JPH10141097A - 内燃機関の制御装置、バルブタイミング制御装置及びバルブタイミング制御方法 - Google Patents

内燃機関の制御装置、バルブタイミング制御装置及びバルブタイミング制御方法

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JPH10141097A
JPH10141097A JP8294227A JP29422796A JPH10141097A JP H10141097 A JPH10141097 A JP H10141097A JP 8294227 A JP8294227 A JP 8294227A JP 29422796 A JP29422796 A JP 29422796A JP H10141097 A JPH10141097 A JP H10141097A
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valve timing
bank
control
knocking
engine
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JP8294227A
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English (en)
Inventor
Tatsuaki Nakanishi
達明 中西
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バンク間において、実圧縮比のずれを検出し
て、この検出結果に基づいてバルブタイミングを制御す
ることにより、正確に燃焼状態のずれを補正できる内燃
機関のバルブタイミング制御装置を提供する。 【解決手段】電子制御装置(ECU)23は各バンク
3,4におけるバルブタイミング機構(VVT)を制御
すべくエンジン1の運転状態に応じた制御量に基づいて
VVTを駆動制御する。各バンク3,4に設けられたノ
ックセンサ34は、バンク3,4で発生するノッキング
を検出しECU23は、各ノックセンサ24のノッキン
グ検出に基づいて、各バンク3,4におけるバルブタイ
ミングに係る制御量を算出する。ECU23は両バンク
の制御量を比較して、この結果に基づいて、VVTの制
御量を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエンジンの運転中に吸
気バルブ又は排気バルブの少なくともいずれか一方の作
動タイミングを制御するバルブタイミング装置に係り、
詳しくはクランクシャフトを中心に各気筒を二つのバン
クに分けて配置してなる内燃機関におけるバルブタイミ
ング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバルブタイミング制御装
置として、例えば特開昭60−36705号公報に示さ
れているようにエンジンの負荷や、エンジンの回転数に
基づいてバルブタイミングを設定し、ポート圧力により
所望の特性が最大限に発生できるように作動タイミング
を補正することが行なわれている。ところでV型エンジ
ンのように気筒列毎に個々にバルブタイミング機構を備
えている場合、単にその気筒列毎、すなわち各バンクの
バルブタイミング機構を同一の制御を行なうだけでは、
精度上気筒列間の出力特性に差が発生し、振動等の問題
が生ずる。
【0003】すなわち、V型エンジンの場合、吸排気系
緒元の設計的制約、タイミングベルト、カムプーリ等の
動弁系部品の寸法誤差により各バンクにおけるバルブタ
イミング機構のバルブタイミング(オーバラップ)が異
なり、両バンク間の吸入空気量差を生じる場合がある。
この吸入空気量がバンク間で異なれば、トルク変動を抑
制することが難しくなり、空燃比制御性が悪化するとと
もに、出力向上が図れない問題がある。又、アイドル時
ではオーバラップ変化により、燃焼が不安定となり、ア
イドル振動等に不利である問題がある。
【0004】この問題を解消するために、既に出願人
は、特開平6−229212号において、左右バンクの
吸気管圧力をそれぞれ検出し、この両者の吸気管圧力を
等しくなるようにバルブタイミングを制御し、バンク間
の燃焼状態を等しくするようにしたバルブタイミング制
御装置を提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バンク間にお
いては構造的に、或いは組付け公差等の点から、吸気系
の差の影響を受け易く、単に吸気管圧力を等しくするの
みでは、バンク間の燃焼状態(実圧縮比等)を正確に補
正することは困難な問題がある。
【0006】この発明の目的はV型エンジンにおいて、
バンク間において、実圧縮比のずれを検出して、この検
出結果に基づいてバルブタイミングを制御することによ
り、正確に燃焼状態のずれを補正できる内燃機関のバル
ブタイミング制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、エンジンの各気筒がクランクシャフトを
中心に二位置に分けて配置されてなる各バンクと、前記
各バンクにおけるバルブタイミングをそれぞれ可変する
バルブタイミング機構と、前記各バンクにおけるバルブ
