JPH10149662A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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Publication number
JPH10149662A
JPH10149662A JP30523196A JP30523196A JPH10149662A JP H10149662 A JPH10149662 A JP H10149662A JP 30523196 A JP30523196 A JP 30523196A JP 30523196 A JP30523196 A JP 30523196A JP H10149662 A JPH10149662 A JP H10149662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
leader
cartridge
reel
magnetic tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30523196A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Tojo
武彦 東城
Hidetoshi Watanabe
秀敏 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP30523196A priority Critical patent/JPH10149662A/ja
Publication of JPH10149662A publication Critical patent/JPH10149662A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーダーテープと磁気テープとの連結部に段
差が少なく、ドロップアウトが少なく、高容量・高密度
化の要請に対応できるテープカートリッジを提供するこ
と。 【解決手段】 上ハーフ2aと下ハーフ2bとからなる
カートリッジ本体2に、先端にリーダーテープ10が連
設された薄型の磁気テープ20が巻回されている単一の
テープリール3が、回転自在に収容されており、上記リ
ーダーテープ10における上記磁気テープ20に連結さ
れる連結部は、リーダーテープの厚み方向にテーパー状
になされてテーパー状部11が形成されており、且つ、
そのテーパー状部11の長さL1(図3参照)は、ドラ
イブテープリール50の最小円周L2(図4参照)の1
/4以上であるテープカートリッジ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピューター等
のバックアップとして使用されるデータストレージ等に
用いられるテープカートリッジに関し、更に詳しくは、
十分な強度を有するリーダーテープを有し、高容量・高
密度化の要請に対応できるテープカートリッジに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】コンピ
ュータ等のバックアップとして使用されるデータストレ
ージ用のテープカートリッジとしては、例えば、特表昭
62−502641号公報において広く知られている。
即ち、図1に示すように、上ハーフ2aと下ハーフ2b
とからなるカートリッジ本体2内に、円盤状をなす上フ
ランジ3a及び下フランジ3bを有する磁気テープ20
の巻回された単一のテープリール3が、コイルバネから
なるリールスプリング4により該下ハーフ2b側へ常時
付勢されて収納されているものが提案されている。
【0003】上記テープリール3は、上フランジ3aと
下フランジ3bとを有し、該上フランジ3aに設けられ
たハブ(図示せず)に、リーダーテープ10が連設され
た磁気テープ20を巻回するようになっている。上記リ
ーダーテープ10と上記磁気テープ20とは、連結部
(図示せず)においてスプライシングテープ(図示せ
ず)により、一体に連結されている。このテープリール
3は、上フランジ3aの中心部に形成された円形凹部内
に圧入固定されるリング状のベアリング(図示せず)を
有し、そのベアリングにリール回転支持軸(図示せず)
が取付けられることにより、該リール回転支持軸を中心
として回転するようになっている。
【0004】ところで、近年の高容量・高密度化の要請
に伴い、上記磁気テープのベースフィルムを、従来用い
られていたポリエチレンテレフタレート(PET)か
ら、より強度の高いポリアミド(PA)、あるいはPE
N(ポリエチレンナフタレート)に代替して、磁気テー
プの厚みを薄くしようとする動きがある。このため、上
記リーダーテープにも、上記磁気テープの薄型化に合わ
せた、より強度の高いものが要望されている。しかし、
上記リーダーテープは、引出される時に力がかかる構造
になっているため、先端部に強度が必要とされ、該先端
部の厚みを厚く形成して強度を確保しているのが現状で
ある。
【0005】また、従来、上記リーダーテープは高延伸
のPETにより形成されていたが、このようなPETか
らなるリーダーテープにおいては、磁気テープの厚みが
薄くなると、ドライブテープリールに巻き込んだ際に、
巻き込まれたテープの曲率が大きいほどリーダーテープ
の反発力が大きくなるため、上記連結部における段差に
より磁気テープにその厚み差が転写される等して、ドロ
