JPH10147570A - アゼチジンカルボン酸誘導体のジカルボン酸塩およびそれを用いるアゼチジンカルボン酸誘導体の光学活性体の製造方法 - Google Patents

アゼチジンカルボン酸誘導体のジカルボン酸塩およびそれを用いるアゼチジンカルボン酸誘導体の光学活性体の製造方法

Info

Publication number
JPH10147570A
JPH10147570A JP30794796A JP30794796A JPH10147570A JP H10147570 A JPH10147570 A JP H10147570A JP 30794796 A JP30794796 A JP 30794796A JP 30794796 A JP30794796 A JP 30794796A JP H10147570 A JPH10147570 A JP H10147570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carboxylic acid
azetidine
acid derivative
group
optically active
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30794796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3931361B2 (ja
Inventor
Hideki Ushio
英樹 牛尾
Naoyuki Takano
尚之 高野
Yukihiro Honda
幸宏 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP30794796A priority Critical patent/JP3931361B2/ja
Priority to DE69722538T priority patent/DE69722538T2/de
Priority to EP97115356A priority patent/EP0827954B1/en
Priority to US08/924,320 priority patent/US5880291A/en
Publication of JPH10147570A publication Critical patent/JPH10147570A/ja
Priority to US09/128,974 priority patent/US6114543A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3931361B2 publication Critical patent/JP3931361B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 安価かつ容易に入手し得る試剤を用いて、し
かも工業的容易にアゼチジンカルボン酸誘導体の光学活
性体に導き得る新規な化合物を提供する。 【解決手段】 一般式(1) (式中、Xはフェニル基で置換されていてもよいアルコ
キシ基またはフェノキシ基を示し、Rはアルキル基を示
し、Aは水素原子、アルキル基、ハロゲン原子、水酸
基、アルコキシ基を示し、*は不斉炭素原子を示す。B
は単結合、ベンゼン環、フェニル基もしくは保護されて
いてもよい水酸基もしくはハロゲン原子で置換されてい
てもよい直鎖もしくは分岐状のアルキレン基、保護され
ていてもよい水酸基もしくはハロゲン原子もしくはフェ
ニル基で置換されていてもよい環状アルキレン基または
フェニル基で置換されていてもよい直鎖もしくは分岐状
のアルケニレン基を示す)で示されるアゼチジンカルボ
ン酸誘導体のジカルボン酸塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アゼチジンカルボ
ン酸誘導体のジカルボン酸塩およびそれを用いる光学活
性アゼチジンカルボン酸誘導体の光学活性体の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】アゼチジンカルボン酸誘導体の光学活性
体は、医薬中間体として重要なアゼチジン−2−カルボ
ン酸誘導体の光学活性体の中間体として有用な化合物で
ある。
【0003】かかるアゼチジンカルボン酸誘導体の光学
活性体の製造方法としては、例えばN−ベンジルオキシ
カルボニルアゼチジンカルボン酸と光学活性チロシンヒ
ドラジドとを反応させて得られるジアステレオマー塩を
光学分割する方法〔Journalof Heterocyclic Chemistr
y,6,993(1969)〕、N−ベンジル−2,4−アゼチジン
ジカルボン酸(8−フェニルメンチル)エステルのジア
ステレオマー混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーなどの方法によって分離した後、脱炭酸する方法
