば10個)払出す毎にその旨
を表わす出力パルスのことであり、補給情報出力端子7
9d(図2参照)を介してホール用管理コンピュータに
出力される。玉貸情報とは、玉貸動作が行なわれたこと
を表わす情報であり、玉貸情報出力端子79c(図2参
照)を介してホール用管理コンピュータに出力される。
玉貸条件成立情報とは、打球供給皿6に貸玉を払出すた
めの玉貸条件が成立したことを表わす情報であり、カー
ドユニット50に出力される。
【0065】払出制御用マイクロコンピュータ220
は、さらに、ブザー・LED回路227を介して、ブザ
ー制御信号をブザー10に与え、自動玉貸表示信号を自
動玉貸表示器11に与える。また、ランプ回路228を
介して、賞球ランプ点灯用制御信号を賞球ランプ43に
与え、玉切れランプ点灯用制御信号を玉切れランプ44
に与える。
は、さらに、ブザー・LED回路227を介して、ブザ
ー制御信号をブザー10に与え、自動玉貸表示信号を自
動玉貸表示器11に与える。また、ランプ回路228を
介して、賞球ランプ点灯用制御信号を賞球ランプ43に
与え、玉切れランプ点灯用制御信号を玉切れランプ44
に与える。
【0066】図10,図11は、カードユニット制御用
マイクロコンピュータ210の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
マイクロコンピュータ210の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【0067】ステップ(以下単にSという)A1によ
り、貸玉額の設定読込が行なわれる。この「貸玉額設定
読込」とは、図4で示した貸玉額設定スイッチ137に
より設定された貸玉額をカード処理機制御用マイクロコ
ンピュータ300に読込む処理である。
り、貸玉額の設定読込が行なわれる。この「貸玉額設定
読込」とは、図4で示した貸玉額設定スイッチ137に
より設定された貸玉額をカード処理機制御用マイクロコ
ンピュータ300に読込む処理である。
【0068】次にSA2に進みユニット使用可表示器5
1(図1参照)を点灯させて使用可能である旨の表示を
行なう。次にSA3に進み、カードユニットのカードリ
ーダライタを制御するカードリーダライタ制御部からカ
ード受付信号があったか否かの判断が行なわれ、無い場
合にはSA4に進み、カードリーダライタ制御部からカ
ード異常信号があったか否かの判断がなされ、無い場合
には再びSA3に戻る。このループの巡回途中で、カー
ドリーダライタが適正なカードを受付ければ、カードリ
ーダライタ制御部からカード受付信号があった旨の判定
が行なわれて、SA7に進む。一方、カードリーダライ
タ制御部からカード異常信号の出力があれば、SA4に
よりYESの判断がなされSA5に進み、カード異常原
因をカード残額表示器16(図1参照)にコードで表示
する制御が行なわれる。具体的には、挿入されたカード
の読取不能、セキュリティエラー等の異常原因の種類を
示すコードがカード残額表示器16により表示される。
そして、SA6に進み、ユニット使用可表示器51(図
1参照)を点滅させる。なお、カードの記録データに異
常がある場合はその異常カードを回収する指令信号をカ
ードリーダライタ制御部に出力する。一方、SA7では
カード挿入表示器54を点灯させ、カード残額表示器1
6により現時点でのカードの残高の表示を行なう処理が
なされる。
1(図1参照)を点灯させて使用可能である旨の表示を
行なう。次にSA3に進み、カードユニットのカードリ
ーダライタを制御するカードリーダライタ制御部からカ
ード受付信号があったか否かの判断が行なわれ、無い場
合にはSA4に進み、カードリーダライタ制御部からカ
ード異常信号があったか否かの判断がなされ、無い場合
には再びSA3に戻る。このループの巡回途中で、カー
ドリーダライタが適正なカードを受付ければ、カードリ
ーダライタ制御部からカード受付信号があった旨の判定
が行なわれて、SA7に進む。一方、カードリーダライ
タ制御部からカード異常信号の出力があれば、SA4に
よりYESの判断がなされSA5に進み、カード異常原
因をカード残額表示器16(図1参照)にコードで表示
する制御が行なわれる。具体的には、挿入されたカード
の読取不能、セキュリティエラー等の異常原因の種類を
示すコードがカード残額表示器16により表示される。
そして、SA6に進み、ユニット使用可表示器51(図
1参照)を点滅させる。なお、カードの記録データに異
常がある場合はその異常カードを回収する指令信号をカ
ードリーダライタ制御部に出力する。一方、SA7では
カード挿入表示器54を点灯させ、カード残額表示器1
6により現時点でのカードの残高の表示を行なう処理が
なされる。
【0069】次にSA8に進み、玉貸操作があったか否
かの判断がなされ、ない場合にはSA8aに進み、大当
り中であるか否かの判断がなされ、大当り中でない場合
にはSA8cに進み、自動玉貸モード中であるか否かの
判断がなされ、自動玉貸モード中でない場合にはSA9
に進み、返却操作があったか否かの判断がなされ、ない
場合にはSA9aに進む。SA9aでは、非操作時間チ
ェックタイマが終了したか否かの判断がなされ終了して
いなければSA8に戻る。非操作時間チェックタイマと
は、カード残高が残っているカードについて玉貸操作が
行なわれることなくかつ返却操作も行なわれない非操作
時間を計時するためのものであり、後述するSA33a
によりセットされる。そして、非操作時間チェックタイ
マが終了した場合には、SA9bに進み、カードが放置
されている旨の報知が行なわれ、遊技者が残高の残って
いるカードを忘失することを防止できる。
かの判断がなされ、ない場合にはSA8aに進み、大当
り中であるか否かの判断がなされ、大当り中でない場合
にはSA8cに進み、自動玉貸モード中であるか否かの
判断がなされ、自動玉貸モード中でない場合にはSA9
に進み、返却操作があったか否かの判断がなされ、ない
場合にはSA9aに進む。SA9aでは、非操作時間チ
ェックタイマが終了したか否かの判断がなされ終了して
いなければSA8に戻る。非操作時間チェックタイマと
は、カード残高が残っているカードについて玉貸操作が
行なわれることなくかつ返却操作も行なわれない非操作
時間を計時するためのものであり、後述するSA33a
によりセットされる。そして、非操作時間チェックタイ
マが終了した場合には、SA9bに進み、カードが放置
されている旨の報知が行なわれ、遊技者が残高の残って
いるカードを忘失することを防止できる。
【0070】自動玉貸モード中である場合にはSA8d
に進み、上皿玉無しフラグがセットされているか否かの
判断がなされ、セットされていない場合にはSA9に進
む。この上皿玉無しフラグとは、打球供給皿6内の玉が
欠乏した場合にセットされるものである。一方、パチン
コ遊技機1が大当り中である場合にはSA8aによりY
ESの判断がなされてSA9に進む。このSA8aによ
りYESの判断がなされた場合には、SA8bにより現
時点でのモードをクリアする処理をした後にSA9に進
むようにしてもよい。このSA8bの処理の結果、自動
玉貸モード中であった場合にはそれがクリアされて、打
球供給皿6内の玉が欠乏したとしても自動的には貸玉動
作が行なわれない通常モードに復帰する。
に進み、上皿玉無しフラグがセットされているか否かの
判断がなされ、セットされていない場合にはSA9に進
む。この上皿玉無しフラグとは、打球供給皿6内の玉が
欠乏した場合にセットされるものである。一方、パチン
コ遊技機1が大当り中である場合にはSA8aによりY
ESの判断がなされてSA9に進む。このSA8aによ
りYESの判断がなされた場合には、SA8bにより現
時点でのモードをクリアする処理をした後にSA9に進
むようにしてもよい。このSA8bの処理の結果、自動
玉貸モード中であった場合にはそれがクリアされて、打
球供給皿6内の玉が欠乏したとしても自動的には貸玉動
作が行なわれない通常モードに復帰する。
【0071】このSA8〜SA9bのループの巡回途中
で、遊技者が玉貸スイッチ15を押圧操作すれば、SA
8によりYESの判断がなされてSA8eに進み、払出
条件が支障なく調っているか否かの判断が行なわれる。
この払出条件は、前面枠やガラス扉枠や前面板が開成し
ておらず、特定遊技状態や入賞が発生していない場合に
成立する。払出すべき条件が調っている場合にはSA1
1に進み、以降の玉貸指令制御に移行する。また、払出
すべき条件が調っていない場合には、SA8に戻る。こ
のSA8に戻る前に、払出すべき条件が調っていない原
因(前面枠が開成している等)をカード残額表示器16
等に表示させてもよい。一方、自動玉貸モード中であっ
た場合に玉検出器9(図1参照)等の検出信号に基づい
て後述するように上皿玉無しフラグがセットされている
場合にも、制御はSA8eに進む。また、遊技者が返却
スイッチ17を押圧操作すれば、SA9によりYESの
判断がなされてSA10に進み、玉貸が可能である旨を
表示する玉貸可表示器を消灯してSA26に進み以降の
挿入カードの返却のための制御が行なわれる。SA11
では、挿入カードの現在残高すなわちカード残額表示器
16(図1参照)に表示されている残高が玉貸額設定ス
イッチ213(図2参照)で設定された設定額以上であ
るか否かの判断が行なわれる。そして、現在残高が設定
額以上であった場合にはSA12により貸玉額にその設
定額をセットする処理が行なわれてSA14に進む。一
方、現在残高が設定額未満であった場合にはSA13に
より貸玉額に現在残高をセットした後にSA14に進
む。つまり、挿入カードの現在残高が設定額に満たない
場合には、その設定額を貸玉額にセットしてその設定額
分のパチンコ玉を払出すわけにはいかないため、挿入カ
ードによって払出が可能な最高金額すなわち挿入カード
の現在残高を貸玉額にセットする処理がなされるのであ
る。
で、遊技者が玉貸スイッチ15を押圧操作すれば、SA
8によりYESの判断がなされてSA8eに進み、払出
条件が支障なく調っているか否かの判断が行なわれる。
この払出条件は、前面枠やガラス扉枠や前面板が開成し
ておらず、特定遊技状態や入賞が発生していない場合に
成立する。払出すべき条件が調っている場合にはSA1
1に進み、以降の玉貸指令制御に移行する。また、払出
すべき条件が調っていない場合には、SA8に戻る。こ
のSA8に戻る前に、払出すべき条件が調っていない原
因(前面枠が開成している等)をカード残額表示器16
等に表示させてもよい。一方、自動玉貸モード中であっ
た場合に玉検出器9(図1参照)等の検出信号に基づい
て後述するように上皿玉無しフラグがセットされている
場合にも、制御はSA8eに進む。また、遊技者が返却
スイッチ17を押圧操作すれば、SA9によりYESの
判断がなされてSA10に進み、玉貸が可能である旨を
表示する玉貸可表示器を消灯してSA26に進み以降の
挿入カードの返却のための制御が行なわれる。SA11
では、挿入カードの現在残高すなわちカード残額表示器
16(図1参照)に表示されている残高が玉貸額設定ス
イッチ213(図2参照)で設定された設定額以上であ
るか否かの判断が行なわれる。そして、現在残高が設定
額以上であった場合にはSA12により貸玉額にその設
定額をセットする処理が行なわれてSA14に進む。一
方、現在残高が設定額未満であった場合にはSA13に
より貸玉額に現在残高をセットした後にSA14に進
む。つまり、挿入カードの現在残高が設定額に満たない
場合には、その設定額を貸玉額にセットしてその設定額
分のパチンコ玉を払出すわけにはいかないため、挿入カ
ードによって払出が可能な最高金額すなわち挿入カード
の現在残高を貸玉額にセットする処理がなされるのであ
る。
【0072】次にSA14では、玉貸可表示器を消灯す
る処理がなされる。一旦玉貸操作がなされてそれに基づ
く玉貸動作が完了するまでは次の玉貸操作を受付けない
ようにしているために、後述するSA33により玉貸可
表示器が点灯されるまでは玉貸可表示器を消灯して玉貸
操作ができない旨を表示するのである。次にSA15に
進み、払出制御用マイクロコンピュータに玉貸要求信号
の出力を開始する制御がなされる。次にSA16に進
み、玉貸準備確認タイマがセットされ、SA17に進
み、払出制御用マイクロコンピュータから玉貸準備信号
が入力されたか否かの判断がなされる。払出制御用マイ
クロコンピュータでは、SA15による玉貸要求信号を
受けて、玉貸が可能な状態であれば玉貸のための準備制
御を行なった後にSA77によりカード処理機制御用マ
イクロコンピュータに玉貸準備信号を出力する処理がな
される。カード処理機制御用マイクロコンピュータがS
A16によりセットされた玉貸準備確認タイマが終了す
る以前にこの玉貸準備信号を受信すれば、SA17によ
りYESの判断がなされ、SA20により玉貸指令信号
を払出制御用マイクロコンピュータに出力した後、払出
制御用マイクロコンピュータの玉貸が終了した旨の信号
の送信を待機する処理がなされる。一方、玉貸準備確認
タイマが終了するまで払出制御用マイクロコンピュータ
から玉貸準備信号が入力されなかった場合にはSA19
に進み、玉貸要求信号の出力を停止し、貸玉額をクリア
する処理がなされてSA8に進む。
る処理がなされる。一旦玉貸操作がなされてそれに基づ
く玉貸動作が完了するまでは次の玉貸操作を受付けない
ようにしているために、後述するSA33により玉貸可
表示器が点灯されるまでは玉貸可表示器を消灯して玉貸
操作ができない旨を表示するのである。次にSA15に
進み、払出制御用マイクロコンピュータに玉貸要求信号
の出力を開始する制御がなされる。次にSA16に進
み、玉貸準備確認タイマがセットされ、SA17に進
み、払出制御用マイクロコンピュータから玉貸準備信号
が入力されたか否かの判断がなされる。払出制御用マイ
クロコンピュータでは、SA15による玉貸要求信号を
受けて、玉貸が可能な状態であれば玉貸のための準備制
御を行なった後にSA77によりカード処理機制御用マ
イクロコンピュータに玉貸準備信号を出力する処理がな
される。カード処理機制御用マイクロコンピュータがS
A16によりセットされた玉貸準備確認タイマが終了す
る以前にこの玉貸準備信号を受信すれば、SA17によ
りYESの判断がなされ、SA20により玉貸指令信号
を払出制御用マイクロコンピュータに出力した後、払出
制御用マイクロコンピュータの玉貸が終了した旨の信号
の送信を待機する処理がなされる。一方、玉貸準備確認
タイマが終了するまで払出制御用マイクロコンピュータ
から玉貸準備信号が入力されなかった場合にはSA19
に進み、玉貸要求信号の出力を停止し、貸玉額をクリア
する処理がなされてSA8に進む。
【0073】パチンコ遊技機1が既に貸玉の払出を行な
っている場合や入賞に伴う景品玉の払出を行なっている
場合には、後述するSA100,SA101,SA7
6,SA77の処理が行なわれないために、玉貸準備確
認タイマが終了するまで払出制御用マイクロコンピュー
タから玉貸準備信号の出力がなされないのであって、そ
の場合にはSA19による処理が行なわれないのであ
る。なお、この玉貸準備確認タイマは、たとえば10m
sec以上で10sec以下程度の時間である。
っている場合や入賞に伴う景品玉の払出を行なっている
場合には、後述するSA100,SA101,SA7
6,SA77の処理が行なわれないために、玉貸準備確
認タイマが終了するまで払出制御用マイクロコンピュー
タから玉貸準備信号の出力がなされないのであって、そ
の場合にはSA19による処理が行なわれないのであ
る。なお、この玉貸準備確認タイマは、たとえば10m
sec以上で10sec以下程度の時間である。
【0074】一方、SA20により玉貸指令信号が出力
された後に、SA21により、現在残高から単位額を減
算し貸玉額から単位額を減算する処理がなされる。SA
20による玉貸指令信号が払出制御用マイクロコンピュ
ータに与えられた場合には、後述するようにパチンコ遊
技機側で単位額(たとえば100円)に相当するパチン
コ玉が貸玉制御されるのであり、その貸出されるパチン
コ玉に相当する金額である単位額を、挿入カードの現在
残高から減算するとともにSA12,SA13でセット
された貸玉額からその単位額を減算するのである。次に
SA22に進み、ユニットボックスを介してカードユニ
ット用ターミナルボックスに単位額売上信号を出力する
処理がなされる。このカードユニット用ターミナルボッ
クスに送信されてきた単位額売上信号が玉貸カード集中
管理コンピュータに出力され、玉貸カード集中管理コン
ピュータにより玉貸カードの使用データが集計される。
なお、カードユニット用ターミナルボックスから玉貸カ
ード集中管理コンピュータへの売上信号出力はリアルタ
イムで行なってもよいし、一定時間毎あるいは1日毎に
まとめて行なってもよい。また、SA23によりホール
用管理コンピュータに単位額売上信号を出力する処理が
なされる。その結果、ホール用管理コンピュータは売上
情報をカード処理機とパチンコ遊技機のどちらからでも
取ることができ、また双方から情報を取るようにして売
上情報を比較し、一致しない場合に異常を判定すること
により、故障等をいち早く発見することができる。
された後に、SA21により、現在残高から単位額を減
算し貸玉額から単位額を減算する処理がなされる。SA
20による玉貸指令信号が払出制御用マイクロコンピュ
ータに与えられた場合には、後述するようにパチンコ遊
技機側で単位額(たとえば100円)に相当するパチン
コ玉が貸玉制御されるのであり、その貸出されるパチン
コ玉に相当する金額である単位額を、挿入カードの現在
残高から減算するとともにSA12,SA13でセット
された貸玉額からその単位額を減算するのである。次に
SA22に進み、ユニットボックスを介してカードユニ
ット用ターミナルボックスに単位額売上信号を出力する
処理がなされる。このカードユニット用ターミナルボッ
クスに送信されてきた単位額売上信号が玉貸カード集中
管理コンピュータに出力され、玉貸カード集中管理コン
ピュータにより玉貸カードの使用データが集計される。
なお、カードユニット用ターミナルボックスから玉貸カ
ード集中管理コンピュータへの売上信号出力はリアルタ
イムで行なってもよいし、一定時間毎あるいは1日毎に
まとめて行なってもよい。また、SA23によりホール
用管理コンピュータに単位額売上信号を出力する処理が
なされる。その結果、ホール用管理コンピュータは売上
情報をカード処理機とパチンコ遊技機のどちらからでも
取ることができ、また双方から情報を取るようにして売
上情報を比較し、一致しない場合に異常を判定すること
により、故障等をいち早く発見することができる。
【0075】次にSA27に進み、玉貸確認タイマがセ
ットされる。この玉貸確認タイマは、パチンコ遊技機側
での貸玉の払出に要する時間を考慮してたとえば10s
ec程度に設定されている。この玉貸確認タイマが終了
する以前において払出制御用マイクロコンピュータから
玉貸完了信号の入力があった場合にはSA31に進む
が、この玉貸確認タイマが終了したとしても玉貸完了信
号の入力がなかった場合にはSA30に進み、ユニット
使用可表示器51(図1参照)が消灯されてSA24に
進む。そして、SA24以降の挿入カードの返却制御が
行なわれる。つまり、払出制御用マイクロコンピュータ
から玉貸準備信号の入力があり払出制御用マイクロコン
ピュータにより玉貸制御が行なわれているはずであるに
もかかわらず、玉貸確認タイマが終了しても玉貸完了信
号が払出制御用マイクロコンピュータから送信されてこ
ないということは、パチンコ遊技機側の玉払出装置等に
何らかの異常が発生したことが考えられるのであり、そ
の場合には挿入カードを遊技者に返却するのである。
ットされる。この玉貸確認タイマは、パチンコ遊技機側
での貸玉の払出に要する時間を考慮してたとえば10s
ec程度に設定されている。この玉貸確認タイマが終了
する以前において払出制御用マイクロコンピュータから
玉貸完了信号の入力があった場合にはSA31に進む
が、この玉貸確認タイマが終了したとしても玉貸完了信
号の入力がなかった場合にはSA30に進み、ユニット
使用可表示器51(図1参照)が消灯されてSA24に
進む。そして、SA24以降の挿入カードの返却制御が
行なわれる。つまり、払出制御用マイクロコンピュータ
から玉貸準備信号の入力があり払出制御用マイクロコン
ピュータにより玉貸制御が行なわれているはずであるに
もかかわらず、玉貸確認タイマが終了しても玉貸完了信
号が払出制御用マイクロコンピュータから送信されてこ
ないということは、パチンコ遊技機側の玉払出装置等に
何らかの異常が発生したことが考えられるのであり、そ
の場合には挿入カードを遊技者に返却するのである。
【0076】一方、玉貸確認タイマが終了する以前に払
出制御用マイクロコンピュータから玉貸完了信号が入力
されればSA31に進み、貸玉額=0であるか否かの判
断がなされる。SA12,SA13によってセットされ
た貸玉額に相当するパチンコ玉のうちまだ払出されてい
ない未払出分が残っている場合には貸玉額は「0」とな
っていないためにSA31によりNOの判断がなされて
SA15に進み、払出制御用マイクロコンピュータに再
度玉貸要求信号の出力がなされる。一方、貸玉額分のパ
チンコ玉がすべて払出されている場合には貸玉額=0と
なっているためにSA32に進み、現在残高=0である
か否かの判断が行なわれる。そして、挿入カードの現在
残高がまだ残っている場合にはSA33に進み、玉貸可
表示器を点灯し、SA8に進み、再度の玉貸操作,返却
操作の受付動作が行なわれる。一方、SA32により現
在残高=0と判断された場合にはSA34に進み、カー
ドリーダライタ制御部に残高0,カード書込排出指令信
号を出力する処理がなされる。これによりカードリーダ
ライタ制御部は、挿入カードのカード残高を「0」に更
新した後にその挿入カードを遊技者側に返却する。
出制御用マイクロコンピュータから玉貸完了信号が入力
されればSA31に進み、貸玉額=0であるか否かの判
断がなされる。SA12,SA13によってセットされ
た貸玉額に相当するパチンコ玉のうちまだ払出されてい
ない未払出分が残っている場合には貸玉額は「0」とな
っていないためにSA31によりNOの判断がなされて
SA15に進み、払出制御用マイクロコンピュータに再
度玉貸要求信号の出力がなされる。一方、貸玉額分のパ
チンコ玉がすべて払出されている場合には貸玉額=0と
なっているためにSA32に進み、現在残高=0である
か否かの判断が行なわれる。そして、挿入カードの現在
残高がまだ残っている場合にはSA33に進み、玉貸可
表示器を点灯し、SA8に進み、再度の玉貸操作,返却
操作の受付動作が行なわれる。一方、SA32により現
在残高=0と判断された場合にはSA34に進み、カー
ドリーダライタ制御部に残高0,カード書込排出指令信
号を出力する処理がなされる。これによりカードリーダ
ライタ制御部は、挿入カードのカード残高を「0」に更
新した後にその挿入カードを遊技者側に返却する。
【0077】次にSA35によりカード挿入表示器を点
滅させ、SA36により処理確認タイマがセットされ