タイミングを制御すべく前記エンジンの運転状態に応じ
た制御量に基づいて前記バルブタイミング機構を駆動制
御するバルブタイミング制御手段とを備えたバルブタイ
ミング制御装置において、前記各バンクに設けられ、バ
ンクで発生するノッキングを検出するノッキング検出手
段と、前記各ノッキング検出手段の検出に基づいて、各
バンクにおけるバルブタイミングに係る制御量を算出す
るバルブタイミング制御量算出手段と、前記両バンクの
制御量を比較して、この結果に基づいて、バルブタイミ
ング機構の制御量を補正する第1の制御量補正手段とを
備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制
御装置を要旨とするものである。
【0008】請求項2の発明は、エンジンの各気筒がク
ランクシャフトを中心に二位置に分けて配置されてなる
各バンクと、前記各バンクにおけるバルブタイミングを
それぞれ可変するバルブタイミング機構と、前記各バン
クにおけるバルブタイミングを制御すべく前記エンジン
の運転状態に応じた制御量に基づいて前記バルブタイミ
ング機構を駆動制御するバルブタイミング制御手段とを
備えた内燃機関の制御装置において、前記各バンクに設
けられ、バンクで発生するノッキングを検出するノッキ
ング検出手段と、ノッキング検出手段の検出結果に基づ
いて各バンクにおけるノッキング頻度の高い特定気筒を
判定する第1の特定気筒判別手段と、同特定気筒に係る
ノッキングを抑制するノッキング抑制手段と、前記ノッ
キング抑制手段による制御の間、各バンクのバルブタイ
ミングの制御量を補正し、そのときに前記各ノッキング
検出手段の検出に基づいて、各バンクにおける前記特定
気筒以外の他の気筒に係るノック頻度の高い第2の特定
気筒を判別する第2の特定気筒判別手段と、前記第2の
特定気筒判別手段により、第2の特定気筒が判別された
ときの各バンクのバルブタイミングの制御量を比較し
て、この結果に基づいて、バルブタイミング機構の制御
量を補正する第2の制御量補正手段とを備えた内燃機関
の制御装置を要旨とするものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項2において、前
記ノッキング抑制手段は、特定気筒に設けられた点火手
段の点火時期を所定量遅角制御するものであることを要
旨とするものである。
【0010】請求項4の発明は、エンジンの各気筒がク
ランクシャフトを中心に二位置に分けて配置されてなる
各バンクと、前記各バンクにおけるバルブタイミングを
それぞれ可変するバルブタイミング機構と、前記各バン
クにおけるバルブタイミングを制御すべく前記エンジン
の運転状態に応じた制御量に基づいて前記バルブタイミ
ング機構を駆動制御するバルブタイミング制御手段とを
備えたバルブタイミング制御装置の制御方法において、
前記各バンクで発生するノッキングを検出し、その検出
に基づいて、各バンクにおけるバルブタイミングに係る
制御量を算出し、算出した前記両バンクの制御量を比較
して、この結果に基づいて、バルブタイミング機構の制
御量を補正して、各バンクのバルブタイミング機構を制
御する内燃機関のバルブタイミング制御方法を要旨とす
るものである。
【0011】(作用)請求項1の発明により、バルブタ
イミング制御手段は各バンクにおけるバルブタイミング
を制御すべくエンジンの運転状態に応じた制御量に基づ
いて前記バルブタイミング機構を駆動制御する。
【0012】又、ノッキング検出手段は、バンクで発生
するノッキングを検出し、バルブタイミング制御量算出
手段は、各ノッキング検出手段の検出に基づいて、各バ
ンクにおけるバルブタイミングに係る制御量を算出す
る。そして、第1の制御量補正手段は、前記両バンクの
制御量を比較して、この結果に基づいて、バルブタイミ
ング機構の制御量を補正する。
【0013】請求項2の発明によれば、バルブタイミン
グ制御手段は、各バンクにおけるバルブタイミングを制
御すべくエンジンの運転状態に応じた制御量に基づいて
前記バルブタイミング機構を駆動制御する。又、点火時
期制御手段は、前記点火手段をエンジンの運転状態に応
じて駆動制御する。
【0014】ノッキング検出手段は、バンクで発生する
ノッキングを検出し、第1の特定気筒判別手段は、ノッ
キング検出手段の検出結果に基づいて各バンクにおける
ノッキング頻度の高い特定気筒を判定する。
【0015】そして、ノッキング抑制手段が、前記特定
気筒に係るノッキングを抑制している間に、第2の特定
気筒判別手段は、各バンクのバルブタイミングの制御量
を補正し、そのときに前記各ノッキング検出手段の検出
に基づいて、各バンクにおける前記特定気筒以外の他の
気筒に係るノック頻度の高い第2の特定気筒を判別す
る。
【0016】第2の制御量補正手段は、前記第2の特定
気筒判別手段により、第2の特定気筒が判別されたとき
の各バンクのバルブタイミングの制御量を比較して、こ
の結果に基づいて、バルブタイミング機構の制御量を補
正する。
【0017】請求項3の発明によれば、ノッキング抑制
手段は、特定気筒に設けられた点火手段の点火時期を所
定量遅角制御する。請求項4の発明は、各バンクで発生
するノッキングを検出し、その検出に基づいて、各バン
