JPH1136936A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置

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JPH1136936A
JPH1136936A JP19999297A JP19999297A JPH1136936A JP H1136936 A JPH1136936 A JP H1136936A JP 19999297 A JP19999297 A JP 19999297A JP 19999297 A JP19999297 A JP 19999297A JP H1136936 A JPH1136936 A JP H1136936A
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JP
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valve
intake
fuel injection
fuel
temperature
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JP19999297A
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English (en)
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Susumu Yaeo
享 八重尾
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブタイミングの変更に基づくバルブオー
バラップ期間の変動に対し、迅速且つ正確に対応して好
適な燃料噴射供給を行い得る内燃機関の燃料噴射制御装
置を提供することにある。 【解決手段】 電子制御装置(ECU)50は、吸排気
バルブの開閉タイミング、すなわちバルブタイミングを
変更すべくVVT23を制御する。また、ECU50
は、バルブタイミングに応じたバルブオーバラップ量の
変動から吸気ポート内温度を逐次的に推測し、更にその
推測値より吸気ポート内の付着燃料量を算出することに
より、最適な空燃比を得るよう燃料噴射量を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気バルブ及び排
気バルブの相対的な開閉タイミング、いわゆるバルブタ
イミングを運転状態に応じて制御することのできる内燃
機関に係わり、詳しくは、バルブタイミング制御に応じ
て燃料噴射量或いは燃料噴射時期を制御するための燃料
噴射制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの運転状態に基づいて、
吸気バルブ及び排気バルブのバルブタイミングを変更す
るための手段として、例えばバルブタイミング制御装置
が知られている。この種の制御手段を備えたエンジンに
よれば、燃焼室への吸入空気の充填率等を微妙に変化さ
せることができ、例えば低負荷運転時或いは高負荷運転
時のそれぞれに適合したバルブタイミングを選択して好
適なエンジンの運転制御を行うことができる。
【0003】上記のようなバルブタイミング制御手段を
備えたエンジンでは、吸気バルブの開閉タイミングを排
気バルブの開閉タイミングに対して相対的に進ませた場
合、吸気バルブと排気バルブの開く時期が部分的に重な
るいわゆるバルブオーバーラップが生じる。このバルブ
オーバーラップの際には、直前の排気行程における既燃
焼ガス(排気ガス)が燃焼室から吸気通路へ少なからず
吹き返されることになる。したがって、バルブオーバー
ラップの期間に重なってインジェクタより噴射される燃
料は、既燃焼ガスの吹き返しに伴って吸気通路へ吹き戻
されることになる。その場合、当該吹き戻された燃料が
吸気通路の内壁に付着することにより、吸気行程で燃焼
室に供給されるべき燃料量が減少してしまうという不具
合が生じていた。また、既燃焼ガスが吸気通路へ吹き返
される際には、インジェクタ先端部の雰囲気圧力も上昇
することから、瞬間的にはインジェクタ先端部における
燃料圧力が減少してしまうおそれがあった。その結果、
燃焼室内における空燃比(A/F)がリーン化してしま
うことにより、所望のA/Fが得られなくなり、ひいて
はエンジンの排気エミッションやドライバビリティに悪
影響を及ぼすおそれがあるという問題があった。このよ
うな問題に対して、例えば排気通路内に備えた酸素セン
サによりA/Fの変動を測定し、その測定値に応じて燃
料噴射量をフィードバック制御する処置が図られてい
る。酸素センサを用いた例は特開平5−187288号
公報に開示されている。しかしながら、上記のようなフ
ィードバック制御を行ったとしても、バルブオーバラッ
