JPH10145250A - 無線受信装置 - Google Patents

無線受信装置

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JPH10145250A
JPH10145250A JP8300410A JP30041096A JPH10145250A JP H10145250 A JPH10145250 A JP H10145250A JP 8300410 A JP8300410 A JP 8300410A JP 30041096 A JP30041096 A JP 30041096A JP H10145250 A JPH10145250 A JP H10145250A
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JP
Japan
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signal
quality
output
threshold value
gain
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Application number
JP8300410A
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Inventor
Tomoya Sumi
朋也 角
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/10Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference
    • H04B1/109Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference by improving strong signal performance of the receiver when strong unwanted signals are present at the receiver input
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3052Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in bandpass amplifiers (H.F. or I.F.) or in frequency-changers used in a (super)heterodyne receiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/52TPC using AGC [Automatic Gain Control] circuits or amplifiers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム同期に関する信号が他のチャンネル
信号と異なる電界強度で送信されている場合であっても
混変調を抑制でき、かつ熱雑音による受信信号の劣化を
も考慮した受信感度の高い無線受信装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 誤り検出手段(10)が検出する受信デ
ータの品質と帯域フィルタ(5)の出力信号の大きさに
基づいて混変調が発生しているか否かを判定し、受信部
フロントエンド部分に設けられた可変利得減衰手段
(2)の減衰量を制御する利得制御手段(9)を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選択呼出受信装置
(ページャー)や携帯無線電話機、コードレス電話機な
ど、無線通信の受信装置に係わり、特に受信系における
混変調の影響を抑制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、選択呼出受信装置(ページャー)
や携帯無線電話機、コードレス電話機などの移動無線通
信サービスに関し、共通のサービスエリアにおいて複数
のキャリアがそれぞれのサービスを提供するようになっ
た。このようなエリア内では各キャリアの基地局が設置
され、それぞれの通信が行われる。このような状況にお
いて、あるキャリア(例えばA社)の通信サービスを受
けている移動無線機が他のキャリア(例えばB社)の基
地局近傍に移動した場合、B社の基地局から送信される
複数の信号はその移動無線機にとって妨害波となる。そ
して、この妨害波は、希望するA社の通信サービスの受
信レベルよりも大きい受信電界強度を持つことが考えら
れる。
【0003】このような場合、B社の基地局から送信さ
れる妨害波が希望波(A社)の周波数と異なっていて
も、受信機の非線形性のために希望波が妨害波の信号波
によって変調妨害を受けることがある。また、2つ以上
の強力な妨害波が同時に存在すると、受信機の非線形性
により妨害波同士の変調積が生じ、これが受信している
希望波の周波数に落ちてくることがある。その結果、た
とえ希望波の受信電界強度が十分大きくても、希望波を
正しく受信することができない場合が生じる。一般にこ
れらの現象はそれぞれ混変調(Cross-Modulation)およ
び相互変調(Inter-Modulation)として知られており、
無線受信装置の性能を左右する重要な要素の一つとなっ
ている。
【0004】このような混変調および相互変調(以下単
に混変調という)による妨害を軽減するための従来の技
術について、図4、5を参照して説明する。図4は、特
開平5−335957に従来例として示されている受信
方式にダブルスーパーヘテロダイン型受信方式を用いた
無線受信装置の構成を表すブロック図である。この従来
の無線受信装置においてアンテナ51により受信された
受信高周波信号は、可変減衰器52を経て高周波増幅器
53で増幅された後、高周波帯域過フィルタ54を通過
して第1の周波数混合器55に入力される。この周波数
混合器55では、前記受信信号が第1の局部発信回路5
6から出力される第1局部発信信号LO1とミキシング
されることにより、第1中間周波信号に周波数変換され
る。この第1中間周波信号は、第1中間周波フィルタ5
7を通過した後、第2の周波数混合器58に入力され
る。この第2の周波数混合器58では、前記第1中間周
波信号が第2の局部発信回路59において発生された局
部発信信号(LO2)とミキシングされて第2中間周波
信号に周波数変換される。この第2中間周波信号は、第
2中間周波フィルタ60を通過したのち検波回路61に
入力され、復調信号として次段復調部分に出力される。
【0005】ここで、他のキャリアの基地局から強力な
妨害波が到来した場合、高周波増幅器53や混合器55
において希望波に対する妨害波の混変調が発生する。こ
れに対処するため、図4に示す受信装置では、可変減衰
器52によって高周波増幅器53に入力される受信高周
波信号の信号レベルを抑制することによって妨害波によ
る混変調の発生が抑制している。このとき、上述の従来
の無線受信装置では、可変減衰器52の減衰量を制御す
る際に、前記第2中間周波信号を増幅器62で増幅した
のち整流回路63で整流して得られた直流電圧を利得制
御信号として可変減衰器52に供給している。すなわ
ち、受信電界強度の高い妨害波が受信されているときに
は第2中間周波信号の信号強度が高くなり、整流回路6
3の直流電圧も高くなる。この直流電圧を利得制御信号
とすることによって可変減衰器52の減衰量を増加して
いる。
【0006】一方、携帯性を向上させるため受信回路系
の構成を簡単小型化したダイレクトコンバージョン型受
信方式を採用し、かつ妨害波による混変調を抑制する無
線受信装置が特開平5−335857号公報に開示され
ている。図5にこのダイレクトコンバージョン型受信方
式を用いた無線受信装置の構成を示す。この受信装置
は、受信信号の信号路にこの受信信号の強度を可変して
出力する可変利得減衰器73を設けるとともに、検波器
78によって復調されたベースバンド信号データ(D
T)から所定のフレーム同期信号が検出されるか否かを
判定する制御回路79を備えている。そして、制御回路
79においてベースバンド信号からフレーム同期信号が
検出されないと判定された場合には、利得制御回路80
により所定の利得制御電圧を発生させ、前記可変利得減
衰器73の減衰量を増加させている。言い換えると、こ
の無線受信装置は、妨害波により混変調が発生すると希
望波の受信ベースバンド信号から所定の同期信号が検出
できなくなることに着目し、復調されたベースバンド信
号から所定の同期信号が検出されないと判定された場合
には、前記利得制御回路80によって前記可変利得減衰
器73の利得を所定値以下に低下させるようにしたもの
である。
【0007】さらに、希望波の受信電界強度が所定のし
きい値以下に低下した場合には、利得制御回路80は、
可変利得減衰器73の減衰量を小さい値に変更し、利得
を回復させるようにしている。これによって、通常であ
ればまだ十分に希望波を受信できるにも拘わらず、可変
利得減衰器73の減衰量が大きいために希望波を十分な
受信レベルで受信できないといった不具合を防止してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、復調されたベ
ースバンド信号から所定の同期信号が検出されるか否か
によって可変利得減衰器の利得減衰量を制御する従来の
無線受信装置には、以下のような問題があった。すなわ
ち、直接拡散スペクトル拡散(Direct Sequence Spread
Spectrum :DS−SS)を用いた符号分割多元接続
(Code Division Multiple Access :CDMA)方式に
よる無線通信方式の北米標準であるTIA・IS−95
では、フレーム同期に関する信号(パイロットチャンネ
ル信号)が他のチャンネル信号(トラフィック信号など
の実際にユーザーが使用する情報信号)よりも大きな電
界強度で基地局より送信されている。したがって、ここ
に大きな電界強度を持った妨害波が到来した場合、実際
に受信を希望するチャンネル信号(トラフィック信号な
どの情報信号)に対しては混変調の影響がでているにも
かかわらず、従来技術では、より大きな電界強度を持つ
パイロットチャンネル信号を受信・検出することができ
るために十分な利得制御を行うことができず、結果とし
て妨害波による混変調を十分に抑制することができなか
った。また、一旦フレーム同期が確立された後に混変調
が発生する場合についても十分な利得制御をすることが
できず、十分満足できる受信品質を維持することができ
なかった。また、上述のような従来の無線受信装置は、
混変調以外の原因によってフレーム同期信号が検出でき
なくなった場合には適切な制御を行うことができなかっ
た。
【0009】そこで本発明は、混変調の影響を抑制し受
信感度特性の高い無線受信装置を提供することを大きな
目的とする。すなわち、本発明は、フレーム同期に関す
る信号が他のチャンネル信号と同程度の電界強度で送信
されている場合はいうまでもなく、TIA・IS−95
のようにフレーム同期に関する信号が他のチャンネル信
号よりも大きな電界強度で送信されている場合において
も妨害波による混変調を抑制することができる受信感度
特性の高い無線受信装置を提供することを目的とする。
本発明の目的は、また、一度同期が確立された後に混変
調が発生するような環境下においてもその影響を抑制す
ることができ、かつ混変調以外の原因、すなわち熱雑音
による受信信号の劣化をも考慮した受信感度の高い無線
受信装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明にかかる無線受信装置は、ディジタル変調信
号を受信する無線受信装置において、受信高周波信号の
信号レベルを抑制する可変利得減衰手段と、前記可変利
得減衰手段から出力される前記受信高周波信号の増幅を
行う高周波増幅手段と、増幅された前記受信高周波信号
を中間周波信号に変換する周波数変換手段と、前記中間
周波信号のうち所定の周波数帯域成分のみを通過させる
帯域フィルタと、前記帯域フィルタを通過した信号を増
幅し、これが一定の平均電力量で出力されるように自動
利得制御された可変利得中間周波増幅手段と、前記可変
利得中間周波増幅手段の出力信号からベースバンド信号
を復調し、受信データを出力する復調手段と、前記受信
データの誤りを検出し前記受信データの品質劣化を表す
品質劣化指標を出力する誤り検出手段と、前記帯域フィ
ルタの出力信号の大きさと前記品質劣化指標とに基づき
前記可変利得減衰手段の利得減衰量を制御する利得制御
手段とを備え、前記利得制御手段は、前記品質劣化指標
に基づいて受信データの品質劣化が検出されたときに前
記受信高周波信号の品質が劣化したものと認め、このと
きに前記帯域フィルタの出力信号の大きさが所定の値以
上である場合には前記可変利得減衰手段の利得減衰量を
増大させ、または前記所定の値よりも小さい場合には前
記利得減衰量を減少させることを特徴とする。
【0011】上述の無線受信装置において、受信部フロ
ントエンド部分に設けられた可変利得減衰手段は、次段
の高周波増幅器に入力される受信高周波信号の信号レベ
ルを減衰することにより、強力な妨害波が到来した場合
に受信装置の非線形性によって生じる混変調を抑制す
る。可変利得減衰手段を通過した受信高周波信号は、高
周波増幅手段によって増幅された後、周波数変換手段に
よって無線受信装置内での信号増幅に適した周波数帯へ
周波数変換され、中間周波信号となる。この周波数変換
手段は、例えば、局部発信波をつくる局部発信器と、希
望波と局部発信波を混合してそれらの和または差となる
中間周波を作る周波数混合器からなる周波数変換器を用
いることができる。この中間周波信号は、周波数軸上で
中間周波数を中心に分散している信号から復調に必要な
所定の周波数帯域にある信号を取り出すために帯域フィ
ルタにかけられる。帯域フィルタを通過した信号は、復
調に先立ち中間周波増幅手段によって利得改善のために
増幅される。このとき、中間周波増幅手段は、振幅制限
回路や自動利得制御回路(AGC回路)を増幅回路に併
設するなどして、次段の復調手段に入力される信号の平
均電力量が一定となるように自動利得制御される。これ
は受信高周波信号のレベルが大幅に変化する移動体通信
では特に意味があり、これによってその後の復調および
誤り検出における受信信号電界強度に関するパラメータ
の影響を排除することができる。復調手段は、変調され
た信号を検波し、ベースバンド信号を出力するものであ
る。
【0012】混変調の影響を抑制するために本発明は、
混変調によって受信高周波信号の品質が劣化した場合に
は復調されたベースバンド信号も劣化することに着目
し、前記可変利得減衰手段の減衰量を受信データの品質
と帯域フィルタの出力信号の大きさをパラメータとして
制御する。すなわち、希望波の受信レベルが熱雑音に対
して十分大きい場合に、復調されたベースバンド信号、
すなわち受信データの品質を表す指標に基づいて受信部
フロントエンド部分に設けた可変利得減衰手段の減衰量
を制御するようにした。また、帯域フィルタの出力信号
の大きさを参照することにより受信高周波信号の劣化が
混変調によるものかまたは熱雑音によるものなのかを判
断している。これによって、それ以降の受信ブロックに
入力される信号レベルを抑えることにより混変調を抑制
する。また、受信品質が改善された場合には可変利得減
衰器の減衰量を減少するように制御して利得を改善し、
熱雑音による受信品質の劣化に対応するものである。こ
のため本発明にかかる無線受信装置は、受信データの品
質劣化を検出・測定する誤り検出手段と、その結果に基
づき可変利得減衰手段の減衰量を制御する利得制御手段
を備えている。
【0013】ここで、誤り検出手段は、受信データの品
質を評価するすべての手段を含むものとし、それに基づ
きベースバンド信号の品質の劣化を表す品質劣化指標を
出力する。例えば、受信フレームに対してパリティ検査
を行い、その結果を品質劣化指標として出力する。この
場合、前記品質劣化指標は「0」または「1」をとる。
または所定の数のシンボルまたはフレームに対してパリ
ティ検査等の誤り判定を行い、誤りの検出されたシンボ
ルまたはフレームの数を測定し、このシンボル誤り数
(ビット誤り数)またはフレーム誤り数を品質劣化指標
として出力してもよい。あるいは最尤判定などを行い、
その際の尤度を品質劣化指標として用いることも考えら
れる。さらに、誤り検出手段が出力する品質劣化指標と
しては、シンボル誤り数やフレーム誤り数、最尤判定に
おける尤度などをそのまま出力してもよいが、これらの
1つまたは2以上に基づいて演算により求めるようにし
てもよい。
【0014】受信データの品質劣化は、混変調が生じた
ときのみならず、希望波が熱雑音に対して十分な電界強
度を有していない場合にも生じる。このとき、強力な妨
害波が到来して混変調が生じた場合にはベースバンド信
号の品質が劣化すると同時に帯域フィルタの出力も増大
するのに対し、熱雑音による品質劣化が生じる場合には
前記帯域フィルタの出力信号は主として熱雑音の比較的
弱いものとなると考えられる。そこで、利得制御手段に
おいては、受信データの品質劣化が検出された場合、帯
域フィルタの出力信号の大きさ、たとえば最大電力値や
平均電力値に基づいて、その品質劣化の原因が混変調に
よるものであるのか、または熱雑音によるものであるの
かを判断している。すなわち、品質劣化指標が所定の値
を超えたときに、前記帯域フィルタの出力信号が大きい
場合には混変調が発生しているとみなし、前記可変利得
減衰手段の減衰量を増大させるようにしている。これに
よって、混変調による影響を抑制することができる。ま
た、品質劣化指標が所定の値を超えても、前記帯域フィ
ルタの出力信号が小さい場合には、熱雑音によりベース
バンド信号の品質が劣化したものと見なし、前記可変利
得減衰手段の減衰量を減少させる。
【0015】以上のような構成によって、フレーム同期
に関する信号が他のチャンネル信号と同程度の電界強度
で送信されている場合はいうまでもなく、TIA・IS
−95のようにフレーム同期に関する信号が他のチャン
ネル信号よりも大きな電界強度で送信されている場合に
おいても妨害波による混変調を抑制することができる。
また、一度同期が確立された後に混変調が発生するよう
な環境下においても、その影響を抑制することができ
る。また、混変調以外の原因、すなわち熱雑音によって
受信高周波信号の品質が劣化した場合には、可変利得減
衰手段の減衰量を減少させることによって受信感度特性
を改善することができる。
【0016】上述のように本発明は、誤り検出手段が出
力する品質評価指標と帯域フィルタ出力の大きさをパラ
メータとして、可変利得減衰手段の減衰量を利得制御手
段により制御するものである。その中でも請求項2に記
載された発明は、前記誤り検出手段が、前記受信データ
の誤りを検出・測定して前記受信データの品質劣化を表
す品質劣化指標を出力し、前記利得制御手段が、前記品
質劣化指標に対してあらかじめ定めた品質劣化に関する
閾値と前記誤り検出手段が出力する品質劣化指標とを比
較する比較手段を具備するものである。これによって、
前記比較手段による比較の結果前記誤り検出手段が出力
する品質劣化指標が前記品質劣化に関する閾値を越えた
ときには、前記受信高周波信号の品質が劣化したと判断
する。
【0017】ここで受信データの品質を表すあらゆる指
標を品質劣化指標として用いることができるが、その中
でも、特に請求項3に記載された発明は、特に前記誤り
検出手段が、前記受信データに含まれるシンボル誤りを
検出・測定し、所定のフレーム数におけるシンボル誤り
数を前記品質劣化指標として出力することを特徴とす
る。また、本発明のうち、請求項4に記載された発明
は、前記誤り検出手段が、伝送するフレームにあらかじ
め付加された誤り検出のためのシンボルによって受信フ
レームの誤りを検出・測定し、所定のフレーム数におけ
るフレーム誤り数を前記品質劣化指標として出力するこ
とを特徴とする。さらに、請求項5に記載された発明
は、前記誤り検出手段が、受信データのフレーム誤り数
を最尤判定の尤度を用いて測定しこれを品質劣化指標と
して出力することを特徴とする。このように品質劣化指
標に多値または連続値を用いることにより、より安定な
受信感度特性を実現することができる。
【0018】また、請求項6に記載された発明は、前記
利得制御手段が、前記品質劣化指標に対してあらかじめ
定めた品質劣化に関する第1の閾値を記憶する第1の記
憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の
閾値と前記誤り検出手段が出力する品質劣化指標とを比
較する第1の比較手段と、前記帯域フィルタの出力信号
の大きさに対してあらかじめ定めた第2の閾値を記憶す
る第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶された
前記第2の閾値と前記帯域フィルタの出力信号の大きさ
を比較する第2の比較手段と、前記第1の比較手段にお
ける比較結果と前記第2の比較手段における比較結果と
に基づいて前記可変利得減衰手段の減衰量を制御する制
御信号を出力する制御信号出力手段とを備え、前記制御
信号出力手段は、前記第1の比較手段において前記品質
劣化指標が前記第1の閾値を越えていると判断されたと
きに前記受信高周波信号の品質が劣化したと認め、この
ときに前記第2の比較手段において前記出力信号の大き
さが第2の閾値以上であると判断された場合には前記可
変利得減衰器の減衰量を増大させる制御信号を出力し、
または前記出力信号の大きさが第2の閾値未満であると
判断された場合に前記可変利得減衰器の減衰量を減少さ
せる制御信号を出力することを特徴とする。すなわち、
第1の閾値に基づき受信データの品質劣化を検出する一
方、第2の閾値に基づいて、その品質劣化の原因が混変
調によるものであるのか、または熱雑音によるものであ
るのかを判断している。このような構成により、混変調
の影響により受信データの品質が劣化した場合には可変
利得減衰手段の減衰量を増大させ、熱雑音により品質が
劣化した場合には減衰量を減少させることができる。そ
の結果、受信感度の高い無線受信装置を得ることができ
る。
【0019】また、請求項7に記載された発明は、前記
利得制御手段が、前記品質劣化指標に対してあらかじめ
定めた品質劣化に関する第1の閾値を記憶する第1の記
憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の
閾値と前記誤り検出手段が出力する品質劣化指標とを比
較する第1の比較手段と、前記帯域フィルタの出力信号
の大きさに対してあらかじめ定めた第2の閾値を記憶す
る第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶された
前記第2の閾値と前記帯域フィルタの出力信号の大きさ
を比較する第2の比較手段と、前記第1の閾値より小さ
い値であって、前記品質劣化指標に対してあらかじめ定
めた品質回復に関する第3の閾値を記憶する第3の記憶
手段と、前記第3の記憶手段に記憶された前記第3の閾
値と前記誤り検出手段が出力する品質劣化指標とを比較
する第3の比較手段と、前記第1の比較手段における比
較結果と前記第2の比較手段における比較結果と前記第
3の比較手段における比較結果とに基づいて、前記可変
利得減衰手段の減衰量を制御する制御信号を出力する制
御信号出力手段と前記第2の記憶手段に記憶された第2
の閾値を更新する更新手段とを備え、前記制御信号出力
手段は、前記第1の比較手段において前記品質劣化指標
が前記第1の閾値を越えていると判断されたときに前記
受信高周波信号の品質が劣化したと認め、このときに前
記第2の比較手段において前記大きさが第2の閾値以上
であると判断された場合には、前記品質劣化指標が前記
第3の記憶手段に記憶された品質回復に関する第3の閾
値よりも小さくなるまで前記可変利得減衰器の減衰量を
増大させる制御信号を出力し、または前記大きさが第2
の閾値未満であると判断された場合に前記可変利得減衰
器の減衰量を減少させる制御信号を出力し、前記更新手
段は、前記制御信号出力手段によって前記可変利得減衰
器の減衰量を増大させた結果、前記第3の比較手段にお
いて前記品質劣化指標が品質回復に関する前記第3の閾
値よりも小さくなった場合に、そのときの前記帯域フィ
ルタの出力信号の大きさを新しい第2の閾値として第2
の記憶手段の記憶内容を更新することを特徴とする。こ
のような構成によって、減衰量を増大させることによっ
て受信データの品質が改善されたときの帯域フィルタ出
力の大きさを、受信データの品質劣化が混変調によるも
のかまたは熱雑音によるものなのかを判断する基準とな
る新たな第2の閾値とすることによって、状況の変化に
即した利得制御を行う。その結果、受信感度の高い無線
受信装置を得ることができる。
【0020】ここで、第1,第2,第3の記憶手段は、
ROMやRAM、レジスタ等、データを記録するすべて
の手段を含むものとする。また、第1,第2,第3の比
較手段は、比較回路で構成してもよいし、またはマイク
ロコンピュータとこれに比較機能を行わせるプログラム
とで構成してもよい。同様に制御信号出力手段は、アナ
ログ回路またはディジタル回路で構成してもよければ、
マイクロコンピュータとプログラムで実現することもで
きる。
【0021】また本発明は、デジタル変調信号を受信す
る無線受信装置であれば変調方式に関係なく適用するこ
とができるが、特に請求項8および請求項9に記載され
た発明は、疑似雑音(PSUDE NOISE:PN)系列を用い
て直接拡散スペクトル拡散変調されたディジタル変調信
号を受信する無線受信装置である。そのうち、請求項8
記載の無線受信装置は、周波数変換手段が、PN系列を
用いて直接拡散スペクトル拡散変調された受信高周波信
号に前記直接拡散スペクトル拡散変調に用いられたもの
と同一のPN系列を乗積して逆拡散処理を行うととも
に、中間周波信号に変換することを特徴とする。請求項
8記載の発明においては、上述のような構成によって得
られた中間周波信号からベースバンド信号を復調し、こ
のベースバンド信号の品質と前記帯域フィルタの出力信
号の大きさとに基づいて前記可変利得減衰手段の減衰量
を制御する。
【0022】これに対し、請求項9に記載された無線受
信装置は、周波数変換手段が、PN系列を用いて直接拡
散スペクトル拡散変調された受信高周波信号を中間周波
信号に変換し、帯域フィルタが、中間周波信号のうち直
接拡散スペクトル拡散変調に用いられた前記PN系列に
対応した所定の周波数帯域成分のみを通過させ、復調手
段が、前記可変中間周波増幅手段の出力信号から前記P
N系列が乗積されたベースバンド信号を復調したのち、
前記ベースバンド信号に直接拡散スペクトル拡散変調に
用いられたものと同一のPN系列を乗積して逆拡散処理
を行い受信データを復号することを特徴とする。このよ
うな構成を有する請求項9記載の発明は、受信ディジタ
ル信号にPN系列を乗積したものをベースバンド信号と
して扱い、復調手段で中間周波信号からPN系列によっ
て逆拡散されたベースバンド信号を復調し、後段の復調
手段でそのデジタル信号にPN系列を乗積することによ
って受信ディジタル信号を得ている。したがって、本発
明における帯域フィルタは、PN系列により拡散された
変調信号を通過させるだけの帯域幅を持った広帯域フィ
ルタである。利得制御手段は、この広帯域フィルタを通
過した拡散されたベースバンド信号の大きさと前記品質
劣化指標とに基づき可変利得減衰手段の減衰量を制御す
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳述する。図1は本発明の一実施の形
態にかかる無線受信装置を示すブロック図である。この
受信装置は、混変調の影響を抑制しつつ、直接拡散スペ
クトル拡散変調されたディジタル変調信号を受信・復調
するもので、信号波を受信する受信アンテナ1、受信プ
ロックヘ入力される信号レベルを抑制する可変利得減衰
器2、高周波信号増幅器3、受信高周波信号を中間周披
信号に変換する周波数変換器4、所定の周披数帯域のみ
を通過させる帯域フィルタ5、帯域フィルタを通過した
信号の利得増幅を行う可変利得増幅器6、可変利得増幅
器6の出力電力が一定となるようにその利得を制御する
自動利得制御器7、ベースバンド信号の復調と逆拡散処
理を行う復調器8、復調器8の出力より所定のフレーム
に関してそのフレーム誤り数を検出する誤り検出器1
0、誤り検出器10から出力されるフレーム誤り数と帯
域フィルタ5の出力電力値から可変利得減衰器3の減衰
量の制御を行う利得制御器9から構成される。
【0024】ここで、受信部フロントエンド部分に設け
られた可変利得減衰器2は、可変利得減衰手段として作
用する。すなわち、次段の高周波増幅器に入力される受
信高周波信号の信号レベルを減衰することにより、強力
な妨害波が到来した際に受信装置の非線形性によって生
じる混変調を抑制するものである。
【0025】可変減衰手段2によって減衰された受信高
周波信号は、高周波増幅器3によって増幅され、周波数
変換器4によって無線受信装置内での信号増幅に適した
周波数帯へ周波数変換される。このとき、この高周波増
幅器3は、微弱な電波を低雑音増幅して受信装置のS/
N特性を向上させ、影像周波感度を改善するためのもの
であり、歪みの小さいことが望ましい。また、周波数変
換器4は、図1に図示はしないが、局部発信波をつくる
局部発信器と、その局部発信波と受信高周波信号とを混
合してそれらの和または差となる中間周波信号を作る周
波数混合器とで構成することができる。帯域フィルタ5
は、周波数軸上で中間周波数を中心に分散している信号
から復調に必要な所定の周波数帯域にある信号を取り出
すものである。本実施の形態において、帯域フィルタ5
で弁別する信号はスペクトル拡散に用いられたPN系列
を含んでいなければならないので、中間周波信号を中心
としてPN系列の周波数スペクトルに対応した帯域幅を
もつ広帯域フィルタを用いる。なお、このような帯域フ
ィルタには、LC同調回路以外にも水晶フィルタやセラ
ミックフィルタ、表面弾性波フィルタなどで構成するこ
とができる。
【0026】帯域フィルタ5を通過した信号の利得増幅
を行う可変利得増幅器6と可変利得増幅器6の出力電力
が一定となるようにその利得を制御する自動利得制御器
7は、自動利得制御された可変利得中間周波増幅手段を
構成する。ここで自動利得制御器7は、増幅信号の出力
電力を入力とし、この増幅信号が一定の平均電力量Pco
nst で出力されるように、制御電圧Vagc を出力して可
変利得増幅器6の利得を制御する。このように、復調器
8に入力される信号の電力量を一定にすることによって
復調と誤り検出における電力の影響を排除し、装置の安
定な動作を担保している。なお、このような自動利得制
御された可変中間周波増幅手段は、可変利得増幅器6、
可変利得増幅器6の出力を入力とする振幅制限器(図1
には図示せず)およびこの振幅制限器からの信号に基づ
き可変利得増幅器6の利得を自動制御する自動利得制御
器7から構成するようにしてもよい。
【0027】復調器8は、位相変位変調(PSK)され
た中間周波信号からPN系列が乗積されたベースバンド
信号を復調する同期検波回路と、拡散変調する際に送信
側で用いたPN系列と同一のものを発生するPN系列発
生器、および復調されたベースバンド信号にPN系列を
乗積して逆拡散処理を行い受信デジタル信号を出力する
復号器とからなる。
【0028】本実施の形態にかかる無線受信装置は、復
調器8から出力される受信ディジタル信号、すなわち受
信データの品質劣化を検出する誤り検出器10を備えて
いる。本実施の形態において誤り検出器10は、伝送す
る情報フレームの中にあらかじめ付加されたCRC(Cy
cIic Redundancy Code)またはパリティビットに基づい
て所定の数のフレーム(例えば100フレーム)におい
て発生したフレーム誤りを検出・測定し、そのフレーム
誤り数を品質劣化指標Tとして出力する。混変調によっ
て受信高周波信号が劣化した場合、あるいは通信路の状
態によって受信高周波信号に対して大きな熱雑音が重畳
されてた場合、復調器8から出力される受信データの品
質は劣化し、誤り検出器10が出力する品質劣化指標T
は増大する。
【0029】利得制御器9は、この品質劣化指標Tおよ
び帯域フィルタ5の出力信号の大きさに基づいて可変利
得減衰器2の減衰量を制御する。このときの制御戦略は
以下のようなものである。まず、利得制御器9はこの品
質劣化指標Tが所定の値を超えた場合に何らかの原因に
よって受信高周波信号の品質が劣化したものと判断し、
帯域フィルタ5の出力電力値Pinを参照する。このと
き、このPinが所定の値以上であれば混変調が発生して
いるものとして、利得制御器9は可変利得減衰器2の減
衰量を増大させる。逆に、Pinが所定の値よりも小さけ
れば減衰量を減少させる。
【0030】以下、このような利得制御器9の構成と制
御動作を図2を参照して説明する。図2は、図1に示し
た無線受信装置において利得制御器9の構成の一例を示
す図である。本実施の形態にかかる無線受信装置の利得
制御器9は、上述した品質劣化指標Tに関して比較を行
う2つの比較部9−1,9−2、帯域フィルタ5の出力
電力に対して設定される所定の値Pinitを記憶する記憶
部9−3、前記Pinitと帯域フィルタ5の出力電力値P
inとの比較を行う比較部9−4、可変利得減衰器2の減
衰量を制御する利得制御信号を発生する利得制御信号発
生部9−5、加算器9−6、および遅延部9−7から構
成される。このような構成は、メモリまたはレジスタな
どの記憶手段とCPUなどの演算手段によって実現され
る。
【0031】誤り検出器10が出力するフレーム誤り
数、すなわち品質劣化指標Tに対して2種類の閾値TH
1、TH2があかじめ前記2つの比較部9−1,9−2
に対応して定められている。ここで、TH1は品質劣化
に関する閾値、またTH2は品質改善に関する閾値であ
り、これら二つの間にはTH1>TH2の関係がある。
比較器9−1,9−2は、それぞれ品質劣化指標TとT
H1,TとTH2とを比較し、その結果COMP1,C
OMP2を制御信号発生部9−5に出力する。
【0032】一方、記億部9−3は帯域フィルタ5から
の入力Pinに対する閾値Pinitを格納する。ここで、閾
値Pinitは、受信データの品質が劣化した場合に、それ
が混変調によるものであるか否かを判断する際の所定の
値として用いられる。比較部9−4は、帯域フィルタ5
の出力電力値Pinと記憶部9−3に格納された値Pinit
との比較結果COMP3を制御信号発生部9−5に出力
する。
【0033】制御信号発生部9−5は、比較部9−1と
9−4の出力信号C0MP1とC0MP3に基づいて可
変利得滅衰器2の減衰量の変化分に対応した制御信号を
発生する。加算器9−6は、制御信号発生部9−5の出
力と遅延部9−7で遅延された利得制御信号Vatt との
和をとり、これを新しいVatt として遅延部9−7を介
し可変利得減衰器2に出力する。このように、制御信号
発生部9−5、加算器9−6、遅延部9−7は、制御信
号出力手段を構成する。また、図2において図示はしな
いが、制御信号発生部9−5は、品質改善を表すTH2
との比較結果COMP2に基づいて受信データの品質が
改善されたと判断された場合、そのときの帯域フィルタ
5の出力電力値Pinを新たなPinitとして記憶部9−3
に格納する、記憶内容更新手段としても機能する。な
お、説明の便宜のため、以下、遅延部9−7が保持して
いるVatt をVi で表すことにする。
【0034】次に、上述のような利得制御器9の制御動
作を図3に示すフローチャートを参照して説明する。 (ステップ0)まず初めに、遅延部9−7に制御信号電
圧Vatt_min を設定し、可変利得減衰器2の減衰量を最
小とする。すなわち可変利得減衰器2の利得を最大にす
る。制御信号発生部9−5は、このときの帯域フィルタ
5の出力電圧Pinの値を記億部9−3に格納し、これを
Pinitとする。
【0035】(ステップ1)誤り検出器10の出力する
品質劣化指標と品質劣化を示す閾値TH1との比較を行
う比較器9−1の出力C0MP1を参照する。ここで、
TがTH1以下(T≦TH1)であれば、受信高周波信
号の受信復調が良好に行われているものと判断し、制御
信号発生部9−5は加算器9−6に対して0を出力す
る。その結果、可変利得減衰器2にはVatt_minが出力
され続ける。一方、TがTH1を越えたとき(「T>T
H1」が検出された場合)、受信高周波信号の品質が何
らかの原因によって劣化したために受信データの品質も
劣化したものとし、比較器9−4におけるPinとPinit
との比較結果COMP3を参照し、以下のような処理を
行う。 (処理1a)C0MP3が「Pin<Pinit」を示す場合
は、この受信データの品質劣化が、高周波信号を熱雑音
に対して十分に大きな受信電界強度で受信できないため
に生じたものであると判定し、処理を終了する。 (処理1b)これに対してC0MP1が「Pin≧Pini
t」を示す場合には、この受信データの品質劣化が混変
調の影響である可能性があると判定し、利得制御器9は
可変利得減衰器2の制御を行うべく処理2に進む。
【0036】(処理2)処理1bを受けて利得制御信号
発生部9−5は、可変利得減衰器2の利得を減衰させる
信号、言い換えると減衰量を増大させる信号Vatt_up
(ただし、Vatt_up>0)を加算器9−6に出力する。
加算器9−6はこのVatt_upと遅延部9−7が保持して
いる値Vi とを加算し、遅延部9−7はその加算結果
「Vi +Vatt_up」を新しいVi として保持すると同時
に、Vatt として可変利得減衰器2に出力する。減衰量
を増大させた結果を調べるために処理3に進む。
【0037】(処理3)品質劣化指標Tと品質回復に関
する閾値TH2とを比較する比較器9−2の出力C0M
P3を参照、以下のような処理を行う。 (処理3a)COMP2が「T>TH2」を示す場合、
混変調の抑制が不十分であるとして、上記処理2に戻
る。受信データの品質が改善されたと判断されるまで処
理2を繰り返す。このように制御電圧Vatt を順次変化
させ、可変利得減衰器2の減衰量を大きくする。(処理
3b)COMP2が「T≦TH2」を示す場合、利得制
御器9は受信データの品質が回復したと判定し、このと
きの帯域フィルタ5の出力信号の電力値Pinを記億部9
−3に格納し、新たなPinitとする。処理4に進む。
【0038】(処理4)処理1と同様に、比較器9−1
における品質劣化指標Tと受信データの品質劣化を示す
閾値TH1との比較結果COMP1を参照する。ここ
で、TがTH1以下(T≦TH1)であれば受信高周波
信号の受信復調が良好に行われているものとして、制御
信号発生部9−5は加算器9−6に0を出力し、利得制
御器9は現在のVattを出力する。すなわち、可変利得
減衰器2の現時点のでの減衰量を保持する。一方、Tが
TH1を越えたとき(「T>TH1」が検出された場
合)、受信高周波信号の品質が何らかの原因によって劣
化したものとし、比較器9−4におけるPinと更新され
たPinitとの比較結果COMP3を参照し、以下のよう
な処理をする。 (処理4a)C0MP3が「Pin≧Pinit」を示す場
合、依然として混変調による受信高周波信号の劣化が生
じていると判定し、処理2に戻る。処理2では可変利得
滅衰器2の滅衰量をさらに増加させるよう制御を行う。
(処理4b)C0MP3が「Pin<Pinit」を示す場
合、この受信データの品質劣化は熱雑音によるものであ
ると判定し、可変利得減衰器2の滅衰量を滅少させるよ
うな制御を行うべく、処理5に進む。
【0039】(処理5)処理4bを受けて利得制御信号
発生部9−5は、可変利得減衰器2の減衰量を減少させ
る信号Vatt_down(ただし、Vatt_down<0)を加算器
9−6に出力する。加算器9−6はこのVatt_downと遅
延部9−7に保持された値Vi とを加算し、その加算結
果「Vi +Vatt_down」を新しいVi として遅延部9−
7に入力する。遅延部9−7からは、この新しいVi を
新しいVatt として可変利得減衰器2に出力し、可変利
得減衰器2の減衰量を減少、言い換えると、利得を増大
させる。減衰量を減少させた結果を調べるために処理6
に進む。
【0040】(処理6)比較器9−2における品質劣化
指標Tと品質回復を示す閾値TH2との比較結果COM
P2を参照し、以下のような処理を行う。 (処理6a)処理5で減衰量を減少させた結果、COM
P2が「T>TH2」を示す場合、言い換えると依然と
して熱雑音のために品質が改善されないと判定される場
合、可変利得滅衰器2の減衰量を小さくするように上記
処理5に戻る。これによって利得制御信号発生部9−5
は再度Vatt_downを加算器9−6に出力し、受信データ
の品質が改善されるまで、すなわちCOMP2が「T≦
TH2」を示すまで制御電圧Vatt を変化させる。(処
理6b)一方、処理5の結果、COMP2が「T≦TH
2」を示す場合、言い換えると受信データの品質が回復
された場合、このときの帯域フィルタ5の出力信号の電
力値Pinの値を記憶部9−3に格納し、Pinitを更新す
る。処理4に戻る。
【0041】以上のように、本実施の形態にかかる無線
受信装置は、可変利得減衰器2の利得(減衰量)制御を
受信データの誤りフレーム数Tと帯域フィルタ5の出力
信号電力値Pinに基づいて行っている。したがって、フ
レーム同期信号が検出されるか否かに基づく混変調抑制
を行う従来の無線受信機とは異なり、フレーム同期に関
する信号が他のチャンネル信号より大きな電界強度で送
信されているような場合においても、希望波から妨害披
による混変調を十分に抑制することが可能となった。ま
た、一度同期が確立された後に混変調が発生するような
場合でもその影響を抑制することができる。さらには、
混変調による受信品質の劣化が減少した(受信品質が改
善された)と判定された場合には、上記可変利得減衰器
2の減衰量を減少するよう制御を行い、熱雑音による受
信品質の劣化、または新たに発生する混変調による受信
品質の劣化に備えることができる。
【0042】なお、以上の実施の形態においては品質劣
化指標としてフレーム誤り数を例に説明したが、その他
にもシンボル(ビット)誤り数などをもちいることがで
きる。また、フレームの復号に関してビタビ復号などの
最尤判定を行っている場合はその尤度を用いることも可
能である。
【0043】また、上述の説明において利得制御器9の
利得制御信号発生部9−5が出力するVatt_up、Vatt_
downの大きさは、品質劣化指標Tと閾値TH1との差の
大きさ、あるいはPinとPinitとの差の大きさにかかわ
らず、一定の値を持つものとしたが、各パラメータと閾
値との差と前記変化量との間に部分的に例えば比例関係
を持たせた制御としてもよい。なお、このような制御方
法は例にすぎず、これらに限定されるものではないこと
はいうまでもない。また、上述の無線受信装置におい
て、利得制御器9は可変利得減衰器2の減衰量の大きさ
に対応した信号電圧Vatt を出力するとして説明した
が、可変利得減衰器2に加算器9−6および遅延器9−
7の機能を持たせることによって、利得制御部9は減衰
量の増減に対応した信号を出力するようにしてもよい。
【0044】また、本実施の形態にかかる無線受信装置
は、直接拡散スペクトル拡散変調されたディジタル変調
信号を受信することを前提に、復調器8において逆拡散
処理を行うと説明したが、この逆拡散処理を周波数変換
器4において行ってもよい。すなわち、直接拡散スペク
トル拡散変調に用いられたPN系列と同一のPN系列を
受信高周波信号に乗積する機能と、逆拡散されて得られ
た一次変調信号を中間周波信号に変換する周波数変換機
能を周波数変換器4に持たせてもよい。なお、このよう
な機能は、例えば、PN符号発生器と、局部発信器と、
PN符号と局部周波信号を平衡変調する平衡変調器と、
平衡変調信号と受信高周波信号とを周波数混合する周波
数混合器とで構成することができる。さらに本願発明は
直接拡散スペクトル拡散変調方式に限られるものではな
い。く、位相変位変調(PSK)や周波数変位変調(F
SK)などのスペクトル拡散を行わない狭帯域変調方式
に対応した無線受信装置にも適用できることはいうまで
もない。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、誤り検出手段により検
出・測定される受信データの品質劣化指標と帯域フィル
タの出力信号の電力値をパラメータとして、受信部フロ
ントエンドに設けた可変利得減衰手段の減衰量を制御す
ることによって、北米標準であるTlA−IS95のよ
うに基地局からフレーム同期に関する信号が他のチャン
ネル信号より大きな電界強度で送信されているような場
合であっても、希望波から妨害波による混変調の影響を
抑制することができる。また、一度同期が確立された後
に混変調による受信高周波信号の品質劣化が生じるよう
な場合においても、その影響を抑制することができ、受
信感度の高い無線受信装置を構成することができる。さ
らには、受信データの品質が回復した場合には、可変利
得減衰手段の減衰量を減少するよう制御を行うことによ
って、熱雑音による受信品質の劣化に対応し、また新た
に発生する混変調による品質劣化に備えることができ、
受信感度が高くかつ安定な無線受信装置を構成すること
ができる。
【0046】特に、請求項2乃至請求項7のいずれかに
記載した無線受信装置では、品質劣化指標に多値または
連続値を用いているので、より安定した受信感度で受信
することができる。
【0047】また、請求項8または請求項9に記載され
た発明は、特に直接拡散スペクトル拡散変調を用いた受
信系において、混変調による受信データの品質劣化を抑
制することができる。したがって、直接拡散スペクトル
拡散を用いた符号分割多重(CDMA)通信においても
混変調の影響を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる無線受信装置の構成を表すブ
ロック図である。
【図2】 本発明にかかる無線受信装置および利得制御
器の構成を表す図である。
【図3】 利得制御器の制御手順を表すフローチャート
である。
【図4】 従来技術の無線受信装置を表す図である。
【図5】 従来技術の無線受信装置を表す図である。
【符号の説明】
1…受信アンテナ、2…可変利得減衰器、3…高周波増
幅器、4…周波数変換器、5…帯域フィルタ、6…可変
利得増幅器、7…自動利得制御器、8…復調器、9…利
得制御器、9−1,9−2…比較部、9−3…記憶部、
9−4…比較器、9−5…利得制御信号発生部、9−6
…加算器、9−7…遅延器、10…誤り検出器。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル変調信号を受信する無線受信
    装置において、 受信高周波信号の信号レベルを抑制する可変利得減衰手
    段と、 前記可変利得減衰手段から出力される前記受信高周波信
    号の増幅を行う高周波増幅手段と、 増幅された前記受信高周波信号を中間周波信号に変換す
    る周波数変換手段と、 前記中間周波信号のうち所定の周波数帯域成分のみを通
    過させる帯域フィルタと、 前記帯域フィルタを通過した信号を増幅し、これが一定
    の平均電力量で出力されるように自動利得制御された可
    変利得中間周波増幅手段と、 前記可変利得中間周波増幅手段の出力信号からベースバ
    ンド信号を復調し、受信データを出力する復調手段と、 前記受信データの誤りを検出し前記受信データの品質劣
    化を表す品質劣化指標を出力する誤り検出手段と、 前記帯域フィルタの出力信号の大きさと前記品質劣化指
    標とに基づき前記可変利得減衰手段の利得減衰量を制御
    する利得制御手段とを備え、 前記利得制御手段は、 前記品質劣化指標に基づいて受信データの品質劣化が検
    出されたときに前記受信高周波信号の品質が劣化したも
    のと認め、このときに前記帯域フィルタの出力信号の大
    きさが所定の値以上である場合には前記可変利得減衰手
    段の利得減衰量を増大させ、または前記所定の値よりも
    小さい場合には前記利得減衰量を減少させることを特徴
    とする無線受信装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載された無線受信装置におい
    て、 前記誤り検出手段は、 前記受信データの誤りを検出・測定して前記受信データ
    の品質劣化を表す品質劣化指標を出力し、 前記利得制御手段は、 前記品質劣化指標に対してあらかじめ定めた品質劣化に
    関する閾値と前記誤り検出手段が出力する品質劣化指標
    とを比較する比較手段を具備し、 前記比較手段による比較の結果、前記誤り検出手段が出
    力する品質劣化指標が前記品質劣化に関する閾値を越え
    たときに前記受信高周波信号の品質が劣化したと認め、
    このときに前記帯域フィルタの出力信号の大きさが所定
    の値以上である場合には前記可変利得減衰手段の利得減
    衰量を増大させ、または前記所定の値よりも小さい場合
    には前記利得減衰量を減少させることを特徴とする無線
    受信装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載された無線受信装置におい
    て、 前記誤り検出手段は、 前記受信データに含まれるシンボル誤りを検出・測定
    し、所定のフレーム数におけるシンボル誤り数を前記品
    質劣化指標として出力することを特徴とする無線受信装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載された無線受信装置におい
    て、 前記誤り検出手段は、 伝送するフレームにあらかじめ付加された誤り検出のた
    めのシンボルによって受信フレームの誤りを検出・測定
    し、所定のフレーム数におけるフレーム誤り数を前記品
    質劣化指標として出力することを特徴とする無線受信装
    置。
  5. 【請求項5】請求項2に記載された無線受信装置におい
    て、 前記誤り検出手段は、 受信データのフレーム誤り数を最尤判定の尤度を用いて
    測定しこれを品質劣化指標として出力することを特徴と
    する無線受信装置。
  6. 【請求項6】請求項2乃至請求項4のいずれかに記載さ
    れた無線受信装置において、 前記利得制御手段は、 前記品質劣化指標に対してあらかじめ定めた品質劣化に
    関する第1の閾値を記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の閾値と前記
    誤り検出手段が出力する品質劣化指標とを比較する第1
    の比較手段と、 前記帯域フィルタの出力信号の大きさに対してあらかじ
    め定めた第2の閾値を記憶する第2の記憶手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の閾値と前記
    帯域フィルタの出力信号の大きさを比較する第2の比較
    手段と、 前記第1の比較手段における比較結果と前記第2の比較
    手段における比較結果とに基づいて前記可変利得減衰手
    段の減衰量を制御する制御信号を出力する制御信号出力
    手段とを備え、 前記制御信号出力手段は、 前記第1の比較手段において前記品質劣化指標が前記第
    1の閾値を越えていると判断されたときに前記受信高周
    波信号の品質が劣化したと認め、このときに前記第2の
    比較手段において前記出力信号の大きさが第2の閾値以
    上であると判断された場合には前記可変利得減衰器の減
    衰量を増大させる制御信号を出力し、または前記出力信
    号の大きさが第2の閾値未満であると判断された場合に
    前記可変利得減衰器の減衰量を減少させる制御信号を出
    力することを特徴とする無線受信装置。
  7. 【請求項7】請求項2乃至請求項4のいずれかに記載さ
    れた無線受信装置において、 前記利得制御手段は、 前記品質劣化指標に対してあらかじめ定めた品質劣化に
    関する第1の閾値を記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の閾値と前記
    誤り検出手段が出力する品質劣化指標とを比較する第1
    の比較手段と、 前記帯域フィルタの出力信号の大きさに対してあらかじ
    め定めた第2の閾値を記憶する第2の記憶手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の閾値と前記
    帯域フィルタの出力信号の大きさを比較する第2の比較
    手段と、 前記第1の閾値より小さい値であって、前記品質劣化指
    標に対してあらかじめ定めた品質回復に関する第3の閾
    値を記憶する第3の記憶手段と、 前記第3の記憶手段に記憶された前記第3の閾値と前記
    誤り検出手段が出力する品質劣化指標とを比較する第3
    の比較手段と、 前記第1の比較手段における比較結果と前記第2の比較
    手段における比較結果と前記第3の比較手段における比
    較結果とに基づいて、前記可変利得減衰手段の減衰量を
    制御する制御信号を出力する制御信号出力手段と前記第
    2の記憶手段に記憶された第2の閾値を更新する更新手
    段とを備え、 前記制御信号出力手段は、 前記第1の比較手段において前記品質劣化指標が前記第
    1の閾値を越えていると判断されたときに前記受信高周
    波信号の品質が劣化したと認め、このときに前記第2の
    比較手段において前記大きさが第2の閾値以上であると
    判断された場合には、前記品質劣化指標が前記第3の記
    憶手段に記憶された品質回復に関する第3の閾値よりも
    小さくなるまで前記可変利得減衰器の減衰量を増大させ
    る制御信号を出力し、または前記大きさが第2の閾値未
    満であると判断された場合に前記可変利得減衰器の減衰
    量を減少させる制御信号を出力し、 前記更新手段は、 前記制御信号出力手段によって前記可変利得減衰器の減
    衰量を増大させた結果、前記第3の比較手段において前
    記品質劣化指標が品質回復に関する前記第3の閾値より
    も小さくなった場合に、そのときの前記帯域フィルタの
    出力信号の大きさを新しい第2の閾値として第2の記憶
    手段の記憶内容を更新することを特徴とする無線受信装
    置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至請求項7のいずれかに記載さ
    れた受信装置において、 前記周波数変換手段は、 PN系列を用いて直接拡散スペクトル拡散変調された受
    信高周波信号に前記直接拡散スペクトル拡散変調に用い
    られたものと同一のPN系列を乗積して逆拡散処理を行
    うとともに、前記高周波信号を中間周波信号に変換する
    ことを特徴とする無線受信装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項7のいずれかに記載さ
    れた受信装置において、 前記周波数変換手段は、 PN系列を用いて直接拡散スペクトル拡散変調された受
    信高周波信号を中間周波信号に変換し、 前記帯域フィルタは、 中間周波信号のうち直接拡散スペクトル拡散変調に用い
    られた前記PN系列に対応した所定の周波数帯域成分の
    みを通過させ、 前記復調手段は、 前記可変中間周波増幅手段の出力信号から前記PN系列
    が乗積されたベースバンド信号を復調したのち、前記ベ
    ースバンド信号に直接拡散スペクトル拡散変調に用いら
    れたものと同一のPN系列を乗積して逆拡散処理を行い
    受信データを復号することを特徴とする無線受信装置。
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