JP4318492B2 - カード発行装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、学生証や会員証などの身分証明用等のカードを発行する方法及び装置に関する。特には、卒業したり脱会して不要になった後で再使用できるカードの発行方法等に関する。
【0002】
【従来技術】
学生証や会員カードなど、身分証明用のIDカードには、カードの所有者に関する個別情報が記録されたICカードが広く使用されている。このようなICカードには、内蔵されている記録媒体に所有者の個人情報等が記録されているとともに、カードの一面には所有者の写真や住所、学生証の場合には学生番号、学部、学科等の目視可能な画像や文字情報が印刷されている。
【0003】
このようなIDカードは、有効期限切れになったり、卒業や脱会して不要になった場合は廃棄されることが一般的である。これは、上述のように、ICカードに個人情報が直接印刷されているため、その本人以外は使用できないためである。ところで、ICカードの記録媒体を含めたカード本体は、記録媒体を初期化して新たな情報を書き込むことにより繰り返し使用可能である。しかし、カード本体に特定の個人の情報が直接印刷されてしまっているため、廃棄せざるを得なくなってしまう。
【0004】
また、ICカードの製造時に、ICカードへの印刷過程で印字ミスや印字不良が生じた場合も同様の理由で廃棄される。
【0005】
ところが、ICカードは1枚の価格が2000円以上と高価なため、上述のように不要になった場合や、印刷ミスが生じた場合に廃棄することは、費用的な負担が重い。特に印刷ミスの場合は、印刷会社がそのミスに関わる費用を補償する責任を負うことになるため、印刷会社にとっては膨大な損失となる。
【0006】
一方、ICカードの材料としては、従来より塩ビが使用されてきたが、最近PETやABS等の材料に変わりつつある。このような材料は、昇華染料型熱転写インクや溶融型熱転写インクを使用するカードプリンタでは、インクとの相性が悪いため、写真や文字を直接印刷することが困難である。このため、写真や文字が印刷されたシールを予め準備し、このシールをICカードの一面に貼り付ける方法がとられることがある。この方法では、不要になったカードからシールを剥がすことによってカード本体を再使用できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところこの方法においては、以下の問題が発生する。
▲1▼ICカードの記録媒体への情報書き込みと、シールへの印刷及び貼り付けとを別工程で行っている。特に、情報書き込みは書き込み装置を用いて行い、シールをICカードに貼り付ける処理は人手で行っている。このように別工程とすると、記録媒体に書き込まれた情報と印刷された情報が同一人のものであるかを照合する必要が生じる。
▲2▼シールの接着剤(のり)の接着力が強いため、シールを剥がし難く、場合によってはICカードを破損することがある。
▲3▼シールへの印刷は、接着剤が塗布されていない面に行われるのが一般的である。つまり、カードの表面側が印刷面となる。そのため、インクの剥離や擦り傷により美観が損なわれたり、読みずらくなったりすることがある。特に、毎日の出退時に、認証装置やカードリーダー等に通す社員証の場合、問題は深刻である。
【0008】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、照合の手間のかからない、あるいは、再利用可能なIDカードの発行方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のカード発行装置は、 カード使用者に関する個別情報を記憶する記録媒体を有するカード本体3と、 該カード本体3の面に接する接着剤層7と、 該接着剤層7を介して前記カード本体3の面に接着された、前記カード使用者に関する目視可能な個別情報を表示する印刷面を有するフィルム5と、 を具備するカードの発行装置であって、 カード本体収容部20と、 該カード本体収容部20から搬送されたカード本体の記録媒体へ情報を書き込む情報書き込み部30と、 フィルム収容部40と、 該フィルム収容部40から搬送されたフィルム5の面に印刷する印刷部50と、 前記カード本体3の一面、又は、前記フィルム5の一面に接着剤層7を塗布する接着剤塗布部70と、 情報書き込み後のカード本体3と印刷後のフィルム5とを貼り合わせる貼り合わせ部90と、 各部を制御する制御部120とを含んで構成され、 前記各部が一台の装置内に配置されており、 前記情報書き込み部30及び前記印刷部50には、カード使用者の個人情報が送られて、前記情報書き込み部30では、カード本体3の記録媒体に前記情報が書き込まれ、前記印刷部50では、フィルム5に前記情報が印刷され、 ある個人のカードを発行する際に、フィルム5への印刷、カード本体3の記録媒体への情報書き込み、フィルムのカード本体への貼り付け、の一連の動作を、一人分ずつ枚葉処理により行ない、 前記貼り合わせ部90が、共通搬送経路91、下搬送経路93及び上搬送経路95を有し、印刷後のフィルム5又はカード本体3のいずれか一方が、前記共通搬送経路91を経て、前記下搬送経路93又は上搬送経路95のいずれか一方に搬送され、前記フィルム5又はカード本体3のいずれか他方が、前記共通搬送経路91を経て、前記下搬送経路93又は上搬送経路95のいずれか他方に搬送され、搬送された前記フィルム5及びカード本体3が位置合わせされた後に挟まれて貼り合わされることを特徴とする。なお、ここでカード本体(世の中では通常“カード”と呼ばれるもの)の例としては、ICカードや光カードを挙げることができる。
【0010】
上記カードにおいては、 前記接着剤層が、所定温度への昇温時に接着力が低下する特性を有することとすれば、接着剤層において、透明フィルムをカード本体から簡単に剥がすことができ、カード本体を再利用できる。また、透明フィルムの印刷面を、フィルムの接着剤層側の面に形成することにより、インクの剥離や印刷面の擦り傷により、印刷された写真や文字が擦れたり薄くなることがない。
【0011】
本発明に関連するカード発行方法は、 カード使用者に関する個別情報を記憶する記録媒体を有するカード本体と、 該カード本体の面に接する接着剤層と、 該接着剤層を介して前記カード本体の面に接着された、前記カード使用者に関する目視可能な個別情報を表示する印刷面を有する透明フィルムと、 を具備するカードの発行方法であって、 前記透明フィルムの印刷面を、該フィルムの前記接着剤層側の面に形成し、 前記透明フィルムへの印刷、前記カード本体の記録媒体への情報書き込み、該フィルムの該カード本体への貼り付け、を一連の動作で行うことを特徴とする。
【0012】
ある個人のカードを発行する際に、透明フィルムへの印刷、カード本体の記録媒体への情報書き込み、フィルムのカード本体への貼り付け、の一連の動作を、一人分ずつ行うこと(枚葉処理)により、記録媒体に書き込まれた情報と、フィルムへ印刷された情報を確実に合致させることができる。そのため、照合作業に払う手間・神経・ミス時の負担などが解消する。
【0013】
本発明においては、 前記透明フィルムが前記カード本体と同じサイズに裁断されたものであり、 該透明フィルムを一枚ずつ搬送・印刷・貼り付けることができる。
【0014】
本発明においては、 前記カードの前記接着剤層の接着力を低下させた後に前記透明フィルムを前記カード本体から剥がし、 該カード本体の記録媒体を初期化し、 新規の透明フィルムの印刷面に書き換え情報を印刷した後に該フィルムを前記カード本体に貼り付けることにより、カード本体を繰り返し使用することができる。
接着剤の接着力を低下させる方法としては、カードを所定温度に昇温する方法などを採用できる。このような接着剤としては、ホットメルト型のものなどを使用できる。昇温の温度としては、例えば180℃以下である。
本発明に関連する他のカード発行方法は、カード使用者に関する個別情報を記憶する記録媒体を有するカード本体と、該カード本体の面に接する接着剤層と、該接着剤層を介して前記カード本体の面に接着された、前記カード使用者に関する目視可能な個別情報を表示する印刷面を有するフィルムと、を具備するカードの発行方法であって、前記フィルムへの印刷と前記カード本体の記録媒体への情報書き込みを一連の動作で行うことを特徴とする。
