JPH10151086A - 浴室の安全システム - Google Patents

浴室の安全システム

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JPH10151086A
JPH10151086A JP8330363A JP33036396A JPH10151086A JP H10151086 A JPH10151086 A JP H10151086A JP 8330363 A JP8330363 A JP 8330363A JP 33036396 A JP33036396 A JP 33036396A JP H10151086 A JPH10151086 A JP H10151086A
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JP
Japan
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bather
bathtub
drainage
safety system
bathroom
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Pending
Application number
JP8330363A
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English (en)
Inventor
Osamu Ito
修 伊藤
Akihiro Sugiyama
聡洋 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 意識喪失した浴槽内の入浴者を水没から救助
する安全システムにおいて、正常時の誤排水の虞を減ら
し、かつ、異常時には急速排水により入浴者を迅速に救
助できようにする。 【解決手段】 画像入力装置11により入浴者7の呼吸
器17、19を監視する。呼吸器17、19の水没を検
知すると、まず警報装置25が音声や光などの注意信号
を入浴者7に与える。この注意信号に入浴者7が確認ボ
タン27を押して応答すれば、正常と判断する。注意信
号に入浴者7が応答しない場合にのみ、加速排水装置3
1を作動させて高速に浴槽水を洗い場へ排水すると共
に、浴室外の救助者へ通報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、意識喪失した入浴
者を救助するための浴室の安全システムに関する。
【0002】
【従来の技術】高齢者等が使用する浴室において、外部
呼び出しボタンを備え、緊急時にはこのボタンを押して
救助を求めるようにしたものが知られている。しかし、
入浴者が入浴中に意識を失った場合には、呼び出しボタ
ンを押して外部に知らせる事が出来ない。
【0003】そこで、例えば特開平6−89392号公
報には、浴槽に二枚の平板電極を敷き、浴槽内の人体の
有無に応じた電極間の静電容量の変化を弁別して、人体
検知を行ない、さらに浴室内の在室時間を計測して、所
定時間を超えると異常を外部に報知する浴室セキュリテ
ィシステムが開示されている。
【0004】特開平8−66323号公報では、浴槽の
水位を検知する水位センサと、入浴者の頭の位置を検知
出来るように多数個配置された、発光素子と受光素子か
ら成る位置検知手段とを備え、水位と頭の位置を比較し
て頭が水中に沈んでいるか否かを判定し、頭部が一定時
間以上水面下にある時は、警報発信と共に浴槽水の自動
排水を行い、さらに浴室内の暖房を行う浴室安全装置が
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−89392
号公報や特開平7−55251号公報の技術は、浴槽内
の人体検知と、浴槽滞留時間の長さ又は溺水防止装置の
運転の有無とを併せて判断し、外部へ報知したり、浴槽
内の湯水の強制排水を行うものである。これらの技術の
場合、入浴者が好みで長時間湯に入っているような場
合、不必要な報知又は排水が行われる可能性がある。
【0006】特開平8−66323号公報の技術は、頭
の水没とその時間を検知し、検知信号によって直ちに浴
槽内の湯水を排水する。この場合も、入浴者が故意に頭
を沈めたり、入浴姿勢によって検知装置が水没を誤検知
した場合には、やはり不必要な強制排水が行われる可能
性がある。
【0007】また、本当に入浴者が浴槽内で意識喪失し
た場合、上記従来技術では、迅速に入浴者を水没から救
助できない虞がある。迅速救助の視点からは、水没検知
で直ちに排水を行う特開平8−66323号公報のもの
が、上記従来技術のうち最も優れていると考えられる。
しかし、浴槽排水口からの排水速度はあまり高くないた
め、入浴者が呼吸不能状態から脱するまでには相当の時
間がかかってしまう。効果的な救助の為には、1分間以
上の呼吸不能状態は避けなければならない。しかし、従
来技術では1分以内に救助できる信頼性に疑問がある。
【0008】従って、本発明の一般的な目的は、浴室の
安全システムの信頼性を向上させることにある。
