JPH1014868A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH1014868A
JPH1014868A JP8176679A JP17667996A JPH1014868A JP H1014868 A JPH1014868 A JP H1014868A JP 8176679 A JP8176679 A JP 8176679A JP 17667996 A JP17667996 A JP 17667996A JP H1014868 A JPH1014868 A JP H1014868A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さいサイズの固体撮像素子の場合にもフレ
キシブル回路基板を用いてより小型化できる撮像装置を
提供すること。 【解決手段】 固体撮像素子24の入出力端子に一端が
バンプ接続されたフレキシブル回路基板45は後方側に
延出されて電子部品の高さ程度のスペースを確保してU
字状に折り曲げられて最下層となる第1層及びこれに平
行な第2層が形成され、さらに固体撮像素子24の裏面
付近でU字形状に折り曲げられて後方側に延出されて第
3層が形成され、第1及び第2層の間にはチップコンデ
ンサ51等の電子部品が高密度で実装され、第2及び第
3層の2層にケーブル接続用ランド部が形成され、小さ
いサイズの固体撮像素子のサイズに合わせた小さい幅の
フレキシブル回路基板45にも全ての同軸ケーブル55
の芯線55aを接続可能にし、また同軸ケーブル55が
挟まれる様に配置される第2層及び第3層の間のスペー
スをその外径程度にして撮像部23を小型化できるよう
にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品が実装され
たフレキシブル回路基板に信号ケーブルを接続し、小さ
いサイズの固体撮像素子の場合に適した撮像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、医療分野においては、細長の挿入
部を体腔内に挿入することにより、体腔内臓器等を観察
することのできる内視鏡が広く用いられており、この内
視鏡は、医療用のみならず工業用においても、ボイラ、
化学プラント等の管内、あるいは機械内部の対象物等を
観察、検査したりするのに用いられている。
【0003】前記内視鏡には、光学式内視鏡(いわゆる
ファイバスコープ)と、挿入部先端の撮像部或いは撮像
装置に電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素子を配設
した電子内視鏡とがあり、電子内視鏡の撮像部において
は、前記固体撮像素子に、IC等の電子部品を実装した
回路基板が接続され、さらに、この回路基板に、入出力
信号を伝達する信号ケーブルが接続されている。
【0004】前記回路基板には、通常、TAB(テ−プ
オートメイテッドボンディング)テープ、あるいは、F
CP(フィルムキャリアパッケージ)或いはフレキシブ
ル回路基板と称される回路基板が使用されており、この
回路基板は曲げ加工され、外装面等に信号ケーブルが接
続されるようになっている。
【0005】ところで、最近では、例えば気管支観察用
の内視鏡等のように、挿入部の細径化を必要とする内視
鏡の需要が多くなり、固体撮像素子の小型化に伴い撮像
部もより小型化することが望まれる状況になった。
【0006】例えば、固体撮像素子の小型化に伴い、フ
レキシブル回路基板のサイズも小さくなるため、フレキ
シブル回路基板の1層部分に全ての信号ケーブルを接続
することが困難になり、2層以上で信号ケーブル接続面
を形成することが必要になる。
【0007】このような撮像部に対処するものとして例
えば、特開平5ー49602号公報ではフレキシブル回
路基板における固体撮像素子の裏面付近に電子部品を実
装し、その後方側で段階状等に折り曲げて信号ケーブル
との接続部を2層形成して、撮像部の小型化を図ったも
のが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報では例えばフレキシブル回路基板の後方寄りの位置に
ケーブル接続部が設けてあるので、撮像部の硬質部長が
長くなる。つまり、撮像部の硬質部長はフレキシブル回
路基板の後端からさらに束ねた信号ケーブルの先端付近
部分までを含むものとなるが、この公報のようにケーブ
ル接続部をフレキシブル回路基板の後方寄りの位置に設
けると、その部分から束ねた信号ケーブルに至る部分ま
でのケーブル配線部の長さが撮像部の硬質長となってし
まうので、その長手方向のサイズの小型化に改良の余地
がある。
【0009】特に同軸ケーブルの場合にはさらに芯線と
シールド線とを分離するためにその長手方向で若干の長
さが必要となり、上記公報のようにフレキシブル回路基
板の後方寄りの位置にケーブル接続部を設ける構造であ
ると、さらに硬質部長を長くしてしまう。
【0010】また、上記公報では実装された抵抗等の電
子部品の反対側の面を信号ケーブルの接続に利用してい
るが、電子部品の実装面側の空間を十分に利用していな
いので、より高密化して撮像部を小型化する余地があ
る。
【0011】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、小さいサイズの固体撮像素子の場合にもフレキシ
