JPH10148891A - フィルムアダプタ - Google Patents

フィルムアダプタ

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JPH10148891A
JPH10148891A JP30670996A JP30670996A JPH10148891A JP H10148891 A JPH10148891 A JP H10148891A JP 30670996 A JP30670996 A JP 30670996A JP 30670996 A JP30670996 A JP 30670996A JP H10148891 A JPH10148891 A JP H10148891A
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film
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film adapter
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JP30670996A
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Miki Matsuzaki
美樹 松▲崎▼
Mitsuo Goto
光夫 後藤
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性が高く、かつ、高精細なフィルム画像を
取り込むことができる画像入力装置のフィルムアダプタ
を提供する。 【解決手段】 フィルム画像入力装置の装置本体に着脱
自在に装着されるフィルム保持用のフィルムアダプタ2
00は、フィルムキャリアの一方の面と当接する当接面
206を有する基準コア204と、フィルムキャリアの
他方の面と当接する押さえ面211を有する押さえコア
207と、これらの基準コア204及び押さえコア20
7を連結する合わせ板209a,209bとを備えて主
要部が構成されている。基準コア204と押さえコア2
07を結合することによりフィルムキャリアを収納する
スリットが形成され、これらのコアの両端に合わせ板2
09a,209bが複数のネジ210a,210bによ
って取り付けられ、合わせ板で二つのコアを固定、補強
するよう形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像済みのフィル
ム画像をラインセンサにより電気信号に変換する画像入
力装置にフィルムを装着するためのフィルムアダプタに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特願平8−233417号
において、広く普及している現像済みJIS135型フ
ィルムと、フィルムカートリッジに収納された長尺状の
現像済み写真フィルムと、の両方のフィルム画像を取り
込む画像入力装置が提案されている。この従来の装置に
よると、図15の概略図に示すように、JIS135型
フィルム101a,101bはフィルムキャリア102
a,102bに峡持され、フィルムアダプタ103の略
凹形状の開口部104に支持された状態で、画像入力装
置105に装着されて画像の取り込みが行われるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、フィルムアダプタ103をプラスチック
モールド成形などにより一体物として作成していたた
め、開口部104を形成する型に抜き勾配を設ける必要
があり、ラインセンサの走査面と平行な面を形成でき
ず、また、成型時に不均一な収縮が生じて開口部104
の内面を精度良く仕上げることができなかった。特に、
フィルム101a,101bとラインセンサとの位置関
係がずれた場合には、高精細なフィルム画像を取り込む
ことができないという問題点があった。また、強度的に
も弱く、外力をうけた場合に変形しやすく寸法精度を保
つことができないという問題点も有していた。
【0004】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、剛性が高く、かつ、高精細なフィルム画像を取
り込むことが可能な画像入力装置のフィルムアダプタを
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1のフィルムアダプタは、現像済みフィ
