JPH10148335A - 大かまど - Google Patents

大かまど

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JPH10148335A
JPH10148335A JP9156458A JP15645897A JPH10148335A JP H10148335 A JPH10148335 A JP H10148335A JP 9156458 A JP9156458 A JP 9156458A JP 15645897 A JP15645897 A JP 15645897A JP H10148335 A JPH10148335 A JP H10148335A
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない燃料で、無駄なく熱効率の高いかまど
にするために、仕切壁を有する。 【解決手段】 釜(鍋)の底部より上昇した熱をツバ近
くまで上昇させて後、下降させ、排気孔の位置とを適度
に組み合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、災害時やイベント
行事において、炊出料理や大鍋料理の他、大量の湯を必
要とする時に使用する大かまどに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、村おこし等のイベントで、大漁鍋
や浜汁を大鍋で作ったり、芋を大鍋で煮たりすることが
多く行われる。そして、そのような大鍋を煮炊きするた
めに、大鍋を短時間で加熱できる大かまどが用いられる
ことが多い。その大かまどは、通常は、一重の周壁から
なる筒体の側面に燃料の焚口を開口した形態のものが多
く、筒体内にガスバーナー等の燃焼部を設けてあるもの
もある。また、熱効率や安全対策、保管収納などにおい
て考慮が浅かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の大かまどは周壁
が一重であるため、周壁からの熱放射が多く、燃焼効率
が悪いものであった。また大かまどにのせた大鍋を加熱
するときは、地面の上に薪等の燃料を置いて燃焼させる
ことが多く、大かまどの設置面が土の上であったり濡れ
ている場合、設置面が熱せられて土中や地表面の水分が
水蒸気となり、その水蒸気が燃焼熱を奪うので更に熱焼
効率が悪くなるものであった。また従来の大かまどは、
周壁が一重であり分割方法も円筒形のかまどを縦分割と
する方法であった為、1個の形状は弧の断面を持つ板状
であった。故に、熱によって弧が広がり再び組み立てる
場合、元の円を描かなくなり組み合わせられないという
問題が生じた。災害時の燃料入手は困難になることが多
く、省エネルギーで焚けることは重大だ。また、無駄な
加熱は火傷などの安全面においても、抑えたほうが良
い。故に、少ない燃料で無駄なく熱効率の高いかまどが
望まれていた。従来、大かまどの焚口には、蓋が取り付
けてない物が多いが、熱効率を高めたりガスバーナーの
爆発点火の風圧を抑えたり、また、風の流入による不安
定燃焼をさけるためにも、新しく蓋を開発する必要があ
った。
【0004】本発明の大かまどは、熱による変形が少な
く小さく収納できる大かまど、熱効率も高い大かまど、
焚口にもより安全で安定燃焼を促す大かまどを提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、筒形状の周壁
と、周壁内に設けた燃焼部と、周壁に開口し燃焼部に通
じる焚口と、燃焼部を保持すると共に該燃焼部と周壁と
間を塞ぎ内部の空間を上下に二分する遮蔽板と、から構
成され、前記周壁を、空洞部を有する複重壁構造にして
あることを特徴とする。
【0006】また、前記遮蔽板が、周壁から燃焼部に向
けて下向きに構成してあることを特徴とする。
【0007】そして、前記燃焼部は、着脱自在のロスト
ル及び灰受皿で構成することを特徴とする。
【0008】更に、本発明は周壁を二重とし、分割方法
を円筒状のかまどを水平、横切、上下2分割とし、それ
ぞれ1個の形状は熱でも変形が少ない円筒形となること