る。この処理確認タイマは、カードリーダライタが挿入
カードの残高を「0」に更新した後にその挿入カードを
返却するのに十分な時間を考慮して設定されているもの
であり、この処理確認タイマが終了する以前にカードリ
ーダライタ制御部からカード処理完了信号を受信しなか
った場合にはSA39に進み、カード処理機異常をカー
ド残高表示器16によりコードで表示する処理が行なわ
れるとともにユニット使用可表示器51が点滅制御され
る。具体的には、たとえば挿入カードへの残高「0」の
書込不能や書込んだデータの読取確認をした場合のエラ
ー等をコードにより表示する。
滅させ、SA36により処理確認タイマがセットされ
る。この処理確認タイマは、カードリーダライタが挿入
カードの残高を「0」に更新した後にその挿入カードを
返却するのに十分な時間を考慮して設定されているもの
であり、この処理確認タイマが終了する以前にカードリ
ーダライタ制御部からカード処理完了信号を受信しなか
った場合にはSA39に進み、カード処理機異常をカー
ド残高表示器16によりコードで表示する処理が行なわ
れるとともにユニット使用可表示器51が点滅制御され
る。具体的には、たとえば挿入カードへの残高「0」の
書込不能や書込んだデータの読取確認をした場合のエラ
ー等をコードにより表示する。
【0078】一方、処理確認タイマの終了する以前にお
いてカードリーダライタ制御部からカード処理完了信号
の入力があった場合にはSA40に進み、カードが挿入
されている旨の表示を行なうためのカード挿入表示器5
4(図1参照)を消灯し、SA41により玉貸異常があ
ったか否かの判断が行なわれ、なかった場合にはSA3
に進み、新たなカードのカードリーダライタへの挿入受
付の制御が行なわれ、玉貸異常があった場合にはSA4
2に進み、払出制御用マイクロコンピュータから払出可
能信号の受付制御が行なわれる。
いてカードリーダライタ制御部からカード処理完了信号
の入力があった場合にはSA40に進み、カードが挿入
されている旨の表示を行なうためのカード挿入表示器5
4(図1参照)を消灯し、SA41により玉貸異常があ
ったか否かの判断が行なわれ、なかった場合にはSA3
に進み、新たなカードのカードリーダライタへの挿入受
付の制御が行なわれ、玉貸異常があった場合にはSA4
2に進み、払出制御用マイクロコンピュータから払出可
能信号の受付制御が行なわれる。
【0079】以上説明したように、パチンコ遊技機側で
単位額(たとえば100円)に相当するパチンコ玉(た
とえば25個)が貸出されるごとに払出制御用マイクロ
コンピュータからカード処理機制御用マイクロコンピュ
ータに玉貸完了信号が出力されるのであり、カード処理
機制御用マイクロコンピュータではその出力信号を入力
するたびに貸玉額(SA12,SA13を参照)分のパ
チンコ玉がすべて貸出されたか否かの判断を行ない、未
だに貸出されていない未貸出分がある場合にはその未貸
出分をすべて貸出すまで前記単位額(たとえば100
円)のパチンコ玉の貸出を繰返し行なうのである。
単位額(たとえば100円)に相当するパチンコ玉(た
とえば25個)が貸出されるごとに払出制御用マイクロ
コンピュータからカード処理機制御用マイクロコンピュ
ータに玉貸完了信号が出力されるのであり、カード処理
機制御用マイクロコンピュータではその出力信号を入力
するたびに貸玉額(SA12,SA13を参照)分のパ
チンコ玉がすべて貸出されたか否かの判断を行ない、未
だに貸出されていない未貸出分がある場合にはその未貸
出分をすべて貸出すまで前記単位額(たとえば100
円)のパチンコ玉の貸出を繰返し行なうのである。
【0080】図12ないし図15は、遊技制御用マイク
ロコンピュータ202の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
ロコンピュータ202の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【0081】図12にはメインルーチンが示されてい
る。そのメインルーチンは、たとえば2msec毎に1
回実行される。まずS1により、スタックセットの処理
が行なわれ、S2より、RAMエラーがあったか否かの
判断が行なわれる。この判断は図8に示されたRAM2
05の所定アドレスの内容を読出し、その値が所定の値
と等しいか否かを調べることにより行なわれる。プログ
ラムの暴走時や電源投入時直後には、RAM205の格
納データは不定であるため、判断の答えはNOとなって
制御S3に進む。S3では、RAMに初期データが書込
まれる。このとき、大当りの発生の確率データである設
定値が読込まれてRAMにロードされて以降その読込ま
れた値に従って定まる確率で、可変表示装置33の識別
情報が表示されるように制御される。その後制御はS1
0に進む。S3において初期データが書込まれるため、
以後このメインルーチンの実行時には、S2における判
断の答えがYESとなり、制御はS4に進むこととな
る。
る。そのメインルーチンは、たとえば2msec毎に1
回実行される。まずS1により、スタックセットの処理
が行なわれ、S2より、RAMエラーがあったか否かの
判断が行なわれる。この判断は図8に示されたRAM2
05の所定アドレスの内容を読出し、その値が所定の値
と等しいか否かを調べることにより行なわれる。プログ
ラムの暴走時や電源投入時直後には、RAM205の格
納データは不定であるため、判断の答えはNOとなって
制御S3に進む。S3では、RAMに初期データが書込
まれる。このとき、大当りの発生の確率データである設
定値が読込まれてRAMにロードされて以降その読込ま
れた値に従って定まる確率で、可変表示装置33の識別
情報が表示されるように制御される。その後制御はS1
0に進む。S3において初期データが書込まれるため、
以後このメインルーチンの実行時には、S2における判
断の答えがYESとなり、制御はS4に進むこととな
る。
【0082】S4においては、I/Oポートからのデー
タの出力処理が行なわれ、図8に示された各種回路や機
器に対し制御信号が出力される。次にS5に進み、10
カウントエラーがあるか否かおよびドラムエラーがある
か否かの判断が行なわれる。この10カウントエラーで
は、特定入賞玉検出器38や通常入賞玉検出器39a,
39bがショートあるいは断線している場合であり、具
体的には、特定入賞玉検出器38や通常入賞玉検出器3
9a,39bの出力信号が所定時間(たとえば2.9
秒)を超えて導出された場合あるいは可変入賞球装置3
の1回の開成中に入賞玉が1個も検出されなかった場合
に10カウントエラーありと判断される。ドラムエラー
とは、可変表示装置33の回転ドラム(図示せず)が回
転途中で停止したり回転制御できない状態となった場合
である。10カウントエラーがなくかつドラムエラーも
なかった場合にはS6に進み、プロセス処理が行なわれ
た後S7に進むが、10カウントエラーまたはドラムエ
ラーがあった場合には直接S7に進み、賞球情報出力処
理が行なわれ、次にS8に進み、スイッチ入力処理が行
なわれて、S9に進む。
タの出力処理が行なわれ、図8に示された各種回路や機
器に対し制御信号が出力される。次にS5に進み、10
カウントエラーがあるか否かおよびドラムエラーがある
か否かの判断が行なわれる。この10カウントエラーで
は、特定入賞玉検出器38や通常入賞玉検出器39a,
39bがショートあるいは断線している場合であり、具
体的には、特定入賞玉検出器38や通常入賞玉検出器3
9a,39bの出力信号が所定時間(たとえば2.9
秒)を超えて導出された場合あるいは可変入賞球装置3
の1回の開成中に入賞玉が1個も検出されなかった場合
に10カウントエラーありと判断される。ドラムエラー
とは、可変表示装置33の回転ドラム(図示せず)が回
転途中で停止したり回転制御できない状態となった場合
である。10カウントエラーがなくかつドラムエラーも
なかった場合にはS6に進み、プロセス処理が行なわれ
た後S7に進むが、10カウントエラーまたはドラムエ
ラーがあった場合には直接S7に進み、賞球情報出力処
理が行なわれ、次にS8に進み、スイッチ入力処理が行
なわれて、S9に進む。
【0083】S9では、確率設定スイッチ入力の処理が
行なわれる。この確率設定スイッチ入力では、キースイ
ッチ200(図2参照)の操作に基づいた大当り発生の
確率の設定状態を入力する処理である。このS9の後制
御はS10に進む。S10では、ランダム1カウンタ,
ランダム2カウンタ,ランダム4カウンタの更新処理が
行なわれる。このランダム1カウンタとは、大当りを発
生させるか否かに関する1次抽選用のカウンタである。
ランダム2カウンタとは、大当りを発生させるか否かに
関する2次抽選用および当り図柄決定用のカウンタであ
る。大当りを発生させるか否かは、まずランダム1カウ
ンタに基づく1次抽選の結果当りと決定され、さらにラ
ンダム2カウンタに基づく2次抽選の結果当りと決定す
る必要がある。ランダム4カウンタとは、大当りを発生
させることが決定された場合に、3本の当りラインのう
ちどの当りライン上に当り図柄の組合せを成立させるか
を決定するための当りライン選択用のカウンタである。
この当り図柄はランダム2カウンタのカウント値に基づ
いて決定される。そして、キースイッチ20を操作した
後には、このランダム1カウンタのカウント値の上限が
変化する。すなわち、設定1の場合にはランダム1カウ
ンタは0〜41の範囲内でカウントする。設定2の場合
には0〜44の範囲内でカウントする。設定3の場合に
は0〜49の範囲内でカウントする。一方、ランダム2
カウンタは、0〜49の範囲内でカウントする。またラ
ンダム4カウンタは、0〜2の範囲内でカウントし、ピ
ックアップされたカウント値が0のときには中段の当り
ラインが選択決定され、1のときには右上がり斜めの当
りラインが選択決定され、2のときには右下がり斜めの
当りラインが選択決定される。
行なわれる。この確率設定スイッチ入力では、キースイ
ッチ200(図2参照)の操作に基づいた大当り発生の
確率の設定状態を入力する処理である。このS9の後制
御はS10に進む。S10では、ランダム1カウンタ,
ランダム2カウンタ,ランダム4カウンタの更新処理が
行なわれる。このランダム1カウンタとは、大当りを発
生させるか否かに関する1次抽選用のカウンタである。
ランダム2カウンタとは、大当りを発生させるか否かに
関する2次抽選用および当り図柄決定用のカウンタであ
る。大当りを発生させるか否かは、まずランダム1カウ
ンタに基づく1次抽選の結果当りと決定され、さらにラ
ンダム2カウンタに基づく2次抽選の結果当りと決定す
る必要がある。ランダム4カウンタとは、大当りを発生
させることが決定された場合に、3本の当りラインのう
ちどの当りライン上に当り図柄の組合せを成立させるか
を決定するための当りライン選択用のカウンタである。
この当り図柄はランダム2カウンタのカウント値に基づ
いて決定される。そして、キースイッチ20を操作した
後には、このランダム1カウンタのカウント値の上限が
変化する。すなわち、設定1の場合にはランダム1カウ
ンタは0〜41の範囲内でカウントする。設定2の場合
には0〜44の範囲内でカウントする。設定3の場合に
は0〜49の範囲内でカウントする。一方、ランダム2
カウンタは、0〜49の範囲内でカウントする。またラ
ンダム4カウンタは、0〜2の範囲内でカウントし、ピ
ックアップされたカウント値が0のときには中段の当り
ラインが選択決定され、1のときには右上がり斜めの当
りラインが選択決定され、2のときには右下がり斜めの
当りラインが選択決定される。
【0084】次に、S11に進み、リセット回数が0か
または4かまたは1か2,3,5,6,7かのいずれか
が判断される。このリセット回数とは、定期リセット回
路からCPU203に入力されるリセット信号によって
CPU203がリセットされた回数を意味し、リセット
される毎に「0」から「1」ずつ加算されて「7」まで
達し、その状態でさらに「1」加算されることにより
「0」となり、「0」から再度カウントアップされるも
のである。このリセット回数は0の場合にはS12に進
み、音データが出力されてスピーカ19から所定の音が
発せられる。一方、リセット回数が4の場合にはS13
に進み、出力データテーブル選択,ドラムランプデータ
セットの処理が行なわれてS15に進み、そのセットさ
れたデータが出力されて、ドラムランプが点灯制御され
る。一方、リセット回数が1,2,3,5,6,7の場
合にはS14に進み飾りLED,ランプデータがセット
されてS15によりそのセットされたデータが出力さ
れ、飾りLEDおよび各種ランプが点灯または点滅制御
される。次に、S16に進み入賞記憶エリア格納処理が
行なわれ、S17に進みランダム1カウンタ,ランダム
2カウンタ,ランダム3カウンタ,ランダム5カウンタ
の更新処理が行なわれる。このS17による処理は、定
期リセット回路からのリセット信号に基づくCPU20
3のリセットが行なわれるまでの定期リセット待ち時間
を利用して繰返えしカウント値の更新処理が行なわれ
る。ランダム3カウンタは、大当りを発生させないこと
が決定された場合にどの外れ図柄で停止制御するかを決
定するためのカウンタであり、0〜5831の範囲内で
カウントアップされる。ランダム5カウンタは、大当り
を発生させないことが決定された場合にどの外れ図柄で
停止制御するかを決定するためのカウンタであり、0〜
5831の範囲内でカウントアップされる。ランダム5
カウンタは、ラッキーナンバ用図柄を決定するためのカ
ウンタであり、0〜99の範囲内でカウントアップされ
る。なお、ラッキーナンバとは、遊技場において所定の
サービスを遊技者に与えるために予め決定されている番
号であり、たとえば大当り発生時にその大当りの発生し
たパチンコ遊技機で表示されている番号が予め決定され
たラッキーナンバと一致すれば、その大当りの発生に基
づいて獲得した景品玉を景品交換するこなく再度遊技に
使用できる等の特典が与えられる。
または4かまたは1か2,3,5,6,7かのいずれか
が判断される。このリセット回数とは、定期リセット回
路からCPU203に入力されるリセット信号によって
CPU203がリセットされた回数を意味し、リセット
される毎に「0」から「1」ずつ加算されて「7」まで
達し、その状態でさらに「1」加算されることにより
「0」となり、「0」から再度カウントアップされるも
のである。このリセット回数は0の場合にはS12に進
み、音データが出力されてスピーカ19から所定の音が
発せられる。一方、リセット回数が4の場合にはS13
に進み、出力データテーブル選択,ドラムランプデータ
セットの処理が行なわれてS15に進み、そのセットさ
れたデータが出力されて、ドラムランプが点灯制御され
る。一方、リセット回数が1,2,3,5,6,7の場
合にはS14に進み飾りLED,ランプデータがセット
されてS15によりそのセットされたデータが出力さ
れ、飾りLEDおよび各種ランプが点灯または点滅制御
される。次に、S16に進み入賞記憶エリア格納処理が
行なわれ、S17に進みランダム1カウンタ,ランダム
2カウンタ,ランダム3カウンタ,ランダム5カウンタ
の更新処理が行なわれる。このS17による処理は、定
期リセット回路からのリセット信号に基づくCPU20
3のリセットが行なわれるまでの定期リセット待ち時間
を利用して繰返えしカウント値の更新処理が行なわれ
る。ランダム3カウンタは、大当りを発生させないこと
が決定された場合にどの外れ図柄で停止制御するかを決
定するためのカウンタであり、0〜5831の範囲内で
カウントアップされる。ランダム5カウンタは、大当り
を発生させないことが決定された場合にどの外れ図柄で
停止制御するかを決定するためのカウンタであり、0〜
5831の範囲内でカウントアップされる。ランダム5
カウンタは、ラッキーナンバ用図柄を決定するためのカ
ウンタであり、0〜99の範囲内でカウントアップされ
る。なお、ラッキーナンバとは、遊技場において所定の
サービスを遊技者に与えるために予め決定されている番
号であり、たとえば大当り発生時にその大当りの発生し
たパチンコ遊技機で表示されている番号が予め決定され
たラッキーナンバと一致すれば、その大当りの発生に基
づいて獲得した景品玉を景品交換するこなく再度遊技に
使用できる等の特典が与えられる。
【0085】図13は、遊技制御用マイクロコンピュー
タの制御動作を示すフローチャートである。
タの制御動作を示すフローチャートである。
【0086】図13(a)は、図12のS8に示したス
イッチ入力のサブルーチンプログラムを示すフローチャ
ートである。SB1により、始動口スイッチの入力処理
を行ない、SB2により、Vスイッチ・カウントスイッ
チの入力処理を行なう。
イッチ入力のサブルーチンプログラムを示すフローチャ
ートである。SB1により、始動口スイッチの入力処理
を行ない、SB2により、Vスイッチ・カウントスイッ
チの入力処理を行なう。
【0087】図13(b)は、SB1に示した始動口ス
イッチ入力のサブルーチンプログラムを示すフローチャ
ートである。SD1により、始動入賞があったか否かの
判断がなされ、ない場合にはそのままプログラムは終了
する。パチンコ玉が始動入賞口34に入賞して始動口ス
イッチ(始動入賞玉検出器46)により検出されればS
D2に進み、始動入賞カウンタを「1」加算更新し、S
D3に進み、始動入賞処理が行なわれる。
イッチ入力のサブルーチンプログラムを示すフローチャ
ートである。SD1により、始動入賞があったか否かの
判断がなされ、ない場合にはそのままプログラムは終了
する。パチンコ玉が始動入賞口34に入賞して始動口ス
イッチ(始動入賞玉検出器46)により検出されればS
D2に進み、始動入賞カウンタを「1」加算更新し、S
D3に進み、始動入賞処理が行なわれる。
【0088】図13(c)は、SB2に示したVスイッ
チ・カウントスイッチ入力処理のサブルーチンプログラ
ムを示すフローチャートである。SC1により、V入賞
があったか否かの判断がなされ、ない場合にはSC5に
進み、カウント入賞があったか否かの判断がなされ、な
い場合にはプログラムが終了する。
チ・カウントスイッチ入力処理のサブルーチンプログラ
ムを示すフローチャートである。SC1により、V入賞
があったか否かの判断がなされ、ない場合にはSC5に
進み、カウント入賞があったか否かの判断がなされ、な
い場合にはプログラムが終了する。
【0089】パチンコ玉が可変入賞球装置35内に進入
してそのパチンコ玉が特定入賞領域に入賞してVスイッ
チ(特定入賞玉検出器38)により検出されれば、SC
2に進み、大入賞口(可変入賞球装置)入賞カウンタを
「1」加算更新する処理がなされる。次にSC3に進
み、大当り中であるか否かの判断がなされ、大当り中で
ない場合にはSC5に進む。一方、大当り中である場合
にはSC4に進み、V入賞処理が行なわれた後SC5に
進む。
してそのパチンコ玉が特定入賞領域に入賞してVスイッ
チ(特定入賞玉検出器38)により検出されれば、SC
2に進み、大入賞口(可変入賞球装置)入賞カウンタを
「1」加算更新する処理がなされる。次にSC3に進
み、大当り中であるか否かの判断がなされ、大当り中で
ない場合にはSC5に進む。一方、大当り中である場合
にはSC4に進み、V入賞処理が行なわれた後SC5に
進む。
【0090】パチンコ玉が可変入賞球装置35内に進入
してそのパチンコ玉が入賞玉検出器39a,39bによ
り検出されれば、SC5によりYESの判断がなされて
SC6に進み、大入賞口入賞カウンタを「1」加算更新
する処理がなされる。そしてSC7に進み、大当り中で
あるか否かの判断がなされ、大当り中でない場合にはそ
のままプログラムが終了するが、大当り中である場合に
はSC8に進み、カウント入賞処理がなされた後プログ
ラムが終了する。
してそのパチンコ玉が入賞玉検出器39a,39bによ
り検出されれば、SC5によりYESの判断がなされて
SC6に進み、大入賞口入賞カウンタを「1」加算更新
する処理がなされる。そしてSC7に進み、大当り中で
あるか否かの判断がなされ、大当り中でない場合にはそ
のままプログラムが終了するが、大当り中である場合に
はSC8に進み、カウント入賞処理がなされた後プログ
ラムが終了する。
【0091】以上に示した始動入賞カウンタ,大入賞口
入賞カウンタおよび一般入賞カウンタは、RAM205
の働きにより実現されるものであり、各カウンタに対応
する値は、RAM205に記憶される。
入賞カウンタおよび一般入賞カウンタは、RAM205
の働きにより実現されるものであり、各カウンタに対応
する値は、RAM205に記憶される。
【0092】図14および図15は、遊技制御用マイク
ロコンピュータ202の制御動作を示し、図12のS7
に示した賞球個数情報出力処理のサブルーチンプログラ
ムを示すフローチャートである。まず、S18aによ
り、現在がパチンコ遊技機1の電源投入時、すなわち、
電源を投入した直後であるか否かの判断がなされる。S
18aにより、電源投入時であると判断された場合は、
後述する図15に示すS50に進む。一方、S18によ
り、電源投入時ではないと判断された場合は、S18b
に進む。S18bにより、ポート入力処理が行なわれ、
S19により、賞球データ出力フラグがセットされてい
るか否かの判断がなされる。この賞球データ出力フラグ
は、前述した賞球データD0〜D3を出力する状態にな
っていることを記憶するためのものであり、後述するS
23,S29によりセットされ、S31によりクリアさ
れる。賞球データ出力フラグがセットされていない場合
にはS21に進む。
ロコンピュータ202の制御動作を示し、図12のS7
に示した賞球個数情報出力処理のサブルーチンプログラ
ムを示すフローチャートである。まず、S18aによ
り、現在がパチンコ遊技機1の電源投入時、すなわち、
電源を投入した直後であるか否かの判断がなされる。S
18aにより、電源投入時であると判断された場合は、
後述する図15に示すS50に進む。一方、S18によ
り、電源投入時ではないと判断された場合は、S18b
に進む。S18bにより、ポート入力処理が行なわれ、
S19により、賞球データ出力フラグがセットされてい
るか否かの判断がなされる。この賞球データ出力フラグ
は、前述した賞球データD0〜D3を出力する状態にな
っていることを記憶するためのものであり、後述するS
23,S29によりセットされ、S31によりクリアさ
れる。賞球データ出力フラグがセットされていない場合
にはS21に進む。
【0093】S21では、始動入賞カウンタが「1」以
上であるか否かの判断がなされる。この始動入賞カウン
タは前記SD2により「1」ずつ加算更新されるもので
あり、始動入賞カウンタが「1」以上であると判断され
た場合にはS22に進み、始動入賞カウンタを「1」減
算更新し、S23により、賞球データ出力フラグをセッ
トするとともに、賞球個数情報である賞球データを
「5」にセットする処理がなされる。そして、S20に
従って、「5」の賞球データすなわち0101の賞球デ
ータが遊技制御用マイクロコンピュータ202から払出
