JPH10149650A - 半導体ic付ディスクカートリッジとかかるディスクカートリッジを使用する情報再生/記憶装置 - Google Patents
半導体ic付ディスクカートリッジとかかるディスクカートリッジを使用する情報再生/記憶装置Info
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- JPH10149650A JPH10149650A JP30616996A JP30616996A JPH10149650A JP H10149650 A JPH10149650 A JP H10149650A JP 30616996 A JP30616996 A JP 30616996A JP 30616996 A JP30616996 A JP 30616996A JP H10149650 A JPH10149650 A JP H10149650A
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- disk
- semiconductor
- cartridge
- disk cartridge
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に両面に情報記録可能なディスク媒体にの
使い勝手を向上するカートリッジケースと、それに使用
する情報再生/記憶装置を提供する。 【解決手段】 外形略正方形状の上カートリッジケース
2と下カートリッジケース3にスピンドル孔5とヘッド
挿入孔6とを設けたカートリッジケース1の内部に、例
えばDVDディスクなどの円盤形状の両面記録可能なデ
ィスク状記録媒体4を回転可能に収納し、前記スピンド
ル孔とヘッド挿入孔を共に開閉するシャッターと共に、
その内部に電子的記録回路を形成した半導体ICメモリ
100を装着し、その両側の壁部9には、対称な位置
に、コネクタ部200を設ける。一方、ドライブ装置3
00側にも、接触端子301〜306を配置し、装置内
にディスクカートリッジ1を挿入すると、ICメモリ1
00内に記憶された記録情報のリストなどのデータが読
み込まれ、必要に応じて表示装置400上に表示され
る。
使い勝手を向上するカートリッジケースと、それに使用
する情報再生/記憶装置を提供する。 【解決手段】 外形略正方形状の上カートリッジケース
2と下カートリッジケース3にスピンドル孔5とヘッド
挿入孔6とを設けたカートリッジケース1の内部に、例
えばDVDディスクなどの円盤形状の両面記録可能なデ
ィスク状記録媒体4を回転可能に収納し、前記スピンド
ル孔とヘッド挿入孔を共に開閉するシャッターと共に、
その内部に電子的記録回路を形成した半導体ICメモリ
100を装着し、その両側の壁部9には、対称な位置
に、コネクタ部200を設ける。一方、ドライブ装置3
00側にも、接触端子301〜306を配置し、装置内
にディスクカートリッジ1を挿入すると、ICメモリ1
00内に記憶された記録情報のリストなどのデータが読
み込まれ、必要に応じて表示装置400上に表示され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に円盤状ディ
スク状記録媒体を回転可能に収納したディスクカートリ
ッジに係わり、特に、その一部に半導体ICを取り付け
てなる半導体IC付ディスクカートリッジと、かかるデ
ィスクカートリッジを使用する情報再生/記憶装置に係
わる。
スク状記録媒体を回転可能に収納したディスクカートリ
ッジに係わり、特に、その一部に半導体ICを取り付け
てなる半導体IC付ディスクカートリッジと、かかるデ
ィスクカートリッジを使用する情報再生/記憶装置に係
わる。
【0002】
【従来の技術】現在、光ディスク等の円盤状記録媒体
(すなわち、ディスク状記録媒体)は、そのままの状態
で回転・再生されることも多いが、しかしながら、光磁
気ディスクなどは、なお、透明なプラスチック製のディ
スクカートリッジ内に収納された状態で記録再生装置の
ディスクドライブに把持されて回転し、この回転するデ
ィスク状記録媒体に、磁気または光学ヘッドにより情報
を記録あるいは再生する。そのため、かかるディスクカ
ートリッジには、通常、上記磁気または光学ヘッドを挿
入するためのヘッド挿入孔と、内部に収納したディスク
状記録媒体を回動するためのスピンドルを挿入するため
のスピンドル挿入孔とが設けられている。
(すなわち、ディスク状記録媒体)は、そのままの状態
で回転・再生されることも多いが、しかしながら、光磁
気ディスクなどは、なお、透明なプラスチック製のディ
スクカートリッジ内に収納された状態で記録再生装置の
ディスクドライブに把持されて回転し、この回転するデ
ィスク状記録媒体に、磁気または光学ヘッドにより情報
を記録あるいは再生する。そのため、かかるディスクカ
ートリッジには、通常、上記磁気または光学ヘッドを挿
入するためのヘッド挿入孔と、内部に収納したディスク
状記録媒体を回動するためのスピンドルを挿入するため
のスピンドル挿入孔とが設けられている。
【0003】また、一般的に、かかるディスク状記録媒
体を収納するディスクカートリッジでは、記録再生時以
外の取り扱い時において、その情報記録表面に指等が接
触したり、埃が付着することを防止するため、上記ヘッ
ド挿入孔を覆うようなシャッターが設けられている。な
お、このシャッターは、例えばバネ等の作用により、通
常、上記ヘッド挿入孔を覆う位置に偏位されており、デ
ィスクカートリッジを記録再生装置の挿入口に挿入する
ことにより、装置側に設けられた移動機構によりシャッ
ターが移動されてヘッド挿入孔を開口する。
体を収納するディスクカートリッジでは、記録再生時以
外の取り扱い時において、その情報記録表面に指等が接
触したり、埃が付着することを防止するため、上記ヘッ
ド挿入孔を覆うようなシャッターが設けられている。な
お、このシャッターは、例えばバネ等の作用により、通
常、上記ヘッド挿入孔を覆う位置に偏位されており、デ
ィスクカートリッジを記録再生装置の挿入口に挿入する
ことにより、装置側に設けられた移動機構によりシャッ
ターが移動されてヘッド挿入孔を開口する。
【0004】さらに、近年においては、かかるディスク
状記録媒体の情報記憶容量を大幅に向上するため、ディ
スク状記録媒体の片面だけではなく、その両面を利用し
て情報を記録することが提案されており、例えば、DV
D(ディジタル・ビデオ・ディスク)では、ディスク状
記録媒体の両面を利用することにより、ディジタル化し
た映画などの画像情報を含む大量の情報の記録を可能に
している。
状記録媒体の情報記憶容量を大幅に向上するため、ディ
スク状記録媒体の片面だけではなく、その両面を利用し
て情報を記録することが提案されており、例えば、DV
D(ディジタル・ビデオ・ディスク)では、ディスク状
記録媒体の両面を利用することにより、ディジタル化し
た映画などの画像情報を含む大量の情報の記録を可能に
している。
【0005】しかしながら、かかるDVD等の両面を利
用するディスク状記録媒体では、その記録再生の動作の
際には、装置側の構造にもよるが、記録再生装置の挿入
口に挿入されたディスク状記録媒体を上下(表裏)逆転
させる必要がある。そこで、例えば、特公平4−597
03号公報によれば、かかる両面を利用するディスク状
記録媒体にも対応することができるように、上記ヘッド
挿入孔を覆うシャッターをディスクカートリッジの挿入
先端の端面中央部に、かつ、左右の何れの方向にも移動
可能に設けたディスクカートリッジが知られている。ま
た、この従来技術によれば、ヘッド挿入孔を覆う上記シ
ャッターは、さらに、ディスクカートリッジの中央部に
まで延びて上記スピンドル挿入孔をも覆うように形成さ
れ、これにより、上記スピンドル挿入孔を通してディス
クカートリッジ内部へのゴミや埃が侵入することを防ぐ
ことが出来るようにしている。
用するディスク状記録媒体では、その記録再生の動作の
際には、装置側の構造にもよるが、記録再生装置の挿入
口に挿入されたディスク状記録媒体を上下(表裏)逆転
させる必要がある。そこで、例えば、特公平4−597
03号公報によれば、かかる両面を利用するディスク状
記録媒体にも対応することができるように、上記ヘッド
挿入孔を覆うシャッターをディスクカートリッジの挿入
先端の端面中央部に、かつ、左右の何れの方向にも移動
可能に設けたディスクカートリッジが知られている。ま
た、この従来技術によれば、ヘッド挿入孔を覆う上記シ
ャッターは、さらに、ディスクカートリッジの中央部に
まで延びて上記スピンドル挿入孔をも覆うように形成さ
れ、これにより、上記スピンドル挿入孔を通してディス
クカートリッジ内部へのゴミや埃が侵入することを防ぐ
ことが出来るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、未だ、以下のような問題点が指摘され
ている。
た従来技術では、未だ、以下のような問題点が指摘され
ている。
【0007】すなわち、かかる両面を利用して情報を記
録したディスク状記録媒体では、これをディスクカート
リッジ内に挿入し、あるいは、ディスクカートリッジ内
に挿入されて提供されたディスク状記録媒体を、記録再
生装置の挿入口に挿入する場合、必要な情報がディスク
状記録媒体の何れの面に記憶されているのかが不明とな
り、何れの面を上にして挿入すべきか迷うことがしばし
ば経験されるところである。
録したディスク状記録媒体では、これをディスクカート
リッジ内に挿入し、あるいは、ディスクカートリッジ内
に挿入されて提供されたディスク状記録媒体を、記録再
生装置の挿入口に挿入する場合、必要な情報がディスク
状記録媒体の何れの面に記憶されているのかが不明とな
り、何れの面を上にして挿入すべきか迷うことがしばし
ば経験されるところである。
【0008】そこで、本発明は、上記従来技術における
問題点に鑑み、ディスク状記録媒体を収納するカートリ
ッジケースであって、特に、その両面に情報を記録可能
なディスク状記録媒体に好適なカートリッジケースと、
かかるディスクカートリッジを使用する情報再生/記憶
装置を提供することをその目的とする。
問題点に鑑み、ディスク状記録媒体を収納するカートリ
ッジケースであって、特に、その両面に情報を記録可能
なディスク状記録媒体に好適なカートリッジケースと、
かかるディスクカートリッジを使用する情報再生/記憶
装置を提供することをその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる上記の目的は、本
発明によれば、上ケースと下ケースから成り、外形略正
方形状の両面にスピンドル孔とヘッド挿入孔とを設けた
カートリッジケースと、このカートリッジケースの内部
に回転可能に収納された円盤形状と、前記スピンドル孔
とヘッド挿入孔を共に開閉するシャッターとを備えたデ
ィスクカートリッジにおいて、前記カートリッジケース
の内部であって、前記円盤状ディスク状記録媒体の収納
位置とは異なる部位に、少なくとも電子的記録回路を形
成した半導体ICを装着し、前記カートリッジケースの
外周面における前記シャッターの移動する位置とは異な
る位置に、外部装置と電気的に接続するための接続手段
を設け、かつ、前記カートリッジケースの内側面上に、
前記接続手段と前記半導体ICとの間の電気的な接続を
行うための配線を配置した半導体IC付ディスクカート
リッジにより達成される。
発明によれば、上ケースと下ケースから成り、外形略正
方形状の両面にスピンドル孔とヘッド挿入孔とを設けた
カートリッジケースと、このカートリッジケースの内部
に回転可能に収納された円盤形状と、前記スピンドル孔
とヘッド挿入孔を共に開閉するシャッターとを備えたデ
ィスクカートリッジにおいて、前記カートリッジケース
の内部であって、前記円盤状ディスク状記録媒体の収納
位置とは異なる部位に、少なくとも電子的記録回路を形
成した半導体ICを装着し、前記カートリッジケースの
外周面における前記シャッターの移動する位置とは異な
る位置に、外部装置と電気的に接続するための接続手段
を設け、かつ、前記カートリッジケースの内側面上に、
前記接続手段と前記半導体ICとの間の電気的な接続を
行うための配線を配置した半導体IC付ディスクカート
リッジにより達成される。
【0010】また、本発明によれば、やはり上記の目的
を達成するため、前記に記載した半導体IC付ディスク
カートリッジを使用して、その内部に回転可能に収納さ
れた前記円盤形状のディスク状記録媒体に記憶された情
報を再生し、あるいは、前記円盤形状のディスク状記録
媒体に記憶する情報再生/記憶装置であって、前記円盤
形状のディスク状記録媒体に記憶された情報を再生し、
又は、記憶するディスク情報再生/記憶手段と、前記半
導体IC付ディスクカートリッジを装置内に挿入した時
に、前記接続手段と電気的に接続する接触端子手段と、
前記接触端子手段を介して、前記ディスクカートリッジ
内に装着した半導体ICから記憶情報を読み出し、又
は、情報を記憶するIC情報読出/記憶手段と、そし
て、前記ディスク情報再生/記憶手段及び前記IC情報
読出/記憶手段を制御するための制御部とを備えた情報
再生/記憶装置が提案される。
を達成するため、前記に記載した半導体IC付ディスク
カートリッジを使用して、その内部に回転可能に収納さ
れた前記円盤形状のディスク状記録媒体に記憶された情
報を再生し、あるいは、前記円盤形状のディスク状記録
媒体に記憶する情報再生/記憶装置であって、前記円盤
形状のディスク状記録媒体に記憶された情報を再生し、
又は、記憶するディスク情報再生/記憶手段と、前記半
導体IC付ディスクカートリッジを装置内に挿入した時
に、前記接続手段と電気的に接続する接触端子手段と、
前記接触端子手段を介して、前記ディスクカートリッジ
内に装着した半導体ICから記憶情報を読み出し、又
は、情報を記憶するIC情報読出/記憶手段と、そし
て、前記ディスク情報再生/記憶手段及び前記IC情報
読出/記憶手段を制御するための制御部とを備えた情報
再生/記憶装置が提案される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照しながら説明する。
て、添付の図面を参照しながら説明する。
【0012】まず、図2及び図3には、本発明の実施の
形態になる半導体IC付ディスクカートリッジを展開し
た状態が示されており、図において、ディスクカートリ
ッジ1は、基本的には、合成樹脂を成形してなる外形略
正方形状の上カートリッジケース2、下カートリッジケ
ース3と、これら上カートリッジケースと下カートリッ
ジケースとの間に回転可能に収容された、例えば、光記
録媒体であるDVD(ディジタル・ビデオ・ディスク)
などの、いわゆる(円盤状)ディスク状記録媒体4と、
そして、カートリッジ内のディスク状記録媒体から読み
出し、又は、書き込む時に開閉する、断面「コ」の字状
の金属製あるいは合成樹脂製のシャッター7とから構成
されている。
形態になる半導体IC付ディスクカートリッジを展開し
た状態が示されており、図において、ディスクカートリ
ッジ1は、基本的には、合成樹脂を成形してなる外形略
正方形状の上カートリッジケース2、下カートリッジケ
ース3と、これら上カートリッジケースと下カートリッ
ジケースとの間に回転可能に収容された、例えば、光記
録媒体であるDVD(ディジタル・ビデオ・ディスク)
などの、いわゆる(円盤状)ディスク状記録媒体4と、
そして、カートリッジ内のディスク状記録媒体から読み
出し、又は、書き込む時に開閉する、断面「コ」の字状
の金属製あるいは合成樹脂製のシャッター7とから構成
されている。
【0013】そして、前記上カートリッジケース2及び
下カートリッジケース3には、その外周に沿って取り囲
むように、接合用の壁部9が形成されており、かつ、そ
の内部には、ディスク状記録媒体4を収容する内部空間
を角(隅)部と仕切るための隔壁8が形成されている。
また、これら上カートリッジケース2及び下カートリッ
ジケース3の中央部には、円形のスピンドル孔5、5が
開設されており、かつ、このスピンドル孔5とカートリ
ッジケース2、3の先端部(辺)10との間には、ヘッ
ド挿入孔6、6が開設されている。また、図中の符号1
1、12は、これらカートリッジケース2及び下カート
リッジケース3を重ねあわせた際に互いに位置合わせを
行い、ネジなどにより接合するための凹部と凸部を示し
ている。さらに、これら上カートリッジケース2及び下
カートリッジケース3には、その先端部10である挿入
側端面の両側に、傾斜状切欠部21、31を形成してい
る。
下カートリッジケース3には、その外周に沿って取り囲
むように、接合用の壁部9が形成されており、かつ、そ
の内部には、ディスク状記録媒体4を収容する内部空間
を角(隅)部と仕切るための隔壁8が形成されている。
また、これら上カートリッジケース2及び下カートリッ
ジケース3の中央部には、円形のスピンドル孔5、5が
開設されており、かつ、このスピンドル孔5とカートリ
ッジケース2、3の先端部(辺)10との間には、ヘッ
ド挿入孔6、6が開設されている。また、図中の符号1
1、12は、これらカートリッジケース2及び下カート
リッジケース3を重ねあわせた際に互いに位置合わせを
行い、ネジなどにより接合するための凹部と凸部を示し
ている。さらに、これら上カートリッジケース2及び下
カートリッジケース3には、その先端部10である挿入
側端面の両側に、傾斜状切欠部21、31を形成してい
る。
【0014】さらに、前記上カートリッジケース2及び
下カートリッジケース3の表面には、その先端部(辺)
10に沿って、矩形状の段部13、13が形成されてお
り、この段部13、13を上下から覆うように、上記断
面「コ」の字状のシャッター7がスライド可能に取り付
けられている。なお、このシャッター7は、前記上カー
トリッジケース2及び下カートリッジケース3の表面上
に、左右両方向に移動可能になっており、その左右への
移動により、前記スピンドル孔5とヘッド挿入6孔を共
に開閉する。また、図にも示すように、このシャッター
7を常にカートリッジケースの中央部に位置させるさせ
るようにバイアスするため、棒状のバネ14が設けられ
ている。なお、ここでは、上記のスピンドル孔5とヘッ
ド挿入6孔はそれぞれ独立して開口が形成されて構成さ
れているが、これらは連続的に形成されてもよい。
下カートリッジケース3の表面には、その先端部(辺)
10に沿って、矩形状の段部13、13が形成されてお
り、この段部13、13を上下から覆うように、上記断
面「コ」の字状のシャッター7がスライド可能に取り付
けられている。なお、このシャッター7は、前記上カー
トリッジケース2及び下カートリッジケース3の表面上
に、左右両方向に移動可能になっており、その左右への
移動により、前記スピンドル孔5とヘッド挿入6孔を共
に開閉する。また、図にも示すように、このシャッター
7を常にカートリッジケースの中央部に位置させるさせ
るようにバイアスするため、棒状のバネ14が設けられ
ている。なお、ここでは、上記のスピンドル孔5とヘッ
ド挿入6孔はそれぞれ独立して開口が形成されて構成さ
れているが、これらは連続的に形成されてもよい。
【0015】そして、本発明によれば、ディスクカート
リッジ1を構成する外形略正方形状の上カートリッジケ
ース2と下カートリッジケース3の内部には、電子的記
録回路を形成した半導体IC、すなわち、ICメモリ1
00を装着する。なお、図示の構成では、このICメモ
リ100は、上記したディスク状記録媒体4の収納位置
とは異なる部位に、より具体的には、ここでは、下カー
トリッジケース3の内側表面の四方の角部のうち、少な
くとも一個所に装着されている。すなわち、回転体であ
るディスク状記録媒体による機械的な損傷などを防止す
るためにも、ディスクカートリッジ1の内部の挿入側で
ある先端部10両隅の一方に配置することが好ましい。
そして、この下カートリッジケース3の内側表面上に
は、さらに、上記ICメモリ100を、後に詳述するコ
ネクタ部200、200の間の配線を行うための配線パ
ターン110、110が設けられている。
リッジ1を構成する外形略正方形状の上カートリッジケ
ース2と下カートリッジケース3の内部には、電子的記
録回路を形成した半導体IC、すなわち、ICメモリ1
00を装着する。なお、図示の構成では、このICメモ
リ100は、上記したディスク状記録媒体4の収納位置
とは異なる部位に、より具体的には、ここでは、下カー
トリッジケース3の内側表面の四方の角部のうち、少な
くとも一個所に装着されている。すなわち、回転体であ
るディスク状記録媒体による機械的な損傷などを防止す
るためにも、ディスクカートリッジ1の内部の挿入側で
ある先端部10両隅の一方に配置することが好ましい。
そして、この下カートリッジケース3の内側表面上に
は、さらに、上記ICメモリ100を、後に詳述するコ
ネクタ部200、200の間の配線を行うための配線パ
ターン110、110が設けられている。
【0016】これらの図からも明らかなように、上記の
配線パターン110、110は、ICメモリ100か
ら、上記下カートリッジケース3の先端部(辺)10に
隣接する両側の壁部9、9に取り付けられたコネクタ部
200、200へ電気的な接続を行うように、カートリ
ッジケースのディスクと対向する面上に、隔壁8を避け
て、略「U」字状に配線されている。なお、上記の一対
のコネクタ部200、200は、外形略正方形状のカー
トリッジケースの両側面に、前記の傾斜状切欠部21、
31に近接した位置に、左右対称に配置されており、こ
れにより、ディスクカートリッジの上下可逆な挿入によ
っても、前記ディスクカートリッジの外周面上の同じ位
置にくる。その為、このカートリッジケース1は、ディ
スク状記録媒体4の片面だけではなく、その両面を利用
してディジタル化した映画などの画像情報を含む大量の
情報を記録するDVDをもその内部に収納し、使用する
ことが可能になっている。なお、ここでは、DVDとし
ては、読み出しだけが可能なCD−ROMであるとして
説明する。
配線パターン110、110は、ICメモリ100か
ら、上記下カートリッジケース3の先端部(辺)10に
隣接する両側の壁部9、9に取り付けられたコネクタ部
200、200へ電気的な接続を行うように、カートリ
ッジケースのディスクと対向する面上に、隔壁8を避け
て、略「U」字状に配線されている。なお、上記の一対
のコネクタ部200、200は、外形略正方形状のカー
トリッジケースの両側面に、前記の傾斜状切欠部21、
31に近接した位置に、左右対称に配置されており、こ
れにより、ディスクカートリッジの上下可逆な挿入によ
っても、前記ディスクカートリッジの外周面上の同じ位
置にくる。その為、このカートリッジケース1は、ディ
スク状記録媒体4の片面だけではなく、その両面を利用
してディジタル化した映画などの画像情報を含む大量の
情報を記録するDVDをもその内部に収納し、使用する
ことが可能になっている。なお、ここでは、DVDとし
ては、読み出しだけが可能なCD−ROMであるとして
説明する。
【0017】図4には、上記下カートリッジケース3の
内側表面上に、配線パターン110、110と共に配置
されたICメモリ100が示されている。なお、この図
においても、符号200は、一方の側の壁部9に取り付
けられたコネクタ部を、そして、符号8は隔壁を示して
いる。そして、これらの図においては、上記コネクタ部
200の外側表面に配置された6個の接触子が破線によ
り、符号201、202、203、204、205、2
06によって示されている。また、ここで、このICメ
モリ100としては、例えば、データの読み出し及び書
き込みの可能な、いわゆる、フラッシュメモリが、ある
いは、データの読み出しだけが可能な読み出し専用の、
いわゆる、ROMメモリが利用されている。さらに、そ
の接続関係としては、例えば、その電源(Vcc)端子
は上記接触子201へ、その接地(G)端子は上記接触
子202へ、読み出し(Data Out)端子は上記
接触子203へ、読み込み(Data In)端子は上
記接触子204へ、クロック(Clock)端子は上記
接触子205へ、そして、書込/読出制御(Write
/Read Control又はWrite Enab
le)端子は上記接触子206へ接続されている。
内側表面上に、配線パターン110、110と共に配置
されたICメモリ100が示されている。なお、この図
においても、符号200は、一方の側の壁部9に取り付
けられたコネクタ部を、そして、符号8は隔壁を示して
いる。そして、これらの図においては、上記コネクタ部
200の外側表面に配置された6個の接触子が破線によ
り、符号201、202、203、204、205、2
06によって示されている。また、ここで、このICメ
モリ100としては、例えば、データの読み出し及び書
き込みの可能な、いわゆる、フラッシュメモリが、ある
いは、データの読み出しだけが可能な読み出し専用の、
いわゆる、ROMメモリが利用されている。さらに、そ
の接続関係としては、例えば、その電源(Vcc)端子
は上記接触子201へ、その接地(G)端子は上記接触
子202へ、読み出し(Data Out)端子は上記
接触子203へ、読み込み(Data In)端子は上
記接触子204へ、クロック(Clock)端子は上記
接触子205へ、そして、書込/読出制御(Write
/Read Control又はWrite Enab
le)端子は上記接触子206へ接続されている。
【0018】一方、図5には、上記ディスクカートリッ
ジ1の壁部9に取り付けられたコネクタ部200の6個
の接触子201、202、203、204、205、2
06と共に、これら接触子に対応して、このディスクカ
ートリッジを再生/記憶するためのドライブ装置300
側に設けられた接触端子の具体的な構成が示されてい
る。すなわち、上記ディスクカートリッジ1のドライブ
装置内への挿入・移動(図中の矢印で示す方向)に伴
い、ドライブ装置側の対応する位置には、やはり、6個
の外形「凸」形状の接触端子301、302、303、
304、305、306が、上記ディスクカートリッジ
1側の6個の接触子201、202、203、204、
205、206に接触する位置に設けられ、これによ
り、これらの間の電気的な接続が行なわれる。また、図
中の符号310は、上記6個の接触端子301、30
2、303、304、305、306に対応して形成さ
れた孔311、312、313、314、315、31
6を有する接触端子の保持体である。そして、これら孔
311〜316内に「凸」形状の接触端子301〜30
6を挿入した後、その後方からそれぞれバネを321、
322、323、324、325、326を挿入し、板
状部材327により背後から封止する。これにより、6
個の接触端子301、302、303、304、30
5、306は、上記ディスクカートリッジ1の壁部9に
取り付けられたコネクタ部200の6個の接触子20
1、202、203、204、205、206に対し
て、所定の圧力で接触し、電気的な接続を確保すること
となる。
ジ1の壁部9に取り付けられたコネクタ部200の6個
の接触子201、202、203、204、205、2
06と共に、これら接触子に対応して、このディスクカ
ートリッジを再生/記憶するためのドライブ装置300
側に設けられた接触端子の具体的な構成が示されてい
る。すなわち、上記ディスクカートリッジ1のドライブ
装置内への挿入・移動(図中の矢印で示す方向)に伴
い、ドライブ装置側の対応する位置には、やはり、6個
の外形「凸」形状の接触端子301、302、303、
304、305、306が、上記ディスクカートリッジ
1側の6個の接触子201、202、203、204、
205、206に接触する位置に設けられ、これによ
り、これらの間の電気的な接続が行なわれる。また、図
中の符号310は、上記6個の接触端子301、30
2、303、304、305、306に対応して形成さ
れた孔311、312、313、314、315、31
6を有する接触端子の保持体である。そして、これら孔
311〜316内に「凸」形状の接触端子301〜30
6を挿入した後、その後方からそれぞれバネを321、
322、323、324、325、326を挿入し、板
状部材327により背後から封止する。これにより、6
個の接触端子301、302、303、304、30
5、306は、上記ディスクカートリッジ1の壁部9に
取り付けられたコネクタ部200の6個の接触子20
1、202、203、204、205、206に対し
て、所定の圧力で接触し、電気的な接続を確保すること
となる。
【0019】図6には、これら上記ディスクカートリッ
ジ1側の6個の接触子201、202、203、20
4、205、206と、上記ドライブ装置側の6個の外
形「凸」形状の接触端子301、302、303、30
4、305、306が、互いに、接続した状態の、一部
拡大した断面が示されている。
ジ1側の6個の接触子201、202、203、20
4、205、206と、上記ドライブ装置側の6個の外
形「凸」形状の接触端子301、302、303、30
4、305、306が、互いに、接続した状態の、一部
拡大した断面が示されている。
【0020】次に、図1には、上述のようにその内部に
ICメモリ100を装着すると共に、カートリッジの両
側壁に対称に一対のコネクタ部200、200を設け
た、上記ディスクカートリッジ1をドライブ装置300
内へ挿入した状態が示されている。そこで、以下には、
この図に示すディスクカートリッジ1内に挿入されたデ
ィスク状記録媒体4であるDVDディスクからデータを
読み出し、さらには、上記内部にICメモリ100を利
用した、本発明になる半導体IC付ディスクカートリッ
ジの動作について、以下に、詳細に説明する。
ICメモリ100を装着すると共に、カートリッジの両
側壁に対称に一対のコネクタ部200、200を設け
た、上記ディスクカートリッジ1をドライブ装置300
内へ挿入した状態が示されている。そこで、以下には、
この図に示すディスクカートリッジ1内に挿入されたデ
ィスク状記録媒体4であるDVDディスクからデータを
読み出し、さらには、上記内部にICメモリ100を利
用した、本発明になる半導体IC付ディスクカートリッ
ジの動作について、以下に、詳細に説明する。
【0021】まず、この図において、ドライブ装置30
0は、ディスク状記録媒体に光ビームを照射して、その
反射光により記憶されたデータを読み出すためのピック
アップ装置330、このピックアップ装置からの変調信
号を入力して、バイナリーデータに変換するデコーダ回
路340、このデコーダ回路からの信号に、誤り補正を
行い、さらには、タイトルなどの付加情報を抽出する処
理を行う信号処理回路350、ディジタル信号をビデオ
信号(例えば、NTSC信号)に変換するビデオエンコ
ーダ360、装置全体の制御処理を行う中央演算処理部
(CPU)370と、プログラムなどを記憶する記憶手
段であるROM371や演算処理時におけるデータなど
を一時的に記憶するための記憶手段であるRAM372
などを含んで構成されている。
0は、ディスク状記録媒体に光ビームを照射して、その
反射光により記憶されたデータを読み出すためのピック
アップ装置330、このピックアップ装置からの変調信
号を入力して、バイナリーデータに変換するデコーダ回
路340、このデコーダ回路からの信号に、誤り補正を
行い、さらには、タイトルなどの付加情報を抽出する処
理を行う信号処理回路350、ディジタル信号をビデオ
信号(例えば、NTSC信号)に変換するビデオエンコ
ーダ360、装置全体の制御処理を行う中央演算処理部
(CPU)370と、プログラムなどを記憶する記憶手
段であるROM371や演算処理時におけるデータなど
を一時的に記憶するための記憶手段であるRAM372
などを含んで構成されている。
【0022】一方、上記のICメモリ100に関連して
は、CPUからのパラレルデータをメモリのパラレルデ
ータに変換し、あるいは、これと反対の変換を行う、い
わゆる、シリアル/パラレル変換機380、さらには、
クロック信号を発生するクロック回路381が設けられ
ている。なお、既述のように、ディスクカートリッジ1
の接触子201に接続する接触端子301は、例えばバ
ッテリーBの電源(Vcc)端子に、接触子202に接
続する接触端子302は、接地(G)端子に接続されて
いる。また、上記シリアル/パラレル変換機380の読
み出し(Data Out)端子は接触端子303を介
して上記接触子203へ、読み込み(Data In)
端子は接触端子304を介して上記接触子204へ接続
されている。さらに、クロック回路381からのクロッ
ク(Clock)は接触端子305を介して上記接触子
205へ、そして、上記シリアル/パラレル変換機38
0の書込/読出制御(Write/Read Cont
rol)端子は接触端子306を介して上記接触子20
6へ接続されている。
は、CPUからのパラレルデータをメモリのパラレルデ
ータに変換し、あるいは、これと反対の変換を行う、い
わゆる、シリアル/パラレル変換機380、さらには、
クロック信号を発生するクロック回路381が設けられ
ている。なお、既述のように、ディスクカートリッジ1
の接触子201に接続する接触端子301は、例えばバ
ッテリーBの電源(Vcc)端子に、接触子202に接
続する接触端子302は、接地(G)端子に接続されて
いる。また、上記シリアル/パラレル変換機380の読
み出し(Data Out)端子は接触端子303を介
して上記接触子203へ、読み込み(Data In)
端子は接触端子304を介して上記接触子204へ接続
されている。さらに、クロック回路381からのクロッ
ク(Clock)は接触端子305を介して上記接触子
205へ、そして、上記シリアル/パラレル変換機38
0の書込/読出制御(Write/Read Cont
rol)端子は接触端子306を介して上記接触子20
6へ接続されている。
【0023】また、図において、上記のビデオエンコー
ダ360のビデオ信号出力であるNTSC信号は、例え
ば、CRT等の表示装置400などに表示されることと
なるが、本実施の形態では、さらに、表示画面上に各種
の指示や情報などを表示するOSD(On Scree
n Display)を行うため、データバスを介して
OSD Character出力回路390が設けら
れ、このOSD Character出力回路390か
らの出力が加算回路391に出力され、この加算回路3
91により、上記ビデオエンコーダ360からのビデオ
信号出力に加算される。
ダ360のビデオ信号出力であるNTSC信号は、例え
ば、CRT等の表示装置400などに表示されることと
なるが、本実施の形態では、さらに、表示画面上に各種
の指示や情報などを表示するOSD(On Scree
n Display)を行うため、データバスを介して
OSD Character出力回路390が設けら
れ、このOSD Character出力回路390か
らの出力が加算回路391に出力され、この加算回路3
91により、上記ビデオエンコーダ360からのビデオ
信号出力に加算される。
【0024】まず、ここでは、上記ディスクカートリッ
ジ1に対して、その内部に収容したディスク状記録媒体
4は交換できず、かつ、ディスク状記録媒体4であるD
VDディスクは読み出しだけが可能な、いわゆるCD―
ROMであり、一方、上記ディスクカートリッジ1内に
配置されるICメモリ100としては、データの読み出
しだけが可能な読み出し専用の、いわゆる、ROMメモ
リを使用した場合について説明する。なお、ここでは、
上記ICメモリ100内には、ディスク状記録媒体4で
あるDVDディスク内に記憶されたデータの内容、いわ
ゆる、TOCと同じ内容の情報を書き込んでおく。
ジ1に対して、その内部に収容したディスク状記録媒体
4は交換できず、かつ、ディスク状記録媒体4であるD
VDディスクは読み出しだけが可能な、いわゆるCD―
ROMであり、一方、上記ディスクカートリッジ1内に
配置されるICメモリ100としては、データの読み出
しだけが可能な読み出し専用の、いわゆる、ROMメモ
リを使用した場合について説明する。なお、ここでは、
上記ICメモリ100内には、ディスク状記録媒体4で
あるDVDディスク内に記憶されたデータの内容、いわ
ゆる、TOCと同じ内容の情報を書き込んでおく。
【0025】この場合、まず、上記ディスクカートリッ
ジ1をドライブ装置300内に挿入すると、このディス
クカートリッジ1の一方の側(図では、右側)の壁面に
設けられたコネクタ部200が、ドライブ装置300の
ディスクカートリッジ挿入口内に設けられた接触端子3
01〜306に接続する。そこで、CPU370の制御
により、クロック回路381からのクロック(Cloc
k)信号を接触端子304からコネクタ部200を介し
て、上記ICメモリ100のクロック端子に供給し、上
記シリアル/パラレル変換機380から書込/読出制御
(Write/Read Control)信号を出力
して、メモリ内のデータを読み込む。そして、このIC
メモリ100から読み込まれたデータは、CPU370
の制御の基に、例えば、そのタイトル情報などは、OS
D Character出力回路390を介して表示装
置400上に表示され、また、CPU370はその再生
トラック位置情報などを利用して装置を制御することに
より、非常に速いアクセスが可能となる。
ジ1をドライブ装置300内に挿入すると、このディス
クカートリッジ1の一方の側(図では、右側)の壁面に
設けられたコネクタ部200が、ドライブ装置300の
ディスクカートリッジ挿入口内に設けられた接触端子3
01〜306に接続する。そこで、CPU370の制御
により、クロック回路381からのクロック(Cloc
k)信号を接触端子304からコネクタ部200を介し
て、上記ICメモリ100のクロック端子に供給し、上
記シリアル/パラレル変換機380から書込/読出制御
(Write/Read Control)信号を出力
して、メモリ内のデータを読み込む。そして、このIC
メモリ100から読み込まれたデータは、CPU370
の制御の基に、例えば、そのタイトル情報などは、OS
D Character出力回路390を介して表示装
置400上に表示され、また、CPU370はその再生
トラック位置情報などを利用して装置を制御することに
より、非常に速いアクセスが可能となる。
【0026】すなわち、本発明の半導体IC付ディスク
カートリッジによれば、その内容をディスクから再生す
ることなく、半導体ICから読み込むことができること
から、迅速にそのタイトル情報の内容をユーザに表示す
ることが可能となり、このことから、装置の使い勝手を
向上することが可能になる。特に、半導体ICにDVD
ディスクの両面に記憶された情報の内容を記憶してお
き、これを読み出して表示するようにすることにより、
ユーザは、DVDディスクを表裏を裏返して挿入し直す
ことなく、同時に、表裏面に記録された情報を簡単に確
認できることとなる。また、例えば、ヴァージョンアッ
プ時などには、その一部の情報の書き換えをROMメモ
リ内に記憶し、これをディスクカートリッジ1内にIC
メモリ100として装着することにより、簡単に、ヴァ
ージョンアップに伴う書き換えなどを行うことが可能に
なる。さらには、例えば、このICメモリ100内にシ
リアル番号などを予め記憶しておくことにより、従来の
ように、アプリケーションソフトウェアをディスク状記
録媒体4から読み込んでインストールする場合など、ユ
ーザが自ら入力することなく、自動的にシリアル番号な
どの必要な情報を自動入力することができるよにするこ
とも可能になる。この場合、特に、ディスクカートリッ
ジの内部に収容したディスクを交換不可能にすることに
より、ディスクカートリッジによる不当なインストール
やそのデータの不当な使用から保護することが可能にな
る。
カートリッジによれば、その内容をディスクから再生す
ることなく、半導体ICから読み込むことができること
から、迅速にそのタイトル情報の内容をユーザに表示す
ることが可能となり、このことから、装置の使い勝手を
向上することが可能になる。特に、半導体ICにDVD
ディスクの両面に記憶された情報の内容を記憶してお
き、これを読み出して表示するようにすることにより、
ユーザは、DVDディスクを表裏を裏返して挿入し直す
ことなく、同時に、表裏面に記録された情報を簡単に確
認できることとなる。また、例えば、ヴァージョンアッ
プ時などには、その一部の情報の書き換えをROMメモ
リ内に記憶し、これをディスクカートリッジ1内にIC
メモリ100として装着することにより、簡単に、ヴァ
ージョンアップに伴う書き換えなどを行うことが可能に
なる。さらには、例えば、このICメモリ100内にシ
リアル番号などを予め記憶しておくことにより、従来の
ように、アプリケーションソフトウェアをディスク状記
録媒体4から読み込んでインストールする場合など、ユ
ーザが自ら入力することなく、自動的にシリアル番号な
どの必要な情報を自動入力することができるよにするこ
とも可能になる。この場合、特に、ディスクカートリッ
ジの内部に収容したディスクを交換不可能にすることに
より、ディスクカートリッジによる不当なインストール
やそのデータの不当な使用から保護することが可能にな
る。
【0027】また、例えば、添付の図7に示すように、
ディスクカートリッジ1を構成する上カートリッジケー
ス2の一部を(特に、その先端部10の反対側)、例え
ばヒンジなどの機構により、これを開放可能な蓋体22
として構成することにより、上記ディスクカートリッジ
1に対して、これを開放してその内部に収容したディス
ク状記録媒体4であるDVDディスクを交換可能にする
ことができることとなる。この場合には、上記ディスク
カートリッジ1内に配置されるICメモリ100として
は、データの読み出しに加えて、新たにデータの書き込
みが可能なRAMメモリを使用することが好ましい。そ
して、この場合には、例えば、ディスクカートリッジ1
にDVDディスクを挿入した後の最初の再生時にTOC
情報などを読み出して、これを上記RAMメモリ内に記
憶する。このことにより、上記の実施の形態と同様に、
再生の度にその内容をディスクから再生することなく、
半導体ICから読み込むことができることから、迅速に
そのタイトル情報の内容をユーザに表示することが可能
となり、装置の使い勝手を向上することが可能になる。
なお、この場合、読み出したTOC情報などは、CPU
370の制御の基で、クロック回路381からのクロッ
ク(Clock)信号に同期させ、同時に、上記シリア
ル/パラレル変換機380から書込/読出制御(Wri
te/Read Control)信号を出力し、これ
により、上記ICメモリ100内へ書き込むこととな
る。上記と同じ符号が付されたその他の構成は、上記と
同様である。
ディスクカートリッジ1を構成する上カートリッジケー
ス2の一部を(特に、その先端部10の反対側)、例え
ばヒンジなどの機構により、これを開放可能な蓋体22
として構成することにより、上記ディスクカートリッジ
1に対して、これを開放してその内部に収容したディス
ク状記録媒体4であるDVDディスクを交換可能にする
ことができることとなる。この場合には、上記ディスク
カートリッジ1内に配置されるICメモリ100として
は、データの読み出しに加えて、新たにデータの書き込
みが可能なRAMメモリを使用することが好ましい。そ
して、この場合には、例えば、ディスクカートリッジ1
にDVDディスクを挿入した後の最初の再生時にTOC
情報などを読み出して、これを上記RAMメモリ内に記
憶する。このことにより、上記の実施の形態と同様に、
再生の度にその内容をディスクから再生することなく、
半導体ICから読み込むことができることから、迅速に
そのタイトル情報の内容をユーザに表示することが可能
となり、装置の使い勝手を向上することが可能になる。
なお、この場合、読み出したTOC情報などは、CPU
370の制御の基で、クロック回路381からのクロッ
ク(Clock)信号に同期させ、同時に、上記シリア
ル/パラレル変換機380から書込/読出制御(Wri
te/Read Control)信号を出力し、これ
により、上記ICメモリ100内へ書き込むこととな
る。上記と同じ符号が付されたその他の構成は、上記と
同様である。
【0028】また、上記の実施の形態においては、ディ
スクカートリッジ1に収納されるディスク状記録媒体4
として、例えば、DVDディスクについてのみ説明した
が、本発明はこれのみに限定されることはない。例え
ば、一度だけ書き換えの可能な、いわゆる、ライトワン
ス(Write−Once)と呼ばれるディスク状記録
媒体、相変化を利用して記憶媒体上の反射率を変えて複
数回の書き換えを可能にするCD―RAMと呼ばれるデ
ィスク状記録媒体、さらには、光と磁気により情報の記
録/再生を可能にするMOと呼ばれるディスク状記録媒
体についても適用することが可能である。
スクカートリッジ1に収納されるディスク状記録媒体4
として、例えば、DVDディスクについてのみ説明した
が、本発明はこれのみに限定されることはない。例え
ば、一度だけ書き換えの可能な、いわゆる、ライトワン
ス(Write−Once)と呼ばれるディスク状記録
媒体、相変化を利用して記憶媒体上の反射率を変えて複
数回の書き換えを可能にするCD―RAMと呼ばれるデ
ィスク状記録媒体、さらには、光と磁気により情報の記
録/再生を可能にするMOと呼ばれるディスク状記録媒
体についても適用することが可能である。
【0029】さらに、上記の実施の形態においては、デ
ィスクカートリッジ1に収納されるICメモリ100は
1個として説明したが、本発明はこれのみに限定される
ことはなく、例えば、2個のICメモリ100を、ディ
スクカートリッジのそれぞれの側のコネクタ部200の
付近に配置することも可能である。なお、この場合に
は、両側に跨るディスクカートリッジ内部での配線パタ
ーンを省略することが可能になるという利点が生じる。
ィスクカートリッジ1に収納されるICメモリ100は
1個として説明したが、本発明はこれのみに限定される
ことはなく、例えば、2個のICメモリ100を、ディ
スクカートリッジのそれぞれの側のコネクタ部200の
付近に配置することも可能である。なお、この場合に
は、両側に跨るディスクカートリッジ内部での配線パタ
ーンを省略することが可能になるという利点が生じる。
【0030】
【発明の効果】以上の詳細な説明からも明らかなよう
に、本発明になる半導体IC付ディスクカートリッジ
と、かかるディスクカートリッジを使用する情報再生/
記憶装置によれば、ディスク状記録媒体であるその両面
に情報を記録可能なDVDディスクの記録内容やその操
作に必要な情報を半導体ICから読み込むことから、迅
速にそのタイトル情報の内容をユーザに表示することが
可能となり、このことから、装置の使い勝手を向上する
ことが可能になる。
に、本発明になる半導体IC付ディスクカートリッジ
と、かかるディスクカートリッジを使用する情報再生/
記憶装置によれば、ディスク状記録媒体であるその両面
に情報を記録可能なDVDディスクの記録内容やその操
作に必要な情報を半導体ICから読み込むことから、迅
速にそのタイトル情報の内容をユーザに表示することが
可能となり、このことから、装置の使い勝手を向上する
ことが可能になる。
【図1】本発明になる半導体IC付ディスクカートリッ
ジを挿入した情報再生/記憶装置の全体構成を示す全体
ブロック図である。
ジを挿入した情報再生/記憶装置の全体構成を示す全体
ブロック図である。
【図2】上記半導体IC付ディスクカートリッジの内部
詳細を示す展開斜視図である。
詳細を示す展開斜視図である。
【図3】上記半導体IC付ディスクカートリッジの下カ
ートリッジケースの上面図である。
ートリッジケースの上面図である。
【図4】上記カートリッジケースのコネクタ部の詳細を
示す一部拡大斜視図である。
示す一部拡大斜視図である。
【図5】上記カートリッジケースのコネクタ部とドライ
ブ装置側の接触子との接続構造を示す一部拡大斜視図で
ある。
ブ装置側の接触子との接続構造を示す一部拡大斜視図で
ある。
【図6】上記カートリッジケースのコネクタ部の詳細を
示す一部拡大断面図である。
示す一部拡大断面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態になる半導体IC付デ
ィスクカートリッジの構成を示す展開斜視図である。
ィスクカートリッジの構成を示す展開斜視図である。
1 ディスクカートリッジ 2 上カートリッジケース 3 下カートリッジケース 4 ディスク状記録媒体 5 スピンドル孔 6 ヘッド挿入孔 7 シャッター 8 隔壁 9 壁部 10 先端部 14 バネ 100 半導体ICメモリ 110 配線パターン 200 コネクタ部 201〜206 接触子 300 ドライブ装置 301〜306 接触端子 310 保持体 311〜316 孔 321〜326 バネ 330 ピックアップ装置 340 デコーダ回路 350 信号処理回路 360 ビデオエンコーダ 370 中央演算処理部(CPU) 371 ROM 372 RAM 380 シリアル/パラレル変換機 381 クロック回路 390 OSD Character出力回路 391 加算回路 400 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長井 究一郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内
Claims (7)
- 【請求項1】 上ケースと下ケースから成り、外形略正
方形状の両面にスピンドル孔とヘッド挿入孔とを設けた
カートリッジケースと、このカートリッジケースの内部
に回転可能に収納された円盤形状の両面記録可能なディ
スク状記録媒体と、前記スピンドル孔とヘッド挿入孔を
共に開閉するシャッターとを備えたディスクカートリッ
ジにおいて、前記カートリッジケースの内部であって、
前記円盤状のディスク状記録媒体の収納位置とは異なる
部位に、少なくとも電子的記録回路を形成した半導体I
Cを装着し、前記カートリッジケースの外周面における
前記シャッターの移動する位置とは異なる位置に、外部
装置と電気的に接続するための接続手段を設け、かつ、
前記カートリッジケースの内側面上に、前記接続手段と
前記半導体ICとの間の電気的な接続を行うための配線
を配置したことを特徴とする半導体IC付ディスクカー
トリッジ。 - 【請求項2】 前記請求項1に記載した半導体IC付デ
ィスクカートリッジにおいて、前記半導体ICは、前記
ディスクカートリッジの内部の挿入側両隅部の一方に配
置されていることを特徴とする半導体IC付ディスクカ
ートリッジ。 - 【請求項3】 前記請求項1に記載した半導体IC付デ
ィスクカートリッジにおいて、前記半導体ICは、前記
ディスクカートリッジの内部の挿入側両隅部の両方にそ
れぞれ配置されていることを特徴とする半導体IC付デ
ィスクカートリッジ。 - 【請求項4】 前記請求項1に記載した半導体IC付デ
ィスクカートリッジにおいて、前記接続手段は、前記デ
ィスクカートリッジの外周面上の対称な位置にそれぞれ
配置されており、前記ディスクカートリッジの上下可逆
な挿入によっても、前記ディスクカートリッジの外周面
上の同じ位置にくる場所に配置されていることを特徴と
する半導体IC付ディスクカートリッジ。 - 【請求項5】 前記請求項1に記載した半導体IC付デ
ィスクカートリッジにおいて、前記ディスクカートリッ
ジの挿入側端面の両側に傾斜状切欠部を形成し、前記接
続手段は、前記ディスクカートリッジの挿入側端面の両
側に隣接する端面上、前記傾斜状切欠部に近接した位置
に配置されていることを特徴とする半導体IC付ディス
クカートリッジ。 - 【請求項6】 前記請求項1に記載した半導体IC付デ
ィスクカートリッジにおいて、前記半導体ICは、前記
ディスクカートリッジの内部に収納されたディスク状記
録媒体の上下両面に記憶された情報に関わる情報を記憶
することを特徴とする半導体IC付ディスクカートリッ
ジ。 - 【請求項7】 前記請求項1に記載した半導体IC付デ
ィスクカートリッジを使用して、その内部に回転可能に
収納された前記円盤形状のディスク状記録媒体に記憶さ
れた情報を再生し、あるいは、前記円盤形状のディスク
状記録媒体に記憶する情報再生/記憶装置であって、前
記円盤形状のディスク状記録媒体に記憶された情報を再
生し、又は、記憶するディスク情報再生/記憶手段と、
前記半導体IC付ディスクカートリッジを装置内に挿入
した時に、前記接続手段と電気的に接続する接触端子手
段と、前記接触端子手段を介して、前記ディスクカート
リッジ内に装着した半導体ICから記憶情報を読み出
し、又は、情報を記憶するIC情報読出/記憶手段と、
そして、前記ディスク情報再生/記憶手段及び前記IC
情報読出/記憶手段を制御するための制御部とを備えた
ことを特徴とする情報再生/記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30616996A JPH10149650A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 半導体ic付ディスクカートリッジとかかるディスクカートリッジを使用する情報再生/記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30616996A JPH10149650A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 半導体ic付ディスクカートリッジとかかるディスクカートリッジを使用する情報再生/記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10149650A true JPH10149650A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=17953878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30616996A Pending JPH10149650A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 半導体ic付ディスクカートリッジとかかるディスクカートリッジを使用する情報再生/記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10149650A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6788341B2 (en) * | 1999-12-14 | 2004-09-07 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Data recording apparatus |
US6856486B2 (en) * | 2000-05-22 | 2005-02-15 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Recording medium cartridge |
US7346916B2 (en) * | 2003-05-12 | 2008-03-18 | Sony Computer Entertainment Inc. | Disk cartridge and device to which disk cartridge is inserted |
US7471487B2 (en) | 2000-06-26 | 2008-12-30 | Fujifilm Corporation | Recording medium cartridge |
-
1996
- 1996-11-18 JP JP30616996A patent/JPH10149650A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6788341B2 (en) * | 1999-12-14 | 2004-09-07 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Data recording apparatus |
US6856486B2 (en) * | 2000-05-22 | 2005-02-15 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Recording medium cartridge |
US7471487B2 (en) | 2000-06-26 | 2008-12-30 | Fujifilm Corporation | Recording medium cartridge |
US7346916B2 (en) * | 2003-05-12 | 2008-03-18 | Sony Computer Entertainment Inc. | Disk cartridge and device to which disk cartridge is inserted |
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