JPH1014931A - トラカール - Google Patents

トラカール

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JPH1014931A
JPH1014931A JP8167320A JP16732096A JPH1014931A JP H1014931 A JPH1014931 A JP H1014931A JP 8167320 A JP8167320 A JP 8167320A JP 16732096 A JP16732096 A JP 16732096A JP H1014931 A JPH1014931 A JP H1014931A
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JP
Japan
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trocar
tube
mantle tube
outer tube
inner needle
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8167320A
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English (en)
Inventor
Shuichi Kimura
修一 木村
Toshihiko Suzuta
敏彦 鈴田
Makoto Miyawaki
宮脇  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1014931A publication Critical patent/JPH1014931A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、外套管が体内に穿刺された状態で、
体壁に係止された際に外套管の体腔内への突出量を少な
くして内視鏡下の手術の作業性を向上できるトラカール
を提供することを最も主要な特徴とする。 【解決手段】ワイヤ固定具13によって固定用ワイヤ9
を介して抜止め部材6を固定することにより、患者の体
内の抜止め部材6と体外の固定リング12との間で、患
者の体壁を挟持させた状態で、患者の体内の内腔空間を
確保するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡下外科手術
において体腔内の気密を保ちながら内視鏡や、鉗子など
を案内して体腔内へ導入するトラカールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、患者の体内に穿刺されるトラカ
ールには外套管と、この外套管に挿通可能な内針とが設
けられている。そして、このトラカールの使用時には内
針が外套管に挿通されて一体的に組み付けられた状態
で、内針と一緒に外套管が患者の体内に穿刺されるよう
になっている。
【0003】さらに、患者の体内にトラカールの外套管
が穿刺されたのち、内針が外套管から抜去されて外套管
のみが患者の体内に穿刺状態で残されるようになってい
る。そして、この状態で外套管内に内視鏡や、鉗子など
を挿入することにより、この外套管によって内視鏡や、
鉗子などを案内して体腔内へ導入するようになってい
る。
【0004】また、例えばUSP5,122,122にはトラカール
の外套管の先端部に略ヒンジ状の拡張手段を設け、この
拡張手段を患者の体内に穿刺されたトラカールの外套管
の抜止め手段として機能させる構成のものが示されてい
る。さらに、USP5,176,697にはトラカールの外套管の先
端部にバルーンのような膨脹手段を設け、この膨脹手段
を同様にトラカールの外套管の抜止め手段として機能さ
せる構成のものが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記USP5,122,122、US
P5,176,697等に示されているような従来技術では、トラ
カール外套管の外周面上に抜止め手段が固定されてい
る。この場合、抜止め手段の取付け位置はトラカール外
套管の先端部から若干基端部側に後退した位置に配置さ
れている。なお、トラカール外套管の外周面上に従来の
バルーンや、ヒンジによる抜止め手段を設ける場合に
は、外套管の最先端部位にバルーンや、ヒンジによる抜
止め手段を配置することは構造上、困難である。
【0006】そのため、トラカールの外套管が患者の体
内に穿刺された状態で抜止め手段によってトラカールの
外套管が体壁に係止された際に、外套管における抜止め
手段の取付け位置よりも先端側の部分が体腔内へ一定量
突出された状態で保持される。従って、例えば胃内手術
等のように体内の狭い腔内で手術を行う際に、外套管の
先端部分の体腔内への突出量が大きい場合にはトラカー
ルの外套管内を通して体腔内に挿入される内視鏡が体腔