ルム画像をラインセンサによって撮像して映像信号を得
る画像入力装置に着脱自在に装着され、上記フィルムを
峡持するフィルムキャリアを支持するフィルムアダプタ
であって、上記フィルムキャリアの一方の面と当接する
第1の支持部材と、上記フィルムキャリアの他方の面と
当接する第2の支持部材と、これら第1および第2の支
持部材を連結する連結手段と、を有することを特徴とす
る。
【0006】また、本発明の第2のフィルムアダプタ
は、上記第2の支持部材が、上記フィルムキャリアを上
記第1の支持部材に押圧する付勢手段を有することを特
徴とする。
【0007】上記第1のフィルムアダプタによれば、フ
ィルムキャリアとの当接面を有する二つの支持部材でフ
ィルムアダプタを構成するので、フィルムアダプタを精
度よく作成可能となる。
【0008】また、上記第2のフィルムアダプタによれ
ば、第2の支持部材に付勢手段を設けているので、第1
の支持部材とフィルムとのがたつきが防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、フィルムアダプタを着脱
自在に装着可能な画像入力装置の外観を示した斜視図で
ある。図2は、本発明の第1の実施形態であるフィルム
アダプタの外観斜視図であり、図3はこのフィルムアダ
プタの組立図である。また、図4は、図1に示した画像
入力装置の外装部材を省略して示した内部機構の斜視図
である。
【0010】図1に示すフィルム画像入力装置1は、装
置本体1a内に、原稿であるフィルムを照明する照明手
段と、フィルム上の画像を読み取るラインセンサと、上
記フィルム上の画像を上記ラインセンサ上に結像するた
めの光学部材と、を備え、これらを一体的に移動するこ
とで副走査を行い、フィルム上の画像をデジタル信号に
変換する装置である。
【0011】また、当該フィルム画像入力装置1は、そ
の装置本体1a内にフィルムを保持する手段を具備して
おらず、フィルムを保持するための機構として、装置本
体1aに対して選択的に着脱可能な複数のフィルムアダ
プタが用意されている。すなわち、図1に示すように、
装置本体1aの中程には、上記フィルムアダプタが装着
可能なフィルムアダプタ装着部2が形成されており、画
像読み取りの対象となる所定のフィルムが装填された所
定のフィルムアダプタを該フィルムアダプタ装着部2に
装着した後に、装置本体1aの機構により該フィルム画
像が読み込まれるようになっている。
【0012】本実施形態のフィルム画像入力装置には、
複数種フィルムに対応した複数のフィルムアダプタが装
着可能となっているが、ここでは、JIS135型フィ
ルムに対応したフィルムアダプタについて説明する。
【0013】図2は、当該フィルム画像入力装置に着脱
自在であって、JIS135型フィルムを装填可能なフ
ィルムアダプタを示した外観斜視図である。
【0014】図2に示すように、上記フィルム画像入力
装置1に着脱される複数のフィルムアダプタの内、フィ
ルムアダプタ200は、スライドおよびストリップ状の
JIS135型のフィルムである35mmフィルムを保
持するためのフィルム保持手段である。
【0015】このフィルムアダプタ200は、その外形
は上記装置本体1aのフィルムアダプタ装着部2と同大
同型であり、該フィルムアダプタ装着部2に嵌合装着す
ることができるようになっている。また、該フィルムア
ダプタ200の上面には後述するシャーシ11と一体の
フィルムアダプタマウント部12と該フィルムアダプタ
200を位置決めする位置決めピン201a,201b
が該フィルムアダプタ200にカシメで固定されてい
る。
【0016】また、このフィルムアダプタ200の中央
には、照明および撮像用の開口部203が形成されてお
り、さらに、該フィルムアダプタ200の上面には、後
述するスライドフィルム等が装填されるスリット202
が形成されている。一方、フィルムアダプタ200にお
ける、後述するフィルムアダプタマウント部12に対向
する面200aは、フィルムアダプタ装着部2に装着し
た際に、該フィルムアダプタマウント部12に当接する
ようになっている。なお、詳細は、後述する。
【0017】また、図3に示すように、フィルムアダプ
タ200は、第1の支持部材としての基準コア204
と、第2の支持部材としての押さえコア207とを当接
させて組み合わせ、両端に連結手段としての合わせ板2
09a,209bを取り付けて基準コア204及び押さ