制御用マイクロコンピュータ220に向けて出力され
る。
上であるか否かの判断がなされる。この始動入賞カウン
タは前記SD2により「1」ずつ加算更新されるもので
あり、始動入賞カウンタが「1」以上であると判断され
た場合にはS22に進み、始動入賞カウンタを「1」減
算更新し、S23により、賞球データ出力フラグをセッ
トするとともに、賞球個数情報である賞球データを
「5」にセットする処理がなされる。そして、S20に
従って、「5」の賞球データすなわち0101の賞球デ
ータが遊技制御用マイクロコンピュータ202から払出
制御用マイクロコンピュータ220に向けて出力され
る。
【0094】始動入賞カウンタが「1」以上でない場合
には、S24に進み、大入賞口入賞カウンタが「1」以
上であるか否かの判断がなされる。この大入賞口入賞カ
ウンタは、前記SC2,SC6により「1」ずつ加算更
新されるものであり、「1」以上であると判断された場
合にはS25に進み、大入賞口入賞カウンタを「1」減
算更新し、S29により、賞球データ出力フラグをセッ
トする処理がなされるとともに、賞球個数情報である賞
球データを「15」にセットする処理がなされる。その
結果、S20に従って、15の賞球データすなわち11
11の賞球データが遊技制御用マイクロコンピュータ2
02から払出制御用マイクロコンピュータ220に向け
て出力される。
には、S24に進み、大入賞口入賞カウンタが「1」以
上であるか否かの判断がなされる。この大入賞口入賞カ
ウンタは、前記SC2,SC6により「1」ずつ加算更
新されるものであり、「1」以上であると判断された場
合にはS25に進み、大入賞口入賞カウンタを「1」減
算更新し、S29により、賞球データ出力フラグをセッ
トする処理がなされるとともに、賞球個数情報である賞
球データを「15」にセットする処理がなされる。その
結果、S20に従って、15の賞球データすなわち11
11の賞球データが遊技制御用マイクロコンピュータ2
02から払出制御用マイクロコンピュータ220に向け
て出力される。
【0095】S19により賞球データ出力フラグがセッ
トされていると判断された場合には、S20に進み、前
記S23,S29によりセットされた賞球データを出力
する処理がなされ、その賞球データが遊技制御用マイク
ロコンピュータ202から払出制御用マイクロコンピュ
ータ220に送信される。
トされていると判断された場合には、S20に進み、前
記S23,S29によりセットされた賞球データを出力
する処理がなされ、その賞球データが遊技制御用マイク
ロコンピュータ202から払出制御用マイクロコンピュ
ータ220に送信される。
【0096】次にS27に進み、タイマDの計時をスタ
ートされる処理がなされる。このタイマDは、遊技制御
用マイクロコンピュータ202から払出制御用マイクロ
コンピュータ220に向けて出力される賞球データの出
力時間を管理するために用いられるタイマである。
ートされる処理がなされる。このタイマDは、遊技制御
用マイクロコンピュータ202から払出制御用マイクロ
コンピュータ220に向けて出力される賞球データの出
力時間を管理するために用いられるタイマである。
【0097】次に、S28に進み、タイマDの値が所定
値になったか否かの判断がなされる。この所定値は、少
なくとも出力された賞球データが払出制御用マイクロコ
ンピュータ220に完全に読込まれるまでに必要な時間
に設定されており、S28により、タイマDの値が所定
値に満たない場合は、賞球データの出力が継続される。
S28によりタイマDが所定値になったと判断された場
合は、賞球データが完全に払出制御用マイクロコンピュ
ータ220により読込まれたものとみなし、S30に進
んで、賞球データの出力を停止するとともに、タイマD
の値をリセットする。すなわち、このS30によりタイ
マDは停止される。次に、S31により、賞球データ出
力フラグをクリアする処理がなされる。
値になったか否かの判断がなされる。この所定値は、少
なくとも出力された賞球データが払出制御用マイクロコ
ンピュータ220に完全に読込まれるまでに必要な時間
に設定されており、S28により、タイマDの値が所定
値に満たない場合は、賞球データの出力が継続される。
S28によりタイマDが所定値になったと判断された場
合は、賞球データが完全に払出制御用マイクロコンピュ
ータ220により読込まれたものとみなし、S30に進
んで、賞球データの出力を停止するとともに、タイマD
の値をリセットする。すなわち、このS30によりタイ
マDは停止される。次に、S31により、賞球データ出
力フラグをクリアする処理がなされる。
【0098】このように、始動入賞カウンタの値に従っ
て賞球データが「5」にセットされ、大入賞口入賞カウ
ンタの値に従って賞球データが「15」にセットされ
る。このようなカウンタを用いた賞球データの出力につ
いては、始動入賞口カウンタ,大入賞口入賞カウンタの
順に優先順位が付けられている。
て賞球データが「5」にセットされ、大入賞口入賞カウ
ンタの値に従って賞球データが「15」にセットされ
る。このようなカウンタを用いた賞球データの出力につ
いては、始動入賞口カウンタ,大入賞口入賞カウンタの
順に優先順位が付けられている。
【0099】次に、図15を参照して電源投入時の制御
動作を説明する。S18aにおいて電源投入時であると
判断された場合には、S50に進むが、このS50で
は、タイマCの計時をスタートさせるとともに、賞球デ
ータを「10」にセットする処理がなされる。このタイ
マCは、前述したタイマDと同様に賞球データの出力時
間を管理するために用いられるタイマである。前述した
タイマDは、通常時における賞球データの出力時間の管
理のために用いられ、このタイマCは、電源投入時にお
ける賞球データの出力時間の管理に用いられる。次に、
S51に進み、S50でセットした「10」の賞球デー
タ、すなわち、「1010」の賞球データを遊技制御用
マイクロコンピュータ202から払出制御用マイクロコ
ンピュータ220に向けて出力する処理がなされる。
動作を説明する。S18aにおいて電源投入時であると
判断された場合には、S50に進むが、このS50で
は、タイマCの計時をスタートさせるとともに、賞球デ
ータを「10」にセットする処理がなされる。このタイ
マCは、前述したタイマDと同様に賞球データの出力時
間を管理するために用いられるタイマである。前述した
タイマDは、通常時における賞球データの出力時間の管
理のために用いられ、このタイマCは、電源投入時にお
ける賞球データの出力時間の管理に用いられる。次に、
S51に進み、S50でセットした「10」の賞球デー
タ、すなわち、「1010」の賞球データを遊技制御用
マイクロコンピュータ202から払出制御用マイクロコ
ンピュータ220に向けて出力する処理がなされる。
【0100】次にS52に進み、タイマCが所定値にな
ったか否かの判断がなされる。この所定値は、前述した
S28の場合と同様に、賞球データが払出制御用マイク
ロコンピュータ220に完全に読込まれるまでに必要な
時間に設定されている。S52によりタイマCが所定値
になっていないと判断された場合は、S51に戻り、賞
球データの出力を継続して行なう。一方、S52により
タイマCが所定値になったと判断された場合は、賞球デ
ータが完全に読込まれたものとみなし、S53に進ん
で、賞球データの出力を停止させる処理がなされる。
ったか否かの判断がなされる。この所定値は、前述した
S28の場合と同様に、賞球データが払出制御用マイク
ロコンピュータ220に完全に読込まれるまでに必要な
時間に設定されている。S52によりタイマCが所定値
になっていないと判断された場合は、S51に戻り、賞
球データの出力を継続して行なう。一方、S52により
タイマCが所定値になったと判断された場合は、賞球デ
ータが完全に読込まれたものとみなし、S53に進ん
で、賞球データの出力を停止させる処理がなされる。
【0101】次に、S54に進み、タイマCを一旦リセ
ットして再度その計時をスタートさせるとともに、賞球
データを「15」にセットする処理がなされる。次に、
S55に進み、S54でセットされた「15」の賞球デ
ータを遊技制御用マイクロコンピュータ202から払出
制御用マイクロコンピュータ220に向けて出力する処
理がなされる。次にS56に進み、タイマCが所定値
(S52の場合と同様の値)になったか否かの判断がな
される。S56によりタイマCが所定値になっていない
と判断された場合は、S55に戻り、賞球データの出力
を継続して行なう。一方、S56によりタイマCが所定
値になったと判断された場合は、賞球データが完全に読
込まれたものとみなし、S57に進んで、賞球データの
出力を停止させる処理がなされる。
ットして再度その計時をスタートさせるとともに、賞球
データを「15」にセットする処理がなされる。次に、
S55に進み、S54でセットされた「15」の賞球デ
ータを遊技制御用マイクロコンピュータ202から払出
制御用マイクロコンピュータ220に向けて出力する処
理がなされる。次にS56に進み、タイマCが所定値
(S52の場合と同様の値)になったか否かの判断がな
される。S56によりタイマCが所定値になっていない
と判断された場合は、S55に戻り、賞球データの出力
を継続して行なう。一方、S56によりタイマCが所定
値になったと判断された場合は、賞球データが完全に読
込まれたものとみなし、S57に進んで、賞球データの
出力を停止させる処理がなされる。
【0102】次にS58に進み、タイマCを一旦リセッ
トして再度その計時をスタートさせるとともに、賞球デ
ータを「5」にセットする処理がなされる。次にS58
でセットされた「5」の賞球データを遊技制御用マイク
ロコンピュータ202から払出制御用マイクロコンピュ
ータ220に向けて出力する処理がなされる。次にS6
0に進み、タイマCが所定値(S52の所定値と同様の
値)になったか否かの判断がさなれる。S60によりタ
イマCが所定値になっていないと判断された場合は、S
59に戻り、賞球データの出力を継続して行なう。一
方、S60によりタイマCが所定値になったと判断され
た場合は、賞球データが完全に読込まれたものとみな
し、S61に進んで、賞球データの出力を停止させる処
理がなされる。次にS62に進み、タイマCをリセット
して電源投入時の制御動作が終了する。
トして再度その計時をスタートさせるとともに、賞球デ
ータを「5」にセットする処理がなされる。次にS58
でセットされた「5」の賞球データを遊技制御用マイク
ロコンピュータ202から払出制御用マイクロコンピュ
ータ220に向けて出力する処理がなされる。次にS6
0に進み、タイマCが所定値(S52の所定値と同様の
値)になったか否かの判断がさなれる。S60によりタ
イマCが所定値になっていないと判断された場合は、S
59に戻り、賞球データの出力を継続して行なう。一
方、S60によりタイマCが所定値になったと判断され
た場合は、賞球データが完全に読込まれたものとみな
し、S61に進んで、賞球データの出力を停止させる処
理がなされる。次にS62に進み、タイマCをリセット
して電源投入時の制御動作が終了する。
【0103】このように、電源投入時には、10,1
5,5のすべての種別の入賞領域に対応する賞球データ
が払出数の設定情報として遊技制御用マイクロコンピュ
ータ202から払出制御用マイクロコンピュータ220
へ送信され、電源投入時以外の通常動作時には、5,1
5の賞球データが遊技制御用マイクロコンピュータ20
2から払出制御用マイクロコンピュータ220へ送信さ
れる。
5,5のすべての種別の入賞領域に対応する賞球データ
が払出数の設定情報として遊技制御用マイクロコンピュ
ータ202から払出制御用マイクロコンピュータ220
へ送信され、電源投入時以外の通常動作時には、5,1
5の賞球データが遊技制御用マイクロコンピュータ20
2から払出制御用マイクロコンピュータ220へ送信さ
れる。
【0104】10の賞球データは、電源投入時にのみ遊
技制御用マイクロコンピュータ202から払出制御用マ
イクロコンピュータ220へ与えられるが、通常動作時
に遊技制御用マイクロコンピュータ202から払出制御
用マイクロコンピュータ220へ与えられない。それ
は、電源投入時に遊技制御用マイクロコンピュータ20
2から払出制御用マイクロコンピュータ220へ与えら
れた10の賞球データを払出制御用マイクロコンピュー
タ220が記憶して、その10の賞球データをその後の
景品玉の払出に用いるからである。
技制御用マイクロコンピュータ202から払出制御用マ
イクロコンピュータ220へ与えられるが、通常動作時
に遊技制御用マイクロコンピュータ202から払出制御
用マイクロコンピュータ220へ与えられない。それ
は、電源投入時に遊技制御用マイクロコンピュータ20
2から払出制御用マイクロコンピュータ220へ与えら
れた10の賞球データを払出制御用マイクロコンピュー
タ220が記憶して、その10の賞球データをその後の
景品玉の払出に用いるからである。
【0105】図16ないし図21および図23は、払出
制御用マイクロコンピュータ220の制御動作を示すフ
ローチャートである。まず、図16を参照して、S20
1により、現在がパチンコ遊技機1の電源投入時である
か否かの判断がなされる。S201により、電源投入時
であると判断された場合には、後述する図18のS28
0に進む。一方、S201により、電源投入時ではない
と判断された場合は、S201aによりカード処理機接
続信号があるか否かの判断が行なわれ、ない場合にはS
202に進み、リレー224(図9参照)をONにして
打球の発射モータ197を不能動化して遊技ができない
状態にする。次にS203に進み、エラーコード12を
エラー表示器155により表示させる制御が行なわれ
る。このS203によるエラーコード表示は、カードユ
ニット50とパチンコ遊技機1側との接続が行なわれて
いない旨の表示である。後述する他の処理のエラーコー
ドの表示も、エラーコード表示器155によりコード
(数字)により表示される。
制御用マイクロコンピュータ220の制御動作を示すフ
ローチャートである。まず、図16を参照して、S20
1により、現在がパチンコ遊技機1の電源投入時である
か否かの判断がなされる。S201により、電源投入時
であると判断された場合には、後述する図18のS28
0に進む。一方、S201により、電源投入時ではない
と判断された場合は、S201aによりカード処理機接
続信号があるか否かの判断が行なわれ、ない場合にはS
202に進み、リレー224(図9参照)をONにして
打球の発射モータ197を不能動化して遊技ができない
状態にする。次にS203に進み、エラーコード12を
エラー表示器155により表示させる制御が行なわれ
る。このS203によるエラーコード表示は、カードユ
ニット50とパチンコ遊技機1側との接続が行なわれて
いない旨の表示である。後述する他の処理のエラーコー
ドの表示も、エラーコード表示器155によりコード
(数字)により表示される。
【0106】次にカード処理機接続信号があると判断さ
れた場合にはS204に進み、レール玉切れ検出があっ
たか否かの判断がなされ、ない場合にはS208に進む
が、玉切れスイッチ87a,87b(図5参照)から玉
切れ検出信号が入力された場合にはS205に進み、タ
ンク玉切れ検出があったか否かの判断がなされる。玉欠
乏検出器67(図4参照)からの玉切れ検出信号がない
場合にはS206に進み、玉切れランプ44(図1参
照)が点滅制御される。一方、タンク玉切れ検出信号の
入力があった場合にはS207に進み、玉切れランプ4
4が点灯制御される。つまり、玉欠乏検出器67から玉
切れ検出信号があり、しかもレール玉切れを検出する玉
切れスイッチ87a,87bからの玉切れ検出信号の入
力があったということは、玉タンク65およびタンクレ
ール69内のパチンコ玉がなくなった場合であり、その
場合には玉切れランプ44が点灯制御され、玉切れが発
生した旨の表示が行なわれる。一方、玉欠乏検出器67
から玉切れ検出信号が入力されないにもかかわらず玉切
れスイッチ87a,87bから玉切れ検出信号が入力さ
れたということは、玉欠乏検出器67と玉切れスイッチ
87a,87bとの間の流下径路途中で玉詰まりが発生
し、玉が流下しない状態となっていること、あるいは、
玉欠乏検出器67の故障が想定され、その場合には玉切
れランプ44が点滅表示されてその旨の表示が行なわれ
る。S207の後S207aに進み、インターバルデー
タを+1し、連続賞球数カウンタをクリアする制御がな
される。インターバルデータとは今回の賞球動作(景品
玉の払出動作)が終了した後次回の賞球動作が開始され
るまでのインターバル時間を定めるデータであり、図2
2に示すようにテーブルの形で記憶されている。連続賞
球カウンタとは、入賞玉が発生してからそれに伴う賞球
払出動作が終了した後0.5秒経過するよりも短い時間
間隔で発生した入賞玉の連続発生回数を計数するもので
ある。
れた場合にはS204に進み、レール玉切れ検出があっ
たか否かの判断がなされ、ない場合にはS208に進む
が、玉切れスイッチ87a,87b(図5参照)から玉
切れ検出信号が入力された場合にはS205に進み、タ
ンク玉切れ検出があったか否かの判断がなされる。玉欠
乏検出器67(図4参照)からの玉切れ検出信号がない
場合にはS206に進み、玉切れランプ44(図1参
照)が点滅制御される。一方、タンク玉切れ検出信号の
入力があった場合にはS207に進み、玉切れランプ4
4が点灯制御される。つまり、玉欠乏検出器67から玉
切れ検出信号があり、しかもレール玉切れを検出する玉
切れスイッチ87a,87bからの玉切れ検出信号の入
力があったということは、玉タンク65およびタンクレ
ール69内のパチンコ玉がなくなった場合であり、その
場合には玉切れランプ44が点灯制御され、玉切れが発
生した旨の表示が行なわれる。一方、玉欠乏検出器67
から玉切れ検出信号が入力されないにもかかわらず玉切
れスイッチ87a,87bから玉切れ検出信号が入力さ
れたということは、玉欠乏検出器67と玉切れスイッチ
87a,87bとの間の流下径路途中で玉詰まりが発生
し、玉が流下しない状態となっていること、あるいは、
玉欠乏検出器67の故障が想定され、その場合には玉切
れランプ44が点滅表示されてその旨の表示が行なわれ
る。S207の後S207aに進み、インターバルデー
タを+1し、連続賞球数カウンタをクリアする制御がな
される。インターバルデータとは今回の賞球動作(景品
玉の払出動作)が終了した後次回の賞球動作が開始され
るまでのインターバル時間を定めるデータであり、図2
2に示すようにテーブルの形で記憶されている。連続賞
球カウンタとは、入賞玉が発生してからそれに伴う賞球
払出動作が終了した後0.5秒経過するよりも短い時間
間隔で発生した入賞玉の連続発生回数を計数するもので
ある。
【0107】このS207aの処理が行なわれた後S2
08に進み、未払出数=0であるか否かの判断がなされ
る。この「未払出数」は、払出すべきパチンコ玉のうち
未だに払出が行なわれていないパチンコ玉の数を意味
し、S216,S224aによりそれぞれの値にセット
され、S251により「1」ずつ減算され、S220に
よりクリアされる。未払出数が「0」でない場合には後
述するS230に進む。
08に進み、未払出数=0であるか否かの判断がなされ
る。この「未払出数」は、払出すべきパチンコ玉のうち
未だに払出が行なわれていないパチンコ玉の数を意味
し、S216,S224aによりそれぞれの値にセット
され、S251により「1」ずつ減算され、S220に
よりクリアされる。未払出数が「0」でない場合には後
述するS230に進む。
【0108】そして、未払出数が「0」の場合には、S
211に進み、満タンスイッチ114(図4参照)によ
る満タン状態が検出されたか否かの判断がなされ、検出
されている場合にはそれ以上の払出玉を貯留できないた
めにS201aに戻るが、検出されていない場合にはS
212に進む。S212では、カード処理機制御用マイ
クロコンピュータから玉貸要求信号があったか否かの判
断が行なわれる。このS212の判断は玉貸優先タイマ
がタイムアップするまで繰返し行なわれ、玉貸優先タイ
マが終了するまでの間にカード処理機制御用マイクロコ
ンピュータから玉貸要求信号がなかった場合にはS22
2に進む。この玉貸優先タイマは、一定期間に限り入賞
玉の受付よりも玉貸要求の受付の方を優先させるために
設けられたものであり、後述するS275によりセット
される。一方、玉貸優先タイマが終了する以前におい
て、カード処理機制御用マイクロコンピュータから払出
制御用マイクロコンピュータ220に玉貸要求信号が送
られてきた場合には、S213に進み、玉切れ欠乏検出
器67に基づいてタンク玉切れ状態の検出が行なわれた
か否かの判断が行なわれる。玉タンク65内にパチンコ
玉がなかった場合には玉貸要求信号に基づいて玉の払出
制御ができないために、S214に進んで玉切れランプ
を点灯させた後S215に進むが、玉欠乏検出器67に
より玉タンク65内にパチンコ玉が存在することが検出
された場合にはS216に進み、未払出数に貸玉数をセ
ットするとともに、払出モード「玉貸」にセットして玉
貸動作のための制御が行なわれる。この玉貸優先タイマ
が終了するまでは玉貸動作のための制御が優先され、玉
貸優先タイマが終了して初めてS222以後の入賞玉に
基づく景品玉の払出制御を行なうようにしたために、貸
出すべき玉の額が200円以上の場合に、景品玉の払出
制御よりも玉貸動作のための制御の方が優先されること
になる。なお、S216の「貸玉数」とは玉貸単位額
(たとえば100円)に相当するパチンコ玉の個数であ
り、たとえば25個に定められている。次に、S217
に進み、玉貸指令タイマがセットされた後S218に進
む。そして、この玉貸指令タイマが終了するまでS21
8による玉貸指令信号があるか否かの判断が繰返し行な
われるのであり、その間にS218により、玉貸指令信
号が送信されてきたと判断された場合には、S221に
進み、貸出中表示器を点滅開始させる制御が行なわれ、
S240に進むが、送信されてこない場合には、S22
0により未払出数がクリアされた後S201aに戻る。
211に進み、満タンスイッチ114(図4参照)によ
る満タン状態が検出されたか否かの判断がなされ、検出
されている場合にはそれ以上の払出玉を貯留できないた
めにS201aに戻るが、検出されていない場合にはS
212に進む。S212では、カード処理機制御用マイ
クロコンピュータから玉貸要求信号があったか否かの判
断が行なわれる。このS212の判断は玉貸優先タイマ
がタイムアップするまで繰返し行なわれ、玉貸優先タイ
マが終了するまでの間にカード処理機制御用マイクロコ
ンピュータから玉貸要求信号がなかった場合にはS22
2に進む。この玉貸優先タイマは、一定期間に限り入賞
玉の受付よりも玉貸要求の受付の方を優先させるために
設けられたものであり、後述するS275によりセット
される。一方、玉貸優先タイマが終了する以前におい
て、カード処理機制御用マイクロコンピュータから払出
制御用マイクロコンピュータ220に玉貸要求信号が送
られてきた場合には、S213に進み、玉切れ欠乏検出
器67に基づいてタンク玉切れ状態の検出が行なわれた
か否かの判断が行なわれる。玉タンク65内にパチンコ
玉がなかった場合には玉貸要求信号に基づいて玉の払出
制御ができないために、S214に進んで玉切れランプ
を点灯させた後S215に進むが、玉欠乏検出器67に
より玉タンク65内にパチンコ玉が存在することが検出
された場合にはS216に進み、未払出数に貸玉数をセ
ットするとともに、払出モード「玉貸」にセットして玉
貸動作のための制御が行なわれる。この玉貸優先タイマ
が終了するまでは玉貸動作のための制御が優先され、玉
貸優先タイマが終了して初めてS222以後の入賞玉に
基づく景品玉の払出制御を行なうようにしたために、貸
出すべき玉の額が200円以上の場合に、景品玉の払出
制御よりも玉貸動作のための制御の方が優先されること
になる。なお、S216の「貸玉数」とは玉貸単位額
(たとえば100円)に相当するパチンコ玉の個数であ
り、たとえば25個に定められている。次に、S217
に進み、玉貸指令タイマがセットされた後S218に進
む。そして、この玉貸指令タイマが終了するまでS21
8による玉貸指令信号があるか否かの判断が繰返し行な
われるのであり、その間にS218により、玉貸指令信
号が送信されてきたと判断された場合には、S221に
進み、貸出中表示器を点滅開始させる制御が行なわれ、
S240に進むが、送信されてこない場合には、S22
0により未払出数がクリアされた後S201aに戻る。
【0109】次にS240では、未払出数が「5」以下
であるか否かの判断がなされ、以下でない場合にはS2
41により、払出モータ189を起動パターンにセット
した後S241aに進む。この払出モータ189はステ
ッピングモータが用いられており、停止状態にある払出
モータ189を無理なくスムーズに加速させる必要があ
るため、無理なくスムーズに加速できる程度のステッピ
ングモータの制御パターンからなる起動パターンがS2
41によりセットされるのである。一方、未払出数が
「5」以下の場合にはS242に進み、払出モータ18
9のモータ速度を減速パターンにセットする処理が行な
われた後にS241aに進む。払出モータ189を起動
させて加速された後一定速度で回転させてその後減速さ
せて停止させるという一連の加速定速減速パターンに従
って払出モータ189を回転制御させた場合には、その
一連の制御にどうしても「6」以上の玉が払出されるこ
ととなるのであり、その一連の制御で払出される玉数未
満の玉数を払出す場合には、S242によりモータ速度
をいきなり減速パターンにセットし、減速パターンを終
了した後停止制御となることにより「6」未満のパチン
コ玉の払出が行なわれるように制御しているのである。
次に、S241aでは、払出モードが「賞球」になって
いるか否か判断され、賞球モードの場合にはS225に
進み、玉貸モードの場合にはS243に進む。
であるか否かの判断がなされ、以下でない場合にはS2
41により、払出モータ189を起動パターンにセット
した後S241aに進む。この払出モータ189はステ
ッピングモータが用いられており、停止状態にある払出
モータ189を無理なくスムーズに加速させる必要があ
るため、無理なくスムーズに加速できる程度のステッピ
ングモータの制御パターンからなる起動パターンがS2
41によりセットされるのである。一方、未払出数が
「5」以下の場合にはS242に進み、払出モータ18
9のモータ速度を減速パターンにセットする処理が行な
われた後にS241aに進む。払出モータ189を起動
させて加速された後一定速度で回転させてその後減速さ
せて停止させるという一連の加速定速減速パターンに従
って払出モータ189を回転制御させた場合には、その
一連の制御にどうしても「6」以上の玉が払出されるこ
ととなるのであり、その一連の制御で払出される玉数未
満の玉数を払出す場合には、S242によりモータ速度
をいきなり減速パターンにセットし、減速パターンを終
了した後停止制御となることにより「6」未満のパチン
コ玉の払出が行なわれるように制御しているのである。
次に、S241aでは、払出モードが「賞球」になって
いるか否か判断され、賞球モードの場合にはS225に
進み、玉貸モードの場合にはS243に進む。
【0110】S222では、入賞玉検出器122が入賞
玉を検出したか否か(ON状態になったか否か)の判断
がなされる。S222により入賞玉検出器122が入賞
玉を検出したと判断された場合は、後述するS222a
に進む。一方、S222により入賞玉検出器122が入
賞玉を検出していないと判断された場合は、S223に
進む。S223では、位置検出センサである受光素子1
87が玉払出装置97のスクリュー188の切欠部19
2の位置を検出してON状態になっているか否かの判断
がなされる。
玉を検出したか否か(ON状態になったか否か)の判断
がなされる。S222により入賞玉検出器122が入賞
玉を検出したと判断された場合は、後述するS222a
に進む。一方、S222により入賞玉検出器122が入
賞玉を検出していないと判断された場合は、S223に
進む。S223では、位置検出センサである受光素子1
87が玉払出装置97のスクリュー188の切欠部19
2の位置を検出してON状態になっているか否かの判断
がなされる。
【0111】S223によりスクリュー188の切欠部
192の位置が検出されていないと判断された場合は、
玉払出装置97が異常な状態になっているものとみな
し、S223aに進んでエラーコード1をエラー表示器
155により表示させた後S295に進む。そのような
処理が行なわれるのは、入賞玉検出器122により入賞
玉が検出されていないのにもかかわらず玉払出装置97
のスクリュー188が玉払出のための動作途中であるこ
とは異常な状態であるからである。一方、S223によ
りスクリュー188の切欠部192の位置が検出された
と判断された場合には、玉払出装置97が正常に動作し
ているとみなし、S230に進む。
192の位置が検出されていないと判断された場合は、
玉払出装置97が異常な状態になっているものとみな
し、S223aに進んでエラーコード1をエラー表示器
155により表示させた後S295に進む。そのような
処理が行なわれるのは、入賞玉検出器122により入賞
玉が検出されていないのにもかかわらず玉払出装置97
のスクリュー188が玉払出のための動作途中であるこ
とは異常な状態であるからである。一方、S223によ
りスクリュー188の切欠部192の位置が検出された
と判断された場合には、玉払出装置97が正常に動作し
ているとみなし、S230に進む。
【0112】S230では、賞球個数情報である賞球デ
ータが遊技制御用マイクロコンピュータ202から与え
られたか否か(賞球データがON状態になっているか否
か)の判断がなされる。S230により賞球データがO
N状態になっていないと判断された場合は、後述するS
231に進む。一方、S230により賞球データがON
状態になっていると判断された場合は、S232に進
み、遊技制御用マイクロコンピュータ202から送られ
てきた賞球データを読込む処理が行なわれる。次にS2
33に進み、読込中にデータの内容が変化したか否かの
判断が行なわれる。そして、読込データに変化がない場
合にはS235に進み、その読込が終了したか否かの判
断がなされ、読込が終了するまで読込中データの確認が
行なわれる。このS232によるデータの読込および読
込データの内容が変化していないか否かの判断はたとえ
ば8回繰返して行なわれ、この繰返しの最中に読込デー
タの内容が変化した場合にはS234に進み、エラーコ
ード9をエラー表示器155に表示させた後S295に
進む。
ータが遊技制御用マイクロコンピュータ202から与え
られたか否か(賞球データがON状態になっているか否
か)の判断がなされる。S230により賞球データがO
N状態になっていないと判断された場合は、後述するS
231に進む。一方、S230により賞球データがON
状態になっていると判断された場合は、S232に進
み、遊技制御用マイクロコンピュータ202から送られ
てきた賞球データを読込む処理が行なわれる。次にS2
33に進み、読込中にデータの内容が変化したか否かの
判断が行なわれる。そして、読込データに変化がない場
合にはS235に進み、その読込が終了したか否かの判
断がなされ、読込が終了するまで読込中データの確認が
行なわれる。このS232によるデータの読込および読
込データの内容が変化していないか否かの判断はたとえ
ば8回繰返して行なわれ、この繰返しの最中に読込デー
タの内容が変化した場合にはS234に進み、エラーコ
ード9をエラー表示器155に表示させた後S295に
進む。
【0113】一方、8回チェックの結果すべての読込デ
ータが変化しなかった場合にはS238に進み、払出制
御用マイクロコンピュータ220に含まれるRAM22
0aに設けられた賞球データに対応する個数記憶部の記
憶値に「1」を加算する処理がなされる。前述したよう
に、個数記憶部は、5個の賞球データが送られてきた場
合にその送られてきた回数を記憶する第1個数記憶部
と、15個の賞球データが送られてきた場合にその送ら
れてきた回数を記憶する第2個数記憶部とで構成されて
おり、S238により、送られてきた賞球データに対応
する個数記憶部の記憶値が加算更新される。このS23
8の後、S231に進む。S231では未払出数=0で
あるか否かの判断がなされる。S231により未払出数
=0であると判断された場合は前述したS201aに戻
り、S231により未払出数=0ではないと判断された
場合は前述したS241aに進む。
ータが変化しなかった場合にはS238に進み、払出制
御用マイクロコンピュータ220に含まれるRAM22
0aに設けられた賞球データに対応する個数記憶部の記
憶値に「1」を加算する処理がなされる。前述したよう
に、個数記憶部は、5個の賞球データが送られてきた場
合にその送られてきた回数を記憶する第1個数記憶部
と、15個の賞球データが送られてきた場合にその送ら
れてきた回数を記憶する第2個数記憶部とで構成されて
おり、S238により、送られてきた賞球データに対応
する個数記憶部の記憶値が加算更新される。このS23
8の後、S231に進む。S231では未払出数=0で
あるか否かの判断がなされる。S231により未払出数
=0であると判断された場合は前述したS201aに戻
り、S231により未払出数=0ではないと判断された
場合は前述したS241aに進む。
【0114】次に、S222により賞球データがON状
態になっていると判断された場合の処理について説明す
る。S222により賞球データがON状態になっている
と判断された場合はS222aに進むが、そのS222
aでは、玉切れスイッチ87a,87bの検出出力に基
づいたレール玉切れ状態を判別し、レール玉切れ状態と
きにはS201aに戻る。レール玉切れ状態ではなく、
払出すべき玉が存在する場合にはS224に進み、払出
コードを「賞球」にセットし、S224aに進む。
態になっていると判断された場合の処理について説明す
る。S222により賞球データがON状態になっている
と判断された場合はS222aに進むが、そのS222
aでは、玉切れスイッチ87a,87bの検出出力に基
づいたレール玉切れ状態を判別し、レール玉切れ状態と
きにはS201aに戻る。レール玉切れ状態ではなく、
払出すべき玉が存在する場合にはS224に進み、払出
コードを「賞球」にセットし、S224aに進む。
【0115】S224aに進んだ場合は、図23に示さ
れたサブルーチンプログラムである払出個数設定処理が
実行される。この払出個数設定処理の詳細な内容につい
ては後述する。このS224aでは、後述するように、
個数記憶部の記憶値に基づいて払出すべき景品玉の個数
が決定され、その決定された個数が未払出数として設定
されるのである。次に、S239に進み、払出ランプを
点滅開始する制御が行なわれてS240に進む。
れたサブルーチンプログラムである払出個数設定処理が
実行される。この払出個数設定処理の詳細な内容につい
ては後述する。このS224aでは、後述するように、
個数記憶部の記憶値に基づいて払出すべき景品玉の個数
が決定され、その決定された個数が未払出数として設定
されるのである。次に、S239に進み、払出ランプを
点滅開始する制御が行なわれてS240に進む。
【0116】図17のS225では、入賞玉を排出させ
るための入賞玉排出ソレノイド127(図4参照)がO
Nになっているか否かの判断がなされ、なっていない場
合にはS225bに進み、賞球動作(景品玉払出動作)
開始前か否かの判断がなされ、開始前の場合にはS22
5cに進み、入賞玉検出器122がON状態になってい
るか否かの判断がなされ、ON状態になっていない場合
にはS225dに進み、エラー表示器155によりエラ
ーコード13を表示させる制御を行なった後S295に
進む。このエラーコード13は、賞球データが入力され
たのにもかかわらず、入賞玉検出器122により入賞玉
が検出されなかったというエラー状態である。
るための入賞玉排出ソレノイド127(図4参照)がO
Nになっているか否かの判断がなされ、なっていない場
合にはS225bに進み、賞球動作(景品玉払出動作)
開始前か否かの判断がなされ、開始前の場合にはS22
5cに進み、入賞玉検出器122がON状態になってい
るか否かの判断がなされ、ON状態になっていない場合
にはS225dに進み、エラー表示器155によりエラ
ーコード13を表示させる制御を行なった後S295に
進む。このエラーコード13は、賞球データが入力され
たのにもかかわらず、入賞玉検出器122により入賞玉
が検出されなかったというエラー状態である。
【0117】S225によりYESの判断がなされた場
合またはS225bによりNOの判断がなされた場合ま
たはS225cによりYESの判断がなされた場合には
S226に進み、タイマが所定時間を計時したか否かの
判断がなされる。このタイマは、入賞玉排出ソレノイド
127(図7参照)を励磁して入賞玉を排出させるのに
十分なソレノイド励磁時間を計時するためのものであ
る。そしてタイマが所定時間を計時していない段階で
は、S226cに進み、排出用のソレノイドをONに制
御し、S227に進み、タイマが計時中であるか否か判
断する。タイマが計時中でない場合にはS227cに進
み、タイマをリセットして初期化し最初から計時をスタ
ートさせる処理がなされる。一方、既にタイマのリセッ
トスタート処理がなされている場合にはS227により
YESの判断がなされて直接S243に進む。
合またはS225bによりNOの判断がなされた場合ま
たはS225cによりYESの判断がなされた場合には
S226に進み、タイマが所定時間を計時したか否かの
判断がなされる。このタイマは、入賞玉排出ソレノイド
127(図7参照)を励磁して入賞玉を排出させるのに
十分なソレノイド励磁時間を計時するためのものであ
る。そしてタイマが所定時間を計時していない段階で
は、S226cに進み、排出用のソレノイドをONに制
御し、S227に進み、タイマが計時中であるか否か判
断する。タイマが計時中でない場合にはS227cに進
み、タイマをリセットして初期化し最初から計時をスタ
ートさせる処理がなされる。一方、既にタイマのリセッ
トスタート処理がなされている場合にはS227により
YESの判断がなされて直接S243に進む。
【0118】そして、タイマが所定の時間を計時した場
合にはS226bに進み、入賞玉排出ソレノイド127
をOFFにし、S227bに進み、入賞玉検出器122
がONになっているか否かの判断がなされる。入賞玉排
出ソレノイド127が所定時間だけ励磁された後その励
磁が解除されれば、その段階で入賞玉は排出されている
はずであるために、入賞玉検出器122がON状態にな
るはずである。その場合には、S227bによりNOの
判断がなされてS243に進む。ところが、入賞玉排出
ソレノイド127がOFFに切換えられたにもかかわら
ず入賞玉検出器122が入賞玉を検出している場合に
は、S228に進み、カウンタが1になっているか否か
判断される。このカウンタの値は最初は「0」であるた
めに、ここではNOの判断がなされてS228bに進
み、そのカウンタに対し「1」を加算する処理がなされ
た後にS226cに進み、再度入賞玉排出ソレノイド1
27をONする制御がなされる。これは、入賞玉排出ソ
レノイド127を前記所定期間だけ励磁したにもかかわ
らず依然入賞玉検出器122が入賞玉を検出していると
いうことは、入賞玉が排出されていないことが考えられ
るために、入賞玉排出ソレノイド127を再度励磁して
再度の排出制御を試みるのである。そして、2回目の排
出動作にもかかわらず、S227bによりYESの判断
がなされた場合には、既にカウンタの値が「1」になっ
ているためにS228によりYESの判断がなされる。
そしてその段階でカウンタの値をゼロクリアする(開示
せず)とともに、S229により、エラー表示器155
によるエラーコード11の表示制御を行なった後S29
5に進む。このエラーコード11は前述のごとく入賞玉
が排出されない旨を示すものである。
合にはS226bに進み、入賞玉排出ソレノイド127
をOFFにし、S227bに進み、入賞玉検出器122
がONになっているか否かの判断がなされる。入賞玉排
出ソレノイド127が所定時間だけ励磁された後その励
磁が解除されれば、その段階で入賞玉は排出されている
はずであるために、入賞玉検出器122がON状態にな
るはずである。その場合には、S227bによりNOの
判断がなされてS243に進む。ところが、入賞玉排出
ソレノイド127がOFFに切換えられたにもかかわら
ず入賞玉検出器122が入賞玉を検出している場合に
は、S228に進み、カウンタが1になっているか否か
判断される。このカウンタの値は最初は「0」であるた
めに、ここではNOの判断がなされてS228bに進
み、そのカウンタに対し「1」を加算する処理がなされ
た後にS226cに進み、再度入賞玉排出ソレノイド1
27をONする制御がなされる。これは、入賞玉排出ソ
レノイド127を前記所定期間だけ励磁したにもかかわ
らず依然入賞玉検出器122が入賞玉を検出していると
いうことは、入賞玉が排出されていないことが考えられ
るために、入賞玉排出ソレノイド127を再度励磁して
再度の排出制御を試みるのである。そして、2回目の排
出動作にもかかわらず、S227bによりYESの判断
がなされた場合には、既にカウンタの値が「1」になっ
ているためにS228によりYESの判断がなされる。
そしてその段階でカウンタの値をゼロクリアする(開示
せず)とともに、S229により、エラー表示器155
によるエラーコード11の表示制御を行なった後S29
5に進む。このエラーコード11は前述のごとく入賞玉
が排出されない旨を示すものである。
【0119】図17のS243では、払出モータを回転
させる制御が行なわれ、S244により、1個払出分モ
ータが回転したか否かの判断が行なわれ、未だに1個払
出分回転していない場合にはS245に進み、玉の払出
が検出されたか否かの判断が行なわれる。モータが1個
払出分回転して初めて玉が1個払出されるように構成さ
れているにも関わらず、モータが1個払出分回転してい
ないのに玉の払出が検出された場合には、異常であるた
めにS246によりその旨のエラーコードが表示された
後S295に進む。一方、S245によりNOの判断が
なされた場合にはS266に進み、玉欠乏検出器67
(図4参照)によるタンク玉切れの検出が行なわれたか
否かの判断がなされ、玉切れ検出が行なわれていない正
常な状態の場合にはS268に進み、玉切れ復帰直後で
あるか否かの判断がなされ、玉切れ復帰直後でない場合
にはS269に進み、入賞玉処理モードを通常時のモー
ドにセットした後にS201に戻る。すなわち、玉タン
ク65内にパチンコ玉が貯留されている正常な状態であ
るために、入賞玉に基づく景品玉の払出制御が通常どお
り行なわれるために、S269により入賞玉処理モード
を通常時のモードにセットし、入賞玉排出ソレノイド1
27(図4参照)が消磁されているインターバル期間を
たとえば0.5秒程度の短い期間に制御し、比較的高速
で景品玉の払出制御が行なえるように制御される。一
方、S266によりタンク玉切れ検出が行なわれた場合
にはS267に進み、玉タンク65内の玉がなくなった
旨の表示が玉切れランプ44を点灯させることにより表
示され、次にS270に進み、入賞玉処理モードが玉切
れ時のモードにセットされた後S201に戻る。このS
270により払出ソレノイド127が消磁されるインタ
ーバル期間がたとえば0.9秒程度の長い期間となり、
それに応じて、入賞玉の検出に基づいた景品玉の単位時
間あたりの払出回数が比較的少なくなるように制御され
る。なお、払出ソレノイド127の励磁期間は、玉切れ
時モードおよび通常時モードに関わらず常にたとえば
0.1秒程度の期間となっている。また、S268によ
り玉切れ復帰直後であると判断された場合には、玉タン
ク65内に未だ十分な玉が貯留されていないために、所
定期間だけS270の処理を行なう。
させる制御が行なわれ、S244により、1個払出分モ
ータが回転したか否かの判断が行なわれ、未だに1個払
出分回転していない場合にはS245に進み、玉の払出
が検出されたか否かの判断が行なわれる。モータが1個
払出分回転して初めて玉が1個払出されるように構成さ
れているにも関わらず、モータが1個払出分回転してい
ないのに玉の払出が検出された場合には、異常であるた
めにS246によりその旨のエラーコードが表示された
後S295に進む。一方、S245によりNOの判断が
なされた場合にはS266に進み、玉欠乏検出器67
(図4参照)によるタンク玉切れの検出が行なわれたか
否かの判断がなされ、玉切れ検出が行なわれていない正
常な状態の場合にはS268に進み、玉切れ復帰直後で
あるか否かの判断がなされ、玉切れ復帰直後でない場合
にはS269に進み、入賞玉処理モードを通常時のモー
ドにセットした後にS201に戻る。すなわち、玉タン
ク65内にパチンコ玉が貯留されている正常な状態であ
るために、入賞玉に基づく景品玉の払出制御が通常どお
り行なわれるために、S269により入賞玉処理モード
を通常時のモードにセットし、入賞玉排出ソレノイド1
27(図4参照)が消磁されているインターバル期間を
たとえば0.5秒程度の短い期間に制御し、比較的高速
で景品玉の払出制御が行なえるように制御される。一
方、S266によりタンク玉切れ検出が行なわれた場合
にはS267に進み、玉タンク65内の玉がなくなった
旨の表示が玉切れランプ44を点灯させることにより表
示され、次にS270に進み、入賞玉処理モードが玉切
れ時のモードにセットされた後S201に戻る。このS
270により払出ソレノイド127が消磁されるインタ
ーバル期間がたとえば0.9秒程度の長い期間となり、
それに応じて、入賞玉の検出に基づいた景品玉の単位時
間あたりの払出回数が比較的少なくなるように制御され
る。なお、払出ソレノイド127の励磁期間は、玉切れ