内の目的部位に近接し過ぎるおそれがある。この場合に
は十分に広い内視鏡視野が得られず、内視鏡下の手術が
行い難い問題がある。
【0007】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、外套管が患者の体内に穿刺された状態
で、体壁に係止された際に外套管の体腔内への突出量を
少なくすることができ、内視鏡下の手術の作業性の向上
を図ることができるトラカールを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、外套管と、こ
の外套管に挿通可能な内針とを有し、患者の体内に穿刺
されるトラカールにおいて、前記内針を挿通可能な抜止
め手段と、患者の体腔内で前記抜止め手段を前記外套管
に対して保持する抜止め保持手段とを具備したことを特
徴とするトラカールである。そして、トラカールの使用
時には外套管に内針を挿通させて組み合わせた状態で、
患者の体内に穿刺される。その後、内針を外套管より抜
去した際に、患者の体内の抜止め手段と体外の固定手段
との間で、患者の体壁を挟持させた状態で、抜止め保持
手段を介して抜止め手段を外套管の任意の位置に固定す
ることができるため外套管の体腔内への突出量を少なく
できるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図3を参照して説明する。図1は本実施の形
態のトラカール1全体の概略構成を示すものである。本
実施の形態のトラカール1には外套管2と、この外套管
2の管内に挿通可能な内針3とが設けられている。
【0010】さらに、外套管2には円筒状のシース4
と、このシース4の基端部に配設された大径な手元側把
持部5とが設けられている。この場合、シース4の長さ
は内針3の長さよりも短い長さに設定されている。
【0011】また、外套管2の先端部にはこの外套管2
のシース4とほぼ同じ内外径を有する硬性パイプからな
る抜止め部材(抜止め手段)6が内針3をガイドにして
シース4の先端に着脱可能に装着されている。そして、
トラカール1の使用時には内針3が外套管2に挿通さ
れ、かつこの内針3の先端部に抜止め部材6が一体的に
組み付けられた状態で、内針3と一緒に抜止め部材6お
よび外套管2が患者の体内に穿刺されるようになってい
る。なお、内針3の先端部には尖鋭なエッジ部7が形成
されている。さらに、内針3の手元側には大径な内針ハ
ンドル8が接続されている。
【0012】また、抜止め部材6のほぼ中央部には外側
に固定用ワイヤ(抜止め保持手段)9、内腔に回収用ワ
イヤ10の各一端がそれぞれ装着固定されている。さら
に、内針3の先端部には回収用ワイヤ10を受ける凹部
11が軸方向に延設されている。
【0013】また、シース4の外周面には例えばシリコ
ンゴムのような弾性体からなる固定リング(固定手段)
12が軸方向にスライド可能に外挿されている。なお、
通常、シース4は固定リング12内に圧入固定されてい
る。
【0014】また、シース4の手元側把持部5の近傍位
置には固定用ワイヤ9を係脱可能に係止するワイヤ固定
具(内腔空間確保手段)13が設けられている。このワ
イヤ固定具13には、シース4の外周面にシース4の軸
方向と直交する方向に突設された円筒状のシリンダ14
が設けられている。このシリンダ14の周壁面には固定
用ワイヤ9を挿通可能な開口部15がシース4の軸方向
に沿って形成されている。
【0015】さらに、このシリンダ14の筒内にはシー
ス4の軸方向に対して垂直に移動可能なリリースボタン
16が設けられている。このリリースボタン16にはシ
リンダ14の開口部15に挿通可能な連通孔が形成され
ている。
【0016】なお、このリリースボタン16は通常、図
示しない付勢手段によってシリンダ14の外側に突出さ
れる方向に付勢され、突出位置で保持されている。この
とき、リリースボタン16の連通孔はシリンダ14の開
口部15から外れた位置に移動され、開口部15はリリ
ースボタン16によって閉じられて固定用ワイヤ9はワ
イヤ固定具13に係止されている。
【0017】そして、リリースボタン16を突出位置か
らシリンダ14の内側に押し込み操作した場合にはリリ
ースボタン16の連通孔はシリンダ14の開口部15に
連通され、シリンダ14の開口部15内に挿通した固定
用ワイヤ9は係止解除されるようになっている。そのた
め、この場合には固定用ワイヤ9の操作にともない抜止
め部材6を軸方向に移動可能になっている。
【0018】また、本実施の形態のトラカール1には体
内の抜止め部材6を回収する回収具17が設けられてい
る。この回収具17には細長い軸状の回収具本体18
と、この回収具本体18の先端部に着脱可能に連結され
る分離部材19とが設けられている。
【0019】ここで、分離部材19の外径寸法は図3に
示すように抜止め部材6の内径寸法より大きく、この抜
止め部材6の外径寸法とほぼ同じ大きさに設定されてい
る。さらに、この抜止め部材6の先端部には先細状のテ