【0015】
本発明に関連するカード発行装置は、 カード使用者に関する個別情報を記憶する記録媒体を有するカード本体と、 該カード本体の面に接する接着剤層と、 該接着剤層を介して前記カード本体の面に接着された、前記カード使用者に関する目視可能な個別情報を表示をする印刷面を有する透明フィルムと、 を具備するカードの発行装置であって、 前記カード本体の一面、又は、前記透明フィルムの一面に接着剤層を塗布する手段と、 前記カード本体の記録媒体へ情報を書き込む手段と、 前記透明フィルムの前記接着剤層側の面に前記目視可能な個別情報を印刷する手段と、 該フィルムを前記カード本体に貼り付ける手段と、を備えることを特徴とする。
【0016】
本発明においては、前記接着層の接着力を低下させる手段をさらに備えることが好ましい。特には、 前記接着剤層を所定温度に昇温する手段をさらに備えることが好ましい。
【0017】
本発明に関連する他のカード発行装置は、 カード使用者に関する個別情報を記憶する記録媒体を有するカード本体と、 該カード本体の面に接する接着剤層と、 該接着剤層を介して前記カード本体の面に接着された、前記カード使用者に関する目視可能な個別情報を表示する印刷面を有するフィルムと、 を具備するカードにおいて前記カード本体から前記フィルムを剥すカード発行装置であって、 前記接着剤層を所定温度に昇温する手段を備えることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明のカード発行方法に係るカードについて説明する。
図1は、本発明のカード発行方法に係るカードの構成例を説明する図であり、図1(A)は平面図、図1(B)は分解斜視図、図1(C)は側断面図、図1(D)は透明フィルムの裏面図である。
カード1は、図1(B)、(C)に示すように、カード本体3と、同カード本体3の一面に塗布された接着剤層7と、同接着剤層7を介してカード本体3に接着された透明フィルム5とからなる三層構造を有する。なお、接着剤層7は、透明フィルム5の面に塗布してもよい。
【0019】
このカード1は、学生証や、会員証、社員証など、所有者の個人情報(住所、学生(会員、社員)番号、所属、生年月日など)が記録されて、個人の証明を行うIDカードとして使用される。さらに、例えば、生協や学生食堂、社員食堂などを利用したときの履歴や、電子マネーの蓄積、セキュリティーキーコードなどを更新、記録することもできる。
【0020】
カード本体3は、一般的なICカードを使用できる。このようなICカードは、例えば、ABSやPET等の樹脂で作製され、記録媒体としてICチップを内蔵している。ICチップ内のメモリに、所有者の住所、学生(会員、社員)番号、所属、生年月日などの個人情報が記録されている。また、他に、電子マネーの蓄積、セキュリティ−キーコードなどの情報が更新、記録される。カード本体3の裏面には、また、別の記録媒体として磁気テープMTが貼り付けられている。この磁気テープMTにも、生年月日、住所、学生(会員、社員)番号などの個人情報が記録されている。
【0021】
透明フィルム5の接着剤層7の側の面(裏側の面)5bには、所有者の写真、住所、学生(会員、社員)番号、所属、生年月日などの、目視可能な画像や文字が印刷されている。つまり、透明フィルム5にこのような画像や文字を印刷する際は、図1(D)に示すように、これらの画像や文字を鏡像反転させた画像や文字を、透明フィルム5の裏側の面5bに印刷することになる。
【0022】
透明フィルム5の印刷面5bは、カード本体3の一面に接着剤層7で貼り付けられている。この接着剤は、常温時では高い接着力を有するが、所定温度への昇温時に接着力が低下する特性を有する。つまり、常温環境下で、カード本体3の一面に透明フィルム5をシールのように貼り付けることができる。そして、所定温度に昇温すると、接着剤の接着力が低下して透明フィルム5をカード本体3から剥がすことができる。所定温度としては、ICカード3のチップICに悪影響を与えることがなく、また、日常生活においてほとんど存在しておらず、日常生活中に昇温により透明フィルム5がカード本体3から剥がれるようなこともないような温度が好ましい。このような接着剤としては、例えば、ホットメルト接着剤と呼ばれるものを使うことができる。
【0023】
つまり、このカード1が不要になった場合には、所定温度に昇温することにより、透明フィルム5をカード本体3から簡単に剥離することができる。そして、カード本体3の記録媒体に記録されている情報を初期化して書き換えることにより、ある個人の使用後に不要になった場合にもカード本体3を再使用することができる。また、透明フィルム5の印刷面5bは接着剤層7に接しており、カード1の表面はフィルム面5aとなっている。このため、カードリーダーや認証装置にカードを通しても、フィルム面5aが直接読み取り装置に触れるため、印刷面5bの印刷情報が擦れたりすることがない。
【0024】
次に、本発明のカード発行装置について説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係るカード発行装置の構成を示す図であり、図2(A)は装置全体を模式的に示す図であり、図2(B)はブロック図である。このカード発行装置10は、主に、カード本体収容部20、情報書き込み部30、透明フィルム収容部40、印刷部50、接着剤層塗布部70、貼り合わせ部90、制御部120とから構成される。各部は一台の装置内に配置されている。制御部120には、PC125から、学生、会員、社員などの個人情報(顔写真画像イメージ、生年月日、住所、所属、学生(会員、社員)番号など)が送られ、個別枚葉処理が行われる。
【0025】
次に、図2(B)を参照して、このカード発行装置10の作業の概要を説明する。
まず、PC125から、ある個人Aの情報が情報書き込み部30に送られる。情報書き込み部30では、カード本体3の記録媒体にこの情報が書き込まれ、その後、接着剤層塗布部70で、情報が書き込まれたカード本体3に接着剤層7を塗布する。接着剤層7が塗布されたカード本体3は、貼り合わせ部90に搬送されて、同部で待機する。一方、印刷部50には、制御部120から個人Aの情報が送られる。印刷部50では、透明フィルム5に情報が印刷される。その後、透明フィルム5を貼り合わせ部90に搬送される。なお、情報書き込みと印刷の順は逆でもよい。
そして、貼り合わせ部90では、待機していたカード本体3の接着剤層7に、透明フィルム5が貼り合わされる。これで、個人Aのカード1が発行される。そして、次の個人Bの情報がPC125から呼び出されて、同様の処理が行われる。
【0026】
このように、PC125から一人分の情報が送られると、一人分ずつ、カード本体の記録媒体への書き込み、透明フィルムへの印刷、そして、ICカードと透明フィルムの貼り合わせを行っている。このため、印刷情報と書き込み情報との同一性が得られる。
【0027】
次に、カード発行装置10の各部及びその作用について説明する。
まず、カード本体3の処理工程について説明する。
図3は、カード本体の処理工程を説明する図である。
カード本体収容部20には、複数のカード本体3が収容されている。このカード本体3の記録媒体は初期化されている。まず、収容部20から1枚のカード本体3が移行部25に搬送される。移行部25には、回動可能、かつ、カード送り可能な2つのロータ26、26´が上下に配置されている。各ロータは、カード本体3を保持して、水平状態(図の実線で示す状態)と垂直状態(図の破線で示す状態)の姿勢をとるように回動する。カード本体3は、水平状態をとっている下ロータ26上に搬送され、その後下ロータ26から書き込み部30に送られる。
【0028】
書き込み部30には、ICデータ書き込み装置31と磁気データ書き込み装置33が備えられている。これらの装置には、メモリ101から呼び出された個人Aの個人情報が送られている。同部に搬送されたカード本体3は、ICデータ書き込み装置31で個人Aの個人情報がICチップに記録され、磁気データ書き込み部33で同情報が磁気テープに記録される。
その後、カード本体3は移行部25に戻る。
【0029】
移行部25において、カード本体3は、水平状態をとっている下ロータ26上に載せられる。そして、下ロータ26が垂直状態に回動して、カード本体3を立てた後、垂直状態をとっている上ロータ26´に送る。そして、上ロータ26´が水平状態に回動して、カード本体3を横にした状態で接着剤塗布部70に送り出す。
【0030】
接着剤層塗布部70には、ロール状の接着剤シート71が配置されている。接着剤シート71は、接着剤層7と、剥離層73とからなる。接着剤層7は、カード本体3の長さと等しい長さ毎に区切られており、接着剤層と接着剤層との間にはスキマ7aが開いている。接着剤は、上述のように、常温時では高い接着力を有するが、所定温度への昇温時に接着力が低下する特性を有する。接着剤シート71は、接着剤層を外側の面としてローラ75にロール状に巻かれている。同シート71は、ローラ75から繰り出されて、2つのガイドローラ79、上送りローラ81を介して、巻き取りローラ77に巻き取られる。ガイドローラ79は剥離性の高い材料で作製される。上送りローラ81の下方には下送りローラ83が対向している。
【0031】
上下送りローラ81、83間には、カード本体3及び透明フィルム5が通過する搬送経路85が形成されている。この搬送経路85は、移行部25の上ロータ26´から、次工程のカード貼り合わせ部90へ延びている。そして、カード本体3又は透明フィルム5を移行部25から貼り合わせ部90へ搬送する。搬送経路85上には、カード本体3や透明フィルム5の幅と等しい幅のガイドレール(図示されず)が設けられており、カード本体3や透明フィルム5は、搬送経路85上で、ズレたり傾いたりしないように保持される。
【0032】
搬送経路85に送られたカード本体3の前端が上下送りローラ81、83間に進入すると、上送りローラ81が下送りローラ83方向に移動し、両ローラ間に接着剤シート71とカード本体3が挟み込まれる。そして、両送りローラ81、83を回転させて、同時に巻き取りローラ77を回転させると、接着剤シート71の接着剤層7が剥離層73から剥離しながらカード本体3に接着する。そして剥離層73のみが巻き取りローラ77に巻き取られる。接着剤層7は、カード本体3の長さ毎に区切られているため、一枚のカード本体3へ、一枚分の接着剤層7が接着する。その後、上送りローラ81は下送りローラ83から離れて両ローラの回転が停止し、巻き取りローラ77の回転が停止する。
接着剤層7が接着されたカード本体3は搬送経路85上を貼り合わせ部90に送られる。
【0033】
貼り合わせ部90には、搬送経路85に連続して共通搬送経路91が設けられている。共通搬送経路91は、下搬送経路93と上搬送経路95に分岐している(詳細後述)。接着剤層付きのカード本体3は、共通搬送経路91から下搬送経路93に送られて、同経路上で待機する。このとき、カード本体3の接着剤層7の面が上側となる。
【0034】
次に、透明フィルム5の処理工程について説明する。
図4は、透明フィルムの処理工程を説明する図である。
透明フィルム収容部40には、カード本体3と同じ寸法の複数の透明フィルム5が収容されている。まず、収容部40から1枚の透明フィルム5が、印刷部50に搬送される。
【0035】
印刷部50にも、個人Aに関する情報が画像データとして送られている。この画像は、目視可能情報(IDカードに印刷される写真画像や文字)を鏡像反転させた画像や文字である。画像データは、予めイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各要素に分解されている。印刷部50には、熱転写用のロール状インクリボン51が備えられている。インクリボン51は、ほぼ同じ長さのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各インク層及びオーバーコート剤層を1つのユニットとして、このユニットを繰り返して基体上に配列したものである。インクリボン51はローラ53に巻き回されている。同ローラ53から繰り出されたインクリボン51は、巻き取りローラ55で巻き取られる。両ローラ53、55の間にはサーマルヘッド57が配置されている。サーマルヘッド57の先端に対向する位置にはプラテンローラ59が配置されている。
【0036】
印刷部50に搬送された透明フィルム5は、その外周部でホルダ(図示されず)に保持される。このとき、透明フィルム5の接着剤層側となる面(印刷面)5bが、サーマルヘッド57の側となるように保持される。ホルダは、サーマルヘッド57の先端とプラテンローラ59との間を正逆方向に複数回往復運動する。
【0037】
ホルダに保持された透明フィルム5の前端部が、印字部(サーマルヘッド57の先端とプラテンローラ59との間)に進入する位置まで移動したとき、インクリボン51のイエローインクの前端が同印字部に位置するように、巻き取りローラ55でインクリボン51を巻き取る。そして、ホルダの正方向への移動と巻き取りローラ55の巻き取りを同期させ、透明フィルム5とインクリボン51を等速で印字部を通過させる。このとき、プラテンローラ59をサーマルヘッド57の方向に押すとともにサーマルヘッド57を発熱させる。サーマルヘッド57の発熱は、上記の画像データに基づいて制御され、画像データのイエロー要素に相当する部分でイエローインクが透明フィルム5に熱転写される。
【0038】
次に、プラテンローラ59をサーマルヘッド57から離れる方向に移動させ、ホルダを逆方向へ移動させて、透明フィルム前端部を印字部まで戻す。巻き取りローラ55は停止しており、インクリボン51のマゼンタインクが次の位置に進入している。その後、同様に、ホルダの正方向への移動と、インクリボン51の巻き取りを同期させ、透明フィルム5とインクリボン51を等速で印字部を通過させる。このとき、プラテンローラ59をサーマルヘッド57の方向に押すとともにサーマルヘッド57を発熱させる。サーマルヘッド57の発熱は、上記の画像データに基づいて制御され、画像データのマゼンタ要素に相当する部分でマゼンタインクが透明フィルム5に熱転写される。
【0039】
この作業を、シアンインク、ブラックインクで繰り返し、透明フィルム5にカラー画像を印刷する。このとき、印刷面5b(サーマルヘッド側の面)から見た画像は、図1(D)に示すように、最終的な目視可能情報の画像や文字を鏡像反転させた画像や文字である。最後にオーバーコート剤層を熱転写して、印刷面をオーバーコート剤でコートしてインクの滲みを防ぐ。この例では、ホルダは、全部で5回往復運動する。
【0040】
印刷及びオーバーコート剤層のコーティングが終了した透明フィルム5は、ホルダにより移行部25に搬送される。移行部25では、上ロータ26´が垂直状態をとって待機している。この上ロータ26´上に、透明フィルム5が印刷面が下側となるように搬送される。その後、上ロータ26´が水平方向に回転する。
【0041】
透明フィルム5は、接着剤塗布部70の搬送経路85を通って貼り合わせ部90に搬送される。このとき、透明フィルム5の印刷面5bは下側である。接着剤塗布部70では、上送りローラ81が下送りローラ83から離れるように移動しており、両ローラ81、83間にはスキマが開いている。透明フィルム5はこのスキマを通って貼り合わせ部90の共通搬送経路91から上搬送経路95へ搬送される。
【0042】
図5は、貼り合わせ部を説明する図である。
貼り合わせ部90は、上述のように、共通搬送経路91の先で、下搬送経路93と上搬送経路95に分岐している。各搬送経路には、前後2ヶ所に、各々下送りローラ96、97、98、99が配置されている。また、各搬送経路の前方には、カード本体3又は透明フィルム5の前端の位置を検出するセンサ103、105が配置されている。
【0043】
センサ103、105の前方では、各搬送経路は排出経路107に合流している。この合流部下流の上下にはプレスローラ109、111が配置されている。
【0044】
透明フィルム5は、共通搬送経路91から上搬送経路95に移動して、一端停止する。このとき、透明フィルム5の印刷面5bは下側である。一方、下搬送経路93には、カード本体3が待機している。このとき、カード本体3の接着剤層7は上側である。
透明フィルム5及びカード本体3が各搬送経路に搬送された後、各センサ103、105で、カード本体3及び透明フィルム5の前端の位置を検出する。そして、両位置が同じになるように各送りローラを駆動する。
【0045】
カード本体3と透明フィルム5の前端の位置が一致すると、各送りローラを同時に回転させて、カード本体3と透明フィルム5とを、同時に排出経路107に送り出す。すると、カード本体3と透明フィルム5は、上下プレスローラ109、111で挟まれて、カード本体3の接着剤層7に透明フィルム5の印刷面5bが前端から貼り合わされる。そして、カード本体3の接着剤層7に透明フィルム5の印刷面5bが接着される。
【0046】
貼り合わされたカード1は排出口から排出される。これにより、個人Aに関する情報が記録されたカード1が発行される。上述のように、この装置10では、PC125から呼び出された個人Aの情報について、カード本体3への情報の書き込み、透明フィルム5への情報の印刷、及び、カード本体3と透明フィルム5の貼り合わせの一連の作業が1回だけ行われている。したがって、各情報は同一個人のものであり、記録された情報と印刷された情報とは一致している。また、透明フィルム5の印刷面5bを内側としているため、印刷面の汚れや剥離を生じない。
【0047】
次に、この例のカード1を再使用する方法について説明する。
カード本体3と透明フィルム5を接着している接着剤は、常温時では高い接着力を有するが、所定温度への昇温時に接着力が低下する特性を有する。つまり、所定温度に昇温すると、接着力が低下して透明フィルム5をカード本体3から剥がすことができる。
【0048】
図6は、カードを再使用する工程を説明する図である。
カード1を再使用する工程において、図6の上側の図に示すように、カードを所定温度に昇温する剥離準備装置(カード発行装置)300を用意する。この装置300内には、入口から出口までカードが通過する搬送経路301が設けられている。搬送経路301に沿って、上流側から順に、上下送りローラ303、上加熱ローラ305、下送りローラ306、送りローラ309が配置されている。上加熱ローラ305は所定温度に加熱されている。
【0049】
カード1は、透明フィルム5の面を上側にして装置300の入口に入れられる。その後、上下送りローラ303で上下ローラ305間に送られ、上加熱ローラ305で透明フィルム5が加熱される。熱は透明フィルム5から接着剤層7に伝熱し、接着剤層7が加熱される。
【0050】
このような熱によって、接着剤7の接着力が低下する。カード1が装置300から排出された後、図6の下側の図に示すように、透明フィルム5を人手などでカード本体3から剥がすと、透明フィルム5は簡単にカード本体3から剥離する。この剥離作業は、装置300からカード1が排出された後、30秒以内に行うことが好ましい。
【0051】
透明フィルム5が剥離されたカード本体3は、ICチップや磁気テープを初期化することにより再使用できる。
【0052】
この例の剥離準備装置300は、カード1のカード本体3から透明フィルム5を剥離するだけの作業を行うものであるが、この装置300を、図2のカード発行装置10に設けてもよい。その場合、この装置300で接着剤層7の接着力を低下させて、手で透明フィルム5を剥離した後、カード本体3をカード本体収容部20に収容する。そして、カード本体3を、移送部25を経て情報書き込み部30へ搬送する。同部において、各書き込み装置でカード本体3の記録媒体を初期化した後、個人情報を書き込む。
