JPH10145391A - 光バッファメモリ装置 - Google Patents

光バッファメモリ装置

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JPH10145391A
JPH10145391A JP30439896A JP30439896A JPH10145391A JP H10145391 A JPH10145391 A JP H10145391A JP 30439896 A JP30439896 A JP 30439896A JP 30439896 A JP30439896 A JP 30439896A JP H10145391 A JPH10145391 A JP H10145391A
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loop
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健 福田
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正幸 鹿嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッファ容量が小さいため、大容量に対応す
るには装置が大型化する。 【解決手段】 それぞれが1の光信号を第1及び第2の
光信号に分岐して出力する複数個の光カプラと、複数個
の光カプラをループ状に連結し第1の光信号を次段の光
カプラへ転送する複数本のファイバ遅延線とからなるル
ープ状光バッファ手段と、ループ状光バッファ手段のル
ープ上に設けられ、ループ状光バッファ手段に入力され
た光信号についての第1の光信号が1周回を重ねるた
び、当該光信号の波長と、新たに入力される他の光信号
及び周回遅れの他の光信号の波長との干渉を避けるべ
く、当該第1の光信号の波長を他の光信号と異なる波長
に変換して出力する波長変換手段と、ループ状光バッフ
ァ手段のループ上に設けられ、波長変換手段において波
長変換を受けた光信号に新たに入力される光信号を多重
して出力する光カプラと、複数の光カプラそれぞれから
出力される第2の光信号及び新たに入力される光信号の
うちの1つを遅延出力として出力端へ出力する光信号選
択出力手段とで光バッファメモリ装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光バッファメモリ
装置に関し、例えば、いわゆる光ATM交換機(ATM
(Asyncronous Transfer Mode)交換機に光スイッチン
グ技術を導入したもの)におけるバッファ部分に適用し
得るものである。
【0002】
【従来の技術】
文献名:「時分割・波長分割融合型光ATMの一検討
1993年電子情報通信学会信学技報SSE92-151」 現在、パケット交換方式の一種であるATM交換方式へ
の、光スイッチング技術の導入が進められている。この
光ATM交換方式の主要素技術として、光バッファメモ
リ技術が挙げられるが、この光バッファメモリ技術の説
明を行う前に、まず、従来技術における光ATM交換方
式の構成及び動作原理を図2で説明する。
【0003】図2において、各入力ポート(光ファイ
バ)10-1、…、10-Nから入力された光セル信号は、対応す
る入力部11-1、…、11-Nに与えられ、各入力部11-1、…、11
-Nによって、入力された光セル信号のヘッダ部分が解析
されて各光セル信号の出力ポート(出力側光ファイバ)
が求められ、この解析結果がルーティング情報として制
御部15-0に送出される。
【0004】光スイッチ部12-0は、N×N2 のスイッチ
ングを行うものであり、光スイッチ部12-10 は、各入力
部11-1、…、11-Nから送出されてきた各々の光セル信号を
制御部15-0からの制御信号に応じて所望の出力ハイウェ
イヘスイッチングする。光スイッチ部12-0からの出力ハ
イウェイは、N個ずつで組(図中黒星で示している)を
なしており、スイッチングによって同一組の出力ハイウ
ェイに出力された光セル信号は、各組対応の光バッファ
メモリ部(光バッファメモリ装置)13-1、…、13-Nへ入力
される。
【0005】各光バッファメモリ部13-1、…、13-Nでは、
制御部15-0の制御下で、対応する出力ポート14-1、…、14
-Nへ出力するために出力ハイウェイ間の光セル信号の競
合制御及びバッファリングを行った後に、その出力ポー
ト14-1、…、14-Nへ光セル信号を出力する。このような光