ーパ面20が形成されている。
【0020】また、分離部材19の先端部には軸心部に
ワイヤ挿入穴21が形成されている。さらに、分離部材
19の手元側外周面にはこのワイヤ挿入穴21と連通す
る溝22が形成されている。そして、回収用ワイヤ10
の中途部は分離部材19のワイヤ挿入穴21と溝22に
挿通されている。なお、回収用ワイヤ10の終端部には
少なくともワイヤ挿入穴21の穴径よりも大径な抜止め
具23が固定されている。
【0021】また、分離部材19の後端部にはねじ穴2
4が形成されている。このねじ穴24には回収具本体1
8の先端部に突設された雄ねじ部25が着脱可能に螺着
されるようになっている。なお、この回収具本体18の
外径寸法は分離部材19の外径寸法と同寸法に設定され
ている。
【0022】次に、上記構成の本実施の形態のトラカー
ル1の作用について説明する。本実施の形態のトラカー
ル1の使用時には予め図1に示すように内針3が外套管
2に挿通され、かつこの内針3の先端部に抜止め部材6
が一体的に組み付けられた状態にセットされる。
【0023】この状態で、続いて内針3と一緒に抜止め
部材6および外套管2が患者の体内に穿刺される。この
とき、トラカール1は患者の腹壁26、胃壁27へ順次
穿刺される(図2参照)。そして、トラカール1の外套
管2が患者の胃壁27内に到達されたのち、内針3を外
套管2より抜去する。これにより、抜止め部材6が内針
3の先端部から外れるので、この抜止め部材6が胃壁2
7内でフリーの状態となる。
【0024】また、内針3を外套管2より抜去したの
ち、ワイヤ固定具13のリリースボタン16を押し込
み、固定用ワイヤ9を可動にする。この状態で、固定用
ワイヤ9の端部を引っ張り、抜止め部材6を手元側へ引
き上げ、胃壁27の内面に押し付けた後、リリースボタ
ン16を離す。これにより、固定用ワイヤ9が外套管2
に固定されるとともに、抜止め部材6が胃壁27の内面
に押し付けられた状態で固定される。
【0025】その後、固定リング12をシース4の先端
側へ移動させ、腹壁26へ押し当てる。これにより、図
2に示すように抜止め部材6と固定リング12との間で
腹壁26および胃壁27を重ね合せた状態で挟み込み、
外套管2が腹壁26および胃壁27に対して固定され
る。そして、この状態で外套管2内に内視鏡や、鉗子な
どを挿入することにより、この外套管2によって内視鏡
や、鉗子などが案内されて胃壁27内へ導入される。
【0026】また、胃壁27内の手術終了後、リリース
ボタン16を押し込み操作することにより、固定用ワイ
ヤ9の係止が解除される。この状態で、外套管2を引き
抜き操作することにより、外套管2が体外に抜去され
る。そして、外套管2が体外に抜去された状態では抜止
め部材6のみが胃壁27の内部に残される。
【0027】また、胃壁27の内部に残る抜止め部材6
の回収時には回収具17が使用される。この回収具17
の使用時には回収具本体18の雄ねじ部25が分離部材
19のねじ穴24に螺合されて回収具本体18と分離部
材19とが連結された状態に組み合わされる。この状態
で、回収用ワイヤ10の端部を引っ張りつつ、回収具1
7の組立体を腹壁26および胃壁27のトラカール刺入
孔28へそれぞれ挿入していく。
【0028】このとき、回収具17の組立体は回収用ワ
イヤ10をガイドに分離部材19の先端テーパ面20が
図3に示すように抜止め部材6の一端側の開口部から内
腔へ入り、回収具17と抜止め部材6とが略一直線状に
組み付けられる。この状態で回収具17が抜止め部材6
と共に体外へ抜去され、抜止め部材6の回収が行われ
る。
【0029】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、トラカール1の使用時には外套
管2に内針3を挿通させ、かつ抜止め部材6を組み合わ
せた状態で、患者の体内に穿刺された後、内針3を外套
管2より抜去した際に、ワイヤ固定具13によって患者
の体内の抜止め部材6と体外の固定リング12との間
で、患者の体壁を挟持させた状態で、固定用ワイヤ9を
介して抜止め部材6を固定することにより、患者の体内
の内腔空間を確保するようにしたので、トラカール1の
外套管2を体壁に対して任意の位置に固定できる。これ
により、外套管2が患者の体内に穿刺された状態で、体
壁に係止された際に、外套管2の体腔内への突出量を少
なくすることができるので、特に胃内手術のように腔の
小さい部位に内視鏡を挿入する場合に、外套管2の先端
部の胃内への突出量を最小にできる。従って、外套管2
を通して胃内へ挿入される内視鏡の視野を大きく確保で
きるので、スムーズに内視鏡下の手術を行え、手術時間
の短縮となる。
【0030】さらに、本実施の形態では外套管2のシー
ス4とは別体の抜止め部材6を設けたので、従来のよう
にトラカール外套管の外周面上にバルーンや、ヒンジに
よる抜止め手段を設ける場合に比べて構造が簡単で、安
価である。