ップアウトを起こすという問題があった。尚、上記テー
プカートリッジは、特表昭62−502641号公報に
記載されているように、テープドライブ装置において使
用される。具体的には、該テープドライブ装置のドライ
ブテープリールに、上記リーダーテープ及び上記磁気テ
ープを巻き込む。そして、この際同時に該磁気テープに
記録する等して使用される。
【0006】従って、本発明の目的は、リーダーテープ
と磁気テープとの連結部に段差が少なく、ドロップアウ
トが少なく、高容量・高密度化の要請に対応できるテー
プカートリッジを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解消すべく鋭意検討した結果、特定の形状を有するリ
ーダーテープを用いたテープカートリッジが上記目的を
達成しうることを知見した。
【0008】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
のであり、上ハーフと下ハーフとからなるカートリッジ
本体内に、先端にリーダーテープが連結された薄型の磁
気テープが巻回されている単一のテープリールが回転自
在に収容されているテープカートリッジにおいて、上記
リーダーテープにおける上記磁気テープに連結される連
結部は、リーダーテープの厚み方向にテーパー状になさ
れてテーパー状部が形成されており、且つ、そのテーパ
ー状部の長さが、ドライブテープリールの最小円周の1
/4以上であることを特徴とするテープカートリッジを
提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明のテープカートリッ
ジの一形態を図面を参照して説明する。ここで、図1
は、本発明のテープカートリッジの一形態を示す分解斜
視図であり、図2は、リーダーテープの連設部を示す平
面図であり、図3は、図2のIII-III 部を示す拡大側面
図である。また、図4は、ドライブテープリールの側面
図である。
【0010】本発明のテープカートリッジ1は、図1〜
3に示すように、上ハーフ2aと下ハーフ2bとからな
るカートリッジ本体2に、先端にリーダーテープ10が
連設された薄型の磁気テープ20が巻回されている単一
のテープリール3が、回転自在に収容されている。
【0011】上記テープリール3は、2つの円盤状のリ
ールフランジにより、即ち上フランジ3a及び下フラン
ジ3bにより構成されており、上フランジ3bの外周辺
には、歯車部5が形成されている。また、上記上ハーフ
2aには、上記歯車部5と噛み合う櫛歯状の噛合部6a
及び歯車部5と噛合部6aとの噛み合いを解除するブレ
ーキ解除片との当接部6bが設けられている。このよう
な構成は、例えば、実開平5−36679号公報、実開
平5−36680号公報に記載のテープカートリッジ
等、公知のテープカートリッジと同様である。
【0012】而して、本形態のテープカートリッジ1に
おいては、上記リーダーテープ10における上記磁気テ
ープ20に連結される連結部は、リーダーテープの厚み
方向にテーパー状になされてテーパー状部11が形成さ
れており、且つ、そのテーパー状部11の長さL1(図
3参照)は、ドライブテープリール50の最小円周L2
(図4参照)の1/4以上、好ましくは1/2〜1であ
る。上記長さL1が上記最小円周L2の1/4未満であ
ると、リーダーテープの反発力が大きくなり、持続部で
の転写によるドロップアウトが生じ易くなる。ここで、
上記「最小円周」とは、ドライブテープリールにおいて
テープが巻きとられる部位(ハブ)の最小円周を示し、
現状では約120mmである。
【0013】更に本形態のテープカートリッジについて
詳述すると、図2及び3に示すように、上記リーダーテ
ープ10と上記磁気テープ20とは、連設部40におい
てスプライシングテープ30を介して、連設されてい
る。また、上記リーダーテープ10における上記磁気テ
ープ20とのテーパー状部11は、本形態の如く、例え
ばエッチング処理、研削処理等によるテーパー処理され
て、該リーダーテープの厚み方向にテーパー状になされ
ている。換言すると、本形態においては上記テーパー状
部11は、上記リーダーテープ10の一端縁側を上記テ
ーパー処理することにより形成されている。また、本形
態においては上記テーパー処理は、一面側のみに施され
ている。
【0014】また、上記リーダーテープ10におけるテ
ーパー状部11の端縁12の厚みt2は、該磁気テープ
20の厚みt1の8倍より大きく且つ20倍以下である
のが望ましく、10〜15倍であるのがさらに望まし
い。上記厚みt2を上記の範囲内にすると、リーダーテ
ープ10の強度、磁気テープ20との連結精度、生産
性、及びコストの点で、並びにドライブリールに巻き込
んだ時の反発力及び転写によるドロップアウトの低減の
点で望ましい。
【0015】また、本発明において用いられる上記磁気
テープ20としては、通常公知のものが特に制限無く用
いられるが、具体的には、ベースフィルムと該ベースフ
ィルムの表面に形成された磁性層と裏面に形成されたバ
ックコート層とを具備する磁気テープなどが挙げられ、
特に該ベースフィルムとしてポリアミドからなるベース
フィルムを有する磁気テープが好ましく用いられる。上
記磁気テープ20は、薄型のものが望ましいが、例えば
その厚みt1が好ましくは8.3μm未満、更に好まし
くは4〜8μmであることが望ましい。
【0016】また、上記リーダーテープ10は、通常公
知の材料を特に制限なく用いて形成することができる
が、例えば弾性率35000kg/cm2以下、好ましくは1
5000〜35000kg/cm2、より好ましくは1500
0〜28000kg/cm2の材料を用いて形成されているの
が望ましい。ここで弾性率はASTM D790に基づ
くものである。弾性率がこの範囲内の材料を用いて形成
した場合には、リールに巻いた時の反発力や転写による
ドロップアウトを低減することができるので好ましい。
このような弾性率を有する材料としては、具体的には下
記する材料などが挙げられる。PET(ポリエチレンテ
レフタレート)、PEN(ポリエーテルニトリル)、P
EI(ポリエーテルイミド)等。
【0017】また、上記リーダーテープ10の上記テー
パー状部11以外の部分の厚みt3は、100〜200
μmであるのが望ましい。尚、これら以外の部材、即
ち、例えば、上記スプライシングテープやテープリール
などは、通常公知の形成材料を用いてなる通常のものを
特に制限無く用いることができるが、例えば、該テープ
リールの形成材料としては、GFPC(ガラスファイバ
ーレインフォースドポリカーボネイト)、PC(ポリカ
ーボネート)等が好ましく挙げられる。
【0018】本形態のテープカートリッジ1は、上述の
如く形成されているので、リーダーテープ10が十分な
強度を有していると共に、ドライブテープリールに磁気
テープを巻き込んだ際における反発力の低いものであ
り、テープカートリッジ1の使用時に磁気テープ10を
巻き込んでも転写が起こりにくいものである。
【0019】尚、本発明のテープカートリッジは、上記
の図1〜4に示す形態に限定されるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。例
えば、上記テーパー状部11には上記テーパー処理が両
面側に施されていてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明のテープカートリッジは、リーダ
ーテープと磁気テープとの連結部に段差が少なく、ドロ
ップアウトが少なく、高容量・高密度化の要請に対応で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のテープカートリッジの一形態
を示す分解斜視図である(尚、図1は従来のテープカー
トリッジを示す分解斜視図を兼ねる)。
【図2】図2は、リーダーテープの連設部を示す平面図
である。
【図3】図3は、図2のIII-III 部を示す拡大側面図で
ある。
【図4】図4は、ドライブテープリールの側面図であ
る。
【符号の説明】
1 テープカートリッジ 2 カートリッジ本体 2a 上ハーフ 2b 下ハーフ 3 テープリール 10 リーダーテープ 11 テーパー状部 20 磁気テープ 30 スプライシングテープ 40 連設部 50 ドライブテープリール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ハーフと下ハーフとからなるカートリ
    ッジ本体内に、先端にリーダーテープが連結された薄型
    の磁気テープが巻回されている単一のテープリールが回
    転自在に収容されているテープカートリッジにおいて、 上記リーダーテープにおける上記磁気テープに連結され
    る連結部は、リーダーテープの厚み方向にテーパー状に
    なされてテーパー状部が形成されており、且つ、そのテ
    ーパー状部の長さが、ドライブテープリールの最小円周
    の1/4以上であることを特徴とするテープカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 上記リーダーテープは、弾性率3500
    0kg/cm2以下の材料を用いて形成されていることを特徴
    とする請求項1記載のテープカートリッジ。
JP30523196A 1996-11-15 1996-11-15 テープカートリッジ Pending JPH10149662A (ja)

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JP30523196A JPH10149662A (ja) 1996-11-15 1996-11-15 テープカートリッジ

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ID=17942616

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JP30523196A Pending JPH10149662A (ja) 1996-11-15 1996-11-15 テープカートリッジ

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JP (1) JPH10149662A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001004902A1 (fr) * 1999-07-09 2001-01-18 Fuji Photo Film Co., Ltd. Cassette à bande magnétique

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