ブル回路基板を用いてより小型化できる撮像装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】一辺縁に沿って入出力端
子が配置された固体撮像素子と、前記固体撮像素子に接
続された電子部品を実装してなるフレキシブル回路基板
と、前記フレキシブル回路基板に接続された信号ケーブ
ルとを有する撮像装置において、前記フレキシブル回路
基板を折り曲げることによって略平行な2層以上の信号
ケーブル接続面を設けると共に、少なくとも1層の信号
ケーブル接続面に接続される信号ケーブルは2面のフレ
キシブル回路基板に挟まれて配置されるようにすること
により、前記信号ケーブルを挟む方向のフレキシブル回
路基板による実装を高密度にして撮像装置の小型化を可
能にしている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を具体的に説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図4は本発明の第1の
実施例の形態に係り、図1は電子内視鏡システムの構成
を示し、図2は第1の実施の形態を備えた電子内視鏡の
先端部の構造を示し、図3は第1の実施の形態の撮像装
置を示し、図4は撮像装置の組立方法の説明図を示す。
【0014】図1に示すように電子内視鏡システム1は
電子内視鏡2と、この電子内視鏡2に照明光を供給する
光源装置3と、電子内視鏡2に内蔵された撮像装置21
に対する信号処理を行う制御装置4と、この制御装置4
により生成された映像信号を表示するカラーモニタ5と
から構成される。
【0015】前記電子内視鏡2は細長の挿入部6と、こ
の挿入部6の後端に設けられた太幅の操作部7と、この
操作部7の側部から延出されたユニバーサルコード部8
とを有し、ユニバーサルコード部8の末端に設けたスコ
ープコネクタ部9を光源装置3に着脱自在で接続するこ
とができる。
【0016】このスコープコネクタ部9の電気接点部に
はさらに接続ケーブル11の一端がコネクタを介して接
続され、この接続ケーブル11の他端をコネクタを介し
て制御装置4に着脱自在で接続できる。
【0017】前記挿入部6は硬質の先端部12と、この
先端部12の後端に設けられ、湾曲自在の湾曲部13
と、この湾曲部13の後端から操作部7の前端に延びる
可撓性(軟性)を有する軟性管部14とを有する。操作
部7には湾曲操作ノブ15が設けられ、この湾曲操作ノ
ブ15を操作することにより湾曲部13を湾曲すること
ができる。また、この操作部7の前端付近には処置具挿
入口16が設けられ、この処置具挿入口16はその内部
で処置具チャンネル17と連通し、この処置具チャンネ
ル17は先端部12で開口している。
【0018】挿入部6内には照明光を伝送する図示しな
いライトガイドが挿通され、このライトガイドの後端側
は操作部7を経てユニバーサルコード部8内を挿通さ
れ、スコープコネクタ部9の図示しないライトガイドコ
ネクタに至る。このライトガイドコネクタを光源装置3
に接続することにより、光源装置3から供給される照明
光を伝送し、先端部12の照明窓18に取り付けられた
先端面から前方に出射し、患部等の被写体を照明する。
【0019】照明窓18に隣接して観察窓(撮像窓)1
9が設けてあり、この観察窓19に取り付けられ、撮像
装置21を形成する対物レンズ部22によりその結像位
置に光学像を結ぶ。
【0020】図2に示すようにこの対物レンズ部22の
結像位置には撮像部23を形成する固体撮像素子24が
配置され、光学像を光電変換する。この撮像部23の後
方側に信号ケーブル25が延出され、挿入部6内を挿通
された信号ケーブル25は操作部7を経てユニバーサル
コード部8内を挿通され、その末端はスコープコネクタ
部9の電気接点部に至る。
【0021】上記のように電気接点部は接続ケーブル1
1を介して制御装置4と接続される。制御装置4内には
固体撮像素子24をドライブするドライブ信号発生回路
と、固体撮像素子24から出力される出力信号に対する
信号処理を行う信号処理回路とを有し、ドライブ信号は
信号ケーブル25等を介して固体撮像素子24の入力端
子に印加され、固体撮像素子24で光電変換した信号を
読み出す。そして、固体撮像素子24の出力端子から出
力される撮像信号は信号ケーブル25等を介して制御装
置4内の信号処理回路に入力される。
【0022】次に図2を参照して第1の実施の形態の撮
像装置21が設けられた先端部12の構成を具体的に説
明する。先端部12を構成する略円柱形状で硬質の先端
部構成部材26にはその前端付近に弾性を有する先端カ
バー27が取り付けられ、また先端部構成部材26の後
端外周には湾曲部13を形成する第1湾曲駒28が固着
されている。この第1湾曲駒28aは略リング形状でそ
の後端には第2の湾曲駒28bがリベット等で互いに回
動自在に連結され、この第2の湾曲駒28bの後端には
図示しない第3の湾曲駒が回動自在に連結されるという
具合にして、複数の湾曲駒が互いに湾曲自在に連結して
湾曲部13が形成されている。
【0023】湾曲部13の外周は、ゴムチューブ等の弾
性を有する外皮29で覆われている。
【0024】先端構成部材26にはその軸方向に観察窓