を特徴とする。
【0009】また、円筒形の上下に2分割したかまど
は、収納時下部に上部を上下反転して取り組み、更に、
釜(鍋)をもその内側に取り組むことを特徴とする。
【0010】また、炎の熱をより有効に利用するため
に、釜(鍋)の底部より上昇した熱を直ちに排気孔より
大気に放出させないよう仕切壁の位置と排気孔の位置と
を適度に組み合わせ、炎を一旦、釜(鍋)ツバ近くまで
上昇させて後下降させ、排気孔から放出させる。これに
よって、熱と廃ガスを分離し、釜(鍋)の熱吸収率を高
めることを特徴とする。
【0011】また、かまど焚口に、蓋を取り付けるが、
形状は柔軟なものとし、透かして内部燃焼状態が見える
措置であり、空気密閉としない措置。いちいち手で開閉
の煩わしさがない措置を特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の大かまどを図面に基づい
て説明する。本発明の大かまどは、図1のように筒形状
の周壁上1及び周壁下2と周壁下2の内に設けた燃焼部
3と、周壁下2に開口し燃焼部3に通じる焚口5と燃焼
部3を保持すると共に該燃焼部3と周壁下2と間を塞ぎ
内部の空間を上下に二分する遮蔽板4とからなるもので
ある。
【0013】前記周壁上1及び周壁下2は、上面及び下
面が開口した円筒状をなし、その上端に沿うように燃焼
中の換気を行う数個の排気孔10を設け、内面の中間位
置に遮蔽板4を支持する突起11を設けてある。そして
該周壁下2の正面の下部位置周壁下2を貫通し燃焼部3
に通じる焚口5を開口する。
【0014】遮蔽板4は、図2のように、周壁下2内の
空間を上下に二分するように設けたもので、中央部を燃
焼部3を支持する支持部12に形成し、支持部12の上
縁から外縁に向かうに連れて徐々に高くなるように傾斜
を設けて形成し、この遮蔽板4を周壁下2の上面から、
支持部12が周壁下2の焚口5から対向面に亘って架設
されるように、且つ支持部12の下縁が焚口5の下縁と
ほぼ同じ高さになるように周壁下2に嵌め込み、前記突
起11で遮蔽板4を支持するものである。周壁下2内に
このような遮蔽板4を設けることによって、燃焼部3と
大かまどの設置面が遮られ燃焼部3の燃焼熱で設置面が
加熱されず、燃焼時に設置面が加熱されて土中や地表面
の水分が水蒸気となり燃焼部3の燃焼熱を奪うことがな
く、従って燃焼効率が良くなるものである。また遮蔽板
4は、設置面が加熱されて高温になるのを防ぐので、燃
焼中に設置面のアスファルトが溶けてしまったり、大か
まどを除去した後設置面に触れた人が火傷したりするこ
とがない。
【0015】前記周壁下2内の遮蔽板4の上方に、下端
が遮蔽板4に当接する仕切壁下7を、周壁下2より下部
に周壁下2に沿って周設し、周壁下2の遮蔽板4上方位
置を周壁下2、遮蔽板4、仕切壁下7で囲まれた空洞部
下9のある複重壁構造に形成し、また、周壁上1内に仕
切壁上6を周壁上1に沿って周設し、空洞部上8のある
複重壁構造に形成する。周壁上1及び周壁下2を空洞部
上8及び空洞部下9のある複重壁構造に形成するのは、
空洞部上8及び空洞部下9の空気層を断熱材にして大か
まど内部の保温効果を高めるためであり、その保温効果
によって燃焼効率が良くなり、加熱時間は従来より短く
なる。また、空洞部上8及び空洞部下9を設けることに
よって、空気の断熱作用により燃焼部3の熱が周壁上1
及び周壁下2に直接伝わらず、燃焼中に周壁上1及び周
壁下2に触れても火傷を負ったりしない。
【0016】燃焼部3は帯状の隙間のあるロストル13
と、ロストル13の下に設けた皿状の灰受皿14、ロス
トル13及び灰受皿14を支持するための上面と焚口面
が開口した箱状の支持体15からなるもので、その構造
は、支持体15を、周壁下2の焚口5から対向面に亘っ
て遮蔽板4の支持部12に沿って架設し、支持体15の
上面にロストル13を上方向に取り外せるように設け、
灰受皿14を焚口5から引き出せるように支持体15を
設ける。そしてロストル13の上面は支持部12の上縁
と同じ高さに形成する。また、支持体15の側壁上部
に、側壁を貫通すする換気用の通気孔16を設け、灰受