プ期間の変動に応じて十分に応答性の高い且つ緻密な燃
料噴射制御を行うことは困難であった。
【0004】このような問題に対する対策が特開平4−
358740号公報、特開平5−187288号公報、
特開平7−224697号公報に開示されている。特開
平4−358740号公報の装置では、吸気バルブの閉
タイミングが遅れ側に設定されているときのバルブオー
バラップ状態及びスロットル開度の単位時間当たりの変
化量によって判定されるエンジンの過渡状態に基づいて
燃料噴射量の増量補正が行われる。
【0005】特開平5−187288号公報の装置で
は、内燃機関の吸気管の壁面に付着する付着燃料量及び
持ち去り燃料量が吸気バルブ及び排気バルブの少なくと
も一方の作動タイミングに基づいて補正されるようにな
っている。
【0006】特開平7−224697号公報の装置で
は、バルブオーバラップ時に燃料の吹き返しのおそれの
ない期間に燃料を非同期的に補足噴射する増量噴射制御
が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】吸気ポート側へ吹き返
された燃料の一部は吸気ポートの壁面に付着し、吸気ポ
ートの壁面に付着した燃料は蒸発して再び燃焼室内へ供
給される。従って、空燃比を適正に制御するには前記壁
面への燃料の付着を考慮しなければならない。
【0008】しかし、特開平6−358740号公報及
び特開平7−224697号公報の装置では、吹き返し
による吸入ポートの壁面への燃料付着が考慮されていな
いため、所望の空燃比を得ることができない。
【0009】特開平5−187288号公報の装置で
は、吸気管の壁面に付着する燃料量を考慮しているが、
この付着燃料量の予測には補正直接率(Ae)、補正持
ち去り率(Be)は直接率(A)、持ち去り率(B)か
ら導かれ、直接率(A)、持ち去り率(B)はエンジン
水温、吸気管内絶対圧から把握される。しかし、吸気管
の壁面における付着燃料量及び持ち去り燃料量はこの壁
面の温度の影響を大きく受ける。すなわち、付着燃料量
及び持ち去り燃料量の変化の主要因はバルブオーバラッ
プ期間に支配される既燃ガスの吹き返し量と相関のある
吸気管の温度と考えられる。したがって、エンジン水温
の把握では吸気管の温度を精度良く把握することができ
ず、空燃比の適正制御は不十分である。
【0010】本発明は、こうした実情に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、バルブタイミン
グの変更に基づくバルブオーバラップ期間の変動に対
し、迅速且つ正確に対応して好適な燃料噴射供給を行い
得る内燃機関の燃料噴射制御装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、吸気バルブ及び排気バ
ルブの相対的な開閉タイミングを変更し得る内燃機関の
運転状態に基づき吸気中へ噴射供給し得る機能を備えた
内燃機関の燃料噴射制御装置において、吸気ポート内の
温度を検出する温度検出手段と、この検出される吸気ポ
ート内温度に基づき吸気ポート内の付着燃料量の増減を
推定する付着燃料量増減推定手段と、この推定される付
着燃料量の増減に基づいて前記燃料噴射を補正する補正
手段とを備えることを要旨とする。
【0012】上記構成によれば、吸気ポート内の付着燃
料に起因する空燃比の変動が好適に解消され、信頼性の
高い緻密な燃料噴射制御、ひいては空燃比制御を行うこ
とができるようになる。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記温度検出手
段は、前記吸気バルブ及び排気バルブのバルブオーバラ
ップ期間に基づき前記吸気ポート内の温度を推定するも
のであることを要旨とする。
【0014】上記構成によれば、吸気ポート内温度の推
定値より、当該吸気ポート内における付着燃料量の増減
を迅速且つ的確に算出することができる。請求項3に記
載の発明は、請求項1又は2記載の内燃機関の燃料噴射
制御装置において、前記補正手段は、一度に供給する燃
料噴射量を補正する燃料噴射量補正手段であることを要
旨とする。
【0015】上記構成によれば、付着燃料量の増減の予
測に基づき燃料噴射量を迅速且つ正確に制御することが
でき、空燃比の緻密な制御を行うことができるようにな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る燃料噴射制御
装置を、具体化した一実施の形態を図1〜図9を参照し
て説明する。
【0017】図1は、実施の形態に係る燃料噴射制御装
置を備えた車載用エンジンシステムを示す概略構成図で
ある。内燃機関としてのエンジン1には複数のシリンダ
2が設けられている。各シリンダ2にはピストン3が上
下動可能にそれぞれ設けられている。ピストン3はクラ
ンク軸1aに連結されており、ピストン3を上下動させ