【0009】具体的な一つの目的は、正常な入浴時に誤
検知などの原因によって、不必要な排水や外部通報が発
生する虞を減らすことにある。
【0010】具体的な別の目的は、浴槽内で入浴者が意
識喪失した場合、急速排水により入浴者を水没から迅速
に救助できるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に係
る安全システムは、入浴者の異常を検知する異常検知手
段と、この検知手段が異常を検知したとき、入浴者に注
意信号を与える注意手段と、この注意信号に対し入浴者
の応答がないとき、所定の救助方法を行う救助手段とを
備える。ここに、入浴者の異常とは、典型的には、例え
ば、浴槽内や洗い場上で意識を失った状態である。異常
検出手段には、例えば、後述する水没検出手段や、浴槽
内に入浴者が居る時間が所定の制限時間を越えたか否か
を検出する装置や、浴室内に人が静止したまま居る時間
が所定の制限時間を越えたか否かを検出する装置など
を、組合せて又は単独で使用することができる。救助方
法には、例えば、外部へ通報したり、浴槽内での異常で
あれば浴槽水を排水したりする方法がある。
【0012】この安全システムは、入浴者の異常を検知
したとき、まず入浴者に注意信号を与え、その注意信号
に対し入浴者の応答がなければ、救助方法を実施する。
従って、システムの誤検知の場合には、注意信号に対し
て入浴者が応答するであろうから、不必要な救助の実施
が回避される。また、入浴者が意識を失いかけて朦朧と
しているような場合、タイムリーな注意信号が入浴者を
覚醒させ又は自身の危険状態を認識させて、入浴者自身
により事故を未然に回避させ得るという効果も期待でき
る。
【0013】本発明の第2の側面に係る安全システム
は、浴槽内の入浴者の呼吸器の水没を検知する水没検知
手段と、この検知手段が水没を検知したとき、入浴者に
注意信号を与える注意手段と、この注意信号に対し入浴
者の応答がないとき、浴槽水を自動的に排水する排水手
段とを備える。
【0014】この安全システムは、入浴者の水没を検知
したとき、まず入浴者に注意信号を与え、その注意信号
に対し入浴者の応答がなければ、排水を開始する。従っ
て、入浴者が故意に水没した場合や、システムの水没誤
検知の場合には、注意信号に対して入浴者が応答するで
あろうから、不必要な排水が回避される。
【0015】本発明の第3の側面に係る安全システム
は、浴槽内の入浴者の呼吸器の水没を検知する水没検知
手段と、この検知手段が水没を検知したとき、浴槽水を
自動的に排水する排水手段とを備える。そして、排水手
段は、浴槽水の自然排水(浴槽底部の通常の排水口か
ら、浴槽水の水位による水圧で自然に排水する通常の排
水方法)よりも排水速度の高い加速排水を行う。
【0016】この安全システムによれば、入浴者が意識
喪失して水没したとき、加速排水によって高速に排水が
行われるため、迅速に入浴者を水没から救助することが
できる。
【0017】水没検知手段には、例えば、入浴者の呼吸
器つまり鼻及び口と浴槽の水面とを撮影する画像入力装
置と、この画像入力装置からの画像によって、呼吸器と
水面との位置関係を認識する画像認識装置とを用いるこ
とができる。あるいは、水没検知手段として、入浴者の
呼吸器を検知する画像入力装置と、この画像入力装置か
ら入浴者の顔までの距離を検知する距離センサと、浴槽
の水位を検知する水位センサと、画像入力装置と距離セ
ンサと水位センサからの情報を総合的に用いて、入浴者
の呼吸器と水面との位置関係を認識する画像認識装置と
を用いることもできる。あるいは、水没検知手段とし
て、入浴者の吐息による二酸化炭素を検知する二酸化炭
素測定器を用いることもできる。
【0018】排水手段としては、加速排水を実現するた
めに、例えば、浴槽水を浴槽に隣接した洗い場へ排水す
る機構を採用することができる。より具体的には、浴槽
の洗い場側エプロンに充分大きい排水口又は排水扉を設
け、この排水口又は扉を開いて一気に洗い場へ排水する
機構を採用することができる。あるいは、浴槽内から洗
い場へ至る排水管と、この排水管に取付けたポンプとに
より、浴槽水を洗い場へ強制的に排水する機構も採用で
きる。あるいは、浴槽底部の通常の排水口の外側にポン
プを取付け、このポンプで高速に加速排水を行ってもよ
い。あるいは、給湯機や気泡発生機や浴槽水循環加熱浄
化機などの周辺機器が浴槽に取付けられている場合は、
これらの機器自体又はこれらの機器と浴槽との接続パイ
プに排水機構を設けて、強制的かつ高速に排水をおこな
うようにしてもよい。あるいは、可能であれば、浴槽か
ら屋外へ直接排水してもよい。
【0019】本発明に従う安全システムは、望ましく
は、浴槽内に人が居ることを検知する入浴者検知手段を
更に備え、入浴が検知されているときにのみ、水没検知
手段や排水手段を有効に働かせるよう構成することがで
きる。これにより、浴槽に人が入っていないときに誤っ
て排水を行ってしまう可能性を無くすことができる。ま
た、これらのシステムは、望ましくは、浴槽内で入浴者
が所定の姿勢をとることを助けるための入浴姿勢補助手
段を備えることもできる。これにより、水没検知を行い
やすい入浴姿勢に入浴者を導くことができるので、水没
検知の精度が向上する。
【0020】好適な実施形態では、入浴者検知手段は、
浴槽の底部に置かれたシート(敷物)に組込まれた着座
センサである。また、入浴姿勢補助手段は、浴槽の一側
面にセットされた背もたれである。入浴者は通常、この
背もたれに自己の背をもたせて座った姿勢で入浴するで
あろうから、入浴者の頭部は自然と浴槽のほぼ一定位置
に来ることになる。このことは、水没検知の精度を向上
させる。この背もたれ内に、排水手段としてのポンプと
排水管を内蔵させることができる。シートと背もたれは
別体であってもよいが、好適な実施形態では一体化され
て全体として座椅子を構成している。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
にかかる浴室の安全システムの全体の構成を示す。図2
は入浴者が浴槽内のシートの上に座った状態を示す。
【0022】図1に示すように、浴槽1内にはその底部
に、上表面に滑り止め加工が施されたシート(又はマッ
ト)3が敷かれている。このシート3には、入浴者7の
体重を感知する着座センサ(圧力センサ)5が内蔵され
ている。図示のように、入浴者7が浴槽に入ってシート
3の上に乗ると、その体重を受けて着座センサ5が人体
を感知する。着座センサ5の感知信号は制御装置21に
入力される。
【0023】浴槽1の長手方向一端部の内側面には、背
もたれ装置33がセットされている。背もたれ装置33
は、その上部において浴槽1のリム部9(又はその外側
のデッキ10、又は図示しない浴室壁面)に固定され、
浴槽1の内側面に沿って吊り下げられている。背もたれ
装置33の下部は前述のシート3と結合し、背もたれ装
置33とシート3が一体になって座椅子を構成してい
る。
【0024】入浴者7は、自然と図示のように、背もた
れ装置33に自己の背をもたせた姿勢で、シート3上に
腰を降ろして入浴することになる。この適正な入浴姿勢
をとることにより、入浴者の頭は図示のように、背もた
れ装置3の直前に標準的に位置することになる。この標
準的な頭の位置に、適当な形状のヘッドレストを設けて
もよい。背もたれ装置33とシート3とは別体であって
もよいが、図示のように一体となっていた方が、入浴者
の腰位置が前方にずれにくく、適正な入浴姿勢を安定し
て維持することが容易となる。
【0025】背もたれ装置33内には、浴槽1の湯水を
浴槽外、典型的には浴槽に隣接した洗い場、に高速に排
水するための加速排水装置31が内蔵されている。浴槽
1の底部には通常の排水口41があるが、この排水口4
1を通じての自然排水は配管抵抗等により排水能力が低
く、大量の浴槽水を短時間で排水することは出来ない。
これに対し、加速排水装置31は、1分間に数十〜百リ
ットル程度の排水能力をもち、よって、入浴者7が意識
喪失して顔面が水没した場合、それを水没から救うため
浴槽水位を10センチ〜数十センチ程度低下させるのに
1分を要しない。
【0026】加速排水装置31は、背もたれ装置33の
下部に浴槽水吸い込み口35を有し、吸い込み口35か
らサイホン管43を通じて洗い場へと排水するように構
成されている。背もたれ装置33は適度な厚みを有し、
吸い込み口35は入浴者7の手足や体等で塞がれる事の
ないよう、背もたれ装置33の厚い底部の適度に奥方へ
入った位置に開口している。また、背もたれ装置33の
底部は図示のように上方へ凹んだ形状を有し、それによ
り手足が吸い込み口35に入りにくくなっている。
【0027】サイホン管43は、吸い込み口35から背
もたれ装置33の内部を通って上方へ伸び、そして、背
もたれ装置33の上部側面から背もたれ装置33の外へ
出て、その先方部分が洗い場へ至っている。背もたれ装
置33の上部には、サイホン管43を機能させるための
ポンプ36、電磁弁39、39’、39”が内蔵されて
いる。ポンプ36の入口は背もたれ装置33の底部に設
けた開口36にあり、出口はサイホン管43の最上部に
電磁弁39”を介して接続されている。また、電磁弁3
9、39’はサイホン管43の入口、出口に各々設けら
れていて、通常時は閉じている。この加速排水装置31
の作動時には、ポンプ36が作動し、浴室より水をくみ
上げ、サイホン管43内に水を落とす。サイホン管43
内が水で満水になると、電磁弁39”が閉じ、次にサイ
ホン管43両端の電磁弁39、39’が開きサイホン管
43内に強制的にサイホン作用を起こさせる。以後、サ
イホン作用によりサイホン管43を通じて浴槽1内から
洗い場へと高速に排水が行われる。尚、このサイホン式
の排水方法以外に、ポンプで浴槽水を高速に汲み上げて
洗い場側に排水しても良いし、両者を併用してもよい。
【0028】背もたれ装置33とは反対側の浴槽リム1
2(又はその外側のデッキ14、又は図示しない浴室
壁)上には、画像入力装置(例えばビデオカメラ)11
が固定されている。この画像入力装置11は、図示の適
正姿勢で座っている入浴者7の顔面(少なくとも鼻17
及び口19の部分)からその下方の水面15に至る上下
範囲を含んだ領域の画像を継続的に撮影する。画像入力
装置11がとらえた画像は画像認識装置13に送られ、
画像認識装置13が画像内から鼻17及び口19を認識
し、且つこれらが水面15より上にあるか下にあるかを
判断する。画像認識装置13の判断データは制御装置2
1に送られる。
【0029】制御装置21は、着座センサ5が入浴者を
感知している間、画像認識装置13からの判断データを
取り込む。制御装置21は、異常状態タイマ23を備
え、このタイマ23は、画像認識装置13からの判断デ
ータが異常状態(つまり、鼻17及び口19が認識され
ない、又は鼻17及び口19が水面15より下にある)
を示している間、タイムカウントを行う。異常状態タイ
マ23のカウント中も、画像認識装置13は画像の判定
を継続し、途中で鼻17及び口19が水面15より上に
あると判定されると、異常状態タイマ23はリセットさ
れる。
【0030】制御装置21には警報装置25が接続され
ている。異常状態タイマ23が所定の制限時間をカウン
トし終ると、制御装置21は警報装置25を作動させて
入浴者7に対し注意信号を発する。注意信号には、入浴
者7が確実に気付くように適当な音声又は光の点滅等を
用いることができるが、入浴者7の耳又は目が不自由で
ある可能性を考慮すると、両者を組合せることが望まし
く、さらには背もたれ装置31やシート3などの機械的
バイブレーションなども採用することも好ましい。
【0031】警報装置25には確認ボタン27が接続さ
れており、注意信号発生後に入浴者7が確認ボタン27
を押すと、警報装置25は注意信号を停止し、かつ制御
装置21にその旨を通知して制御装置21の状態を異常
状態が示される前の状態に戻す。一方、確認ボタン27
が押されずに注意信号発生が所定の待ち時間まで継続し
た場合には、警報装置25は浴室外の救助者に対して警
報を発すると共に、その旨を制御装置21に通知する。
さらに、警報装置25には、浴室外の救助者が警報を解
除するための警報解除ボタン29が接続されている。
尚、警報装置25は同一建物内だけでなく、建物外部の
グローバルなセキュリティシステムへ連絡できるように
接続されていてもよい。
【0032】制御装置21には更に、前述した加速排水
装置31が接続されている。制御装置21は、警報装置
25からの警報発生と同時に、加速排水装置31を起動
して、浴槽1の湯水を洗い場へ高速に排水させる。この
排水は、入浴者7が意識喪失したときに頭が降下する可
能性のある最大距離を考慮して、入浴者7の口17及び
鼻19を確実に水面上へ出させ得るだけの水面降下を生
じさせのに充分な量だけ行う。例えば、水面が入浴者7
の腹又は腰の高さ(浴槽底から20〜30センチメート
ル程度)になるまで、又は浴槽内の水が無くなるまで排
水を行う。あるいは、画像認識装置13が入浴者7の口
17及び鼻19が確実に水面上へ出たと判断するまで排
水を行う。そのためには、吸い込み口35は、排水を完
了するときの水面高さ以下にセットしておく必要があ
る。上述した排水能力によれば、1分以内に排水が完了
し、このことは入浴者7を確実な救助の為に極めて重要
である。
【0033】さらに、追い炊き機能を持つ給湯器45を
使用する場合には、浴槽水の排水開始と同時に、給湯器
45の加熱を停止するように制御装置21から指令を与
えて、空だきを防止する。また、給湯機45が給水、給
湯状態にある場合にも、浴槽水の排水開始と同時に、給
水、給湯栓を閉止するように制御装置21から指令を与
え、入浴者が熱湯により火傷したり、冷水を浴びて心臓
等に負担がかかるのを防止する。
【0034】さらに、次の様な機能を付加してもよい。
すなわち、制御装置21が、着座センサ5から入浴者感
知信号を受けている間、図示しない入浴タイマによりタ
イムカウントを行って、予め設定されたチェック時間が
経過する毎に入浴時間及びメッセージを入浴者に伝え、
それを所定回繰り返すと最終的に警報装置25をから注
意信号を発生させる。注意信号発生後は、既に述べたと
同じ動作、つまり確認ボタン27が直ちに押されば注意
信号を停止するが、押されずに所定時間が経過すると、
警報発生および排水を行う。これにより、入浴者7が意
識喪失したが水没はしていない場合にも対応できる。ま
た、上述した入浴時間やメッセージを、浴室外に設けた
浴室リモートコントローラ47などにも出力して、浴室
外の救助者等に告知しても良い。さらに、上に述べた様
な浴室システムの制御機能の一部又は全てを、浴室リモ
コン47にも付加して、救助者等が外部から排水装置3
1などを制御できるようにしても良い。
【0035】さらに、望ましくは、浴室内に暖房装置等
の室温調整手段を設けて、排水装置31が作動した場
合、入浴者の体温を適温に維持するために室温調整を開
始するようにしてもよい。
【0036】図3は、本システムの全体的な動作を示す
フローチャートである。図4は、画像入力装置11及び
画像認識装置13による異常状態判別処理のフローチャ
ートであり、図3のステップS4の処理の詳細を示す。
この2つのフローチャートを用いて、本システムの動作
を説明をする。
【0037】本システムは起動初期は待機状態にあり