えコア207を固定したもので主要部が構成されてい
る。
【0018】基準コア204は、プラスチック等で構成
され、押さえコア207とでスリット202を形成する
ため下部に突出部205を有している。また、基準コア
204の両端面には合わせ板取付用の複数のネジ穴が穿
設されている。この基準コア204の突出部205側に
は、基準面となる当接面206を有しており、この当接
面206は上記フィルムアダプタマウント部12と当接
する面200aと平行となっている。従って、当接面2
06は後述するラインセンサ5の走査面と平行に構成さ
れることになる。
【0019】押さえコア207は、基準コア204と同
様にプラスチック等で構成され、基準コア204とでス
リット202を形成するため下部に突出部208を有し
ている。従って、基準コア204と押さえコア207と
を組み立てる際に、突出部205と突出部208とは合
わせ面になっている。また、押さえコア207の両端面
には合わせ板取付用の複数のネジ穴が穿設されている。
この押さえコア207の突出部208側には、押さえ面
211を有しており、この押さえ面211については後
で図8を基に詳しく説明する。
【0020】合わせ板209a,209bは、金属製の
板で構成され、基準コア204及び押さえコア207の
両端に計二枚設けられており、複数のネジ210a,2
10bによって基準コア204,押さえコア207に取
り付けることでこれらのコアを固定、補強するようにな
っている。
【0021】図4は、上記フィルム画像入力装置の外装
部材(装置本体1a)を省略して示した副走査駆動機構
部の斜視図である。
【0022】図4に示すように、当該フィルム画像入力
装置1の内部には、フィルム照明用の照明手段でる冷陰
極管等で構成される棒状ランプ4と、ラインセンサ(以
下、CCDとも称する)5と、フィルム上の画像を上記
CCD5上に結像させるための光学部材であるレンズ6
と、上記レンズ6,CCD5等を保持するレンズCCD
保持手段であるキャリッジ8と、該保持部材であるキャ
リッジ8を移動可能に支持する平行なリードスクリュー
シャフト9およびガイドシャフト10と、該リードスク
リューシャフト9とガイドシャフト10とを支持するシ
ャーシ11と、該シャーシ11と一体で構成されている
フィルムアダプタマウント部12とで、主要部が構成さ
れている。
【0023】上記ランプ4は、棒状の冷陰極管で構成さ
れ、装置本体1aの前方中央部(図4中、左下側)にお
いてその軸が上下方向に沿うように配設されており、ま
た、該ランプ4は、略L字形状を呈するランプ保持部材
13の一端部において保持されている。なお、上記ラン
プ4のフィルムアダプタ装着部2を挟んで対向する位置
には、レンズ6が配設されている。
【0024】上記ランプ保持部材13は、その他端部が
キャリッジ8に固定されており、該キャリッジ8より装
置本体1aの前方に向けて延出し、上記フィルムアダプ
タ装着部2の下方を通って上記ランプ4の下方において
上方に向けてL字状に曲折している。そして、曲折した
垂設部の先端部の上記棒状ランプ4の配設箇所におい
て、V字形状の溝が形成された一対の突起13a,13
bが装置本体1a後方に向けて突設されている。
【0025】上記一対の突起13a、13b間には、両
端を円形でくりぬいたシリコーンゴム等で構成されるラ
ンプ固定部材14が配設されている。該ランプ固定部材
14の両端部には、それぞれ円形部の孔14a,14b
が形成されている。そして、これら孔14a,14bに
上記棒状ランプ4を差し込み、ランプ固定部材14本体
をランプ保持部材13に引っかけ、かつ、棒状ランプ4
をランプ保持部材の突起部13a、13bのV字形状の
溝に当接させ、固定する。
【0026】レンズCCD保持部材であるキャリッジ8
は、平行に配置されるリードスクリューシャフト9とガ
イドシャフト10によってX方向17のみ移動可能に保
持されている。そして、上記リードスクリューシャフト
9は、両端をコの字形状のシャーシ11に回動可能に支
持されている。また、ガイドシャフト10もその両端を
シャーシ11に支持されている。
【0027】上記リードスクリューシャフト9は螺旋溝
を有しており、この螺旋溝にレンズCCD保持部材であ
るキャリッジ8に螺合している。そして、リードスクリ
ュー回動駆動用のステッピングモータ20がシャーシ1
1に取り付けられ、その出力軸に固定されたギヤー21
はリードスクリューシャフト9に固定されたギヤー22