ることにより、クランク軸1aが回転される。各シリン
ダ2内ではピストン3の頂部に面する側がそれぞれ燃焼
室4となっている。各燃焼室4には点火プラグ5がそれ
ぞれ設けられている。また、各燃焼室4には、吸気ポー
ト6a及び排気ポート7aを通じて、吸気通路6及び排
気通路7がそれぞれ連通されている。吸気ポート6a及
び排気ポート7aには、開閉用の吸気バルブ8及び排気
バルブ9がそれぞれ設けられている。これら吸気バルブ
8及び排気バルブ9を開閉するための吸気側カムシャフ
ト10及び排気側カムシャフト11がそれぞれ設けられ
ている。各カムシャフト10,11の一端には、吸気側
タイミングプーリ12、排気側タイミングプーリ13が
それぞれ設けられている。各タイミングプーリ12,1
3は、タイミングベルト14を介してクランク軸1aに
駆動連結されている。
【0018】したがって、エンジン1の運転時には、ク
ランク軸1aからタイミングベルト14及び各タイミン
グプーリ12,13を介して各カムシャフト10,11
に回転力が伝達され、各カムシャフト10,11の回転
により吸気バルブ8及び排気バルブ9が開閉される。各
バルブ8,9は、クランク軸1aの回転及びピストン3
の上下動に同期して、即ち吸気行程、圧縮行程、爆発・
膨張行程及び排気行程よりなるエンジン1の一連の4行
程に同期して、所定の開閉タイミングで駆動される。
【0019】吸気通路6の入口側にはエアクリーナ15
が設けられている。各シリンダ2の吸気ポート6aの近
傍には、燃焼室4へ燃料を供給するためのインジェクタ
16が設けられている。各インジェク16は通電により
開弁される電磁弁(図示略)を有してなり、図示しない
燃料ポンプより圧送される燃料を噴射する。吸気通路6
にはエアクリーナ15を通じて外気(空気)が取り込ま
れる。その空気の取り込みと同時に、各インジェクタ1
6から燃料が噴射されることにより、空気と燃料との混
合気が、吸入行程における吸気バルブ8の開きに同期し
て燃焼室4に吸入される。さらに、エンジン1では、燃
焼室4に吸入された混合気が点火プラグ5の作動により
爆発・燃焼されることにより、ピストン3に運動力が付
与され、クランク軸1aに回転力が付与される。そし
て、燃焼後の既燃焼ガス(排気ガス)は、排気行程にお
ける排気バルブ9の開きに同期して、燃焼室4から排気
ポート7aを通じて外部へと排出される。
【0020】吸気通路6の途中には、図示しないアクセ
ルペダルの操作に連動して開閉されるスロットルバルブ
17が設けられている。スロットルバルブ17が開閉さ
れることにより、吸気通路6に対する空気の取り込み量
即ち吸気量が調節される。スロットルバルブ17の下流
側には、吸気脈動を平滑化させるためのサージタンク1
8が設けられている。
【0021】エアクリーナ15の近傍には、吸気温セン
サ41が設けられている。この吸気温センサ41では、
吸気通路6における吸気の温度(吸気温)THAが検出
され、その大きさに応じた信号が出力される。スロット
ルバルブ17の近傍には、スロットルセンサ42が設け
られている。スロットルセンサ42では、スロットルバ
ルブ17の開度(スロットル開度)TAが検出され、そ
の大きさに応じた信号が出力される。あわせて、スロッ
トルセンサ42では、スロットルバルブ17が全閉位置
に配置されたときにそのことを指示するためのアイドル
信号IDLが出力される。さらに、サージタンク18に
は、吸気圧センサ43が設けられている。吸気圧センサ
43では、サージタンク18内における吸気の圧力(吸
気圧)PMが検出され、その大きさに応じた信号が出力
される。
【0022】排気通路7の途中には、排気ガスを浄化す
るための三元触媒19を内蔵してなる触媒コンバータ2
0が設けられている。また、排気通路7の途中には、酸
素センサ44が設けられている。酸素センサ44では、
排気中の酸素濃度Oxが検出され、その高さに応じた信
号が出力される。
【0023】エンジン1には、水温センサ45が設けら
れている。水温センサ45では、エンジン1の内部を流
れる冷却水の温度(冷却水温)THWが検出され、その
大きさに応じた信号が出力される。
【0024】各点火プラグ5には、ディストリビュータ
21にて分配された点火用電圧が印加される。ディスト
リビュータ21ではイグナイタ22から出力される高電
圧がクランク軸1aの回転角度CA(即ちクランク角
度)に同期して各点火プラグ5に分配される。そして、
各点火プラグ5の点火タイミングは、イグナイタ22か
らの高電圧出力タイミングにより決定される。
【0025】ディストリビュータ21には、排気カムシ
ャフト11に連結されて、クランク軸1aの回転に同期
して回転される図示しないロータが内蔵されている。ま
た、ディストリビュータ21には、回転数センサ46及
び気筒判別センサ47が設けられている。回転数センサ
