JPH10151036A - シートバック装置 - Google Patents

シートバック装置

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Publication number
JPH10151036A
JPH10151036A JP8313822A JP31382296A JPH10151036A JP H10151036 A JPH10151036 A JP H10151036A JP 8313822 A JP8313822 A JP 8313822A JP 31382296 A JP31382296 A JP 31382296A JP H10151036 A JPH10151036 A JP H10151036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat back
panel
lumbar
sitting
convex portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP8313822A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Miwa
和也 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP8313822A priority Critical patent/JPH10151036A/ja
Publication of JPH10151036A publication Critical patent/JPH10151036A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な座り心地を満足した状態でコストの低
減と軽量化を図る。 【解決手段】 シートバックフレーム12に装着される
シートバックパネル16に着座者側の腰椎部に向かって
突出する凸部20を一体成形によって形成し、シートバ
ックパネル16と一体の凸部20によってランバーサポ
ートを構成し、直接シートバックパネル16によって着
座者の腰椎部を支えて必要な座り心地を満足させ、必要
な座り心地を満足した状態でコストの低減と軽量化を図
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用シー
トのシートバック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に基づいて車両用シートにおけるシ
ートバック装置を説明する。図5にはシートバック装置
の一般的な構造を示してある。
【0003】図に示すように、シートバック装置1のシ
ートバックフレーム2の左右側部の間には着座者の腰椎
部に対応してスプリング(Sばね)3が設けられ、シー
トバックフレーム2の前面側はスプリング3と共にクッ
ションパッド4によって覆われている。また、シートバ
ックフレーム2の後面側にはシートバックパネル5が設
けられ、シートバックパネル5はシートバックフレーム
2に取り付けられてスプリング3及びクッションパッド
4の後面側を覆っている。シートバックパネル5によ
り、シートバック装置1の背面内部のシートバックフレ
ーム2やスプリング3及びシートの表皮の生地端部が覆
い隠され、後方側からの見栄えを良くしている。
【0004】着座者の腰椎部を適度に押圧するランバー
サポートは、図5に示したように、スプリング3を設け
た構造が一般的である。ランバーサポートは、一定の押
圧力や堅さが必要である。このため、実開平4-133763号
公報で示されているように、腰椎部に対応する部位のば
ねを複数本使用したり、実開平4-48860 号公報で示され
ているように、ばねの前側にプレート等を設けた構造の
シートバックが提案されている。これらにより、腰椎部
に当接するシートバックの部位が必要な堅さに保たれ、
必要な座り心地を満足するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のシートバック装
置では、必要な座り心地を満足させるために、着座者の
腰椎を押圧するランバーサポートとしてシートバックフ
レームの左右の側部間に複数のスプリングやプレート等
を取り付けていた。このため、シートバック装置の重量
がかさみ軽量化が阻害されていると共に、部品点数が多
くなってコストアップにつながっていた。
【0006】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、必要な座り心地を満足した状態でコストの低減と軽
量化を図ったランバーサポート付きのシートバック装置
を提供することを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、シートバックフレームに装着されて
シートバックの背面部を覆うパネル部材と、着座した乗
員の背面を部分的に押圧するよう上記パネル部材に一体
に形成された凸部と、前記パネル部材及び前記凸部の少
なくとも前面を被覆するクッションパッドとを備えたこ
とを特徴とする。そして、パネル部材と凸部を一体に形
成したことにより、ランバーサポートを構成する複数の
スプリングやプレート等の部品が不要となる。
【0008】また、本発明のシートバック装置は、前記
凸部が複数のリブによって形成されていることを特徴と
する。凸部を複数のリブによって形成することにより、
腰椎部の狙った部位を効果的に押圧できると共に、ラン
バーサポート部の変形を防止することができる。また、
ランバーサポート部と凸部とを一体に形成することによ
り、ランバーサポートの組み付けが不要となる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には車両用シートにおける本
発明の一実施形態例に係るシートバックの分解斜視、図
2にはシートバックの断面状態を示してある。
【0010】図に示すように、シートバック装置11の
シートバックフレーム12の上端部にはヘッドレスト1
3が設けられ、下部はシートクッション14に設けられ
た図示しないシートクッションフレームに傾動自在に軸
支され、着座者の好みに合わせてシートバック装置11
の傾きを図示しないリクライニング装置によって調整可
能となっている。シートバックフレーム12の上部と下
部の左右の側部間にはサブフレーム15が一対設けら
れ、シートバックフレーム12の後面側には背面パネル
部16と背面パネル部16の左右両端から前方へ延設さ
れた一対の側面パネル部17からなる水平断面が略コの
字状のパネル部材を形成するシートバックパネル18が
設けられている。背面パネル部16の前面には4箇所の
L字状のフック19が形成され、フック19をサブフレ
ーム15に係止することによりシートバックフレーム1
2にシートバックパネル18が取り付けられている。
【0011】背面パネル部16の前面側の下部には両側
面パネル部17間を連結する凸部20が形成されて、凸
部20は着座者の腰椎部に向かって突出する状態になっ
て着座時に腰椎部を押圧するランバーサポートを構成
し、シートバックパネル18とフック19と凸部20は
プロピレン等の樹脂で射出成形法によって一体に成形さ
れている。凸部20は上下方向には中央部が最も突出す
る凸曲面状に形成され、左右方向にはシートバック装置
11の表面形状に合わせて両サイドが突出し中央部が窪
んでいる凹曲面状に湾曲して設定され、全体として鞍状
に形成されている。シートバックフレーム12及びシー
トバックパネル18の前面及び上部にはクッションパッ
ド21が設けられ(図2参照)、クッションパッド21
は表皮22により被覆されシートバックフレーム12に
固定されている。シートバックパネル18により、シー
トバック装置11の背面内部のシートバックフレーム1
2やクッションパッド21及び表皮22の端部が覆い隠
され後方側からの見栄えを良好にしている。
【0012】図3には本発明の他実施形態例に係るシー
トバック装置の分解斜視、図4にはシートバックの断面
形態を示してある。
【0013】図1、図2と同一部材については説明を省
略する。凸部20は複数の横リブと複数の縦リブを略直
角に組み合わせた井桁状のリブ23から形成されてラン
バーサポートを構成し、シートバックパネル18とフッ
ク19とリブ23はプロピレン等の樹脂で射出成形法に
よって一体に成形されている。リブ23の高さはリブ2
3の先端間を結んだ仮想面で形成される凸部20の形状
が前述した実施形態例と同様の凸曲面と凹曲面を有する
鞍状の形状になるように設定されている。
【0014】尚、凸部20としては、縦リブと横リブの
間に形成される開口部の形状が略四角形の井桁状のリブ
23に限らず、開口部の形状が三角形や六角形やハニカ
ム状に形成されているリブを有する凸部20を設けるこ
とも可能である。また、フック19をサブフレーム15
に係止することによりシートバックフレーム12にシー
トバックパネル18を取り付けるようにしたが、シート
バックフレーム12にビスを用いてシートバックパネル
18を直接取り付ける等、シートバックパネル18の取
り付けは上記実施形態例に限定されるものではない。
【0015】上記構成のシートバック装置11は、シー
トバックパネル18と一体成形された凸部20によって
ランバーサポートが構成され、凸部20の前面を覆うク
ッションパッド21及び表皮22を介して着座者の腰椎
部を直接支えるようになっている。従って、シートバッ
クフレーム12にランバーサポートとしてスプリングや
プレート等の別部品を用いることなくシートバックパネ
ル18に形成された凸部20によって一定の押付力や堅
さが確保され、必要な座り心地が満足されると共に、重
量の低減や組み付けコストを低減することができる。
【0016】また、凸部20の形状を鞍状にすることに
よって、リクライニング装置によりシートバック装置1
1の傾きが調整されても腰椎が常に凸部20の凸曲面の
一部に当接し、片当たりがないため押圧力が一定に保た
れ、更に、凸部20は左右方向には中央部が窪んだ凹面
形状になっているため、車の旋回や傾きによる着座者の
上半身の左右への移動が規制され、シートバック装置1
1のホールド性能が向上し、常に正しい腰椎部分を押圧
可能となる。
【0017】また、凸部20を複数の井桁状のリブ23
によって構成したことにより、個々のリブ23の高さや
形状を選定することによって、着座者の腰椎の狙った部
位を確実に押圧できると共に、腰椎の複数箇所を同時に
押圧することができる。更に、凸部20の変形が防止で
きると共に、凸部20が補強部材となりシートバックパ
ネル18の剛性が向上する。また、着座時にクッション
パッド21が複数の井桁状のリブ23の間に形成される
開口部に食い込んで保持されるため、着座者の上下左右
方向への移動によるクッションパッド21のずれを防止
することもできる。また、シートバックパネル14と複
数の井桁状のリブ23を樹脂によって一体形成している
ので、別途、ランバーサポートの組み付けが不要となり
重量の低減や組み付けコストを低減することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明のシートバック装置は、シートバ
ックフレームに装着されてシートバックの背面部を覆う
パネル部材と、着座した乗員の背面を部分的に押圧する
よう上記パネル部材に一体に形成された凸部と、前記パ
ネル部材及び前記凸部の少なくとも前面を被覆するクッ
ションパッドとを備えたので、ランバーサポートを構成
する別部品が不要となり、パネル部材に形成された凸部
によって着座者の腰椎部分を支えて必要な座り心地を満
足させることが可能となる。この結果、必要な座り心地
を満足した状態でコスト低減と軽量化を図ることが可能
となる。
【0019】また、凸部を複数のリブによって形成した
ので、腰椎部の狙った部位を効果的に押圧できると共
に、ランバーサポート部の変形を防止することができ
る。また、パネル部材と凸部を一体に形成したので、ラ
ンバーサポートの組み付けが不要となり、シートバック
の作成コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係るシートバックの分
解斜視図。
【図2】本発明の一実施形態例に係るシートバックの断
面図。
【図3】本発明の他実施形態例に係るシートバックの分
解斜視図。
【図4】本発明の他実施形態例に係るシートバックの断
面図。
【図5】一般的なシートバックの分解斜視図。
【符号の説明】
11 シートバック 12 シートバックフレーム 15 サブフレーム 16 背面パネル 17 側面パネル 18 シートバックパネル 19 フック 20 凸部 21 クッションパッド 23 リブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックフレームに装着されてシー
    トバックの背面部を覆うパネル部材と、着座した乗員の
    背面を部分的に押圧するよう上記パネル部材に一体に形
    成された凸部と、前記パネル部材及び前記凸部の少なく
    とも前面を被覆するクッションパッドとを備えたことを
    特徴とするシートバック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記凸部が複数のリ
    ブによって形成されていることを特徴とするシートバッ
    ク装置。
JP8313822A 1996-11-25 1996-11-25 シートバック装置 Pending JPH10151036A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8313822A JPH10151036A (ja) 1996-11-25 1996-11-25 シートバック装置

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JP8313822A JPH10151036A (ja) 1996-11-25 1996-11-25 シートバック装置

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Publication Number Publication Date
JPH10151036A true JPH10151036A (ja) 1998-06-09

Family

ID=18045939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8313822A Pending JPH10151036A (ja) 1996-11-25 1996-11-25 シートバック装置

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JP (1) JPH10151036A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006509607A (ja) * 2002-12-10 2006-03-23 ルノー・エス・アー・エス 操作用の取っ手を有する座席
JP2014090993A (ja) * 2012-11-06 2014-05-19 Kokuyo Furniture Co Ltd 椅子

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61118453U (ja) * 1985-01-11 1986-07-26
JPS62174446U (ja) * 1986-04-23 1987-11-06

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020416