JP2000179381A - 可変バルブタイミング機構付き内燃機関の制御装置 - Google Patents

可変バルブタイミング機構付き内燃機関の制御装置

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JP2000179381A
JP2000179381A JP10354464A JP35446498A JP2000179381A JP 2000179381 A JP2000179381 A JP 2000179381A JP 10354464 A JP10354464 A JP 10354464A JP 35446498 A JP35446498 A JP 35446498A JP 2000179381 A JP2000179381 A JP 2000179381A
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internal combustion
combustion engine
load
valve timing
valve
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Hideaki Otaki
英明 大瀧
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高負荷から低負荷への過渡時に可変バルブタ
イミング機構がバルブオーバラップを大から小へ切り換
える際に、ドライバビリティ、エミッションあるいは燃
費への悪影響を抑制しつつ内燃機関の燃焼状態を十分に
安定化させる。 【解決手段】 低負荷への過渡状態にあり(S180,
S190で「YES」)、バルブオーバラップが減少す
る方向の過渡状態にある(S200で「YES」)場
合、3次元マップeflkl_map(0〜60)に基
づき減速時燃料噴射量増量係数eflklを求める(S
210)。このマップは実変位角evt、エンジン回転
数eneおよび実負荷eklsmの3つをパラメータと
する3次元マップである。このためエンジンの運転状態
に適切に対応した必要かつ十分な燃料増量にて燃焼を安
定化でき、減速ショックを防止できる。更に必要以上の
燃料増量が無いので、減速感も得られ、エミッションや
燃費の悪化も抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気バルブあるい
は排気バルブの一方または両方のバルブタイミングを調
整する可変バルブタイミング機構を備えた内燃機関の制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】可変バルブタイミング機構を備えた内燃
機関の減速時において、高負荷から低負荷への過渡時に
は、可変バルブタイミング機構はバルブオーバラップを
大から小へ切り換えている。しかし、この切り換え時に
おける可変バルブタイミング機構の応答遅れにより、失
火やエンジンストールといった減速ショックを生じる場
合がある。
【0003】このような問題を防止するために、スロッ
トルバルブを介する吸入空気以外にアイドル回転数制御
バルブを利用して補助空気を供給することにより減速シ
ョックを防止する技術(特開平5−99006号公報)
が知られている。
【0004】更に、可変バルブタイミング機構の応答遅
れは、種々の要因により変化するので、実際のバルブオ
ーバラップの状態を検出して、このバルブオーバラップ
の状態と機関回転数とに応じて前記補助空気の量を補正
する技術(特開平9−137741号公報)が提案され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、可変バルブタ
イミング機構の応答遅れに伴って必要とされる補助空気
の量は、バルブオーバラップの実測値と機関回転数とに
より設定するのでは不十分であり、未だ内燃機関の燃焼
状態を十分に安定化したとはいえず、完全に減速ショッ
クを防止できていない。また、このようなバルブオーバ
ラップの実測値と機関回転数とにより設定する場合に、
全運転領域で燃焼を安定化させようとすると、運転状態
によっては余分な補助空気を供給することとなり、減速
感が得られず逆にドライバビリティを低下させるおそれ
がある。またエミッションへの影響が大きくなったり、
燃費が悪化するおれもある。
【0006】本発明は、可変バルブタイミング機構を備
えた内燃機関において、高負荷から低負荷への過渡時
に、可変バルブタイミング機構がバルブオーバラップを
大から小へ切り換える際に、ドライバビリティ、エミッ
ションあるいは燃費への悪影響を抑制しつつ、内燃機関
の燃焼状態を十分に安定化させることを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の可変バル
ブタイミング機構付き内燃機関の制御装置は、吸気バル
ブあるいは排気バルブの一方または両方のバルブタイミ
ングを調整する可変バルブタイミング機構を備えた内燃
機関の制御装置であって、内燃機関が低負荷への過渡状
態にあり、かつバルブオーバラップが減少する方向の過
渡状態にある場合には、バルブタイミング、内燃機関回
転数および内燃機関負荷に基づいて内燃機関の燃料供給
量または吸入空気量を増加することを特徴とする。
【0008】このように内燃機関が低負荷への過渡状態
にあり、かつバルブオーバラップが減少する方向の過渡
状態にある場合には、内燃機関の燃料供給量または吸入
空気量を増加し、内燃機関の回転を安定化するようにし
ている。そしてこの燃料供給量または吸入空気量の増加
量は、バルブタイミング、内燃機関回転数および内燃機
関負荷の3つのパラメータに基づいて決定される。
【0009】従来技術では、バルブオーバラップと内燃
機関回転数との2つのパラメータにより補助空気量を求
めていた。このようにパラメータがバルブオーバラップ
と内燃機関回転数との2つでは、内燃機関負荷に応じて
内燃機関の安定化のために必要な増加量が異なる点に対
処できず、十分な機関安定化を達成できない。十分に安
定化しようとすると、過渡時の運転状態の全域で大量の
補助空気を供給するように設定しなくてはならず、減速
感が低下して逆にドライバビリティが低下する。また、
エミッションや燃費も悪化することになる。
【0010】本発明では、内燃機関負荷を加えた3つの
パラメータにより燃料供給量または吸入空気量の増加量
を決定している。このため、きめ細かい増量制御が可能
となり、必要かつ十分な増加量にて十分に内燃機関の燃
焼を安定化でき、減速ショックを完全に防止することが
できる。しかも、減速感も得られ、エミッションや燃費
の悪化も抑制できる。
【0011】請求項2記載の可変バルブタイミング機構
付き内燃機関の制御装置は、吸気バルブあるいは排気バ
ルブの一方または両方のバルブタイミングを調整する可
変バルブタイミング機構を備えた内燃機関の制御装置で