時モードおよび通常時モードに関わらず常にたとえば
0.1秒程度の期間となっている。また、S268によ
り玉切れ復帰直後であると判断された場合には、玉タン
ク65内に未だ十分な玉が貯留されていないために、所
定期間だけS270の処理を行なう。
【0120】次に、S244により、1個払出分回転し
たと判断された場合にはS247に進み、玉の払出が検
出されたか否かの判断がなされ、検出されていない場合
にはS248に進み、モータを所定角度逆転させた後同
じ角度だけ正転させる制御が行なわれ、次にS249に
より玉の払出が検出されたか否かの判断が行なわれる。
つまり、1個払出分払出モータが回転したにも関わらず
玉の払出が検出されない場合には、玉が途中で引っ掛か
って落下しないことが考えられるため、S248により
払出モータを所定角度だけ逆転させて再度正転させるこ
とにより、その玉の引っ掛かりが解消されて正常に玉が
落下して払出検出が行なわれる場合があるために、その
ような払出モータの逆転および正転制御を1回だけ行な
い、再度の払出の検出を行なうのである。そして、再度
検出の結果、払出検出された場合にはS251に進む
が、それでもなおかつ払出が検出されない場合にはS2
50に進みその旨の異常が発生したことをコード表示す
るのである。一方、S251では、玉が1個払出された
ために未払出数を「1」減算する処理が行なわれ、S2
52に進み、払出モータが玉貸か否かの判断が行なわれ
る。そして、払出モードが玉貸である場合にはS257
に進むが、払出モードが玉貸でない場合には景品玉の払
出であるためにS253に進み、景品玉払出数を「1」
加算し、S254に進み、景品玉の払出数が「a」に達
したか否かの判断がなされ、達していない場合にはS2
57に進む。この「a」は補給装置153の補給玉検出
器の出力単位個数と同じ値である。そして、景品玉払出
数が「a」に達した場合にはS255に進み、補給情報
を情報出力回路226を介してホール用管理コンピュー
タに出力する処理がなされる。ホール用管理コンピュー
タでは、この景品玉払出信号に基づいて遊技場にとって
不利益となる不利益球数を検出する。このように、所定
個数の景品玉が払出される毎に景品玉払出信号が1パル
スだけホール用管理コンピュータに出力されるのであ
り、この1パルスの景品玉払出信号が出力されるのに要
する景品玉の払出個数が「a」であり、たとえば10個
に設定されている。そして、景品玉払出信号が出力され
るとS256により景品玉払出数がクリアされてS25
7に進む。
たと判断された場合にはS247に進み、玉の払出が検
出されたか否かの判断がなされ、検出されていない場合
にはS248に進み、モータを所定角度逆転させた後同
じ角度だけ正転させる制御が行なわれ、次にS249に
より玉の払出が検出されたか否かの判断が行なわれる。
つまり、1個払出分払出モータが回転したにも関わらず
玉の払出が検出されない場合には、玉が途中で引っ掛か
って落下しないことが考えられるため、S248により
払出モータを所定角度だけ逆転させて再度正転させるこ
とにより、その玉の引っ掛かりが解消されて正常に玉が
落下して払出検出が行なわれる場合があるために、その
ような払出モータの逆転および正転制御を1回だけ行な
い、再度の払出の検出を行なうのである。そして、再度
検出の結果、払出検出された場合にはS251に進む
が、それでもなおかつ払出が検出されない場合にはS2
50に進みその旨の異常が発生したことをコード表示す
るのである。一方、S251では、玉が1個払出された
ために未払出数を「1」減算する処理が行なわれ、S2
52に進み、払出モータが玉貸か否かの判断が行なわれ
る。そして、払出モードが玉貸である場合にはS257
に進むが、払出モードが玉貸でない場合には景品玉の払
出であるためにS253に進み、景品玉払出数を「1」
加算し、S254に進み、景品玉の払出数が「a」に達
したか否かの判断がなされ、達していない場合にはS2
57に進む。この「a」は補給装置153の補給玉検出
器の出力単位個数と同じ値である。そして、景品玉払出
数が「a」に達した場合にはS255に進み、補給情報
を情報出力回路226を介してホール用管理コンピュー
タに出力する処理がなされる。ホール用管理コンピュー
タでは、この景品玉払出信号に基づいて遊技場にとって
不利益となる不利益球数を検出する。このように、所定
個数の景品玉が払出される毎に景品玉払出信号が1パル
スだけホール用管理コンピュータに出力されるのであ
り、この1パルスの景品玉払出信号が出力されるのに要
する景品玉の払出個数が「a」であり、たとえば10個
に設定されている。そして、景品玉払出信号が出力され
るとS256により景品玉払出数がクリアされてS25
7に進む。
【0121】S257では、払出モータ速度が起動パタ
ーンにセットされているか否かの判断がなされ、セット
されている場合にはS258に進み払出モータ速度を加
速パターンに更新する処理が行なわれてS266に進
む。これにより、払出モータ速度が起動時の速度から加
速時の速度に移行し、払出モータ189が無理なくスム
ーズに加速制御される。一方、モータ速度が既に加速パ
ターンにセットされている場合にはS259によりYE
Sの判断がなされてS260に進み、払出モータ速度を
定速パターンに更新する処理がなされてS266に進
む。つまり、払出モータ速度が既に加速パターンにセッ
トされてスムーズな加速が行なえた場合には次に加速さ
れた後の一定速度で払出モータを回転制御するのであ
る。次に、モータ速度が既に定速パターンにセットされ
ている場合にはS261によりYESの判断がなされて
S262に進み、未払出数が「2」であるか否かの判断
がなされ、未払出数が「2」になっていない場合には払
出モータ速度が定速パターンのまま維持されてS266
に進むが、未払出数が「2」になった場合にはS263
に進み払出モータ速度を減速パターンに更新し、未払出
数が残り少なくなったことに伴って払出モータの回転速
度をスムーズに減速させる制御に移行する。一方、払出
モータ速度が既に減速パターンにセットされている場合
にはS264に進み、未払出数が「0」に達したか否か
の判断がなされ、達していない場合にはモータ速度が減
速パターンのままS266に進むが、達した場合にはS
265に進み、払出モータ速度を停止パターンにセット
して払出モータの回転を停止させた後にS271に進
む。
ーンにセットされているか否かの判断がなされ、セット
されている場合にはS258に進み払出モータ速度を加
速パターンに更新する処理が行なわれてS266に進
む。これにより、払出モータ速度が起動時の速度から加
速時の速度に移行し、払出モータ189が無理なくスム
ーズに加速制御される。一方、モータ速度が既に加速パ
ターンにセットされている場合にはS259によりYE
Sの判断がなされてS260に進み、払出モータ速度を
定速パターンに更新する処理がなされてS266に進
む。つまり、払出モータ速度が既に加速パターンにセッ
トされてスムーズな加速が行なえた場合には次に加速さ
れた後の一定速度で払出モータを回転制御するのであ
る。次に、モータ速度が既に定速パターンにセットされ
ている場合にはS261によりYESの判断がなされて
S262に進み、未払出数が「2」であるか否かの判断
がなされ、未払出数が「2」になっていない場合には払
出モータ速度が定速パターンのまま維持されてS266
に進むが、未払出数が「2」になった場合にはS263
に進み払出モータ速度を減速パターンに更新し、未払出
数が残り少なくなったことに伴って払出モータの回転速
度をスムーズに減速させる制御に移行する。一方、払出
モータ速度が既に減速パターンにセットされている場合
にはS264に進み、未払出数が「0」に達したか否か
の判断がなされ、達していない場合にはモータ速度が減
速パターンのままS266に進むが、達した場合にはS
265に進み、払出モータ速度を停止パターンにセット
して払出モータの回転を停止させた後にS271に進
む。
【0122】次に図18を参照して、電源投入時におけ
る払出制御用マイクロコンピュータ220の制御動作を
説明する。図16に示されたS201により電源投入時
であると判断された場合にはS280に進むが、そのS
280では、発射モータ(打球モータ)187を停止さ
せる処理がなされる。
る払出制御用マイクロコンピュータ220の制御動作を
説明する。図16に示されたS201により電源投入時
であると判断された場合にはS280に進むが、そのS
280では、発射モータ(打球モータ)187を停止さ
せる処理がなされる。
【0123】次にS281に進み、タイマBが所定値に
なったか否かの判断がなされる。このタイマBは、後述
するS285により計時がスタートされ、後述するS2
82aにより計時がストップされるタイマであり、図8
に示された遊技制御用マイクロコンピュータ202の動
作により払出制御用マイクロコンピュータ220に送ら
れてくる賞球データを読込む際の時間管理に用いられる
タイマである。このS281における所定値は、電源投
入時において遊技制御用マイクロコンピュータ202か
ら送られてくるはずの賞球データが送られてこなければ
ならない時間に設定されている。S281によりタイマ
Bの値が所定値になったと判断された場合は、後述する
S282aに進む。一方、S281によりタイマBの値
が所定値になっていないと判断された場合は、S282
に進み、タイマBが計時中であるか否かの判断がなされ
る。タイマBが計時中であると判断された場合はそのま
まS284に進み、一方、タイマBが計時中ではないと
判断された場合はS283でタイマBの計時をスタート
させた後にS284に進む。次にS284に進み、賞球
データがON状態になっているか否かの判断がなされ
る。S284により賞球データがON状態になっていな
いと判断された場合は、S281に戻り、S281〜S
283の処理が繰返し実行される。そのように繰返され
る処理が終了するのは、タイマBが所定値になった場合
または賞球データがON状態になった場合である。S2
84により賞球データがON状態になったと判断された
場合、すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータ20
2から賞球データが送られてきたと判断された場合に
は、S285に進み、送られてきた賞球データを読込む
処理がなされる。
なったか否かの判断がなされる。このタイマBは、後述
するS285により計時がスタートされ、後述するS2
82aにより計時がストップされるタイマであり、図8
に示された遊技制御用マイクロコンピュータ202の動
作により払出制御用マイクロコンピュータ220に送ら
れてくる賞球データを読込む際の時間管理に用いられる
タイマである。このS281における所定値は、電源投
入時において遊技制御用マイクロコンピュータ202か
ら送られてくるはずの賞球データが送られてこなければ
ならない時間に設定されている。S281によりタイマ
Bの値が所定値になったと判断された場合は、後述する
S282aに進む。一方、S281によりタイマBの値
が所定値になっていないと判断された場合は、S282
に進み、タイマBが計時中であるか否かの判断がなされ
る。タイマBが計時中であると判断された場合はそのま
まS284に進み、一方、タイマBが計時中ではないと
判断された場合はS283でタイマBの計時をスタート
させた後にS284に進む。次にS284に進み、賞球
データがON状態になっているか否かの判断がなされ
る。S284により賞球データがON状態になっていな
いと判断された場合は、S281に戻り、S281〜S
283の処理が繰返し実行される。そのように繰返され
る処理が終了するのは、タイマBが所定値になった場合
または賞球データがON状態になった場合である。S2
84により賞球データがON状態になったと判断された
場合、すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータ20
2から賞球データが送られてきたと判断された場合に
は、S285に進み、送られてきた賞球データを読込む
処理がなされる。
【0124】次にS286では、データの読込中にデー
タの内容が変化したか否かの判断がなされる。そして、
読込データに変化がない場合にはS287に進み、読込
が終了したか否かの判断がなされ、読込が終了するまで
読込中のデータの確認が行なわれる。この286による
データの読込および読込データの内容が変化していない
か否かの判断はたとえば8回繰返して行なわれ、この繰
返しの最中に読込データの内容が変化した場合にはS2
86aに進み、エラーコード9をエラー表示器155に
より表示させた後S295に進む。
タの内容が変化したか否かの判断がなされる。そして、
読込データに変化がない場合にはS287に進み、読込
が終了したか否かの判断がなされ、読込が終了するまで
読込中のデータの確認が行なわれる。この286による
データの読込および読込データの内容が変化していない
か否かの判断はたとえば8回繰返して行なわれ、この繰
返しの最中に読込データの内容が変化した場合にはS2
86aに進み、エラーコード9をエラー表示器155に
より表示させた後S295に進む。
【0125】一方、8回チェックの結果すべての読込デ
ータが変化しなかった場合にはS288に進み、読込ん
だ賞球データを払出制御用マイクロコンピュータ220
の所定の記憶部であるRAM220aの所定のアドレス
へ記憶させる処理がなされる。次にS289に進み、S
288においてデータが記憶されたアドレスの賞球デー
タを別のアドレスへシフトする処理がなされる。このS
289により、S288により記憶された賞球データを
別のアドレスにシフトさせ、次に読込まれる賞球データ
を記憶するアドレスが確保されるのである。
ータが変化しなかった場合にはS288に進み、読込ん
だ賞球データを払出制御用マイクロコンピュータ220
の所定の記憶部であるRAM220aの所定のアドレス
へ記憶させる処理がなされる。次にS289に進み、S
288においてデータが記憶されたアドレスの賞球デー
タを別のアドレスへシフトする処理がなされる。このS
289により、S288により記憶された賞球データを
別のアドレスにシフトさせ、次に読込まれる賞球データ
を記憶するアドレスが確保されるのである。
【0126】S289の後、S280に戻り、以上に説
明した処理が、次に送られてくる賞球データについても
繰返し実行される。すなわち、S280〜S289の処
理は、電源投入時において遊技制御用マイクロコンピュ
ータ202から送られてくる10,15,5の賞球個数
データを1順次読み込むために、1つの賞球データが送
られてくるごとに実行される。これにより、第1〜第3
記憶部に賞球データが記憶される。そして、前述したS
281によりタイマBが所定値になったと判断された場
合には、S282aに進んでタイマBの計時をストップ
(リセット)させる。次に、S282bに進み、所定の
記憶部である第1〜第3記憶部に賞球データの記憶があ
るか否かの判断がなされる。記憶がないと判断された場
合は、S282cに進み、エラーコード14をエラー表
示器155により表示させた後S295に進む。そのよ
うな状態としては、賞球データの送信ラインが断たれて
いる場合が考えられる。一方、記憶があると判断された
場合は、図19のS301に進む。
明した処理が、次に送られてくる賞球データについても
繰返し実行される。すなわち、S280〜S289の処
理は、電源投入時において遊技制御用マイクロコンピュ
ータ202から送られてくる10,15,5の賞球個数
データを1順次読み込むために、1つの賞球データが送
られてくるごとに実行される。これにより、第1〜第3
記憶部に賞球データが記憶される。そして、前述したS
281によりタイマBが所定値になったと判断された場
合には、S282aに進んでタイマBの計時をストップ
(リセット)させる。次に、S282bに進み、所定の
記憶部である第1〜第3記憶部に賞球データの記憶があ
るか否かの判断がなされる。記憶がないと判断された場
合は、S282cに進み、エラーコード14をエラー表
示器155により表示させた後S295に進む。そのよ
うな状態としては、賞球データの送信ラインが断たれて
いる場合が考えられる。一方、記憶があると判断された
場合は、図19のS301に進む。
【0127】このように、電源投入時においては、遊技
制御用マイクロコンピュータ202から順次送られてく
る賞球データを払出制御用マイクロコンピュータ220
が読込んで記憶する。そして、電源投入後の通常動作に
おいてその記憶した賞球データが、5個の賞球データに
対応する第1記憶部の数値データ、15個の賞球データ
に対応する第2記憶部の数値データ、および、10個の
賞球データに対応する第3記憶部の数値データとして景
品玉の払出制御に用いられる。そのような記憶データが
景品玉の払出に用いられる処理の内容は、後述する図2
3において説明する。
制御用マイクロコンピュータ202から順次送られてく
る賞球データを払出制御用マイクロコンピュータ220
が読込んで記憶する。そして、電源投入後の通常動作に
おいてその記憶した賞球データが、5個の賞球データに
対応する第1記憶部の数値データ、15個の賞球データ
に対応する第2記憶部の数値データ、および、10個の
賞球データに対応する第3記憶部の数値データとして景
品玉の払出制御に用いられる。そのような記憶データが
景品玉の払出に用いられる処理の内容は、後述する図2
3において説明する。
【0128】このように記憶される賞球データは、5個
の払出を示す賞球データが第1記憶部に記憶され、15
個の払出を示す賞球データが第2記憶部に記憶され、1
0個の払出を示す賞球データが第3記憶部に記憶され
る。
の払出を示す賞球データが第1記憶部に記憶され、15
個の払出を示す賞球データが第2記憶部に記憶され、1
0個の払出を示す賞球データが第3記憶部に記憶され
る。
【0129】次に、電源投入時の払出処理について説明
する。図19は、電源投入時の払出処理の処理手順を示
すフローチャートである。
する。図19は、電源投入時の払出処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【0130】まず、S301により、入賞玉を排出させ
るための入賞玉排出ソレノイド127(図4参照)がO
Nになっているか否かの判断がなされる。S301によ
り、入賞玉排出ソレノイド127がONになっていると
判断された場合は、後述するS304に進む。一方、S
301により入賞玉排出ソレノイド127がONになっ
ていないと判断された場合は、S302に進み、賞球動
作(景品玉払出動作)開始前か否かの判断がなされる。
S302により、賞球動作開始前ではないと判断された
場合は、後述するS304に進む。一方、S302によ
り、賞球動作開始前であると判断された場合は、S30
3に進み、入賞玉検出器122がON状態になっている
か否かの判断がなされる。S303により、入賞玉検出
器122がON状態になっていると判断された場合は、
S303aに進んで、第2記憶部の数値データを未払出
数としてセットする処理がなされ、その後、後述するS
304に進む。一方、入賞玉検出器122がON状態に
なっていないと判断された場合は、後述するS331に
進む。
るための入賞玉排出ソレノイド127(図4参照)がO
Nになっているか否かの判断がなされる。S301によ
り、入賞玉排出ソレノイド127がONになっていると
判断された場合は、後述するS304に進む。一方、S
301により入賞玉排出ソレノイド127がONになっ
ていないと判断された場合は、S302に進み、賞球動
作(景品玉払出動作)開始前か否かの判断がなされる。
S302により、賞球動作開始前ではないと判断された
場合は、後述するS304に進む。一方、S302によ
り、賞球動作開始前であると判断された場合は、S30
3に進み、入賞玉検出器122がON状態になっている
か否かの判断がなされる。S303により、入賞玉検出
器122がON状態になっていると判断された場合は、
S303aに進んで、第2記憶部の数値データを未払出
数としてセットする処理がなされ、その後、後述するS
304に進む。一方、入賞玉検出器122がON状態に
なっていないと判断された場合は、後述するS331に
進む。
【0131】S304に進んだ後は、図17に示したS
226〜S270とほぼ同様の処理がS304〜S33
0により実行される。そのS304〜S330の処理が
前述したS226〜S270の処理と異なるのは、図1
7に示されたS257〜S265のモータ速度制御に関
する処理が行なわれないことである。すなわち、電源投
入時に実行される図19の処理においては、S318に
より景品玉の払出数が「a」に達していないと判断され
た場合,S320により景品玉払出数がクリアされた
後,S324により玉の払出しが検出されていないと判
断された場合のそれぞれの場合において、そのままS3
26によるタンク玉切れ検出の判断に進むことである。
したがって、電源投入時においても、電源投入時以外の
場合と同様に、入賞玉検出器122により入賞玉が検出
されると、景品玉の払出制御動作が行なわれる。
226〜S270とほぼ同様の処理がS304〜S33
0により実行される。そのS304〜S330の処理が
前述したS226〜S270の処理と異なるのは、図1
7に示されたS257〜S265のモータ速度制御に関
する処理が行なわれないことである。すなわち、電源投
入時に実行される図19の処理においては、S318に
より景品玉の払出数が「a」に達していないと判断され
た場合,S320により景品玉払出数がクリアされた
後,S324により玉の払出しが検出されていないと判
断された場合のそれぞれの場合において、そのままS3
26によるタンク玉切れ検出の判断に進むことである。
したがって、電源投入時においても、電源投入時以外の
場合と同様に、入賞玉検出器122により入賞玉が検出
されると、景品玉の払出制御動作が行なわれる。
【0132】なお、図19に示した処理においても、図
17のS226〜S265に示されるモータ速度制御に
関する処理を行なうようにしてもよい。
17のS226〜S265に示されるモータ速度制御に
関する処理を行なうようにしてもよい。
【0133】一方、前述したS303により、入賞玉検
出器122がON状態になっていないと判断された場合
に実行されるS331においては、タイマAが計時中で
あるか否かが判断される。このタイマAは、入賞玉検出
器122がOFF状態になっている時間を計時するため
のものである。S331により、タイマAが計時中でな
いと判断された場合には、S332に進み、タイマAを
リセットして初期化し最初からタイマAの計時をスター
トさせる処理(タイマAリセットスタート処理)がなさ
れた後、S333に進む。一方、S331によりタイマ
Aが計時中であると判断された場合は、そのままS33
3に進む。
出器122がON状態になっていないと判断された場合
に実行されるS331においては、タイマAが計時中で
あるか否かが判断される。このタイマAは、入賞玉検出