(ステップS1)、この状態において周期的に着座セン
サ5の状態をチェックする(S2)。着座センサ5が入
浴者7を感知すると、異常状態の監視システム(つま
り、画像入力装置11、画像認識装置13、及び制御装
置21内の判断データを処理するプログラムなど)が作
動を開始する(S3)。この監視システムによる異常状
態の判断(S4)は、図4のフローチャートに従って行
われる。
【0038】図4に示すように、監視システムが始動す
ると、まず画像認識装置13及び制御装置21のモード
を正常モードに、異常状態タイマ23のカウントタイム
を0秒にリセットする(S401)。そして、画像認識
装置13が画像入力装置11からの画像を入力する(S
402)。この時、画像認識装置13内の画像入力タイ
マ(図1、2に図示せず)がタイムカウントを開始(S
403)、設定された画像取り込み周期時間経過毎に
(S404)、画像認識装置13が新たな画像を取り込
む(S402)。
【0039】こうして周期的に新たな画像が取り込ま
れ、その度に画像認識装置13は画像解析処理を繰り返
す(S405)。画像解析処理では、画像認識装置13
は、入力した画像から水面15の領域を認識し(S40
6)、次に入浴者7の鼻17及び口19の部位の認識を
試みる(S407)。鼻17及び口19が認識できたと
きは(YES)は、次に、鼻17及び口19の水面15
の領域に対する位置、即ち水面15の領域内(つまり水
面下)か領域外(つまり水面より上)かを確認する(S
408)。
【0040】鼻17及び口19が水面15より上にある
事が確認されたときは(YES)、制御装置21が現在
のモード(前回までの画像解析処理によって異常モード
又は正常モードに設定されている)を確認し(S40
9)、これが正常モードであれば今回の画像解析処理を
終了する。一方、現在のモードが異常モードの場合は、
これを正常モードへ変更し(S410)、異常状態タイ
マ23をリセット(S411)、今回の画像解析処理を
終了する。尚、今回の画像解析処理の終了後は、既に説
明したように、ステップ404での画像取り込み周期経
過後に、画像認識装置13が新たな画像を入力するの
で、新たな画像解析処理が繰り返される。
【0041】ステップS407で鼻17及び口19の部
位が認識できなかった場合(NO)と、ステップS40
8で鼻17及び口19が水面下にあると確認された場合
(NO)には、制御装置21がまず現在のモードを確認
する(S412)。現在のモードが正常モードであれ
ば、これを異常モードへ変更し(S413)、異常状態
タイマ23にタイムカウントを開始させる(S41
4)。また、現在のモードが既に異常モードであれば、
異常状態タイマ23は既にタイムカウントを開始してい
るから、そのカウントタイムが所定の制限時間に達しか
否かチェックする(S405)。
【0042】異常状態タイマ23のカウントタイムがま
だ制限時間に達してなければ、今回の画像解析処理を終
了し、また同処理を繰り返す。異常状態タイマ23のカ
ウントタイムが制限時間(例えば10〜20秒程度)に
達すると、制御装置21は異常状態と判断する(S41
6)。
【0043】再び図3のフローチャートに戻って、ステ
ップS4で異常状態と判断されると、警報装置25を作
動させて注意信号を入浴者7に発信し(S5)、同時に
所定の待ち時間のカウントを開始する(S6)。以後、
注意信号を発信し続け、かつ確認ボタン27が押された
か否かチェックし(S7)、押されていない間は所定の
待ち時間が経過したか否かチェックする(S10)。確
認ボタン27が押されると、注意信号を停止し(S
8)、待ち時間のタイムカウントをリセットし(S
9)、再びステップS4に戻る。
【0044】一方、確認ボタン27が押されないまま待
ち時間(例えば10秒)が経過すると、警報装置25か
ら外部の救助者へ警報を発信すると共に(S11)、加
速排水装置31を作動させる(S12)。この後、浴室
外に設けられた警報解除ボタン29が押されたかチェッ
クし(S13)、押された場合は警報装置25を停止す
る(S14)。一方、加速排水装置31は、救助に必要
な量だけ排水するまで排水を続ける。
【0045】さて、ステップS2で入浴者7が感知され
ると、上述したステップS3以下の処理と並行して、入
浴時間管理のための以下の処理も行われる。
【0046】まず、入浴者7が感知されると同時に、制
御装置21等に設けた入浴タイマがカウントを開始する
(S15)。以後、着座センサ5が入浴者7を感知して
いる限り(S16)、入浴タイマのカウントを継続し、
そのカウントタイムが予め設定した時間T1に達したら
(S17)、その時の入浴時間と所定の注意メッセージ
を入浴者に伝え、あまり長湯とならないよう第1回目の
注意を与える(S18)。その後も、着座センサ5が入
浴者7を感知している限り(S19)、入浴タイマのカ
ウントを継続し、そのカウントタイムが予め設定した時
間T2に達したら(S20)、同様に第2回目の注意を
与える(S21)。その後、更に入浴者7が感知されて
いる限り(S22)、タイムカウントを継続し(S2
2)、設定時間T3に達したら(S23)、警報装置2
5を作動さて注意信号を発信する(S5)。警告装置2
5の作動後は、水没状態と同様にステップS6以下の動
作を行う。
【0047】高齢者等が長時間入浴すると血圧低下によ
る虚血性心疾患等を引き起こす虞があるが、上記の入浴
時間管理はこうした事故を未然に防止するために有効で
ある。また、入浴者が浴槽内で水没していなくても異常
状態に陥っている場合もあり、こうした事故から入浴者
を救出するためにも有効である。
【0048】図5は本発明の第2の実施形態にかかる浴
室安全システムの全体構成を示す。
【0049】本実施形態は、画像入力装置11の他に、
水位センサ51や距離センサ49をを併用することによ
って、画像認識装置13の機能を向上させたシステムで
ある。即ち、図1に示した第1の実施形態の構成に加
え、浴槽1のリム12上に、画像入力装置11と共に、
画像入力装置11から入浴者7の顔までの距離を測定す
る距離センサ49を設け、さらに、浴槽水位測定のため
の水位センサ51を浴槽1の内側面に沿って設けたもの
である。水位センサ51は、背もたれ装置33に内蔵し
ても良い。距離センサ49及び水位センサ51の検出信
号は、画像認識装置13に入力される。
【0050】本実施形態の全体的な動作は図3のフロー
チャートに示したものと同様であるが、そのうちのステ
ップS4の異常状態の判定処理は、図6のフローチャー
トに示す手順で行う。
【0051】図6に示すように、入浴者が感知される
と、画像入力装置11、画像認識装置13、距離センサ
49及び水位センサ51が始動する(S421)。この
始動時のモードは正常モード、異常状態タイマ23はタ
イムカウント0秒にセットされる。続いて、画像認識装
置13が、周期的に画像入力装置11、距離センサ49
及び水位センサ51からの信号を入力し(S422〜S
424)、その度に画像解析処理が繰り返される(S4
25)。
【0052】画像解析処理では、画像認識装置13が、
まず入力画像から入浴者7の鼻17及び口19の部位の
認識を試み(S426)、認識できれば鼻17及び口1
9の位置を数値化する、つまり、鼻17及び口19の位
置を所定の判別座標上の座標値に変換する(S42
7)。次に、距離センサ49からの顔までの距離測定値
と、水位センサ51からの水位測定値より、顔の位置に
おける水位を数値化する、つまり、顔位置での水位を判
別座標上の座標値に変換する(S428)。
【0053】ここで、判別座標を用いた数値化処理につ
いて、図7及び図8の座標図を用いて説明する。
【0054】先ず、図7に示すように画像入力装置11
の画面フレーム201があるとすると、この画面フレー
ム201上に図8(a)に示すような判別座標軸20
3、205が設定される。次に、図7に示す画面フレー
ム201内から鼻17及び口19が認識されて、その画
面フレーム201内での位置が、図8(a)に示すよう
に、判別座標軸203、205に従った座標値に変換さ
れる。次に、図7に示すように、水位センサ51からの
水位測定値から水位軸207が計算され、また、距離セ
ンサ49からの顔までの距離測定値から顔距離軸209
が計算される。そして、水位軸207と顔距離軸209
とが交わる位置に水平に顔位置水位線211が決定され
る。次に、顔位置水位線211の画面フレーム201上
での高さが、図8(b)に示すように、判別座標軸20
5に従った座標値に変換される。
【0055】以上のようにして、鼻17及び口19の位
置と顔位置水位と数値化されると、図6のステップ42
9へ進んで、両者の数値から鼻17及び口19が顔位置
水位より上か下かを判断する。
【0056】こうして鼻17及び口19が水没している
か否かを判断すると、それ以降の処理は既に説明した第
1実施形態の図4に示すステップS408以降と同じで
ある。
【0057】図9は、本発明の第3の実施形態にかかる
システムの全体の構成を示す。
【0058】本実施形態は、二酸化炭素濃度測定器53
を用いて入浴者7の水没状態を判断するものである。二
酸化炭素濃度測定器53は、入浴者7の鼻17及び口1
9からの吐息による二酸化炭素濃度の変化が検知できる
位置に設置されている。この二酸化炭素濃度測定器53
の検知信号は制御装置21に入力される。
【0059】本実施例の全体的な動作は図3に示したも
のと同様であるが、その内のステップS4の異常判別処
理は図10のフローチャートに示す手順で行われる。
【0060】図10に示すように、入浴者7が感知され
ると、二酸化炭素測定器53が測定を開始する(S44
1)。制御装置21が、二酸化炭素測定器53からの信
号により二酸化炭素濃度が規定値以上あるかどうか判断
し(S442)、規定値以下(NO)の場合は直ちに異
常状態タイマ23にタイムカウントを開始させる(S4
43)。
【0061】以後も二酸化炭素濃度をチェックし(S4
44)、規定値以上に戻れば(YES)異常状態タイマ
23はリセットし(S445)初期の測定状態に戻す。
一方、二酸化炭素濃度が規定値以下である間は(N
O)、タイムカウントを継続し、カウントタイムが所定
の制限時間に達したら(S446,YES)、異常状態
と判断し(S447)、第1の実施形態の場合と同様
に、図3のフローチャートのステップS5の注意信号の
発信以下の動作へ進む。
【0062】図11は、二酸化炭素濃度の測定値の時間
的な変化を例示している。二酸化炭素濃度は入浴者7の
呼吸に合せて周期的に上下するが、この上限変化の範囲
内に規定値が設定されている。従って、正常時は入浴者
の呼吸に同期して間欠的に異常状態タイマが作動する。
制限時間はこの呼吸の周期よりは長く設定されている
(例えば、10〜20秒)。入浴者7が意識喪失や水没
などにより呼吸を停止すると、二酸化炭素濃度が規定値
以下に下がったままとなり、制限時間後に異常状態と判
断される。
【0063】図12及び図13は、本発明のシステムで
採用できる加速排水装置の別の実施例を示す。
【0064】図12に示すものは、浴槽の洗い場側のエ
プロン101に、充分な排水速度が得られるよう充分大
きい開口面積をトータルでもつ複数個の排水口103を
設け、これらの排水口103を電磁弁で開閉できるよう
にしたものである。排水口103は通常は閉じられてい
るが、図3に示したステップS12で開かれて、浴槽水
を洗い場へ高速に排水する。洗い場の水は洗い場排水口
105から屋外へ排水される。排水口103の下端位置
は、入浴者の鼻及び口が確実に水面上に現れる位置で排
水が止まるように選ばれるべきである。尚、排水口10
3を1個にして開口面積を大きくすると、電磁弁が大き
くなり、かつ浴槽エプロンが厚くなる等の問題があるた
め、図示のように適度なサイズの排水口103を複数設
けることが望ましい。
【0065】図13に示すものは、浴槽のエプロン10
1に、充分な排水速度が得られるよう充分大きい面積を
もつ排水扉113を設け、この排水扉113を自動的に
開閉できるようにしたものである。排水扉113は、エ
プロン101との接触面に水漏れ防止用のシールを有し
て、通常は閉じられていが、図3に示したステップS1
2で開かれて、浴槽水を洗い場へ高速に排水する。排水
扉113の下端位置は、入浴者が呼吸可能な水位で排水
が止まる様に選ばれるべきである。
【0066】尚、浴槽水は洗い場に排水するのではな
く、直接に屋外に排水するようにしても良い。さらに、
加速排水装置はポンプを使った例えば気泡発生機や浴槽
水循環加熱浄化機等の浴槽周辺機器に設けてもよい。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、不必要な排水や外部通
報の発生する虞を減らし、又は、浴槽内の異常発生時に
は急速排水により入浴者を迅速に救助でき、もって、浴
室安全システムの信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる浴室安全シス
テムの全体構成図。
【図2】入浴者が浴槽のシートに座った状態を示す斜視
図。
【図3】第1の実施形態の全体動作を示すフローチャー
ト。
【図4】第1の実施形態の異常判別処理を示すフローチ
ャート。
【図5】本発明の第2の実施形態にかかる浴室安全シス
テムの全体構成図。
【図6】第2の実施形態の異常判別処理を示すフローチ
ャート。
【図7】第2の実施形態の水没判断手順を示す座標図。
【図8】第2の実施形態の水没判断手順を示す座標図。
【図9】本発明の第3の実施形態にかかる浴室安全シス
テムの全体構成図。
【図10】第3の実施形態の異常判別処理を示すフロー
チャート。
【図11】二酸化炭素濃度の時間的変化を示す説明図。
【図12】加速排水装置の別の実施例を示す斜視図。
【図13】加速排水装置のさらに別の実施例を示す斜視
図。
【符号の説明】
1 浴槽 3 シート 5 着座センサ 7 入浴者 9 浴槽リム部 11 画像入力装置 13 画像認識装置 15 水面 17 鼻 19 口 21 制御装置 23 異常状態タイマ 25 警報装置 27 確認ボタン 29 警報解除ボタン 31 加速排水装置 33 背もたれ装置 35 吸い込み口 36 ポンプ 37 サイホン発生装置 39 電磁弁 41 既設排水栓 43 サイホン管 45 給湯器 47 浴室リモコン 49 距離センサ 51 水位センサ 53 二酸化炭素濃度測定器 101 浴槽エプロン 103 排水口 113 排水扉

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入浴者の異常を検知する異常検知手段
    と、 この異常検知手段が異常を検知したとき、入浴者に注意
    信号を与える注意手段と、 この注意信号に対し入浴者の応答がないとき、所定の救
    助方法を行う救助手段とを備えた浴室の安全システム。
  2. 【請求項2】 請求項1項記載のシステムに於いて、 前記異常検知手段が、浴槽内の入浴者の呼吸器の水没を
    検知する水没検知手段を有することを特徴とする浴室の
    安全システム。
  3. 【請求項3】 請求項1項記載のシステムに於いて、 前記異常検知手段が、入浴時間が予め設定した時間を越
    えたことを検知する入浴時間管理手段を有することを特
    徴とする浴室の安全システム。
