JPH10143696A - タイムレコーダ - Google Patents

タイムレコーダ

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JPH10143696A
JPH10143696A JP30175696A JP30175696A JPH10143696A JP H10143696 A JPH10143696 A JP H10143696A JP 30175696 A JP30175696 A JP 30175696A JP 30175696 A JP30175696 A JP 30175696A JP H10143696 A JPH10143696 A JP H10143696A
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Hirofumi Uchida
裕文 内田
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Tokyu Car Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイムカードの再利用を可能とし、且つ、記
録された情報の自動的な処理を可能とするタイムレコー
ダを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、書換え可能な情報表示部12
を表面に有するリライタブルカード10を用いるタイム
レコーダ16であって、カード10の情報表示部12に
所定の情報を印字・消去するための印字手段66及び消
去手段60を備えることを特徴とする。この構成ではリ
ライタブルカード10をタイムカードとして利用可能で
あり、タイムカードの繰返し利用が可能となる。また、
カード10に例えば磁気層やICメモリ等の情報記録媒
体を設け、その媒体に情報を記録する記録手段48と、
読取り手段50とを設けることにより、コンピュータ等
による処理が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタイムレコーダに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】タイムレコーダは、主として、企業等に
おいて従業員の労務管理に用いられる装置であり、一般
的には、タイムカードと呼ばれる硬質の専用記録用紙に
出退勤の日時や勤務時間等の文字情報を印字するための
装置である。タイムカードは対象者毎に付与、使用さ
れ、そこに印字された文字情報は勤務計算や出勤状況、
給与計算等の個人データとして利用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来一般のタ
イムレコーダの場合、紙製のタイムカードに文字情報を
インクにより印字するため、一度印字すると、タイムカ
ードの再利用は困難となる。タイムカードは一定期間毎
(通常は1月毎)に更新されるのが一般的であるため、
再利用ができないと、新しいカードを用意しておかなけ
ればならない。しかも、硬質紙から成るタイムカードは
嵩ばり、重量もあるので、枚数が多くなると、その保管
や運搬等の取扱いが面倒であるという問題が生ずる。
【0004】また、タイムカードは一枚一枚、管理担当
者によりチェックされ、集計等の処理も行われる。これ
は人手による作業であり、枚数が多くなれば、作業が煩
雑となり、ミスも生じやすい。
【0005】本発明は上記問題点を解決すべくなされた
ものであり、その第1の目的はタイムカードの再利用を
可能とするタイムレコーダを提供することにある。ま
た、本発明の第2の目的は、記録された情報の自動的な
処理を可能とするタイムレコーダを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、本発明は、書換え可能な情報表示部を表面
に有するカードをタイムカードとして用いるタイムレコ
ーダであって、前記カードの情報表示部に所定の情報を
印字するための印字手段と、前記情報表示部に印字され
た情報を消去するための消去手段と、を備えることを特
徴としている。書換え可能な情報表示部を表面に有する
カードとは、一般にリライタブルカードと称されるもの
をいい、種々のタイプがあるが、熱的に情報の印字及び
消去を行うことができるものが一般的である。このよう
に、本発明のタイムレコーダではリライタブルカードを
タイムカードとして使用できるようにしているので、タ
イムカードの繰返し利用が可能となる。なお、本明細書
において、印字とは可視情報を記録することをいう。
【0007】また、上記の第2の目的を達成するため
に、本発明は、前記カードに例えば磁気層やICメモリ
等の情報記録媒体を設け、タイムレコーダに、情報記録
媒体に所定の情報を記録するための記録手段と、情報記
録媒体に記録された情報を読み取るための読取り手段と
を設けたことを特徴としている。この構成により、コン
ピュータ等による処理の可能な情報を読み書きすること
ができる。
【0008】情報表示部に印字する情報と、情報記録媒
体に記録する情報とに相関性をもたせた場合、一方の情
報が他方の情報のバックアップとして用いることが可能
となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の好適な
実施形態について詳細に説明する。
【0010】本発明によるタイムレコーダは、前述した
ように、いわゆるリライタブルカードをタイムカードと
して利用している。リライタブルカードには種々のタイ
プがあるが、以下の実施形態においては、PETベース
のプリペイドカードのような従来一般の磁気カードの表
面(磁気層とは反対側の面)に高分子/低分子複合型の
熱可逆性記録層を設けたものを用いている。高分子/低
分子複合型の記録層は、例えば、樹脂等の高分子溶液中
に高級脂肪酸等の有機低分子物質を分散させたものから
作られ、所定の印字温度(例えば120℃)まで加熱し
て冷却した場合はその加熱部分が印字状態となり、その
印字部分に対して所定の消去温度(例えば100℃)ま
で加熱して冷却した場合は消去が行われる。
【0011】図1は本実施形態におけるリライタブルカ
ード10の表面を示している。図示するように、リライ
タブルカード10の表面には、大きな矩形の情報表示部
12と、小さな矩形の情報表示部14とが形成されてい
る。これらの情報表示部12,14は他の部分に施され
た塗装により区画されている。
【0012】大きな方の情報表示部12は、カード10
の長手方向に沿って複数行、図示のものは10行の印字
欄を有しており、各行には、出勤日、出勤時刻、退勤時
刻、勤務時間が印字される。この印字情報は本発明によ
るタイムレコーダにより印字される。他方の情報表示部
14には、カード使用者の氏名、ID番号及びカード発
行日等の情報が印字される。なお、この情報表示部14
の表示内容は、一度記録された後は通常は変更されない
ため、タイムレコーダとは別個の専用装置(図示しな
い)により書き込まれるようにすることが好適である。
【0013】また、リライタブルカード10の裏面の磁
気層には、カード使用者の個人情報が別個の磁気記録装
置により予め記録されると共に、情報表示部12に印字
された内容に相当する情報が本発明によるタイムレコー
ダにより記憶されるようになっている。
【0014】図2は前記のリライタブルカード10を取
り扱う本発明によるタイムレコーダ16を示す斜視図で
あり、図3はその内部構成を概略的に示す断面図であ
る。図2及び図3において、符号18はケースであり、
符号20はカード挿入口、符号22はカード取出し口で
ある。図3に示すように、ケース18の内部には、カー
ド挿入口20に挿入されたリライタブルカード10をカ
ード取出し口22まで搬送するための搬送手段として、
複数対の送りローラ24a〜34a,24b〜34bが
配設されている。各対における一方の送りローラ(例え
ば添字aが付されている側のローラ)は、図示しない搬
送用モータにより回転駆動され、他方のフリーな送りロ
ーラ(添字bが付されている側のローラ)に適当な圧力
で接している。
【0015】カード挿入口20の裏側には、カード挿入
口20に挿入されたリライタブルカード10を確実に送
りローラ24a,24b間に導くためのガイド36が設
けられている。このガイド36とケース18との間の間
隙38にはシャッタ板40が摺動可能に配置されてお
り、このシャッタ板40をソレノイド42により摺動さ
せることで、カード挿入口20を開閉できるようになっ
ている。なお、ソレノイド42内に設けられたばね(図
示しない)により、非処理時には、シャッタ板40はカ
ード挿入口20から退避した開放位置に置かれる。
【0016】ガイド36には、カード挿入口20にリラ
イタブルカード10が挿入されたことを検知するための
センサ44が設けられている。このセンサ44は反射型
の光センサが好適である。さらに、リライタブルカード
10が挿入後、確実に搬送工程に入ったか否かを検知す
るために、送りローラ24a,24bと送りローラ26
a,26bとの間にも同様な光センサ46が設けられて
いる。
【0017】また、図3において、符号48,50はそ
れぞれ磁気ヘッドを示している。これらの磁気ヘッド4
8,50はカード搬送路Pに沿って配置されている。上
流側の磁気ヘッド48は、リライタブルカード10の磁
気層に記憶されている磁気情報を読み取るためのもので
あり、下流側の磁気ヘッド50は磁気情報の書込み(記
録)用ヘッドである。各磁気ヘッド48,50のヘッド
面にはフリーローラ52,54がばね56,58により
適当な圧力をもって当接されているが、これは、リライ
タブルカード10をヘッド面に接触させ書込み・読取り
の確実化を図るためである。
【0018】磁気ヘッド48,50間には、カード搬送
路Pに沿って、リライタブルカード10の情報表示部1
2の表示を消去するための消去手段が設けられている。
消去手段は、表面の温度を所定の消去温度に加熱するヒ
ータ(図示しない)が内蔵された消去板60から構成さ
れている。この消去板60は、正常に搬送されてきたリ
ライタブルカード10の情報表示部12に僅かな間隔を
もって対向するよう、カード搬送路Pに平行な状態でケ
ース18内に固定されている。また、消去板60は、情
報表示部12の表示内容を一括して消去するよう、情報
表示部12とほぼ同形或はそれよりもやや大きな形状と
なっている。
【0019】消去板60の対向位置には押圧板62が配
置されている。この押圧板62はソレノイド64により
消去板60に対して接近又は後退されるようになってい
る。押圧板62の押圧面は、非処理時には、カード搬送
路Pの一部となる図示の位置にあり、搬送されてきたリ
ライタブルカード10の表示内容を消去する際、消去板
60の側に移動してリライタブルカード10を消去板6
0に押し付けることができる。
【0020】消去板60と書込み用磁気ヘッド50との
間には、リライタブルカード10の情報表示部12に印
字を行う印字手段が設けられている。印字手段は、複数
個の発熱素子(図示しない)を一直線状に並べたいわゆ
るライン型のサーマルヘッド66から構成されている。
このサーマルヘッド66の発熱素子は、個々独立に所定
の印字温度まで加熱されるよう制御される。サーマルヘ
ッド66は、発熱素子の整列方向がカード搬送路Pに対
して直角となるように配置され、また、ソレノイド68
により支持されている。非処理時においては、サーマル
ヘッド68のヘッド面はカード搬送路Pから所定の間隔
だけ離隔され、印字時にはソレノイド68により駆動さ
れて、対向位置に配置されたローラ70に押し付けられ
るようになっている。
【0021】さらに、ケース18の前面には時計、好ま
しくは液晶時計72が取り付けられており、ケース18
内には警報音発生装置のような警報装置74が設けられ
ている。
【0022】本実施形態において、このタイムレコーダ
16は労務管理システムのターミナルとして用いられ、
外部のコンピュータに接続されて信号やデータの授受、
各構成要素の制御が行われる。
【0023】次に、このような構成のタイムレコーダ1
6の動作について説明する。なお、以下で述べる動作は
一例に過ぎず、ソウトウェア的に種々変更可能である。
【0024】まず、リライタブルカード10がカード挿
入口20に所定の向きで挿入され、第1の光センサ44
の前を横切ると、この光センサ44から検知信号が発せ
られ、コンピュータにおいてリライタブルカード10の
挿入があったことが認識される。そして、コンピュータ
は搬送用モータを駆動して、送りローラ24a〜34
a,24b〜34bを回転させる。
【0025】リライタブルカード10は、適正に挿入さ
れた場合、最上流側の送りローラ24a,24b間に挟
まれて下方に送られる。送りローラ24a,24bによ
る搬送が開始されると、リライタブルカード10の先端
が第2の光センサ46を横切るため、コンピュータは第
2の光センサ46からの信号により適正な搬送状態とな
ったと判断する。一方、第1の光センサ44からの検知
信号の入力があった後、所定時間経過しても、第2の光
センサ46から検知信号が発せられなかった場合には、
コンピュータは異常と判断して搬送用モータを逆転さ
せ、リライタブルカード10をカード使用者に返却す
る。
【0026】リライタブルカード10は正常に搬送が続
けられると送りローラ26a,26bを経て磁気ヘッド
48に至るが、ここで、本実施形態では送りローラ24
a,24bと送りローラ26a,26bとの間のカード
搬送路Pが湾曲されていることに注意されたい。これ
は、カード挿入口20を斜めにしてリライタブルカード
10の挿入を容易化すると共に重力落下を防止するため
であり、また、リライタブルカード10を湾曲させるこ
とでカード表面に付着した水滴やホコリを払い落とすた
めでもある。後述するように、リライタブルカード10
の情報表示部12は熱的に印字が行われるため、水滴や
ホコリを除去するこの機能は良好な印字結果を得るため
にも好ましい。
【0027】リライタブルカード10が磁気ヘッド48
のヘッド面に沿って摺動すると、磁気ヘッド48はリラ
イタブルカード10の磁気層に記憶されている磁気情報
を読み取り、その情報をコンピュータに入力する。コン
ピュータでは、まず入力情報そのものに異常があるか否
かを判断し、何等かの異常がある場合、搬送用モータを
逆転させて、カード使用者にリライタブルカード10を
返却する。また、異常がなければ、入力情報からカード
使用者が、就業管理が不要な特殊運用者であるか否かを
判断する。そして、特殊運用者である場合にはその運用
に従って処理を行うが、各企業での運用規則が相当に異
なることから、ここではその詳細については省略する。
【0028】次に、特殊運用者でない場合には、コンピ
ュータは就業管理が必要な従業員又はパートタイマ等と
判断する。この際、入力情報から管理期限が切れている
者と判断したときには、コンピュータは警報装置74を
作動させて警報音を発する等し、入門できないことをカ
ード使用者に知らせると共に、警備員等に注意を喚起す
る。
【0029】入門可能な従業員等の場合、コンピュータ
は、さらに、磁気情報から前回書込まれた最新の情報を
抽出し、その前回の日付と現時点の日付とを比較する。
【0030】日付が不一致の場合、現時点での処理にお
いては、カード挿入時の日にちと時刻がそれぞれ出勤日
と出勤時刻になり、その情報をバッファに一時的に記憶
する。なお、前回の時刻情報が2つあるか否か、すなわ
ち出勤時刻と退勤時刻の2つの情報があるか否かを判断
し、1つの場合には退勤時のカード打ち忘れと考え、そ
の旨の情報をバッファに記憶するようにしてもよい。
【0031】日付が一致しているときであって、時刻情
報が1つの場合には、カード挿入時の時刻が退勤時刻と
なる。また、本実施形態では勤務時間も印字するため、
コンピュータは退勤時刻と出勤時刻から勤務時間を演算
して求め、退勤時刻の情報と共に勤務時間の情報をバッ
ファに記憶する。同日に出勤時刻と退勤時刻の2つの情
報がある場合には、2度打ちと考えられるため、搬送用
モータを逆転させてリライタブルカード10を戻す。
【0032】リライタブルカード10の搬送が進み、カ
ード後端が第1の光センサ44を通り抜けたならば、コ
ンピュータは光センサ44からの信号に基づきリライタ
ブルカード全体がケース18内に入ったことを認識し、
ソレノイド42を駆動させてシャッタ板40でカード挿
入口20を閉じる。これによって、複数枚のリライタブ
ルカード10が挿入されることを防止することが可能と
なる。
【0033】コンピュータのバッファに一時的に記憶さ
れた情報は、リライタブルカード10の情報表示部12
に印字されるものであり、また、磁気層に新規な磁気情
報として記録されるものである。印字処理は、情報表示
部12の印字必要箇所がサーマルヘッド66に達したと
ころで、ソレノイド68に通電してヘッド面を情報表示
部12に当接させる。ソレノイド68を作動させるタイ
ミングは、搬送用モータの回転数と送り量とが比例関係
にあるので、第2のセンサ46の検知信号が入力されて
からの経過時間を計測することで求められる。サーマル
ヘッド66のヘッド面の当接後、リライタブルカード1
0の移動に伴って発熱素子を個々に印字温度まで発熱さ
せると、所望の印字が行われる。印字が完了したなら
ば、ソレノイド68への通電を停止してサーマルヘッド
66を初期状態に戻す。この動作原理については一般的
な感熱プリンタと実質的に同様である。
【0034】図1の(b)に示すように情報表示部12
の全ての行が印字で埋まっている場合、情報表示部12
の印字内容を消去する必要がある。この消去処理は、情
報表示部12が消去板60に正対した時にリライタブル
カード10の搬送を停止し、ソレノイドを64作動させ
て押圧板62を消去板60の方に移動させる。これによ
り、情報表示部12は、表面が消去温度となっている消
去板60に密着され、消去が行われる。
【0035】全ての印字内容を消去した後、前述したよ
うな印字処理に入る。その際、印字欄の第1行目から印
字を改めて行うことも可能であるが、図1の(c)に示
すように、過去の9日分の時刻等を改めて印字した後、
最終行に最新の時刻等の情報を印字すると、過去の記録
も残り好ましい。また、図1の(d)に示すように、第
1行目だけ消去して、そこに最新の時刻等を印字するこ
とも可能であるが、その場合には、一行のみを消去でき
るように消去タイミングを調整し、或は、消去板60の
幅を印字一行分の幅とする等の措置が必要となる。
【0036】消去・印字処理が終了した後、リライタブ
ルカード10は磁気ヘッド50に沿って摺動し、新規な
磁気情報が書き込まれ、最終的にはカード取出し口22
から排出される。リライタブルカード10が排出された
ならば、ソレノイド42への通電が停止され、シャッタ
板40が初期の開放位置に戻されて、一連の処理が完了
する。
【0037】カード使用者は、排出されたリライタブル
カード10に印字された時刻等の情報を、その場でタイ
ムレコーダ16の時計72と見比べ確認することができ
る。
【0038】また、リライタブルカード10には、互い
に相関性のある視認可能な文字情報と磁気情報とが記録
されるため、情報の一方が何等かの原因により消失して
も、記録を再生することが可能である。
【0039】記録された磁気情報はコンピュータ処理が
可能なものであるため、上述したようにIDカードの如
き用い方ができ、図示していないが、自動開閉扉や監視
装置等と連動させて用いることも可能である。このよう
にリライタブルカード10をIDカードとしても用いる
場合には、カードサイズは定期入れに入る程度とし、使
用者各人に携帯させることとなる。よって、その場合、
従来の紙製のタイムカードに必要であったカードラック
等が不要となる。
【0040】その他、取り出した情報及び演算結果をコ
ンピュータの内蔵記憶装置や外部記憶装置に記憶させ、
就業管理や給与管理のデータベースとして構築し、これ
らの管理の自動一括処理を図ることも可能となる。
【0041】以上、本発明の好適な実施形態について詳
細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、
種々の変形ないしは改良が可能である。例えば、上記実
施形態におけるリライタブルカード10は磁気カードに
高分子/低分子複合型の記録媒体を設けたものである
が、印字及び消去を繰り返し行うことのできる媒体なら
ば本発明を適用することが可能である。例えば、熱的に
書換えを行うものとしては、光の散乱率が加熱・冷却に
より変化される高分子液晶タイプや、加熱・冷却による
ラクトン環の開閉によって発色反応が生じるロイコ染料
タイプのものがある。また、磁気粉タイプや磁気カプセ
ルタイプと呼ばれる磁気的に消去・印字が可能な媒体も
あるが、この磁気的媒体の場合は、消去手段及び印字手
段に磁気的デバイスを用いる必要がある。
【0042】また、相関関係のある情報を記録する媒体
も磁気層である必要はなく、ICメモリであってもよ
い。すなわち、ICカードの表面にリライタブル媒体を
設けたカードを用いることも可能である。かかる場合
は、記録手段又は読取り手段である磁気ヘッドに代え、
コンピュータ等の制御装置に接続された電気的接触子を
タイムレコーダの内部に設け、ICメモリの端子と制御
装置とが電気的に接続されるようにしなければならな
い。
【0043】さらに、マイクロコンピュータをタイムレ
コード内に収め、単独で機能するスタンドアロンタイプ
とすることも可能である。
【0044】また、上記実施形態はカード挿入口と取出
し口とが別個に設けられたワンウェイタイプであるが、
挿入口と取出し口とが兼用されるタイプのタイムレコー
ダであってもよい。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のタイムレコ
ーダはリライタブルカードを用いるので、カードの繰返
し利用が可能となり、カードの保管や運搬、その他の取
扱いの手間が大幅に低減され、省資源化という社会的要
請にも適合するものである。
【0046】また、本発明のタイムレコーダはコンピュ
ータ処理可能な磁気等の情報を記録させることができる
ので、カード使用者の労務管理や入門管理等の自動化を
図ることができる。勿論、このデータ処理の自動化は集
計ミスの防止にも寄与する。
【0047】さらに、磁気情報のみを記録する方式では
記録内容の確認が困難であるが、本発明のタイムレコー
ダでは、磁気情報と相関性のある情報を印字し、その場
で見ることができるので、管理データの正確性を確認す
ることができる。
【0048】また、相関性のある2つの情報を記録でき
ることから、一方を他方のバックアップとして用いるこ
とも可能となり、タイムレコーダシステム全体に対する
信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイムレコーダに用いられるタイムカ
ードとしてのリライタブルカードの表面を示す図であ
り、印字方法を示す図である。
【図2】本発明によるタイムレコーダの一実施形態を示
す斜視図である。
【図3】図2に示すタイムレコーダの内部を概略的に示
す縦断面図である。
【符号の説明】
10…リライタブルカード、12,14…情報表示部、
16…タイムレコーダ、18…ケース、20…カード挿
入口、22…カード取出し口、24a〜34a,24b
〜34b…送りローラ、48…読取り用磁気ヘッド(読
取り手段)、50…書込み用磁気ヘッド(記録手段)、
60…消去板(消去手段)、62…押圧板、64…ソレ
ノイド、66…サーマルヘッド(印字手段)、68…ソ
レノイド、72…時計。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書換え可能な情報表示部を表面に有する
    カードをタイムカードとして用いるタイムレコーダであ
    って、 前記カードの前記情報表示部に所定の情報を印字するた
    めの印字手段と、 前記情報表示部に印字された情報を消去するための消去
    手段と、を備えることを特徴とするタイムレコーダ。
  2. 【請求項2】 前記カードが情報記録媒体を有する場合
    において、前記情報記録媒体に所定の情報を記録するた
    めの記録手段と、前記情報記録媒体に記録された情報を
    読み取るための読取り手段とを備えることを特徴とする
    請求項1に記載のタイムレコーダ。
  3. 【請求項3】 前記情報表示部に印字する情報と前記情
    報記録媒体に記録する情報とに相関性をもたせることを
    特徴とする請求項1に記載のタイムレコーダ。
JP30175696A 1996-11-13 1996-11-13 タイムレコーダ Pending JPH10143696A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001180021A (ja) * 1999-12-28 2001-07-03 Ricoh Co Ltd 印刷媒体、印刷システム、周辺装置および情報処理システム
JP2006155055A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Toshiba Tec Corp リライトカード処理装置及び出退勤管理システム

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