JPH10146791A - グローブボックス装置 - Google Patents

グローブボックス装置

Info

Publication number
JPH10146791A
JPH10146791A JP30636096A JP30636096A JPH10146791A JP H10146791 A JPH10146791 A JP H10146791A JP 30636096 A JP30636096 A JP 30636096A JP 30636096 A JP30636096 A JP 30636096A JP H10146791 A JPH10146791 A JP H10146791A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
glove box
pressure
glove
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP30636096A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimichi Yonekura
義道 米倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP30636096A priority Critical patent/JPH10146791A/ja
Publication of JPH10146791A publication Critical patent/JPH10146791A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 グローブボックス内の圧力を維持するととも
に、不活性ガス純度も維持するようにしたグローブボッ
クス装置をえる。 【解決手段】 一定流量のガスが供給されグローブを持
つグローブボックス1、同グローブボックスの圧力セン
サ5、グローブボックスに少くとも1つ取付けられる排
気自動弁7、同自動弁の出口につながれる排気ポンプ
8、上記圧力センサの圧力信号を受け、同信号が所定の
下限圧力信号および上限圧力信号になったとき自動弁へ
それぞれ弁閉制御信号および弁開御信号を送る弁制御装
置9を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不活性ガス等、特定
のガスの雰囲気下で作業を行うためのグローブボックス
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のグローブボックス装置にはガスパ
ージ置換型と真空引きガス置換型がある。 (a)ガスパージ置換型 一例を図8に示す。グローブボックス1は前面に2つの
グローブ2を持つ。グローブボックス1には流量計10
を持つガス導入配管3がつながれている。また排気管4
がつながれている。
【0003】以上において、流量計10を経て、一定量
づつN2 やArなどの不活性ガスがグローブボックス1
内に導入されている。そして、作業者はグローブ2に手
を通し、ボックス内に入れて、作業を行う。このとき、
ガスの排気は排気管4から自然放出されているか、図9
に示すように逆止弁13を介して放出している。 (b)真空引きガス置換型 一例を図10に示す。構成はほぼ図8と同様であるが、
排気管4に排気ポンプ8がつながれている。そして、始
動時手袋2の接続部に蓋をし、弁15,14を閉めて、
排気ポンプ8を作動させ、グローブボックス1内を真空
にする。その後、排気ポンプ8を止め、弁15を開き、
不活性ガスを導入してから、弁14を開き、前記とほぼ
同様に使用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のグローブボ
ックス装置では、内部の残留酸素や水分などの不純物濃
度を下げるため、導入ガス配管からのガス流量を増やし
て流す場合には、グローブボックス内部の圧力が上昇す
る。この時、グローブボックスはステンレス等の金属や
アクリル等の樹脂でできているので、内部圧力が上がる
とグローブがふくらんでしまい、手を内部に入れられな
くなるという問題があった。さらに、ガス流量を増やす
と、グローブが外れてしまうという問題もあった。この
時、グローブが外れないようにするために、グローブを
グローブボックスの内部に入れて外部にふたをすること
で、グローブの脱落を防いでいた。
【0005】しかし、グローブに手をいれて内部で作業
をするためには、導入ガス流量を少くしなければならな
いということが必要であり、長時間ガス導入量を少なく
すると、グローブボックスの内部のガス純度が劣化する
という問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
【0007】すなわち、グローブボックス装置として、
一定流量のガスが供給されかつグローブを持つグローブ
ボックスと、同グローブボックスの圧力センサと、上記
グローブボックスに少くとも1つ取付けられる排気自動
弁と、同排気自動弁の出口につながれる排気ポンプと、
上記圧力センサの圧力信号を受け、同信号が所定の下限
圧力信号および上限圧力信号になったとき上記自動弁へ
それぞれ弁閉制御信号および弁開制御信号を送る弁制御
装置とを設ける。
【0008】以上において、例えば自動弁が開の状態の
とき、グローブボックス内でグローブにより作業をする
場合、自動弁から不活性ガスが排気ポンプにより排出さ
れるので、圧力は降下して行く。圧力センサからの圧力
信号が下限圧力になると弁制御装置は弁閉制御信号を送
る。この信号により自動弁は閉する。したがってグロー
ブボックス内は圧力が上昇して行く。そして圧力が上限
圧力に達すると、上記と同様にして、弁開制御信号が出
力され、自動弁は開する。
【0009】以上のようにして、グローブボックス内は
常に下限圧力〜上限圧力内に維持され、かつ不活性ガス
が常に従来より多くかつ一定量流入しているのでグロー
ブボックス内のガス純度が良好に保持される。
【0010】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の実施の第1形態を図1と図2により説明
する。なお、従来例で説明した部分は、同一の番号をつ
け説明を省略し、この発明に関する部分を主体に説明す
る。
【0011】グローブボックス1には圧力センサ5(差
圧計)が設けられる。また出口の排気管4には流量調整
弁6、自動弁7、および排気ポンプ8が順次つながれ
る。
【0012】以上において、例えば自動弁7が開の状態
のとき、グローブボックス1内でグローブ2により作業
をする場合、自動弁7から不活性ガスが排気ポンプ8に
より排出されるので、圧力は降下して行く。圧力センサ
5からの圧力信号が下限圧力になると弁制御装置9は弁
閉制御信号を送る。この信号により自動弁7は閉する。
したがってグローブボックス1内は圧力が上昇して行
く。そして圧力が上限圧力に達すると、上記と同様にし
て、弁開制御信号が出力され、自動弁7は開する。
【0013】以下図2により詳しく説明する。図2
(a)〜(c)は、グローブボックス1内の圧力の時間
的変化と自動弁(排気弁)7の動作状態を示した図であ
る。
【0014】図2(a)は定常状態で、グローブボック
ス1内で作業をしないときである。グローブボックス1
には一定流量のガスが流量計10により調整されて、配
管3を通って内部に流れているので、自動弁7が閉のと
きはグローブボックス1内部の圧力が上昇して、圧力が
上限値に達すると、自動弁7が開になる。すると内部の
圧力が低下しはじめ、下限値になるまで圧力は低下す
る。下限値に達すると再び自動弁7が閉じる。以上の動
作を自動的にくり返すので、グローブボックス1内部の
圧力は、上限〜下限の範囲内に安定して維持される。
【0015】次に、手袋2に手を入れて、グローブボッ
クス1内部に手をいれると、内部の圧力が上昇するが、
そのときの動作を図2(b)に示す。このときは図2
(a)の定常状態よりも、手袋2を入れる分だけガスは
多く排気される。したがって、自動弁7が開になる時間
的割合が増加する。この場合も安定して圧力が維持され
る。また、手袋2をグローブボックス1内部から引き出
したときの動作を図2(c)に示す。このときは、上記
とは逆に自動弁7が開となる時間的割合が減少する。こ
の場合も圧力は安定して維持される。
【0016】以上のようにして、グローブボックス内は
常に下限圧力〜上限圧力内に維持され、かつ不活性ガス
が常に従来よりも多くかつ一定量流入するので、グロー
ブボックス内のガス純度が良好に保持される。 (2)本発明の実施の第2形態を図3〜図5により説明
する。
【0017】排気管4に直列につながれた流量調整弁6
と自動弁7、流量調整弁6aと自動弁7a、および流量
調整弁6bと自動弁7bが、それぞれ並列につながれた
後、再び合流して排気ポンプ8につながれる。各自動弁
7〜7bには排気弁制御装置9aから制御信号が送られ
る。
【0018】以上において、排気弁制御装置9aの圧力
設定値は、図4と図5に示すように中心値を中央にし
て、上限1、上限2、下限1、下限2に設定される。た
だし、上限2と下限2は前記第1形態の値とする。
【0019】各自動弁7,7a,7bは排気弁制御装置
9aにより、圧力に応じて次の動作を行うように設定さ
れている。 各状態における自動弁7〜7bの開閉状況および圧力の
変化状況を図4,(a)〜(c)、図5,(a),
(b)に示す。 (a) 定常状態(図4(a)) 弁7は常開、弁7bは常閉、で弁7aにより、圧力は上
限1〜下限1内に維持される。 (b) 手袋をゆっくり中に入れた状態(図4(b)) 上記(a)とほぼ同様に作用する。 (c) 手袋を急に中に入れた状態(図4(c)) さらに弁7bが開閉し、圧力は上限値2以内に維持され
る。 (d) 手袋をゆっくり引き出した状態(図5(d)) 上記(b)とほぼ同様に作用する。 (e) 手袋を急に引き出した状態(図5(a)) さらに弁7が閉,開し、圧力は下限2以内に維持され
る。
【0020】以上のようにして、急激に手袋2を出し入
れする場合でも、所定の圧力範囲内に保持される。 (3)本発明の実施の第3形態を図6により説明する。
【0021】本形態は第2形態の流量計10の後流側に
自動弁12を設けるとともに排気弁制御装置9bの制御
信号を受けるようにしたものである。通常時は、第2形
態とほぼ同様に作用する。
【0022】そして、自動弁7,7a,7bや、排気ポ
ンプ8の故障などで排気ができなくなったときで、かつ
圧力が上限値を越えたときに、排気弁制御装置9aから
の閉制御信号を受け、閉する。このようにして、手袋2
の脱落やグローブボックス1のガラス窓の破損が未然に
防止される。 (4)本発明の実施の第4形態を図7により説明する。
【0023】本形態は第2形態のグローブボックス1に
放出弁11を取付けたものである。排気弁制御装置9a
や自動弁7,7a,7b、ポンプ8の故障時に、グロー
ブボックス1内部の圧力が上昇したときに、内部の圧力
が下がるまで放出弁11が開き、ガラス窓の破損などが
防止される。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、グローブボックス内部の圧力を導入するガスの流量
によらず一定に保つことができ、しかも手袋を出し入れ
するときの圧力変動も抑えることができるので以下の効
果がある。 圧力がほとんど変化せずにガス流量を多く流せるの
で、グローブボックス内のガス中の不純物濃度を低い値
に保持できる。 いかなる状況でも圧力がほぼ一定であるので、手袋
がふくらんだり、ちぢんだりせずに内部での作業が容易
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態の構成系統図である。
【図2】同第1形態の作用説明図である。
【図3】本発明の実施の第2形態の構成系統図である。
【図4】同第2形態の作用説明図である。
【図5】同第2形態の作用説明図である。
【図6】本発明の実施の第3形態の構成系統図である。
【図7】本発明の実施の第4形態の構成系統図である。
【図8】従来例の一例の構成系統図である。
【図9】同従来例の他例の構成系統図である。
【図10】同従来例のその他の例の構成系統図である。
【符号の説明】
1 グローブボックス 2 手袋 3 ガス導入配管 4 ガス出口配管 5 圧力計(差圧計) 6,6a,6b 流量調整弁 7,7a,7b 自動弁(排気弁) 8 排気ポンプ 9,9a,9b 排気弁制御装置 10 流量計 11 緊急放出弁 12 ガス導入口自動弁 13 逆止弁 14 弁 15 (ガス導入弁)弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定流量のガスが供給されかつグローブ
    を持つグローブボックスと、同グローブボックスの圧力
    センサと、上記グローブボックスに少くとも1つ取付け
    られる排気自動弁と、同排気自動弁の出口につながれる
    排気ポンプと、上記圧力センサの圧力信号を受け、同信
    号が所定の下限圧力信号および上限圧力信号になったと
    き上記自動弁へそれぞれ弁閉制御信号および弁開制御信
    号を送る弁制御装置とを備えてなることを特徴とするグ
    ローブボックス装置。
JP30636096A 1996-11-18 1996-11-18 グローブボックス装置 Withdrawn JPH10146791A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30636096A JPH10146791A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 グローブボックス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30636096A JPH10146791A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 グローブボックス装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10146791A true JPH10146791A (ja) 1998-06-02

Family

ID=17956131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30636096A Withdrawn JPH10146791A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 グローブボックス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10146791A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013086183A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Als Technology Co Ltd グローブボックスの圧力調整装置
JP2013124994A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Als Technology Co Ltd グローブボックス装置
JP2013240850A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Manzen Koki Kk 不活性ガス循環精製装置付グローブボックス
CN104070541A (zh) * 2014-06-19 2014-10-01 袁洪林 一种简易手套箱及其使用方法
CN104400796A (zh) * 2014-10-14 2015-03-11 长沙米淇仪器设备有限公司 一种全透明真空手套箱及其使用方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013086183A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Als Technology Co Ltd グローブボックスの圧力調整装置
JP2013124994A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Als Technology Co Ltd グローブボックス装置
JP2013240850A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Manzen Koki Kk 不活性ガス循環精製装置付グローブボックス
CN104070541A (zh) * 2014-06-19 2014-10-01 袁洪林 一种简易手套箱及其使用方法
CN104400796A (zh) * 2014-10-14 2015-03-11 长沙米淇仪器设备有限公司 一种全透明真空手套箱及其使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6782907B2 (en) Gas recirculation flow control method and apparatus for use in vacuum system
JP3367811B2 (ja) ガス配管系の検定システム
JPH08208206A (ja) 空気圧縮装置および圧縮空気からの窒素抽出装置
JPH11223538A (ja) マスフローコントローラ流量検定システム
JPH10146791A (ja) グローブボックス装置
JP2005056031A (ja) チャンバへのガス供給装置及びこれを用いたチャンバの内圧制御方法
JPH05172473A (ja) 冶金容器からのガスまたはヒュームの排気方法および装置と、この排気装置を備えた電気炉
JP2511363B2 (ja) 真空処理装置
JP2539835B2 (ja) ガスレ−ザ装置
EP0330175B1 (en) A method and an apparatus for evaluating the gas purifying ability of a gas purifier
JPS59133365A (ja) 真空装置
JP2849255B2 (ja) 高性能半導体製造用の排気システムおよびその制御方法
EP0323459A1 (en) A method of emptying gas containers and means therefor
JP2881154B2 (ja) 真空排気装置
JPH02101739A (ja) 半導体ウェハーの製造装置
JPH06318116A (ja) ガス流量制御装置
JP3137806B2 (ja) 真空室の大気開放方法及びその装置
JP3146789B2 (ja) 試験設備用排気装置
JPS5815793A (ja) 圧縮機の無負荷運転制御装置
JPH10204642A (ja) 減圧処理装置
KR930004198Y1 (ko) 가스통로의 자동 배기장치
KR200267582Y1 (ko) Lpcvd 장치의 진공공급 시스템
JP2704052B2 (ja) 真空装置
JPH0562598A (ja) 管球用ガス封入装置
KR200249178Y1 (ko) 유량계를 이용한 챔버 압력 제어장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040203