46では、ロータの回転からクランク軸1aの回転数
(エンジン回転数)NEが検出され、その大きさに応じ
た信号が出力される。気筒判別センサ47では、同じく
ロータの回転に応じてクランク軸1aの基準回転位置
(クランク角基準位置)GPが所定の割合で検出され、
それに応じた信号が出力される。本実施形態では、エン
ジン1の一連の4行程に対してクランク軸1aが2回転
するものとして、回転数センサ46では1パルス当たり
30°CAの割合でクランク角度が検出され、エンジン
回転数NEを指示する信号として出力される。また、気
筒判別センサ47では1パルス当たり360°CAの割
合でクランク角度が検出され、クランク角基準位置GP
を指示する信号として出力される。したがって、エンジ
ン回転数NE及びクランク角基準位置GPの両信号を併
用することにより、各シリンダ2におけるピストン3の
上下動位置が検出可能である。
【0026】吸気側タイミングプーリ12には、油圧に
より駆動されるバルブタイミング可変機構(以下、「V
VT」という)23が設けられている。このVVT23
は吸気バルブ8の開閉タイミングを可変にするために駆
動される。
【0027】図2に示すように、VVT23はハウジン
グ24を備え、そのハウジング24の内部にカムシャフ
ト10の先端が組み込まれている。また、ハウジング2
4の内部において、ハウジング24とカムシャフト10
との間には、両者24,10を連結するリングギア25
が介在されている。リングギア25は環状をなし、ハウ
ジング24の内部においてカムシャフト10の軸方向
(図2における左右方向)へ往復動可能に収容されてい
る。そして、ハウジング24がタイミングプーリ12と
一体に回転駆動されることにより、リングギア25を介
してカムシャフト10がタイミングプーリ12と一体的
に回転駆動される。また、リングギア25をその軸方向
へ移動させて配置を変えることにより、タイミングプー
リ12とカムシャフト10との回転方向における相対位
置が変更される。
【0028】本実施形態では、リングギア25を軸方向
へ移動させるために、ハウジング24の内部においてリ
ングギア25の両端には2つの油圧室26,27が設け
られている。各油圧室26,27には、カムシャフト1
0等に形成された2系統の油圧供給路28,29が連通
されている。各油圧室26,27には、エンジン1の潤
滑油を利用した油圧が供給される。すなわち、図1に示
すように、オイルパン30、油圧ポンプ31及びオイル
フィルタ32等によりエンジン1の潤滑系が構成されて
いる。エンジン1の運転に連動して油圧ポンプ31が駆
動されることにより、オイルパン30より潤滑油が吸い
上げられて油圧ポンプ31より吐出される。吐出された
潤滑油はオイルフィルタ32を通過した後、所定の圧力
をもってVVT23へ供給可能となっている。上記リン
グギア25の両端の各油圧室26,27へ油圧を選択的
に供給するために、VVT23とオイルパン30及びオ
イルフィルタ32との間における各油圧供給路28,2
9には、リニアソレノイドバルブ(LSV)33が設け
られている。LSV33は電磁式の四方弁であり、その
開度がデューティ制御されることにより、VVT23に
おける各油圧室26,27に対する油圧の供給が選択的
に制御される。
【0029】LSV33が制御されてリングギア25の
一端に油圧が供給されることにより、リングギア25が
一方向へ移動されながら回動して、カムシャフト10に
捩じりが付与される。この結果、カムシャフト10とタ
イミングプーリ12との回転方向における相対位置が変
えられ、吸気バルブ8の開閉タイミングが進角される。
すなわち、図3(b)に示すように、吸気バルブ8の開
きと排気バルブ9とのバルブオーバラップが大きくなる
方向へ変えられる。
【0030】一方、LSV33が制御されてリングギア
25の他端に油圧が供給されることにより、リングギア
25が反対方向へ移動されながら回動して、カムシャフ
ト10に反対方向の捩じりが付与される。この結果、吸
気バルブ8の開閉タイミングが遅角される。すなわち、
図3(a)に示すように、吸気バルブ8の開き・閉じが
遅らされ、吸気行程におけるバルブオーバラップがなく
なる方向へ変えられる。
【0031】上記のようにVVT23が駆動されること
により、吸気バルブ8の開閉タイミングが変更され、吸
気バルブ8と排気バルブとのオーバラップが変更され
る。バルブオーバラップが図3(a)に示す最大遅角時
の状態と、図3(b)に示す最大進角時の大きさとの間
で連続的に変更可能である。
【0032】図1に示すように、吸気側カムシャフト1
0に対応して、カム回転角センサ48では、カムシャフ
ト10の実際の回転位相を示す回転角(カム回転角)θ
CAMが所定の割合で検出され、カム回転角θCAMを
指示する信号として出力される。同図1に示すように、