と噛合しており、該モータ20の回動力をリードスクリ
ューシャフト9に伝えるようになっている。
【0028】したがって、上記ステッピングモータ20
を駆動することにより、リードスクリューシャフト9が
回転し、レンズ保持部材であるキャリッジ8がランプ
4、CCD5、レンズ6とともに上記シャフトの軸と平
行に移動し、上記CCD5のライン方向である主走査方
向と交差する方向への副走査が行われる。
【0029】上記シャーシ11にはスイッチ23が取り
付けられている。該スイッチ23は、レンズCCD保持
部材であるキャリッジ8の端部が、CCD5の副走査時
の基準となる初期位置に到達したことを検出するための
スイッチであり、レンズCCD保持部材であるキャリッ
ジ8が矢印X方向17に移動し、スイッチ23に当接し
た位置を副走査の初期位置とする。
【0030】また、上記シャーシ11と一体で構成され
ている、フィルムアダプタマウント部12には、35m
mフィルム1駒分の大きさより十分大きい開口部24が
形成されている。該フィルムアダプタマウント部12の
上部には、上記フィルムアダプタ200(図2参照)の
位置決めピン201aが係合し、X方向17およびY方
向18の位置決めを行う長穴形状の位置決め用切欠部1
2aと、上記フィルムアダプタ200の位置決めピン2
01bが係合する切欠部12bとが形成されている。
【0031】上記フィルムアダプタ200には、図2に
示すように、光軸方向と直交する方向に沿って図5に示
すスライドキャリア400、または、図6,図7に示す
ストリップフィルムキャリア500を装着するためのス
リット202が形成されている。
【0032】図5に示すように、上記スライドフィルム
キャリア400には、マウントされたスライドフィルム
401を挿入可能なスリット402が形成され、また、
該スライドフィルム401の画面サイズと同じ大きさの
開口部403が形成されている。
【0033】また、図6に示すようなストリップ状のフ
ィルム501を用いる場合は、図6,図7に示すような
ストリップフィルムキャリア500を使用する。このス
トリップフィルムキャリア500は、支軸に対し開閉自
在に構成された2枚の板状部材502,503で構成さ
れている。これら板状部材502,503には、それぞ
れストリップフィルム501のフィルム画面サイズと同
大の開口部504,505が形成されている。また、該
ストリップフィルム501をこれら板状部材502,5
03で挟んだ際に、ストリップフィルム501の駒位置
が上記開口部504,505に対応するように位置決め
部材が突設されている。
【0034】また、上述したように上記フィルムアダプ
タ200の中央部には、光軸を中心とした長方形の開口
部203が形成されている。
【0035】上記スライドフィルム401あるいはスト
リップフィルム501の画像を取り込む際は、これらフ
ィルムを上記スライドフィルムキャリア400あるいは
ストリップフィルムキャリア500に装填し、さらに、
フィルムアダプタ200に装着する。その後、該フィル
ムアダプタ200を装置本体1aに装着し、撮像を行
う。すなわち、フィルム画像入力装置1の照明用ランプ
4からの照明光は、フィルムアダプタ200の開口部2
03を経てキャリア内のフィルムに照明され、さらに、
レンズ6を経てCCD5で取り込まれる。
【0036】図8は、上記フィルムアダプタ200の押
さえコア207の詳細構成を示した縦断面図である。
【0037】押さえコア207は、上述したように突出
部208側、すなわちラインセンサ5側に押さえ面21
1を有し、この押さえ面211より突出して上記フィル
ムキャリア400,500を基準コア204の当接面2
06に押し当てる付勢部材としての付勢ピン212が複
数設けられている。この付勢ピン212は、フィルムキ
ャリアの横方向の位置決めをするクリックの機能を兼ね
備えている。
【0038】付勢ピン212の収納凹部内には弾性部材
としてのバネ213が係入され、このバネ213は押え
板214で一端が保持されており、付勢ピン212を突
出方向に付勢している。なお付勢部材の変形例として、
付勢ピン212はコイルバネであるバネ213を板バネ
で構成し、この板バネを押さえコア207側に固定して
もよい。
【0039】以上説明したように本実施形態では、フィ
ルムアダプタ200を基準コア204と押さえコア20
7の二つのコアで構成したことにより、当接面206を