〔Journal of Medicinal Chemistry,36,2706(1993)〕な
どが知られている。しかし、前者の方法は高価かつ工業
的規模での入手が困難な光学活性チロシンヒドラジドを
用いる必要があり、後者の方法は分離に際してシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーを用いる必要があるなど、
いずれも工業的規模での実施には問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
安価かつ工業的に容易に入手し得る試剤を用いて容易に
製造し得、しかも工業的容易にアゼチジンカルボン酸誘
導体の光学活性体に導き得る新規な化合物を開発するべ
く鋭意検討した結果、アゼチジンカルボン酸誘導体のジ
アステレオマー混合物とジカルボン酸とを反応させるこ
とによって得られるアゼチジンカルボン酸誘導体のジカ
ルボン酸塩の光学活性体は、容易にアゼチジンカルボン
酸誘導体の光学活性体に導き得ることを見出し、本発明
に至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、一般
式(1) (式中、Xはフェニル基で置換されていてもよいアルコ
キシ基またはフェノキシ基を示し、Rはアルキル基を示
し、Aは水素原子、アルキル基、ハロゲン原子、水酸
基、アルコキシ基を示し、*は不斉炭素原子を示す。B
は単結合、ベンゼン環、フェニル基もしくは保護されて
いてもよい水酸基もしくはハロゲン原子で置換されてい
てもよい直鎖もしくは分岐状のアルキレン基、保護され
ていてもよい水酸基もしくはハロゲン原子もしくはフェ
ニル基で置換されていてもよい環状アルキレン基または
フェニル基で置換されていてもよい直鎖もしくは分岐状
のアルケニレン基を示す。)で示されるアゼチジンカル
ボン酸誘導体のジカルボン酸塩を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】一般式(1)で示される本発明の
化合物において、置換基Xはアルコキシ基またはフェノ
キシ基であるが、ここでアルコキシ基としてはメトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、オクチル
オキシ基、イソプロピルオキシ基、ボルニルオキシ基、
イソボルニルオキシ基、メンチルオキシ基、イソメンチ
ルオキシ基等の直鎖または分岐したアルキルオキシ基、
ベンジルオキシ基、1−メチルベンジルオキシ基、2−
フェニルオキシ基などのフェニル置換アルキルオキシ基
などが例示される。かかるアルコキシ基またはフェノキ
シ基はいずれもフェニル基で置換されていてもよい。
【0007】置換基Rで示されるアルキル基としてはメ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基、ターシャリーブチル基などが例示される。
【0008】置換基Aで示されるアルキル基としてはメ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基、ターシャリーブチル基などが、ハロゲン原子とし
ては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、フッ素原子な
どが、アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基
などがそれぞれ例示される。
【0009】置換基Bで示される直鎖もしくは分岐状の
アルキレン基としてはメチレン基、エチレン基、プロピ
レン基、ブチレン基、へキシレン基、オクチレン基、2
−フェニル−1,1−エチレン基などが例示され、かか
る直鎖または分岐状のアルキレン基は、メチル基、エチ
ル基、ターシャリーブチル基、ベンジル基、パラメトキ
シベンジル基、メトキシメチル基、ベンジルオキシメチ
ル基、ベンゾイル基、トリメチルシリル基、ターシャリ
ーブチルジメチルシリル基などの保護基で保護されてい
てもよい水酸基、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、フ
ッ素原子などのハロゲン原子またはフェニル基で置換さ
れていてもよい。
【0010】環状アルキレン基としては2,2−ジメチ
ル−1−メチル−1,3−シクロペンチレン基、1,1
−シクロプロピレン基、1,1−シクロブチレン基、
1,2−シクロペンチレン基、1,2−シクロへキシレ
ン基、1,3−シクロへキシレン基などが例示される。
【0011】直鎖または分岐状のアルケニレン基として
はビニレン基、エチニレン基等が例示され、かかる直鎖
または分岐状のアルケニレン基はフェニル基で置換され
ていてもよい。
【0012】かかるアゼチジンカルボン酸誘導体のジカ
ルボン酸塩としては、例えばN−(1−メチルベンジ