19となる孔が設けられ、撮像装置21が取り付けられ
ている。この撮像装置21は対物レンズ部22と、撮像
部23とからなる。この対物レンズ部22は複数の対物
レンズ31とこの対物レンズ31が取り付けられたレン
ズ枠体32とからなり、レンズ枠体32の後端の固定用
枠体33には撮像部23の前端に突出させた撮像素子枠
体34が嵌合し、ピント合わせ等して固定される。
【0025】観察窓19に隣接して送気・送水を行うた
めの細径の送気・送水孔35が設けられ、この送気・送
水孔35の先端には送気・送水ノズル36が取り付けら
れ、この送気・送水ノズル36の先端開口は対物レンズ
31の外表面に対向している。
【0026】この送気・送水孔35の後端に送気・送水
パイプ37が後方に突出するように固着され、送気・送
水パイプ37の突出した部分に送気・送水チューブ38
が接続され、糸巻きで固定されている。
【0027】また、観察窓19に隣接して、処置具チャ
ンネル17を形成する太径の孔が設けられ、この孔の後
端には処置具チャンネルパイプ39が後方に突出するよ
うに固着され、突出する部分に処置具チャンネルチュー
ブ41が接続され、糸巻きで固定されている。
【0028】次に図3を参照して撮像部23の具体的な
構造を説明する。撮像素子枠体34の後端には、カバー
ガラス43が嵌合し、かつ前面の縁部が撮像素子枠体3
4の内壁に設けた凸部に突き当てるようにして位置決め
された状態で固定され、このカバーガラス43の後面に
はベアチップの固体撮像素子24の(光電変換する機能
を持つ受光部25が設けられた)表面が位置決めされた
状態で固着されている。
【0029】この固体撮像素子24はほぼ正方形ないし
長方形の板形状で、表面の中央位置から一方の辺側(図
3では上辺側)に偏心して受光部25が形成され、対向
する他方の辺側(図3では下辺側或いは底辺側)近くに
は、つまりその下辺近傍となる一辺縁部分には、その辺
と平行にライン状の入出力端子(具体的には図6の符号
44参照)が設けられている(図3では受光部25は上
辺側に偏心し、下辺側の辺縁に沿ってライン状に複数の
入出力端子が設けられている)。
【0030】各入出力端子には帯形状で屈曲自在の可撓
性を有するフレキシブル回路基板(以下FPCと略記)
45の一方の端部から突出する導電箔のリードパターン
46がそれぞれバンプボール47を介してのバンプ接続
により電気的に接続され、接続部は補強などのために絶
縁性の封止樹脂48で覆い固定されている。
【0031】このFPC45の帯の幅は図4から分かる
ように固体撮像素子24の対向する両側面間の幅以下で
あり、両側面から少なくとも突出しないような大きさに
設定している。
【0032】この帯形状のFPC45は一方の端部から
固体撮像素子24の下側面に近接する状態で固体撮像素
子24の背面(或いは裏面)より後方側に延出され、電
子部品の収納スペースが形成されるようにU字状に折り
曲げられて前方に延出され、固体撮像素子24の裏面中
央付近で接着剤49で固定され、さらにこの固定部で略
U字状に折り曲げられて再び後方側に延出され、その端
部はU字状の折り曲げ部と揃えられている。
【0033】このように帯形状のFPC45をその長手
方向を略3等分する2箇所で略U字形状に折り曲げるこ
とにより、略平行な3つのFPC層を形成している。ま
た、各FPC層は両面にプリントパターンが形成されて
いる。
【0034】そして、3つのFPC層における最下層
(第1層と略記)の内側の面(固体撮像素子24側とな
る面)には電子部品としてチップコンデンサ51及びチ
ップ抵抗52が実装されており、かつ後方でU字形状に
折り曲げられた第2層の下側の面(第1層に対向する
面)にはチップ抵抗52に隣接するようにしてチップ抵
抗53が実装されている。
【0035】つまり、第1層及び第2層との間のスペー
スには3つの電子部品が実装されている。また、折り曲
げることによりチップコンデンサ51及びチップ抵抗5
2に近接して対向する第2層の下面には絶縁性のカバー
レイ54が取り付けられ、チップコンデンサ51及びチ
ップ抵抗52の導体部と第2層の下面のプリントパター
ンとが短絡等することを防止している。
【0036】同様に、チップ抵抗53に近接して対向す
る第1層の上面にも絶縁性のカバーレイ54が取り付け
られている。このようにして、実装された電子部品の高
さ程度でFPC45をU字状に折り曲げ、その際、短絡
等が発生することをカバーレイ54で防止することによ
り、高密度の実装を可能にして、図3における撮像部2
3の高さ方向のサイズを小さくし、この撮像部23を収
納した先端部12の細径化を実現している。
【0037】第2層の上面には信号ケーブル25におけ
る同軸ケーブル55の芯線55aが第2層の先端寄りの
位置で半田付けで接続されている。また、第3層の上面
にも信号ケーブル25における同軸ケーブル55の芯線
55aが第3層の先端寄りの位置で半田付けで接続され
ている。
【0038】また、第2層で接続された同軸ケーブル5
5はその被覆55d等が第2層に殆ど接するように配置
されると共に、対向する第3層とも殆ど接する状態で配
置され、その場合露出する芯線55a或いはシールド線
55cと対向する部分には絶縁性のカバーレイ54を設
けて短絡等を防止している。
【0039】つまり、1枚のFPC45を折り曲げてF
PC3層を形成し、その内の2層を同軸ケーブル55の
接続面として利用すると共に、第2層に接続された同軸
ケーブル55は第2層と第3層とにそれぞれ近接して挟
まれるようにして配置することにより、図3における高
さ方向の実装密度を向上し、撮像部23の上下及び左右
方向のサイズを小さくし、この撮像部23を収納した先
端部12の細径化を図っている。
【0040】この場合、各同軸ケーブル55の外皮55
bは各層の後端より少し前方位置ではぎ取られてシール
ド線55cが露出し、第2層側の各シールド線55cは
第3層に設けたGND用孔66を通して第3層側のシー
ルド線55cと接続している。
【0041】また、各芯線55aはGND用孔66より
前方位置ではぎ取られた(芯線55aの)外皮55dか
ら露出し、第2層及び第3層の先端寄りに設けたケーブ
ル接続用ランド部61(例えば図4(A)参照)にそれ
ぞれ半田付けされている。
【0042】また、シールド線55cをFPC55の少
なくとも後端付近より前寄りの位置に設けたGND用孔
66を通して図4(B)に示すようにその孔66周囲の
GNDランド62に半田付けで接続している。FPC4
5の2層に接続された同軸ケーブル55はFPC45の
後方位置でケーブル固定糸56を巻き付けて束ねられて
いる。
【0043】つまり、本実施の形態では芯線55aを各
層の先端付近で接続し、かつシールド線55cも各層の
少なくとも後端より前寄りの位置でGNDランド62に
接続して、ケーブル配線部の長さを短くできるようにし
ている。この場合、ケーブル接続部となる2層はその層
間距離が小さく、近接しているので、ケーブル固定糸5
6で束ねられた部分からあまりケーブルを引き回すこと
なく、短いケーブルで配線でき、ケーブル配線部の長さ
を短くして撮像部23の硬質部長を短くできるようにし
ている。
【0044】撮像素子枠体34の後端からケーブル固定
糸56付近までの撮像部23の空間部分には絶縁性の封
止樹脂57を充填して撮像部23を封止している。そし
て、封止樹脂57の外周部分に絶縁性の熱収縮チューブ
58を被せている。
【0045】次に図4を参照して撮像部23を組み立て
る方法を説明する。電子部品を実装した帯状のFPC4
5の一端のリードパターン46を固体撮像素子24の入
出力端子にバンプ接続し、FPC45をリードパターン
46の基端で固体撮像素子24の下側面に沿うように9
0°折り曲げ、この下側面部分とバンプ接続部付近に封
止樹脂48を流し込むようにして固定或いは補強する。
また、この固体撮像素子24の表面にカバーガラス43
を接着剤等で固定する。
【0046】また、一端から全長の1/3付近の位置で
上側にU字状となるように折り曲げ(折り返し)、折り
曲げた他端側における固体撮像素子24の裏面に届く長
さ位置で固体撮像素子24の裏面に沿って上側に延びる
ように90°折り曲げる。
【0047】そして図4に示すように上方向に折り曲げ
た部分を固体撮像素子24の裏面に接着剤49で仮固定
する。
【0048】また、第2層の上面に設けた3つのケーブ
ル接続用ランド部61にそれぞれに3本の同軸ケーブル
55の芯線55aを半田付けする。この場合、芯線55
aより後方側でシールド線55cをまとめる。さらに、
図4(A)の矢印Cで示すように上側に延出されたFP
C45を折り曲げる。そして、GND用孔66にまとめ
たシールド線55cを通す。
【0049】折り曲げることにより(第3層上面とな
る)GND用孔66の周囲には図4(A)のA矢視の図
4(B)に示すように、GNDランド62が設けてあ
り、GND用孔66を通したシールド線55cと第3層
側に接続される同軸ケーブル55のシールド線55cと
を纏めてGNDランド62に半田付けする。
【0050】このGNDランド62に半田付けする前或
いは後に第3層でも各同軸ケーブル55の各芯線55a
を第3層の上面に設けた3つのケーブル接続用ランド部
61にそれぞれに半田付けする。
【0051】その後、図3に示すようにカバーガラス4
3及び固体撮像素子24の露出する側面等から信号ケー
ブル25のケーブル固定糸56付近までの撮像部23の
空間部分に封止樹脂57を流し込んで樹脂封止し、さら
に熱収縮チューブ58で覆う。
【0052】本実施の形態によれば、FPC45をU字
形状に折り曲げて電子部品の実装部を形成し、さらにU
字形状に折り曲げて2層の信号ケーブル接続面を形成
し、その場合、電子部品を収納できる最小の高さ程度で
U字形状に折り曲げて電子部品の実装部を形成している
ので、撮像部23(或いは撮像装置21)の高さ方向の
サイズを小さくできる。また、2層の信号ケーブル接続
面を設けているので、FPC45の幅を固体撮像素子2
4の両側面からはみ出さない小さい幅にしても、、全て
の信号ケーブル25を接続することが可能になり、撮像
部23の左右方向のサイズも小さくできる(従って、こ
の撮像部23を内蔵した先端部12の外径も小さくでき
る。) また、第2及び第3層に挟まれた信号ケーブルはその信
号ケーブルの外径程度の幅のスペース内に収納されるよ
うにFPC45を折り曲げてしているので、やはり撮像
部23の高さ方向のサイズを小さくできる。
【0053】さらに、各層における同軸ケーブル55の
接続部(つまり、芯線55aの半田付け部)は折り曲げ
られたFPC45の前寄りの位置に設けているので、前
寄りの位置で接続しない場合における接続部から束ねら
れた信号ケーブル25(ケーブル固定糸56付近)まで
の長さを短くすることができ、撮像部23の光軸方向の
長さ、或いはサイズを小さくでき、この撮像部23を内
蔵した電子内視鏡1の先端部12の硬質部長を短くでき
る。
【0054】(第2の実施の形態)図5ないし図9は本
発明の第2の実施の形態に係り、図5は本発明の第2の
実施の形態における撮像部の構成を示し、図6は第2の
実施の形態で使用される固体撮像素子を示し、図7は信
号ケーブルの配置状態を示し、図8は第2の実施の形態
における撮像部の組立方向の説明図を示し、図9は信号
ケーブルの接続状態を示す。
【0055】第1の実施の形態では帯形状のFPC45
の長手方向を固体撮像素子24の表裏方向或いは光軸方
向となるように配置し、その長手方向に折り返してFP
C3層を形成し、そのうちの第1層を電子部品の実装、
第2及び第3の2層を信号ケーブル25(より具体的に
は同軸ケーブル55)の接続に使用した。
【0056】これに対し、本実施の形態では上記長手方
向と直交する帯の方向(簡単化のため横方向と略記)が
長手方向となる図8に示す略長方形状のFPC45が採
用され、このFPC45は信号ケーブル25の総合被覆
71を囲むような形状に折り曲げられて、信号ケーブル
25との接続、電子部品の実装等がされている。
【0057】本実施の形態に使用される固体撮像素子2
4は図6に示すように下側の辺縁(以下、下辺縁或いは
底辺縁と略記)に沿ってライン状に入出力端子44が設
けられ、かつこの入出力端子44は一方の側面側(図6
では左側)に偏って配置され、他方の下の隅部は斜めに
切り欠かれた切り欠き72が設けられている。なお、こ
の切り欠き72が設けられていないものが第1の実施の
形態では採用されている。
【0058】図5に示すように固体撮像素子24の入出
力端子44にはFPC45のリードパターン46がバン
プボール47を介して電気的に接続され、バンプ接続部
を覆い、かつ固体撮像素子24の下側面とこれに近接し
た対向する部分のFPC45は封止樹脂48で封止され
ている。なお、図5に示す撮像部23は固体撮像素子2
4及び信号ケーブル接続部等を封止する封止樹脂57を
施す前の状態で示している(後述の図10,図12も同
様)。
【0059】図7に示すようにFPC45は、固体撮像
素子24の下側面の両側で信号ケーブル25の総合被覆
71を囲むように上側に折り曲げられている。具体的に
は切り欠き72が設けられていない側ではほぼ固体撮像
素子24の側面付近でこの側面からはみ出さない様に9
0°折り曲げて上側に向けて(側面に沿って)延出し、
この上方に延出されたFPC45はさらに総合被覆71
を囲むように内側に90°折り曲げられ、最下層の第1
層に平行な第2層が形成されている。
【0060】この状態は図8に対応する。この第2層に
は第1層と第2層との間に通した信号ケーブル25の総
合被覆71が固体撮像素子24の裏面に近いFPC45
の先端寄りの位置で、はぎ取られて各信号ケーブル25
がばらけた状態となり、第2層の先端面に沿って180
°折り曲げられた複数の信号ケーブル25の芯線25a
が第2層の前寄りの位置に平行に複数(具体例では3
個)設けたケーブル接続用ランド部61にそれぞれ半田
付けで接続されている。
【0061】この場合、信号ケーブル25を第2層の先
端面に沿って後方側に折り返すことができるように第2
層等を形成するFPC45の先端側は第1層を形成する
FPC45の先端面に隣接する部分が切り欠かれてい
る。
【0062】このようにFPC45の先端付近の位置で
全ての信号ケーブル25が総合被覆71からばらけた状
態にして各信号ケーブル25を後方に折り返すようにし
てFPC45にそれぞれ接続することにより、従来例の
撮像装置よりも信号ケーブルによる硬質部長が長くなる
のを大幅に短縮している。
【0063】つまり、従来例では総合被覆或いは束ねら
れた状態の信号ケーブル部分は、総合被覆をはぎ取る等
してばらけた状態の各信号ケーブルにした後、その前方
のFPC等の基板の信号ケーブル接続ランド部にまで引
き回して半田付けするための信号ケーブル引き回し部或
いは信号ケーブル配線部としてかなりの長さが必要であ
った。この信号ケーブル配線部は撮像部の硬質長となっ
てしまうので、この信号ケーブル配線部を短縮できる
と、撮像部の硬質長を短縮できる。
【0064】本実施の形態ではFPC45の少なくとも
後端より前方位置に総合被覆71が延びているので、撮
像部23の硬質長に信号ケーブル配線部は影響を与えな
い或いは寄与しないことになり、撮像部23の硬質長を
大幅に短縮できるようにしている。なお、第2層におけ
るケーブル接続用ランド部61の後方位置にはチップコ
ンデンサ51が横方向に実装されている。
【0065】一方、図7に示すように切り欠き72が設
けられた側では切り欠き72に沿って折り曲げられ、さ
らに側面に沿って上側に折り曲げられ、この上側に延び
たFPC45はさらに内側に90°折り曲げられて第2
層の上側に平行となる第3層が形成されている。図8で
はこのように折り曲げる部分を点線で示している。
【0066】第2層と第3層との間隔は図8に示す第2
層に実装されたチップコンデンサ51等の電子部品の高
さと殆ど等しくすることにより、電子部品等を立体的に
高密度で実装している。つまり、本実施の形態でも第2
層の上面に接続される複数の信号ケーブル25はその上
のと第3層とで挟まれる状態であるが、この場合にはさ
らに信号ケーブル25の外径より高さのある電子部品が
実装されているので、この電子部品の高さ程度の間隔で
第3層が形成されるようにして高密度に実装している。
【0067】また、図5に示すように切り欠き72の上
側に固体撮像素子24の側面と平行に延びるFPC45
の外側の面部分にもケーブル接続用ランド部61を複数
設けて第3の信号ケーブル接続面を形成し、各ケーブル
接続用ランド部61に信号ケーブル25の先端側を折り
返してその芯線25aをそれぞれ半田付けで接続してい
る。図7から分かるようにこの第3の信号ケーブル接続
面は第2及び第3層による第1及び第2の信号ケーブル
接続面と垂直な面となっている。
【0068】また、この第3のケーブル接続面は固体撮
像素子24の側面より信号ケーブル25の外径程度だけ
内側に形成され、信号ケーブル25と接続した場合にも
固体撮像素子24の側面より外側にはみ出さないように
して、撮像部23の小型化を図っている。
【0069】また、図9に示すように第3層の上面にも
ケーブル接続用ランド部61を複数設けて第2の信号ケ
ーブル接続面を形成し、各ケーブル接続用ランド部61
に信号ケーブル25の先端側を折り返してその芯線25
aをそれぞれ半田付けで接続している。
【0070】この場合、第3層の先端側はその中央部分
が前方に突出された突出部が設けられ、かつこの突出部
にはケーブル用孔74が形成されており、このケーブル
用孔74を通して信号ケーブル25は折り返されてその
後方に設けたケーブル接続用ランド部61に接続されて
いる。
【0071】また、この突出部の先端は直角に折り曲げ
られて、図5に示すようにこの折り曲げ部に対向する固
体撮像素子24の裏面部分で接着剤76で仮固定されて
いる。また、この突出部の両側の部分は切り欠かれ、各
切り欠き部分で信号ケーブル25は折り返されてその後
方に設けたケーブル接続用ランド部61にそれぞれ接続
されている。さらにこの第3層におけるこれら複数のケ
ーブル接続用ランド部61の後方位置には、低い高さの
ICチップ77が実装され、絶縁性の樹脂78で封止さ
れている。
【0072】本実施の形態では、信号ケーブル25の総
合被覆71を囲むように、総合被覆71の長手方向と平
行な線に沿ってFPC45を折り曲げ、固体撮像素子3
4に裏面近くで総合被覆71をはぎ取って各信号ケーブ
ル25を折り返すようにして3つの信号ケーブル接続面
の各ケーブル接続用ランド部61に接続するようにして
いるので、信号ケーブル配線部によって撮像部の硬質長
が長くなるのを解消できる。
【0073】また、平行な2層の信号ケーブル接続面の
他にこれらに垂直な面にも信号ケーブル接続面を設けて
いるので、固体撮像素子のサイズがより小さくなった場
合にも、そのサイズに応じてFPCのサイズを小さくし
ても全ての信号ケーブルの接続を行うための信号ケーブ
ル接続様ランド部を十分確保できる。
【0074】(第3の実施の形態)次に図10及び図1
1は本発明の第3の実施の形態に係り、図10は第3の
実施の形態における撮像部の構成を示し、図11はFP
Cに設けられたケーブル用切り欠きを示す。
【0075】本実施の形態の撮像部23では1枚の帯形
状のFPC45は略U字形状に折り曲げられて、下層側
の第1層と上層側の第2層とが平行に形成され、第1層
の上面にはチップコンデンサ51、チップ抵抗52、I
Cチップ77等の電子部品が実装され、ICチップ77
は封止樹脂78で封止されている。
【0076】また、U字状の折り曲げ部には図11に示
すようにケーブル用切り欠き81が設けてあり、信号ケ
ーブル25(より具体的には同軸ケーブル55)のシー
ルド線55c内側の外皮55dが通され、FPC45に
おける固体撮像素子24の裏面近くの先端側に実装した
電子部品(具体的にはチップコンデンサ51)の上面の
導体部に外皮55dがストリップされた芯線55aが半
田付けで接続されている。
【0077】また、本実施の形態では固体撮像素子24
の下側面に沿って後方側に延出されるFPC45は固体
撮像素子24の裏面に沿って一旦上側に短い長さ(外皮
55dの外径程度)だけ90°折り曲げて接着剤82で
固定した後、再び逆方向に90°折り曲げて後方側に延
出して、この後方側の延出部の下側に信号ケーブル接続
部のスペースを確保している。
【0078】つまり、この延出部の下側の面には複数の
ケーブル接続用ランド部を設けて、この下側の面に接す
るようにして前方に延出された外皮55dの先端付近を
ストリップして露出した芯線55aを各ケーブル接続用
ランド部に半田付けしている。
【0079】この場合、この延出部の下側は少なくとも
外皮55dの外径より大きい収納スペースを確保してい
るので、信号ケーブル部分が下側にはみ出さないように
して小型化を図っている。続いて、切り欠き81にケー
ブル55を通してチップコンデンサ51の電極部に芯線
55aを接続した後に、電子部品群を覆うようにFPC
45を前方の固体撮像素子24側へ折り曲げる。
【0080】また、第2層の先端側も上側に90°折り
曲げて、この折り曲げ部を接着剤82でこの折り曲げ部
に対向する固体撮像素子24の裏面の上方位置で固定す
ることにより、第2層の上面側にもケーブル接続部のス
ペースを確保している。そして、この第2層の上面に複
数のケーブル接続用ランド部を設けて、この上面に接す
るようにして前方に延出された外皮55dの先端付近を
ストリップして露出した芯線55aを各ケーブル接続用
ランド部に半田付けしている。
【0081】この場合にも、第2層の上面のケーブル接
続部のスペースの高さは少なくとも外皮55dの外径よ
り大きく設定して、固体撮像素子24の上側面からはみ
出さないようにして撮像部23の小型化を図っている。
【0082】本実施の形態では、FPC45をU字形状
に折り曲げて、対向する2層間に電子部品を実装し、か
つ電子部品の導体部に接続する信号ケーブルの接続にも
利用すると共に、対向する2層の外側にそれぞれ信号ケ
ーブル接続部のための凹部を設けているので、固体撮像
素子24のサイズが小さい場合にも、信号ケーブル接続
を行うことができ、また電子部品の高密度の実装により
撮像部23を小型化できる。
【0083】(第4の実施の形態)図12は本発明の第
4の実施の形態における撮像部の組立方向の説明図を示
す。本実施の形態の撮像部23では固体撮像素子24の
入出力端子にバンプ接続した第1のFPC45と、この
FPC45にさらに一端を接続した第2のFPC85と
の2枚のFPC45、85が用いられている。
【0084】固体撮像素子24の下側面から後方に延出
された帯形状の第1のFPC45は固体撮像素子24の
裏面に沿って立ち上げるように直角に折り曲げられ、こ
の折り曲げ部を裏面に接着剤86で固定し、さらに後方
側に延出するように直角に折り曲げられている。
【0085】また、帯形状の第2のFPC85はその一
端が第1のFPC45における固体撮像素子24の下側
面に対向する部分でそのリードパターン87が第1のF
PC45の下面のランド部に半田付けで接続され、絶縁
性の樹脂或いは接着剤などで封止などされている。つま
り、固体撮像素子24が実装された第1のFPC45の
裏面で第2のFPC45が接続されている。
【0086】この第2のFPC85は固体撮像素子24
の下側面と平行に後方側に延出され、U字状に折り返さ
れて最下層となる第1層とこれに平行な第2層とが形成
され、これらの2層は第1のFPC45で形成される第
3層と平行となっている。
【0087】第1層の上面にはチップコンデンサ51、
チップ抵抗52、チップ抵抗53が実装され、これらの
電子部品に対向する第2層の下面側にはカバーレイ54
が設けられて、短絡等を防止して、高密度の実装を行っ
ている。
【0088】また、第2層の上面にはその先端側にIC
チップ77が実装され、絶縁性の樹脂78で封止されて
いる。この第2層の上面におけるICチップ77が実装
された位置より後方側にはケーブル接続用ランド部が設
けられ、同軸ケーブル55の芯線55aが半田付けされ
ている。
【0089】この第2層の上面に対向する第3の層の下
面にもカバーレイ54が設けられ、短絡などが発生しな
いようにしている。このカバーレイ54は固体撮像素子
24の裏面に対向する部分から下方にまで延出され、第
1層に実装されたチップコンデサ51とも短絡などが発
生しないようにしている。
【0090】また、第3層の上面にもケーブル接続用ラ
ンド部が設けられ、同軸ケーブル55の芯線55aが半
田付けされている。
【0091】本実施の形態ではさらに第2のFPC85
におけるU字状折り曲げ部にもケーブル接続用ランド部
が設けられ、同軸ケーブル55の芯線55aが半田付け
されている。
【0092】本実施の形態の撮像部23を組み立てる場
合には第1のFPC45は図12の点線で示すように折
り曲げない状態にして、先に第2のFPC85を実装す
る。その後に、矢印で示すように折り曲げ、第3層に同
軸ケーブル55の芯線55aを半田付けする。
【0093】本実施の形態はほぼ第1の実施の形態と同
様の作用効果を有する。この場合、図3に示すように2
回U字形状に折り返すことにより1枚のFPCのみでも
ほぼ同様の構造にすることができるが、2枚のFPC4
5、85を用いることにより急激な折り返し部分を少な
くでき、細い配線パターンの場合にも折り曲げによる断
線等の発生をより少なくできる。また、2枚のFPC4
5、85を用いることにより、1枚のFPCの折り曲げ
加工では高密度の実装に適しないような場合にも対処で
きる。
【0094】なお、図3では第1層にチップコンデンサ
51及びチップ抵抗52を隣接して配置し、さらにチッ
プ抵抗52に隣接するように第2層側にチップ抵抗53
を実装しているが、チップコンデンサ51、チップ抵抗
53を第1層(又は第2層)に、チップ抵抗52を対向
する他方の層(つまり第2層(又は第1層))側に実装
しても良い。このように交互に実装すると、チップコン
デンサ51、チップ抵抗53間の間隔をあけて実装でき
るので、その半田付けがよりしやすいメリットがある。
【0095】また、図3においてはケーブル固定糸56
による結束部をより前方(FPC45)側に設けてより
硬質部長を短くしても良い。また、第2の実施の形態で
は外皮25bで被覆された芯線25aからなる信号ケー
ブル25で説明しているが、同軸ケーブルの場合にも適
用できる。この場合には、例えばケーブル接続用ランド
部61の前側にGNDランド部を設けてシールド線をG
NDランド部に接続するようにしても良い。
【0096】また、図10に示す第3の実施の形態にお
いて、ケーブル用孔81を通した外皮55dをチップ抵
抗52の横側を通してチップコンデンサ51の導体部に
接続するようにしても良い。
【0097】なお、図12では第2層と第3層にケーブ
ル接続部を設けているが、第3層の上及び下面にもケー
ブル接続部を設けることもできる。なお、上述した実施
の形態等を部分的等で組み合わせて形成される実施の形
態等も本発明に属する。
【0098】[付記] 1.一辺縁に沿って入出力端子が配置された固体撮像素
子と、前記固体撮像素子に接続された電子部品を実装し
てなるフレキシブル回路基板と、前記フレキシブル回路
基板に接続された信号ケーブルとを有する撮像装置にお
いて、前記フレキシブル回路基板を折り曲げることによ
って略平行な2層以上の信号ケーブル接続面を設けると
共に、少なくとも1層の信号ケーブル接続面に接続され
る信号ケーブルは2面のフレキシブル回路基板に挟まれ
て配置されることを特徴とする撮像装置。
【0099】2.前記フレキシブル回路基板は1枚であ
ることを特徴とする付記1記載の撮像装置。 3.前記フレキシブル回路基板は前記固体撮像素子に接
続された第1のフレキシブル回路基板と、電子部品を実
装し、第1のフレキシブル回路基板に接続された第2の
フレキシブル回路基板とからなることを特徴とする付記
1記載の撮像装置。
【0100】4.前記第1のフレキシブル回路基板と第
2のフレキシブル回路基板との接続部は固体撮像素子実
装スペースの裏面であることを特徴とする付記3記載の
撮像装置。 5.前記フレキシブル回路基板と信号ケーブル接続面を
略平行な2層以上の面と垂直な方向にも設けたことを特
徴とする付記1記載の撮像装置。 6.前記フレキシブル回路基板の一部を固体撮像素子の
背面に接続固定したことを特徴とする付記1記載の撮像
装置。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
辺縁に沿って入出力端子が配置された固体撮像素子と、
前記固体撮像素子に接続された電子部品を実装してなる
フレキシブル回路基板と、前記フレキシブル回路基板に
接続された信号ケーブルとを有する撮像装置において、
前記フレキシブル回路基板を折り曲げることによって略
平行な2層以上の信号ケーブル接続面を設けると共に、
少なくとも1層の信号ケーブル接続面に接続される信号
ケーブルは2面のフレキシブル回路基板に挟まれて配置
されるようにしているので、前記信号ケーブルを挟む方
向のフレキシブル回路基板による実装を高密度にして撮
像装置を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子内視鏡システムの全体構成を示す斜視図。
【図2】第1の実施の形態を備えた電子内視鏡の先端部
の構造を示す断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の撮像装置を示す断
面図。
【図4】撮像装置の組立方法の説明図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の撮像装置を示す側
面図。
【図6】第2の実施の形態で使用される固体撮像素子を
示す正面図。
【図7】信号ケーブル及びフレキシブル回路基板の折り
曲げ形状を示す図。
【図8】撮像装置の組立方法の説明図。
【図9】信号ケーブルの接続状態を示す斜視図。
【図10】本発明の第3の実施の形態における撮像部の
構成を示す側面図。
【図11】フレキシブル回路基板に設けられたケーブル
用切り欠きを示す斜視図。
【図12】本発明の第4の実施の形態における撮像部の
構成を示す側面図。
【符号の説明】
1…内視鏡システム 2…電子内視鏡 6…挿入部 12…先端部 13…湾曲部 21…撮像装置 22…対物レンズ部 23…撮像部 24…固体撮像素子 25…信号ケーブル 26…先端構成部材 27…先端カバー 31…対物レンズ 32…レンズ枠体 33…固定用枠体 34…撮像素子枠 43…カバーガラス 45…フレキシブル回路基板(FPC) 46…リードパターン 47…バンプ 48、57…封止樹脂 49…接着剤 51…チップコンデンサ 52,53…チップ抵抗 54…カバーレイ 55…同軸ケーブル 56…ケーブル固定糸 61…ケーブル接続用ランド部 62…GNDランド 66…GND用孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一辺縁に沿って入出力端子が配置された
    固体撮像素子と、前記固体撮像素子に接続された電子部
    品を実装してなるフレキシブル回路基板と、前記フレキ
    シブル回路基板に接続された信号ケーブルとを有する撮
    像装置において、 前記フレキシブル回路基板を折り曲げることによって略
    平行な2層以上の信号ケーブル接続面を設けると共に、
    少なくとも1層の信号ケーブル接続面に接続される信号
    ケーブルは2面のフレキシブル回路基板に挟まれて配置
    されることを特徴とする撮像装置。
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