JPH10147985A - 住宅ユニットの搬送時固定方法 - Google Patents

住宅ユニットの搬送時固定方法

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JPH10147985A
JPH10147985A JP32334996A JP32334996A JPH10147985A JP H10147985 A JPH10147985 A JP H10147985A JP 32334996 A JP32334996 A JP 32334996A JP 32334996 A JP32334996 A JP 32334996A JP H10147985 A JPH10147985 A JP H10147985A
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JP
Japan
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housing unit
fixing
temporary fixing
rope
hole
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JP32334996A
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Masashi Takahashi
雅司 高橋
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Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅建造物等の一部を構成する住宅ユニット
をトラック等の搬送車輌に積載して輸送する際に、車輌
の荷台へ住宅ユニットを容易に固定することができる方
法を提供し、作業効率を向上する。 【解決手段】 輸送する住宅ユニット1の上部に、上方
が開口した鉛直方向のダボ穴を設けておく。このダボ穴
は、該住宅ユニットの上部に積層される他の上部ユニッ
トと連結するための連結部材(ダボ)を挿着することが
できるものとする。このダボ穴に棒状部を有する仮固定
金具2を挿入し、頭部を突出させる。この頭部には、回
動が可能に可倒リングが設けられており、ロープ3をこ
のリングに係止するとともに、このロープ3を下方に引
っ張って、搬送車輌4の荷台4aに固定する。この仮固
定金具2は住宅ユニット1に対して着脱が容易であり、
簡単にユニットの固定が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅建造物等の一
部を構成する住宅ユニットをトラック等の搬送車輌に積
載した時に、この住宅ユニットを搬送車輌の荷台に固定
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ユニット式住宅は、住宅建築物の構造の
一部を建築現場以外の場所でユニット化して作成し、こ
れを建築現場に輸送して組み立て、建築物を完成させる
方法である。この方式では、ユニットを量産することが
可能であるため、建築費用を低減することができる。ま
た、建築現場での作業が簡略化されるため、工期が短縮
されるという点から、住宅建築物等の構築方法として需
要が高まりつつある。このようなユニット式住宅用のユ
ニットを建築現場まで輸送する場合、このユニットをト
ラックなどの搬送手段の荷台に搭載し、シートで覆った
後、その上からロープ、ベルト等を掛け回し、荷台に固
定してユニットの転倒や転落を防止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法でユニットを荷台に固定する場合、次のよう
な問題が生じる。すなわち、このような方法では、ユニ
ットの固定をロープ等の締め付け力のみによって行って
いるため、その締め付け力が弱いとユニットが転倒した
り、ユニットが荷台上で滑動することになり、ユニット
を損傷したり変形させたりする可能性がある。このた
め、ロープ等を掛け回してユニットを荷台にしっかりと
固定するためには熟練を要し、常に適切な状態で輸送す
るためには厳しい管理が必要となる。また、ロープを掛
ける作業並びにロープをはずす作業は、トラックの荷台
の両側に交互にロープを投げ、あるいは引っ張ることに
よっておこなうため、作業の効率が悪く、また、ロープ
の先につけた金具でユニットを傷つけることもある。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、住宅ユニットをトラックなど
に積載して輸送する際に、そのトラックの荷台への固定
を容易におこなうことができ、輸送中のユニットの転倒
や転落を防止することができ、ユニットを傷付けたりす
ることもない住宅ユニットの搬送時固定方法を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、輸送する住宅ユニット
の上部に、上方が開口する鉛直方向の穴であって、該住
宅ユニットの上部に積層される上部ユニットと連結する
ための連結部材を挿着できるダボ穴を設けておき、この
ダボ穴に、棒状部を有する仮固定金具の該棒状部を頭部
が突出するように挿着し、該仮固定金具の頭部にロープ
の一端を係止し、該ロープの他端は下方に引っ張って搬
送車輌に固定するものとする。なお、上記ロープは、狭
義のロープに限定されるものではなく、繊維糸を撚り合
わせたものの他に、糸を編み合わせたもの、ベルト状に
したもの等でもよく、材質も、天然繊維、合成繊維、鉱
物質の繊維を用いたものや、ゴム状の材料を用いたもの
であってもよい。また、このロープは機械的に引っ張り
力を導入する締め付け器を備えるものであってもよい。
【0006】この住宅ユニットの搬送時固定方法では、
住宅ユニットの上部に上方に開口する鉛直方向のダボ穴
が設けられており、このダボ穴に仮固定金具を挿着して
この仮固定金具の頭部にロープの一端を係止するので、
ロープの一端を住宅ユニットに極めて簡単に固定するこ
とができ、このロープの他端は下方に引っ張って搬送車
輌に固定されるので、仮固定金具がダボ穴から抜け出す
ようなこともなく、しっかりと固定される。また、ダボ
穴はこの住宅ユニットとその上に積層される上部ユニッ
トを連結するために設けられたものであり、搬送時の固
定にこれを利用するものであって、搬送時の固定のため
だけに特別な加工を加えることがなく、余分な費用を要
しない。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の住宅ユニットの搬送時固定方法において、内周面に雌
ねじが切削された開孔を有するダボ穴保護金具を、前記
ダボ穴と前記開孔との中心がほぼ一致するように取り付
ける工程を有し、前記仮固定金具は、その棒状部に前記
ダボ穴保護金具の開孔と螺合される雄ねじが設けられた
ものを用いる。
【0008】この搬送時固定方法では、住宅ユニットの
ダボ穴の位置にダボ穴保護金具が取り付けられており、
仮固定金具はこのダボ穴保護金具にねじ込んで固定され
る。したがって、輸送中の振動が大きい場合でも仮固定
金具が抜け出すようなことはなく、荷台への固定が解放
されるような事故が防止される。また、仮固定金具はダ
ボ穴保護金具と螺合され、木部に設けられたダボ穴の周
面に大きな力が作用することがなくなり、ダボ穴周辺の
割れやダボ穴の変形が防止される。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の住宅ユニットの搬送時固定方法におい
て、前記仮固定金具はその頭部に前記棒状部の軸線とほ
ぼ直角方向の軸線回りに回動可能に取り付けられた可倒
リングを有し、前記ロープの一端は前記可倒リングに係
止するものとする。
【0010】この搬送時固定方法では、前記仮固定金具
の頭部に取り付けられた可倒リングにロープ等をとおし
て係止しておくことにより、この仮固定金物をダボ穴に
挿入するだけでロープ等を住宅ユニットに係止すること
ができ、着脱が極めて容易に迅速に行なうことが可能と
なる。また、ロープのねじれ等が生じにくく、作業効率
が向上する。
【0011】請求項4に記載の発明は、住宅建築物の構
造の一部となる住宅ユニットを搬送車輌に固定する方法
であって、前記住宅ユニットの上部に設けられた横架材
に該住宅ユニットの上部に積層される上部ユニットを連
結するための連結ボルトが挿通される上下方向の貫通孔
を設けておき、この貫通孔に挿通した仮固定用ボルトに
ナットを螺合して横架材に該仮固定用ボルトを固定し、
該仮固定用ボルトにロープの一端を係止し、該ロープの
他端は下方に引っ張って搬送車輌に固定するものとす
る。
【0012】このような住宅ユニットの搬送時固定方法
では、横架材に設けられた貫通孔に仮固定用のボルトが
挿通されるので、住宅ユニットへの仮固定用ボルトの固
定が確実であり、ロープ等はこのボルトに係止すること
ができるので、車輌の振動やロープの引っ張り力の変化
によっても仮固定用ボルトがはずれるようなことはな
く、確実にユニットを固定することができる。また、横
架材に設けられた貫通孔は、この住宅ユニットとその上
に積層される上部ユニットとを固定するためのボルトを
挿通するために設けられているものであり、搬送時の固
定のためにだけに貫通孔を設ける必要はなく、余分な加
工のための費用を要しない。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の住宅ユニットの搬送時固定方法において、前記仮固定
用ボルトはその頭部に該仮固定用ボルトの軸線とほぼ直
角方向の軸線回りに回動可能に取り付けられた可倒リン
グを有するものとし、前記ロープの一端は前記下倒リン
グを介して前記ボルトに係止するものとする。
【0014】この固定方法では、前記横架材に挿通され
る仮固定ボルトの頭部に取り付けられた可倒リングにロ
ープ等をとおしてこの仮固定ボルトとロープ等とを連結
することができ、ロープ等を住宅ユニットに容易に係止
することができる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
の住宅ユニットの搬送時固定方法において、前記ナット
は、このナットと螺合されるボルトの軸線とほぼ直角方
向の軸線回りに回動可能に取り付けられた可倒リングを
有するものとし、前記ロープの一端は前記可倒リング及
び前記ナットを介して前記ボルトに係止するものとす
る。
【0016】この固定方法は、可倒リングを有するナッ
トを用いるものであり、この可倒リングにロープ等を係
止しておき、前記横架材に挿通された仮固定ボルトにこ
のナットを螺合することによって容易にロープ等を住宅
ユニットに係止することができる。したがって、ロープ
等の着脱が極めて容易となり作業性が向上する。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項4に記載
の住宅ユニットの搬送時固定方法において、該住宅ユニ
ットの柱部材にホールダウン金物を固定しておき、前記
仮固定用ボルトは、前記ホールダウン金物に設けられた
開孔に挿通して固定するものとする。
【0018】この搬送時固定方法では、仮固定用ボルト
は横架材の貫通孔に挿通されるとともに、このホールダ
ウン金物に設けられた開孔にも挿通された状態で固定さ
れる。したがって、仮固定用ボルトは住宅ユニットに確
実に固定され、この仮固定用ボルトによって住宅ユニッ
トを吊り上げることが可能となり、住宅ユニットの搬送
車輌への積み込み及び荷下ろしが容易となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本願に係る発明の実施の形
態を図に基づいて説明する。図1は、請求項1又は請求
項3に記載の発明の一実施形態である住宅ユニットの搬
送時固定方法を示す概略斜視図、およびその部分拡大図
である。この固定方法では、箱状に組み立てられた住宅
ユニット1の上部4か所にそれぞれダボ穴が設けられて
おり、このダボ穴に仮固定金具2が挿着され、この仮固
定金具にはそれぞれロープ3の一端が係止されている。
そして、このロープ3の他端は下方に引っ張られてトラ
ック4の荷台4aに固定される。
【0020】上記仮固定金具2は、図3に示すように、
頭部2a、棒状部2bおよび鍔状部2cとを有してい
る。また、頭部2aには、棒状部2bの軸線とほぼ直角
方向の軸線回りに回動が可能な可倒リング2dが取り付
けられており、ロープの一端はこの可倒リングに係止さ
れている。上記ダボ穴5は、図2に示すように、横架材
1aの上面に鉛直に穿設されたものであり、上記仮固定
金具2は、棒状部2bがこのダボ穴5に挿入され、鍔状
部2cが横架材1aの上面に当接されて、頭部2aが住
宅ユニット1の上面から突出するように挿着される。そ
して、頭部2aに取り付けられた可倒リング2dに一端
が係合されたロープ3は下方に引っ張られてトラックの
荷台4aに固定されるため、仮固定金具2の上方への抜
け出しが防止される。
【0021】このような住宅ユニットの搬送時固定方法
では、仮固定金具2をあらかじめ設けられたダボ穴5に
挿着することによってロープ等の一端を住宅ユニット1
の上部に容易に係止することができ、作業量が著しく低
減される。
【0022】図4は、請求項2又は請求項3に記載の発
明の一実施形態である住宅ユニットの搬送時固定方法を
示す概略図であって、住宅ユニット上部の側面図であ
る。また、図5は図4に示す実施形態に用いられるダボ
穴保護金具の概略斜視図である。この固定方法では、住
宅ユニット11の上部にダボ穴15が設けられ、さらに
ダボ穴保護金具16が取り付けられている。このダボ穴
保護金具16は、図5に示すように、金属板をほぼ直角
に折り曲げて形成されており、横架材の上面と側面とに
当接される部分を有し、上記のダボ穴と中心が一致する
位置に、内周面に雌ねじが切削された開孔16aが設け
られている。仮固定金具12は、図6に示すように、頭
部12a、棒状部12b、鍔状部12cおよび頭部に取
り付けられた可倒リング12dを有し、棒状部12bに
は前記ダボ穴保護金具16の開孔16aと螺合される雄
ねじが設けられている。なお、この実施形態における他
の構成は図1から図3までに示す実施形態と同じであ
る。
【0023】このような構成により、上記仮固定金具1
2は、住宅ユニット11の上部に固定されたダボ穴保護
金具16に螺合され、頭部12aが突出するように装着
される。したがって、仮固定金具12は、上方への力が
加わった場合でもダボ穴15からの抜け出すようなこと
はなく、ダボ穴15はダボ穴保護金具16によって保護
されているため、仮固定金具12の着脱を繰り返しても
ダボ穴15が変形したり、横架材11aが割れたりする
のが防止される。
【0024】図7は、請求項4、請求項6又は請求項7
に記載の発明の一実施形態である住宅ユニットの搬送時
固定方法を示す概略図であって、住宅ユニット上部の側
面図である。この固定方法では、住宅ユニット21の上
部の横架材21aに上下方向の貫通孔25が設けられて
おり、この住宅ユニット21の柱部材21bにはホール
ダウン金物29が取り付けられて、その開孔29dが上
記貫通孔25と中心が一致している。そして、仮固定用
ボルト28は、横架材21aの下側からこのホールダウ
ン金物29に設けられた開孔29dを通して貫通孔25
に挿通され、横架材21aの上側でナット27が螺合さ
れて横架材21aに固定される。
【0025】上記ナット27は、図10に示すように、
鍔状部27bを有し、本体部27aには可倒リング27
cが、このナット27と螺合される仮固定用ボルト28
の軸線とほぼ直角方向の軸線回りに回動可能に取り付け
られている。住宅ユニット21を固定するためのロープ
等はこの可倒リング27cに容易に係合することがで
き、他端を下方に引っ張って搬送車輌の荷台に固定する
ことができる。また、ロープ等の一端をこの可倒リング
27cにあらかじめ係止しておいてもよい。
【0026】図9は、上記ホールダウン金物29の上面
図(a)、側面図(b)および正面図(c)である。こ
のホールダウン金物29の本体部29aには、このホー
ルダウン金物をユニットの柱部分21bに固定するため
の複数の小孔29bが設けられており、この本体部29
aとほぼ直角に折り曲げられたボルト係止部29cには
仮固定用ボルトが挿通される開孔29dが設けられてい
る。この本体部29aとボルト係止部29cとは一枚の
金属板を直角に折り曲げて形成されており、この角部に
はリブ29eが設けられている。従って、本体部29a
を住宅ユニットの柱21bに釘又はビス等で固着してお
き、仮固定用ボルト28を上記開孔29dに通して係止
することにより、仮固定用ボルト28に上方へ引き揚げ
る力が作用した時に、この力が確実に柱21bに伝達さ
れる。
【0027】上記のような構成による固定方法では、仮
固定用ボルト28は、住宅ユニット上部の横架材21a
の下方からホールダウン金物の開孔29dを通して上方
に挿通され、横架材21aの上側で可倒リングを有する
ナット27により横架材21aに固定されるため、仮固
定用ボルト28の着脱作業が容易であり、しかも仮固定
用ボルト28に螺合されたナット27によりしっかりと
固定される。さらにホールダウン金物29が取り付けら
れているため、仮固定用ボルト28が挿着された横架材
21aと柱21bとの接合部が補強されており、可倒リ
ング27cを利用して住宅ユニット21を上方に引き上
げることが可能であり、作業の効率が改善される。
【0028】図8は、請求項4、請求項5および請求項
7に記載の発明の一実施形態である住宅ユニットの搬送
時固定方法を示す概略図であって、住宅ユニット上部の
部分側面図である。この固定方法は、図7に示す固定方
法と同様に、住宅ユニット上部の横架材31aに上下方
向の貫通孔35が設けられており、ユニットの柱部分3
1bには、ホールダウン金物29が固定されている。仮
固定ボルト38は、貫通孔35の上部から下方に向かっ
て挿通され、ホールダウン金物29の開孔29dを通し
てナット37が螺合され、固定される。
【0029】上記ホールダウン金物29は、図7に示し
た固定方法で用いられたものと同じ構造を有するもので
ある。また、上記仮固定用ボルト38は、図11に示す
ように、頭部38a、ねじ部38bおよび鍔状部38c
を有し、頭部38aには可倒リング38dが、ねじ部3
8bの軸線とほぼ直角方向の軸線回りに回動可能に取り
付けられている。この固定方法によっても、図7に示す
固定方法と同様に、ロープ等の一端を仮固定用ボルト3
8の可倒リング38dに係合し、ロープの他端を下方に
引っ張って固定することができ、作業効率が向上する。
また、住宅ユニット31を上記仮固定用ボルト38を用
いて吊り上げ、搬送車輌への積み下ろしを行なうことも
できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明に係る住
宅ユニットの搬送時固定方法では、住宅ユニットに仮固
定金具または仮固定用ボルトを介してロープまたはベル
ト等を容易に係止することができ、簡単な方法で搬送車
輌の荷台への固定を行なうことができる。また、住宅用
ユニットに設けられた貫通孔に挿通した仮固定用ボルト
を用いることにより、住宅ユニットの荷台への積みおろ
しも容易に行なうことが可能となり、作業効率が向上す
る。さらに、本願発明の固定方法では、住宅ユニットを
組み立てる時に用いられるダボ穴もしくは貫通孔を利用
してロープまたはベルト等を係止するものであり、搬送
時の固定のためだけの加工を要するものではなく、余分
な費用を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1又は請求項3に記載の発明の一実施形
態である住宅ユニットの搬送時固定方法を示す概略斜視
図、およびその部分拡大図である。
【図2】図1に示す住宅ユニットの搬送時固定方法で用
いられる仮固定金具をユニットに係合する状態を示す概
略図である。
【図3】図1に示す住宅ユニットの搬送時固定方法で用
いられる仮固定金具の上面図および側面図である。
【図4】請求項2又は請求項3に記載の発明の一実施形
態である住宅ユニットの搬送時固定方法において仮固定
金具をユニットに係合する状態を示す概略図である。
【図5】図4に示す住宅ユニットの搬送時固定方法で用
いられるダボ穴保護金具の概略斜視図である。
【図6】図4に示す住宅ユニットの搬送時固定方法で用
いられる仮固定金具の上面図および側面図である。
【図7】請求項4、請求項6又は請求項7に記載の発明
の一実施形態である住宅ユニットの搬送時固定方法にお
いて仮固定用ボルトをユニットに係合する状態を示す概
略図である。
【図8】請求項4、請求項5又は請求項7に記載の発明
の一実施形態である住宅ユニットの搬送時固定方法にお
いて仮固定用ボルトをユニットに係合する状態を示す概
略図である。
【図9】図7又は図8に示す住宅ユニットの搬送時固定
方法に用いられるホールダウン金物の上面図、側面図お
よび正面図である。
【図10】図7に示す住宅ユニットの搬送時固定方法に
用いられるナットの上面図、側面図、およびこのナット
と螺合されるボルトの側面図である。
【図11】図8に示す住宅ユニットの搬送時固定方法に
用いられるボルトの上面図、側面図、およびこのボルト
と螺合されるナットの側面図である。
【符号の説明】
1,11,21,31 住宅ユニット 1a,11a,21a,31a 住宅ユニットの横
架材 2,12 仮固定金具 2a,12a 仮固定金具の頭部 2b,12b 仮固定金具の棒状部 2c,12c 仮固定金具の鍔状部 2d,12d 可倒リング 3 ロープ 4 トラック 5,15 ダボ穴 16 ダボ穴保護金具 25,35 貫通孔 27 ナット 27a ナットの頭部 27b ナットの鍔状部 27c 可倒リング 28 仮固定用ボルト 29 ホールダウン金物 37 ナット 38 仮固定用ボルト 38a 仮固定用ボルトの頭部 38b 仮固定用ボルトの棒状部 38c 仮固定用ボルトの鍔状部 38d 仮固定用ボルトの可倒リング

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅建築物の構造の一部となる住宅ユ
    ニットを搬送車輌に固定する方法であって、 前記住宅ユニットの上部に、上方が開口する鉛直方向の
    穴であって、該住宅ユニットの上部に積層される上部ユ
    ニットと連結するための連結部材を挿着できるダボ穴を
    設けておき、 このダボ穴に、棒状部を有する仮固定金具の該棒状部
    を、頭部が突出するように挿着し、 該仮固定金具の頭部にロープの一端を係止し、 該ロープの他端は、下方に引っ張って搬送車輌に固定す
    ることを特徴とする住宅ユニットの搬送時固定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の住宅ユニットの搬送
    時固定方法において、 内周面に雌ねじが切削された開孔を有するダボ穴保護金
    具を、前記ダボ穴と前記開孔との中心がほぼ一致するよ
    うに取り付ける工程を有し、 前記仮固定金具は、その棒状部に、前記ダボ穴保護金具
    の開孔と螺合される雄ねじが設けられたものを用いるこ
    とを特徴とする住宅ユニットの搬送時固定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の住宅ユ
    ニットの搬送時固定方法において、 前記仮固定金具は、その頭部に、前記棒状部の軸線とほ
    ぼ直角方向の軸線回りに回動可能に取り付けられた可倒
    リングを有するものとし、 前記ロープの一端は、前記可倒リングに係止することを
    特徴とする住宅ユニットの搬送時固定方法。
  4. 【請求項4】 住宅建築物の構造の一部となる住宅ユ
    ニットを搬送車輌に固定する方法であって、 前記住宅ユニットの上部に設けられた横架材に、該住宅
    ユニットの上部に積層される上部ユニットを連結するた
    めの連結ボルトが挿通される上下方向の貫通孔を設けて
    おき、 この貫通孔に挿通した仮固定用ボルトにナットを螺合し
    て横架材に該仮固定用ボルトを固定し、 該仮固定用ボルトにロープの一端を係止し、 該ロープの他端は、下方に引っ張って搬送車輌に固定す
    ることを特徴とする住宅ユニットの搬送時固定方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の住宅ユニットの搬送
    時固定方法において、 前記仮固定用ボルトは、その頭部に、該仮固定用ボルト
    の軸線とほぼ直角方向の軸線回りに回動可能に取り付け
    られた可倒リングを有するものとし、 前記ロープの一端は、前記可倒リングを介して前記ボル
    トに係止することを特徴とする住宅ユニットの搬送時固
    定方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の住宅ユニットの搬送
    時固定方法において、 前記ナットは、このナットと螺合されるボルトの軸線と
    ほぼ直角方向の軸線回りに回動可能に取り付けられた可
    倒リングを有するものとし、 前記ロープの一端は、前記可倒リング及び前記ナットを
    介して前記ボルトに係止することを特徴とする住宅ユニ
    ットの搬送時固定方法。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の住宅ユニットの搬送時
    固定方法において、 該住宅ユニットの柱部材にホールダウン金物を固定して
    おき、 前記仮固定用ボルトは、前記ホールダウン金物に設けら
    れた開孔に挿通して固定することを特徴とする住宅ユニ
    ットの搬送時固定方法。
JP32334996A 1996-11-20 1996-11-20 住宅ユニットの搬送時固定方法 Withdrawn JPH10147985A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112240058A (zh) * 2019-07-19 2021-01-19 中冶天工集团有限公司 一种可用于野外拖移的模块式营房的底座拖撬及制作方法
JP2021084614A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 トヨタホーム株式会社 輸送積載物の荷台への固定構造

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