あって、内燃機関の回転数を検出する内燃機関回転数検
出手段と、内燃機関の負荷を検出する内燃機関負荷検出
手段と、内燃機関のバルブタイミングを検出するバルブ
タイミング検出手段と、内燃機関の運転状態が低負荷へ
の過渡状態にあるか否かを判定する内燃機関負荷状態判
定手段と、内燃機関の運転状態に応じて設定される目標
バルブタイミングがバルブオーバラップが減少する方向
に変化し、かつ該目標バルブタイミングに向けて前記バ
ルブタイミング検出手段にて検出されるバルブタイミン
グが過渡状態にあるか否かを検出するバルブオーバラッ
プ減少過渡状態判定手段と、前記内燃機関負荷状態判定
手段にて内燃機関の運転状態が低負荷への過渡状態にあ
ると判定され、かつバルブオーバラップ減少過渡状態判
定手段にて内燃機関の運転状態に応じて設定される目標
バルブタイミングがバルブオーバラップが減少する方向
に変化し、かつ該目標バルブタイミングに向けて前記バ
ルブタイミング検出手段にて検出されるバルブタイミン
グが過渡状態にあると判定された場合に、前記バルブタ
イミング検出手段にて検出されるバルブタイミング、前
記内燃機関回転数検出手段にて検出される回転数、およ
び内燃機関負荷検出手段にて検出される内燃機関の負荷
をパラメータとして求められる増加量により燃料供給量
または吸入空気量を増量補正する増量補正手段とを備え
たことを特徴とする。
【0012】増量補正手段は、内燃機関負荷状態判定手
段にて内燃機関の運転状態が低負荷への過渡状態にある
と判定され、かつバルブオーバラップ減少過渡状態判定
手段にて内燃機関の運転状態に応じて設定される目標バ
ルブタイミングがバルブオーバラップが減少する方向に
変化し、かつ該目標バルブタイミングに向けて前記バル
ブタイミング検出手段にて検出されるバルブタイミング
が過渡状態にあると判定された場合に、バルブタイミン
グ検出手段にて検出されるバルブタイミング、内燃機関
回転数検出手段にて検出される回転数、および内燃機関
負荷検出手段にて検出される内燃機関の負荷をパラメー
タとして求められる増加量により燃料供給量または吸入
空気量を増量補正する。
【0013】このように、バルブタイミングおよび内燃
機関回転数に、更に内燃機関負荷を加えた3つのパラメ
ータにより燃料供給量または吸入空気量の増加量を決定
している。このため、請求項1と同様な作用効果によ
り、十分に内燃機関を安定化でき、減速ショックを完全
に防止することができる。しかも、減速感も得られ、エ
ミッションや燃費の悪化を抑制できる。
【0014】請求項3記載の可変バルブタイミング機構
付き内燃機関の制御装置は、請求項2記載の構成に対し
て、内燃機関のスロットル開度を検出するスロットル開
度検出手段を備え、前記内燃機関負荷状態判定手段は、
前記スロットル開度検出手段にて検出されたスロットル
開度および前記内燃機関回転数検出手段にて検出された
内燃機関の回転数に基づいて該スロットル開度および該
回転数に対応する収束負荷を求め、前記内燃機関負荷検
出手段にて検出された内燃機関の負荷と前記収束負荷と
の差が正の過渡判定基準値よりも大きく、かつ前記内燃
機関負荷検出手段にて検出された内燃機関の負荷が低負
荷基準値より小さい場合に、内燃機関の運転状態が低負
荷への過渡状態にあると判定することを特徴とする。
【0015】このように、内燃機関負荷状態判定手段
は、収束負荷を求め、内燃機関の負荷と収束負荷との差
が正の過渡判定基準値よりも大きく、かつ内燃機関の負
荷が低負荷基準値より小さい場合に、内燃機関の運転状
態が低負荷への過渡状態にあると判定しているので、請
求項2記載の作用効果に加えて、一層正確に負荷の過渡
時が判定できる。このため、より適切なタイミングで燃
料供給量または吸入空気量を増加させることができるの
で、より一層内燃機関を安定化できるとともに、減速感
も得られ、エミッションや燃費の悪化も抑制される。
【0016】請求項4記載の可変バルブタイミング機構
付き内燃機関の制御装置は、請求項3記載の構成に対し
て、前記増量補正手段は、前記パラメータから前記増加
量を求めるに際して、前記収束負荷に基づいて位相ずれ
のない予測負荷を求め、該予測負荷を前記パラメータの
内の前記負荷の代わりに用いることを特徴とする。
【0017】このように増量補正手段は、内燃機関負荷
検出手段にて検出される内燃機関の負荷の代わりに、位
相ずれのない予測負荷を用いている。このため、請求項
3の作用効果に加えて、より正確な制御が可能となり、
より一層内燃機関が安定化され減速感も得られ、より一
層エミッションや燃費の悪化を抑制できる。
【0018】請求項5記載の可変バルブタイミング機構
付き内燃機関の制御装置は、請求項2記載の構成に対し
て、内燃機関のスロットル開度を検出するスロットル開
度検出手段を備え、前記増量補正手段は、前記パラメー
タから前記増加量を求めるに際して、前記スロットル開
度検出手段にて検出されたスロットル開度および前記内
燃機関回転数検出手段にて検出された内燃機関の回転数
に基づいて該スロットル開度および該回転数に対応する
収束負荷を求め、該収束負荷に基づいて位相ずれのない
予測負荷を求め、該予測負荷を前記パラメータの内の前
記負荷の代わりに用いることを特徴とする。
【0019】このように請求項2の構成に対しても、増
量補正手段が、内燃機関負荷検出手段にて検出される内
燃機関の負荷の代わりに、位相ずれのない予測負荷を用
いるように構成することにより、請求項2の作用効果に
加えて、より正確な制御が可能となる。このため、より
一層内燃機関が安定化され減速感も得られ、より一層エ
ミッションや燃費の悪化を抑制できる。
【0020】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、上述し
た発明が適用された可変バルブタイミング機構付きガソ
リンエンジンにおける制御装置の概略構成を表すブロッ
ク図である。
【0021】複数シリンダよりなるガソリンエンジン
(以下単に「エンジン」と称する)1は、その各シリン
ダ2内にピストン3を備え、そのピストン3と上側のシ
リンダヘッド1aとの間が燃焼室4となっている。各燃
焼室4には点火プラグ5がそれぞれ設けられている。ま
た、各燃焼室4には、吸気ポート6aおよび排気ポート
7aを通じて、吸気通路6および排気通路7がそれぞれ
連通している。
【0022】そして、吸気ポート6aおよび排気ポート
7aには、吸気バルブ8および排気バルブ9がそれぞれ
設けられている。これら吸気バルブ8および排気バルブ
9は吸気側カムシャフト10および排気側カムシャフト
11の回転により駆動される。また、各カムシャフト1
0,11の一端には、吸気側タイミングプーリ12およ
び排気側タイミングプーリ13がそれぞれ設けられてい
る。更に、各タイミングプーリ12,13は、タイミン
グベルト14を介して、図示しないクランクシャフトに
駆動連結されている。