  4. 【請求項4】 請求項1項記載のシステムに於いて、 前記救助手段が、浴槽水を自然排水よりも高い排水速度
    で排水する加速排水手段を有することを特徴とする浴室
    の安全システム。
  5. 【請求項5】 請求項4項記載のシステムに於いて、 前記救助手段が、浴槽水の自然排水よりも排水速度の高
    い加速排水を行う加速排水手段を有することを特徴とす
    る浴室の安全システム。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のシステムに於いて、 前記加速排水手段が作動したとき浴室の温度を調節する
    室温調節手段をさらに備えたことを特徴とする浴室の安
    全システム。
  7. 【請求項7】 請求項1項記載のシステムに於いて、 前記救助手段が、浴槽外に警報を発信する警報手段を有
    することを特徴とする浴室の安全システム。
  8. 【請求項8】 浴槽内の入浴者の呼吸器の水没を検知す
    る水没検知手段と、 この水没検知手段が水没を検知したとき、入浴者に注意
    信号を与える注意手段と、 この注意信号に対し入浴者の応答がないとき、浴槽水を
    自動的に排水する排水手段とを備えたことを特徴とする
    浴室の安全システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のシステムに於いて、 前記水没検知手段が、入浴者の呼吸器と浴槽の水面とを
    撮影する画像入力装置と、 前記画像入力装置からの画像から前記呼吸器と前記水面
    との位置関係を認識する画像認識装置とを有することを
    特徴とする浴室の安全システム。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のシステムに於いて、 前記水没検知手段が、 入浴者の呼吸器を撮影する画像入力装置と、 前記画像入力装置から入浴者の顔までの距離を検知する
    距離センサと、 浴槽の水位を検知する水位センサと、 前記画像入力装置と前記距離センサと前記水位センサか
    らの信号に基づいて、前記呼吸器と前記水面との位置関
    係を認識する画像認識装置とを有することを特徴とする
    浴室の安全システム。
  11. 【請求項11】 請求項8記載のシステムに於いて、 前記水没検知手段が、入浴者の吐息による二酸化炭素濃
    度を測定する二酸化炭素濃度測定器を有することを特徴
    とする浴室の安全システム。
  12. 【請求項12】 請求項8記載のシステムに於いて、 浴槽内の入浴者の存在を検知する入浴者検知手段を更に
    備え、入浴者が検知されているときのみ、前記水没検知
    手段、前記注意手段及び前記排水手段の少なくとも一つ
    を機能させることを特徴とする浴室の安全システム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のシステムに於いて、 前記入浴者検知手段が、浴槽底部に設置した着座センサ
    であることを特徴とする浴室の安全システム。
  14. 【請求項14】 請求項8記載のシステムに於いて、 前記入浴者を所定の入浴姿勢をとることを助けるための
    入浴姿勢補助手段を更に備えたことを特徴とする浴室の
    安全システム。
  15. 【請求項15】 浴槽内の入浴者の呼吸器の水没を検知
    する水没検知手段と、 この水没検知手段が水没を検知したとき、浴槽水を自然
    排水よりも高い排水速度で排水する加速排水手段とを備
    えことを特徴とする浴室の安全システム。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のシステムに於いて、 前記加速排水手段が、浴槽水を洗い場に排水する事を特
    徴とする浴室の安全システム。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のシステムに於いて、 前記加速排水手段が、浴槽内から洗い場へ至る排水管
    と、この排水管を通じて浴槽水を強制的に洗い場へ送る
    ポンプとを有することを特徴とする浴室の安全システ
    ム。
  18. 【請求項18】 請求項16記載のシステムに於いて、 前記加速排水手段が、浴槽内から洗い場へ至る排水管
    と、この排水管にサイホン作用を生じさせるためのポン
    プと電磁弁とを有することを特徴とする浴室の安全シス
    テム。
  19. 【請求項19】 請求項16記載のシステムに於いて、 前記加速排水手段が、浴槽の洗い場側エプロン設けた自
    動開閉可能な排水口を有することを特徴とする浴室の安
    全システム。
  20. 【請求項20】 請求項16記載のシステムに於いて、 前記加速排水手段が、浴槽の洗い場側エプロンに設けた
    自動開閉可能な排水扉を有することを特徴とする浴室の
    安全システム。
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