クにおけるバルブタイミングに係る制御量を算出し、算
出した前記両バンクの制御量を比較して、この結果に基
づいて、バルブタイミング機構の制御量を補正して、各
バンクのバルブタイミング機構を制御する。
【0018】
【実施の形態】以下、本発明における内燃機関のバルブ
タイミング装置を具体化した一実施例を図1〜図3に従
って説明する。
【0019】図1はこの発明のバルブタイミング制御装
置を適用したガソリンエンジンにおける概略構成図を示
している。この実施の形態では、多気筒V型(この実施
の形態では、6気筒V型)のエンジン1の各気筒は、3
気筒ずつクランクシャフト2を中心に左右二つの位置に
分けて配置されて左右各バンク3,4を構成している。
この実施の形態では右バンクを第1バンク、左バンクを
第2バンクとしている。各バンク3,4に設けられたカ
ムシャフト5,6の一端には、同カムシャフト5,6に
よって開閉駆動される図示しない吸気バルブの開閉タイ
ミング(バルブタイミング)を可変にするカムプーリア
ッシィ7,8がそれぞれ設けられている。このカムプー
リアッシィは連続位相可変型とされている。
【0020】各カムプーリアッシィ7,8には油圧によ
って駆動される図示しないアクチュエータが内蔵されて
いる。これら連続位相可変型のカムプーリアッシィ7,
8の構成については、既に周知であるのでここでは詳し
い説明を省略する。又、各カムプーリアッシィ7,8へ
の油圧の供給を調節する油圧回路9が設けられている。
この油圧回路9は各カムプーリアッシィ7,8に通じる
油路10,11と、タンク12の作動油を圧送する油圧
ポンプ13及び電磁バルブ14よりなるポンプユニット
15とから構成されている。このようにカムプーリアッ
シィ7,8及び油圧回路9により、各バンク3,4のバ
ルブタイミングを連続的に可変にするための連続位相可
変型のバルブタイミング機構(VVT)が構成されてい
る。そして、各カムプーリアッシィ7,8が油圧によっ
て駆動されることにより、カムプーリアッシィ7,8と
各カムシャフト5,6との間に捩りが付与されてバルブ
タイミングが調節される。なお、ポンプユニット15は
エンジン1に予め装着されているオイルポンプとの共有
も可能である。
【0021】クランクシャフト2の一端にはクランクプ
ーリ16が固着されている。そして、各カムプーリアッ
シィ7,8とクランクプーリ16との間には一つのタイ
ミングベルト17が掛装され、各カムシャフト5,6が
クランクシャフト2に駆動連結されている。又、エンジ
ン1には、掛装されたタイミングベルト17に所要の張
力を付与するためのアイドラ18,19及びテンション
プーリ20が設けられている。
【0022】左右バンク3,4には、そのカムシャフト
5,6の回転位相を検出するカム回転数センサ21,2
4が設けられている。両カム回転数センサ21,24に
より気筒判別センサが構成されている。又、各カム回転
数センサ21,24はカムシャフト5,6の回転に係る
実際の変位角度(実変位角)vtを検出し、その検出値
に応じた信号を出力する。又、クランクシャフト2には
クランクシャフト2と同位相で回転しているエンジン1
の回転数(エンジン回転数)NEを検出するエンジン回
転数センサ22が設けられている。
【0023】又、前記左右バンク3,4の各気筒の燃焼
室には吸気管としての吸気通路25及び図示しない排気
通路が連通して設けられている。吸気通路25の燃焼室
に開口する吸気ポートには、開閉用の吸気バルブが組付
けられている。又、排気通路の燃焼室に開口する排気ポ
ートには、開閉用の排気バルブが組付けられている。吸
気通路25には図示しないエアクリーナを介して外気が
導入される。又、吸気通路25にはその吸気ポートの近
傍において燃料噴射用のインジェクタ30が設けられ、
吸気通路25に燃料が取り込まれるようになっている。
吸気通路25の途中には、図示しないアクセルペダルの
操作に連動して開閉されるスロットルバルブ26が設け
られている。そして、このスロットルバルブ26が開閉
されることにより、吸気通路25への吸入空気量が調節
される。
【0024】スロットルバルブ26の近傍には、そのス
ロットル開度TAを検出するスロットルセンサ27と、
スロットルバルブ26が全閉位置にあるときに「オン」
されて全閉信号を出力する全閉スイッチ27aがそれぞ
れ設けられている。又、スロットルバルブ26よりも下
流側には、吸入空気量の脈動を平滑化させるサージタン
ク28が設けられている。さらに、スロットルバルブ2
6よりも上流側には、外部からの吸気通路25に取込ま
れる吸入空気量Qを検出する周知のエアーフローメータ
29が設けられている。
【0025】図示しないエアクリーナの近傍に設けられ
た吸気温センサ31は、吸気通路25に吸入される空気
の温度(吸入空気温度)を検出し、その温度に応じた信
号を出力する。
【0026】一方、図示しない排気通路の途中に設けら
れた酸素濃度センサ32は、排気ガス中に残像する酸素
濃度を検出し、その濃度に応じた信号を出力する。シリ
ンダブロック1aに設けられた水温センサ33は、同ブ
ロック1aを冷却するために流れる冷却水の温度(冷却
水温)THWを検出し、その温度に応じた信号を出力す
る。さらに、各バンク3,4のシリンダブロック1aに