【0023】したがって、エンジン1の運転時には、ク
ランクシャフトからタイミングベルト14および各タイ
ミングプーリ12,13を介して各カムシャフト10,
11に回転動力が伝達され、各カムシャフト10,11
の回転により吸気バルブ8および排気バルブ9が開閉駆
動される。また、これら吸気バルブ8および排気バルブ
9は、クランクシャフトの回転に同期して、即ち吸気行
程、圧縮行程、爆発・膨張行程および排気行程の一連の
4行程に同期して駆動される。
【0024】吸気通路6の入口側にはエアクリーナ15
が設けられている。また、各シリンダ2の吸気ポート6
aの近傍には、燃料噴射用のインジェクタ16がそれぞ
れ設けられている。吸気通路6にはエアクリーナ15を
通じて外気が取り込まれる。また、その外気の取り込み
と同時に、各インジェクタ16から燃料が噴射されるこ
とにより、外気と燃料との混合気が吸入行程における吸
気バルブ8の開放に同期して燃焼室4に吸入される。
【0025】更に、燃焼室4に吸入された混合気が点火
プラグ5の作動により爆発・燃焼され、これによりクラ
ンクシャフトが回転されてエンジン1の駆動力が得られ
る。そして、燃焼後の排気は、排気行程における排気バ
ルブ9の開きに同期して、燃焼室4から排気ポート7a
を通じて排出され、更には排気通路7を通じて外部へと
排出される。
【0026】吸気通路6の途中には、図示しないアクセ
ルペダルの操作に連動して開閉されるスロットルバルブ
17が設けられている。そして、このスロットルバルブ
17が開閉されることにより、吸気通路6への吸気量が
調節される。また、そのスロットルバルブ17の下流側
には、吸気脈動を平滑化させるためのサージタンク18
が設けられている。更に、吸気通路6においてエアクリ
ーナ15の近傍には、吸気温THAを検出するための吸
気温センサ71が設けられている。また、スロットルバ
ルブ17の近傍には、そのスロットル開度etaを検出
するためのスロットルセンサ72(スロットル開度検出
手段に相当する)が設けられている。更に、サージタン
ク18には、このサージタンク18に連通して吸気圧
(実負荷eklsmと同じ)を検出するための吸気圧セ
ンサ73(内燃機関負荷検出手段に相当する)が設けら
れている。
【0027】一方、排気通路7の途中には、排気を浄化
するための三元触媒19を内蔵する触媒コンバータ20
が設けらている。また、排気通路7の途中には、排気中
の酸素濃度を検出するための酸素センサ74が設けられ
ている。
【0028】更に、エンジン1には、その冷却水の水温
ethwを検出するための水温センサ75が設けられて
いる。各点火プラグ5には、ディストリビュータ21に
て分配された点火信号が印加される。ディストリビュー
タ21ではイグナイタ22から出力される高電圧がクラ
ンクシャフトの回転角、即ちクランク角に同期して各点
火プラグ5に分配される。そして、各点火プラグ5の点
火タイミングは、イグナイタ22からの高電圧出力タイ
ミングにより決定される。
【0029】ディストリビュータ21には、排気側カム
シャフト11に連結されてクランクシャフトの回転に同
期して回転される図示しないロータが内蔵されている。
ディストリビュータ21には、そのロータの回転からエ
ンジン回転数eneを検出するための回転数センサ76
(内燃機関回転数検出手段に相当する)が取り付けられ
ている。また、ディストリビュータ21には、同じくロ
ータの回転に応じてエンジン1のクランク角基準位置G
Pを検出するための気筒判別センサ77が取り付けられ
ている。
【0030】本実施の形態では、エンジン1の一連の4
行程に対してクランクシャフトが2回転するものとし
て、回転数センサ76では1パルス当たり30°CAの
割合でクランク角が検出される。また、気筒判別センサ
77では1パルス当たり360°CAの割合でクランク
角が検出される。
【0031】吸気バルブ8の上流側の吸気通路6には、
スロットルバルブ17を迂回してこのスロットルバルブ
17の上流側と下流側との間の吸気通路6を連通させる
バイパス通路23が設けられている。このバイパス通路
23の途中には、スロットルバルブ17が全閉となるエ
ンジン1のアイドリング時に、そのアイドリング回転を
安定させるべく吸気量を調整するために開閉されるアイ
ドルスピードコントロールバルブ(以下単に「ISC
V」と称する)24が設けられている。このISCV2
4の駆動は図示しないステップモータにより行われ、同
ステップモータが制御信号に応じて駆動制御されること
により、バイパス通路23の開度等が調節される。
【0032】したがって、エンジン1のアイドリング時
に、ISCV24の開度およびその開き時期等が制御さ
れることにより、バイパス通路23を流れる空気量が調
節され、燃焼室4に供給されるべき吸気量が制御され
る。
【0033】また、前記吸気側タイミングプーリ12に
は、吸気バルブ8のバルブタイミングを変更するために
油圧により駆動される可変バルブタイミング機構(以下
単に「VVT」と称する)25が設けられている。
【0034】このVVT25は、吸気側カムシャフト1
0の回転位相を排気側カムシャフト11に対してずらす
ことにより、吸気バルブ8のバルブタイミングを変更
し、バルブオーバラップを無段階にて調整することがで
きる機構である。
【0035】例えば、吸気側カムシャフト10の回転位
相を排気側カムシャフト11に対して最大の遅角状態
(後述する実変位角evtが最小)では、図2(A)に
示すごとくバルブオーバラップがゼロである。この状態
から、吸気側カムシャフト10を排気側カムシャフト1
1に対して進角(後述する実変位角evtを大きくする
こと)させることにより、吸気バルブ8の開き・閉じが
早められる。このことにより、図2(B)に示すごとく
最大バルブオーバラップの状態(最進角:後述する実変
位角evtが最大)まで連続的に大きくすることができ
る。
【0036】ここで、VVT25は、リニアソレノイド
バルブ(以下単に「LSV」と称する)56による油圧
制御により吸気バルブ8のバルブタイミングを調整して
いる。なお、油圧はオイルパン57からオイルを吸入す
る油圧ポンプ58により発生され、オイルフィルタ59
を介してLSV56側へ供給される。
【0037】またVVT25にはカム変位角センサ78
(バルブタイミング検出手段に相当する)が設けられて
おり、排気側カムシャフト11に対する吸気側カムシャ
フト10の進角程度を表す実変位角evtを検出してい
る。
【0038】上述した各インジェクタ16、イグナイタ
22、ISCV24およびLSV56は電子制御装置
(以下単に「ECU」と称する)80に電気的に接続さ
れ、ECU80の作動により、各駆動タイミングが制御
される。
【0039】また、ECU80には前述した吸気温セン
サ71、スロットルセンサ72、吸気圧センサ73、酸
素センサ74、水温センサ75、回転数センサ76、気