【0031】また、外套管2の内腔を必要な大きさに確
保したまま、外径を格別に太くせずに外套管2を体壁に
固定できるため、腹壁26および胃壁27のトラカール
刺入孔28を不必要に大きくすることがなく、患者への
侵襲が少なくて済む。また、トラカール1の外套管2の
外径を太くせずに済むため、トラカール1の刺入性も向
上する。
【0032】また、図4は本発明の第2の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は、図4に示すように第
1の実施の形態(図1乃至図3参照)の抜止め部材6の
両端部(固定用ワイヤ9および回収用ワイヤ10の固定
部の両側)に軟性素材である樹脂チューブ31をそれぞ
れ被覆したものである。なお、樹脂チューブ31はフッ
素樹脂、ポリエチレン、塩化ビニル、シリコン等の材料
で形成されている。これ以外の部分は第1の実施の形態
のトラカール1と同じ構成である。
【0033】そこで、上記構成のものにあっても第1の
実施の形態と同様の効果が得られるとともに、本実施の
形態では特に、外套管2を体壁に対して固定したとき、
抜止め部材6の両端部の樹脂チューブ31を生体組織に
接触させることができるので、抜止め部材6の硬性パイ
プの両端部が直接に生体組織に接触することを防止する
ことができる。そのため、抜止め部材6の硬性パイプの
両端部が直接に生体組織に接触して生体組織を傷つける
おそれがなく、安全性を一層高めることができる。
【0034】また、本実施の形態の樹脂チューブ31に
代えて抜止め部材6の両端部にコイルのような弾性部材
を装着し、抜止め部材6の硬性パイプの両端部が直接に
生体組織に接触することを防止する構成にしてもよい。
【0035】さらに、第1の実施の形態(図1乃至図3
参照)の変形例として抜止め部材6、固定用ワイヤ9を
生体吸収性材料とし、回収用ワイヤ10および回収具1
7を省略する構成にしてもよい。これ以外の部分は第1
の実施の形態のトラカール1と同じ構成である。そし
て、本変形例の場合にはトラカール1を抜去する際に、
固定用ワイヤ9を切断し、抜止め部材6を体内に留置す
るようになっている。
【0036】そこで、本変形例では抜止め部材6および
固定用ワイヤ9を生体吸収性材料としたため回収の必要
がないので、回収用ワイヤ10および回収具17が不要
となる。そのため、トラカール1の構造が第1の実施の
形態に比べて一層簡単になり、トラカール1の操作がよ
り簡便になる効果がある。
【0037】また、図5および図6は本発明の第3の実
施の形態を示すものである。図5は本実施の形態のトラ
カール41全体の概略構成を示すものである。本実施の
形態のトラカール41には外套管42と、この外套管4
2の管内に挿通可能な内針43とが設けられている。
【0038】また、外套管42には円筒状のシース44
と、このシース44の基端部に配設された大径な手元側
把持部45とが設けられている。さらに、シース44の
先端部にはバルーン46が装着されている。このバルー
ン46はシリコンゴムや、ラテックスゴム等の材質から
なり、通常、チューブ状である。さらに、このバルーン
46には先端を内側に折り返した折り返し部46aが形
成されている。そして、バルーン46の折り返し部46
aはシース44の最先端に固定されているとともに、こ
のバルーン46の後端部46bはシース44の中途部に
固定されている。従って、バルーン46はシース44の
最も先端で膨脹するようになっている。
【0039】また、図6に示すようにシース44にはバ
ルーン46内へ送気するための送気通路47がシース4
4の軸方向に沿って延設されている。この場合、送気通
路47の先端部は閉塞され、この閉塞端の近傍位置にバ
ルーン46内に連通する送気口48が形成されている。
【0040】また、シース44の手元側把持部45側の
外周面には手元側送気口金49が突設されている。この
送気口金49の内端部は送気通路47の基端部に連通さ
れている。そして、手元側送気口金49より送気・脱気
してバルーン46を膨脹・収縮可能になっている。
【0041】さらに、シース44には固定リング50が
軸方向に可動に外挿されている。この固定リング50は
シリコンゴム等の弾性体によって形成されている。そし
て、この固定リング50はシース44の外周面に圧入固
定されている。
【0042】また、内針43の先端には刺入が容易なよ
うに尖鋭なエッジ部51が形成されている。さらに、こ
の内針43の手元側には外套管42の手元側把持部45
と略同径な内針ハンドル52が接続されている。
【0043】次に、上記構成の本実施の形態のトラカー
ル41の作用について説明する。本実施の形態のトラカ
ール41の使用時には予め図5に示すように内針43が
外套管42に挿通され、組み付けられた状態にセットさ
れる。さらに、バルーン46を収縮させた状態で、内針
43と外套管42との組立体が体腔内へ刺入される。
【0044】そして、トラカール41の外套管42が患
者の体壁内に刺入された後、内針43を外套管42より
抜去する。続いて、送気口金49より送気し、体腔内で
バルーン46を膨脹させる。
【0045】さらに、バルーン46を膨脹させたのち、
固定リング50を先端側へ移動させ、バルーン46と固
定リング50との間に体壁を挟み込み、外套管42を固
定する。そして、この状態で外套管42内に内視鏡や、
鉗子などを挿入することにより、この外套管42によっ
て内視鏡や、鉗子などが案内されて体腔内へ導入され
る。
【0046】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、外套管42の最先端で膨脹する
バルーン46を装着しているため、例えば、胃内手術等
の腔の小さい部位の手術を行う際、胃内への外套管42
の突出が最小で済む。そのため、外套管2を通して胃内
へ挿入される内視鏡の視野を十分大きく確保できるの
で、内視鏡下の胃内手術をスムーズに行え、手術時間の
短縮となる。
【0047】また、図7および図8は第1〜3の各実施
の形態とは構成が異なるトラカール61全体の概略構成
を示すものである。このトラカール61には外套管62
と、この外套管62の管内に挿通可能な内針63とが設
けられている。
【0048】また、外套管62には円筒状のシース64
と、このシース64の基端部に連結された大径な手元側
把持部65とが設けられている。この把持部65の内部
には、内針63や、処置具や、内視鏡の挿入部を外套管
62に挿入した状態と、それらを引き抜いた状態におい
て、エアー抜けを防止する図示しないエアー抜け防止弁
が設けられている。
【0049】また、外套管62のシース64の先端部外
周面には、4つの突設部66が周方向に等間隔に突設さ
れている。各突設部66には糸挿通孔67が形成されて
いる。そして、各突設部66の糸挿通孔67の中には糸
68がそれぞれ挿通されている。さらに、各糸68の先
端には、針が取付けられている。
【0050】また、内針63の先端には刺入が容易なよ
うに尖鋭なエッジ部69が形成されている。そして、外
套管62に内針63を所定の装着位置まで挿通した状態
で内針63のエッジ部69は外套管62の先端から突き
出す状態で保持されている。さらに、この内針63の手
元側には外套管62の手元側把持部65と略同径な内針
ハンドル70が接続されている。
【0051】次に、本構成例のトラカール61の作用を
説明する。このトラカール61の使用時には予め図7お
よび図8に示すように内針63が外套管62に挿通さ
れ、組み付けられた状態にセットされる。続いて、外套
管62の各突設部66の糸挿通孔67の中に糸68を通
す。この状態で、内針63と外套管62との組立体が腹
壁71内へ刺入され、トラカール61の先端部が腹腔7
2内に挿入される。
【0052】その後、トラカール61を刺入する刺入対
象臓器である、例えば胃壁73の刺入目的位置の周囲に
針を掛け、図7に示すように糸68で結節する。続い
て、糸68を引っ張り、胃壁73を持ち上げ、胃壁73
が内針63に垂直に当たるように位置調整しながらトラ
カール61を押し込む。このとき、糸68がガイドとな
ってトラカール61を胃壁73の所望の位置に刺入でき
る。
【0053】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、外套管62の各突設部66の糸
挿通孔67の中に挿通された糸68によって胃壁73を
引っ張りながら、トラカール61を刺すことができるた
め、トラカール61を胃壁73の所望の位置に正確に刺
入でき、胃内手術が短時間で行える。さらに、トラカー
ル61が胃壁73の所望の位置に刺入された後、糸68
を引っ張っておくことで、外套管62の抜止めにもな
る。
【0054】なお、上記構成例(図7および図8参照)
では胃壁73に糸68を掛ける方法として糸結びを用い
たがこれ以外にも次のような種々の方法が考えられる。 (a)胃壁73にステープルを打ち、ステープルに糸を
通す。 (b)胃壁73に糸68を置き、糸68ごとステープル
を打つ。 (C)針状のものを胃壁73に刺す。
【0055】また、図9は図7および図8のトラカール
61とは構成が異なるトラカール81全体の概略構成を
示すものである。このトラカール81にはガイドチュー
ブ82と、このガイドチューブ82のチューブ内に挿通
可能な内針83とが設けられている。
【0056】また、ガイドチューブ82には、2つのチ
ューブ84,85が同軸に設けられている。ここで、外
側の第1チューブ84と内側の第2チューブ85との間
には吸引路86が形成されている。この吸引路86の先
端部は開口され、基端部は第1チューブ84の外周面に
突設された吸引口金87に連結されている。さらに、ガ
イドチューブ82の基端部にはすりばち状部材88が設
けられている。
【0057】また、内針83の先端には刺入が容易なよ
うに尖鋭なエッジ部89が形成されている。さらに、こ
の内針83の手元側端部には内針ハンドル90が設けら
れている。
【0058】次に、本構成例のトラカール81の作用を
説明する。このトラカール81の使用時には予め図9に
示すように内針83がガイドチューブ82に挿通され、
組み付けられた状態にセットされる。
【0059】続いて、内針83の内針ハンドル90を把
持し、内針83の先端から、腹壁71(図7参照)に刺
入する。ここで、ガイドチューブ82の先端部分が腹腔
72内に到達したのち、内針83をガイドチューブ82
から抜く。
【0060】その後、ガイドチューブ82のすりばち状
部材88より、内視鏡の挿入部や、鉗子などをガイドチ
ューブ82内に挿入し、腹腔72内の内視鏡観察・処置
を行う。
【0061】また、電気メスを使用して、処置を行う場
合には、腹腔72内に煙が発生するが、この煙はガイド
チューブ82の吸引路86を通して吸引口金87から外
部に排煙される。
【0062】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、すりばち状部材88により、挿
入する内視鏡や、鉗子などの先端を受ける面積が広くな
るため、内視鏡や、鉗子の体腔内への挿入が容易にな
る。また、ガイドチューブ82の吸引路86が常時確保
されているため、排煙が効率的に行える。そのため、常
に良好な内視鏡視野が得られる。
【0063】また、図10(A)〜(D)は図7、図8
のトラカール61および図9のトラカール81とは構成
が異なるトラカール91を示すものである。このトラカ
ール91にはパイプ状のシース92と、このシース92
内に挿通可能な操作バー93とが設けられている。
【0064】また、シース92の先端部には縦半分にカ
ットされた側面開口部94が形成されている。さらに、
このシース92の側面開口部94の先端には斜めにカッ
トされ、尖っているエッジ部95が形成されている。
【0065】また、操作バー93にはバー本体96と、
このバー本体96の先端に略直角に屈曲可能に連結され
た操作部材97とが設けられている。さらに、操作バー
93の手元側には操作部材97の屈曲手段98が設けら
れている。そして、この屈曲手段98によって操作部材
97を図10(A),(C)に示すようにバー本体96
の軸方向に沿って真っ直ぐに直線状に延ばした状態と、
図10(B),(D)に示すようにバー本体96の軸方
向に対して略直角に屈曲させた屈曲状態とに屈曲操作可
能になっている。
【0066】次に、本構成例のトラカール91の作用を
説明する。このトラカール91の使用時には予め操作バ
ー93がシース92内に挿通され、組み付けられた状態
にセットされる。このとき、操作バー93の操作部材9
7は図10(A),(C)に示すようにバー本体96の
軸方向に沿って真っ直ぐに直線状に延ばした状態で保持
される。
【0067】続いて、このトラカール91を図10
(C)に示すようにシース92の先端から、腹壁99に
刺入する。ここで、トラカール91の先端部が腹腔10
0内に達したら、胃を膨らませながら、胃壁101に刺
入する。
【0068】さらに、胃壁101に刺入されたトラカー
ル91の先端部が胃内に達したのち、屈曲手段98を操
作し、操作バー93を図10(B),(D)に示すよう
にバー本体96の軸方向に対して略直角に屈曲させる。
【0069】この状態で、トラカール91を操作して、
胃をマニピュレートしながら胃の処置を行う。胃の処置
が終了したのち、屈曲手段98を操作し、操作バー93
をバー本体96の軸方向に沿って真っ直ぐに直線状に延
ばした状態に戻す。さらに、この状態でトラカール91
を胃壁101及び腹壁99から抜去する。
【0070】そこで、上記構成のものにあってはパイプ
状のシース92と、このシース92内に挿通可能な操作
バー93とによってトラカール81を構成したので、構
成が簡単であり、繰り返し使えるとともに、洗浄が簡単
となる効果がある。
【0071】さらに、その他、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形実施できることは勿論である。次に、
本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 外套管と、この外套管に挿通可能な内針
とを有するトラカールにおいて、前記内針を挿通可能な
内腔を有する抜止め手段と、前記外套管を挿通可能な内
腔を有し、体表面を押さえる固定手段と、前記抜止め手
段を体腔内で保持する抜止め保持手段とを具備し、体腔
内に挿入した前記抜止め手段と体外の前記固定手段との
間で、前記抜止め保持手段を介して固定することによ
り、内腔空間を確保することを特徴とするトラカール。
【0072】(付記項2) 付記項1記載のトラカール
であって、前記抜止め保持手段は、前記抜止め手段に装
着固定されており、前記外套管と前記抜止め手段を着脱
可能に保持することを特徴とするトラカール。
【0073】(付記項3) 外套管と該外套管に挿通可
能な内針からなるトラカールにおいて、該内針を挿通可
能な内腔を有する抜止め本体と、該抜止め本体に装着固
定されており、該外套管と該抜止め本体を着脱可能にす
る着脱手段とを有する内視鏡下外科手術用トラカール。
【0074】(付記項3の従来技術) 従来、トラカー
ルの抜止め手段としてUSP5,122,122、USP5,176,697にあ
るように外套管の先端部にバルーンのような膨脹手段や
ヒンジ状の拡張手段を設けていた。従来の技術では、ト
ラカール外套管上の抜止め手段の位置が決まっているた
め、外套管はある一定量体腔内へ突出している。従っ
て、胃内手術等の狭い腔内で手術を行う場合、外套管の
突出量が大きいと内視鏡が目的部位に近接し過ぎて十分
広い視野が得られず、手術を行い難かった。さらに、従
来のバルーンやヒンジによる抜止めの場合、構造上外套
管の最も先端に配置することは困難であった。
【0075】(付記項3の目的) 外套管の体腔内への
突出を最小にして外套管と体壁を固定できる抜止め手段
を有するトラカールを提供することを目的とする。 (付記項3の作用) 外套管と内針を組み合わせ、腹壁
・胃壁へ穿刺する。内針を外套管より抜去し、抜止め本
体を胃内に置く。着脱手段により抜止め本体を套管と固
定する。手術終了後、着脱手段により抜止め本体と外套
管の固定を解除する。外套管と抜止め本体を体腔外へ抜
去する。
【0076】(付記項3の効果) トラカール外套管の
体腔内への突出を最小にして該外套管を固定できる。従
って、胃内手術のように小さな腔内で手術を行う場合、
外套管先端部の胃内への突出量を最小限にして外套管を
固定できるため、視野を大きく確保できスムーズに手術
を行え、手術時間の短縮となる。
【0077】(付記項4) 体腔へ内視鏡や処置具など
の器具を挿通するガイドとなる外套管と、この外套管に
挿通可能な内針と、胃壁の所望の位置に固定可能で、胃
壁をトラカールの方向に牽引可能な糸状部材と、外套管
の先端の側方に設けられた前記糸状部材が挿通可能な輪
とを有する内視鏡下外科手術用トラカール。
【0078】(付記項4の従来技術) (1)トラカー
ルを腹壁に刺入し、腹腔内を観察しながら、口腔内から
挿入した内視鏡で胃に送気し胃を膨らませて、前記トラ
カールを胃壁に刺入していた。(2)ガイドワイヤ付カ
ニューレ:USP4,808,157、USP5,139,486、USP5,257,97
9。(3)抜止め手段付トラカール:USP5,176,697、USP
5,122,122、特願平5−31063号、特願平7−18
5697号。 (1)胃を膨らませた場合、胃壁に対し垂直には刺入し
やすいが、角度が斜めになると難しい。胃内手術に利用
する際、所望の位置に刺入するのが難しかった。胃内手
術においては、トラカールを刺入する位置が重要にも係
わらず、所望の位置に刺入することが難しかった。
(2)ガイドワイヤーでは、胃壁を引っ張ることができ
ないため、胃壁が逃げてしまう。内針にチャンネルがあ
っても、刺入途中に外れてしまい、用をなさない。
(3)抜止め手段は、刺入後に抜止めの効果を有するも
ので、胃壁の所望の位置への刺入を容易にするものでは
なかった。いずれにしても、胃壁の所望の位置にトラカ
ールを刺入するのは難しかった。
【0079】(付記項4の目的) 付記項4の発明は、
前記課題に着目してなされたものであり、トラカールを
胃壁の所望の位置に容易に刺入できるトラカールを提供
することを目的とする。
【0080】(付記項4の課題を解決するための手段)
体腔へ内視鏡や処置具などの器具を挿通するガイドと
なる外套管と、この外套管に挿通可能な内針と有する、
内視鏡下外科手術用トラカールに胃壁の所望の位置に固
定可能で、胃壁をトラカールの方向に牽引可能な糸状部
材と、外套管の先端の側方に設けられた前記糸状部材が
挿通可能な輪とを設けた。次に、このトラカールの作用
を説明する。外套管内に内針を装着する。外套管の輪の
中に糸を通す。トラカールを腹壁から刺入し、トラカー
ル先端を腹腔内に配置させる。トラカールを刺入したい
胃壁の位置の周囲に糸を固定する。糸を引っ張り胃壁を
持ち上げながら、トラカールを押し込む。すると糸がガ
イドとなってトラカールを胃壁の所望の位置に刺入でき
る。
【0081】(付記項4の効果) 胃壁を引っ張りなが
ら、トラカールを刺すことができるため、トラカールを
胃壁の所望の位置に刺入でき、胃内手術が短時間で行え
る。 (付記項5) 体腔へ内視鏡や処置具などの器具を挿通
するガイドとなる外套管と、この外套管に挿通可能な内
針と、外套管の基端部に設けられたすりばち状部材とを
有する内視鏡下外科手術用トラカール。
【0082】(付記項6) 体腔へ内視鏡や処置具など
の器具を挿通するガイドとなる外套管と、この外套管に
挿通可能な内針と、外套管に設けられた第1の円筒管及
び第2の円筒管と、腔内に発生した煙を第1の円筒管と
第2の円筒管との間の空間より排煙するための吸引用手
段とを有する内視鏡下外科手術用トラカール。
【0083】(付記項7) トラカールの先端が2つに
分かれており、一方は、直線上であり、他方は、直線と
屈曲との2つの位置が可能であることを特徴とするトラ
カール。
【0084】(付記項8) 体腔へ内視鏡や処置具など
の器具を挿通するガイドとなる外套管と、この外套管に
挿通可能な内針と、胃壁の所望の位置に固定可能で、胃
壁をトラカールの方向に牽引可能な糸状部材と、外套管
の先端の側方に設けられた前記糸状部材が挿通可能な輪
とを有する内視鏡下外科手術用トラカール。
【0085】(付記項9) 前記輪は、外套管先端の側
方に複数ヶ所設けられている付記項8のトラカール。 (付記項10) 前記輪は、外套管先端の側方に4ヶ所
設けられている付記項8のトラカール。
【0086】(付記項11) 前記糸状部材は、先端に
針の付いた縫合糸である付記項8のトラカール。 (付記項12) 外套管と、この外套管に挿通可能な内
針とを有し、患者の体内に穿刺されるトラカールにおい
て、前記内針を挿通可能な抜止め手段と、前記外套管を
挿通可能で、患者の体外で体表面を押さえる固定手段
と、患者の体腔内で前記抜止め手段を保持する抜止め保
持手段と、患者の体内の前記抜止め手段と体外の前記固
定手段との間で、患者の体壁を挟持させた状態で、前記
抜止め保持手段を介して前記抜止め手段を固定すること
により、患者の体内の内腔空間を確保する内腔空間確保
手段とを具備したことを特徴とするトラカール。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば外套管が患者の体内に穿
刺された状態で、体壁に係止された際に外套管の体腔内
への突出量を少なくすることができ、内視鏡下の手術の
作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のトラカール全体
の概略構成を示す斜視図。
【図2】 第1の実施の形態のトラカールの外套管が患
者の体内に穿刺された状態で、体壁に係止された状態を
示す斜視図。
【図3】 第1の実施の形態のトラカールの抜止め部材
の回収状態を説明するための縦断面図。
【図4】 本発明の第2の実施の形態の要部構成を示す
縦断面図。
【図5】 本発明の第3の実施の形態のトラカールの側
面図。
【図6】 第3の実施の形態のトラカールの外套管の先
端部を示す要部の縦断面図。
【図7】 第1〜3の各実施の形態とは構成が異なるト
ラカールを示す概略構成図。
【図8】 図7のトラカールの先端部を示す要部の斜視
図。
【図9】 図7のトラカールとは構成が異なるトラカー
ルの縦断面図。
【図10】 さらに別のトラカールとは構成例を示すも
ので、(A)はトラカールの先端部を示す要部の縦断面
図、(B)は操作部材を開いた状態を示す側面図、
(C)はトラカールが患者の胃壁内に穿刺された状態を
示す要部の縦断面図、(D)はトラカールによって胃壁
を吊り上げた状態を示す要部の縦断面図。
【符号の説明】
2 外套管 3 内針 6 抜止め部材(抜止め手段) 9 固定用ワイヤ(抜止め保持手段) 12 固定リング(固定手段) 13 ワイヤ固定具(内腔空間確保手段) 内腔空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外套管と、この外套管に挿通可能な内針
    とを有し、患者の体内に穿刺されるトラカールにおい
    て、 前記内針を挿通可能な抜止め手段と、患者の体腔内で前
    記抜止め手段を前記外套管に対して保持する抜止め保持
    手段とを具備したことを特徴とするトラカール。
JP8167320A 1996-06-27 1996-06-27 トラカール Withdrawn JPH1014931A (ja)

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JP8167320A JPH1014931A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 トラカール

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005279060A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Olympus Corp 送気装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005279060A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Olympus Corp 送気装置
JP4573554B2 (ja) * 2004-03-30 2010-11-04 オリンパス株式会社 内視鏡外科手術システム

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