器122がOFF状態になっている時間を計時するため
のものである。S331により、タイマAが計時中でな
いと判断された場合には、S332に進み、タイマAを
リセットして初期化し最初からタイマAの計時をスター
トさせる処理(タイマAリセットスタート処理)がなさ
れた後、S333に進む。一方、S331によりタイマ
Aが計時中であると判断された場合は、そのままS33
3に進む。
【0134】S333では、タイマAが所定時間を計時
したか否かの判断がなされる。S333により、タイマ
Aが所定時間を計時していないと判断された場合は、前
述したS303に戻り、そのS303に続く前述の処理
を実行する。一方、S333により、タイマAが所定時
間を計時したと判断された場合は、S334に進み、発
射モータ(打球モータ)197の停止状態を解除して発
射モータ(打球モータ)197を起動させる処理がなさ
れ、その後、前述したS201a(図16参照)に進
む。
したか否かの判断がなされる。S333により、タイマ
Aが所定時間を計時していないと判断された場合は、前
述したS303に戻り、そのS303に続く前述の処理
を実行する。一方、S333により、タイマAが所定時
間を計時したと判断された場合は、S334に進み、発
射モータ(打球モータ)197の停止状態を解除して発
射モータ(打球モータ)197を起動させる処理がなさ
れ、その後、前述したS201a(図16参照)に進
む。
【0135】このように、電源投入時における打玉の打
込の禁止は、入賞玉検出器122が所定期間ON状態に
ならなかった場合に解除され、それとともに、玉払出制
御の処理が、電源投入時以外の通常時の処理(図16,
図17の処理)に移行する。
込の禁止は、入賞玉検出器122が所定期間ON状態に
ならなかった場合に解除され、それとともに、玉払出制
御の処理が、電源投入時以外の通常時の処理(図16,
図17の処理)に移行する。
【0136】次に、図20のS271では、払出モード
が「玉貸」であるか否かの判断がなされ、「玉貸」であ
る場合にはS272により、玉貸完了信号をカード処理
機制御用マイクロコンピュータに出力する処理がなさ
れ、S273に進み、貸出中表示器を消灯し、S274
に進み、ターミナル基板78,玉貸情報出力端子79c
を介してホール用管理コンピュータに玉貸情報を出力す
る処理が行なわれる。この玉貸情報とは、単位額分(た
とえば100円)のパチンコ玉がカードを用いて貸出さ
れたことによる単位額分のパチンコ玉の売上信号を意味
し、その信号を受信したホール用管理コンピュータが、
カードによる売上額の集計を行なう。次にS275に進
み、玉貸優先タイマをセットする処理が行なわれてS2
01aに戻る。
が「玉貸」であるか否かの判断がなされ、「玉貸」であ
る場合にはS272により、玉貸完了信号をカード処理
機制御用マイクロコンピュータに出力する処理がなさ
れ、S273に進み、貸出中表示器を消灯し、S274
に進み、ターミナル基板78,玉貸情報出力端子79c
を介してホール用管理コンピュータに玉貸情報を出力す
る処理が行なわれる。この玉貸情報とは、単位額分(た
とえば100円)のパチンコ玉がカードを用いて貸出さ
れたことによる単位額分のパチンコ玉の売上信号を意味
し、その信号を受信したホール用管理コンピュータが、
カードによる売上額の集計を行なう。次にS275に進
み、玉貸優先タイマをセットする処理が行なわれてS2
01aに戻る。
【0137】一方、払出モードが「玉貸」でない場合、
すなわち景品玉の払出の場合には、S291に進み、入
賞玉処理モードが通常時のモードであるか否かの判断が
なされる。この通常時とは、S269により入賞玉処理
モードとしてセットされたものであり、通常時の場合に
はS291aに進み、インターバルタイマにインターバ
ル時間がセットされる。このインターバル時間は、イン
ターバル時間テーブル(図22参照)に記憶されている
複数の時間データのうちある1つの時間データである。
このインターバル時間データは、電源投入時に添字
「2」に記憶されている760msecとなっている、
S207aのステップが実行される毎に添字が「1」ず
つ加算更新され、後述するS291kのステップが実行
される毎に添字が「1」ずつ減算更新され、現時点にお
ける添字に対応する時間データがこのS291aにより
セットされるのである。
すなわち景品玉の払出の場合には、S291に進み、入
賞玉処理モードが通常時のモードであるか否かの判断が
なされる。この通常時とは、S269により入賞玉処理
モードとしてセットされたものであり、通常時の場合に
はS291aに進み、インターバルタイマにインターバ
ル時間がセットされる。このインターバル時間は、イン
ターバル時間テーブル(図22参照)に記憶されている
複数の時間データのうちある1つの時間データである。
このインターバル時間データは、電源投入時に添字
「2」に記憶されている760msecとなっている、
S207aのステップが実行される毎に添字が「1」ず
つ加算更新され、後述するS291kのステップが実行
される毎に添字が「1」ずつ減算更新され、現時点にお
ける添字に対応する時間データがこのS291aにより
セットされるのである。
【0138】一方、処理モードが通常時でない玉切れ時
(S270参照)の場合にはS291bに進み、インタ
ーバルタイマに玉切れ時時間がセットされる。この玉切
れ時時間はたとえば0.9秒(900msec)程度で
ある。
(S270参照)の場合にはS291bに進み、インタ
ーバルタイマに玉切れ時時間がセットされる。この玉切
れ時時間はたとえば0.9秒(900msec)程度で
ある。
【0139】次にS291cに進み、セットされたイン
ターバルタイマが終了したか否かの判断がなされ、終了
していない場合にはS291dに進み、玉有り検出フラ
グがセットされているか否かの判断がなされる。この玉
有り検出フラグとは、入賞玉検出器122(図4参照)
が入賞玉の存在を検出したことに伴なって遊技制御用マ
イクロコンピュータ202から賞球データが送信された
場合にセットされるものである。玉有り検出フラグがセ
ットされていない場合にはS291eに進み、入賞玉検
出器122がON状態であるか否かの判断がなされる。
そして入賞玉検出器122がON状態になっていない場
合にはS291cに戻る。一方、入賞玉検出器122が
ON状態になっている場合にはS291fに進み、玉有
り検出フラグがセットされる。つまり、入賞玉の発生に
基づいた景品玉の払出動作が開始された段階で入賞玉検
出器122により検出されている入賞玉をソレノイドの
励磁により下方に落下させ、その段階で既に後続の入賞
玉が発生している場合、あるいは、S291cによるイ
ンターバルタイマが終了したと判断されるまでの間に後
続の入賞玉が発生した場合には、S291eによりYE
Sの判断がなされてS291fにより玉有り検出フラグ
がセットされるのである。
ターバルタイマが終了したか否かの判断がなされ、終了
していない場合にはS291dに進み、玉有り検出フラ
グがセットされているか否かの判断がなされる。この玉
有り検出フラグとは、入賞玉検出器122(図4参照)
が入賞玉の存在を検出したことに伴なって遊技制御用マ
イクロコンピュータ202から賞球データが送信された
場合にセットされるものである。玉有り検出フラグがセ
ットされていない場合にはS291eに進み、入賞玉検
出器122がON状態であるか否かの判断がなされる。
そして入賞玉検出器122がON状態になっていない場
合にはS291cに戻る。一方、入賞玉検出器122が
ON状態になっている場合にはS291fに進み、玉有
り検出フラグがセットされる。つまり、入賞玉の発生に
基づいた景品玉の払出動作が開始された段階で入賞玉検
出器122により検出されている入賞玉をソレノイドの
励磁により下方に落下させ、その段階で既に後続の入賞
玉が発生している場合、あるいは、S291cによるイ
ンターバルタイマが終了したと判断されるまでの間に後
続の入賞玉が発生した場合には、S291eによりYE
Sの判断がなされてS291fにより玉有り検出フラグ
がセットされるのである。
【0140】次にS291gに進み、前回の賞球動作が
終了した後(インターバルタイマがセットされた後)
0.5秒以内であるか否かの判断がなされ、0.5秒以
内の場合にはS291iに進み、連続賞球数カウンタが
「1」加算され、S291jにより、その連続賞球数カ
ウンタの値が16に達したか否かの判断がなされ、16
に達していない場合にはS291cに戻る。そして、1
6に達した段階でS291kに進み、インターバルデー
タが「1」減算更新され、連続賞球数カウンタがクリア
されてS291cに戻る。つまり、入賞玉が短期間の間
に連続して発生し、その発生の時間間隔が、前回の賞球
動作が終了してから0.5秒経過する時間よりも短い場
合には、その短い時間間隔で発生した入賞玉の発生回数
が連続賞球数カウンタでカウントされるのであり、その
カウント数が16に達した段階で前記S291kの処理
がなされるのである。その結果、インターバル時間デー
タテーブルの添字が「1」減算更新されるために、イン
ターバル時間が短くなる。
終了した後(インターバルタイマがセットされた後)
0.5秒以内であるか否かの判断がなされ、0.5秒以
内の場合にはS291iに進み、連続賞球数カウンタが
「1」加算され、S291jにより、その連続賞球数カ
ウンタの値が16に達したか否かの判断がなされ、16
に達していない場合にはS291cに戻る。そして、1
6に達した段階でS291kに進み、インターバルデー
タが「1」減算更新され、連続賞球数カウンタがクリア
されてS291cに戻る。つまり、入賞玉が短期間の間
に連続して発生し、その発生の時間間隔が、前回の賞球
動作が終了してから0.5秒経過する時間よりも短い場
合には、その短い時間間隔で発生した入賞玉の発生回数
が連続賞球数カウンタでカウントされるのであり、その
カウント数が16に達した段階で前記S291kの処理
がなされるのである。その結果、インターバル時間デー
タテーブルの添字が「1」減算更新されるために、イン
ターバル時間が短くなる。
【0141】次にS291cにより、インターバルタイ
マが終了したと判断された場合にはS291mに進み、
玉有り検出フラグがクリアされてS201aに戻る。そ
の後玉貸要求信号がなくかつ入賞玉が発生している場合
には、S222以降の入賞玉の検出に基づいた次回の賞
球動作が実行される。
マが終了したと判断された場合にはS291mに進み、
玉有り検出フラグがクリアされてS201aに戻る。そ
の後玉貸要求信号がなくかつ入賞玉が発生している場合
には、S222以降の入賞玉の検出に基づいた次回の賞
球動作が実行される。
【0142】このように、入賞玉が発生してからその入
賞玉に伴う賞球動作が終了した後0.5秒経過するまで
の時間よりも短い時間間隔で連続して16回入賞玉が発
生した場合には、インターバルデータが減算更新されて
短い時間がインターバルタイマにセットされることとな
るために、今回の入賞玉に基づいた賞球動作が終了して
から次回の入賞玉に基づいた賞球動作が実行されるまで
のインターバル時間が短くなり、速いテンポで賞球動作
が実行されて単位時間当りの玉払出個数が増加する状態
となる。一方、玉タンクの玉がなくなってしかもレール
玉切れ状態が検出された場合には、S207aによりイ
ンターバルデータが1加算更新されてインターバル時間
が長い時間に更新されるために、今回の入賞玉に基づい
た賞球動作が終了してから次回の入賞玉に基づいた賞球
動作が実行されるまでのインターバル時間が長くなり、
遅いテンポで賞球動作が実行されることになるために、
単位時間当りに払出される玉数が少なくなるので、玉タ
ンクへの補給能力があまり高くない遊技場に設置された
場合であっても、玉タンクやレールでの玉切れ現象が頻
発するのを防止することができる。
賞玉に伴う賞球動作が終了した後0.5秒経過するまで
の時間よりも短い時間間隔で連続して16回入賞玉が発
生した場合には、インターバルデータが減算更新されて
短い時間がインターバルタイマにセットされることとな
るために、今回の入賞玉に基づいた賞球動作が終了して
から次回の入賞玉に基づいた賞球動作が実行されるまで
のインターバル時間が短くなり、速いテンポで賞球動作
が実行されて単位時間当りの玉払出個数が増加する状態
となる。一方、玉タンクの玉がなくなってしかもレール
玉切れ状態が検出された場合には、S207aによりイ
ンターバルデータが1加算更新されてインターバル時間
が長い時間に更新されるために、今回の入賞玉に基づい
た賞球動作が終了してから次回の入賞玉に基づいた賞球
動作が実行されるまでのインターバル時間が長くなり、
遅いテンポで賞球動作が実行されることになるために、
単位時間当りに払出される玉数が少なくなるので、玉タ
ンクへの補給能力があまり高くない遊技場に設置された
場合であっても、玉タンクやレールでの玉切れ現象が頻
発するのを防止することができる。
【0143】次に、図21のS295では、払出モータ
189を停止させて玉の払出を停止させ、S295bに
進み、リセット操作があったか否かの判断がなされ、な
い場合にはS296により、エラーコードの種類(コー
ド1ないしコード12)に応じてエラー表示器155を
制御する処理がなされ、リセットスイッチ156(図4
参照)の押圧操作があった場合にS297に進み、エラ
ーコードをクリアしてエラー発生時の状態に復帰する処
理が行なわれる。
189を停止させて玉の払出を停止させ、S295bに
進み、リセット操作があったか否かの判断がなされ、な
い場合にはS296により、エラーコードの種類(コー
ド1ないしコード12)に応じてエラー表示器155を
制御する処理がなされ、リセットスイッチ156(図4
参照)の押圧操作があった場合にS297に進み、エラ
ーコードをクリアしてエラー発生時の状態に復帰する処
理が行なわれる。
【0144】次に図16のS224aに示されたサブル
ーチンである払出個数設定処理の処理内容を図23を用
いて詳細に説明する。
ーチンである払出個数設定処理の処理内容を図23を用
いて詳細に説明する。
【0145】図23を参照して、まず、S331によ
り、第1個数記憶部の記憶値が「1」以上であるか否か
の判断がなされる。第1個数記憶部の記憶値が「1」以
上ではないと判断された場合は後述するS334に進
む。一方、第1個数記憶部の記憶値が「1」以上である
と判断された場合は、S332に進み、第1記憶部の数
値データ(5)を未払出数としてセットする処理がなさ
れる。次に、S333に進み、第1個数記憶部の記憶値
を「1」減算更新する処理がなされ、この処理が終了す
る。
り、第1個数記憶部の記憶値が「1」以上であるか否か
の判断がなされる。第1個数記憶部の記憶値が「1」以
上ではないと判断された場合は後述するS334に進
む。一方、第1個数記憶部の記憶値が「1」以上である
と判断された場合は、S332に進み、第1記憶部の数
値データ(5)を未払出数としてセットする処理がなさ
れる。次に、S333に進み、第1個数記憶部の記憶値
を「1」減算更新する処理がなされ、この処理が終了す
る。
【0146】S331の判断によりS334に進んだ場
合は、第2個数記憶部の記憶値が「1」以上であるか否
かの判断がなされる。第2個数記憶部の記憶値が「1」
以上ではないと判断された場合は後述するS335に進
む。一方、第2個数記憶部の記憶値が「1」以上である
と判断された場合は、S336に進み、第2記憶部の数
値データ(15)を未払出数としてセットする処理がな
される。次に、S337に進み、第2個数記憶部の記憶
値を「1」減算更新する処理がなされ、この処理を終了
する。S334の判断によりS335に進んだ場合は、
第3記憶部の数値データ(10)を未払出数としてセッ
トする処理がなされた後、この処理が終了する。
合は、第2個数記憶部の記憶値が「1」以上であるか否
かの判断がなされる。第2個数記憶部の記憶値が「1」
以上ではないと判断された場合は後述するS335に進
む。一方、第2個数記憶部の記憶値が「1」以上である
と判断された場合は、S336に進み、第2記憶部の数
値データ(15)を未払出数としてセットする処理がな
される。次に、S337に進み、第2個数記憶部の記憶
値を「1」減算更新する処理がなされ、この処理を終了
する。S334の判断によりS335に進んだ場合は、
第3記憶部の数値データ(10)を未払出数としてセッ
トする処理がなされた後、この処理が終了する。
【0147】このような払出個数設定処理は、入賞玉検
出器122が入賞玉を検出した場合に実行されるのであ
るが(S222参照)、入賞玉検出器122による入賞
玉の検出に応じた払出個数の設定については遊技制御用
マイクロコンピュータ202から送られてくる賞球デー
タに基づいて行なわれる。すなわち、送られてきた賞球
データに対応して第1個数記憶部に記憶がある場合には
第1記憶部に記憶されている賞球データ(5)に対応す
る個数の払出が行われる。また、送られてきた賞球デー
タに基づいて第2個数記憶部に記憶がある場合には、第
2記憶部に記憶されている賞球データ(15)に対応す
る払出個数の設定が行われる。また、入賞玉検出器12
2により入賞玉が検出された場合において第1個数記憶
部および第2個数記憶部の両方に記憶がない場合には賞
球データが送られてきていない場合、すなわち、10個
の払出の場合であるので、第3記憶部に記憶されている
賞球データ(10)に対応する払出個数が設定される。
このように、払出個数設定は、賞球データが送られてき
たことが記憶されている場合にはその賞球データに対応
する払出個数に設定され、賞球データが送られてきたこ
とが記憶されていない場合には予め定められた払出個数
に設定されるのである。
出器122が入賞玉を検出した場合に実行されるのであ
るが(S222参照)、入賞玉検出器122による入賞
玉の検出に応じた払出個数の設定については遊技制御用
マイクロコンピュータ202から送られてくる賞球デー
タに基づいて行なわれる。すなわち、送られてきた賞球
データに対応して第1個数記憶部に記憶がある場合には
第1記憶部に記憶されている賞球データ(5)に対応す
る個数の払出が行われる。また、送られてきた賞球デー
タに基づいて第2個数記憶部に記憶がある場合には、第
2記憶部に記憶されている賞球データ(15)に対応す
る払出個数の設定が行われる。また、入賞玉検出器12
2により入賞玉が検出された場合において第1個数記憶
部および第2個数記憶部の両方に記憶がない場合には賞
球データが送られてきていない場合、すなわち、10個
の払出の場合であるので、第3記憶部に記憶されている
賞球データ(10)に対応する払出個数が設定される。
このように、払出個数設定は、賞球データが送られてき
たことが記憶されている場合にはその賞球データに対応
する払出個数に設定され、賞球データが送られてきたこ
とが記憶されていない場合には予め定められた払出個数
に設定されるのである。
【0148】次に、景品玉の払出動作をタイミングチャ
ートに基づいて説明する。まず、電源投入時における景
品玉の払出動作を説明する。図24は、電源投入時にお
ける景品玉の払出動作のタイミングチャートである。こ
の図24には、電源投入時の景品玉の払出動作の説明の
ために、賞球データの状態、入賞玉検出器122の検出
状態、および、景品玉の実際の払出状態(賞球払出状
態)が示されている。ここで、賞球データは、ON状態
の場合がデータが送られてきたことを示し、OFF状態
がデータが送られていない状態を示す。入賞玉検出器1
22は、ON状態が入賞玉の検出が行われたことを示
し、OFF状態が入賞玉の検出が行われていない状態を
示す。賞球払出は、ON状態が払出が行われている状態
を示し、OFF状態が払出が行われていない状態を示
す。
ートに基づいて説明する。まず、電源投入時における景
品玉の払出動作を説明する。図24は、電源投入時にお
ける景品玉の払出動作のタイミングチャートである。こ
の図24には、電源投入時の景品玉の払出動作の説明の
ために、賞球データの状態、入賞玉検出器122の検出
状態、および、景品玉の実際の払出状態(賞球払出状
態)が示されている。ここで、賞球データは、ON状態
の場合がデータが送られてきたことを示し、OFF状態
がデータが送られていない状態を示す。入賞玉検出器1
22は、ON状態が入賞玉の検出が行われたことを示
し、OFF状態が入賞玉の検出が行われていない状態を
示す。賞球払出は、ON状態が払出が行われている状態
を示し、OFF状態が払出が行われていない状態を示
す。
【0149】この図24に示されている状態は、この場
合の電源が投入される前において入賞玉がパチンコ遊技
機1内に残留したまま電源が断たれたという状態があ
り、そのように入賞玉が残留した状態で電源が投入され
た場合の動作が示されている。まず、電源が投入される
と、残留玉により入賞玉検出器がON状態になる。そし
て、図15に示された処理の実行により、10,15,
5の賞球データが順次遊技制御用マイクロコンピュータ
202から払出制御用マイクロコンピュータ220に送
られる。
合の電源が投入される前において入賞玉がパチンコ遊技
機1内に残留したまま電源が断たれたという状態があ
り、そのように入賞玉が残留した状態で電源が投入され
た場合の動作が示されている。まず、電源が投入される
と、残留玉により入賞玉検出器がON状態になる。そし
て、図15に示された処理の実行により、10,15,
5の賞球データが順次遊技制御用マイクロコンピュータ
202から払出制御用マイクロコンピュータ220に送
られる。
【0150】払出制御用マイクロコンピュータ220で
は、電源投入時に送られてくる賞球データがすべて読込
まれるまでは図18に示された処理が実行されており、
その処理が終了するまでは図19のS226cに示され
る入賞玉の排出が行われないので、入賞玉検出器122
はON状態を継続している。そして、払出制御用マイク
ロコンピュータ220では、図18に示された処理によ
りすべての賞球データの読込が終了した後に通常の処理
が実行されるので、賞球データの読込が終了した後に残
留玉により入賞玉検出器122がON状態になっている
ことに応じて15個の景品玉が払出される。それは、残
留玉がある場合には、その残留玉が電源が断たれる前に
どの入賞領域に入賞した入賞玉であっても新たに電源が
投入された際にはその入賞に応じた賞球データが出力さ
れないため、その残留玉に対しては図19のフローチャ
ートで示したように15個の景品玉が払出されるためで
ある。その後、賞球データが送られてきていない状態で
入賞玉検出器122がON状態になる。その入賞玉に対
応して15個の景品玉の払出が行われる。
は、電源投入時に送られてくる賞球データがすべて読込
まれるまでは図18に示された処理が実行されており、
その処理が終了するまでは図19のS226cに示され
る入賞玉の排出が行われないので、入賞玉検出器122
はON状態を継続している。そして、払出制御用マイク
ロコンピュータ220では、図18に示された処理によ
りすべての賞球データの読込が終了した後に通常の処理