筒判別センサ77およびカム変位角センサ78がそれぞ
れ接続されている。ECU80はこれら各センサ71〜
78からの出力信号に基き、各インジェクタ16、イグ
ナイタ22、ISCV24およびLSV56を好適に駆
動制御する。
【0040】例えば、エンジン1がアイドル状態にある
時に水温等に応じた好適な回転数となるようにISCV
24の開度が制御される。また、エンジン1の回転数お
よび負荷に応じて好適なバルブオーバラップが実現され
るように、LSV56の油圧制御によりVVT25を駆
動して吸気バルブ8のバルブタイミングが制御される。
【0041】次に、ECU80に係る電気的構成を図3
のブロック図に示す。ECU80は中央処理装置(以下
単に「CPU」と称する)81、必要な制御プログラム
等を予め記憶した読み出し専用メモリ(以下単に「RO
M」と称する)82、CPU81の演算結果等を一時記
憶するためのランダムアクセスメモリ(以下単に「RA
M」と称する)83、電源オフ時においてもデータを保
存するためのバックアップRAM84等を備えている。
そして、ECU80はそれら各部81〜84と、アナロ
グ/デジタル変換器を含む外部入力回路85と、外部出
力回路86等とをバス87により接続してなる理論演算
回路として構成されている。
【0042】外部入力回路85には、前述した吸気温セ
ンサ71、スロットルセンサ72、吸気圧センサ73、
酸素センサ74、水温センサ75、回転数センサ76、
気筒判別センサ77およびカム変位角センサ78がそれ
ぞれ接続されている。一方、外部出力回路86には、各
インジェクタ16、イグナイタ22、ISCV24およ
びLSV56がそれぞれ接続されている。
【0043】そして、CPU81は外部入力回路85を
介して入力される各センサ71〜78の検出信号を入力
値として読み込む。また、CPU81は各センサ71〜
78から読み込んだ入力値に基づき、燃料噴射量制御、
点火時期制御、アイドル回転数制御、あるいは吸気バル
ブ8のバルブタイミング制御等を実行するために、各イ
ンジェクタ16、イグナイタ22、ISCV24および
LSV56を好適に制御する。
【0044】次に、本実施の形態において、ECU80
により実行される制御のうち、減速時における燃料噴射
量増量制御について説明する。本燃料噴射量増量制御に
対応するフローチャートを図4および図5に示す。この
ルーチンは、シリンダ数に応じて決められたクランク角
毎の割り込みで実行される。なお各処理に対応するフロ
ーチャート中のステップを「S〜」で表す。
【0045】処理が開始されると、まず、水温センサ7
5による検出値から得られている水温ethwを読み込
み(S105)、吸気圧センサ73による検出値から得
られている実負荷eklsmを読み込み(S110)、
回転数センサ76による検出値から得られているエンジ
ン回転数eneを読み込む(S120)。更に、スロッ
トルセンサ72による検出値から得られているスロット
ル開度etaを読み込み(S130)、カム変位角セン
サ78による検出値から得られている吸気側カムシャフ
ト10の実変位角evtを読み込む(S140)。
【0046】次に、ECU80により別途実行されてい
るバルブタイミング制御において求められている目標変
位角evttが読み込まれる(S150)。この目標変
位角evttは、VVT25により吸気側カムシャフト
10を駆動してエンジン1の運転状態に応じた好適なバ
ルブタイミングを吸気バルブ8において実現するため
に、エンジン1の実負荷eklsmと回転数eneとを
パラメータとしてマップに基づいて求められている。な
お、ここで用いられるマップは、エンジン1の実負荷e
klsmについては、実負荷eklsmが高くなるほど
バルブオーバラップが大きくなり、実負荷eklsmが
低くなるほどバルブオーバラップが小さくなる傾向に、
吸気バルブ8のバルブタイミングの値が分布設定されて
いる。
【0047】次に、収束負荷ekltaが算出される
(S160)。収束負荷ekltaはスロットル開度e
taとエンジン回転数eneとをパラメータとするマッ
プから求められる値である。この収束負荷eklta
は、現在のスロットル開度etaとエンジン回転数en
eとの状態において、実負荷eklsmが最終的に収束
する値が設定されている。
【0048】次に、次式1に示すごとく、実負荷ekl
smと収束負荷ekltaとの差edlkltaが求め
られる(S170)。
【0049】
【数1】 edlklta ← eklsm − eklta …[式1] この差edlkltaはスロットルバルブ17が小さく
されてから実負荷eklsmが未だ安定していない状
態、すなわち内燃機関の負荷が小さくなる過渡時である
か否かを判定するための値である。
【0050】次に、水温ethwが暖機基準温度T以上
か否かが判定される(S175)。ethw≧Tであれ
ば(S175で「YES」)、次にステップS170に
て算出した差edlkltaが過渡判定基準値Aより大
きいか否かが判定される(S180)。過渡判定基準値
Aは正の値であり、比較的小さい値が設定されている。
ここで、収束負荷ekltaに比較して実負荷ekls
mが過渡判定基準値A分よりも大きく、edlklta
>Aであれば(S180で「YES」)、減速中である
として次に実負荷eklsmが低負荷基準値Bより小さ
いか否かが判定される(S190)。低負荷基準値Bは
正の値であり、低負荷とそれ以上の負荷状態との境界の
値を表している。
【0051】eklsm<Bであれば(S190で「Y
ES」)、低負荷への過渡状態にあるとして、次に実変
位角evtが目標変位角evttより大きいか否かが判
定される(S200)。ここで、evt>evttであ
れば(S200で「YES」)、まだ実変位角evtが
大きな値にされていた状態から低負荷時の小さい目標変
位角evttへ収束していないと判断される。このた
め、次に3次元マップeflkl_map(0〜60)
に基づいて減速時燃料噴射量増量係数eflklが算出
される(S210)。
【0052】この3次元マップeflkl_map(0
〜60)は、図6に示すごとく、7枚の2次元マップe
flkl_map(0),eflkl_map(1
0),eflkl_map(20),eflkl_ma
p(30),eflkl_map(40),eflkl
_map(50),eflkl_map(60)から構
成されている。
【0053】各2次元マップeflkl_map(x)
は、実変位角evt=x°におけるエンジン回転数en
eと実負荷eklsmとをパラメータとする減速時燃料
噴射量増量係数eflklのマップである。すなわち、
3次元マップeflkl_map(0〜60)は、実変
位角evtの10°毎に設けられているエンジン回転数
eneと実負荷eklsmとをパラメータとする7枚の
2次元マップから構成されている。
【0054】したがって、ステップS210では、まず
ステップS140にて得られた実変位角evtにより7
枚の2次元マップから適切なマップが選択される。そし
て、このマップを用いて、ステップS120で得られた
エンジン回転数eneとステップS110で得られた実
負荷eklsmとから減速時燃料噴射量増量係数efl
klが抽出される。なお、実変位角evtが2枚の2次
元マップの中間の変位角であれば、該当する2枚の2次
元マップからそれぞれ抽出した値に対して補間計算がな
されて適切な減速時燃料噴射量増量係数eflklが求
められる。また、各2次元マップにおいてもエンジン回
転数eneあるいは実負荷eklsmが中間的値であれ
ば補間計算により適切な減速時燃料噴射量増量係数ef
lklが求められる。
【0055】こうして一旦、本減速時燃料噴射量増量制
御処理を終了する。ethw<Tであった場合(S17
5で「NO」)、edlklta≦Aであった場合(S
180で「NO」)、eklsm≧Bであった場合(S
190で「NO」)、あるいはevt≦evttであっ
た場合(S200で「NO」)には、減速時燃料噴射量
増量係数eflklはゼロクリアされる(S220)。
そして、その後、一旦、本減速時燃料噴射量増量制御処
理を終了する。
【0056】ステップS210が実行されて、3次元マ
ップから減速時燃料噴射量増量係数eflklが求めら
れた場合は、図示していない燃料噴射量制御処理におい
て減速時燃料噴射量増量係数eflklに応じた減速時
の燃料増量処理が実行される。このことにより、図7の
タイミングチャートに示すごとく、時刻T1〜T2の期
間は燃料が増量される。
【0057】また、ステップS220が実行されて、減
速時燃料噴射量増量係数eflklがゼロクリアされた
場合は、燃料噴射量制御処理においては減速時の燃料増
量処理は実行されない。すなわち、時刻T1以前あるい
は時刻T2以後のごとくである。
【0058】なお、ECU80が実行する処理の内、ス
テップS160,S170,S180,S190が内燃
機関負荷状態判定手段としての処理に相当し、ステップ
S200がバルブオーバラップ減少過渡状態判定手段と
しての処理に相当し、ステップS210が増量補正手段
としての処理に相当する。
【0059】以上説明した本実施の形態1によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).ステップS160,S170,S180,S1
90の処理によりエンジン1が低負荷への過渡状態にあ
るか否かを判断すると共に、ステップS200によりバ
ルブオーバラップが減少する方向の過渡状態にあるか否
かを判断している。この両方の条件が満足されると、ス
テップS210にて、図6に示した3次元マップefl
kl_map(0〜60)に基づき、減速時燃料噴射量
増量係数eflklを求めることで、エンジン1の燃料
供給量を増加して失火を防ぎ、エンジン1の回転を安定
化するようにしている。
【0060】この減速時燃料噴射量増量係数eflkl
を求めるマップは、実変位角evt、エンジン回転数e
neおよび実負荷eklsmの3つをパラメータとする
3次元マップである。このため、バルブオーバラップと
回転数との2つしかパラメータを用いていない従来技術
に比較して、エンジン1の運転状態に適切に対応した必
要かつ十分な燃料増量を可能とすることができる。この
ため、十分にエンジン1の燃焼を安定化でき、減速ショ
ックを完全に防止することができる。
【0061】したがって、図7に実線で示したごとくエ
ンジン回転数eneは円滑に低下する。従来技術の場合
は、破線で示したごとく失火により変動を生じるおそれ
がある。
【0062】しかも、本実施の形態1においては、必要
以上の燃料増量が無いので、減速感も得られ、エミッシ
ョンや燃費の悪化も抑制される。 (ロ).エンジン1の運転状態が低負荷への過渡状態に
あるとの判断においては、まず収束負荷ekltaを求
めている。そして、実負荷eklsmと収束負荷ekl
taとの差が過渡判定基準値Aよりも大きく、かつ実負
荷eklsmが低負荷基準値Bより小さい場合に、エン
ジン1の運転状態は低負荷への過渡状態にあると判定し
ている。このように収束負荷ekltaを用いているの
で、正確に負荷の過渡時が判定でき、より適切なタイミ
ングで燃料を増量させることができる。したがって、よ
り一層エンジン1を安定化できるとともに、減速感も得
られ、エミッションや燃費の悪化も抑制される。
【0063】[実施の形態2]本実施の形態2が前記実
施の形態1と異なる点は、図5に示した減速時燃料噴射
量増量制御の一部が図8に示すごとくの処理に置き換わ
った点である。これ以外の構成は、実施の形態1と同じ
である。したがって、図8のフローチャートについて説
明する。
【0064】図4に示した処理と同じ処理の後に、ステ
ップS375,S380,S390の判定処理が行われ
る。ステップS375は実施の形態1のステップS17
5と同じであり、ステップS380は実施の形態1のス
テップS180と同じであり、ステップS390は実施
の形態1のステップS190と同じである。
【0065】これらステップS375,S380,S3
90のすべてに「YES」と判定されると、次に実変位
角evtが10°以上か否かが判定される(S39
5)。evt≧10°であれば(S395で「YE
S」)、次にステップS400の判定処理がなされる。
このステップS400は実施の形態1のステップS20
0の判定処理と同じである。なお、本実施の形態2にお
いて、実変位角evtを判定するための「10°」は3
次元マップeflkl_map(10〜60)を用いた
燃料噴射量の増加補正を実行するか否かを判定するため
の基準値(後述する増加補正実行基準値に相当する)で
ある。
【0066】このステップS400にてevt>evt
tと判定されると(S400で「YES」)、次に3次
元マップeflkl_map(10〜60)に基づいて
減速時燃料噴射量増量係数eflklが算出される(S
410)。
【0067】この3次元マップeflkl_map(1
0〜60)は、図9に示すごとく、6枚の2次元マップ
eflkl_map(10),eflkl_map(2
0),eflkl_map(30),eflkl_ma
p(40),eflkl_map(50),eflkl
_map(60)から構成されている。
【0068】ここで、ステップS410で用いられる3
次元マップeflkl_map(10〜60)は、実施
の形態1にて用いられた3次元マップeflkl_ma
p(0〜60)に比較して、1枚の2次元マップefl
kl_map(0)が存在しないだけで、他の2次元マ
ップeflkl_map(10)〜eflkl_map
(60)は同じである。これは、ステップS395の処
理で、実変位角evtが10°以上の場合のみに、実施
の形態1のステップS210と同様に減速時燃料噴射量