処理構成でなる光バッファメモリ部(光バッファリング
装置)13-i(iは1〜N)については、従来、上記文献
の第52頁の図6に示されるような構成が提案されてお
り、この構成のうちタイプ1のバッファメモリについて
詳細な構成を図3に示し、動作を説明する。なお、この
図2における出力ハイウェイ(図中黒星で示されてい
る)が図3における出力ハイウェイ(図中黒星で示され
ている)に対応している。
【0006】図3において、光ループメモリ部24-j(j
は1〜J)は、上述したように、自己に係るN個の出力
ハイウェイ20-1〜20-Nからの光セル信号の競合制御及び
バッファリングを行った後に、出力ポート26-0へ光セル
信号を出力するものであり、出力ハイウェイ20-1〜20-n
から入力した光セル信号を使用していない、すなわち光
セル信号の存在しないメモリ部に入力するようにスイッ
チングするN×J光スイッチ21-0と、光ループメモリ部
24-jと、この光ループメモリ部24-1〜24-Nからの光セル
信号を出力ポート26-0へ出力するJ×1光カプラ25-0と
から構成されている。
【0007】また、各光ループメモリ部24-jは、それぞ
れ図2における制御部15-0の制御下でスイッチングを行
う2×2光スイッチ22-jと、ファイバの長さを光信号1
セル分が通過する長さに設定し、このファイバを2×2
光スイッチ22-jの出力側の1端子と入力側の1端子に接
続するファイバ遅延線23-jとで構成されている。
【0008】従って、各光ループメモリ部24-jにおいて
は、その構成要素である2×2光スイッチ22-jの状態を
制御することにより、所望のセルの遅延時間に応じてフ
ァイバ遅延線23-jの周回数を決定し入力光セル信号を遅
延させる。そのため、同一の出力ポート25-0に対する各
光ループメモリ部24-jに対して、制御部15-0は光セル信
号のルーティング情報に応じて、その光セル信号毎に遅
延時間を適宜制御することにより、光セル信号の時間順
序を維持したまま、しかも競合を避けながら出力ポート
25-0へ光セル信号を出力することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述の構
成によれば、光ファイバ遅延線をセルの遅延時間分必要
とする進行型の光バッファと比較して、ハード量が少な
く制御が比較的容易であるという長所がある。
【0010】しかしながら、従来技術では以下に示す問
題点があった。すなわち、上述の構成のように、光ファ
イバ遅延線をループ状にしたループバッファの場合、各
ループのファイバ遅延線を1セル分にしか設定できない
ので、図3におけるループメモリ部24の数Jがそのまま
光信号を遅延することができるバッファメモリの容量と
1対1に対応するという欠点があった。すなわち、バッ
ファリング数を増加させるためには、ループメモリ部24
を増加させることにつながり、それに伴い、N×J光ス
イッチ21-0のスイッチサイズも増加し、ハード量が増大
してしまうのを避け得なかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、光信号を所定時間遅延して出力
する光バッファメモリ装置において、以下の手段を設け
ることを特徴とする。
【0012】すなわち、(1) それぞれが1の光信号を第
1及び第2の光信号に分岐して出力する複数個の光カプ
ラと、複数個の光カプラをループ状に連結し第1の光信
号を次段の光カプラへ転送する複数本のファイバ遅延線
とからなるループ状光バッファ手段と、(2) ループ状光
バッファ手段のループ上に設けられ、ループ状光バッフ
ァ手段に入力された光信号についての第1の光信号が1
周回を重ねるたび、当該光信号の波長と、新たに入力さ
れる他の光信号及び周回遅れの他の光信号の波長との干
渉を避けるべく、当該第1の光信号の波長を他の光信号
と異なる波長に変換して出力する波長変換手段と、(3)
ループ状光バッファ手段のループ上に設けられ、波長変
換手段において波長変換を受けた光信号に新たに入力さ
れる光信号を多重して出力する光カプラと、(4) 複数の
光カプラそれぞれから出力される第2の光信号及び新た
に入力される光信号のうちの1つを遅延出力として出力
端へ出力する光信号選択出力手段とを備えることを特徴
とする。
【0013】以上の手段を有する本発明の光バッファメ
モリ装置においては、ループ状光バッファ手段を複数個
の光カプラと複数本のファイバ遅延線とで構成したこと
により、光信号を当該ループを1周させる間に光カプラ