設けられたノッキング検出手段としての一対のノックセ
ンサ34は、エンジン1で発生するノッキングを含む振
動を検出し、その振動に応じたノック信号KCSを出力
する。
【0027】ディストリビュータ35は各気筒の燃焼室
に設けられた各点火プラグ36に印加されるべき、点火
信号を分配し、イグナイタ37はエンジン1のクランク
角度の変化に同期してディストリビュータ35へ高電圧
を出力する。各点火プラグ36の点火タイミングはイグ
ナイタ37における高電圧の出力タイミングにより決定
される。前記点火プラグ36は点火手段を構成してい
る。
【0028】そして、この実施の形態では、前記各種セ
ンサ等21,22,24,27,27a,29,31〜
34がエンジン1(内燃機関)の運転状態を検出するた
めの運転状態検出手段を構成している。
【0029】そして、前記各種センサ等21,22,2
4,27,27a,29,31〜34は、電子制御装置
(ECU)23の入力側に接続され、ECU23は前記
各種センサ等から出力される信号を入力する。ECU2
3はこれらの入力信号に基づき、各インジェクタ30及
びイグナイタ37を制御する。
【0030】ECU23は、バルブタイミング制御手
段、バルブタイミング制御量算出手段、第1及び第2の
制御量補正手段、第1及び第2の特定気筒判別手段、ノ
ッキング抑制手段を構成する。
【0031】図2のブロック図に示すように、ECU2
3は中央処理装置(CPU)42、読み出し専用メモリ
(ROM)43、ランダムアクセスメモリ(RAM)4
4及びバックアップRAM45及びタイマカウンタ46
等を備える。ECU23はこれら各部42〜46と、外
部入力回路47と、外部出力回路48等とをバス49に
より接続してなる論理演算回路を構成する。ここで、R
OM43は所定の制御プログラム等を予め記憶する。R
AM44はCPU42の演算結果等を一時記憶する。バ
ックアップRAM45は予め記憶したデータを保存す
る。タイマカウンタ46は、同時に複数のカウント動作
を行うことができる。外部入力回路47はバッファ、波
形整形回路及びA/D変換器等を含む。外部出力回路4
8は駆動回路等を含む。前記各種センサ等21,22,
24,27,27a,29,31〜34は、外部入力回
路47に接続される。
【0032】又、外部出力回路48には、前記ポンプユ
ニット15の電磁バルブ14、イグナイタ37,インジ
ェクタ30等が接続されている。そして、ECU23は
エンジン1の運転状態に応じて、すなわち各センサ2
1,22の検出値に基づいて各バンク3,4におけるバ
ルブタイミングを同位相で制御すべく、電磁バルブ14
を好適にデューティ制御する。
【0033】さて、上記のように構成された内燃機関の
バルブタイミング制御装置の作用を図3に従って説明す
る。図3のフローチャートはECU23により実行され
るルーチンであって、VVTを制御するための制御量補
正ルーチンを示している。この制御量補正ルーチンはE
CU23によって所定時間の定時割り込みで実行され
る。
【0034】処理がこのルーチンへ移行すると、ステッ
プ100において、VVTの目標変位角evttの演算
を行う。又、バルブタイミング制御のために、CPU4
2は、エンジン1の運転状態を検知するスロットルセン
サ27、エンジン回転数センサ22、カム回転数センサ
21,24等によるスロットル開度TA、エンジン回転
数NE、実変位角vt等をそれぞれ読み込む。CPU4
2は予め用意された制御マップを用い、前記スロットル
開度TA、エンジン回転数NE等に基づき目標変位角e
vttを算出する。そして、最初にこの制御ルーチンを
実行する時には、この目標変位角evttを右バンク4
及び左バンク3のそれぞれの目標変位角evtt1,e
vtt2とする。又、最初にこの制御ルーチンを実行し
た後、次回の制御ルーチンを実行する時には、前回の制
御周期において各バンク毎に学習した学習値である目標
変位角がRAM44から読み出され、各バンクの目標変
位角evtt1,evtt2となる。
【0035】そして、CPU42は、各バンクにおける
VVTの実変位角vtが目標変位角evtt1,evt
t2にそれぞれ合致するように、電磁バルブ14の開度
をフィードバック制御する。この制御により、各バンク
のVVTへ供給される油圧が調整される。そして、図示
しない吸気バルブの開閉タイミングがエンジン1の運転
状態に応じて連続的に変更され、もってバルブオーバラ
ップが連続的に調整される。このバルブオーバラップの
調整により燃焼室での吸気充填効率が必要に応じて高め
られる。
【0036】次のステップ110〜140(第1バンク
のノック判定及びVVT制御ルーチン)、及びステップ
210〜240(第2バンクのノック判定及びVVT制
御ルーチン)は、ほぼ同一時刻にてそれぞれ所定のタイ
ミングで割込み処理される割込みルーチンとされてい
る。
【0037】まず、ステップ110〜140を説明す
る。ステップ110においては、CPU42はエンジン
回転数センサ22及びカム回転数センサ21,24の検
出信号に基づきエンジン1の各気筒における爆発行程時
期を判断する。そして、ノックセンサ34のノック信号
KCSに基き、その判断の都度、第1バンクの各気筒で
ピストンが上死点に達するタイミングでノッキング判定
処理を行う。ここでは、CPU42はエンジン1で生じ
たノッキングの強度を無・小・中・大の4つに分類して
判定し、第1バンクの各気筒の中で、一番ノック頻度が
「大」の気筒#Aを特定し、その判定結果をRAM44
に一旦記憶する。ステップ110は第1の特定気筒判別
手段を構成する。
【0038】次にステップ120において、CPU42
は、前記特定気筒#Aの目標点火時期をやや遅角(この
実施の形態では、0.5°CA)側にして算出する。こ
の算出について説明する。
【0039】基本点火時期は、この制御ルーチンとは別
に実行処理される基本点火時期算出ルーチンによって算
出されており、CPU42は今回読み込まれた吸入空気
量Q及びエンジン回転数NEの値に基づき、エンジン1
の運転負荷Q/NE及びエンジン回転数NEの値に応じ
た基本点火時期の値が算出されている。
【0040】そして、周知のように、点火時期制御で
は、冷却水温THWの大きさに応じて点火時期を基本点
火時期より進角又は遅角させたり、エンジン1のアイド
リング時にエンジン回転速度NEの目標値に対する偏差
に応じて点火時期を進角させたりする。CPU42は、
そのような点火時期制御のために、必要な補正値を各種
パラメータTHW,NE等に基づいて算出している。
【0041】そして、CPU42は、ステップ120に
おいては、点火時期を若干遅角すべく、その補正値の一
つとして、B°CA(CAはクランク角度)を減算し
て、点火時期制御のために最終的に使われるべき目標点
火時期を算出する。即ち、ECU41は上記各種補正値
B等に基づき基本点火時期を補正することにより目標点
火時期を算出する。
【0042】そして、CPU42は、今回算出された目
標点火時期に基づき所要のタイミングでイグナイタ37
を制御することにより、特定気筒#Aの燃焼室における
混合気の点火時期を実際に制御する。ステップ120は
ステップ120は、ノッキング抑制手段及び点火時期変
更制御手段を構成する。
【0043】このステップ120の処理により、特定気
筒#Aの点火時期を遅角することにより、特定気筒#A
におけるノック発生を抑制するのである。次のステップ
130においては、上記の特定気筒#Aの点火時期が変
更された状態、すなわち、特定気筒#Aにおけるノック
発生頻度を抑制した状態において、第1バンクの目標変
位角evtt1を所定量α(例えば、1°CA)減算し
て遅角する。CPU42は、第1バンクにおけるVVT
の実変位角vtが新たな目標変位角evtt1にそれぞ
れ合致するように、電磁バルブ14の開度をフィードバ
ック制御する。この制御により、各バンクのVVTへ供
給される油圧が調整される。そして、図示しない吸気バ
ルブの開閉タイミングがエンジン1の運転状態に応じて
連続的に変更され、もってバルブオーバラップが連続的
に調整される。ステップ130は、バルブタイミング制
御量算出手段を構成し、αは制御量に相当する。
【0044】次のステップ140では、第1バンク(右
バンク)において前記特定気筒#Aの次にノック発生頻
度が「大」の気筒の判別を行う。すなわち、CPU42
はエンジン回転数センサ22及びカム回転数センサ2
1,24の検出信号に基づきエンジン1の各気筒におけ
る爆発行程時期を判断し、ノックセンサ34のノック信
号KCSに基き、その判断の都度、第1バンクの各気筒
でピストンが上死点に達するタイミングでノッキング判
定処理を行う。CPU42はエンジン1で生じたノッキ
ングの強度を無・小・中・大の4つに分類して判定し、
第1バンクの各気筒の中で、一番ノック頻度が「大」の
気筒を特定する。
【0045】そして、ここでのノッキング判定におい
て、依然として、ノック頻度が「大」の特定気筒が#A
であるときは、ステップ130に戻り、第1バンクのV
VTの目標変位角evtt1をさらに所定量α減算して
遅角する。
【0046】ステップ140のノッキング判定におい
て、ノック頻度が「大」の特定気筒が#A以外のとき
は、そのときまでにステップ130において、遅角した
合計の遅角量αをRAM44に一旦記憶する。
【0047】前記ステップ130及びステップ140は
第2の特定気筒判別手段を構成する。上述のようにし
て、ステップ110〜140(第1バンクのノック判定
及びVVT制御ルーチン)のルーチンが行われる。
【0048】次に、ステップ210〜240(第2バン
クのノック判定及びVVT制御ルーチン)を説明する。
ステップ210においては、CPU42はエンジン回転
数センサ22及びカム回転数センサ21,24の検出信
号に基づきエンジン1の各気筒における爆発行程時期を
判断する。そして、ノックセンサ34のノック信号KC
Sに基き、その判断の都度、第2バンクの各気筒でピス
トンが上死点に達するタイミングでノッキング判定処理
を行う。ここでは、CPU42はエンジン1で生じたノ
ッキングの強度を無・小・中・大の4つに分類して判定
し、第2バンクの各気筒の中で、一番ノック頻度が
「大」の気筒#Dを特定し、その判定結果をRAM44
に一旦記憶する。ステップ210は第1の特定気筒判別
手段を構成する。
【0049】次にステップ220においても、前記ステ
ップ120と同様にCPU42は、前記特定気筒#Dの
目標点火時期をやや遅角側にして算出する。CPU42
は、点火時期を若干遅角すべく、その補正値の一つとし
て、B°CAを減算して、点火時期制御のために最終的
に使われるべき目標点火時期を算出する。そして、CP
U42は、今回算出された目標点火時期に基づき所要の
タイミングでイグナイタ37を制御することにより、特
定気筒#Dの燃焼室における混合気の点火時期を実際に
制御する。ステップ220はノッキング抑制手段及び点
火時期変更制御手段を構成する。
【0050】このステップ220の処理により、特定気
筒#Dの点火時期を遅角することにより、特定気筒#A
におけるノック発生を抑制するのである。次のステップ
230においては、上記の特定気筒#Dの点火時期が変
更された状態、すなわち、特定気筒#Dにおけるノック
発生頻度を抑制した状態において、第2バンクの目標変
位角evtt2を所定量β(例えば、1°CA)減算し
て遅角する。CPU42は、第2バンクにおけるVVT
の実変位角vtが新たな目標変位角evtt2にそれぞ
れ合致するように、電磁バルブ14の開度をフィードバ
ック制御する。この制御により、各バンクのVVTへ供
給される油圧が調整される。そして、図示しない吸気バ
ルブの開閉タイミングがエンジン1の運転状態に応じて
連続的に変更され、もってバルブオーバラップが連続的
に調整される。前記ステップ230は、バルブタイミン
グ制御量算出手段を構成し、βは制御量に相当する。
【0051】次のステップ240では、第2バンク(左
バンク)において前記特定気筒#Dの次にノック発生頻
度が「大」の気筒の判別を行う。すなわち、CPU42
はエンジン回転数センサ22及びカム回転数センサ2
1,24の検出信号に基づきエンジン1の各気筒におけ
る爆発行程時期を判断し、ノックセンサ34のノック信
号KCSに基き、その判断の都度、第1バンクの各気筒
でピストンが上死点に達するタイミングでノッキング判
定処理を行う。CPU42はエンジン1で生じたノッキ
ングの強度を無・小・中・大の4つに分類して判定し、
第2バンクの各気筒の中で、一番ノック頻度が「大」の
気筒を特定する。
【0052】そして、ここでのノッキング判定におい
て、依然として、ノック頻度が「大」の特定気筒が#D
であるときは、ステップ230に戻り、第2バンクのV
VTの目標変位角evtt2をさらに所定量β減算して
遅角する。
【0053】ステップ240のノッキング判定におい
て、ノック頻度が「大」の特定気筒が#D以外のとき
は、そのときまでにステップ230において、遅角した
合計の遅角量βをRAM44に一旦記憶する。
【0054】前記ステップ230及びステップ240は
第2の特定気筒判別手段を構成する。上述のようにし
て、ステップ210〜240(第2バンクのノック判定
及びVVT制御ルーチン)のルーチンが行われる。
【0055】上記の両ステップ110〜140及びステ
ップ210〜240の処理が終了した後において、ステ
ップ150、ステップ160の処理が行われる。ステッ
プ150及びステップ160は、第1及び第2の制御量
補正手段を構成する。
【0056】ステップ150においては、ステップ14
0及びステップ240において、RAM44に記憶し
た、合計遅角量α,βの差の絶対値と、ガード値γとの
大小の判定を行う(|α−β|≦γ)。前記絶対値がガ
ード値γ以下であれば、前記ステップ130,230に
おける最新の目標変位角evtt1,evtt2を新た
な学習値としてRAM44に記憶し、この制御ルーチン
を一旦終了する。
【0057】従って、この場合には、両バンクにおける
各気筒の実圧縮比のずれが小さく、かつガード値γより
も小さいため、現在の両バンクの目標変位角evtt
1,evtt2のままで、各バンクのVVTの制御を実
行するのである。この結果、両バンクのVVTがガード
値γ内の遅角量で制御され、各バンクにおける実圧縮比
は所定の範囲内に収まることになる。
【0058】又、絶対値がガード値γ以上であれば、ス
テップ160に移行する。ステップ160においては、
α,βのうち小さい方をそのままにし、大きい方をγと
入れ替えた遅角量とする。
【0059】例えば、αの方がβよりも大の場合には、
第1のバンク(右バンク)のVVTの目標変位角evt
t1をevtt1−γとし、第2のバンク(左バンク)
のVVTの目標変位角evtt2をevtt2−βと
し、この目標変位角を新たな学習値としてRAM44に
記憶する。そして、この後の各バンクのVVTの制御を
この新たな目標変位角に基づいて行う。
【0060】このステップ160の処理は、ガード値γ
を越えたままで両バンクのVVTを制御を続行した場
合、両バンクのVVTの位相差のずれが大きすぎるた
め、ガードをかけるのである。このステップ160の処
理を行った後、この制御ルーチンを一旦終了する。
【0061】上記の実施の形態は下記の効果を奏する。 1) ステップ110,210において、各バンクの第
1の特定気筒#A,#Dを特定し、ステップ120,2
20で当該特定気筒の点火時期を遅角することにより、
第1の特定気筒#A,#Dのノック発生を抑制した。
【0062】この結果、次のステップ130,230に
おいて、両バンクの目標変位角を所定量α,βにて遅角
制御したとき、ステップ140,240において、第1
の特定気筒の次にノック頻度が「大」である第2の特定
気筒の判別を行いやすくすることができる。
【0063】2) 又、この実施の形態では、6気筒V
型に具体化したため、ステップ110,210におい
て、ノック頻度が「大」である第1の特定気筒を判別し
た後、すなわち、実圧縮比が一番上がっている気筒を判
別した後、ステップ140,240において、次の実圧
縮比が一番上がっている第2の特定気筒を判別した。こ
の結果、第1の特定気筒の実圧縮比は、ステップ12
0,220の点火時期の遅角制御により、落ちたとして
も、第2の特定気筒の実圧縮比が向上しており、この第
1の特定気筒の実圧縮比は、最も実圧縮比が上がってい
る状態から、若干下がっているだけであるため、この2
気筒分の実圧縮比はそれぞれ高い。このように各バンク
の3気筒のうち、2気筒の実圧縮比は高い状態となって
いるため、結局、6気筒中、4気筒の実圧縮比は高い状
態となり、最も高いトルクを出力することができる。
【0064】3) この実施の形態では、ステップ15
0において、両バンクの遅角量(制御量)の差がガード
値γよりも大きい場合には、ステップ160において、
大きい方の遅角量に係るバンク側の目標変位角はガード
値γを反映した目標変位角とした。この結果、両バンク
における位相差のずれが大きくなることを防止すること
ができる。又、このガード値内の範囲において、最も高
いトルクを出力することができる。
【0065】なお、この発明は前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、下記のように実現してもよい。 (ア) 上記実施の形態では、ステップ130,230
において、目標変位角を所定量遅角するようにしたが、
所定量進角させてもよい。すなわち、前記実施の形態で
は、遅角することにより、第2の特定気筒の実圧縮比を
向上させるために行ったが、遅角することが必ずしも実
圧縮比が向上するとは限らないためである。この場合、
制御量は、進角量となる。
【0066】(イ) 又、前記実施の形態、或いは上記
(ア)のようにステップ130,230の両方におい
て、それぞれ目標変位角を所定量遅角したり、進角した
りしたが、ステップ130を所定量遅角し、ステップ2
30を所定量進角したり、逆にステップ130を所定量
進角し、ステップ230を所定量遅角してもよい。この
場合、制御量は、進角量及び遅角量となる。
【0067】(ウ) 前記実施の形態では、ガソリンエ
ンジン1に具体化したが、ディーゼルエンジンに具体化
することもできる。 (エ) 前記実施の形態では、6気筒V型のエンジンに
具体化したが、8気筒以上のエンジンに具体化してもよ
い。この場合、上記実施の形態と同様に第1の特定気
筒、及び第2の特定気筒を判別してもよく、又、ステッ
プ130(ステップ20)とステップ140(ステップ
240)との間に、ステップ120(220),130
(230)と同様の処理ステップを1つ又はそれ以上追
加して、片バンク毎に第3の特定気筒、或いは第3の特
定気筒、第4の特定気筒等を判別するようにして、最も
トルクが出力しやすいように制御しても良い。
【0068】(オ) 前記実施の形態では、吸気バルブ
のバルブタイミングを制御するようにしたが、排気弁の
バルブタイミングを制御するバルブタイミング機構に実
現したり、吸気バルブ及び排気バルブの両方を制御する
バルブタイミング機構に実現してもよい。
【0069】上記実施の形態から把握できる請求項以外
の技術思想について、以下にそれらの効果とともに記載
する。 (1)エンジンの各気筒がクランクシャフトを中心に二
位置に分けて配置されてなる各バンクと、前記各バンク
におけるバルブタイミングをそれぞれ可変するバルブタ
イミング機構と、前記各バンクにおけるバルブタイミン
グを制御すべく前記エンジンの運転状態に応じた制御量
に基づいて前記バルブタイミング機構を駆動制御するバ
ルブタイミング制御手段とを備えた内燃機関の制御装置
の制御方法において、前記各バンクで発生するノッキン
グを検出し、そのノッキングの検出結果に基づいて各バ
ンクにおけるノッキング頻度の高い特定気筒を判定し、
同特定気筒をノッキングを抑制し、このノッキングの抑
制の間、各バンクのバルブタイミングの制御量を補正
し、そのときに前記各ノッキング検出手段からの検出に
基づいて、各バンクにおける前記特定気筒以外の他の気
筒に係るノック頻度の高い第2の特定気筒を判別し、第
2の特定気筒が判別されたときの各バンクのバルブタイ
ミングの制御量を比較して、この結果に基づいて、バル
ブタイミング機構の制御量を補正する内燃機関の制御装
置の制御方法。この方法によれば、第1の特定気筒のノ
ッキングが抑制されるため、第2の特定気筒の判別を行
いやすくすることができる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び請求
項4の発明によれば、V型エンジンにおいて、バンク間
において、実圧縮比のずれを検出して、この検出結果に
基づいてバルブタイミングを制御することにより、正確
に燃焼状態のずれを補正できるという優れた効果を奏す
る。
【0071】請求項2の発明によれば、第1の特定気筒
のノッキングが抑制されるため、第2の特定気筒の判別
を行いやすくすることができる。請求項3の発明によれ
ば、ノッキング抑制手段によって、第1の特定気筒に設
けられた点火手段の点火時期を所定量遅角制御すること
により、第1の特定気筒のノッキングの抑制を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施の形態におけるガソリ
ンエンジンを説明する概略構成図。
【図2】同じくECUの電気ブロック回路図。
【図3】バルブタイミング制御を説明するためのフロー
チャート。
【符号の説明】
1…内燃機関としてのエンジン、3…左バンク、4…右
バンク、7,8…カムプーリアッシィ、9…油圧回路
(カムプーリアッシィ7,8とともにバルブタイミング
機構VVTを構成する)、10,11…油路、14…電
磁バルブ、21,24…カム回転数センサ、22…エン
ジン回転数センサ、23…バルブタイミング制御手段、
バルブタイミング制御量算出手段、第1及び第2の制御
量補正手段、第1及び第2の特定気筒判別手段、ノッキ
ング抑制手段としてのECU、25…吸気通路、27…
スロットルセンサ、29…エアフローメータ、34…ノ
ッキング検出手段としてのノックセンサ、36…点火手
段としての点火プラグ、37…イグナイタ、42…CP
U。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの各気筒がクランクシャフトを
    中心に二位置に分けて配置されてなる各バンクと、 前記各バンクにおけるバルブタイミングをそれぞれ可変
    するバルブタイミング機構と、 前記各バンクにおけるバルブタイミングを制御すべく前
    記エンジンの運転状態に応じた制御量に基づいて前記バ
    ルブタイミング機構を駆動制御するバルブタイミング制
    御手段とを備えたバルブタイミング制御装置において、 前記各バンクに設けられ、バンクで発生するノッキング
    を検出するノッキング検出手段と、 前記各ノッキング検出手段の検出に基づいて、各バンク
    におけるバルブタイミングに係る制御量を算出するバル
    ブタイミング制御量算出手段と、 前記両バンクの制御量を比較して、この結果に基づい
    て、バルブタイミング機構の制御量を補正する第1の制
    御量補正手段とを備えたことを特徴とする内燃機関のバ
    ルブタイミング制御装置。
  2. 【請求項2】 エンジンの各気筒がクランクシャフトを
    中心に二位置に分けて配置されてなる各バンクと、 前記各バンクにおけるバルブタイミングをそれぞれ可変
    するバルブタイミング機構と、 前記各バンクにおけるバルブタイミングを制御すべく前
    記エンジンの運転状態に応じた制御量に基づいて前記バ
    ルブタイミング機構を駆動制御するバルブタイミング制
    御手段ととを備えた内燃機関の制御装置において、 前記各バンクに設けられ、バンクで発生するノッキング
    を検出するノッキング検出手段と、 ノッキング検出手段の検出結果に基づいて各バンクにお
    けるノッキング頻度の高い特定気筒を判定する第1の特
    定気筒判別手段と、 同特定気筒に係るノッキングを抑制するノッキング抑制
    手段と、 前記ノッキング抑制手段による制御の間、各バンクのバ
    ルブタイミングの制御量を補正し、そのときに前記各ノ
    ッキング検出手段の検出に基づいて、各バンクにおける
    前記特定気筒以外の他の気筒に係るノック頻度の高い第
    2の特定気筒を判別する第2の特定気筒判別手段と、 前記第2の特定気筒判別手段により、第2の特定気筒が
    判別されたときの各バンクのバルブタイミングの制御量
    を比較して、この結果に基づいて、バルブタイミング機
    構の制御量を補正する第2の制御量補正手段とを備えた
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ノッキング抑制手段は、特定気筒に
    設けられた点火手段の点火時期を所定量遅角制御するも
    のである請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 【請求項4】 エンジンの各気筒がクランクシャフトを
    中心に二位置に分けて配置されてなる各バンクと、 前記各バンクにおけるバルブタイミングをそれぞれ可変
    するバルブタイミング機構と、 前記各バンクにおけるバルブタイミングを制御すべく前
    記エンジンの運転状態に応じた制御量に基づいて前記バ
    ルブタイミング機構を駆動制御するバルブタイミング制
    御手段とを備えたバルブタイミング制御装置の制御方法
    において、 前記各バンクで発生するノッキングを検出し、その検出
    に基づいて、各バンクにおけるバルブタイミングに係る
    制御量を算出し、算出した前記両バンクの制御量を比較
    して、この結果に基づいて、バルブタイミング機構の制
    御量を補正して、各バンクのバルブタイミング機構を制
    御する内燃機関のバルブタイミング制御方法。
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