JPH10148731A - プラスチック光ファイバのコネクター端面処理法 - Google Patents

プラスチック光ファイバのコネクター端面処理法

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JPH10148731A
JPH10148731A JP31087796A JP31087796A JPH10148731A JP H10148731 A JPH10148731 A JP H10148731A JP 31087796 A JP31087796 A JP 31087796A JP 31087796 A JP31087796 A JP 31087796A JP H10148731 A JPH10148731 A JP H10148731A
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JP
Japan
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optical fiber
ferrule
plastic optical
connector
tip
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31087796A
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English (en)
Inventor
Shinichi Toyoshima
真一 豊島
Hajime Munekuni
肇 宗國
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック光ファイバ2のコネクターとの
接続において、熱板処理法の簡便さと、研磨法なみの結
合光ロスとを同時に得られるようにする。 【解決手段】フエルール1先端面に、0.0mm〜0.
2mmの切り欠き深さaの位置から斜め下方向乃至横方
向に切り欠くことで形成されたリング状の溝3を有する
コネクターを用い、該フェルール1の先端面からわずか
に飛び出すように装着したプラスチック光ファイバ2の
先端部分を、加熱板に打ち付けるように短時間押し当
て、そしてまた離す操作を複数回繰り返すことにより、
プラスチック光ファイバ2の先端部を、フェルール1の
切り欠き部に充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック光フ
ァイバとLEDやホトダイオード或はプラスチック光フ
ァイバ同志の結合に関し、特に光ロスの少ないプラスチ
ック光ファイバのコネクター端面処理法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプラスチック光ファイバのコネク
ターとの接続方法に関する技術としては、コネクターの
フェルールにプラスチック光ファイバを余長部をとって
装着し、その余長部分がフェルールと同一面になるよう
に研磨する研磨法がよく行われている。
【0003】また、特公昭62−57001号公報に
は、フエルール先端面にテーパ状の切り欠き部をもた
せ、フェルールに装着したプラスチック光ファイバの余
長部分を熱板で膨大化せしめ、熱板を冷やしてから離
す、熱板処理法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記研磨法は、結合に
おける光ロスが最も少ない利点があるが、研磨に時間が
かかり、大量生産にはあまり向かない問題がある。
【0005】また、上記熱板処理法は、研磨法に比べて
作業性には優れているが、熱板処理をするとき、ファイ
バの伝熱によりフェルールの先端部からかなり深い部分
までのプラスチック光ファイバが膨大化し、場合によっ
てはフェルールのテーパー切り欠き部の下方でも、プラ
スチック光ファイバの直径より数十μm大きなフエルー
ル穴径までに膨大化してしまう。このため、結合による
光ロスが、前述の研磨法よりも0.5〜1.5dB程度
大きくなってしまう問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、プラスチック光ファイバのコネクターとの
接続において、熱板処理法の簡便さと、研磨法なみの結
合光ロスとを同時に得られるようにすることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、プラスチ
ック光ファイバをコネクターに装着するにあたり、フエ
ルール先端面に、フェルール先端面から0.0mm〜
0.2mmの切り欠き深さの位置から斜め下方向乃至横
方向に切り欠くことで形成されたリング状の溝を有する
コネクターを用い、該フェルールの先端面からわずかの
長さだけ飛び出すようにプラスチック光ファイバを装着
し、飛び出した先端部分を、110℃以上に加熱された
加熱板に打ち付けるように短時間押し当て、そしてまた
離す操作を複数回繰り返すことにより、プラスチック光
ファイバの先端部を、フェルールの切り欠き部に充填す
ることを特徴とするプラスチック光ファイバのコネクタ
ー端面処理方である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、フエルールの先端内周
側が、フェルール先端面から0.0mm〜0.2mmの
切り欠き深さ位置から斜め下方向乃至横方向に切り欠か
れて、リング状の溝が形成されたコネクターを用いるの
が第1の特徴である。
【0009】これを図1及び図2に基づいて説明する
と、フェルール1の先端面から0.0mm〜0.2mm
の切り欠き深さ位置というのは、aの切り欠き深さの位
置を言い、この位置から斜め下方又は横方向に切り欠か
れて形成された溝は符号3で示す部分を言う。但し、図
示される溝3は斜め下方に切り欠かれて形成されたもの
である。
【0010】溝3は、後述するように、プラスチック光
ファイバ2の溶融された余長部を収納するものである。
切り欠き深さaは0.0mm〜0.2mmと浅いにも拘
わらず、切り欠き深さaの位置から斜め下方乃至は真横
に切り欠いて溝3を形成することで、容積を大きくと
れ、プラスチック光ファイバ2の余長長さに自由度を持
たすことができる。切り欠き深さaを0.0mm〜0.
2mmと浅くとるのは、浅ければ浅いほど、プラスチッ
ク光ファイバ2の線径の大きな乱れが生じている範囲が
短くなるので、光が漏れることが少なくなるからであ
る。
【0011】しかしながら、このような浅い切り欠きの
フエルールがあったとしても、プラスチック光ファイバ
の余長部を熱板にあてて成型してみると、切り欠き部の
付け根部よりも深い位置でプラスチック光ファイバが膨
大化してしまうため、フェルールの切り欠きの厚さより
も厚く成型されるという欠点が生じやすく、確実に薄い
厚さを保つことが非常に重要な課題でもある。
【0012】その方法として、本発明では、フェルール
の切り欠き容積相当の体積のプラスチック光ファイバの
余長を残してプラスチック光ファイバをフェルールに装
着し、飛び出した先端部分を、110℃以上に加熱され
た加熱板に打ち付けるように短時間押し当て、そしてま
た離す操作を複数回繰り返すこととしているものであ
る。これが本発明の第2の特徴である。このようにする
ことにより、常に更新されたファイバ端面のみ加熱さ
れ、直ぐ冷却されていく操作が繰り替えされるので、フ
ァイバ内の熱伝動による、ファイバの遠方部の膨大化が
防げ、プラスチック光ファイバを切り欠き部に忠実に成
形できるのである。熱板の温度はプラスチック光ファイ
バが変形する110℃以上であるが、特に好ましいのは
125℃〜170℃である。加熱板に打ち付けるのは、
数回/秒乃至1回/数秒というような頻度であり、自動
機械装置で行うのがより好ましいが、フエルールを手に
持って軽く押しあてる要領で現場施工することもでき
る。従来の熱板処理法における連続した押し付けに対
し、本発明の方法では、先端部のみが溶融変形させられ
る効果があり、T字型の薄い先端成型が可能となる。
【0013】
【実施例】
実施例1 開口数0.32の高速プラスチック光ファイバ(旭化成
工業社製「ルミナスAC−1000」)50mをF07
タイプのコネクターに装着した。このコネクターのフェ
ルールの部分は、スプリングで常に先端が他方の接続フ
ェルールと面が合うように押し付け合う構造のものを使
用した。
【0014】フェルールの先端面の切り欠き深さaが
0.05mm,0.1mm,0.2mmで、この位置か
ら斜め下方に切り欠いて溝を形成し、最深0.3mm
で、幅0.3mmの環状の溝とした。このフエルールに
プラスチック光ファイバを装着し、余長部の長さをそれ
ぞれ0.1mm,0.2mm,0.3mmにカミソリで
切断して固定した。熱板としてアイロンを用い、その温
度を135℃〜155℃とし、フェルールを手に持っ
て、およそ5秒間に20回フェルール端面を熱板に軽く
打ち付けて、フェルールの先端面がフェルールの最先端
部と同一面になるようにした。
【0015】光パワーの測定には光ファイバテスター
(伯東社製「PHOTOM・205・OPTICAL・
POWER・METER」)を用いた。50mのプラス
チック光ファイバケーブルの片側は予め定めたコネクタ
ーに固定したままとし、フオトダイオード側とした。テ
ストに用いたコネクターはLED側とした。
【0016】測定結果を表1に示す。
【0017】比較例1 実施例1のテストに引き続き、F07のコネクターのフ
ェルールの切り欠きのないものを使用し、フェルールに
プラスチック光ファイバを装着した後、0.2mmの余
長を残して固定し、9μmの研磨紙で研磨を行った。こ
のサンプルについても、実施例1と同様に、光パワーを
測定した。
【0018】測定結果を表1に示す。
【0019】比較例2 比較例1の実験に引き続き、F07のコネクターのフエ
ルールの切り欠きが0.3mmで、斜め上方に45度の
テーパ状のものを用いた。フェルールにプラスチック光
ファイバを装着した後、0.3mmの余長を残して固定
し、150℃の熱板に連続して5秒間押し当てて成型し
た。このサンプルについても実施例1と同様に光パワー
を測定した。測定結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いるプラスチック光ファイバのコネ
クターの端面を示す図である。
【図2】図1に示されるコネクターの断面図である。
【符号の説明】 1 フェルール 2 プラスチック光ファイバ 3 溝 a 切り欠き深さ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック光ファイバをコネクターに
    装着するにあたり、フエルール先端面に、フェルール先
    端面から0.0mm〜0.2mmの切り欠き深さの位置
    から斜め下方向乃至横方向に切り欠くことで形成された
    リング状の溝を有するコネクターを用い、該フェルール
    の先端面からわずかの長さだけ飛び出すようにプラスチ
    ック光ファイバを装着し、飛び出した先端部分を、11
    0℃以上に加熱された加熱板に打ち付けるように短時間
    押し当て、そしてまた離す操作を複数回繰り返すことに
    より、プラスチック光ファイバの先端部を、フェルール
    の切り欠き部に充填することを特徴とするプラスチック
    光ファイバのコネクター端面処理法。
JP31087796A 1996-11-21 1996-11-21 プラスチック光ファイバのコネクター端面処理法 Withdrawn JPH10148731A (ja)

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JP31087796A Withdrawn JPH10148731A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 プラスチック光ファイバのコネクター端面処理法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1189086A1 (en) * 2000-09-06 2002-03-20 Sony Corporation Fixing of an optical fibre in a ferrule
US6554488B2 (en) 2001-01-17 2003-04-29 Autonetworks Technologies, Ltd. Optical fiber end processing method and optical fiber end processing equipment

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