JPH10147406A - 車両保管用自動倉庫 - Google Patents

車両保管用自動倉庫

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JPH10147406A
JPH10147406A JP30801596A JP30801596A JPH10147406A JP H10147406 A JPH10147406 A JP H10147406A JP 30801596 A JP30801596 A JP 30801596A JP 30801596 A JP30801596 A JP 30801596A JP H10147406 A JPH10147406 A JP H10147406A
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Takumi Ono
匠 大野
Shinya Kono
信哉 河野
Hiromi Ikesue
博己 池末
Kien Ishibashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体として入出庫効率を向上し得るようにす
る。 【解決手段】 左右の棚28の入側に対してそれぞれ車
両受渡部33,35を設け、車両受渡部33,35の入
側間を横行可能に入出庫ステーション39を設けて、入
出庫ステーション39から左右の車両受渡部33,35
のいずれかに車両を送らせることにより、左右の車両受
渡部33,35のどちらからでもスタッカクレーン本体
へ車両を受け渡させ得るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両保管用自動倉
庫に関するものである。より詳しくは、全体として入出
庫効率を向上し得るようにした車両保管用自動倉庫に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両保管用自動倉庫は、倉庫内
に設けられた棚に対し、スタッカクレーンを用いて自動
的に車両の出し入れを行わせるようにしたものである。
【0003】上記スタッカクレーンは、図7〜図9に示
すように、枠状のスタッカクレーン本体1の下部に、床
面2(スタッカクレーン通路)に設けられたレール3に
沿って転動可能な走行車輪4を備えると共に、スタッカ
クレーン本体1の上部に、天井5に設けられた前記レー
ル3と平行なガイド6に沿って案内される案内ローラ7
を備えて、モータなどの走行駆動装置8によって走行車
輪4を駆動することにより、スタッカクレーン本体1を
レール3に沿って、図8中矢印で示す方向及びその逆方
向へ往復走行可能としたものである。
【0004】又、上記スタッカクレーン本体1は枠の内
部に昇降台9を備え、該昇降台9に、レール3の両側に
走行方向に対して複数設けられた棚10の上下の各棚段
11へ、パレット12に乗せられた車両13を出し入れ
するためのフォークなどの移載装置14を備えて、ウイ
ンチなどの昇降駆動装置15を駆動して昇降台9を昇降
させることにより、フォークなどの移載装置14で目的
の棚段11に対し車両13の出し入れを行わせるように
したものである。
【0005】尚、16は昇降駆動装置15に巻取られた
ワイヤ、17はワイヤ16を掛け渡すためのシーブであ
る。
【0006】そして、上記車両保管用自動倉庫では、図
7に示すように、スタッカクレーン本体1とその両側の
棚10とによって形成される収納ユニット18が、複数
基並列に設けられており、各収納ユニット18におけ
る、片側、通常は右ハンドル車がほとんどであるため右
側の棚10の入側に入出庫ステーション19が設けられ
て、入出庫ステーション19にて車両13をスタッカク
レーン本体1へ受け渡すようにしている。
【0007】尚、20は車両保管用自動倉庫の棚10が
設けられる車両収納部、21は車両保管用自動倉庫の入
出庫部、22は車両保管用自動倉庫の出入口部、23は
出入口部22と入出庫ステーション19との間に設けら
れる車路である。
【0008】かかる構成において、車両13を入庫させ
る場合には、先ず、入庫させようとする棚段11に置か
れた空のパレット12を、スタッカクレーン本体1及び
昇降台9並びにフォークなどの移載装置14を用いて入
出庫ステーション19へ運び、しかる後に、車両13を
出入口部22を通し車路23を介して入出庫ステーショ
ン19まで自走させて、入出庫ステーション19に用意
されたパレット12上に停車させ、パレット12ごと車
