JPH08206348A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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Publication number
JPH08206348A
JPH08206348A JP1545795A JP1545795A JPH08206348A JP H08206348 A JPH08206348 A JP H08206348A JP 1545795 A JP1545795 A JP 1545795A JP 1545795 A JP1545795 A JP 1545795A JP H08206348 A JPH08206348 A JP H08206348A
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JP
Japan
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ball
game
lending
payout
signal
Prior art date
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JP1545795A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技媒体を貸出す機能を有する遊技機におい
て、従来の遊技媒体貸出用記録媒体を処理する遊技媒体
貸出用記録媒体処理手段に変更を加えることなく、該遊
技媒体が自動貸出され得る遊技機を提供する。 【構成】 遊技者が遊技に使用する遊技媒体を貸出可能
な遊技機において、玉欠乏検出器9aにより玉の欠乏状
態が検出されたことに基づいた玉欠乏検出信号が入出力
処理装置600に入力された場合に、該入出力処理装置
600は玉貸操作検出器15aにより遊技者の玉貸操作
が検出された場合と同様に、中継端子板184および検
出回路309を通じてカード処理機制御用マイクロコン
ピュータ300に玉貸条件信号を入力するよう構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、玉貸カード
を処理するカード処理機とその玉貸カードを用いてパチ
ンコ玉が貸出されるパチンコ遊技機とを含むパチンコ遊
技用装置等で代表される遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技用装置において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、遊技媒体貸出
用記録媒体を遊技媒体貸出用記録媒体処理手段に挿入し
た状態で、遊技機等に設けられている遊技媒体貸出操作
手段を遊技者が操作することにより、遊技媒体貸出用記
録媒体の記録情報により特定される遊技媒体貸出用有価
価値の一部が引落されて遊技機から遊技媒体が貸出され
るように構成されている遊技用装置があった。そして、
遊技者はその貸出された遊技媒体を用いて当該遊技機に
より遊技が可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、この従来の遊技
用装置においては、遊技者が遊技機により遊技を行なっ
た結果、貸出された遊技媒体が残り少なくなり遊技媒体
が不足して遊技が続行できなくなった場合には、遊技者
が再度前記遊技媒体貸出操作手段を操作しなければなら
ず、遊技媒体が不足するたびに遊技者にその貸出操作を
強いることとなり、遊技者のサービスに欠けるという欠
点があった。特に、遊技者が遊技に熱中している最中に
遊技媒体が欠乏して遊技媒体貸出操作手段を操作する場
合には、一旦遊技が中断されるために遊技者が興醒めし
てしまうというおそれもある。
【0004】そこで、遊技媒体が不足した場合にはその
旨を検出して遊技機から自動的に遊技媒体を貸出すとい
う自動貸出機能を設け、前述した遊技媒体貸出操作とい
う煩雑な操作から遊技者を解放させるように構成するこ
とが考えられる。
【0005】しかし、遊技場に設置された従来の遊技媒
体貸出用記録媒体処理手段は、前記遊技媒体貸出操作手
段が操作された場合の貸出条件成立信号を受けて、その
貸出条件成立信号に基づいて前記遊技機に遊技媒体の貸
出指令を行なうように構成されていた。ところが、自動
貸出機能を設けるべく遊技媒体不足検出手段からの遊技
媒体不足信号を前記遊技媒体貸出用記録媒体処理手段に
出力したとしても、従来の遊技媒体貸出用記録媒体処理
手段は、遊技媒体貸出操作手段からの貸出条件成立信号
を受付けて貸出指令を発する機能を有していても、前記
遊技媒体不足検出手段からの遊技媒体不足信号を受けて
遊技媒体貸出指令を行なう機能は有していなかった。そ
こで、前述した自動貸出機能を設けるべく遊技媒体不足
検出手段からの遊技媒体不足信号を前記遊技媒体貸出用
記録媒体処理手段が受付けて遊技媒体の貸出指令を発す
るように構成せんとした場合には、遊技場に設置されて
いる従来の遊技媒体貸出用記録媒体処理手段を1台ずつ
逐一改造しなければならず、大掛かりな改造を行なわざ
るを得ないという欠点が生ずる。
【0006】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、従来の遊技媒体貸出用記録媒体
処理手段に変更を加えることなく遊技媒体の自動貸出を
行なうことのできる遊技用装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技媒体を貸出す機能を有する遊技機と、前記遊技
媒体貸出用の有価価値を特定可能な情報が記録された遊
技媒体貸出用記録媒体を処理する遊技媒体貸出用記録媒
体処理手段とを含み、所定の貸出条件成立信号が前記遊
技媒体貸出用記録媒体処理手段に入力された場合に、該
遊技媒体貸出用記録媒体処理手段により処理される遊技
媒体貸出用記録媒体の記録情報により特定される遊技媒
体貸出用有価価値を用いて前記遊技機から遊技媒体を貸
出し、その貸出された遊技媒体を用いて前記遊技機によ
る遊技が可能となる遊技用装置であって、遊技媒体を貸
出すための操作が可能な遊技媒体貸出操作手段と、該遊
技媒体貸出操作手段が操作されたことを検出する貸出操
作検出手段と、前記遊技機に用いられる遊技媒体が不足
したことを検出するための遊技媒体不足検出手段と、前
記貸出操作検出手段と前記遊技媒体不足検出手段との検
出信号が入力可能に構成され、前記貸出操作検出手段ま
たは前記遊技媒体不足検出手段からの検出信号があった
場合に前記遊技媒体貸出用記録媒体処理手段に対し前記
貸出条件成立信号を出力する信号処理手段とを含むこと
を特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記遊技媒体貸出操作手段が
操作された場合に貸出す遊技媒体の貸出数量を複数種類
の数量の中から選択的に設定可能な貸出数量設定手段と
をさらに含み、前記遊技機は、前記遊技媒体不足検出手
段からの検出信号に基づき遊技媒体を貸出す場合には、
前記貸出数量設定手段の設定数量にかかわらず最少の貸
出数量単位で遊技媒体を貸出すことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、遊技媒体の貸出数量を特定可
能な情報を設定する手段であって、複数種類の貸出数量
の中から遊技者が選択的に設定できる貸出数量設定手段
をさらに含み、前記遊技機は、前記貸出操作検出手段ま
たは前記遊技媒体不足検出手段からの検出信号があった
場合には、前記貸出数量設定手段で設定された貸出数量
に相当する遊技媒体を貸出すことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、遊技媒体貸
出操作手段の働きにより、遊技媒体を貸出すための操作
が行なわれ、貸出操作検出手段の働きにより、該遊技媒
体貸出操作手段が操作されたことが検出される。また遊
技媒体不足検出手段の働きにより、前記遊技機に用いら
れる遊技媒体が不足したことが検出される。そして前記
貸出操作検出手段と前記遊技媒体不足検出手段との検出
信号が入力可能な信号処理手段の働きにより、前記貸出
操作検出手段または前記遊技媒体不足検出手段からの検
出信号があった場合に前記遊技媒体貸出用記録媒体処理
手段に対し前記貸出条件成立信号が出力される。
【0011】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記遊技媒体不足検出
手段からの検出信号に基づき遊技媒体を貸出す場合に
は、前記貸出数量設定手段の設定数量にかかわらず最少
の貸出数量単位で遊技媒体が貸出される。
【0012】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記貸出操作検出手段
または前記遊技媒体不足検出手段からの検出信号があっ
た場合には、前記貸出数量設定手段で設定された貸出数
量に相当する遊技媒体が貸出される。
【0013】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。なお、本実施例においては、弾球遊
技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はこ
れに限らず、たとえばコイン遊技機等であってもよい。
【0014】図1は、弾球遊技機の一例のパチンコ遊技
機を示す全体正面図である。パチンコ遊技機1の前面枠
2には、扉保持枠3が設けられており、この扉保持枠3
にガラス扉枠4と前面扉板5とが開閉自在に設けられて
いる。ガラス扉枠4は、遊技盤30の前面側に形成され
ている遊技領域32を視認可能に覆うものである。
【0015】このパチンコ遊技機1は、共通カードを用
いて遊技媒体の一例のパチンコ玉が打球供給皿6内に払
出されて遊技が可能となるカード対応型遊技機である。
なお、共通カードとは、共通カードシステムに加盟して
いる全国の遊技場において使用可能な第三者発行型のプ
リペイドカードである。このパチンコ遊技機1には、カ
ードユニット50(図3参照)が設けられており、遊技
をせんとする遊技者は、購入した共通カードをカード挿
入口55に挿入する。すると、カード挿入表示器25が
点灯してカードが挿入されている旨が表示されるともと
に、その挿入されたカードに記録されている有価価値で
あるカード残高がカード残高表示器16により表示され
る。そして、そのカード残高が残っている場合でかつ玉
貸操作が可能な場合には、玉貸可表示器26が点灯され
る。この玉貸可表示器26は玉貸操作ができる旨を点灯
表示するものである。遊技者がこの玉貸可表示器26の
点灯していることを確認して玉貸ボタン15を押圧操作
すると、予め設定されている1回の玉貸操作により払出
される貸玉額(以下、単に貸玉額という)分の遊技玉
(パチンコ玉)が打球供給皿6内に払出される。この貸
玉額は、貸玉額設定スイッチ195Bを遊技者が押圧操
作することにより例えば100円〜500円までの5種
類の中から選択設定可能に構成されている。また、遊技
者が操作可能な貸玉額設定スイッチ195Bに代えて、
遊技者が操作できず遊技場の係員が操作できる箇所に設
けた場合の例として、ロータリスイッチ等からなる貸玉
額設定スイッチ195A(図3参照)によって例えば1
00円〜500円までの5種類の中から予め設定されて
いる。この貸玉額分の払出しが終了するまでは玉貸可表
示器26が消灯する。そして、貸玉額分のパチンコ玉の
払出しが終了した段階で挿入されている共通カードのカ
ード残額が貸玉額分だけ減額更新される。その減額更新
されたカード残額がカード残高表示器16により表示さ
れる。
【0016】図中17は返却ボタンであり、玉貸可表示
器26の点灯している期間中操作が有効なものである。
この返却ボタン17を遊技者が押圧操作することによ
り、挿入されている共通カードがカード挿入口55から
遊技者側に返却される。また図中51は処理機使用可表
示器であり、カードユニット(カード処理機)51が使
用可能であることを点灯または点滅表示するものであ
る。
【0017】打球供給皿6内にパチンコ玉が払出された
状態で遊技者が操作ハンドル21を操作すれば、打球供
給皿6内の貯留整列路8で整列されたパチンコ玉が1つ
ずつ遊技領域32内に打込まれる。遊技領域32内に
は、複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示装置
33が設けられている。遊技領域32内には、さらに始
動入賞口34が設けられており、この始動入賞口34に
パチンコ玉が入賞すれば、可変表示装置33の表示画面
33Aが可変開始し、複数種類の識別情報の一例の図柄
が可変表示された後停止制御される。なお、可変表示装
置33の可変表示中に再度打玉が始動入賞口34に入賞
すれば、その始動入賞が記憶されて、可変表示装置33
の可変表示が停止した後再度可変表示が開始可能な状態
となってから、前記始動入賞記憶に基づいて再度可変表
示される。その始動入賞の記憶値が始動入賞記憶表示器
49により表示される。この始動入賞記憶は、たとえば
最大4個の始動入賞を記憶できるように構成されてお
り、4個を上限として、始動入賞がある毎に「1」ずつ
加算記憶されるとともに可変表示装置33が可変開始さ
れる毎に「1」ずつ減算更新される。なお、可変表示装
置33は、本実施例においては液晶表示装置で構成され
たものを示すが、その他に、7セグメント,蛍光表示
管、LED,エレクトロルミネッセンス等の表示装置を
用いたものであってもよく、また、ドットマトリクス方
式の可変表示装置であってもよく、さらには、回転ドラ
ム式の可変表示装置であってもよい。さらに、常時可変
表示しているものであってもよく、その場合には始動入
賞により明るさあるいは可変表示の速度を変化させて再
可変表示された旨がわかるように構成するのが望まし
い。
【0018】この可変表示装置33は、上,中,下段の
横方向3本と左,中,右の縦方向3本と斜対角線上の2
本との合計8本の当りラインが定められており、表示結
果がそのいずれかの当りライン上において予め定められ
た特定の表示態様(たとえば777)となれば、可変入
賞球装置35の開閉部材36が開成して打玉が入賞可能
な遊技者にとって有利な第1の状態となり、大当り状態
となる。この可変入賞球装置35の開閉部材36は、通
常時は閉成状態となっているが、可変表示装置33の表
示結果が前記特定の表示態様となることにより、後述す
るソレノイド37(図6,図16参照)が励磁されて開
閉部材36が開成する。この開閉部材36が開成してい
るときに、パチンコ玉が可変入賞球装置35内に入賞す
れば、その入賞玉が入賞玉検出器39a,39bあるい
は特定入賞玉検出器38(図6,図16参照)により検
出される。この可変入賞球装置35の第1の状態は、打
玉が所定個数(たとえば10個)入賞するかあるいは第
1の状態となった後に所定時間(たとえば30秒間)経
過するかのうちいずれか早い方の条件が成立することに
より終了し、閉成状態となる。この可変入賞球装置35
内に入賞したパチンコ玉が特定入賞口(Vポケット)に
入賞すれば、V入賞玉検出器(特定入賞玉検出器)38
(図6,図16参照)により検出され、その検出出力に
基づいて、可変入賞球装置35の第1の状態が終了した
後再度開閉部材36が開成された第1の状態となる繰返
し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回
数はたとえば16回に定められている。
【0019】遊技領域32には、さらに通常の入賞口4
2a,42bが設けられているとともに、ラッキーナン
バー表示器48A〜48Hが設けられている。このラッ
キーナンバー表示器48A〜48Hは、可変表示装置3
3の表示結果が特定の表示態様(たとえば777)とな
った場合に、可変表示され、その表示結果が、遊技場が
定めたラッキーナンバーと一致した場合には、遊技者に
特別のサービスとしてある特典が与えられる。この特典
は、たとえば、その回の大当りの発生に伴って付与され
た有価価値を景品交換することなく引続き遊技に使用で
きる等である。
【0020】打球供給皿6には、モード切換ボタン10
が設けられており、遊技者がこのモード切換ボタン10
を押圧操作することにより、通常の遊技モードからクレ
ジットモードに切換えることができ、再度モード切換ボ
タン10を押圧することにより、クレジットモードから
通常の遊技モードに切換えることができる。このクレジ
ットモードとは、打球供給皿6内のパチンコ玉あるいは
遊技の結果景品玉払出条件が成立したときに遊技者に払
出されるべき景品玉等の遊技媒体を、得点等の形で記憶
しておき、精算時等にその記憶している得点に相当する
遊技媒体を遊技者に払出す遊技モードのことである。そ
して、クレジットモードになっている場合にはクレジッ
トモード表示器12が点灯してその旨を表示するととも
に、記憶されているクレジット得点がクレジット表示器
11により表示される。
【0021】図1に示すパチンコ遊技機1には、さらに
自動玉貸機能が設けられている。打球供給皿6には、下
手側に位置する玉欠乏検出手段の一例の玉欠乏検出器
(2)9aと上手側に位置する玉欠乏検出手段の一例の
玉欠乏検出器(1)9bとが設けられており、打球供給
皿6内の玉の残り度合が検出可能に構成されている。そ
して、遊技者がモード切換ボタン18を押圧操作するこ
とにより、通常の玉貸モードから自動玉貸モードに切換
わり、再度モード切換ボタン18を押圧操作することに
より自動玉貸モードが通常の玉貸モードに復帰する。自
動玉貸モードの場合には、挿入されている共通カードの
残高が残っていることを条件に、打球供給皿6内のパチ
ンコ玉が残り少なくなれば、挿入されている共通カード
の残高を減額してそれに相当するパチンコ玉を自動的に
打球供給皿6内に貸出すように制御される。自動玉貸モ
ードの場合には自動玉貸モード表示器24が点灯してそ
の旨が表示される。
【0022】図中、7は景品玉払出口であり、この景品
玉払出口7から景品玉が打球供給皿6内に払出される。
また31は誘導レールであり、弾発発射されたパチンコ
玉がこの誘導レール31の間を通って遊技領域32内に
打込まれる。43は払出ランプであり、景品玉が払出さ
れているときに点灯または点滅表示する。44は玉切れ
ランプであり、玉タンク65(図3参照)内のパチンコ
玉が欠乏したときに点灯または点滅するものである。2
2は枠ランプである。23A〜23Fは、アナログ表示
器であり、記憶されているクレジット得点をアナログ的
に表示するものであり、クレジット得点が大きくなるに
従って23A→23Fの方向に点灯する。また、各ラン
プ23A〜23Fに前面には有色透明のランプカバーが
設けられており、ランプ毎に色分けされている。20は
余剰玉受皿であり、打球供給皿6内のパチンコ玉が満杯
となりそれ以上貯留できなくなった余剰玉が余剰玉払出
口14から払出されてこの余剰玉受皿20に貯留され
る。また、上皿玉抜操作レバー13を遊技者が操作する
ことにより、打球供給皿6内のパチンコ玉が余剰玉払出
口14から余剰玉受皿20内に払出される。さらに、下
皿玉抜操作レバー28を遊技者が操作することにより、
余剰玉受皿20内にたまっているパチンコ玉を玉箱等に
抜取ることが可能となる。図中52は端数表示スイッチ
であり、カード残高表示器16により表示される挿入カ
ードの現時点における残額に予め定められた単位数(た
とえば100円)未満の端数が生じた場合に表示桁を切
換えることによりその予め定められた単位数(たとえば
100円)未満の端数を表示させるためのものである。
つまり、貸玉レートが変更されて貸出されるパチンコ玉
の金銭等価価値が変わったこと等に起因して予め定めら
れた単位数(たとえば100円)未満のカード残額が生
ずる場合にこの端数表示スイッチ52を切換えると、ま
ず1万円単位の残額がある場合には端数を切捨ててカー
ド残高表示器16により点滅表示され、1万円単位の残
額がなくなった時点で自動的に表示器が切換わり100
円未満の端数まで点灯表示される。このカード残高表示
器16は幕板等に設けてもよい。図中29は灰皿であ
る。27は液晶表示装置からなるメッセージ表示器であ
り、種々のメッセージが遊技者に表示される。
【0023】図2は、パチンコ遊技機における前面側下
方部分を示した斜視図である。図1と共通する部品につ
いては共通の参照番号を付し、ここでは説明の繰返しを
省略する。図2に示されているようにメッセージ表示器
27に、「ご来店ありがとうございます。」のメッセー
ジが表示される。このメッセージ表示器27は、その他
に後述する種々のメッセージが表示可能である。
【0024】図3は、パチンコ遊技機1の一部内部構造
を示す背面図である。パチンコ遊技機1の裏面側には、
遊技盤を取付固定するための回動レバー173が設けら
れており、ミドルプレート172の裏面側から遊技盤3
を挿入して位置決めした状態で回動レバー173を回動
することにより、遊技盤30がミドルプレート172側
に押付けられた状態で固定される。171は機構板止着
部材であり、機構板60をパチンコ遊技機1の背面に取
付けるためのものである。遊技盤30の裏面側には、機
構板60が設けられている。この機構板60の上方部分
には、玉タンク65が配設されており、遊技機設置島か
ら供給されるパチンコ玉をこの玉タンク65内に貯留
し、玉整列レール69で整列しながら玉払出装置97
(図7参照)に供給する。
【0025】174は打球発射装置であり、操作ハンド
ル21(図1参照)が回動操作されることにより、打球
発射モータ(ハンドルモータ)175の駆動力を利用し
て打球ハンマーが間欠揺動し、パチンコ玉が1つずつ遊
技領域32内に打込まれる。図中176はゲーム制御基
板ボックスであり、このゲーム制御基板ボックス176
内にゲーム制御基板177が収納されている。このゲー
ム制御基板177は、可変表示装置33のLCDユニッ
ト33Bを制御したり、可変入賞球装置35を駆動制御
したりする等の、遊技制御を行なうためのものである。
このゲーム制御基板ボックス176の下方位置には、払
出制御回路基板ボックス149が設けられており、この
払出制御回路基板ボックス149内に払出制御回路基板
152が設けられている。この払出制御回路基板152
により、後述の玉払出装置97(図7参照)が制御され
てパチンコ玉の打球供給皿6内への払出制御が行なわれ
る。ゲーム制御基板ボックス176の上方位置には、遊
技中継基板47が設けられており、ゲーム制御基板17
7と遊技盤面の各種ランプやLEDやスイッチ等がこの
遊技中継基板47により中継される。払出制御回路基板
ボックス149の図示右方向には、入出力処理回路基板
183と中継端子基板184とを収納する基板ボックス
182が設けられている。入出力処理回路基板183
は、カードユニット50を制御するための入出力制御基
板192に対するデータの入出力を処理するためのもの
である。中継端子基板184は、その入出力処理回路基
板183等と入出力制御基板192との中継を行なうた
めのものである。
【0026】カードユニット50は、記録媒体読出し書
込み制御手段の一例のカードリーダライタ制御部50A
とコントロールボックス50Bとユニットボックス50
Cとに分割構成されている。カードリーダライタ制御部
50Aは、カード挿入口55から挿入された共通カード
に記録されている記録情報を読取るためのカードリーダ
ライタ194と、そのカードリーダライタ194を制御
するためのカードリーダライタ制御基板191とを有す
る。コントロールボックス50Bには、入出力制御基板
192と処理機使用可表示器51と必要に応じて前記貸
玉額設定スイッチ195Aとが設けられている。この貸
玉額設定スイッチ195Aを遊技場の係員が設定操作す
ることにより、前述した貸玉額が入力設定される。ユニ
ットボックス50Cにはユニット基板193が設けられ
ている。
【0027】カードリーダライタ制御部50A,コント
ロールボックス50B,ユニットボックス50Cには、
それぞれカードユニット錠56A,56B,56Cが設
けられており、これらのカードユニット錠56A〜56
Cに遊技場の係員が所定の鍵を挿入して解錠操作するこ
とにより、カードリーダライタ制御部50A,コントロ
ールボックス50B,ユニットボックス50Cがそれぞ
れ独自にパチンコ遊技機1から引抜いて取出すことがで
きる。その引抜き操作を行ないやすくするために、取っ
手57A,57B,57Cが設けられている。
【0028】ゲーム制御基板ボックス176には、モー
ドスイッチ179と確率設定スイッチ178とが設けら
れている。そして、遊技場の係員がまずモードスイッチ
179に所定の鍵を挿入した切換操作することにより、
大当り発生確率変更モード,確率変動図柄での大当り発
生確率変更モード,確率変動中における大当り発生確率
変更モードの3つのモードを選択することができる。大
当り発生確率とは、前述した可変表示装置33の表示結
果が予め定められた特定の表示態様(たとえば777)
となる確率である。この可変表示装置33の表示結果が
特定の表示態様のうちある定められた特別の表示態様
(確率変動図柄)となった場合には、以降の大当りが発
生する確率が向上するのであり、この大当りが発生する
確率が向上した状態を確率変動中という。モードスイッ
チ179を切換操作して選択されたモードがモード表示
器181の選択点灯により表示される。モードスイッチ
179により選択された確率を切換えるに際しては、遊
技場の係員が所定のキーを確率設定スイッチ178に挿
入して操作する。その操作により、確率が高,中,低の
3段階で変更設定できる。その変更設定された確率が設
定表示器180の選択点灯により表示される。
【0029】図4は、カードユニット50全体をパチン
コ遊技機1に装着する場合を説明するための斜視図であ
る。図1ないし図3と同じ部品については同じ参照番号
を付し、ここでは説明の繰返しを省略する。カードユニ
ット50には、取付孔58と位置決め突起59とが複数
設けられており、一方前面枠2側には、位置決め溝2C
と取付溝2Dとが複数設けられている。そして、カード
ユニット50を前面枠2の裏面側から挿入して位置決め
突起59が位置決め溝2Cに挿入された状態で、表示器
挿通孔2Aに処理機使用可表示器51が入り込んだ状態
で位置決めがされる。その状態で、前面枠2側に形成さ
れたカード挿入用の開口2Bとカード挿入口55とが連
通状態となる。この状態で、取付溝2Dと取付孔58と
が連通状態となり、ビスを取付孔58と取付溝2Dとに
ねじ込んでカードユニット50を前面枠2側に固定す
る。
【0030】図5は、カードユニット50の分解斜視図
である。カードユニット50は、ユニットケース53と
カードリーダライタ制御部50Aとコントロールボック
ス50Bとユニットボックス50Cとからなる。ユニッ
トケース53には、各ユニットを収納するための収納部
50A,50B,50Cが形成されており、この各収納
部50A,50B,50Cに、カードリーダライタ制御
部50A,コントロールボックス50B、ユニットボッ
クス50Cが収納される。そして、収納された状態で、
遊技場の係員が所定のキーを各カードユニット錠56
A,56B,56Cに挿入して操作することにより、施
錠状態となり、カードリーダライタ制御部50A,コン
トロールボックス50B,ユニットボックス50Cをユ
ニットケース53から取外せなくなる。取外す場合に
は、各ユニット錠56A〜56Cを解錠する必要があ
る。
【0031】図6は、遊技盤の裏面を示した裏面図であ
る。遊技盤30の裏面には、各種の通常入賞口41,4
2a,42bや、始動入賞口34や可変入賞球装置35
(図1参照)から入賞した入賞玉を集合させる入賞玉集
合カバー体45が設けられている。この入賞玉集合カバ
ー体45には、LCDユニット33Bの表示画面33A
を臨ませるための切欠き開口が形成されている。そし
て、始動入賞口34に入賞した入賞玉が誘導されて始動
入賞玉検出器46により検出される。可変入賞球装置3
5に入賞した入賞玉が、入賞玉検出器39a,39b,
特定入賞玉検出器38により検出される。なお、この特
定入賞玉検出器38は、前述した特定入賞領域(Vポケ
ット)に入賞した入賞玉を検出するためのものである。
図中40はアウト口である。また37はソレノイドであ
り、可変表示装置33の表示結果が特定の表示態様(た
とえば777)となった場合に励磁されて開閉部材36
を開成させるためのものである。
【0032】図7は、機構板60の背面図であり、図8
は機構板60に取付けられる払出制御回路基板ボックス
149の取付構造を示す分解斜視図であり、図9は、機
構板60に設けられるインタフェース基板の取付構造を
示す分解斜視図である。
【0033】機構板60は、主として景品玉を貯留する
玉タンク65とその玉タンク65に貯留された景品玉を
下流側に整列しながら誘導する玉整列レール69とが設
けられる上部ベースユニット61と、主として入賞に基
づく景品玉や貸玉を払出す玉払出装置97が設けられる
中間ベースユニット62と、主として遊技盤30に打込
まれた入賞を含む打玉を処理する処理機構が設けられる
下部ベースユニット63とに分割構成されている。この
3つのベースユニット61〜63を組付けて構成した機
構板60においては、図7に示されるように、背面から
見て全体としてコ字状となっており、機構板60を閉じ
た状態において遊技盤30の一側辺部が開放された状態
となる。このため、遊技盤30の後方側に入賞装置の後
部が大きく突出したものや複雑な配線が設けられた比較
的裏面構造が複雑な遊技盤30であっても、機構板60
の開閉動作をスムーズに行なうことができる。なお、図
示実施例では、中間ベースユニット62の反対側に上部
ベースユニット61と下部ベースユニット63とを連結
する連結仮部材64が設けられているが、この連結仮部
材64は、必ずしも必要ではなく、入賞玉集合カバー体
45の構造次第で必要に応じて取付けられるものであ
る。
【0034】次に、機構板60の構成について、各ベー
スユニット毎に説明する。まず、上部ユニット61に
は、図7に示すように、遊技機設置島側から供給されて
来るパチンコ玉を貯留することが可能な玉タンク65
と、その玉タンク65から供給されるパチンコ玉を一列
に整列して流下させる玉整列レール69と、その玉整列
レール69によって誘導されたパチンコ玉を後述する玉
払出装置97に向けて方向転換するカーブ樋74と、そ
のカーブ樋74の上部に設けられたターミナル基板78
とがそれぞれ設けられている。
【0035】玉タンク65は、その左右両側に突設され
た取付片によって上部ベースユニット61の所定位置に
ビスで取付けられるようになっている。玉タンク65が
取付けられる前記所定位置には、玉タンク65の側面形
状に沿った凹部が形成されている。また、玉タンク65
の底面下流側に玉整列レール69と連通する落下口68
が形成されており、その落下口68に向かって傾斜する
複数の傾斜底面が形成されており、その傾斜底面には、
揺動自在に軸支された玉欠乏検知レバー66が設けら
れ、その玉欠乏検知レバー66の下方に、玉欠乏検出器
67が設けられている。この玉欠乏検出器67は、玉タ
ンク65内の玉が不足したときに遊技場に設けられるホ
ストコンピュータであるホール用管理コンピュータ80
0(図18参照)に玉補給要求信号を出力するととも
に、遊技盤30に設けられる玉切れランプ44を点灯す
るためのものである。なお、玉欠乏検知レバー66は、
玉タンク65内のパチンコ玉が載置しているときに玉欠
乏検出器67をOFFとし、玉タンク65内のパチンコ
玉が不足して載置しなくなったときに玉欠乏検出器67
をONとして前述した信号を出力するようになってい
る。また、玉欠乏検出器67から延びる配線は、一旦タ
ーミナル基板78に中継接続された後、ターミナル基板
78からホール用管理コンピュータ800に信号線が接
続されるようになっている。
【0036】玉整列レール69は、上部ベースユニット
61の一端から他端に向けて傾斜状に取付けられ、その
内部中央に仕切壁69aが立設されている。この仕切壁
69aは、玉タンク65の落下口68から流出したパチ
ンコ玉を下流に向かうに従って確実に左右2列に整列さ
せるために徐々に高く形成されている。また、玉整列レ
ール69の下流側上部には、玉ならし部材70が垂下さ
れ、玉整列レール69上を上下2段となって流下するパ
チンコ玉を1段とするようになっている。さらに、玉な
らし部材70の下流側に玉止め金具71と玉ならし金具
72とが設けられている。玉止め金具71は、故障や点
検時に玉整列レール69に貯留された玉を一時的に止め
ておくためのものであり、玉ならし金具72は、最終的
に玉を1段に整列するものである。また、玉整列レール
69を機構板60に設ける際に、玉整列レール69の上
流端側方に形成される調節長穴の止着位置を調節するこ
とにより、玉整列レール69の傾斜角度を調節すること
ができる。
【0037】さらに、玉整列レール69の下流側には、
逆「く」字状の通路が形成されるカーブ樋74が接続さ
れている。このカーブ樋74は、玉整列レール69によ
って前後方向(機構板60の背面から見て)2列に流下
されるパチンコ玉を左右方向(同じく機構板60の背面
から見て)2列に流下するように90度ねじって方向転
換するとともに、その屈曲部に玉抜口が形成され、その
玉抜口を玉抜弁75で開閉自在に閉塞するように構成さ
れている。玉抜弁75は、パチンコ遊技機1の前面から
玉抜ピンを差込む操作により玉抜口を閉塞したり開放し
たりするものである。また、玉抜口の下部には、玉抜上
部通路76が形成されている。
【0038】上部ベースユニット61に設けられている
ターミナル基板78は、外部電源供給線が接続される電
源コネクタ80と、電源スイッチ81と、外部装置(た
とえばホール用管理コンピュータ800)とパチンコ遊
技機1との間の信号線を接続する玉切れ情報出力端子7
9aや発射制御信号入力端子79bや玉貸情報出力端子
79cや補給情報出力端子79d等が設けられたプリン
ト配線基板によって構成されたものである。
【0039】また、上部ベースユニット61には、カー
ブ樋74の下部左右に連結突部77が突設されている。
この連結突部77は、中間ベースユニット62の上端に
形成される連結凹突部82が嵌入されるものであり、上
部ベースユニット61と中間ベースユニット62とを組
付けるものである。具体的には、連結凹突部82には、
連結突部77を嵌入する凹部が形成され、その凹部を連
結突部77に嵌合された後、連結凹突部82の上方から
ビスで一体的に螺着することにより、上部ベースユニッ
ト61と中間ベースユニット62とを強固に連結するも
のである。
【0040】次に、中間ベースユニット62の構成につ
いて、図7,図10を参照して説明する。中間ベースユ
ニット62の上部には、連結凹突部82が形成されると
もとに、その底に玉抜中間通路83が形成されている。
連結凹突部82は、上部ベースユニット61および下部
ベースユニット63と中間ベースユニット62とを連結
固定するものであり、前述したように上部ベースユニッ
ト61の連結突部77に上部の連結凹突部82を連結固
定させるとともに、後述する下部ベースユニット63の
連結突部102に下部の連結凹突部82を連結固定させ
ることにより、上部ベースユニット61と中間ベースユ
ニット62と下部ベースユニット63とを一体的に連結
するものである。なお、下部ベースユニット63の連結
突部102と下部の連結凹突部82との連結固定の仕方
は、上部ベースユニット61の連結突部77と上部の連
結凹突部82の連結固定の仕方と同様である。玉抜き中
間通路83は、前記玉抜上部通路76と連通するもので
あって玉抜弁75によって玉抜されたパチンコ玉を流下
させるものである。
【0041】中間ベースユニット62には、その上部に
通路体84が設けられ、その通路体84の下方に玉払出
装置97が設けられる。通路体84は、カーブ樋74に
よって流下方向を左右に変換された2列のパチンコ玉を
流下させる玉通路86a,86bを有し、その玉通路8
6a,86bの上流側にレール玉切れ検出器87a,8
7bが臨むようになっている。このレール玉切れ検出器
87a,87bは、玉通路86a,86b内のパチンコ
玉の有無を検出するもので、いずれか一方のレール玉切
れ検出器87a,87bがパチンコ玉を検出しなくなっ
たときには、玉払出装置97の払出モータ(ステッピン
グモータ)703の回転を停止させてパチンコ玉の払出
を停止させるようになっている。なお、レール玉切れ検
出器87a,87bは、玉払出装置97から2列の玉通
路86a,86b内に27〜28個のパチンコ玉を検出
する位置に係止片88によって係止されるようになって
いる。
【0042】また、通路体84は、その中央部に左右に
湾曲状となって内部を流下するパチンコ玉の玉圧を弱め
るように形成されるとともに、その湾曲部の中央に止め
穴89が係止されている。止め穴89の裏面には、中間
ベースユニット62に突設される取付ボス(図示せず)
が嵌入されるようになっており、止め穴89を取付ボス
に嵌入した後に止めねじを螺着して通路体84を中間ベ
ースユニット62に固定するようになっている。なお、
止めねじを螺着する前に、中間ベースユニット62に突
設される係止突片85によって通路体84を所定の位置
に装着することができるようになっており、このような
装着を終えてから、止めねじを螺着することにより、最
終的に通路体84を中間ベースユニット62に固定する
ものである。
【0043】通路体84の下方には、玉止め装置90が
設けられている。この玉止め装置90は、支軸93によ
って揺動自在に軸支されかつその先端のストッパー部が
玉通路86a,86bに出没するストッパー片91と、
上下方向にスライド自在に支持された作動ピン95と、
その作動ピン95に摺接されるスプリング96とから構
成されている。玉払出装置97が正常な状態で装着され
た通常の使用状態においては、作動ピン95の下端が玉
払出装置97のケース98に当接してスプリング96の
付勢力に抗して押上げられ、その作動ピン95の押上げ
に伴ってストッパー片91が玉通路86a,86bから
退避させる方向に回動され、玉通路86a,86bを流
下するパチンコ玉が、下流側の玉払出装置97に供給さ
れる。一方、玉払出装置97が逆方向に装着された場合
には、玉払出装置97のケース98に形成された穴(図
示せず)がちょうど作動ピン95の下端に位置する状態
となるために、作動ピン95がその穴に落込む状態とな
る。その結果、作動ピン95がスプリング96の付勢力
により後方に移動することによりストッパー片91のス
トッパー部が玉通路86a,86bに突出する状態とな
り、玉通路86a,86bを流下する玉が、下流側の玉
払出装置97に供給されない状態となる。このように、
玉止め装置90は、玉払出装置97に玉を供給したり、
あるいはその供給を停止したりするものであるが、玉払
出装置97が故障したときに、玉払出装置97を取外す
こにとより自動的に玉の流下を停止し、従来のように、
すべての玉の玉抜操作を終了してからでないと玉払出装
置を取外すことができないものに比較して、極めて簡単
かつ迅速に玉払出装置97を取外すことができる。
【0044】中間ベースユニット62の下方に設けられ
る玉払出装置97は、直方体状のケース98の内部に収
納されて構成されるが、ケース98の左右5ヵ所を中間
ベースユニット62に形成される位置決め突片100に
当接させ、その状態で中間ベースユニット62の下部に
形成される弾性係合片101によってケース98の下端
を係合することにより装着される。
【0045】次に、下部ベースユニット63の構成につ
いて説明する。図7において、下部ベースユニット63
の前面側(遊技盤5に当接する側)には、そのほぼ中ほ
どに入賞玉集合樋103が傾斜状に設けられている。こ
の入賞玉集合樋103は、遊技盤30の可変入賞球装置
35等に入賞した入賞玉を受止めて後述する入賞玉処理
装置115に誘導するものであり、その下流側が入賞玉
を1個ずつ流下させる入賞玉誘導通路105となってい
る。なお、入賞玉集合樋103の傾斜に沿ってゴミ排除
穴104が形成されている。また入賞玉集合樋103の
下方には、遊技盤30に設けられるアウト口40からの
アウト玉を導くアウト玉誘導通路106も形成されてい
る。アウト玉誘導通路106の末端は、後述する玉抜下
部通路107に合流するようになっている。
【0046】一方、下部ベースユニット63の後面側に
は、その一側上部に玉払出通路108が形成され、その
玉払出通路108の下段に上皿連通口110が形成され
ている。この上皿連通口110は、パチンコ遊技機1の
前面に設けられる打球供給皿6にパチンコ玉を導くため
のものである。また、玉払出通路108の側方には、玉
抜中間通路83と連通する玉抜下部通路107が形成さ
れる。この玉抜下部通路107は、下部ベースユニット
63の一側から中央にかけて形成されるとともに、その
途中において、玉払出通路108と後述する入賞玉出口
121と連通し、最終的に前記アウト玉誘導通路106
と合流するようになっている。
【0047】玉払出通路108と玉抜下部通路107と
の間には、切換レバー109が配設されている。切換レ
バー109は、その下端部を支軸で軸支されることによ
り回動自在となっており、図7の実線で示すように、右
側に傾動されているときには、玉払出装置97から排出
されたパチンコ玉を上皿連通口110に導き、図7の一
点鎖線で示すように、左側に傾動されているときには、
玉払出装置97から排出されたパチンコ玉を玉抜下部通
路107に導いてパチンコ遊技機1の外部に排出するよ
うになっている。なお、切換レバー109の切換操作
は、切換レバー109の上部に突設されている操作ピン
(図示せず)を手動操作することにより行なうことがで
きる。また、切換レバー109は、左右いずれに傾動さ
れたときにもその状態を保持するように付勢されるばね
製の部材を設けることが望ましい。なお、切換レバー1
09をソレノイド等の電気的駆動源により切換できるよ
うにしてもよい。
【0048】上皿連通口110の他側方には、連結通路
111が接続され、その連結通路111の末端に余剰玉
通路112が接続されている。そして、入賞に基づく景
品玉が多数払出されて打球供給皿6が景品玉で満杯とな
り、ついには上皿連通口110に到達してさらに景品玉
が払出し続けられたときには、景品玉は連絡通路111
を介して余剰玉通路112に導かれ、その後、図示しな
い接続樋を介して余剰玉受皿20に排出される。そし
て、さらに景品玉が払出し続けられたときには、余剰玉
受皿20も満杯となるが、余剰玉通路112の一側側壁
に設けられた満タン検知板113部分にまで到達する
と、満タン検知板113が景品玉に押圧されて上端の支
軸を中心にして外側に向かって揺動し、これによって満
タン検出器114がONされて、玉払出装置97の払出
モータ703(ステッピングモータ)の駆動を停止して
景品玉の払出動作を停止するとともに、必要に応じて打
球発射装置の駆動も停止される。
【0049】玉払出通路108、玉抜下部通路107、
連絡通路111、および余剰玉通路112の後面は、図
8に示すように、ビスによって止着される通路カバー体
132によって覆われるが、後述する入賞玉処理装置1
15部分に対応する位置には、取付開口133が形成さ
れ、その取付開口133を支軸135を中心にして開閉
する開閉蓋134で開閉自在に覆われる。この開閉蓋1
34は、凹状に形成さ、その凹状部にカードユニット5
0とパチンコ遊技機1側の部品とを電気的に接続するイ
ンタフェース基板138が収納されるようになってい
る。さらに、下部ベースユニット63の下部一側には、
入賞玉処理装置115および玉払出装置97の動作を制
御する払出制御回路基板152を収納する払出制御回路
基板ボックス149を収納する収納部148が形成され
ている。
【0050】入賞玉処理装置115の構成について図1
3を参照して説明する。図13に示すように、入賞玉処
理装置115は、取付ベース116に集約して形成さ
れ、そのため、取付ベース116の周囲に形成される取
付部118を下部ベースユニット63に突設される取付
ボスに嵌入してビスで螺着することにより、簡単に下部
ベースユニット63に装着することができる。なお、取
付ベース116の周囲は、補強リブ117が形成され
て、全体の構成を強化している。また、取付ベース11
6を下部ベースユニット63に装着したときには、下部
ベースユニット63に形成された入賞玉入口119と取
付ベース116に形成される入賞玉流下路120の始端
部とが合致するようになっており、これにより入賞玉が
入賞玉処理装置115に導かれるようになっている。ま
た、入賞玉処理装置115で処理された後の入賞玉は、
下部ベースユニット63の玉抜下部通路107に連通す
る位置に形成された入賞玉出口121に排出されるよう
になっている。
【0051】取付ベース116の下部側方から中央にか
けて直角状の入賞玉流下路120が形成され、その入賞
玉流下路120の屈曲部よりやや下方に入賞玉検出器1
22が係止爪123により固定されている。この入賞玉
検出器122は、近接型のスイッチであり、その前方部
に入賞玉が通過する通過穴が形成されている。また、こ
の入賞玉検出器122の通過穴を挟むように第1玉止部
材124と第2玉止部材130とがそれぞれ支軸12
5、131を中心にして揺動自在に軸支されている。第
1玉止部材124の後端は、リンク杆126を介してソ
レノイド127のプランジャ128に連結されている。
ソレノイド127は、取付ベース116に突設される係
止爪によって着脱自在に装着されるとともに、そのプラ
ンジャ128にスプリング129が摺接され、常にプラ
ンジャ128を下方に向けて付勢している。一方、第1
玉止部材124の先端側には、その上部に玉止部124
aが形成され、その下部に第2玉止部材130と係合す
る係合片124bが形成され、第2玉止部材130に
は、その前方上部に玉止部130aが形成され、その中
ほどに係合片124bと係合する係合凹部130bが形
成されている。
【0052】次に、入賞玉処理装置115の作用につい
て説明する。まず電気的駆動源の一例のソレノイド12
7がOFFである通常の状態においては、図13(A)
に示すように、第1玉止部材124の玉止部124a
は、入賞玉流下路120内に突出していないが、第2玉
止部材130の玉止部130aは、入賞玉検出器122
の下方の入賞玉流下路120に突出した状態となってい
る。その状態で入賞玉が発生して入賞玉流下路120に
流下してきたときには、先頭の入賞玉P1が入賞玉検出
器122の通過穴に入った状態で玉止部130aによっ
て停留される。このため、入賞玉検出器122から検出
信号が払出制御回路基板152の制御回路に送られ、こ
れにより玉払出装置97が駆動制御されて所定個数の景
品玉の払出が行なわれる。なお、先頭の入賞玉P1が玉
止部130aで停留されている状態において、後続の入
賞玉を含めたすべての入賞玉の玉圧が第2玉止部材13
0の玉止部130aにかかるが、その荷重は、玉止部1
30aのほぼ真下に位置する支軸131で受止められる
ため、係合凹部130bと係合片124bとの係合によ
る第1玉止部材124への負荷が減少することになり、
これによってプランジャ128がスプリング129の付
勢力に抗して上昇することがない。すなわち、多数の入
賞玉の荷重によって第1および第2玉止部材124,1
30が盲動することがなく、確実に入賞玉を1個ずつ処
理できる。
【0053】そして、入賞玉1個に対する所定個数の景
品玉の払出が終了したときには、払出制御回路基板15
2からソレノイド127に駆動信号が送られてソレノイ
ド127を所定時間励磁する。ソレノイド127が励磁
すると、図13(B)に示すように、玉止部124aが
入賞玉流下路120内に進入して、次の入賞玉P2が入
賞玉検出器122の通過穴へ進入することを阻止すると
ともに、玉止部130aが入賞玉流下路120から退避
するので、先頭の入賞玉P1が開放されて下方に向かっ
て流下する。そして、一定時間が経過してソレノイド1
27の励磁が解除されると、再度図13(A)に示す状
態に戻って次の入賞玉による景品玉の払出動作が行なわ
れる。なお、この実施例においては、入賞玉検出器12
2が入賞玉を検出してから玉払出装置97を駆動するま
での時間をWAIT時間(待ち時間ともいう)といい、
そのWAIT時間は、後述するように変動制御されるよ
うになっている。
【0054】このように、入賞玉処理装置115は、発
生した入賞玉を一旦停留し、所定の景品玉が払出される
毎に1個ずつ入賞玉を処理するようにしたので、停電時
等においては、発生した入賞玉が証拠玉として残ってい
るので、遊技者との間でトラブルが発生することが防止
できる。なお、バックアップ機能がある場合には、この
ような入賞玉処理装置115を使用することなく、発生
した入賞玉をすべて記憶して、記憶が終った入賞玉を弾
球遊技機1の外部に排出するようにしてもよい。
【0055】次に、図9を参照して通路カバー体132
の構成について説明する。通路カバー体132は、前述
したように、玉払出通路108,玉抜下部通路107,
連絡通路111および余剰玉通路112の後面を覆うも
のであるが、入賞玉処理装置115部分に対応する位置
には、取付開口133が形成され、その取付開口133
が支軸135を中心にして開閉する開閉蓋134によっ
て開閉自在に覆われる。また、開閉蓋134の開放側に
は、係止部134aが形成され、その係止部134aに
通路カバー体132から突設される係止爪136を係合
することにより係止される。また、開閉蓋134には、
基板収納凹部137が形成され、その基板収納凹部13
7にインタフェース基板138が収納支持される。具体
的には、インタフェース基板138の上端が基板収納凹
部137内に形成される係止部139に係止され、基板
収納凹部137内の下部一側に突設される取付ボス14
0にビス141でインタフェース基板138の下部を螺
着して固定させる。そして、インタフェース基板138
が基板収納凹部137に収納支持された状態で蓋カバー
142によって保護される。蓋カバー142には、イン
タフェース基板138のコネクタ端子と接続するための
接続用開口143(図示の位置以外にも下部に接続用開
口が設けられている)が形成されている。また、蓋カバ
ー142は、その一側に形成される係合突片144を開
閉蓋134に形成される係合溝145に係合させ、その
他側に形成される係止爪146を開閉蓋143に形成さ
れる係止部147に係合させることにより、開閉蓋13
4に対し着脱自在に取付けられるようになっている。ま
た、蓋カバー142のさらに外側には、入出力処理回路
基板183と中継端子基板184とが収納された基板ケ
ース182が設けられている(図3参照)。
【0056】次に、下部ベースユニット63の一側下部
に形成される払出制御回路基板収納部148に取付けら
れる基板ボックス149の構成について説明する。ま
ず、基板ボックス149は、支持カバー150と蓋カバ
ー151とから構成され、その内部に払出制御回路基板
152が収納されている。払出制御回路基板152は、
玉払出装置97や入賞玉処理装置115、あるいはカー
ドユニット50からの配線を接続するためのコネクタ端
子153や、たとえば玉欠乏検出器67の作動時に打球
の発射動作を停止させるか否かを選択するセレクトスイ
ッチ154や、故障の種類を数値で表示する表示器15
5や、制御動作のプログラム暴走時等にリセットするリ
セットスイッチ156が設けられ、それらが外部に臨む
よう蓋カバー151が左右両側で段差状に形成されてい
る。そして、その蓋カバー151の段差状部が係止部1
57となっている。このように形成された基板ボックス
149は、その下辺部を払出制御回路基板収納部148
から突設される当接片159に当接させ、その上辺部の
係止部157を払出制御回路基板収納部148から突設
される係止爪158に係合することにより、各ベースユ
ニット63に装着される。
【0057】また、装着された基板ボックス149は、
蓋カバー体160によって覆われる。すなわち、蓋カバ
ー体160の上部に突設される係止爪161を下部ベー
スユニット63に形成される係止部162に係合させ、
また、下部ベースユニット63に突設される係止爪16
4を蓋カバー体160の下部に形成される係止部163
に係合させることにより、蓋カバー体160を各ベース
ユニット63に装着し、さらに簡単に外れないように、
蓋カバー体160の一側側方に形成された止め穴165
を各ベースユニット63に突設される止め部166に対
応させてビス167で螺着する。なお、蓋カバー体16
0には、接続される配線を引出すための配線引出開口1
68が形成されている。
【0058】基板ボックス149に収納される払出制御
回路基板152は、入賞玉検出器122からの入賞玉信
号を受けて玉払出装置97の電気的駆動源の一例の払出
モータ703(ステッピングモータ)に駆動開始信号を
導出し、玉払出装置97内に設けられる計数検出手段か
らの信号を計数してその計数値が予め定められた払出景
品玉数となったときにステッピングモータに駆動停止信
号を導出して景品玉の払出動作を停止させるとともに、
入賞玉処理装置115のソレノイド127に駆動信号を
与える。また、玉検出センサ87a,87bや満タン検
出器114からの信号があったときには、その入賞に対
する払出動作が終了した時点でまたは直ちにステッピン
グモータに停止信号を導出するようになっている。ま
た、本実施例のように払出景品玉数が2種類ある場合に
は、払出景品玉数の少ない方の入賞玉数を記憶してお
き、その記憶値の分に相当する払出動作を優先的に実行
するようにすればよい。このようにすれば、停電等で記
憶値が消去されても、遊技者に相対的に多い払出景品玉
数で払出すことができるからである。このことを考慮し
なければ、いずれを記憶するように設計してもよい。ま
た、同様にカードユニット50からの遊技玉の玉貸要求
信号があったときにも前述と同様の動作により所定個数
(25個/100円)のパチンコ玉を玉払出装置197
によって払出す。
【0059】下部ベースユニット63の上部裏面に形成
されるリブの適宜箇所に形成されるベース取付部169
には、ボックス用取付ベース170が止着され、そのボ
ックス用取付ベース170にゲーム制御基板ボックス1
76が着脱自在に取付けられる。なお、ゲーム制御基板
ボックスとは、遊技盤30の裏面に直接取付けてもよ
く、その場合には、機構板60のコ字形空間から外部に
飛出させるようにすればよい。また、前述のように構成
される機構板60をパチンコ遊技機1の背面に設ける際
には、一側を開閉自在に軸支し、他側を機構板60の上
下に設けられる機構板止着部材171で係止することに
より行なう。
【0060】図11は玉払出装置の縦断面図であり、図
12は玉払出装置の分解斜視図である。
【0061】図11を参考にして、玉払出装置97は、
1対の筐体700,701が合さって構成されており、
その1対の筐体700,701内に、払出モータ703
が設けられており、この払出モータ703の回転軸にウ
ォームギア状の玉送り部材704が固定されて設けられ
ている。この玉送り部材704の外周には螺旋状に突状
部714が形成されており、払出モータ703の回転力
によって玉送り部材704が回転することにより、この
突状部714によりパチンコ玉を玉送り部材704の回
転軸に沿った方向に移動させることができる。この突状
部714の断面形状は、両側部がテーパ状に形成された
台形状となっている。
【0062】2条の玉通路86a,86b(図10参
照)から流下してきた2条のパチンコ玉が玉入口706
から玉払出装置97内に供給される。供給されたパチン
コ玉はそれぞれ玉送り通路719上に導かれ、払出モー
タ703が正転することにより玉送り部材704に回転
によってパチンコ玉が払出口711側に送出される。こ
の玉送り部材704が半回転するごとに1つずつパチン
コ玉が払出口711から落下する。
【0063】この玉送り部材704の図示右側端部に
は、玉送り部材704の半径方向に貫通している溝71
5が形成されており、玉送り部材704の中心軸上でか
つ溝715内に投光器(LED)710が設けられてい
る。さら、この投光器710から投光された光を受光す
るための払出検出器712が設けられており、図11に
示す状態から玉送り部材704がほぼ45度回転した段
階で、投光器710からの投光が溝715を通って払出
検出器712に受光され、さらに回転すると投光が遮ら
れて図11に示す位置から半回転した位置となる。玉送
り部材704が半回転するごとにそれぞれ払出口711
から互い違いに1つずつパチンコ玉が払出される。図中
708は投光器710と払出検出器712とが設けられ
た払出基板である。
【0064】図12を参考にして、玉払出装置97の1
対の筐体700,701内には、払出モータ703が取
付けられているモータ取付板702が挿入されて取付固
定される。さらに、1対の筐体700,701内には、
玉圧緩和部材705が設けられる。この玉圧緩和部材7
05は、玉入口706から供給されるパチンコ玉の玉圧
を受止めて緩和し、大きな玉圧が加わることによる玉送
り部材704の回転負荷が大きくなってしまう不都合を
防止するためのものである。投光器710,払出検出器
712,払出モータ703に接続されている配線の先端
には、コネクタ707が設けられており、このコネクタ
707が前述した払出制御回路基板752に電気的に接
続される。図中716は、1対の筐体700,701を
一体的に固定するためのビスである。また709は玉通
路部材である。717は係合凸部であり、この玉払出装
置97を機構板側の係合部材と係合させることにより取
付固定するためのものである。
【0065】以上説明した遊技機の一例のパチンコ遊技
機1が複数台遊技機設置島(図示せず)に並設される。
遊技機設置島の上方には、補給用のパチンコ玉を貯留す
る貯留タンクを有する補給装置が設けられている。そし
て、各パチンコ遊技機1の遊技領域32内に打込まれた
打込玉は各種入賞領域あるいはアウト口を通って遊技盤
裏面側に回収されて遊技機設置島の下方部分の回収樋に
回収され、その回収された玉が揚送されて前記貯留タン
クにまで揚送されて貯留される。そして、その貯留タン
ク内のパチンコ玉が再度その遊技機設置島に設置されて
いる複数台のパチンコ遊技機1の補給樋204に供給さ
れる。
【0066】なお、遊技機設置島の端部には、玉計数装
置が設置されており、この遊技機設置島に設置されてい
る遊技機で遊技をした結果遊技者に払出された景品玉
が、その玉計数装置内に投入されてその投入景品玉に相
当する玉数がレシートあるいはカードに記録されて遊技
者に払出される。そして玉計数装置に投入された景品玉
の当該遊技機設置島の前記回収樋に回収されて前記貯留
タンクに揚送されて貯留され、各パチンコ遊技機に再度
供給される。なお、貯留タンク内には、その下方位置に
玉不足検出器が設けられ、その玉不足検出器よりも上方
側に所定量検出器が設けられ、さらにその上方位置にタ
ンク満タン検出器が設けられている。そして、玉不足検
出器が玉を検出しない玉欠乏状態を検出すれば、玉不足
情報が各パチンコ遊技機1の払出制御回路152に設け
られている払出制御用マイクロコンピュータに入力され
る。一方、所定量検出器がパチンコ玉を検出して所定量
になった旨を検出すると、前述した玉計数装置に設けら
れている流路切換装置が作動して流路が切換えられて玉
計数装置の機能が停止する。機能停止後は、玉計数装置
に玉が投入されたとしてもその投入玉がすべて戻り口か
ら遊技者側に戻される。前記タンク満タン検出器が貯留
玉を検出して満タン状態になったことを検出すれば、前
記遊技機設置島の回収樋から貯留タンクへの玉の揚送が
停止される。また、このタンク満タン検出器の検出に伴
う満タン情報が各パチンコ遊技機1の払出制御回路基板
に設けられている払出制御用マイクロコンピュータに入
力される。なお、所定量検出器が所定量を検出した段階
で満タン情報が各パチンコ遊技機の払出制御用マイクロ
コンピュータに入力されるようにしてもよい。
【0067】図14は、カードユニットの入出力制御基
板192に設けられたカード処理機制御用マイクロコン
ピュータによる制御を説明するための制御回路を示すブ
ロック図である。
【0068】入出力制御基板192(図3参照)には、
共通記録媒体処理装置制御手段の一例のカード処理機制
御用マイクロコンピュータ300が組込まれている。カ
ード処理機制御用マイクロコンピュータ300は以下に
述べるような各種機器の動作を制御する機能を有する。
このため、カード処理機制御用マイクロコンピュータ3
00は、たとえば数チップのLSIで構成されており、
その中には制御動作を所定の手順で実行することのでき
るCPU301と、CPU301の動作プログラムデー
タを格納するプログラム格納手段の一例のROM302
と、必要なデータの書込および読出ができるRAM30
3とが含まれる。
【0069】さらに、カード処理機制御用マイクロコン
ピュータ300は、入力信号を受けてCPU301に入
力データを与えるとともに、CPU301からの出力デ
ータを受けて外部に出力する入出力回路304と、電源
投入時にCPU301にリセットパルスを与えるパワー
オンリセット回路305と、CPU301にクロック信
号を与えるクロック発生回路306と、クロック発生回
路306からのクロック信号を分周してリセットパルス
を定期的(たとえば2msec毎)にCPU301に与
えるパルス分周回路(定期リセット回路)307と、C
PU301からのアドレスデータをデコードするアドレ
スデコード回路308とが含まれる。
【0070】アドレスデコード回路308はCPU30
1からのアドレスデータをデコードし、ROM302,
RAM303,入出力回路304にそれぞれチップセレ
クト信号を与える。
【0071】なお、この実施例では、ROM302に
は、その内容の書換、すなわち必要が生じた場合には、
その中に格納されたCPU301のためのプログラムデ
ータを変更することができるようにプログラマブルRO
Mが用いられる。そして、CPU301からこのROM
302内に格納されたプログラムに従って、かつ以下に
述べる各制御信号の入力に応答して、種々の機器に対し
制御信号を与える。
【0072】なお、図中600は、入出力処理回路基板
183(図3参照)に設けられた入出力処理装置であ
り、184は入出力処理回路基板183の隣に設けられ
た中継端子基板(図3参照)である。
【0073】遊技場の係員が貸玉額設定スイッチ195
Aを操作するかまたは遊技者が貸玉額設定スイッチ19
5B(図3,図1参照)を操作して貸玉額を設定するこ
とにより、その設定信号が検出回路309を介してカー
ド処理機制御用マイクロコンピュータ300に入力され
る。なお、この貸玉額設定スイッチ195Aまたは19
5Bは双方が設けられているのではなくてどちらか一方
のみが設けられているものである。端数表示スイッチ5
2(図1参照)が操作されることにより、そのスイッチ
操作信号が検出回路309を介してカード処理機制御用
マイクロコンピュータ300に入力される。カード挿入
口55に共通カードが挿入されればカードリーダライタ
制御部50Aからカードを受付けた旨の信号と挿入カー
ドの記録情報とがカード処理機制御マイクロコンピュー
タ300に入力される。遊技者が玉抜レバー13を操作
すれば、その操作が玉抜レバー作動検出器13aにより
検出され、その検出信号が入出力処理装置600に入力
され、入出力処理装置600から後述するカード返却条
件信号が中継端子基板184,検出回路309を介して
カード処理機制御用マイクロコンピュータ300に入力
される。遊技場の係員によって前面枠2やガラス扉枠4
が開成されれば、その旨が前面枠等検出器315により
検出されて入出力処理装置600に入力され、入出力処
理装置600から後述する玉貸禁止信号が払出し制御用
マイクロコンピュータ400に入力される。遊技者が玉
貸ボタン15(図1参照)を押圧操作することによりそ
の操作が玉貸操作検出器15aで検出されてその検出信
号が入出力処理装置600に入力され、後述する玉貸条
件信号が中継端子基板184,検出回路309を介して
カード処理機制御用マイクロコンピュータ300に入力
される。遊技者がモード切換操作手段の一例のモード切
換ボタン18(図1参照)を押圧操作すれば、その操作
がモード切換操作検出手段の一例のモード切換スイッチ
18aにより検出され、その検出信号が入出力処理装置
600に入力されて、現時点における玉貸モードが自動
玉貸モードかあるいは通常の玉貸モードかの判定が行な
われ、自動玉貸モードの場合にのみ自動玉貸モード表示
器24を点灯制御する信号を出力する。遊技場の係員が
ラッキーナンバー設定キー316を操作してラッキーナ
ンバーを設定すれば、その設定信号が入出力処理装置6
00に入力されて読込まれ、後述するように、大当りが
終了後にカード返却信号を中継端子基板184,検出回
路309を介してカード処理機制御用マイクロコンピュ
ータ300に入力したり、発射停止信号を払出制御用マ
イクロコンピュータ400に入力したりする。玉欠乏検
出器(2)9a(図1参照)が玉欠乏状態を検出すれ
ば、その検出信号が入出力処理装置600に入力され、
後述するように自動玉貸モードの場合に玉貸条件信号が
中継端子基板184,検出回路309を介してカード処
理機制御用マイクロコンピュータ300に入力される。
なお、この際の玉貸条件検出信号は、遊技者が玉貸ボタ
ン15(図1参照)を押圧操作することによって入出力
処理装置600から出力される玉貸条件検出信号と共通
種類の信号である。遊技者が返却操作手段の一例の返却
ボタン17を操作すれば、その操作が返却操作検出器1
7aで検出され、その検出信号が入出力処理装置600
に入力され、後述するようにカード返却条件信号が中継
端子基板184,検出回路309を介してカード処理機
制御用マイクロコンピュータ300に入力される。
【0074】パチンコ遊技機1が大当りになった場合
に、後述する大当り信号とそのときのラッキーナンバー
表示器48A〜48H(図1参照)の停止時の表示結果
であるラッキーナンバー信号が入出力処理装置600に
入力され、メッセージ表示器27に所定のメッセージを
表示するための信号が出力される。払出制御用マイクロ
コンピュータ400から、後述する玉貸受付信号とクレ
ジット信号とが入出力処理装置600に入力され、後述
するカード返却条件信号が中継端子基板184,検出回
路309を介してカード処理機制御用マイクロコンピュ
ータ300に入力されるとともに、後述する発射停止指
示信号が払出制御用マイクロコンピュータ400に入力
され、かつ、所定のメッセージ表示信号がメッセージ表
示器27に出力される。払出制御用マイクロコンピュー
タ400から、後述する払出可能信号と玉貸準備信号と
玉貸完了信号とが中継端子基板184,情報入力回路3
11を介してカード処理機制御用マイクロコンピュータ
300に入力される。
【0075】カードリーダライタ制御基板191を有す
るカードリーダライタ制御部50A(図3参照)から、
カードが挿入された旨の検出信号と挿入されているカー
ドに記録されている記録情報を読取った読取情報とがカ
ード処理機制御用マイクロコンピュータ300に入力さ
れる。
【0076】カード処理機制御用マイクロコンピュータ
300からは、ランプ回路310を介してカードが挿入
されている旨の表示を行なうための信号をカード挿入表
示器25に出力してカード挿入表示器25を点灯表示さ
せる。また、カードユニット50が使用可能である旨の
信号をランプ回路310を介して処理機使用可表示器5
1に出力して処理機使用可表示器51を点灯させる。カ
ード処理機制御用マイクロコンピュータ300は、後述
する玉貸要求信号と玉貸指令信号とを情報出力回路31
2,中継端子基板184を介して払出制御用マイクロコ
ンピュータ400に出力する。カード処理機制御用マイ
クロコンピュータ300は、LED回路313,中継端
子基板184を介して、玉貸可表示器26に点灯制御信
号を出力するとともに、カード残高表示器16にカード
残高を表示させるための制御信号を出力する。また、カ
ードユニットボックス50C,カード処理機用ターミナ
ルボックス314を介して玉貸カード集中管理コンピュ
ータに後述する単位額売上信号を出力する。この玉貸カ
ード集中管理コンピュータは、共通カードの発行会社等
に設置されている集中管理コンピュータであり、日本全
国の各遊技場に設置されているカードユニット50に対
しカード処理機用ターミナルボックス314を介して通
信回線により接続されている。ユニットボックス50C
を介して、ホール用管理コンピュータに単位額売上信号
を送信するとともに、カードユニット50に所定の電源
を供給する。
【0077】図15は、払出制御用マイクロコンピュー
タに接続された各種制御回路や各種制御機器を示すブロ
ック図である。
【0078】払出制御用マイクロコンピュータ400
は、図14に示したカード処理機制御用マイクロコンピ
ュータ300と同様の構成を有するために、ここでは説
明の繰返しを省略する。なお、払出制御用マイクロコン
ピュータ400は、ワンチップのマイコンで構成され、
マスク化されている。また、払出制御用マイクロコンピ
ュータ400は、ROM400b,RAM400c,C
PU400aを含んでいる。RAM400cは後述する
クレジット数を記憶するエリアが設けられている。
【0079】払出検出器712が中継端子基板184を
介して検出回路401に接続されており、払出検出器7
12の検出信号が検出回路401から払出制御用マイク
ロコンピュータ400に入力される。入賞玉検出器12
2が中継端子基板184を介して検出回路401に接続
されており、入賞玉検出器122の検出信号が検出回路
401から払出制御用マイクロコンピュータ400に入
力される。玉欠乏検出器(1)9b(図1参照)が中継
端子基板184を介して検出回路401に接続されてお
り、玉欠乏検出信号が検出回路401から払出制御用マ
イクロコンピュータ400に入力される。クレジットモ
ードあるいは通常の玉払出しモードに切換えるためのモ
ード切換スイッチ10aが中継端子基板184を介して
検出回路401に接続されており、遊技者のモード切換
操作の検出信号が検出回路401から払出制御用マイク
ロコンピュータ400に入力される。玉切れ検出手段の
一例のタンク玉切れ検出器67(図7参照)が中継端子
基板184を介して検出回路401に接続されており、
タンク玉切れ検出信号が検出回路401から払出制御用
マイクロコンピュータ400に入力される。電気的駆動
源停止切換検出手段の一例のモータ停止切換スイッチ1
54(図7参照)が中継端子基板184を介して検出回
路401に接続されており、モータ停止切換検出信号が
検出回路401から払出制御用マイクロコンピュータ4
00に入力される。満タン検出手段の一例の満タン検出
器114(図7参照)が中継端子基板184を介して検
出回路401に接続されており、満タン検出信号が検出
回路401から払出制御用マイクロコンピュータ400
に入力される。玉切れ検出手段の一例のレール玉切れ検
出器87a,87b(図10参照)が中継端子基板18
4を介して検出回路401に接続されており、レール玉
切れ検出信号が検出回路401から払出制御用マイクロ
コンピュータ400に入力される。
【0080】また、カード処理機制御用マイクロコンピ
ュータ300がインタフェース基板138を介して払出
制御用マイクロコンピュータ400に接続されており、
カード処理機制御用マイクロコンピュータ300と払出
制御用マイクロコンピュータ400との間でデータの送
受信が可能となるように構成されている。ゲーム制御用
マイクロコンピュータ500(ゲーム制御基板177)
が賞球個数情報入力回路411と入賞情報出力回路41
2とを介して払出制御用マイクロコンピュータ400に
接続されており、ゲーム制御用マイクロコンピュータ5
00からの賞球個数情報が賞球個数情報入力回路411
を介して払出制御用マイクロコンピュータ400に入力
され、払出制御用マイクロコンピュータ400から入賞
情報が入賞情報出力回路412を介してゲーム制御用マ
イクロコンピュータ500に出力される。リセットスイ
ッチ156がリセット回路413を介して払出制御用マ
イクロコンピュータ400に接続されており、リセット
スイッチ156(図7参照)が操作されたことに基づい
てリセット信号がリセット回路413を介して払出制御
用マイクロコンピュータ400に入力される。
【0081】さらに、払出制御用マイクロコンピュータ
400は、情報入力回路405を介して、前述した補給
装置201Aの貯留タンク203が満タンになったこと
を検出するタンク満タン検出器222の検出信号に基づ
いた満タン情報と、玉不足検出器220の検出信号に基
づいた玉不足情報とが入力される。
【0082】払出制御用マイクロコンピュータ400
は、モータ回路402,中継端子基板184を介して払
出モータ703にモータ駆動制御信号を出力する。払出
制御用マイクロコンピュータ400は、リレー回路40
3,中継端子基板184を介してハンドルモータ(打球
モータ)175にモータ電源供給制御信号を出力する。
払出制御用マイクロコンピュータ400は、ソレノイド
回路404,中継端子基板184を介してソレノイド1
27(図13参照)にソレノイド励磁用制御信号を出力
する。払出制御用マイクロコンピュータ400は、情報
入力回路405,中継端子基板184を介して、入出力
処理装置600から、後述する発射停止指令信号,クレ
ジット解除信号,カード受付信号,玉貸禁止信号が入力
され、払出制御用マイクロコンピュータ400から、情
報出力回路406,中継端子基板184を介して入出力
処理装置600に、玉貸受付信号,クレジット信号が出
力される。
【0083】払出制御用マイクロコンピュータ400
は、情報出力回路406,中継端子基板184を介し
て、景品玉の所定個数a(たとえば10個)の払出が行
なわれた旨の情報である補給情報と、景品玉の払出し個
数の最少の単位である単位額(たとえば100円)分の
玉貸が行なわれた旨の情報である玉貸情報とを、ホール
用管理コンピュータ800(図18参照)に出力する。
払出制御用マイクロコンピュータ400は、ランプ回路
407,中継端子基板184を介して、払出ランプ4
3,玉切れランプ44にランプ点灯用制御信号を出力す
るとともに、アナログ表示器23にアナログ表示用制御
信号を出力する。払出制御用マイクロコンピュータ40
0は、セグメントLED回路408,中継端子基板18
4を介して、クレジット表示器11にクレジット表示用
制御信号を出力する。払出制御用マイクロコンピュータ
400は、LED回路409,中継端子基板184を介
して、エラー表示器155にエラー表示制御信号を出力
