JP3173551B2 - 光周波数ルーチング型時分割ハイウェイスイッチ - Google Patents

光周波数ルーチング型時分割ハイウェイスイッチ

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JP3173551B2
JP3173551B2 JP16210694A JP16210694A JP3173551B2 JP 3173551 B2 JP3173551 B2 JP 3173551B2 JP 16210694 A JP16210694 A JP 16210694A JP 16210694 A JP16210694 A JP 16210694A JP 3173551 B2 JP3173551 B2 JP 3173551B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割ハイウェイスイ
ッチに関し、特に光ATM交換機におけるセルフルーチ
ングスイッチとして使用される光周波数ルーチング型時
分割ハイウェイスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来提案されているM×M光周波数ルー
チング型時分割ハイウェイスイッチの一構成例を図1に
示す。図1において、1−1−1〜1−1−Mは入力光
ハイウェイ、1−2−1〜1−2−Mは周波数変換器、
1−3はスターカプラ、1−4−1〜1−4−Mは固定
フィルタ、1−5−1〜1−5−Mは出力光ハイウェイ
である。この構成において、各周波数変換器1−2−1
〜1−2−Mは入力ハイウェイ上の時分割光信号に対し
て、目的の出力ハイウェイに対応した周波数チャネルを
タイムスロット毎に割り当てる。これらの入力ハイウェ
イ上の光信号は全てスターカプラ1−3で光結合され、
結合された信号は全ての出力ハイウェイに等分配され
る。各出力ハイウェイ上の固定フィルタ1−4−1〜1
−4−Mは、全入力信号のうちから該当する周波数チャ
ネルの信号のみ取り出し出力させる。このように周波数
変換器で周波数チャネルを割り当てることにより交換動
作を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の時分割
ハイウェイスイッチの構成では、次に示すような問題が
ある。
【0004】(1)異なる入力ハイウェイ上の2つの信
号を、同一の出力ハイウェイに同時に接続する要求があ
る場合、両方の信号とも同じ周波数チャネルが割り当て
られる。この場合スターカプラの中で2つの信号は競合
する(同一タイムスロットに同じ周波数の信号が複数存
在する)ので、このような要求をしりぞけるため入力側
であらかじめ競合制御を行う必要がある。
【0005】(2)スターカプラに入力された信号は、
スターカプラに接続されている全ての出力ハイウェイに
等しく分配される。このため、ある入力信号の光パワー
は出力したいハイウェイ上では1/Mに減衰する(出力
ハイウェイ数=M)。すなわち信号パワーの分岐損が原
理的に存在する。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、入力側における競合制御を必
要とせず、原理的に信号分岐損のない光周波数ルーチン
グ型時分割ハイウェイスイッチを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光周波数ルーチング型時分割ハイウェイス
イッチは、入力ハイウェイ上の時分割光信号に対して周
波数チャネルを割り当てる周波数変換器と、入力信号を
周波数毎に所定の出力ハイウェイに接続する周波数ルー
タと、出力ハイウェイ上で同じタイムスロット上の信号
を別のタイムスロットに出力させる周波数多重型出力バ
ッファを具備することに特徴がある。
【0008】
【作用】本発明による光周波数ルーチング型時分割ハイ
ウェイスイッチにおいて、周波数ルータは複数の入力ハ
イウェイからの光信号を周波数チャネル毎に出力ハイウ
ェイに接続し、決して入力信号を出力ハイウェイに分配
しているわけではない。そのために原理的に無損失に信
号を伝達できる。また異なる入力から同一出力への信号
は必ず周波数チャネルが異なるので、周波数多重型出力
バッファが同じタイムスロット上の信号を別のタイムス
ロットに出力させることにより、入力側での競合制御が
不要になっている。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0010】図2は、本発明の一実施例に係わる光周波
数ルーチング型時分割ハイウェイスイッチの構成を示す
図である。図2において、3−1−1〜3−1−Mは時
分割入力光ハイウェイ、3−2−1〜3−2−Mは周波
数変換器、3−3は周波数ルータ、3−4−1〜3−4
−Mは周波数多重型出力バッファ、3−5−1〜3−5
−Mは時分割出力光ハイウェイである。入力ハイウェイ
3−1−1〜1−3−M上の光信号は、各々ハイウェイ
上の周波数変換器3−2−1〜3−2−Mでタイムスロ
ット毎に所定の周波数チャネルを割り当てられる。この
周波数チャネルは、入力ハイウェイ毎に出力ハイウェイ
に対応した周波数チャネルである。具体的な周波数チャ
ネルの使用法は後述する。
【0011】次に、入力ハイウェイを束ねる形で接続さ
れる周波数ルータ3−3は、各信号を周波数チャネルに
応じて所定の出力ハイウェイに接続する。例えば、入力
ハイウェイ0の周波数チャネルf0 の信号「A」「G」
は出力ハイウェイ0に接続され、入力ハイウェイ1の周
波数チャネルf1 の信号「E」「H」はやはり出力ハイ
ウェイ0に接続される。一般的に入力ハイウェイjと出
力ハイウェイkを接続する周波数チャネルの添え字i
は、基数Mの剰余系すなわち i=(j+k)moduloM で示される。
【0012】周波数ルータ3−3の入出力ハイウェイ接
続を決める周波数チャネルを示すために、このフィルタ
の等価回路を図3に示す。図3において、4−1−1〜
4−1−Mは入力光ハイウェイ、4−2−1〜4−2−
Mは分波器、4−3−1〜4−3−M2 は内部リンク、
4−4−1〜4−4−Mは合波器、4−5−1〜4−5
−Mは出力光ハイウェイである。ここで図4に示すよう
に、ある特定の出力ハイウェイに接続される入力ハイウ
ェイ上の信号は、必ずその周波数チャネルが異なるの
で、同時に信号が到着しても互いにその信号は識別でき
る。同時に到着した信号は、周波数多重型出力バッファ
により互いに異なるタイムスロットに出力される。
【0013】図5は、図2の周波数ルータ3−3の一例
であるアレー導波路回折格子型フィルタの導波路配置図
(特開平2−244105参照)である。図5におい
て、5−1−1〜5−1−Mは入力光導波路、5−2,
5−3はスラブ状光導波路、5−4はアレー導波路回折
格子、5−5−1〜5−5−Mは出力光導波路である。
各々の入力光導波路5−1−1〜5−1−Mからの周波
数多重光信号はスラブ状光導波路5−2で回折し、アレ
ー導波路回折格子5−4に入る。ここでスラブ状光導波
路内における複数の入力光導波路からの光信号は、光の
非干渉性により互いに独立にアレー導波路回折格子5−
4に入る。アレー導波路は回折で広がった入力光を全て
受光できるに充分な数のチャネル導波路から構成されて
いる。このアレー導波路は互いに長さの異なる複数の光
導波路で構成され、回折格子と等価の働きをする。すな
わち、周波数の異なる光信号はアレー導波路伝搬後、そ
の周波数に応じた方向に偏向される。その後出力側のス
ラブ状光導波路5−3で信号毎に独立に出力光導波路5
−5−1〜5−5−Mに集光される。前述のようにアレ
ー導波路回折格子5−4の角分散のため、集光位置は周
波数に依り異なる。このようにして周波数毎に入出力光
導波路接続が異なるフィルタが構成できる。このフィル
タは光受動回路であるから、その相反性により図4で示
す周波数チャネルの割り当てが決まる。また、このフィ
ルタは原理的に無損失である。
【0014】図6は、周波数変換器3−2の一構成例を
示す。図6において、6−1は周波数変換前の入力ハイ
ウェイ、6−2は分岐器、6−3,6−4は受光器、6
−5はヘッダ情報を周波数チャネル制御信号に変換する
回路、6−6は周波数可変半導体レーザ、6−7は外部
変調器、6−8は周波数変換後の入力ハイウェイであ
る。入力ハイウェイ6−1から入力される時分割信号は
分岐器6−2の通過後受光器6−4で高速電気信号に変
換され、外部変調器6−7を駆動する。一方、分岐器6
−2でモニタされた入力信号は受光器6−3で電気信号
に変換され、ヘッダ−周波数チャネル変換回路6−5に
入る。この回路6−5では信号のうちヘッダ部分だけを
分離/解析し、宛先に該当する周波数チャネルに対応す
る制御信号を周波数可変半導体レーザ6−6に送る。こ
の制御信号は周波数可変半導体レーザ6−6をタイムス
ロット毎に所定の周波数で発振させる。その後、駆動さ
れた外部変調器6−7により信号を載せてハイウェイ6
−8に出力される。この構成において、光制御の外部変
調器あるいは周波数可変半導体レーザの光制御直接変調
が可能になれば、全光化構成も可能である。
【0015】図7は、周波数多重型出力バッファ3−4
の一構成例を示す。図7に示すように各周波数チャネル
毎に1入力1出力FIFOバッファを設置する構成が考
えられる。図7において、7−1はバッファへの信号入
力手段、7−2は分波器、7−3−1〜7−3−Mは光
導波路、7−4−1〜7−4−Mは信号廃棄用出力手
段、7−5−1〜7−5−Mは1入力1出力FIFOバ
ッファ、7−6はM×1スイッチ、7−7は出力ハイウ
ェイである。周波数多重されたバッファ入力信号は、分
波器7−2により周波数チャネル毎に光導波路7−3−
1〜7−3−Mに分波される。各周波数チャネルの時分
割信号は、各光導波路毎に設けられた1入力1出力FI
FOバッファ7−5−1〜7−5−Mによりバッファリ
ングされる。各1入力1出力FIFOバッファの出力信
号は、M×1スイッチ7−6を用いてどれか1つだけを
出力ハイウェイ7−7に接続する。ここで1入力1出力
FIFOバッファについては、図8に示すような構成の
バッファが、「Optimizing photonic variable-integer
-delay circuits 」(Topical meeting photonic switch
ing 1987)に記述されている。図8において、8−1は
入力線、8−2は1×2スイッチ、8−3は信号廃棄用
出力手段、8−4−1〜8−4−Rは2×2スイッチ、
8−5−1〜8−5−Rはループ状光導波路、8−6は
出力線である。この1入力1出力FIFOバッファにお
いて、ループ状光導波路は1個の周回長がちょうど信号
の切替単位の長さに対応しており、1個のループが1個
のバッファとして働く。新たに来た信号は最も出力側に
近い空きループに蓄積させ、前の信号が出力可能になっ
たら各ループに蓄積されている全ての信号を前に進める
ように、2×2スイッチを制御する。全てのバッファが
満たされた状態で入力してくる信号は1×2スイッチを
用いて廃棄用出力手段へ出力される。
【0016】以上のように構成される光周波数ルーチン
グ型時分割ハイウェイスイッチにおいて、周波数ルータ
は複数の入力ハイウェイからの光信号を周波数チャネル
毎に出力ハイウェイに接続し、決して入力信号を出力ハ
イウェイに分配しているわけではない。そのために原理
的に無損失に信号を伝達できる。また、異なる入力から
同一出力への信号は必ず周波数チャネルが異なるので、
周波数多重型出力バッファが同じタイムスロット上の信
号を別のタイムスロットに出力させることにより、入力
側での競合制御が不要になっている。
【0017】次に上述した光周波数ルーチング型時分割
ハイウェイスイッチの変形構成例について説明する。
【0018】図9は、複数の少端子の周波数ルータを多
段に接続して多端子の周波数ルータを構成する変形例を
示す。図9において、9−1−1〜9−1−MNは入力
ハイウェイ、9−2−1〜9−2−NはM×M周波数ル
ータ、9−3−1〜9−3−MNは内部リンク、9−4
−1〜9−4−MはN×N周波数ルータ、9−5−1〜
9−5−MNは出力ハイウェイである。周波数チャネル
間隔をΔfとすると、M×M周波数ルータのFSRはM
Δf、N×N周波数ルータFSRはNΔfである。例え
ば入力ハイウェイ(0,0)から入力される周波数チャ
ネルf0 〜fMN -1の信号は、内部リンク(0,0)〜
(M−1,0)の各々にMチャネルおきにNチャネルず
つ分波される。内部リンク(0,0)上のNチャネル
は、2段目のN×N周波数ルータによって出力ハイウェ
イ(0,0)〜(0,N−1)に1チャネルずつ分波さ
れる。ここでMとNは、互いに素な自然数であることが
要求される。一般的な周波数チャネルの接続を決める式
を図9に示す。ここでは2段構成を示しているが、同様
な接続で3段以上の多段接続も可能である。この際要求
される条件は、各段の端子数は全て互いに素であるとい
う条件である。
【0019】図10は、単一の周波数ルータで構成され
る少端子のハイウェイスイッチモジュールを複数個多段
に接続して、多端子のハイウェイスイッチを構成する変
形例を示す。図10において、10−1−1〜10−1
−MNは入力ハイウェイ、10−2−1〜10−2−N
はM×Mのスイッチモジュール、10−3−1〜10−
3−MNは内部リンク、10−4−1〜10−4−Mは
N×Nのスイッチモジュール、10−5−1〜10−5
−5−MNは出力ハイウェイである。各スイッチモジュ
ールの構成は図2に示すものと同様である。ここでは2
段構成を示しているが、同様な接続で3段以上の多段構
成も可能である。
【0020】図11は、単一の周波数ルータで構成され
る少端子のハイウェイスイッチモジュールを複数個多段
に接続して、多端子のハイウェイスイッチを構成する他
の変形例を示す。図11において、11−1−1〜11
−1−MNは入力ハイウェイ、11−2−1〜11−2
−MNは周波数変換器、11−3−1〜11−3−Nは
周波数ルータ、11−4−1〜11−4−MNは周波数
多重内部リンク、11−5−1〜11−5−MNは1×
kの分岐器、11−6−1〜11−6−kMNは周波数
選択器、11−7−1〜11−7−kMNは周波数変換
器、11−8−1〜11−8−MNはk×1の合流器、
11−9−1〜11−9−Mは周波数ルータ、11−1
0−1〜11−10−MNは周波数多重型出力バッフ
ァ、11−11−1〜11−11−MNは出力ハイウェ
イである。
【0021】1段目のスイッチモジュール11−A−1
は、周波数変換器11−2−1〜11−2−Mと周波数
ルータ11−3−1だけで構成されており、バッファリ
ングの機能はない。従って2段目のスイッチモジュール
11−B−1〜11−B−Mには周波数多重されたまま
の信号が送られる。2段目のスイッチモジュール11−
B−1は、入力端子には周波数変換器の代わりに周波数
スイッチ11−S−1〜11−S−Nが設けられる。各
周波数スイッチ11−S−1は、分岐器・周波数選択器
11−6−1等・周波数変換器11−7−1等・合流器
11−8−1で構成される。周波数多重された入力信号
は、分岐器11−5−1でk個の信号に分配され、k個
の周波数選択器11−6−1等で1チャネルずつ最大k
個選択される。ここで分岐器11−5−1には最大Mチ
ャネルの信号が入力する可能性があるが、k<Mの場
合、k+1以上の入力に対してはkを越える分の信号は
廃棄となる。選択された信号は、周波数変換器11−7
−1等を用いて所望の周波数チャネルに変換され、合流
器11−8−1で周波数多重されて周波数ルータ11−
9−1へ接続される。更に、周波数多重型出力バッファ
11−10−1〜11−10−Nを介して出力ハイウェ
イ11−11−1〜11−11−Nに出力される。他の
スイッチモジュールや周波数スイッチも同様である。
【0022】図12は、図11における周波数選択器1
1−6−1等の一構成例を示す。12−1は周波数多重
信号の入力ポート、12−2は選択された信号の出力ポ
ート、12−3はリング状光共振器、12−4−1〜1
2−4−2は方向性結合器、12−5は移相器、12−
6は移相器設定用電源である。入力ポート12−1かに
入力された周波数多重信号のうち、リング状光共振器1
2−3の光路長できまる共振周波数に一致したチャネル
だけが出力ポート12−2から出力される。共振周波数
は、移相器12−5を調節して光路長にかえることによ
り、任意の周波数チャネルに合わせられる。移相器12
−5をタイムスロット毎に調節することにより、高速に
周波数チャネルを選択できる。
【0023】尚、図11の構成において、k個の信号を
同時に同じ出力ハイウェイに接続したい場合があるの
で、周波数ルータでの衝突を避けるために、各周波数変
換器11−7−1等の変換帯域は異なるようにしてあ
る。具体的には図に示すように、fi ,fi+N'…,f
i+(k-1)N(i=0〜N-1)は同じ出力ハイウェイに接続
される周波数チャネルである。
【0024】最終段のスイッチモジュール11−B−1
等にだけは、出力端子に図2に示すものと同様に周波数
多重型出力バッファ11−10−1〜11−10−Nを
設ける。ここでは2段構成を示しているが、同様な接続
で3段以上の多段構成も可能である。
【0025】上述した図10の変形例では多段スイッチ
の内部リンクが多重利用されていないのでスイッチ網全
体のスループット特性が悪いが、この図11の変形例で
は多重リンクであるので特性が向上している。また図1
1の構成は、段の途中でバッファを置かないのでバッフ
ァを集中的に設置でき、システム構築上有利である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各入力ハイウェイからの時分割光信号に対してタイムス
ロット毎に周波数チャネルを割り当て、この割り当てら
れた光信号を周波数ルータにおいて周波数チャネル毎に
所定の出力ハイウェイに接続し、該周波数ルータからの
光信号に対して同一タイムスロット内に存在する複数の
異なる周波数チャネル上の信号を互いに異なるタイムス
ロットに出力しているので、異なる入力ハイウェイから
の信号は出力ハイウェイ上で必ず周波数チャネルが異な
り、信号衝突を回避することができ、従来のような入力
側での競合制御が不要であるとともに、また原理的に無
損失に信号を伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のM×M周波数ルーチング型時分割ハイウ
ェイスイッチの一構成例を示す図である。
【図2】本発明の一実施例に係わる光周波数ルーチング
型時分割ハイウェイスイッチの構成を示す図である。
【図3】図2の光周波数ルーチング型時分割ハイウェイ
スイッチに使用されている周波数ルータの論理的等価回
路図である。
【図4】図2の光周波数ルーチング型時分割ハイウェイ
スイッチにおける周波数ルータによる周波数チャネルの
割り当てを示す図である。
【図5】図2の光周波数ルーチング型時分割ハイウェイ
スイッチに使用されている周波数ルータの一構成である
アレー導波路回折格子型フィルタの導波路配置図であ
る。
【図6】図2の光周波数ルーチング型時分割ハイウェイ
スイッチに使用されている周波数変換器の一構成例を示
す図である。
【図7】図2の光周波数ルーチング型時分割ハイウェイ
スイッチに使用されている周波数多重型出力バッファの
一構成例を示す図である。
【図8】図7の周波数多重型出力バッファに使用されて
いる1入力1出力FIFOバッファの構成を示す図であ
る。
【図9】図2の光周波数ルーチング型時分割ハイウェイ
スイッチにおける周波数ルータを多段接続した周波数ル
ータで構成する変形例を示す図である。
【図10】図2の光周波数ルーチング型時分割ハイウェ
イスイッチをスイッチモジュールとして接続して構成す
る変形例を示す図である。
【図11】図2の光周波数ルーチング型時分割ハイウェ
イスイッチをスイッチモジュールとして多段多重接続し
て構成する変形例を示す図である。
【図12】図11の光周波数ルーチング型時分割ハイウ
ェイスイッチに使用されている周波数選択器の一構成例
を示す図である。
【符号の説明】
3−1−1〜3−1−M 時分割入力光ハイウェイ 3−2−1〜3−2−M 周波数変換器 3−3 周波数ルータ 3−4−1〜3−4−M 周波数多重型出力バッファ 3−5−1〜3−5−M 時分割出力光ハイウェイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−189350(JP,A) 特開 昭61−61596(JP,A) 特開 平4−369143(JP,A) 特開 平6−85844(JP,A) 特開 平5−3493(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04Q 3/52 H04B 10/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の時分割入力ハイウェイ上の光信号
    をタイムスロット毎に任意の出力ハイウェイに交換する
    時分割ハイウェイスイッチであって、 各入力ハイウェイ上の光信号に対してタイムスロット毎
    に周波数チャネルを割り当てる複数の周波数変換器と、 該周波数変換器からの出力光信号をタイムスロット毎に
    周波数チャネルに応じて特定の出力ハイウェイに接続す
    る周波数ルータと、 該周波数ルータからの出力光信号に対して同一タイムス
    ロット内に存在する複数の異なる周波数チャネル上の信
    号を互いに異なるタイムスロットに出力させる複数の周
    波数多重型出力バッファとを有することを特徴とする光
    周波数ルーチング型時分割ハイウェイスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光周波数ルーチング型時
    分割ハイウェイスイッチにおいて、前記周波数ルータ
    が、 光信号を入力する複数の入力線と、 該入力線から光信号を分波する該入力線に接続された複
    数の分波器と、 光信号を出力する複数の出力線と、 該分波器からの光信号を合波する該出力線に接続された
    複数の合波器と、 前記複数の分波器と前記複数の合波器とを接続する複数
    の内部リンクとを有することを特徴とする光周波数ルー
    チング型時分割ハイウェイスイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光周波数ルーチング型時
    分割ハイウェイスイッチにおいて、前記周波数ルータ
    が、 光信号を入力する複数の入力光導波路と、 該入力光導波路からの光信号を受光する第1のスラブ状
    光導波路と、 該第1のスラブ状光導波路からの光信号を受光し、か
    つ、導波路長が順次長くなる複数の光導波路からなるア
    レー導波路回折格子と、 該アレー導波路回折格子からの光信号を受光する第2の
    スラブ状光導波路と、 該第2のスラブ状光導波路からの光信号を受光し出力す
    る複数の出力光導波路とを含むアレイ導波路回折格子型
    フィルタであることを特徴とする光周波数ルーチング型
    時分割ハイウェイスイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光周波数ルーチング型時
    分割ハイウェイスイッチにおいて、前記周波数ルータ
    が、複数の周波数ルータと、該周波数ルータ間を接続す
    る複数の内部リンクとを含み、前記複数の周波数ルータ
    を多段に接続して構成されることを特徴とする光周波数
    ルーチング型時分割ハイウェイスイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の光周波数ルーチング型時
    分割ハイウェイスイッチにおいて、前記周波数ルータが
    M入力とM出力を有し、 i=(j+k)modulo M なる周波数チャネルfiの各光信号を入力jから出力k
    に接続することを特徴とする光周波数ルーチング型時分
    割ハイウェイスイッチ。
  6. 【請求項6】 複数の時分割入力ハイウェイ上の光信号
    をタイムスロット毎に任意の出力ハイウェイに交換する
    時分割ハイウェイスイッチであって、 複数の光周波数ルーチング型時分割ハイウェイスイッチ
    モジュールで、各光周波数ルーチング型時分割ハイウェ
    イスイッチモジュールは、各入力ハイウェイ上の光信号
    に対してタイムスロット毎に周波数チャネルを割り当て
    る複数の周波数変換器と、該周波数変換器からの出力光
    信号をタイムスロット毎に周波数チャネルに応じて特定
    の出力ハイウェイに接続する周波数ルータと、該周波数
    ルータからの出力光信号に対して同一のタイムスロット
    内に存在する複数の異なる周波数チャネル上の信号を互
    いに異なるタイムスロットに出力させる複数の周波数多
    重型出力バッファとを有するものと、 該複数の光周波数ルーチング型時分割ハイウェイスイッ
    チモジュールを多段に接続する複数の内部リンクと、 から成ることを特徴とする光周波数ルーチング型時分割
    ハイウェイスイッチ。
  7. 【請求項7】 複数の時分割入力ハイウェイ上の光信号
    をタイムスロット毎に任意の出力ハイウェイに交換する
    時分割ハイウェイスイッチであって、 第一段目の光周波数ルーチング型時分割ハイウェイスイ
    ッチモジュールで、各入力ハイウェイ上の光信号に対し
    てタイムスロット毎に周波数チャネルを割り当てる複数
    の第一段目の周波数変換器と、該周波数変換器からの出
    力光信号をタイムスロット毎に周波数チャネルに応じて
    出力する周波数ルータとを有するものと、 最終段目の光周波数ルーチング型時分割ハイウェイスイ
    ッチモジュールで、各入力された光信号の周波数チャネ
    ルをタイムスロット毎に選択的に交換する複数の最終段
    目の周波数スイッチと、該周波数スイッチからの出力光
    信号をタイムスロット毎に周波数チャネルに応じて出力
    する周波数ルータと、該周波数ルータからの出力光信号
    に対して同一のタイムスロット内に存在する複数の異な
    る周波数チャネル上の信号を出力ハイウェイ上の互いに
    異なるタイムスロットに出力させる複数の最終段目の周
    波数多重型出力バッファとを有するものと、 中間段目の光周波数ルーチング型時分割ハイウェイスイ
    ッチモジュールで、各入力された光信号の周波数チャネ
    ルをタイムスロット毎に選択的に交換する複数の中間段
    目の周波数スイッチと、該周波数スイッチからの出力光
    信号をタイムスロット毎に周波数チャネルに応じて出力
    する周波数ルータとを有するものと、 前記第一段目、中間段目、最終段目の光周波数ルーチン
    グ型時分割ハイウェイスイッチモジュールを多段に接続
    する複数の周波数多重内部リンクと、 から成ることを特徴とする光周波数ルーチング型時分割
    ハイウェイスイッチ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の光周波数ルーチング型時
    分割ハイウェイスイッチにおいて、前記中間段目、最終
    段目の周波数スイッチの各々は、光信号を分岐する分岐
    器と、該分岐器からの光信号を選択する複数の周波数選
    択器と、該複数の周波数選択器で選択された光信号に対
    してタイムスロット毎に周波数チャネルを割り当てる複
    数の周波数変換器と、該複数の周波数変換器からの光信
    号を周波数多重する合流器とを有することを特徴とする
    光周波数ルーチング型時分割ハイウェイスイッチ。
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