が実行されるので、賞球データの読込が終了した後に残
留玉により入賞玉検出器122がON状態になっている
ことに応じて15個の景品玉が払出される。それは、残
留玉がある場合には、その残留玉が電源が断たれる前に
どの入賞領域に入賞した入賞玉であっても新たに電源が
投入された際にはその入賞に応じた賞球データが出力さ
れないため、その残留玉に対しては図19のフローチャ
ートで示したように15個の景品玉が払出されるためで
ある。その後、賞球データが送られてきていない状態で
入賞玉検出器122がON状態になる。その入賞玉に対
応して15個の景品玉の払出が行われる。
【0151】次に、電源投入時以外の通常動作時におけ
る景品玉の払出動作を説明する。図25は、通常動作時
における景品玉の払出動作のタイミングチャートであ
る。この図25においては、始動入賞玉検出器46の状
態、始動入賞カウンタの値、大入賞口入賞検出器(開閉
板36内部に入賞した入賞玉を検出する特定入賞玉検出
器38および通常入賞玉検出器39a,39bの総称)
の状態、大入賞口カウンタの値、賞球データの状態、第
1個数記憶部の記憶値、第2個数記憶部の記憶値、入賞
玉検出器122の状態、景品玉(賞球)の払出状態が示
されている。
る景品玉の払出動作を説明する。図25は、通常動作時
における景品玉の払出動作のタイミングチャートであ
る。この図25においては、始動入賞玉検出器46の状
態、始動入賞カウンタの値、大入賞口入賞検出器(開閉
板36内部に入賞した入賞玉を検出する特定入賞玉検出
器38および通常入賞玉検出器39a,39bの総称)
の状態、大入賞口カウンタの値、賞球データの状態、第
1個数記憶部の記憶値、第2個数記憶部の記憶値、入賞
玉検出器122の状態、景品玉(賞球)の払出状態が示
されている。
【0152】図25においては、動作の一例として、始
動入賞口34への入賞玉が1個あった後に、可変入賞球
装置35の開閉板36内部への入賞玉が3個連続してあ
り、さらにその後に通常の入賞口48,42a,42
b,49a,49bのいずれかへの入賞玉が1個あった
場合の動作が示されている。
動入賞口34への入賞玉が1個あった後に、可変入賞球
装置35の開閉板36内部への入賞玉が3個連続してあ
り、さらにその後に通常の入賞口48,42a,42
b,49a,49bのいずれかへの入賞玉が1個あった
場合の動作が示されている。
【0153】始動入賞玉検出器46の状態、大入賞口入
賞検出器の状態、および、入賞玉検出器122の状態
は、ON状態が玉を検出した状態であり、OFF状態が
玉を検出していない状態である。また、賞球データは、
ON状態が賞球データの送信中であることを示し、OF
F状態が賞球データの非送信状態を示している。また、
賞球払出の状態は、ON状態が払出中の状態を示し、O
FF状態が非払出中の状態を示している。
賞検出器の状態、および、入賞玉検出器122の状態
は、ON状態が玉を検出した状態であり、OFF状態が
玉を検出していない状態である。また、賞球データは、
ON状態が賞球データの送信中であることを示し、OF
F状態が賞球データの非送信状態を示している。また、
賞球払出の状態は、ON状態が払出中の状態を示し、O
FF状態が非払出中の状態を示している。
【0154】まず、始動入賞玉検出器46が始動入賞玉
を検出し、その検出出力がON状態になる。それに応答
して、始動入賞カウンタの値が「1」になる。それに応
答して、5個の賞球データが遊技制御用マイクロコンピ
ュータ202から払出制御基板220に送信される。払
出制御用マイクロコンピュータ220では、5個の賞球
データを受けたことに応じて第1個数記憶部の記憶値を
「1」に加算更新する。そして、その始動入賞玉が入賞
玉検出器122により検出され、その検出に応答して、
5個の景品玉の払出が行なわれる。
を検出し、その検出出力がON状態になる。それに応答
して、始動入賞カウンタの値が「1」になる。それに応
答して、5個の賞球データが遊技制御用マイクロコンピ
ュータ202から払出制御基板220に送信される。払
出制御用マイクロコンピュータ220では、5個の賞球
データを受けたことに応じて第1個数記憶部の記憶値を
「1」に加算更新する。そして、その始動入賞玉が入賞
玉検出器122により検出され、その検出に応答して、
5個の景品玉の払出が行なわれる。
【0155】その後、大入賞口入賞検出器が入賞玉を3
個続けて検出し、その検出に応答して、大入賞口カウン
タの値がそれぞれの入賞に応じて「1」ずつ加算更新さ
れる。それに応答して、15個の賞球データが3回続け
て遊技制御用マイクロコンピュータ202から払出制御
用マイクロコンピュータ220へ送信される。払出制御
用マイクロコンピュータ220では、15個の賞球デー
タを受けて第2個数記憶部の記憶値を加算更新する。
個続けて検出し、その検出に応答して、大入賞口カウン
タの値がそれぞれの入賞に応じて「1」ずつ加算更新さ
れる。それに応答して、15個の賞球データが3回続け
て遊技制御用マイクロコンピュータ202から払出制御
用マイクロコンピュータ220へ送信される。払出制御
用マイクロコンピュータ220では、15個の賞球デー
タを受けて第2個数記憶部の記憶値を加算更新する。
【0156】具体的に、1つ目の賞球データを受けて第
2個数記憶部の値が「1」に更新され、入賞玉が入賞玉
検出器122により検出されたことに応じて15個の景
品玉の払出が行なわれる。その場合の入賞玉検出器12
2の検出により第2個数記憶部の値は「0」に更新され
るが、2回目の賞球データを受けたことに応じて再び第
2個数記憶部の記憶値が「1」に更新される。この図2
5では、2つ目の入賞玉が入賞玉検出器122によって
検出される前に3つ目の賞球データを受けたことによ
り、第2個数記憶部の値が、「1」から「2」に更新さ
れる。その後、2つ目の入賞玉を入賞玉検出器122が
検出し、その検出に応じて2回目の15個の景品玉の払
出が行なわれる。その場合の入賞玉検出器122の検出
に応じて第2個数記憶部の記憶値が「1」に更新され
る。そして、3つ目の入賞玉を入賞玉検出器122が検
出し、その検出に応じて3回目の15個の景品玉の払出
が行なわれる。その場合の入賞玉検出器122の検出に
応じて第2個数記憶部の値が「0」に更新される。
2個数記憶部の値が「1」に更新され、入賞玉が入賞玉
検出器122により検出されたことに応じて15個の景
品玉の払出が行なわれる。その場合の入賞玉検出器12
2の検出により第2個数記憶部の値は「0」に更新され
るが、2回目の賞球データを受けたことに応じて再び第
2個数記憶部の記憶値が「1」に更新される。この図2
5では、2つ目の入賞玉が入賞玉検出器122によって
検出される前に3つ目の賞球データを受けたことによ
り、第2個数記憶部の値が、「1」から「2」に更新さ
れる。その後、2つ目の入賞玉を入賞玉検出器122が
検出し、その検出に応じて2回目の15個の景品玉の払
出が行なわれる。その場合の入賞玉検出器122の検出
に応じて第2個数記憶部の記憶値が「1」に更新され
る。そして、3つ目の入賞玉を入賞玉検出器122が検
出し、その検出に応じて3回目の15個の景品玉の払出
が行なわれる。その場合の入賞玉検出器122の検出に
応じて第2個数記憶部の値が「0」に更新される。
【0157】その後、賞球データが払出制御用マイクロ
コンピュータ220に送られてきていない状態で入賞玉
検出器122が入賞玉を検出する。この場合は、通常の
入賞口48,42a,42b,49a,49bのいずれ
かへの入賞であるので、10個の景品玉の払出が行なわ
れる。
コンピュータ220に送られてきていない状態で入賞玉
検出器122が入賞玉を検出する。この場合は、通常の
入賞口48,42a,42b,49a,49bのいずれ
かへの入賞であるので、10個の景品玉の払出が行なわ
れる。
【0158】次に、この実施の形態によるパチンコ遊技
機1において得られる効果を説明する。
機1において得られる効果を説明する。
【0159】景品玉を払出す場合において遊技制御用マ
イクロコンピュータ202と、払出制御用マイクロコン
ピュータ220との間における情報の通信は、遊技制御
用マイクロコンピュータ202から払出制御用マイクロ
コンピュータ220へ送信される賞球データに限られ
る。すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータ202
から払出制御用マイクロコンピュータ220への一方向
通信により、景品玉の払出制御を行なうことができる。
イクロコンピュータ202と、払出制御用マイクロコン
ピュータ220との間における情報の通信は、遊技制御
用マイクロコンピュータ202から払出制御用マイクロ
コンピュータ220へ送信される賞球データに限られ
る。すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータ202
から払出制御用マイクロコンピュータ220への一方向
通信により、景品玉の払出制御を行なうことができる。
【0160】このように、払出制御用マイクロコンピュ
ータ220から遊技制御用マイクロコンピュータ202
へは情報の通信が行なわれないため、払出制御用マイク
ロコンピュータ220が故障または誤動作をしても、遊
技制御に悪影響を及ぼす情報が遊技制御用マイクロコン
ピュータ202に与えられないので、払出制御用マイク
ロコンピュータ220が故障または誤動作等の異常な状
態になっても遊技制御に悪影響を及ぼさないようにする
ことができる。たとえば、払出制御用マイクロコンピュ
ータ220の故障または誤動作のみにより遊技制御用マ
イクロコンピュータ202による遊技制御までもが正常
に行なえない状態になることを防ぐことができる。
ータ220から遊技制御用マイクロコンピュータ202
へは情報の通信が行なわれないため、払出制御用マイク
ロコンピュータ220が故障または誤動作をしても、遊
技制御に悪影響を及ぼす情報が遊技制御用マイクロコン
ピュータ202に与えられないので、払出制御用マイク
ロコンピュータ220が故障または誤動作等の異常な状
態になっても遊技制御に悪影響を及ぼさないようにする
ことができる。たとえば、払出制御用マイクロコンピュ
ータ220の故障または誤動作のみにより遊技制御用マ
イクロコンピュータ202による遊技制御までもが正常
に行なえない状態になることを防ぐことができる。
【0161】さらに、遊技制御用マイクロコンピュータ
202と、払出制御用マイクロコンピュータ220との
間の情報の通信は、遊技制御用マイクロコンピュータ2
02から払出制御用マイクロコンピュータ220への一
方向の通信に限られるので、不正行為者が、払出制御用
マイクロコンピュータ220から遊技制御用マイクロコ
ンピュータ202への通信ラインを用いて不正な情報を
送り、遊技制御の内容を不正に改造するという不正行為
を未然に防ぐことができる。
202と、払出制御用マイクロコンピュータ220との
間の情報の通信は、遊技制御用マイクロコンピュータ2
02から払出制御用マイクロコンピュータ220への一
方向の通信に限られるので、不正行為者が、払出制御用
マイクロコンピュータ220から遊技制御用マイクロコ
ンピュータ202への通信ラインを用いて不正な情報を
送り、遊技制御の内容を不正に改造するという不正行為
を未然に防ぐことができる。
【0162】また、遊技制御用マイクロコンピュータ2
02と、払出制御用マイクロコンピュータ220との間
で賞球データの通信線以外の情報通信線を設ける必要が
ないので、パチンコ遊技機1の製造コストを低減するこ
とができ、さらに、情報通信線の数を従来の場合よりも
少なくすることができるので、情報通信線に発生するノ
イズである、いわゆるラインノイズの発生の可能性を低
くすることができる。
02と、払出制御用マイクロコンピュータ220との間
で賞球データの通信線以外の情報通信線を設ける必要が
ないので、パチンコ遊技機1の製造コストを低減するこ
とができ、さらに、情報通信線の数を従来の場合よりも
少なくすることができるので、情報通信線に発生するノ
イズである、いわゆるラインノイズの発生の可能性を低
くすることができる。
【0163】また、払出制御用マイクロコンピュータ2
20は、景品玉の払出数の設定情報を遊技制御用マイク
ロコンピュータ202から受けて記憶して用いるので、
予めそのような景品玉の払出数の設定情報(賞球デー
タ)を払出制御用マイクロコンピュータ220自体で予
め有しておく必要がない。このため、払出制御用マイク
ロコンピュータ220は、景品玉の個数の設定がどのよ
うな設定数のパチンコ遊技機に対しても共通に使用する
ことができる。
20は、景品玉の払出数の設定情報を遊技制御用マイク
ロコンピュータ202から受けて記憶して用いるので、
予めそのような景品玉の払出数の設定情報(賞球デー
タ)を払出制御用マイクロコンピュータ220自体で予
め有しておく必要がない。このため、払出制御用マイク
ロコンピュータ220は、景品玉の個数の設定がどのよ
うな設定数のパチンコ遊技機に対しても共通に使用する
ことができる。
【0164】また、払出制御用マイクロコンピュータ2
20は、景品玉の払出数の設定情報(賞球データ)を電
源投入時に受け、その設定情報を電源投入後の景品玉の
払出に用いるため、景品玉の払出数の設定情報を電源が
断たれた状態(電源電圧の供給を受けていない状態)に
おいてフラッシュメモリ等により常に記憶している必要
がないので、部品数を従来よりも増大することがなく、
パチンコ遊技機の製造コストが従来よりも増大すること
がない。
20は、景品玉の払出数の設定情報(賞球データ)を電
源投入時に受け、その設定情報を電源投入後の景品玉の
払出に用いるため、景品玉の払出数の設定情報を電源が
断たれた状態(電源電圧の供給を受けていない状態)に
おいてフラッシュメモリ等により常に記憶している必要
がないので、部品数を従来よりも増大することがなく、
パチンコ遊技機の製造コストが従来よりも増大すること
がない。
【0165】また、入賞玉検出器122の検出出力を払
出制御用マイクロコンピュータ220に直接的に入力す
るようにしたために、景品玉の払出制御に関する情報の
通信が遊技制御用マイクロコンピュータ202から払出
制御用マイクロコンピュータ220への一方向の情報の
通信でありながら、入賞玉検出器122の検出の異常等
の入賞玉の排出処理に関する状態の異常を払出制御用マ
イクロコンピュータ220によりきめ細かく監視するこ
とができる。
出制御用マイクロコンピュータ220に直接的に入力す
るようにしたために、景品玉の払出制御に関する情報の
通信が遊技制御用マイクロコンピュータ202から払出
制御用マイクロコンピュータ220への一方向の情報の
通信でありながら、入賞玉検出器122の検出の異常等
の入賞玉の排出処理に関する状態の異常を払出制御用マ
イクロコンピュータ220によりきめ細かく監視するこ
とができる。
【0166】また、入賞玉検出器122の検出出力が遊
技制御用マイクロコンピュータ202を介さずに払出制
御用マイクロコンピュータ220へ直接的に入力される
ため、遊技制御用マイクロコンピュータ202において
入賞玉検出器122の検出信号を取扱う必要がないの
で、その分だけ従来よりも遊技制御用マイクロコンピュ
ータ220の処理負担を軽くすることができる。
技制御用マイクロコンピュータ202を介さずに払出制
御用マイクロコンピュータ220へ直接的に入力される
ため、遊技制御用マイクロコンピュータ202において
入賞玉検出器122の検出信号を取扱う必要がないの
で、その分だけ従来よりも遊技制御用マイクロコンピュ
ータ220の処理負担を軽くすることができる。
【0167】なお、この実施の形態においては、パチン
コ遊技機1の電源投入時において、遊技制御用マイクロ
コンピュータ202から払出制御用マイクロコンピュー
タ220へ向けて「10」の賞球データ、「15」の賞
球データ、および、「5」の賞球データの3種類の賞球
データを出力するようにした。しかし、これに限らず、
電源投入時において遊技制御用マイクロコンピュータ2
02から払出制御用マイクロコンピュータ220へ向け
て出力する賞球データは、「10」の賞球データだけで
もよい。その場合には、払出制御用マイクロコンピュー
タ220は、電源投入時に送られてくる「10」の賞球
データを第3個数記憶部に記憶して通常時の払出制御の
処理に用い、さらに、電源投入後の通常時に遊技制御用
マイクロコンピュータ202から打玉の入賞に基づいて
送られてくる「5」の賞球データおよび「15」の賞球
データをそれぞれ第1個数記憶部および第2個数記憶部
に記憶し、電源投入後の通常時の景品玉の払出制御に用
いる。
コ遊技機1の電源投入時において、遊技制御用マイクロ
コンピュータ202から払出制御用マイクロコンピュー
タ220へ向けて「10」の賞球データ、「15」の賞
球データ、および、「5」の賞球データの3種類の賞球
データを出力するようにした。しかし、これに限らず、
電源投入時において遊技制御用マイクロコンピュータ2
02から払出制御用マイクロコンピュータ220へ向け
て出力する賞球データは、「10」の賞球データだけで
もよい。その場合には、払出制御用マイクロコンピュー
タ220は、電源投入時に送られてくる「10」の賞球
データを第3個数記憶部に記憶して通常時の払出制御の
処理に用い、さらに、電源投入後の通常時に遊技制御用
マイクロコンピュータ202から打玉の入賞に基づいて
送られてくる「5」の賞球データおよび「15」の賞球
データをそれぞれ第1個数記憶部および第2個数記憶部
に記憶し、電源投入後の通常時の景品玉の払出制御に用
いる。
【0168】また、この実施の形態においては、パチン
コ遊技機1の電源投入時において図19に示されるよう
な景品玉の最大個数(15個)の払出制御を行なうこと
により、電源投入時に入賞玉検出器122の検出出力が
あった場合に入賞玉に対して15個の景品玉を払出すよ
うに制御した。しかし、これに限らず、図19に示され
る最大個数払出の制御を行なわないようにしてもよい。
そのようにした場合において電源投入時に入賞玉検出器
122の検出出力があった場合には、第1個数記憶部お
よび第2個数記憶部に個数の記憶がないことにより、入
賞玉検出器122の検出出力に対して10個の景品玉の
払出が行なわれる。
コ遊技機1の電源投入時において図19に示されるよう
な景品玉の最大個数(15個)の払出制御を行なうこと
により、電源投入時に入賞玉検出器122の検出出力が
あった場合に入賞玉に対して15個の景品玉を払出すよ
うに制御した。しかし、これに限らず、図19に示され
る最大個数払出の制御を行なわないようにしてもよい。
そのようにした場合において電源投入時に入賞玉検出器
122の検出出力があった場合には、第1個数記憶部お
よび第2個数記憶部に個数の記憶がないことにより、入
賞玉検出器122の検出出力に対して10個の景品玉の
払出が行なわれる。
【0169】また、この実施の形態においては、遊技制
御用マイクロコンピュータ202から払出制御用マイク
ロコンピュータ220へ向けて景品玉数を直接的に特定
する賞球データを出力するようにした。しかし、これに
限らず、そのような賞球データの代わりに、景品玉数を
間接的に特定するコード情報を出力するようにしてもよ
い。その場合には、遊技制御用マイクロコンピュータ2
02および払出制御用マイクロコンピュータ220にお
いて、景品玉数と、コード情報との関係を予め定めてお
き、遊技制御用マイクロコンピュータ202が、各入賞
領域への入賞に対して払出される景品玉数に対応するコ
ード情報を出力し、払出制御用マイクロコンピュータ2
20が、遊技制御用マイクロコンピュータ202から送
られてきたコード情報に基づいて景品玉数を認識して、
対応する景品玉数の払出を行なう。
御用マイクロコンピュータ202から払出制御用マイク
ロコンピュータ220へ向けて景品玉数を直接的に特定
する賞球データを出力するようにした。しかし、これに
限らず、そのような賞球データの代わりに、景品玉数を
間接的に特定するコード情報を出力するようにしてもよ
い。その場合には、遊技制御用マイクロコンピュータ2
02および払出制御用マイクロコンピュータ220にお
いて、景品玉数と、コード情報との関係を予め定めてお
き、遊技制御用マイクロコンピュータ202が、各入賞
領域への入賞に対して払出される景品玉数に対応するコ
ード情報を出力し、払出制御用マイクロコンピュータ2
20が、遊技制御用マイクロコンピュータ202から送
られてきたコード情報に基づいて景品玉数を認識して、
対応する景品玉数の払出を行なう。
【0170】次に、この発明の変形例等の特徴点を列挙
する。 (1) 図8に示された遊技制御用マイクロコンピュー
タ202により、弾球遊技機(パチンコ遊技機1)の遊
技状態を制御する手段であって、第1の入賞玉検出手段
(特定入賞玉検出器83,通常入賞玉検出器39a,3
9b,始動入賞玉検出器46)により入賞玉の検出が可
能な入賞領域の種別毎の景品玉を予め記憶するととも
に、第1の入賞玉検出手段の検出出力を受け、第1の入
賞玉検出手段により入賞玉が検出された場合に、記憶さ
れている種別毎の景品玉数の情報に基づいて、その入賞
玉が検出された種別の入賞領域に対応する景品玉数を特
定する景品玉数特定情報(賞球データ)を景品玉払出制
御手段(払出制御用マイクロコンピュータ220)へ与
える制御を行なう遊技制御手段が構成されている。この
遊技制御手段は、前記入賞領域の種別毎の景品玉数を予
め記憶する景品玉数記憶手段(ROM207)と、前記
第1の入賞玉検出手段により入賞玉が検出された回数を
入賞領域の種別ごとに計数する入賞回数計数手段(図1
3の始動入賞カウンタ,大入賞口入賞カウンタ)とを含
む。
する。 (1) 図8に示された遊技制御用マイクロコンピュー
タ202により、弾球遊技機(パチンコ遊技機1)の遊
技状態を制御する手段であって、第1の入賞玉検出手段
(特定入賞玉検出器83,通常入賞玉検出器39a,3
9b,始動入賞玉検出器46)により入賞玉の検出が可
能な入賞領域の種別毎の景品玉を予め記憶するととも
に、第1の入賞玉検出手段の検出出力を受け、第1の入
賞玉検出手段により入賞玉が検出された場合に、記憶さ
れている種別毎の景品玉数の情報に基づいて、その入賞
玉が検出された種別の入賞領域に対応する景品玉数を特
定する景品玉数特定情報(賞球データ)を景品玉払出制
御手段(払出制御用マイクロコンピュータ220)へ与
える制御を行なう遊技制御手段が構成されている。この
遊技制御手段は、前記入賞領域の種別毎の景品玉数を予
め記憶する景品玉数記憶手段(ROM207)と、前記
第1の入賞玉検出手段により入賞玉が検出された回数を
入賞領域の種別ごとに計数する入賞回数計数手段(図1
3の始動入賞カウンタ,大入賞口入賞カウンタ)とを含
む。
【0171】(2) 図8に示された払出制御用マイク
ロコンピュータ220により、第2の入賞玉検出手段
(入賞玉検出器122)の検出出力を受け、その第2の
入賞玉検出手段により入賞玉が検出された場合に、入賞
があった入賞領域の種別に応じた個数の景品玉を払出す
ように景品玉払出手段(玉払出装置97)の制御を行な