両13をスタッカクレーン本体1及び昇降台9並びにフ
ォークなどの移載装置14を用いて空のパレット12を
取出した棚段11へ戻させるようにする。
【0009】反対に、車両13を出庫させる場合には、
出庫させようとする棚段11に置かれた車両13をパレ
ット12ごと、スタッカクレーン本体1及び昇降台9並
びにフォークなどの移載装置14を用いて入出庫ステー
ション19へ運び、しかる後に、車両13を車路23を
介して出入口部22から出庫させる。しかる後に、入出
庫ステーション19に残された空のパレット12は、ス
タッカクレーン本体1及び昇降台9並びにフォークなど
の移載装置14を用いて車両13を出庫させた棚段11
へ戻しておく。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両保管用自動倉庫には、以下のような問題があっ
た。
【0011】即ち、入出庫ステーション19は、車両1
3に対する人の乗り降りのスペースが或る程度必要とな
るため棚段11の幅寸法よりも大きくなることから、収
納ユニット18の棚10入側に対して左右の両方に設け
ることができず、片一方にしか設けられないので、その
分、入出庫の効率を上げることができなかった。
【0012】又、各棚段11に一枚ずつパレット12を
置くようにしていたので、入出庫のたびに入出庫ステー
ション19と棚段11との間で空のパレット12をやり
とりする時間が必要となり、その分、入出庫の効率が悪
くなっていた。
【0013】更に、入出庫ステーション19は、収納ユ
ニット18における右側の棚10の入側に設けられるの
が普通であるため、左ハンドル車の入出庫が困難となっ
ていた。
【0014】本発明は、上述の実情に鑑み、全体として
入出庫効率を向上し得るようにした車両保管用自動倉庫
を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、スタッカクレ
ーン通路25の両側に、パレット32を介して車両を収
容可能な複数の棚28を備えて成る車両保管用自動倉庫
において、左右の棚28の入側に対してスタッカクレー
ン本体24との間で車両を受渡しするための車両受渡部
33,35をそれぞれ設け、該車両受渡部33,35の
入側に、車両受渡部33,35の間を横行可能な入出庫
ステーション39を設けたことを特徴とする車両保管用
自動倉庫にかかるものである。
【0016】この場合において、車両受渡部33,35
と入出庫ステーション39との間に車両待機部34,3
6を設けるようにしても良い。
【0017】又、車両受渡部33,35と入出庫ステー
ション39、或いは更に、車両待機部34,36が、ほ
ぼパレット32一枚分の大きさであっても良い。
【0018】又、複数枚のパレット32を段積状態のま
ま保管可能で、且つ、パレット32を段積み及び段バラ
シ可能なパレット段積段バラシ装置48を設けるように
しても良い。
【0019】更に、パレット段積段バラシ装置48が、
車両待機部34,36の少くともいずれか一方の下部に
設けられた、パレット32を搬入搬出、及び、段積状態
で保管可能なパレット保管部49と、車両待機部34,
36とパレット保管部49とを一体的に昇降可能な昇降
装置52と、パレット保管部49に保管されたパレット
32を昇降可能なパレットリフタ53,54とで構成さ
れても良い。
【0020】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0021】左右の棚28の入側に対してそれぞれ車両
受渡部33,35を設け、車両受渡部33,35の入側
間を横行可能に入出庫ステーション39を設けて、入出
庫ステーション39から左右の車両受渡部33,35の
いずれかに車両を送らせ、左右の車両受渡部33,35
のどちらからでもスタッカクレーン本体24へ車両を受
け渡させ得るようにすることにより、出庫の効率を上げ
ることができるようになる。
【0022】又、入出庫ステーション39を横行させる
ようにして、中間位置などで車両を出入りさせ得るよう
にしたので、左ハンドル車と右ハンドル車の別に拘わり
なく入出庫させることができるようになる。
【0023】又、車両受渡部33,35と入出庫ステー
ション39との間に車両待機部34,36を設けたの
で、入出庫の際に車両をバッファさせておくことができ
ようになり、その分、入出庫の効率を上げることができ
るようになる。
【0024】更に、パレット段積段バラシ装置48を設
けたので、各棚段に一枚ずつパレット32を置く必要が
なくなり、入出庫ステーション39とパレット段積段バ
ラシ装置48との間で短時間にパレット32を受渡すこ
とができるようになるため、入出庫の効率をより上げる
ことができるようになる。
【0025】更に、パレット段積段バラシ装置48のパ
レット保管部49を車両待機部34,36と二段構造と
し、パレット保管部49の両端位置にパレットリフタ5
3,54を設けて、パレット32の搬入搬出を全て長手
方向からできるようにしたので、パレット32一枚分の
大きさで済ませることができるようになる。加えて、車
両受渡部33,35と入出庫ステーション39、或いは
更に、車両待機部34,36を、ほぼパレット32一枚
分の大きさに抑えることにより、設備をコンパクトに抑
えさせることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
【0027】図1〜図6は、本発明の実施の形態の一例
である。
【0028】スタッカクレーンの構造及び複数の棚から
成る収納部の基本構成については、図7〜図9と同様で
あるため、必要に応じてこれらの図を参照する。
【0029】図中、24は床面に形成されたスタッカク
レーン通路25に設けられたレール26に沿って往復走
行可能なスタッカクレーン本体、27はスタッカクレー
ン本体24と、スタッカクレーン通路25に沿ってその
両側に設けられた複数の棚28とから成る収納ユニッ
ト、29は車両保管用自動倉庫における、複数の収納ユ
ニット27の棚28によって構成される車両収納部、3
0は車両保管用自動倉庫の入出庫部、31は車両保管用
自動倉庫の出入口である。
【0030】本発明では、車両保管用自動倉庫の各収納
ユニット27における右側の棚28の入側に、ほぼパレ
ット32一枚分の大きさを有する車両受渡部33を設
け、更に、その入側にほぼパレット32一枚分の大きさ
を有する車両待機部34を直列に設ける。
【0031】同様に、車両保管用自動倉庫の収納ユニッ
ト27における左側の棚28の入側に、ほぼパレット3
2一枚分の大きさを有する車両受渡部35を設け、更
に、その入側にほぼパレット32一枚分の大きさを有す
る車両待機部36を直列に設ける。
【0032】更に、車両待機部34と車両待機部36の
入側に、スタッカクレーン通路25と直角方向に延びる
横行レール37を設け、横行レール37に沿って車両待
機部34と車両待機部36の間を往復可能なトラバーサ
などと呼ばれる横行機構38を設け、横行機構38にほ
ぼパレット32一枚分の大きさを有する入出庫ステーシ
ョン39を設ける(或いは、入出庫ステーション39に
横行機構38を設ける)。
【0033】上記車両受渡部33,35と車両待機部3
4,36と入出庫ステーション39はそれぞれ、駆動装
置を備えて回転駆動される独立したローラコンベヤなど
によって構成する。
【0034】そして、上記横行機構38は、図3に示す
ように、上記ローラコンベヤに取付けた、横行用ローラ
41と、駆動力伝達軸42を介して横行用ローラ40を
駆動するモータなどの横行駆動装置43などで構成す
る。
【0035】尚、図中、44は入出庫ステーション39
を構成するローラコンベヤのコンベヤローラ、45はコ
ンベヤローラ44を駆動するモータなどのコンベヤ駆動
装置、46は各コンベヤローラ44の端部に取付けられ
たスプロケット、47はスプロケット46間に掛渡され
たチェーンである。
【0036】更に、入出庫ステーション39の出側の車
両待機部34と車両待機部36のうちの少なくとも一方
に、パレット段積段バラシ装置48を設ける(本実施の
形態では、右側の車両待機部34に設けた場合を示して
いる)。
【0037】該パレット段積段バラシ装置48は、図4
〜図6に示すような構成を備えている。
【0038】即ち、車両待機部34の下部にローラコン
ベヤなどによるパレット保管部49を一体的に設けて二
段コンベヤを形成し、車両待機部34の下方に形成した
ピット50内に、シリンダなどの昇降駆動装置51によ
って昇降されるパンタグラフ式などの昇降装置52を、
二段コンベヤを昇降可能に配設すると共に、車両待機部
34の送り方向前後端の位置にそれぞれパレットリフタ
53,54を配設する。
【0039】該パレットリフタ53,54は、昇降ガイ
ド55にシリンダなどの昇降駆動装置56を介して昇降
可能に支持された枠状の昇降フレーム57と、昇降フレ
ーム57にシリンダなどの爪出入装置58を介してパレ
ット32の長手方向で且つパレット保管部49の内方へ
向けて出入可能に取付けられたパレット係止爪59とで
構成されている。
【0040】尚、車両受渡部33側のパレットリフタ5
3は、幅を車両受渡部33よりも狭くしている関係で、
パレット32を昇降フレーム57内に通させることがで
きないことから、昇降フレーム57の上面上部に爪出入
装置58を取付けて、昇降フレーム57の上でパレット
32を係止させるようにしている。
【0041】反対に、入出庫ステーション39側のパレ
ットリフタ54は、幅を車両受渡部33よりも広くでき
るので、パレット32を昇降フレーム57内に通させる
ことができることから、昇降フレーム57の上面下部に
爪出入装置58を取付けて、パレット32を係止させる
ようにしている。
【0042】次に、作動について説明する。
【0043】本発明では、先ず、棚28の各棚段に一枚
ずつパレット32を置くことを止め、パレット段積段バ
ラシ装置48のパレット保管部49に保管可能な枚数
(何枚に設定しても良いが、例えば六枚として説明す
る)分のパレット32を段積した状態で、その枚数置き
の棚段に置いておくようにする。
【0044】即ち、棚段六つのうちの一つに対し、段積
された六枚のパレット32を置いておき、棚段六つのう
ちの残りの五つの棚段にはパレットは置かないようにす
る。
【0045】そして、先ず、棚段のうちの一つに置かれ
ている段積された複数枚(六枚)のパレット32をスタ
ッカクレーン本体24を用いて右側の車両受渡部33へ
運ぶ。次に、車両待機部34の下部に一体的に設けられ
たローラコンベヤなどによるパレット保管部49をパン
タグラフ式などの昇降装置52によって車両受渡部33
と同一高さレベルまで持上げる。そして、段積された複
数枚(六枚)のパレット32を車両受渡部33から車両
待機部34の下部に設けられたパレット保管部49へ運
び、パレット保管部49へ段積状態で保管させておく。
【0046】この状態から、車両を入庫させる場合、ト
ラバーサと呼ばれる横行機構38のモータなどの横行駆
動装置43を駆動して駆動力伝達軸42を介して横行用
ローラ40を横行レール37に沿い転動させて、入出庫
ステーション39をパレット保管部49の側へ移動させ
る。次に、パレット保管部49両端に設けられたパレッ
トリフタ53,54のシリンダなどの昇降駆動装置56
を伸長動させ昇降ガイド55に沿って昇降フレーム57
を昇降させ、昇降フレーム57に取付けられたシリンダ
などの爪出入装置58を伸長動させてパレット係止爪5
9をパレット保管部49の内方へ向けて突出させ、最も
下の位置のパレット32をパレット保管部49の上に残
し、上の五枚のパレット32を持上げさせる。そして、
ローラコンベヤなどによるパレット保管部49を駆動し
て、最も下の位置にあったパレット32をパレット保管
部49から入出庫ステーション39へと送らせる。
【0047】こうして、入出庫ステーション39にパレ
ット32が送られると、入出庫ステーション39を横行
機構38を用いて横行レール37に沿い出入口31の位
置まで移動させ、車両を自走させて出入口31を通し入
出庫ステーション39の上に停止させる。
【0048】尚、入出庫ステーション39は、各収納ユ
ニット27における棚28が設けられる車両収納部29
の直前におけるスペースが限られた位置に設けられる訳
ではないので、右ハンドル車にでも左ハンドル車にでも
対応させられる大きさとすることが可能である。
【0049】こうして、入出庫ステーション39に置か
れたパレット32の上に車両が乗せられると、横行機構
38を用いて入出庫ステーション39を左側の車両待機
部36の前へと移動させ、入出庫ステーション39から
車両待機部36、車両受渡部35を介してスタッカクレ
ーン本体24へと車両を受渡させ、スタッカクレーン本
体24により所要の棚28の棚段に車両を入庫させる。
【0050】或いは、横行機構38を用いて入出庫ステ
ーション39を右側の車両待機部34の前へと移動さ
せ、入出庫ステーション39から車両待機部34、車両
受渡部33を介してスタッカクレーン本体24へと車両
を受渡させ、スタッカクレーン本体24により所要の棚
28の棚段に車両を入庫させる。尚、この際、昇降装置
52や昇降駆動装置56を用いてパレット段積段バラシ
装置48のパレット保管部49やパレットリフタ53,
54をピット50内へ収容させておく。
【0051】以後、パレット保管部49に保管されたパ
レット32がなくなるまでは、上記と同様にして車両を
入庫させるようにする。又、パレット保管部49にパレ
ット32がなくなった場合には、棚段に置かれた段積状
態の複数枚のパレット32を、適宜、上記した手順でパ
レット保管部49へ補充させるようにする。
【0052】この際、車両受渡部33,35と車両待機
部34,36という、4つのバッファが備えられている
ので、これらをうまく活用することにより、効率良く入
庫を行わせることが可能となる。
【0053】次に、車両を出庫させる場合、昇降装置5
2や昇降駆動装置56を用いてパレット段積段バラシ装
置48のパレット保管部49やパレットリフタ53,5
4をピット50内へ収容させた状態にしておき、スタッ
カクレーン本体24を用いて出庫させようとする棚段か
らパレット32ごと車両受渡部35へ運んだ車両を車両
受渡部35、車両待機部36を介して、車両待機部36
の前に移動させた入出庫ステーション39へ送り、入出
庫ステーション39を横行機構38を用いて横行レール
37に沿い出入口31の前まで移動し、出入口31から
車両を自走させて出させることにより行う。
【0054】或いは、スタッカクレーン本体24を用い
て出庫させようとする棚段からパレット32ごと車両受
渡部33へ運んだ車両を車両受渡部33、車両待機部3
4を介して、車両待機部36の前に移動させた入出庫ス
テーション39へ送り、入出庫ステーション39を横行
機構38を用いて横行レール37に沿い出入口31の前
まで移動し、出入口31から車両を自走させて出させる
ことにより行う。
【0055】出庫に続いて入庫が行われる場合には、入
出庫ステーション39に残されたパレット32をそのま
ま入庫に利用させるようにする。
【0056】又、出庫が連続して行われる場合には、入
出庫ステーション39に残されたパレット32は、パレ
ット保管部49に保管させるようにする。
【0057】即ち、車両待機部34の下部に一体的に設
けられたローラコンベヤなどによるパレット保管部49
をパンタグラフ式など昇降装置52によって車両受渡部
33と同一高さレベルまで持上げる。次に、パレット保
管部49両端に設けられたパレットリフタ53,54の
シリンダなどの昇降駆動装置56を伸長動させ昇降ガイ
ド55に沿って昇降フレーム57を昇降させ、昇降フレ
ーム57に取付けられたシリンダなどの爪出入装置58
を伸長動させてパレット係止爪59をパレット保管部4
9の内方へ向けて突出させ、パレット保管部49に保管
されている全てのパレット32を持上げさせる。そし
て、パレット保管部49の前に入出庫ステーション39
を移動させ、入出庫ステーション39からパレット保管
部49へパレット32を送り、パレット保管部49へ送
られたパレット32の上へ、パレット係止爪59で持上
げたパレット32を下ろすようにする。
【0058】以後、パレット保管部49にパレット32
がいっぱいになるまでは、上記と同様にして車両を出庫
させるようにする。又、パレット保管部49にパレット
32がいっぱいになった場合には、パレット保管部49
のパレット32を棚段へ戻させるようにする。
【0059】又、車両受渡部33,35と車両待機部3
4,36という、4つのバッファが備えられているの
で、これらをうまく活用することにより、効率良く出庫
を行わせることが可能となる。
【0060】尚、本発明のように車両受渡部33,35
と車両待機部34,36と入出庫ステーション39を設
けたとしても、図7の従来の場合と比べて、入出庫部3
0は、約六m程度延長させるだけで済む。
【0061】このように、本発明によれば、各収納ユニ
ット27の左右の棚28の入側に対してそれぞれ車両受
渡部33,35を設け、車両受渡部33,35の間を横
行可能に入出庫ステーション39を設けたので、両方の
車両受渡部33,35をうまく活用して入出庫を行わせ
ることにより、入出庫の効率を上げることができるよう
になる。
【0062】又、入出庫ステーション39を横行させる
ようにして、中間位置で車両を出入りさせるようにした
ので、左ハンドル車と右ハンドル車の別に拘わりなく入
出庫させることができるようになる。
【0063】又、車両受渡部33,35と入出庫ステー
ション39との間に車両待機部34,36を設けたの
で、入出庫の際に車両をバッファさせておくことができ
ようになり、その分、入出庫の効率を上げることができ
るようになる。
【0064】更に、パレット段積段バラシ装置48を設
けたので、各棚段に一枚ずつパレット32を置く必要が
なくなり、入出庫ステーション39とパレット段積段バ
ラシ装置48との間で短時間にパレット32を受渡すこ
とができるようになるため、入出庫の効率をより上げる