各インジェクタ16、イグナイタ22及びLSVは電子
制御装置(以下、「ECU」という)50に電気的に接
続されている。
【0033】同図1に示すように、ECU50には吸気
温センサ41、スロットルセンサ42、吸気圧センサ4
3、酸素センサ44、水温センサ45、回転数センサ4
6、気筒判別センサ47及びカム回転角センサ48がそ
れぞれ接続されている。ECU50はこれら各センサ4
1〜48からの出力信号に基づき、各インジェクタ1
6、イグナイタ22及びLSV33を好適に駆動制御す
る。また、吸気温センサ41、スロットルセンサ42、
吸気圧センサ43、酸素センサ44、回転数センサ46
及び気筒判別センサ47等により、ピストン3の上下動
位置を含むエンジン1に係る各種運転パラメータが運転
状態として検出されることになる。
【0034】次に、ECU50に係る電気的構成につい
て図4のブロック図に従って説明する。ECU50は中
央処理装置(CPU)51、所定の制御プログラム等を
予め記憶した読み出し専用メモリ(ROM)52、CP
U51の演算結果等を一時記憶するためのランダムアク
セスメモリ(RAM)53、予め記憶されたデータを保
存するためのバックアップRAM54等を備えている。
ECU50は各部材51〜54と、アナログ/デジタル
(A/D)変換器を含む外部入力回路55と、外部出力
回路56等とをバス57により接続してなる理論演算回
路として構成されている。
【0035】外部入力回路55には、各センサ41〜4
8等がそれぞれ接続されている。外部出力回路56に
は、各インジェクタ16、イグナイタ22及びLSV3
3がそれぞれ接続されている。CPU51は外部入力回
路55を介して入力される各センサ41〜48等の検出
信号を入力値として読み込む。また、CPU51は各セ
ンサ41〜48から読み込んだ入力値に基づき、バルブ
タイミング制御及び燃料噴射制御等を実行するために、
各インジェクタ16、イグナイタ22及びLSV33等
を制御する。
【0036】次に、前述したECU50により実行され
る各種制御のうち、バルブタイミング制御を実行するプ
ログラムについて、フローチャートを参照して説明す
る。図5は、エンジン1の運転時に、吸気バルブの開閉
タイミングを変更させる制御を実行するための「バルブ
タイミング制御ルーチン」を示すものであって、同ルー
チンは、所定クランク角毎の割り込みでECU50によ
り実行される。
【0037】処理がこのルーチンに移行すると、ステッ
プ100において、各センサ42,43,46,48等
の検出値に基づきスロットル開度TA、吸気圧PM、エ
ンジン回転数NE及びカム回転角θCAM等に係る入力
値を読み込む。
【0038】次に、ステップ101において、エンジン
回転数NEの入力値が所定の基準値N1よりも小さいか
否かを判断する。この基準値N1はエンジン1のアイド
リング時等における低い回転数に相当する。ここで、エ
ンジン回転数NEの値が基準値N1よりも小さい場合に
は、ステップ102に移行する。そして、ステップ10
2においては、図6(a)に示すようにバルブオーバラ
ップがなくなるように、即ち吸気バルブ8の開閉タイミ
ングが最遅角側のタイミングとなるようにLSV33を
デューティ制御し、その後の処理を一旦終了する。
【0039】一方ステップ101において、エンジン回
転数NEが基準値N1よりも小さくない場合には、ステ
ップ103に移行する。そして、ステップ103におい
て、スロットル開度TA及びエンジン回転数NE等の入
力値に基づき、現在の運転状態に応じた目標のバルブタ
イミング進角値θVTAiを算出する。このバルブタイ
ミング進角値θVTAiは、スロットル開度TA及びエ
ンジン回転数NE等の大きさに応じて予め定められた図
示しないマップを参照して求められる。
【0040】ステップ104においては、LSV33を
制御するための目標制御量DVを、タイミング進角値θ
VTAの算出値に基づいて算出する。この目標制御量D
Vは、バルブタイミング進角値θVTAiと実カム回転
角θCAMに応じて予め定められた図示しない制御量マ
ップを参照して求められる。そして、続くステップ10
5において、目標制御量DVの算出値に基づきLSV3
3をデューティ制御する。この制御により、VVT23
の駆動が制御され、もってバルブオーバラップがエンジ
ン1の運転状態に応じて最適な状態に調節されるように
なる。
【0041】その後、ステップ106において、実際の
カム回転角θCAMの値が目標のバルブタイミング進角
値θVTAiの値と一致していない場合には、LSV3
3の制御を継続するものとして、ステップ105へジャ
ンプし、ステップ105,106の処理を繰り返す。カ
ム回転角θCAMの値がバルブタイミング進角値θVT
Aiと一致している場合には、LSV33の制御を終了
するものとして、その後の処理を一旦終了する。