う景品玉払出制御手段が構成されているが、その景品玉
払出制御手段は、前記遊技制御手段から与えられる景品
玉数特定情報(賞球データ)を受け、その景品玉数特定
情報を受けた回数を入賞領域の種別毎(景品玉数特定情
報の種類毎)に計数する景品玉数特定情報受信回数計数
手段(図16のS238)と、第2の入賞玉検出手段の
検出出力を受け、その検出出力があったときに景品玉数
特定情報計数手段により計数された種別に対応する景品
玉数の払出を景品玉数特定情報計数手段により計数が行
なわれる可能性がない種別に対応する景品玉数の払出よ
りも優先的に行なう制御をする優先制御手段(図23の
S331〜S333)とを含む。
ロコンピュータ220により、第2の入賞玉検出手段
(入賞玉検出器122)の検出出力を受け、その第2の
入賞玉検出手段により入賞玉が検出された場合に、入賞
があった入賞領域の種別に応じた個数の景品玉を払出す
ように景品玉払出手段(玉払出装置97)の制御を行な
う景品玉払出制御手段が構成されているが、その景品玉
払出制御手段は、前記遊技制御手段から与えられる景品
玉数特定情報(賞球データ)を受け、その景品玉数特定
情報を受けた回数を入賞領域の種別毎(景品玉数特定情
報の種類毎)に計数する景品玉数特定情報受信回数計数
手段(図16のS238)と、第2の入賞玉検出手段の
検出出力を受け、その検出出力があったときに景品玉数
特定情報計数手段により計数された種別に対応する景品
玉数の払出を景品玉数特定情報計数手段により計数が行
なわれる可能性がない種別に対応する景品玉数の払出よ
りも優先的に行なう制御をする優先制御手段(図23の
S331〜S333)とを含む。
【0172】(3) 前記遊技制御手段から前記景品玉
払出制御手段へ与えられる景品玉数特定情報は、景品玉
の払出個数を示す情報(賞球データ)そのものであって
もよく、景品玉数の払出個数を示す情報そのものでなく
てもよい。景品玉数特定情報が払出個数の情報そのもの
でない場合は、たとえば、景品玉数特定情報を景品玉払
出制御手段側に複数種類記憶させておき、景品玉払出制
御手段側に記憶されている景品玉数特定情報の種類を指
定する情報(コード情報)を遊技制御手段側から景品玉
払出制御手段側へ送ることにより、景品玉払出制御手段
が、景品玉払出手段により払出す景品玉の払出個数の決
定を行なうようにしてもよい。
払出制御手段へ与えられる景品玉数特定情報は、景品玉
の払出個数を示す情報(賞球データ)そのものであって
もよく、景品玉数の払出個数を示す情報そのものでなく
てもよい。景品玉数特定情報が払出個数の情報そのもの
でない場合は、たとえば、景品玉数特定情報を景品玉払
出制御手段側に複数種類記憶させておき、景品玉払出制
御手段側に記憶されている景品玉数特定情報の種類を指
定する情報(コード情報)を遊技制御手段側から景品玉
払出制御手段側へ送ることにより、景品玉払出制御手段
が、景品玉払出手段により払出す景品玉の払出個数の決
定を行なうようにしてもよい。
【0173】
(1) 図1に示された開閉板36内部の入賞領域、始
動入賞口34,通常の入賞口48,42a,42b,4
9a,49bにより、遊技領域(遊技領域3)に設けら
れ、打玉の入賞により払出される景品玉数が互いに異な
る複数種別に分類される複数の入賞領域が構成されてい
る。図3に示された特定入賞玉検出器38,通常入賞玉
検出器39a,39b,始動入賞玉検出器46により、
複数の入賞領域のうちの特定の1種別の入賞領域以外の
種別の入賞領域への入賞玉を入賞領域の種別を認識可能
な態様で検出する第1の入賞玉検出手段が構成されてい
る。図4に示された入賞玉検出器122により、複数の
入賞領域に入賞したすべての入賞玉を検出できる位置に
設けられた第2の入賞玉検出手段が構成されている。図
4に示された玉払出装置97により、複数種類の個数の
景品玉を払出可能な景品玉払出手段が構成されている。
図8に示された払出制御用マイクロコンピュータ220
により、第2の入賞玉検出手段の検出出力を受け、第2
の入賞玉検出手段により入賞玉が検出された場合に、入
賞があった入賞領域の種別に応じた個数の景品玉を払出
すように景品玉払出手段の制御を行なう景品玉払出制御
手段が構成されている。図8に示された遊技制御用マイ
クロコンピュータ202により、弾球遊技機の遊技状態
を制御する手段であって、第1の入賞玉検出手段により
入賞玉の検出が可能な入賞領域の種別毎の景品玉数を予
め記憶するとともに、第1の入賞玉検出手段の検出出力
を受け、第1の入賞玉検出手段により入賞玉が検出され
た場合に、記憶されている種別毎の景品玉数の情報に基
づいて、その入賞玉が検出された種別の入賞領域に対応
する景品玉数を特定する景品玉数特定情報(賞球デー
タ)を景品玉払出制御手段へ与える制御を行なう遊技制
御手段が構成されている。さらに、景品玉払出制御手段
は、図16〜図23に示されるように、遊技制御手段か
ら受けた景品玉数特定情報に基づいて第1の入賞玉検出
手段により検出された入賞玉の個数を示す入賞個数情報
を景品玉数特定情報の種類別に記憶し、その入賞個数情
報の記憶がある場合には入賞個数情報の記憶がある種類
の景品玉数特定情報に対応する景品玉数を第2の入賞玉
検出手段からの入賞玉の検出出力に応じて払出す制御を
行ない、その入賞個数情報の記憶がない場合には所定数
の景品玉を第2の入賞玉検出手段からの入賞玉の検出出
力に応じて払出す制御を行なう。
動入賞口34,通常の入賞口48,42a,42b,4
9a,49bにより、遊技領域(遊技領域3)に設けら
れ、打玉の入賞により払出される景品玉数が互いに異な
る複数種別に分類される複数の入賞領域が構成されてい
る。図3に示された特定入賞玉検出器38,通常入賞玉
検出器39a,39b,始動入賞玉検出器46により、
複数の入賞領域のうちの特定の1種別の入賞領域以外の
種別の入賞領域への入賞玉を入賞領域の種別を認識可能
な態様で検出する第1の入賞玉検出手段が構成されてい
る。図4に示された入賞玉検出器122により、複数の
入賞領域に入賞したすべての入賞玉を検出できる位置に
設けられた第2の入賞玉検出手段が構成されている。図
4に示された玉払出装置97により、複数種類の個数の
景品玉を払出可能な景品玉払出手段が構成されている。
図8に示された払出制御用マイクロコンピュータ220
により、第2の入賞玉検出手段の検出出力を受け、第2
の入賞玉検出手段により入賞玉が検出された場合に、入
賞があった入賞領域の種別に応じた個数の景品玉を払出
すように景品玉払出手段の制御を行なう景品玉払出制御
手段が構成されている。図8に示された遊技制御用マイ
クロコンピュータ202により、弾球遊技機の遊技状態
を制御する手段であって、第1の入賞玉検出手段により
入賞玉の検出が可能な入賞領域の種別毎の景品玉数を予
め記憶するとともに、第1の入賞玉検出手段の検出出力
を受け、第1の入賞玉検出手段により入賞玉が検出され
た場合に、記憶されている種別毎の景品玉数の情報に基
づいて、その入賞玉が検出された種別の入賞領域に対応
する景品玉数を特定する景品玉数特定情報(賞球デー
タ)を景品玉払出制御手段へ与える制御を行なう遊技制
御手段が構成されている。さらに、景品玉払出制御手段
は、図16〜図23に示されるように、遊技制御手段か
ら受けた景品玉数特定情報に基づいて第1の入賞玉検出
手段により検出された入賞玉の個数を示す入賞個数情報
を景品玉数特定情報の種類別に記憶し、その入賞個数情
報の記憶がある場合には入賞個数情報の記憶がある種類
の景品玉数特定情報に対応する景品玉数を第2の入賞玉
検出手段からの入賞玉の検出出力に応じて払出す制御を
行ない、その入賞個数情報の記憶がない場合には所定数
の景品玉を第2の入賞玉検出手段からの入賞玉の検出出
力に応じて払出す制御を行なう。
【0174】(2) 図15のS50〜S62に示され
るように、前記遊技制御手段は、前記特定の1種別(前
記第1の入賞玉検出手段により入賞玉が検出される可能
性がない種別)の入賞領域への入賞に対応する景品玉の
設定個数を特定する景品玉数設定情報(賞球データ=1
0)を前記景品玉払出制御手段へ与え、前記景品玉払出
制御手段は、図18のS280〜S289に示されるよ
うに、前記景品玉数設定情報を記憶し、その記憶された
景品玉数設定情報に基づいて、図23等に示されるよう
に、景品玉数特定情報の記憶がない場合の景品玉の払出
制御を行なう。
るように、前記遊技制御手段は、前記特定の1種別(前
記第1の入賞玉検出手段により入賞玉が検出される可能
性がない種別)の入賞領域への入賞に対応する景品玉の
設定個数を特定する景品玉数設定情報(賞球データ=1
0)を前記景品玉払出制御手段へ与え、前記景品玉払出
制御手段は、図18のS280〜S289に示されるよ
うに、前記景品玉数設定情報を記憶し、その記憶された
景品玉数設定情報に基づいて、図23等に示されるよう
に、景品玉数特定情報の記憶がない場合の景品玉の払出
制御を行なう。
【0175】(3) 図14および図15に示されるよ
うに、前記弾球遊技機は、電源電圧の供給を受けて動作
し、前記遊技制御手段は、電源電圧の供給開始時に景品
玉数設定情報を前記景品玉払出制御手段へ与える。
うに、前記弾球遊技機は、電源電圧の供給を受けて動作
し、前記遊技制御手段は、電源電圧の供給開始時に景品
玉数設定情報を前記景品玉払出制御手段へ与える。
【0176】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、特定の1種別以外の種別の入賞領域への入
賞があった場合に、その入賞があった種別の入賞領域に
対応する景品玉数特定情報が、遊技制御手段から景品玉
払出制御手段へ与えられ、景品玉払出制御手段におい
て、遊技制御手段から与えられた景品玉数特定情報に基
づいてその情報の種類別に記憶される入賞個数情報の記
憶がある場合には、記憶がある種類の景品玉数特定情報
に対応する景品玉数の払出が第2の入賞玉検出手段から
の入賞玉の検出出力に応じて行なわれ、その入賞個数情
報の記憶がない場合には、所定の景品玉数の払出が第2
の入賞玉検出手段からの入賞玉の検出出力に応じて行な
われるため、遊技制御手段から景品玉払出制御手段への
一方向の情報の通信により景品玉の払出を行なうことが
できる。このため、故障または誤動作により景品玉払出
制御手段が異常な状態になっても、その異常な状態によ
る悪影響を遊技制御手段による遊技制御に及ぼさないよ
うにすることができる。さらに、一方向の情報の通信に
より景品玉の払出が行なわれるので、遊技制御手段と、
景品玉払出制御手段との間の情報通信に用いる通信線の
数を少なくすることができ、その結果として、弾球遊技
機の製造コストを低減することができるとともに、ノイ
ズが通信線に発生する可能性を低くすることができる。
に関しては、特定の1種別以外の種別の入賞領域への入
賞があった場合に、その入賞があった種別の入賞領域に
対応する景品玉数特定情報が、遊技制御手段から景品玉
払出制御手段へ与えられ、景品玉払出制御手段におい
て、遊技制御手段から与えられた景品玉数特定情報に基
づいてその情報の種類別に記憶される入賞個数情報の記
憶がある場合には、記憶がある種類の景品玉数特定情報
に対応する景品玉数の払出が第2の入賞玉検出手段から
の入賞玉の検出出力に応じて行なわれ、その入賞個数情
報の記憶がない場合には、所定の景品玉数の払出が第2
の入賞玉検出手段からの入賞玉の検出出力に応じて行な
われるため、遊技制御手段から景品玉払出制御手段への
一方向の情報の通信により景品玉の払出を行なうことが
できる。このため、故障または誤動作により景品玉払出
制御手段が異常な状態になっても、その異常な状態によ
る悪影響を遊技制御手段による遊技制御に及ぼさないよ
うにすることができる。さらに、一方向の情報の通信に
より景品玉の払出が行なわれるので、遊技制御手段と、
景品玉払出制御手段との間の情報通信に用いる通信線の
数を少なくすることができ、その結果として、弾球遊技
機の製造コストを低減することができるとともに、ノイ
ズが通信線に発生する可能性を低くすることができる。
【0177】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて次のような効果を得ることができる。景品玉
払出制御手段は、遊技制御手段から与えられる景品玉数
設定情報を記憶して、その記憶情報に基づいて景品玉数
特定情報の記憶がない場合の景品玉の払出を行なうの
で、景品玉の払出に用いる景品玉数設定情報を予め有し
ておく必要がない。このように、景品玉払出制御手段
は、景品玉の払出に用いる景品玉数の情報を遊技制御手
段から受けて景品玉の払出を行なうので、景品玉数がど
のような玉数に設定される弾球遊技機に対しても共通に
使用することができる。
果に加えて次のような効果を得ることができる。景品玉
払出制御手段は、遊技制御手段から与えられる景品玉数
設定情報を記憶して、その記憶情報に基づいて景品玉数
特定情報の記憶がない場合の景品玉の払出を行なうの
で、景品玉の払出に用いる景品玉数設定情報を予め有し
ておく必要がない。このように、景品玉払出制御手段
は、景品玉の払出に用いる景品玉数の情報を遊技制御手
段から受けて景品玉の払出を行なうので、景品玉数がど
のような玉数に設定される弾球遊技機に対しても共通に
使用することができる。
【0178】請求項3に関しては、請求項2に関する効
果に加えて次のような効果を得ることができる。電源電
圧の供給開始時に遊技制御手段から景品玉払出制御手段
へ景品玉数設定情報が与えられるので、電源電圧の供給
が断たれた状態において、景品玉払出制御手段は、景品
玉数設定情報を記憶する必要がない。このため、そのよ
うな記憶に要する部品を設ける必要がないので、部品数
が増大することがないため、弾球遊技機の製造コストを
低く抑えることができる。
果に加えて次のような効果を得ることができる。電源電
圧の供給開始時に遊技制御手段から景品玉払出制御手段
へ景品玉数設定情報が与えられるので、電源電圧の供給
が断たれた状態において、景品玉払出制御手段は、景品
玉数設定情報を記憶する必要がない。このため、そのよ
うな記憶に要する部品を設ける必要がないので、部品数
が増大することがないため、弾球遊技機の製造コストを
低く抑えることができる。
【図1】弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機を示す全体
正面図である。
正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体背面
図である。
図である。
【図3】遊技板の裏面構造を示す背面図である。
【図4】機構板を示す全体図である。
【図5】玉払出装置およびその周辺機器を示す構成図で
ある。
ある。
【図6】玉払出装置の分解図である。
【図7】玉払出装置の断面図である。
【図8】本発明に用いられる制御回路を示すブロック図
である。
である。
【図9】本発明に用いられる制御回路を示すブロック図
である。
である。
【図10】カードユニット制御用マイクロコンピュータ
の制御動作を示すフローチャートである。
の制御動作を示すフローチャートである。
【図11】カードユニット制御用マイクロコンピュータ
の制御動作を示すフローチャートである。
の制御動作を示すフローチャートである。
【図12】遊技制御用マイクロコンピュータの制御動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図13】遊技制御用マイクロコンピュータの制御動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図14】遊技制御用マイクロコンピュータの制御動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図15】遊技制御用マイクロコンピュータの制御動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図16】払出制御用マイクロコンピュータの制御動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図17】払出制御用マイクロコンピュータの制御動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図18】払出制御用マイクロコンピュータの制御動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図19】払出制御用マイクロコンピュータの制御動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図20】払出制御用マイクロコンピュータの制御動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図21】払出制御用マイクロコンピュータの制御動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図22】インターバル時間テーブルを示す図である。
【図23】払出制御用マイクロコンピュータの制御動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図24】電源投入時における景品玉の払出動作のタイ
ミングチャートである。
ミングチャートである。
【図25】通常動作時における景品玉の払出動作のタイ
ミングチャートである。
ミングチャートである。
1はパチンコ遊技機、32は遊技領域、48,42a,
42b,49a,49bは入賞口、34は始動入賞口、
36は開閉板、35は可変入賞球装置、38は特定入賞
玉検出器、39a,39bは通常入賞玉検出器、46は
始動入賞玉検出器、122は入賞玉検出器、97は玉払
出装置、220は払出制御用マイクロコンピュータ、2
02は遊技制御用マイクロコンピュータ、203はCP
U、205はRAM、207はROM、219は電源回
路である。
42b,49a,49bは入賞口、34は始動入賞口、
36は開閉板、35は可変入賞球装置、38は特定入賞
玉検出器、39a,39bは通常入賞玉検出器、46は
始動入賞玉検出器、122は入賞玉検出器、97は玉払
出装置、220は払出制御用マイクロコンピュータ、2
02は遊技制御用マイクロコンピュータ、203はCP
U、205はRAM、207はROM、219は電源回
路である。
Claims (3)
- 【請求項1】 遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわ
れる弾球遊技機であって、 前記遊技領域に設けられ、打玉の入賞により払出される
景品玉数が互いに異なる複数種別に分類される複数の入
賞領域と、 該複数の入賞領域のうちの特定の1種別の入賞領域以外
の種別の入賞領域への入賞玉を入賞領域の種別を認識可
能な態様で検出する第1の入賞玉検出手段と、 前記複数の入賞領域に入賞したすべての入賞玉を検出で
きる位置に設けられた第2の入賞玉検出手段と、 複数種類の個数の景品玉を払出可能な景品玉払出手段
と、 前記第2の入賞玉検出手段の検出出力を受け、前記第2
の入賞玉検出手段により入賞玉が検出された場合に、入
賞があった前記入賞領域の種別に応じた個数の景品玉を
払出すように前記景品玉払出手段の制御を行なう景品玉
払出制御手段と、 前記弾球遊技機の遊技状態を制御する手段であって、前
記第1の入賞玉検出手段により入賞玉の検出が可能な前
記入賞領域の種別毎の景品玉数を予め記憶するととも
に、前記第1の入賞玉検出手段の検出出力を受け、前記
第1の入賞玉検出手段により入賞玉が検出された場合
に、前記記憶されている種別毎の景品玉数の情報に基づ
いて、その入賞玉が検出された種別の入賞領域に対応す
る景品玉数を特定する景品玉数特定情報を前記景品玉払
出制御手段へ与える制御を行なう遊技制御手段とを含
み、 前記景品玉払出制御手段は、前記遊技制御手段から受け
た景品玉数特定情報に基づいて前記第1の入賞玉検出手
段により検出された入賞玉の個数を示す入賞個数情報を
景品玉数特定情報の種類別に記憶し、その入賞個数情報
の記憶がある場合には入賞個数情報の記憶がある種類の
景品玉数特定情報に対応する景品玉数を前記第2の入賞
玉検出手段からの入賞玉の検出出力に応じて払出す制御
を行ない、その入賞個数情報の記憶がない場合には所定
数の景品玉を前記第2の入賞玉検出手段からの入賞玉の
検出出力に応じて払出す制御を行なうことを特徴とす
る、弾球遊技機。 - 【請求項2】 前記遊技制御手段は、前記特定の1種別
の入賞領域への入賞に対応する景品玉の設定個数を特定
する景品玉数設定情報を前記景品玉払出制御手段へ与
え、 前記景品玉払出制御手段は、前記景品玉数設定情報を記
憶し、その記憶された景品玉数設定情報に基づいて、前
記景品玉数特定情報の記憶がない場合の景品玉の払出制
御を行なうことを特徴とする、請求項1記載の弾球遊技
機。 - 【請求項3】 前記弾球遊技機は、電源電圧の供給を受
けて動作し、 前記遊技制御手段は、前記電源電圧の供給開始時に前記
景品玉数設定情報を前記景品玉払出制御手段へ与えるこ
とを特徴とする、請求項2記載の弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17247896A JPH1015182A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17247896A JPH1015182A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 弾球遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1015182A true JPH1015182A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15942738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17247896A Withdrawn JPH1015182A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 弾球遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1015182A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009279455A (ja) * | 2009-09-02 | 2009-12-03 | Takao Co Ltd | 弾球遊技機 |
-
1996
- 1996-07-02 JP JP17247896A patent/JPH1015182A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009279455A (ja) * | 2009-09-02 | 2009-12-03 | Takao Co Ltd | 弾球遊技機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |