JPH10145321A - Sdh伝送システム及びアラーム伝送制御方法 - Google Patents

Sdh伝送システム及びアラーム伝送制御方法

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Publication number
JPH10145321A
JPH10145321A JP29236696A JP29236696A JPH10145321A JP H10145321 A JPH10145321 A JP H10145321A JP 29236696 A JP29236696 A JP 29236696A JP 29236696 A JP29236696 A JP 29236696A JP H10145321 A JPH10145321 A JP H10145321A
Authority
JP
Japan
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alarm
network device
byte
importance
communication channel
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Withdrawn
Application number
JP29236696A
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English (en)
Inventor
Takayuki Iketani
隆行 池谷
Yuko Masumoto
優子 増元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10145321A publication Critical patent/JPH10145321A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重要度の大きなアラームを優先的に伝送す
る。 【解決手段】 第1のネットワーク装置21aがデータ
通信チャネルDCCによりアラームを伝送している時、
第2のネットワーク装置21bはアラームが発生する
と、Z1バイトを用いて該アラームの重要度をネットワ
ーク管理装置22に伝送する。ネットワーク管理装置2
2は、第1のネットワーク装置21aより現在受信して
いるアラームの重要度と第2のネットワーク装置21b
より伝送されてきた重要度を比較し、後者の重要度が大
きいとき、ゲートウェイネットワーク装置23を介して
第1のネットワーク装置21aに対してアラームの伝送
停止を指示すると共に、第2のネットワーク装置21b
にアラーム伝送許可を指示する。第2のネットワーク装
置21bはデータ通信チャネルDCCによりゲートウェ
イネットワーク装置23を介してアラームをネットワー
ク管理装置22に伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はSDH(Synchronou
s Digital Hierarcy)伝送システムにおけるアラーム伝
送制御方法に係わり、特に、SDHフレームを構成する
オーバヘッド内の所定バイトにデータを書き込んで伝送
するデータ通信チャネルを用いて各ネットワーク装置で
検出したアラームをネットワーク管理装置に伝送するS
DH伝送システムにおけるアラーム伝送制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在世界的に光伝送中心にネットワーク
のSDH化が進められている。図16はSDHのフレー
ム構造の説明図であり、155.52Mbpsの場合である。1フ
レーム9×270バイトで構成され、最初の9×9バイ
トはセクションオーバヘッド(Section Overhead)SO
H、残りはパスオーバヘッド(Path Overhead)POH及
びペイロード(payload)PLである。セクションオーバ
ヘッドSOHは、フレームの先頭を表わす情報(フレー
ム同期信号)、伝送路固有の情報(伝送時のエラーをチ
ェックする情報、ネットワークを保守するための情報、
アラーム情報等)、パスオーバヘッドPOHの位置を示
すポインタ等を伝送する部分である。又、パスオーバヘ
ッドPOHは網内でのエンド・ツー・エンドの監視情報
を伝送する部分、ペイロードPLは150Mbpsの情報を送
る部分である。
【0003】セクションオーバヘッドSOHは、3×9
バイトの中継セクションオーバヘッド、1×9バイトの
ポインタ、5×9バイトの多重セクションオーバヘッド
で構成されている。多重セクションは図17に示すよう
に端局中継装置1,2の間の区間を指し、中継セクショ
ンは端局中継装置1,2間に多数の伝送路3a〜3cと
中継器4a,4cが設けられている場合、1つの伝送路
の両端の区間を指し、多重セクションは複数の中継セク
ションで構成されている。中継セクションオーバヘッド
は、図31(B)に示すように、A1〜A2,C1,B
1,E1,F1,D1〜D3バイトを有している。又、
多重セクションオーバヘッドは、B2,K1〜K2,D
4〜D12,Z1〜Z2バイトを有している。中継セク
ションオーバヘッド、多重セクションオーバヘッドには
未定義のバイトが多数あり、通信業者によりその使用が
ゆだねられている。
【0004】中継セクションオーバヘッドにおけるD1
〜D3バイトは、中継セクション間でデータ通信する部
分であり、HDLC(High Level Data Link Control)
手順に従ってセクション間でアラームデータ等の伝送を
行う。HDLCプロトコルは基本的に第1、第2の2つ
の局間、例えば親局と子局間等の1:1通信に適用され
る。かかるHDLCプロトコルにおいて、子局は親局に
対して通信許可を要求し、親局から通信許可された時、
親局にフレーム伝送を行う。しかし、他の子局が親局に
HDLCフレーム伝送している場合、親局は通信不許可
を応答し、子局は他の子局が伝送を終了して親局から通
信許可されるまで待機する。
【0005】図18はHDLCフレームとSDHフレー
ムにおけるオーバヘッドの関係説明図である。HDLC
フレームにおいて、Fはフラグシーケンス、Aはアドレ
ス部、Cは制御部、Iは情報部、FCSはフレームチェ
ックシーケンスである。データ送信側は、HDLCフレ
ームを3バイトづつ分割し、第1バイトデータを中継セ
クションオーバヘッドのD1バイトに、第2バイトデー
タを中継セクションオーバヘッドのD2バイトに、第3
バイトデータを中継セクションオーバヘッドのD3バイ
トにそれぞれ書き込み、1つのSDHフレームにつき3
バイトのHDLCフレームデータを送信する。受信側で
は中継セクションオーバヘッドのD1〜D3バイトより
データを抽出してHDLCフレームを復元し、該HDL
Cフレームの情報部に基づいて所定の処理を行う。この
ようにSDH伝送システムにおいて、セクション中継オ
ーバヘッドのD1〜D3バイトを用いてデータ転送する
仕組みをデータ転送チャネルDCC(Data Communicati
on Channel)によるデータ転送という。
【0006】図19はデータ転送チャネルDCCを用い
てアラームを伝送する従来の伝送システムの構成図であ
る。10a,10b・・・はSDHフレームを伝送する
光伝送路、11a,11b,・・・は光伝送路により接
続された複数のネットワーク装置(NE#1,NE#
2,・・・)、12は各ネットワーク装置NE(Networ
k Element)から伝送されてくるアラームを受信して所定
のアラーム処理を行うネットワーク管理装置NMS(Net
work Management System)、13は各ネットワーク装置
から送られてくるアラーム情報を抽出してネットワーク
管理装置12に入力するゲートウェイネットワーク装置
GNE(Gateway Network Element)である。
【0007】ネットワーク装置11a,11bにおい
て、111はアラーム収集部、112はDバイト処理部、
113はオーバヘッドバイト(OHB)の挿入/分離を
行うOHB制御部、114はDバイト以外の他のOHB
の処理を行う他OHB処理部、115はマルチプレクサ
/デマルチプレクサであり、分岐路より入力した主信号
を多重化すると共に、主信号を分離して分岐路に送出す
るもの、116〜117は電気信号を光信号に変換して光
伝送路に送出し、光伝送路から入力された光信号を電気
信号に変換してOHB制御部に入力する変換部である。
ネットワーク管理装置12において121はアラーム処
理部である。ゲートウェイネットワーク装置13におい
て、131はオーバヘッドバイト(OHB)の挿入/分
離を行うOHB制御部、132はDバイト制御/処理
部、133はDバイト以外の他のOHBの処理を行う他
OHB処理部、134はマルチプレクサ/デマルチプレ
クサであり、分岐路より入力した主信号を多重化すると
共に、主信号を分離して分岐路に送出するもの、135
は電気信号を光信号に変換して光伝送路に送出し、光伝
送路から入力された光信号を電気信号に変換してOHB
制御部に入力する変換部である。
【0008】ネットワーク装置(NE#2)11bでア
ラームが発生すると、ネットワーク装置11bのアラー
ム収集部111はアラームを収集する。Dバイト処理部
112は収集されたアラームデータを情報部I(図18
参照)とするHDLCフレームを作成し、該HDLCフ
レームを3バイトづつ分割し、第1バイトデータを中継
セクションオーバヘッドのD1バイト、第2バイトデー
タを中継セクションオーバヘッドのD2バイト、第3バ
イトデータを中継セクションオーバヘッドのD3バイト
としてOHB制御部113に順次入力する。
【0009】OHB制御部113はDバイト処理部112
より入力されたDバイト情報をSDHフレームの中継セ
クションオーバヘッドのDバイト部(D1〜D3)に書
き込んでO/E変換部116に入力する。O/E変換部
116は入力されたSDHフレームを光信号に変換して
光伝送路10bに送出する。これにより、SDHフレー
ムは光伝送路10a,10b及びネットワーク装置11
aを介してゲートウェイネットワーク装置(GNE)1
3まで伝送される。ゲートウェイネットワーク装置13
のE/O変換部135はSDHフレームを電気信号に変
換してOHB制御部131に入力する。OHB制御部1
1はSDHフレームを主信号とOHBに分離し、主信
号をマルチプレクサ/デマルチプレクサ134に入力
し、OHBのうちDバイト(D1〜D3)をDバイト制
御/処理部132に入力し、その他のOHBバイトを他
OHB処理部133に入力する。Dバイト制御/処理部
132はDバイト情報を組み立ててHDLCフレームを
復元し、情報部Iのアラームデータをネットワーク管理
装置(NMS)12のアラーム処理部121に入力す
る。アラーム処理部121はアラーム情報を受信してど
のネットワーク装置でどのようなアラームが発生してい
るかを認識して処理を行う。
【0010】以上のようにネットワーク装置(NE#
2)11bがアラーム情報を送信中にネットワーク装置
(NE#1)11aでアラームが発生すると、ネットワ
ーク装置11aのアラーム収集部111はアラームを収
集する。Dバイト処理部112は収集されたアラームデ
ータを情報部I(図18参照)とするHDLCフレーム
を作成し、D1〜D3バイトデータをOHB制御部11
3に順次入力する。OHB制御部113は入力されたDバ
イトデータ(アラーム情報)をデータ通信チャネルDC
Cにより伝送しようとする。しかし、既にネットワーク
装置11bがデータ通信チャネルDCCを使用中なの
で、ネットワーク装置11aはアラーム情報を伝送でき
ず、送信待ちになる。
【0011】以後、ゲートウェイネットワーク装置13
より送信許可が出るまでネットワーク装置11aはアラ
ーム情報を送信することができない。ゲートウェイネッ
トワーク装置13より送信許可が出た時点で、ネットワ
ーク装置11aはデータ通信チャネルDCCによりアラ
ーム情報を伝送する。これにより、SDHフレームはO
/E変換部116で光信号に変換されてゲートウェイネ
ットワーク装置13まで送信される。ゲートウェイネッ
トワーク装置13のE/O変換部135はSDHフレー
ムを電気信号に変換してOHB制御部131に入力す
る。OHB制御部131はSDHフレームを主信号とO
HBに分離し、主信号をマルチプレク/デマルチプレク
サ134に入力し、OHBのうちDバイトをDバイト制
御/処理部132に入力し、その他のOHBバイトを他
OHB処理部133に入力する。Dバイト制御/処理部
132はDバイト情報を組み立ててHDLCフレームを
復元し、情報部Iのアラームデータをネットワーク管理
装置(NMS)12のアラーム処理部121に入力す
る。アラーム処理部121はアラーム情報を受信してど
のネットワーク装置でどの様なアラームが発生している
かを認識して処理を行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
アラーム伝送制御方式では、各ネットワーク装置11
a,11bは、ゲートウェイネットワーク装置13の出
力許可指示に基づいてデータ通信チャネルDCCを順番
に専有し、アラームデータをゲートウェイネットワーク
装置13を介してネットワーク管理装置12に伝送する
ものである。このため、従来方式では、緊急度の高いア
ラームが発生しても、データ通信チャネルDCCが使用
中の場合は該チャネルが解放されるまで、アラームをネ
ットワーク管理装置に伝送できない問題がある。すなわ
ち、従来方式では、緊急度の高いアラームをリアルタイ
ムにネットワーク管理装置12に転送できない問題があ
る。
【0013】以上から、本発明の目的は、緊急度の高い
アラームを優先的にリアルタイムにネットワーク管理装
置に転送できるようにすることである。本発明の目的
は、重要度の大きなアラームが発生したとき、該アラー
ム発生を保守者に短時間で通知できるようにすることで
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。20a,20b・・・はSDHフレームを伝
送する光伝送路、21a,21b,・・・は光伝送路に
より接続された複数のネットワーク装置(NE#1,N
E#2,・・・)、22は各ネットワーク装置から伝送
されてくるアラームを受信して所定のアラーム処理を行
うネットワーク管理装置(MNS)、23は各ネットワ
ーク装置からデータ通信チャネルDCCにより送られて
くるアラーム情報を抽出してネットワーク管理装置22
に入力するゲートウェイネットワーク装置(GNE)で
ある。SDHフレームは、オーバヘッド部OHとデータ
部(ペイロード部)PLで構成され、オーバヘッド部O
Hにはアラームデータが書き込まれるD1〜D3バイト
(Dバイト)、アラーム転送制御データが書き込まれる
Z1バイト等が含まれている。
【0015】ネットワーク装置21a,21bにおい
て、A1は発生したアラームを重要度順にソートするア
ラームソート手段、A2はアラームをネットワーク管理
装置に伝送する際、データ通信チャネルDCCが使用中
であるかチェックするDCC使用中識別手段、A3はデ
ータ通信チャネルDCCが使用中の場合、オーバヘッド
の未定義バイト(Z1バイトという)を用いて伝送した
いアラームの重要度をネットワーク管理装置に伝送する
アラーム重要度伝送手段、A4はデータ通信チャネルD
CCが使用中でない場合、あるいは、前記重要度に基づ
いてネットワーク管理装置22よりアラーム出力が許可
された場合、データ通信チャネルDCCにより重要度順
にアラームをネットワーク管理装置に伝送する手段であ
る。
【0016】ネットワーク管理装置22において、B1
はアラーム処理部、B2は現在受信しているアラームの
重要度を識別するアラーム重要度識別手段、B3は識別
した受信中アラームの重要度とZ1バイトを用いて伝送
されてきた重要度を比較し、後者の重要度が大きいと
き、現在アラーム伝送中のネットワーク装置に対してア
ラームの出力停止を指示すると共に、Z1バイトで重要
度を伝送したネットワーク装置に対してアラーム出力許
可を指示し、後者の重要度が小さいとき、Z1バイトで
重要度を伝送したネットワーク装置に対してアラームの
出力不許可を指示する手段である。
【0017】第1のネットワーク装置21aがデータ通
信チャネルDCCによりアラームを伝送している時、第
2のネットワーク装置21内にアラームが発生すると、
第2のネットワーク装置21bはデータ通信チャネルD
CCの使用状況をチェックする。第2のネットワーク装
置21bはデータ通信チャネルDCCが使用中でない場
合は、該データ通信チャネルDCCによりアラームを重
要度順に伝送する。しかし、データ通信チャネルDCC
が他のネットワーク装置21aにより使用されている場
合は、Z1バイトを用いて該アラームの重要度をゲート
ウェイネットワーク装置23を介してネットワーク管理
装置22に伝送する。ネットワーク管理装置22は、ゲ
ートウェイネットワーク装置23を介して第1のネット
ワーク装置21aより現在受信しているアラームの重要
度と第2のネットワーク装置21bより伝送されてきた
重要度を比較し、後者の重要度が大きいとき、ゲートウ
ェイネットワーク装置23を介して第1のネットワーク
装置21aに対してアラームの出力停止を指示すると共
に、第2のネットワーク装置21bにアラーム出力許可
を指示する。第1のネットワーク装置21aは出力停止
指示によりデータ通信チャネルDCCを解放してアラー
ムの出力を停止し、第2のネットワーク装置21bはデ
ータ通信チャネルDCCによりゲートウェイネットワー
ク装置23を介してアラームをネットワーク管理装置2
2に伝送する。以上により、他のネットワーク装置がア
ラーム伝送中であっても、自ネットワーク装置に重要度
が大きいアラームが発生したときは該アラームを優先し
てネットワーク管理装置に伝送できる。
【0018】ネットワーク管理装置22は第2のネット
ワーク装置21bにアラーム出力許可を指示する際、第
1のネットワーク装置21aから最新に受信したアラー
ムの重要度を通知する。第2のネットワーク装置21b
は、重要度順にデータ通信チャネルDCCによりアラー
ムを伝送し、伝送すべきアラームの重要度が通知された
重要度より小さくなったとき、データ通信チャネルDC
Cを解放してアラームの伝送を停止する。第1のネット
ワーク装置21aは第2のネットワーク装置21bがア
ラーム伝送を停止した後、ゲートウェイネットワーク装
置23との間にデータ通信チャネルDCCを確立し、し
かる後、アラームの伝送を再開する。以上により、他ネ
ットワーク装置に発生した重要度の高いアラームの優先
伝送が完了すれば、アラーム伝送を停止されたネットワ
ーク装置は円滑にアラームの伝送を再開することができ
る。
【0019】ゲートウェイネットワーク装置23は、デ
ータ通信チャネルDCCにより現在伝送されているアラ
ームの重要度と該アラーム送出元の装置アドレス(第1
のネットワーク装置21aとする)をZ1バイトを用い
て伝送路に送出する。アラームを伝送したい第2のネッ
トワーク装置21bはデータ通信チャネルDCCが使用
中かチェックし、データ通信チャネルDCCが使用中で
ない場合には該データ通信チャネルDCCによりアラー
ムを伝送する。一方、第2のネットワーク装置21bは
データ通信チャネルDCCが使用中の場合、ゲートウェ
イネットワーク装置23より送出されたZ1バイトを参
照し、データ通信チャネルDCCにより現在伝送されて
いるアラームの送出元アドレスと自己の装置アドレスが
一致しているかチェックする。一致している場合には、
現在自分がデータ通信チャネルを介してアラームを伝送
しているのであるから継続してアラームをデータ通信チ
ャネルDCCにより伝送する。アドレスが一致していな
い場合には、第2のネットワーク装置21bは伝送しよ
うとするアラームの重要度とデータ通信チャネルにより
現在伝送されているアラームの重要度を比較し、伝送し
ようとするアラームの重要度が大きい場合には、Z1バ
イトを用いて伝送したいアラームの重要度と自分の装置
アドレスとアラーム出力要求中を示すフラグをゲートウ
ェイネットワーク装置23に伝送する。ゲートウェイネ
ットワーク装置23は、アラーム出力要求を示すZ1バ
イトを受信すると、現アラーム送出元であるネットワー
ク装置21aにアラームの出力停止を指示すると共に、
アラーム出力要求を出したネットワーク装置21bにア
ラーム出力許可を指示し、現アラーム送出元のネットワ
ーク装置21aは出力停止指示によりデータ通信チャネ
ルDCCを解放してアラームの出力を停止し、アラーム
出力要求を出したネットワーク装置21bはデータ通信
チャネルDCCによりアラームを伝送する。以上によ
り、他のネットワーク装置がアラーム伝送中であって
も、自ネットワーク装置に重要度が大きいアラームが発
生したときは該アラームを優先してネットワーク管理装
置に伝送できる。又、アラーム処理するネットワーク管
理装置の負荷を軽減できる。
【0020】アラームを伝送したいネットワーク装置2
1bは、前記伝送しようとするアラームの重要度が大き
い場合、受信したZ1バイトのフラグを参照して他ネッ
トワーク装置がアラーム出力要求中であるかチェック
し、他ネットワーク装置がアラーム出力要求中でない場
合は、Z1バイトを用いて伝送したいアラームの重要度
と自分の装置アドレスとアラーム要求データフラグをゲ
ートウェイネットワーク装置23に伝送し、他ネットワ
ーク装置がアラーム出力要求中の場合には、アラーム出
力要求を出さない。以上のようにすれば、重複して出力
要求が出されることがなく、円滑に重要度の高いアラー
ムの優先伝送制御を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(A)第1実施例 (a)構成 図2は本発明の第1実施例であるSDH伝送システムの
構成図である。図中、20a,20b・・・はSDHフ
レームを伝送する光伝送路、21a,21b,・・・は
光伝送路により接続された複数のネットワーク装置(N
E#1,NE#2,・・・)、22は各ネットワーク装
置から伝送されてくるアラームを受信して所定のアラー
ム処理を行うネットワーク管理装置(MNS)、23は
各ネットワーク装置からデータ通信チャネルDCCによ
り送られてくるアラーム情報を抽出してネットワーク管
理装置22に入力するゲートウェイネットワーク装置
(GNE)である。
【0022】ネットワーク装置21a,21bにおい
て、211はアラーム収集部、212は発生したアラーム
を重要度(Critical、Major, Minor, Warning等)順にソ
ートして蓄積するアラームソート/蓄積部、213はア
ラーム制御/処理部であり、データ通信チャネルDCC
が使用中であるか否か及びアラーム出力要求に対してネ
ットワーク管理装置よりアラーム出力が許可されたか否
か等に基づいてアラーム出力/停止等の制御を行う。2
4はDバイト処理部であり、アラームデータを含むH
DLCフレームの作成、該HDLCフレームよりDバイ
トデータの作成及び出力、伝送されてきたDバイトデー
タからHDLCフレームの復元、分析等の処理を行う。
215はZ1バイト処理部である。データ通信チャネル
DCCが使用中の場合、ネットワーク装置NEはオーバ
ヘッドバイトOHBの未定義バイト(Z1バイト)を用
いてアラーム出力要求をネットワーク管理装置22に伝
送すると共に、ネットワーク管理装置22はアラーム出
力要求に対してZ1バイトを用いてアラーム出力許可/
不許可応答をする。Z1バイト処理部215はかかるZ
1バイトデータの作成及び出力、伝送されてきたZ1バ
イトデータの分析処理等を行う。
【0023】216はオーバヘッドバイト(OHB)の
挿入/分離を行うOHB制御部、217はDバイト以外
の他のOHBの処理を行う他OHB処理部、218はマ
ルチプレクサ/デマルチプレクサであり、分岐路31
a,31bより入力した主信号を多重化すると共に、主
信号を分離して分岐路31a,31bに送出するもの、
219〜2110は電気信号を光信号に変換して光伝送路
に送出し、光伝送路から入力された光信号を電気信号に
変換してOHB制御部に入力する変換部である。
【0024】ネットワーク管理装置22において、22
1は伝送されてきたアラームの分析を行うアラーム処理
部、222は現在受信しているアラームの重要度を識別
するアラーム重要度識別部、223はアラーム重要度比
較部であり、識別された受信中アラームの重要度とZ1
バイトを用いて伝送されてきた重要度を比較し、後者の
重要度が大きいとき、現在アラーム伝送中のネットワー
ク装置に対してアラームの出力停止を指示すると共に、
Z1バイトで重要度を伝送したネットワーク装置に対し
てアラーム出力許可を指示し、後者の重要度が小さいと
き、Z1バイトで重要度を伝送したネットワーク装置に
対してアラームの出力不許可を指示するものである。
【0025】ゲートウェイネットワーク装置23におい
て、231はオーバヘッドバイト(OHB)の挿入/分
離を行うOHB制御部、232はDバイト制御/処理部
である。Dバイト制御/処理部231は伝送されてきた
DバイトデータからHDLCフレームを復元し、該HD
LCフレームに含まれるアラームデータをネットワーク
管理装置22に入力し、又、アラーム出力停止指示デー
タを含むHDLCフレームを作成すると共に、該HDL
CフレームよりDバイトデータを作成して出力する等の
処理を行う。233はZ1バイト処理部であり、ネット
ワーク装置21a、21bより伝送されてきたZ1バイ
トデータより重要度を抽出してネットワーク管理装置2
2に入力すると共に、ネットワーク管理装置22からの
指示に基づいてアラーム出力許可/不許可応答を含むZ
1バイトデータを作成してOHB制御部231に出力す
る。234はDバイト,Z1バイト以外の他のOHBの
処理を行う他OHB処理部、235はマルチプレクサ/
デマルチプレクサであり、分岐路32より入力した主信
号を多重化すると共に、主信号を分離して分岐路32に
送出するもの、236は電気信号を光信号に変換して光
伝送路に送出し、光伝送路から入力された光信号を電気
信号に変換してOHB制御部に入力する変換部である。
【0026】(b)アラーム転送制御 (b-1) ネットワーク装置のアラームソート/蓄積部の処
理 図3はネットワーク装置におけるアラームソート/蓄積
部212の処理フローである。ネットワーク装置内にア
ラームが発生すると、アラーム収集部211はアラーム
を収集し(ステップ101)、アラームソート/蓄積部
212はアラームを重要度順にソートして記憶する(ス
テップ102)。ついで、アラームソート/蓄積部21
2はアラーム制御/処理部213にアラームの出力要求を
出す(ステップ103)。この出力要求に対してアラー
ム制御/処理部213より出力許可が出されたかチェッ
クし(ステップ104)、出力許可が出されなければス
テップ101以降のアラーム収集、蓄積処理を行う。
尚、アラーム制御/処理部213は、データ通信チャ
ネルDCCが使用中でない場合、及び、データ通信チ
ャネルDCCが使用中であっても、ネットワーク管理装
置22から出力許可が指示された時、アラームソート/
蓄積部212に出力許可を出す。
【0027】しかし、出力許可が出されれば、アラーム
ソート/蓄積部212は重要度の高い順にアラームを1
つ出力する(ステップ105)。ついで、最後のアラー
ムを出力したかチェックし(ステップ106)、最後で
なければ、アラーム制御/処理部213より出力停止要
求があったかチェックし(ステップ107)、出力停止
要求がなければ、ステップ106以降の処理を行う。
尚、アラーム制御/処理部213は、アラーム送信中に
他のネットワーク装置で重要度が大きなアラームが発生
してネットワーク管理装置22から出力停止が指示され
た時、アラームソート/蓄積部212に出力停止要求を
出す。最後のアラームを出力した場合、あるいは、アラ
ーム制御/処理部213より出力停止要求があった場合
にははじめに戻りアラームの収集を行う。
【0028】(b-2) ネットワーク装置のアラーム制御/
処理部の処理 図4はネットワーク装置のアラーム制御/処理部213
の処理フローである。アラームソート/蓄積部212
らアラーム出力要求が出されると(ステップ151)、
アラーム制御/処理部213はDバイト処理部214を介
してデータ通信チャネルDCCが使用中であるかチェッ
クする(ステップ152)。Dバイト処理部214は常
時Dバイトデータに基づいてデータ通信チャネルDCC
の使用状況を監視している。
【0029】データ通信チャネルDCCが使用中でなけ
れば、アラーム制御/処理部213はアラームソート/
蓄積部212にアラームの出力を許可し(ステップ15
3)、アラームソート/蓄積部212より1つのアラー
ムを受信する(ステップ154)。ついで、受信したア
ラームをDバイト処理部214に入力する(ステップ1
55)。Dバイト処理部214は入力されたアラームを
用いてHDLCフレームを作成し、該HDLCフレーム
を3バイトの組に分割し、各組の第1〜第3バイトデー
タをD1〜D3バイトデータとして順次OHB制御部2
6に入力する。OHB制御部216は、D1〜D3バイ
トデータを順次SDHフレームのオーバヘッドに組み込
みデータ通信チャネルDCCによりネットワーク管理装
置22に伝送する。この結果、アラームはネットワーク
管理装置22に伝送される。
【0030】しかる後、アラーム制御/処理部213
最後のアラームかチェックする(ステップ156)。最
後のアラームであれば、アラームソート/蓄積部212
に出力停止要求を出す(ステップ157)。最後のアラ
ームでなければ、ネットワーク管理装置22よりデータ
通信チャネルDCCを介して出力停止が指示されたかチ
ェックする(ステップ158)。尚、第1のネットワー
ク装置がアラーム伝送中に、第2のネットワーク装置で
重要度の高いアラームが発生し、第2のネットワーク装
置がネットワーク管理装置22にアラーム出力許可要求
を出すと、ネットワーク管理装置22はアラーム伝送中
の第1のネットワーク装置に対してアラーム出力停止を
指示する。ゲートウェイネットワーク装置23はこの停
止指示に基づいてデータ通信チャネルDCCにより第1
のネットワーク装置にアラーム出力停止データを伝送す
る。第1のネットワーク装置のOHB制御部216はD
バイトを分離してDバイト処理部214に入力し、Dバ
イト処理部214は受信データを分析してアラーム制御
/処理部213にアラーム出力停止が指示されている旨
を通知する。
【0031】ステップ158において、出力停止が指示
されていれば、アラームソート/蓄積部212に出力停
止要求を出す(ステップ157)。指示されていなけれ
ば、ステップ153以降の処理を繰り返す。一方、ステ
ップ152においてデータ通信チャネルDCCが他のネ
ットワーク装置により使用中の場合は、アラーム制御/
処理部213はアラームソート/蓄積部212に1つだけ
アラームの出力を許可し(ステップ161)、アラーム
ソート/蓄積部212より1つのアラームを受信する
(ステップ162)。ついで、受信したアラームの重要
度を識別し、該アラーム重要度と自分の装置アドレス
(NEアドレス)をZ1バイト処理部215に入力する
(ステップ163)。
【0032】Z1バイト処理部215は重要度及び装置
アドレスをZ1バイト形式に変換してOHB制御部21
6に入力する。OHB制御部216は、Z1バイトデータ
を順次SDHフレームのオーバヘッドに組み込みゲート
ウェイネットワーク装置23を介してネットワーク管理
装置22に伝送する。これにより、アラーム重要度及び
装置アドレスを含むアラーム出力許可要求はゲートウェ
イネットワーク装置23を介してネットワーク管理装置
22に伝送される。ネットワーク管理装置22は現在受
信中のアラーム重要度とZ1バイトで出力許可要求され
たアラームの重要度を比較し、後者の重要度が大きいと
きは、現在、データ通信チャネルDCCにより伝送して
いるアラームの伝送停止を指示すると共に、出力許可要
求に対して出力を許可する。一方、出力許可要求された
アラームの重要度がデータ通信チャネルDCCにより受
信中のアラーム重要度より小さい場合には、ネットワー
ク管理装置22は出力許可要求に対して出力を許可しな
い。ゲートウェイネットワーク装置23のZ1バイト処
理部は、ネットワーク管理装置22からの出力許可/不
許可応答データを用いてZ1バイトを作成してOHB制
御部231に入力する。OHB制御部231は、Z1バイ
トデータを順次SDHフレームのオーバヘッドに組み込
み伝送路に送出する。
【0033】ネットワーク装置のOHB制御部216
Z1バイトを分離してZ1バイト処理部215に入力
し、Z1バイト処理部215はZ1バイトデータ(重要
度比較結果に応じた許可/不許可指示)を分析して許
可、不許可をアラーム制御/処理部213に通知する
(ステップ164)。アラーム制御/処理部213は出
力許可、不許可を識別し(ステップ165)、出力不許
可であれば、ステップ152以降の処理を繰り返す。一
方、出力が許可されていれば、ステップ153以降の処
理を行って発生した重要度の高いアラームをネットワー
ク管理装置22に伝送する。
【0034】(b-3) ネットワーク装置のZ1バイト処理
部の処理 図5はネットワーク装置のZ1バイト処理部215の処
理フローである。Z1バイト処理部215は、アラーム
制御/処理部213から重要度及び装置アドレスを受信
すれば(図4のステップ163参照)、これらをZ1バ
イト形式に変換してOHB制御部216に入力する(ス
テップ201、202)。以後、ゲートウェイネットワ
ーク装置23より伝送されてくるZ1バイト(重要度比
較結果に応じた許可/不許可指示)をOHB制御部21
6より受信し(ステップ203)、Z1バイトデータを
分析して許可、不許可をアラーム制御/処理部213
通知する(ステップ204、図4のステップ164に対
応)。
【0035】(b-4) ゲートウェイネットワーク装置のZ
1バイト処理部の処理 図6はゲートウェイネットワーク装置22のZ1バイト
処理部233の処理フローである。ゲートウェイネット
ワーク装置23のOHB制御部231はネットワーク装
置から伝送されてくるSDHフレームよりD1〜D3バ
イト及びZ1バイトを抽出し、D1〜D3バイトをDバ
イト制御/処理部232に入力し、Z1バイトをZ1バ
イト処理部233に入力する。Dバイト制御/処理部2
2はD1〜D3バイトデータよりHDLCフレームを
復元し、該HDLCフレームに含まれるアラームデータ
をネットワーク管理装置22に入力する。
【0036】Z1バイト処理部233はZ1バイト形式
のデータをアラーム重要度及び装置アドレスに逆変換し
(ステップ231)、得られたアラーム重要度をネット
ワーク管理装置22のアラーム重要度比較部223に入
力する(ステップ232)。アラーム重要度比較部22
3は現在受信中のアラーム重要度とZ1バイト処理部2
3から入力されたアラームの重要度を比較し、後者の
重要度が大きいときは、データ通信チャネルDCCによ
るアラームの伝送停止を指示すると共に、出力許可要求
に対して出力を許可する。一方、Z1バイト処理部23
3から入力されたアラームの重要度が現在受信中のアラ
ーム重要度より小さい場合には、アラーム重要度比較部
223は出力許可要求に対して出力を許可しない。
【0037】Z1バイト処理部233はアラーム重要度
比較部233から比較結果(出力許可/不許可)を受信
すれば(ステップ233)、出力許可/不許可応答デー
タをZ1バイトのデータ形式に変換してOHB制御部2
1に入力する(ステップ234)。OHB制御部231
は、Z1バイトデータを順次SDHフレームのオーバヘ
ッドに組み込み伝送路に送出する。この結果、比較結果
(出力許可/不許可)がネットワーク装置のアラーム制
御/処理部213に通知される。
【0038】(b-5) ネットワーク管理装置のアラーム重
要度識別部の処理 図7はネットワーク管理装置22のアラーム重要度識別
部222の処理フローである。ゲートウェイネットワー
ク装置23のDバイト制御/処理部232からアラーム
を受信すると(ステップ251)、アラームの重要度を
識別し、該アラーム重要度をアラーム重要度比較部22
3に入力する(ステップ252)。ついで、Dバイト制
御/処理部232から受信したアラームをそのままアラ
ーム処理部231に入力し(ステップ253)、はじめ
に戻り以降の処理を繰り返す。
【0039】(b-6) ネットワーク管理装置のアラーム重
要度比較部の処理 図8はネットワーク管理装置22のアラーム重要度比較
部233の処理フローである。アラーム重要度比較部2
3は、ゲートウェイネットワーク装置23のZ1バイ
ト処理部233から入力されたアラーム出力許可要求に
かかわるアラーム重要度を認識すると共に(ステップ2
71)、アラーム重要度識別部222から入力された現
在受信中のアラームの重要度を認識する(ステップ27
2)。
【0040】ついで、アラーム出力許可要求にかかわる
アラームの重要度が現在受信中のアラームの重要度より
大きいか判別する(ステップ273)。アラーム出力許
可要求にかかわるアラームの重要度が現在受信中のアラ
ームの重要度より大きければ、ゲートウェイネットワー
ク装置23のZ1バイト処理部233にアラーム出力許
可を入力すると共に、Dバイト制御/処理部232にア
ラーム出力停止要求を入力する(ステップ274)。ゲ
ートウェイネットワーク装置23のZ1バイト処理部2
3は、ネットワーク管理装置22からの出力許可指示
に基づいてZ1バイトを作成してOHB制御部231
入力する。OHB制御部231は、Z1バイトデータを
順次SDHフレームのオーバヘッドに組み込み伝送路に
送出する。又、Dバイト制御/処理部232は、アラー
ム出力停止要求に基づいてデータ通信チャネルDCCに
より現在アラーム伝送中のネットワーク装置にアラーム
出力停止を指示する。
【0041】一方、アラーム重要度比較部223はアラ
ーム出力許可要求にかかわるアラーム重要度が現在受信
中のアラームの重要度より小さければ、ゲートウェイネ
ットワーク装置23のZ1バイト処理部233にアラー
ム出力不許可を入力する(ステップ275)。ゲートウ
ェイネットワーク装置23のZ1バイト処理部23
3は、ネットワーク管理装置22からの出力不許可指示
に基づいてZ1バイトを作成してOHB制御部231
入力する。OHB制御部231は、Z1バイトデータを
順次SDHフレームのオーバヘッドに組み込み伝送路に
送出する。以上により、他のネットワーク装置がアラー
ム伝送中であっても、自ネットワーク装置に重要度が大
きいアラームが発生したときは該アラームを優先してネ
ットワーク管理装置に伝送できる。 (c)変形例 以上ではネットワーク管理装置において、重要度の大小
比較、比較結果による出力許可/不許可制御を行った
が、これら処理をゲートウェイネットワーク装置で行う
ようにすることもできる。
【0042】(B)第2実施例 第2実施例では、第1のネットワーク装置によるアラー
ム伝送中に、第2のネットワーク装置に重要度の大きな
アラームが発生したとき、第1のネットワーク装置によ
るアラーム出力を停止し、以後、第2のネットワーク装
置がデータ通信チャネルDCCを専有してアラームを伝
送する。第2のネットワーク装置が重要度順にアラーム
を伝送し、アラームの重要度が第1のネットワーク装置
のアラーム重要度より小さくなった時、自動的に第2の
ネットワーク装置によるアラーム伝送を停止し、以後、
第1のネットワーク装置がデータ通信チャネルDCCを
専有してアラーム伝送を再開する。このようにすれば、
重要度の大きなアラームを常に優先して伝送できる。
尚、第2実施例のSDH伝送システムの構成は第1実施
例と同一である。又、アラームソート/蓄積部212
Z1バイト処理部215、ゲートウェイネットワーク装
置のZ1バイト処理部233、ネットワーク管理装置の
アラーム重要度識別部222の処理も第1実施例とほぼ
同様である。
【0043】(a) アラーム重要度比較部の処理 図9は第2実施例におけるアラーム重要度比較部223
の処理フローである。アラーム重要度比較部223は、
ゲートウェイネットワーク装置23のZ1バイト処理部
233から入力されたアラーム出力許可要求にかかわる
アラーム重要度を認識すると共に(ステップ301)、
アラーム重要度識別部222から入力された現在受信中
のアラームの重要度を認識する(ステップ302)。
【0044】ついで、アラーム出力許可要求にかかわる
アラームの重要度が現在受信中のアラームの重要度より
大きいか判別する(ステップ303)。アラーム出力許
可要求にかかわるアラームの重要度が現在受信中のアラ
ームの重要度より大きければ、ゲートウェイネットワー
ク装置23のZ1バイト処理部233にアラーム出力許
可を入力すると共に現在受信中のアラームの重要度を入
力する(ステップ304)。ついで、Dバイト制御/処
理部232にアラーム出力停止要求を入力する(ステッ
プ305)。ゲートウェイネットワーク装置23のZ1
バイト処理部233は、ネットワーク管理装置22から
入力された出力許可指示及び重要度に基づいてZ1バイ
トを作成してOHB制御部231に入力する。OHB制
御部231は、Z1バイトデータを順次SDHフレーム
のオーバヘッドに組み込み伝送路に送出する。又、Dバ
イト制御/処理部232は、アラーム出力停止要求に基
づいてデータ通信チャネルDCCにより現在アラーム伝
送中のネットワーク装置にアラーム出力停止を指示す
る。
【0045】一方、アラーム重要度比較部223はアラ
ーム出力許可要求にかかわるアラームの重要度が現在受
信中のアラームの重要度より小さければ、ゲートウェイ
ネットワーク装置23のZ1バイト処理部233にアラ
ーム出力不許可を入力する(ステップ306)。ゲート
ウェイネットワーク装置23のZ1バイト処理部23 3
は、ネットワーク管理装置22からの出力不許可指示に
基づいてZ1バイトを作成してOHB制御部231に入
力する。OHB制御部231は、Z1バイトデータを順
次SDHフレームのオーバヘッドに組み込み伝送路に送
出する。
【0046】(b) アラーム制御/処理部の処理 図10は第2実施例のアラーム制御/処理部213の処
理フローである。アラームソート/蓄積部212からア
ラーム出力要求が出されると(ステップ351)、アラ
ーム制御/処理部213はDバイト処理部214を介して
データ通信チャネルDCCが使用中であるかチェックす
る(ステップ352)。データ通信チャネルDCCが使
用中でなければ、アラーム制御/処理部213はアラー
ムソート/蓄積部212にアラームの出力を許可し(ス
テップ353)、アラームソート/蓄積部212より1
つのアラームを受信する(ステップ354)。ついで、
受信したアラームをDバイト処理部214に入力する
(ステップ355)。Dバイト処理部214は入力され
たアラームを用いてHDLCフレームを作成し、該HD
LCフレームを3バイトの組に分割し、各組の第1〜第
3バイトデータをD1〜D3バイトデータとして順次O
HB制御部216に入力する。OHB制御部216は、D
1〜D3バイトデータを順次SDHフレームのオーバヘ
ッドに組み込みデータ通信チャネルDCCによりネット
ワーク管理装置22に伝送する。この結果、アラームは
ネットワーク管理装置22に伝送される。
【0047】しかる後、アラーム制御/処理部213
最後のアラームかチェックする(ステップ356)。最
後のアラームであれば、アラームソート/蓄積部212
に出力停止要求を出す(ステップ357)。最後のアラ
ームでなければ、ネットワーク管理装置22よりデータ
通信チャネルDCCを介して出力停止が指示されたかチ
ェックする(ステップ358)。尚、第1のネットワー
ク装置がアラーム伝送中に、第2のネットワーク装置で
重要度の高いアラームが発生し、第2のネットワーク装
置がネットワーク管理装置22に対してアラーム出力許
可要求を出すと、ネットワーク管理装置22は第1のネ
ットワーク装置に対して現在伝送中のアラームの伝送停
止を指示する。ステップ358において、出力停止が指
示されていれば、アラームソート/蓄積部212に出力
停止要求を出す(ステップ357)。指示されていなけ
れば、ステップ353以降の処理を繰り返す。
【0048】一方、ステップ352においてデータ通信
チャネルDCCが他のネットワーク装置により使用中の
場合は、アラーム制御/処理部213はアラームソート
/蓄積部212に1つだけアラームの出力を許可し(ス
テップ361)、アラームソート/蓄積部212より1
つのアラームを受信する(ステップ362)。ついで、
受信したアラームの重要度を識別し、該アラーム重要度
と自分の装置アドレスをZ1バイト処理部215に入力
する(ステップ363,364)。これにより、Z1バ
イト処理部215は重要度及び装置アドレスをZ1バイ
ト形式に変換してOHB制御部216に入力する。OH
B制御部216は、Z1バイトデータを順次SDHフレ
ームのオーバヘッドに組み込みゲートウェイネットワー
ク装置23を介してネットワーク管理装置22に伝送す
る。この結果、アラーム重要度及び装置アドレスを含む
アラーム出力許可要求はゲートウェイネットワーク装置
23を介してネットワーク管理装置22に伝送される。
【0049】ネットワーク管理装置22のアラーム重要
度比較部223は、図9で説明したように現在受信中の
アラーム重要度とZ1バイトで出力許可要求されたアラ
ームの重要度を比較し、後者の重要度が大きいときは、
現在、データ通信チャネルにより伝送しているアラーム
の伝送停止を指示すると共に、Z1バイト処理部23 3
に出力許可指示及び今まで受信していたアラームの重要
度を入力する。Z1バイト処理部233は、ネットワー
ク管理装置22から入力された出力許可指示及び重要度
に基づいてZ1バイトを作成してOHB制御部231
入力する。OHB制御部231は、Z1バイトデータを
順次SDHフレームのオーバヘッドに組み込み伝送路に
送出する。
【0050】一方、ネットワーク管理装置22は、出力
許可要求されたアラームの重要度が現在受信中のアラー
ム重要度より小さい場合には、出力不許可をZ1バイト
処理部233に入力する。Z1バイト処理部233は、ネ
ットワーク管理装置22から入力された出力不許可指示
に基づいてZ1バイトを作成してOHB制御部231
入力する。OHB制御部231は、Z1バイトデータを
順次SDHフレームのオーバヘッドに組み込み伝送路に
送出する。ネットワーク装置のOHB制御部216はZ
1バイトを分離してZ1バイト処理部215に入力し、
Z1バイト処理部215はZ1バイトデータ(重要度並
びに重要度比較結果)に含まれるアラーム許可/不許可
及び許可の場合には重要度をアラーム制御/処理部21
3に通知する。アラーム制御/処理部213は出力許可/
不許可及び重要度を受信すると(ステップ365)、ア
ラームの出力許可/不許可を判別し(ステップ36
6)、アラーム出力不許可であれば、ステップ352以
降の処理を繰り返す。
【0051】一方、アラーム出力が許可されていれば、
出力許可と同時に通知されている重要度を識別し(ステ
ップ367)、ついで、アラームソート/蓄積部212
から入力されたアラームの重要度G1とネットワーク管
理装置から通知されている重要度G0の大小を比較する
(ステップ368)。G1≧G0であれば、アラーム制御
/処理部213はアラームソート/蓄積部212にアラー
ムの出力を許可し(ステップ369)、アラームソート
/蓄積部212より1つのアラームを受信する(ステッ
プ370)。ついで、受信したアラームをDバイト処理
部214を介してデータ通信チャネルDCCでネットワ
ーク管理装置22に伝送する(ステップ371)。以
後、ステップ368以降の処理を繰り返す。又、ステッ
プ368において、G1<G0の場合には、アラームソー
ト/蓄積部212に出力停止要求を出すと共に、データ
通信チャネルDCCを解放してアラームの伝送を停止す
る(ステップ372)。これにより、以後、アラーム伝
送を停止させられた他のネットワーク装置がアラームの
伝送を再開する。
【0052】(C)第3実施例 第1、第2実施例では、重要度比較をネットワーク管理
装置22において行ったが、第3実施例では重要度比較
を各ネットワーク装置で実行する。又、第1、第2実施
例ではアラーム出力許可要求に対してネットワーク管理
装置22が許可/不許可を指示したが、第3実施例では
ゲートウェイネットワーク装置が許可を指示する。又、
第1、第2実施例では複数のネットワーク装置からの出
力許可要求が重なる場合を考慮しなかったが、第3実施
例では書き替えフラグを導入して複数のネットワーク装
置からの出力許可要求が重なる場合を考慮する。
【0053】(a)構成 図11は本発明の第3実施例のSDH伝送システムの構
成図である。図中、20a,20b,20c・・・はS
DHフレームを伝送する光伝送路、21a,21b,2
1c・・・は光伝送路により接続された複数のネットワ
ーク装置(NE#1,NE#2,NE#3・・・)、2
2は各ネットワーク装置から伝送されてくるアラームを
受信して所定のアラーム処理を行うネットワーク管理装
置(MNS)、23は各ネットワーク装置からデータ通
信チャネルDCCにより送られてくるアラーム情報を抽
出してネットワーク管理装置22に入力するゲートウェ
イネットワーク装置(GNE)である。
【0054】ネットワーク装置21a〜21cにおい
て、211はアラーム収集部、212は発生したアラーム
を重要度(Critical、Major, Minor, Warning等)順にソ
ートして蓄積するアラームソート/蓄積部、213はア
ラーム制御/処理部であり、データ通信チャネルDCC
が使用中であるか否か及びアラーム出力要求に対してゲ
ートウェイネットワーク装置よりアラーム出力が許可さ
れたか否か等に基づいてアラーム出力/停止等の制御を
行う。214はDバイト処理部であり、アラームデータ
を含むHDLCフレームの作成、該HDLCフレームよ
りDバイトデータの作成及び出力、伝送されてきたDバ
イトデータからHDLCフレームの復元、分析等の処理
を行う。
【0055】215はZ1バイト処理部である。ネット
ワーク装置21a〜21cはデータ通信チャネルDCC
が使用中の場合、オーバヘッドバイトOHBの未定義バ
イト(Z1バイト)を用いてアラーム出力要求をゲート
ウェイネットワーク装置23に伝送し、ゲートウェイネ
ットワーク装置23はアラーム出力要求に対してZ1バ
イトを用いてネットワーク装置にアラーム出力許可応答
をする。又、ゲートウェイネットワーク装置23は常時
データ通信チャネルDCCにより伝送中のアラームの重
要度とアラーム送信元の装置アドレスをZ1バイトを用
いて伝送路に送出する。Z1バイト処理部215はかか
るZ1バイトの作成及び出力、伝送されてきたZ1バイ
トの内容分析処理等を行う。
【0056】216はオーバヘッドバイト(OHB)の
挿入/分離を行うOHB制御部、217はDバイト以外
の他のOHBの処理を行う他OHB処理部、218はマ
ルチプレクサ/デマルチプレクサであり、分岐路31a
〜31cより入力した主信号を多重化すると共に、主信
号を分離して分岐路31a〜31cに送出するもの、2
9〜2110は電気信号を光信号に変換して光伝送路に
送出し、光伝送路から入力された光信号を電気信号に変
換してOHB制御部に入力する変換部である。2111
アラーム重要度比較部であり、データ通信チャネルDC
Cにより現在伝送中のアラームの重要度と自装置内に発
生したアラームの重要度との大小を比較するものであ
る。ネットワーク管理装置22において、221は伝送
されてきたアラームの分析を行うアラーム処理部、22
2は現在受信しているアラームの重要度を識別すると共
に受信したアラームをアラーム処理部22に入力するア
ラーム重要度識別部である。
【0057】ゲートウェイネットワーク装置23におい
て、231はオーバヘッドバイト(OHB)の挿入/分
離を行うOHB制御部、232はDバイト制御/処理部
である。Dバイト制御/処理部232は伝送されてきた
DバイトデータからHDLCフレームを復元し、該HD
LCフレームに含まれるアラームデータをネットワーク
管理装置22に入力し、又、ネットワーク装置に伝送す
べきデータを含むHDLCフレームを作成すると共に、
該HDLCフレームよりDバイトデータを作成して出力
する等の処理を行う。233はZ1バイト処理部であ
り、ネットワーク装置21a〜21cよりZ1バイトで
伝送されてきたアラーム出力許可要求を識別し、該アラ
ーム出力許可要求元にZ1バイトでアラーム出力許可応
答すると共に、Dバイト制御/処理部232にアラーム
出力停止要求を入力する。又、現在データ通信チャネル
DCCにより伝送中のアラームの重要度とアラーム送信
元の装置アドレスをZ1バイトを用いて伝送路に送出す
る。234はDバイト,Z1バイト以外の他のOHBの
処理を行う他OHB処理部、235はマルチプレクサ/
デマルチプレクサであり、分岐路32より入力した主信
号を多重化すると共に、主信号を分離して分岐路32に
送出するもの、23 6は電気信号を光信号に変換して光
伝送路に送出し、光伝送路から入力された光信号を電気
信号に変換してOHB制御部に入力する変換部である。
【0058】(b)アラーム転送制御 (b-1) ネットワーク装置のアラーム制御/処理部の処理 図12はネットワーク装置におけるアラーム制御/処理
部213の処理フローである。ネットワーク装置内にア
ラームが発生すると、アラーム収集部211はアラーム
を収集し、アラームソート/蓄積部212はアラームを
重要度順にソートして記憶する。ついで、アラームソー
ト/蓄積部212はアラーム制御/処理部213にアラー
ムの出力要求を出す。
【0059】アラーム制御/処理部213はアラームソ
ート/蓄積部212からアラーム出力要求を受信すると
(ステップ401)、アラームソート/蓄積部212
1つだけアラームの出力を許可し(ステップ402)、
アラームソート/蓄積部212より1つのアラームを受
信する(ステップ403)。ついで、アラーム制御/処
理部213は受信したアラームの重要度を認識する(ス
テップ404)。しかる後、アラーム制御/処理部21
3は、ゲートウェイネットワーク装置23よりDバイト
処理部214を介して出力停止が指示されたかチェック
する(ステップ406)。自ネットワーク装置がアラー
ム伝送中に、他のネットワーク装置で重要度の高いアラ
ームが発生し、該他のネットワーク装置がゲートウェイ
ネットワーク装置23にアラーム出力許可要求を出す
と、ゲートウェイネットワーク装置23は現在伝送中の
アラームの伝送停止をデータ通信チャネルDCCにより
指示する。ネットワーク装置のOHB制御部216はD
バイトを分離してDバイト処理部214に入力し、Dバ
イト処理部214は受信データを分析してアラーム制御
/処理部213にアラーム出力停止が指示されている旨
を通知する。
【0060】アラーム制御/処理部213は、出力停止
が指示されていれば、アラームソート/蓄積部212
出力停止要求を出す(ステップ407)。指示されてい
なければ、Dバイト処理部214よりDバイト情報を受
信し(ステップ408)、該Dバイト情報を参照してデ
ータ通信チャネルDCCが使用中であるかチェックする
(ステップ409)。データ通信チャネルDCCが使用
中でなければ、ゲートウェイネットワーク装置23より
データ通信チャネルDCCによるデータ伝送が許可され
ているかDバイト処理部214を介してチェックし(ス
テップ410)、許可されていれば、Dバイト処理部2
4にアラーム、アラーム重要度、装置アドレスを送出
する(ステップ411)。Dバイト処理部214はこれ
らデータをデータ通信チャネルDCCによりゲートウェ
イネットワーク装置23に伝送し、ゲートウェイネット
ワーク装置23は受信したアラームをネットワーク管理
装置22に入力する。
【0061】ステップ410において、データ通信チャ
ネルDCCによるデータ伝送が許可されていなければ、
アラーム制御/処理部213はDバイト処理部214にア
ラーム出力要求を出す(ステップ412)。これによ
り、Dバイト処理部214はデータ通信チャネルDCC
によるデータ伝送の許可要求をゲートウェイネットワー
ク装置23に送出し、ゲートウェイネットワーク装置2
3からデータ伝送の許可を受信すれば、アラーム制御/
処理部213にアラーム出力を許可する(ステップ41
3)。アラーム出力が許可されるとアラーム制御/処理
部213はDバイト処理部214にアラーム、アラーム重
要度、装置アドレスを送出する(ステップ411)。D
バイト処理部214はデータ通信チャネルDCCにより
これらデータをゲートウェイネットワーク装置23に伝
送し、ゲートウェイネットワーク装置23は受信したア
ラームをネットワーク管理装置22に入力する。
【0062】一方、ステップ409において、データ通
信チャネルDCCが使用中の場合には、アラーム重要度
比較部2111に伝送したいアラームの重要度を入力する
(ステップ414)。アラーム重要度比較部2111は、
現在データ通信チャネルDCCにより伝送されているア
ラームの送信元が自ネットワーク装置の場合にはアラー
ム制御/処理部213にアラーム出力要求を出す(ステ
ップ415)。このアラーム出力要求を受信すれば、ア
ラーム制御/処理部213はDバイト処理部214にアラ
ーム、アラーム重要度、装置アドレスを送出する(ステ
ップ411)。Dバイト処理部214はデータ通信チャ
ネルDCCによりこれらデータをゲートウェイネットワ
ーク装置23に対して伝送し、ゲートウェイネットワー
ク装置23は受信したアラームをネットワーク管理装置
22に入力する。
【0063】(b-2) アラーム重要度比較部の処理 図13はネットワーク装置におけるアラーム重要度比較
部2111の処理フローである。アラーム重要度比較部2
11はアラーム制御/処理部213よりアラーム重要度
を受信すると(ステップ451)、Z1バイト処理部2
5に現在データ通信チャネルDCCにより伝送されて
いるアラームの重要度、アラーム送出元の装置アドレ
ス、書き替えフラグを要求する(ステップ452)。
尚、ゲートウェイネットワーク装置23は、データ通信
チャネルDCCにより現在伝送されているアラームの重
要度及び送出元の装置アドレスを、常時Z1バイトで送
出している。従って、Z1バイト処理部215はOHB
制御部216を介してZ1バイトを受信し、Z1バイト
を分析してアラーム重要度、装置アドレスを認識する。
又、ネットワーク装置はデータ通信チャネルDCCによ
り伝送されているアラームより重要度が大きなアラーム
が自装置内に発生すると、ゲートウェイネットワーク装
置23にZ1バイトでアラーム出力許可要求を送出す
る。このとき、ネットワーク装置はアラーム出力許可要
求中であることを他ネットワーク装置に報知するために
Z1バイトの書き替えフラグを”1”にする。以上によ
り、Z1バイト処理部215はOHB制御部216を介し
てZ1バイトを受信し、Z1バイトを分析して書き替え
フラグが”1”であるか”0”であるか識別する。
【0064】アラーム重要度比較部2111はZ1バイト
処理部215よりアラームの重要度、アラーム送出元の
装置アドレス、書き替えフラグを受信すれば(ステップ
453)、アラーム送出元の装置アドレスと自装置アド
レスが一致するかチェックする(ステップ454)。一
致すれば、現在自装置のアラームが送出されていること
を示しているから、アラーム制御/処理部213にアラ
ーム出力許可を出力する(ステップ455)。これによ
り、アラーム制御/処理部213はDバイト処理部214
にアラーム、アラーム重要度、装置アドレスを送出する
(図12のステップ411参照)。
【0065】アラーム送出元の装置アドレスと自装置ア
ドレスが一致しなければ、アラーム制御/処理部213
より受信したアラーム重要度G1とデータ通信チャネル
DCCにより現在伝送されているアラームの重要度G0
との大小を比較する(ステップ456)。G1<G0であ
れば、自装置に出力優先権がないことを示しているため
ステップ451に戻り、以降の処理を繰り返す。しか
し、G1≧G0であれば、Z1バイトの書き替えフラグ
が”0”であるか、すなわち、他のネットワーク装置が
アラーム出力許可要求中であるかチェックし(ステップ
457)、書き替えフラグが”1”で、他のネットワー
ク装置がアラーム出力許可要求中の場合には、ステップ
451に戻り、以降の処理を繰り返す。尚、他ネットワ
ーク装置の出力許可要求が終われば、書き換えフラグ
は”0”になる。
【0066】一方、書き替えフラグが”0”で、他のネ
ットワーク装置がアラーム出力許可要求中でない場合に
は、Z1バイト処理部215にZ1バイトの書き換えを
要求する(ステップ458)。これにより、Z1バイト
処理部215はZ1バイトに自装置が伝送しようとして
いるアラームの重要度、自装置の装置アドレス、書き換
えフラグ(=”1”)を書き込んでゲートウェイネット
ワーク装置23に出力許可要求を送る。
【0067】(b-3) Z1バイト処理部の処理 図14はネットワーク装置におけるZ1バイト処理部2
5の処理フローである。Z1バイト処理部215はアラ
ーム制御/処理部213よりアラーム重要度、装置アド
レス、書き換えフラグが要求されると(図13のステッ
プ452参照)、OHB制御部216よりZ1バイトを
取り込み、データ通信チャネルDCCにより現在伝送さ
れているアラームの重要度、装置アドレス、書き換えフ
ラグを識別し(ステップ501)、これらをアラーム重
要度比較部2111に入力する(ステップ502)。つい
で、アラーム重要度比較部2111からZ1バイト書き換
え要求があるかチェックし(ステップ503)、なけれ
ばステップ501以降の処理を繰り返す。
【0068】しかし、アラーム重要度比較部2111から
Z1バイトの書き換え要求があれば(図13のステップ
458参照)、Z1バイト処理部215は上り/下り両
方向のZ1バイトに所定のデータを書き込んでOHB制
御部216に入力する(ステップ504)。すなわち、
Z1バイト処理部215は、上り方向(ゲートウェイネ
ットワーク装置側)に送出するZ1バイトに、自装置が
伝送しようとしているアラームの重要度、自装置の装置
アドレス、書き換えフラグ(=”1”)を書き込んでO
HB制御部216に入力する。これにより、OHB制御
部216は受信したZ1バイトを上り方向のSDHフレ
ームのオーバヘッドに組み込んでゲートウェイネットワ
ーク装置23に向けて光伝送路に送出する。又、Z1バ
イト処理部215は、下り方向(ゲートウェイネットワ
ーク装置と反対側)に送出するZ1バイトの書き換えフ
ラグを”1”にしてOHB制御部216に入力する。こ
れにより、OHB制御部216は受信したZ1バイトを
下り方向のSDHフレームのオーバヘッドに組み込んで
下り方向の光伝送路に送出する。
【0069】(b-4) ゲートウェイネットワーク装置のZ
1バイト処理部の処理 図15はゲートウェイネットワーク装置23におけるZ
1バイト処理部233の処理フローである。ゲートウェ
イネットワーク装置23のZ1バイト処理部233は、
伝送路よりZ1バイトを受信すれば(ステップ55
1)、Z1バイトに含まれる書き換えフラグが”1”で
あるか、換言すれば、あるネットワーク装置がアラーム
出力許可要求をしているかチェックする(ステップ55
2)。書き換えフラグが”0”で、いずれのネットワー
ク装置もアラーム出力許可要求をしていない場合には、
データ通信チャネルDCCにより現在伝送されているア
ラームの重要度と送出元の装置アドレスをDバイト制御
/処理部232より受信して認識する(ステップ55
3)。ついで、Z1バイト処理部233はZ1バイトに
これらアラーム重要度と装置アドレスを書き込み、OH
B制御部231を介して伝送路に送出する(ステップ5
54)。
【0070】一方、ステップ552において、書き換え
フラグが”1”で、いずれかのネットワーク装置がアラ
ーム出力許可要求を出している場合には、Z1バイト処
理部233はZ1バイトの書き換えフラグを”0”に戻
す(ステップ555)。ついで、Z1バイト処理部23
3は、Dバイト制御/処理部232を介して現アラーム
送出元装置にアラーム出力停止を指示すると共に、D
バイト制御/処理部232を介して、Z1バイトに含ま
れる装置アドレスにアラーム出力を許可する(ステップ
556)。以後、ステップ553以降の処理を実行す
る。
【0071】以上のように、第3実施例によれば、アラ
ームの重要度比較を各ネットワーク装置で分散して実行
し、重要度比較の結果に基づいてアラーム出力許可要求
をゲートウェイネットワーク装置に送出し、ゲートウェ
イネットワーク装置はアラーム出力許可要求に対して許
可を指示する。この結果、ネットワーク管理装置の負荷
を軽減できる。又、第3実施例によれば、書き替えフラ
グを導入して複数のネットワーク装置からの出力許可要
求が重ならないようにしたから、円滑なアラーム伝送制
御ができる。以上、第3実施例では書き換えフラグを導
入した場合について説明したが、必ずしも書き換えフラ
グを導入する必要はない。以上、本発明を実施例により
説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主
旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排
除するものではない。
【0072】
【発明の効果】以上本発明によれば、他のネットワーク
装置がアラーム伝送中であっても、自ネットワーク装置
に重要度が大きいアラームが発生したときは該アラーム
を優先してネットワーク管理装置に伝送でき、短時間で
重要度の大きなアラーム発生を保守者に通知できる。本
発明によれば、アラーム出力要求を出したネットワーク
装置にアラーム伝送許可を指示する際、それまで受信し
ていたアラームの重要度を通知し、ネットワーク装置は
重要度順にデータ通信チャネルによりアラームを伝送
し、伝送すべきアラームの重要度が前記通知された重要
度より小さくなったとき、データ通信チャネルを解放し
てアラームの伝送を停止するようにしたから、重要度の
高いアラームの優先伝送を完了後、アラーム伝送を停止
された他のネットワーク装置がアラームの伝送を再開す
ることができる。
【0073】本発明によれば、現在伝送中のアラームの
重要度と自ネットワーク装置内に発生したアラームの重
要度との比較をネットワーク装置で実行し、重要度比較
の結果に基づいてアラーム出力許可要求をゲートウェイ
ネットワーク装置に送出し、ゲートウェイネットワーク
装置はアラーム出力許可要求に対して許可を指示するよ
うにしたから、重要度の高いアラームの優先伝送が行
え、しかも、アラーム処理するネットワーク管理装置の
負荷を軽減することができる。本発明によれば、書き替
えフラグを導入して複数のネットワーク装置からの出力
許可要求が重ならないようにしたから、円滑に重要度の
高いアラームの優先伝送制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理説明図である。
【図2】本発明のSDH伝送システムの構成図である。
【図3】アラームソート/蓄積部の処理フローである。
【図4】アラーム制御/処理部の処理フローである。
【図5】Z1バイト処理部の処理フローである。
【図6】ゲートウェイネットワーク装置のZ1バイト処
理部の処理フローである。
【図7】ネットワーク管理装置のアラーム重要度識別部
の処理フローである。
【図8】ネットワーク管理装置のアラーム重要度比較部
の処理フローである。
【図9】第2実施例におけるネットワーク管理装置のア
ラーム重要度比較部の処理フローである。
【図10】第2実施例におけるアラーム制御/処理部の
処理フローである。
【図11】本発明の第3実施例におけるSDH伝送シス
テムの構成図である。
【図12】ネットワーク装置のアラーム制御/処理部の
処理フローである。
【図13】アラーム重要度比較部の処理フローである。
【図14】Z1バイト処理部の処理フローである。
【図15】ゲートウェイネットワーク装置におけるZ1
バイト処理部の処理フローである。
【図16】SDHでフレーム構成図である。
【図17】多重セクション、中継セクションの説明図で
ある。
【図18】HDLCフレームとSDHフレームの関係説
明図である。
【図19】従来のSDH伝送システムの構成図である。
【符号の説明】
20a,20b・・光伝送路 21a,21b・・ネットワーク装置 22・・ネットワーク管理装置 23・・ゲートウェイネットワーク装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SDHフレームを伝送する伝送路により
    接続された複数のネットワーク装置と、所定のネットワ
    ーク装置(ゲートウェイネットワーク装置)に接続され
    たネットワーク管理装置を備え、SDHフレームを構成
    するオーバヘッド内の所定バイトにデータを書き込んで
    伝送するデータ通信チャネルを用いて各ネットワーク装
    置で検出したアラームをゲートウェイネットワーク装置
    に伝送し、該ゲートウェイネットワーク装置よりアラー
    ムをネットワーク管理装置に入力するSDH伝送システ
    ムにおけるアラーム伝送制御方法において、 第1のネットワーク装置が前記データ通信チャネルによ
    りアラームを伝送している時、第2のネットワーク装置
    は前記バイトとは別のバイト(Z1バイト)を用いて伝
    送したいアラームの重要度をゲートウェイネットワーク
    装置を介してネットワーク管理装置に伝送し、 ネットワーク管理装置あるいはゲートウェイネットワー
    ク装置はデータ通信チャネルにより現在受信しているア
    ラームの重要度と第2のネットワーク装置より伝送され
    てきた重要度を比較し、 後者の重要度が大きいとき、第1のネットワーク装置に
    対してアラームの出力停止を指示すると共に、第2のネ
    ットワーク装置にアラーム出力許可を指示し、 前記第1のネットワーク装置はアラーム出力停止指示に
    よりアラームの出力を停止し、 前記第2のネットワーク装置はデータ通信チャネルによ
    りゲートウェイネットワーク装置を介してアラームをネ
    ットワーク管理装置に伝送することを特徴とするSDH
    伝送システムにおけるアラーム伝送制御方法。
  2. 【請求項2】 第2のネットワーク装置より送られてき
    た重要度が第1のネットワーク装置より受信しているア
    ラームの重要度より小さい場合には、第2のネットワー
    ク装置に対してアラームの出力を許可しないことを特徴
    とする請求項1記載のSDH伝送システムにおけるアラ
    ーム伝送制御方法。
  3. 【請求項3】 第2のネットワーク装置はデータ通信チ
    ャネルの使用状況をチェックし、 データ通信チャネルが他のネットワーク装置により使用
    されている場合には、伝送したいアラームの重要度をZ
    1バイトを用いて伝送し、 データ通信チャネルが使用中でない場合には、アラーム
    を重要度順に伝送することを特徴とする請求項1記載の
    SDH伝送システムにおけるアラーム伝送制御方法。
  4. 【請求項4】 ネットワーク管理装置あるいはゲートウ
    ェイネットワーク装置は前記第2のネットワーク装置に
    アラーム出力許可を指示する際、第1のネットワーク装
    置から受信したアラームの重要度を通知し、 第2のネットワーク装置は、重要度順にデータ通信チャ
    ネルによりアラームを伝送し、伝送すべきアラームの重
    要度が前記通知された重要度より小さくなったとき、ア
    ラームの伝送を停止することを特徴とする請求項1記載
    のSDH伝送システムにおけるアラーム伝送制御方法。
  5. 【請求項5】 第2のネットワーク装置がアラーム伝送
    を停止した後、第1のネットワーク装置はゲートウェイ
    ネットワーク装置との間にデータ通信チャネルを確立
    し、しかる後、アラームの伝送を再開することを特徴と
    する請求項4記載のSDH伝送システムにおけるアラー
    ム伝送制御方法。
  6. 【請求項6】 SDHフレームを伝送する伝送路により
    接続された複数のネットワーク装置と、所定のネットワ
    ーク装置(ゲートウェイネットワーク装置)に接続され
    たネットワーク管理装置を備え、SDHフレームを構成
    するオーバヘッド内の所定バイトにデータを書き込んで
    伝送するデータ通信チャネルを用いて各ネットワーク装
    置で検出したアラームをゲートウェイネットワーク装置
    に伝送し、該ゲートウェイネットワーク装置よりアラー
    ムをネットワーク管理装置に入力するSDH伝送システ
    ムにおけるアラーム伝送制御方法において、 ゲートウェイネットワーク装置はデータ通信チャネルに
    より現在伝送されているアラームの重要度と該アラーム
    送出元の装置アドレスとを前記バイトとは別のバイト
    (Z1バイト)を用いてネットワーク装置に伝送し、 アラームを伝送したいネットワーク装置はデータ通信チ
    ャネルが使用中かチェックし、データ通信チャネルが使
    用中でない場合には該データ通信チャネルによりアラー
    ムを伝送し、 データ通信チャネルが使用中の場合には、ゲートウェイ
    ネットワーク装置より伝送されたZ1バイトデータを参
    照して現在データ通信チャネルにより伝送されているア
    ラームの送出元アドレスと自己の装置アドレスが一致し
    ているかチェックし、一致している場合にはアラームを
    データ通信チャネルにより伝送し、 アドレスが一致していない場合には、伝送しようとする
    アラームの重要度と現在データ通信チャネルにより伝送
    されているアラームの重要度を比較し、 伝送しようとするアラームの重要度が大きい場合には、
    Z1バイトを用いてアラーム出力許可要求をゲートウェ
    イネットワーク装置に伝送し、 ゲートウェイネットワーク装置より出力許可があったと
    き、データ通信チャネルによりアラームを伝送すること
    を特徴とするSDH伝送システムにおけるアラーム伝送
    制御方法。
  7. 【請求項7】 ゲートウェイネットワーク装置はネット
    ワーク装置よりアラーム出力許可要求があったとき、該
    ネットワーク装置に出力許可すると共に、データ通信チ
    ャネルによりアラーム伝送しているネットワーク装置に
    アラームの出力停止を指示し、 出力停止を指示されたネットワーク装置はアラーム出力
    を停止することを特徴とする請求項6記載のSDH伝送
    システムにおけるアラーム伝送制御方法。
  8. 【請求項8】 SDHフレームを伝送する伝送路により
    接続された複数のネットワーク装置と、所定のネットワ
    ーク装置(ゲートウェイネットワーク装置)に接続され
    たネットワーク管理装置を備え、SDHフレームを構成
    するオーバヘッド内の所定バイトにデータを書き込んで
    伝送するデータ通信チャネルを用いて各ネットワーク装
    置で検出したアラームをゲートウェイネットワーク装置
    に伝送し、該ゲートウェイネットワーク装置よりアラー
    ムをネットワーク管理装置に入力するSDH伝送システ
    ムにおけるアラーム伝送制御方法において、 ゲートウェイネットワーク装置はデータ通信チャネルに
    より現在伝送されているアラームの重要度と該アラーム
    送出元の装置アドレスとを前記バイトとは別のバイト
    (Z1バイト)を用いてネットワーク装置に伝送し、 アラームを伝送したいネットワーク装置はデータ通信チ
    ャネルが使用中かチェックし、データ通信チャネルが使
    用中でない場合には該データ通信チャネルによりアラー
    ムを伝送し、 データ通信チャネルが使用中の場合には、ゲートウェイ
    ネットワーク装置より伝送されたZ1バイトデータを参
    照して現在データ通信チャネルにより伝送されているア
    ラームの送出元アドレスと自己の装置アドレスが一致し
    ているかチェックし、一致している場合にはアラームを
    データ通信チャネルにより伝送し、 アドレスが一致していない場合には、伝送しようとする
    アラームの重要度と現在データ通信チャネルにより伝送
    されているアラームの重要度を比較し、 伝送しようとするアラームの重要度が大きい場合には、
    Z1バイトを用いて伝送したいアラームの重要度と自分
    の装置アドレスとアラーム出力要求中を示すフラグをゲ
    ートウェイネットワーク装置に伝送し、 ゲートウェイネットワーク装置は、アラーム出力要求を
    示すZ1バイトデータを受信すると、現アラーム送出元
    であるネットワーク装置にアラームの主停止を指示する
    と共に、アラーム出力要求を出したネットワーク装置に
    アラーム出力許可を指示し、 現アラーム送出元のネットワーク装置は出力停止指示に
    よりアラームの出力を停止し、 アラーム出力要求を出したネットワーク装置はデータ通
    信チャネルによりアラームを伝送することを特徴とする
    SDH伝送システムにおけるアラーム伝送制御方法。
  9. 【請求項9】 アラームを伝送したいネットワーク装置
    は、前記伝送しようとするアラームの重要度が大きい場
    合、受信したZ1バイトデータに含まれるフラグを参照
    して他ネットワーク装置がアラーム出力要求中であるか
    チェックし、 他ネットワーク装置がアラーム出力要求中でない場合
    は、Z1バイトを用いて伝送したいアラームの重要度と
    自分の装置アドレスとアラーム要求データフラグをゲー
    トウェイネットワーク装置に伝送し、 他ネットワーク装置がアラーム出力要求中の場合には、
    アラーム出力要求を出さないことを特徴とする請求項8
    記載のSDH伝送システムにおけるアラーム伝送制御方
    法。
  10. 【請求項10】 SDHフレームを伝送する伝送路によ
    り接続された複数のネットワーク装置と、所定のネット
    ワーク装置(ゲートウェイネットワーク装置)に接続さ
    れたネットワーク管理装置を備え、SDHフレームを構
    成するオーバヘッド内の所定バイトにデータを書き込ん
    で伝送するデータ通信チャネルを用いて各ネットワーク
    装置で検出したアラームをゲートウェイネットワーク装
    置に伝送し、該ゲートウェイネットワーク装置よりアラ
    ームをネットワーク管理装置に入力するSDH伝送シス
    テムにおいて、 ネットワーク装置は、 発生したアラームを重要度順にソートする手段、 アラームをネットワーク管理装置に伝送する際、前記デ
    ータ通信チャネルが使用中であるかチェックする手段、 データ通信チャネルが使用中の場合、前記バイトとは別
    のバイト(Z1バイト)を用いて伝送したいアラームの
    重要度をネットワーク管理装置に伝送する手段、 データ通信チャネルが使用中でない場合、あるいは、前
    記重要度に基づいてネットワーク管理装置よりアラーム
    伝送が許可された場合、データ通信チャネルにより重要
    度順にアラームをネットワーク管理装置に伝送する手
    段、 アラーム伝送中にネットワーク管理装置よりアラーム出
    力停止指示があった時、アラームの出力を停止する手段
    を備えたことを特徴とするSDH伝送システム。
  11. 【請求項11】 ネットワーク管理装置は、 現在受信しているアラームの重要度を識別する手段と、 識別した受信中アラームの重要度とZ1バイトにより伝
    送されてきたアラーム重要度とを比較し、後者の重要度
    が大きいとき、現在アラーム伝送中のネットワーク装置
    に対してアラームの出力停止を指示すると共に、Z1バ
    イトにより重要度を伝送したネットワーク装置に対して
    アラーム出力許可を指示し、後者の重要度が小さいと
    き、Z1バイトにより重要度を伝送したネットワーク装
    置に対してアラームの出力不許可を指示する手段を備え
    たことを特徴とする請求項10記載のSDH伝送システ
    ム。
  12. 【請求項12】 ゲートウェイネットワーク装置は、 ネットワーク装置から伝送されてくるSDHフレームの
    オーバヘッドよりアラームデータ及びZ1バイトデータ
    を抽出してネットワーク管理装置に入力すると共に、ネ
    ットワーク装置に伝送するSDHフレームのオーバヘッ
    ドに各種制御データを乗せて送出するオーバヘッド制御
    部を備えたことを特徴とする請求項11記載のSDH伝
    送システム。
  13. 【請求項13】 SDHフレームを伝送する伝送路によ
    り接続された複数のネットワーク装置と、所定のネット
    ワーク装置(ゲートウェイネットワーク装置)に接続さ
    れたネットワーク管理装置を備え、SDHフレームを構
    成するオーバヘッド内の所定バイトにデータを書き込ん
    で伝送するデータ通信チャネルを用いて各ネットワーク
    装置で検出したアラームをゲートウェイネットワーク装
    置に伝送し、該ゲートウェイネットワーク装置よりアラ
    ームをネットワーク管理装置に入力するSDH伝送シス
    テムにおいて、 ゲートウェイネットワーク装置は、 データ通信チャネルにより伝送されているアラームの重
    要度と該アラーム送出元の装置アドレスとを前記バイト
    とは別のバイト(Z1バイト)を用いて伝送路に送出す
    る手段と、 所定のネットワーク装置よりアラーム出力要求を示すZ
    1バイトを受信すると、現アラーム送出元であるネット
    ワーク装置にアラームの出力停止を指示すると共に、ア
    ラーム出力要求を出したネットワーク装置にアラーム出
    力許可を指示する手段を備え、 ネットワーク装置は、 データ通信チャネルを介してアラームを伝送する手段
    と、 アラームを伝送する際に、データ通信チャネルが使用中
    かチェックし、データ通信チャネルが使用中でない場合
    にはアラーム伝送手段にアラーム伝送を指示する手段
    と、 データ通信チャネルが使用中の場合には、ゲートウェイ
    ネットワーク装置より伝送されたZ1バイトデータを参
    照して現在データ通信チャネルにより伝送されているア
    ラームの送出元アドレスと自己の装置アドレスが一致し
    ているかチェックし、一致している場合にはアラーム伝
    送手段にアラーム伝送を指示する手段と、 アドレスが一致していない場合、伝送しようとするアラ
    ームの重要度と現在データ通信チャネルにより伝送され
    ているアラームの重要度を比較する手段と、 伝送しようとするアラームの重要度が大きい場合には、
    Z1バイトを用いて伝送したいアラームの重要度と自分
    の装置アドレスとアラーム出力要求中を示すフラグをゲ
    ートウェイネットワーク装置に伝送するアラーム出力要
    求手段と、 ゲートウェイネットワーク装置からのアラーム出力許可
    指示により、アラーム伝送手段をしてアラームを伝送さ
    せ、アラーム出力停止指示によりアラーム伝送手段をし
    てアラーム出力を停止させる手段を備えたことを特徴と
    するSDH伝送システム。
  14. 【請求項14】 ネットワーク装置は更に、 伝送しようとするアラームの重要度が大きい場合、伝送
    路より受信したZ1バイトのフラグを参照して他ネット
    ワーク装置がアラーム出力要求中であるかチェックし、
    他ネットワーク装置がアラーム出力要求をしていない場
    合、前記アラーム出力要求手段に対してアラーム出力要
    求の伝送を指示する手段を有することを特徴とする請求
    項13記載のSDH伝送システム。
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JP29236696A Withdrawn JPH10145321A (ja) 1996-11-05 1996-11-05 Sdh伝送システム及びアラーム伝送制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001069104A (ja) * 1999-07-08 2001-03-16 Nortel Networks Ltd Sonetに任意の信号をマッピングする方法
US6567422B1 (en) 1999-01-19 2003-05-20 Fujitsu Limited Network synchronization controller and timing loop prevention method
JP2007243954A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Harris Corp Sonet管理及び制御チャネルの改良

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