【0042】以上が通常時におけるバルブタイミング制
御の処理内容である。次に、上記のようなバルブタイミ
ング制御に対応して行われる燃料噴射制御について説明
する。
【0043】図6は、本実施形態における燃料噴射量、
すなわちインジェクタ16による一回毎の燃料噴射時間
を決定するための「燃料噴射時間決定ルーチン」を示す
フローチャートであり、このルーチン処理は、各シリン
ダ2における吸気行程に対応して所定のクランク角毎の
割り込みでECU50により実行される。
【0044】処理がこのルーチンに移行すると、ECU
50は先ずステップ201において、各センサ41〜4
3,45,46等の検出値に基づき吸気温THA、スロ
ットル開度TA、吸気圧PM、冷却水温THW及びエン
ジン回転数NE等に係る各入力値を読み込む。
【0045】次に、ステップ202においてECU50
は、上記ステップ201で算出した吸気温THA、スロ
ットル開度TA、吸気圧PM、冷却水温THW及びエン
ジン回転数NE等に基づき図示しない基本燃料噴射時間
マップから基本燃料噴射時間TAUbを算出する。
【0046】ステップ203においてECU50は、前
述した「バルブタイミング制御ルーチン」により決定さ
れた今回のバルブタイミング進角値θVTAiを読み込
み、その値に基づいてバルブオーバラップ期間(量)V
Oiを算出する。
【0047】続くステップ204においてECU50
は、今回算出したバルブオーバラップ量VOiから前回
のルーチンにおいて算出したバルブオーバラップ量VO
i-1を減算して変化量ΔVOiを算出する。
【0048】次に、ステップ205においてECU50
は、エンジン1の運転状態が定常状態にあるか否かを判
断する。すなわち、今回算出されたエンジン回転数NE
iと前回算出されたエンジン回転数NEi-1との差ΔNE
が予め設定された所定の数値α以下にあり、且つ今回算
出された吸気圧PMiと前回算出された吸気圧PMi-1と
の差ΔPMがこれも予め設定された所定の数値γ以下に
あるかどうかを判断する。もし、|ΔNE|<α、且つ
|ΔPM|<γの条件を満たさなければ、エンジン1の
運転状態は定常状態にはないと判断され、処理をステッ
プ206に移行する。
【0049】次に、ステップ206においてECU50
は、今回算出されたバルブオーバラップ量VOi及び前
回からの変化量ΔVOiに基づいて吸気ポート6a内に
おける仮温度変化量ΔPTi’を図示しないマップより
算出する。
【0050】続くステップ207においてECU50
は、エンジン回転数NEの変化量に係る補正係数Kne及
び吸気圧PMに係る補正係数Kpmをそれぞれ図示しない
マップから算出し、両係数Kne,Kpmを仮温度変化量Δ
PTi’に乗じることによって温度変化量ΔPTiとす
る。その後ECU50は、処理をステップ210に移行
する。
【0051】一方ステップ205において、もし、|N
E|<α、且つ|ΔPM|<γの条件を満たしていれ
ば、エンジン1の運転状態は定常状態にあると判断さ
れ、処理はステップ208に移行する。ステップ208
においてECU50は、今回算出されたバルブタイミン
グオーバラップ量VOi、エンジン回転数NE及び吸気
圧PMに基づき図示しないマップから、各パラメータV
Oi、NE、PMに係るエンジン1の運転状態が定常状
態にあれば最終的に到達すると推定される吸気ポート6
a内の温度、すなわち定常時最終到達温度PTxを算出
する。
【0052】続くステップ209においてECU50
は、今回までの定常状態の継続時間t、前回のルーチン
で算出された吸気ポート6a内の予測温度PTi-1(ス
テップ210において後述)及びステップ208におい
て算出された定常時最終到達温度PTxに基づいて、図
示しないマップから温度変化量ΔPTiを算出し、処理
をステップ210に移行する。
【0053】ステップ210においてECU50は、今
回の吸気ポート6a内予測温度PTiを次式(1)より
算出する。 PTi=Tint+ΣΔPTn(1) ただし、 Tint :大気温度(エンジン始動時に吸気温センサ
によって検出さ れる吸気管内温度の初期値に相当す
る実測値) ΣΔPTn :初回のルーチン(n=1)で算出された温
度変化量 ΔPT1から今回のルーチン(n=i)で算出された 温度変化量ΔPTiまでの積算値 なお、大気温度Tintは、エンジン始動時において、吸
気温センサ41により検出される吸気温THAの初回実
測値である。
【0054】次に、ステップ211においてECU50
は、基本燃料噴射時間TAUbを補正すべく吸気ポート
6a内の付着燃料量に応じて別途算出する仮補正項WE
T’を更に補正するための補正係数Kwetを、今回の吸
気ポート6a内予測温度PTi及び前回から今回までの
変化量ΔPTiに基づいて図示しないマップから算出す
る。
【0055】そして、続くステップ212において、次
式(2)に基づき真の補正項WETを算出する。 WET=WET’×Kwet(2) 続くステップ213においてECU50は、ステップ2
02において算出した基本燃料噴射時間TAUbにステ
ップ211において算出した真の補正項WETを乗算す
ることによって目標燃料噴射時間TAUfを次式(3)
により決定し、その処理を一旦終了する。 TAUf=TAUb×WET(3) ECU50は、以上説明した「バルブタイミング制御ル
ーチン」及び「燃料噴射時間決定ルーチン」に基づき目
標燃料噴射時間TAUfを決定する。すなわち、これら
両ルーチンから明らかなように、ECU50は、先ずエ
ンジン1の運転状態に応じて最適バルブタイミングを算
出し、更にそのバルブタイミングよって決まるバルブオ
ーバラップ量VO及びその変化量ΔVOに基づいて排気
の吹き返しに起因する吸気ポート6a内の温度変化量Δ
PTi等を予測する。さらに、その予測された温度変化
量ΔPTi等に基づいて付着燃料量の増減に応じた燃料
噴射量の補正を予め設定したマップを基に行い、前記バ
ルブタイミングの算出から逐次的に最適な目標燃料噴射
時間TAUfを決定する。
【0056】図7及び図8は、エンジン1において、バ
ルブタイミングを遅角側に移行させた際のバルブオーバ
ラップ量の経時変化(図7)、及びバルブオーバラップ
の変化に基づく吸気ポート6a内の温度変化(図8)を
示す。図9においては、吸気ポート6a内温度変化に応
じて燃料噴射量(時間)TAUを補正制御した際の空燃
比(A/F)の経時変化を示す。図9において、実線は
本実施形態に係る燃料噴射時間決定ルーチンによる逐次
補正制御を行った結果を示し、2点鎖線は、酸素センサ
44等を用いてA/Fをモニタしながらフィードバック
制御を行った従来の結果を示す。図7〜図9の横軸が示
す時間スケールは全て同一である。
【0057】図7に示すように、VVT23がバルブタ
イミングを進角させる場合、バルブオーバラップ量(期
間)VOは経時的に増大し、時刻t1で最進角に対応す
る最大オーバラップ量VOmaxに達する。その後、VV
T23によってバルブタイミングの遅角側への制御が実
施されるまでは、バルブオーバラップ量VOは一定値
(VOmax)を保つ。
【0058】また、図8に示すように、上記のオーバラ
ップ量VOの増大に伴う排気の吸気ポートへの吹き返し
量増加に起因して、吸気ポート6a内温度PTが上昇す
る。酸素センサを用いて排気ガス中の酸素濃度を測定し
てA/Fの変動をモニタすることにより、同A/Fの変
動に追従して燃料噴射量のフィードバック制御を行う従
来制御では、A/Fを目標値に戻そうとした反動で、図
9の2点鎖線曲線において時刻t2付近で見られるよう
なスパイクが生じるという不具合があった。
【0059】この点本実施形態の燃料噴射制御装置にあ
っては、バルブタイミングの変更量から逐次的に吸気ポ
ート6a内温度PTの予測値を算出し、当該予測値を燃
料噴射時間の補正値に反映させている。このため、図9
において実線で示すように、A/Fの不測の変動を好適
に防止することができるようになる。また、吸気ポート
6a内の温度変動は、ポート6a内の付着燃料の動態
(気化・液化等)を直接反映する因子であるため、本実
施形態によれば、緻密且つ信頼性の高い燃料噴射制御を
行うことができるようになる。この結果、排気エミッシ
ョンも低下し、ドライバビリティも向上する。
【0060】ちなみに、VVT23がバルブタイミング
量を進角側から遅角側に移行させる際には、吸気ポート
6a内温度PTは経時的に下降することになる。この場
合も本実施形態の燃料噴射制御装置にあっては、吸気ポ
ート6a内温度PTを逐次的に予測して燃料噴射量、ひ
いてはA/Fを好適に制御することができる。
【0061】以上説明した態様で燃料噴射制御を行う本
実施形態によれば、以下に列記する効果が奏せられるよ
うになる。 ・バルブオーバラップ量の変化に対して逐次的に吸気ポ
ート6a内温度の予測値を算出するので、迅速な燃料噴
射制御ができるようになる。
【0062】・吸気ポート6a内温度の推測値を用いる
ことより、同吸気ポート6a内における付着燃料量の変
化が正確に推測でき、ひいては緻密且つ信頼性の高い燃
料噴射制御を行うことができるようになる。
【0063】なお、本実施形態では、バルブオーバラッ
プ量に基づき吸気ポート6a内温度等を逐次的に推定
し、その推定値を同じ回のルーチン内で算出される燃料
噴射量に反映させるようにした。これに対し、前回まで
に算出した吸気ポート6a内温度とその変化量等に基づ
き今回の吸気ポート6a内温度を先読みにより推定して
もよい。
【0064】また、本実施形態では、図6の「燃料噴射
時間決定ルーチン」で示したように、毎回のルーチンに
おいて、ステップ210で吸気ポート6a内温度を推定
する際には、エンジン始動時における吸気ポート6a内
温度の実測値を初期値Tintとして、今回までのルーチ
ンで算出した温度変化量の積算値ΣΔPTnをその初期
値Tintに加える計算を行うようにした。これに対し、
吸気ポート6a内温度の初期値は、所定周期毎に実測し
て更新するように構成してもよい。
【0065】また、本実施形態では、吸気ポート6a内
の付着燃料量(推定値)の変動に基づき燃料噴射量を増
減する制御を行うようにした。これに対し、燃料噴射時
期を変化させることにより、吸気ポート6a内に取り残
される燃料量の調節を行ってもよい。例えば、吸気ポー
ト6a内の温度が上昇して吸気ポート内の付着燃料が気
化し易い状態にあるときには、燃料噴射時期を吸気行程
より前に移行する、いわゆる非同期噴射を行えばよい。
【0066】また、本実施形態では、吸気ポート6a内
に流入する吸気量を測定する手段として吸気圧センサ4
3を用いて吸気の圧力PMを検出するようにした。これ
に対し、エアロフローメータ(流量計)を吸気通路6内
に設けて吸気の流量を測定するようにしてもよい。
【0067】また、本実施形態におけるVVT23に代
えて、内燃機関のバルブタイミングを変更し得る如何な
る機構を用いてもよい。要は、運転時にバルブタイミン
グを変更し得るいかなる内燃機関においても、そのバル
ブタイミングの変更から生じるバルブオーバラップ量の
増減に起因してA/Fが変動する場合、その不具合を解
消すべく、本実施の形態を適用することができる。
【0068】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、吸気
ポート内の付着燃料に起因する空燃比の変動が好適に解
消され、信頼性の高い緻密な燃料噴射制御、ひいては空
燃比制御を行うことができるようになる。
【0069】請求項2に記載した発明によれば、吸気ポ
ート内温度の推定値より、当該吸気ポート内における付
着燃料量の増減を迅速且つ的確に算出することができ
る。請求項3に記載した発明によれば、付着燃料量の増
減の予測に基づき燃料噴射量を迅速且つ正確に制御する
ことができ、空燃比の緻密な制御を行うことができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の燃料噴射制御装置を適用したエン
ジンの点火系、燃料系、及び吸排気系を示す概略構成
図。
【図2】バルブタイミング可変機構の構成を示す断面
図。
【図3】吸気バルブと排気バルブとのバルブオーバラッ
プを示す説明図。
【図4】ECU等の電気的構成を示すブロック図。
【図5】同実施形態のバルブタイミング制御手順を示す
フローチャート。
【図6】同実施形態の燃料噴射時間決定手順を示すフロ
ーチャート。
【図7】バルブタイミングが進角側に移行するときのバ
ルブオーバラップ量のタイムチャート。
【図8】バルブタイミングが進角側に移行するときの吸
気ポート内温度のタイムチャート。
【図9】本実施形態による燃料噴射制御と、従来のフィ
ードバック制御とに係るA/F変動の比較を示すタイム
チャート。
【符号の説明】
1…エンジン、6a…吸気ポート、16…インジェク
タ、23…VVT、42…スロットルセンサ、43…吸
気圧センサ、46…回転数センサ、48…カム回転角セ
ンサ、50…電子制御装置(ECU)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気バルブ及び排気バルブの相対的な開閉
    タイミングを変更し得る内燃機関の運転状態に基づき吸
    気中への燃料噴射を制御し得る機能を備えた内燃機関の
    燃料噴射制御装置において、 吸気ポート内の温度を検出する温度検出手段と、 この検出される吸気ポート内温度に基づき吸気ポート内
    の付着燃料量の増減を推定する付着燃料量増減推定手段
    と、 この推定される付着燃料量の増減に基づいて前記燃料噴
    射を補正する補正手段とを備えることを特徴とする内燃
    機関の燃料噴射制御装置。
  2. 【請求項2】前記温度検出手段は、前記吸気バルブ及び
    排気バルブのバルブオーバラップ期間に基づき前記吸気
    ポート内の温度を推定するものであることを特徴とする
    請求項1記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  3. 【請求項3】前記補正手段は、一度に供給する燃料噴射
    量を補正する燃料噴射量補正手段であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
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Cited By (5)

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