ル)アゼチジン−2−カルボン酸メチル、N−(1−メ
チルベンジル)アゼチジン−2−カルボン酸エチル、N
−(1−メチルベンジル)アゼチジン−2−カルボン酸
ブチル、N−(1−メチルベンジル)アゼチジン−2−
カルボン酸オクチル、N−(1−メチルベンジル)アゼ
チジン−2−カルボン酸イソプロピル、N−(1−メチ
ルベンジル)アゼチジン−2−カルボン酸ベンジル、N
−(1−メチルベンジル)アゼチジン−2−カルボン酸
メチルベンジル、N−(1−メチルベンジル)アゼチジ
ン−2−カルボン酸フェネチル、N−(1−メチルベン
ジル)アゼチジン−2−カルボン酸フェニル、N−(1
−メチルベンジル)アゼチジン−2−カルボン酸ボルニ
ル、N−(1−メチルベンジル)アゼチジン−2−カル
ボン酸イソボルニル、N−(1−メチルベンジル)アゼ
チジン−2−カルボン酸メンチル、N−(1−メチルベ
ンジル)アゼチジン−2−カルボン酸イソメンチル、
【0013】N−(1−フェニルプロピル)アゼチジン
−2−カルボン酸メチル、N−(1−フェニルプロピ
ル)アゼチジン−2−カルボン酸エチル、N−(1−フ
ェニルプロピル)アゼチジン−2−カルボン酸ブチル、
N−(1−フェニルプロピル)アゼチジン−2−カルボ
ン酸オクチル、N−(1−フェニルプロピル)アゼチジ
ン−2−カルボン酸イソプロピル、N−(1−フェニル
プロピル)アゼチジン−2−カルボン酸ベンジル、N−
(1−フェニルプロピル)アゼチジン−2−カルボン酸
メチルベンジル、N−(1−フェニルプロピル)アゼチ
ジン−2−カルボン酸フェネチル、N−(1−フェニル
プロピル)アゼチジン−2−カルボン酸フェニル、N−
(1−フェニルプロピル)アゼチジン−2−カルボン酸
ボルニル、N−(1−フェニルプロピル)アゼチジン−
2−カルボン酸イソボルニル、N−(1−フェニルプロ
ピル)アゼチジン−2−カルボン酸メンチル、N−(1
−フェニルプロピル)アゼチジン−2−カルボン酸イソ
メンチル、
【0014】N−[1−(パラトリル)エチル]アゼチ
ジン−2−カルボン酸メチル、N−[1−(パラトリ
ル)エチル]アゼチジン−2−カルボン酸エチル、N−
[1−(パラトリル)エチル]アゼチジン−2−カルボ
ン酸ブチル、N−[1−(パラトリル)エチル]アゼチ
ジン−2−カルボン酸オクチル、N−[1−(パラトリ
ル)エチル]アゼチジン−2−カルボン酸イソプロピ
ル、N−[1−(パラトリル)エチル]アゼチジン−2
−カルボン酸ベンジル、N−[1−(パラトリル)エチ
ル]アゼチジン−2−カルボン酸メチルベンジル、N−
[1−(パラトリル)エチル]アゼチジン−2−カルボ
ン酸フェネチル、N−[1−(パラトリル)エチル]ア
ゼチジン−2−カルボン酸フェニル、N−[1−(パラ
トリル)エチル]アゼチジン−2−カルボン酸ボルニ
ル、N−[1−(パラトリル)エチル]アゼチジン−2
−カルボン酸イソボルニル、N−[1−(パラトリル)
エチル]アゼチジン−2−カルボン酸メンチル、N−
[1−(パラトリル)エチル]アゼチジン−2−カルボ
ン酸イソメンチル、
【0015】N−[1−(パラクロロフェニル)エチ
ル]アゼチジン−2−カルボン酸メチル、N−[1−
(パラクロロフェニル)エチル]アゼチジン−2−カル
ボン酸エチル、N−[1−(パラクロロフェニル)エチ
ル]アゼチジン−2−カルボン酸ブチル、N−[1−
(パラクロロフェニル)エチル]アゼチジン−2−カル
ボン酸オクチル、N−[1−(パラクロロフェニル)エ
チル]アゼチジン−2−カルボン酸イソプロピル、N−
[1−(パラクロロフェニル)エチル]アゼチジン−2
−カルボン酸ベンジル、N−[1−(パラクロロフェニ
ル)エチル]アゼチジン−2−カルボン酸メチルベンジ
ル、N−[1−(パラクロロフェニル)エチル]アゼチ
ジン−2−カルボン酸フェネチル、N−[1−(パラク
ロロフェニル)エチル]アゼチジン−2−カルボン酸フ
ェニル、N−[1−(パラクロロフェニル)エチル]ア
ゼチジン−2−カルボン酸ボルニル、N−[1−(パラ
クロロフェニル)エチル]アゼチジン−2−カルボン酸
イソボルニル、N−[1−(パラクロロフェニル)エチ
ル]アゼチジン−2−カルボン酸メンチル、N−[1−
(パラクロロフェニル)エチル]アゼチジン−2−カル
ボン酸イソメンチル、
【0016】N−[1−(2,4−ジクロロフェニル)
エチル]アゼチジン−2−カルボン酸メチル、N−[1
−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]アゼチジン−
2−カルボン酸エチル、N−[1−(2,4−ジクロロ
フェニル)エチル]アゼチジン−2−カルボン酸ブチ
ル、N−[1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]
アゼチジン−2−カルボン酸オクチル、N−[1−
(2,4−ジクロロフェニル)エチル]アゼチジン−2
−カルボン酸イソプロピル、N−[1−(2,4−ジク
ロロフェニル)エチル]アゼチジン−2−カルボン酸ベ
ンジル、N−[1−(2,4−ジクロロフェニル)エチ
ル]アゼチジン−2−カルボン酸メチルベンジル、N−
[1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]アゼチジ
ン−2−カルボン酸フェネチル、N−[1−(2,4−
ジクロロフェニル)エチル]アゼチジン−2−カルボン
酸フェニル、N−[1−(2,4−ジクロロフェニル)
エチル]アゼチジン−2−カルボン酸ボルニル、N−
[1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]アゼチジ
ン−2−カルボン酸イソボルニル、N−[1−(2,4
−ジクロロフェニル)エチル]アゼチジン−2−カルボ
ン酸メンチル、N−[1−(2,4−ジクロロフェニ
ル)エチル]アゼチジン−2−カルボン酸イソメンチ
ル、
【0017】N−[1−(パラメトキシフェニル)エチ
ル]アゼチジン−2−カルボン酸メチル、N−[1−
(パラメトキシフェニル)エチル]アゼチジン−2−カ
ルボン酸エチル、N−[1−(パラメトキシフェニル)
エチル]アゼチジン−2−カルボン酸ブチル、N−[1
−(パラメトキシフェニル)エチル]アゼチジン−2−
カルボン酸オクチル、N−[1−(パラメトキシフェニ
ル)エチル]アゼチジン−2−カルボン酸イソプロピ
ル、N−[1−(パラメトキシフェニル)エチル]アゼ
チジン−2−カルボン酸ベンジル、N−[1−(パラメ
トキシフェニル)エチル]アゼチジン−2−カルボン酸
メチルベンジル、N−[1−(パラメトキシフェニル)
エチル]アゼチジン−2−カルボン酸フェネチル、N−
[1−(パラメトキシフェニル)エチル]アゼチジン−
2−カルボン酸フェニル、N−[1−(パラメトキシフ
ェニル)エチル]アゼチジン−2−カルボン酸ボルニ
ル、N−[1−(パラメトキシフェニル)エチル]アゼ
チジン−2−カルボン酸イソボルニル、N−[1−(パ
ラメトキシフェニル)エチル]アゼチジン−2−カルボ
ン酸メンチル、N−[1−(パラメトキシフェニル)エ
チル]アゼチジン−2−カルボン酸イソメンチルのシュ
ウ酸塩、マロン酸塩、琥珀酸塩、グルタル酸塩、ピルビ
ン酸塩、スベリン酸塩、セバシン酸塩、樟脳酸塩、ベン
ジルマロン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、アセチレ
ンジカルボン酸塩、フタル酸塩、イソフタル酸塩、テレ
フタル酸塩、シクロプロパンジカルボン酸塩、シクロブ
タンジカルボン酸塩、シクロペンタンジカルボン酸塩、
シクロヘキサンジカルボン酸塩などの芳香族または脂肪
族ジカルボン酸塩、リンゴ酸塩、ジベンゾイル酒石酸
塩、酒石酸塩などの酸素置換ジカルボン酸塩、2,3−
ジクロロ琥珀酸塩、2,3−ジブロモ琥珀酸などのハロ
ゲン置換ジカルボン酸塩などが挙げられる。
【0018】かかる一般式(1)で示されるアゼチジンカ
ルボン酸誘導体のジカルボン酸塩には*で示される2つ
の不斉炭素原子を不斉中心とする4種類の光学活性体が
存在するが、本発明のアゼチジンカルボン酸誘導体のジ
カルボン酸塩はいずれの光学活性体であってもよい。
【0019】かかるアゼチジンカルボン酸誘導体のジカ
ルボン酸塩の光学活性体は、一般式(2) (式中、X、R、A、*はそれぞれ前記と同じ意味を示
す。)で示されるアゼチジンカルボン酸誘導体のジアス
テレオマー混合物および一般式(3) (式中、Bは前記と同じ意味を示す)で示されるジカル
ボン酸を反応させる方法によって容易に製造することが
できる。
【0020】アゼチジンカルボン酸誘導体としては、前
記したアゼチジンカルボン酸誘導体のジカルボン酸塩の
遊離塩基に相当する化合物が挙げられる。かかる一般式
(2)で示されるアゼチジンカルボン酸誘導体には2つ
の不斉炭素原子を不斉中心とする4種類の光学活性体が
存在するが、この反応に用いられるアゼチジンカルボン
酸誘導体のジアステレオマー混合物とは互いにジアステ
レオマーの関係にある2つの光学活性体からなるもので
ある。
【0021】かかるアゼチジンカルボン酸誘導体のジア
ステレオマー混合物は、一般式(4) (式中、Yはハロゲン原子を示し、X、*はそれぞれ前
記と同じ意味を示す。)で示される二置換酪酸誘導体お
よび一般式(5) (式中、A、R、*はそれぞれ前記と同じ意味を示
す。)で示される光学活性ベンジルアミン誘導体を反応
させる方法によって容易に製造することができる。
【0022】ここで、置換基Yで示されるハロゲン原子
としては、例えば塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子など
が挙げられる。また、二置換酪酸誘導体には2種類の光
学活性体が存在するが、ここで用いられる二置換酪酸誘
導体はそのラセミ体であってもよいし、ラセミ体から一
方の光学活性体を取り出した後の光学活性な混合物であ
ってもよい。
【0023】ジカルボン酸としては、目的とするアゼチ
ジンカルボン酸誘導体のジカルボン酸塩に対応するジカ
ルボン酸が用いられる。かかるジカルボン酸には光学活
性体が存在する場合もあるが、その場合には光学活性体
を用いてもよいし、ラセミ体を用いてもよい。かかるジ
カルボン酸の使用量はアゼチジンカルボン酸誘導体に対
して通常0.1〜10モル倍、好ましくは0.1〜2モ
ル倍の範囲である。
【0024】反応は無溶媒で行ってもよいし、溶媒中で
行ってもよい。溶媒を用いる場合の溶媒としては、例え
ば例えば、水、メタノール、エタノール、2−プロパノ
ール、ブタノール、エチレングリコールなどのアルコー
ル類、アセトニトリルなどのニトリル類、トルエン、ベ
ンゼン、キシレン、ヘキサン、ヘプタンなどの炭化水素
類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、
クロロベンゼン、オルトジクロロベンゼンなどのハロゲ
ン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテ
ル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ターシャ
リーブチルメチルエーテルなどのエーテル類、アセトア
ミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミドアミドなどのアミド類、ニトロベンゼ
ン、ニトロメタンなどのニトロ化合物、ジメチルスルホ
キシドなどのスルホキシド類などが挙げられる。これら
の溶媒はそれぞれ単独で用いてもよいし2種以上の混合
物として用いてもよく、その使用量は特に限定されない
が、反応混合物を攪拌し得る状態に維持できる量を用い
ることが好ましく、通常はアゼチジンカルボン酸誘導体
(2)に対して0.01〜100倍量、好ましくはは
0.01〜20倍量の範囲である。
【0025】反応は、例えばアゼチジンカルボン酸誘導
体のジアステレオマー混合物およびジカルボン酸を混合
することにより行われ、溶媒を用いる場合には溶媒中で
アゼチジンカルボン酸誘導体およびジカルボン酸を混合
すればよい。反応温度は通常−80〜200℃、好まし
くは−20〜100℃の範囲である。
【0026】かかる反応によって、アゼチジンカルボン
酸誘導体のジカルボン酸塩の光学活性体が優先的に生成
し、析出する。かかる光学活性体は、反応後の反応混合
物から通常の方法、例えば濾過操作により濾取する方法
などのよって容易に得ることができる。
【0027】なお、用いるジカルボン酸の使用量が多い
場合や、その種類によっては、目的とするアゼチジンカ
ルボン酸誘導体のジカルボン酸塩の光学活性体とジアス
テレオマーの関係にある他方の光学活性体が同時に生成
し、アゼチジンカルボン酸誘導体のジカルボン酸塩のジ
アステレオマー混合物が得られることもあるが、目的と
する光学活性体は、かかるジアステレオマー混合物から
容易に取り出すことができる。
【0028】一方の光学活性体を取り出すには、例えば
反応で得られた反応混合物から一方の光学活性体を析出
させた後にこれを濾取してもよいし、該反応混合物から
通常の方法、例えば溶媒留去などによってジアステレオ
マー混合物を得、次いでこれを先の反応において例示し
たと同様の溶媒に溶解させてジアステレオマー混合物の
溶液を得た後に、該溶液から目的とする一方の光学活性
体を析出させ、次いでこれを濾取してもよい。
【0029】得られた反応混合物から一方の光学活性体
を析出させるには、該反応混合物を冷却してもよいし、
メタノール、エタノール、2−プロパノール、ブタノー
ル、エチレングリコールのようなアルコール類、トルエ
ン、ベンゼン、キシレン、ヘキサン、ヘプタンなどの炭
化水素類、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジ
ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ターシャリーブ
チルメチルエーテルなどのエーテル類などの貧溶媒を加
えてもよく、また種晶を加える方法、振動を加える方法
などの通常の方法によって析出させてもよい。場合によ
ってはそのまま放置することによって析出させてもよ
い。また、ジアステレオマー混合物の溶液から一方の光
学活性体を析出させる方法としては、上記と同様の冷却
する方法、貧溶媒を加える方法、種晶を加える方法、振
動を与える方法、そのまま放置する方法などが挙げられ
る。
【0030】反応混合物またはジアステレオマー混合物
の溶液から析出したアゼチジンカルボン酸誘導体のジカ
ルボン酸塩の一方の光学活性体は、例えば濾過操作によ
って容易に濾取することができ、これは更に再結晶など
の方法によって精製されてもよい。なお、他方の光学活
性体は濾過操作後の母液に含まれており、該母液を溶媒
留去する方法などによって容易に取り出すことができ
る。
【0031】本発明のアゼチジンカルボン酸誘導体のジ
カルボン酸塩の光学活性体は、これを塩基処理すること
によって、容易に一般式(2)で示されるアゼチジンカ
ルボン酸誘導体の光学活性体に導くことができる。
【0032】塩基処理に際して用いられる塩基として
は、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、水酸化カルシウ
ムなどのアルカリ土類金属水酸化物、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩、炭酸水素ナト
リウム、炭酸水素カリウムなどのアルカリ金属炭酸水素
塩、炭酸水素カルシウムなどのアルカリ土類金属炭酸水
素塩、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸水素二カリウム、リン酸二水素カリウムなど
のリン酸塩、トリエチルアミン、トリブチルアミンなど
の有機塩基などが挙げられる。かかる塩基はそれぞれ単
独または2種以上を混合して用いられ、その使用量はア
ゼチジンカルボン酸誘導体のジカルボン酸塩の光学活性
体に対して通常0.5〜10モル倍の範囲である。
【0033】塩基処理後、得られた反応混合物から通常
の方法、例えば抽出などによって容易に目的のアゼチジ
ンカルボン酸誘導体の光学活性体を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明のアゼチジンカルボン酸誘導体の
ジカルボン酸塩は、その光学活性体をアゼチジンカルボ
ン酸誘導体のジアステレオマー混合物およびジカルボン
酸から容易に製造することができ、しかも該光学活性体
は容易にアゼチジンカルボン酸誘導体の光学活性体へ導
き得る。
【0035】
【実施例】以下、実施例によって本発明をより詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0036】実施例1 メタノール(6ml)にN−[(S)−メチルベンジ
ル]アゼチジン−2−カルボン酸メチル(0.27g、
2S体:2R体比=52:48)とL−酒石酸(0.1
5g)とを室温で溶解した。その後、減圧下に濃縮し
て、N−[(S)−メチルベンジル]アゼチジン−2−
カルボン酸メチルL−酒石酸塩を得た。このものをメチ
ルターシャリーブチルエーテル(6ml)とメタノール
(2ml)との混合溶媒より再結晶させたところN−
[(S)−メチルベンジル]アゼチジン−2−(S)−
カルボン酸メチルL−酒石酸塩の結晶(0.12g、無
色結晶)を得た(収率28%)。この結晶を飽和重曹水
に溶解し、トルエンで抽出してGC分析した結果、9
9.7%d.e.であった。1 HNMR(DMSO) δ7.29(m,5H),
4.39(s,2H),3.79(t,J=8.3H
z,1H),3.70(s,3H),3.47(q,J
=6.3Hz,1H),3.00(q,J=5.9H
z,1H),2.77(q,J=7.6Hz,1H),
2.18(m,2H),1.15(d,J=6.3H
z,3H)
【0037】実施例2 L−酒石酸(16.55g)のメタノール(20.26
g)溶液にN−[(S)−メチルベンジル]アゼチジン
−2−カルボン酸メチル(29.91g、2S体:2R
体比=52:48)のメチルターシャリーブチルエーテ
ル(66.40g)溶液を還流下に滴下した。更に2
1.43gのメタノールを加え得られた均一溶液を29
℃まで冷却した。実施例1で得た結晶を種晶として少量
加えることにより結晶を析出させ、その後5℃まで冷却
したのち結晶を濾取した。得られた結晶をメチルターシ
ャリーブチルエーテルで洗浄した後、真空乾燥して、N
−[(S)−メチルベンジル]アゼチジン−2−(S)
−カルボン酸メチルL−酒石酸塩(25.36g、収率
48%、91%d.e.)を得た。
【0038】実施例3 実施例2で得たN−[(S)−メチルベンジル]アゼチ
ジン−2−(S)−カルボン酸メチルL−酒石酸塩(2
5.13g)を、還流下メタノール(126.24g)
に溶解させた後、メタノールの一部(79.3g)を留
去した。次いでメチルターシャリーブチルエーテル70
gを滴下して加え、室温で濾過し、結晶を得た。得られ
た結晶をメチルターシャリーブチルエーテルで洗浄した
後、真空乾燥して、N−[(S)−メチルベンジル]ア
ゼチジン−2−(S)−カルボン酸メチルL−酒石酸塩
(20.87g、収率84%、100%d.e.)を得
た。
【0039】実施例4 メチルターシャリーブチルエーテルに代えてトルエンを
用い、1/5のスケールで行った以外は実施例2と同様
に操作して、N−[(S)−メチルベンジル]アゼチジ
ン−2−(S)−カルボン酸メチルL−酒石酸塩(4.
64g、収率45%、96%d.e.)を得た。
【0040】実施例5 L−酒石酸に代えてフマル酸0.12gを用いた以外は
実施例1と同様に操作して、N−[(S)−メチルベン
ジル]アゼチジン−2−(S)−カルボン酸メチルフマ
ル酸塩(無色結晶、0.04g、収率12%、98.1
%d.e.)を得た。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) (式中、Xはフェニル基で置換されていてもよいアルコ
    キシ基またはフェノキシ基を示し、Rはアルキル基を示
    し、Aは水素原子、アルキル基、ハロゲン原子、水酸
    基、アルコキシ基を示し、*は不斉炭素原子を示す。B
    は単結合、ベンゼン環、フェニル基もしくは保護されて
    いてもよい水酸基もしくはハロゲン原子で置換されてい
    てもよい直鎖もしくは分岐状のアルキレン基、保護され
    ていてもよい水酸基もしくはハロゲン原子もしくはフェ
    ニル基で置換されていてもよい環状アルキレン基または
    フェニル基で置換されていてもよい直鎖もしくは分岐状
    のアルケニレン基を示す。)で示されるアゼチジンカル
    ボン酸誘導体のジカルボン酸塩。
  2. 【請求項2】一般式(1)におけるBがフェニル基もし
    くは保護されていてもよい水酸基もしくはハロゲン原子
    で置換されていてもよい直鎖もしくは分岐状のアルキレ
    ン基であることを特徴とする請求項1に記載のアゼチジ
    ンカルボン酸誘導体のジカルボン酸塩。
  3. 【請求項3】一般式(1)で示されるアゼチジンカルボ
    ン酸誘導体のジカルボン酸塩の光学活性体。
  4. 【請求項4】一般式(2) (式中、X、R、A、*はそれぞれ前記と同じ意味を示
    す。)で示されるアゼチジンカルボン酸誘導体のジアス
    テレオマー混合物および一般式(3) (式中、Bは前記と同じ意味を示す)で示されるジカル
    ボン酸を反応させることを特徴とする請求項3に記載の
    アゼチジンカルボン酸誘導体のジカルボン酸塩の光学活
    性体の製造方法。
  5. 【請求項5】ジカルボン酸の使用量がアゼチジンカルボ
    ン酸誘導体のジアステレオマー混合物に対して0.1〜
    10モル倍であることを特徴とする請求項4に記載のア
    ゼチジンカルボン酸誘導体のジカルボン酸塩の光学活性
    体の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項4に記載のアゼチジンカルボン酸誘
    導体のジカルボン酸塩の光学活性体を塩基処理すること
    を特徴とする一般式(2)で示されるアゼチジンカルボ
    ン酸誘導体の光学活性体の製造方法。
  7. 【請求項7】アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属
    水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素
    塩、アルカリ土類金属炭酸水素塩、リン酸塩および有機
    塩基から選ばれる少なくとも1種の塩基を用いて塩基処
    理することを特徴とする請求項6に記載のアゼチジンカ
    ルボン酸誘導体の光学活性体の製造方法。
  8. 【請求項8】塩基の使用量がアゼチジンカルボン酸誘導
    体のジカルボン酸塩の光学活性体に対して0.5〜10
    モル倍であることを特徴とする請求項7に記載のアゼチ
    ジンカルボン酸誘導体の光学活性体の製造方法。
  9. 【請求項9】アゼチジンカルボン酸誘導体のジカルボン
    酸塩の光学活性体を、一般式(2)で示されるアゼチジ
    ンカルボン酸誘導体のジアステレオマー混合物および一
    般式(3)で示されるジカルボン酸を反応させて製造す
    ることを特徴とする請求項8に記載のアゼチジンカルボ
    ン酸誘導体の光学活性体の製造方法。
JP30794796A 1996-09-06 1996-11-19 アゼチジンカルボン酸誘導体のジカルボン酸塩およびそれを用いるアゼチジンカルボン酸誘導体の光学活性体の製造方法 Expired - Fee Related JP3931361B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30794796A JP3931361B2 (ja) 1996-11-19 1996-11-19 アゼチジンカルボン酸誘導体のジカルボン酸塩およびそれを用いるアゼチジンカルボン酸誘導体の光学活性体の製造方法
DE69722538T DE69722538T2 (de) 1996-09-06 1997-09-04 Verfahren zur Herstellung von optisch aktiver Azetidin-2-Carbonsäure
EP97115356A EP0827954B1 (en) 1996-09-06 1997-09-04 Process for producing optically active azetidine-2-carboxylic acid
US08/924,320 US5880291A (en) 1996-09-06 1997-09-05 Process for producing optically active azetidine-2-carboxylic acid
US09/128,974 US6114543A (en) 1996-09-06 1998-08-04 Process for producing optically active azetidine-2-carboxylic acid

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30794796A JP3931361B2 (ja) 1996-11-19 1996-11-19 アゼチジンカルボン酸誘導体のジカルボン酸塩およびそれを用いるアゼチジンカルボン酸誘導体の光学活性体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10147570A true JPH10147570A (ja) 1998-06-02