ことができるようになる。
【0065】更に、パレット段積段バラシ装置48を二
段コンベヤ構造とし、パレット保管部49の両端位置に
パレットリフタ53,54を設けて、パレット32の搬
入搬出を全て長手方向からできるようにしたので、パレ
ット32一枚分の大きさで済ませることができるように
なる。
【0066】尚、本発明は、上述の実施の形態にのみ限
定されるものではなく、車両受渡部33,35をパレッ
ト32一枚分の長さより長くすることにより、車両待機
部34,36をなくするようにする事も可能であるこ
と、車両受渡部33,35と車両待機部34,36と入
出庫ステーション39はローラコンベヤに限らず、ベル
トコンベヤなどとすることができること、パレット保管
部49は、必ずしも二段コンベヤとしなくとも良いこ
と、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両保管
用自動倉庫によれば、全体として入出庫効率を向上する
ことができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の概略全体平面図で
ある。
【図2】図1の部分拡大斜視図である。
【図3】入出庫ステーションの平面図である。
【図4】パレット段積段バラシ装置部分の側面図であ
る。
【図5】図4のV−V矢視図である。
【図6】図4のVI−VI矢視図である。
【図7】従来例の概略全体平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII矢視図である。
【図9】図7のIX−IX矢視図である。
【符号の説明】
24 スタッカクレーン本体 25 スタッカクレーン通路 28 棚 32 パレット 33,35 車両受渡部 34,36 車両待機部 39 入出庫ステーション 48 パレット段積段バラシ装置 49 パレット保管部 52 昇降装置 53,54 パレットリフタ
フロントページの続き (72)発明者 石橋 希遠 東京都江東区毛利一丁目19番10号 石川島 播磨重工業株式会社江東事務所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタッカクレーン通路(25)の両側
    に、パレット(32)を介して車両を収容可能な複数の
    棚(28)を備えて成る車両保管用自動倉庫において、
    左右の棚(28)の入側に対してスタッカクレーン本体
    (24)との間で車両を受渡しするための車両受渡部
    (33)(35)をそれぞれ設け、該車両受渡部(3
    3)(35)の入側に、車両受渡部(33)(35)の
    間を横行可能な入出庫ステーション(39)を設けたこ
    とを特徴とする車両保管用自動倉庫。
  2. 【請求項2】 車両受渡部(33)(35)と入出庫ス
    テーション(39)との間に車両待機部(34)(3
    6)を設けた請求項1記載の車両保管用自動倉庫。
  3. 【請求項3】 車両受渡部(33)(35)と入出庫ス
    テーション(39)、或いは更に、車両待機部(34)
    (36)が、ほぼパレット(32)一枚分の大きさであ
    る請求項1又は2記載の車両保管用自動倉庫。
  4. 【請求項4】 複数枚のパレット(32)を段積状態の
    まま保管可能で、且つ、パレット(32)を段積み及び
    段バラシ可能なパレット段積段バラシ装置(48)を設
    けた請求項1乃至3いずれか記載の車両保管用自動倉
    庫。
  5. 【請求項5】 パレット段積段バラシ装置(48)が、
    車両待機部(34)(36)の少くともいずれか一方の
    下部に設けられた、パレット(32)を搬入搬出、及
    び、段積状態で保管可能なパレット保管部(49)と、
    車両待機部(34)(36)とパレット保管部(49)
    とを一体的に昇降可能な昇降装置(52)と、パレット
    保管部(49)に保管されたパレット(32)を昇降可
    能なパレットリフタ(53)(54)とで構成した請求
    項1乃至4いずれか記載の車両保管用自動倉庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106836901A (zh) * 2017-03-02 2017-06-13 深圳怡丰自动化科技有限公司 一种车库出入库系统及方法

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