の数だけ異なる数の遅延出力を得ることができる。さら
に、このループ状光バッファ手段に第1の光信号を1周
以上周回させる場合には、各波長ごとに光カプラの数だ
け異なる遅延出力を得られるので、1つの光信号につい
て、波長変換用に用意されている波長の数×光カプラの
数だけ遅延出力を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(A)光バッファメモリの基本構成 図1は、本発明の実施形態に係る光バッファメモリの構
成を表した図である。この図において、ゲートスイッチ
31-0は、オンのとき光セル信号を通過させる一方、オフ
のとき光セル信号を遮断し、ループバッファ36-0への光
セル信号の入力を制御するスイッチ手段である。
【0015】光増幅器35-0は、上記ゲートスイッチ31-0
を通ってループバッファ内を周回する間に減衰された光
セル信号を増幅して出力する増幅器である。本例では、
この光増幅器35-0を2×2光カプラ32-0の後段に設置し
ている。なお、この光増幅器35-0は、本来、ループバッ
ファ中のどの位置に挿入しても構わないものである。す
なわち、1×2光カプラ33-1と33-2の間、1×2光カプ
ラ33-2と33-3の間、1×2光カプラ33-3と2×2光カプ
ラ32-0の間でも構わないものである。ただし、光増幅器
35-0の位置に伴い2×2光カプラ32-0、1×2光カプラ
33-1、33-2、33-3の光パワーの分岐比も変更する必要が
ある。
【0016】2×2光カプラ32-0及び1×2光カプラ33
-1、33-2、33-3は、それぞれ入力光セル信号を2つに分
岐して出力する分光手段である。ここで、各光カプラに
よる光パワーの分岐比は、上記の光増幅器35-0を、図1
に示すように、2×2光カプラ32-0と1×2光カプラ33
-1の間においた場合、2×2光カプラ32-0を1:1、1
×2光カプラ33-1を4:1、1×2光カプラ33-2を3:
1、1×2光カプラ33-3を2:1に設定する。このよう
に分岐させることで、バッファ出力39-0に出力する光セ
ル信号のパワーを一定にしている。
【0017】波長変換手段34-0は、ループバッファ中の
波長を変換するために設けられている。ただし、入力時
の波長はλ0 とする。
【0018】ループバッファ36-0は、信号に所定の遅延
をかけるために設けられているものであり、これを構成
する各光カプラ間の光ファイバの長さは求められる遅延
量に応じて設定されている。なお、本実施形態では、各
光カプラ間の光ファイバにより1セル分の遅延をかける
ようにファイバの長さを設定している。
【0019】セル選択手段37-1、37-2、37-3、37-4は、
各々光カプラ32-0、33-1、33-2、33-3から分岐される光
信号のうち、バッファ出力39-0に出力させたいものを選
択するために設けられている。
【0020】4×1光カプラ38-0は、上記セル選択手段
37-1〜37-4の各出力端から延びる出力線を集線化し、こ
れらにおいて選択された光セル信号をバッファ出力39-0
に出力するために設けられている。
【0021】次に、波長変換手段34-0の構成について説
明する。1×M(M>2の整数)光カプラ34-1は、波長
多重されて入力してくる光セル信号をMに分岐するもの
である。ここで、フィルタ34-21 〜34-2M は、波長多重
された光信号から1つの固有の波長を選択するものであ
る。また、ゲートスイッチ34-31 〜34-4M は、前段のフ
ィルタで選択された波長を通過させる、すなわち更に、
ループバッファ中を周回させる時はスイッチをオンに
し、周回させない時はスイッチをオフにするように動作
する。なお、波長変換器34-41 〜34-4M では、入力した
波長を別の波長に変換して送出する。M×1光合波器34
-5では、波長変換器34-4により変換されたそれぞれの波
長を合流させる。
【0022】(B)光バッファメモリによるバッファリ
ング動作 次に、上述の光バッファメモリ(図1)によるバッファ
リング動作の一例を、この光バッファメモリを光ATM
交換装置の光バッファメモリとして使用する場合を例に
図面を参照して説明する。なお、図4は、当該光バッフ
ァメモリを、光ATM交換装置の光スイッチ部の出力に
接続した状態を表した模式図であり、図5及び図6は、
これら各光バッファメモリによって実行されるバッファ
リング動作の様子を表すものである。なお、図4におけ
る出力ハイウェイ(図中黒星で示されている)と図2に
おける出力ハイウェイ(図中黒星で示されている)とが
対応している。
【0023】まず、図4に示すように、各々の出力ハイ
ウェイ40-1〜40-Nにセルが入力したと仮定する。すなわ
ち、出力ハイウェイ40-1にはセルA、出力ハイウェイ40
-2にはセルB、出力ハイウェイ40-3にはセルC及びセル
G、出力ハイウェイ40-4にはセルD及びセルI、出力ハ
イウェイ40-5にはセルE、…出力ハイウェイ40-Nにはセ
ルF、セルH及びセルJが入力されるものとする。ま
た、セルA〜セルFは時刻t0 に、セルGは時刻t1
に、セルH及びセルIは時刻t3 に、セルJは時刻t4
にN×1光カプラ42-0に対して入力されるものとする。
【0024】さてこのように、時刻t0 においてセルA
〜セルFが同時に入力された場合、これら全てのセルA
〜セルFを全てそのまま出力ポート43-0ヘ出力しようと
すると、出力ポートにおいて衝突が生じてしまう。
【0025】そこで、この実施形態に係る光ATM交換
装置においては、光バッファメモリ部41-1〜41-Nに上述
の光バッファメモリ(図1)を用いることにより、出力
ポート43-0におけるセルの衝突を防ぐことにする。な
お、これら光バッファメモリ部41-1〜41-Nにおいては、
4セル以上の遅延が必要な場合、各光バッファメモリ内
におけるループバッファにより光セル信号を周回させる
ことにより、必要な遅延量を得るようにしている。ただ
し、何らの手当をせず光セル信号を周回させると、1周
してきた光セル信号と新たに光りバッファメモリ部に入
力されてきた光セル信号とが衝突してしまうので、1周
してきた光セル信号についてはその波長を変換すること
により、新たに入力されてきた光セル信号との衝突を避
けるようになっている。以下、当該光バッファメモリに
おける光セル信号の遅延量がループバッファ1周分より
小さくて良い場合と大きくなければならない場合とに分
けて分説する。
【0026】(B−1)光セルの遅延量がループバッフ
ァ1周分より小さくて良い場合 次に、上記図4の例のようにセルが入力された場合にお
ける光バッファメモリ部での動作を、図5及び図6を参
照しながら詳しく説明する。なお、図5は、図4に示す
N個の光バッファメモリ部41-1〜41-Nのうち光バッファ
メモリ41-2の動作内容を示すものである。
【0027】図5に示すように、バッファ入力30-0に、
時刻t0 でセルBが入力された時、まず、2×2光カプ
ラ32-0において、光セル信号を分岐する。分岐された信
号のうち片方の信号は、セル選択手段37-1に入力され
る。もう片方の信号は、光増幅器35-0において光セル信
号を増幅した後にループバッファ中を周回し1×2光カ
プラ33-1に入力される。1×2光カプラ33-1でも2×2
光カプラ32-0と同様にセル信号は分岐される。
【0028】なおこの各1×2光カプラ間は光ファイバ
により1セル分の遅延をかけるように、光ファイバの長
さを設定してある。従って、1×2光カプラ33-1で分岐
された信号は、時刻t1 のタイミングでセル選択手段37
-2に入力される。このように、各光カプラで分岐された
信号はそれぞれ、図5で示されるように、時刻t0 、t
1 、t2 、t3 のタイミングでループバッファ36-0より
出力される。
【0029】一方、セル選択手段37-1、37-2、37-3、37
-4では、出力されたセルのうち所望のセルのみを選択
し、4×1光カプラ38-0に送出する。例えば、図5のセ
ルBのように時刻t0 で入力されたセルに対して1セル
分の遅延をかけて出力させたい時は、セル選択手段37-2
によりセルを選択することで、セルBに1セル分の遅延
をかけることができ、図5の網かけのセルがバッファ出
力39-0に出力される。同様に、入力セルを遅延時間なし
に出力させる時は、セル選択手段37-1によりセルを選択
する。また、2セル分の遅延をかける時はセル選択手段
37-3によりセルを選択し、3セル分の遅延をかける時は
セル選択手段37-4によりセルを選択する。これにより、
セルに各々の遅延をかけることを実現する。このように
1周回でバッファ出力に出力したセルは、フィルタ34-2
とゲートスイッチ34-3により信号を遮断することで次の
周回をさせない。
【0030】(B−2)光セルの遅延量がループバッフ
ァ1周分より大きくなる場合 次に、図6では、図4における光バッファメモリ41-2の
動作例のうち、ループバッファでセルに4セル分以上の
遅延をかける場合として、図4の光バッファメモリ部の
うち41-Nの動作を示す。図6に示すように、バッファ入
力30-0に時刻t0 でセルが入力されてきた時、ループバ
ッファを1周回するまでは、上記図5で説明したものと
同様の動作を行うが、更に周回する場合には、波長変換
手段34-0で波長変換を行うことによって、新たに入力さ
れてくるセルと波長を異ならせることで周回を実現す
る。
【0031】例えば、図6のように時刻t0 でセルFが
入力してきた時には、セルFは図4で示すように、時刻
t5 のタイミング、すなわちバッファ部により5セル分
の遅延をかけてから出力しなければならない。そのた
め、ループバッファ36-0の1周回目は上記図5で示した
ものと同様の動作を行う。2周回目、すなわち、1×2
光カプラ33-3を通過した後、1×M光カプラ34-1により
光セル信号はM個に分岐される。M個に分岐された光セ
ル信号は、各々フィルタ34-21 〜34-2M に入力される。
【0032】ここで、フィルタ34-21 〜34-2M は、例え
ば、フィルタ34-21 はλ0 を選択し、フィルタ34-22 は
λ1 を選択し、というように、それぞれ別波長を選択す
るように設定されている。従って、入力波長がλ0 であ
るセルFは、フィルタ34-21により選択されることにな
る。選択されたセルは、ゲートスイッチ34-3に入力され
る。ここで、もし、このセルに次の周回をさせない時
は、このゲートスイッチをオフにすることで、光セル信
号をループバッファ中から消去することができる。な
お、このセルFのようにもう1周回させる場合には、セ
ルFを選択したフィルタの後段にあるゲートスイッチ34
-31 をオンにすることで、もう1周回させることができ
る。
【0033】なお、前述の図5のセルBの場合は1周回
のみなので、ゲートスイッチをオフにすることで消去で
きる。ゲートスイッチを通過したセルFは、ゲートスイ
ッチ34-31 の後段の波長変換器34-41 に入力される。波
長変換器34-41 では、セルFの入力時の波長λ0 からλ
1 に変換する。波長変換後は、M×1光カプラ34-5によ
り他の波長と合波し、光カプラ32-0に送出する。これに
より、新たに入力してくるセルJと波長による衝突を防
ぐことができ、同時にループバッファ36-0を周回するこ
とができる。
【0034】仮に、2周回目でもバッファ出力されなか
ったセルは、波長変換手段34-0で上記の場合と同様、そ
のセルの波長をλ1 からλ2 に波長変換することで波長
の衝突を起こすすことなく周回させることができる。
【0035】(C)実施形態における光バッファメモリ
による効果 以上のように、本実施形態によれば、複数の信号経路の
それぞれについて光セル信号が同時に入力されるような
場合にも、これら複数の光セル信号を衝突させずに出力
させることが可能となる。すなわち、従来型の出力バッ
ファメモリでは、図3に示したように、ループバッファ
を1周回することで1セル分の遅延しかかけることがで
きなかったが、本方式によればループバッファを1周回
させることで4セル分の遅延をかけることができる。さ
らに、本実施形態の場合には、ループバッファ中に、光
セル信号の波長を変換する波長変換手段が挿入されてお
り、新たに光セル信号をループバッファに入力しても周
回している光セル信号と波長の衝突を起こさないように
なっているため、ループバッファ中に、複数の光信号を
同時に周回させることが可能となる。
【0036】(D)他の実施形態 なお、上述の実施形態では、ループバッファを1周回す
ることで4セルのバッファリングを可能にする例を示し
たが、1×2光カプラをループバッファ中にさらに挿入
し、各光カプラ間のループバッファの長さを1セル分に
設定するようにすれば、1周回当たりのバッファリング
時間をさらに増加させることもできる。ここで、1周回
当たりのバッファリング時間をLセル分、ループバッフ
ァ中の波長変換器の数をMとすれば、このループバッフ
ァ当たりの最大のバッファリング時間はL×Mセル分と
なり、バッファリング時間を増加させることが可能とな
る。
【0037】また、上述の実施形態においては、ATM
交換方式における交換装置に本発明を適用する場合につ
いて述べたが、他のパケット交換方式で光信号を交換す
る交換装置にも適用することができる。
【0038】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、複数個
の光カプラと複数本のファイバ遅延線とでループ状光バ
ッファ手段を構成し、当該ループ状光バッファ手段に入
力された光信号を周回させる間に遅延時間の異なる複数
の遅延出力を得ることができる。また、第1の光信号を