皿14が内側から通気孔16を塞がないように灰受皿1
4を浅く形成する。燃焼部3はこのように形成してある
ので、加熱手段として薪や炭を用いた場合、薪や炭の燃
焼を妨げる灰や燃滓は燃焼中にロストル13の隙間から
自然に灰受皿14に落ち、薪や炭は充分に燃焼して燃焼
効率が良くなり、また、支持体15に設けた通気孔16
によって充分に換気が行われて燃焼効率が良くなるもの
である。しかも、灰受皿14は焚口5から自由に出しい
れできるので、燃焼中であっても灰受皿14だけ取り出
して灰や燃滓を棄てることができる。また、燃焼部3の
加熱手段として、ガスバーナーや固形燃料を使用するこ
ともできる。ガスバーナーや固形燃料はロストル13上
に置いて使用する。
【0017】本発明の大かまどの運搬を容易にするため
に、周壁下2の外面に持ち運び用の把手17を付ける。
また、材質は熱に強いものであれば鉄やステンレス等何
でも良いが、アルミ合金等を用いると大かまど全体の重
量が軽くなり運搬が容易になるものである。
【0018】前記遮蔽板4は、燃焼部3の下方に水平に
設けた板であっても良い。しかし、大かまど内の空気の
流れは、燃焼部3から垂直に上に上って大鍋の底に当た
り、大鍋の底面に沿って周壁下2方向に横に移動し、周
壁下2に沿って下がり、遮蔽板4に沿って横に移動して
燃焼部3に戻る、という動きをしており、遮蔽板4に前
記のように傾斜を設けると周壁下2から燃焼部3までの
空気の流れがスムーズなり大かまど内の気流の乱れがな
くなって燃焼効率が上がるので、遮蔽板4には前記のよ
うに傾斜を設けることが好ましい。また、その傾斜の角
度は緩すぎると効果がなく、急すぎると大かまどの高さ
をかなり高く形成しなければならないので、15度程度
が適当である。
【0019】周壁上1周壁下2は、前記のように二重壁
構造ではなく、三重壁、四重壁構造等に形成しても良
い。また、周壁上1と周壁下2の上縁から下縁までの全
面を複重構造に形成しても良い。また、本発明の大かま
どを組み立てやすくするために仕切壁下7と遮蔽板4を
一体的に形成しても良い。
【0020】本発明の大かまどは、上面の開口面に釜
(鍋)をのせ、燃焼部3のロストル13に燃焼している
薪や炭、ガスバーナー、固形燃料等をのせて釜(鍋)を
煮炊きするものである。その際、薪や炭を用いるのであ
れば、それらを燃焼部3から取り外したロストル13に
のせて大かまどの外で着火した後に燃焼部3にロストル
13ごとのせるか、着火した薪や炭をロストル13にの
せると、煮炊きする時間が短くなるものである。そし
て、燃焼中に薪や炭の灰がロストル13の隙間から落ち
て灰受皿14が一杯になれば、灰受皿14を引き出して
灰を捨て再び灰受皿14を入れる。また、ガスバーナー
を使用するときは、着火したガスバーナーをロストル1
3上に置くか、ロストル13上にガスバーナーを置いて
着火する。固形燃料を用いるのであればロストル13上
に固形燃料を置いて着火する。
【0021】本願第二発明の大かまどは、上、下2つの
円筒形を成している。下部は、バーナーを有することも
ある燃焼室部19となり、上部は炎導室部20となり、
釜(鍋)に熱を伝える役割を果たす。下部構造は、筒形
状の周壁下2と空洞部下9をつくるための仕切壁下7が
あり複重壁となっている。複重壁は焚口として開口し内
部に燃焼部3があり、それより仕切壁下2に向かって上
昇する遮蔽板4がある。
【0022】また、仕切壁下7の上端は、内側に向け上
昇の角度がつけてある。焚口5には鎖を縄のれん状にし
た蓋がついている。また、外部に把手が4個90°の間
隔で取り付けてある。上部構造は、筒形状の周壁上1と
空洞部上8を作るための仕切壁上6があり、仕切壁6の
長さは上端を周壁上7上部より少し低くし、下端は周壁
上1下端と同じとする。また、仕切壁6の長さは上端を
周壁上1上端に揃え、下端を周壁上1下端より短くして
も良い。
【0023】また、周壁上1部に排気口10が数カ所開
けられており、廃ガスはそこより大気に放出される。ま
た、上部の下端、下部と接する所はツバ18があり、下
部に上部が乗るようになっている。