増量係数eflklが算出されるので、実変位角evt
が0°の場合の2次元マップeflkl_map(0)
は不要となるためである。
【0069】こうして一旦、本減速時燃料噴射量増量制
御処理を終了する。ethw<Tであった場合(S37
5で「NO」)、edlklta≦Aであった場合(S
380で「NO」)、eklsm≧Bであった場合(S
390で「NO」)、evt<10°であった場合(S
395で「NO」)、あるいはevt≦evttであっ
た場合(S400で「NO」)には、減速時燃料噴射量
増量係数eflklはゼロクリアされる(S420)。
そして、一旦、本減速時燃料噴射量増量制御処理を終了
する。
【0070】なお、ECU80が実行する処理の内、ス
テップS160,S170,S380,S390が内燃
機関負荷状態判定手段としての処理に相当し、ステップ
S400がバルブオーバラップ減少過渡状態判定手段と
しての処理に相当し、ステップS410が増量補正手段
としての処理に相当する。
【0071】以上説明した本実施の形態2によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).前記実施の形態1の(イ)および(ロ)と同じ
効果を生じる。 (ロ).実変位角evtが10°未満では、バルブオー
バラップの応答遅れはほとんど燃焼安定性に問題を生じ
ない。したがって、ステップS395を設けることによ
り、ステップS375,S380,S390,S400
の条件が満足されていてもステップS410による減速
時燃料噴射量増量係数eflklの算出を実行せず、増
量補正を行わない。このことにより、3次元マップef
lkl_map(10〜60)において1枚の2次元マ
ップeflkl_map(0)は不要となる。このた
め、ECU80におけるROM82のメモリ容量は小さ
いもので済み、製造コストが抑制できる。
【0072】[実施の形態3]本実施の形態3は、基本
的構成は前記実施の形態1と同じであるが、ステップS
210にて用いられる3次元マップeflkl_map
(0〜60)が異なる。すなわち、図10に示すごと
く、実変位角evtの10°毎に設けられている7枚の
2次元マップは、エンジン回転数eneと予測負荷ek
lfwdとをパラメータとするものである。
【0073】このように2次元マップは、実施の形態1
では実負荷eklsmをパラメータとして用いていたと
ころを、その代わりに予測負荷eklfwdを用いてい
る。この予測負荷eklfwdは、図11の機能ブロッ
ク図に示すごとく算出される。すなわち、まずスロット
ル開度etaとエンジン回転数eneとをパラメータと
して収束負荷マップから収束負荷epmtaを求める。
この収束負荷epmtaは実施の形態1で説明した収束
負荷ekltaと同じものであり、この収束負荷ekl
taを用いてもよい。
【0074】そして、この収束負荷epmtaに対して
過渡時の位相ずれ処理を行って、燃焼室4の吸気ポート
部分での予測負荷(ここでは吸気圧)を算出する。これ
をECU80が実行するフローチャートにて表すと図1
2の予測負荷算出処理のごとくとなる。本処理は時間周
期で割り込み実行される。
【0075】本処理が開始されると、まず、スロットル
センサ72による検出値から得られているスロットル開
度etaを読み込み(S510)、回転数センサ76に
よる検出値から得られているエンジン回転数eneを読
み込む(S520)。そしてこれらスロットル開度et
aとエンジン回転数eneとをパラメータとする収束負
荷マップから収束負荷epmtaを算出する(S53
0)。
【0076】次に、収束負荷epmtaとエンジン回転
数eneとをパラメータとする重み係数マップから、重
み係数nを算出する(S540)。次に、重み係数nを
用いた収束負荷epmtaの加重平均処理を、次式2の
ごとく行って予測負荷eklfwdを算出する(S55
0)。
【0077】
【数2】 eklfwd(i) ← {(n−1)・eklfwd(i−1)+epmta}/n … [式2] ここで、eklfwd(i)は今回の制御周期にて計算
される予測負荷eklfwdを表し、eklfwd(i
−1)は前回の制御周期にて計算された予測負荷ekl
fwdを表す。
【0078】この加重平均処理により、位相ずれがない
予測負荷eklfwdが得られ、ステップS210での
パラメータに用いられることにより、減速時燃料噴射量
増量係数eflklが求められて、燃料増量がなされ
る。
【0079】以上説明した本実施の形態3によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).前記実施の形態1の(イ)および(ロ)と同じ
効果を生じる。 (ロ).減速時燃料噴射量増量係数eflklの算出
(S210)において、実負荷eklsmの代わりに位
相ずれがない予測負荷eklfwdが用いられているの
で、極めて正確な制御が可能となり、より一層、エンジ
ン1の回転が安定化され減速感も得られエミッションや
燃費の悪化も抑制される。
【0080】[その他の実施の形態]・前記実施の形態
1においては、エンジン1の失火を防止して安定した回
転を得るための燃料増量に減速時燃料噴射量増量制御処
理で求めた減速時燃料噴射量増量係数eflklを反映
させていたが、これ以外の実施の形態としては、燃料増
量でなく吸気量の増量を行ってもよい。
【0081】例えば、図1に示したエンジン1にはIS
CV24が設けられているので、このISCV24をス
テップS175〜S200の条件がすべて満足された場
合に、ISCV24の開度制御を行って、吸気量を増量
してエンジン1の回転安定を実現してもよい。すなわ
ち、実変位角evt、エンジン回転数eneおよび実負
荷eklsmを3つのパラメータとする減速時吸気量増
量係数のマップから、減速時吸気量増量係数を求めて、
この減速時吸気量増量係数の値に応じてISCV24の
開度を調整する。このことは実施の形態2,3にも同様
に適用でき、実施の形態1〜3に述べた効果を生じさせ
ることができる。
【0082】・前記各実施の形態においては、負荷とし
ては吸気圧センサ73にて検出される吸気圧を用いた
が、この他、エアフロメータを備えて検出される吸入空
気量に基づいて負荷を求めてもよい。
【0083】・前記実施の形態3においてステップS1
90の処理では、実負荷eklsmを判定に用いたが、
実負荷eklsmの判定の代わりに、予測負荷eklf
wdを判定することとしてもよい。
【0084】・前記各実施の形態は、ガソリンエンジン
の例であったが、ディーゼルエンジンに適用することも
でき、同様な効果を生じさせることができる。この場
合、負荷としては燃料噴射量を用いる。
【0085】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明の実施の形態には、特許請求の範囲に記載
した技術的事項以外に次のような技術的事項の実施形態
を有するものであることを付記しておく。
【0086】(1)前記増量補正手段は、更に前記バル
ブタイミング検出手段にて検出されたバルブタイミング
に対応するバルブオーバラップが増加補正実行基準値以
上である条件を、燃料供給量または吸入空気量を増量補
正する条件に加えていることを特徴とする請求項2〜5
のいずれか記載の可変バルブタイミング機構付き内燃機
関の制御装置。
【0087】
【発明の効果】請求項1記載の可変バルブタイミング機
構付き内燃機関の制御装置においては、内燃機関が低負
荷への過渡状態にあり、かつバルブオーバラップが減少
する方向の過渡状態にある場合には、内燃機関の燃料供
給量または吸入空気量を増加し、内燃機関の回転を安定
化するようにしている。そしてこの燃料供給量または吸
入空気量の増加量は、バルブタイミング、内燃機関回転
数および内燃機関負荷の3つのパラメータに基づいて決
定される。このため、きめ細かい増量制御が可能とな
り、必要かつ十分な増加量にて十分に内燃機関の燃焼を
安定化でき、減速ショックを完全に防止することができ
る。しかも、減速感も得られ、エミッションや燃費の悪
化も抑制できる。
【0088】請求項2記載の可変バルブタイミング機構
付き内燃機関の制御装置においては、増量補正手段は、
内燃機関負荷状態判定手段にて内燃機関の運転状態が低
負荷への過渡状態にあると判定され、かつバルブオーバ
ラップ減少過渡状態判定手段にて内燃機関の運転状態に
応じて設定される目標バルブタイミングがバルブオーバ
ラップが減少する方向に変化し、かつ該目標バルブタイ
ミングに向けて前記バルブタイミング検出手段にて検出
されるバルブタイミングが過渡状態にあると判定された
場合に、バルブタイミング検出手段にて検出されるバル
ブタイミング、内燃機関回転数検出手段にて検出される
回転数、および内燃機関負荷検出手段にて検出される内
燃機関の負荷をパラメータとして求められる増加量によ
り燃料供給量または吸入空気量を増量補正する。このよ
うに、バルブタイミングおよび内燃機関回転数に、更に
内燃機関負荷を加えた3つのパラメータにより燃料供給
量または吸入空気量の増加量を決定している。このた
め、請求項1と同様に、十分に内燃機関を安定化でき、
減速ショックを完全に防止することができる。しかも、
減速感も得られ、エミッションや燃費の悪化を抑制でき
る。
【0089】請求項3記載の可変バルブタイミング機構
付き内燃機関の制御装置においては、請求項2記載の構
成に対して、内燃機関負荷状態判定手段は、収束負荷を
求め、内燃機関の負荷と収束負荷との差が正の過渡判定
基準値よりも大きく、かつ内燃機関の負荷が低負荷基準
値より小さい場合に、内燃機関の運転状態が低負荷への
過渡状態にあると判定している。このため、請求項2記
載の効果に加えて、一層正確に負荷の過渡時が判定でき
る。このため、より適切なタイミングで燃料供給量また
は吸入空気量を増加させることができるので、より一層
内燃機関を安定化できるとともに、減速感も得られ、エ
ミッションや燃費の悪化も抑制される。
【0090】請求項4記載の可変バルブタイミング機構
付き内燃機関の制御装置においては、請求項3記載の構
成に対して、増量補正手段は、内燃機関負荷検出手段に
て検出される内燃機関の負荷の代わりに、位相ずれのな
い予測負荷を用いている。このため、請求項3の効果に
加えて、より正確な制御が可能となり、より一層内燃機
関が安定化され減速感も得られ、より一層エミッション
や燃費の悪化を抑制できる。
【0091】請求項5記載の可変バルブタイミング機構
付き内燃機関の制御装置においては、請求項2記載の構
成に対して、内燃機関のスロットル開度を検出するスロ
ットル開度検出手段を備え、前記増量補正手段は、前記
パラメータから前記増加量を求めるに際して、前記スロ
ットル開度検出手段にて検出されたスロットル開度およ
び前記内燃機関回転数検出手段にて検出された内燃機関
の回転数に基づいて該スロットル開度および該回転数に
対応する収束負荷を求め、該収束負荷に基づいて位相ず
れのない予測負荷を求め、該予測負荷を前記パラメータ
の内の前記負荷の代わりに用いることとしている。この
ように請求項2の構成に対しても、増量補正手段が、内
燃機関負荷検出手段にて検出される内燃機関の負荷の代
わりに、位相ずれのない予測負荷を用いるように構成す
ることにより、請求項2の効果に加えて、より正確な制
御が可能となる。このため、より一層内燃機関が安定化
され減速感も得られ、より一層エミッションや燃費の悪
化を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1としての可変バルブタイミング
機構付きガソリンエンジンにおける制御装置の概略構成
を表すブロック図。
【図2】 実施の形態1における可変バルブタイミング
機構の機能を示す説明図。
【図3】 実施の形態1におけるECUに係る電気的構
成のブロック図。
【図4】 実施の形態1におけるECUが実行する減速
時燃料噴射量増量制御処理のフローチャート。
【図5】 実施の形態1におけるECUが実行する減速
時燃料噴射量増量制御処理のフローチャート。
【図6】 実施の形態1における減速時燃料噴射量増量
係数を求めるための3次元マップ構成説明図。
【図7】 実施の形態1における効果を説明するための
タイミングチャート。
【図8】 実施の形態2におけるECUが実行する減速
時燃料噴射量増量制御処理のフローチャート。
【図9】 実施の形態2における減速時燃料噴射量増量
係数を求めるための3次元マップ構成説明図。
【図10】 実施の形態3における減速時燃料噴射量増
量係数を求めるための3次元マップ構成説明図。
【図11】 実施の形態3において予測負荷を求めるた
めの機能ブロック図。
【図12】 実施の形態3におけるECUが実行する予
測負荷算出処理のフローチャート。
【符号の説明】
1…ガソリンエンジン、1a…シリンダヘッド、2…シ
リンダ、3…ピストン、4…燃焼室、5… 点火プラ
グ、6…吸気通路、6a…吸気ポート、7…排気通路、
7a…排気ポート、8…吸気バルブ、9…排気バルブ、
10…吸気側カムシャフト、11…排気側カムシャフ
ト、12…吸気側タイミングプーリ、13…排気側タイ
ミングプーリ、14…タイミングベルト、15…エアク
リーナ、16…インジェクタ、17…スロットルバル
ブ、18…サージタンク、19…三元触媒、20…触媒
コンバータ、21…ディストリビュータ、22…イグナ
イタ、23…バイパス通路、24…ISCV、24…ア
イドルスピードコントロールバルブ(ISCV)、25
…可変バルブタイミング機構(VVT)、56…リニア
ソレノイドバルブ(LSV)、57…オイルパン、58
…油圧ポンプ、59…オイルフィルタ59、71…吸気
温センサ、72…スロットルセンサ、73…吸気圧セン
サ、74…酸素センサ、75…水温センサ、76…回転
数センサ、77…気筒判別センサ、78…カム変位角セ
ンサ、80…電子制御装置(ECU)、81…中央処理
装置(CPU)、82…読み出し専用メモリ(RO
M)、83…ランダムアクセスメモリ(RAM)、84
…バックアップRAM、85…外部入力回路、86…外
部出力回路、87…バス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/04 330 F02D 41/04 330B 43/00 301 43/00 301H 301K 301Z 45/00 312 45/00 312F 312J 320 320A 322 322E 364 364G Fターム(参考) 3G084 BA04 BA13 BA23 CA06 DA02 DA10 DA11 FA02 FA07 FA10 FA11 FA18 FA20 FA33 FA38 3G092 AA01 AA11 BA01 BB01 DA03 DA12 DC01 DC04 EA01 FA03 FA15 FA24 GA13 HA04Z HA05Z HA06Z HA11Z HA13Z HD05Z HE01Z HE03Z HE05Z HE08Z 3G301 HA01 HA19 JA02 JA03 JA21 KA16 LA01 LA04 LA07 MA11 NE01 PA07Z PA10Z PA11Z PA17Z PD03Z PE00Z PE01Z PE03Z PE05Z PE08Z PE10Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気バルブあるいは排気バルブの一方ま
    たは両方のバルブタイミングを調整する可変バルブタイ
    ミング機構を備えた内燃機関の制御装置であって、 内燃機関が低負荷への過渡状態にあり、かつバルブオー
    バラップが減少する方向の過渡状態にある場合には、バ
    ルブタイミング、内燃機関回転数および内燃機関負荷に
    基づいて内燃機関の燃料供給量または吸入空気量を増加
    することを特徴とする可変バルブタイミング機構付き内
    燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】 吸気バルブあるいは排気バルブの一方ま
    たは両方のバルブタイミングを調整する可変バルブタイ
    ミング機構を備えた内燃機関の制御装置であって、 内燃機関の回転数を検出する内燃機関回転数検出手段
    と、 内燃機関の負荷を検出する内燃機関負荷検出手段と、 内燃機関のバルブタイミングを検出するバルブタイミン
    グ検出手段と、 内燃機関の運転状態が低負荷への過渡状態にあるか否か
    を判定する内燃機関負荷状態判定手段と、 内燃機関の運転状態に応じて設定される目標バルブタイ
    ミングがバルブオーバラップが減少する方向に変化し、
    かつ該目標バルブタイミングに向けて前記バルブタイミ
    ング検出手段にて検出されるバルブタイミングが過渡状
    態にあるか否かを検出するバルブオーバラップ減少過渡
    状態判定手段と、 前記内燃機関負荷状態判定手段にて内燃機関の運転状態
    が低負荷への過渡状態にあると判定され、かつバルブオ
    ーバラップ減少過渡状態判定手段にて内燃機関の運転状
    態に応じて設定される目標バルブタイミングがバルブオ
    ーバラップが減少する方向に変化し、かつ該目標バルブ
    タイミングに向けて前記バルブタイミング検出手段にて
    検出されるバルブタイミングが過渡状態にあると判定さ
    れた場合に、前記バルブタイミング検出手段にて検出さ
    れるバルブタイミング、前記内燃機関回転数検出手段に
    て検出される回転数、および内燃機関負荷検出手段にて
    検出される内燃機関の負荷をパラメータとして求められ
    る増加量により燃料供給量または吸入空気量を増量補正
    する増量補正手段と、 を備えたことを特徴とする可変バルブタイミング機構付
    き内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関のスロットル開度を検出するス
    ロットル開度検出手段を備え、 前記内燃機関負荷状態判定手段は、前記スロットル開度
    検出手段にて検出されたスロットル開度および前記内燃
    機関回転数検出手段にて検出された内燃機関の回転数に
    基づいて該スロットル開度および該回転数に対応する収
    束負荷を求め、前記内燃機関負荷検出手段にて検出され
    た内燃機関の負荷と前記収束負荷との差が正の過渡判定
    基準値よりも大きく、かつ前記内燃機関負荷検出手段に
    て検出された内燃機関の負荷が低負荷基準値より小さい
    場合に、内燃機関の運転状態が低負荷への過渡状態にあ
    ると判定することを特徴とする請求項2記載の可変バル
    ブタイミング機構付き内燃機関の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記増量補正手段は、前記パラメータか
    ら前記増加量を求めるに際して、前記収束負荷に基づい
    て位相ずれのない予測負荷を求め、該予測負荷を前記パ
    ラメータの内の前記負荷の代わりに用いることを特徴と
    する請求項3記載の可変バルブタイミング機構付き内燃
    機関の制御装置。
  5. 【請求項5】 内燃機関のスロットル開度を検出するス
    ロットル開度検出手段を備え、 前記増量補正手段は、前記パラメータから前記増加量を
    求めるに際して、前記スロットル開度検出手段にて検出
    されたスロットル開度および前記内燃機関回転数検出手
    段にて検出された内燃機関の回転数に基づいて該スロッ
    トル開度および該回転数に対応する収束負荷を求め、該
    収束負荷に基づいて位相ずれのない予測負荷を求め、該
    予測負荷を前記パラメータの内の前記負荷の代わりに用
    いることを特徴とする請求項2記載の可変バルブタイミ
    ング機構付き内燃機関の制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015183520A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 日立オートモティブシステムズ株式会社 内燃機関の制御装置
JP2017025892A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
CN113357024A (zh) * 2021-06-29 2021-09-07 重庆长安汽车股份有限公司 一种发动机可变气门正时的控制方法、装置及汽车

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