【0053】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、カードに印刷された情報と記録媒体に記録された情報を確実に合致させることができ、照合作業に払う手間などが解消される。また、印字不良や、有効期限切れなどで不要になったICカードを再利用することができる。さらに、印刷面がフィルム面の内側となるため、インクの剥離や、カードリーダーに通す際の摩擦などにより、印刷面が擦れることがない。さらには、情報の書き込み、印刷等の作業を自動化できるため、カード発行処理時間を大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード発行方法に係るカードの構成例を説明する図であり、図1(A)は平面図、図1(B)は分解斜視図、図1(C)は側断面図、図1(D)は透明フィルムの裏面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るカード発行装置の構成を示す図であり、図2(A)は装置全体を模式的に示す図であり、図2(B)はブロック図である。
【図3】カード本体の処理工程を説明する図である。
【図4】透明フィルムの処理工程を説明する図である。
【図5】貼り合わせ部を説明する図である。
【図6】カードを再使用する工程を説明する図である。
【符号の説明】
1 カード 3 カード本体
5 透明フィルム 7 接着剤層
10 カード発行装置
20 カード本体収容部 25 移行部
26 ロータ
30 情報書き込み部 31 ICデータ書き込み装置
33 磁気データ書き込み装置
40 透明フィルム収容部
50 印刷部 51 インクリボン
53 ローラ 55 巻き取りローラ
57 サーマルヘッド 59 プラテンローラ
70 接着剤層塗布部 71 接着剤シート
73 剥離層 75 ローラ
77 巻き取りローラ 79 ガイドローラ
81 上送りローラ 83 下送りローラ
85 搬送経路
90 貼り合わせ部 91 共通搬送経路
93 下搬送経路 95 上搬送経路
96、97、98、99 下送りローラ
103、105 センサ 107 排出経路
109、111 プレスローラ
120 制御部 125 PC
300 剥離準備装置(カード発行装置)
301 搬送経路 303 上下送りローラ
305 上加熱ローラ 306 下送りローラ
309 送りローラ

Claims (1)

  1. カード使用者に関する個別情報を記憶する記録媒体を有するカード本体3と、
    該カード本体3の面に接する接着剤層7と、
    該接着剤層7を介して前記カード本体3の面に接着された、前記カード使用者に関する目視可能な個別情報を表示する印刷面を有するフィルム5と、
    を具備するカードの発行装置であって、
    カード本体収容部20と、
    該カード本体収容部20から搬送されたカード本体の記録媒体へ情報を書き込む情報書き込み部30と、
    フィルム収容部40と、
    該フィルム収容部40から搬送されたフィルム5の面に印刷する印刷部50と、
    前記カード本体3の一面、又は、前記フィルム5の一面に接着剤層7を塗布する接着剤塗布部70と、
    情報書き込み後のカード本体3と印刷後のフィルム5とを貼り合わせる貼り合わせ部90と、
    各部を制御する制御部120とを含んで構成され、
    前記各部が一台の装置内に配置されており、
    前記情報書き込み部30及び前記印刷部50には、カード使用者の個人情報が送られて、前記情報書き込み部30では、カード本体3の記録媒体に前記情報が書き込まれ、前記印刷部50では、フィルム5に前記情報が印刷され、
    ある個人のカードを発行する際に、フィルム5への印刷、カード本体3の記録媒体への情報書き込み、フィルムのカード本体への貼り付け、の一連の動作を、一人分ずつ枚葉処理により行ない、
    前記貼り合わせ部90が、共通搬送経路91、下搬送経路93及び上搬送経路95を有し、印刷後のフィルム5又はカード本体3のいずれか一方が、前記共通搬送経路91を経て、前記下搬送経路93又は上搬送経路95のいずれか一方に搬送され、前記フィルム5又はカード本体3のいずれか他方が、前記共通搬送経路91を経て、前記下搬送経路93又は上搬送経路95のいずれか他方に搬送され、搬送された前記フィルム5及びカード本体3が位置合わせされた後に挟まれて貼り合わされることを特徴とするカードの発行装置。
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