【0024】分割収納方法は、釜(鍋)を一旦外し炎導
室部20を持ち上げ、上下反転させ燃焼室部19の空洞
部下9の中へ上部二重壁を挿入する。またその中へ先の
釜(鍋)をそのまま入れ込むことを特徴とするものであ
る。
【0025】本かまどの、燃焼室部19及び炎導室部2
0は、外に面する周壁と空洞部を作るための仕切板が設
けてある。それぞれ円筒形を成し、高熱にも変形せず円
形をとどめる。
【0026】本かまどの燃焼室部19は周壁下2と仕切
壁下7との空洞部下9を広く取り、収納時周壁上1と仕
切壁上6の厚みも挿入できるような形状となっている。
【0027】本かまどの燃焼室部19の仕切壁下7の上
端は、内側上昇する角度がつけられており、炎が釜
(鍋)に集まる様な流れを造りだしている。
【0028】炎導室部20内の仕切壁上6の幅高さを、
周壁上1の幅高さより、上端のみ少し低くして構成し、
炎の流れを釜(鍋)の底部より一旦釜(鍋)ツバ近くま
で上昇した後、仕切壁上6上端を乗り越え空洞部8に沿
って下降し、排気口10より外部に放出される。そのこ
とにより、炎の中の熱は上部に滞留し、廃ガスは排出さ
れるので釜(鍋)の熱吸収率が高まり、当社試験結果に
よれば、従来方式が、41.11%で、今発明方法では、51.
5%と約25%の伸びが見られた。炎導室部20内の仕
切壁6の幅高さを周壁上1の幅高さより下端のみ少し短
くして構成し、炎の流れを釜(鍋)の底部より一旦釜
(鍋)ツバ近くまで上昇した後、仕切壁上6に沿って下
降し下端をくぐり空洞部8に沿って上昇し、排気口10
より外部に放出される。このことにより、炎の中の熱は
上部に滞留し、廃ガスは排出されるので釜(鍋)の熱吸
収率が高まり、当社試験結果によれば、従来方式が41.1
%で今発明方法では55.5%と約35%の伸びが見られ
た。
【0029】焚口5には、鎖を縄のれん状にした焚口蓋
21を取り付けるために、輻射熱は外部に漏れにくく
し、またバーナーや薪などを入れた時、焚口をはみ出し
た時でも、自然に空白を埋めるように蓋をする。また焚
口蓋21があると、かまどの過換気を防止でき冷却を防
ぐため、熱効率が損なわれない。
【0030】万一、ガスバーナー使用時に爆発点火した
場合、焚口蓋21により、その風圧を和らげり炎の放出
も和らげる。また、外風によるバーナー燃焼不安定を防
ぐ。
【0031】焚口蓋21は、縄状であるので蓋があって
も内部を透かして燃焼状態を確認する事ができる。
【0032】上部、仕切板の位置が熱の直接放出を防い
だり、焚口蓋21による過換気の防止は釜(鍋)の湯な
どの沸き上がった後の冷却を遅らせ、保温効果がある。
【0033】本発明の大かまどは、イベントのためだけ
ではなく、災害時の炊き出し等に利用することもでき
る。本発明の大かまどにはガスバーナーだけでなく薪や
炭、固形燃料等様々な加熱手段を使用できるので、災害
で出た廃材等を燃料に利用し、災害後早い段階で炊きだ
し等を行うことができる。このように種々の燃料に対応
できることは、災害時には非常に重要な意味をもつもの
である。しかも、周壁1の保温性が高く、しかも燃焼効
率が良くなるように形成してあるので、少ない燃料でも
充分に煮炊きすることができ、この点においても災害時
の利用に適しているといえる。また、災害時には、鍋を
載せずに暖熱手段として用いることもできる。
【0034】
【発明の効果】本発明の大かまどは、周壁を空洞部をも
つ複重壁に構成してあるので、大かまど内の保温効果が
高く燃焼効率が良くなるものであり、しかも、燃焼部の
熱が直接周壁に伝わらないので作業中に周壁に触れても
火傷を負ったりせず、安全な構造となっている。
【0035】また、燃焼部と周壁と間を塞ぐ遮蔽板を設
けてあるので土中や地表面の水蒸気によって燃焼熱が奪
われず、且つその遮蔽板が周壁から燃焼部に向けて下向
きに傾斜しているので対流作用がスムーズに起こり、そ
れらの作用から燃焼効率が良くなるものである。また、
遮蔽板によって燃焼部の熱が直接設置面に伝わらず設置
面が熱くならないので、本発明のかまどはアスファルト
上に置いて使用することもできる。
【0036】更に、本発明によれば不使用時における保