JP3931361B2 JP3931361B2 (ja) 2007-06-13

Family

ID=17975094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30794796A Expired - Fee Related JP3931361B2 (ja) 1996-09-06 1996-11-19 アゼチジンカルボン酸誘導体のジカルボン酸塩およびそれを用いるアゼチジンカルボン酸誘導体の光学活性体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3931361B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3931361B2 (ja) 2007-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4981992A (en) Process for preparing optically active 3-hydroxybutanoic acid
CN102112430B (zh) 合成依泽替米贝的方法和用于该方法的中间体
EP0406112B1 (fr) 1-Benzhydrylazétidines, leur préparation et leur application comme intermédiaires pour la préparation de composés à activité antimicrobienne
KR20020060988A (ko) 시클릭 아미노산의 입체선택적 합성 방법
EP0827954B1 (en) Process for producing optically active azetidine-2-carboxylic acid
US4720558A (en) Process for inverting the configuration of secondary alcohols
JPH10147570A (ja) アゼチジンカルボン酸誘導体のジカルボン酸塩およびそれを用いるアゼチジンカルボン酸誘導体の光学活性体の製造方法
WO2012165607A1 (ja) プロリン化合物の製造方法
US3422135A (en) Dl-alpha-alkyl-alpha-amino acid and intermediates therefor
JPH09208558A (ja) 光学活性4−ヒドロキシ−2−ピロリドンの製造方法
JP3193597B2 (ja) グリシン誘導体の製造方法
JP4631262B2 (ja) (シス)−4−ヒドロキシプロリン誘導体の製造方法
JPH06340622A (ja) ベンジルコハク酸誘導体の製造方法およびその製造中間体
EP0122002B1 (en) Process for preparing azetidinone derivatives
JP3528533B2 (ja) 光学活性n−(アルキルベンジル)アゼチジン−2−カルボン酸、その製造方法およびそれを用いる光学活性アゼチジンカルボン酸の製造方法
JP3134786B2 (ja) 2−アザビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体とその製造法およびジオールまたはアミノアルコール類の光学分割法
JPH09143173A (ja) 光学活性な5,5−ジフェニル−2−オキサゾリジノン誘導体
JPH05262697A (ja) ジアステレオマー的に純粋な中間体および(r)または(s)−ケトプロフエンの製造におけるそれらの使用
JP3426640B2 (ja) ビシクロヘプタン誘導体及びその製造方法
JPS6056942A (ja) 2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸の光学活性ν−メチルエフェドリンエステル及びその塩
US6172234B1 (en) Optically active cyclic amino acid ester derivatives and processes for producing the same
JPH0417938B2 (ja)
JP3740783B2 (ja) 4−(2−アルケニル)−2,5−オキサゾリジンジオン類の製造法
JP4228465B2 (ja) 2−[(アリールオキシカルボニル)アミノ]−3−ケトエステル類、その製造方法及びそれを用いる4−アルコキシカルボニル−2−オキサゾリノン類の製造方法
KR100483317B1 (ko) α-페닐-α-프로폭시벤젠아세트산 1-메틸-4-피페리디닐에스테르 염산염의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061207

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20061212

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20070123

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070305

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100323

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D05

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110323

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120323

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees