JPH10151703A - ホットプレス用緩衝シート - Google Patents
ホットプレス用緩衝シートInfo
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- JPH10151703A JPH10151703A JP32755996A JP32755996A JPH10151703A JP H10151703 A JPH10151703 A JP H10151703A JP 32755996 A JP32755996 A JP 32755996A JP 32755996 A JP32755996 A JP 32755996A JP H10151703 A JPH10151703 A JP H10151703A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/06—Platens or press rams
- B30B15/061—Cushion plates
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
性が要求される製品のホットプレスに適合して使用でき
るもので、表面平滑性、耐熱性、クッション性等に優れ
た緩衝シートを提供すること。 【解決手段】 未加硫の磁性ゴムシートから
なる磁性層と、発泡剤を含有する未加硫の耐熱ゴムシー
トからなるクッション層とを、接着性シートからなる接
着層および/またはガス抜き用中間層を中間に介して積
層し、加熱加圧により磁性ゴムシートの加硫成形と耐熱
ゴムシートの加硫発泡成形とを同時に行い、上記磁性層
と上記クッション層とを接着層および/または中間層を
介して加硫接着して一体化し、磁性層をプレス機の熱盤
に取付け、クッション層をプレスの対象物に当接させる
ようにしてホットプレス用緩衝シートを構成する。
Description
ガラスの貼り合せ、積層ガラス板などのホットプレスを
行う際に使用する緩衝シートに関するものである。
に用いられる液晶表示素子の場合、液晶プラスチックを
上下のガラス板の間に挟みシール材にて密封した状態で
貼り合せて接着剤を硬化させるために、熱と圧力をかけ
るポットプレスを行うが、この際に、ガラス面の保護、
積層時の厚みの精度の高い均一化のために用いられる緩
衝シートに関するものである。
たっては、ガラスの表面を保護し、ガラスの表面にでき
るだけ均一に圧力がかかり、上下のガラス板間の間隔が
全長にわたりミクロン単位で一定に保たれることが必要
とされ、このため、プレス機と被処理物である液晶表示
素子の間に、表面平滑性に優れかつ均一なプレス圧を保
持できるクッション性と約200℃の高熱に耐える耐熱
性に富んだ緩衝材を介在させて加熱加圧処理を行わねば
ならないが、このような要求を十分に満足させる緩衝材
は、まだ市場に提供されていないのが現状である。
に鑑み、液晶表示素子のような超精密性が要求される製
品のホットプレスに適合して使用できるもので、表面平
滑性、耐熱性、クッション性等に優れた緩衝シートを提
供することを目的とするものである。
め、本発明は、未加硫の磁性ゴムシートからなる磁性層
と、発泡剤を含有する未加硫の耐熱ゴムシートからなる
クッション層とを、接着性シートからなる接着層を中間
に介して積層し、加熱加圧により磁性ゴムシートの加硫
成形と耐熱ゴムシートの加硫発泡成形とを同時に行い、
上記磁性層と上記クッション層とを接着層を介して加硫
接着して一体化した積層シートを構成し、磁性層をプレ
ス機の熱盤に取付け、クッション層をプレスの対象物に
当接させるようにしたホットプレス用緩衝シートに関す
るものである。
からなる磁性層と、発泡剤を含有する未加硫の耐熱ゴム
シートからなるクッション層とを、クッション層の加硫
発泡時のガス抜き用の中間層を介在させて積層し、加熱
加圧により磁性ゴムシートの加硫成形と耐熱ゴムシート
の加硫発泡成形とを同時に行い、上記磁性層と上記クッ
ション層とを中間層を介して加硫接着して一体化した積
層シートであって、磁性層をプレス機の熱盤に取付け、
クッション層をプレスの対象物に当接させるようにした
ホットプレス用緩衝シートに関し、クッション層の加硫
発泡時のガス抜き用の中間層を介在させて、接着一体化
するとともに発泡剤の分解により生成したガスが中間層
を通じて外部に逃げるようにしたものである。
との間に接着層およびガス抜き用の中間層を介在させた
上記記載のホットプレス用緩衝シートに関するものであ
る。
より形成し、中間層を耐熱性のフエルトにより形成し、
更にプレスの対象物がガラス板である上記記載のホット
プレス用緩衝シートに関するものである。
の加硫接着による一体化にあたり、プリプレグ等からな
る接着層またはフエルト等からなる中間層あるいはこの
両者を介在させたので、ゴムシート中に酸化鉄が85%
重量を程度を占める磁性層であっても、磁性層とクッシ
ョン層との接着強度は大きく容易に剥離せず製品寿命の
永いものであり、また、ガス抜き用の中間層を介在させ
た場合には、クッション層内部に発泡ガスが滞留するこ
となく均一に発泡したスポンジ層が形成され、クッショ
ン層の表面に凹凸が形成されることがない。
製の熱盤と薄肉のガラス板などのプレスの対象物とを高
熱でプレスする訳であるが、緩衝シートの磁性層を熱盤
に磁着させると共に、弾力性に優れたクッション層がガ
ラス板などと当接するように緩衝シートを用いるので、
ガラスなどの表面の傷を防止し、プレスの対象物に均等
な圧力を作用させて歪みのない状態にプレスすることが
でき、ガラス板などの貼り合せの間隔を非常に精度良く
一定に維持することができる。
シートはその磁性層が全面的に上熱盤に固着されている
ので、ガラス板と当接するクッション層の表面は中間に
おいて撓むことなく、常に平滑な状態に保たれている。
トの一実施例について添付図面を参照して説明する。図
3は、本発明に係るホットプレス用緩衝シートの使用状
態を示す概略図で、1は上熱盤2と下熱盤3とを備えた
液晶表示素子成形用ホットプレス機を示すものである。
プラスチックを上下に配したガラス板で挟んで封入し接
着剤を硬化させて画面表示などに用いられる液晶表示素
子4を加圧加熱処理により組立てるものであるが、この
液晶表示素子4は、上熱盤2および下熱盤3に磁着して
取付けられた緩衝シート5,5を介してホットプレスさ
れるものである。
酸化鉄を混入した未加硫のアクリルゴム製磁性シート
(シーアイ化成株式会社製TPS0.8)からなる磁性
層6と発泡剤を含有する未加硫のシリコーンゴムからな
るクッション層7とをエポキシ樹脂含浸ナイロン不織布
(菱電化成株式会社製SVE−861)からなる中間の
接着層8を挟んで加圧加熱して加硫接着により一体化し
て緩衝シート5が形成されている。
し、図1の構造に付加して、耐熱ナイロン(m−アラミ
ド繊維)製のフエルトからなる中間層9をクッション層
7と接着層8の間に介在させたもので、この中間層9に
よりクッション層7の発泡時のガス抜きを図るものであ
る。
より、未加硫の磁性ゴムシートの加硫成形と発泡剤を含
有する未加硫のシリコーンゴムの加硫発泡成形が同時に
行われ、接着層8を介してあるいは接着層8および中間
層9を介して磁性層6とクッション層7が加硫接着した
緩衝シート5が一挙に形成されている。
プレス時に溶融して熱盤に溶着しないようにするため、
耐熱ゴム製のものが好ましく、アクリルゴム以外にふっ
素ゴム、シリコーンゴム等の公知の材料を使用すること
ができるほか、クッション層7を形成する耐熱ゴムも同
様に、シリコーンゴムに限られず、公知の材料を使用で
きる。
して上記のプリプレグを示したが、これに限られるもの
でなく、磁性層6とクッション層7の間に介在して両者
を接着一体化できる材料を接着性シートして選択するこ
とができ、中間層9を形成する好ましい材料としてフエ
ルトを示したが、ゴムスポンジ層の発泡ガスを外部に除
去できる材料を任意に選択することができる。
の代わりに、図2に示す中間層9を単独で、磁性層6と
クッション層7の間に介在させて緩衝シートを構成し、
両者の加硫接着および発泡ガスの排出の両方を図るよう
にすることができる。
いては、プレス機の熱盤との取付けが容易な磁性層と表
面平滑性および弾力性に優れた耐熱ゴムスポンジ製のク
ッション層を加硫接着により一体化することにより、プ
レス時にプレスの対象物が非常に肉厚の薄いガラス板の
ようなものであっても、その表面に傷を生じさせること
なく、均一なプレス圧を保持することができ、貼り合せ
の間隙を高い精度で一定に保持できる高品質の製品を製
作することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 未加硫の磁性ゴムシートからなる磁性層
と、発泡剤を含有する未加硫の耐熱ゴムシートからなる
クッション層とを、接着性シートからなる接着層を中間
に介して積層し、加熱加圧により磁性ゴムシートの加硫
成形と耐熱ゴムシートの加硫発泡成形とを同時に行い、
上記磁性層と上記クッション層とを接着層を介して加硫
接着して一体化した積層シートであって、磁性層をプレ
ス機の熱盤に取付け、クッション層をプレスの対象物に
当接させるようにしたことを特徴とするホットプレス用
緩衝シート。 - 【請求項2】 未加硫の磁性ゴムシートからなる磁性層
と、発泡剤を含有する未加硫の耐熱ゴムシートからなる
クッション層とを、クッション層の加硫発泡時のガス抜
き用の中間層を介在させて積層し、加熱加圧により磁性
ゴムシートの加硫成形と耐熱ゴムシートの加硫発泡成形
とを同時に行い、上記磁性層と上記クッション層とを中
間層を介して加硫接着して一体化した積層シートであっ
て、磁性層をプレス機の熱盤に取付け、クッション層を
プレスの対象物に当接させるようにしたことを特徴とす
るホットプレス用緩衝シート。 - 【請求項3】 クッション層と接着層との間にクッショ
ン層の加硫発泡時のガス抜き用の中間層を介在させた請
求項1に記載のホットプレス用緩衝シート。 - 【請求項4】 接着層をプリブレグにより形成した請求
項1または3に記載のホットプレス用緩衝シート。 - 【請求項5】 中間層を耐熱性フエルトにより形成した
請求項2または3に記載のホットプレス用緩衝シート。 - 【請求項6】 プレスの対象物がガラス板である請求項
1乃至3に記載のホットプレス用緩衝シート。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP32755996A JP3147293B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | ホットプレス用緩衝シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JPH10151703A true JPH10151703A (ja) | 1998-06-09 |
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Family
ID=18200427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP32755996A Expired - Lifetime JP3147293B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | ホットプレス用緩衝シート |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3147293B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005132119A (ja) * | 2004-12-14 | 2005-05-26 | Tigers Polymer Corp | ホットプレス用緩衝シート |
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KR101499216B1 (ko) * | 2013-06-14 | 2015-03-10 | (주)창성 | 생산율을 향상시킨 복합 자성 시트 제조 방법 및 이의 활용. |
CN110441931A (zh) * | 2019-06-27 | 2019-11-12 | 盐城华旭光电技术有限公司 | 压合lcm液晶模组中控制ic和滤光片等组件的装置 |
-
1996
- 1996-11-22 JP JP32755996A patent/JP3147293B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
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DE102010020928B4 (de) | 2010-05-10 | 2022-07-07 | Schmid Technology Systems Gmbh | Presspolster und Verfahren zu seiner Herstellung |
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CN110441931B (zh) * | 2019-06-27 | 2023-03-28 | 汕尾市恒炜烨科技有限公司 | 压合lcm液晶模组中控制ic和滤光片组件的装置 |
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JP3147293B2 (ja) | 2001-03-19 |
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