フィルムアダプタマウント部12と当接する面200a
と平行に形成でき、かつ、当接面206を精度よく形成
することが可能である。また、フィルム面とラインセン
サの位置関係は、当接面206,面200a,フィルム
アダプタマウント部12,シャーシ11,キャリッジ8
を介して決定されるため、きわめて高精度に構成するこ
とができる。さらに、フィルムキャリアは付勢ピン21
2によって当接面206に押し当てられているので、ス
リット202の中でのフィルムキャリアのがたつきを防
止でき、フィルム面と当接面206を常に平行に保つこ
とができる。
【0040】図9は、本発明の第2の実施形態であるフ
ィルムアダプタの構成を示した組立図である。
【0041】第2の実施形態のフィルムアダプタ220
は、基準コアと押さえコアを同じ形状の二つのコア22
1,222で構成した例である。その他の構成は第1の
実施形態と同様であり、説明を省略する。
【0042】このように二つのコアを共通化することに
よって、第1の実施形態の作用効果に加えて、成形型の
費用を低減でき、製造コストを安くすることができる。
【0043】図10は、本発明の第3の実施形態である
フィルムアダプタの構成を示した組立図である。
【0044】第3の実施形態のフィルムアダプタ230
は、基準コアと押さえコアの内、一方のコア231を平
板状の部材で形成し、他方のコア232のみ突出部を有
するよう構成した例である。そして、上記平板状のコア
231をラインセンサ5側に配置する。その他の構成は
第1の実施形態と同様であり、説明を省略する。
【0045】このように一方のコアを平面で構成するこ
とによって、第1の実施形態の作用効果に加えて、より
寸法精度を出し易くすることができる。
【0046】図11は、本発明の第4の実施形態である
フィルムアダプタの構成を示した組立図である。
【0047】第4の実施形態のフィルムアダプタ240
は、基準コアと押さえコアの両方を同じ形状の平板状の
コア241,242で構成し、これらのコア241,2
42の間に間隔部材243を配設した例である。その他
の構成は第1の実施形態と同様であり、説明を省略す
る。
【0048】このように二つのコアを同形状の平面で構
成することによって、第1の実施形態の作用効果に加え
て、型構成を簡略化でき、より寸法精度を出し易くする
ことができる。
【0049】図12は、本発明の第5の実施形態である
フィルムアダプタの構成を示した組立図である。
【0050】第5の実施形態のフィルムアダプタ250
は、合わせ板209a,209bを使用せずに基準コア
251と押さえコア252とを結合するよう構成した例
である。基準コア251の下部のL字状の突出部253
と押さえコア252の下部の突出部254とが係合して
二つのコアが組み合わされるようになっている。その他
の構成は第1の実施形態と同様であり、説明を省略す
る。
【0051】このように合わせ板を設けずに二つのコア
を結合させることによって、第1の実施形態の作用効果
に加えて、部品点数を減少させることができ、組立工程
を簡略化することができる。
【0052】図13は、本発明の第6の実施形態である
フィルムアダプタの構成を示した組立図である。
【0053】第6の実施形態のフィルムアダプタ260
は、第3の実施形態に示した平板状のコア261と突出
部を有するコア262とを組み合わせ、コの字状の合わ
せ板263を下方から嵌合させるよう構成した例であ
る。その他の構成は第1の実施形態と同様であり、説明
を省略する。
【0054】このように合わせ板の取り付けにネジを用
いずに下方から嵌合させて二つのコアを固定することに
より、第1の実施形態の作用効果に加えて、組立工程を
簡略化することができる。
【0055】図14は、本発明の第7の実施形態である
フィルムアダプタの構成を示した組立図である。
【0056】第7の実施形態のフィルムアダプタ270
は、基準コア271及び押さえコア272の両端部にそ
れぞれ爪部273,274を設け、合わせ板275a,
275bを各々の爪部273,274に圧入して結合す
ることにより、合わせ板をネジ止めせずに固定するよう
にした例である。合わせ板275a,275bは、下方
から爪部273,274に係合された後、各々のコアに
設けたストッパー276,277によって位置決めされ
るようになっている。その他の構成は第1の実施形態と
同様であり、説明を省略する。
【0057】このように合わせ板をネジ止めしないでそ