管スペースを小さくでき、且つ、かまどの変形を極力抑
えることができ、使用時においては、極めて高い熱効率
のかまどを得ることができるものである。
【0037】そして、燃焼部はロストルと灰受皿で形成
してあるので、燃焼材に薪や炭等は勿論、ガスバーナー
や固形燃料を使用することもでき、しかも薪や炭を燃料
に用いた場合でも、薪や炭の灰の燃滓が灰受皿に落ちて
燃料が十分に燃焼し燃焼効率が良くなる。また、支持体
の側壁上部に換気用の通気孔を設け、灰受皿が通気孔を
塞がないように浅く形成してあるので充分な換気が行わ
れて燃焼効率が良くなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の大かまどを示す斜視図である。
【図2】燃焼室部を示す斜視図である。
【図3】図2のA−A′線矢視の断面図である。
【図4】炎導室部を示す斜視図である。
【図5】図4のB−B′線矢視の断面図である。
【図6】燃焼部の構造を示す斜視図である。
【図7】大かまどに釜(鍋)を取り付けた時の燃焼の炎
の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 周壁上 2 周壁下 3 燃焼部 4 遮蔽板 5 焚口 6 仕切壁上 7 仕切壁下 8 空洞部上 9 空洞部下 10 排気孔 11 突起 12 支持部 13 ロストル 14 灰受皿 15 支持体 16 通気孔 17 把手 18 ツバ 19 燃焼室部 20 炎導室部 21 焚口蓋

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形状の周壁上1と、及び周壁下2と周
    壁下2の内に設けた燃焼部3と、周壁下2に開口し、燃
    焼部3に通じる焚口5と、燃焼部3を保持すると共に該
    燃焼部3と周壁下2と間を塞ぎ内部の空間を上下に二分
    する遮蔽板4とから構成され、前記周壁上1及び周壁下
    2を空洞部上8及び空洞部下9を有する複重壁構造にし
    てあることを特徴とする大かまど。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽板4が周壁下2から燃焼部に向
    けて下向きに構成してあることを特徴とする請求項1に
    記載の大かまど。
  3. 【請求項3】 前記燃焼部3は、着脱自在のロストル1
    3及び灰受皿14で構成することを特徴とする請求項1
    及び2に記載の大かまど。
  4. 【請求項4】 筒形状の周壁上1及び周壁下2と周壁下
    2の内に設けた燃焼部3に通じる焚口5と燃焼部3を保
    持すると共に、周壁下2との空洞部9を形成するための
    仕切壁下7と底面に対しては遮蔽板4を有し、周壁上1
    上下反転した時に周壁下2内に収納可能な構成形成し
    て、更に加熱される釜(鍋)をその内側に収納可能にし
    て成ることを特徴とする大かまど。
  5. 【請求項5】 周壁上1と周壁下2とを組立てた状態に
    おいて、周壁上1の仕切壁上6と周壁下2の仕切壁下7
    との間に隙間が感じるように構成して、もしくは仕切壁
    上6と仕切壁下7を継いで釜(鍋)との間に隙間が感じ
    るように構成して成り、周壁上1の上部に排気孔10を
    形成して成る請求項4に記載の大かまど。
  6. 【請求項6】 焚口5に鎖を縄のれん状に垂下した請求
    項1または、請求項4に記載の大かまど。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108662614A (zh) * 2018-07-27 2018-10-16 四川省焱森炉业有限公司 一种带水箱炉具

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CN108662614A (zh) * 2018-07-27 2018-10-16 四川省焱森炉业有限公司 一种带水箱炉具

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