ループ状光バッファ手段に沿って1周以上周回させる場
合には、各波長ごとに光カプラの数だけ異なる遅延出力
を得られるので、1つの光信号について、波長変換用に
用意されている波長の数×光カプラの数だけ遅延出力を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る光バッファメモリ装置の構成例
を示す説明図である。
【図2】光交換装置の構成例を示す説明図である。
【図3】従来例に係る光バッファメモリ装置の構成を示
す説明図である。
【図4】実施形態に係る光バッファメモリ装置を適用し
た光交換装置の出力段構成を示す説明図である。
【図5】実施形態に係る光バッファメモリ装置の動作説
明に供する説明図である。
【図6】実施形態に係る光バッファメモリ装置の動作説
明に供する説明図である。
【符号の説明】
31-0…ゲートスイッチ、32-0…2×2光カプラ、33-1、
33-2、33-3…1×2光カプラ、34-0…波長変換装置、34
-1…1×M光カプラ、34-2…フィルタ、34-3…ゲートス
イッチ、34-4…波長変換器、34-5…M×1光カプラ、35
-0…光増幅器、36-0…ループバッファ、37-1〜37-4…セ
ル選択手段、38…4×1光カプラ、41-1〜41-N…光バッ
ファメモリ部、42-0…N×1光カプラ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 12/42 H04B 9/00 E 12/56 H04L 11/00 330 H04Q 3/00 11/20 102Z 3/52 101

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を所定時間遅延して出力する光バ
    ッファメモリ装置において、 それぞれが1の光信号を第1及び第2の光信号に分岐し
    て出力する複数個の光カプラと、上記複数個の光カプラ
    をループ状に連結し上記第1の光信号を次段の光カプラ
    へ転送する複数本のファイバ遅延線とからなるループ状
    光バッファ手段と、 上記ループ状光バッファ手段のループ上に設けられ、上
    記ループ状光バッファ手段に入力された光信号について
    の第1の光信号が1周回を重ねるたび、当該光信号の波
    長と、新たに入力される他の光信号及び周回遅れの他の
    光信号の波長との干渉を避けるべく、当該第1の光信号
    の波長を他の光信号と異なる波長に変換して出力する波
    長変換手段と、 上記ループ状光バッファ手段のループ上に設けられ、上
    記波長変換手段において波長変換を受けた光信号に新た
    に入力される光信号を多重して出力する光カプラと、 上記複数の光カプラそれぞれから出力される上記第2の
    光信号及び新たに入力される光信号のうちの1つを遅延
    出力として出力端へ出力する光信号選択出力手段とを備
    えることを特徴とする光バッファメモリ装置。
  2. 【請求項2】 上記波長変換手段は、 入力された光信号を複数個の光信号に分岐する光分岐手
    段と、 上記光分岐手段の分岐数に対応し、それぞれが、異なる
    波長の光信号を通過帯域に有する複数個の波長選択手段
    と、 上記複数個の波長選択手段によって選択された各波長の
    光信号それぞれについて、さらなる周回を重ねる必要が
    あるか否かを判定し、必要なものは通過させ、必要とし
    ないものは廃棄する複数個のスイッチング手段と、 上記複数個のスイッチング手段を通過した1又は複数の
    光信号を1つに合流し出力する光信号合流手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の光バッファメモリ
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2017509185A (ja) * 2013-12-31 2017-03-30 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 環状光バッファならびに光信号を記憶するための方法および読み出すための方法
JP2021101587A (ja) * 2016-03-22 2021-07-08 ライトループ・テクノロジーズ・エルエルシーLyteloop Technologies, Llc 移動中のデータを格納する方法

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