れぞれのコアに設けた爪部に係合させて二つのコアを固
定することにより、第1の実施形態の作用効果に加え
て、組立工程を簡略化することができる。
【0058】以上説明したように、上記実施形態によれ
ば、フィルムアダプタを強度を十分に保ちつつ高精度に
構成できるため、剛性が高く、かつ、高精細なフィルム
画像を取り込むことが可能なフィルムアダプタを提供す
ることができる。また、フィルムアダプタの各部品の金
型構成を簡単にすることができ、コストを低減させるこ
とができる。
【0059】[付記] (1) ラインセンサを画素配列方向と垂直な方向に副
走査して現像済みフィルム画像を撮像する画像入力装置
に着脱自在に装着され、上記フィルムを峡持するフィル
ムキャリアを支持するフィルムアダプタであって、上記
フィルムキャリアの一方の面と当接する、上記ラインセ
ンサの走査面と略平行な基準面を有する第1の支持部材
と、上記フィルムキャリアの他方の面と当接する第2の
支持部材と、これら第1および第2の支持部材を連結す
る連結手段と、を有することを特徴とするフィルムアダ
プタ。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、剛
性が高く、かつ、高精細なフィルム画像を取り込むこと
が可能な画像入力装置のフィルムアダプタを提供できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルムアダプタを着脱自在に装着可能な画像
入力装置の外観を示した斜視図
【図2】本発明の第1の実施形態であるフィルムアダプ
タの外観斜視図
【図3】本発明の第1の実施形態に係るフィルムアダプ
タの組立図
【図4】図1に示した画像入力装置の外装部材を省略し
て示した内部機構の斜視図
【図5】上記画像入力装置に装着されるフィルムアダプ
タに装填されるスライドキャリアを示した斜視図
【図6】上記画像入力装置に装着されるフィルムアダプ
タに装填されるストリップフィルムキャリアの一例を示
した斜視図
【図7】上記画像入力装置に装着されるフィルムアダプ
タに装填されるストリップフィルムキャリアの他の例を
示した斜視図
【図8】本発明の第1の実施形態に係るフィルムアダプ
タの押さえコアの詳細構成を示した縦断面図
【図9】本発明の第2の実施形態であるフィルムアダプ
タの構成を示した組立図
【図10】本発明の第3の実施形態であるフィルムアダ
プタの構成を示した組立図
【図11】本発明の第4の実施形態であるフィルムアダ
プタの構成を示した組立図
【図12】本発明の第5の実施形態であるフィルムアダ
プタの構成を示した組立図
【図13】本発明の第6の実施形態であるフィルムアダ
プタの構成を示した組立図
【図14】本発明の第7の実施形態であるフィルムアダ
プタの構成を示した組立図
【図15】従来例のフィルムアダプタの概略構成を示し
た斜視図
【符号の説明】
1…フィルム画像入力装置 1a…装置本体 2…フィルムアダプタ装着部 5…ラインセンサ(CCD) 8…キャリッジ 11…シャーシ 12…フィルムアダプタマウント部 200…フィルムアダプタ 200a…面 201a,201b…位置決めピン 202…スリット 203…開口部 204…基準コア 205,208…突出部 206…当接面 207…押さえコア 209a,209b…合わせ板 210a,210b…ネジ 211…押さえ面 212…付勢ピン 213…バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像済みフィルム画像をラインセンサに
    よって撮像して映像信号を得る画像入力装置に着脱自在
    に装着され、上記フィルムを峡持するフィルムキャリア
    を支持するフィルムアダプタであって、 上記フィルムキャリアの一方の面と当接する第1の支持
    部材と、 上記フィルムキャリアの他方の面と当接する第2の支持
    部材と、 これら第1および第2の支持部材を連結する連結手段
    と、 を有することを特徴とするフィルムアダプタ。
  2. 【請求項2】 上記第2の支持部材は、上記フィルムキ
    ャリアを上記第1の支持部材に押圧する付勢手段を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載のフィルムアダプ
    タ。
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