するとともに、クレジットモード表示器12にクレジッ
トモード表示用制御信号を出力する。払出制御用マイク
ロコンピュータ400は、音回路410,中継端子基板
184を介して、スピーカ415に音発生用の制御信号
を出力する。図中、152は払出制御回路基板であり、
この払出制御回路基板152に、図示する各種回路と払
出制御用マイクロコンピュータ400とバックアップ電
源418とが設けられている。このバックアップ電源4
18は、払出制御用マイクロコンピュータ400をバッ
クアップするための電源であり、停電時等においてもこ
のバックアップ電源418により払出制御用マイクロコ
ンピュータ400がバックアップされて、クレジット数
やゲーム制御用マイクロコンピュータ500から入力さ
れた賞球個数情報の記憶が消去されないように保持され
る。図15に示した制御回路や各種機器には、電源回路
414から所定の直流電圧が供給される。
【0084】図16は、ゲーム制御用マイクロコンピュ
ータに接続されている各種機器や回路を示すブロック図
である。
【0085】この図16に示す制御回路は、その一部が
ゲーム制御基板177に設けられており、各種機器を制
御するためのプログラムに従ってゲーム制御用マイクロ
コンピュータ500が動作する。このゲーム制御用マイ
クロコンピュータ500には、CPU501,RAM5
03,プログラム格納手段の一例のROM502,I/
Oポート504,サウンドジェネレータ505、クロッ
ク発生回路506が含まれている。また、ゲーム制御基
板177には、電源投入時にゲーム制御用マイクロコン
ピュータ500にリセットパルスを与えるための初期リ
セット回路508と、クロック発生回路506から与え
られるクロック信号を分周して定期的(たとえば2ms
ec毎)にリセットパルスをゲーム制御用マイクロコン
ピュータ500のCPU501に与えるパルス分周回路
からなる定期リセット回路507と、ゲーム制御用マイ
クロコンピュータ500からのアドレスデータをデコー
ドし、ゲーム制御用マイクロコンピュータ500内のR
AM503,ROM502,I/Oポート504,サウ
ンドジェネレータ505にそれぞれチップセレクト信号
を与えるアドレスデコード回路509とが設けられてい
る。ゲーム制御用マイクロコンピュータ500には、入
力信号として次のような信号が与えられる。
【0086】払出集中制御基板(払出制御回路基板)1
52から、中継端子基板184を介して、カードユニッ
ト(カード処理機)50が払出集中制御基板152と電
気的に接続されている旨のカード処理機接続情報がカー
ド処理機接続情報入力回路154に入力され、その情報
がゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力され
る。また、入賞玉データ信号が入賞情報入力回路515
に入力され、その信号がゲーム制御用マイクロコンピュ
ータ500に入力される。パチンコ玉が始動入賞口34
に入賞して始動入賞玉検出器46(図6参照)により検
出されれば、その検出信号がスイッチ回路518を介し
てゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力され
る。可変入賞球装置35内に入賞したパチンコ玉が通常
入賞領域に入賞して入賞玉検出器39a,39bより検
出されれば、その検出信号がスイッチ回路518を介し
てゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力され
る。可変入賞球装置35内に入賞したパチンコ玉が特定
入賞領域(Vポケット)に入賞してV入賞玉検出器38
(図6参照)により検出されれば、その検出信号がスイ
ッチ回路518を介してゲーム制御用マイクロコンピュ
ータ500に入力される。確率設定スイッチ178(図
3参照)が操作されて確率が設定されればその設定情報
がスイッチ回路518を介してゲーム制御用マイクロコ
ンピュータ500に入力される。モードスイッチ179
(図3参照)が操作されてモードが入力されればその入
力モード情報がスイッチ回路518を介してゲーム制御
用マイクロコンピュータ500に入力される。入出力処
理装置600から情報入力回路519を介して、後述す
る大当り中断指令信号がゲーム制御用マイクロコンピュ
ータ500に入力される。
【0087】ゲーム制御基板177には、EEPROM
(Electrically Erasable Programmable Read-Only Mem
ory )510とデータ入力回路511とデータ出力回路
512とが設けられており、パチンコ遊技機1の電源投
入時に、このEEPROM510に記憶されている大当
り発生確率,確率変動図柄での大当り発生確率,確率変
動中の大当り発生確率の各確率データがデータ入力回路
100を介してゲーム制御用マイクロコンピュータ50
0に入力される。その入力された確率データはI/Oポ
ート504,CPU501を介してRAM503にロー
ドされる。これらの確率データは、それぞれに、少し高
い第1の確率データ(設定1)と中程度の第2の確率デ
ータ(設定2)と少し低い第3の確率データ(設定3)
との3種類があり、そのうちのいずれか1つの確率デー
タがEEPROM510に記憶されている。
【0088】RAM503にロードされた確率データが
第1の確率データ(設定1)であったと仮定し、その状
態で確率設定スイッチ178,モードスイッチ179が
操作されたときを説明する。まずモードスイッチ179
が操作されて設定確率の変更を行なわんとする対象モー
ドが選択され、その選択信号がスイッチ回路518を介
してゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力さ
れる。入力されたモード選択信号に従ってゲーム制御用
マイクロコンピュータ500のCPU501は、RAM
503にロードされている3種類の確率データ(大当り
発生確率,確率変動図柄での大当り発生確率,確率変動
中の大当り発生確率)のうちの選択された確率データを
特定する。次に、確率設定スイッチ178は、ノーマル
位置と設定位置と確認位置との3つの位置に切換えるこ
とが可能であり、確認位置で電源が投入されたことを条
件として、ノーマルモードが設定モードに1回操作され
た場合には、RAM503にロードされている確率デー
タのうちCPU501で特定されたデータの第1の確率
データ(設定1)が第2の確率データ(設定2)に更新
される。
【0089】その状態で、さらに確率設定スイッチ17
8が再度ノーマルモードから設定モードに操作された場
合には、RAM503にロードされている第2の確率デ
ータ(設定2)が第3の確率データ(設定3)に更新さ
れる。その状態で確率設定スイッチ178がノーマルモ
ードから設定モードに操作された場合には、RAM50
3にロードされている第3の確率データ(設定3)が第
1の確率データ(設定1)に更新される。そして、確率
データの更新が行なわれる毎にEEPROM510に記
憶されている前記3種類の確率データのうちCPU50
1で特定された確率データが更新され、確率設定スイッ
チ178をノーマルモードにした状態で所定時間(たと
えば5秒)経過した場合には、確率データが確定され、
現時点におけるEEPROM510に記憶されている確
率データがRAM503にロードされてそのロードされ
た確率データを用いて可変表示装置33の制御が行なわ
れる。
【0090】電源投入時に確率設定スイッチ178がノ
ーマルモードとなっている場合には、確率設定スイッチ
178の操作による確率データの書換えができない。こ
の実施例のように、確率データをEEPROM510に
より記憶保持するようにしたために、機械的な記憶保持
に比べて確率の設定値の増減に柔軟に対応できるととも
に、特に、たとえばRAM等に記憶させることに比べ
て、バックアップ電源を必要としないという利点があり
かつ記憶保持する期間が長くなった場合には有利とな
る。なお、確率設定スイッチ178等からなる確率設定
操作手段は、各パチンコ遊技機に設ける代わりに、たと
えば、ボール用管理コンピュータに接続されたキーボー
ド等で構成してもよく、遊技場の管理室等において各パ
チンコ遊技機を指定して確率の設定操作が行なわれるよ
うにしてもよい。
【0091】次に、ゲーム制御用マイクロコンピュータ
500からは以下に述べる各種回路や機器に対し制御信
号が出力される。
【0092】音回路513を介してスピーカ19に音発
生用の制御信号が出力される。賞球個数情報出力回路5
16,中継端子基板184を介して払出集中制御基板
(払出制御回路基板)152に対し払出されるべき景品
玉の数を指定する情報である賞球個数情報が出力され
る。LED回路517を介して、始動記憶表示器49,
ラッキーナンバー表示器48,設定・モード表示器18
0,181,装飾LED524にそれぞれ表示用の制御
信号が出力される。情報出力回路520を介して入出力
処理装置602に大当り信号,ラッキーナンバー信号が
出力される。ランプ・ソレノイド回路521を介して、
ソレノイド37にソレノイド励磁用制御信号が出力さ
れ、装飾ランプ525,枠ランプ22にそれぞれランプ
点灯(点滅)用制御信号が出力される。LCD回路52
2を介して、LCDユニット33Bに可変表示制御信号
が出力される。このLCDユニット33Bには、LCD
コントロール回路526,キャラクタROM527,V
RAM528,LCD529が設けられている。キャラ
クタROM527には、可変表示装置33の表示画面3
3Aで可変表示させるための図柄等のキャラクタデータ
が記憶されており、LCDコントロール回路526が所
定のアドレスデータに従ってVRAM528にキャラク
タ(図柄)の配列を複数列マッピングする。そして、L
CD回路522から送られてくる可変表示開始信号に従
ってVRAM528にマッピングされたキャラクタ(図
柄)列をパニングしてデータをLCDコントロール回路
526が読出し、その読出したデータをLCD529に
出力して、キャラクタ(図柄)をスクロール表示され
る。そして、LCD回路522から送られてきた予定停
止図柄が所定の位置で停止表示されるようにLCD52
9が表示制御されて停止制御される。
【0093】なお、この制御回路や各種機器には、電源
523から所定の直流電圧が供給される。
【0094】図17は、払出制御基板(払出制御回路基
板)152とゲーム制御基板177との間で、景品玉の
払出個数データ等の送受信を行なうための回路を示す図
である。パチンコ遊技機1のインタフェース基板138
とカード処理機(カードユニット)50の入出力制御基
板192とが接続された段階でフォトカプラ417にV
L(+18V)の電圧が与えられ、ゲーム制御基板17
7に設けられているカード処理機接続情報入力回路51
4を介してゲーム制御用マイクロコンピュータ500
(図16参照)に信号が入力される。このカード処理機
接続情報入力回路514を介してゲーム制御用マイクロ
コンピュータ500に信号が入力されて初めてパチンコ
遊技機1が遊技可能となる。ゲーム制御基板177のゲ
ーム制御用マイクロコンピュータ500には、パチンコ
玉の入賞態様に応じて払出すべき景品玉の個数(賞球個
数情報)が記憶されている。
【0095】すなわち、打玉が始動入賞口34(図1参
照)に入賞した場合にはn(5個)、その始動入賞口3
4以外の入賞口や入賞球装置に入賞した場合にはm(1
5個)払出すように払出し個数が記憶されている。そし
て、始動入賞口34に入賞した入賞玉および始動入賞口
34以外の入賞口や入賞球装置に入賞した入賞玉は、入
賞玉処理装置115(図13参照)に導かれて入賞玉セ
ンサ(入賞玉検出器)122により検出され、その検出
信号が入賞玉センサ回路(検出回路)401,フォトカ
プラ412を介して入賞情報入力回路515に出力され
て、その出力情報がゲーム制御用マイクロコンピュータ
500に入力される。また、始動入賞口34に入賞して
始動入賞玉検出器46により始動入賞玉が検出されれ
ば、その検出信号が前述したようにスイッチ回路518
を介してゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入
力される。ゲーム制御用マイクロコンピュータ500で
は、それら入力された情報に基づいて、D0,D1,D
2,D3の4つの出力ポートを利用して賞球個数信号を
払出制御基板(払出制御回路盤)152の賞球個数情報
入力回路411に出力する。つまり、D0〜D3の4つ
の出力ポートにより4ビットの賞球個数信号(景品玉払
出個数信号)を出力することができるため、1個〜15
個の15種類の賞球個数信号を出力することが可能であ
る。
【0096】出力ポートD0から出力された信号は賞球
個数情報入力回路411のフォトカプラ411Aで一旦
光信号に変換された後再度電気信号に変換されて払出制
御用マイクロコンピュータ400に入力される。同様
に、出力ポートD1,D2,D3からそれぞれ出力され
た賞球個数信号が電気的絶縁手段の一例のフォトカプラ
411B,411C,411Dにより一旦光信号に変換
された後再度電気信号に変換され、その電気信号が払出
制御用マイクロコンピュータ400に入力される。払出
制御用マイクロコンピュータ400は、入力された賞球
個数データに基づいて玉払出装置97を制御して所定個
数の景品玉が払出されるように制御する。前記各フォト
カプラ411A〜411Dには、ゲーム制御基板177
側から供給されるカプラ電源Vpが与えられ、各出力ポ
ートD0〜D3からの信号が対応するフォトカプラ41
1A〜411Dに入力されることにより、その入力され
たフォトカプラからの信号が払出制御基板(払出制御回
路基板)152の払出制御用マイクロコンピュータ40
0に入力される。このように、払出制御基板152とゲ
ーム制御基板177との間のデータの送受信がフォトカ
プラを介して行なわれるために、互いの基板間が電気的
に絶縁された状態となり、一方の基板の故障が他方の基
板に悪影響を及ぼしてしまう不都合が防止できる。
【0097】次に、入出力制御基板192とインタフェ
ース基板138とが非接続状態(情報の伝達不能状態)
になった場合には、フォトカプラ417からの信号が入
力されなくなるために、払出制御基板152において、
カードユニット(カード処理機)との接続エラーが発生
していると判定し、その判定結果に基づいて、リレー4
03を作動させて打球発射モータ175への電流の供給
を遮断して打玉が発射されない遊技不能の状態に制御す
る。
【0098】図18は、カード処理機制御用マイクロコ
ンピュータとホール用管理コンピュータとゲーム制御用
マイクロコンピュータと入出力処理装置と払出制御用マ
イクロコンピュータとの間での信号のやりとりを説明す
るための説明図である。払出制御用マイクロコンピュー
タ400からカード処理機制御用マイクロコンピュータ
300に対し、遊技者に玉貸が可能な状態である旨の払
出可能信号が出力され遊技者の玉貸操作があれば、カー
ド処理機制御用マイクロコンピュータ300から玉貸要
求信号が払出制御用マイクロコンピュータ400に出力
される。その玉貸要求信号を受けた払出制御用マイクロ
コンピュータ400は、玉貸の準備が整った状態である
旨の玉貸準備信号をカード処理機制御用マイクロコンピ
ュータ300に出力する。それを受けたカード処理機制
御用マイクロコンピュータ300は、実際に玉貸動作を
指令する旨の玉貸指令信号を払出制御マイクロコンピュ
ータ400に出力する。この玉貸指令信号を受けた払出
制御用マイクロコンピュータ400は、玉払出装置97
を制御して所定個数の玉貸を行ない、その貸玉の払出が
完了した段階で玉貸完了信号をカード処理制御用マイク
ロコンピュータ300に出力する。
【0099】貸出されたパチンコ玉を遊技領域に打込ん
でその打込玉が所定の入賞領域に入賞すれば、払出制御
用マイクロコンピュータ400から入賞玉データ信号が
ゲーム制御用マイクロコンピュータ500に出力され
る。ゲーム制御用マイクロコンピュータ500では、そ
の入賞玉データに従って、賞球数データ信号を払出制御
用マイクロコンピュータ400に出力し、その賞球数デ
ータ信号を受けた払出制御用マイクロコンピュータ40
0は入力された賞球数データに従った個数だけの景品玉
を玉払出装置97を動作させて払出す。前記タンク満タ
ン検出器の検出信号に基づいた満タン信号が補給装置2
01Aから払出制御用マイクロコンピュータ400に入
力されるとともに、前記玉不足検出器の検出信号に基づ
いた玉不足信号が補給装置201Aから払出制御用マイ
クロコンピュータ400に入力される。カード処理機制
御用マイクロコンピュータ300から入出力処理装置6
00に対し、カード受付信号,カード返却信号が与えら
れる。この両信号は、カード挿入表示器25(図1参
照)の点灯あるいは消灯状態をフォトセンサ317(図
14参照)が検出することにより入出力処理装置600
に入力される。入出力処理装置600からカード処理機
制御用マイクロコンピュータ300に対し、玉貸条件信
号とカード返却条件信号とが出力される。払出制御用マ
イクロコンピュータ400から入出力処理装置600に
対し、玉貸受付信号とクレジット信号とが出力される。
玉貸受付信号は、カード処理機制御用マイクロコンピュ
ータ300から玉貸要求信号が入力されてきたことに伴
って玉貸動作が行なえる状態であるか否かを判定し、行
なえる状態のときに払出制御用マイクロコンピュータ4
00から出力される信号である。クレジット信号とは、
パチンコ遊技機1がクレジットモードになりかつクレジ
ット数が所定値に達した場合に払出制御用マイクロコン
ピュータから出力される信号である。
【0100】入出力処理装置600から払出制御用マイ
クロコンピュータ400に対し、発射停止指令信号,ク
レジット解除信号,カード受付信号,玉貸禁止信号が与
えられる。発射停止指令信号とは、打球発射装置174
による打球の発射を停止させるための指令信号であり、
クレジット解除信号とは、パチンコ遊技機1のクレジッ
トモードを解除するための信号である。またカード受付
信号とは、カード処理制御用マイクロコンピュータ30
0から入力されてきたカード受付信号に基づいて入出力
処理装置600から出力される信号である。玉貸禁止信
号とは、前面枠2やガラス扉枠4が開成している場合あ
るいは自動玉貸モードで単位額(100円)の玉貸が行
なわれた後に出力される信号であり、玉貸動作を禁止す
るための信号である。ゲーム制御用マイクロコンピュー
タ500から入出力処理装置600に対し、大当り信号
とラッキーナンバー信号とが与えられる。入出力処理装
置600からゲーム制御用マイクロコンピュータ500
に対し、大当り中断指令信号が与えられる。この大当り
中断指令信号は、大当り制御を中断する旨の指令信号で
あり、大当りが発生したときに打球供給皿6内の玉の欠
乏を玉欠乏検出器(2)9aが検出している場合に出力
される信号である。カード処理機制御用マイクロコンピ
ュータ300からホール用管理コンピュータ800に対
し、単位額売上信号が出力される。この単位額売上信号
は、最小単位額(100円)の玉貸が行なわれるたびに
ホール用管理コンピュータ800に出力されるものであ
る。払出制御用マイクロコンピュータ400からホール
用管理コンピュータ800に対し、玉貸(単位額売上)
信号と補給信号とが与えられる。この補給信号は、入賞
玉に基づいた景品玉の払出が所定個数a(たとえば10
個)に達する毎にホール用管理コンピュータ800に出
力される信号である。ホール用管理コンピュータは、こ
の信号に基づいて遊技場にとって不利益となる不利益情
報の集計を行なう。ゲーム制御用マイクロコンピュータ
500からホール用管理コンピュータ800に対し大当
り信号が出力される。
【0101】図19,図20は、図14に示したカード
処理機制御用マイクロコンピュータの動作を説明するた
めのフローチャートである。まず、ステップS(以下単
にSという)1により、貸玉額の設定を読込む。この貸
玉額は、貸玉額設定スイッチ195の入力設定操作に基
づいたものであり、たとえば500円に設定される。次
にS2により、払出可能信号の入力があったか否かの判
断がなされ、あるまで待機する。そして、払出制御用マ
イクロコンピュータ400からカード処理機制御用マイ
クロコンピュータ300に対し払出可能信号(B)(図
18参照)が入力されれば、S3に進み、処理機使用可
表示器51を点灯する制御が行なわれる。次にS4に進
み、カードリーダライタ制御部50Aからカード受付信
号があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS5に
進み、カードリーダライタ制御部からカード異常信号の
入力があったか否かの判断がなされ、ない場合はS4に
戻る。そして、カード挿入口55(図1参照)に偽造等
の不適正な共通カードが挿入された場合には、S5によ
りYESの判断がなされてS6に進み、カード異常原因
をカード残高表示器16によりコード表示し、S7によ
り、処理機使用可表示器51を点滅させた後にS4に進
む。一方、カード挿入口55に適正な共通カードが挿入
されてカードリーダライタ制御部からカード受付信号が
入力されれば、S8に進み、カード挿入表示器25を点
灯させる制御が行なわれる。次にS9に進み、玉貸条件
信号の入力があるか否かの判断がなされ、なければS1
0に進み、返却条件信号の入力があるか否かの判断がな
され、ない場合にはS9に戻る。そして、入出力処理装
置600から玉貸条件信号の入力があった場合にはS1
2に進む。この玉貸条件信号の入力は、後述するよう
に、遊技者の玉貸操作が行なわれた場合あるいは自動玉
貸モードで打球供給皿6内のパチンコ玉が残り少なくな
った場合に入出力処理装置600から入力される。一
方、返却条件信号は、クレジットモードおけるクレジッ
ト記憶値が一定値(たとえば1000点)以上の場合や
玉抜き操作が行なわれた場合やカードの返却操作が行な
われた場合やラッキーナンバーに該当しない大当り制御
が終了した場合に、入出力処理装置600から入力され
る。この返却条件信号が入力されればS11に進む。
【0102】返却条件信号が入力されれば、玉貸可表示
器26が消灯され、カードリーダライタ制御部に現在残
高信号とカード書込排出指令信号とが出力されてS36
に進む。一方、玉貸条件信号が入力された場合には、S
12により、挿入された共通カードに記録されている現
在残高と設定額(S1で読込んだ貸玉額)との大小関係
を比較し、現在残高の方が大きいか否かの判断を行な
う。現在残高が設定額以上の場合には、S14に進み、
貸玉額に設定額をセットする処理がなされる。一方、現
在残高が設定額未満の場合はS13に進み、貸玉額に現
在残高がセットされる。次にS15に進み、玉貸可表示
器が消灯され、S16により、払出制御用マイクロコン
ピュータ400に玉貸要求信号の出力を開始する処理が
なされる。
【0103】次にS17に進み、玉貸準備確認タイマが
セットされる。この玉貸準備確認タイマは、払出制御用
マイクロコンピュータ400から前述した玉貸準備信号
(B)が入力されてくるのを待つためのタイマである。
そしてS18に進み、払出制御用マイクロコンピュータ
から玉貸準備信号の入力があったか否かの判断がなさ
れ、ない場合にはS19に進み、玉貸準備確認タイマが
終了したか否かの判断がなされ、終了するまでS18の
判断を続行する。そして、玉貸準備確認タイマが終了す
るまでに玉貸準備信号の入力がなかった場合には、玉払
出系統に異常があったと推定されるため、S20に進
み、玉貸要求信号の出力を停止し、前記S13,S14
によりセットされた貸玉額をクリアしてS9に戻る。
【0104】一方、払出制御用マイクロコンピュータ4
00から玉貸準備信号の入力があった場合にはS21に
進み、玉貸指令信号(図18の(A)参照)を払出制御
用マイクロコンピュータ400に出力する。次にS22
に進み、現在残高から単位額(100円)減額し、貸玉
額(たとえば500円)から単位額(100円)を減額
する処理がなされる。次にS23に進み、カード処理機
用ターミナルボックス314(図14参照)に単位額売
上信号を出力し、S24により、ホール用管理コンピュ
ータ800に単位額売上信号(図18の(L))を出す
る処理がなされ、S25に進む。
【0105】図20のS25では、玉貸確認タイマがセ
ットされる。玉貸確認タイマは、払出制御用マイクロコ
ンピュータ400から玉貸完了信号が入力するのを待つ
ための所定待ち時間を計時するものである。そしてS2
6に進み、払出制御用マイクロコンピュータ400から
玉貸完了信号(図18の(B)参照)が入力されたか否
かの判断がなされ、入力されていない場合にはS27に
進み、玉貸確認タイマが終了したか否の判断がなされ、
終了するまでS26の判断が実行される。そして玉貸確
認タイマが終了するまでに玉貸完了信号の入力がなかっ
た場合には、玉貸動作の最中に玉貸系統に異常が発生し
たことが推定されるため、S28により、処理機使用可
表示器51を消灯させてS29に進む。S29では、玉
貸要求信号(図18の(A)参照)の出力を停止し、貸
玉額をクリアしてS30に進む。
【0106】一方、払出制御用マイクロコンピュータ4
00から玉貸完了信号の入力があった場合にはS31に
進み、貸玉額が「0」であるか否かの判断がなされる。
貸玉額は、前記S13,S14によりセットされ、単位
額分の貸玉動作が行なわれる毎にS22により単位額分
減額されるのであり、セットされた貸玉額分のパチンコ
玉をすべて貸出した場合には、貸玉額が「0」となる。
貸玉額が「0」となっていない場合にはS16に進み、
再度残りの貸玉動作を行なうための玉貸要求信号を払出
制御用マイクロコンピュータに出力する。一方、貸玉額
が「0」になっている場合にはS32に進み、現在残高
が「0」であるか否かの判断がなされる。この現在残高
は、挿入された共通カードに記録されている残高から、
単位額の貸玉動作が行なわれるたびにS22により単位
額分だけ減額されるものであり、現在残高が「0」にな
っていない場合にはまだ現在残高を用いての玉貸動作が
可能であるため、S33により玉貸可表示器26を点灯
させてS9に戻る。一方、現在残高が「0」になってい
る場合にはS34に進み、カードリーダライタ制御部に
現在残高(この場合には「0」)信号とカード書込排出
指令信号とを出力する処理がなされる。これを受けたカ
ードリーダライダ制御部50Aは、挿入される共通カー
ドの現在残高を送られてきた現在残高に更新した後、そ
の共通カードをカード挿入口55から遊技者側に排出す
る。次にS35に進み、カード挿入表示器25を点滅さ
せてカードが排出されることを遊技者に表示する。この
カード挿入表示器の点滅と同時に、スピーカからカード
排出音を出してもよい。
【0107】次にS36に進み、処理確認タイマがセッ
トされる。この処理確認タイマは、カードリーダライタ
194が共通カードの排出を確認するためのタイマであ
る。そして、S37に進み、カードリーダライタからカ
ード処理完了信号の入力があったか否かの判断がなさ
れ、カードリーダライタが共通カードの排出を完了して
いない間は処理完了信号が出力されてこないために、S
41に進み、処理確認タイマが終了したか否かの判断が
なされ、終了するまでS37の判断が続行される。この
処理確認タイマはたとえば5秒ぐらいの時間を計時する
ものである。そして、処理確認タイマが終了するまでに
カード処理完了信号が入力されてこない場合には、カー
ドリーダライタのカード排出動作に異常が発生したこと
が推定されるために、S42に進み、カード処理異常を
カード残高表示器16にコード表示し、処理機使用可表
示器51を点滅させる制御がなされる。そしてS43に
進み、異常が復帰したか否かの判断がなされ、異常が復
帰するまでS42の処理を続行し、異常が復帰した段階
でS44に進み、コード表示をクリアするとともに、処
理機使用可表示器を点灯させてS34に戻る。
【0108】一方、処理確認タイマが終了するまでの間
に、カードリーダライタが共通カードの排出を完了して
カード処理完了信号が入力されてくれば、S38に進
み、カード挿入表示器25が消灯され、S39に進み、
玉貸異常があったか否かの判断がなされる。その玉貸異
常は、玉貸指令信号(図18の(A)参照)が出力され
たにもかかわらず玉貸完了信号(図18の(B)参照)
が入力されてこなかった場合の異常を意味する。そし
て、玉貸異常がない場合にはS4に戻るが、玉貸異常が
ある場合にはS40に進み、払出可能信号(図18の
(B)参照)の入力があるか否かの判断がなされ、ある
まで待機する。そして、払出制御用マイクロコンピュー
タ400から払出可能信号が送られてくれば、S3に戻
る。
【0109】図21ないし図25は、図15に示した制
御回路の動作を説明するためのフローチャートである。
まずS45よりレール玉切れ検出があったか否かの判断
がなされ、ない場合にはS46に進むが、レール玉切れ
検出器87a,87b(図10参照)からレール玉切れ
検出信号が入力された場合にはS47に進み、タンク玉
切れ検出があったか否かの判断がなされる。タンク玉切
れ検出器67(図7参照)からの玉切れ検出信号がない
場合にはS48に進み、玉切れランプ44(図1参照)
が点滅制御される。一方、タンク玉切れ検出信号の入力
があった場合にはS49に進み、玉切れランプ44が点
灯制御される。つまり、タンク玉切れ検出器67から玉
切れ検出信号が入力され、しかもレール玉切れ検出器8
7a,87bからの玉切れ検出信号の入力があったとい
うことは、玉タンク65およびタンクレール(玉整列レ
ール)69内のパチンコ玉がなくなった場合であり、そ
の場合には玉切れランプ44が点灯制御され、玉切れが
発生した旨の表示が行なわれる。一方、タンク玉切れ検
出器67から玉切れ検出信号が入力されないにもかかわ
らずレール玉切れ検出器67a,67bから玉切れ検出
信号が入力されたということは、タンク玉切れ検出器6
7とレール玉切れ検出器87a,87bとの間の流下径
路途中で玉詰りが発生し、玉か流下しない状態となって
いること、あるいは、タンク玉切れ検出器67の故障が
想定され、その場合には玉切れランプ44が点滅制御さ
れてその旨の表示が行なわれる。
【0110】次に、S48またはS49の制御が行なわ
れた後あるいはレール玉切れ検出器87a,87bの検
出出力がなくかつS46による満タン検出器114に基
づいた満タン検出があった場合には、S50に進む。S
50では、クレジットモードになっているか否かの判断
がなされ、クレジットモードになっていない場合にはS
51によりクレジットモードにする制御がなされた後S
55に進む。つまり、玉タンク65および玉整列レール
69内のパチンコ玉がなかった場合あるいは玉整列レー
ル69の途中箇所で玉詰りが発生した場合さらには払出
された景品玉が満タン状態となりそれ以上払出されない
状態となった場合には、S51により自動的にクレジッ
トモードにし、払出すべき景品玉をクレジット得点の形
で記憶するようにし、実際には景品玉が払出されない状
態にする。なお、既にクレジットモードなっている場合
にはS52に進み、クレジット得点の記憶値が最大に達
しているか否かの判断がなされ、達していなければまだ
クレジット得点を加算更新することができるためにその
ままS55に進むが、既に達している場合にはS53に
進み、玉払出中であるか否かの判断がなされ、玉払出中
でない場合にはS45に戻るが、玉払出中である場合に
はS54に進み払出モータ703を減速させた後停止制
御する。これにより、玉の払出が停止される。なお、玉
の払出途中でレール玉切れが検出された場合には、払出
が終了するのを待って、次の入賞玉に基づく玉の払出を
行なわないようにすることにより払出を停止するように
してもよい。次に、S55では、未払出数が「0」であ
るか否かの判断が行なわれる。この「未払出数」は、払
出すべきパチンコ玉のうち未だに払出しが行なわれてい
ないパチンコ玉の数を意味し、後述のS62,S88に
よりそれぞれの値にセットされ、S91により「1」ず
つ減算され、S66によりクリアされる。
【0111】そして、未払出数が「0」の場合には、S
56に進み、カード処理機制御用マイクロコンピュータ
から玉貸要求信号(図18の(A)参照)の入力があっ
たか否かの判断が行なわれる。このS56の判断は玉貸
優先タイマがタイムアップするまで繰返し行なわれ、玉
貸優先タイマが終了するまでの間にカード処理機制御用
マイクロコンピュータから玉貸要求信号がなかった場合
にはS76に進む。この玉貸優先タイマは、一定期間に
限り入賞玉の受付よりも玉貸要求の受付の方を優先させ
るために設けられたものであり、後述するS171によ
りセットされる。一方、玉貸優先タイマが終了する以前
において、カード処理機制御用マイクロコンピュータか
ら払出制御用マイクロコンピュータに玉貸要求信号が送
られてきた場合には、S57に進み、タンク玉切れ検出
器67が玉を検出しているか否かの判断が行なわれる。
玉タンク65内にパチンコ玉がなかった場合には玉貸要
求信号に基づいて玉の払出制御ができないために、S5
8に進んで玉切れランプ44を点灯させた後S59に進
むが、タンク玉切れ検出器67により玉タンク65内に
パチンコ玉が存在することが検出された場合にはS60
に進み、玉貸禁止信号(図18の(I)参照)の入力が
あったか否かの判断がなされる。前面枠2やガラス扉枠
4が開成している場合あるいは自動玉貸モードで単位額
(100円)の払出を行なった後の場合には、玉貸禁止
信号が出力されてくるために、S45に戻る。一方、玉
貸禁止信号が入力されてこない場合には、S61に進
み、玉貸準備信号をカード処理機制御用マイクロコンピ
ュータに出力する処理がなされるとともに(図18の
(B)参照)玉貸受付信号(図18の(H)参照)を入
出力処理装置600に出力する処理がなされる。
【0112】そして、S62に進み、未払出数を貸出数
(たとえば25個)にセットし、払出モードを「玉貸」
にセットして玉貸動作のための制御が行なわれる。前記
玉貸優先タイマが終了するまでは玉貸動作のための制御
が優先され、玉貸優先タイマが終了して初めてS76以
降の入賞玉に基づく景品玉の払出制御が行なわれるよう
にしたため、貸出すべき玉の額が200円以上の場合
に、景品玉の払出制御よりも玉貸動作のための制御の方
が優先されることになる。なお、S62の「貸出数」と
は玉貸単位額(たとえば100円)に相当するパチンコ
玉の個数であり、たとえば25個に定められている。以
上のS62の働きにより、遊技機1の遊技媒体貸出機能
が構成される。次にS63に進み、玉貸指令タイマがセ
ットされた後S64に進む。そして、玉貸指令タイマが
終了するまでS64により玉貸指令信号(図18の
(A)参照)の入力があったか否かの判断が繰返し行な
われるのであり、その間にS64により、玉貸指令信号
が送信されてきたと判断された場合には、S67に進
み、貸出中表示器(図示せず)を点滅開始させる制御が
行なわれ、S68に進むが、送信されてこない場合に
は、S66により未払出数がクリアされた後にS45に
戻る。
【0113】次にS68では、未払出数が「4」以下で
あるか否かの判断がなされ、以下でない場合にはS70
により、払出モータ703を起動パターンにセットした
後S118に進む。この払出モータ703はステッピン
グモータが用いられており、停止状態にある払出モータ
703を無理なくスムーズに加速させる必要があるた
め、無理なくスムーズに加速できる速度のステッピング
モータの制御パターンからなる起動パターンがS70に
よりセットされるのである。一方、未払出数が「4」以
下の場合にはS69に進み、払出モータ703のモータ
速度を減速パターンにセットする処理が行なわれた後に
S118に進む。払出モータ703を起動させて加速さ
せた後一定速度で回転させてその後減速させて停止させ
るという一連の加速定速減速パターンに従って払出モー
タ703を回転制御させた場合には、その一連の制御に
よりどうしても「5」以上の玉が払出されることとなる
のであり、その一連の制御で払出される玉数未満の玉数
を払出す場合には、S69によりモータ速度をいきなり
減速パターンにセットし、減速パターンを終了した後停
止制御となることにより「5」未満のパチンコ玉の払出
が行なわれるように制御しているのである。
【0114】S55により未払出数が「0」でないと判
断された場合にはS71に進み、クレジットモードにな
っているか否かの判断がなされ、なっていない場合には
S118に進み、未払出数に相当するパチンコ玉の払出
制御に移行する。一方、クレジットモードになっている
場合にはS72に進み、クレジット記憶値が最大になっ
ているか否かの判断がなされ、最大になっている場合に
はそれ以上クレジット加算できないためにS75に進
み、玉払出中であるか否かの判断がなされ、払出中であ
る場合にはS118に進み、未払出数に相当する玉の払
出動作を継続させる。一方、玉払出中でない場合にはS
68に進み、玉の払出動作を開始させる。また、クレジ
ット記憶値が最大に達していない場合にはS73に進
み、払出モードが「精算」である否かの判断がなされ
る。払出モードは、遊技終了時にクレジット記憶値に相
当する景品玉を払出すという精算モードと、前述した玉
貸を行なう玉貸モードと、入賞玉に基づいた景品玉を払
出す賞球モードとの3種類があり、精算モードの場合に
はS75に進み、そのまま球払出動作を実行する。一
方、払出モードが賞球モードである場合と玉貸モードで
ある場合には、S74に進み、クレジット数を「1」加
算し、未払出数を「1」減算した後S132に進む。こ
のS71〜S74により、遊技中における払出条件の成
立により遊技者に払出すべき前記遊技媒体の数量を特定
可能な数量情報を所定の上限値の範囲内で記憶可能な価
値記憶手段が構成されている。
【0115】図22のS76では、入賞玉検出器122
により玉有を検出したか否かの判断がなされ玉有を検出
していなければS92に進み、払出検出器712により
玉の払出動作が検出されたか否かの判断がなされ、検出
していなければS94に進むが、検出されている場合に
はS93に進み、エラーコード1の表示がエラー表示器
155により行なわれてS184に進む。つまり、未払
出数が「0」である(図21のS55参照)にもかかわ
らず玉の払出動作が検出されるということは景品玉を払
出すべきでないにもかかわらず玉が払出されたというこ
とになるために、S93によりその旨のエラー表示が行
なわれるのである。一方、入賞玉検出器122により玉
有が検出された場合にはS77に進み、入賞玉情報(図
18の(D)参照)が払出制御用マイクロコンピュータ
400からゲーム制御用マイクロコンピュータ500に
出力される。次にS78に進み、賞球データの入力待ち
状態となり、S79により、賞球データ(図18の
(C)参照)がゲーム制御用マイクロコンピュータ50
0から払出制御用マイクロコンピュータ400に入力さ
れれば、S81に進み、その入力されたデータを読込む
処理がなされる。一方、賞球データの入力を待っている
間に賞球データの入力がなかった場合にはS80に進
み、エラーコード11を表示する制御がなされた後S1
84に進む。つまり、打玉の入賞が検出されてそれに基
づいた賞球データがゲーム制御用マイクロコンピュータ
から払出制御用マイクロコンピュータ400側に入力さ
れなければならないはずのとき、その賞球データの入力
がない場合にS80によりその旨のエラーコードが表示
されるのである。
【0116】一方、賞球データの入力がありそのデータ
が読込まれた後には、S82により、読込中にデータの
内容の変化があったか否かの判断が行なわれる。そし
て、読込データに変化がない場合にはS84に進み、読
込が終了したか否かの判断がなされ、読込終了するまで
読込中データの確認が行なわれる。このS81によるデ
ータの読込およびその読込データの内容が変化していな
いか否かの判断はたとえば8回繰返し行なわれ、その繰
返しの最中に読込データの内容が変化した場合にはS8
3に進み、エラー9の表示が行なわれた後にS184に
進む。一方、8回チェックの結果すべての読込データが
変化しなかった場合にはS85に進み、賞球データが復
帰したか否かの判断が行なわれる。S84により読込が
終了したと判断された場合には、ゲーム制御用マイクロ
コンピュータ500から払出制御用マイクロコンピュー
タ400側への賞球データの入力が停止されるはずであ
り、この段階で賞球データの入力が停止しなかった場合
(入力個数が0にならない場合)にはその旨のエラー表
示がS83により行なわれた後S184に進む。一方、
賞球データの復帰が正常に行なわれた場合はS88に進
み、未払出数をゲーム制御用マイクロコンピュータ50
0から入力された入力個数にセットする処理が行なわれ
るとともに、払出モードを「賞球」にセットし、S89
に進む。
【0117】S89では、クレジットモードになってい
るか否かの判断がなされ、なっていない場合には通常ど
おり景品玉を払出す通常の払出モードであるためにS6
8に進み、以降の景品玉の払出動作に移行する。一方、
クレジットモードであってもクレジット記憶値が既に最
大に達している場合にはS90によりYESの判断がな
され、それ以上クレジット加算できないために、やはり
S68に進み、以降の景品玉の払出動作に移行する。ま
た、クレジットモードであってかつクレジット数が最大
に達していない場合にはS91に進み、クレジット数に
「1」を加算するとともに、未払出数を「1」減算し、
S132に進む。
【0118】S92によりNOの判断がなされた場合に
は、S94により、補給玉不足情報(図18の(E)参
照)が補給装置201Aから払出制御用マイクロコンピ
ュータ400に入力されたか否かの判断がなされ、入力
されていなければS95に進み、補給玉満タン情報(図
18の(E)参照)が補給装置201Aから払出制御用
マイクロコンピュータ400に入力されたか否かの判断
がなされ、入力されていなければS45に戻る。一方、
前記玉不足検出器により玉不足状態が検出されれば、補
給玉不足情報が補給装置201Aから払出制御用マイク
ロコンピュータ400に入力されてくるのであり、その
場合にはS100に進み、クレジット最大値が上限にな
っているか否かの判断がなされる。クレジット最大値
は、たとえば、その上限が5000,下限が3000,
中間値として4000の3段階に切換可能になってお
り、クレジット最大値が上限(たとえば5000)にな
っていない場合には、S101により、クレジット最大
値を上限にする処理がなされた後にS102に進む。
【0119】また、前記タンク満タン検出器がタンクの
満タン状態を検出した場合には、補給装置201Aから
払出制御用マイクロコンピュータ400に補給玉満タン
情報が入力されてくるのであり、その場合にはS95に
よりYESの判断がなされてS96に進み、クレジット
最大値が下限(たとえば3000)になっているか否か
の判断がなされ、既になっている場合にはS104に進
むが、なっていない場合にはS97に進み、クレジット
最大値を下限に変更する処理がなされた後S98に進
む。そして、現時点におけるクレジット数が下限に変更
されたクレジット最大値よりも大きいか否かの判断がな
され、大きくない場合にはそのままS104に進むが、
大きい場合にはS99により、未払出数を超過数に設定
するとともに、払出モードを「精算」にセットしてS6
8に進み、超過数の景品玉を払出す制御に移行する。な
お、超過数とは、(現時点におけるクレジット数)−
(S97で下限に設定されたクレジット最大値)のこと
である。なお、前記所定量検出器による保有玉の所定量
になったことが検出された段階で、クレジット最大値を
中間値(たとえば4000)に復帰させるようにしても
よい。また、補給玉満タン情報の入力があった場合にク
レジットモードを解除するようにしてもよい。
【0120】このように、遊技機設置島が保有するパチ
ンコ玉等の遊技媒体の量が欠乏すれば、クレジット最大
値を大きな値に引上げて、多くの入賞玉が発生したとし
てもその入賞玉に基づくクレジット加算を比較的大きな
値に達するまで行なえるようにし、実際の景品玉の払出
に伴う補給玉のますますの不足状態の招来を極力防止で
きるようにしている。さらに、遊技機設置島201が保
有するパチンコ玉等の遊技媒体が満タン状態となれば、
クレジット最大値を小さな値に更新し、入賞に基づく景
品玉の払出が極力行なわれるようにし、遊技機設置島2
01内の遊技媒体の保有量を極力減少できるように構成
している。このS94ないしS97,S100,S10
1により、前記遊技機設置島内に保有されている前記遊
技媒体が所定量になった場合に前記価値記憶手段の記憶
の上限値を変更する記憶上限値変更手段が構成されてい
る。なお、S99により超過数が未払出数に設定された
場合の景品玉の払出が行なわれる場合には、クレジット
最大値が小さな値に更新されたことに伴う超過クレジッ
ト数分の払出である旨を遊技者に報知するようにするの
が望ましい。また、遊技機設置島が保有している遊技媒
体の保有量が不足し、かつその遊技機設置島に設置され
ている遊技機がクレジットモードになっていない場合に
はS102によりNOの判断がなされてS103に進
み、自動的にクレジットモードに切換えるように制御さ
れる。この際に、クレジットモードに切換えられた旨が
モード表示器で表示される。また、自動クレジット解除
スイッチを設け、あくまで通常の払出モードで遊技をし
たい遊技者がこの自動クレジット解除スイッチを押圧操
作することにより、通常の払出モードで遊技が続行でき
るように構成してもよい。また、本実施例では、価値記
憶手段としてのクレジット数(クレジットカウンタ)に
未払出の景品玉数等を記憶させるようにしたが、賞球数
別に賞球未払出分の入賞玉数を記憶させるようにし、精
算時には入賞玉数に賞球数を乗じた数の玉を払出すよう
にしてもよい。
【0121】S104では、玉欠乏検出器9b(図1参
照)により玉欠乏状態が検出されたか否かの判断がなさ
れ、検出されていない場合にはS110に進むが、検出
されている場合にはS105に進み、クレジットモード
になっているか否かの判断がなされ、クレジットモード
になっていない場合にはS110に進むが、クレジット
モードになっている場合にはS106に進み、クレジッ
ト数がn以上であるか否かの判断がなされる。このn
は、クレジットモードにおいて、打球供給皿6のパチン
コ玉が不足した場合における払出単位数であり、たとえ
ば100である。そして、クレジット数がn以上である
場合にはS109により、未払出数をnとし、払出モー
ドを「精算」としてS68に進み、n分の景品玉の払出
動作が行なわれる。一方、クレジット数がn未満の場合
にはS107に進み、払出数をそのクレジット数とし、
払出モードを「清算」にし、S108により、未払出数
が「0」でないことを条件としてS68に進み、クレジ
ット数分の景品玉の払出動作が実行される。一方、未払
出数が「0」の場合にはS45に戻る。
【0122】なお、遊技機設置島の遊技媒体の保有量が
満タン状態となった場合には、S106によるnの値
を、たとえば200あるいは300あるいはそれ以上の
大きな値にし、極力多くの景品玉が払出されるように制
御してもよい。
【0123】図23のS118では、払出モータ703
を正転させる制御が行なわれ、S119により、ステッ
ピングモータである払出モータ703が所定パルス分
(図11に示す玉送り部材704が半回転してパチンコ
玉が1つ払出されるのに要するパルス分)正転したか否
かの判断がなされ、未だに所定パルス分正転していない
と判断された場合にはS120に進み、払出検出器71
2による払出動作の検出が行なわれたか否かの判断がな
され、行なわれていない場合にはS162に進むが、行
なわれている場合にはS122に進み、モータを停止さ
せる制御が行なわれる。これは、払出モータが1個払出
分回転していないにもかかわらず、払出検出器712に
よる溝715(図11参照)が検出された状態であり、
異常であるためにモータを停止制御させるのである。そ
して、S123により、玉噛み回数カウンタを「1」加
算し、S124に進み、玉噛み回数カウンタの値が
「2」になっているか否かの判断がなされ、この場合に
は「1」であるためにS126に進み、1秒程度の短い
インターバル時間を経過させた後、S127による払出
モータ703の逆転制御が開始され、S128により所
定パルス分逆転したか否かの判断がなされ、所定パルス
分逆転した段階でS129により払出モータの停止制御
がなされ、S130により1秒程度の短いインターバル
期間を経た後再びS118に戻り、再度払出モータ70
3を正転させて玉の払出を試みる。この状態で、所定パ
ルス分正転していないにもかかわらず払出検出器712
による検出が行なわれた場合には、2度目の以上である
ためにS123の加算処理によって玉噛み回数カウンタ
が「2」となり、その場合にはS125に進み、玉噛み
回数をクリアした後エラーコード2の表示がなされて、
S184に進む。
【0124】一方、払出モータ703が所定パルス分正
転したと判断された場合にはS121に進み、払出検出
器712による検出があったか否かの判断がなされ、な
い場合には、所定パルス分払出モータが正転して払出検
出器712による検出があるはずの場合にもかかわらず
検出がないという異常であるために、S122に進む。
この異常は、払出検出器712の故障あるいは玉詰りに
よる玉送り部材704の回転が阻止された状態となって
いる場合、あるいは払出モータ703の故障が考えられ
る。次に、S121により正常に払出が検出されたと判
断された場合にはS131に進み、未払出数を「1」減
算する処理がなされる。次に、払出モードが、「賞
球」,「精算」,「玉貸」のいずれであるかの判断がS
132,S137よりなされ、払出モードが「賞球」で
ある場合にはS133により、景品玉払出数を「1」加
算する処理がなされ、S134により、景品玉払出数が
a(たとえば10個)になったか否かの判断がなされ、
なっていない場合にはS139に進むが、なっている場
合にはS135により、補給情報(図18の(M)参
照)が払出制御用マイクロコンピュータ400からホー
ル用管理コンピュータ800に出力された後、S136
により、景品玉払出数がクリアされる。一方、払出モー
ドが「精算」である場合には、S138により、クレジ
ット数を「1」減算処理した後S139に進む。また、
払出モードが「玉貸」である場合には直接S139に進
む。
【0125】S139では、玉の払出中であるか否かの
判断がなされ、払出中でない場合(クレジット時であっ
てクレジット数が最大値に達していない場合)にはS1
40に進み、未払出数が「0」であるか否かの判断がな
され、未払出数が「0」である場合にはS167に進
む。一方、未払出数が「0」でない場合にはS141に
よりクレジット数加算待ち時間としての0.1秒程度の
インターバル時間待った後、S45に進む。この待ち時
間により、クレジット数の加算過程を遊技者が視認する
ことができる。
【0126】一方、玉の払出中である場合には、払出モ
ードが賞球か玉貸か精算かの判断がS142,S144
よりなされ、賞球の場合にはS143により、賞球音を
スピーカ415から発生させ、玉貸の場合には玉貸音を
スピーカ415から発生させ、精算の場合にはS136
により精算音をスピーカ415から発生させる。
【0127】次にS147に進み、払出モータ703が
起動パターンであるか否かの判断がなされ、起動パター
ンの場合にはS138により、払出モータの速度を加速
パターンに変更する。モータ速度が既に加速パターンの
場合には、S150に進み、モータ速度を定速パターン
に変更する。モータ速度が既に定速パターンになってい
る場合にはS153に進み、未払出数が「2」となって
いるか否かの判断がなされ、なっていなければS162
に進み、モータ速度の定速パターンが維持されるが、未
払出数が「2」になっている場合には、S154により
モータ速度を減速パターンに変更してS162に進む。
そして、モータ速度が減速パターンになれば、S151
によりNOの判断がなされてS152に進み、未払出数
が0になった段階でS155により、モータ速度を停止
パターンにして払出モータ703が停止制御される。
【0128】次にS156に進み、クレジットモードに
なっているか否かの判断がなされ、クレジットモードに
なっていない場合にはS157により、クレジット数が
「0」になっているか否かの判断がなされる。そして、
クレジットモードになっている場合または通常の払出モ
ードの場合でかつクレジット数が「0」になっている場
合には、S167に進む。一方、通常の払出モードでか
つクレジット数が「0」でない場合にはS158に進
み、モード切換操作があったか否かの判断がなされ、な
い場合にはS159により、所定時間が経過したか否か
の判断がなされ、経過するまでS158の判断が実行さ
れる。そして、遊技者がモード切換スイッチ10a(図
1参照)を操作すれば、S158によりYESの判断が
なされてS160に進み、クレジットモードに切換えた
後S45に戻る。
【0129】一方、所定時間が経過するまでにモード切
換スイッチ10aの操作がなかった場合にはS161に
進み、未払出数に現時点におけるクレジット数をセット
するとともに、払出モードを「精算」にしてS68に進
み、クレジット数分の景品玉の払出動作を実行する。以
上より、遊技者がクレジットモードを解除するべくモー
ド切換スイッチ10aを操作してS113よりクレジッ
トモードが解除された場合には、その時点でクレジット
数が残存している場合に所定時間経過してもクレジット
モードの解除状態が維持されている場合には、S161
以降のクレジット数分の精算処理がなされるのである。
この精算処理に伴って景品玉が払出されるのであるが、
その景品玉の払出に際しては、景品玉が所定個数a(た
とえば10個)払出すたびに行なわれる補給情報のホー
ル用管理コンピュータ800への出力は行われない。こ
れは、クレジットモードの場合に入賞玉が発生したこと
に伴うS91によるクレジット数への加算に伴ってS1
34,S135による補給情報の出力処理が既に行なわ
れているために、クレジット分の精算の段階で再度補給
情報の出力処理は行なわれないのである。このように、
クレジットモードにおいて、精算まで待って補給情報の
ホール用管理コンピュータ800への出力処理を行なう
のではなく、クレジットへの加算の段階で既に補給情報
の出力処理を行なうように制御されているために、ホー
ル用管理コンピュータ800では、打玉の入賞に伴う不
利益情報の発生をリアルタイムで即座に把握することが
でき、データの収集管理をリアルタイムで行なうことが
可能となる。
【0130】次に、S162では、タンク玉切れ検出が
あったか否かの判断がなされ、タンク玉切れ検出器67
によるタンク玉切れの検出が行なわれたか否かの判断が
なされ、玉切れ検出が行なわれていない正常な状態の場
合にはS165に進み、玉切れ復帰直後であるか否かの
判断がなされ、玉切れ復帰直後でない場合には、S16
6に進み、入賞玉処理モードを通常時のモードにセット
した後S45に戻る。すなわち、玉タンク65内にパチ
ンコ玉が貯留されている正常な状態であるために、入賞
玉に基づく景品玉の払出制御が通常どおり行なわれるた
めに、S166により入賞玉処理モードを通常時のモー
ドにセットし、後述するように、ソレノイド127(図
13参照)が消磁されるインターバル期間をたとえば
0.5秒程度の短い期間に制御し、比較的高速で景品玉
の払出制御が行なえるように制御される。一方、S16
2によりタンク玉切れ検出が行なわれたと判断された場
合にはS164に進み、入賞玉処理モードが玉切時のモ
ードにセットされる。その結果、ソレノイド127が消
磁されるインターバル期間がたとえば0.9秒程度の長
い期間となり、それに応じて、入賞玉の検出に基づいた
景品玉の単位時間当りの払出回数が比較的少なくなるよ
うに制御される。なお、ソレノイド127の励磁期間
は、玉切れ時モードおよび通常時モードにかかわらず常
にたとえば0.1秒程度の期間となっている。また、S
165により玉切れ復帰直後であると判断された場合に
は、玉タンク65内に今だ十分な玉が貯留されていない
ために、所定期間だけS164の処理を行なう。
【0131】図24(a)のS167では、払出モード
が「玉貸」であるか否かの判断がなされ、玉貸モードの
場合にはS168に進み、玉貸完了信号(図18の
(B)参照)を払出制御用マイクロコンピュータ400
からカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に
出力する処理がなされ、S169により、貸出中表示器
(図示せず)を消灯して貸出中を表示しない状態にす
る。そして、S170により、玉貸情報(図18の
(M)参照)を払出制御用マイクロコンピュータからホ
ール用管理コンピュータ800に出力し、S171によ
り、玉貸優先タイマをセットした後S45に戻る。
【0132】一方、払出モードが「賞球」であった場合
には、S173に進み、入賞玉検出器122が玉有りを
検出しているか否かの判断がなされ、していない場合に
はS174により、エラーコード4の表示がなされた後
S184に進む。これは、払出モードが賞球モードにな
っている場合には、入賞玉が発生したことを前提として
景品玉を払出す状態になっているはずであるが、その発
生しているはずの入賞玉が入賞玉検出器712で検出さ
れない場合であり、その場合にはエラーコード4をエラ
ー表示器155で表示させてその旨の表示が行なわれ
る。一方、入賞玉検出器122が正常に玉有りを検出し
ている場合には、S175に進み、ソレノイド127
(図13参照)を励磁し、S176により励磁時間が終
了したか否かの判断がなされ、終了するまでその励磁を
続行する。このS176による励磁時間はたとえば0.
1秒程度である。そして、励磁時間が終了した段階でS
177に進み、ソレノイド127をOFFにして励磁を
解除してS178Aに進み、入賞玉検出器122が玉有
りを検出したか否かの判断がなされる。
【0133】ソレノイド127が励磁されて入賞玉が下
方に排出されたはずであるにもかかわらず依然入賞玉検
出器122が玉有りを検出している場合には、入賞玉が
入賞玉径路内で玉詰りしていることが想定されるため
に、S178Bに進み、玉詰り回数が「2」になってい
るか否かの判断がなされ、なっていない場合にはS17
8Cに進み、玉詰り回数を「1」加算してS175に戻
り、再度ソレノイド127をONした後OFFにして入
賞玉の落下処理が試みられる。この再度の試みにもかか
わらず、玉詰り等により入賞玉検出器122が玉有りを
検出している場合には、S178B,S178Cの処理
が行なわれて玉詰り回数が「2」になった状態で再度S
175以降の玉の流下処理が試みられる。そして、この
段階においてもなお玉詰り等により入賞玉検出器122
による玉有りが検出された場合には、S178Bにより
YESの判断がなされてS178Dに進み、玉詰り回数
をクリアした後S179により、エラーコード5の表示
がなされて玉詰り等の異常が発生した旨が表示された後
S184に進む。
【0134】なお、ソレノイド127が励磁された後S
177によりOFFになったとしても、後続の入賞玉が
入賞玉検出器122(図13参照)に到達するまで所定
の時間がかかるために、S177のOFF処理の後すぐ
に後続の入賞玉に伴うS178AによるYESの判断が
なされることはない。S175ないしS178Cのルー
プの巡回途中で、玉詰りが解消して入賞玉検出器122
が玉有りを検出しなくなり正常な状態になった場合に
は、S178Eに進み、玉詰り回数をクリアする処理が
なされる。
【0135】S180に進み、処理モードが「通常時」
であるか否かの判断がなされ、通常時の場合には、前述
したように、インターバルタイマに通常時間がセットさ
れ、S183により、そのセットされたインターバルタ
イマが終了するまで待ってS45に戻る。一方、処理モ
ードが玉切れ時の場合には、S182により、インター
バルタイマに玉切れ時時間がセットされ、S183によ
り、そのセットされた玉切れ時時間が終了するまで待っ
てS45に戻る。この通常時時間はたとえば0.5秒程
度であり、玉切れ時時間はたとえば0.9秒程度である
ため、S183により、それぞれのインターバルタイマ
が終了するまでソレノイド127の励磁が解除された消
磁状態が維持される。その結果、処理モードが通常時モ
ードであるは場合には、消磁期間が短い分入賞玉が早期
に下方に落下されてそれに基づく景品玉の払出が比較的
速い速度で行なわれることになる一方、処理モードが玉
切れ時モードの場合には、ソレノイド127の励磁期間
が長い分入賞玉が排出されてから次の入賞玉が排出され
るまでの期間が長くなり、その入賞玉の排出に基づく景
品玉の払出制御が比較的ゆっくりとした速度で行なわれ
ることとなる。
【0136】この実施例で示した玉の払出制御は、景品
玉の払出が終了してからその景品玉の払出に対応する入
賞玉を下方に流下させるタイプのものを示したが、景品
玉の払出制御とそれに対応する入賞玉の流下制御とを同
時並行して行なうようにしてもよい。その場合には、図
24に示すプログラムは、割込プログラムの方式を採用
することになる。
【0137】S184では、リセット操作があったか否
かの判断がなされ、リセット操作がない場合にはS18
5により、前述した種々のエラーコードの種類に応じて
エラー表示器155によりエラー原因を示すコード表示
を行なうとともに、スピーカ415から音声によりエラ
ー原因の報知を行なう。一方、遊技場の係員がリセット
スイッチ156(図7参照)を操作すれば、S184に
よりYESの判断がなされてS186に進み、エラーコ
ードがクリアされ、エラー発生時の状態に復帰する。な
お、S186の処理の後、電源投入時の状態にリセット
するようにしてもよい。このようにした場合には、プロ
グラムの暴走が発生した場合にも対応できる。
【0138】図25は、払出制御用マイクロコンピュー
タ400で行なわれる割込プログラムを示すフローチャ
ートであり、(a)はクレジット表示のフローチャー
ト、(b)はハンドルモータ制御のフローチャートであ
る。
【0139】図25の(a)のS187により、現時点
におけるクレジット数に応じた表示色の選択が行なわれ
る。この表示色の選択は、アナログ表示器23A〜23
Fを表示する場合に用いられる。次にS188により、
現時点におけるクレジット数を表示器11により表示さ
せる制御が行なわれる。次にS189に進み、カード受
付信号(図18の(I)参照)が入出力処理装置600
から払出制御用マイクロコンピュータ400に入力され
たか否かの判断がなされ、入力されていないは場合には
S193に進み、現時点のクレジット数に応じてアナロ
グ表示器23A〜23Fが表示される。このアナログ表
示器23A〜23Fは、クレジット数表示器と同様にS
187により選択された表示色により表示されるように
してもよい。このアナログ表示器23A〜23Fは、図
1において説明したように、クレジット数が所定単位増
える毎に23Aから23Fの方向に1つずつ点灯部分が
増加していくように構成されている。
【0140】一方、カード受付信号の入力があった場合
にはS190に進み、クレジット数が0か否かの判断が
なされ、0でない場合にはS193に進むが、0の場合
にはS191に進み、アナログ表示器23A〜23Fの
すべてを点滅させ、S192により、スピーカ415か
らゲーム開始音を発生させる処理がなされて割込プログ
ラムが終了する。
【0141】次に、S193によりアナログ表示が行な
われた後にS194に進み、クレジット数がm(たとえ
ば1000)よりも大きいか否かの判断がなされ、大き
くなければそのまま割込プログラムが終了するが、大き
い場合にはS194に進み、クレジットモードにおいて
クレジット数が所定値に達した旨のクレジット情報を入
出力処理装置600に出力する処理がなされ(図18の
(H)参照)、割込プログラムが終了する。
【0142】図25の(b)のS196により、カード
処理機接続信号が入力されたか否かの判断がなされる。
このカード処理機接続信号は、図17のフォトカプラ4
17を介してカード処理機接続情報入力回路416に入
力される信号である。そして、カード処理機接続信号の
入力がないと判断された場合にはS197に進み、エラ
ーコード12がセットされてエラー表示器155より表
示されることになる。そしてS205に進み、リレーを
ONする制御が行なわれる。このリレーは打球発射モー
タ(ハンドルモータ)175(図3参照)を停止させる
ためのものであり、このリレーがONになることにより
打球発射モータ(ハンドルモータ)175が停止され
る。
【0143】一方、カード処理機接続信号が入力されて
いる場合にはS198に進み、発射停止指令信号(図1
8の(I)参照)が入出力処理装置600から払出制御
用マイクロコンピュータ400に入力されたか否かの判
断がなされ、されている場合にはS205に進み、ハン
ドルモータ175の停止制御が行なわれる。一方、発射
停止指令信号が入力されていない場合にはS199に進
み、モータ停止切換操作があったか否かの判断がなされ
る。このモータ停止切換操作は、玉タンク65内の玉が
なくなった場合に打球の発射を停止させるか否かを予め
入力設定しておくための操作である。そして、この操作
がない場合にはS203に進むが、操作があった場合に
は、S200に進み、現時点において既にモータ停止切
換操作に基づいた打球停止モードになっているか否かの
判断がなされ、なっていない場合にはS201により発
射停止モードにされ、既になっている場合にはS202
により、発射非停止モードに復帰する制御が行なわれ
る。
【0144】そして、S203に進み、タンク玉切れ状
態が検出されているか否かの判断がなされ、タンク玉切
れ検出器67(図7参照)がタンク玉切れ状態を検出し
ていない場合にはS206に進み、リレーをOFFにし
てハンドルモータ175が作動する状態に制御される。
一方、タンク玉切れ状態を検出している場合にはS20
4に進み、発射停止モードになっているか否かの判断が
なされ、なっていない場合にはS206に進むが、なっ
ている場合にはS205に進み、ハンドルモータ175
を停止する制御が行なわれる。
【0145】図26,図27は、ゲーム制御用マイクロ
コンピュータ500の動作を示すフローチャートであ
る。
【0146】図26の(a)に示すプログラムは、定期
リセット回路507(図16参照)からの信号に従って
たとえば2msec毎に1回実行される。先ず、S20
7により、スタックセットの処理が行なわれ、S208
により、RAMが正常か否かの判断が行なわれる。この
判断は、図16に示されたRAM503の所定アドレス
の内容を読出し、その値が所定の値と等しいか否かを調
べることにより行なわれる。プログラムの暴走時や電源
投入時直後には、RAM503の格納データは不定であ
るため、判断の答はNOとなって制御がS209に進
む。S209では、RAMに初期データが書込まれる。
このとき、EEPROM510に記憶されている前述し
た3種類の発生確率データである設定値が読込まれてR
AM503にロードされ、以降その読込まれた値に従っ
て定まる確率で、可変表示装置33の識別情報が表示さ
れるように制御される。そしてリセット待ちとなる。こ
の図26の(a)に示すフローチャートの次回の実行に
際しては、RAM503に初期データが格納されている
ために、S208ではYESの判断がなされてS210
に進む。S210では、LCDデータ転送処理が行なわ
れる。このLCDデータは、LCDユニット33Bを表
示制御するためのデータである。
【0147】次にS211に進み、情報出力処理が行な
われる。このS211により、大当り信号とラッキーナ
ンバー信号とがゲーム制御用マイクロコンピュータ50
0から入出力処理装置600に出力される(図18の
(J)参照)。次にS212に進み、カウントスイッチ
チェック処理が行なわれる。このカウントスイッチチェ
ック処理とは、入賞玉検出器39a,39bにより可変
入賞球装置35内に入賞したパチンコ玉をカウントする
ためのものである。次にS213に進みVスイッチチェ
ック処理が行なわれ、V入賞玉検出器38が特定入賞玉
を検出したか否かのチェックおよび入賞玉数のカウント
が行なわれる。次にS214に進み、始動口スイッチチ
ェック処理が行なわれる。これは、始動入賞玉検出器4
6の検出チェックである。
【0148】次にS215に進み、当り外れ決定用乱数
の作成処理が行なわれる。当り外れ決定用乱数は、大当
りを発生させるか否かを決定するために用いられる乱数
であり、たとえば0からカウントアップしてその上限で
ある240までカウントアップした後再度0からカウン
トアップし直すカウンタにより構成されている。次にS
216に進み、表示用乱数作成1処理が行なわれる。こ
の表示用乱数作成1処理は、当り外れ決定用乱数に従っ
て当りと事前決定された場合に、可変表示装置33の複
数本ある当りラインのうちどの当りライン上において特
定の識別情報の組合わせ(たとえば777)を揃わせる
かを事前決定するために用いられる。次にS217に進
み、スイッチ異常があったか否かの判断がなされる。各
スイッチ38,39a,39b,46のいずれかにスイ
ッチ異常があった場合にはS219によるプロセス処理
が行なわれることなくS220に進む。スイッチ異常が
なかった場合にはS218に進み、大当り中断指令信号
(図18の(K)参照)が入出力処理装置600からゲ
ーム制御用マイクロコンピュータ500に入力されたか
否かの判断がなされ、入力された場合にはS219のプ
ロセス処理を行なうことなくS220に進むが、入力さ
れていない場合にはS219のプロセス処理が行なわれ
る。この大当り中断指令信号は、大当り状態において玉
欠乏検出器(2)9a(図1参照)が玉欠乏状態を検出
したときに入出力処理装置600から出力されてくる。
S219のプロセス処理により、パチンコ遊技機の遊技
状態が制御されるのであるが、スイッチ異常があった場
合や大当り中断指令信号が入力されてきた場合には、S
219のプロセス処理が行なわれないために、パチンコ
遊技機1の遊技状態が中断した状態となる。
【0149】次に、S220に進み、確率設定スイッチ
のチェック処理が行なわれる。確率設定スイッチ178
は、図3,図16で説明したように、大当り発生確率,
確率変動図柄での大当り発生確率,確率変動中の大当り
発生確率を入力設定するためのスイッチであり、このス
イッチが操作されて確率設定されたか否かがチェックさ
れる。次にS221に進み、入賞情報処理が行なわれ、
パチンコ玉が入賞領域に入賞した場合の処理が行なわれ
る。次にS222に進み、音制御処理が行なわれ、スピ
ーカ19から効果音等を発生させるための処理が行なわ
れる。次にS223に進み、ランプ,ソレノイドの制御
処理が行なわれ、ソレノイド37と装飾ランプ525,
枠ランプ22の制御が行なわれる。次にS224に進
み、表示用乱数作成2処理がリセット待ち時間を利用し
て行なわれる。この表示用作成2処理は、当りと事前決
定された場合の当りライン上の図柄以外の予定停止図柄
と、外れと事前決定された場合のすべての予定停止図柄
とを事前決定するためのものである。そして、0からカ
ウントアップしていき所定の上限値までカウントアップ
した後再度0からカウントアップし直すカウンタ等によ
り構成されており、S207からS223までの処理が
行なわれてからリセットがかかるまでの余り時間(リセ
ット待ち時間)を利用して繰返しカウンタがカウントア
ップされる。
【0150】図26の(b)は、前記S211の情報出
力処理を示すサブルーチンプログラムである。まずS2
25により、大当りフラグがセットされているか否かの
判断がなされ、セットされていない場合にはS229に
進み、大当り情報の出力をOFFにする処理が行なわれ
る。また大当りフラグがセットされている場合にはS2
26に進み、大当り情報(図18の(N)参照)の出力
をONにし、ゲーム制御用マイクロコンピュータ500
からホール用管理コンピュータ800に大当り情報を出
力する処理が行なわれる。次にS227に進み、ラッキ
ーナンバー情報が出力済であるか否かの判断がなされ、
出力済の場合にはそのままサブルーチンプログラムが終
了するが、出力済でない場合にはS228に進み、ラッ
キーナンバー情報(図18の(A)参照)をゲーム制御
用マイクロコンピュータ500から入出力処理装置60
0に出力する処理がなされる。
【0151】図26の(c)は、前記S214の始動口
スイッチチェック処理のサブルーチンプログラムを示す
フローチャートである。S230により、始動入賞判定
タイミングであるか否かの判断がなされる。これは、始
動入賞玉検出器46からの検出信号の入力があった場合
に、この始動口スイッチチェック処理をたとえば3回実
行し、3回とも始動入賞玉検出器46からの検出信号を
入力したと判定した場合にのみ始動入賞判定タイミング
であると判定するものである。これにより、ノイズ等に
より始動入賞玉検出器46から瞬間的に検出信号が入力
されることに伴なう誤判定を防止している。始動入賞判
定タイミングであると判断された場合にはS231に進
み、未払出記憶数を「1」加算する処理がなされる。そ
してS232により、スイッチ異常があったか否かの判
断がなされ、スイッチ異常があった場合にはS234,
235の処理を行なうことなくサブルーチンプログラム
が終了する。なお、このスイッチ異常の判定の対象はS
217と同様である。スイッチ異常がなかった場合に
は、S233に進み、入賞記憶カウンタが常にその上限
値である「4」よりも大きくなっているか否かの判断が
なされ、大きい場合にはそのままサブルーチンプログラ
ムが終了する。小さい場合には、S234に進み、入賞
記憶カウンタの値に対応するアドレスに当り外れ決定用
乱数値を格納する処理が行なわれる。これにより、パチ
ンコ玉の始動入賞タイミングで当り外れ決定用乱数値
(S215参照)が抽出され、その抽出された乱数値
が、入賞記憶カウンタの値に対応するアドレスに格納さ
れる。入賞記憶カウンタは、始動入賞を古い順に0から
3まで合計4個記憶でき、その始動入賞の古い順に抽出
された当り外れ決定用乱数値が、始動入賞に対応させて
古い順に格納される。次にS235に進み、入賞記憶カ
ウンタを「1」加算する。
【0152】図27の(a)は、前記S219のプロセ
ス処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャート
である。S330により、プロセスフラグの値をアドレ
ス変換する処理が行なわれる。このプロセスフラグは、
パチンコ遊技機1の遊技状態を順序正しく制御するため
のフラグであり、遊技状態等に応じてプロセスフラグの
値が加算されたり減算されたりクリアされたりし、その
現時点におけるプロセスフラグの値に対応するアドレス
に記憶されているプログラムを実行させるためのもので
ある。次にS331に進み、制御を、変換されたアドレ
スに格納されているプログラム部分にジャンプさせる処
理が行なわれる。プロセスフラグに対応するアドレス
は、00Hから0FHまであり、00Hが通常処理のプ
ログラムが記憶されており、01H〜05Hのアドレス
に、乱数チェック,図柄セット処理のプログラムが格納
されており、06H〜0AHのアドレスに、図柄変動処
理のプログラムが格納されており、0BHに大当りチェ
ック処理のプログラムが、0CHに外れ待ち処理のプロ
グラムが、0DHに大入賞口開放前処理のプログラム
が、0EHに大入賞口開放処理のプログラムが、0FH
に大入賞口開放後処理のプログラムがそれぞれ格納され
ている。
【0153】図27の(b)は、前記S221に示した
入賞情報処理のサブルーチンプログラムを示すフローチ
ャートである。S332により、ポート入力の処理が行
なわれる。これは、払出制御回路基板152から送られ
てくる入賞玉の情報をゲーム制御基板177のポートに
入力するための処理である。そしてS333に進み、賞
球データ出力フラグがセットされているか否かの判断が
なされる。この賞球データ出力フラグは、S342によ
りセットされ、S336によりクリアされる。賞球デー
タ出力フラグがセットされていない場合にはS339に
進み、入賞玉情報(図18の(D)参照)が払出制御用
マイクロコンピュータ400からゲーム制御用マイクロ
コンピュータ500に入力されたか否かの判断がなさ
れ、入力されていない場合にはS345に進み、情報入
力カウンタをクリアしてサブルーチンプログラムが終了
する。一方、入賞玉情報の入力があった場合にはS34
0に進み、情報入力カウンタを「1」加算し、その情報
入力カウンタの値に基づいて入力判定値になったか否か
の判断がなされる。これは、この入賞情報処理のサブル
ーチンプログラムがたとえば3回実行され、3回ともS
339によりYESの判断がなされて情報入力カウンタ
の値が3となった場合にのみS341によりYESの判
断がなされるようにし、ノイズ等により瞬間的にS33
9によりYESの判断がなされたことに伴う誤判定を防
止できるように構成されている。
【0154】次にS342に進み、入賞玉の発生に伴う
賞球データの出力フラグがセットされ、出力カウンタが
クリアされる。そしてS343に進み、未払出記憶数が
「0」であるか否かの判断がなされる。この未払出記憶
数は、前記S231に示したように、パチンコ玉が始動
入賞口34に入賞するたびに「1」ずつ加算され、S3
38により「1」減算されるものである。パチンコ玉が
始動入賞口以外の入賞領域に入賞した場合には未払出記
憶数が「0」であるために、S346に進み、賞球デー
タに「15」がセットされる。一方、パチンコ玉が始動
入賞口に入賞した場合には、未払出記憶数が「0」でな
いためにS344に進み、賞球データが「5」にセット
される。
【0155】この入賞情報処理サブルーチンプログラム
の次回の実行に際しては、前記S342により既に賞球
データ出力フラグがセットされているため、S333に
よりYESの判断がなされてS334に進み、S34
4,S346よりセットされた賞球データがゲーム制御
用マイクロコンピュータ500から払出制御用マイクロ
コンピュータ400に出力されるとともに、出力カウン
タを「1」加算する処理がなされる。次にS335に進
み、出力カウンタが最大(本実施例では8)になったか
否かの判断がなされ、なっていない場合にはそのままサ
ブルーチンプログラムが終了するが、なっている場合に
は賞球データ出力フラグをクリアする処理がなされる。
その結果、この入賞情報処理サブルーチンプログラムが
8回実行される間S334により賞球データの出力処理
が継続される。次にS337に進み、未払出記憶数が
「0」であるか否かの判断がなされ、未払出記憶数が
「0」の場合にはそのままサブルーチンプログラムが終
了するが、「0」でない場合にはS338により、未払
出記憶数を「1」減算した後サブルーチンプログラムが
終了する。なお、本実施例では、始動入賞口34への入
賞に対する賞球数を5個、それ以外の入賞に対する賞球
数を15個としたが、可変入賞球装置35内への入賞に
対する賞球数を15個、それ以外の入賞に対する賞球数
を5個とするようにしてもよい。その場合には、特定入
賞玉検出器38および入賞玉検出器39a,39bが入
賞玉を検出する毎に未払出記憶数を「+1」するととも
に、未払出記憶数が「0」でない場合には「賞球数=1
5」とし、未払出記憶数が「0」でない場合には「賞球
数=5」とし、「賞球数=15」のデータを出力し終え
る毎に未払出記憶数を「−1」するようにすればよい。
【0156】図28ないし図31は、入出力処理装置の
制御動作を示すフローチャートである。
【0157】図28の(a)は、メインルーチンを示す
フローチャートであり、まずS236により、情報出力
処理が行なわれ、S237により、メッセージ表示処理
が行なわれ、S238によりモード表示処理が行なわ
れ、S239により、情報入力処理が行なわれ、S24
0により、スイッチ入力処理が行なわれる。
【0158】次に、先ず、前記S239に示した情報入
力処理のサブルーチンプログラムを図30に基づいて説
明する。S287により、大当り情報(図18の(A)
参照)がゲーム制御用マイクロコンピュータから入出力
処理装置600に入力されたか否かの判断がなされ、入
力されていない場合にはS288に進み、大当りフラグ
がクリアされ、S289に進み、大当り終了タイミング
であるか否かの判断がなされる。そして、大当り情報が
ON→OFFに変化したタイミングすなわち大当り制御
が終了したタイミングでない場合にはS301に進む
が、大当り終了タイミングである場合にはS290に進
み、ラッキーナンバーフラグがセットされているか否か
の判断がなされる。このラッキーナンバーフラグはゲー
ム制御用マイクロコンピュータ500から送られてくる
ラッキーナンバー信号に基づいて、送られてきたラッキ
ーナンバー情報がラッキーナンバー設定器316(図1
4参照)で設定されているラッキーナンバーに該当する
場合にS299によりセットされるものである。ラッキ
ーナンバーフラグがセットされている場合にはS293
に進むが、セットされていない場合にはS291に進
み、発射停止フラグをセットしS292により、クレジ
ット解除フラグをセットする処理がなされる。これによ
り、大当り制御が終了し、ラッキーナンバー表示器48
A〜48Hの表示結果がラッキーナンバーに該当しない
場合には、打球発射が停止されるとともにクレジットモ
ードが解除されて通常の払出モードになる。次にS29
3では、カード返却フラグがセットされる。これによ
り、大当り制御が終了すれば、ラッキーナンバーに該当
するか否かにかかわらず、挿入されている共通カードが
遊技者側に自動的に返却されるため、カードを取り忘れ
ることを極力防止できる。このカード返却が行なわれれ
ば、挿入されている共通カードがなくなるために、共通
カードを使用した玉貸動作は行なわれない。
【0159】一方、大当り情報の入力があった場合には
S294に進み、大当りフラグをセットし、発射停止フ
ラグをクリアする処理がなされ、S295により、大当
り開始タイミングであるか否かの判断がなされる。大当
り情報がOFF→ONに変化したタイミングすなわち大
当り開始タイミングでなければS301に進むが、大当
り制御の開始のタイミングであった場合には、S296
に進み、ラッキーナンバー情報(図18の(A)参照)
を読込む処理がなされ、S297により、その読込処理
が終了したか否かの判断がなされる。そして、終了した
段階でS298に進み、読込んだラッキーナンバー情報
がラッキーナンバー設定器316で設定されているラッ
キーナンバーに該当するか否かの判断がなされ、該当す
る場合にはS299によりラッキーナンバーフラグがセ
ットされ、該当しない場合にはS300によりラッキー
ナンバーフラグがクリアされる。
【0160】次にS301に進み、クレジット情報(図
18の(H)参照)が払出制御用マイクロコンピュータ
400から入出力処理装置600に入力されたか否かの
判断がなされ、されていない場合にはS303に進む
が、されている場合にはS302に進み、カード返却フ
ラグをセットする処理がなされる。このクレジット情報
は、クレジット数がたとえば1000点に達した段階で
払出制御用マイクロコンピュータ400から送られてく
るものであり、クレジット数が所定値(たとえば100
0点)に達すれば、そのクレジット数を用いて遊技をす
れば事足りるために、カード返却フラグをセットして挿
入されている共通カードを遊技者側に返却するように制
御されるため、カードの取り忘れを極力防止できる。次
にS303に進み、玉貸受付情報(図18の(H)参
照)が払出制御用マイクロコンピュータ400から入出
力処理装置600に入力されたか否かの判断がなされ、
入力されていなければそのままサブルーチンプログラム
が終了するが、入力されている場合にはS304に進
み、発射停止フラグをクリアした後S307に進む。
【0161】この玉貸受付情報は、遊技者が共通カード
をカード挿入口55(図1参照)に挿入して玉貸ボタン
15を押圧操作した場合と、自動玉貸モードで打球供給
皿6内の玉が欠乏した場合に、払出制御用マイクロコン
ピュータ400から出力されてくるものであり、その場
合には、ラッキーナンバー以外での大当たりで獲得した
景品玉を景品交換し、新たに貸玉で遊技が行われるもの
と判断されるため、発射停止フラグをクリアして打球が
発射可能な状態にするべく発車停止指令信号の出力を停
止する(図28のS256参照)。次にS307によ
り、玉貸モードが自動になっているか否かの判断がなさ
れ、自動玉貸モードになっていない場合にはそのままサ
ブルーチンが終了するが、自動玉貸モードになっている
場合にはS308に進み、玉貸禁止フラグ2をセットす
る処理がなされる。その結果、前述したように、自動玉
貸モードになっている場合に打球供給皿6内のパチンコ
玉が欠乏すれば、S326により玉貸フラグがセットさ
れ、S247により玉貸条件信号が入出力処理装置60
0からカード処理機制御用マイクロコンピュータ300
に出力され、S9でYESの判断がなされてS16によ
り玉貸要求信号がカード処理機制御用マイクロコンピュ
ータ300から払出制御用マイクロコンピュータ400
に出力され、S56によりYESの判断がなされ、S6
1により玉貸準備信号が払出制御用マイクロコンピュー
タ400からカード処理機制御用マイクロコンピュータ
300に出力され、S18によりYESの判断がなされ
てS21により玉貸指令信号が払出制御用マイクロコン
ピュータ400に出力され、S64によりYESと判断
されてS62によりセットされた単位額(100円)分
の玉数(25個)の貸出しが行なわれる。自動貸出モー
ドにおいて入出力処理装置600からカード処理機制御
用マイクロコンピュータ400に出力される玉貸条件信
号は、前述のとおり遊技者の玉貸動作が行なわれた場合
に入出力装置600(図14参照)から出力される玉貸
条件信号と同一である。これにより、カードユニット5
0(図3参照)の構成に変更を加えることなく、自動貸
出機能を実現することが可能となっている。
【0162】一方、S61により玉貸受付信号の入出力
処理装置600への出力も行なわれ、S303によりY
ESの判断がなされて、S308により玉貸禁止フラグ
がセットされてS254により玉貸禁止信号が払出制御
用マイクロコンピュータ400に出力され、前期単位額
(100円)分の玉貸動作が終了した段階でS60によ
りYESの判断がなされてそれ以上の玉貸動作が禁止さ
れることになる。その結果、自動的に単位額(100
円)分の貸玉がなされた後、前記貸玉額(500円分)
から単位額(100円)を差引いた残りの金額分の玉貸
が行なわれることが禁止される。その結果、自動玉貸モ
ードで打球供給皿6内のパチンコ玉が欠乏するたびに、
最小単位額(100円)毎の玉貸動作が行なわれる。こ
れにより、前記貸玉額設定スイッチ195Aまたは19
5Bによって設定された貸玉額にかかわることなく、最
少の貸出額単位で玉貸動作が行なわれるので、自動貸出
の際に多量の貸玉が一度に貸出されることに伴なう遊技
者の不満を防止することができる。次にS309によ
り、禁止解除待ち時間がセットされてサブルーチンプロ
グラムが終了する。自動玉貸モードで単位額(100
円)分の玉貸を行なった後は、S60によりYESの判
断がなされるために、S61による玉貸準備信号が出力
されないためにS18によりNOの判断がなされ、S
9,S12〜S20のループを巡回する状態となる。
【0163】前記S304とS307との間に、図30
の破線で示すステップを挿入してもよい。すなわち、発
射停止フラグがクリアされた後、S305に進み、大当
りフラグがセットされているか否かの判断がなされ、セ
ットされていればS307に進むが、セットされていな
い場合にはS306に進み、ラッキーナンバーフラグを
クリアした後S307に進む。つまり、ラッキーナンバ
ーで大当りして獲得した持玉をすべて使い果たした場合
には持玉での遊技の権利がなくなるように定めらている
場合に、次の大当りで持玉遊技を終了させるナンバーが
出現しなくても大当り終了後に持玉を景品交換させるた
めの機能を付け加えてもよい。また、共通カードがカー
ド挿入口55に挿入された後所定期間貸出条件が成立し
なければ、カード返却フラグをセットするようにしても
よい。また前記S293のカード返却フラグのセットあ
るいは後述するカード返却フラグのセットに代えて、玉
貸禁止フラグをセットするようにしてもよい。
【0164】次に、前記S240に示したスイッチ入力
処理のサブルーチンプログラムを図31に基づいて説明
する。S310により、玉抜操作があったか否かの判断
がなされ、上皿玉抜操作レバー13(図1参照)が操作
されて玉抜操作が行なわれればS312に進み、カード
返却フラグがセットされる。また、玉抜操作がない場合
にはS311に進み、返却操作があったか否かの判断が
なされ、遊技者が返却ボタン17(図1参照)を押圧操
作すれば、S312に進み、カード返却フラグがセット
される。
【0165】次にS313に進み、大当りフラグがセッ
トされているか否かの判断がなされ、セットされていな
い場合にはS318に進み、モード切換操作があったか
否かの判断がなされ、ない場合にはS322に進み、玉
貸操作があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS
323に進み、玉欠乏検出がなされたか否かの判断がな
され、検出されていない場合にはS327に進み、枠開
放検出が行なわれたか否かの判断がなされ、検出されて
いない場合はS328に進み、玉貸禁止フラグ1がクリ
アされてサブルーチンプログラムが終了する。一方、大
当りフラグがセットされている場合にはS314に進
み、玉貸モードを手動にする処理がなされる。これによ
り、パチンコ遊技機1に大当り状態が発生すれば、自動
玉貸モードが手動による玉貸モードになる。なお、大当
り制御が終了すると自動的に自動玉貸モードに復帰する
ようにしてもよい。また、S314の代わりに、玉貸禁
止フラグをセットするようにし、大当りフラグがセット
された場合には玉貸を禁止するように制御してもよい。
次にS315に進み、玉欠乏検出が行なわれているか否
かの判断がなされ、検出されていない場合にはS317
に進み、大当り中断フラグがクリアされてS327に進
む。一方、玉欠乏検出器(2)9a(図1参照)が打球
供給皿6内のパチンコ玉が欠乏したことを検出すれば、
S316に進み、大当り中断フラグがセットされてS3
27に進む。つまり、大当りが発生したにもかかわらず
打球供給皿6内にパチンコ玉がない場合には、せっかく
可変入賞球装置35が開成したにもかかわらず遊技領域
32内に打玉を打込むことができないために、大当り制
御を中断させ、遊技者が玉貸操作を行なえるようにす
る。
【0166】一方、大当りフラグがセットされておらず
モード切換ボタン18(図1参照)が操作されれば、現
時点の玉貸モードが手動か自動かを判断し、手動の場合
にはS320により玉貸モードを自動にし、既に自動に
なっている場合にはS321により玉貸モードを手動に
する処理がなされる。次に、玉貸ボタン15(図1参
照)が遊技者により操作されれば、S322によりYE
Sの判断がなされてS326に進み、玉貸フラグがセッ
トされ、玉貸禁止フラグ2がクリアされる。一方、玉貸
操作がない場合に玉欠乏検出器(2)9a(図1参照)
が玉欠乏状態を検出すれば、S324に進み、玉貸モー
ドが自動になっているか否かの判断がなされ、なってい
ない場合にはS327に進むが、自動になっている場合
にはS325に進み、禁止解除待ち時間が終了したか否
かの判断がなされる。この禁止解除待ち時間は、自動玉
貸動作が行なわれておりその払出が終了するまで待つ時
間であり、終了した段階でS325によりYESの判断
がなされてS326に進む。
【0167】前面枠2やガラス扉枠4が開成されれば、
S327によりYESの判断がなされてS329に進
み、玉貸禁止フラグ1がセットされる。
【0168】なお、前記S325の判断ステップを排除
した場合には、予め遊技者が貸出額設定スイッチ195
Bにより設定した貸玉額に達するまで自動玉貸動作が行
なえるように構成することが可能となる。これにより、
1回の玉欠乏状態が発生する毎に貸出される玉貸額を遊
技者の選択で決定することができ、遊技者にとってより
便利な遊技機の提供が可能となる。
【0169】次に、前記S236により示された情報出
力処理のサブルーチンプログラムを図28の(b)に基
づいて説明する。S241により、大当り中断フラグが
セットされているか否かの判断がなされ、セットされて
いない場合にはS243に進むが、セットされている場
合にはS242に進み、大当り中断指令信号(図18の
(K)参照)を入出力処理装置600からゲーム制御用
マイクロコンピュータ500に出力する。次にS243
に進み、玉貸条件信号(図18の(E)参照)をカード
処理機制御用マイクロコンピュータ300に出力中であ
るか否かの判断がなされ、出力中でない場合にはS24
4に進み、玉貸フラグがセットされているか否かの判断
がなされ、セットされていない場合にはS248に進
む。一方、遊技者が玉貸ボタン15を操作した場合およ
び自動玉貸モードで打球供給皿6内のパチンコ玉が欠乏
した場合に、前述したように玉貸フラグがセットされる
のであり(S326参照)、その場合には、S244に
よりYESの判断がなされてS247に進み、玉貸条件
信号をカード処理機制御用マイクロコンピュータ300
に出力する。この玉貸条件信号は、玉貸操作が行なわれ
た場合と自動玉貸モードで打玉が欠乏した場合とで両者
区別なく同じ信号をカード処理機制御用マイクロコンピ
ュータ300に出力する。カード処理機制御用マイクロ
コンピュータ300は、この信号を受けて、自動玉貸モ
ードでの玉貸を行なう場合も玉貸操作が行なわれたのと
同様の動作を行なう。その結果、玉貸操作に伴なって玉
貸指令動作を行なう従来のカードユニット50をなんら
改造することなく自動玉貸制御を行なうことができる。
この情報出力処理のサブルーチンプログラムの次回の実
行に際しては、既にS247により玉貸条件信号が出力
されているために、S234によりYESの判断がなさ
れてS245に進み、信号出力終了タイミングになった
か否かの判断がなされ、なっていない場合にはS247
の処理を続行し、なった段階でS246に進み、玉貸フ
ラグがクリアされた後S248に進む。
【0170】S248では、返却条件信号(図18の
(G)参照)が入出力処理装置600からカード処理機
制御用マイクロコンピュータ300に出力中であるか否
かの判断がなされ、出力中でない場合にはS249に進
み、カード返却フラグがセットされているか否かの判断
がなされ、セットされていない場合にはS253に進
む。カード返却フラグは、前述したように、クレジット
数が一定値(たとえば1000点)に達した場合,玉抜
操作が行なわれた場合,カードの返却操作が行なわれた
場合,ラッキーナンバー以外の大当り制御が終了した場
合にセットされるものであり、セットされている場合に
はS252に進み、返却条件信号をカード処理機制御用
マイクロコンピュータ300に出力する処理がなされ
る。この情報出力処理のサブルーチンプログラムの次回
の実行に際しては、既にS252により返却条件信号が
出力されているために、S248によりYESの判断が
なされてS250に進み、信号出力終了タイミングにな
ったか否かの判断がなされ、なっていない場合にはS2
52による出力が続行され、なった段階でS251に進
み、カード返却フラグがクリアされてS253に進む。
【0171】S253では、玉貸禁止フラグ1または2
がセットされているか否かの判断がなされ、セットされ
ていない場合にはS255に進むが、セットされている
場合にはS254に進み、玉貸禁止信号(図18の
(I)参照)を入出力処理装置600から払出制御用マ
イクロコンピュータ400に出力する処理がなされる。
これにより、前面枠2やガラス扉枠4が開成された場合
あるいは自動玉貸モードにおける最小単位額(100
円)分の玉貸動作が行なわれた後の玉貸動作禁止が行な
われる。次にS255では、発射停止フラグがセットさ
れているか否かの判断がなされ、セットされていない場
合にはS257に進むが、セットされている場合にはS
256に進み、発射停止指令信号(図21の(I)参
照)を入出力処理装置600から払出制御用マイクロコ
ンピュータ400に出力する処理がなされる。この発射
停止フラグは、ラッキーナンバー以外の大当り制御が終
了したときにセットされるものであり、その結果、ラッ
キーナンバー以外の大当りが終了すればそれ以上打球の
発射ができなくなり、大当り制御に伴って獲得した景品
玉を一旦景品交換しなければならない状態となる。一方
ラッキーナンバーでの大当り制御が終了した場合には、
発射停止フラグがセットされないために(S290,S
291参照)、S256による発射停止指令信号の出力
がなされず、大当りが終了したとしても引続き打玉を遊
技領域に弾発発射でき、継続遊技が可能となる。
【0172】次にS257により、クレジット解除信号
(図18の(I)参照)が入出力処理装置600から払
出制御用マイクロコンピュータ400に出力中であるか
否かの判断がなされ、出力中でない場合にはS258に
進み、クレジット解除フラグがセットされているか否か
の判断がなされ、セットされていない場合はS262に
進み、セットされている場合にはS261により、クレ
ジット解除信号が払出制御用マイクロコンピュータ40
0に出力される。その結果、パチンコ遊技機1のクレジ
ットモードが解除されて通常の払出モードに復帰する。
この情報出力処理のサブルーチンプログラムの次回の実
行に際しては、既にS261によりクレジット解除信号
が出力されているため、S257によりYESの判断が
なされてS259に進み、信号出力終了タイミングにな
ったか否かの判断がなされ、なっていない場合にはS2
61により信号出力が継続され、なった段階でS260
に進み、クレジット解除フラグがクリアされた後S26
2に進む。
【0173】S262では、カード受付信号(図18の
(I)参照)が入出力処理装置600から払出制御用マ
イクロコンピュータ400に出力中であるか否かの判断
がなされ、出力中でない場合にはS263に進み、カー
ド受付タイミングであるか否かの判断がなされ、カード
受付タイミングでない場合にはサブルーチンプログラム
が終了する。共通カードがカード挿入口55(図1参
照)に挿入されてカードリーダライタ制御部50Aから
カード検出信号がカード処理機制御用マイクロコンピュ
ータ300に入力されれば、カード挿入表示器25が点
灯してその光をフォトセンサ317で受光して入出力処
理装置600にカード受付信号が入力されるのであり、
その入力された瞬間S263によりYESの判断がなさ
れてS265に進み、カード受付信号を払出制御用マイ
クロコンピュータ400に出力する処理がなされる。こ
の情報出力処理のサブルーチンプログラムの次回の実行
に際しては、既にS265によりカード受付信号の出力
がなされているために、S262によりYESの判断が
なされてS264に進み、信号出力終了タイミングにな
ったか否かの判断がなされ、なっていない場合にはS2
65の処理を続行し、なった段階でサブルーチンプログ
ラムが終了する。なお、この実施例では、入出力処理装
置600を払出制御用マイクロコンピュータ400とは
別個に設けたが、入出力処理装置600を払出制御用マ
イクロコンピュータ400に内蔵するように構成しても
よい。
【0174】図29の(a)は、前記S237で示した
メッセージ表示処理のサブルーチンプログラムを示すフ
ローチャートである。S266により、カード受付タイ
ミングであるか否かの判断がなされ、カード受付タイミ
ングでない場合にはS268に進み、前記S263で説
明したのと同様にカード受付タイミングとなった場合に
はS267に進み、カード挿入フラグをセットする処理
がなされる。次にS268に進み、カード返却表示中で
あるか否かの判断がなされ、表示中でない場合にはS2
70に進み、カード返却フラグがセットされているか否
かの判断がなされ、セットされていない場合にはS27
2に進む。そして、前述したS293,S302,S3
12によりカード返却フラグがセットされている場合に
はS271に進み、「カードをお取り下さい」のメッセ
ージをメッセージ表示器27(図2参照)に表示させ
る。なお、フローチャートには図示しないが、カード返
却フラグがセットされた場合には、カード挿入フラグは
クリアされる。メッセージ表示処理のサブルーチンプロ
グラムの次回の実行に際しては、既にS271によりカ
ード返却表示がなされているために、S268によりY
ESの判断がなされてS296に進み、表示終了タイミ
ングであるか否かの判断がなされ、表示終了タイミング
でない場合にはS271のメッセージ表示を続行し、表
示終了タイミングとなった段階でサブルーチンプログラ
ムが終了する。
【0175】一方、カード返却フラグがセットされてい
ない場合にはS270に進み、大当りフラグがセットさ
れているか否かの判断がなされ、セットされていない場
合にはS278に進み発射停止フラグがセットされてい
るか否かの判断がなされ、セットされていない場合には
S280に進み、ラッキーナンバーフラグがセットされ
ているか否かの判断がなされ、セットされていない場合
にはS282に進み、カード挿入フラグがセットされて
いるか否かの判断がなされ、セットされていない場合に
はサブルーチンプログラムが終了する。
【0176】前述したS294により大当りフラグがセ
ットされた場合には、S272によりYESの判断がな
されてS273に進み、大当り中断フラグがセットされ
ているか否かの判断がなされる。この大当り中断フラグ
は、前述したように、大当りが発生したときに打球供給
皿6内の玉が欠乏している場合に遊技を中断すべくセッ
トされるものであり(S316参照)、その場合には、
S274に進み、メッセージ表示器27により「上皿玉
不足につき遊技中断中」の表示を行なう。一方、発射停
止フラグがセットされていない場合にはS275に進
み、ラッキーナンバーフラグがセットされているか否か
の判断がなされ、ラッキーナンバーによる大当りの場合
にはS275によりYESの判断がなされてS276に
進み、メッセージ表示器27により「大当り終了後連続
遊技できます」の表示が行なわれる。また、ラッキーナ
ンバーフラグがセットされていない場合にはS277に
進み、メッセージ表示器27により「大当り終了後持玉
を交換して下さい」の表示が行なわれる。
【0177】ラッキーナンバー以外の大当りが終了した
段階で発射停止フラグがセットされ(S291参照)、
その場合にはS278によりYESの判断がなされてS
279に進み、メッセージ表示器27により「持玉を交
換して下さい」の表示が行なわれる。また、発射停止フ
ラグがセットされておらずかつラッキーナンバーフラグ
がセットされている場合にはS281に進み、メッセー
ジ表示器27により「連続遊技中」の表示が行なわれ
る。次に、カード挿入フラグがセットされている場合に
はS282によりYESの判断がなされてS283に進
み、メッセージ表示器27により「ご来店ありがとうご
ざいます」の表示が行なわれる。
【0178】図29の(b)は、前記S238に示した
モード表示処理のサブルーチンプログラムを示すフロー
チャートである。S284により、玉貸モードが自動に
なっているか否かの判断がなされ、自動玉貸モードにな
っている場合にはS285にすすみ、自動玉貸モード表
示器24を点灯する処理がなされる。玉貸モードが自動
になっていない場合にはS286に進み、自動玉貸モー
ド表示器24を消灯させる処理がなされる。
【0179】次に、以上説明した実施例の特徴や変型例
等を以下に列挙する。 (1) カードユニット50により、遊技者の購入代金
の対価としての共通有価価値を特定可能な情報が記録さ
れた共通記録媒体を処理する共通記録媒体処理手段(共
通記録媒体処理装置)が構成されている。この共通記録
媒体処理手段は、前記共通記録媒体の記録情報を読取る
記録情報読取手段と、該記録情報読取手段により読取ら
れた記録情報により特定される前記共通有価価値の一部
を引落してその引落された遊技価値を打玉の一例の遊技
媒体の貸出しに用いるための共通有価価値引落し手段
と、該共通有価価値引落し手段により引落された後の残
りの共通有価価値を特定可能な情報が記録された共通記
録媒体を遊技者に排出する共通記録媒体排出手段とを含
む。カード残高表示器16により、遊技に使用される前
記共通記録媒体の記録情報により特定される共通有価価
値の残高を表示する共通遊技価値残高表示手段が構成さ
れている。
【0180】玉貸操作検出器15aにより、打玉を貸出
すための操作が行なわれたことを検出する玉貸操作検出
手段が構成されている。貸玉額設定スイッチ195A,
195Bにより、前記玉貸操作検出手段により玉貸操作
の検出が行なわれた場合に貸出すべき玉の貸出量に関す
る情報を可変設定するための貸出量可変設定手段が構成
されている。
【0181】(2) 満タン検出器114により、打球
供給皿6により構成される玉貯留部による玉の貯留量を
検出する貯留量検出手段が構成されている。玉払出装置
97により、玉を前記玉貯留部に払出す玉払出手段が構
成されている。払出検出器712により、前記玉払出手
段による玉の払出を検出する玉払出検出手段が構成され
ている。この玉払出検出手段は、前記玉払出手段による
玉の払出動作を検出するものに代えて、前記玉払出手段
により払出された玉自体を検出するものであってもよ
い。第1玉止め部材124,玉止め部124a,係合片
124b,支軸125,131,ソレノイド127,プ
ランジャ128,スプリング129,第2玉止め部材1
30,玉止め部130a,係合凹部130b,リンク杆
126により、入賞玉の流下を阻止する流下阻止手段が
構成されている。入賞玉検出器122により、前記流下
阻止手段による流下阻止を1個宛て解除することにより
流下する入賞玉の流下を1個宛て検出する入賞玉検出手
段が構成されている。入賞玉処理装置115により、前
記遊技領域に設けられた入賞領域に入賞した入賞玉を1
個宛て処理する手段であって、入賞玉の流下を阻止する
流下阻止手段と該流下阻止手段による流下阻止を1個宛
て解除することにより流下する入賞玉の流下を1個宛て
検出する入賞玉検出手段とを有する入賞玉処理手段が構
成されている。
【0182】前記入賞玉検出器122,検出回路401
またはモード切換スイッチ10a,検出回路401また
は玉貸ボタン15,入出力処理装置600,検出回路3
09,カード処理機制御用マイクロコンピュータ30
0,情報出力回路312により、前記玉貯留部に玉を払
出すための条件が成立したことを検出する玉払出条件検
出手段が構成されている。この玉払出条件検出手段は、
入賞玉検出器122,検出回路401を含んでいる。ゆ
えに、前記玉払出条件検出手段は、前記遊技領域に設け
られた入賞領域に入賞した入賞玉を1個宛て処理する入
賞玉処理手段で1個宛て処理される入賞玉を1個宛て検
出する入賞玉検出手段を含んでいる。
【0183】(3) 前記モード切換スイッチ10a,
検出回路401,払出制御用マイクロコンピュータ40
0,S110ないしS113,S51,S103によ
り、遊技者に払出すべき景品玉を前記玉払出手段により
払出す第1の払出態様と、払出すべき景品玉数を特定で
きる情報を累積的に加算記憶する第2の払出態様とに切
換える払出態様切換手段が構成されている。前記RAM
400cおよびS74,S91により、前記払出態様切
換手段により第2の払出態様に切換えられているときに
前記入賞玉検出手段の検出出力があった場合に、払出す
べき景品玉数を特定できる情報を累積的に加算記憶する
情報記憶手段が構成されている。なお、払出すべき景品
玉数を特定できる情報としては、本実施例では景品玉数
自体のものを示したが、その代わりに、入賞玉数情報で
あってもよい。その場合には、払出数毎の入賞玉数を記
憶させて表示するのが望ましい。払出制御用マイクロコ
ンピュータ400,モータ回路402,払出モータ70
3,S68〜S70,S118〜S155により、前記
払出態様切換手段により第1の払出態様に切換えられて
いるときに前記入賞玉検出手段の検出出力があった場合
に、前記玉払出手段による景品玉の払出制御を行なう景
品玉払出制御手段が構成されている。払出制御用マイク
ロコンピュータ400,モータ回路402,払出モータ
703により、前記玉払出条件検出手段が玉払出条件の
成立を検出した場合に、前記玉払出手段による玉の払出
制御を行なう玉払出制御手段が構成されている。この玉
払出制御手段は前記景品玉払出制御手段をも含む概念で
ある。
【0184】S173,S174,S178A,S17
9により、前記入賞玉検出手段が入賞玉を検出してから
前記入賞玉処理手段が入賞玉の流下阻止の解除を行なう
までの動作において、入賞玉の検出に関する異常判定を
行なう入賞玉異常判定手段が構成されている。この入賞
玉異常判定手段は、前記流下阻止手段による流下阻止を
1個宛て解除したにもかかわらず入賞玉の流下が前記入
賞玉検出手段により検出されなかった場合に異常である
旨を判定する流下異常判定手段を含む。S174〜S1
79,S184〜S186により、前記入賞玉異常判定
手段により異常判定がなされた場合にその異常の原因を
報知する異常原因報知手段が構成されている。これによ
り、遊技場の係員が早期に異常原因を知りその異常原因
に応じた対処を早期に行なうことができる。S92,S
93,S118〜S130,S79,S82,S86に
より、前記玉払出条件検出手段により玉払出条件の成立
が検出された場合に行なわれる玉払出動作において玉払
出に関する異常を判定する玉払出異常判定手段が構成さ
れている。S93,S80,S83,S87,S12
5,S184〜S186により、前記玉払出異常判定手
段による異常の判定がなされた場合にその異常原因を報
知する異常原因報知手段が構成されている。これによ
り、遊技場の係員が早期に異常原因を知りその異常原因
に応じた対処を早期に行なうことができる。
【0185】ゲーム制御用マイクロコンピュータ50
0,S332〜S346により、弾球遊技機の遊技状態
を制御するとともに、前記玉払出手段より払出すべき玉
の払出数を特定する玉払出数情報を出力する遊技制御手
段が構成されている。S90により、前記情報記憶手段
の記憶値が上限が達している場合には、該情報記憶手段
による払出すべき景品玉数を特定できる情報の加算記憶
に代えて前記玉払出手段により景品玉を払出す状態に切
換える状態切換手段が構成されている。S50〜S54
により、前記情報記憶手段の記憶値が上限に達してかつ
前記貯留量検出手段により検出された貯留量が所定量に
達している場合には、前記流下阻止手段による流下阻止
状態を維持する阻止状態維持手段が構成されている。
【0186】前記S92,S93に示したように、前記
玉払出異常判定手段は、前記玉払出条件検出手段による
玉払出条件の成立が検出されないにもかかわらず前記玉
払出検出手段による玉の払出が検出された場合に異常を
判定する機能を有する。S118〜S130に示したよ
うに、前記玉払出異常判定手段は、前記玉払出条件検出
手段による玉払出条件の成立が検出された場合に前記玉
払出制御手段による玉の払出制御を行なったにもかかわ
らず、前記玉払出検出手段による玉の払出が検出されな
い場合に異常を判定する機能を有する。S76〜S88
に示したように、前記玉払出制御手段は、前記遊技制御
手段との間で情報通信を行ない前記玉払出数情報を入力
する玉払出数情報通信手段を含む。さらに、S79,S
82,S86に示したように、前記玉払出異常判定手段
は、前記玉払出数情報通信手段による玉払出数情報の通
信異常を判定する機能を有する。
【0187】S178A,S179に示したように、前
記流下異常判定手段は、前記流下阻止手段による流下阻
止を解除したにもかかわらず前記入賞玉検出手段による
入賞玉の検出状態が維持されている旨を判定する機能を
有する。この機能により、玉詰まり等により流下阻止を
解除したにもかかわらず入賞玉が流下しない場合や流下
阻止の解除動作が良好に行なわれない場合等の異常が検
出可能となる。S173,S174に示したように、前
記流下異常判定手段は、前記流下阻止手段による流下阻
止の解除を行なうときに既に前記入賞玉検出手段が入賞
玉を検出していない状態になっている旨を判定する機能
を有する。この機能により、流下阻止の解除を行なう以
前の段階で既に入賞玉が流下してしまっている異常等が
判定可能となる。また、S152〜S157,S172
に示したように、前記流下阻止手段による流下阻止の解
除が、前記入賞玉検出手段による入賞玉の検出があった
場合に行なわれる景品玉の払出動作または払出すべき景
品玉数を特定できる情報の累積加算動作が終了したとき
に行なわれる。これにより、入賞玉に基づく前記払出動
作や加算動作が確実に行なわれた後その入賞玉の流下が
行なわれるために、当該入賞玉に基づく前記払出動作や
加算動作が終了するまでは当該入賞玉が流下阻止手段に
より流下阻止状態となっており、前記払出動作や加算動
作が終了するまで当該入賞玉を証拠玉として保持してお
くことが可能となる。その結果、この証拠玉の存在によ
り、入賞玉に基づく前記払出動作や加算動作を巡る遊技
者と遊技場との間のトラブルを極力防止することが可能
となる。なお、流下阻止手段による流下の解除は、入賞
玉検出手段による入賞玉の検出に基づく前記払出動作や
加算動作の開始とともに同時に行なうようにしてもよ
い。このようにすれば、入賞玉の流下が早期に行なえる
分入賞玉の処理速度が速くなり、迅速かつスムーズに入
賞玉処理が可能となる。
【0188】本願図3のカードユニット50により、前
記遊技媒体貸出用の有価価値を特定可能な情報が記録さ
れた遊技媒体貸出用記録媒体を処理する遊技媒体貸出用
記録媒体処理手段が構成されている。本願図1の玉貸ボ
タン15により、遊技媒体を貸出すための操作が可能な
遊技媒体貸出操作手段が構成されている。本願図14の
玉貸操作検出器15aにより、該遊技媒体貸出操作手段
が操作されたことを検出する貸出操作検出手段が構成さ
れている。本願図17の玉欠乏検出器9aにより、前記
遊技機に用いられる遊技媒体が不足したことを検出する
ための遊技媒体不足検出手段が構成されている。本願図
14の入出力処理装置600により、前記貸出操作検出
手段と前記遊技媒体不足検出手段との検出信号が入力可
能に構成され、前記貸出操作検出手段または前記遊技媒
体不足検出手段からの検出信号があった場合に前記遊技
媒体貸出用記録媒体処理手段に対し前記貸出条件成立信
号を出力する信号処理手段が構成されている。本願図3
の貸玉額設定スイッチ195Aにより、前記遊技媒体貸
出操作手段が操作された場合に貸出す遊技媒体の貸出数
量を複数種類の数量の中から選択的に設定可能な貸出数
量設定手段が構成されている。本願図1の貸玉額設定ス
イッチ195Bにより遊技媒体の貸出数量を特定可能な
情報を設定する手段であって、複数種類の貸出数量の中
から遊技者が選択的に設定できる貸出数量設定手段が構
成されている。本願図1のパチンコ遊技機により、遊技
機が構成されている。また、本願図21ないし図24に
示したように、パチンコ遊技機1は遊技媒体の一例とし
てのパチンコ玉を貸出す機能を有する。
【0189】本実施例では、前記遊技結果価値情報記憶
手段の記憶の上限値を変更する記憶上限値変更手段が遊
技機内に設けられているものを示したが、その他に、記
憶上限値変更手段が遊技機外のたとえば遊技機設置島に
設けられたものであってもよい。
【0190】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、信号
処理手段は、前記貸出操作検出手段または前記遊技媒体
不足検出手段からの検出信号があった場合に遊技媒体貸
出用記録媒体処理手段に対し貸出条件成立信号を出力す
るので、前記遊技媒体貸出用記録媒体処理手段に前記遊
技媒体不足検出手段からの検出信号を検出するための特
別な手段を設ける必要がないために、従来の遊技媒体貸
出用記録媒体処理手段に変更を加えることなく、遊技媒
体の自動貸出を行なうことのできる遊技機の提供が可能
となる。請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に
記載の発明の効果に加えて、前記遊技媒体不足検出手段
からの検出信号に基づき遊技媒体を貸出す場合に、前記
貸出数量設定手段の設定数量にかかわらず最少の貸出数
量単位で遊技媒体が貸出されるために、多量の遊技媒体
が一度に自動貸出されることに伴う遊技者の不満を極力
防止することができる。
【0191】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の効果に加えて、前記貸出操作検出手段
または前記遊技媒体不足検出手段からの検出信号があっ
た場合に、前記貸出数量設定手段で遊技者により設定さ
れた貸出数量に相当する遊技媒体が貸出されるので、遊
技者の選択に応じた所望量の遊技媒体が自動貸出される
ことにより、遊技者にとってより便利なものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例のパチンコ遊技機を示す全体正面
図である。
【図2】パチンコ遊技機の下方部分を示す斜視図であ
る。
【図3】パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体背面
図である。
【図4】パチンコ遊技機の裏面構造を示す斜視図であ
る。
【図5】カードユニットの分解斜視図である。
【図6】遊技盤の裏面を示す裏面図である。
【図7】機構板を示す全体図である。
【図8】機構板の下方部分の構造を示す分解斜視図であ
る。
【図9】機構板の下方部分に設けられる部品を示す分解
斜視図である。
【図10】玉払出装置およびその周辺機器を示す構成図
である。
【図11】玉払出装置の縦断面図である。
【図12】玉払出装置の分解斜視図である。
【図13】入賞玉処理装置の構造を示す構造図である。
【図14】カード処理機制御用マイクロコンピュータお
よびその周辺機器の制御回路を示すブロック図である。
【図15】払出制御用マイクロコンピュータおよびその
周辺機器の制御回路を示すブロック図である。
【図16】ゲーム制御用マイクロコンピュータおよびそ
の周辺機器の制御回路を示すブロック図である。
【図17】払出制御回路基板とゲーム制御用基板とにお
けるデータの送受信を行なう制御回路を示す回路図であ
る。
【図18】カード処理機制御用マイクロコンピュータと
払出制御用マイクロコンピュータとゲーム制御用マイク
ロコンピュータとホール用管理コンピュータと入出力処
理装置との間におけるデータの送受信を説明するための
説明図である。
【図19】カード処理機制御用マイクロコンピュータの
動作を説明するためのフローチャートである。
【図20】カード処理機制御用マイクロコンピュータの
動作を説明するためのフローチャートである。
【図21】図15に示した制御回路の動作を示すフロー
チャートである。
【図22】図15に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図23】図15に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図24】図15に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図25】図15に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図26】図16に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図27】図16に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図28】入出力処理装置の動作を示すフローチャート
である。
【図29】入出力処理装置の動作を示すフローチャート
である。
【図30】入出力処理装置の動作を示すフローチャート
である。
【図31】入出力処理装置の動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】 1は遊技機の一例のパチンコ遊技機、6は打球供給皿、
9aは玉欠乏検出器2、9bは玉欠乏検出器1、10は
モード切換ボタン、15は玉貸ボタン、17は返却ボタ
ン、18はモード切換ボタン、50はカードユニット、
50Aはカードリーダライタ制御部、65は玉タンク、
67はタンク玉切れ検出器、66は玉欠乏検出レバー、
97は玉払出装置、115は入賞玉処理装置、201は
遊技機設置島、201Aは補給装置、203は貯留タン
ク、220は玉不足検出器、221は所定量検出器、2
22はタンク満タン検出器、600は入出力処理装置、
500はゲーム制御用マイクロコンピュータ、400は
払出制御用マイクロコンピュータである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技媒体を貸出す機能を有する遊技機
    と、 前記遊技媒体貸出用の有価価値を特定可能な情報が記録
    された遊技媒体貸出用記録媒体を処理する遊技媒体貸出
    用記録媒体処理手段とを含み、 所定の貸出条件成立信号が前記遊技媒体貸出用記録媒体
    処理手段に入力された場合に、該遊技媒体貸出用記録媒
    体処理手段により処理される遊技媒体貸出用記録媒体の
    記録情報により特定される遊技媒体貸出用有価価値を用
    いて前記遊技機から遊技媒体を貸出し、その貸出された
    遊技媒体を用いて前記遊技機による遊技が可能となる遊
    技用装置であって、 遊技媒体を貸出すための操作が可能な遊技媒体貸出操作
    手段と、 該遊技媒体貸出操作手段が操作されたことを検出する貸
    出操作検出手段と、 前記遊技機に用いられる遊技媒体が不足したことを検出
    するための遊技媒体不足検出手段と、 前記貸出操作検出手段と前記遊技媒体不足検出手段との
    検出信号が入力可能に構成され、前記貸出操作検出手段
    または前記遊技媒体不足検出手段からの検出信号があっ
    た場合に前記遊技媒体貸出用記録媒体処理手段に対し前
    記貸出条件成立信号を出力する信号処理手段とを含むこ
    とを特徴とする、遊技用装置。
  2. 【請求項2】 前記遊技媒体貸出操作手段が操作された
    場合に貸出す遊技媒体の貸出数量を複数種類の数量の中
    から選択的に設定可能な貸出数量設定手段とをさらに含
    み、 前記遊技機は、前記遊技媒体不足検出手段からの検出信
    号に基づき遊技媒体を貸出す場合には、前記貸出数量設
    定手段の設定数量にかかわらず最少の貸出数量単位で遊
    技媒体を貸出すことを特徴とする、請求項1記載の遊技
    用装置。
  3. 【請求項3】 遊技媒体の貸出数量を特定可能な情報を
    設定する手段であって、複数種類の貸出数量の中から遊
    技者が選択的に設定できる貸出数量設定手段をさらに含
    み、 前記遊技機は、前記貸出操作検出手段または前記遊技媒
    体不足検出手段からの検出信号があった場合には、前記
    貸出数量設定手段で設定された貸出数量に相当する遊技
    媒体を貸出すことを特徴とする、請求項1記載の遊技用
    装置。
JP1545795A 1995-02-01 1995-02-01 遊技用装置 Withdrawn JPH08206348A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002017978A (ja) * 2000-07-07 2002-01-22 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2014223396A (ja) * 2014-07-04 2014-12-04 株式会社三共 遊技機
JP2015006365A (ja) * 2014-07-04 2015-01-15 株式会社三共 遊技機
JP2016104423A (ja) * 2016-03-09 2016-06-09 株式会社三共 遊技機
JP2016128046A (ja) * 2016-03-09 2016-07-14 株式会社三共 遊技機

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